JP2003014261A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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JP2003014261A
JP2003014261A JP2001195459A JP2001195459A JP2003014261A JP 2003014261 A JP2003014261 A JP 2003014261A JP 2001195459 A JP2001195459 A JP 2001195459A JP 2001195459 A JP2001195459 A JP 2001195459A JP 2003014261 A JP2003014261 A JP 2003014261A
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守 守川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿潤状態の保水手段に空気を接触させて空気
に水分を転移する方式の加湿装置において、保水手段中
に細菌・かび・藻類等が繁殖するのを防ぐ。 【解決手段】 給水手段50により湿潤状態にした保水
手段14に送風手段19で風を送り、空気に水分を転移
する。湿度を高めた空気は吹出口24から室内に吹き出
される。給水手段50を停止し送風手段19のみ駆動す
ることにより、保水手段14を乾燥させ、細菌・かび・
藻類等の活動力を弱める。保水手段14に接触する空気
を加熱手段20で加熱することにより、加湿能力を高
め、あるいは乾燥を促進する。またイオン発生装置18
を設け、プラスイオンとマイナスイオンからなるイオン
クラスターを保水手段14に吹き付けて除菌・殺菌を行
う。イオンクラスターは室内にも送出し、空気中の浮遊
細菌の除菌・殺菌を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単独で、あるいは空
調機器に組み合わせて用いることのできる加湿装置に関
する。なお「空調機器」とは空気の物性を変化させて所
望の雰囲気をつくり出す機器全般をいい、その例として
は空気調和機、空気清浄機、ファンヒーター等を掲げる
ことができる。
【0002】
【従来の技術】空調における管理要素には温度、湿度、
汚染物質等がある。湿度管理の中でも加湿については、
従来から様々な方式が提案された。例えば水を沸騰させ
て水蒸気の形で空気中に拡散させる方式、あるいは超音
波で水を霧化して空気に混入する方式等がある。あるい
は大面積の保水手段を用意してこれを湿潤状態に置き、
この保水手段に空気を接触させて空気に水分を転移する
方式もある。
【0003】上記した加湿方式にはそれぞれメリットと
デメリットがある。例えば沸騰方式と超音波方式は装置
を小型化できるが、前者はエネルギー多消費型であり、
後者は装置コストが高い。大面積の保水手段を用いる方
式は、装置を小型化するという点では不利であるもの
の、エネルギーをそれほど必要とせず、装置コストが安
く、動作信頼性も高いというメリットがある。
【0004】保水手段方式の加湿装置の例を実開昭58
−148520号公報、同62−2936号公報、及び
同63−134326号公報に見ることができる。
【0005】上記3公報に記載された加湿装置はいずれ
も、保水手段の下端を水ないし脱臭液に浸し、保水手段
を常時湿潤状態に置くこととしている。このような装置
にあっては保水手段中に細菌・かび・藻類等が繁殖し、
悪臭のもととなる他、それら自身あるいはその胞子が風
によって室内にまき散らされることが問題となる。まき
散らされた物質は、その種類によっては感染症を引き起
こしかねない。
【0006】前記実開昭63−134326号公報記載
の装置においては保水手段に脱臭剤を含有させている。
これにより悪臭を抑制できるが、脱臭剤の性能が落ちれ
ば保水手段を交換しなければならない。また細菌・かび
・藻類等の繁殖自体は抑制できない。
【0007】前記実開昭62−2936号公報記載の装
置は、臭気捕集用活性炭素、界面活性剤、及び精製水の
混合物中に土壌菌ならびに植物性酵素を配合して脱臭及
び滅菌効果を有する脱臭液としているため、細菌・かび
・藻類等の繁殖抑制効果を期待できる。しかしながらこ
のような特殊組成の脱臭液を常時用意し、液量が少くな
る都度補充してやらねばならないという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、湿潤状態の
保水手段に空気を接触させて空気に水分を転移する方式
の加湿装置において、保水手段中に細菌・かび・藻類等
が繁殖するのを簡単な装置構成をもって抑制できるよう
