JP4341489B2 - 住宅情報盤 - Google Patents

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JP4341489B2 JP2004190135A JP2004190135A JP4341489B2 JP 4341489 B2 JP4341489 B2 JP 4341489B2 JP 2004190135 A JP2004190135 A JP 2004190135A JP 2004190135 A JP2004190135 A JP 2004190135A JP 4341489 B2 JP4341489 B2 JP 4341489B2
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Description

本発明は、住宅情報盤に関するものである。
近年、マンションなどの集合住宅では住宅情報盤システムが普及してきている。このような住宅情報盤システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホンと、管理室や防災監視室などに設置される警報監視盤(あるいは統合盤)と、各住戸内に設置される住宅情報盤と、各住戸の戸外(玄関先)に設置されるドアホン子器とで構成される。そして、住宅情報盤は、ロビーインターホンやドアホン子器あるいは警報監視盤との間の通話を行う通話機能と、住戸内に設置された火災感知器やガス漏れ警報器などの安全装置と信号線を介して接続され、何れかの安全装置から異常発生を知らせる報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えている(例えば、特許文献1参照)。また、ハンドセットの代わりにマイクロホンとスピーカを利用して拡声通話(ハンズフリー通話)を行う拡声通話機能を備えた住宅情報盤も提供されている。
ここで、拡声通話機能を備えた住宅情報盤では、マイクロホンとスピーカの音響結合により形成される音響側の帰還経路や、相手側の通話端末との間で形成される回線側の帰還経路によって任意の周波数成分における一巡利得が1倍を超えるような閉ループが通話系に形成されると当該周波数にてハウリングが生じてしまう場合があるので、かかるハウリングの発生を防止するため、通話状態(送話状態、受話状態)を常時推定し、その推定結果に基づいて適切な配分で送話側及び受話側の信号経路に対して損失を挿入する音声スイッチを備えている。
特開平11−195183号公報
ところで、住宅情報盤に接続される安全装置のなかには異常発生時に住宅情報盤に報知信号を出力するだけでなく自ら警報音を発するものがある。この種の安全装置が発する警報音の音量は一般に人の話し声などに比べて非常に大きく、安全装置と住宅情報盤の距離が比較的に近い場合、住宅情報盤のマイクロホン近傍における音量が90デシベル程度になることもある。そのため、送話信号と受話信号の信号レベルを比較することで通話状態を推定している音声スイッチにおいては、安全装置の発する警報音のレベルが非常に大きいため、報知信号を受信した警報監視盤から通話信号(受話信号)が伝送されてきても送話状態から受話状態に切り換えられず、受話信号がスピーカから聞こえなくなる現象(送話側への継続的な片倒れ)が発生する虞がある。火災発生時やガス漏れ時には警報監視盤からの通話指示が住戸へ確実に伝えられるべきであり、住戸(住宅情報盤)への受話信号がより確実に届けられる必要がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においてもスピーカを通して受話信号を聞くことができる住宅情報盤を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の各住戸内に設置され、住戸
外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集
合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通話機器との間で通話を行う通話機能と、
住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報
知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号
を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセー
ジを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ
機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集
音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送すると
ともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信
号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に
損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を
挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を
推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入
損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、受話路損失挿入手段により損失が挿入され
る主受話路と損失が挿入されない副受話路の何れか一方に択一的に切り換えて受話信号を
伝送させる受話路切換手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報
音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段と、警報状態
検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに受話路切換手段を制御して受話
信号の伝送経路を主受話路から副受話路に切り換えさせる切換制御手段と、マイクロホン
と送話路損失挿入手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第1の増幅手段と、
受話路損失挿入手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第2の増幅
