JP2002541731A - 無線ローカルエリアネットワークにおける移動端末のスリープ状態割り当ておよび通知 - Google Patents

無線ローカルエリアネットワークにおける移動端末のスリープ状態割り当ておよび通知

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Abstract

(57)【要約】 本発明の一実施態様によれば、アクセスポイント(AP)および移動端末(MT)がMACフレーム構造を有する二重エアリンクを使用して互いに通信を行うHIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2標準に基づく無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)において、APがMACフレーム内の異なる位置、たとえばフレーム制御チャネル(FCCH)内あるいはスローブロードキャストチャネル(SBCH)内の異なる位置にウェイクアップPDUを配置し、スリープ時間を最大化することによってMTのエネルギの節約を可能にする。本発明の別の実施態様によれば、ウェイクアップPDUがMAC−IDによって順序設定または整理され、その結果、MTは、シーケンス内に残されているウェイクアップPDUがそのMAC−IDを含み得るか否かを確実に決定することが可能となり、含み得ないとするときにはスリープに入ることができる。本発明のさらに別の実施態様によれば、ウェイクアップPDUのタイプが、対応するMTに対して、同一のMACフレーム内の後方に下り線データがあることをそのMTが期待できるか否かを示すことができる。本発明のさらに別の実施態様によれば、(a)同一MACフレーム内の割り当て済みの上り線チャネルであって、ウェイクアップPDUによって識別される割り当て済みの上り線チャネルにおいて、あるいは(b)MACフレームのランダムアクセスチャネル(RACH)において、MTからAPに、あらかじめ決定済みの肯定応答信号を送信するべきか否かが示される。それに加えて、ウェイクアップPDUのタイプは、MTに対して、それがウェイクアップし、ウェイク状態を維持して将来の下り線データを受信するべきMACフレームを示すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、概して無線ローカルエリアネットワーク(LAN)通信の分野に関
し、特に、LAN内にある移動端末のスリープ状態の設定ならびに調整に関する
【0002】 (発明の背景) 高スループットを有するLANサービスのための次世代の新しい標準、ETS
I HIPERLAN(ETSIハイパーラン)タイプ2は、現存するアプリケ
ーションおよび新しいアプリケーションに対してともに新しい機会を確約する。
提案されているETSI HIPERLAN(ETSIハイパーラン)タイプ2
標準の現在のバージョンおよびその承認されている部分は、参照を通じて本件出
願に採り入れられている。HIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2 LAN
ネットワークは、時分割デュープレックス(TDD)エアリンクを使用しており
、これは、LANネットワーク内にあるアクセスポイント(AP)および移動端
末(MT)がともに同一の無線周波数を使用して互いに通信を行うことを意味す
る。APは、オペレータのイントラネット等のネットワーク(NW)に接続され
ており、MTは、ほとんどの場合、パーソナルコンピュータ(PC)に対する無
線ネットワークインターフェースカード(NIC)になる。
【0003】 図1は、一例のHIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2システムの構成例
を示しており、セル102内にAP 104が含まれている。さらに、このセル
102内には、MT 106、108および110が含まれている。図1に示さ
れるように、AP 104は、無線TDDエアリンク112を介して、たとえば
MT 110と通信を行うことができる。各セル内においては、そのセル用のA
Pが最良の周波数を選択し、それを用いて当該セル内の1ないしは複数のMTと
の通信が行なわれる。APによる周波数選択は、たとえば当該APによる、他の
周波数との干渉の測定をはじめ、セル内のMTによる測定を基礎として行うこと
ができる。
【0004】 提案されているHIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2 無線LAN標準
においては、無線LANシステムが媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含み、
それが予約ベースのMACレイヤとして実装される。図2は、一例のMACフレ
ーム構造を有するMACデータフレーム200を例示しており、このフレームに
は、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)202、フレーム制御チャネル
(FCCH)204、下り線チャネル(DLCHAN)206、上り線チャネル
(ULCHAN)208、およびランダムアクセスチャネル(RACH)210
が含まれる。図2に示されるように、DLCHAN 206とULCHAN 2
08の間の境界だけでなく、ULCHAN 208とRACH 210の間の境
界が、トラフィックの要求に応じて変更可能になっている。MT 110が認証
され、MT 110とAP 104の間における通信が開設された場合を考える
と、AP 104を経由して上り線(UL)データを送信するために、MT 1
10は、ランダムアクセスの機会の発生に関してBCCH 202およびFCC
H 204をモニタする。その後は、MT 110が、RACH 210を介し
て上り線リソースを要求することが可能になり、AP 104は、この上り線リ
ソースの要求を承認し、かつMT 110よる使用のためのTDDエアリンク1
12内のULリソースのスケジュールを開始する。言い換えると、MT 110
が、上り線リソースを要求したとき、予約ベースのアクセスが開始する。
【0005】 AP 104が、MT 110用の下り線(DL)データをネットワーク(N
W)から受け取ると、AP 104は、MT 110がスリープしている場合に
は当該データをバッファしてMT 110に対するデータの送信を延期するか、
あるいは次の可能な機会に、MT 110に対してDLデータを送信する。AP
104は、MT 110(および/またはセル102内の他のMT)用のデー
タを有していることを、BCCH 202に続くFCCH 204内に、MT
110のMAC−IDおよびデータリンク制御チャネルID(DLCC−ID)
を伴う、フレーム200と同じフォーマットを有するフレームをブロードキャス
トすることによって通知する。この状況においては、FCCH 204もまた、
フレーム200のDLCHAN 206内に、MT 110用のデータの正確な
位置を含んでいる。MAC−IDを有するMTは、複数のDLCC−IDを有す
ることができる。
【0006】 MTが、バッテリ等の有限ソースから電源供給されることは珍しくなく、その
ためHIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2標準は、MTによるエネルギ使
用を抑えるためにMTのスリープモードを規定している。このスリープモードの
概略を図3に示す。図3に示されるように、最初の過程302において、MTが
スリープ要求信号を送るが、それにはスリープ間隔をどの程度の長さにするべき
かということ、言い換えるとスリープの持続時間に関するMTからの提案をAP
に送ることができる。APは、このスリープ要求信号を受け入れ、開始時刻なら
びにスリープ持続時間を決定し、続いて過程304において、MTがスリープモ
ードに入る開始時刻、およびスリープ持続時間、すなわちMTが「ウェイクアッ
プ」して、そのMT用に保留されているDLデータの発生に関してAPからのM
ACフレームのBCCHをモニタするまで、MTがスリープを続ける時間を示す
スリープ予約信号をそのMTに送信する。スリープ持続時間は、たとえば適当な
数のMACフレームとすることができる。過程306においてMTは、スリープ
モードに入り、その後、過程308においてスリープ持続時間が終了すると、M
Tがウェイクアップし、そのMT用に保留されているDLデータの表示に関して
BCCHをモニタする。DLデータが保留されているときには、APがBCCH
を介してMTに通知を行い、MTに対するDLデータのダウンロードをスケジュ
ールする。それに代えて、不必要なエアリンクの使用を回避するためにデータの
スケジューリングに先行してMTに対するポーリングを行う方法、あるいはスリ
ープコンセプトの堅牢性のために、データの送信に先行してAPがMTに対する
ポーリングを行い、MTがスリープ状態から移行し、データを受信する準備が整
っていることを確認する方法を採用することもできる。
【0007】 詳細を述べれば、MTが、その時点においては未決定の、つまり宛先がまだわ
からないMT用に保留されている下り線データがAPにあることを示す保留デー
タ標識等の信号を含むBCCHを認識すると、そのMTは、続いてそのMTに向
けられた専用のウェイクアップPDUに関してMACフレーム内のスローブロー
ドキャストチャネル(SBCH)の内容を分析する。MACフレーム内のSBC
Hの位置は、FCCH内の情報エレメント(IE)によって与えられる。言い換
えると、MTは、さらにチェックを行い、そのMTのためにデータが保留されて
いるか否か(もしくはデータが保留されている複数のMTの1つに該当するか否
か)を決定することになる。いずれのMT用にも保留されている下り線データが
存在しない場合には、MTは、スリープモードに戻って次のスリープ持続時間を
開始し、それが終了すると、保留データ標識に関するBCCHの監視等を行うサ
イクルを繰り返す。保留データ標識が存在しない場合、もしくは標識によって下
り線データが保留されていないことが示された場合には、そのMTはスリープモ
ードに戻る。
【0008】 図4は、専用ウェイクアップPDUに関してMTがMACフレーム内のSBC
Hを分析するケースを示す。図4に示されるように、時点420において、ある