にすることを目的とする。併せて、空気中のイオン量を
増やしてリラクゼーション効果や空気中に浮遊する細菌
の除菌・殺菌効果を得るとともに、イオンにより保水手
段の除菌・殺菌をも行うようにした加湿装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】上記目的を達成するため、本発明では、保
水手段と、この保水手段を湿潤状態に置く給水手段と、
湿潤状態の保水手段に空気を接触させて空気に水分を転
移し、この空気を室内に送り出す送風手段とを備えた加
湿装置において、給水手段と送風手段を同時に駆動する
加湿運転と、給水手段を停止し送風手段のみ駆動する保
水手段乾燥運転とを可能にした。
【0011】このように送水手段を停止し送風手段のみ
駆動して保水手段を乾燥することにより、保水手段中に
細菌・かび・藻類等が繁殖し、悪臭を発生したり感染症
の原因になったりするのを抑制することができる。
【0012】また本発明では、加湿装置の運転開始時、
最初所定時間の保水手段乾燥運転を行い、その後加湿運
転に移行することとした。これにより、運転停止期間中
に細菌・かび・藻類等が繁殖していたとしても、その活
動力を弱めた状態で加湿を行うことができる。運転初期
の臭いの発生も防止される。
【0013】また本発明では、加湿装置の運転終了時、
所定時間の保水手段乾燥運転を行い、その後加湿装置を
完全停止させることとした。これにより、運転停止期間
中に細菌・かび・藻類等が繁殖するのを防ぐことができ
る。
【0014】また本発明では、加湿運転時、保水手段に
接触する空気を加熱手段で加熱することができるように
した。これにより、より多くの水分を蒸発させて、加湿
をスピードアップすることができる。
【0015】また本発明では、保水手段乾燥運転時、保
水手段に接触する空気を加熱手段で加熱することができ
るようにした。これにより、より多くの水分を蒸発させ
て、保水手段の乾燥を促進することができる。
【0016】また本発明では、加湿装置の運転終了時、
所定時間は送風手段と加熱手段とを併用して保水手段乾
燥運転を行い、その後所定時間は加熱手段を停止し送風
手段のみで保水手段乾燥運転を行ってから停止するよう
にした。これにより、加熱手段を十分に冷却してから加
湿装置を完全停止させることができ、安全性を高めるこ
とができる。
【0017】また本発明では、加湿運転時又は保水手段
乾燥運転時、保水手段に接触する空気を加熱手段で加熱
することができるようにするとともに、保水手段乾燥運
転時には加湿運転時よりも空気が高温に加熱されるよう
にした。これにより、保水手段の乾燥を十分に行うこと
ができ、殺菌も進む。
【0018】また本発明では、室内空気中にイオンを送
出するイオン発生装置を加湿装置に併設した。これによ
り、空気中のイオン量を増やしてリラクゼーション効果
や空気中に浮遊する細菌の除菌・殺菌効果を得ることが
できる。
【0019】また本発明では、加湿運転時又は保水手段
乾燥運転時、イオン発生装置の生成したイオンを保水手
段に吹き付けることとした。これにより、保水手段をイ
オンで除菌・殺菌することができる。
【0020】また本発明では、送風手段により生成され
る空気流の一部をイオン発生装置に送り込むこととし
た。これにより、イオン発生装置専用のファンを設けな
くて済む。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明加湿装置の一実施形
態を図に基づき説明する。
【0022】図1は加湿装置1の概略構成を示す。10
はハウジングであり、その内部は垂直な隔壁10aによ
り水タンクコンパートメント10bと通風コンパートメ
ント10cとに区画されている。水タンクコンパートメ
ント10bの上面には開閉自在な蓋11が設けられ、こ
こから水タンク12が挿入される。13は水タンクコン
パートメント10bの底部と通風コンパートメント10
cの底部にまたがるように配置された水受けパンで、そ
の上面のデッキ板13bに水タンク12は取りつけられ
る。
【0023】水タンク12は開口部としては一側面に注
水口12aを備えるのみであり、ここからタンク内に水
を補給する。水を補給した後、注水口12aをネジ式の
キャップ27で密栓し、注水口12aが下を向くよう水
タンク12を倒立させてデッキ板13bの上に置く。キ
ャップ27はデッキ板13bに設けた開口部13cから
水受けパン13の中へ突出する。
【0024】注水口12a及びキャップ27の構造は図
2、3に見られる通りである。キャップ27の中心には
筒形の給水口部材27aが水タンク12の外側に突出す
るように形設される。給水口部材27aの中心には4本
のスポーク27cで支持される筒形の軸受部27bがあ
り、給水口部材27aと軸受部27bとの間が給水開口
27dとなる。軸受部27bの中心には軸28が軸線方
