JP2003001879A - 記録システム、記録装置、及び記録方法 - Google Patents

記録システム、記録装置、及び記録方法

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JP2003001879A
JP2003001879A JP2001186658A JP2001186658A JP2003001879A JP 2003001879 A JP2003001879 A JP 2003001879A JP 2001186658 A JP2001186658 A JP 2001186658A JP 2001186658 A JP2001186658 A JP 2001186658A JP 2003001879 A JP2003001879 A JP 2003001879A
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JP2001186658A
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English (en)
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Kenichi Moritoki
憲一 守時
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録開始までの時間を短縮すると共に、記録
装置全体の回路規模を小さくする。 【解決手段】 CMYKのインクに対応した4つの記録
ヘッド308によって記録媒体に記録を行う記録装置
に、ホスト機器から各記録ヘッドに対応した画像データ
を1ライン毎に送信する。記録装置のデータコントロー
ラ304は、受信した1ラインの画像データを各記録ヘ
ッド308に直接転送する。4つの記録ヘッドそれぞれ
に1ラインの画像データが転送されたときに、ヘッド駆
動回路307は各記録素子を選択的に駆動して記録を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録システム、記
録装置、及び記録方法に関し、特に、所定方向に配列さ
れた複数の記録素子を有する記録ヘッドを有し、記録媒
体に記録を行う記録装置に接続されたホスト機器から送
信した画像データを記録させる際の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行う記録装置が広く使用さ
れている。
【0003】一般的な記録装置においては、接続された
コンピュータ等のホスト機器から記録命令と記録すべき
データを受信して記録を行うが、受信した記録データを
記録装置での記録方式に従ったデータに変換し、この変
換処理の終了後に記録を開始するように構成されてい
る。
【0004】例えば、シリアル型の記録装置では、受信
した記録データを記録ヘッドの構成に合わせて各走査に
対応した形式のデータに変換する。また、ページプリン
タでは、受信した記録データを1ページの画像データに
変換(展開とも称する)する処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録装置の解像
度の向上が著しいが、記録装置の解像度が高くなると、
これら変換処理にかかる時間が増大し、記録を指示して
から実際に記録を開始するまでの時間が増大し、実質的
な記録速度が低下してしまう。
【0006】変換処理にかかる時間を短縮するために、
高価で高速なCPUを記録装置に搭載する場合が増えて
来ている。
【0007】また、変換されたデータは画像メモリに格
納されるが、画像のサイズや解像度により、必要となる
メモリサイズが異なるため、大きなサイズや高解像度の
画像に対応するためには、大容量の画像メモリを搭載し
たり、使用するメモリ容量をあまり増やさないように、
複雑なメモリ管理方法を用いる必要がある。これは特に
ページプリンタにおいては大きな問題となっている。
【0008】この結果、使用するCPUや画像メモリの
コストの上昇と、内部の処理回路の規模が大きくなり、
記録装置の高価格化を招いてしまう。
【0009】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、記録開始までの時間を短縮すると共に、
記録装置全体の回路規模を小さくすることができる記録
システム、記録装置、及び記録方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録システムは、記録媒体に記録を行う記録
装置と該記録装置と通信するホスト機器とを有する記録
システムであって、前記記録装置は、所定方向に配列さ
れた複数の記録素子を有する記録ヘッドと、受信した画
像データを各記録素子の選択信号に変換する変換手段
と、所定の記録単位に対応する画像データを受信したと
きに、前記選択信号に従って各記録素子を駆動して記録
を行う記録制御手段と、を備えており、前記ホスト機器
は、前記所定の記録単位毎に前記記録装置に画像データ
を送信する送信手段を備えている。
【0011】また、上記目的を達成する本発明の記録装
置は、所定方向に配列された複数の記録素子を有する記
録ヘッドによって記録媒体に記録を行う記録装置であっ
