JP2003002182A - リフトトラック - Google Patents

リフトトラック

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JP2003002182A
JP2003002182A JP2001189290A JP2001189290A JP2003002182A JP 2003002182 A JP2003002182 A JP 2003002182A JP 2001189290 A JP2001189290 A JP 2001189290A JP 2001189290 A JP2001189290 A JP 2001189290A JP 2003002182 A JP2003002182 A JP 2003002182A
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push
wheel
master cylinder
speed
pull solenoid
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JP2001189290A
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English (en)
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Koji Yokoyama
孝二 横山
Yasunori Kitagawa
康則 北川
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 未熟なオペレータでも的確な制動ができる
上、長期間にわたって制動性能が安定するようにしたリ
フトトラックの提供を目的とする。 【解決手段】 車体1中心から偏倚させた駆動輪10を
制動する駆動輪制動手段14が設けられたリフトトラッ
クにおいて、マスターシリンダ18から給排される圧油
で駆動されて前輪13を制動する油圧操作式制動機構部
17が設けられると共に、上記マスターシリンダ18を
駆動するプッシュ・プルソレノイド19が設けられ、上
記マスターシリンダ18のピストンロッド22を押し込
み方向に付勢してピストンロッド22の遊びを解消する
付勢手段26が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフトトラックに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リフトトラックとして、車体の後
部に車体の中心線から偏倚させた位置に駆動輪を配置
し、この駆動輪を制動することにより車体を制動する駆
動輪制動装置を設けたものがある。
【0003】例えば、搬器が車体に進退可能に支持され
るリーチ型フォークリフトでは、車体左後部に駆動輪
が、右後部にキャスターが、車体前部に左右1対の支重
用の前輪が配置され、上記駆動輪を駆動する走行モータ
を制動することにより上記駆動輪を制動する駆動輪制動
装置が設けられている。 この駆動輪制動装置としては、
電磁ブレーキやディスクブレーキなどの摩擦ブレーキが
多用され、走行モータをプラギング、回生制動などの電
気制動により制動する電気制動装置が併用されることが
ある。
【0004】しかし、上記キャスターや前輪にはこれら
を制動する手段は設けられておらず、車体の中心線から
偏倚させた駆動輪のみが制動されるので、制動時にハン
ドルをとられ易く、又、駆動輪が固定されるロッキング
が起こり易く、ロッキングによる滑走で制動距離が長く
なったり、車体が横滑り(スキッド)したりするという
問題がある。 この問題は、 特に路面が濡れていたり、
凍結していたりする場合に起こり易くなるが、これまで
はオペレータの操縦技術に対する熟練によって解決され
ているのが実情であり、確実に防止することはできなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手不
足になると未熟なオペレータが操縦することが多くな
り、制動時にハンドルを取られたり、制動遅れや横滑り
によって上手く止まれなかったりして、周囲の他物や他
人に車体や積荷を接触させるおそれが高くなる。 又、熟
練したオペレータでも滑走して周囲の他物や他人に車体
や積荷を接触させるおそれがないわけではない。
【0006】そこで、未熟なオペレータでも的確な制動
が行えるようにするために、駆動輪以外の少なくとも1
輪、例えば車体前部の左右に配置される1対の前輪に制
動機構部を組付け、ブレーキペダルでブレーキ操作をす
ると、駆動輪と前輪とが同時に制動されるようにするこ
とを発明したのであるが、上記ブレーキペダルと前輪の
制動機構部とを機械機構により連動させるとすれば、オ
ペレータが従来よりも強い力でブレーキペダルを踏踏み
込まなければならず、オペレータの疲労が加重されると