向スライド自在に支持される。また、軸28の一端には
フランジ28aが形設され、このフランジ28aと軸受
部27bとの間に挿入された圧縮コイルバネ29によ
り、軸28は常時水タンク12の外側に向けて付勢され
ている。30は軸28の他端に取り付けられたゴム製の
弁ディスクで、圧縮コイルバネ29の付勢力により給水
口部材27aに密着して給水開口27dを閉ざす。な
お、給水口部材27aへの密着性を良くするため、弁デ
ィスク30は給水口部材27aに向かって凸レンズ状に
湾曲した形状となっている。これら軸28、フランジ2
8a、圧縮コイルバネ29、及び弁ディスク30が弁ユ
ニット31を構成する。
【0025】水受けパン13の底面からは弁開放ピン1
3aが立ち上がる。水タンク12が所定位置に置かれる
と弁開放ピン13aが軸28に当たってこれを押し、弁
ディスク30と給水口部材27aとの間に隙間43を生
じさせる。この隙間43から給水開口27dを通過し、
水受けパン13に水が流れ出す。水位が給水口27aの
下端に達すると、大気圧により水はそれ以上水タンク1
2から流れ出さなくなる。水が消費されればそれを補償
するように水タンク12から水が流れ出すので、水受け
パン13の中の水位は常に一定に保たれる。25は水受
けパン13の中の水位を検知する水位センサーである。
【0026】通風コンパートメント10cの中には扁平
な直方体形状の保水手段14が、その直方体形状の主面
(最も面積の広い面)を垂直にした形で配置される。保
水手段14は不織布で格子を構成し、その格子の穴の中
を空気が通るようにしたものであり、前記主面に格子形
状が現れている。保水手段14は水受けパン13のデッ
キ板13bの上に置かれ、デッキ板13bに設けた開口
部13dに下端を臨ませている。但し保水手段14の下
端が水受けパン13の中の水に浸ることはない。
【0027】15はデッキ板13bを貫通する給水パイ
プで、その下端は水受けパン13の中の水に漬かり、水
受けパン13の底部近くにまで届いている。給水パイプ
15の上端は保水手段14の上に水平に配置した散水パ
イプ17に接続する。給水パイプ15の途中には送水ポ
ンプ16が設けられており、この送水ポンプ16を運転
すると水受けパン13から水が吸い上げられ、散水パイ
プ17まで押し上げられる。散水パイプ17には多数の
滴下孔26(図4参照)が設けられており、ここから保
水手段14に水が降り注ぐ。保水手段14の各部に均等
に水が行き渡るよう、滴下孔26の位置と直径が設定さ
れている。給水量は加湿量に応じて調整される。
【0028】不織布製の保水手段14は降り注ぐ水を吸
い込み、湿潤状態となる。過剰の水は保水手段14の下
端から滴下し、水受けパン13へと戻る。上記給水パイ
プ15、送水ポンプ16、及び散水パイプ17が給水手
段45を構成する。給水手段45は水位センサー25が
所定以上の水位を検知しているときのみ駆動可能であ
る。水位が所定値以下に低下した場合にはハウジング1
0外面の図示しない表示部にその旨の表示が出る。
【0029】通風コンパートメント10cは側面に吸込
口21、上面に吹出口24を有し、その間に通風路が形
成されている。この通風路には、上流より順に、加熱手
段20、送風手段19、及び保水手段14が配置され
る。加熱手段20はニクロム線ヒーターからなり、送風
手段19はプロペラファン及びこれを回転させるモータ
ーからなる。送風手段19はモーターの回転数を変えて
送風量を加減することができる。省エネルギーのため、
加熱手段20は加湿の立ち上がりを速くする、高い湿度
が求められている、あるいは保水手段14を乾燥させる
といった場合以外は使用しない。
【0030】18は通風コンパートメント10cの中に
設置されたイオン発生装置である。イオン発生装置18
には送風装置19により生成された空気流の一部が、主
たる通風路とは別のバイパス通路を経由して送り込まれ
る。そしてイオン発生装置18でイオンを受け取った空
気はダンパー23により以下の2つの風路の一方に向け
られる。その1は通風コンパートメント10cの上面の
イオン吹出口22から室内に出る風路であり、その2は
保水手段14に吹き付ける風路である。
【0031】イオン発生装置18の構造を図5に示す。
イオン発生装置18は、誘電体と、この誘電体を挟んで
対向する1対の電極を構成の要部とする。この実施形態
では両端の開いた円筒形のガラス管(外径20mm)32
をもって誘電体としている。誘電体の材質はこれに限定
されるものではなく、絶縁性を有するものであれば何で
もよい。また形状にも限定はない。この実施形態のよう
に誘電体を円筒形状にした場合、外径が大きいほど、ま
た肉厚が薄いほど誘電体の静電容量が大きくなり、イオ
ンが発生しやすくなるが、同時にオゾンの発生も増加す