て、受信した画像データを各記録素子の選択信号に変換
する変換手段と、所定の記録単位に対応する画像データ
を受信したときに、前記選択信号に従って各記録素子を
駆動して記録を行う記録制御手段と、を備えている。
【0012】更に、上記目的は、所定方向に配列された
複数の記録素子を有する記録ヘッドを有し、記録媒体に
記録を行う記録装置に接続されたホスト機器から送信し
た画像データを記録させる記録方法であって、前記ホス
ト機器から前記記録装置に、所定の記録単位毎に画像デ
ータを送信する送信工程と、前記記録装置において、受
信した画像データを各記録素子の選択信号に変換する変
換工程と、前記記録装置において、前記所定の記録単位
に対応する画像データを受信したときに、前記選択信号
に従って各記録素子を駆動して記録を行う記録制御工程
と、を備える本発明の記録方法によっても達成される。
【0013】すなわち、本発明では、所定方向に配列さ
れた複数の記録素子を有する記録ヘッドを有し、記録媒
体に記録を行う記録装置に、ホスト機器から所定の記録
単位毎に画像データを送信し、記録装置において、受信
した画像データを各記録素子の選択信号に変換し、所定
の記録単位に対応する画像データを受信したときに、選
択信号に従って各記録素子を駆動して記録を行う。
【0014】このようにすると、受信した記録データを
記録装置での記録方式に従ったデータに変換する処理が
不要となり、変換したデータを格納するための画像メモ
リも不要となる。
【0015】従って、CPUの処理速度に関係なく記録
開始までの時間を短縮すると共に、記録装置全体の回路
規模を小さくして、コストを抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0017】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを
例に挙げ説明する。
【0018】本明細書において、「記録」(「プリン
ト」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等
を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものと
する。
【0019】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0020】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を表すものとする。
【0021】図1は、本発明の実施形態としての記録シ
ステムの構成を示す斜視図である。本実施形態の記録シ
ステムは、記録装置としてのインクジェット記録装置1
00と、該記録装置に画像情報やデータを送信するコン
ピュータ等のホスト機器102とからなり、両者はケー
ブル103で接続されている。
【0022】インクジェット記録装置100には、記録
媒体供給装置101が取り付けられており、該記録媒体
供給装置101に内蔵されている記録媒体としてのカッ
ト紙に、ホスト機器102からケーブル103を介して
送信された画像情報を記録することが可能である。ま
た、記録装置の情報もケーブル103を介してホスト機
器102に転送することが可能である。
【0023】なお、ここではインクジェット記録装置1
00とホスト機器102とをケーブル103で接続する
ものとしたが、信号の送受信が可能であれば、無線や赤
外線などのケーブル以外の手段により接続してもかまわ
ない。また、ここでは記録装置100と記録媒体供給装
置101とを別体としているが、記録装置に記録媒体供
給装置が一体的に内蔵されている構成でもよい。
【0024】またホスト機器102は、制御を行う為の
処理部CPU、プログラムを記憶した制御メモリを備え
ている。処理部CPUは図10に示す制御手順に対応す
るプログラムなどを記憶するプログラムメモリに格納さ
れた制御プログラムに基づいて、演算・処理して全体の
制御を行う。またワークメモリとしてのメモリRAMを
備え、ワークメモリには記録すべき画像データを記憶し
ている。またワークメモリは受信したデータの格納や処
理部CPUの作業領域として使用される。更に記録装置
と通信する為に、処理部CPUはインタフェースを備
え、インタフェース介して記録装置と通信する。
【0025】また、以下の説明においては、ホスト機器
102から送信される画像データの解像度と記録装置の
解像度とが等しいと仮定する。
【0026】図2(a)はインクジェット記録装置10
0の構造を説明するための部分透視図であり、図2
(b)はインクジェット記録装置100で記録が行われ
る様子を模式的に示す側面図である。
【0027】本実施形態のインクジェット記録装置10
0は、記録装置本体208の上部に、記録媒体の記録領
域の幅に対応した長さで、それぞれ異なるインクを吐出
する4つのインクジェット記録ヘッド201〜204
と、各インクジェット記録ヘッドの常に安定した吐出を
保証するための回復系ユニット(不図示)によって構成
される記録ヘッドユニット210を有している。
【0028】また、記録装置本体208には、搬送ユニ
ット206、インクジェット記録ヘッドに供給するイン
クを貯蔵するインクカートリッジ(不図示)、記録ヘッ
ドへのインク供給や回復動作のためのポンプユニット
