JP2006292305A - 加湿機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の加湿機では、加湿部及びその空気流路の側面に加湿部への水の供給に係る給水タンク等の部品が配置されているため、加湿部及びその空気流路幅寸法に制約を受け十分な幅を確保することができず、加湿能力が低く、送風機の負荷増大に伴う騒音、消費電力が増加するといった課題があった。
【解決手段】 本発明に係る加湿機は、加湿部及びその空気流路の後方に加湿部への水の供給に係る部品の少なくとも一部を配置し、加湿部へ水を供給するような構成とすることにより、加湿部及びその空気流路幅寸法の制約が減り、加湿機本体の内幅とほぼ同じ幅の加湿部を搭載することができ、加湿能力が高まるとともに、送風機の負荷が低減し低騒音性、省エネ性が高まる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、主として室内の空気の湿度を高める加湿機に関するものである。
従来の加湿機は、例えば、加湿部への水の供給に係る給水タンク等の部品を加湿部およびその前後の空気流路の側面に配置し水を供給する構成にしているものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−61901号(第6頁、第2図、第7図)
従来の加湿機は、加湿部およびその空気流路の側面に、加湿部への水供給に係る給水タンク等の部品を配置しているため、加湿部およびその空気流路幅寸法に制約を受け、十分な幅を確保することができず、このため加湿能力が低く、また送風機の負荷増大に伴う騒音・消費電力が増加するといった課題があった。
また、空気清浄フィルターと気化フィルター間の空気流路が複雑な経路であるため、圧力損失が高く送風機の負荷増大に伴う騒音・消費電力が増加したり、さらには、送風機の吸込口における吸込位置による吸込量の偏りや、ファンへの吸込時において気流の乱れにより送風機の騒音が増加したり、さらにまた、空気流路の曲がり流路における気流の乱れにより圧力損失が増加したり、気流騒音が発生したりする課題もあった。
また、加湿部への空気の流入・吸出しにおける気流の偏りにより加湿量が低下したり、加湿機本体が傾斜した場合や、加湿部への過剰な給水、加湿部の異常による漏水等があった場合に加湿部へ供給されるべき水がトレイから溢れ出てしまうという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その第1の目的は加湿量が多く、円滑な空気流れにより騒音が少なく、消費電力の低く効率の良い加湿機を得るものであり、また、第2の目的は、加湿用の水が本体から流出しにくい構造の加湿機を得るものである。
この発明に係る加湿機は、加湿部への水の供給に係る部品の少なくとも一部を加湿部およびその空気流路の後方に配置して、加湿部へ水を供給するような構成を備えたものである。
この発明は、給水に係る部品を加湿部およびその空気流路の後方に配置して、水を加湿部に供給する構成としたことにより、加湿部およびその空気流路幅寸法の制約が減り、加湿機本体の内幅とほぼ同じ幅の加湿部を搭載することができ、加湿能力を高め、送風機の負荷を減らし、騒音・消費電力を低減するという効果がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加湿機の全体を示す斜視図である。加湿機本体1の前側には前面パネル2が取り付けられており、前面パネル2には吸込口3が複数設けられている。加湿機本体1の上面には吹出口4と開閉可能な給水タンク室扉5が設けられている。
図2は、加湿機本体1の前面パネル2側よりみて右側面を省略した内部構成を示す斜視図である。前面パネル2の後方には空気清浄フィルター6が配置されている。加湿機本体1内部の底部にはトレイ7が設けられ、トレイ7の前側及び後側の壁面に内側に向けた庇部8が形成されており、その加湿部側(内側)が凹部となる空間が設けられている。
トレイ7の加湿部装着部21に加湿機本体1の内幅にほぼ等しい幅の加湿部9が装着されており、加湿部9の上側には送風機10が配置されている。
加湿部9は、図では四角形の流路となっているが、ハニカム形状やコルゲート形状の隙間、平行板の隙間、フォーム材の空隙や不織布の繊維の隙間、プリーツ状に形成された膜の表面に設けられた開口部など空気が通過できる形状であればよく、流路を形成する材質も布、紙、不織布、ポリウレタンフォーム、透湿膜、多孔質素材やこれらをくみあわせたもので毛細管現象による水の吸上げが可能で空気の通過による水の気化が可能なものであればよい。
