JP2002543054A - 炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法 - Google Patents

炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法

Info

Publication number
JP2002543054A
JP2002543054A JP2000613806A JP2000613806A JP2002543054A JP 2002543054 A JP2002543054 A JP 2002543054A JP 2000613806 A JP2000613806 A JP 2000613806A JP 2000613806 A JP2000613806 A JP 2000613806A JP 2002543054 A JP2002543054 A JP 2002543054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimethyl carbonate
stream
methanol
column
extractive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000613806A
Other languages
English (en)
Inventor
ニソリ,アルベルト
ブーウェンス,ステファン・マティス
ドーアティ,マイケル・フランシス
マローン,マイケル・フランシス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2002543054A publication Critical patent/JP2002543054A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/08Purification; Separation; Stabilisation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S203/00Distillation: processes, separatory
    • Y10S203/20Power plant
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S203/00Distillation: processes, separatory
    • Y10S203/24Mobile, marine distiller

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、蒸留塔のメタノールと炭酸ジメチルを抽出蒸留によって分離する方法に関する。 【解決手段】炭酸ジメチル/メタノール混合物の共沸性を変化させる抽出蒸留剤の存在下で抽出蒸留を実施する。蒸留塔から蒸気の側流を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抽出蒸留によって炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法に関す
る。抽出蒸留は、炭酸ジメチル/メタノール混合物の共沸性を変化させる抽出蒸
留剤の存在下で実施する。
【0002】
【従来の技術】
炭酸ジメチルは、芳香族ポリカーボネートの合成における出発物質として、溶
剤として、また多くの化学製品の製造反応体として有用である。炭酸ジメチルは
メタノールとの混合物として存在することが多い。例えば、炭酸ジメチルの各種
製造方法において、炭酸ジメチルはメタノールとの混合物として得られる。炭酸
ジメチルとメタノールは大気圧で約30:70の炭酸ジメチル対メタノールの重
量比を有する共沸組成物を形成する。
【0003】 したがって、炭酸ジメチル/メタノール混合物から炭酸ジメチルを分離する必
要がある。炭酸ジメチルとメタノールの共沸混合物を分離するのに用いられる方
法としては、圧力スイング蒸留、高圧蒸留及び抽出蒸留がある。
【0004】 抽出蒸留は共沸性(挙動)を示す混合物の成分を分離するための方法である。
抽出蒸留法では、蒸留プロセスで分離しようとする成分の混合物に作用物質(本
明細書では「抽出蒸留剤」という)を添加して、混合物の成分の相対的揮発性を
変化させる。この相対的揮発性の変化は、成分間の揮発性に充分な差が生じ、蒸
留による有効な分離が可能になるようなものである。
【0005】 米国特許第5292917号には、シュウ酸ジメチルの存在下で炭酸ジメチル
/メタノール混合物を蒸留することによってその混合物を抽出蒸留する方法が開
示されている。2つの蒸留塔を直列に用いてメタノールから炭酸ジメチルを分離
する。最初の蒸留塔でその塔の頂部からメタノールが除去され、炭酸ジメチル/
シュウ酸ジメチル混合物が第二の塔に供給される。第二の塔で炭酸ジメチルがシ
ュウ酸ジメチルから分離される。
【0006】 1994年8月16日に公開された特開平6−228026号には、アニソー
ルを含む1群の化合物から選択された抽出剤の存在下で炭酸メチルとメタノール
の混合物を抽出蒸留する方法が開示されている。
【0007】 1994年1月25日に公開された特開平6−16596号には、有機溶剤、
例えばフェノールの存在下で炭酸ジメチル/メタノール混合物を還流し、塔頂生
成物としてメタノールを、そして底部生成物として有機溶剤と炭酸ジメチルの混
合物を取り出すことによって炭酸ジメチルをメタノールから分離する方法が開示
されている。
【0008】 炭酸ジメチル/メタノール混合物を分離するための公知の方法は少なくとも2
つの蒸留塔を使用する。したがって、炭酸ジメチル/メタノール混合物を分離す
るための簡略化された経済性の高い方法に対するニーズが存在する。
【0009】
【発明の概要】
本発明はプロセスを簡単化し、さらに驚くべき特性を提供する。本発明のこれ
