JP2003019477A - 食品残渣の処理装置 - Google Patents

食品残渣の処理装置

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JP2003019477A JP2001209097A JP2001209097A JP2003019477A JP 2003019477 A JP2003019477 A JP 2003019477A JP 2001209097 A JP2001209097 A JP 2001209097A JP 2001209097 A JP2001209097 A JP 2001209097A JP 2003019477 A JP2003019477 A JP 2003019477A
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food
food residue
tank
fermentation
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Makoto Nara
誠 奈良
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SHONAN PURE KK
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PURE PORK KK
SHONAN PURE KK
TOTAL WELLNESS KENKYUSHO KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品残渣の撹拌力が強く均一に撹拌混合で
き、しかも故障が少なく信頼性の高い、醗酵装置又は乾
燥装置を提供する。 【解決手段】 処理槽20内に水平方向に配置され、食
品残渣を処理槽20の中央部に向けて移動させる主軸ス
クリュー40、41と、主軸スクリューの軸方向中間部
に上下に配設され、中央部に移動した食品残渣を上昇さ
せる上昇スクリュー30と、主軸スクリューの上方に水
平方向に配置され、上昇した食品残渣を処理槽20の両
側へ移動させる戻しスクリュー50、51とを有し、か
つ、処理槽20内に空気を吹き込むための空気供給手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品残渣を効率的
に処理する装置に関し、更に詳しくは、食品残渣を醗酵
工程及び乾燥工程を経て処理し、飼料又は肥料とするた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レストランや家庭等から排出される一般
食品の残渣や、おから等に例示される食品工業における
製造時の副産物など、大量の食品資源の処理が問題とな
っている。これらの食品資源においては、従来は埋めた
て廃棄、焼却等によって処理されていたが、処理コスト
や処理スペースの問題、更には環境への負荷等の点から
も大きな社会問題が生じており、これに代わる、各種の
解決方法が検討されている。
【0003】上記食品資源の処理方法の一例として、醗
酵工程、乾燥工程を経て食品残渣を飼料や肥料とし、必
要に応じてこれを流通に適するようにペレット化するこ
とが行われており、このための各種の醗酵装置や乾燥装
置が知られている。この場合、食品残渣を効率的に醗
酵、乾燥させるためには、撹拌によって均一な混合を連
続的に行うことが必要であり、これにより食品残渣の処
理時間を短縮できるとともに、均質な飼料又は肥料を製
造することができる。
【0004】この撹拌方法としては、一般に処理槽の内
部に撹拌のための羽根を設けることが知られており、例
えば、特開平2−257833号公報には、熱伝導性材
料からなるケーシングを有する撹拌槽と、該ケーシング
の内面を回動摺動して原料を切返し撹拌する撹拌羽根
と、該撹拌槽のケーシングを加熱する加熱装置と、該加
熱排ガスをケーシング外面と熱交換させて撹拌槽内に導
くガス通路と、ケーシング内壁及び槽内原料の温度計測
制御装置とを備えたことを特徴とする醗酵装置が開示さ
れており、攪拌槽内にリボン状の攪拌羽根を取り付け、
これを回転させて食品残渣を撹拌させる技術が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、食品残
渣は一般に粘度が高く、また、醗酵や乾燥には長時間の
連続撹拌が必要であるため、上記の特開平2−2578
33号公報に開示されているようなケーシングの内面を
回動摺動して原料を切返し撹拌するリボン状の撹拌羽根