送風機吸込口11は送風機10の本体背面側に配置されており、送風機吸込口11の外周には吸込口外周凸部12が形成されている。加湿部9側から送風機吸込口11への空気流路は曲がりがある流路となっており、この曲がり流路の外周側となる送風機吸込口11の上側には吸込口整流板13が設けられている。
図3は、加湿機本体1の上面、吸込口整流板13を省略した内部構成を示す斜視図である。送風機10にはファン22が電動機14に取り付けられ内蔵されている。
送風機10の横には給水タンク室16が設けられ、給水タンク17が格納されている。 送風機吸込口11に至る空気流路を構成する給水タンク側壁面23は、送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜している。
図4は、加湿機本体1の前面パネル2と空気清浄フィルター6を省略した内部構成を示す斜視図である。図4において、送風機10には電動機14が電動機固定板15により取り付けられている。
図5は、加湿機本体1の背面、左側面及び給水タンク室扉5、トレイ7左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。
給水タンク17の上部は、給水タンク室16に格納可能な形状に形成され、下部は給水タンク挿入部18に挿入可能な形状に形成され、給水タンク室16から給水タンク挿入部18にわたって配置されている。給水タンク17下側端部でトレイ7と係合されている。
図6は、トレイ7の左側面を省略した内部の構成を示す斜視図を示す。トレイ7の加湿部装着部21には、加湿部9が装着された状態であり、加湿部装着部21の後方には給水タンク挿入部18が配置されている。
給水タンク挿入部18と加湿部9の間には空気流路となる空間が設けられている。給水タンク挿入部18の底面には、給水タンク係合部19が形成され、給水タンク17の下側端部と係合される。給水タンク挿入部19と加湿部装着部21は給水通路20にて連通されており、水の移動が可能となっている。
次に、実施の形態1に係る加湿器の動作について説明する。
上記のように構成された加湿機においては、送風機10は、電動機14によりファン22を回転し気流を発生させ、前面パネル2の吸込口3より室内の空気を吸引し、該吸引された空気は、空気清浄フィルター6で浄化した後、加湿部9に導入される。
この加湿部9を通過するときに、前記空気は、加湿部9において、給水タンク17より供給された水が気化した水蒸気により加湿される。
空気清浄フィルター6の空気通過面の下部と、加湿部9の空気通過面とは直線上に配置された空気流路で結ばれており、これにより空気は直線的に流れる。
前記加湿部9で加湿された空気は、給水タンク側壁面23等から構成される空気流路を通過し、吸込口整流板(第1の整流板)13、送風機吸込口の外周部の凸部12で整流され、また、空気流路の給水タンク側壁面23が送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜している面を介して送風機吸込口11に滑らかに吸引される。
送風機11に吸引された加湿された空気は、吹出口4より室内に吹き出され、室内に拡散する
また、給水タンク17は、加湿機本体1の上面にある給水タンク室扉5部より給水タンク室16に格納され、給水タンク17の下側端部と給水タンク係合部19とが係合される。この係合により給水タンク17より水が給水され、給水通路20からトレイ7の加湿部装着部21をへて加湿部9へと水が供給される。
前記水が供給されるトレイ7の前側または後側の壁面と底面とには、漏水防止のための庇部8が形成されており、その加湿部側(内側)は凹部となる空間が設けられている。
通常加湿部9へ供給途中の水は、加湿部装着部21には溢れない程度の量存在するが、加湿機本体1が傾斜した場合には、加湿部装着部21から溢れ出てしまう。本実施の形態1の加湿器においては、トレイ7の前側または後側の壁面と底面とに庇部8を形成し、この庇部8の加湿部側(内側)が凹部となる空間を設けることにより、水がトレイ7から溢れるのを防止している。
本実施の形態1による効果を以下に説明する。
空気清浄フィルター6の空気通過面の下部と、加湿部9の空気通過面とは直線上に配置された空気流路で結ばれており、これにより空気が、直線的に流れることにより、圧力損失が低減し、送風機の負荷が低減して、結果、騒音、消費電力が低減される。
また、加湿部9とその空気通過面は加湿機本体1の内幅とほぼ同じ幅があり、より多くの加湿を行うことができるとともに、圧力損失を低下させ送風機の負荷が低減され騒音と消費電力を低減している。
さらに、加湿部9で加湿された空気が、給水タンク側壁面23等から構成される空気流路を通過し、吸込口整流板(第1の整流板)13、送風機吸入口の外周部の凸部12により円滑に整流される。
空気流路の曲がり部に吸込口整流板(第1の整流板)13を設けることにより、これを通過する際に、空気流路の曲がりによる気流の乱れが抑制され圧力損失は低減され、気流騒音の発生が抑制される。