(不図示)、記録装置全体を制御する制御基板(不図
示)等が備えられている。また、フロントドア209
は、インクカートリッジの交換用の開閉扉である。
【0029】記録媒体としての用紙は、記録媒体供給装
置102内の記録媒体カセット(不図示)から供給さ
れ、記録装置本体208に具備された搬送ユニット20
6によって図中矢印方向に一定の速度で連続的に搬送さ
れて記録位置に導かれる。
【0030】透過型の入口TOFセンサ212によって
用紙先端が記録位置に搬送されたことが検出されると、
用紙の基準位置がブラックのインクを吐出するインクジ
ェット記録ヘッド201の下に移動したときに、インク
ジェット記録ヘッド201からブラックのインクが吐出
される。
【0031】同様に、シアンのインクを吐出するインク
ジェット記録ヘッド202、マゼンタのインクを吐出す
るインクジェット記録ヘッド203、イエローのインク
を吐出するインクジェット記録ヘッド204の順に、各
色のインクが吐出されて、用紙にカラーの画像が形成さ
れる。そして、透過型の出口TOFセンサ213によっ
て用紙の後端が検出された後、用紙は排出される。
【0032】図3Aは、本実施形態に使用した記録装置
の電気的な構成を示すブロック図であり、図3Bは、デ
ータコントローラの入出力信号を示す図である。
【0033】制御ボード300は、接続されたホスト機
器102からの指示と、オペレーションパネルを介した
ユーザの入力に従い、記録するための制御等を行う。3
01は処理部のMPUであり、図6A、図6B及び図6
Cに示す制御手順に対応するプログラムなどを記憶する
プログラムメモリROM302に格納された制御プログ
ラムに基づいて、演算・処理して全体の制御を行う。3
03はメモリのRAMであり、受信したデータの格納や
MPU301の作業領域として使用される。
【0034】305はモータドライバであり、記録媒体
搬送用などの装置内の各種モータ306を駆動制御す
る。307はヘッド駆動部であり、記録有効、無効の指
定や記録領域の指定等を各色独立に設定可能で、C(シ
アン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラッ
ク)各色のインクを吐出する4つの記録ヘッド308を
駆動制御する。
【0035】データコントローラ304は、ホスト機器
から入力された信号を制御信号と画像データとに分け、
制御信号はMPU301に、画像データは記録ヘッド3
08にそれぞれ転送するように構成されており、コマン
ド受信回路3041及びデータ転送セレクト回路304
2とを有している。また、オペレーションパネル309
は、MPU301の指示により、該パネルに設けられた
LEDや液晶表示器、キーの管理を行う。
【0036】図4Aは、本実施形態の記録装置のインク
ジェット記録ヘッドの構造を説明するための模式図であ
り、図4Bは、記録ヘッド内の電気回路を示す図であ
る。
【0037】図4Aにおいて左側に複数の吐出口402
が直線状に配置されており、吐出口に通じる各液路40
6には、それぞれに対応して発熱体(ヒータ)404が
設けられており、ヘッド駆動回路により選択的にヒータ
404に所定のエネルギーを印加することにより、対応
する吐出口402からインク液滴が吐出される。
【0038】なお、ヒータ404はシリコン基板401
の上に半導体製造プロセスと同様の手法で形成される。
403は各液路406を分離するノズル隔壁であり、4
05は各液路406にインクを供給するための共通液室
であり、407は天板である。
【0039】また、本実施形態の記録ヘッドは、図4B
に示すように、内部にデータ変換回路410、シフトレ
ジスタ411、データラッチ412を有している。制御
ボード300のデータコントローラ304を介して記録
ヘッドに直接転送される画像データは、データ変換回路
410に入力されてシリアルデータに変換され、クロッ
クSICKに同期してシリアルの記録データとして信号
線SIにより、順次シフトレジスタ411に入力され
る。
【0040】1ライン分のデータが変換し終わると、デ
ータ変換回路410からSEND*信号(DLAT*信
号と同等)が出力され、信号線SIによってシフトレジ
スタ411に入力された記録データはデータラッチ41
2に転送される。このSEND*信号は、画像データの
転送が行われておらず、かつ記録ヘッドからインクを吐
出させるためのMHENB*信号がアクティブ状態でな
い場合、すなわち、前のデータの記録中でないという両
方の条件が満たされている場合に出力される。
【0041】更に、SEND*信号は同時に制御ボード
300にも送信され、MPU301はこの信号を受信す
ると、ヘッド駆動回路307を起動する。ヘッド駆動回
路307は、ヒータの駆動信号としてヒータの予備加熱
(プレヒート)のタイミングを規定するPHEAT*信
号と、ヒータの駆動タイミングを規定するMHENB*
信号とを制御する。そして、データラッチ412から出
力される記録データに対応したヒータ(Seg)が駆動
されて記録が行われる。
【0042】図5は、ホスト機器から記録装置に送信さ
れる信号のフォーマット(コマンド体系)を示す図であ
る。
【0043】501、502、503、及び510は設
定及び制御のためのコマンドであり、504、505、
