JP2003017603A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
タの動作を抑制し、ラッチアップ耐量を向上させる。ま
た、エピタキシャル層の膜厚及び濃度、並びに熱処理条
件に依存しない低抵抗の素子分離拡散層を形成すること
を目的としている。 【解決手段】 p型シリコン基板1の所定部分の表層に
n型の埋め込み拡散層2が形成され、この埋め込み拡散
層2を囲むようにシリコン基板1内にp型の第1高濃度
分離拡散層3が形成されている。シリコン基板1、埋め
込み拡散層2および第1高濃度分離拡散層3上にn型の
エピタキシャル層4が形成され、第1高濃度分離拡散層
3上のエピタキシャル層4内にp型の第2高濃度分離拡
散層5cが形成されている。第2高濃度分離拡散層5c
上に、エピタキシャル層4を複数の島領域A,Bに分離
するp型の低濃度分離拡散層5aが形成されている。
Description
その製造方法に係り、特にBi−CMOS集積回路にお
けるラッチアップ耐量の向上に関するものである。
ンジスタとCMOSトランジスタを同一基板に搭載した
Bi−CMOS集積回路が製造されている。また、近年
では、Bi−CMOS集積回路の微細化技術、特にバイ
ポーラトランジスタの微細化技術が提案されている。そ
の一例として、バイポーラトランジスタが形成される領
域における素子分離領域の占有率が高いという問題を解
決するため、トレンチ形成技術を用いた素子分離による
Bi−CMOS集積回路の微細化技術が多数提案されて
いる。しかし、トレンチ形成技術は、技術的な難易度、
製造コスト等に関して問題があるため、接合形成による
分離技術も継続して採用されている。
法について説明する。先ず、従来の半導体装置(Bi−
CMOS集積回路)について説明する。図23および図
24は、従来の半導体装置を説明するための断面図であ
る。詳細には、図23は、従来のBi−CMOS集積回
路のうち、p型拡散抵抗素子が形成される第1島領域、
npnトランジスタが形成される第2島領域、およびそ
れらを分離する素子分離領域を示している。図24は、
従来のBi−CMOS集積回路のうち、CMOSトラン
ジスタが形成される第3島領域を示している。
はp型のシリコン基板、2はn型の埋め込み拡散層、3
はシリコン基板1内に形成され、下層部(深層部)素子
分離となるp型の第1高濃度分離拡散層、4はn型のエ
ピタキシャル層を示している。参照符号5aはエピタキ
シャル層4内に形成され、上層部素子分離となるp型の
低濃度分離拡散層、5bは低濃度分離拡散層と同時にエ
ピタキシャル層4の第3島領域Cに形成され、NMOS
トランジスタが形成されるp型ウェル領域、6は第3島
領域Cに形成され、PMOSトランジスタが形成される
n型ウェル領域を示している。参照符号7はMOSトラ
ンジスタのゲート電極、8aは電極形成領域となるn型
拡散領域、8bはバイポーラトランジスタを構成するn
型拡散領域、8cはNMOSトランジスタのソースドレ
イン領域となるn型拡散領域、9aはp型拡散抵抗素子
を構成するp型拡散領域、9bはバイポーラトランジス
タを構成するp型拡散領域、9cはPMOSトランジス
タのソースドレイン領域となるp型拡散領域、11はフ
ィールド絶縁膜を示している。また、参照符号Aはn型
の第1島領域、Bはn型の第2島領域、Cは第3島領
域、Q1,Q2,Q3,Q4は寄生トランジスタを示し
ている。
離領域に形成された低濃度分離拡散層5aおよび第1高
濃度分離拡散層3によって、エピタキシャル層4が複数
の島領域A,B,Cに分離されている。また、n型拡散
領域8bは、通常(ON時)電位Vccに固定されてい
る。また、p型のシリコン基板1はGND(図示省略)
に固定されている。
説明する。図25〜図29は、従来の半導体装置の製造
方法を説明するための断面図である。先ず、図25に示
すように、p型のシリコン基板1上に、シリコン酸化膜
100を形成する。次に、シリコン酸化膜100をパタ
ーニングする。そして、シリコン酸化膜100をマスク
(ハードマスク)としてn型不純物を注入し、アニール
(熱処理)する。続いて、シリコン酸化膜100を除去
する。これにより、n型の埋め込み拡散層2が形成され
る。
1上に、シリコン酸化膜101を形成する。そして、シ
リコン酸化膜101をパターニングする。さらに、シリ
コン酸化膜101をマスクとしてp型不純物を注入し、
アニールする。続いて、シリコン酸化膜101を除去す
る。これにより、第1高濃度分離拡散層3が形成され
る。
板1、埋め込み拡散層2および第1高濃度分離拡散層3
上に、エピタキシャル法を用いてn型のエピタキシャル
層4を形成する。
ラフィー技術、p型不純物注入および高温アニールによ
って、選択的に低濃度分離拡散層5aと、p型ウェル領
域5b(図24参照)を同時に形成する。そして、上記
p型ウェル領域5bと同様に、フォトリソグラフィー技
術、n型不純物注入および高温アニールによって、選択
的にn型ウェル領域6(図24参照)を形成する。
ル層4の所定部分の上層に、フィールド絶縁膜11を形
成する。そして、エピタキシャル層4上に、ゲート電極
7(図24参照)を形成し、n型拡散領域8a,8b,
8cを選択的に形成する。次に、p型拡散領域9a,9