いう問題が生じた。 又、この先行発明によれば、ブレー
キペダルに制動機構部を連動させる機械機構の動作空間
が必要になるので、車体の小型化及びコンパクト化を図
る上で不利になるという問題も生じる。
【0007】そこで、ブレーキペダルでマスターシリン
ダを操作し、このマスターシリンダから給排される圧油
で駆動される油圧操作式制動機構部を前輪に設けること
を試みたところ、油圧配管がフレームの固定されるので
動作空間が小さくなり、小型化及びコンパクト化を図る
上でかなり有利になることが分った。
【0008】しかし、デッドマン方式のブレーキペダル
で上記マスターシリンダを直接的に操作すると、走行中
にオペレータがこれまで以上に強くブレーキペダルを踏
み続けなければならず、疲労を速めるという問題は十分
に解決することはできなかった。 又、マスターシリン
ダとブレーキペダルとの位置関係に制約があり、小型化
及びコンパクト化を図る上でも不満が残った。
【0009】そこで、更に検討を重ねた結果、ブレーキ
ペダルの位置を検出し、電気信号で制御されるプッシュ
・プルソレノイドの出力軸を直接的に上記マスターシリ
ンダのピストンロッドに連結し、このプッシュ・プルソ
レノイドで直接マスターシリンダを駆動するように構成
することを試みたのである。
【0010】このようにしてプッシュ・プルソレノイド
でマスターシリンダを操作すると、オペレータの疲労が
加重されることはほとんどなくなる。 又、プッシュ・プ
ルソレノイドとマスターシリンダとを直結すると、これ
らを小型に、かつ、コンパクトに組立てることができ、
しかも、上記マスターシリンダとブレーキペダルとの位
置関係に制約がなくなるので、これらマスターシリンダ
及びプッシュ・プルソレノイドの取付け位置を選択する
自由度が高められ、マスターシリンダ及びプッシュ・プ
ルソレノイドを例えば車体内のデッドスペースに配置し
て、車体の小型化及びコンパクト化を図ることができる
ことが分ったのである。
【0011】しかし、長期間にわたり研究しているうち
に、この構成によれば、運転期間が長くなると、前輪の
制動が効き過ぎ、急停車したり、滑走により制動距離が
横滑りしたりするという不都合なことが起こることが分
った。
【0012】そして、この問題は、油圧操作式制動機構
部のブレーキシューやブレーキパッドなどの耐摩部材の
摩耗が原因になっていることに気付いたのである。 つま
り、上記耐摩部材が摩耗してくると、いわゆるブレーキ
の遊びが発生して、マスターシリンダのピストン及びピ
ストンロッドのストロークが大きくなり、これに従って
プッシュ・プルソレノイドの出力軸のストロークが大き
くなるとプッシュ・プルソレノイドの出力が急激に増加
し、必要以上に制動力が強くなるということに気付いた
のである。
【0013】本発明は、かかる知見に基づき、これら従
来技術の課題を解決し、未熟なオペレータでも的確な制
動が行え、しかも、長期間にわたって一定の制動性能が
維持されるようにしたリフトトラックを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動輪と、こ
の駆動輪を制動する駆動輪制動手段が設けられたリフト
トラックにおいて、この目的を達成するため、以下のよ
うな技術的手段を採用する。
【0015】即ち、本発明のリフトトラックは、駆動輪
以外の少なくとも1輪の車輪に組付けられた油圧操作式
制動機構部と、この制動機構部に圧油を給排するマスタ
ーシリンダと、このマスターシリンダを駆動するプッシ
ュ・プルソレノイドと、上記マスターシリンダのピスト
ンロッドを押し込み方向に付勢する付勢手段が設けられ
るという技術的手段を採用する。
【0016】これによれば、駆動輪以外の少なくとも1
輪の車輪に組付けられた油圧操作式制動機構部と、この
制動機構部に圧油を給排するマスターシリンダと、この
マスターシリンダを駆動するプッシュ・プルソレノイド
が設けられるので、駆動輪制動装置のブレーキペダルの
操作を電気的に検出して上記プッシュ・プルソレノイド
を作動させ、駆動輪と同時に駆動輪以外の少なくとも1
輪の車輪を制動できるという作用が得られる。
【0017】又、 上記マスターシリンダと制動機構部
との間には車体に固定できる油圧配管が設けられるの
で、装置の占有スペースを小型にでき、コンパクトに車
体に組み込めるという作用が得られる。
【0018】更に、上記マスターシリンダをプッシュ・
プルソレノイドで駆動するので、これらをコンパクトに
組合せて、装置の占有スペースを小型にでき、コンパク
トに車体に組み込めるという作用が得られる。
【0019】又更に、上記マスターシリンダをプッシュ
・プルソレノイドで駆動するので、ブレーキペダルの位
置に制約されずにこれらマスターシリンダ及びプッシュ
・プルソレノイドを配置することができるという作用が
得られる。
【0020】加えて、本発明は、上記マスターシリンダ
のピストンロッドを押し込み方向に付勢する付勢手段が