手段と、送話路損失挿入手段と伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅す
る第3の増幅手段と、伝送処理手段と受話路損失挿入手段の間の受話路に設けられて受話
信号を増幅する第4の増幅手段と、送話路損失挿入手段により損失が挿入される主送話路
と損失が挿入されない副送話路の何れか一方に択一的に切り換えて送話信号を伝送させる
送話路切換手段と、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに第
1〜第4の増幅手段のうちの少なくとも何れか一つの増幅度を減少させるゲイン設定手段
、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイク
ロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する
相手機種特定手段とを備え、前記切換制御手段は、警報状態検出手段が前記安全装置の報
知信号出力を検出したとき、且つ相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結
合し難い機種である場合に、送話路切換手段並びに受話路切換手段を制御して送話信号及
び受話信号の伝送経路を主送話路及び主受話路から各々副送話路及び副受話路に切り換え
させることを特徴とする。
請求項の発明は、上記目的を達成するために、請求項の発明におけるゲイン設定手段に代えて、副送話路及び副受話路にそれぞれ損失を挿入する副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の各住戸内に設置され、住戸
外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集
合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通話機器との間で通話を行う通話機能と、
住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報
知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号
を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセー
ジを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ
機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集
音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送すると
ともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信
号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に
損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を
挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を
推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入
損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、送話路損失挿入手段により損失が挿入され
る主送話路に対して、送話路損失挿入手段により損失が挿入されない副送話路を並列に接
続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の送話路切換手段と、受話路損失
挿入手段により損失が挿入される主受話路に対して、受話路損失挿入手段により損失が挿
入されない副受話路を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の
受話路切換手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する
安全装置が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段と、警報状態検出手段が
前記安全装置の報知信号出力を検出しないときには第2の送話路切換手段及び第2の受話
路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路を接続しない状態に切り換えさせるとと
もに警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときには第2の送話路切
換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路を接続する状態に
切り換えさせる第2の切換制御手段と、副送話路に損失を挿入する副送話路損失挿入手段
と、副受話路に損失を挿入する副受話路損失挿入手段と、前記通話機器のうちでマイクロ
ホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い
通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段とを備え、前記第
2の切換制御手段は、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出し、且つ相
手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、副送話
路及び副受話路に通話信号を伝送させるように第2の送話路切換手段並びに第2の受話路
切換手段を制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力
したことを警報状態検出手段で検出した場合、切換制御手段により、受話路損失挿入手段
を迂回する副受話路にて受話信号がスピーカに伝送されるため、安全装置が大きな音量で
警報音を発している状況下においてもスピーカを通して受話信号を聞くことができ、しか
も、第1〜第4の増幅手段の少なくとも何れか一つの増幅度を減少させることにより、安
全装置が大きな音量で警報音を発している状況下におけるハウリングの発生を抑制するこ
とができ、さらに異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを
警報状態検出手段で検出し、且つ相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結