らの特性と別の特性は、以下の説明と特許請求の範囲の記載を考察するとより容
易に理解されよう。
【0010】 本発明は、単一蒸留塔内の炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物から炭酸ジ
メチルとメタノールを分離する方法に関しており、この方法は、 (A)芳香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル、炭酸ジアルキル、
炭酸アルキルアリール、炭酸ジアリール、炭酸アルキレン及び脂環式アルコール
からなる群から選択される抽出蒸留剤の存在下で、炭酸ジメチルとメタノールを
含む混合物を蒸留する工程と、 (B)主として炭酸ジメチルからなる側流を蒸留塔から取り出す工程と を含んでいる。
【0011】 さらに、本発明は、単一蒸留塔内で炭酸ジメチルを精製する方法に関しており
、この方法は、 (A)炭酸ジメチルとメタノールを含む炭酸ジメチル/メタノール供給流と、抽
出蒸留剤を含む第二の流れとを蒸留塔内に供給する工程(ここで、炭酸ジメチル
/メタノール供給流は第二の流れより下で抽出蒸留塔内に供給され、抽出蒸留剤
は、芳香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル、炭酸ジアルキル、炭
酸アルキルアリール、炭酸ジアリール、炭酸アルキレン及び脂環式アルコールか
らなる群から選択される)と、 (B)蒸留塔内において抽出蒸留剤の存在下で炭酸ジメチルとメタノールを蒸留
する工程と、 (C)主としてメタノールからなる塔頂生成物流、主として炭酸ジメチルからな
る側部生成物流、及び主として抽出蒸留剤からなる底部生成物流を蒸留塔から取
り出す工程と を含んでいる。
【0012】 本発明では、側流蒸留塔が、各々再沸器と凝縮器を有する2つの蒸留塔に取っ
て代わる。この側流蒸留塔は、より高い純度の生成物が望まれる場合には副精留
塔と共に使用してもよい。副精留塔を用いる実施形態では副精留塔が側流蒸留塔
と連結される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明と実施例を参照するとさ
らに容易に本発明が理解されよう。
【0014】 以下に本発明の方法と物を開示し記載するが、本発明は特定の合成法又は特性
の組成に限定されることがなく、変化し得るものと了解されたい。また、本明細
書で使用する用語は特定の実施形態を示すためのみのものであり、限定するもの
ではないことも了解されたい。
【0015】 特許請求の範囲を含めて本明細書では幾つかの用語を使用するが、その意味は
以下の通りである。
【0016】 単数形は、明らかに他の意味を示さない限り複数の場合も含む。
【0017】 「任意」又は「場合によって」とは、その語に続く事象又は状況が起こっても
よいし起こらなくてもよいことを意味し、その事象が起こる場合と起こらない場
合を含む。
【0018】 「主として、からなる」及び「比較的純粋(又は純度が高い)」とは、蒸留塔
に出入りする流れの組成に関連して使用する場合、その言及した混合物が特定の
物質を85重量%以上含んでいることを意味している。
【0019】 蒸留塔又は精留塔に出入りする流れの組成に関連して使用する場合「純粋(又
は純度が高い)」とは、言及した混合物が特定の物質を95重量%以上含んでい
ることを意味している。
【0020】 本発明で使用する「蒸留塔」とは再沸器と凝縮器を有する塔をいう。
【0021】 本発明で使用する「副精留塔」とは、この副精留塔に(加えられる)エネルギ
ー入力が蒸留塔から抜き出される蒸気側流によって提供される塔を指していう。
この副精留塔は再沸器をもっていない。
【0022】 本発明は、 (A)芳香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル、炭酸ジアルキル、
炭酸アルキルアリール、炭酸ジアリール、炭酸アルキレン及び脂環式アルコール
からなる群から選択される抽出蒸留剤の存在下で、炭酸ジメチルとメタノールを
含む混合物を蒸留し、 (B)主として炭酸ジメチルからなる側流を蒸留塔から取り出す 工程を含む、単一蒸留塔内で炭酸ジメチルを精製する方法に関する。
【0023】 一実施形態では、本発明は、 (A)炭酸ジメチルとメタノールを含む炭酸ジメチル/メタノール供給流と、抽
出蒸留剤を含む第二の流れとを蒸留塔内に供給し(ここで、炭酸ジメチル/メタ
ノール供給流は第二の流れより下で抽出蒸留塔内に供給され、抽出蒸留剤は、芳
香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル、炭酸ジアルキル、炭酸アル
キルアリール、炭酸ジアリール、炭酸アルキレン及び脂環式アルコールからなる
群から選択される)、 (B)蒸留塔内において抽出蒸留剤の存在下で炭酸ジメチルとメタノールを蒸留
し、 (C)主としてメタノールからなる塔頂生成物流、主として炭酸ジメチルからな
る側部生成物流、及び主として抽出蒸留剤からなる底部生成物流を蒸留塔から取
り出す 工程を含む、単一蒸留塔内で炭酸ジメチルを精製する方法に関する。
【0024】 定義された蒸留プロセスの工程は同時に実施され、好ましくは連続的に実施さ
れるものと了解されたい。
【0025】 抽出蒸留プロセスで炭酸ジメチルとメタノールを分離する公知の方法では、再
沸器を有する塔と塔頂凝縮器を有する塔との2以上の蒸留塔を使用する。予期に
反して、抽出蒸留塔内の主として炭酸ジメチルからなる側流を取り出すと、再沸
器と塔頂凝縮器とを有する第二の蒸留塔の必要性が排除され、したがってプロセ
スが大いに簡単化され、また費用が低下するということが判明した。
【0026】 予想外のことに、主として炭酸ジメチルからなる流れを蒸留塔から取り出すと
3つの比較的純粋な生成物流の分離が可能であることが判明した。「主として」
及び「比較的純粋」とは、それぞれの生成物流がメタノール、炭酸ジメチル又は