では、羽根の根本部分に負荷がかかって折れやすいので
故障が発生しやすく、装置の信頼性が低下するという問
題点があった。
【0006】また、醗酵や乾燥を短時間で効率よく行う
ためには常に均一に食品残渣を混合する必要があるが、
撹拌羽根を用いる方法では撹拌が不十分でムラがあるた
めに醗酵や乾燥処理に時間がかかり、しかも最終的にペ
レット化して得られた飼料や肥料も均質でないという問
題点もあった。
【0007】したがって、本発明の目的は、食品残渣か
ら醗酵、乾燥工程を経て、飼料や肥料を製造するための
装置において、撹拌力が強く、均一な撹拌が可能であ
り、しかも故障が少なく信頼性の高い処理装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の食品残渣の処理装置は、開閉可能な投入口
を有する処理槽と、前記処理槽内に水平方向に配置さ
れ、食品残渣を前記処理槽の中央部に向けて移動させる
ための主軸スクリューと、前記主軸スクリューの軸方向
中間部において上下に配設され、前記中央部に移動した
食品残渣を上昇させるための上昇スクリューと、前記主
軸スクリューの上方に水平方向に配置され、前記上昇し
た食品残渣を前記処理槽の両側に戻すための戻しスクリ
ューとを有し、かつ、前記処理槽内に空気を吹き込むた
めの空気供給手段を設けたことを特徴とする。
【0009】本発明の処理装置によれば、食品残渣は、
主軸スクリューが回転することにより、主軸スクリュー
の中央部に集められ、そこから上昇スクリューによって
上方に移動し、続いて戻しスクリュー両側に移動して処
理槽内を循環するので、食品残渣は処理槽内を循環中に
主軸スクリューの中央で衝突し合い、戻しスクリューの
両端で処理槽の内壁に衝突するので、均一に効率よく攪
拌される。また、スクリューを用いるので、通常の攪拌
羽根を用いた場合に比べて構造的に強く、故障を少なく
して長期の使用に耐えるようにすることができる。
【0010】更に、空気供給手段を有しているので、醗
酵装置として使用する場合には通気性の醗酵処理が可能
であり、また、加熱空気を供給することによって乾燥装
置としても使用することができる。
【0011】本発明の好ましい態様によれば、前記主軸
スクリュー及び/又は前記戻しスクリューは、それらの
中間部から一方の端部側に設けたスクリュー羽根と、前
記中間部から他方の端部側に設けたスクリュー羽根とが
逆向きの羽根を有している。この態様によれば、一本の
主軸スクリューを回転させることによって食品残渣を主
軸スクリューの中央部に寄せることができるので構造が
簡単であり、しかも中央部で両側からの食品残渣が衝突
するので撹拌力が向上し、均一な混合が可能となる。
【0012】また、本発明の更に好ましい態様によれ
ば、前記スクリューの両端部及び/又は中央部が軸受で
支持され、かつ前記軸受を覆うケースを有し、前記ケー
ス内を加圧するための送気手段が設けられている。この
態様によれば、軸受けを囲む軸受ケース内に送気パイプ
を通して圧縮空気等が導入されることにより、軸受ケー
ス内に食品残渣が入り込むことを防止し、軸受けに食品
残渣が詰まったりする不都合を回避できる。
【0013】また、本発明の更に好ましい態様によれ
ば、前記食品残渣の処理が醗酵工程または乾燥工程であ
る。これにより、食品残渣を醗酵工程、乾燥工程を経て
処理し、前記乾燥工程を経て得られた食品残渣処理物を
ペレット化して、飼料又は肥料として利用することが可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て更に詳細に説明する。図1、2には本発明の食品残渣
の処理装置の一実施形態が示されている。図1は同処理
装置の概略構成図、図2は図1のIII−III矢視線
に沿った断面図を示す。
【0015】処理装置10は、上面に図示しない開閉可
能な投入口を有する処理槽20と、この処理槽20内の
下方にあって、水平方向に並列して配置された2本の主
軸スクリュー40、41と、これらの主軸スクリュー4
0、41の間にあって、しかもそれらの軸方向中間部に
おいて、上下に配設された上昇スクリュー30と、前記
主軸スクリュー40、41の上方にあって、同じく水平
方向に並列して配置された2本の戻しスクリュー50、
51とを有している。
【0016】主軸スクリュー40、41は、基本的には
同じ構造をなし、図2にはそのうちの一方の主軸スクリ
ュー40が示されている。以下、一方の主軸スクリュー
40について説明し、他方の主軸スクリュー41の説明
は同じ構造なので省略することにする。主軸スクリュー