また、送風機吸入口の外周部の凸部12は、その凸部形状により、加湿部9側からの空気の流れを送風機吸込口11の両側へ導き、送風機吸込口11の側面、上面側の吸込量を増やし、吸込位置による吸込量の不均一を緩和するとともに、ファンへの吸込みにおける整流効果により、送風機騒音を低減する。
また、空気流路を形成する給水タンク側壁面23を、送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜するように形成することにより、空気流は、この面を介して送風機吸込口11に円滑に吸引されることから、圧力損失を低減するとともに、送風機吸込口11の吸込量を増やし、送風機騒音を低減する。
トレイ7の前側または後側の壁面と底面とに庇部8を形成し、この庇部8の加湿部側(内側)が凹部となる空間を設けることにより、水がトレイ7から溢れるのを防止しており、庇部8が無い壁面では溢れるような加湿機本体1の傾斜であっても庇部8により水を溜めることができ、より大きな傾斜においても水の溢れが防止できる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る加湿機の全体を示す斜視図である。加湿機本体1の前側には前面パネル2が取り付けられており、前面パネル2には実施の形態1と異なり、その外周部に吸込口3が複数設けられている。
加湿機本体1の上面には吹出口4と開閉可能な給水タンク室扉5が設けられている。
図8は、加湿機本体1の左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。前面パネル2の後方には、空気清浄フィルター6が配置されている。加湿機本体1内部の底部には、トレイ7が設けられており、加湿部装着部21に加湿機本体1の内幅にほぼ等しい幅の上部給水加湿部24が装着されている。
図では平行平板の隙間が流路となっているが、ハニカム形状やコルゲート形状の隙間、フォーム剤の空隙や不織布の繊維の隙間、プリーツ状に形成された膜の表面に設けられた開口部など空気が通過できる形状であればよく、流路を形成する材質も布、紙、不織布、ポリウレタンフォーム、透湿膜、多孔質素材やこれらを組み合わせたもので給水性があり空気の通過により水を気化できるものであればよい。
上部給水加湿部24の前側である空気流路の入口側には、加湿部入口側ガイド(第2の整流板)25が設けられ、上部給水加湿部24の後側である出口側には加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26が設けられている。
この加湿部入口側ガイド(第2の整流板)25、加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26は、そのいずれか一方側のみを設けることもできる。
トレイ7の前側及び後側の壁面に、実施の形態1と同じく内側に向けた庇部8が形成されており、加湿部側(内側)が凹部となる空間が設けられている。
上部給水加湿部24の上側には送風機10が配置されており、送風機吸込口11は、送風機10の本体背面側に配置される。
上部給水加湿部24側から送風機吸込口11への空気流路には、空気流路分割板(第4の整流板)27が設けられており、複数分割(本実施の形態2では3分割)された空気流路により送風機吸込口11につながっている。
この空気流路は、送風機吸込口11側へ曲がりのある流路となっており、この曲がり流路の外周側となる送風機吸込口11の上側には、実施の形態1と同様に吸込口整流板(第1の整流板)13が設けられている。
図9は、加湿機本体1の上面、吸込口整流板(第1の整流板)13、上部給水タンク25を省略した内部構成を示す斜視図である。送風機10には、ファン22が電動機14に取り付けられ内蔵されている。また、上部給水加湿部24の上部には、送風機10と給水タンク室16とが並べて配置されている。
送風機吸込口11に至る空気流路を構成する給水タンク側壁面23は、実施の形態1と同様に送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜している。
図10は、加湿機本体1の前面パネル2と空気清浄フィルター6とを省略した内部構成を示す斜視図である。送風機10には電動機14が電動機固定板15により取り付けられている。
図11は、加湿機本体1の背面、左側面及び給水タンク室扉5、トレイ7左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。給水タンク室16には、上部給水タンク29が格納され、上部給水タンク29の底端部(図示せず)にて、加湿部給水タンク係合部28と係合している。上部給水加湿部24には、水位センサー31が設けられており、加湿部装着部21の水位を検知している。