抽出蒸留剤を85重量%以上含んでいることを意味している。
【0027】 本発明の方法では、主として炭酸ジメチルからなる側流を蒸留塔から取り出す
。側流を取り出す点は、塔内の炭酸ジメチルの質量分率が最大となる塔内の点又
はその付近である。この点は、圧力や段数のような塔の条件によって変化する。
この点は、Industrial & Engineering Chemis
try Research,第35巻、第10号、3653〜3664頁の「A
Geometric Design Method for Side−St
ream Distillation Columns」の表1に記載されてい
る反復プロセスによって決定することができ、又はAspen Technol
ogy社(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)が開発したAspenPlu
s(商標)のような公知のコンピューターシミュレーションモデル(後述の実験
の欄でさらに詳細に説明する)を用いて決定することができる。
【0028】 Industrial & Engineering Chemistry
Research,「A Geometric Design Method
for Side−Stream Distillation Columns
」の表1に記載されている反復プロセスは次の通りである。上部側流塔(upper s
ide stream column)の側流の位置を決定するには、1)最初に、塔の圧力、供給
流の流量、組成及びエンタルピーを指定し、2)留出物の組成を選択し、3)還
流比を選択し、4)精留セクションの精留プロフィール、組成プロフィールを決
定し、5)精留プロフィール上の側流の位置を選択し、6)底部組成を選択し、
7)このプロフィールから留出物、底部及び側流の流れを決定することができ、
8)その後、中央プロフィールを決定し、次いでストリッピングプロフィールを
決定する。中央プロフィールとストリッピングプロフィールが交差すればこのプ
ロセスは完了である。交差しない場合は還流比その他の指定した値を調節し、ス
テップ2)の留出物の組成の選択から始めてプロセスを反復する。
【0029】 下部側流塔の側流を決定する場合、プロセスは同じであるが、ストリッピング
プロフィールを最初に決定し、精留プロフィールではなくこのストリッピングプ
ロフィールから側流の位置を選択する。
【0030】 側流の位置は炭酸ジメチル/メタノール混合物を含む供給流(以後、「炭酸ジ
メチル/メタノール供給流」という)の上でも下でもよい。側流が炭酸ジメチル
/メタノール供給流の上方の場合、その塔は「上部側流塔」といわれ、側流は供
給流と留出物との間にある。側流が炭酸ジメチル/メタノール供給流の下方の場
合、その塔は「下部側流塔」といわれる。下部側流塔としてプロセスを実施する
のが好ましい。また、側流が蒸気側流であることも好ましい。
【0031】 塔の直径、段数及び供給点を含めた構成、並びに還流比、温度及び圧力を始め
とする塔の作動パラメーターは、一般に生成物の所望の純度に依存して変化する
。塔は約0.1〜10バール、好ましくは0.5〜5バール、さらに好ましくは
1〜3バールの圧力で作動させるのが好ましい。蒸留塔で維持する煮沸比(boilu
p ratio)は、塔内の1点で炭酸ジメチルの質量分率が最大又はその付近になるよ
うに充分に高くしなければならない。
【0032】 塔内の理論段数は通常、所望のエネルギー消費、利用可能なユーティリティー
などを含む多くの要因に依存して変化する。蒸留塔に適した理論段数としては、
20〜60、好ましくは30〜50の理論段があるが、これに限定されることは
ない。
【0033】 蒸留に使用する抽出蒸留剤は、メタノールや炭酸ジメチルと共沸混合物を形成
することがなく、かつメタノール及び炭酸ジメチルより高い温度で沸騰する化合
物である。抽出蒸留剤は芳香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル(
例えばアニソール)、炭酸ジアルキル、炭酸アルキルアリール、炭酸ジアリール
、炭酸アルキレン及び脂環式アルコールからなる群から選択される。フェノール
のような芳香族ヒドロキシ化合物が好ましい。フェノールとアニソールはより好
ましい抽出蒸留剤であり、フェノールはさらに好ましい。
【0034】 抽出蒸留剤を含む第二の流れの、塔に供給される炭酸ジメチル/メタノール供
給流に対する質量比は、蒸留に使用する抽出剤に依存する。第二の流れ対第一の
流れの質量比に適した値は約0.1:1〜約10:1の範囲である。
【0035】 フェノールの場合、フェノールを含む第二の流れと炭酸ジメチル/メタノール
供給流との質量比は約2:1〜4:1、好ましくは3:1である。アニソールの
場合、アニソールを含む第二の流れと炭酸ジメチル/メタノール供給流との質量
比は約0.5:1〜2:1、好ましくは0.8:1〜1:1である。
【0036】 蒸留塔中に供給される抽出蒸留剤は純粋であるのが好ましく、特に、抽出蒸留
剤を含む第二の流れは抽出蒸留剤を95重量%以上含むのが好ましく、99重量
%以上含むのがさらに好ましい。
【0037】 塔内に供給される炭酸ジメチル/メタノール供給流の組成は流れの起源に応じ
て変化する。この炭酸ジメチル/メタノール供給流は炭酸ジメチルを20〜30
重量%含むのが好ましく、炭酸ジメチル/メタノール混合物が大気圧でその共沸
状態付近にある組成が最も好ましい。
【0038】 モル還流比とモル煮沸比は、塔内の段数、所望の生成物純度、個々の抽出蒸留
剤、などを始めとする様々な要因に依存して変化し得、当業者が容易に決定し得
る。抽出蒸留剤としてアニソールを使用する蒸留塔のモル還流比として適した値
としては約1〜5、好ましくは1.2〜2の範囲のモル還流比があるが限定され
ることはなく、抽出蒸留剤としてフェノールを使用する場合のモル還流比として
