JP2002534845A - 4レベルおよび8レベル信号シンボルの送信、受信および処理の方法とシステム - Google Patents

4レベルおよび8レベル信号シンボルの送信、受信および処理の方法とシステム

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JP2002534845A JP2000591763A JP2000591763A JP2002534845A JP 2002534845 A JP2002534845 A JP 2002534845A JP 2000591763 A JP2000591763 A JP 2000591763A JP 2000591763 A JP2000591763 A JP 2000591763A JP 2002534845 A JP2002534845 A JP 2002534845A
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Abstract

(57)【要約】 4レベルおよび8レベル信号シンボルを伝送、受信、処理する方法およびシステムが提供される。発明の変調器は8レベル変調器を使用して4レベル信号シンボルを変調するために提供される。さらに、本発明の変調器は、8レベル変調器を使用して4レベル信号シンボルを変調するときに4レベル変調を生成でき、4レベル変調は変調した4レベルシンボルシーケンスを表す。さらに、4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの両方を復調することができる制約/非制約復調器が提供される。発明の復調器は、4レベル信号シンボルで動作するときに新しいシンボル仮定および経路履歴の数を4に制限し、8レベル信号シンボルで動作するときに新しいシンボル仮定および経路履歴の数を8に設定することでこれを達成する。さらに、4レベルおよび8レベル信号シンボルを含む復調信号を復号することもできる誤り訂正復号器が提供される。発明の誤り訂正復号器は、4レベル信号シンボルを復号するためにQPSKの2ビットに対応する3−PSKソフト値の2ビット位置にビットを置くのみのインタリーバを使用し、8レベル信号シンボルを復号するためにシンボルの可能なビット位置の3つすべてにビットを置くインタリーバを使用してこれを達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は無線リンクによるデジタルデータの送信と受信に関し、特に条件が許
せば、高速データ速度を達成するために一般的な条件による4レベルおよび8レ
ベルの信号シンボルの送信と受信に関する。
【0002】 (背景技術) 一般的なセルラー電話システムでは、特定のオペレータに配分された周波数に
できるだけ多くの移動体ユーザを収容するために音声圧縮が使用されている。音
声圧縮は、システムによって対応できるユーザの総数と、システムによって配送
された通話品質との間のトレードオフを伴う。音声圧縮の使用が少いほどより良
い通話品質が得られるが、システムによるサービスを受けるユーザは少くなるこ
とになる。音声圧縮を多量に使用する場合は、システムのサービスを受けられる
ユーザ総数は増加するが、通話品質は低下する。同様に、データ通信サービスの
品質と、そのサービスによって収容できるユーザ数との間にはトレードオフがあ
る。データサービスの品質はデータファイルの転送に必要な時間で測定できる。
そこで、より高いビットレートを使用することで、より速いデータ転送をうまく
完了きるので、データ通信の品質向上につながるが、他のユーザが同時にその周
波数を使用することは妨げられる。更に、その周波数に収容できるユーザの数は
増加するかもしれないが、データ通信の品質は低下する。そこで、改良されたシ
ステムは、システムにより収容できるユーザ数を減少させることなくデータを送
信するために、より少ない音声圧縮を使用するかまたはより高いビットレートを
使用できる。
【0003】 更に、セルラー電話システムでは、送信信号はマルチパス、例えば直接パスお
よび1つ以上の反射パスで送信器から受信器まで送信することができる。デジタ
ルセルラー電話システムでは、等化器と誤り訂正復号器が、マルチパスを移動し
た受信信号を処理するために使用される。受信信号が2つの変調タイプ、例えば
4レベル変調と8レベル変調を含む状況では、受信信号を処理するために2つの
等化器と2つの誤り訂正復号器が必要であり、この場合第1等化器と第1誤り訂
正復号器とが4レベル変調の処理に適し、第2等化器と第2誤り訂正復号器とが
8レベル変調の処理に適している。これは、複数の等化器と誤り訂正復号器が必
要であるので、セルラー端末機器のハードウェアのコストを上昇させている。更
に、製品が利便性のためにますます小形に製造されている分野では、複数の等化
器および誤り訂正復号器のユーザはより大きいプリント回路基板(PCB)上の
スペースを必要とするので、1つの等化器および誤り訂正復号器だけを使用する
セルラー端末機器より物理的に大きい製品となる。
【0004】 本発明は、新規かつ簡単な方法で上記の1つ以上の問題を解決することに関す
る。
【0005】 (発明の開示) 本発明に従って、8−レベル変調器を使用する4レベルおよび8レベル信号シ
ンボルの送信のための方法およびシステムが記載されている。4レベルおよび8
レベル変調の両方を含む信号を復調および誤り訂正復号する方法およびシステム
がさらに開示されている。
【0006】 本発明の目的は、8レベル変調器を使用して4レベル信号シンボルを変調する
方法を提供することであり、この方法は変調される4レベル信号シンボルを受信
することで構成し、各4レベル信号シンボルは2ビットの情報を含んでいる。こ
の方法は4レベル信号シンボルを8レベル信号シンボルに展開することをさらに
含み、各8レベル信号シンボルは3ビットの情報を含んでいる。この方法は8レ
ベル信号シンボルを変調することを更に含んでいる。
【0007】 好ましい態様では、4レベル信号シンボルを8レベル信号シンボルに展開する
ステップは、各4レベル信号シンボルに第3ビットを生成すること、および第3
ビットを2ビットの情報に添付することを含んでいる。この好ましい態様では、
第3ビットは2ビットの排他的論理和である。別の好ましい態様では、この方法
は連続シンボルの変調間で漸進的な45°移相を実行することを含んでいる。更
に好ましい態様では、8レベル変調器で4レベル信号シンボルを変調し展開する
ことは8レベル変調器に4レベル変調を生成させる。更に本発明の別の態様では
、4レベル信号シンボルは8レベル信号シンボルの部分集合である。本発明の別
の好ましい態様では、この方法はどの展開4レベル信号シンボルと8レベル信号
シンボルとが送信されているかを示す指示信号を送信するステップを含んでいる
【0008】 本発明の別の目的は、4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含
む受信信号を復調する方法を提供することであり、この方法は受信信号が4レベ