るところから、イオンとオゾンのバランスを考えて寸法
を決定しなければならない。実験結果より、ガラス管3
2の外径は20mm以下、肉厚は1.6mm以下といった数
値が推奨される。
【0032】ガラス管32の内外には、いずれもステン
レスの平織り金網を円筒形に丸めた形の内電極33と外
電極34を配置する。内電極33は高圧電極、外電極3
4は接地電極として機能する。内電極33にはSUS3
16またはSUS304のステンレス鋼線を平織りした
40メッシュの金網を円筒状にロール成形したものを使
用している。外電極34には同じくSUS316または
SUS304のステンレス鋼線を平織りした16メッシ
ュの金網を円筒状にロール成形したものを使用してい
る。なお「メッシュ」とは1インチ当たりの目数を意味
する。従って、メッシュ数の大きいものほど網目が細か
いということになる。内電極33と外電極34は、イオ
ン発生装置18の静電容量を大きくしイオン発生効率を
上げるため、ガラス管32に密着させられている。
【0033】ガラス管32の両端は絶縁体の栓部材3
5、36で閉ざす。栓部材35、36はゴムのような弾
性材料により概略円筒形に成形され、各々一方の側面に
周突起部40を有し、この周突起部40に形設された周
溝41にガラス管32の端部が挿入される。栓部材3
5、36の外周面にも外周溝42が形設されている。外
周溝42はイオン発生装置18を通風コンパートメント
10cに固定するのに利用する。
【0034】栓部材35、36の中心には孔37が設け
られる。栓部材35、26の製造時においては孔37は
薄膜で塞がれている。この薄膜には容易に破れるような
加工が施されており、必要なときにはこの薄膜を突き破
って物を挿入できるようになっている。この実施形態で
は栓部材36の孔37にリード線38が通され、リード
線38はガラス管32の内部で内電極33に接続され
る。外電極34にもリード線39が接続されている。
【0035】イオン発生装置18の組立は次のようにし
て行う。まず、リード線38を予め溶接しておいた内電
極33をガラス管32の中に挿入する。そして、栓部材
36の孔37の薄膜を先の尖った工具で突き破り、この
孔37にリード線38を通した後、栓部材36をガラス
管32に嵌着する。次いで、リード線39を予め溶接し
ておいた外電極34をガラス管32の外側に嵌合させ、
その上で、ガラス管32の他端に栓部材35を嵌着す
る。
【0036】ガラス管32を挟んで対向する電極33、
34間に交流電圧を印加すると、大気中で放電等の電離
現象が起こり、プラスイオンとマイナスイオンが略等量
発生する。ここで、印加する交流電圧は、例えば1.1
kV〜2.0kVとする。
【0037】このとき、プラスイオンとしてはH+(H2
O)n、マイナスイオンとしてはO2 -(H2O)mを適量
安定して発生することができる。これらプラスイオンと
マイナスイオンは、単独では空気中の浮遊細菌に対し格
別な滅菌効果はない。しかし、これらのイオンを同時に
空気中に存在させると、プラスイオン及びマイナスイオ
ンは浮遊細菌に付着し、両者が化学反応することによっ
て活性種である過酸化水素H22または水酸化ラジカル
(・OH)が生成する。このH22または(・OH)は
極めて強力な活性を示すため、浮遊細菌を除菌・殺菌で
きる。これを保水手段14の除菌・殺菌に使用するに際
しては、プラスイオン及びマイナスイオンの発生点から
10cm離れた位置のそれぞれのイオン濃度を10,0
00個/cm3以上とすることにより、目的を達成でき
る。
【0038】図11は、イオン発生装置から放出される
イオンの濃度に対する空気中の浮遊細菌の残存率を示し
た図である。縦軸は浮遊細菌の残存率(単位:%)を示
し、横軸はイオン濃度単位:個/cm3)を示してい
る。温度25℃、相対湿度42%の雰囲気で縦2.0
m、2.5m、高さ2.7m(容積13.5m3)の対
象区域において、イオン発生装置18を用いてイオンを
空間中に送出し、風量4m 3/minで送風して室内の
空気を攪拌した。
【0039】イオン濃度はイオン発生装置18のガラス
管32の周面から10cmの位置の測定値を示してい
る。浮遊細菌の残存率は、大腸菌をミスト状に濃度50
0〜1500個/m3程度撒布し、イオンを1時間送出
した時に空気中に残存する大腸菌数により検出した。大
腸菌数は、エアサンプラーにより40L/minの流量
で4分間採取して測定している。
【0040】同図によると、イオンを送出しない場合
(イオン濃度が約300個/cm3)に、1時間経過後
の自然減衰による浮遊細菌の残存率は63.5%(減少
率36.5%)である。大腸菌の初期濃度(例えば、5
00〜1500個/m3とする)には10%程度の測定
誤差がある。従って、浮遊細菌の残存率が53.5%
(減少率46.5%)以下である場合に殺菌効果がある