適した値としては約0.5〜2、好ましくは0.5〜1.0の範囲のモル還流比
があるが限定されることはない。
【0039】 抽出蒸留剤としてアニソールを使用する蒸留塔のモル煮沸比として適した値と
しては約5〜8、好ましくは約6〜7の範囲のモル煮沸比があるが限定されるこ
とはなく、抽出蒸留剤としてフェノールを使用する場合のモル煮沸比として適し
た値としては約1〜2、好ましくは1.5〜約1.7の範囲のモル煮沸比がある
が限定されることはない。
【0040】 場合によって、第一の蒸留塔を出る主として炭酸ジメチルからなる流れをさら
に精製してもよい。本発明の一実施形態では、第一の塔を出る主として炭酸ジメ
チルからなる流れを副精留塔に供給することができる。この副精留塔の段数は所
望の純度によって変化し得る。副精留塔が約3〜約10の理論段を含有している
のが好ましい。
【0041】 図1は、本発明の一実施形態を概略的に示す。炭酸ジメチル/メタノール供給
流1はメタノールと炭酸ジメチルの混合物からなり、第二の流れ2は抽出蒸留剤
を含んでいる。流れ1と2を側流蒸留塔Aに連続的に供給する。流れ3は塔頂生
成物であり、主としてメタノールからなる。純度は、還流比及び塔に供給する抽
出蒸留剤の量に依存する。流れ4は側流であり、主として炭酸ジメチルからなる
。流れ4の純度は塔の段数と煮沸比に依存する。流れ5は底部生成物であり、主
として抽出蒸留剤からなり、冷却されて塔の上方供給流(流れ2)に再循環され
る。流れ6は側流中に損失した抽出蒸留剤を補う抽出蒸留剤補給流である。
【0042】 図2は、本発明の別の実施形態を概略的に示す。この実施形態では、流れ4を
副精留塔Bに供給する。この副精留塔は凝縮器を有する塔からなるが、この精留
器への供給が主塔Aからの蒸気側流であるので再沸器は含んでいない。純粋な炭
酸ジメチルは流れ7に取り出され、副精留器からの底部液体流、すなわち流れ8
は流れ4と同じ段又はその下で抽出蒸留塔Aへ戻される。
【0043】 図3は、塔A内の成分の蒸気質量分率を理論段数に対して示すグラフである。
このグラフは実施例1に記載するシミュレーションに関するものである。主要な
成分(メタノール、炭酸ジメチル及びフェノール)のみをプロットしてある。こ
のため、グラフに示した蒸気質量分率の合計は段1で1に近くなっていない(軽
質不純物はグラフから省略してある)。蒸気側流は炭酸ジメチルプロフィールの
最大又はその付近で取り出すのが好ましい。
【0044】
【実施例】
以下の実施例は、本発明の方法をいかに実施するかを完全に開示し説明するた
めに挙げるものであって、本発明者らが発明と考えているものの範囲を限定する
ものではない。数字(例えば量、温度など)に関しては正確を保つように努力し
た。特に断らない限り、部とあるのは重量部であり、温度はセ氏、圧力はバール
である。
【0045】 以下のデータは、Aspen Technology社(米国マサチューセッ
ツ州ケンブリッジ)が開発したAspenPlus(商標)というソフトウェア
を用いて得た。メタノール、炭酸ジメチル、フェノール及びアニソールを含む多
成分系では、NRTL−RK物性オプションセットを選択した(液相はNRTL
活性係数を用いてモデリングし、蒸気相はレドリッチ−クウォン(Redlic
h−Kwong)の状態方程式を用いてモデリングされる)。上記成分を含む2
成分のNRTL2成分パラメーターは専用蒸気液体実験データから回帰した。
【0046】 側流の位置を得るために、異なる側流の位置で幾つかのシミュレーションを行
い、最も良好な場合を保持した。いかなる理論又は説明にも縛られることはない
が、AspenPlusプログラムは本明細書に記載の3成分系の挙動を充分に
予測することができる。以下の実施例で参照する流れと塔は図1と2の表示に従
う。
【0047】 以下の実施例で、炭酸ジメチル/メタノール供給流は、メタノール生成物流(
流れ3)と共に系を去ると期待される軽質不純物を含有している。「軽質不純物
」としては、メタノール、CO及び酸素からDMCを製造するプロセスで生成す
るメチラール、ジメチルエーテル、塩化メチル、CO、CO2及び水があるがこ
れらに限られることはない。
【0048】 実施例1 この実施例では、塔Aは再沸器と凝縮器を含む45の理論段を有するカラムで
ある。抽出蒸留剤はフェノールである。頂部から番号を付けて、凝縮器は段1で
ある。炭酸ジメチル/メタノール供給流、すなわち流れ1は段24に導入し、抽
出蒸留剤供給流、すなわち流れ2は段8に導入し、側流、すなわち流れ4は段3
3で取り出す。塔の頂部圧力は2.9バールであり、モル還流比は0.6、モル
煮沸比は1.63である。
【0049】 塔Bは凝縮器を含む4の理論段を有するカラムである。頂部圧力は大気圧、モ
ル還流比は0.32、そして留出物の供給に対する質量比は0.92である。
【0050】 このシミュレーションの結果を表Iに示す。
【0051】
【表1】
【0052】 実施例2 この実施例では塔Aの構成は実施例1と同じである。抽出蒸留剤はフェノール
である。頂部圧力は1.5バールであり、モル還流比は0.80、モル煮沸比は
1.55である。
【0053】 塔Bは凝縮器を含む4の理論段を有するカラムである。頂部圧力は大気圧、モ
ル還流比は0.30、そして留出物の供給に対する質量比は0.90である。
【0054】 このシミュレーションの結果を表IIに示す。
【0055】
【表2】
【0056】 実施例3 この実施例では、塔Aは再沸器と凝縮器を含む45の理論段を有するカラムで
ある。抽出蒸留剤はアニソールである。頂部から番号を付けて、凝縮器は段1で
ある。炭酸ジメチル/メタノール供給流、すなわち流れ1は段24に導入し、抽
出蒸留剤供給流、すなわち流れ2は段10に導入し、側流、すなわち流れ4は段
30で取り出す。塔の頂部圧力は2.9バールである。モル還流比は1.50、
モル煮沸比は6.56である。
【0057】 塔10は6の理論段を有するカラムである。頂部圧力は1気圧である。モル還