40は、その両端部を処理槽20の両側壁に設けられた
軸受43a、43bに支持されると共に、その中間部を
処理槽20内に配置された軸受43cに支持されてい
る。このように、スクリュー軸の中間部も軸受43cで
支持することにより、主軸スクリュー40の全長を長く
しても安定して支持することができる。
【0017】また、上記軸受43a、43b、43cの
それぞれは、軸受ケース42で覆われており、この軸受
ケース42には送気パイプ55が連結されている。この
送気パイプ55は、軸受ケース42内に圧縮空気(空気
以外の気体でもよい)を導入し、処理槽20内の食品残
渣が軸受ケース42内に混入しないようにされている。
なお、主軸スクリュー40と軸受ケース42との間には
適当なシール手段が設けられることが好ましい。
【0018】また、主軸スクリュー40は、その中間部
から一方の端部側にスクリュー羽根40aを有し、他方
の端部側に上記スクリュー羽根40aとは逆向きのスク
リュー羽根40bを有している。そして、主軸スクリュ
ー40が所定方向に回転するとき、両者のスクリュー羽
根40a、40bは、食品残渣を図2中の矢印A、Bで
示すように、主軸スクリュー40の中央部に向けて移動
させる、すなわち食品残渣を中央に寄せるようになって
いる。
【0019】戻しスクリュー50、51も上記主軸スク
リュー40、41と同様な構造をなしている。すなわ
ち、戻しスクリュー50、51は、基本的に同じ構造を
なし、図2にはそのうちの一方の戻しスクリュー50が
示されている。以下、一方の戻しスクリュー50につい
て説明し、他方の戻しスクリュー51の説明は同じ構造
なので省略することにする。戻しスクリュー50は、そ
の両端部を処理槽20の両側壁に設けられた軸受53
a、53bに支持されると共に、その中間部を処理槽2
0内に配置された軸受53cに支持されている。このよ
うに、スクリュー軸の中間部も軸受53cで支持するこ
とにより、戻しスクリュー50の全長を長くしても安定
して支持することができる。
【0020】また、上記軸受53a、53b、53cの
それぞれは、軸受ケース52で覆われており、この軸受
ケース52には送気パイプ55が連結されている。この
送気パイプ55は、軸受ケース52内に圧縮空気(空気
以外の気体でもよい)を導入し、処理槽20内の食品残
渣が軸受ケース52内に混入しないようにされている。
そして、戻しスクリュー50と軸受ケース52との間に
は適当なシール手段が設けられることが好ましい。
【0021】また、戻しスクリュー50は、その中間部
から一方の端部側にスクリュー羽根50aを有し、他方
の端部側に上記スクリュー羽根50aとは逆向きのスク
リュー羽根50bを有している。そして、主軸スクリュ
ー50が所定方向に回転するとき、両者のスクリュー羽
根50a、50bは、食品残渣を図2中の矢印C、Dで
示すように、戻しスクリュー50の両端部に向けて移動
させる、すなわち食品残渣を両側に戻すようになってい
る。
【0022】そして、上下に配設された上昇スクリュー
30は、主軸スクリュー40、41の間、及び戻しスク
リュー50、51の間にあって、所定方向に回転するこ
とにより、主軸スクリュー40、41によって中央に寄
せられた食品残渣を、図2中の矢印Eで示すように上昇
させて、戻しスクリュー50、51の中央に移動させる
ようになっている。
【0023】このため、食品残渣は、図2中矢印A、B
で示すように処理槽20内の下方において中央に寄せら
れた後、矢印Eで示すように上昇し、更に矢印C、Dで
示すように両側に寄せられて、再び矢印F、Gで示すよ
うに再び下降するという経路を経て、処理槽20内を循
環するようになっている。
【0024】処理槽20の底部には、ファン61から熱
交換器60を経て延出される空気導入管62が接続され
ており、空気導入管62は、複数の枝管62aに分岐し
て処理槽20の底部の複数箇所に連結され、必要に応じ
て加熱された空気を複数箇所から処理槽20内に導入す
るようになっている。また、熱交換器60には、図示し
ない蒸気ボイラーに連結された配管が通っており、ファ
ン61から送られてくる空気を熱交換して昇温させるこ
とができるようになっている。
【0025】また、処理槽20の上部には、発生したガ
スや水蒸気等を、図示しない脱臭工程等の次工程へ誘導
し、最終的には大気中に放出するための導出管22が設
けられている。
【0026】本発明において、処理槽20やスクリュー
30、40、41、50、51を構成する材料としては
特に限定されないが、特に醗酵工程に本処理装置10を