合し難い機種である場合に、切換制御手段が、副送話路及び副受話路に通話信号を伝送さ
せるように送話路切換手段並びに受話路切換手段を制御するから、音響結合しやすい機種
(例えば、拡声通話を行う機種)に比べてハウリングが生じ難い機種、つまり音響結合し
難い機種(例えば、送受話器を用いる機種)との通話時にだけ副送話路及び副受話路に通
話信号を伝送することにより、音響結合し難い機種との間ではハウリングの発生を抑えつ
つ十分な音量で通話できるという効果がある。
請求項2の発明によれば、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力
したことを警報状態検出手段で検出した場合、切換制御手段により、送話路損失挿入手段
を迂回する副送話路にて送話信号が伝送されるとともに受話路損失挿入手段を迂回する副
受話路にて受話信号がスピーカに伝送されるため、安全装置が大きな音量で警報音を発し
ている状況下においてもスピーカを通して受話信号を聞くことができ、しかも、副送話路
損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段によって副送話路及び副受話路にそれぞれ損失が
挿入されるから、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下におけるハウリング
の発生を抑制することができ、さらに異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信
号を出力したことを警報状態検出手段で検出し、且つ相手機種特定手段で特定された相手
の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、切換制御手段が、副送話路及び副受話路
に通話信号を伝送させるように送話路切換手段並びに受話路切換手段を制御するから、音
響結合しやすい機種(例えば、拡声通話を行う機種)に比べてハウリングが生じ難い機種
、つまり音響結合し難い機種(例えば、送受話器を用いる機種)との通話時にだけ副送話
路及び副受話路に通話信号を伝送することにより、音響結合し難い機種との間ではハウリ
ングの発生を抑えつつ十分な音量で通話できるという効果がある。
請求項3の発明によれば、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力
したことを警報状態検出手段で検出した場合、第2の切換制御手段が第2の送話路切換手
段及び第2の受話路切換手段を制御して主送話路及び主受話路にそれぞれ副送話路及び副
受話路を並列に接続する状態に切り換えさせるとともに、副送話路及び副受話路にはそれ
ぞれ副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段によって損失が挿入されているので
、送話信号及び受話信号を主送話路と副送話路及び主受話路と副受話路にそれぞれ分岐し
て伝送することによって安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においてもス
ピーカを通して受話信号を聞くことができ、しかも、副送話路損失挿入手段及び副受話路
損失挿入手段によって副送話路及び副受話路にそれぞれ損失が挿入されるから、安全装置
が大きな音量で警報音を発している状況下におけるハウリングの発生を抑制することがで
き、さらに主送話路と副送話路及び主受話路と副受話路を択一的に切り換える場合に比較
して通話音量が増大でき、そして、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号
を出力したことを警報状態検出手段で検出し、且つ相手機種特定手段で特定された相手の
通話機器が音響結合し難い機種である場合に、第2の切換制御手段が、副送話路及び副受
話路に通話信号を伝送させるように第2の送話路切換手段並びに第2の受話路切換手段を
制御するから、音響結合しやすい機種(例えば、拡声通話を行う機種)に比べてハウリン
グが生じ難い機種、つまり音響結合し難い機種(例えば、送受話器を用いる機種)との通
話時にだけ副送話路及び副受話路に通話信号を伝送することにより、音響結合し難い機種
との間ではハウリングの発生を抑えつつ十分な音量で通話できるという効果がある。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の実施形態と共通の基本構成を有する参考例
1〜4について説明する。
(参考例1)
本参考例の住宅情報盤Aを用いた住宅情報盤システムのシステム構成例を図2に示す。
本システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン60と、集合住宅の
管理室等に設置される警報監視盤80と、各住戸内に設置される住宅情報盤Aと、各住戸
の外(玄関先)に設置されるドアホン子器50とを備える。そして、警報監視盤80と各
住戸の住宅情報盤Aが、通話音声や警報音等の音声信号とロビーインターホン60が具備
するテレビカメラで撮像した映像信号を多重伝送する通信線L1、呼出や警報等の制御信
号を多重伝送する制御線L2によって接続される。尚、本システムでは映像信号を音声信
号と多重伝送する構成を例示するが、映像信号を独立した映像伝送線で伝送する構成とし
ても良い。
ロビーインターホン60は、CPUを主構成要素とする信号処理部(図示せず)と、テンキーや呼出釦等を具備する操作部61と、表示ランプや液晶ディスプレイを具備する表示部62と、制御線L2を介して警報監視盤80との間で制御信号を送受信する伝送送受信部(図示せず)と、マイクロホン63並びにスピーカ64と、マイクロホン63並びにスピーカ64を用いて住宅情報盤Aや警報監視盤80との間で拡声通話を行うための通話制御部(図示せず)と、CCDのような撮像素子を有するテレビカメラ(図示せず)と、テレビカメラの出力を信号処理して映像信号を出力する映像信号処理部(図示せず)と、通話制御部から出力される音声信号と映像信号処理部から出力される映像信号を多重化して通信線L1に送出するとともに通信線L1を介して送られてくる音声信号を通話制御部に出力する入出力処理部(図示せず)とを備えている。
一方、警報監視盤80は、CPUを主構成要素とする信号処理部(図示せず)と、テンキーや呼出釦等を具備する操作部81と、表示ランプや液晶ディスプレイを具備する表示部82と、制御線L2を介して各住宅情報盤Aやロビーインターホン60との間で制御信号を送受信する伝送送受信部(図示せず)と、送受話器(ハンドセット)83と、送受話器83を用いて住宅情報盤Aやロビーインターホン60との間で同時通話を行うための通話制御部(図示せず)とを備えている。
