JP2003017624A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003017624A
JP2003017624A JP2001200871A JP2001200871A JP2003017624A JP 2003017624 A JP2003017624 A JP 2003017624A JP 2001200871 A JP2001200871 A JP 2001200871A JP 2001200871 A JP2001200871 A JP 2001200871A JP 2003017624 A JP2003017624 A JP 2003017624A
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land portion
solder
resist film
solder resist
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JP2001200871A
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Hiroshi Kuroda
宏 黒田
Yasuki Tsutsumi
安己 堤
Takashi Miwa
孝志 三輪
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田ボールや配線基板のクラック、電気配線
の断線、ランドの剥離を防止する。 【解決手段】 BGA・IC10のランド16を第一ラ
ンド部31と第二ランド部32の二層構造に構成し、ベ
ース12にパターニングされた第一ランド部31の外周
辺部を被覆したソルダレジスト膜17のスルーホール3
5に第二ランド部32を銅めっき被膜によって形成して
第一ランド部31に積層し、ソルダレジスト膜17から
突出した第二ランド部32に半田ボール18を半田付け
する。 【効果】 ソルダレジスト膜で第一ランド部を補強でき
るため、ランド全体の剥離を防止できる。隣合うランド
間での電気配線の露出を防止できるため、絶縁性能や耐
湿性能を向上できる。第二ランド部に半田付けされた半
田ボールに応力が集中するのを防止できるため、半田ボ
ールのクラック発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、特
に、外部端子であるランドの強度を高める技術に関し、
例えば、ボール・グリッド・アレイパッケージ(以下、
BGAという。)やランド・グリッド・アレイパッケー
ジ(以下、LGAという。)を備えた半導体集積回路装
置に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】多ピン化が進む今日、半導体集積回路装
置(以下、ICという。)のパッケージとしては、クワ
ッド・フラット・パッケージ(QFP)やテープ・キャ
リア・パッケージ(TCP)のような周辺部からピン
(外部端子)を取り出すパッケージでは、ピッチが狭く
なるため、パッケージの製造限界およびボード・アセン
ブリの限界に近づいている。そこで、パッケージの主面
全体に外部端子を配置することによってパッケージのサ
イズを大きくせずに多ピンを実現する表面実装形パッケ
ージとして、BGAが提案されている。
【0003】BGAは複数の内部端子と複数の外部端子
とが電気配線によって電気的に接続された配線基板を備
えており、その内部端子側の主面には半導体素子を含む
集積回路が作り込まれた半導体ペレット(以下、ペレッ
トという。)がボンディングされ、内部端子群はペレッ
トにワイヤによって電気的に接続されており、内部端子
群、半導体ペレットおよびワイヤ群は封止体で封止さ
れ、配線基板の露出された各外部端子であるランドには
半田バンプがそれぞれ突設されている。
【0004】従来のBGAのランドの構造としては、ラ
ンドの外周辺部がソルダレジスト膜によって被覆された
構造(以下、SMDという。)と、ランドがソルダレジ
スト膜によって被覆されていない構造(以下、NSMD
という。)との二つのタイプがある。すなわち、図1
(a)に示されているように、SMDにおいては、配線
基板1の一主面に円形形状に形成されたランド2の外周
辺部が配線基板1の一主面に被着されたソルダレジスト
膜3によって被覆されている。他方、図1(b)に示さ
れているように、NSMDにおいては、配線基板1の一
主面に円板形状に形成されたランド2はソルダレジスト
膜3によって被覆されておらず、完全に露出した状態に
なっている。
【0005】なお、BGAを備えたICを述べてある例
としては、株式会社日経BP社発行「VLSIパッケー
ジング技術(下)」1993年5月31日発行 P17
3〜P178、がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したSMDにおい
ては、隣合うランド間の電気配線が露出せず、また、ラ
ンドの引張強度が大きいという利点があるが、図1
(a)に示されているように、ランド2に半田付けされ