流比は0.23、留出物の供給に対する質量比は0.90である。
【0058】 このシミュレーションの結果を表IIIに示す。
【0059】
【表3】
【0060】 実施例4 この実施例では、塔Aは再沸器と凝縮器を含む45の理論段を有するカラムで
ある。抽出蒸留剤はアニソールである。頂部から番号を付けて、凝縮器は段1で
ある。供給流、すなわち流れ1は段24に導入する。抽出蒸留剤供給流、すなわ
ち流れ2は段10に導入し、側流、すなわち流れ4は段34で取り出す。頂部圧
力は1.5バールであり、モル還流比は1.8、モル煮沸比は6.75である。
【0061】 塔Bは凝縮器を含む6の理論段を有するカラムである。頂部圧力は大気圧であ
り、モル還流比は0.18、留出物の供給に対する質量比は0.90である。
【0062】 このシミュレーションの結果を表IVに示す。
【0063】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す概略図である。
【図2】 副精留塔を有する本発明の一実施形態を示す概略図である。
【図3】 成分の蒸気質量分率を塔の理論段数に対してプロットしたグラフである。
【符号の説明】
1 炭酸ジメチル/メタノール供給流 2 第二の流れ(抽出蒸留剤) 3 塔頂生成物流(メタノール) 4 側流(炭酸ジメチル) 5 底部生成物流(抽出蒸留剤) 6 抽出蒸留剤補給流 7 純粋な炭酸ジメチル流 8 底部液体流 A 側流蒸留塔 B 副精留塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブーウェンス,ステファン・マティス オランダ、エヌエル−4617・ジーエー・ベ ルゲン・オプ・ゾーム、アーク・19番 (72)発明者 ドーアティ,マイケル・フランシス アメリカ合衆国、01351、マサチューセッ ツ州、モンタギュー、チェスナッツ・ヒ ル・ロード、83番 (72)発明者 マローン,マイケル・フランシス アメリカ合衆国、01002−2916、マサチュ ーセッツ州、アマースト、カミンズ・サー クル、6番 Fターム(参考) 4H006 AA02 AD13 BB14 BD84 FE11 KA51

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸留塔内の炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物から炭酸
    ジメチルとメタノールを分離する方法であって、 (A)芳香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル、炭酸ジアルキル、
    炭酸アルキルアリール、炭酸ジアリール、炭酸アルキレン及び脂環式アルコール
    からなる群から選択される抽出蒸留剤の存在下で、炭酸ジメチルとメタノールを
    含む混合物を蒸留する工程と、 (B)主として炭酸ジメチルからなる側流を蒸留塔から取り出す工程と を含んでなる、前記方法。
  2. 【請求項2】 側流が、炭酸ジメチルとメタノールを含む供給流が蒸留塔に
    入る点より下である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 側流が、炭酸ジメチルとメタノールを含む供給流が蒸留塔に
    入る点より上である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(A)と(B)を同時に実施する、請求項1記載の方法
  5. 【請求項5】 抽出蒸留剤がアニソールである、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 抽出蒸留剤がフェノールである、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 塔内の炭酸ジメチルの蒸気質量分率が最大又はその付近であ
    る塔内の点で側流を取り出す、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 単一蒸留塔内の炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物から
    炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法であって、 (A)炭酸ジメチルとメタノールを含む炭酸ジメチル/メタノール供給流と、芳
    香族ヒドロキシ化合物、アルキルアリールエーテル、炭酸ジアルキル、炭酸アル
    キルアリール、炭酸ジアリール、炭酸アルキレン及び脂環式アルコールからなる
    群から選択される抽出蒸留剤を含む第二の流れとを、炭酸ジメチル/メタノール
    供給流を第二の流れより下で抽出蒸留塔内に供給する工程と、 (B)蒸留塔内において抽出蒸留剤の存在下で炭酸ジメチルとメタノールを蒸留
    する工程と、 (C)主としてメタノールからなる塔頂生成物流、主として炭酸ジメチルからな
    る側部生成物流、及び主として抽出蒸留剤からなる底部生成物流を蒸留塔から取
    り出す工程と を含んでなる、前記方法。
  9. 【請求項9】 塔内の炭酸ジメチルの蒸気質量分率が最大又はその付近であ
    る蒸留塔内の点で側部生成物流を取り出す、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、底部生成物流を第二の流れに再循環する工程を含
    む、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 さらに、共沸剤補給流を第二の流れに供給する工程を含む
    、請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 抽出蒸留剤がフェノールである、請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】 抽出蒸留剤がアニソールである、請求項8記載の方法。