ル変調を含んでいるとの第1想定のもとで受信信号を復調し、第1想定のもとで
変調したシンボルの誤り訂正復号を実行することによって第1品質因子の値を求
めることを含んでいる。この方法は、受信信号が8レベル変調を含んでいるとの
第2想定のもとで受信信号を復調することおよび第2想定のもとで変調したシン
ボルの誤り訂正復号を実行することで第2品質因子の値を求めることをさらに含
んでいる。更に、この方法は第1および第2品質因子を使用して受信信号にある
受信変調を求め、受信信号を受信変調として復調する。
【0009】 好ましい態様では、第1および第2品質因子から求めるステップは、第1およ
び第2想定のもとでの復調が完了する前に実行できる。更なる好ましい態様では
、第1および第2品質因子は誤り訂正復号器により生成されるメトリックを使用
して求められる。
【0010】 本発明の別の目的は、4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含
む受信信号を復調する方法を提供することであり、この方法は4レベル変調また
は8レベル変調が受信信号にあるか否かを求めるものである。この方法は、受信
信号の可能なレベルを4つのレベルに制限し、4つのレベルのどのレベルが受信
されているかを求め、4レベル変調が存在することが求められるとそれぞれ2ビ
ットを有する4レベル信号シンボル決定することで制約4レベル復調モードで復
調器を動作することを継続する。しかしながら、8レベル変調が受信信号に存在
すると判断されると、この方法は、8つの可能なレベルのどのレベルが受信され
ているのかを求め、それぞれ3ビットを有する8レベル信号シンボル決定をする
ことによって非制約8レベル復調モードで復調器を動作することで継続する。
【0011】 好ましい態様では、4レベル変調または8レベル変調が存在しているか否かを
求めるステップは、4レベル変調または8レベル変調が受信信号に存在している
か否かを示す指示信号を受信するステップを含んでいる。更なる好ましい態様で
は、指示信号は、SYNCWORD、CDVCCおよびFACCHメッセージの
少なくとも1つを使用して送信される。更に好ましい態様では、4レベル変調ま
たは8レベル変調が存在しているか否かを求めるステップは、4レベル信号シン
ボルまたは8レベル信号シンボルが受信信号に存在しているか否かを求めるため
に所定の伝送フォーマットを使用するステップを含んでいる。
【0012】 本発明の別の目的は、4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少
なくとも1つを含む受信信号を復号する方法を提供することであり、この方法は
、信号を受信し、受信信号を8レベル変調として復調し、4レベル信号シンボル
または8レベル信号シンボルが受信信号に存在するか否かを求めることで構成す
る。4レベル信号シンボルが受信信号に存在すると判断されると、この方法は誤
り訂正復号器を制約4レベル復号化モードで動作し、それぞれ2ビットを有する
4レベル信号シンボルを生成する。8レベル信号シンボルが受信信号に存在する
と判断されると、この方法は誤り訂正復号器を非制約8レベルモードで動作し、
それぞれ3ビットを有する8レベル信号シンボルを生成する。
【0013】 好ましい態様では、4レベル信号シンボルまたは8レベル信号シンボルが存在
しているか否かを求めるステップは、4レベル信号シンボルまたは8レベル信号
シンボルが受信信号に存在するか否かを示す指示信号を受信するステップを更に
含んでいる。更に好ましい態様では、4レベル信号シンボルまたは8レベル信号
シンボルが存在するか否かを求めるステップは、4レベル信号シンボルまたは8
レベル信号シンボルが受信信号に存在するか否かを求めるために所定の伝送フォ
ーマットを使用するステップをさらに含んでいる。別の好ましい態様では、非制
約8レベルモードで受信信号を復号するステップは、8レベル信号シンボル決定
の3ビットから第3ビットを除去することを含んでいる。
【0014】 本発明の別の目的は、4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少
なくとも1つを含む受信信号を復号する方法を提供することであり、この方法は
、信号を受信し、受信信号を8レベル変調として復調し、4レベル信号シンボル
が受信信号に存在するとの第1想定のもとで誤り訂正復号化を行い、第1品質因
子を求めることで構成する。この方法は、8レベル信号シンボルが受信信号に存
在するという第2想定のもとで誤り訂正復号化を実行し、第2品質因子を求める
ことによって継続する。次に、この方法は、第1および第2品質因子を使用して
受信信号の受信変調を求めるステップを実行し、受信信号を受信変調として復号
する。
【0015】 好ましい態様では、第1および第2品質因子から求めるステップは、第1およ
び第2想定のもとでの復号が完了する前に実行できる。
【0016】 本発明の別の目的は、8レベル信号シンボル変調器を使用して4レベル信号シ
ンボルを変調するシステムを提供することであり、このシステムは情報を処理し
て変調される複数の4レベル信号シンボルにするプロセッサで構成する。このシ
ステムは、それぞれ2ビットの情報を含む複数の4レベル信号シンボルを、それ
ぞれ3ビットの情報を含む展開8レベル信号シンボルに展開するプロセッサに接
続したエクスパンダも含んでいる。さらに、このシステムは、展開8レベル信号
シンボルを変調するエクスパンダに接続された8レベル変調器も含んでいる。
【0017】 好ましい態様では、このシステムは、連続したシンボルの変調間で漸進的45
°移相を適用する。このシステムの更に好ましい態様では、4レベル信号シンボ
ルは、展開8レベル信号シンボルの部分集合である。本発明の別の好ましい態様
では、8レベル変調器は展開8レベル信号シンボルを変調するときに4レベル変
調を生成する。
【0018】 本発明の更に別の目的は、4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つ
を含む受信信号を復調するシステムを提供することであり、このシステムは受信
信号を受信する受信器とこの受信器に接続した復調器とで構成する。この復調器
は、受信信号が4レベル変調を含んでいるとする第1想定および受信信号が8レ
ベル変調を含んでいるとする第2想定の少なくとも1つのもとで動作する。信号
が4レベル変調を含んでいるとする第1想定のもとで復調器が動作している場合
は、復調器は、受信信号の可能なレベルを4つのレベルのセットに限定し、4つ
のレベルのどのレベルが受信されるかを求め、それぞれ2ビットを有する4レベ
ル信号シンボル決定をすることによって制約復調器として動作する。受信信号が
8レベル変調を含んでいるとする第2想定のもとで復調器が動作している場合は
、復調器は、受信信号の可能なレベルを8つのレベルのセットに限定し、8つの
レベルのどのレベルが受信されるのかを求めることで、非制約復調器として動作
し、それぞれ3ビットを有する8レベル信号シンボル決定をする。