た半田ボール4のボトルネック部4aが括れた形状にな
るため、応力が集中し易く、温度サイクル試験等よって
クラック5が半田ボール4に進展しやすいという問題点
がある。
【0007】他方、NSMDにおいては、半田ボール4
のボトルネック部4aに応力が集中し難く、半田ボール
4にクラックが発生し難いという利点があるが、次のよ
うな問題点がある。図1(b)に示されているように、
ランド2のコーナ部2aから配線基板1の厚さ方向にク
ラック6が進展し易く、ランド1の下層に電気配線7が
敷設されている場合には、電気配線7にまでクラック6
が進展し、断線に至る。また、ランド2の機械的強度が
小さく、ランド2が機械的外力によって剥離し易い。さ
らに、ソルダレジスト膜3の開口3aがランド2よりも
大きいため、電気配線が露出する場合があり、微細化が
困難である。
【0008】本発明の目的は、半田ボールや配線基板の
クラック、電気配線の断線およびランドの剥離を防止す
ることができる半導体装置を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0011】すなわち、ランドが第一ランド部と第一ラ
ンド部に積層された第二ランド部とを備えており、前記
第一ランド部の外周辺部がソルダレジスト膜によって被
覆されていることを特徴とする。
【0012】前記した手段によれば、第一ランド部の外
周辺部がソルダレジスト膜によって被覆されているた
め、隣合うランド間の電気配線が露出するのを防止する
ことができるとともに、ランドの引張強度を高めること
ができる。他方、第二ランド部はソルダレジスト膜によ
って露出しているため、ランドのコーナ部から配線基板
の厚さ方向にクラックが進展するのを防止することがで
き、ランドの下層に電気配線が敷設されている場合であ
っても、電気配線にまでクラックが進展するのを防止す
ることができ、断線に至るのを未然に回避することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に即して本発明の一実
施の形態を説明する。
【0014】本実施形態において、本発明に係る半導体
装置は、サイズを小さく抑制しながら狭ピッチ化を回避
することができる表面実装形のパッケージであるBGA
を備えたIC(以下、BGA・ICという。)として、
図2(a)、(b)に示されているように構成されてい
る。
【0015】図2(a)に示されているように、BGA
・IC10はベース12にパッドや内部端子、ランドお
よび電気配線が形成された配線基板11を備えている。
ベース12はBT(bismaleimide tri
azine)レジン等の絶縁性を有する樹脂が使用され
て、略正方形の平盤形状に成形されている。ベース12
の一主面(以下、上面とする。)の中央部にはパッド1
3が同心的に形成されており、パッド13の四方には複
数個の内部端子14が正方形の各辺に互いに平行に並ん
で整列されている。各内部端子14はベース12の下面
に形成された複数個のランド16に電気配線15によっ
てそれぞれ電気的に接続されており、複数個のランド1
6は略正方形枠形状に内外二列に配列されている。ベー
ス12の下面にはソルダレジスト膜17が各ランド16
を露出させた状態で全面に被着されている。各ランド1
6の下面には略半球形状の半田ボール18が垂直方向下
向きに半田付けされている。半田ボール18は通常のリ
フロー半田付け実装作業に使用される半田材料が使用さ
れて形成されている。
【0016】ちなみに、パッド13、内部端子14およ
び電気配線15は導電性を有する材料である銅(Cu)
が使用されて、ベース12の表面および内部に多層配線
構造に敷設されており、ソルダビリティーやボンダビリ
ティーを高めるために、パッド13の表面および内部端
子14の表面には金または銀めっき処理等の表面処理が
適宜に実施されている。
【0017】ベース12のパッド13の上面にはペレッ
ト21がフエイスアップ(アクティブエリア側の主面が
上に向けられた状態)に配置されて、ボンディング層2
0によって固着(ボンディング)されている。ペレット
21のボンディング面と反対側の主面には電極パッド2
2が複数個、外周辺部に環状に配置されて形成されてお
り、各電極パッド22にはベース12の各内部端子14
との間にワイヤ23がそれぞれ橋絡されている。ちなみ
に、ボンディング層20は銀ペーストや金−シリコン共
晶層および高融点半田材料によって形成することが好ま
しい。ベース12の上面には樹脂封止体24がペレット
21、内部端子14群およびワイヤ23群を封止するよ
うに成形されている。
【0018】本実施形態において、図2(b)に示され
ているように、ランド16は第一ランド部31と第二ラ
ンド部32とを有する二層構造に構成されており、第一
ランド部31の外周辺部がソルダレジスト膜17によっ
て被覆されている。以下、本実施の形態に係るランド1
6の構成の詳細を図3以降によって説明する。
【0019】配線基板11のベース12の一主面にソル
ダレジスト膜17が被着される以前に、図3に示されて