  14. 【請求項14】 第二の流れの炭酸ジメチル/メタノール供給流に対する質
    量比が0.1:1〜10:1である、請求項8記載の方法。
  15. 【請求項15】 第二の流れの炭酸ジメチル/メタノール供給流に対する質
    量比が2:1〜4:1である、請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 第二の流れの炭酸ジメチル/メタノール供給流に対する質
    量比が0.5:1〜2:1である、請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 精留塔内の圧力が1〜10バールである、請求項8記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 さらに、主として炭酸ジメチルからなる側部生成物流を蒸
    留ゾーンを有する副精留塔に供給し、炭酸ジメチルを蒸留して炭酸ジメチルから
    不純物を除去し、側部生成物流より高い純度を有する炭酸ジメチルを含む生成物
    液体流を副精留塔から取り出す工程を含む、請求項8記載の方法。
  19. 【請求項19】 工程(A)〜(C)を同時に実施する、請求項8記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 蒸留塔内の炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物から炭
    酸ジメチルとメタノールを分離する方法であって、 (A)フェノール及びアニソールからなる群から選択される抽出蒸留剤の存在下
    で、炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物を蒸留する工程と、 (B)主として炭酸ジメチルからなる側流を蒸留塔から取り出す工程と を含んでなる、前記方法。
  21. 【請求項21】 単一蒸留塔内の炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物か
    ら炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法であって、 (A)炭酸ジメチルとメタノールを含む炭酸ジメチル/メタノール供給流と、フ
    ェノール及びアニソールからなる群から選択される抽出蒸留剤を含む第二の流れ
    とを、炭酸ジメチル/メタノール供給流を第二の流れより下で抽出蒸留塔内に供
    給する工程と、 (B)蒸留塔内において抽出蒸留剤の存在下で炭酸ジメチルとメタノールを蒸留
    する工程と、 (C)主としてメタノールからなる塔頂生成物流、主として炭酸ジメチルからな
    る側部生成物流、及び主として抽出蒸留剤からなる底部生成物流を蒸留塔から取
    り出す工程と を含んでなる、前記方法。
  22. 【請求項22】 さらに、底部生成物流を第二の流れに再循環する工程を含
    む、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 単一蒸留塔内の炭酸ジメチルとメタノールを含む混合物か
    ら炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法であって、 (A)炭酸ジメチルとメタノールを含む炭酸ジメチル/メタノール供給流と、抽
    出蒸留剤のフェノールを含む第二の流れとを、第一の流れを第二の流れより下で
    抽出蒸留塔内に供給する工程と、 (B)蒸留塔内において抽出蒸留剤の存在下で炭酸ジメチルとメタノールを蒸留
    する工程と、 (C)主としてメタノールからなる塔頂生成物流、主として炭酸ジメチルからな
    る側部生成物流、及び主として抽出蒸留剤からなる底部生成物流を蒸留塔から取
    り出す工程と を含んでなる、前記方法。
  24. 【請求項24】 さらに、主として炭酸ジメチルからなる側部生成物流を蒸
    留ゾーンを有する副精留塔に供給し、炭酸ジメチルを蒸留して炭酸ジメチルから
    不純物を除去し、側部生成物流より高い純度を有する炭酸ジメチルを含む生成物
    液体流を副精留塔から取り出す工程を含む、請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 生成物液体流が純粋である、請求項24記載の方法。
JP2000613806A 1999-04-26 2000-04-04 炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法 Withdrawn JP2002543054A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/296,186 US6315868B1 (en) 1999-04-26 1999-04-26 Method of separating dimethyl carbonate and methanol
US09/296,186 1999-04-26
PCT/US2000/008934 WO2000064853A2 (en) 1999-04-26 2000-04-04 Method of separating dimethyl carbonate and methanol

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002543054A true JP2002543054A (ja) 2002-12-17

Family

ID=23140965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000613806A Withdrawn JP2002543054A (ja) 1999-04-26 2000-04-04 炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6315868B1 (ja)