【0019】 好ましい態様では、本システムは、復調器に接続した第1誤り訂正復号器およ
び復調器に接続した第2誤り訂正復号器を更に備えることができ、復調器が第1
想定のもとで動作しているときにこの第1誤り訂正復号器は4レベル信号シンボ
ル決定を復号し、復調器が第2想定のもとで動作しているときに第2誤り訂正復
号器は8レベル信号シンボル決定を復号する。更に好ましい態様では、コントロ
ーラは第1、第2誤り訂正復号器および復調器に接続され、この場合第1誤り訂
正復号器が第1品質因子を求め、第2誤り訂正復号器が第2品質因子を求め、コ
ントローラが第1、第2品質因子を使用して4レベル変調または8レベル変調が
受信信号に存在するか否かを求める。4レベル変調が存在するとコントローラが
判断すると、コントローラは制約復調器として動作するように復調器に指示し、
8レベル変調が存在するとコントローラが判断すると、コントローラは非制約復
調器として動作するように復調器に指示する。更に別の好ましい態様では、コン
トローラは復調器に接続され、この場合コントローラは受信信号中の指示信号と
所定伝送フォーマットの少なくとも1つを使用して4レベル変調または8レベル
変調が受信信号に存在するか否かを求める。
【0020】 本発明の別の目的は、4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含
む信号を復号するシステムを提供することであり、このシステムは信号を受信す
る受信器および信号を8レベル変調として復調するため受信器に接続された復調
器で構成する。このシステムは、4レベル信号シンボルが信号内に存在するとい
う第1想定のもとに誤り訂正を実行するための制約4レベルモードおよび8レベ
ル信号シンボルが信号内に存在するとの第2想定のもとに誤り訂正復号を実行す
るための非制約8レベルモードの少なくとも1つとして動作するために復調器に
接続された誤り訂正復号器も含んでいる。
【0021】 好ましい態様では、このシステムは、誤り訂正復号器に接続されたコントロー
ラで構成し、この誤り訂正復号器は、第1想定のもとに動作するときに第1品質
因子を求め、第2想定のもとに動作するときに第2品質因子を求め、このコント
ローラは第1、第2品質因子から受信変調を求める。次に、コントローラは制御
信号を誤り訂正復号器に送って、信号を受信変調として復号する。本発明の別の
好ましい態様では、誤り訂正復号器は第2想定のもとに誤り訂正復号を実行する
ときに復調器により生成された3ビットから第3ビットを除去する。更に好まし
い態様では、このシステムは、誤り訂正復号器に接続したコントローラを備え、
このコントローラは4レベルまたは8レベル信号シンボルが復調信号に存在する
か否かを求め、このコントローラは4レベル信号シンボルが存在すると判断され
た場合に誤り訂正復号器に制約モードで動作するように指示し、8レベル信号シ
ンボルが存在すると判断された場合に誤り訂正復号器に非制約モードで動作する
ように指示する。更に好ましい態様では、コントローラは、受信信号内の指示信
号および所定伝送フォーマットの少なくとも1つを使用して4レベルまたは8レ
ベル信号シンボルが存在するか否かを求める。
【0022】 (発明を実施するための最良の形態) セルラーシステムが通信チャネルでのデータの伝送に8レベル変調を使用でき
る場合、4レベル変調を使用するシステムよりもより多量の情報がセルラー端末
機器間で受け渡しされ、その結果、音声品質とデータ転送を向上させている。し
かしながら、8レベル変調の伝送は、受信局が被変調搬送波での45°移相間の
識別ができるという一般的条件を必要とする。更に、一般的条件が8レベル変調
の使用を許可する場合でも、4レベル復調性能のみを有する近くのタイムスロッ
トのセルラー端末機器が伝送情報を利用できるように、SYNCWORDなどの
変調信号の特定フィールドに4レベル変調を使用するのが望ましい。
【0023】 開示した発明は、8レベル変調器を使用する4レベルおよび8レベル信号シン
ボルの両方を変調するシステムおよび方法を説明している。そこで、向上音声品
質またはデータ転送速度は一般的条件が許容する状況で利用できる。さらに本発
明は4レベルおよび8レベル変調を復調できる復調器を記載している。更に、誤
り訂正復号器は、4レベルおよび8レベル信号シンボルの両方の誤り訂正復号を
実行するために本発明により提供される。復調器および誤り復号器は、4レベル
および8レベル変調の両方を使用して伝送できる単一送信器からの信号の復調お
よび復号を可能にする。更に、復調器および誤り訂正符号器は複数の送信器から
の伝送の復調と復号を可能にし、一部の送信器は4レベル変調性能を有し、その
他は8レベル変調性能を有する。
【0024】 図1は業界で公知の双方向無線機のブロック図を示す。アンテナ100は送受
(T/R)カプラー105を介して、以下に詳細に説明する受信器部および送信
器部に接続される。例えば、T/Rカプラーは、同時送受信が必要である場合の
ように二重化フィルタであるかまたは時間全2重の技術が使用される時に使用可
能な同様のタイプのカプラーであるT/Rスイッチが可能であり、送信器が受信
器によるTDMAバーストの受信と交替してTDMAバーストを送信する。受信
器部は、第1IFフィルタ115でフィルタするために受信信号を適切な第1中
間周波数(IF)に変換するダウンコンバータ110、ハード限定第2IF信号
および対数信号強度信号(RSSI)を生成する第2ミキサー・IF増幅器12
0を含み、これらの信号は次にデジタル信号処理装置130での処理のためログ
ポーラ変換器125により数値形式に変換される。第1、第2局部発振器周波数
信号は、位相同期ループを使用する適当なデジタル周波数シンセサイザ135に
よりダウンコンバータ110および第2ミキサー120に与えられる。周波数シ
ンセサイザ135は正確な周波数標準として共通水晶基準発振器140を使用し
、マイクロプロセッサを備えることが出来るデジタル信号処理装置130からの
プログラミング信号を受信して、異なる無線チャネルを選択する。受信信号処理
の出力は最終的に、電話受話口145への音声信号、ユーザ端末150、例えば
コンピュータディスプレイへのデータトラヒックストリーム、または代わりに呼
設定、呼ハンドオフまたは呼終了の動作を制御する低速関連制御チャネル(SA
CCH)または高速関連制御チャネル(FACCH)メッセージとして知られる
内部制御メッセージのいずれかである。
【0025】 図1の送信器部は、スピーチのためのマイク155やデータ入力のためのキー
ボード160などの、送信するための情報源を含んでいる。入力情報は、伝送誤
りを防止するために誤り訂正符号化を使用して符号化され、次にGSMとして知
られる欧州デジタルセルラーシステムで使用されるように、一定の包絡線GMS
K、あるいはUSIS54D−AMPSシステムで使用される振幅を変える(線
形)変調などの、変調技術を使用して変調される。
【0026】 アナログFMモードまたはデジタルモードで動作する必要のある二重モードD