いるように、ベース12の一主面にはランド16の第一
ランド部31がベース12の一主面に貼着された銅箔が
パターニングされて形成される。すなわち、ベース12
の一主面に貼着された銅箔はリソグラフィー処理および
エッチング処理によって図3に示されているようにパタ
ーニングされる。この状態において、各第一ランド部3
1は接続部33によってリング部34にそれぞれ電気的
に接続されており、全ての第一ランド部31が電気的に
一体化された状態になっている。
【0020】図4に示されているように、第一ランド部
31群が形成されたベース12の一主面にはソルダレジ
スト膜17が全体的に被着され、ソルダレジスト膜17
の各第一ランド部31に対応する部位にはスルーホール
35がリソグラフィー処理およびエッチング処理によっ
て開設される。
【0021】図5(a)に示されているように、ソルダ
レジスト膜17の第一ランド部31に対応する部位に開
設されたスルーホール35には第二ランド部32が銅を
使用した電解めっき法によって形成される。この際、各
第一ランド部31は接続部33によってリング部34に
電気的に接続されていることにより、全ての第一ランド
部31が電気的に一体化された状態になっているため、
リング部34を電解めっき法の負極に接続することによ
り、各第二ランド部32はスルーホール35において各
第一ランド部31に積層する状態で形成されることにな
る。そして、本実施の形態においては、第二ランド部3
2はソルダレジスト膜17の表面から若干突出した状態
になるように形成される。
【0022】図5(b)に示されているように、第二ラ
ンド部32の上にはニッケル(Ni)めっき被膜36お
よび金(Au)めっき被膜37が順次形成される。この
際も、全ての第二ランド部32は各第一ランド部31、
接続部33およびリング部34によって電気的に一体化
された状態になっているため、電解めっき法を使用する
ことができる。この状態において、第二ランド部32が
ソルダレジスト膜17の表面から若干突出した状態にな
っているため、金めっき被膜37の表面はソルダレジス
ト膜17の表面から若干突出した状態になる。
【0023】なお、使用済みのリング部34は接続部3
3の適当な場所でベース12すなわち配線基板11から
切り落とされ、これにより、各ランド16は互いに電気
的に独立した状態になる。使用済みリング部34の切断
は配線基板11の製造方法の最終段階において実施して
もよいし、樹脂封止体24の成形後等のBGA・IC1
0の製造方法の最終段階において実施してもよい。
【0024】以上のようにして製造されて構成されたラ
ンド16には半田ボール18が、図2(b)に示されて
いるように半田付けされる。すなわち、フラックスが各
ランド16の第二ランド部32の表面に塗布されて半田
ボールが粘着された状態で、リフロー半田付け処理が実
行されることにより、半田ボール18が各ランド16に
半田付けされる。この際、第二ランド部32の表面は金
めっき被膜37によって被覆されているため、半田ボー
ル18はランド16の第二ランド部32に良好なソルダ
ビリティーをもって半田付けされる。
【0025】図2(b)に示されているように、ランド
16に半田付けされた半田ボール18はソルダレジスト
膜17の表面から若干突出した第二ランド部32に半田
付けされた状態になっており、図1(a)に示されたS
MDにおける半田ボール4のようなボトルネック部4a
は形成されないため、この半田ボール18には応力が集
中し難くなり、半田ボール18には図1(a)に示され
たSMDにおける半田ボール4のようなクラック5は発
生しない。
【0026】他方、図2(b)に示されているように、
ランド16の第一ランド部31の外周辺部はソルダレジ
スト膜17によって被覆されているため、ランド16全
体としての引張強度は大きくなり、ランド16がベース
12から剥離する不良の発生は防止されることになる。
また、ランド16の第一ランド部31の外周辺部はソル
ダレジスト膜17によって被覆されているため、隣合う
ランド16、16間において電気配線15が露出するこ
とはない。
【0027】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0028】1) 配線基板の主面に固着された第一ラン
ド部の上に第二ランド部を積層し、第一ランド部の外周
辺部をソルダレジスト膜によって被覆することにより、
ソルダレジスト膜によって第一ランド部の引張強度を補
強することができるため、第一ランド部および第二ラン
ド部の剥離不良の発生を防止することができる。
【0029】2) 第一ランド部の外周辺部をソルダレジ
スト膜によって被覆することにより、隣合うランド間に
おいて電気配線が露出するのを防止することができるた
め、絶縁性能や耐湿性能を高めることができる。
【0030】3) ソルダレジスト膜の第一ランド部に対
応する部位に開設したスルーホールに第二ランド部をソ
ルダレジスト膜の表面から突出するように形成すること
により、第二ランド部に半田付けされた半田ボールに応
力が集中するのを防止することができるため、半田ボー