506、及び507はライン単位の画像データを送信す
るイメージデータコマンドである。508は、記録装置
の設定値や状態を要求するホスト機器からの設定値要求
であり、509は、設定値要求に対する応答としての記
録装置からの返信データである。
【0044】図5(b)は記録装置からの返信データ5
09の内容を示している。図示されたように返信データ
509は、KCMY4つの記録ヘッドのヘッド間距離と
して、例えば、入口TOFセンサ(図2(b)の21
2)などの装置内の基準位置から各記録ヘッドまでの距
離を表わすデータを含んでいる。
【0045】以下、本実施形態の記録装置におけるホス
ト機器からのコマンド受信の際の処理について図6A、
図6Bおよび図6Cのフローを参照して実施例を説明す
る。
【0046】本実施形態では、特に画像メモリへの展開
を不要として、CPUの処理速度に関係なく記録開始ま
での時間を短縮すると共に、記録装置全体の回路規模を
小さくして、コストを抑えることができるようにしてい
る。
【0047】図7は、本実施形態において、ホスト機器
からの指示により記録装置で画像を記録させる場合のホ
スト器機と記録装置とのデータの送受信の手順を示す図
である。
【0048】ユーザーがホスト機器102上で作成した
画像を記録する際、ホスト機器102から最初に設定値
要求コマンド508を記録装置100に送信し、記録装
置100はこれに応答して各記録ヘッド(201〜20
4)と用紙の先端や後端を検知するための入口TOFセ
ンサ212と各記録ヘッドとの距離を表わすデータ50
9を、図5(b)に示した形式で返信する。次にホスト
機器102は、プリンタリセットコマンド501、用紙
設定コマンド502、そして圧縮ビットイメージモード
の設定/解除コマンド等を送信する。
【0049】そして、ホスト機器102は、記録装置1
00が、これらのコマンドに対する処理を行い、記録可
能な状態となったら、ライン単位の画像データであるイ
メージデータコマンド(504〜507)を送信する。
記録装置100は、イメージデータコマンド(504〜
507)を受信すると、受信した画像データに基づいて
記録を開始する。
【0050】図6Aは、記録装置の制御ボード300の
MPU301におけるコマンド受信の際の処理を示すフ
ローチャートである。MPU301がいずれかのコマン
ドを受信すると、プリンタリセットコマンドであるか否
かの判定(ステップS600)、用紙設定コマンドであ
るか否かの判定(ステップS602)、圧縮ビットイメ
ージモードの設定/解除のコマンドであるか否かの判定
(ステップS604)、イメージデータコマンドである
か否かの判定(ステップS606)、設定値要求コマン
ドであるか否かの判定(ステップS608)、データ終
了コマンドであるか否かの判定(ステップS610)が
順次行われる。
【0051】そして、プリンタリセットコマンドである
場合には設定初期化処理(ステップS601)、用紙設
定コマンドである場合には用紙設定処理(ステップS6
03)、圧縮ビットイメージモードの設定/解除のコマ
ンドである場合には圧縮ビットイメージモードの設定/
解除処理(ステップS605)、イメージデータコマン
ドである場合にはデータ転送処理(ステップS60
7)、設定値要求コマンドである場合には設定値返信処
理(ステップS609)、データ終了コマンドである場
合には記録終了処理(ステップS611)をそれぞれ実
行する。
【0052】図6Bは、本実施形態の記録装置の制御ボ
ード300のMPU301における特徴的な処理であ
る、データ転送処理(ステップS607)のフローチャ
ートを示す図である。
【0053】まず、MPU301により現在の状態を確
認し(ステップS620)、既に記録を開始している場
合には、コマンド受信回路3041からイメージデータ
数(ステップS623)と指定色(ステップS624)
を取得し、圧縮モード設定コマンドにより取得した情報
を圧縮/非圧縮セレクト信号に反映させ(ステップS6
24)、取得した指定色の記録ヘッドのデータ転送セレ
クト回路内の転送カウンタにイメージデータ数を設定し
て(ステップS626)、イメージデータコマンドの画
像データ部をヘッドへ転送する準備を行う。
【0054】その後、データ転送セレクト回路内のハー
ド転送回路を有効にしてホスト機器からの受信を有効と
し(ステップS628)、転送カウンタに設定されたデ
ータ数(1ライン分)の画像データを対応する記録をヘ
ッドへ直接転送する(ステップS628)。
【0055】また、まだ記録を開始していない場合に
は、4色分のデータが各ヘッドに転送されているか(先
頭ラインが揃っているか)を確認する(ステップS62
1)。転送終了の確認は、各ヘッド内のデータ変換回路
410から1ライン分のデータの転送終了時に出力され
るSEND*信号が、データコントローラ304のレジ
スタに反映されているかどうかを確認することで可能で
ある。この条件を満たしている場合は、記録の開始の処
理を行う(ステップS622)。
【0056】記録開始処理では、用紙を搬送するための
搬送モータを駆動させ、記録媒体供給装置101から用
紙を記録位置まで給紙する。また、記録ヘッドからの吐
出を一定周期で行うために、MPU301内のタイマー
による周期的割り込みを使用した記録割り込み処理(後