設けられるので、上記油圧操作式制動機構部の耐摩部材
が摩耗すると、ブレーキオフ時にこの付勢手段により上
記ピストンロッドが押し込められてマスターシリンダの
ピストン及びピストンロッドの遊び、即ち、制動手段の
耐摩部材が回転体に向かって移動し始めるまでのピスト
ンロッドのストロークが解消され、プッシュ・プルソレ
ノイドがマスターシリンダのピストン及びピストンロッ
ドを押し込むストロークが一定になるという作用が得ら
れる。
【0021】本発明の付勢手段は、上記マスターシリン
ダのピストンロッドを押し込み方向に付勢するものであ
ればよく、たとえば、上記マスターシリンダのピストン
ロッドにプッシュ・プルソレノイドの出力軸を一直線状
に固定し、又は突合わせると共に該プッシュ・プルソレ
ノイドのハウジングケースをその軸方向に進退可能に設
け、上記付勢手段が、プッシュ・プルソレノイドを介し
てマスターシリンダのピストンロッドを押し込み方向に
付勢するように設けられる。
【0022】もちろん、この場合の付勢手段は、プッシ
ュ・プルソレノイドをマスターシリンダ側に引き寄せる
例えば引張りコイルばねなどで構成しても、プッシュ・
プルソレノイドをマスターシリンダに押圧する例えば圧
縮コイルばねなどで構成してもよい。
【0023】又、例えば、上記マスターシリンダのピス
トンロッドと上記プッシュ・プルソレノイドの出力軸と
が所定の拡縮する遊隙をおいて互いに一直線状に位置す
るように、上記マスターシリンダとプッシュ・プルソレ
ノイドとがそれぞれ所定の位置に固定され、これらマス
ターシリンダのピストンロッドとプッシュ・プルソレノ
イドの出力軸との間に上記付勢手段が介挿されるように
構成してもよい。 この場合の付勢手段としては例えば圧
縮コイルばね、圧縮ゴムなど、プッシュ・プルソレノイ
ドの出力軸とマスターシリンダのピストンロッドとの遊
隙を拡大する方向の付勢力を有するものが用いられる。
【0024】本発明において、上記プッシュ・プルソレ
ノイドはオンオフ制御をしてもよく、又、例えばブレー
キペダルの操作量を検出し、この操作量の増減に対応し
て電流を増減させる制御、例えばブレーキペダルの操作
量に電流値を比例させる比例制御をしてもよい。
【0025】ところで、本発明においては、制動力が車
体の片側に偏って作用することによる車体の横振れ、駆
動輪の滑りによる制動距離の延長や横滑りなどを防止す
るには、上記駆動輪の対角21する車輪、例えば右前輪
に上記油圧操作式制動機構部を組付け、駆動輪と同時に
この車輪を制動することが好ましい。
【0026】しかしながら、車体が停止した時や、この
車輪を中心にして車体が右左折又はUターンをしている
時には、この車輪を自由にしておくことが好ましく,
又、駆動輪の対角に位置する車輪を制動する場合には、
車体が右方向に走行方向を転換している時と、左方向に
走行方向を転換している時とではこの車輪の制動の効果
が異なるなどを配慮することが好ましい。
【0027】そこで、本発明においては、駆動輪以外の
車輪の速度(回転数)と操舵輪、例えば操舵輪に兼用さ
れる上記駆動輪の操舵角とに基づいて駆動輪の速度(回
転数)に換算した値と、駆動輪の速度(回転数)とに一
定以上大きな差が生じている時にのみ上記車輪、例えば
右前輪を制動するように構成することが推奨されるので
ある。
【0028】例えば、上記駆動輪が車体の走行方向を制
御する操舵輪に兼用され、前記駆動輪の対角に位置する
車輪に上記油圧操作式制動機構部が組付けられ、この車
輪の回転速数と、駆動輪の操舵角と、駆動輪の回転数と
に基づいて上記車輪の制動の要否を判定して上記プッシ
ュ・プルソレノイドをオンオフする制動制御手段を備え
ていることが好ましいのである。
【0029】この制動制御手段は、例えば駆動輪の対角
に位置する車輪の回転数を検出する第1回転数検出手段
と、上記駆動輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
これら第1回転数検出手段及び操舵角検出手段の検出値
に基づいて上記車輪の速度を駆動輪の速度に換算する換
算速度演算部と、駆動輪の回転数を検出する第2回転数
検出手段と、該第2速度検出手段の検出結果に基づいて
駆動輪速度を演算する駆動輪速度演算部と、上記換算速
度演算部及び上記駆動輪速度演算部の演算結果を入力し
て上記車輪の制動の要否を判定し、必要時に上記プッシ
ュ・プルソレノイドをオンにするオン指令を出力するブ
レーキオン判定部と、上記換算速度演算手段及び上記駆
動輪速度演算部の演算結果を入力し、不要時に上記プッ
シュ・プルソレノイドをオフにするオフ指令を出力する
ブレーキオフ判定部と、上記オン指令を入力すると上記
プッシュ・プルソレノイドに通電し、上記オフ指令を入
力すると上記プッシュ・プルソレノイドの電流を遮断す
るドライバとを備えればよい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るリフトト