ルにクラックが発生するのを防止することができる。
【0031】4) 第二ランド部を第一ランド部の上に電
解めっき法によって形成することにより、第二ランド部
を簡単かつ厚く形成することができるため、BGA・I
Cの製造コストを低減することができる。
【0032】5) 第二ランド部の上にはニッケルめっき
被膜および金めっき被膜を順次形成することにより、半
田ボールを第二ランド部に良好なソルダビリティーをも
って半田付けすることができる。
【0033】図6(a)、(b)は本発明の他の実施の
形態であるLGAを備えたIC(以下、LGA・ICと
いう。)を示している。
【0034】本実施の形態が前記実施の形態と異なる点
は、図6(a)、に示されているように、ランド16に
半田ボールが半田付けされていないLGAとして構成さ
れている点である。
【0035】図6(a)に示されているように、本実施
の形態に係るLGA・IC10Aは実装基板40に表面
実装される。すなわち、実装基板40はガラス・エポキ
シ樹脂基板等の絶縁性を有する絶縁基板が使用されて形
成された基板本体41を備えており、基板本体41の一
主面(以下、上面とする。)の指定された領域には、L
GA・IC10Aを実装する実装部42が設定されてい
る。基板本体41の上面の実装部42には多数個のラン
ド43が、LGA・IC10Aの各ランド16にそれぞ
れ対応するように略正方形の枠形状に配されて形成され
ている。各ランド43は銅等の導電性材料が使用されて
互いに等しい直径の円形に形成されており、各ランド4
3の表面にはソルダビリティーを高めるための表面処理
が施されている。基板本体41の上面にはソルダレジス
ト膜44が各ランド43を露出させるように被着されて
いる。
【0036】図示しないが、各ランド43には電気配線
が接続されており、各ランド43は各電気配線によって
実装基板40のコネクタや、実装基板40に実装された
他の電子部品や電子機器等に電気的に接続されている。
【0037】図6(a)に示されているように、LGA
・IC10Aが実装基板40に実装されるに際して、実
装基板40の各ランド43には半田ペースト45がスク
リーン印刷法等の塗布方法によって塗布される。LGA
・IC10Aが実装基板40の実装部42にLGA・I
C側ランド16と実装基板側ランド43とがそれぞれ整
合されて搭載されると、各LGA・IC側ランド16は
実装基板側ランド43に半田ペースト45によって粘着
された状態になり、LGA・IC10Aは実装基板40
に保持された状態になる。
【0038】この保持状態で、LGA・IC10Aと実
装基板40との組立体が加熱炉等によって加熱される
と、半田ペースト45は溶融する。その後、溶融した半
田が冷却によって硬化すると、図6(b)に示されてい
るように、半田付け部によって各LGA・IC側ランド
16と各実装基板側ランド43との間に各接続端子46
がそれぞれ形成されるため、LGA・IC10Aは実装
基板40に機械的かつ電気的に接続された状態になる。
【0039】ところで、図1(b)に示された従来のN
SMDのランド2においては、ランド2がソルダレジス
ト3の表面から凹んだ状態になっているため、実装基板
側ランド43への半田付けに際して、ボイドを巻き込み
易い。ボイドを巻き込んだ半田付け部は温度サイクル検
査やLGA・ICの稼働時の熱応力によってクラックを
発生し易く、導通不良等の原因になる。
【0040】しかし、本実施の形態に係るランド16に
おいては、第二ランド部32がソルダレジスト膜17の
表面から突出しているため、実装基板側ランド43への
半田付けに際して、ボイドを巻き込み難い。つまり、本
実施の形態に係るランド16によれば、ボイドの無い半
田付け部を形成することができるため、温度サイクル検
査やLGA・ICの稼働時の熱応力によるクラックを発
生を未然に防止することができ、導通不良等を回避する
ことができる。
【0041】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0042】例えば、ランドは第一ランド部と第二ラン
ド部との二層構造に構成するに限らず、第二ランド部に
第三ランド部を積層するように多層構造に構成してもよ
い。
【0043】第一ランド部および第二ランド部は銅を使
用して形成するに限らず、タングステン等の他の導電性
を有する材料を使用して形成してもよい。
【0044】第二ランド部は銅めっき被膜によって形成
するに限らず、銅や他の導電性を有する金属材料を使用
した蒸着等によって形成してもよい。
【0045】内部端子とペレットとの電気的接続は、ワ
イヤボンディング法を使用するに限らず、フリップ・チ
ップ法やテープ・オートメイテッド・ボンディング(T
AL)法等の一括ボンディング(ギャングボンディン
グ)法を使用してもよい。
【0046】ペレットや内部端子およびワイヤ等を封止
する封止体は、樹脂封止体に限らず気密封止体であって
もよい。
【0047】ペレットや封止体および実装基板の形状
は、正方形に限らず、長方形等に形成してもよい。