MTのスリープ時間が終了すると、そのMTは、まずBCCH 410をチェッ
クし、そのBCCH 410に、MACフレーム406がいずれかのMT用のデ
ータを含んでいることを示す保留データ標識が収められているか否かを決定する
。この保留データ標識は、データの存在を示すことはあっても、そのデータがい
ずれのMTに意図されたものであるかを示すことはない。BCCH 410内の
保留データ標識が、その時点においては未指定の、つまり宛先がまだ指定されて
いないMT用のデータをMACフレーム406が含んでいることを示す場合に、
MTは、MACフレーム406がそのMT用のデータを含んでいるか否かを決定
する。これは、MACフレーム内のどこからSBCH 418が始まるかについ
てFCCH 412を分析することによってなされる。たとえば、FCCH 4
12に、SBCH 418がどこから始まるかを示すあらかじめ定義済みの情報
エレメント(IE)414を含ませることができる。このあらかじめ定義済みの
IE 414は、たとえば、MAC識別(MAC−ID)=0および下り線制御
チャネル識別(DLCC−ID)=0を含むように定義することができる。
【0009】 SBCHは、MACフレーム406のDLCHAN内に位置決定されている。
DLCHANは、SBCHを含めて複数の論理チャネルを包含またはホストする
ことができる。これらのチャネルには、たとえば、ユーザデータチャネル(UD
C)、DLC制御チャネル(DLCH)(これにおいてDLCは、「データリン
ク制御」を表す)、専用制御チャネル(DCCH)、イン‐バンドチャネル(I
BCH)、および前述のスローブロードキャストチャネル(SBCH)を含ませ
ることができる。
【0010】 続いてMTは、SBCH 418を分析して、SBCH 418が、そのMT
のMAC−IDを含むウェイクアップPDUを含んでいるか否かを決定する。そ
れを含んでいれば、MTが、それ用に下り線データが保留されていることを認識
することになり、そのMTは、下り線データを受信するべくアクティブ状態のま
まとどまる。含んでいなければ、MTは、それ用に下り線データが保留されてい
ないことを認識し、APに対する通知を伴わずに自動的にスリープモードに戻る
【0011】 MTがAPに対して送信するための保留された上り線データを有している場合
に、MTは、スリープ持続時間タイマを停止し、あるいは時限を短縮して、たと
えばMACフレーム200のRACH 210上において上り線リソース要求信
号を送信することによって、APからの上り線リソースを要求する。
【0012】 しかしながら、これらの方法には、いくつかの欠点がある。第1に、MACフ
レーム内のSBCHの位置を示すあらかじめ定義済みのPDUの発生についてM
TがBCCHを分析した第1の時点と、それにそのMTのMAC−IDを含むウ
ェイクアップPDUが含まれているか否かを決定するために、MACフレーム内
におけるSBCHの発生をMTが待機する第2の時点、もしくはMACフレーム
内においてSBCHが開始する第2の時点の間においては、MTの関心がMAC
フレームにない。この時間を最短にできるFCCHの直後にSBCHが位置決定
されることもあり得るが、MACフレーム内のほかの任意の場所にSBCHが位
置決定されることもあり得る。さらに、MTが設定し得るスリープレベル、つま
り低消費電力のレベルは、一般に多様である。もっとも低いレベルにおいては、
MTのアナログ部分およびディジタル部分がともに最低消費電力モードとなる。
しかしながら、当業者であれば気付かれようが、その種の深いスリープからMT
がウェイクアップする時点においてMTは、ウェイクアップに比較的長時間を必
要とすることになる。これは、たとえば、MTのアナログ部分に含まれる電圧制
御発振器(VCO)および位相ロックループ(PLL)が同期の時間を必要とす
ることによる。したがって、理想的には、第1の時点と第2の時点の間に、MT
を深いスリープに戻すべきであるが、その間の時間が、MTが深いスリープに入
り、その後、再度ウェイクアップするために必要な時間より短いと、その間にM
Tは、深いスリープに入ることができない。そのため、SBCHがFCCHの直
後に位置決定されていなければ、MTに必要な電力がMACフレームの時間にわ
たって増加することになる。
【0013】 さらに、APからMTに対して同一のMACフレーム内における肯定応答の送
信、すなわちそれがSBCH内のウェイクアップPDUを受信し、識別してウェ
イク状態を維持しているMACフレーム内において肯定応答の送信を要求する場
合には、MTに、ウェイクアップPDUに対する応答および肯定応答の送信の準
備のために可能な限りの時間を提供できるように、SBCHがFCCHの直後に
位置決定されている必要がある。しかしながら、前述したようにSBCHが、M
ACフレームに含まれるDLCHAN内において恣意的に位置決定されることが
あり得る。
【0014】 それに加えて、APが、そのセル内においてMTを各種のスリープグループに
系統化し、各グループのウェイクアップが異なる状況においては、あるグループ
に含まれるMTが1つだけであった場合に、より多くのMTを含むグループに比
較して、SBCH内の必要なプリアンブルが比較的大きくなり、過剰なオーバー
ヘッドを呈することになる。
【0015】 スリープグループに関して、非アクティブのMT、言い換えると上り線もしく
は下り線で送信されるデータをまったく伴わずにスリープモードにあるMTの場
合、そのMTにおけるWLANデバイスのための消費電力には、非アクティブ期
間内に消費される電力に加えて、スリープ期間または持続時間の終了時において
、そのMT用に保留されている下り線データの発生を検出するために、そのMT
がMACフレームのBCCH、FCCH、およびSBCHをモニタするための時
間にわたって消費する電力が含まれる。APが、MTがスリープモードを開始す
る時点を決定することから、APは、そのセル内のMTを異なるスリープグルー
プに割り当てることができる。これらのグループは、同一もしくは異なる持続時
間を持つことができるが、ウェイクアップの時点は異なるためにそれらは「イン
‐フェーズ」ではない。これは、MTにおける消費電力を抑えることができる。
たとえば、グループ内のMTのうちの1つだけに下り線データが保留されている
場合に、グループが小さければ、BCCH、FCCHおよびSBCHをモニタし
て、保留されている下り線データがそれ自体に向けられているか否かを決定する
ためにウェイクアップしなければならないMTの数が、大きいグループより少な
くなる。当然のことながら、より小さなグループ、したがってより多数のスリー
プグループ数は、APにおいて追加のオーバーヘッドおよびリソースを必要とす
ることになるため、これはトレードオフということになる。
【0016】 図6は、異なるフェーズを有する各種のスリープグループにMTを系統化する
原理を図示す。図6に示されるように、時点610において第1のMT(MT−
A)が、提案スリープ期間または持続時間を含めたスリープ要求信号をAPに送
信する。過程612においては、APが、この第1のMT用にAPが選択したス
リープ持続時間およびスリープ開始時刻を含むスリープ予約信号を第1のMTに
対して送信する。スリープ開始時刻は、オフセットの形式、たとえば第1のMT
がスリープモードに入るまでに待機しなければならない現在のMACフレームの
後からカウントしたMACフレーム数とすることができる。過程614において
は、第2のMT(MT−B)が、提案スリープ期間または持続時間を含めたスリ
ープ要求信号をAPに送信する。過程616においては、APが、この第2のM
T用にAPが選択したスリープ持続時間およびスリープ開始時刻を含むスリープ
予約信号を第2のMTに対して送信する。その後、第1のMTが、APによって
指定された時刻に、過程618においてスリープモードに入り、続いて第2のM
Tが、APによって指定された別の時刻に、過程620においてスリープモード
に入る。APは、たとえばすでに存在しているMTのスリープグループに対して
MTの追加を行うために、スリープ開始時刻を選択することもできる。過程62
2においては、第1のMTのスリープ持続時間が終了して第1のMTがウェイク
アップし、保留されている下り線データの表示に関してBCCHの監視を行い、
それ用に意図された保留されている下り線データの有無を決定する。第1のMT
用に保留されている下り線データが存在しなければ、過程622においてスリー
プモードに戻り、スリープ持続時間をリスタートし、さらに過程626において
そのスリープ持続時間が終了するとウェイクアップし、新たなサイクルを開始す
る。過程622と626の間の過程624においては、第2のMTのスリープ持
続時間が終了し、第2のMTが、第1のMTに関して説明した態様と同様にして
BCCHの監視を行い、同様の過程をたどる。
【0017】 この方法は、いくつかの利点もあるが、欠点となる可能性を持った特定の特徴
もいくつか有している。たとえば、APが、各種のスリープグループの間にMT
を最適に分散させるために必要とするリソースは、各MTの内容情報、各MT用
のバッファストレージ、および各MTのスリープ持続時間が終了する時期につい
ての知識を必要とすることがある。またたとえば、各MTのスリープ状態IDま
たはスリープグループIDを認識するために、スリープ持続時間タイマが必要に
なることもある。
【0018】 したがってAPが、MTのフリートをより小さいセットのスリープグループま
たはフェーズに分割する可能性がある。しかも、ほかのMTとともに、あるフェ
ーズに属しているMTが、保留されている下り線データに関してMACフレーム
をモニタするためにウェイクアップする場合のほとんどにおいては、そのMTが
、それに対して意図された下り線データはなく、それがスリープ状態またはスリ
ープグループ内の別のMTに意図されていることを知ることになる。
【0019】 SBCHが、あらかじめ定義済みの構造を有していないことから、MTは、S
BCH内に含まれる各PDUの分析または監視を行わなければならない。それに
加えて、MTがBCCH、FCCH、およびSBCHの監視を行う間にデコーデ
ィング誤りが生じると、それによって、そのMT用に保留されている下り線デー