ラックを図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通
りである。
【0031】図面において、図1は本発明の一実施例に
係るリフトトラックの前輪制動装置要部の正面図であ
り、図2は該前輪制動装置の平面図であり、図3はその
要部側面図であるが、 本発明の理解を容易にするため
に、これらの図面の基づく上記前輪制動装置の詳細な説
明に先立って本発明の一実施例に係るリフトトラックの
平面図である図4に基づいてこのリフトトラックの概要
を説明することにする。
【0032】図4に示すように、このリフトトラックは
リーチ型バッテリフォークリフトと呼ばれ、車体1のフ
レーム2にマスト3が前後方向に進退可能に支持され、
このマスト3に搬器4が昇降可能に、かつ、前後に傾斜
可能に支持されるタイプのリフトトラックである。
【0033】このリフトトラックの車体1の左後部には
走行モータ5、油圧パワーユニット、充電装置などを収
納するパワーケース6が形成され、右後部にはオペレー
タが乗り込むコックピット7が形成され、 これらパワ
ーケース6及びコックピット7の前側にバッテリを収納
するバッテリケース8が配置される。 又、上記フレーム
2の前部はこのバッテリケース8の前方に左右に適当な
間隔を置いて並行に延出され、このフレーム2の前部に
上記マスト3が前後に進退可能に支持されている。
【0034】上記パワーケース5内に配置された走行モ
ータ5のシャフトの下端には減速装置9を介して駆動輪
10が連動連結され、この駆動輪10を接地させて車体
重量を分担させるとともに、走行モータ5でこの駆動輪
10を駆動することにより車体1を進退させるようにし
ている。 なお、フレーム2に支持させた操舵モータ11
でこれらを縦軸心周りに回転させることにより走行方向
を制御するようにしている。
【0035】又、上記コックピット6の下方には、車体
1の右後で車体重量を分担するキャスター12が配置さ
れ、図1に示すように、車体1の前部で車体重量を分担
する左右1対の前輪13が配置されている。
【0036】ところで、このリフトトラックは、上記駆
動輪10を制動する駆動輪制動装置14と、上記1対の
前輪13を制動する前輪制動装置15とを備え、上記コ
ックピット6の左奥には、これら駆動輪制動装置14と
前輪制動装置15に共通するブレーキペダル16が設け
られる。
【0037】このブレーキペダル16は、コックピット
6に立っているオペレータが左足で所定のブレーキ解放
位置(例えばブレーキペダル14が水平になる位置)に
踏み下げていると上記駆動輪制動装置14及び前輪制動
装置15がオフになり、オペレータが足を浮かせたり、
ブレーキペダル16から足を退けたりすると、上記駆動
輪制動装置14がオンになり、又、駆動輪の滑走時には
駆動輪制動装置14と共に前輪制動装置15がオンにな
る、いわゆるデッドマン方式のものである。
【0038】上記駆動輪制動装置14は、上記走行モー
タ5の回転軸を制動することにより駆動輪10を制動す
るように構成され、例えばディスクブレーキ、電磁ブレ
ーキなどの摩擦ブレーキが多用される他、摩擦ブレーキ
と走行モータ5の電気制動とを併用するものなど、公知
の構成のものが採用される。
【0039】さて、図4及び図2に示すように、上記前
輪制動装置15は、例えば駆動輪10と対角に位置する
右側の前輪13のみを制動するようにしてもよいが、こ
の実施例では制動力を高めるために左右両前輪13を制
動するようにしている。
【0040】即ち、この前輪制動装置15は、左右各前
輪13に組付けられる1対の油圧操作式制動機構部17
とこれらに同時に圧油を給排するマスターシリンダ18
と、このマスターシリンダ18を駆動するプッシュ・プ
ルソレノイド19とを備えている。
【0041】上記油圧操作式制動機構部17としては、
摩擦制動機構部(摩擦ブレーキ)、即ち、図2に示すよ
うに、各前輪13に固定される回転体(図示略)と、こ
の回転体に油圧により押圧される耐摩部材17aと、該
耐摩部材17aを回転体から離隔する方向に付勢する戻
しばね(図示略)と、この戻しばねに抗して耐摩部材1
7aを回転体に押圧するための油圧シリンダ17bとを
備えるものを用いる。
【0042】なお、この種の制動機構部としては、いわ
ゆる内拡式ドラムブレーキ機構部、ディスクブレーキ機
構、バンドブレーキ機構などがあるが、この実施例では
内拡式ドラムブレーキを用いている。
【0043】図4に示すように、上記マスターシリンダ
18と上記プッシュ・プルソレノイド19とは公知の構
成のものが用いられ、これまでデッドスペースであった
バッテリケース8の左半部に共通のサブフレーム20を
介して上記フレーム2に支持される。
【0044】図1、図2及び図4に示すように、プッシ
ュ・プルソレノイド19の出力軸21とマスターシリン