述)を起動する。その後、既に記録を開始している場合
と同様に、ステップS623からS628までの処理を
行い、ホスト機器から転送される1ライン分の画像デー
タを記録ヘッドへ直接転送する。
【0057】まだ記録を開始していない場合で、かつ、
4色分のデータが各ヘッドに転送されていない場合は、
既に記録を開始している場合と同様に、ステップS62
3からS628までの処理を行い、ホスト機器から転送
される1ライン分の画像データを記録ヘッドへ直接転送
する。
【0058】以下、記録割込み処理を図6Cのフローチ
ャートを用いて説明する。MPU301のタイマーによ
る周期的割込みが発生すると、MPU301は用紙の現
在の位置を入口TOFセンサ212と出口TOFセンサ
213を用いて確認する(ステップS630)。用紙が
既に、記録位置まで到達している場合には、4つの記録
ヘッドへのデータ転送が終了しているかどうかを確認す
る(ステップS631)。転送が終了している場合に
は、記録ヘッド駆動回路307に記録ヘッドのヒートパ
ルス値をセットし駆動を開始する。
【0059】一方、4つの記録ヘッドのデータ転送が終
了していない場合には、記録停止処理(ステップS63
4)により、搬送モータの駆動を停止させる。その後、
上記で図6Bに関して説明したデータ転送処理のステッ
プS621により、4つの記録ヘッドへのデータ転送が
終了するのを待ち、ステップS622の記録再開処理に
よって再び記録を開始する。
【0060】また、ステップS631において、用紙が
記録位置まで到達していない場合には、何も処理を行わ
ず終了する。
【0061】このように、本実施形態では、ホスト機器
から送信された画像データを記録ヘッドに転送する図6
Bに示したデータ転送処理と、用紙が記録位置にあり記
録ヘッドへのデータ転送が終了しているときに記録ヘッ
ドを駆動する図6Cに示した記録割り込み処理とを並行
して実行するように構成し、記録ヘッドへのデータ転送
と記録ヘッドの駆動とを効率的に行うことを可能にして
いる。
【0062】図8は、本実施形態の記録装置における記
録ヘッドに関するタイミングチャートであり、(a)は
図6Cに関して説明した記録割り込み処理を起動するタ
イミングと各記録ヘッドの駆動タイミングを示し、
(b)は各記録ヘッドへのデータ転送のタイミングを示
している。なお、(a)の記録割り込み処理の起動タイ
ミングの設定は、MPU301内のタイマーによって設
定されるが、用紙が搬送される速度に合わせて、記録ヘ
ッドを駆動するタイミングを算出し、算出した結果に基
づいてMPU301内のタイマーの周期を決定するよう
にするのがよい。
【0063】図9は、ホスト機器102から転送される
画像データの構成を示す図である。(a)、(b)、
(c)、(d)はそれぞれブラック(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画像データ
を示し、(e)は(a)から(d)の4つの画像を重ね
合わせた記録結果としてのカラー画像を示している。
【0064】ホスト機器102上で作成したあるいは保
存している画像を記録する際には、図7に関して説明し
たように、ホスト機器のMPUは、最初に設定値要求コ
マンド508を記録装置100へケーブル103を介し
て送信し、その返信として設定値データ509を受信す
る。しかる後、図10に示すようにステップ1001で
設定値があるか否かをチェックして、設定値データには
入口TOF212と各ヘッドとの距離(オフセット)を
表わすデータが含まれており、ステップ1002で設定
値データに基づいて、メモリ上にあるKCMYの各画像
データに対して、オフセット値を処理した画像に編集し
て、ステップ1003でホスト機器102ではこのオフ
セットデータに基づいて各色の記録ヘッドに合わせた画
像を、記録装置100へケーブル103を介してライン
単位で転送していく。この処理は、ホスト機器102
の、例えば、プリンタドライバなどのソフトウェアに組
み込まれる。
【0065】このとき、ホスト機器では図9の(a)か
ら(d)に示されるように、各記録ヘッドのオフセット
に応じて、余白部分を表わす白データを各色の画像デー
タの前後に付加して記録装置に送信する。このようにす
ることにより、記録装置100側では各記録ヘッドのオ
フセットを意識すること無く記録処理を行うことが可能
である。なお、設定値の返信509内の各記録ヘッドの
オフセットデータには、色ずれを防ぐための調整値が含
まれており、ホスト機器102側では、色ずれを意識す
ること無く各色の画像を作成することが可能である。
【0066】ホスト機器102は1枚の画像データの転
送が終了すると、イメージデータ終了コマンド510を
転送することにより、画像データ転送の終了を記録装置
100へ通知する。記録装置100はこのイメージデー
タ終了コマンド510を受信すると、図6Aのステップ
S611に進み記録終了処理を行い、全記録ヘッドの吐
出が終了したのを確認した後、一定量の搬送を行い、用
紙を排出した後、搬送を停止させ一連の記録動作を終了
させる。
【0067】ここで、記録装置100が搬送を停止する
前にホスト機器102から次の画像データが転送された
場合には、搬送を停止させること無く記録媒体供給装置
101から次の用紙を給紙して、再び記録処理を開始す