−AMPS無線で有用なアナログまたはデジタル信号を変調できる特許第5,5
30,722号記載の直交変調器などの変調器165が参考としてここに取り入
れられている。この’722号特許はさらに、無線搬送周波数に関するП/4−
DQPSK信号を変調するための改良変調器を説明している。変調は送信中間周
波数に印加可能で、次に周波数合成器部135からのミキシング信号を使用して
最終送信周波数にアップコンバートされた変調信号に印加可能であり、あるいは
周波数合成器部135は非変調最終周波数信号を生成でき、この信号は次に直交
変調器165を使用して変調される。どちらの場合も変調最終周波数信号は、次
に送信電力増幅器(PA)170により増幅され、アンテナ100によりT/R
カプラー105を介して送信される。
【0027】 図2は先行技術のデジタル信号処理機能を示す機能ブロック図である。ログポ
ーラA/D変換器125からのデジタル化サンプルは、伝送パスで加えられたシ
ンボル間干渉(ISI)を補償するために等化復調器205を好ましくは使用し
て先ず復調している。等化復調器205は、チャネル復号器210に対しハード
シンボル決定よりも「ソフト決定」を出力するのが好ましい。ソフトシンボル決
定を等化復調器205から引出す1つの方法が、参考にここに取り入れたハマー
の米国特許第5,099,499号の「信号のビタービ分析で得られた2進数字
の品質因子を生成する方法」に記載されている。チャネル復号器210は誤り訂
正復号を実行し、例えば特許第5,230,003号の「異なるタイプの畳込み
符号化した信号を区別する復号化システム」記載の技術を使用して、スピーチ、
データおよびシグナリングなどの異なるタイプの符号化メッセージ間の区別がで
きる。チャネル復号器210は、スピーチ復号器215、信号メッセージ復号器
220またはユーザデータ端末225のいづれかに誘導されるメッセージのタイ
プによってハードビットまたはシンボル決定を出力する。チャネル復号器210
は、例えば巡回冗長検査コード(CRC)を処理するなどにより、復号が失敗で
あったことを検出すると、上記のいづれかに消去指示を与えることもできる。メ
ッセージがスピーチであった場合、スピーチ復号器215は先ず、CELP、E
CELP、VSELPまたはAMBEボコーダーアルゴリズムを使用して圧縮ス
ピーチを伸張して、スピーチメッセージを2進化波形サンプル(PCM)の流れ
に変換し、次にPCMサンプルはD−A変換されて受話口145などのスピーカ
または受話口を励振するために連続アナログ音声バンド信号を生成する。あるい
は、メッセージがFACCHまたはSACCHタイプの信号メッセージであるこ
とが検出されると、チャネル復号器210は一層の解読と処理のために復号出力
をシグナリング復号器220へ送る。信号メッセージは、それが伝送と受信に使
用する周波数チャネルおよびそれが使用する送信器電力レベルなどのその内部機
能を制御するためにセルラーシステムによってセルラー電話に送信される。ここ
に参考として取り入れた米国特許第5,559,886号の「移動無線方式にお
ける基地局および移動局間の認証検査を実行する方法」、特許第5,390,2
45号の「移動無線方式における基地局および移動局間の認証検査を実行する方
法」、特許第5,282,250号の「移動無線方式における基地局および移動
局間の認証検査を実行する方法」および特許第5,091,942号の「デジタ
ルセルラー通信の認証システム」に記載されているように、信号メッセージは、
認証処理を使用して自動的にその識別を確認することを電話に要求することもで
きる。
【0028】 一方、メッセージがスピーチやシグナリングではなく、パソコンなどの一部の
デジタルデータ端末サービスのためのデジタルデータメッセージであるかまたは
セルラー電話表示部の表示の為である場合は、それは代わりにユーザデータ端末
225またはデバイスドライバルーチンを介して表示ハンドリングソフトウエア
ルーチンへ転送される。
【0029】 アナログ周波数変調信号またはП/4−DQPSKデジタル変調信号を受信し
、それを伝送する二重モード無線通信装置が、米国特許第5,745,523号
に記載され、ここに参考に取り入れられている。米国特許第5,048,059
号の「ログポーラ信号処理」は、無線搬送周波数で受信した信号をそれらの複素
ベクトル性を保時しながらデジタル処理のために代表的数値サンプルの流れに変
換することを説明していて、ここに参考に取り入れられている。デジタル化位相
関連信号は、ここに参考に取り入れた米国特許第5,084,669号の「直接
位相デジタル化」および米国特許第5,148,373号の「信号パルス列の時
間または位相位置の正確なデジタル測定の方法および配置」に記載されている。
【0030】 対数増幅器が段間フィルタで多重増幅器検出器段階から対数信号強度指示を生
成するとき、望ましくは、別の段階からの相対的素材伝送は、米国特許第5,0
70,303号の「対数増幅器/検出器遅延補償」に説明されるように遅延補償
を使用して結合され、ここに参考に取り入れてある。あるいは、ここに参考に取
り入れた米国特許第5,241,702号の「無線受信器のD.C.オフセット
補償」に説明されるように受信電波信号はHOMODYNE受信器を使用して変
換し、デジタル化できる。米国特許第5,568,520号の「ゼロIF受信器
のスロープドリフトおよびオフセット補償」に説明されているようにホモダイン
受信器の改良がここに参考に取り入れられている。更に、米国特許第5,749
,051号の「ホモダイン受信器のI.P.2補償」の改良が本発明の実行に役
に立つものであり、ここに参考に取り入れられている。さらに、П/4−DQP
SK信号を復調し、ISIエンドフェージングを補償する復調器が米国特許第5
,331,666号の「適応型最大尤度数復調器」に記載され、米国特許第5,
335,250号の「デジタル変調信号の方向性復調による方法および装置」が
、時間反転順および非時間反転順の両方の記録信号サンプルの最大尤度数復調お
よびそのシンボルについてより良い結果を与える復調の方向からそれぞれの復調
シンボルの選択を説明している。この’666号および’250号特許はここに
参考に取り入れられている。このような復調器は、復調シンボルが正しいとの前
提での復調の進行中に更新される「チャネルモデル」の使用により、信号の位相
と振幅への伝搬路の影響の推定値を利用できる。
【0031】 復調シンボル列のまだ未決の幾つかの仮定が、より多くの信号を受信した後に
将来の解決のためにメモリに同時に保存されると、チャネルモデルの対応する複
数の未定仮定も、米国特許第5,164,961号の「多様伝送特性を有するチ
ャネルにビタービアルゴリズムを適合させる方法および装置」に説明するように
保持する必要があり、ここに参考に取り入れられている。未知のシンボルおよび
未知のシンボルが伝送される未知のチャネルを同時に推定するどのイコライザ復
調器も「ブラインド等化器」として知られていて、そのようなアルゴリズムが米