b,9cを選択的に形成する。これにより、第1島領域
Aにp型拡散領域9aを有するp型拡散抵抗素子が形成
され、第2島領域Bにn型拡散領域8bを有するバイポ
ーラトランジスタが形成される。また、これとともに、
p型ウェル領域5bにNMOSトランジスタが形成さ
れ、n型ウェル領域6にPMOSトランジスタが形成さ
れる(図24参照)。すなわち、第3島領域CにCMO
Sトランジスタが形成される。
半導体装置の微細化が進むにつれ必然的に接合間距離は
縮まり、回路動作上、接合分離にからむ寄生トランジス
タの動作も無視できない状況となっている。上記従来の
半導体装置では、VccのON/OFF時の過渡状態で、p型拡
散領域9aの電位が第1島領域Aの電位よりも瞬間的に
高くなり、p型拡散領域9aから第1島領域Aに電流が
流れる。これにより、p型拡散領域9aをエミッタ、第
1島領域Aをベース、低濃度分離拡散層5aをコレクタ
とする寄生pnpトランジスタQ1が動作し、低濃度分
離拡散層5aへ電流が流れ込む。ここで、低濃度分離拡
散層5aへ電流が流れ込むと、低濃度分離拡散層5aそ
れ自身の抵抗により電位が上昇する。そして、この電位
の上昇により、第2島領域Bをエミッタ、低濃度分離拡
散層5aをベース、第1島領域Aをコレクタとする寄生
npnトランジスタQ2が導通する。上述したように、
寄生トランジスタQ1,Q2が動作すると、p型拡散領
域9と第2島領域Bとの間に、連続した過大な電流が流
れる。すなわち、ラッチアップ現象が生じてしまう問題
があった。
同様に、PMOSトランジスタのソースドレイン領域で
あるp型拡散領域9cをエミッタ、n型ウェル領域6を
ベース、p型ウェル領域5bをコレクタとする寄生pn
pトランジスタQ4が存在し、埋め込み拡散層2をコレ
クタ、p型ウェル領域5bをベース、NMOSトランジ
スタのソースドレイン領域であるn型拡散領域8cをエ
ミッタとする寄生npnトランジスタQ3が存在する。
そして、VccのON/OFF時の過渡状態で、p型拡散領域9
からn型ウェル領域6に電流が流れ、寄生pnpトラン
ジスタQ4が動作する。これにより、p型ウェル領域5
bに電流が流れ、p型ウェル領域5bの電位が上昇す
る。この時、寄生バイポーラトランジスタQ3,Q4の
電流利得が増加するため、PMOSトランジスタ(のソ
ースドレイン領域9c)とNMOSトランジスタ(のソ
ースドレイン領域8c)の間で、連続した過大な電流が
流れる。すなわち、ラッチアップ現象が生じてしまう問
題があった。
段としては、p型拡散領域9と低濃度分離拡散層5aの
距離の拡大、低濃度分離拡散層5a幅の拡大等が有効で
はあるが、いずれも微細化には逆行したものである。
導体装置では、第1高濃度分離拡散層3と低濃度分離拡
散層5aの接合部、および埋め込み拡散層2とp型ウェ
ル領域5bの接合部に、エピタキシャル層4の膜厚及び
不純物濃度、並びに熱処理条件(温度、時間)に依存し
て、不純物の濃度勾配が形成される。近年の微細化に伴
う熱処理の低温化および短縮化により、上記接合部にお
ける不純物拡散が不十分となり、上記接合部に高抵抗層
が形成される可能性がある。このため、前述の寄生pn
pトランジスタQ1導通によって、低濃度分離拡散層5
aの電位上昇が容易に起こってしまう問題があった。同
様に、第3島領域Cでは、寄生pnpトランジスタQ4
導通によって、p型ウェル領域5bの電位上昇が容易に
起こってしまう。従って、ラッチアップ現象が発生する
可能性が高いという問題があった。
物濃度の高濃度化や、不純物注入後の熱処理時間の延長
によって、上記接合部を低抵抗化する方法が考えられ
る。しかし、低濃度分離拡散層5aはNMOSトランジ
スタのp型ウェル領域5bと同時に形成するため、NM
OSトランジスタの駆動能力が優先される。さらに、低
濃度分離拡散層5aは、その分離幅を抑えるために、サ
イド拡散抑制も考慮して形成する。すなわち、低濃度分
離拡散層5aに注入する不純物濃度の高濃度化や熱処理
時間の延長は、NMOSトランジスタの性能ダウンとバ
イポーラトランジスタの素子面積増大につながるため、
微細化による高性能化と逆行してしまうという問題があ
る。
になされたもので、素子面積を拡大することなく寄生ト
ランジスタの動作を抑制し、ラッチアップ耐量を向上さ
せることを目的とする。また、本発明は、エピタキシャ
ル層の膜厚及び濃度、並びに熱処理条件に依存しない低
抵抗の素子分離を形成することを目的としている。
導体装置は、第1導電型の基板と、前記基板の所定部分
の表層に形成された第2導電型の埋め込み拡散層と、前
記埋め込み拡散層を囲むように前記基板内に形成された
第1導電型の第1高濃度分離拡散層と、前記基板、前記
埋め込み拡散層および前記第1高濃度分離拡散層上に形
成された第2導電型のエピタキシャル層と、前記第1高
濃度分離拡散層上の前記エピタキシャル層内に形成され
た第1導電型の第2高濃度分離拡散層と、前記第2高濃
度分離拡散層上に形成され、前記エピタキシャル層を複
数の島領域に分離する第1導電型の低濃度分離拡散層
と、を備えたことを特徴とするものである。
項1に記載の半導体装置において、前記エピタキシャル
層の第1島領域に形成され、第1導電型の拡散領域を有
する第1回路素子と、前記エピタキシャル層の第2島領
域に形成され、第2導電型の拡散領域を有する第2回路