用いた場合には、食品残渣からは酸性の有機酸等が発生
することから腐食に強い材料が好ましく、特にステンレ
ス等が好適に使用可能である。また、処理槽20の大き
さも、一度に投入する食品残渣の投入量に応じて適宜設
定可能である。また、主軸スクリュー、上昇スクリュ
ー、戻しスクリューの本数も、本実施形態の本数に特に
限定されず、処理槽20の大きさに応じて適宜必要な本
数をそれぞれ設定可能である。
【0027】次に、上記処理装置10を醗酵装置として
用いた場合について、その作用を説明する。まず、食品
残渣を処理槽20内に投入して、微生物等を含有する醗
酵促進液を加える。ここで、本発明における食品残渣と
しては、レストラン等から出される一般残飯等に限ら
ず、おからやビール粕等の食品工業からの副生物でもよ
く、食品資源であれば特に限定されないが、特に豆腐製
品からの副生物であるおからが好適に用いられ、更に好
ましくはいくつかの種類の残渣を、栄養バランスをとっ
て組み合せて用いる。
【0028】また、本発明においては醗酵促進液の添加
は必須ではないが、醗酵を促進して醗酵時間を短縮する
ために添加することが好ましい。ここで、醗酵促進液と
しては、例えば乳酸菌、酵母菌等の微生物の培養液など
が好ましく使用される。
【0029】次に、スクリューを回転させて混合、撹拌
を開始する。前述したように、処理槽20内の食品残渣
は、主軸スクリュー40、41が回転することにより、
図2中の矢印A、Bで示すように移動して中央部に集め
られ、そこから上昇スクリュー30によって矢印Eで示
すように上方に移動し、続いて戻しスクリュー50、5
1によって矢印C、Dで示すように両側に移動し、最後
に処理槽20内の両側で矢印F、Gで示すように下降す
ることにより、処理槽20内を循環する。
【0030】このように、食品残渣は、処理槽20内を
循環し、その際に、主軸スクリュー40、41の中央で
衝突し合い、戻しスクリュー50、51の両端で処理槽
20内壁に衝突するので、均一に効率よく攪拌される。
また、スクリューを用いるので、通常の攪拌羽根を用い
た場合に比べて構造的に強く、故障を少なくして長期使
用に耐えるようにすることができる。
【0031】また、軸受け43a、43b、43c、5
3a、53b、53cを囲む軸受ケース42、52内
に、送気パイプ55を通して圧縮空気が導入されること
により、軸受ケース42、52内に食品残渣が入り込む
ことを防止し、軸受け43a、43b、43c、53
a、53b、53cに食品残渣が詰まったりする不都合
を回避できる。
【0032】また、処理槽20内には、ファン61から
熱交換器60を通して、醗酵処理に最適な温度に加熱さ
れた空気が、空気導入管62を介して挿入され、食品残
渣を加熱すると共に空気を供給して醗酵が促進される。
なお、空気導入管62から供給する加熱空気の温度は、
好ましくは50〜60℃とする。また、醗酵槽20内の
温度及び醗酵時間は、醗酵槽20の大きさや食品残渣の
投与量等に応じて適宜調整すればよいが、好ましくは温
度35〜45℃、醗酵時間12〜48時間とする。
【0033】上記の醗酵工程により食品残渣の醗酵が行
われ、同時に低沸点の有機酸である乳酸、酢酸等や、ア
ミノ酸等に加えて、場合によってはアンモニア、メルカ
プタン等も含む臭気ガス成分が発生するが、これらは処
理槽20の上部に設けられた導出管22を通じて別途図
示しない次工程で処理される。
【0034】次に、処理装置10を乾燥装置として用い
た場合について説明する。醗酵工程によって醗酵された
食品残渣は未だ多量の水分を含んでおり、このままでは
保存、貯蔵性に劣るので、別途乾燥工程において水分調
整されて余分の水分を蒸発させる。また、このとき、高
温に曝すことによって、不用な雑菌や雑草の種を不活性
にすることができる。
【0035】ここで、乾燥装置としては、図1、2で説
明した醗酵装置と同様の構造の装置が使用可能である。
すなわち、図1、2における処理槽20は、そのまま乾
燥槽となり、各スクリュー40、41、50、51、3
0は、そのまま乾燥装置における攪拌手段となる。ま
た、図1、2における空気導入管62は、乾燥のための
熱風供給管となり、導出管22は、乾燥槽で発生する水
蒸気を含む空気を取出す導出管となる。これによって、
一方の装置が故障した際にも他方の装置を流用でき、例
えば故障等の場合に一台の装置で醗酵工程、乾燥工程を
順次行うことができるので、互換性に優れる処理システ
ムとなる。
【0036】乾燥工程の乾燥条件としては、特に限定さ
れないが、水分を効果的に蒸発させるために、醗酵工程