国特許第5,557,645号の「チャネルに依存しない等化器デバイス」に記
載してあり、ここに参考に取り入れられている。そのようなアルゴリズムは「状
態当たりのチャネルモデル」アルゴリズムと呼ばれ、米国特許第5,136,6
16号の「コヒーレント無線受信器の周波数を高速制御する方法およびその方法
を実行する装置」および第5,568,518号の「高速自動利得制御」に記載
がありここに参考に取り入れられているように、チャネルモデルは周波数誤差の
推定値および利得設定定数に時には単純化できそれらで構成できる。あるいは、
処理の複雑さを減少させるためには、米国特許第5,093,848号の「コヒ
ーレント無線受信器の周波数を制御する方法およびその方法を実行する装置」に
説明され、ここに参考に取り入れられているように、最尤度指示を有する復調シ
ンボル仮定から周波数誤差のただ一つの推定値を計算することができる。別の低
複雑等化器復調器が、ここに参考に取り入れられた米国特許第5,467,37
4号の「米国デジタル無線受信器の低複雑適応等化器」に説明されている。
【0032】 本発明の受信品質は、ここに参考に取り入れた米国特許第5,361,404
号の「ダイバーシチ受信システム」および米国特許出願第08/218,236
号に説明されているようにダイバーシチ受信器を使用することによって改良でき
る。quantisized sync(量子化同期)品質インジケータによっ
て利用可能アルゴリズムのrepetoireから選択した複数の復調アルゴリ
ズムの1つを使用することを出願第08/218,236号も記載している。米
国特許出願第08/305,727号もここに参考に取り入れられてあり、復調
のためのアルゴリズムを取り入れ、インターリービングパターンの適切な選択に
よって符号化無線信号を単一アルゴリズムに復号することを説明している。ここ
に説明した発明は上記取り入れ’722号特許に記載された改良П/4−DQP
SK変調器への更なる適合で構成する。
【0033】 図3は、本発明により信号を送受信するプロセスを示す図である。図3は受信
器302と通信する送信器300を示す。送信器300は、発明の8移相キーイ
ング(8−PSK)変調器310に接続されたエクスパンダ307に接続したプ
ロセッサ305を備えている。変調器310は次に送信アンテナ315に結合さ
れている。受信器302は、受信器ダウンコンバータ325に接続された受信ア
ンテナ320を含む。受信器ダウンコンバータ325はA/D変換器330に接
続される。A/D変換器330は、発明の誤り訂正復号器340に接続された発
明の復調器335に接続されている。送信器300は、発明のエクスパンダ30
7および図4−5を参照して以下に説明する発明の8−PSKコンステレーショ
ンを使用する。受信器302は、発明の復調器335および発明の誤り訂正復号
器340を備えている。復調器335は、4レベルおよび8レベル変調の両方を
含む信号を復調するようになっていて、図9−14に対応して説明されている。
誤り訂正復号器340は、4レベルおよび8レベル信号シンボルの両方を復号す
るようになっていて、図15−19に対応して説明されている。
【0034】 図3に示すように、一連のデータシンボル304はプロセッサ305に入り、
このプロセッサは業界で公知なように誤り訂正復号器を備えることが出来、デー
タシンボルシーケンスが伝送誤りを防止するために誤り訂正符号化を使用して符
号化される。プロセッサ305は、一連のデータシンボル304に冗長度を与え
ることで伝送誤りを防止し、この場合冗長量はデータシンボルシーケンスで符号
化される情報の重要度に左右される。プロセッサ305は、直交移相キーイング
(QPSK)または8−PSK信号シンボルのどちらかをエクスパンダ307へ
出力できる。QPSK信号シンボルが出力されると、エクスパンダ307はQP
SKシンボルを8−PSK信号シンボルに展開して変調器310に出力する。エ
クスパンダ307が信号シンボルを展開するために使用するプロセスは、図5を
参照して以下に説明する。8−PSKシンボルが出力される場合、エクスパンダ
307は、それらを展開せずに8−PSKシンボルを変調器310に出力する。
次に8−PSKシンボルは8−PSKシンボルが変調される変調器310に入る
。変調は先ず伝送中間周波数に印加され、次にデジタル周波数シンセサイザ13
5などの周波数シンセサイザ部からの混合信号を使用して最終送信周波数にアッ
プコンバートされる。変調信号は次に送信信号317として送信アンテナ315
から伝送される。そこで送信信号317は8レベルまたは8−PSK変調を含ん
でいる。エクスパンダ307は異なる部品として示してあるが、エクスパンダ3
07により実行される機能はプロセッサ305、変調器310またはその両方に
取り入れることが出来る。
【0035】 送信信号317は、受信器302の受信アンテナ320により受信され、送信
信号317がダウンコンバートされる受信器ダウンコンバータ325に入る。ダ
ウンコンバートした信号は次にA/D変換器330によりデジタル化される。デ
ジタル化信号は次に、伝送路で加えたISIを補償するために発明の復調器33
5に入る。この場合、送信器300により生成された変調は8−PSKであるが
、発明の復調器335は以下に図9−14に対応して説明するようにQPSKお
よび8−PSK変調の両方を有する信号を復調する機能を有する。復調器335
は、公知のビタービアルゴリズムを使用する最大尤度シーケンス推定値(MLS
E)プロセスを適用する適応等化器である。復調器335は、発明の誤り訂正復
号器340にソフト決定を出力するのが好ましい。誤り訂正復号器340はプロ
セッサ305によって与えられた冗長度を使用して誤り訂正復号を実行する。誤
り訂正復号器340は、以下に図15−19に対応して説明するようにQPSK
および8−PSK信号シンボルの両方を復号できる。誤り訂正復号器340を出
るデジタル情報は次に、例えばスピーチ、データおよびシグナリング情報をシス
テムおよびそのユーザに与えるためにシステムにより更に処理される。受信器3
02は発明の復調器335および発明の誤り訂正復号器340の両方を示してい
るが、この2つの発明の構成部品の1つのみがQPSKおよび8−PSK変調で
構成した送信信号を処理するために受信器302のために存在する必要がある。
この2つの発明の構成部品の1つのみが受信器に存在する場合は、もう一方の構
成部品は業界で公知のものに置き換えることができる。これは、図12と16に
対応して更に詳細に示してある。
【0036】 図4aはQPSKコンステレーション上のQPSKシンボルの配分を示す。そ
のようなコンステレーションは、差動П/4−QPSK(П/4−DQPSK)
変調ならびにQPSK変調およびП/4−QPSK変調を変調するのに十分であ
る。コンステレーションの各ポイントは1組のデータビットを表している。D−
AMPSに使用したП/4−DQPSKは、受信信号の解釈においてのみ異なる
。П/4−DQPSKでは、2つの情報ビットは2つの連続シンボル間の+/−