素子と、を更に備えたことを特徴とするものである。
項2に記載の半導体装置において、前記第1回路素子が
第1導電型の拡散抵抗素子であり、前記第2回路素子が
バイポーラトランジスタであることを特徴とするもので
ある。
項1から3の何れかに記載の半導体装置において、前記
埋め込み拡散層の所定部分上に形成された第1導電型の
高濃度拡散層と、前記高濃度拡散層上で前記エピタキシ
ャル層の第3島領域に形成された第1導電型の第1拡散
層と、前記第1拡散層に隣接して前記第3島領域に形成
された第2導電型の第2拡散層と、を更に備えたことを
特徴とするものである。
項4に記載の半導体装置において、前記第1拡散層に形
成され、第2導電型の拡散領域を有する第3回路素子
と、前記第2拡散層に形成され、第1導電型の拡散領域
を有する第4回路素子と、を更に備えたことを特徴とす
るものである。
項5に記載の半導体装置において、前記第3回路素子が
第2導電型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタであ
り、前記第4回路素子が第1導電型の絶縁ゲート型電界
効果トランジスタであることを特徴とするものである。
導電型の基板と、前記基板の所定部分の表層に形成され
た第2導電型の埋め込み拡散層と、前記基板および前記
埋め込み拡散層上に形成された第2導電型のエピタキシ
ャル層と、前記埋め込み拡散層の所定部分上に形成され
た第1導電型の高濃度拡散層と、前記高濃度拡散層上に
形成された第1導電型の第1拡散層と、前記第1拡散層
に隣接して前記埋め込み拡散層上に形成された第2導電
型の第2拡散層と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
項7に記載の半導体装置において、前記第1拡散層に形
成された第2導電型の拡散領域を有する第1回路素子
と、前記第2拡散層に形成された第1導電型の拡散領域
を有する第2回路素子と、を更に備えたことを特徴とす
るものである。
項8に記載の半導体装置において、前記第1回路素子が
第2導電型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタであ
り、前記第2回路素子が第1導電型の絶縁ゲート型電界
効果トランジスタであることを特徴とするものである。
方法は、第1導電型の基板の所定部分表層に、第2導電
型の埋め込み拡散層を形成する工程と、前記埋め込み拡
散層を囲むように前記基板内に第1導電型の第1高濃度
分離拡散層を形成する工程と、前記基板、前記埋め込み
拡散層および前記第1高濃度分離拡散層上に、第2導電
型のエピタキシャル層を形成する工程と、前記第1高濃
度分離拡散層上の前記エピタキシャル層内に、第1導電
型の低濃度分離拡散層を形成する工程と、前記第1高濃
度分離拡散層と前記低濃度分離拡散層の接合部分に、第
1導電型の第2高濃度分離拡散層を形成する工程と、を
含むことを特徴とするものである。
方法は、請求項10に記載の製造方法において、前記第
2高濃度分離拡散層を形成した後、前記エピタキシャル
層の第1島領域に、第1導電型の拡散領域を有する第1
回路素子を形成する工程と、前記エピタキシャル層の第
2島領域に、第2導電型の拡散領域を有する第2回路素
子を形成する工程と、を更に含むことを特徴とするもの
である。
方法は、請求項10又は11に記載の製造方法におい
て、前記エピタキシャル層を形成した後、前記埋め込み
拡散層上で前記エピタキシャル層の第3島領域に、第1
導電型の第1拡散層を形成する工程と、前記第1拡散層
と隣接して前記第3島領域に、第2導電型の第2拡散層
を形成する工程と、前記埋め込み拡散層と前記第1拡散
層の接合部分に、第1導電型の高濃度拡散層を形成する
工程と、を更に含むことを特徴とするものである。
方法は、請求項12に記載の製造方法において、前記高
濃度拡散層を形成した後、前記第1拡散層に、第2導電
型の拡散領域を有する第3回路素子を形成する工程と、
前記第2拡散層に、第1導電型の拡散領域を有する第4
回路素子を形成する工程と、を更に含むことを特徴とす
るものである。
方法は、請求項12又は13に記載の製造方法におい
て、前記第1拡散層を形成する工程と前記低濃度分離拡
散層を形成する工程とが同時に行われ、前記高濃度拡散
層を形成する工程と前記第2高濃度分離拡散層を形成す
る工程とが同時に行われることを特徴とするものであ
る。
方法は、第1導電型の基板の所定部分表層に、第2導電
型の埋め込み拡散層を形成する工程と、前記埋め込み拡
散層を囲むように前記基板内に第1導電型の第1高濃度
分離拡散層を形成する工程と、前記基板、前記埋め込み
拡散層および前記第1高濃度分離拡散層上に、第2導電
型のエピタキシャル層を形成する工程と、前記第1高濃
度分離拡散層上の前記エピタキシャル層内に、第1導電
型の低濃度分離拡散層を形成するとともに、前記埋め込
み拡散層上に、第1導電型の第1拡散層を形成する工程
と、前記第1拡散層と隣接して前記埋め込み拡散層上
に、第2導電型の第2拡散層を形成する工程と、前記第
1高濃度分離拡散層と前記低濃度分離拡散層の接合部分
に、第1導電型の第2高濃度分離拡散層を形成するとと
もに、前記埋め込み拡散層と前記第1拡散層の接合部分