またドアホン子器50は、マイクロホン並びにスピーカを具備し通話線L3により住宅情報盤Aと接続され、呼出釦57aが操作されたときに通話線L3の電圧レベルを変化させることで住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出する機能を有している。
住宅情報盤Aは、ハウジングの前面上部にCRTや液晶ディスプレイからなるモニタ部40が設けられるとともに、ハウジングの前面下部には応答釦41が設けられる。通信線L1を介してロビーインターホン60から送られてくる映像がモニタ部40に表示され、ドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80からの呼出に対して応答釦41が操作されると住宅情報盤Aの通話機能が起動し、ドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80との間で拡声通話が行われる。また住宅情報盤Aは種々の安全装置、例えば火災感知器S1、ガス/CO検知器S2、防犯外部セットスイッチSW、防犯スイッチSW1、コールスイッチSW2、非常スイッチSW3等と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取った場合、異常発生並びに発生した異常の種類(火災、ガス漏れ、一酸化炭素濃度の上昇、緊急呼出など)に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤80に対して制御線L2を介して異常の発生及び種類を報知する。
一方、警報監視盤80は、いずれかの住宅情報盤Aから制御線L2を介して報知信号を受信すると、報知信号に付加されたアドレスを識別して当該報知信号を出力した住宅情報盤Aを特定し、その住宅情報盤Aが設置されている住戸番号を表示部83に表示すると同時に警報音を出力することによって管理人等に異常発生を知らせる。そして、異常発生を知った管理人等が警報監視盤80のハンドセットをオフフックすれば、報知信号を出力した住宅情報盤Aとの間に通信線L1を介した通話路が強制的に形成され、異常が発生した住戸の住人と通話して異常の状況や安否の確認を行うことができる。
図1は本参考例の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。図1に示すように本参考例の住宅情報盤Aは、マイクロホン1並びにスピーカ2と、マイクロホン1で集音された送話信号をドアホン子器50やロビーインターホン60若しくは警報監視盤80に伝送するとともにドアホン子器50やロビーインターホン60若しくは警報監視盤80から伝送されてくる受話信号をスピーカ2に送り出す伝送処理部3と、マイクロホン1から伝送処理部3に至る送話路TLに損失を挿入する送話路損失挿入部4と、伝送処理部3からスピーカ2に至る受話路RLに損失を挿入する受話路損失挿入部5と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、その推定結果に基づいて送話路損失挿入部4並びに受話路損失挿入部5による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御部6と、マイクロホン1と送話路損失挿入部3の間の送話路TLに設けられて送話信号を増幅する第1の増幅器7と、受話路損失挿入部4とスピーカ2の間の受話路RLに設けられて受話信号を増幅する第2の増幅器8と、送話路損失挿入部4と伝送処理部3の間の送話路TLに設けられて送話信号を増幅する第3の増幅器9と、伝送処理部3と受話路損失挿入部5の間の受話路RLに設けられて受話信号を増幅する第4の増幅器10と、受話路損失挿入部5により損失が挿入される主受話路RL1と損失が挿入されない副受話路RL2の何れか一方に択一的に切り換えて受話信号を伝送させる受話路切換スイッチ11と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段12と、警報状態検出手段12が前記安全装置(火災感知器S1又はガス/CO検知器S2)の報知信号出力を検出したときに受話路切換スイッチ11を制御して受話信号の伝送経路を主受話路RL1から副受話路RL2に切り換えさせるスイッチ制御手段13とを備えている。ここで、送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5と挿入損失量制御部6と受話路切換スイッチ11とで音声スイッチVSWが構成されている。尚、本参考例の音声スイッチVSWは送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5と挿入損失量制御部6とがアナログの集積回路で構成されているが、ハードウェアを音声スイッチ用のソフトウェア(プログラム)で制御することによっても実現可能である。
挿入損失量制御部6は、第1の増幅器7で増幅された送話信号と第4の増幅器10で増幅された受話信号の信号レベルを比較し、例えば送話信号の信号レベルが受話信号の信号レベルよりも大きければ送話状態と推定して送話路損失挿入部4における挿入損失量ILT(図3の実線イ)を減らすと同時に受話路損失挿入部5における挿入損失量ILR(図3の破線ロ)を増やし、反対に受話信号の信号レベルが送話信号の信号レベルよりも大きければ受話状態と推定して受話路損失挿入部5における挿入損失量ILRを減らすと同時に送話路損失挿入部4における挿入損失量ILTを増やすことで通話状態を切り換えている。尚、送話路損失挿入部4における挿入損失量ILTと受話路損失挿入部5における挿入損失量ILRの合計(総損失量Lt=ILR+ILR)は一定となっている。
ここで、住宅情報盤Aはドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80からの呼出信号を検出するとともにスピーカ2から呼出音を出力させる呼出機能や、制御線L2を介して警報監視盤80との間で制御信号を授受する通信機能、安全装置が出力する報知信号を監視するとともに報知信号を受け取ったときに警報音等の出力や警報監視盤80への通報などを行うセキュリティ機能を有しているが、これらの機能はCPUを主構成要素とする制御部(図示せず)によって実現されており、さらに警報状態検出手段12並びにスイッチ制御手段13も上記制御部によって実現されている。