タを認識できなくなる可能性があることから、MTのスリープに関する問題がも
たらされることがある。MTの振る舞いに応じて、この効果が多様化する可能性
がある。たとえば、MTが、それ用に下り線データが保留されている場合を考慮
して、デコーディング誤りがあるごとにウェイクアップを続けるとすれば、MT
は不必要な頻度でウェイクアップすることになり、その結果、過剰な電力を消費
することになる。またMTが、可能性のあるデコーディング誤りを無視する場合
には、それ用に保留されている下り線データの受信に関する応答が遅くなる可能
性がある。たとえば、保留されている下り線データに関して次にチェックするま
で、全スリープ持続時間にわたって完全にスリープすることになる。
【0020】 Mobitex(モビテックス)およびpACT(パーソナルエアコミュニケ
ーションズシステム)のシステムにおいては、移動が、HIPERLAN(ハイ
パーラン)タイプ2のケースではない各種のスリープ状態のコンセプトを知って
いなければならない。
【0021】 (発明の要約) 本発明の一例として示した実施態様によれば、上に明示したような問題点が、
MACフレーム内のFCCHチャネルを使用して、1ないしは複数のMTにウェ
イクアップアナウンスメントを伝達することによって解決される。本発明の第2
の例とする実施態様によれば、ウェイクアップアナウンスメントが、あらかじめ
決定済みの応答信号を、同一MACフレーム内のRACHもしくは割り当て済み
の上り線チャネルを介して送るべくMTに対して指示することが可能であり、そ
の結果、ウェイクアップアナウンスメントがAPからMTに対するポーリング要
求として機能する。
【0022】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、MT用のウェイクアップアナ
ウンスメントが、同一MACフレームのその後方に、そのMTに意図された下り
線データが含まれていることを示すことができる。
【0023】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、MT用のウェイクアップアナ
ウンスメントが、ヌル標識を含むことが可能であり、この標識は、そのMT用の
下り線データがこのMACフレームに含まれてなく、そのMTはAPに応答信号
を送る必要がないが、それに代えて、将来提供される下り線データを待機するた
めに、ウェイク状態を維持しなければならないことを示す。
【0024】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、各種の時間フェーズを有する
スリープグループを調整するために必要なリソース、たとえば異なるMTのフェ
ーズIDを扱うために必要なAPリソースが、各MTのMAC−IDの一部もし
くは全部を使用することによって節約される。本発明の一例として示した実施態
様によれば、FCCH内に情報エレメント(IE)を位置決定し、FCCHの初
めにおいてDLCHAN内のどこからSBCHが開始するかを示すことにより、
FCCHの残りの間にわたってMTがスリープに戻り、SBCHの開始時にウェ
イクアップすることが可能になるため、さらに電力が節約される。ウェイクアッ
プIE等のウェイクアップPDUが、FCCH内に位置決定される例として示す
本発明の実施態様によれば、ウェイクアップIEは、FCCHの先頭に位置決定
される。
【0025】 MACフレームがSBCHを含む場合には、DLCHAN内のどこにSBCH
が位置決定されているかを示すFCCH内のIEを、FCCHのもっとも先頭に
位置決定し、その直後にウェイクアップPDUを続けることが可能であり、その
結果、MTは、ウェイクアップPDUの監視または分析の後、それ用に下り線デ
ータが保留されているか否か、またSBCHはいつ現れるか(言い換えると、D
LCHAN内のどこにSBCHが位置決定されているか)を知ることができる。
【0026】 本発明の別の例とする実施態様によれば、ウェイクアップPDUが(FCCH
またはSBCHのいずれかの内側において)MAC−IDの昇順もしくは降順に
並べられ、その結果、PDUの分析を行っているMTは、まだ分析を行っていな
い残りのPDUに、そのMAC−IDを有するものが含まれる可能性がなくなっ
たことを容易に決定可能であり、分析を中止し、早期にスリープに入ることによ
って電力を節約することができる。
【0027】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、PDUの順序を、昇順と降順
を交番させた形とすることが可能であり、それによりたとえばそれぞれのMTに
対してより均等な機会を保証することができる。
【0028】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、APが(FCCHまたはSB
CHのいずれかの内側において)ウェイクアップPDUの手前に非ウェイクアッ
プPDUを置くことが可能であり、MTによってこの非ウェイクアップPDUの
分析が行われることを保証する。それに代えて、FCCH内にウェイクアップP
DUが含まれている場合には、FCCH内のウェイクアップPDUの前にSBC
H−IE(DLCHAN内のSBCHの位置を示すIE)を位置決定すれば、ウ
ェイクアップPDUが向けられている特定のMTだけでなく、すべてのMTがそ
のSBCHの内容をモニタすることになる。
【0029】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、ウェイクアップPDUを(F
CCH内もしくはSBCH内において)MAC−ID順に、たとえばその昇順も
しくは降順に並べることが可能であり、その結果、MTが復号化に失敗したが、
ウェイクアップPDUのシーケンスの間にリカバリできたときには、MTが、看
過したシーケンスの部分の中に、それのMAC−IDを有するウェイクアップP
DUが含まれている可能性があるか否かを判断し、それに応じた動作を行うこと
ができる。
【0030】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、ウェイクアップPDUがSB
CH内に位置決定される場合には、当該ウェイクアップPDUに先行してそのS
BCH内にインデクスを備えることができる。このインデクスは、ウェイクアッ
プPDUのリスト内のどこに、MTの個々のMAC−IDを有するウェイクアッ
プPDUが現れる可能性があるかを示す。たとえば、このインデクスは、各種の
範囲のMAC−IDを示すことが可能であり、その結果、MTは、インデクスを
分析した後にスリープに入り、その後、そのMTのMAC−IDを含む可能性の
あるウェイクアップPDUのMAC−IDの範囲を包含するSBCHの部分を受
信するときにウェイクアップするといったことが可能になる。
【0031】 本発明のさらに別の例とする実施態様によれば、MTがMACフレームのモニ
タを行うためにウェイクアップしたとき、データが保留されていることの表示、
たとえばMACフレームのBCCH内の表示をそのMTが見つけた場合に、その
MTは、データが保留されていることの表示に関して、その次のMACフレーム
のモニタも行う。
【0032】 本発明のこのほかの目的ならびに利点は、当業者であれば、以下の添付図面を
参照した好ましい実施態様の詳細な説明から明らかなものとなろう。なお図面に
おいては、類似の要素に類似の参照番号を用いている。
【0033】 (発明の詳細な説明) 本発明の第1の実施態様によれば、ウェイクアップPDUがSBCH内ではな
く、FCCH内に位置決定される。より詳細に述べると、MTが、APにおいて
そのMT用のDLデータが保留されていることの表示をBCCHが含んでいるこ
とを認識すると、そのMTは、情報エレメント(IE)またはそのMT用に下り
線データがスケジュールもしくは保留されていることを示すウェイクアップPD
Uに関してMACフレーム内のFCCHの内容を分析する。下り線データは、そ
のMTに関する制御データ、および/またはそのMTに関するエンド‐ユーザア
プリケーションデータとすることができる。
【0034】 図5は、MTが、そのMTのMAC−IDを有する、つまりそのMT用に下り
線データが保留されていることを示す情報エレメント(IE)に関してMACフ
レーム内のFCCHの内容を分析するケースを示す。図5に示されるように、時
点520において、MTのスリープ時間が終了すると、そのMTは、まずBCC
H 510を調べて、BCCH 510が、図4に関して説明したような保留デ
ータ標識を含んでいるか否か、つまりMACフレーム506が任意のMT用のデ
ータを包含していることを示す保留データ標識を含んでいるか否かを決定する。
BCCH 510内の保留データ標識が、この時点においてはまだ未指定のMT
用のデータをMACフレーム506が含んでいることを示していれば、このMT
は、それ用のデータをMACフレーム506が含んでいるか否かの決定を試みる
。これは、FCCH 512を分析して、ウェイクアップIE 514等の、そ
のMTのMAC−IDを含むウェイクアップアナウンスメントPDUをFCCH
512が含むか否かを決定することによって行なわれる。それが含まれている
場合には、MTは、それ用の保留された下り線データがあることを認識し、保留
されている下り線データを受信するためにアクティブ状態のまま(言い換えると
ウェイク状態のまま)を維持する。それが含まれていなければ、MTは、それ用
の保留された下り線データがないことを認識し、APに通知を行うことなく自動
的にスリープモードに再入する。
【0035】 フレーム内においてデータがスケジュールされている場合には、FCCHが必
ずMACフレーム内に存在することから、APが、スリープするMTを各種のグ
ループに分ける場合にも余剰のコストが発生しない。たとえば、1つのスリープ
中のMTをウェイクアップさせるためには、FCCH内にそのMTのMAC−I
Dを担持するIEを1つ含ませればよく、2つのスリープ中のMTをウェイクア
ップさせるのであれば、FCCH内に2つのIEが必要になるという形になる。
したがって、SBCHのプリアンブルに関連するようなオーバーヘッドは回避さ
れる。
【0036】 さらに、特定のスリープ中のMTに関するIEまたはウェイクアップPDUは