と考えてよい。
【0041】また、試験の精度を考慮すると、1時間経
過後の大腸菌の残存率は、イオンを送出しない場合に6
0%以上の条件が望ましい。これに基づいて、図11の
測定結果を見ると、イオン濃度が約10,000個/c
3の時に殺菌効果が表れ、それ以上になると残存率が
急速に低下することが分かる。従って、イオン濃度を1
0,000個/cm3以上にすることにより、殺菌効果
を得ることができる。
【0042】加湿装置1の制御回路は図6のように構成
される。50はハウジング10の表面に設けられる操作
パネル、55はハウジング10の内部に設けられる制御
基板を示す。操作パネル50には運転スイッチ51、加
湿スイッチ52、イオン運転スイッチ53、及び湿度設
定スイッチ54が配置される。制御基板55は上記スイ
ッチ群からの信号を受け取るスイッチ入力回路56と、
スイッチ入力回路56から入力データを受け取る制御部
57とを備える。制御部57は制御の要となる箇所であ
り、CPUやメモリ等、いわゆるマイクロコンピュータ
を構成するのに必要な要素を備える。
【0043】制御部57はイオン発生装置駆動回路5
8、送風手段駆動回路59、給水手段駆動回路60、加
熱手段駆動回路61、及びダンパー駆動回路62を制御
する。制御部57には湿度センサー63からも信号が伝
えられる。湿度センサー63はハウジング10の外側又
は内側で室内空気が流通する箇所に配置される。
【0044】運転スイッチ51は加湿装置1全体のメイ
ンスイッチとなるものであり、「入」「切」の2状態に
切り替えられる。加湿スイッチ52は加湿運転の運転モ
ードを選択するものであり、押す度に「自動」→「強」
→「中」→「弱」→「切」→「自動」の順で切り替わ
る。
【0045】イオン運転スイッチ53はイオン発生装置
18及び、これに送風手段19と加熱手段20を加えた
ものの運転モードを選択するものであり、押す度に「ク
ラスター」→「クリーニング1」→「クリーニング2」
→「切」→「クラスター」の順で切り替わる。
【0046】湿度設定スイッチ54は室内空気の湿度を
設定するものであり、所定の数値間隔で設定された複数
個の湿度の中から1個を選択する。
【0047】次に加湿装置1の動作を説明する。まず運
転スイッチ51を「切」にしておいて水タンク12を取
り出し、水タンク12に水を入れ、再び水受けパン13
の上にセットする。それから運転スイッチ51を「入」
にする。加湿スイッチ52とイオン運転スイッチ53は
初期状態では「自動」及び「クラスター」となってお
り、運転スイッチ51を「入」にするとイオン発生を伴
う自動加湿運転が開始される。なお「クラスター」と
は、プラスイオンとマイナスイオンの集団であるイオン
クラスターがイオン発生装置18で生成されることを意
味する。
【0048】自動加湿運転においては、図7に示すよう
に、当初は給水手段45を停止させたまま、加熱手段2
0と送風手段19を所定時間駆動する。これにより、保
水手段14に空気が吹き付けられる。保水手段14に接
触した空気は保水手段14から水分を奪い、保水手段1
4を乾燥させる。
【0049】保水手段14に接触する空気は加熱手段2
0により加熱されて約60〜70℃の温風となってお
り、乾燥が促進される。殺菌効果も高まる。このように
保水手段14が乾燥することにより、保水手段14に付
着していた細菌・かび・藻類等は活動力を弱める。また
臭いの発生も防止される。
【0050】所定時間経過後、加熱手段20への通電が
断たれ、空気の加熱が止まる。入れ替わりに給水手段4
5が運転を開始し、保水手段14に水が注がれる。保水
手段14は湿潤状態となり、その中を通る空気に水分が
転移し、空気の湿度が上昇する。湿度を高めた空気は吹
出口24から吹き出し、室内の湿度を上げる。
【0051】湿度設定スイッチ54で設定した湿度と湿
度センサー63で測定した現実の湿度との間に大きな開
きがあり、室内空気に大量の水分を急速に補給すること
が必要な場合は、給水手段45の運転開始後も加熱手段
20への通電が継続され、保水手段14に接触する空気
を温風とする。これにより水の蒸発量が上昇するので、
空気中により多くの水分を含ませることができる。この
時の温風温度は保水手段14を乾燥させるときの温度よ
りやや低く、約40〜50℃とする。測定湿度が設定湿
度に近づいたら加熱手段20への通電を停止する。
【0052】給水手段45とともにイオン発生装置18
も運転を開始する。このときダンパー駆動回路62はダ
ンパー23をイオン吹出口22の方に切り替えており、
イオンクラスターはイオン吹出口22から室内に送出さ
れる。そして略等量発生したプラスイオンとマイナスイ
オンが室内空気中に浮遊する細菌を取り囲み、化学反応
して活性種である過酸化水素H22または水酸化ラジカ
ル(・OH)を生じ、除菌・殺菌する。