ることも可能である。
【0068】以上説明した実施形態によれば、従来のよ
うにホスト機器から受信した画像データを一旦画像メモ
リ上に展開した後に記録を行う必要が無いので、CPU
の処理速度に関係なく記録開始までの時間を短縮すると
共に、記録装置全体の回路規模を小さくして、コストを
抑えることができるようにしている。
【0069】
【他の実施形態】上記実施形態の記録装置はインクジェ
ット方式により記録を行うとして説明を行ったが、本発
明はこれに限定されるものではなく、電子写真方式等、
他の記録方法を適用することももちろん可能である。例
えば、電子写真方式の記録装置に本発明を適用する場合
には、ホスト機器から転送された1ライン単位の画像デ
ータをレーザ等によって感光体にそのまま書込むような
構成が考えられる。
【0070】また、上記の実施形態ではYMCKのイン
クを用いてフルカラー画像を記録する場合を例として説
明を行ったが、本発明はカラーデータに限らず、モノク
ロデータについても適用可能である。
【0071】なお、上記の実施形態においては、ホスト
機器から送信される画像データの解像度と記録装置の解
像度とが等しい場合について説明したが、両者の解像度
が異なっている場合には、ホスト機器から画像データを
送信する前に記録装置の解像度に合わせて解像度変換処
理を行えばよい。
【0072】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0073】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0074】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0075】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0076】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0077】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0078】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0079】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0080】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0081】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0082】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0083】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0084】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0086】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0087】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0090】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図6A、6Bおよび/
または図6Cに示す)フローチャートに対応するプログ
ラムコードが格納されることになる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信した記録データを記録装置での記録方式に従ったデ
ータに変換する処理が不要となり、変換したデータを格
納するための画像メモリも不要となる。
【0092】従って、CPUの処理速度に関係なく記録
開始までの時間を短縮すると共に、記録装置全体の回路
規模を小さくして、コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての記録システムの構成
を示す斜視図である。
【図2】図1の記録装置の構造を説明するための図であ
る。
【図3A】図1の記録装置の電気的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図3B】データコントローラの入出力信号を示す図で
ある。
【図4A】インクジェット記録ヘッドの構造を説明する
ための模式図である。
【図4B】記録ヘッド内の電気回路を示す図である。
【図5】ホスト機器から記録装置に送信される信号のフ
ォーマットを示す図である。
【図6A】記録装置におけるコマンド受信の際の処理を
示すフローチャートである。
【図6B】記録装置におけるデータ転送処理のフローチ
ャートである。
【図6C】記録装置における記録割込み処理のフローチ
ャートである。
【図7】ホスト器機と記録装置とのデータの送受信の手
順を示す図である。
【図8】記録装置における記録ヘッドに関するタイミン
グチャートである。
【図9】ホスト機器から転送される画像データの構成を
示す図である。