、単純に、そのMTがウェイクしていた場合に、つまり換言するとアクティブで
あった場合に、それに対して信号を送るために使用されるIEと同一にすること
が可能であり、これは、アクティブになっているMTのためのIEもまた、その
MT用のMAC−IDを含み、かつMACフレーム内のいずれの下り線チャネル
において、そのMTが受け取るためにスケジュールされた下り線データを、その
MTが見つけることができるかということを示すことによる。
【0037】 IEまたはウェイクアップPDUは、MTに対して、MACフレーム内の割り
当て済みの上り線チャネル内において、あらかじめ決定済みの肯定応答信号を、
そのMTからAPに返すことを示すタイプのものとすることも可能であり、IE
は、APがそのMT用に予約した割り当て済みの上り線チャネルを識別する。つ
まり、IEを、APからMTへのポーリング要求として使用することができる。
それに代えてIEは、MTに対して、同一のMACフレーム内のRACHを介し
て、あるいはその後に続くMACフレーム内において、次にRACHが使用可能
になったときにあらかじめ決定済みの肯定応答信号をAPに返すべく指示するこ
ともできる。MACフレーム内においては、SBCHよりFCCHの方が先に位
置決定されることから、SBCHに代えてFCCH内のIEを位置決定すること
は、MTに、ウェイクアップおよびあらかじめ決定済みの肯定応答信号の準備な
らびに送信を行うための時間をより多く提供することになる。あらかじめ決定済
みの肯定応答信号は、アクティブつまりウェイクしているMTに関して使用され
る肯定応答信号と同一とすることができる。また、このあらかじめ決定済みの肯
定応答信号は、肯定応答シグナリングに関する規則セットに従って送信すること
もできる。この規則セットは、たとえばリソース要求および制御データに関して
APによるMTのポーリングを可能にすることによって、MTに対する論理チャ
ネルの使用方法を規制することができる。
【0038】 さらにIEまたはウェイクアップPDUは、ヌルポインタ、言い換えるとゼロ
値にセットされたIE内のポインタを含むことが可能であり、ゼロ値は、そのM
Tに対して、MACフレームがそのMT用の下り線データを含んでいないこと、
およびそのMTは、将来においてそれに提供される下り線データを受け取るため
に、その後に通知を行うまで単純にウェイク状態を維持し、ともに到来するBC
CHおよびFCCHの検出および復号化を行う必要があることを示す。たとえば
、これによりAP内のスケジューラに、そのMTがウェイクアップしている同一
のMACフレーム内において新しいMTを処理する優雅な方法を提供することが
できる。
【0039】 図10は、第1の実施態様に関して上述した原理の概略を示す。図10に示さ
れるように、過程1000においてこのプロセスが開始すると、過程1002に
おいてMTがスリープに入る。過程1004においては、スリープ持続時間が終
了しているか否かをMTがチェックする。終了していなければ、制御が過程10
04に戻る。終了しているときには、制御が過程1006に進み、MTがウェイ
クアップし、過程1008においてMACフレームのBCCHの分析を行う。こ
のBCCHが保留データ標識を含んでいないときには、制御が過程1002に戻
り、MTは、APに対する通知を行うことなく、スリープに再入する。BCCH
が保留データ標識を含んでいるときには、制御が過程1008から過程1010
に進み、は、MTがFCCHを分析し、当該FCCHがそのMTと同じMAC−
IDを有するウェイクアップIEまたはPDUを含んでいるか否かを決定する。
それが含まれていないときには、制御が過程1002に戻り、MTがスリープに
再入する。それが含まれているときには、制御が過程1010から過程1012
に進み、MTが、ウェイクアップIEまたはPDUを分析して、そのMTにAP
に対する肯定応答の送信が要求されているか否かを決定する。当該要求がなされ
ているときは、制御が過程1014に進み、MTが肯定応答を送信する。制御は
、過程1014から過程1016に進み、その結果、MTが、アクティブのまま
、つまりウェイク状態のままを維持する。制御は、過程1016から過程102
4に進み、プロセスが終了する。過程1012において、MTが、肯定応答は要
求されていないと決定すると、制御が過程1012から過程1018に進み、M
Tが、ウェイクアップIEまたはPDUのタイプをチェックして、MACフレー
ム内にそのMT用にスケジュールされた下り線データがあるか否かを決定する。
それがある場合には、制御が過程1018から過程1020に進み、MTが、下
り線データを受信する。過程1020の後は、制御が過程1016に進む。過程
1018において、MTが、下り線データはスケジュールされていないと決定す
ると、制御が過程1018から過程1022に進み、MTは、ウェイクアップI
EまたはPDUがヌルポインタを含むものと決定し、制御が過程1022から過
程1016に進む。
【0040】 APがMTを各種のスリープグループにグループ化し、たとえば各スリープグ
ループが異なる時間にウェイクアップする、本発明の第2の実施態様によれば、
MTのMAC−IDの一部または全部を使用してMTが属するスリープグループ
を識別することができる。たとえば、APは、MAC−IDの最下位ビットを使
用してMTを2つのグループにグループ分けすることができる。MTは、そのM
AC−IDに基づいて、たとえばAPが最初にMTのMAC−IDを受信したと
きに自動的にフェーズまたはスリープグループに割り当てられることから、ある
種の状況においては、各グループ内のMTの数が平衡しないことがある。しかし
ながら、各グループ内の妥当なユーザ数に基づき、かつ各ユーザの振る舞いのラ
ンダム性に基づけば、このコンセプトがAPに提供する単純性および効率は、グ
ループ数が一時的に平衡を失ったときに生じ得る断続的な不利益に勝る。
【0041】 図11は、第2の実施態様に関して上述した原理の概略を示す。図11に示さ
れるように、過程1100においてこのプロセスが開始すると、過程1102に
おいてAPがMTのMAC−IDを調べる。制御は、過程1102から過程11
04に進み、APが、MTのMAC−IDに基づいてスリープまたはフェーズグ
ループをそのMTに割り当てる。制御は、過程1104から過程1106に進み
、このプロセスが終了する。
【0042】 それぞれのMTに期待されているサービスの品質または要求されるパフォーマ
ンスのレベルが異なる場合には、MTのフリートを、まず異なるレベルを反映す
るクラスに分類し、続いてMAC−IDを使用して各クラス内においてMTをグ
ループ化することができる。
【0043】 本発明の第3の実施態様によれば、図7に示したように、ウェイクアップ情報
が、MACフレーム706内のBCCH 710に続くFCCH 714内に位
置決定されているウェイクアップIEを含み、ウェイクアップヘッダIE 71
2がFCCH 714のもっとも先頭に位置決定される。ウェイクアップIEは
、FCCH 714内のウェイクアップヘッダIE 712の直後に位置決定さ
れる。このウェイクアップヘッダIE 712は、MACフレーム内のどこに(
たとえばMACフレームのDLCHAN内に)SBCHが位置決定されているか
を示す。つまり、MTのMAC−IDが、いずれのウェイクアップIEまたはP
DUにも含まれていない場合には、MTは、最後のウェイクアップIEの分析を
完了するまで、BCCHおよびFCCHのモニタを行うだけでよく、その後MT
は、(a)ウェイク状態を続けることなく、あるいは(b)スリープに戻った後
に、SBCHの内容を分析するために再びウェイクアップすることなく、スリー
プに戻ることができる。また、ウェイクアップヘッダIE 712には、その後
のFCCH 714内のグループ化されているウェイクアップIEに関する情報
、たとえばウェイクアップヘッダIE 712に続くウェイクアップIEの数を
含ませることができる。MTは、この情報を、MACフレーム706の内容の監
視を最終的に終了する時期の決定に役立てることができる。
【0044】 図12は、第3の実施態様に関して上述した原理の概略を示す。図12に示さ
れるように、MTが、そのBCCHが保留データ標識を含むと決定すると、過程
1202においてこのプロセスが開始する。過程1204においては、MTがF
CCHの先頭に位置決定されているウェイクアップヘッダIEを読み取る。制御
は、過程1204から過程1206に進み、MTが、FCCH内のウェイクアッ
プヘッダIEに続くウェイクアップIEを読み取る。制御は、過程1206から
過程1208に進み、MTは、FCCH内のいずれかのウェイクアップIEが、
そのMTと同じMAC−IDを有するか、あるいはいずれも有していないかを決
定する。いずれもそれを有していないときには、制御が過程1214に進み、M
Tがスリープに戻り、制御が過程1216に移動してこのプロセスが終了する。
いずれかがそれを有しているときには、制御が過程1208から過程1212に
進み、MTがアクティブ状態のままを維持することになる。その後制御は、過程
1212から過程1216に進む。
【0045】 本発明の第4の実施態様によれば、図8に示されるように、MACフレーム8
06内のBCCH 810に続くFCCH 814の先頭に、SBCH−IE
812が位置決定される。ウェイクアップPDUは、存在する場合にはSBCH
818内に位置決定される。この実施態様においては、FCCH 814がウ
ェイクアップIEを含まない。SBCH−IE 812は、MACフレーム80
6のどこからSBCH 818が開始するかということ、たとえば位置816か
ら開始することを示す。したがって、MTは、SBCH−IE 812を分析し
た直後にスリープに入り、FCCH 814の残りの間に消費される余剰の電力
消費を回避することが可能であり、その後、SBCHが開始する位置816にお
いてウェイクアップし、SBCHの内容をモニタして、SBCH 818内に位
置決定されているいずれかのウェイクアップPDUが、そのMTに意図されてい
るか否かを決定することができる。たとえば、MTは、SBCH 818内に、
そのMTのMAC−IDに一致するMAC−IDを有しているウェイクアップP