ダ18のピストンロッド22とは一直線状に直結され、
上記マスターシリンダ18のシリンダケース23は上記
サブフレーム20に固定される。
【0045】これに対して、上記プッシュ・プルソレノ
イド19のハウジングケース24はその軸方向に進退可
能に上記サブフレーム20に支持され、上記ハウシング
ケース24に固定されたブラケット25と上記サブフレ
ーム20とにわたって架着された引張りコイルばねから
なる左右1対の弾性部材26により、マスターシリンダ
18に接近する方向に付勢されている。
【0046】上記マスターシリンダ18のピストンロッ
ド22とプッシュ・プルソレノイド19の出力軸22と
は単に突合わせるだけでもよいが、この実施例ではマス
ターシリンダ18の応答性を高めるために、これらを互
いに連結して、上記ピストンロッド22がプッシュ・プ
ルソレノイド19の出力軸23と同行するようにしてい
る。
【0047】図1と図2に示すように、上記プッシュ・
プルソレノイド19のハウジングケース24にはブラケ
ット25が固定され、このブラケット25と上記サブフ
レーム20のマスターシリンダ側部分との間に左右1対
の引張りコイルばねからなる付勢手段26が架着され
る。
【0048】そして、これら1対の付勢手段26によ
り、プッシュ・プルソレノイド19を介してマスターシ
リンダ18のピストンロッド22を押し込める方向に付
勢することにより、制動機構部17の遊びが解消され、
制動機構部17の耐摩部材17aの摩耗が進行してもプ
ッシュ・プルソレノイド19のストロークが一定に維持
されるようになる。
【0049】ところで、このリフトトラックにおいて、
車体が停止した後や、右前輪13を中心にして車体1が
右左折又はUターンをしている時には、この右前輪13
を自由にしておくことが好ましい。 又、駆動輪10を右
方向に操舵している時と、左方向に操舵している時とで
は右前車輪17の制動効果に違いが生じ、操舵方向や操
舵各に関係なく同じように前輪13を制動すると、制動
感覚が大きくことなり、オペレータに違和感を与えるお
それがある。
【0050】そこで、この実施例では、このような問題
を解決するために、上記前輪制動手段15の動さを一定
の条件の下で、オンオフさせる前輪制動制御手段を設け
ている。
【0051】図5の機能ブロック図に示すように、この
前輪制動制御手段は、上記ブレーキペダル16の位置か
ら制動操作を検出する制動操作検出手段27と、いずれ
か一方の前輪13の回転数を検出する第1回転数検出手
段29と、走行モータ5の回転数を検出する第2回転数
検出手段28と、上記駆動輪10の操舵角を検出する操
舵角検出手段38とを備えている。
【0052】又、この前輪制動制御手段は、例えばマイ
クロコンピュータからなる制御部30を備え、この制御
部30には上記第1回転数検出手段29及び操舵角検出
手段38との検出値に基づいて前輪13の速度(回転
数)を駆動輪10の速度(回転数)に換算する換算速度
演算部33と、上記第2速度検出手段28の検出結果に
基づいて駆動輪走行速度を演算する駆動輪速度演算部3
2とが設けられる。
【0053】更に、この制御部30には、上記プッシュ
・プルソレノイド19がオンになっているか否かを判定
するブレーキ状態判定部34と、上記換算速度演算部3
3と上記駆動輪速度演算部32との演算結果を入力して
上記前輪13の制動の要否を判定し、必要時に上記ドラ
イバ37にプッシュ・プルソレノイド19に通電させる
オン指令を出力するブレーキオン判定部36と、上記換
算速度演算手段33の演算結果と上記駆動輪速度演算部
32の演算結果を入力して上記前輪13の制動の要否を
判定し、不要時に上記ドライバ37にプッシュ・プルソ
レノイド19への電流を遮断させるオフ指令を出力する
ブレーキオフ判定部35とが設けられる。
【0054】又更に、この制御部30にはブレーキオン
判定部36での判定基準となる前進時用オン判定値Con
及び後退時用オン判定置−Conと、ブレーキオフ判定部
35での判定基準となる前進時用オフ判定値Coff 及び
後退時用オフ判定値−Coffとを記憶する記憶手段31
が設けられている。
【0055】加えて、この制動部30には、上記オン指
令を入力すると上記プッシュ・プルソレノイド19に通
電し、上記オフ指令を入力すると上記プッシュ・プルソ
レノイド19の電流を遮断するドライバ37が設けられ
る。
【0056】図6はこの制御部30の制御ルーチンのフ
ロー図であり、このルーチンは上記制御操作検出手段2
7がオペレータのブレーキ操作を検出する間中所定の周
期ごとに繰り返される。
【0057】このルーチンがスタートすると、先ず、記
憶手段31から前進時用ブレーキオン判定値Con、後退
時用ブレーキオン判定値−Con、前進時用ブレーキオフ
判定値Coff 、後退時用ブレーキオフ判定値−Coff が
読み出される(S1)。 この後、上記駆動輪速度演算部
32で第2回転数検出手段28が検出する駆動輪10の