而して、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知器S1及びガス/CO検知器S2)が住宅情報盤Aに接続されている場合、従来技術で説明したように、かかる安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においては、その警報音が住宅情報盤Aのマイクロホン1で集音されるために送話信号の信号レベルが非常に大きくなり、音声スイッチVSWの挿入損失量制御部6が送話状態と推定してしまうため、警報監視盤80から伝送されてくる受話信号が受話路損失挿入部5の挿入損失により減衰されてスピーカ2から聞こえない虞がある。
しかしながら本参考例では、かかる安全装置が報知信号を出力したことを警報状態検出手段12が検出すると、警報状態検出手段12からスイッチ制御手段13に対して検出信号が出力され、この検出信号を受け取ったスイッチ制御手段13が受話路切換スイッチ11を制御して受話信号の伝送経路を主受話路RL1から副受話路RL2に切り換えるため、受話路損失挿入部5を迂回する副受話路RL2にて受話信号がスピーカ2に伝送され、図3の実線ハで示すように受話路RLに挿入される損失量がゼロ[dB]となるから、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においてもスピーカ2を通して受話信号を聞くことができるものである。
参考例2
図4は本参考例の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、参考例
共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
参考例は、送話路損失挿入部4により損失が挿入される主送話路TL1と損失が挿入
されない副送話路TL2の何れか一方に択一的に切り換えて送話信号を伝送させる送話路
切換スイッチ14と、警報状態検出手段12が前記安全装置の報知信号出力を検出したと
きに第1〜第4の増幅器7〜10のうちの少なくとも何れか一つの増幅度(ゲイン)を減
少させるゲイン設定手段15とを備え、スイッチ制御手段13が、警報状態検出手段12
が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに、送話路切換スイッチ14並びに受話路
切換スイッチ11を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を主送話路TL1及び主受
話路RL1から各々副送話路TL2及び副受話路RL2に切り換えさせる点に特徴がある
而して本参考例では、かかる安全装置が報知信号を出力したことを警報状態検出手段1
2が検出すると、警報状態検出手段12からスイッチ制御手段14並びにゲイン制御手段
15に対して検出信号が出力され、この検出信号を受け取ったスイッチ制御手段13が送
話路切換スイッチ14並びに受話路切換スイッチ11を制御して送話信号及び受話信号の
伝送経路を各々主送話路TL1及び主受話路RL1から副送話路TL2及び副受話路RL
2に切り換えて副送話路TL2並びに副受話路RL2にてそれぞれ送話信号及び受話信号
を伝送し、図5の実線ニで示すように音声スイッチVSWの総損失量を実質的にゼロ[d
B]とするから、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においてもスピーカ
2を通して受話信号を聞くことができる。また、検出信号を受け取ったゲイン制御手段1
5が第1〜4の増幅器7〜10の少なくとも何れか一つの増幅度を減少させるため、安全
装置が大きな音量で警報音を発している状況下におけるハウリングの発生を抑制すること
ができるという利点がある。尚、第1〜第4の増幅器7〜10の増幅度は何れか一つを減
少させてもよいし、複数の増幅器について互いに相関を持たせて減少させても構わない。
参考例3
図6は本参考例の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、参考例2
共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
参考例は、ゲイン設定手段15の代わりに、副送話路TL2に損失を挿入して送話信
号を減衰させる送話側減衰器(アッテネータ)16と、副受話路RL2に損失を挿入して
受話信号を減衰させる受話側減衰器(アッテネータ)17とを音声スイッチVSWに具備
した点に特徴がある。尚、第1〜第4の増幅器7〜10の増幅度は何れも固定である。
而して本参考例では、警報状態検出手段12から検出信号が出力された場合、スイッチ
制御手段13が送話路切換スイッチ14並びに受話路切換スイッチ11を制御して送話信
号及び受話信号の伝送経路を各々主送話路TL1及び主受話路RL1から副送話路TL2
及び副受話路RL2に切り換えると、送話側減衰器16及び受話側減衰器17によって副
送話路TL2及び副受話路RL2にそれぞれ損失(L1,L2[dB])が挿入され、図
7の実線ホ及び実線ヘで示すように音声スイッチVSWの総損失量が送話側減衰器16及
び受話側減衰器17の挿入損失量の合計となるから、安全装置が大きな音量で警報音を発
している状況下においてもスピーカ2を通して受話信号を聞くことができるとともにハウ
リングの発生を抑制することができ、参考例2に比較して構成の簡略化が図れるという利
点がある。
参考例4
図8は本参考例の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、参考例3
共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
参考例は、参考例3における送話路切換スイッチ14及び受話路切換スイッチ11の
代わりに、主送話路TL1に対して副送話路TL2を並列に接続する状態と接続しない状
態を択一的に切り換える第2の送話路切換スイッチ18と、主受話路RL1に対して副受
話路RL2を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の受話路切
換スイッチ19とを音声スイッチVSWに具備した点に特徴がある。但し、第2の送話路
切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19は何れもスイッチ制御手段13によ
ってオン・オフ制御される。
而して、警報状態検出手段12から検出信号が出力されていないときには、スイッチ制
御手段13が第2の送話路切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19を制御し
て副送話路TL2と副受話路RL2を主送話路TL1と副受話路RL1から切り離して主
送話路TL1並びに主受話路RL1にてそれぞれ送話信号及び受話信号を伝送することに