に、第1導電型の高濃度拡散層を形成する工程と、を含
むことを特徴とするものである。
方法は、請求項15に記載の製造方法において、前記高
濃度拡散層を形成した後、前記第1拡散層に、第2導電
型の拡散領域を有する第1回路素子を形成する工程と、
前記第2拡散層に、第1導電型の拡散領域を有する第2
回路素子を形成する工程と、を更に含むことを特徴とす
るものである。
方法は、請求項14から16の何れかに記載の製造方法
において、前記低濃度分離拡散層および前記第1拡散層
を形成する工程と、前記第2高濃度分離拡散層および前
記高濃度拡散層を形成する工程とを同時に行うことを特
徴とするものである。
方法は、請求項17に記載の製造方法において、前記低
濃度分離拡散層、前記第1拡散層、前記第2高濃度分離
拡散層および前記高濃度拡散層の形成は、同一マスクで
不純物を複数回注入して、当該不純物を熱拡散させる工
程を有し、前記複数回で注入された不純物の深さが異な
ることを特徴とするものである。
方法は、請求項14から16の何れかに記載の製造方法
において、前記低濃度分離拡散層および前記第1拡散層
の形成は、同一マスクで不純物を複数回注入して、当該
不純物を熱拡散させる工程を有し、前記複数回で注入さ
れた不純物の深さが異なることを特徴とするものであ
る。
施の形態について説明する。図中、同一又は相当する部
分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省略
することがある。 実施の形態1.先ず、半導体装置について説明する。図
1および図2は、本実施の形態1による半導体装置を説
明するための断面図である。詳細には、図1は、本実施
の形態1によるBi−CMOS集積回路のうち、p型拡
散抵抗素子が形成される第1島領域A、npnトランジ
スタが形成される第2島領域B、およびそれらを分離す
る素子分離領域を示している。図2は、本実施の形態1
によるBi−CMOS集積回路のうち、CMOSトラン
ジスタが形成される第3島領域Cを示している。
板であり、例えばp型のシリコン基板、2はn型の埋め
込み拡散層、3はシリコン基板1内に形成され、下層部
(深層部)素子分離となるp型の第1高濃度分離拡散
層、4はn型のエピタキシャル層を示している。参照符
号5aは第2高濃度分離拡散層5c(後述)上のエピタ
キシャル層4内に形成され、上層部素子分離となるp型
の低濃度分離拡散層、5bは高濃度拡散層5d上でエピ
タキシャル層4の第3島領域Cに形成され、NMOSト
ランジスタが形成されるp型ウェル領域、5cは第1高
濃度分離拡散層3上のエピタキシャル層4内に形成され
たp型の第2高濃度分離拡散層、5dは埋め込み拡散層
2の所定部分の上層に形成されたp型の高濃度拡散層、
6はp型ウェル領域5bと隣接して第3島領域Cに形成
され、PMOSトランジスタが形成されるn型ウェル領
域を示している。参照符号7はMOSトランジスタのゲ
ート電極、8aは電極形成領域となるn型拡散領域、8
bはバイポーラトランジスタを構成するn型拡散領域、
8cはNMOSトランジスタのソースドレイン領域とな
るn型拡散領域、9aはp型拡散抵抗素子を構成するp
型拡散領域、9bはバイポーラトランジスタを構成する
p型拡散領域、9cはPMOSトランジスタのソースド
レイン領域となるp型拡散領域、11はフィールド絶縁
膜を示している。
域に形成された低濃度分離拡散層5a、第1高濃度分離
拡散層5cおよび第2高濃度拡散層3によって、n型エ
ピタキシャル層4が複数の島領域A,B,Cに分離され
ている。シリコン基板1はGND(図示省略)に固定さ
れており、第1島領域Aに形成されたn型拡散領域8a
は通常(ON時)電位Vccに固定されている。また、
n型ウェル領域6に形成されたn型拡散領域8aも通常
(ON時)電位Vccに固定されている。
低濃度分離拡散層5aと低濃度分離拡散層3の接合部
に、p型の第2高濃度分離拡散層5cを備えている。こ
の第2高濃度分離拡散層5cは、低濃度分離拡散層5a
よりも不純物濃度が高く、抵抗が低い。従って、寄生p
npトランジスタQ1の動作により低濃度分離拡散層5
aに電流が流れ込んだ場合でも、第1高濃度分離拡散層
3および低濃度分離拡散層5aの電位上昇を抑えつつ、
GNDに接続されたシリコン基板1に電流を流す。すな
わち、上記接合部において、電位上昇を抑制することが
できる。これにより、寄生npnトランジスタQ2の動
作が抑制され、ラッチアップを防止することができる。
従って、p型拡散領域9と活性島領域Bとの間に、連続
した過大な電流が流れることを抑制することができ、ラ
ッチアップ耐量を向上させることができる。
散層2とp型ウェル領域5bの接合部に、p型の高濃度
拡散層5dを備えている。この高濃度拡散層5dは、p
型ウェル領域5bよりも不純物濃度が高く、抵抗が低
い。従って、寄生pnpトランジスタQ4の動作により
p型ウェル領域5bに電流が流れ込んだ場合でも、p型
ウェル領域5bの電位上昇を抑えつつ、GNDに接続さ
れたシリコン基板1に電流を流す。すなわち、上記接合
部において、電位上昇を抑制することができる。これに
より、寄生npnトランジスタQ4の動作が抑制され、
第1島領域Aと第2島領域Bとの間のラッチアップを防
止することができる。言い換えれば、寄生トランジスタ