回転数nに基づいて駆動輪10の周速度、即ち、駆動輪
速度Ndを演算すると共に、上記換算速度演算部33で
第1回転数検出手段29が検出する前輪13の回転数
n'と操舵角検出部38が検出する駆動輪10の操舵角
とに基づいて前輪13の周速度を駆動輪10の周速度に
換算した速度、即ち換算速度Nd' を演算する(S
2)。
【0058】更にこの後、上記ブレーキ状態判定部34
でプッシュ・プルソレノイド19への通電の有無により
ブレーキオンかブレーキオフかを判定し(S3)、ブレ
ーキオフの場合には、上記ブレーキオン判定部36で換
算速度Nd' が正であるか否か、即ち、前進中であるか
否かを判定し(S4)、正でない場合には更に換算速度
Nd' が負であるか否か、即ち、後退中であるか停車中
であるかを判定する(S5)。
【0059】後退中であれば、更に、ブレーキオン判定
部36で換算速度Nd' と駆動輪速度Ndとの差が後退
時用ブレーキオン判定値−Conよりも小さいか否かを判
定することにより前輪13の制動の要否を判定し(S
6)、小さい場合(絶対値としては大きい場合)には必
要と判定してブレーキオン判定部36よりブレーキオン
信号をドライバ37に出力する(S7)。
【0060】又、換算速度Nd' が正である場合、即
ち、前進中である場合には、換算速度Nd' と駆動輪速
度Ndとの差が前進時用ブレーキオン判定値Conよりも
大きいか否かを判定することにより前輪13の制動の要
否を判定し(S8)、大きければ必要と判定してブレー
キオン判定部36よりブレーキオン信号をドライバ37
に出力する(S7)。
【0061】それ以外の場合、例えば換算速度Nd' が
0の場合には、前輪13を制動する必要がないのでブレ
ーキオン判定部36がブレーキオン信号を出力せずに、
駆動輪速度Ndと換算速度Nd' を演算する段階(S
2)に戻る。 又、後退時に換算速度Nd' と駆動輪速度
Ndとの差が後退時用ブレーキオン判定値−Conよりも
大きい場合と、前進時に換算速度Nd' と駆動輪速度N
dとの差が前進時用ブレーキオン判定値Conよりも小さ
い場合とには前輪13の制動不要と判定して、ブレーキ
オン判定部36がブレーキオン信号を出力することな
く、ブレーキオフの状態のままで、駆動輪速度Ndと換
算速度Nd' を演算する段階(S2)に戻る。
【0062】ブレーキオンの状態である時には、ブレー
キオフ判定部35で、先ず、換算速度Nd' が正か否か
を判定し(S9)、正の場合には換算速度Nd' と駆動
輪速度Ndとの差が前進時のブレーキオフ判定値Coff
よりも小さいか否かを判定し(S10)、小さい場合に
は前輪13の制動不要と判定して、ブレーキオフ判定部
35がドライバ37にブレーキオフ指令を出力する(S
11)。
【0063】又、ブレーキオンの状態で、換算速度N
d' が0以下の場合には、更に換算速度Nd' が0より
も小さいか否かが判定され(S12)、換算速度Nd'
が0の時には前輪13を制動する必要がないので、ブレ
ーキオフ判定部35がドライバ37にブレーキオフ指令
を出力する(S13)。
【0064】ブレーキオンの状態で、後退している時、
即ち、換算速度Nd' が負である時は、換算速度Nd'
と駆動輪速度Ndとの差が後退時用ブレーキオフ判定値
−Coff よりも大きいか否かを判定し(S14)、大き
い場合(絶対値としては小さい場合)には前輪13の制
動不要と判定してブレーキオフ判定部35がドライバ3
7にブレーキオフ指令を出力する(S11)。
【0065】これら以外の場合、即ち、前進中であり、
換算速度Nd' と駆動輪速度Ndとの差が前進時用ブレ
ーキオフ判定値Coff よりも大きい場合と、後退中であ
り、換算速度Nd' と駆動輪速度Ndとの差が後退時の
ブレーキオフ判定値−Coffよりも小さい場合とには、
前輪13の制動必要と判定し、ブレーキオフ判定部35
がブレーキオフ信号を出力することなく、ブレーキ状態
を保持したまま、駆動輪10の周速度Ndと換算速度N
d' を演算する段階(S2)に戻る。
【0066】上記ドライバ37は、ブレーキオン判定部
36からブレーキオン指令を入力すると上記プッシュ・
プルソレノイド19に駆動電流を流し、プッシュ・プル
ソレノイド19は駆動電流を入力すると伸長して上記マ
スターシリンダ18のピストンを押し込み、上記制動機
構部17を作動させる。
【0067】又、このドライバ37は、ブレーキオフ判
定部35からブレーキオフ指令を入力すると上記プッシ
ュ・プルソレノイド19の駆動電流を遮断し、上記制動
機構部17の作動を停止させる。
【0068】このように、換算速度Nd' と駆動輪速度
Ndとの差に基づいて前輪13の制動の要否を判定し、
必要な時にだけ前輪制動装置15を作動させるようにす
ると、操舵方向及び操舵角の大小による制動効果の差異
を解消でき、オペレータの制動感覚を損なうことなく、
又、制動力の偏りによる車体1の横振れ、駆動輪10の