より、図9の破線トで示すように挿入損失量制御部6によって送話路損失挿入部4と受話
路損失挿入部5に総損失量が適当に分配され、主送話路TL1並びに主受話路RL1の利
得が相対的に増減することで通話状態がスムーズに切り換えられてハウリングが抑制され
る。一方、警報状態検出手段12から検出信号が出力されているときには、スイッチ制御
手段13が第2の送話路切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19を制御して
副送話路TL2並びに副受話路RL2を各々主送話路TL1と主受話路RL1に並列接続
して送話信号及び受話信号を主送話路TL1と副送話路TL2及び主受話路RL1と副受
話路RL2にて伝送する。つまり、副送話路TL2並びに副受話路RL2の利得の合計は
送話側減衰器16及び受話側減衰器17の減衰量の合計となり、主送話路TL1並びに主
受話路RL2の利得の合計は挿入損失量制御部6によって分配される総損失量となるから
、これらを合わせた音声スイッチVSWの総損失量は、図9の実線チで示すように送話側
と受話側とに分配されることになる。従って、安全装置が大きな音量で警報音を発してい
る状況下においても送話路TLと受話路RLとに挿入損失量制御部6が適切な損失を分配
して挿入するため、スピーカ2を通して受話信号を聞くことができるとともにハウリング
の発生を抑制することができ、さらに参考例3に比較して通話音量を増大させることがで
きるという利点がある。
(実施形態
ところで、通話相手となるドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監
視盤80などの通話機器のうちで、ドアホン子器50及びロビーインターホン60は住宅
情報盤Aと同様にハンドセットを用いないで拡声通話を行うものであるが、警報監視盤8
0は一般に送受話器(ハンドセット)83を用いて非拡声通話を行うものが多い。したが
って、ドアホン子器50やロビーインターホン60との間で通話する場合にはドアホン子
器50又はロビーインターホン60におけるマイクロホンとスピーカの間で音響結合が生
じやすいから、ハウリングを防止するために音声スイッチVSWの総損失量をある程度大
きくする必要がある。しかしながら参考例1〜4においては、警報状態検出手段12から
検出信号が出力されているときに音声スイッチVSWの総損失量を実質的に減少させてい
るため、ドアホン子器50やロビーインターホン60のように音響結合しやすい通話機器
との通話では警報監視盤80のように音響結合し難い通話機器との通話と比較してハウリ
ングが発生しやすい状況となる。
そこで本実施形態は、図10に示すように通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが
音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの
機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段20を備え、安全装置が報知信号を
出力したことを検出した警報状態検出手段12からスイッチ制御手段13に対して検出信
号が出力され、且つ相手機種特定手段20で特定された相手の機種が音響結合し難い機種
である場合に、スイッチ制御手段13が受話路切換スイッチ11を制御して受話信号の伝
送経路を主受話路RL1から副受話路RL2に切り換えるようにしている。尚、その他の
構成は参考例と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
既に説明したようにドアホン子器50は通話線L3の電圧レベルを変化させることで住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出し、ロビーインターホン60並びに警報監視盤80は制御線L2を介して送信する制御信号として住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出している。したがって、住宅情報盤Aで通話を開始する場合、その直前に呼出信号を送出した通話機器と通話を行うと考えられるから、相手機種特定手段20では呼出信号を検出した場合にその送信元の通話機器を判別することで相手の通話機器の機種を特定している。例えば、通話線L3を介して送出された呼出信号を検出したときには相手の通話機器がドアホン子器50であるから音響結合しやすい機種と特定でき、制御線L2を介して送出された呼出信号に含まれる送信元のアドレスに基づいて相手の通話機器がロビーインターホン60であるか警報監視盤80であるかを判別し、ロビーインターホン60であれば音響結合しやすい機種、警報監視盤80であれば音響結合し難い機種というように相手の通話機器の種類が特定できる。
而して、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出した警報状態検出手段12からスイッチ制御手段13に対して検出信号が出力され、且つ相手機種特定手段20で特定された相手の機種が音響結合し難い機種である場合にだけスイッチ制御手段13が受話路切換スイッチ11を制御して受話信号の伝送経路を主受話路RL1から副受話路RL2に切り換えるため、音響結合し難い機種(例えば、警報監視盤80)との間では安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においてもハウリングの発生を抑えつつ十分な音量で通話できるという利点がある。
(実施形態
図11は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。本実施形態は
、実施形態における相手機種特定手段20を参考例2の構成に追加したものであって、
基本的な構成は参考例2及び実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
而して本実施形態では、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知
器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出した警報状態検出手
段12からスイッチ制御手段13に対して検出信号が出力され、且つ相手機種特定手段2
0で特定された相手の機種が音響結合し難い機種である場合にだけスイッチ制御手段13
が送話路切換スイッチ14並びに受話路切換スイッチ11を制御して送話信号及び受話信
号の伝送経路を各々主送話路TL1及び主受話路RL1から副送話路TL2及び副受話路
RL2に切り換えるため、実施形態と同様に音響結合し難い機種との間では安全装置が