DUがあるか否かを決定する。SBCH 818内のウェイクアップPDUを、
SBCH 818の先頭に、あるいはその近傍にグループ化することもできる。
【0046】 図13は、第4の実施態様に関して上述した原理の概略を示す。図13に示さ
れるように、MTが、そのBCCHが保留データ標識を含むと決定すると、過程
1302においてこのプロセスが開始する。制御は、過程1302から過程13
04に進み、MTが、FCCHの先頭のSBCH−IEを読み取る。さらに制御
は、過程1304から過程1308に進み、MTがスリープに入り、SBCH−
IEからの情報を使用してSBCHの開始時にウェイクアップする。制御は、過
程1308から過程1310に進み、MTが、SBCHを読み取り、SBCH内
にそのMTと同じMAC−IDを有するウェイクアップPDUがあるか否かを決
定する。それがある場合には、制御が過程1310から過程1312に進み、そ
の結果、MTがウェイク状態を維持することになる。制御は、過程1312から
過程1316に進み、このプロセスが終了する。過程1310において、MTが
、SBCH内にそのMTと同じMAC−IDを有するウェイクアップPDUはな
いと決定すると、制御が過程1310から過程1314に進み、MTがスリープ
に戻り、制御が過程1314から過程1316に進む。
【0047】 本発明の第5の実施態様によれば、APに、それが特に注目すべきであると決
定したIEをFCCH内のSBCH−IEの手前に置かせ、すべてのMTがこの
特別な注目IEを調べることを保証することによって、図7および8に示した実
施態様を、さらに洗練された形にすることができる。たとえば、図7に示したよ
うに、FCCH内にウェイクアップIEが位置決定される場合においては、ウェ
イクアップヘッダIEの直後に、あるいはそのほかの特別な注目IEの直後にS
BCH−IEを位置決定することができる。
【0048】 本発明の第6の実施態様によれば、FCCH内のウェイクアップIEもしくは
SBCH内のウェイクアップPDUを、MAC−IDにより順序設定または整理
することが可能であり、MTに対し、そのシーケンスの監視によって、シーケン
スの残りからそのMTのMAC−IDが除外されるか否かの判断、つまりシーケ
ンスの残りの監視を行わずにスリープに入れるか否かの判断ができるようにする
。たとえば、MAC−IDが昇順に並ぶようにウェイクアップIEまたはPDU
を系統化する場合には、MTが現在監視を行っているウェイクアップIEがその
MTのMAC−IDより大きなMAC−IDを有していれば、そのMTは、残り
のウェイクアップIEの中にそのMTと同じMAC−IDを有するものはなく、
したがってそれらの監視を行わずにスリープに入ることが可能であると判断する
ことができる。MTは、第1と第2のウェイクアップIEまたはPDUのMAC
−IDを比較することによって、シーケンスが昇順であるか、降順であるかを判
断することができる。それに加えて、本発明のさらに別の実施態様によれば、M
Tが遭遇するシーケンスを、昇順と降順が交番した形とすることが可能であり、
それによって各種のMAC−IDを有するMTが、時間に関して互いに公平に扱
われることを保証する。たとえば、大きな値のMAC−IDを有するMTは、最
初はシーケンスのエンド近くになるが、その次の回には、シーケンスの先頭近く
になる。
【0049】 本発明の第7の実施態様によれば、MAC−ID番号によって順序設定された
ウェイクアップIEまたはPDUを使用し、復号化誤りがあり、ウェイクアップ
IEまたはPDUのシーケンスが開始した後にMTがMACフレームの監視を開
始するといった場合に、MTが何をするべきかについての補助を行うことができ
る。たとえば、シーケンスが昇順であり、そのMTのMAC−IDが現在のウェ
イクアップIEまたはPDUのMAC−IDより小さい場合には、そのMTは、
そのMAC−IDを有し、それに対して意図されたウェイクアップIEまたはP
DUを看過した可能性があると判断し、適切な動作をとることができる。シーケ
ンスが昇順であり、そのMTのMAC−IDが現在のウェイクアップIEまたは
PDUのMAC−IDより大きい場合には、それが看過したウェイクアップIE
またはPDUが、そのMTのMAC−IDを含んでいなかったことがわかるので
、復号化誤りがなかった場合とまったく同様にMACフレームの監視を継続する
ことができる。またたとえば、シーケンスが降順であり、現在のウェイクアップ
IEまたはPDUのMAC−IDがそのMTのMAC−IDより大きい場合には
、MTは、それが看過したウェイクアップIEまたはPDUにそのMTのMAC
−IDが含まれていなかったことがわかる。
【0050】 図14は、第6および第7の実施態様に関して説明した原理の概略を示す。図
14に示されるように、プロセスが過程1402において開始すると、過程14
04に進み、FCCH内の最初のウェイクアップIE、またはSBCH内の最初
のウェイクアップPDUが読み取られる。制御は、過程1404から過程140
6に進み、MTが、最初のウェイクアップIEまたはウェイクアップPDUが、
そのMTと同じMAC−IDを有しているか否かを決定する。それを有している
場合には、制御が過程1406から過程1414に進み、MTは、下り線データ
を適切に受け取る。
【0051】 ウェイクアップ情報がSBCH内に位置決定されたPDUを含んでいる場合に
は、過程1404に先行してMTは、FCCH内のSBCH−IEを読み取った
後に、可能であればスリープに入り、詳しくは前述したように、その後、SBC
Hの開始時に再度ウェイクアップし、最初のウェイクアップPDUを読み取る。
ウェイクアップ情報がFCCH内に位置決定されたウェイクアップIEを含む場
合には、MTは、詳細を前述した原理に従って、可能であれば過程1406と過
程1414の間、あるいは過程1412と過程1414の間において、そのMT
に割り当てられたMACフレーム内の下り線チャネルが到来するまでスリープに
入ることができる。制御は、過程1414から過程1424に進み、このプロセ
スが終了する。
【0052】 過程1406において、MTによって、FCCH内の最初のウェイクアップI
EまたはSBCH内の最初のウェイクアップPDUがそのMTと同じMAC−I
Dを有していないと決定されると、制御が過程1406から過程1408に進み
、MTは、FCCH内の次のウェイクアップIEまたはSBCH内の次のウェイ
クアップPDUの読み取り、言い換えればその分析を行う。制御は、過程140
8から過程1409に進み、MTが、FCCH内のウェイクアップIEまたはS
BCH内のウェイクアップPDUの読み取りの間に復号化誤りがあったか否かを
決定する。それがあった場合には、制御が過程1409から過程1408に戻る
。誤りがなければ、制御が過程1409から過程1410に進み、ウェイクアッ
プIEまたはPDUの順序が決定される。
【0053】 制御は、過程1410から過程1412に進み、MTが、現在の、すなわちF
CCHから最後に読み取ったウェイクアップIEまたはSBCHから最後に読み
取ったウェイクアップPDUが、そのMTと同じMAC−IDを有しているか否
かを決定する。それを有している場合には、制御が過程1412から過程141
4に進む。しかしながら、それを有していない場合には、制御が過程1412か
ら過程1413に進み、MTが、過程1408の間に復号化誤りがあった場合に
、そのMTがデコーディングに失敗したウェイクアップIEまたはウェイクアッ
プPDUが、そのMTのMAC−IDと同じMAC−IDを有していた可能性に
ついての有無を決定する。過程1413において、MTが、そのMTがデコーデ
ィングに失敗したウェイクアップIEまたはウェイクアップPDUは、そのMT
のMAC−IDと同じMAC−IDを有していた可能性があると決定すると、制
御が過程1413から過程1415に進み、MTがアクティブ状態の維持を設定
し、さらに制御が過程1415から過程1424に進み、プロセスが終了する。
それに代えて、過程1413において、MTが、そのMTがデコーディングに失
敗したウェイクアップIEまたはウェイクアップPDUは、そのMTのMAC−
IDと同じMAC−IDを有していた可能性があると決定した場合に、制御が過
程1413から過程1420に移り、そのMTをスリープに入らせることができ
る。制御は、その後過程1420から過程1424に進む。
【0054】 過程1413において、MTが、そのMTがデコーディングに失敗したウェイ
クアップIEまたはウェイクアップPDUは、そのMTのMAC−IDと同じM
AC−IDを有していた可能性がないと決定すると、制御が過程1413から過
程1416に進み、MTが、現在のウェイクアップIEまたはPDUのMAC−
IDは、シーケンス内においてそのMTのMAC−IDより後になるか否かを決
定する。後にならない場合には、制御が過程1416から過程1408に戻る。
後になる場合には、制御が過程1416から1420に進む。
【0055】 本発明の第8の実施態様によれば、各MTのスリープ持続時間またはスリープ
タイマが終了する特定のMACフレームをAPが認識している。これによりAP
は、スリープがスケジュールされたMTに指向されるMACフレーム内に、ウェ
イクアップIEまたはPDUを含ませることを回避できるようになり、MACフ
レームを通じたウェイクを伴うことが回避できる。言い換えると、APは、ウェ
イク状態となる、あるいはMACフレームをモニタするためにウェイクアップす
ることがわかっているMTだけに関するウェイクアップIEまたはPDUを含ま
せることが可能になる。これは、ウェイクアップIEまたはPDUがMAC−I
Dによって整理されていると、MTが早期にスリープに入ることができない場合
、あるいはウェイクアップIEまたはPDUがMAC−IDによって整理されて
いない場合に特に役立つ特徴である。つまり、第8の実施態様として、また図1
5に概要を示すこの原理は、ウェイクアップ情報がFCCH内に位置決定される
ウェイクアップIEを含んでいる第1の状況、およびウェイクアップ情報がSB
CH内に位置決定されるウェイクアップPDUを含んでいる第2の状況に適用す
ることができる。
【0056】 図15は、第8の実施態様に関して上述した原理の概略を示す。図15を参照