45°または+/−135°の位相変化に符号化される。しかしながら、伝送の
出現は、ビットのペアで表されるシンボルの連続伝送が連続シンボル間の45°
毎の位相の漸進的な進みとなるので、正に図4aの通りである。3つの連続シン
ボルの漸進回転は、第1シンボル(i)をコンステレーション350で、第2シ
ンボル(i+1)をコンステレーション352で、そして第3シンボル(i+2
)をコンステレーション354で示してある。コンステレーション350は、4
レベルまたはQPSKコンステレーションのシンボル配分を示している。水平基
準線355は、配分されたシンボルの角度位置を引き出すために使用される0°
基準線を表している。コンステレーション350では、ビットペア00、10、
11および01を表すシンボルはそれぞれ角度位置45°、135°、225°
および315°であることが分かる。データビットペア(00)は、第1シンボ
ルについては例えば角度位置45°であるが、コンステレーション352に示す
ように第2シンボルについては角度位置90°で、コンステレーション354に
示すように第3シンボルについては角度位置135°である。コンステレーショ
ンポイントで表されるその他のビットペアも、それらの相対的角度関係を維持し
たまま各連続シンボルに対して連続的に45°で回転する。
【0037】 П/4−QPSKでは、4つの可能性な2ビットパターンの相対角度関係は、
好ましくはグレーコーディングを使用して配分され、1ビットのみ異なるこのパ
ターンは角度を持って隣接し、一方、2ビット異なるビットパターンは正反対で
ある。これは、1つのコンステレーションポイントが隣接のものに間違えられる
誤りの最もありそうな形は1つのビット誤りを起こすのみで、一方2ビット誤り
は、コンステレーションポイントが正反対のものに間違えられることがありそう
もない事象でのみ起こることを確実にする。したがって、П/4−QPSK変調
が、偶数シンボルについて4つの可能性のある角度位置0°、90°、180°
および270°または奇数シンボルについて45°、135°、225°または
315°の1つを表す信号を送信することで構成することが分かる。これは、以
下の4つの複素ベクトル、すなわち偶数ビットについて(1+0j);0+j)
;(−1+0j)または(0−j)あるいは奇数ビットについて(0.707+
j0.707);(−0.707+j0.707);(−0.707−j0.7
07)または(−0.707−j0.707)の1つの伝送に対応し、ここで実
数値および虚数値はそれぞれ角度のコサインおよびサインに等しい。
【0038】 П/4−DQPSKでは、+/−45°または+/−135°の1つからその
次への位相変化は2情報ビットを符号化するために使用され、180°異なる位
相変化は両ビットで異なるビットパターンを表すために使用され、一方90°だ
け異なる位相変化は1ビットのみ異なるビットパターンを表すために使用される
【0039】 実際には、П/4−QPSKまたはП/4−DQPSKのどちらについても、
デジタル信号プロセッサの送信部は第2の4つの複素数値の1つと交替する第1
の4つの複素数値の1つのシーケンスを形成し、次にそれをより高いサンプリン
グ速度にアップサンプリングしたままシーケンスをデジタル的にフィルタにかけ
て、所望の連続波形のより正確な代表である2ビットシンボル当たりの多重サン
プルを生成する。配分された無線チャネル内に透過スペクトルを含めるために連
続波形を送信する必要がある。D−AMPSに指定したフィルタリングは「ルー
ト累乗コサイン」(RRC)フィルタリングと呼ぶ。RRCフィルタしアップコ
ンバートした複素数サンプル(I、Q)は、上記組み込み第5,530,722
号特許に説明されているように、次にD/A変換され、直交変調器およびアップ
コンバータへ出力される。П/4−DQPSK変調は、各シンボルで可能性のあ
る8つの位相角0°、45°、90°、135°、180°、225°、270
°および315°からの4つのうちの1つだけの伝送および8つの可能な対応す
る複素ベクトルからの4つのうちの1つだけの生成で構成することが分かる。一
方、8位相変調は、各シンボルの時点で4つの位相の部分集合への伝送を制限し
ないが、8つのいずれかの送信を可能にして、1シンボル当たり2ビットの情報
よりもむしろ3ビットを伝達する。
【0040】 これは更にП/4−DQPSKおよび8−PSKシンボルの1つのコンステレ
ーションポイントからその次への許容変遷を示す図5にも見られる。
【0041】 図5は、П/4−DQPSKおよび8−PSKについて1つのコンステレーシ
ョンポイントからその次への許容変遷を示す。П/4−DQPSKでは、前のコ
ンステレーションポイントは、角度位置45、135、225または315°の
1つにあり、次に、伝送された次のコンステレーションポイントは0、90、1
80または270°およびその逆である必要がある。これは、偶数シンボルから
奇数シンボルへの許容遷移を示すボックス375に示してあり、ボックス376
は偶数シンボルへの奇数シンボルのための許容遷移を示す。括弧内のビットはП
/4−DQPSKが使用中に8−PSKコンステレーションの未使用第3ビット
を示す。一方、ボックス377は、8−PSKの場合、1つのコンステレーショ
ンポイントからその次への遷移に制約がないとの制限を示し、この場合、どの新
しいポイントの前ものは先の8つの座標ポイントのいずれでもよい。
【0042】 図4bは、8レベルまたは8−PSKコンステレーションの発明のシンボル配
分を示す。対応するビットパターン010があるシンボルに存在する0°基準は
、発明の配分シンボルの角度位置を得るために使用できる。コンステレーション
370では、ビットトリオ010、000、001、101、100、110、
111および011により表されるシンボルがそれぞれ角度位置0°、45°、
90°、135°、180°、225°、270°および315°であることが
分かる。8−PSKコンステレーションの45°、135°、225°および3
15°での発明のシンボル配置は、図4aに示すQPSKコンステレーションの
各2ビットシンボルについて第3のビットを生成し、生成したビットをシンボル
の存在する2ビットに付け、この第3ビットシンボルをQPSKコンステレーシ
ョンから2ビットシンボル位置に対応する8−PSKコンステレーションの角度
位置に置くことで得られる。特に、第3ビットは、QPSKコンステレーション
350の各位置での2ビットを排他的論理和演算することでここで生成される。
第3ビットを生成するこの方法は、8コンステレーションポイントへの3ビット
パターンの最適配分の使用により生じ、真のグレー符号化は8シンボルの場合に
は存在しない。8コンステレーションポイントを得るために第3ビットの他の配
置のいずれかが使用される場合は、第3ビットは、他の2ビットが与えられてい
るとき、適切なルールを使用して依然予測でき、П/4−QPSKを生成するの
が望ましい。シンボルの残り4つの配分は、8−PSKコンステレーション上の