滑走による制動距離の延長や横滑りなどが発生し易いと
きには前輪制動装置15によって制動力を高めて、車体
1の横振れ、制動距離の延長や横滑りなどを防止できる
ことになる。
【0069】又、必要な時にだけ上記プッシュ・プルソ
レノイド19に電流を流すので、プッシュ・プルソレノ
イド19の寿命を長くすることができると共に、過電流
によるプッシュ・プルソレノイド19の焼損を防止する
ことができる。
【0070】図7は本発明の他の実施例に係るリフトト
ラックの前輪制動装置要部の側面図であり、この実施例
では、マスターシリンダ18とプッシュ・プルソレノイ
ド19は共通のサブフレーム20に固定されて、これら
の間隔が一定に保持されるようにしている。
【0071】上記プッシュ・プルソレノイド19の出力
軸21とマスターシリンダ18のピストンロッド22と
の間には、一定の伸縮する遊隙44が設けられ、これら
出力軸21とピストンロッド22の間に付勢手段45が
介装される。
【0072】この付勢手段45は、プッシュ・プルソレ
ノイド19の出力軸21に固定されたばね座39と、一
端がこのばね座39に進退可能に挿入され、他端が上記
ピストンロッド22に固定される摺動ロッド40と、こ
のロッドに固定された別のばね座41と、両ばね座3
9、41間に圧入された圧縮コイルばねからなる弾性部
材42とからなり、この弾性部材42が伸長することに
より、上記ピストンロッド22の遊びが解消され、プッ
シュ・プルソレノイド19のストロークが一定に保持さ
れるようにしている。
【0073】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記一実施例のそれらと同様であるので、それらの
詳細な説明は省略する。
【0074】図8に示す実施例では、図7に示した付勢
手段45に代えて、予め圧縮して組み込んだゴムなどの
エラストマからなる弾性部材43を備える付勢手段45
が用いられている。 その他の構成、作用ないし効果は前
例と同様である。
【0075】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、駆動
輪以外の少なくとも1輪にマスターシリンダから給排さ
れる圧油で駆動される油圧操作式制動機構部が設けられ
ると共に、上記マスターシリンダを駆動するプッシュ・
プルソレノイドが設けられるので、駆動輪の制動に連動
させてプッシュ・プルソレノイドでマスターシリンダを
駆動して、駆動輪以外の少なくとも1輪を制動すること
ができるという作用を得ることができる。
【0076】これにより、制動力を高めることができる
とともに、駆動輪がロックされて車体が横滑りすること
を防止でき、未熟なオペレータでも的確な制動ができる
という効果を得ることができる。
【0077】又、ブレーキペダルとマスターシリンダと
を機械的に連動させずに済むので、ブレーキペダルの操
作力が増加せず、オペレータの疲労が加重されることが
ない上、マスターシリンダの設置位置がブレーキペダル
の位置に制約されず、設計の自由度が高められ、例えば
デッドスペースにマスターシリンダ及びプッシュ・プル
ソレノイドを配置してそのデッドスペースを有効に利用
できるなどの効果も得られる。
【0078】更に、油圧式制動機構部とマスターシリン
ダとを接続する油圧配管は車体に固定できるので、装置
の占有スペースを小さくして、車体の小型化及びコンパ
クト化を図ることができるという効果を得ることができ
る上、マスターシリンダとプッシュ・プルソレノイドと
をコンパクトに組付けることにより装置の占有スペース
を小さくして車体の小型化及びコンパクト化を図ること
ができるという効果も得られる。
【0079】更に、本発明は、上記マスターシリンダの
ピストンロッドを押し込み方向に付勢する付勢手段が設
けられるので、上記マスターシリンダのピストンロッド
のいわゆる遊びが解消され、油圧操作式制動機構部の耐
摩部材が摩耗しても、プッシュ・プルソレノイドのスト
ロークを一定に維持できるという作用が得られる。
【0080】その結果、プッシュ・プルソレノイドソレ
ノイドの出力が増大して駆動輪以外の車輪の制動が効き
過ぎることが防止され、長期間にわたって安定した制動
性能を得ることができるという効果が得られるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の正面図である。
【図2】本発明の要部を模式的に示す平面図である。
【図3】本発明の要部の側面図である。
【図4】本発明の平面図である。
【図5】本発明の機能ブロック図である。
【図6】本発明のフロー図である。
【図7】本発明の正面図である。
【図8】本発明の正面図である。
【符号の説明】
1 車体 10 駆動輪 13 前輪 14 駆動輪制御手段 15 前輪制動手段 17 油圧操作式制動機構部 18 マスターシリンダ 19 プッシュ・プルソレノイド 21 出力軸 22 ピストンロッド 26 付勢手段 38 付勢手段 44 遊隙
フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 AA06 BB03 BB28 BB32 HH01 HH02 HH03 HH08 HH23 HH36 JJ11 JJ16 LL02 LL05 LL08 3D047 AA00 BB11 BB13 BB41 CC08 DD01 3F333 AA02 AE02 BA08 BD02 BE02 CA11 CA19 FA09 FA16 FA20 FA29 FA34 FD09 FE04 FE09 FH03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪と、この駆動輪を制動する駆動輪
    制動手段が設けられたリフトトラックにおいて、 上記駆動輪以外の少なくとも1輪の車輪に組付けられた
    油圧操作式制動機構部と、この制動機構部に圧油を給排
    するマスターシリンダと、このマスターシリンダを駆動
    するプッシュ・プルソレノイドと、上記マスターシリン
    ダのピストンロッドを押し込み方向に付勢する付勢手段
    が設けられることを特徴とするリフトトラック。
  2. 【請求項2】 上記マスターシリンダのピストンロッド
    にプッシュ・プルソレノイドの出力軸を一直線状に固定
    し、又は突合わせると共に該プッシュ・プルソレノイド
    のハウジングケースをその軸方向に進退可能に設け、上
    記付勢手段が、プッシュ・プルソレノイドを介してマス
    ターシリンダのピストンロッドを押し込み方向に付勢す
    るように設けられることを特徴とする請求項1に記載の
    リフトトラック。
  3. 【請求項3】 上記マスターシリンダのピストンロッド
    と上記プッシュ・プルソレノイドの出力軸とが所定の拡
    縮する遊隙をおいて互いに一直線状に位置するように、
    上記マスターシリンダとプッシュ・プルソレノイドとが
    それぞれ所定の位置に固定され、これらマスターシリン
    ダのピストンロッドとプッシュ・プルソレノイドの出力
    軸との間に上記付勢手段が介挿されることを特徴とする
    請求項1に記載のリフトトラック。
  4. 【請求項4】 上記駆動輪が車体の走行方向を制御する
    操舵輪に兼用され、前記駆動輪の対角に位置する車輪に
    上記油圧操作式制動機構部が組付けられ、この車輪の回
    転速数と、駆動輪の操舵角と、駆動輪の回転数とに基づ
    いて上記車輪の制動の要否を判定して上記プッシュ・プ
    ルソレノイドをオンオフする制動制御手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載のリフトトラック。
  5. 【請求項5】 上記制動制御手段は、駆動輪の対角に位
    置する車輪の回転数を検出する第1回転数検出手段と、
    上記駆動輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、これ
    ら第1回転数検出手段及び操舵角検出手段の検出値に基
    づいて上記車輪の速度を駆動輪の速度に換算する換算速
    度演算部と、駆動輪の回転数を検出する第2回転数検出
    手段と、該第2速度検出手段の検出結果に基づいて駆動
    輪速度を演算する駆動輪速度演算部と、上記換算速度演
    算部及び上記駆動輪速度演算部の演算結果を入力して上
    記車輪の制動の要否を判定し、必要時に上記プッシュ・
    プルソレノイドをオンにするオン指令を出力するブレー
    キオン判定部と、上記換算速度演算手段及び上記駆動輪
    速度演算部の演算結果を入力し、不要時に上記プッシュ
    ・プルソレノイドをオフにするオフ指令を出力するブレ
    ーキオフ判定部と、上記オン指令を入力すると上記プッ
    シュ・プルソレノイドに通電し、上記オフ指令を入力す
    ると上記プッシュ・プルソレノイドの電流を遮断するド
    ライバとを備えることを特徴とする請求項4に記載のリ
    フトトラック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524760A (ja) * 2007-04-18 2010-07-22 ベランジェ・エスアーエス 作動液タンクと、制動部材に作用し得る作動部材との間に搭載された安全制動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010524760A (ja) * 2007-04-18 2010-07-22 ベランジェ・エスアーエス 作動液タンクと、制動部材に作用し得る作動部材との間に搭載された安全制動装置

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