すると、過程1502においてプロセスが開始し、その間にAPは、次に現れる
MACフレームに囲い込むデータを準備する。過程1504においては、APが
、どのMTがウェイクアップして次に現れるMACフレームのモニタを行うかを
決定し、その後、過程1504においてAPは、次に現れるMACフレームに関
して、それらのウェイクアップIEまたはPDUだけ、つまり次に現れるMAC
フレームのモニタを行うためにウェイクアップする、保留されている下り線デー
タを有するMTに対応するウェイクアップIEまたはPDUだけを準備する。そ
の後プロセスが、過程1504から過程1506に進み、終了する。
【0057】 本発明の第9の実施態様によれば、たとえば図9に示すように、これにおいて
はSBCH内にウェイクアップPDUが位置決定されているが、SBCH内のそ
のウェイクアップPDUの手前にインデクスを備えることができる。このインデ
クスは、ウェイクアップPDUのリスト内のどこに、MTの特定のMAC−ID
を有するウェイクアップPDUが現れる可能性があるかを示す。たとえば、この
インデクスは、異なるMAC−IDの範囲を示すことが可能であり、その結果M
Tは、インデクスを分析した後にスリープに入り、そのMTのMAC−IDが含
まれている可能性のあるPDUのMAC−IDの範囲を包含するSBCHの部分
を受信するときにウェイクアップすることができる。図9に示されるように、D
LCHAN 910内のSBCH 916の先頭912に、インデクス914が
備えられており、それによって特定の範囲に含まれるMAC−IDを有するウェ
イクアップIEまたはPDUがSBCH 916内のどこにあるかということが
示される。たとえば、0から32までの間のMAC−IDを有するウェイクアッ
プIEまたはPDUは、インデクス912の直後に位置決定され、それに対して
64から255までの間のMAC−IDを有するウェイクアップIEまたはPD
Uは、インデクス912のエンドから32時間ユニットまたは32バイト分の情
報をオフセットしたところを開始位置として位置決定されている。オフセット値
は、範囲内に実際に存在するウェイクアップIEまたはPDUの数によって変化
する可能性がある。たとえば、それぞれの範囲が同数のMAC−IDを包含する
状況においても、SBCH 916内の各範囲内に表されるウェイクアップIE
またはPDUが変化し得る。当然のことながら、可変の範囲を選択することもで
きる。
【0058】 図16は、第9の実施態様に関して上述した原理の概略を示す。図16に示さ
れるように、過程1602においてプロセスが開始し、MTがSBCHの先頭に
位置決定されているインデクスの読み取りおよび分析を行う。制御は、過程16
02から1604に進み、MTは、そのMTと同じMAC−IDを有するウェイ
クアップIEまたはPDUを含むSBCHの部分が到来するまでスリープに入る
。制御は、過程1604から過程1606に進み、インデクスからの情報を用い
て、MTがSBCHの適切な部分の開始時にウェイクアップし、すでに説明した
原理に従ってウェイクアップIEまたはPDUの監視を行い、それらの中にその
MTと同じMAC−IDを有するものが少なくとも1つ存在するか否かを決定し
、それに応じた処理を進める。制御は、過程1606から過程1610に進み、
このプロセスが終了する。
【0059】 図17は、本発明の一例として示した実施態様に基づくAPの例の内部の詳細
を表している。より詳細を述べれば、AP 1700は、スケジューラエンティ
ティ1702およびスリープアナウンスメントエンティティ1704を含むこと
ができる。
【0060】 本発明の第10の実施態様においては、MTがウェイクアップしてMACフレ
ームの監視を行うとき、そのMTが、データが保留されていることの表示、たと
えばMACフレームのBCCH内の表示を見つけると、そのMTは、データが保
留されていることの表示に関して次のMACフレームの監視も行う。MTは、現
在のMACフレーム(データが保留されていることの表示を含むもの)が、その
MT用のウェイクアップIEまたはPDUを含んでいるか否かにかかわらずこれ
を行う。そのMT用のウェイクアップIEまたはPDUがなかった場合に、MT
は、現在のMACフレームの残りの間にわたってスリープに戻ることが可能であ
り、その後ウェイクアップして次のMACフレームの監視を行う。それに代えて
、MTは、次のMACフレームが到来するまでウェイク状態を維持することもで
きる。MACフレームが、そのMT用のウェイクアップIEまたはPDUを含ん
でいるときは、そのMTが上記の各種実施態様において概説したように動作する
が、その後ウェイク状態を維持するか、あるいはスリープに入った後、再度ウェ
イクアップして、次のMACフレームをモニタし、データが保留されているか否
かに関して調べる。MTは、保留されているデータはないという表示を伴う(ま
たはデータが保留されているという表示を伴わない)MACフレームが到来する
まで、連続する各MACフレームの監視を行うこのサイクルを繰り返す。これに
より、システムの全体的な堅牢性を向上させる、ウェイクアップアナウンスメン
トに関するスケーラブルな帯域幅を考慮することができる。
【0061】 これは、たとえば図18を参照することによって理解することができる。図1
8は、第1のMACフレーム1801から開始する、連続したMACフレーム1
801〜1810を示す。この例においては、MTが4×MACフレームの通常
スリープ持続時間を有し、したがってMACフレーム1801、1805および
1809においてウェイクアップし、保留データ標識の有無に関してそのBCC
Hの監視を行うことになる。図18に示されるように、MACフレーム1805
および1806の保留データ標識は、バイナリ「1」であり、これはMACフレ
ーム1805および1806のBCCH内の保留データ標識が、データが保留さ
れていることを示すべくセットされていることを表している。残りのMACフレ
ームにおいては、保留データ標識がバイナリ「0」であり、これは、これらのM
ACフレームのBCCH内の保留データ標識が、保留されているデータがないこ
とを示すべくセットされていることを表している。
【0062】 図18を参照すると、MTは、MACフレーム1801の監視を行うためにウ
ェイクアップし、保留されたデータがないことがわかると、4×MACフレーム
の通常スリープ持続時間にわたるスリープに戻る。MTがMACフレーム180
5の監視を行うためにウェイクアップすると、BCCH内において、データが保
留されていることを示す表示に遭遇する。このとき、そのMT用に意図されたウ
ェイクアップPDUが見つからなければ、スリープに戻る。しかしながら、MA
Cフレーム1805が、データが保留されていることを示す表示を含んでいたこ
とから、MTは、次のMACフレーム1806の監視を行うためにウェイクアッ
プする。このフレーム1806もまた、データが保留されていることの表示を有
するが、そのMT用のウェイクアップPDUを有していないことからMTはスリ
ープに戻り、さらにその次のMACフレーム1807の監視を行うためにウェイ
クアップする。このMACフレーム1807は、保留されたデータがないことを
示す表示を有していることから、MTはスリープに戻り、通常スリープ持続時間
が終了すると、MACフレーム1809の監視を行うためにウェイクアップする
。この例においては、通常スリープ持続時間が、最後の通常スリープ持続時間の
終了からカウントされるため、通常スリープ持続時間のタイミングが保存される
。これによって、たとえばこのMTが、指定された間隔でウェイクアップするス
リープグループのメンバである場合、このMTがそのスリープグループとともに
ウェイクアップを継続することを保証することが可能になる。APは、当然のこ
とながら、MTの通常スリープ持続時間の変更、別のスリープグループに対する
MTの再割り当て等を行うことができる。
【0063】 図19は、この手順の説明を補助するためのフローチャートである。図19に
示したプロセスは、図10に示したものに類似であるが、過程1010が異なる
。過程1010において、FCCHがそのMTと同じMAC−IDを有するウェ
イクアップIE(またはPDU)を含んでいなければ、制御が過程1902に進
み、MTが、次のMACフレームまでのスリープに入る。制御は、過程1902
から過程1006に戻り、MTが次のMACフレームの監視を行うためにウェイ
クアップする。それに代えて、MTは、単純に次のMACフレームの監視を行う
ためにウェイク状態を維持するとしてもよく、その場合は、過程1010におい
て「含まない」を得ると、制御が過程1008に直接戻り、次の(つまり、この
時点では現在の)MACフレームのBCCHが調べられる。
【0064】 当業者であれば理解されようが、現在のMACフレームが、データが保留され
ていることの表示を含むときには、必ず次のMACフレームの監視を行うという
このテクニックは、前述のほかの実施態様にも適切に適用することができる。た
とえば、図14においては過程1414の後および過程1420の後に、図12
においては過程1212および過程1214の後に、MTがウェイクアップして
(もしくは、スリープに戻らない場合にはそのままのウェイク状態で)データが
保留されていることの表示に関して次のMACフレームの監視を行う。同じこと
を、たとえば図13の過程1312および過程1314の後において適用するこ
とも可能である。
【0065】 要約すると、これらの各種の実施態様は、多数の利点を提供する。たとえば、
SBCHではなくFCCHを使用してウェイクアップIEまたはPDU等のウェ
イクアップアナウンスメントを伝達することによって、MTをウェイクアップす
る手順が簡素化され、MTによる余剰の電力消費がさらに抑えられる。それに加
えて、FCCHを使用して、すでにウェイク状態またはアクティブ状態にあるM
Tに意図されるIEまたはPDUと同じフォーマットを有するウェイクアップI
EまたはPDUを伝達することにより、APは、スリープ中およびアクティブの
MTの両方に対して同一のスケジューリング手順を使用することが可能になり、
それによってシステムがよりシンプルかつ堅牢になる。
【0066】 FCCHを使用してウェイクアップアナウンスメントをMTに伝達することに