45°、135°、225°および315°のシンボル配分の最下位ビットを反
転し、45°進められた角度位置で各新しいシンボルを表すビットパターンを置
くことで得られる。
【0043】 変化を含むかまたは連続するシンボル間ではない、コンステレーションポイン
トへの8−PSKシンボルのどの配置も使用できそれが系統的である限り、シン
ボル系列のいずれのシンボル位置の4個のП/4−DQPSKシンボルをどの3
ビットシンボルが表すかを求めることが可能である。
【0044】 コンステレーション350の各QPSKシンボルを表す2ビットが、8−PS
Kコンステレーション上の対応する角度位置の8−PSKシンボルを表す3ビッ
トの最左端の2に対応することがわかる。そこで、QPSKコンステレーション
350上のシンボルの配置は、コンステレーション370上の8−PSKシンボ
ルの発明の配置の部分集合であると考えられる。
【0045】 8−PSKコンステレーション上の本発明の8−PSKシンボルの配置は、Q
PSK信号シンボルが8−PSK変調器を使用して変調されるようにする。さら
に、発明の配置はQPSK変調が8−PSK変調器により生成されるようにする
。これは図6と関連して示してある。
【0046】 図6は、QPSKシンボルが本発明による8−PSK変調器を使用してどのよ
うに送信できるかを表すフローチャートを示す。ステップ380では、プロセッ
サ305は情報を受信して、変調される複数のQPSK信号シンボルに処理する
。次にQPSK信号シンボルはエクスパンダ307で8−PSK信号シンボルに
展開される。これを達成する1つの方法は、ステップ382に示すように第3ビ
ットを生成するために各QPSK信号シンボルで構成する2ビットの情報の排他
的論理和演算をすることである。次に、この方法はステップ384へと続き、こ
の第3ビットは各QPSK信号シンボルの既存の2ビットに追加される。このよ
うに、各信号シンボルは、8−PSK信号シンボルを表す3ビットの情報に展開
される。この方法はステップ386へと続き、これらの8−PSK信号シンボル
は8−PSK変調器310により変調され、送信アンテナ315から送信される
。このように、QPSK信号シンボルは、8−PSK変調器から処理、展開およ
び変調される。
【0047】 同様に、異なるQPSK(DQPSK)信号シンボルが、コンステレーション
370に示す発明のシンボル配置を利用する8−DPSK変調器により展開およ
び変調されて、DQPSKシンボルの前展開されたシーケンスを表すDQPSK
変調を生成する。8−PSKコンステレーション370に漸進45°移相を適用
することで、コンステレーション370上の発明のシンボル配置を利用してП/
4−QPSK変調を生成するために、QPSKシンボルがП/4−8PSK変調
器から変調できるようにする発明のП/4−8PSK変調が生成されることがさ
らに分かる。この発明のП/4−8PSK変調は、図4bに見られるように漸進
45°シンボル回転を適用することで生成される。この場合、第1の8−PSK
シンボル(i)は、コンステレーション370を使用して送信される。次に、4
5°の回転が8−PSKコンステレーションに適用され、第2の8−PSKシン
ボル(i+1)が、コンステレーション372を使用して送信され、第3の8−
PSKシンボルが別の45°のシンボル回転が適用された後に、コンステレーシ
ョン374を使用して送信される。
【0048】 そこで、П/4−DQPSKが使用されると、同等のП/4−QPSKシンボ
ルのシーケンスを構成することは簡単な事であり、角度位置0などの任意のコン
ステレーションポイントで開始し、次に4つの回転+/−45°または+/−1
35°の1つを適用して、2ビットのデータによりその次のコンステレーション
ポイントを得る。このプロセスは累積的に継続し、前のシンボルに使用されたベ
クトルに回転を加えてその次のシンボルベクトルを得る。同様に、8−PSKの
微分形式および絶対形式がある。多相変調の絶対または同調形式は、GSMとし
て知られている欧州セルラーシステムでのその使用からすでに公知であり、後に
、ここに参考に取り入れた1996年2月9日出願の「コヒーレントCPFSK
」(ラメッシュ)と称する米国特許出願第08/599,011号の多相のケー
スに及んでいる。
【0049】 差動8−PSKが使用されると、ビットトリプルは、その次のシンボルについ
てベクトルを得るために前のシンボルのために送信されるベクトルに累積的に加
えられている8つの回転0°、45°、90°、135°、180°、225°
、270°または315°の1つによって表される。しかしながら、送信された
すべてのベクトルは、同じ8位相位置の1つに在り、図5に示すようにП/4−
DQPSKで、偶数ビットについて4個の第1の部分集合または奇数ビットにつ
いて4個の第2の部分集合に対し制限がない。
【0050】 実際には、それらがコヒーレントまたは絶対位相バージョンのП/4−QPS
Kまたはコヒーレント8−PSKであるかのように、П/4−DQPSKおよび
差動8−PSKの両方は受信、均等化そして復調され、次にコヒーレントに復号
された1個のシンボルとその次との間で起こった回転を求めるために差動復号化
が使用される。したがって、受信器処理が両方のケースで同様であるので、差動
またはコヒーレント変調が使用されるか否かを特定する必要がない。主な違いは
、コヒーレント変調とは対照的に差動のためにソフト情報がいかに生成されるか
にあり、これは以下に説明する。
【0051】 図7aは、先行技術のIS54バーストフォーマットを示す図である。特に、
図7aは14個のシンボルSYNCWORD、SACCHシグナリング情報の6
個のシンボル、ユーザスピーチまたはデータトラヒックの65個のシンボル、C
DVCCの6個のシンボル、ユーザのスピーチまたはデータトラヒックの第2の
65個のシンボルおよび6個のシンボルの「X」ACCHブロックを示し、「X
」はこれらのシンボルの使用は明細書が起草された時点では特定されなかったこ
とを意味する。次にフォーマットは、その次のスロットに属するSYNCWOR
Dでの開始を繰り返す。しかしながら、受信器が第1のSYNCWORDから前
へまたはその次のSYNCWORDから後ろへ復調するためにバーストフォーマ
ットの時間反転対称を有利に利用できることが良く知られていて、取り入れた引
例に述べられている。そこで、8−PSKの使用を変換するスロットは、前のス
ロットに配分された受信器による使用のためにП/4−DQPSKフォーマット
にその第1SYNCWORDに保持する必要がある。
【0052】 図7bは、発明の態様によりTDMA時間スロットの変更バーストフォーマッ
トを示す図である。図7bは、それぞれが65個のシンボルの情報を含むユーザ
トラッフィクフィールド390と392が、П/4−DQPSKから8−PSK
フォーマットへ変換され、既存のIS54バーストフォーマットの260ビット
から390ビットへの1バースト当たりの送信されたユーザデータの量を増大し
ていることを特に示している。SYNCWORDから8−PSKフォーマットへ