【0053】このように加湿運転をしながらイオン発生
装置18を併用すると、空気中の湿度上昇によりインフ
ルエンザウィルスの生息率が低下し、またイオンクラス
ターによりインフルエンザウィルス以外の浮遊細菌もで
きるので、快適な空気が得られる。
【0054】なおイオン発生装置18の生成するプラス
イオンとマイナスイオンの比率を変え、マイナスイオン
の比率を多くすると、室内の人々にリラクゼーション効
果が生じ、室内環境をより快適なものとすることができ
る。
【0055】自動加湿運転では設定した湿度が保たれる
よう自動的に加湿量が加減されるとともに、途中で保水
手段乾燥運転が行われる。すなわち図8に示すように、
湿度センサー63の検出する湿度が設定湿度に到達する
と、給水手段45及びイオン発生装置18が運転を停止
し、加熱手段20と送風手段19のみ運転される。加湿
装置1の運転開始直後に行った保水手段乾燥運転と同
様、加熱手段20は空気を約60〜70℃に加熱するの
で、保水手段14は迅速に乾燥し、保水手段14で繁殖
しかかっていた細菌・かび・藻類等は活動力を弱める。
臭いの発生も防止される。
【0056】湿度センサー63の検出する湿度が所定値
まで低下したら保水手段乾燥運転を終了し、加湿運転を
再開する。このようにして加湿運転と保水手段乾燥運転
を交互に繰り返す。
【0057】自動加湿運転の途中で運転スイッチ51を
「切」にすると、図9のように運転終了処理が行われ
る。すなわち給水手段45とイオン発生装置18の運転
が停止し、加熱手段20への通電が開始される。約60
〜70℃の温風で所定時間保水手段乾燥運転を行った
後、加熱手段20への通電が断たれる。送風手段19は
運転を続けるので、余熱を持っている加熱手段20を冷
却しつつ保水手段14の乾燥が継続される。
【0058】このように加熱手段20の余熱冷却段階に
入った後、イオン発生装置18が運転を開始する。この
時ダンパー駆動回路62はダンパー23を保水手段14
の側に切り替える。これにより、イオン発生装置18の
生成したイオンクラスターが保水手段14に吹き付けら
れ、保水手段14の全体に行きわたり、保水手段14に
付着した細菌を除菌・滅菌する。所定時間経過後、送風
手段19、イオン発生装置18ともに運転を停止し、加
湿装置1は完全停止状態となる。
【0059】上記のように自動加湿運転では湿度センサ
ー63の検出する湿度が設定湿度に到達すると保水手段
乾燥運転に移行する。加湿スイッチ52が「強」「中」
「弱」のいずれかに合わせられていれば、設定湿度に関
わりなく所定量の水分を蒸発させるような運転が行われ
る。
【0060】例えば「強」では約400ミリリットル/
時間、「中」では約250ミリリットル/時間、「弱」
では約100ミリリットル/時間の割合で水が蒸発する
よう、送風手段19の送風量と加熱手段20の加熱量が
調整される。
【0061】これら「強」「中」「弱」の運転では、保
水手段乾燥運転が行われるのは運転開始時と運転停止時
だけであって、加湿運転の途中では保水手段乾燥運転は
行われない。
【0062】なおイオン運転スイッチ53を「切」に合
わせておいた場合には、「自動」「強」「中」「弱」の
いずれにおいても、イオン生成を伴わない加湿運転及び
保水手段乾燥運転が行われる。
【0063】他方加湿スイッチ52を「切」に合わせて
おいた場合には、加湿抜きでイオン送出のみ行うことが
できる。すなわちイオン運転スイッチ53を「クラスタ
ー」にしておけば、運転スイッチ51を「入」にすると
同時にイオン発生装置18がイオン生成を開始し、送風
手段19も送風を開始し、イオンクラスターがイオン吹
出口22から送出される。
【0064】イオン運転スイッチ53を「クリーニング
1」にするとダンパー23が保水手段14の側に切り替
わり、保水手段14にイオンクラスターが吹き付けら
れ、除菌・殺菌が行われる。
【0065】イオン運転スイッチ53を「クリーニング
2」にすると加熱手段20が通電し、約60〜70℃の
温風とイオンクラスターが同時に保水手段14に吹き付
けられ、温風乾燥と除菌・殺菌が同時進行する。
【0066】上記のように保水手段乾燥用の温風発生と
イオン生成とは両立し得るので、図7、8、9におい
て、保水手段乾燥期間中にイオン発生装置18を駆動し
ても差し支えない。
【0067】また加湿スイッチ52を「強」「中」
「弱」のいずれかにし、イオン運転スイッチ53を「ク
ラスター」「クリーニング1」「クリーニング2」のい
ずれかにすれば、加湿を行いつつイオンクラスターを室
内に送出し、あるいは加湿を行いながら保水手段14の
除菌・殺菌を行うことができる。
【0068】以上、本発明をスタンドアローンの加湿装
置に適用した実施形態につき説明したが、空気調和機や
空気清浄機といった各種空調機器に加湿機能を付加する