【図10】ホスト機器の画像データの処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 記録装置 101 記録媒体供給装置 102 ホスト機器 103 接続ケーブル 201 ブラック用インクジェット記録ヘッド 202 シアン用インクジェット記録ヘッド 203 マゼンタ用インクジェット記録ヘッド 204 イエロー用インクジェット記録ヘッド 205 記録用紙 206 用紙搬送ユニット 208 記録装置本体ユニット 209 本体フロントドア 210 記録ヘッドユニット 211 記録媒体カセット 212 入口TOFセンサー 213 出口TOFセンサー 300 制御ボード 301 MPU 302 プログラムROM 303 RAM 304 データコントローラ 305 モータドライバ 306 モータ 307 記録ヘッド駆動回路 308 記録ヘッド 309 オペレーションパネル 401 シリコン基板 402 インク吐出口 403 ノズル隔壁 404 発熱体(ヒータ) 405 共通液室 406 インク路 407 天板 410 データ変換回路 411 シフトレジスタ 412 データラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EB58 EC79 FA13 2C061 AP01 AQ05 AR01 HH03 HH07 HJ06 HJ08 HK03 HN02 HN05 HN15 2C087 AB05 AC07 BC02 BD35 BD40 BD41 BD46

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録を行う記録装置と該記録
    装置と通信するホスト機器とを有する記録システムであ
    って、 前記記録装置は、 所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッ
    ドと、 受信した画像データを各記録素子の選択信号に変換する
    変換手段と、 所定の記録単位に対応する画像データを受信したとき
    に、前記選択信号に従って各記録素子を駆動して記録を
    行う記録制御手段と、を備えており、 前記ホスト機器は、前記所定の記録単位毎に前記記録装
    置に画像データを送信する送信手段を備えることを特徴
    とする記録システム。
  2. 【請求項2】 前記記録装置は、前記記録素子の配列方
    向とほぼ直交する方向に前記記録媒体を相対移動させる
    移動手段を備えており、 前記所定の記録単位が1ラインであることを特徴とする
    請求項1に記載の記録システム。
  3. 【請求項3】 前記記録装置は、それぞれ異なった色を
    記録する複数の記録ヘッドを有しており、 前記送信手段は、前記画像データを各記録ヘッドに対応
    させて前記所定の記録単位毎に送信することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の記録システム。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、それぞれの記録ヘッド
    の取付け位置に関する情報を前記ホスト機器に送信する
    位置情報送信手段を備え、 前記ホスト機器は、前記取付け位置に関する情報に基づ
    いて、各記録ヘッドに対する画像データに補正データを
    付加する補正手段を備えることを特徴とする請求項3の
    記録システム。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、前記画像データを圧縮
    形式で前記記録装置に送信し、 前記変換手段は、受信した画像データの圧縮を解除する
    手段を含んでいることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1項に記載の記録システム。
  6. 【請求項6】 所定方向に配列された複数の記録素子を
    有する記録ヘッドによって記録媒体に記録を行う記録装
    置であって、 受信した画像データを各記録素子の選択信号に変換する
    変換手段と、 所定の記録単位に対応する画像データを受信したとき
    に、前記選択信号に従って各記録素子を駆動して記録を
    行う記録制御手段と、を備えたことを特徴とする記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段が、前記記録ヘッドの内部
    に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録装置は、前記記録素子の配列方
    向とほぼ直交する方向に前記記録媒体を相対移動させる
    移動手段を備えており、 前記所定の記録単位が1ラインであることを特徴とする
    請求項6又は7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録装置は、それぞれ異なった色を
    記録する複数の記録ヘッドを有しており、それぞれの記
    録ヘッドの取付け位置に関する情報を送信する位置情報
    送信手段を更に備えることを特徴とする請求項6から8
    のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記変換手段は、受信した画像データ