Q3,Q4の電流利得を抑制することができ、ラッチア
ップ耐量を向上させることができる。
説明する。図3〜図10は、本実施の形態1による半導
体装置の製造方法を説明するための断面図である。先
ず、図3に示すように、シリコン基板1上に、シリコン
酸化膜100を形成する。次に、フォトリソグラフィー
技術によって、シリコン酸化膜100をパターニングす
る。そして、パターニングされたシリコン酸化膜100
をマスクとして、シリコン基板1内にn型不純物を注入
する。さらに、シリコン基板1をアニール(熱処理)し
て、n型不純物を拡散させる。続いて、シリコン酸化膜
100を除去する。これにより、シリコン基板1の所定
部分の上層に、埋め込み拡散層2が形成される。
上に、シリコン酸化膜101を形成する。そして、フォ
トリソグラフィー技術によって、シリコン酸化膜101
をパターニングする。さらに、パターニングされたシリ
コン酸化膜101をマスクとして、シリコン基板1内に
p型不純物を注入する。続いて、シリコン基板1をアニ
ールして、p型不純物を拡散させる。そして、シリコン
酸化膜101を除去する。これにより、埋め込み拡散層
2を囲むようにシリコン基板1内に、第1高濃度分離拡
散層3が形成される。
1、埋め込み拡散層2および第1高濃度分離拡散層3上
に、エピタキシャル法を用いてエピタキシャル層4を例
えば膜厚1.0〜4.0μmで形成する。
フィー技術、p型不純物注入およびアニールによって、
第1高濃度分離拡散層3上のエピタキシャル層4内に低
濃度分離拡散層5aを形成する。これと同時に、埋め込
み拡散層2の所定部分上にNMOSトランジスタ形成用
のP型ウェル領域5bが形成される。
ラフィー技術、n型不純物注入およびアニールによっ
て、p型ウェル領域5bと隣接して埋め込み拡散層2上
に、PMOSトランジスタ形成用のN型ウェル領域6を
形成する。
層4の所定部分の表層に、素子分離となるフィールド絶
縁膜11をLOCOS法により形成する。
ル層4上に、フォトリソグラフィー技術を用いてレジス
トパターン102を例えば膜厚1.0〜3.0μmで形成す
る。この時、レジストパターン102形成用のフォトマ
スクは、上記低濃度分離拡散層5aおよびP型ウェル領
域5b形成用のフォトマスクを用いる。そして、レジス
トパターン102をマスクとして、例えばボロン等のp
型不純物を、加速電圧:350〜500KeV、ドーズ量:1.0E1
2〜3.0E13/cmでエピタキシャル層4内に注入する。さら
に、シリコン基板1をアニールして、p型不純物を拡散
させる。これにより、p型ウェル領域5bと埋め込み拡
散層2の接合部に高濃度拡散層5dが形成され、低濃度
分離拡散層5aと第1高濃度分離拡散層3の接合部に第
2高濃度分離拡散層5cが形成される(図10参照)。
を形成し、n型拡散領域8a,8b,8cを選択的に形
成する。次に、p型拡散領域9a,9b,9cを選択的
に形成する。これにより、p型ウェル領域5bにNMO
Sトランジスタが形成され、n型ウェル領域6にPMO
Sトランジスタが形成される。すなわち、第3島領域C
にCMOSトランジスタが形成される。また、これとと
もに、第1島領域Aにp型拡散領域9aを有するp型拡
散抵抗素子が形成され、第2島領域Bにn型拡散領域8
bを有するバイポーラトランジスタが形成される(図1
参照)。
は、低濃度分離拡散層5aと第1高濃度分離拡散層3の
接合部に、低抵抗のp型高濃度拡散層5cを形成した。
これにより、微細化に伴う低温熱処理により接合分離を
形成する場合、すなわち低濃度分離拡散層5a形成用の
不純物注入後に低温でアニールする場合でも、従来のよ
うな接合部の抵抗上昇を防止することができ、低抵抗の
素子分離を形成することができる。従って、エピタキシ
ャル層4の膜厚及び濃度、並びに熱処理条件に依存しな
い低抵抗の素子分離を形成することができる。また、低
温熱処理により素子分離を形成することができるため、
素子分離幅は拡大せず、素子面積も拡大しない。従っ
て、素子面積を拡大することなく、寄生トランジスタの
動作を抑制し、ラッチアップ耐量を向上させることがで
きる。
においてp型ウェル領域5bと埋め込み拡散層2の接合
部に、低抵抗の高濃度拡散層5dを形成した。これによ
り、微細化に伴う低温熱処理によりp型ウェル領域5b
を形成する場合でも、従来のような接合部における抵抗
上昇を防止することができる。従って、p型ウェル領域
5bと埋め込み拡散層2の接合部における電位上昇を抑
制することができる。このため、寄生トランジスタQ4
が動作した場合でも、寄生トランジスタQ3の動作を抑
制することができ、ラッチアップ耐量を向上させること
ができる。
に伴う低熱処理化によって、低濃度分離拡散層5aと第
1高濃度分離拡散層3が必ずしも接合しない場合に、本
発明は有効であり、根本的な素子分離形成上必須な技術
となる。ここで、低熱処理化の一例として、熱処理の最
高温度を従来の950℃程度から850℃以下に低温化
することが挙げられる。しかし、上記低熱処理化は、最
高温度の低温化だけでなく、熱処理トータルとしての低
温化(減少)をいう。従って、最高温度よりも低い温度
での熱処理も含まれ、処理時間との積分和が従来よりも
減少する。
5cおよび第2高濃度分離拡散層5d形成用のフォトマ
スクは、低濃度分離拡散層5aおよびP型ウェル領域5