図12は、加湿機本体1の全面パネル側からみて左側面、トレイ7左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。給水タンク室16の底面には、上部給水加湿部24の加湿部給水タンク挿入部32につながる加湿部連通口30が設けられている。加湿部給水タンク挿入部32の底面には、加湿部給水タンク係合部28が設けられている。
次に本実施の形態2に係る加湿器の動作について説明する。
上記のように構成された加湿機において、上部給水タンク29は、加湿機本体1の上面にある給水タンク室16の内に給水タンク室扉5部より格納され、上部給水タンク29の底端部は、加湿部連通口30、加湿部給水タンク挿入部32に挿入され加湿部給水タンク係合部28に係合される。
この係合により上部給水タンク29から上部給水加湿部24に水が供給される。
加湿部装着部21の水位を水位センサー31により検知し、所定の水位になると上部給水加湿部24への水の供給が停止するような、水の供給を制御する給水制御手段により加湿部への給水は制御されている。
また、実施の形態1と同様にトレイ7の前側または後側の壁面と底面と庇部8で形成される加湿部側(内側)が凹部となる空間としており、加湿機本体1が傾斜した時でも水がトレイ7から溢れるのを防止している。
送風機10は、電動機14によりファン22を回転させ気流を発生させ、前面パネル2の吸込口3より室内の空気を吸引し、空気清浄フィルター6で吸引した空気を浄化した後、加湿部入口側ガイド(第2の整流板)25を備えた空気流路を通り、上部給水加湿部24を通過させる。上部給水加湿部24を通過した空気は、上部給水タンク29より供給された水が気化され水蒸気により加湿される。
上部給水加湿部24にて加湿された空気は、加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26を備えた空気流路から、給水タンク側壁面23等で構成される空気流路へ流入する。この空気流路は、空気流路分割板(第4の整流板)27により、複数分割(図9では3分割)に分割された流路に分かれ、複数分割に分流された空気流は送風機吸込口11に至り、吸込口整流板(第1の整流板)13でガイドされ吸引される。
加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26は、上部給水加湿部24からの吸出しの空気流の不均一を緩和し加湿性能を高める働きをする。
前記加湿部9で加湿された空気は、給水タンク側壁面23等から構成される空気流路を通過し、吸込口整流板(第1の整流板)13、送風機吸込口の外周部の凸部12で整流される。 送風機吸込口11に至る空気流路を構成する給水タンク側壁面23は、送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜しており、実施の形態1と同様傾斜している面を介して送風機吸込口11に滑らかに吸引される。
また、上部給水加湿部24にて加湿された空気は、加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26を備えた空気流路から、給水タンク側壁面23等で構成された空気流路へ流入する。この空気流路は、空気流路分割板(第4の整流板)27で3つの流路に分かれており、加湿された空気は、3つに分流されて送風機吸込口11に至り、吸込口整流板(第1の整流板)13によりガイドされ吸引される。
送風機11により吸引された加湿された空気は、吹出口4より室内に吹き出され、室内に拡散する
本実施の形態2における効果を以下に説明する。
本実施の形態2においては、実施の形態1と同様に、空気清浄フィルター6の空気通過面の下部と上部給水加湿部24の空気通過面は直線上に配置され空気流路で結ばれていることにより、圧力損失を低減し、送風機の負荷が低減され騒音、消費電力が低減される。
また、上部給水加湿部24とその空気通過面が、加湿機本体1の内幅とほぼ同じ幅があることにより、より多くの加湿を行うことができるとともに、圧力損失を低くすることができ、送風機の負荷が低減されて騒音、消費電力が低減される。
また、本実施の形態2においては、空気流路に設けられた加湿部入口側ガイド(第2の整流板)25により、上部給水加湿部24への空気流入の偏りが緩和され加湿性能が高められ、さらに、加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26は、上部給水加湿部24からの吸出しの不均一を緩和し、これにより加湿性能が高められる。