場合にも本発明を実施することができる。また実施にあ
たり、次のような修正を施すことも可能である。
【0069】例えば保水手段である。図4に図示したも
のは各マスが四辺形の格子形状となっているが、これを
図10に示すようなハニカム構造とすることもできる。
さらに、保水手段の材料は不織布に限られる訳ではな
く、毛管現象により湿潤状態を保てるものであれば何で
もよい。
【0070】給水方式についても上方から水を滴下する
方式に限定される訳ではない。側面よりはねかけあるい
は噴霧により水を補給するものであっても構わない。要
は、給水手段の停止により水の補給が断たれ、保水手段
を乾燥させることが可能となるものでありさえすればよ
い。
【0071】また、自動加湿運転時にイオンクラスター
の全量が室内に送出されることとしたが、その一部ない
し全量を保水手段に吹き付けることとしてもよい。
【0072】また送風手段もプロペラファン以外のファ
ン、例えばシロッコファンであるとかクロスフローファ
ンをもって構成することができる。加熱手段をニクロム
線ヒーターでなく正特性サーミスタにより構成してもよ
い。
【0073】その他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種
々の変更を加えて実施することができる。
【0074】
【発明の効果】本発明では、保水手段と、この保水手段
を湿潤状態に置く給水手段と、湿潤状態の保水手段に空
気を接触させて空気に水分を転移し、この空気を室内に
送り出す送風手段とを備えた加湿装置において、給水手
段と送風手段を同時に駆動する加湿運転と、給水手段を
停止し送風手段のみ駆動する保水手段乾燥運転とを可能
にしたから、送水手段を停止させ送風手段のみ駆動して
保水手段を乾燥させることにより、保水手段中に細菌・
かび・藻類等が繁殖し、悪臭を発生したり感染症の原因
になったりするのを抑制することができる。そしてこれ
には薬剤を必要としない。
【0075】また加湿装置の運転開始時、最初所定時間
の保水手段乾燥運転を行い、その後加湿運転に移行する
こととしたから、運転停止期間中に細菌・かび・藻類等
が繁殖していたとしても、その活動力を弱めた状態で加
湿を行うことができる。運転初期の臭いの発生も防止さ
れる。
【0076】また加湿装置の運転終了時、所定時間の保
水手段乾燥運転を行い、その後加湿装置を完全停止させ
ることとしたから、運転停止期間中に細菌・かび・藻類
等が繁殖するのを防ぐことができる。
【0077】また加湿運転時、保水手段に接触する空気
を加熱手段で加熱することができるようにしたから、よ
り多くの水分を蒸発させて、加湿をスピードアップする
ことができる。
【0078】また保水手段乾燥運転時、保水手段に接触
する空気を加熱手段で加熱することができるようにした
から、より多くの水分を蒸発させて、保水手段の乾燥を
促進することができる。
【0079】また加湿装置の運転終了時、所定時間は送
風手段と加熱手段とを併用して保水手段乾燥運転を行
い、その後所定時間は加熱手段を停止し送風手段のみで
保水手段乾燥運転を行ってから停止するようにしたか
ら、加熱手段を十分に冷却してから加湿装置を完全停止
させることができ、安全性を高めることができる。
【0080】また加湿運転時又は保水手段乾燥運転時、
保水手段に接触する空気を加熱手段で加熱することがで
きるようにするとともに、保水手段乾燥運転時には加湿
運転時よりも空気が高温に加熱されるようにしたから、
保水手段を十分に乾燥させることができ、殺菌も進む。
【0081】また室内空気中にイオンを送出するイオン
発生装置を加湿装置に併設したから、空気中のイオン量
を増やしてリラクゼーション効果や空気中に浮遊する細
菌の除菌・殺菌効果を得ることができる。
【0082】また加湿運転時又は保水手段乾燥運転時、
イオン発生装置の生成したイオンを保水手段に吹き付け
ることとしたから、保水手段をイオンで除菌・殺菌する
ことができる。
【0083】また送風手段により生成される空気流の一
部をイオン発生装置に送り込むこととしたから、イオン
発生装置専用のファンを設けなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明加湿装置の一実施形態を示す概略垂直
断面図
【図2】 水タンクに組み合わせられるキャップの垂直
断面図
【図3】 キャップの部分水平断面図
【図4】 保水手段及び送水手段の斜視図
【図5】 イオン発生装置の断面図
【図6】 加湿装置の回路ブロック図
【図7】 自動加湿運転開始時のシーケンスダイヤグラ
【図8】 自動加湿運転途中のシーケンスダイヤグラム
【図9】 自動加湿運転終了時のシーケンスダイヤグラ
【図10】 図4と同様の斜視図にして、保水手段の変
形例を示すもの