b形成用のフォトマスクを用いることができる。従っ
て、フォトマスクの追加が不要であり、製造コストの上
昇を抑制することができる。
発明の実施の形態2による半導体装置を説明するための
断面図である。詳細には、図11は、本実施の形態2に
よるBi−CMOS集積回路のうち、p型拡散抵抗素子
が形成される第1島領域A、npnトランジスタが形成
される第2島領域B、およびそれらを分離する素子分離
領域を示している。図12は、本実施の形態2によるB
i−CMOS集積回路のうち、CMOSトランジスタが
形成される第3島領域Cを示している。
5aおよびp型ウェル領域5bと、第2高濃度分離拡散
層5cおよび高濃度拡散層5dを別工程で形成したが、
本実施の形態2では、それらを同一工程で形成する。従
って、本実施の形態2による半導体装置の構造は、実施
の形態1による構造と概略同一である。従って、実施の
形態1と同様の効果が得られる。なお、本実施の形態2
による半導体装置の説明は省略する。
製造方法について説明する。図13から図20は、本実
施の形態2による半導体装置の製造方法を説明するため
の断面図である。先ず、図13から図15に示す工程を
行う。図13から図15に示す工程は、前述の実施の形
態1で説明した図3から図5に示す工程と同一であるた
め、説明を省略する。
ル層4上に、レジストパターン103を例えば膜厚1.0
〜3.0μmで形成する。そして、レジストパターン10
3をマスクとして、エピタキシャル層4の上層部に、例
えばボロン等のp型不純物を、加速電圧:300〜400KeV
以下、ドーズ量:1.0E12〜13/cm以下の条件で注入す
る。さらに、上記レジストパターン103をマスクとし
て、エピタキシャル層4の下層部に、例えばボロン等の
p型不純物を、加速電圧:350〜500KeV、ドーズ量:1.0
E12〜3.0E13/cmで注入する。これにより、1回目の不純
物注入位置よりも0.2〜0.3μm程度深い位置に、
2回目の不純物が注入される。なお、上記2回の不純物
注入条件は、MOSトランジスタ特性の最適化により決
定する。続いて、シリコン基板1をアニールして、2回
の注入工程で注入されたp型不純物を拡散させる。これ
により、図17に示すように、エピタキシャル層4の上
層部に低濃度分離拡散層5aおよびp型ウェル領域5b
が形成されるとともに、エピタキシャル層4の下層部に
第2高濃度分離拡散層5cおよび高濃度拡散層5dが形
成される。
ラフィー技術、n型不純物注入および高温アニールによ
って、p型ウェル領域5bと隣接してn型埋め込み拡散
層2上に、n型ウェル領域6を形成する。
ャル層4の所定部分上に、素子分離となるフィールド絶
縁膜をLOCOS法により形成する。
を形成し、n型拡散領域8a,8b,8cを選択的に形
成する。次に、p型拡散領域9a,9b,9cを選択的
に形成する。これにより、p型ウェル領域5bにNMO
Sトランジスタが形成され、n型ウェル領域6にPMO
Sトランジスタが形成される。すなわち、第3島領域C
にCMOSトランジスタが形成される。また、これとと
もに、第1島領域Aにp型拡散領域9aを有するp型拡
散抵抗素子が形成され、第2島領域Bにn型拡散領域8
bを有するバイポーラトランジスタが形成される(図1
1参照)。
は、エピタキシャル層4を形成した後、同一のレジスト
パターン103を用いて不純物を異なる高さで2回注入
し、この異なる位置に注入された不純物を同時に熱拡散
させた。これにより、低濃度分離拡散層5a、p型ウェ
ル領域5b、第2高濃度分離拡散層5cおよび高濃度拡
散層5dを同時に形成することができる。従って、実施
の形態1よりもレジストパターン形成工程およびアニー
ル工程をそれぞれ1回減らすことができる。これによ
り、製造コストを抑えることができる。
発明の実施の形態3による半導体装置を説明するための
断面図である。詳細には、図21は、本実施の形態3に
よるBi−CMOS集積回路のうち、p型拡散抵抗素子
が形成される第1島領域A、npnトランジスタが形成
される第2島領域B、およびそれらを分離する素子分離
領域を示している。図22は、本実施の形態3によるB
i−CMOS集積回路のうち、CMOSトランジスタが
形成される第3島領域Cを示している。
における第2高濃度分離拡散層5cおよび高濃度拡散層
5dの形成方法と、実施の形態2による第2高濃度分離
拡散層5cおよび高濃度拡散層5dの形成方法の両方を
併用している。本実施の形態3によれば、低濃度分離拡
散層5aと第1高濃度分離拡散層3の間に、第2高濃度
分離拡散層5cを形成した。また、p型ウェル領域5b
と埋め込み拡散層2の間に、高濃度拡散層5dを形成し
た。従って、実施の形態1と同様の効果が得られる。
となく寄生トランジスタの動作を抑制し、ラッチアップ
耐量を向上させることができる。また、エピタキシャル
層の膜厚及び濃度、並びに熱処理条件に依存しない低抵
抗の素子分離を形成することができる。
明するための断面図である。
明するための断面図である。
造方法を説明するための断面図である(その1)。
造方法を説明するための断面図である(その2)。
造方法を説明するための断面図である(その3)。
造方法を説明するための断面図である(その4)。
造方法を説明するための断面図である(その5)。