また、本実施の形態2にあっては、空気流路分割板(第4の整流板)27により、上部給水加湿部24側からの空気の流れを送風機吸込口11へ両側と中央に3分割して導き、加湿された空気を側面、上面側の吸込量を増やして吸引することができる。
すなわち、空気流路分割板(第4の整流板)27は、上部給水加湿部24側からの空気の流れを送風機吸込口11へ、中央とその両側との3分割にして導くことにより、側面、上面側の吸込量を増やすことができ、また送風機吸込口11の吸込位置による不均一を緩和して送風機騒音を低減することができる。
また、実施の形態1と同様に、給水タンク側壁面23は、送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜したことにより、圧力損失を低減するとともに、送風機吸込口11の給水タンク側空気流路壁面23側の吸込量を増加させ、送風機吸込口11の吸込量の偏りを緩和して送風機騒音を低減することができる。さらに、吸込口整流板(第1の整流板)13により、吸入される空気の空気流路の曲がりによる気流の乱れを抑制し圧力損失の低減、気流騒音の発生を抑制することができる。
また、送風機吸入口の外周部に凸部12を形成することにより、吸込量を増やし、吸込による送風機騒音を低減することができる。
本実施の形態2において、実施の形態1と同様にトレイ7の前側または後側の壁面と底面と庇部8で形成される加湿部側(内側)が凹部となる空間とすることにより、水がトレイ7から溢れるのを防止し、庇部8が無い壁面では溢れ出てしまうような加湿機本体1の傾斜であっても、庇部8により水を溜めることができる。
すなわち、より大きな傾斜においても水の溢れを防止することができる。
本実施の形態2においては、水位センサー31により湿部装着部21の水位を検知し、所定の水位になると上部給水加湿部24への水の供給が停止するような、水の供給を制御する給水制御手段によって加湿部への給水を制御することにより、常に安定した加湿部への給水を行うことができる。
以上のように、トレイ7の前側及び後側の壁面と庇部8からなる加湿部側(内側)が凹部空間により、加湿機本体1が傾斜時のトレイ7からの水溢れ防止の効果が高まる。
また、空気清浄フィルター6と上部給水加湿部24の空気通過面は直線上に配置されていることから、圧力損失が低減され低騒音性、省エネ性が高まる。
また、加湿部入口側ガイド(第2の整流板)25により上部給水加湿部24へ空気の流入の偏りを緩和しすることから加湿性能が高まる。
また、上部給水加湿部24は上面側から水を上部給水タンク29より供給されることから、上部給水加湿部24の幅を加湿機本体1の内幅に近いものとすることができ、加湿性能が高まるとともに圧力損失が低減され低騒音性、省エネ性が高まる。
また、加湿部出口側ガイド(第3の整流板)26は、上部給水加湿部24からの吸出しの不均一を緩和することにより加湿性能を高めることができる。
また、空気流路分割板(第4の整流板)27は、上部給水加湿部24側からの空気の流れを送風機吸込口11へ両側と中央の3分割にして導き、側面、上面側の吸込量を増やし送風機吸込口11の吸込位置による不均一を緩和することから送風機騒音が低減され低騒音性を高めることができる。
また、給水タンク側壁面23は、送風機吸込口11から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜していることから、圧力損失を低減するとともに、送風機吸込口11の給水タンク側空気流路壁面23側の吸込量を増やし、送風機吸込口11の吸込量の偏りを緩和することから送風機騒音が低減し低騒音性が高まる。
また、吸込口整流板(第1の整流板)13を通過する際には空気流路の曲がりによる気流の乱れを抑制することから圧力損失を低減するとともに、気流騒音を抑制することから低騒音性が高まる。
また、水位センサー31により湿部装着部21の水位を検知し、所定の水位に制御する給水制御手段によって加湿部への給水を制御することにより、加湿部への常に安定した給水を行うことができ、円滑な加湿をおこなうことができる。
本発明の実施の形態1に係る加湿機の全体の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿機本体の前面パネル側よりみて右側面を省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿機の上面、吸込口整流板(第1の整流板)を省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿機の前面パネルと空気清浄フィルターを省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿機の背面、左側面および給水タンク室扉、トレイ左