大きな音量で警報音を発している状況下においてもハウリングの発生を抑えつつ十分な音
量で通話できるという利点がある。
(実施形態
図12は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。本実施形態は
、実施形態における相手機種特定手段20を参考例3の構成に追加したものであって、
基本的な構成は参考例3及び実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
而して本実施形態では、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知
器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出した警報状態検出手
段12からスイッチ制御手段13に対して検出信号が出力され、且つ相手機種特定手段2
0で特定された相手の機種が音響結合し難い機種である場合にだけスイッチ制御手段13
が送話路切換スイッチ14並びに受話路切換スイッチ11を制御して送話信号及び受話信
号の伝送経路を各々主送話路TL1及び主受話路RL1から副送話路TL2及び副受話路
RL2に切り換えるため、実施形態と同様に音響結合し難い機種との間では安全装置が
大きな音量で警報音を発している状況下においてもハウリングの発生を抑えつつ十分な音
量で通話できるという利点がある。
(実施形態
図13は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。本実施形態は
、実施形態における相手機種特定手段20を参考例4の構成に追加したものであって、
基本的な構成は参考例4及び実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
而して本実施形態では、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知
器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出した警報状態検出手
段12からスイッチ制御手段13に対して検出信号が出力され、且つ相手機種特定手段2
0で特定された相手の機種が音響結合し難い機種である場合にだけスイッチ制御手段13
が第2の送話路切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19を制御して副送話路
TL2並びに副受話路RL2を各々主送話路TL1と主受話路RL1に並列接続して送話
信号及び受話信号を主送話路TL1と副送話路TL2及び主受話路RL1と副受話路RL
2にて伝送するため、実施形態と同様に音響結合し難い機種との間では安全装置が大き
な音量で警報音を発している状況下においてもハウリングの発生を抑えつつ十分な音量で
通話できるという利点がある。さらに実施形態に比較して通話音量を増大させることが
できるという利点もある。
本発明の参考例の要部構成を示すブロック図である。 同上を含む住宅情報盤システムのシステム構成図である。 同上の動作説明図である。 参考例2の要部構成を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。 参考例3の要部構成を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。 参考例4の要部構成を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。 実施形態の要部構成を示すブロック図である。 実施形態の要部構成を示すブロック図である。 実施形態の要部構成を示すブロック図である。 実施形態の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 マイクロホン
2 スピーカ
3 伝送処理部
4 送話路損失挿入部
5 受話路損失挿入部
6 挿入損失量制御部
11 受話路切換スイッチ
12 警報状態検出手段
13 スイッチ制御手段

Claims (3)

  1. 集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄
    関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通
    話機器との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合
    に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接
    続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常
    の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常
    の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホ
    ン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインタ
    ーホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しく
    は警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイク
    ロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理
    手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話
    信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手
    段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、受
    話路損失挿入手段により損失が挿入される主受話路と損失が挿入されない副受話路の何れ
    か一方に択一的に切り換えて受話信号を伝送させる受話路切換手段と、1乃至複数種類の
    安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを
    検出する警報状態検出手段と、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出し
    たときに受話路切換手段を制御して受話信号の伝送経路を主受話路から副受話路に切り換