よって、APは、ウェイクアップアナウンスメントがSBCH内に位置決定され
る場合とは対照的に、追加の帯域幅を必要とすることなく、MTを小さなスリー
プグループまたはフェーズグループに系統化することができる。さらに、FCC
Hを使用したMTに対するウェイクアップアナウンスメントの伝達は、ウェイク
アップアナウンスメントによってMTに、APに対する肯定応答信号の送信が求
められる場合に、MTが肯定応答信号を準備し、送信するための時間をより長く
することができる。
【0067】 MTのMAC−IDの一部もしくは全部を使用し、MTをフェーズまたはスリ
ープグループにグループ化することによって、APは、スリープグルーピング機
能をサポートするために必要な内部リソースの量を最小化することが可能になり
、また平均のMTの消費電力をさらに下げることが可能になる。(a)FCCH
内の初めの方にSBCH−IEを位置決定し、かつFCCH内のSBCH−IE
の直後にウェイクアップIEを整理する;(b)MAC−IDによりウェイクア
ップIEまたはPDU(それぞれFCCH内またはSBCH内において)のソー
ティングを行うといった様々な方法によって、MTの電力消費がさらに最小化さ
れ、かつ復号化誤りを処理するMTの手順もさらに効率的になる。SBCHにイ
ンデクスを追加し、特定のMTがBCCHのモニタのためにウェイクアップする
時期をAPに認識させれば、FCCH(および適切な場合にはSBCH)が、M
Tにおいて追加の省電力をもたらすことができる。
【0068】 当業者であれば認識されようが、以上述べた特徴には、各種の組み合わせが可
能である。
【0069】 本件出願と同日に出願された、所有者を同じにする同時係属出願の「Mobi
le Terminal Decode Failure Procedure
in a Wireless Local Area Network(ロー
カルエリアネットワーク内の移動端末の復号化誤り手順)」(代理人文書番号第
040000−530号)は、参照を通じて本件出願に取り込まれている。
【0070】 当業者であれば認識されようが、上記の本件出願と所有者を同じにする同時係
属出願は、本件出願に述べられている特徴ならびに実施態様と都合よく組み合わ
せることが可能である。Ericsson(エリクソン)文書番号第ERVS−
99013号、第ERVS−99021号、および第ERVS−99022号は
、参照を通じて本件出願に取り込まれており、それぞれ付録A、B、およびCと
して本件出願に添付されている。
【0071】 提案されているETSI HIPERLAN(ETSIハイパーラン)タイプ
2標準の承認済みの部分は、参照を通じて本件出願に取り込まれており、付録D
として本件出願に添付されている。
【0072】 当業者であれば認識されようが、本発明は、その精神ないしは本質的な特徴か
ら逸脱することなく別の特定の形で具体化することが可能であり、また本発明は
、ここに述べた特定の実施態様に限定されることはない。したがって、ここに開
示した実施態様は、すべてに関して限定ではなく例示を目的としたものと解釈さ
れる。本発明の範囲は、以上の説明ではなく、付随する特許請求の範囲によって
示され、その意味ならびに範囲および等価物に含まれるすべての変更は、それに
包含されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 HIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2標準に基づくセル構
造の一例を示す。
【図2】 HIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2標準に基づくMAC
フレームの一例を示す。
【図3】 HIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2標準に基づく、MT
とAPの間におけるスリープネゴシエーションダイアログの一例を示す。
【図4】 MACフレームのSBCH内に位置決定されるウェイクアップP
DUを包含することができるMACフレームの一例を示す。
【図5】 本発明の一例として示した実施態様に基づくMACフレームの例
を示す。
【図6】 HIPERLAN(ハイパーラン)タイプ2標準に基づく、異な
るフェーズを有するMTのスリープグループを示す。
【図7】 本発明の一例として示した実施態様に基づくMACフレームの例
を示す。
【図8】 本発明の一例として示した実施態様に基づくMACフレームの例
を示す。
【図9】 本発明の一例として示した実施態様に基づくMACフレームの例
の一部を示す。
【図10】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図11】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図12】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図13】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図14】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図15】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図16】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスのフロー
チャートを示す。
【図17】 本発明の一例として示した実施態様に基づくAPの例の内部の
詳細を示す。
【図18】 本発明の一例として示した実施態様に基づくプロセスを示して
おり、データ保留の表示によってMTが次のMACフレームのモニタも行う。
【図19】 図18に示したプロセスの一例として示したフローチャートを
示す。
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月11日(2001.10.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項13】 前記ウェイクアップ情報は、さらに、前記FCCHの先頭
にある情報の直後に位置決定される少なくとも1つのウェイクアップ情報エレメ
ント(IE)であって、それぞれがMAC?IDを含む少なくとも1つのウェイ
クアップIEを含み;かつ、 前記移動端末において、前記監視を行う過程の間に、前記少なくとも1つのウ
ェイクアップIEが前記移動端末に対応するMAC?IDを含まないと決定され
たとき、前記FCCHは、前記移動端末に対応するMAC?IDを有するウェイ
クアップ情報を含まないと決定する過程; を有することを特徴とする前記請求項10に記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月11日(2001.10.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 エベンハルト, ヨハン スウェーデン国 エス−412 58 イェテ ボリ, ジブラルタルガタン 26 (72)発明者 マルムグレン, ゴラン スウェーデン国 エス−141 71 ヒュデ ィンゲ, ヘドヴェーゲン 4 (72)発明者 ウェンガー, ファビアン スウェーデン国 エス−412 58 イェテ ボリ, ジブラルタルガタン 26 (72)発明者 ハンソン, ウルフ スウェーデン国 エス−443 39 レルム, アルメケールスヴェーゲン 119 Fターム(参考) 5K033 AA05 BA08 CA11 CC01 DA02 DA19 DB20 DB25 5K067 AA21 AA43 BB02 BB21 CC04 DD11 DD17 DD27 DD51 EE02 EE10 EE16 HH22 HH24 【要約の続き】 とができる。本発明のさらに別の実施態様によれば、 (a)同一MACフレーム内の割り当て済みの上り線チ ャネルであって、ウェイクアップPDUによって識別さ れる割り当て済みの上り線チャネルにおいて、あるいは (b)MACフレームのランダムアクセスチャネル(R ACH)において、MTからAPに、あらかじめ決定済 みの肯定応答信号を送信するべきか否かが示される。そ れに加えて、ウェイクアップPDUのタイプは、MTに 対して、それがウェイクアップし、ウェイク状態を維持 して将来の下り線データを受信するべきMACフレーム を示すことができる。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセスポイントを含む無線ローカルエリアネットワーク内
    の移動端末の電力消費を最小化するための方法であって: 前記ネットワーク内のアクセスポイントによって送信される媒体アクセス制御
    (MAC)フレームのフレーム制御チャネル(FCCH)内にウェイクアップ情
    報を位置決定する過程と; 前記移動端末において、前記FCCHが、前記移動端末のMAC識別(MAC
    −ID)と同一のMAC−IDを有するウェイクアップ情報を含むか否かを決定
    するために、前記FCCHの監視を行う過程と; 前記移動端末において、前記FCCHが前記移動端末に対応するMAC識別(
    MAC−ID)を有するウェイクアップ情報を含んでいないとき、前記監視を行
    う過程の結論に応答してスリープに入る過程と; を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 さらに: 前記FCCH内のウェイクアップ情報がMAC−IDに従って順序づけられて
    いるか否かを決定する過程と; 前記FCCH内のウェイクアップ情報がMAC−IDに従って順序づけられて
    いるときには、前記ウェイクアップ情報が前記移動端末に対応するMAC−ID
    を含むまで、もしくは前記移動端末が、前記移動端末のMAC−IDの値および
    前記FCCH内における前記ウェイクアップ情報の順序に基づいて、前記FCC
    H内の残りのウェイクアップ情報に前記移動端末に対応するMAC−IDが含ま
    れることがあり得ないと決定するまで、前記FCCH内のウェイクアップ情報の