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿機のトレイ7の左側面を省略した内部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿機の全体の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿機の左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿機の上面、吸込口整流板(第1の整流板)、上部給水タンクを省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿機の前面パネルと空気清浄フィルターを省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿機の背面、左側面および給水タンク室扉、トレイの左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿機の左側面、トレイの左側面を省略した内部構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 加湿機本体 、2 前面パネル、3 吸込口、4 吹出口、5 給水タンク室扉、6 空気清浄フィルター、7 トレイ、8 庇部、9 加湿部、10 送風機、11 送風機吸込口、12 吸込口外周凸部、13 吸込口整流板(第1の整流板)、14 電動機、15 電動機固定板、16 給水タンク室、17 給水タンク、18 給水タンク挿入部、19 給水タンク係合部、20 給水通路、21 加湿部装着部、22 ファン、23 給水タンク側壁面、24 上部給水加湿部、25 加湿部入口側ガイド(第2の整流板)、26 加湿部出口側ガイド(第3の整流板)、27 空気流路分割板(第4の整流板)、28 加湿部給水タンク係合部、29 上部給水タンク、30 加湿部連通口、31 水位センサー、32 加湿部給水タンク挿入部。

Claims (10)

  1. 吸込口から吸気して吹出口に送られる空気流路に空気清浄フィルターと、加湿部と、送風機を有し、且つ該加湿部が装着され、加湿部が装着されるトレイに水を給水する給水タンクを備える加湿機において、
    加湿部への空気流れ方向の前側または後側に給水に係る部品の少なくとも一部を配置することを特徴とする加湿機。
  2. 吸込口から吸気して吹出口に送られる空気流路に空気清浄フィルターと、加湿部と、送風機を有し、且つ該加湿部に水を供給するための給水タンクと、加湿部の下部に水を溜めるためのトレイを備える加湿機において、
    加湿部の上方より水を供給するとともに、供給に係る部品の少なくとも一部と、送風機とを加湿部の上部に配置することを特徴とする加湿機。
  3. 前記空気清浄フィルターの空気通過面と加湿部の空気通過面の少なくとも一部が、直線上に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の加湿機。
  4. 前記空気流路から送風機の吸込口への曲がり流路に第1の整流板を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加湿機。
  5. 前記送風機の吸込口の外周部に凸部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加湿機。
  6. 前記送風機の吸込につながる空気流路を構成する壁面の少なくとも一部が、吸込口から遠い側が流路面積を拡大する側に傾斜していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の加湿機。
  7. 前記トレイの底面に設けられた、外周面を含む立面の少なくとも一部である加湿部側内側が、凹部形状であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の加湿機。
  8. 前記加湿部の前後の、少なくとも一方側の空気流路に、前側には第2の整流板を、後側には第3の整流板を設けることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の加湿機。
  9. 前記送風機の吸込口前側の空気流路を複数に分割する第4の整流板を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の加湿機。
  10. 給水タンクから加湿部への水の供給を制御する給水制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の加湿機。
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