造方法を説明するための断面図である(その6)。
造方法を説明するための断面図である(その7)。
製造方法を説明するための断面図である(その8)。
説明するための断面図である。
説明するための断面図である。
製造方法を説明するための断面図である(その1)。
製造方法を説明するための断面図である(その2)。
製造方法を説明するための断面図である(その3)。
製造方法を説明するための断面図である(その4)。
製造方法を説明するための断面図である(その5)。
製造方法を説明するための断面図である(その6)。
製造方法を説明するための断面図である(その7)。
製造方法を説明するための断面図である(その8)。
説明するための断面図である。
説明するための断面図である。
である。
である。
めの断面図である(その1)。
めの断面図である(その2)。
めの断面図である(その3)。
めの断面図である(その4)。
めの断面図である(その5)。
層、 3 第1高濃度拡散層、 4 エピタキシャル
層、 5a 低濃度分離拡散層、 5b p型ウェル領
域(第1拡散層)、 5c 第2高濃度分離拡散層、
5d 高濃度拡散層、 6 n型ウェル領域(第2拡散
層)、 7 ゲート電極、 8a,8b,8c n型拡
散領域、 9a,9b,9c p型拡散領域、 11
フィールド絶縁膜、 100,101 シリコン酸化
膜、102,103 レジストパターン、 A 第1島
領域、 B 第2島領域、 C 第3島領域、 Q1,
Q4 寄生pnpトランジスタ、 Q2,Q3 寄生n
pnトランジスタ。
Claims (19)
- 【請求項1】 第1導電型の基板と、 前記基板の所定部分の表層に形成された第2導電型の埋
め込み拡散層と、 前記埋め込み拡散層を囲むように前記基板内に形成され
た第1導電型の第1高濃度分離拡散層と、 前記基板、前記埋め込み拡散層および前記第1高濃度分
離拡散層上に形成された第2導電型のエピタキシャル層
と、 前記第1高濃度分離拡散層上の前記エピタキシャル層内
に形成された第1導電型の第2高濃度分離拡散層と、 前記第2高濃度分離拡散層上に形成され、前記エピタキ
シャル層を複数の島領域に分離する第1導電型の低濃度
分離拡散層と、 を備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記エピタキシャル層の第1島領域に形成され、第1導
電型の拡散領域を有する第1回路素子と、 前記エピタキシャル層の第2島領域に形成され、第2導
電型の拡散領域を有する第2回路素子と、 を更に備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記第1回路素子が第1導電型の拡散抵抗素子であり、
前記第2回路素子がバイポーラトランジスタであること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の半導体
装置において、 前記埋め込み拡散層の所定部分上に形成された第1導電
型の高濃度拡散層と、 前記高濃度拡散層上で前記エピタキシャル層の第3島領
域に形成された第1導電型の第1拡散層と、 前記第1拡散層に隣接して前記第3島領域に形成された
第2導電型の第2拡散層と、 を更に備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置において、 前記第1拡散層に形成され、第2導電型の拡散領域を有
する第3回路素子と、 前記第2拡散層に形成され、第1導電型の拡散領域を有
する第4回路素子と、 を更に備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置において、 前記第3回路素子が第2導電型の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタであり、前記第4回路素子が第1導電型の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタであることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項7】 第1導電型の基板と、 前記基板の所定部分の表層に形成された第2導電型の埋
め込み拡散層と、 前記基板および前記埋め込み拡散層上に形成された第2
導電型のエピタキシャル層と、 前記埋め込み拡散層の所定部分上に形成された第1導電
型の高濃度拡散層と、 前記高濃度拡散層上に形成された第1導電型の第1拡散
層と、 前記第1拡散層に隣接して前記埋め込み拡散層上に形成
された第2導電型の第2拡散層と、 を備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置において、 前記第1拡散層に形成された第2導電型の拡散領域を有
する第1回路素子と、 前記第2拡散層に形成された第1導電型の拡散領域を有
する第2回路素子と、 を更に備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の半導体装置において、 前記第1回路素子が第2導電型の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタであり、前記第2回路素子が第1導電型の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタであることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項10】 第1導電型の基板の所定部分表層に、