    えさせる切換制御手段と、マイクロホンと送話路損失挿入手段の間の送話路に設けられて
    送話信号を増幅する第1の増幅手段と、受話路損失挿入手段とスピーカの間の受話路に設
    けられて受話信号を増幅する第2の増幅手段と、送話路損失挿入手段と伝送処理手段の間
    の送話路に設けられて送話信号を増幅する第3の増幅手段と、伝送処理手段と受話路損失
    挿入手段の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第4の増幅手段と、送話路損失挿
    入手段により損失が挿入される主送話路と損失が挿入されない副送話路の何れか一方に択
    一的に切り換えて送話信号を伝送させる送話路切換手段と、警報状態検出手段が前記安全
    装置の報知信号出力を検出したときに第1〜第4の増幅手段のうちの少なくとも何れか一
    つの増幅度を減少させるゲイン設定手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピー
    カが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何
    れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段とを備え、前記切換制御手段は
    、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したとき、且つ相手機種特定手
    段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、送話路切換手段並び
    に受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を主送話路及び主受話路か
    ら各々副送話路及び副受話路に切り換えさせることを特徴とする住宅情報盤。
  2. 請求項1の発明におけるゲイン設定手段に代えて、副送話路及び副受話路にそれぞれ損
    失を挿入する副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段を備えたことを特徴とする
    住宅情報盤。
  3. 集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄
    関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通
    話機器との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合
    に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接
    続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常
    の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常
    の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホ
    ン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインタ
    ーホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しく
    は警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイク
    ロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理
    手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話
    信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手
    段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、送
    話路損失挿入手段により損失が挿入される主送話路に対して、送話路損失挿入手段により
    損失が挿入されない副送話路を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換え
    る第2の送話路切換手段と、受話路損失挿入手段により損失が挿入される主受話路に対し
    て、受話路損失挿入手段により損失が挿入されない副受話路を並列に接続する状態と接続
    しない状態を択一的に切り換える第2の受話路切換手段と、1乃至複数種類の安全装置の
    うちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する警
    報状態検出手段と、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出しないときに
    は第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路
    を接続しない状態に切り換えさせるとともに警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号
    出力を検出したときには第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々
    副送話路及び副受話路を接続する状態に切り換えさせる第2の切換制御手段と、副送話路
    に損失を挿入する副送話路損失挿入手段と、副受話路に損失を挿入する副受話路損失挿入
    手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマ
    イクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定
    する相手機種特定手段とを備え、前記第2の切換制御手段は、警報状態検出手段が前記安
    全装置の報知信号出力を検出し、且つ相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音
    響結合し難い機種である場合に、副送話路及び副受話路に通話信号を伝送させるように第
    2の送話路切換手段並びに第2の受話路切換手段を制御することを特徴とする住宅情報盤
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