    が圧縮されているときに、圧縮を解除する手段を含んで
    いることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に
    記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項6から10のいずれか1項に記載の記録装
    置。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項11に記載の記
    録装置。
  13. 【請求項13】 所定方向に配列された複数の記録素子
    を有する記録ヘッドを有し、記録媒体に記録を行う記録
    装置に接続されたホスト機器から送信した画像データを
    記録させる記録方法であって、 前記ホスト機器から前記記録装置に、所定の記録単位毎
    に画像データを送信する送信工程と、 前記記録装置において、受信した画像データを各記録素
    子の選択信号に変換する変換工程と、 前記記録装置において、前記所定の記録単位に対応する
    画像データを受信したときに、前記選択信号に従って各
    記録素子を駆動して記録を行う記録制御工程と、を備え
    ることを特徴とする記録方法。
  14. 【請求項14】 前記記録装置において、前記記録素子
    の配列方向とほぼ直交する方向に前記記録媒体を相対移
    動させる移動工程を更に備えており、 前記所定の記録単位が1ラインであることを特徴とする
    請求項13に記載の記録方法。
  15. 【請求項15】 前記記録装置は、それぞれ異なった色
    を記録する複数の記録ヘッドを有しており、 前記送信工程において、前記画像データを各記録ヘッド
    に対応させて前記所定の記録単位毎に送信することを特
    徴とする請求項13又は14に記載の記録方法。
  16. 【請求項16】 前記記録装置から前記ホスト機器に、
    それぞれの記録ヘッドの取付け位置に関する情報を送信
    する位置情報送信工程と、 前記ホスト機器において、前記取付け位置に関する情報
    に基づいて、各記録ヘッドに対する画像データに補正デ
    ータを付加する補正工程とを更に備えることを特徴とす
    る請求項15の記録方法。
  17. 【請求項17】 前記送信工程において、前記画像デー
    タを圧縮形式で前記記録装置に送信し、 前記変換工程において、受信した画像データの圧縮を解
    除する工程を含んでいることを特徴とする請求項13か
    ら16のいずれか1項に記載の記録方法。
  18. 【請求項18】 所定方向に配列された複数の記録素子
    を有する記録ヘッドを有し、記録媒体に記録を行う記録
    装置を駆動するプリンタドライバであって、 前記記録装置から受信した情報に基づいて、所定の記録
    単位毎に画像データを送信する送信工程を有することを
    特徴とするプリンタドライバ。
  19. 【請求項19】 所定方向に配列された複数の記録ヘッ
    ドを備え、該複数の記録ヘッドにより記録媒体に記録を
    行う記録装置と該記録装置と通信するホスト機器とを有
    する記録システムのホスト機器において、 前記所定の記録単位毎に前記記録装置に画像データを送
    信する送信手段を備えることを特徴とするホスト機器。
  20. 【請求項20】 前記送信手段は、前記画像データを各
    記録ヘッドに対応させて前記所定の記録単位毎に送信す
    ることを特徴とする請求項19に記載のホスト機器。
  21. 【請求項21】 前記ホスト機器は、前記記録装置の複
    数の記録ヘッドの取付け位置に関する情報に基づいて、
    各記録ヘッドに対する画像データに補正データを付加す
    る補正手段を備えることを特徴とする請求項19に記載
    のホスト機器。
  22. 【請求項22】 所定方向に配列された複数の記録ヘッ
    ドを備え、該複数の記録ヘッドにより記録媒体に記録を
    行う記録装置と該記録装置と通信するホスト機器とを有
    する記録システムのホスト機器の制御方法において、 前記所定の記録単位毎に前記記録装置に画像データを送
    信する送信ステップを備えることを特徴とする制御方
    法。
  23. 【請求項23】 前記送信ステップは、前記画像データ
    を各記録ヘッドに対応させて前記所定の記録単位毎に送
    信することを特徴とする請求項22に記載の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記ホスト機器の制御方法は、前記記
    録装置の複数の記録ヘッドの取付け位置に関する情報に
    基づいて、各記録ヘッドに対する画像データに補正デー
    タを付加する補正ステップを備えることを特徴とする請
    求項22の制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項22から24のいずれか1項に
    記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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