EP (1) EP1175387B1 (ja)
JP (1) JP2002543054A (ja)
KR (1) KR20010112948A (ja)
CN (1) CN100343221C (ja)
AT (1) ATE321750T1 (ja)
BR (1) BR0010075A (ja)
DE (1) DE60026981T2 (ja)
WO (1) WO2000064853A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540717A (ja) * 2010-09-01 2013-11-07 ハンツマン ペトロケミカル エルエルシー ジメチルカーボネート/メタノール混合物からのジメチルカーボネートの反応的回収
JP2019038803A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 ジメチルカーボネートとメタノールの分離方法

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6673212B2 (en) * 2001-04-26 2004-01-06 Huntsman Petrochemical Corporation Polymerization-inhibited distillation
KR20030088212A (ko) * 2002-05-13 2003-11-19 재원산업 주식회사 메탄올 및 올쏘자이렌의 정제방법
US7141641B2 (en) * 2003-06-26 2006-11-28 General Electric Company Method and apparatus for production of alkyl aryl ether and diaryl carbonate
DE10336555A1 (de) 2003-08-05 2005-02-24 Basf Ag Recycling von lonischen Flüssigkeiten bei der Extraktiv-Destillation
CN100400500C (zh) * 2004-07-23 2008-07-09 西南化工研究设计院 从碳酸二甲酯及甲醇和水中分离碳酸二甲酯的工艺
KR100713141B1 (ko) * 2006-09-01 2007-05-02 한국화학연구원 경막 용융결정화에 의한 디메틸 카보네이트의 분리방법
KR101106538B1 (ko) * 2006-11-27 2012-01-20 주식회사 엘지화학 디메틸 카보네이트의 분리 방법
US20080255336A1 (en) * 2007-01-23 2008-10-16 Timothy Michael Nisbet Process for the preparation of diaryl carbonate
IN2014DN07638A (ja) * 2007-02-16 2015-07-10 Sabic Innovative Plastics Ip
CN101605750B (zh) * 2007-02-16 2013-05-08 沙伯基础创新塑料知识产权有限公司 碳酸二甲酯的制备方法
CN105037162A (zh) * 2015-06-11 2015-11-11 济南大学 碳酸二甲酯—甲醇共沸混合物连续萃取精馏分离方法
CN105418430A (zh) * 2015-12-16 2016-03-23 东营市海科新源化工有限责任公司 一种用于间歇精馏生产高纯度碳酸二甲酯的装置及方法
CN106146310A (zh) * 2016-08-26 2016-11-23 中建安装工程有限公司 一种制取碳酸二甲酯的装置及工艺
CN109422649B (zh) * 2017-08-28 2021-06-22 中国石油化工股份有限公司 碳酸二甲酯的纯化方法
CN112679352B (zh) * 2019-10-18 2023-04-07 中国石油化工股份有限公司 一种含碳酸二甲酯的混合物流的精制方法及***
CN112403015A (zh) * 2020-11-03 2021-02-26 汇智工程科技股份有限公司 萃取精馏分离丙酮-正庚烷混合物的装置及方法
CN117531219A (zh) * 2023-09-28 2024-02-09 滁州金沃生物科技有限公司 麦芽酚/乙基麦芽酚生产中甲醇回收连续提纯装置及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016596B2 (ja) * 1976-11-29 1985-04-26 カシオ計算機株式会社 電子時計
DE2706684A1 (de) * 1977-02-17 1978-08-24 Basf Ag Verfahren zur reindarstellung von dimethylcarbonat
DE2911395C2 (de) * 1979-03-23 1985-03-14 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Gewinnung eines konjugierten Diolefins aus einem C↓4↓- oder C↓5↓-Kohlenwasserstoffgemisch
US5292917A (en) * 1991-02-26 1994-03-08 Ube Industries, Ltd. Process for purifying dimethyl carbonate
GB2255972A (en) * 1991-04-12 1992-11-25 Davy Res & Dev Ltd Production of diaryl carbonates.