第2導電型の埋め込み拡散層を形成する工程と、 前記埋め込み拡散層を囲むように前記基板内に第1導電
型の第1高濃度分離拡散層を形成する工程と、 前記基板、前記埋め込み拡散層および前記第1高濃度分
離拡散層上に、第2導電型のエピタキシャル層を形成す
る工程と、 前記第1高濃度分離拡散層上の前記エピタキシャル層内
に、第1導電型の低濃度分離拡散層を形成する工程と、 前記第1高濃度分離拡散層と前記低濃度分離拡散層の接
合部分に、第1導電型の第2高濃度分離拡散層を形成す
る工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の製造方法におい
て、 前記第2高濃度分離拡散層を形成した後、前記エピタキ
シャル層の第1島領域に、第1導電型の拡散領域を有す
る第1回路素子を形成する工程と、 前記エピタキシャル層の第2島領域に、第2導電型の拡
散領域を有する第2回路素子を形成する工程と、を更に
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項10又は11に記載の製造方法
において、 前記エピタキシャル層を形成した後、前記埋め込み拡散
層上で前記エピタキシャル層の第3島領域に、第1導電
型の第1拡散層を形成する工程と、 前記第1拡散層と隣接して前記第3島領域に、第2導電
型の第2拡散層を形成する工程と、 前記埋め込み拡散層と前記第1拡散層の接合部分に、第
1導電型の高濃度拡散層を形成する工程と、を更に含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の製造方法におい
て、 前記高濃度拡散層を形成した後、前記第1拡散層に、第
2導電型の拡散領域を有する第3回路素子を形成する工
程と、 前記第2拡散層に、第1導電型の拡散領域を有する第4
回路素子を形成する工程と、を更に含むことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項12又は13に記載の製造方法
において、 前記第1拡散層を形成する工程と前記低濃度分離拡散層
を形成する工程とが同時に行われ、前記高濃度拡散層を
形成する工程と前記第2高濃度分離拡散層を形成する工
程とが同時に行われることを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項15】 第1導電型の基板の所定部分表層に、
第2導電型の埋め込み拡散層を形成する工程と、 前記埋め込み拡散層を囲むように前記基板内に第1導電
型の第1高濃度分離拡散層を形成する工程と、 前記基板、前記埋め込み拡散層および前記第1高濃度分
離拡散層上に、第2導電型のエピタキシャル層を形成す
る工程と、 前記第1高濃度分離拡散層上の前記エピタキシャル層内
に、第1導電型の低濃度分離拡散層を形成するととも
に、前記埋め込み拡散層上に、第1導電型の第1拡散層
を形成する工程と、 前記第1拡散層と隣接して前記埋め込み拡散層上に、第
2導電型の第2拡散層を形成する工程と、 前記第1高濃度分離拡散層と前記低濃度分離拡散層の接
合部分に、第1導電型の第2高濃度分離拡散層を形成す
るとともに、前記埋め込み拡散層と前記第1拡散層の接
合部分に、第1導電型の高濃度拡散層を形成する工程
と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載の製造方法におい
て、 前記高濃度拡散層を形成した後、 前記第1拡散層に、第2導電型の拡散領域を有する第1
回路素子を形成する工程と、 前記第2拡散層に、第1導電型の拡散領域を有する第2
回路素子を形成する工程と、を更に含むことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 請求項14から16の何れかに記載の
製造方法において、 前記低濃度分離拡散層および前記第1拡散層を形成する
工程と、前記第2高濃度分離拡散層および前記高濃度拡
散層を形成する工程とを同時に行うことを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項18】 請求項17に記載の製造方法におい
て、 前記低濃度分離拡散層、前記第1拡散層、前記第2高濃
度分離拡散層および前記高濃度拡散層の形成は、同一マ
スクで不純物を複数回注入して、当該不純物を熱拡散さ
せる工程を有し、 前記複数回で注入された不純物の深さが異なることを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項19】 請求項14から16の何れかに記載の
製造方法において、 前記低濃度分離拡散層および前記第1拡散層の形成は、
同一マスクで不純物を複数回注入して、当該不純物を熱
拡散させる工程を有し、 前記複数回で注入された不純物の深さが異なることを特
徴とする半導体装置の製造方法。
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