【図11】 イオン発生装置から発生するイオンの濃度
と浮遊細菌の残存率との関係を示す図
【符号の説明】
1 加湿装置 10 ハウジング 10a 隔壁 10b 水タンクコンパートメント 10c 通風コンパートメント 11 蓋 12 水タンク 12a 注水口 13 水受けパン 13a 弁開放ピン 13b デッキ板 13c、13d 開口部 14 保水手段 15 給水パイプ 16 送水ポンプ 17 散水パイプ 18 イオン発生装置 19 送風手段 20 加熱手段 21 吸込口 22 イオン吹出口 23 ダンパー 24 吹出口 25 水位センサー 26 滴下孔 27 キャップ 27a 給水口部材 27b 軸受部 27c スポーク 27d 給水開口 28 軸 28a フランジ 29 圧縮コイルバネ 30 弁ディスク 31 弁ユニット 32 ガラス管(誘電体) 33 内電極 34 外電極 35、36 栓部材 37 孔 38、39 リード線 40 周突起部 41 周溝 42 外周溝 43 隙間 45 給水手段 50 操作パネル 51 運転スイッチ 52 加湿スイッチ 53 イオン運転スイッチ 54 湿度設定スイッチ 55 制御基板 56 スイッチ入力回路 57 制御部 58 イオン発生装置駆動回路 59 送風手段駆動回路 60 給水手段駆動回路 61 加熱手段駆動回路 62 ダンパー駆動回路 63 湿度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L055 AA01 AA04 AA05 AA06 AA07 BA02 DA03 DA04 DA05 DA11 3L060 AA01 AA05 CC06 CC07 DD07 EE23 EE25 EE26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保水手段と、この保水手段を湿潤状態に
    置く給水手段と、湿潤状態の保水手段に空気を接触させ
    て空気に水分を転移し、この空気を室内に送り出す送風
    手段とを備えた加湿装置において、 給水手段と送風手段を同時に駆動する加湿運転と、給水
    手段を停止し送風手段のみ駆動する保水手段乾燥運転と
    を可能にしたことを特徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】 加湿装置の運転開始時、最初所定時間の
    保水手段乾燥運転を行い、その後加湿運転に移行するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】 加湿装置の運転終了時、所定時間の保水
    手段乾燥運転を行い、その後停止することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の加湿装置。
  4. 【請求項4】 加湿運転時、保水手段に接触する空気を
    加熱手段で加熱することができるようにしたことを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の加湿装
    置。
  5. 【請求項5】 保水手段乾燥運転時、保水手段に接触す
    る空気を加熱手段で加熱することができるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    加湿装置。
  6. 【請求項6】 加湿装置の運転終了時、所定時間は送風
    手段と加熱手段とを併用して保水手段乾燥運転を行い、
    その後所定時間は加熱手段を停止し送風手段のみで保水
    手段乾燥運転を行ってから停止するようにしたことを特
    徴とする請求項5に記載の加湿装置。
  7. 【請求項7】 加湿運転時又は保水手段乾燥運転時、保
    水手段に接触する空気を加熱手段で加熱することができ
    るようにするとともに、保水手段乾燥運転時には加湿運
    転時よりも空気が高温に加熱されるようにしたことを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の加湿装
    置。
  8. 【請求項8】 室内空気中にイオンを送出するイオン発
    生装置を併設したことを特徴とする請求項1〜請求項7
    のいずれかに記載の加湿装置。
  9. 【請求項9】 加湿運転時又は保水手段乾燥運転時、前
    記イオン発生装置の生成したイオンを保水手段に吹き付
    けることを特徴とする請求項8に記載の加湿装置。
  10. 【請求項10】 送風手段により生成される空気流の一
    部をイオン発生装置に送り込むことを特徴とする請求項
    8又は請求項9に記載の加湿装置。
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