より高温条件が望ましく、導入する加熱ガスの温度を8
0〜120℃とし、乾燥時間は8〜24時間の範囲とす
ることが好ましい。また、乾燥後の食品残渣の保存性等
の点から、最終的な水分が5〜25%の範囲となるよう
に調整することが好ましい。乾燥装置の乾燥槽で発生す
る水蒸気を含む空気は、前記導出管を通して取出され、
図示しない回収工程等の次工程に送られる。
【0037】なお、上記の醗酵工程、乾燥工程を経て得
られた食品残渣処理物は、最終的にペレット化工程によ
って、所定の形状、大きさに成形され、必要に応じて包
装、梱包されて製品化されて飼料又は肥料として利用す
ることができる。これにより、食品残渣を再利用してペ
レット化した飼料又は肥料を製造することが可能とな
り、長期の保存、流通、保管に適する飼料又は肥料が得
られる。このように製品化されたペレット製品は、養豚
等の飼料として、又は植物の育成肥料として好適に用い
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
食品残渣の撹拌力が強く、均一に撹拌混合でき、しかも
故障が少なく信頼性の高い処理装置を提供できるので、
食品残渣から飼料や肥料を製造するための処理装置にお
ける醗酵装置、乾燥装置として好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の食品残渣の処理装置の一実施形態を
示す概略構成図である。
【図2】 図1のIII−III矢視線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
10 醗酵装置 20 処理槽 30 上昇スクリュー 40 主軸スクリュー 50 戻しスクリュー 40a、40b、50a、50b スクリュー羽根 43a、43b、43c、53a、53b、53c 軸
受 42、52 軸受ケース 55 送気パイプ 60 熱交換器 62 空気導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 誠 茨城県つくば市島名3572−1 株式会社ト ータルウェルネス研究所内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB02 AC05 AC40 AC58 AC67 AC87 DA01 4D004 AA03 AA04 AB01 BA04 CA14 CA15 CA19 CA22 CA42 CA48 CB04 CB26 CB27 CB28 CB36 CC02 CC15 DA02 DA06 DA09 DA12 4H061 AA03 CC42 EE03 FF06 GG19 GG43 GG49 GG68 GG69

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な投入口を有する処理槽と、前
    記処理槽内に水平方向に配置され、食品残渣を前記処理
    槽の中央部に向けて移動させるための主軸スクリュー
    と、前記主軸スクリューの軸方向中間部において上下に
    配設され、前記中央部に移動した食品残渣を上昇させる
    ための上昇スクリューと、前記主軸スクリューの上方に
    水平方向に配置され、前記上昇した食品残渣を前記処理
    槽の両側に戻すための戻しスクリューとを有し、かつ、
    前記処理槽内に空気を吹き込むための空気供給手段を設
    けたことを特徴とする食品残渣の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記主軸スクリュー及び/又は前記戻し
    スクリューは、それらの中間部から一方の端部側に設け
    たスクリュー羽根と、前記中間部から他方の端部側に設
    けたスクリュー羽根とが逆向きの羽根を有している請求
    項1記載の食品残渣の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記スクリューの両端部及び/又は中央
    部が軸受で支持され、かつ前記軸受を覆うケースを有
    し、前記ケース内を加圧するための送気手段が設けられ
    ている請求項1又は2記載の食品残渣の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記食品残渣の処理が醗酵工程または乾
    燥工程である請求項1〜3のいずれか一つに記載の食品
    残渣の処理装置。
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