【0048】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるBGA
・ICおよびLGA・ICに適用した場合について説明
したが、それに限定されるものではなく、半田付けによ
って形成される接続端子群によって実装される半導体装
置全般に適用することができる。特に、本発明はパッケ
ージのサイズを大きくせずに多ピンを実現する表面実装
形パッケージを備えている半導体装置に利用して優れた
効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0050】配線基板の主面に固着された第一ランド部
の上に第二ランド部を積層し、第一ランド部の外周辺部
をソルダレジスト膜によって被覆することにより、ソル
ダレジスト膜によって第一ランド部の引張強度を補強す
ることができるため、第一ランド部および第二ランド部
の剥離不良の発生を防止することができる。
【0051】第一ランド部の外周辺部をソルダレジスト
膜によって被覆することにより、隣合うランド間におい
て電気配線が露出するのを防止することができるため、
絶縁性能や耐湿性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来のSMDを示す正面断面図であ
り、(b)は従来のNSMDを示す正面断面図である。
【図2】本発明の一実施形態であるBGA・ICを示し
ており、(a)は一部切断正面図、(b)は(a)のb
部の拡大部分断面図である。
【図3】配線基板のソルダレジスト膜被着前を示してお
り、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線に沿う
正面断面図である。
【図4】配線基板のソルダレジスト膜のスルーホール開
設後を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)の
b−b線に沿う拡大断面図である。
【図5】(a)は第二ランド部の形成後を示す拡大部分
断面図、(b)はニッケルめっき被膜および金めっき被
膜の形成後を示す拡大部分断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態であるLGA・ICを示
しており、(a)は実装途中の一部切断正面図、(b)
は実装後の一部切断正面図である。
【符号の説明】
10…BGA・IC(半導体装置)、10A…LGA・
IC(半導体装置)、11…配線基板、12…ベース、
13…パッド、14…内部端子、15…電気配線、16
…ランド、17…ソルダレジスト膜、18…半田ボー
ル、20…ボンディング層、21…ペレット(半導体ペ
レット)、22…電極パッド、23…ワイヤ、24…樹
脂封止体、31…第一ランド部、32…第二ランド部、
33…接続部、34…リング部、35…スルーホール、
36…ニッケルめっき被膜、37…金めっき被膜、40
…実装基板、41…基板本体、42…実装部、43…ラ
ンド、44…ソルダレジスト膜、45…半田ペースト、
46…接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 孝志 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランドが第一ランド部と第一ランド部に
    積層された第二ランド部とを備えており、前記第一ラン
    ド部の外周辺部がソルダレジスト膜によって被覆されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第二ランド部が銅めっき被膜により
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記第二ランド部の表面にニッケルめっ
    き被膜および金めっき被膜が被着されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第二ランド部に半田ボールが半田付
    けされていることを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第二ランド部が前記ソルダレジスト
    膜の表面よりも突出されていることを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100618700B1 (ko) 2004-07-20 2006-09-08 주식회사 하이닉스반도체 웨이퍼 레벨 패키지 제조방법
JP2009182236A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Elpida Memory Inc 半導体装置の配線基板、半導体装置、電子装置及びマザーボード
JP2011039307A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルタ用着色組成物、及びカラーフィルタ

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