JP3214576B2 (ja) 1992-07-01 2001-10-02 旭化成株式会社 メタノールとジメチルカーボネートの分離法
DE4224770A1 (de) 1992-07-27 1994-02-03 Bayer Ag Verfahren zur Abtrennung von Methanol aus Dimethylcarbonat/Methanol-Gemischen
JPH06228026A (ja) 1993-02-01 1994-08-16 Mitsubishi Gas Chem Co Inc メタノールとジメチルカーボネートの分離法
CN1060091C (zh) * 1997-09-24 2001-01-03 中国石油化工总公司 一种甲醇和碳酸二甲酯共沸物的分离方法
JP2000086592A (ja) * 1998-09-04 2000-03-28 Daicel Chem Ind Ltd 炭酸ジエステルの精製方法および精製装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540717A (ja) * 2010-09-01 2013-11-07 ハンツマン ペトロケミカル エルエルシー ジメチルカーボネート/メタノール混合物からのジメチルカーボネートの反応的回収
JP2017114863A (ja) * 2010-09-01 2017-06-29 ハンツマン ペトロケミカル エルエルシーHuntsman Petrochemical LLC ジメチルカーボネート/メタノール混合物からのジメチルカーボネートの反応的回収
JP2019038803A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 ジメチルカーボネートとメタノールの分離方法
JP7038628B2 (ja) 2017-08-28 2022-03-18 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 ジメチルカーボネートとメタノールの分離方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2000064853A2 (en) 2000-11-02
EP1175387A2 (en) 2002-01-30
WO2000064853A3 (en) 2001-01-25
KR20010112948A (ko) 2001-12-22
DE60026981D1 (de) 2006-05-18
EP1175387B1 (en) 2006-03-29
US6315868B1 (en) 2001-11-13
DE60026981T2 (de) 2007-03-15
BR0010075A (pt) 2002-01-15
ATE321750T1 (de) 2006-04-15
CN1367772A (zh) 2002-09-04
CN100343221C (zh) 2007-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002543054A (ja) 炭酸ジメチルとメタノールを分離する方法
US5762765A (en) Separation of ethanol, isopropanol and water mixtures by azeotropic distillation
US5415741A (en) Separation of ethanol from isopropanol by azeotropic distillation
US5993610A (en) Separation of ethyl acetate from ethanol by azeotropic distillation
US4379028A (en) Separation of ethyl acetate from ethanol and water by extractive distillation
CA2766498C (en) Recovery of butanol from a mixture of butanol, water, and an organic extractant
KR20120039017A (ko) 부탄올, 물 및 유기 추출제의 혼합물로부터의 부탄올의 회수
US2575285A (en) Extractive distillation of alcohol-containing mixtures with diphenyl ether as solvent
US4756803A (en) Separation of 2-butanol from t-amyl alcohol by extractive distillation
JPH0948744A (ja) 酢酸の精製方法
KR20150036530A (ko) 메틸부틴올의 제조 방법
US4666563A (en) Separation of isopropyl ether from isopropanol and water by extractive distillation
US5332478A (en) Separation of 1-propanol from 2-butanol by azeotropic distillation
US5338410A (en) Separation of 2-butanol from t-amyl alcohol by azeotropic distillation
US4925533A (en) Separation of vinyl acetate from ethyl acetate by extractive distillation with acids or acid amides
US5407542A (en) Separation of 3-methyl-2-butanol from 1-butanol by azeotropic distillation
US5360520A (en) Separation of 2-butanol from t-amyl alcohol by extractive distillation
Berg et al. The separation of methyl acetate from methanol by extractive distillation
US5338411A (en) Separation of ethanol from isopropanol by azeotropic distillation
US5391264A (en) Separation of alpha-Phellandrene from d-limonene by azeotropic distillation
US5380405A (en) Separation of alpha-phellandrene from 3-carene by azeotropic distillation
US5439561A (en) Separation of 3-methyl-2-butanol from 2-pentanol by azeotropic
JP2636680B2 (ja) 2,3−ジクロル−1−プロパノールの精製方法
US5092966A (en) Separation of methylene chloride from ethyl ether by extractive distillation
US5407541A (en) Separation of 3-methyl-2-butanol from 2-pentanol by azeotropic distillation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070403

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

Effective date: 20071030

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090115