    監視を行う過程; を包含することを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記移動端末が前記ウェイクアップ情報の監視を行う間に復
    号化誤りがあった場合に、さらに: 前記MAC−IDの値および前記FCCH内における前記ウェイクアップ情報
    の順序に基づいて、前記FCCH内の残りのウェイクアップ情報から、前記移動
    端末のMAC−IDが除外されるか否かを決定する過程;および、 前記FCCH内の残りのウェイクアップ情報から、前記移動端末のMAC−I
    Dが除外されるときに、前記移動端末がスリープに入ることを妨げる過程; を包含することを特徴とする前記請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)が保留
    されたデータの表示を含むか否かを決定する過程を包含することを特徴とする前
    記請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記BCCHが保留されたデータに関する肯定的な
    表示を含むとき、前記BCCHが保留されたデータに関する肯定的な表示を含ま
    なくなるまで、それぞれの連続するMACフレームに関して決定する過程の繰り
    返しを設定する過程を包含することを特徴とする前記請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 さらに: 前記BCCHが保留されたデータの表示を含むと決定されたとき、前記FCC
    H内においてウェイクアップ情報を位置決定する過程に進む過程;および、 前記BCCHが保留されたデータの表示を含まないと決定されたとき、前記移
    動端末をスリープさせる過程; を包含することを特徴とする前記請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、MAC−ID
    を含み、かつMACフレーム内のいずれの下り線チャネルが、前記MAC−ID
    によって識別される移動端末用の下り線データを含むことになるかを示すことを
    特徴とする前記請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、前記移動端末
    に、前記アクセスポイントに対する、あらかじめ決定済みの肯定応答信号の返信
    を指示することを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、前記MACフ
    レーム内の割り当て済み上り線チャネルを識別し、それを介して前記移動端末が
    、前記あらかじめ決定済みの肯定応答信号を送信することを特徴とする前記請求
    項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、前記移動端
    末に、前記MACフレーム内のランダムアクセスチャネル(RACH)を介した
    、あらかじめ決定済みの肯定応答信号の返信を指示することを特徴とする前記請
    求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、前記移動端
    末に、その後に続くMACフレーム内のランダムアクセスチャネル(RACH)
    を介した、あらかじめ決定済みの肯定応答信号の返信を指示することを特徴とす
    る前記請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、前記移動端
    末に、前記RACHが最初に使用可能になったときに、あらかじめ決定済みの肯
    定応答信号を返信するべく指示することを特徴とする前記請求項11に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記FCCH内の前記ウェイクアップ情報は、前記移動端
    末に、前記MACフレームが前記移動端末用の下り線データを含まないことを示
    し、かつ前記移動端末に対して、その後に通知を行うまで、ウェイク状態を維持
    し、かつ、ともに到来する各FCCHおよびブロードキャスト制御チャネル(B
    CCH)の復号化を行うべく指示することを特徴とする前記請求項1記載の方法
  14. 【請求項14】 前記ローカルエリアネットワークは、複数の移動端末を有
    し、さらに、前記移動端末のMAC−IDに基づいて前記移動端末をスリープグ
    ループにグループ化する過程を包含することを特徴とする前記請求項1に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 前記移動端末のそれぞれは、前記移動端末のMAC−ID
    の最下位ビットに基づいて2つのスリープグループの1つに割り当てられること
    を特徴とする前記請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 さらに: 前記アクセスポイントが、移動端末のスリープグループのうちのいずれが前記
    FCCHの監視を行うためにウェイクアップするかを決定する過程;および、 前記アクセスポイントが、前記FCCHの監視を行うためにウェイクアップす
    る移動端末に関するウェイクアップ情報だけを含ませる過程; を包含することを特徴とする前記請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ウェイクアップ情報は、前記FCCHの先頭に位置決
    定される情報を含み、前記FCCHの先頭に位置決定される前記情報は、前記M
    ACフレーム内のスローブロードキャストチャネル(SBCH)の位置表示を含
    むことを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 さらに: 前記移動端末が、いつウェイクアップし、前記移動端末に対応する前記SBC
    H内のウェイクアップ情報を受信するべきかを決定するために、前記SBCH内
    のウェイクアップ情報の位置を示す、前記SBCHの先頭にあるインデクスにア
    クセスする過程;および、 前記移動端末が、前記インデクスと、前記移動端末に対応する前記SBCH内
    のウェイクアップ情報の間、スリープに入る過程; を包含することを特徴とする前記請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記インデクスは、MAC−IDの各種の範囲に対応する
    前記SBCHの部分を示すことを特徴とする前記請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 さらに: 前記FCCHの監視を行う過程の間であり、かつ前記SBCHの位置を決定す
    るための前記FCCHの先頭に位置決定される前記情報の評価の後に、前記移動
    端末に対応するMAC−IDを有するウェイクアップ情報を前記FCCHが含ん
    でいないことを決定する過程;および、 前記移動端末が、前記SBCHの前記位置においてウェイクアップする過程; を包含することを特徴とする前記請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 さらに、前記SBCH内においてウェイクアップ情報が順
    序設定されている場合には、前記移動端末がウェイクアップする前記SBCHの
    位置において開始するウェイクアップ情報の監視を、前記ウェイクアップ情報が
    前記移動端末のMAC−IDに対応するMAC−IDを含むまで、もしくは前記
    移動端末が、前記MAC−IDの値および前記SBCH内における前記ウェイク
    アップ情報の順序に基づいて、前記SBCH内に残されているウェイクアップ情
    報に前記移動端末に対応するMAC−IDが含まれることがあり得ないと決定す
    るまで行う過程を包含することを特徴とする前記請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ウェイクアップ情報は、さらに、前記FCCHの先頭
    にある情報の直後に位置決定される少なくとも1つのウェイクアップ情報エレメ
    ント(IE)であって、それぞれがMAC−IDを含む少なくとも1つのウェイ
    クアップIEを含み;かつ、 前記移動端末において、前記監視を行う過程の間に、前記少なくとも1つのウ
    ェイクアップIEが前記移動端末に対応するMAC−IDを含まないと決定され
    たとき、前記FCCHは、前記移動端末に対応するMAC−IDを有するウェイ
    クアップ情報を含まないと決定する過程; を包含することを特徴とする前記請求項17に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記SBCHの位置の表示は、前記FCCHの先頭に位置
    決定されることを特徴とする前記請求項17に記載の方法。
  24. 【請求項24】 アクセスポイントを含む無線ローカルエリアネットワーク
    内の移動端末の電力消費を最小化するための方法において: 前記アクセスポイントによって送信された媒体アクセス制御(MAC)フレー
    ムのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)が、データが保留されているこ
    とを示すか否かを決定する過程; 前記BCCHが、データが保留されていることを示すとき、その後に続くMA
    Cフレームに関して、前記決定する過程を、前記BCCHが、データが保留され
    ていることを示さなくなるまで実行する過程;および、 前記移動端末において、前記BCCHが、データが保留されていないことを示
    したとき、スリープに入る過程; を包含することを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 さらに、前記決定する過程の繰り返しの間に、スリープに
    入る過程を包含することを特徴とする前記請求項24に記載の方法。
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