とは別に、他のフィールドのいずれかを変換することは任意である、しかしなが
ら、後のD−AMPS仕様のIS136では、П/4−DQPSKフォーマット
でのそれらの残りを示唆するXACCHシンボルについて使用が記載されている
。また、CDVCCフィールドがП/4−DQPSKとして保持されるか、8−
PSKに変換されるか、あるいはより高いデータレートに有利なように除去され
るかも任意である。П/4−DQPSKフォーマットにCDVCCを保持する1
つの理由は、FACCHメッセージの送信に関係し、それは8−PSKに変換す
る動機がない。普通のユーザスピーチまたはデータシンボルを置き換えるFAC
CH伝送の場合、以下に説明する、シンボルインターリービングパターンへの可
能性のある変更とは別に、IS54として同じフォーマットで全バーストを残す
のが好都合である。
【0053】 1つの変調器のみがQPSKおよび8−PSK信号シンボルの変調には存在し
なければならないので、8−PSK変調器のみを使用してQPSKおよび8−P
SK信号シンボルの両方を変調できるシステムを有することは有利であり、PC
B上のスペースを低減し、余分な変調器は必要ないので生産コストを減少させて
いる。さらに、QPSK変調を発生できる8−PSK変調器は、例えばセルラー
電話やセルラー基地局などの一部のセルラー端末機器がQPSK信号処理能力の
みを持ち、その他の局が8−PSK信号処理能力を持っている状況で、非常に有
用である。QPSK変調を生成できるこの8−PSK変調器は、両方と通信でき
る特異な利点を持っている。
【0054】 さらに、一般的な条件が8−PSK信号シンボルの伝送を可能にする状況で、
セルラー端末機器は、同時にその周波数域を他のユーザが使用することを妨げず
にタイムスロットのどのフィールドでもより多くの情報を伝送できる。このよう
に、セルラー端末機器はより少ない音声圧縮を使用できるので、システムにより
サービス可能なユーザの総数を低減することなく向上した音声品質を提供してい
る。同様に、セルラーシステムは、システムにより対応できるユーザの数を減ら
すことなくデータ通信の品質を向上できる。
【0055】 発明の別の態様では、発明の適応等化器が4レベル信号シンボルおよび8レベ
ル信号シンボルの両方を変調するために設けられる。一部の送信器は4レベル変
調性能を有し、また別のものは8レベル変調性能を持っているので、発明の適応
等化器は両方との通信を可能している。さらに、1つの送信器が4レベルおよび
8レベル変調の両方を使用して伝送する性能を持っている場合、発明の適応等化
器は両変調タイプの通信を可能にするので、一般的条件が許容する場合に一層多
くの情報量の伝送を可能にする。
【0056】 最尤系列推定(MLSE)プロセスを利用する適応等化器は、伝送された最後
のシンボルを求めるために最後の1シンボルおよび現在の1シンボルを必要とす
る。これは、反射信号路により起こされる受信信号内のシンボルの最大オーバラ
ップ(符号間干渉)が1個のシンボルより少ないか同じであるとする。適応等化
器は、各最後のシンボル可能性および対応するチャネルモデルパラメータを、新
しいシンボル仮定でチャネルモデルを介して一度に1つ実行することで作動する
。チャネルモデルの出力は、対応するチャネルモデルパラメータによって表され
るチャネル条件で特定の最後のシンボルの可能性および現在の新しいシンボル仮
定が伝送された場合、受信信号サンプルがどのようであるかを表す。このチャネ
ルモデル出力は実際の受信信号サンプルと比較され、デルタメトリックが計算さ
れる。デルタメトリックは、受信信号サンプルおよび予測信号サンプル間の差を
二乗した大きさである。デルタメトリックが小さくなるほど、特定の最後のシン
ボルの可能性と現在の新しいシンボル仮定が伝送シンボルであったようである。
次にデルタメトリックは、その最後のシンボルの可能性の累積メトリックに追加
され、新しいメトリックは最後のシンボルの可能性に対応する位置の一時メトリ
ックエリアに保存される。そこで、各最後のシンボルの可能性が一個の新しいシ
ンボル仮定があるチャネルモデルを通して実行された後に、一時メトリックエリ
アは、新しいシンボル仮定の各最後のシンボルの可能性の新たに計算された一時
メトリックを保持する。次に最低の一時メトリックが選択される。最低一時メト
リックに対応する最後のシンボル可能性はその対応する経路履歴の最右端の位置
にシフトされる。次に新経路履歴および一時メトリックは、新シンボル仮定を有
する最後のシンボル可能性の累積メトリックおよび経路履歴に取って代わる。
【0057】 図8は、本発明による信号処理を示す機能ブロック図である。特に、図8は、
本発明による適応型伝送ビットレートから利益を得るためにセルラー端末でのシ
グナリング処理に必要とされる変調を示している。制約/非制約等化器335は
デインタリーバ・チャネル復号器340に接続されている。デインタリーバ・チ
ャネル復号器340は、信号メッセージ復号器404、スピーチ復号器406、
データ端末408に接続されている。制約/非制約等化器335、チャネル復号
器340、信号メッセージ復号器404、スピーチ復号器406、データ端末4
08は更に内部制御信号線によって互いに接続されている。無線信号の複素ベク
トル本質を保存するデジタル化受信サンプルは変調のため二重モード等化器33
5に供給される。二重モード等化器335は、ソフトП/4−DQPSK決定の
みを出力するために制御信号により抑制されるかまたは制約されないでソフト8
−PSKシンボルを出力する。ソフト情報は、ソフト8−PSKシンボルまたは
ソフトП/4−DQPSKシンボルのどちらかを受理するために制御信号により
適合されるデインタリーバ・チャネル復号器340に出力される。復号して、メ
ッセージがスピーチ、PACCHまたはデータであるかを求めた後に、復号メッ
セージはスピーチ復号器406、シグナリング復号器404またはユーザデータ
端末408のいずれかに転送される。より多くのビットをより高品質に音声を表
すために使用可能な場合で8−PSKを復号する場合に、スピーチ復号器406
は向上品質モードで作動するようにも制御される。同様に、8−PSKを使用し
てより高いビットレートでのユーザデータ受信または送信をするために、ユーザ
データ端末408は制御信号を受信してそれにより高いビットレートを使用させ
る。通常のD−AMPSモード間での等化器335、チャネル復号器340、ス
ピーチ復号器406を切り替える制御信号は、シグナリング復号器404による
ネットワークから信号メッセージを受信した結果である。したがって、シグナリ
ング復号器404は、8−PSKフォーマットへ切り替えるため、またはその逆
も同様にП/DQPSKフォーマットで伝送されるメッセージを受信できる必要
がある。
【0058】 FACCHのためのシグナリング復号器404は、П/4−DQPSKフォー
マットを使用するだけで送信されたメッセージを復号するようにデザインできる
。等化器335が8−PSKを復調するように設定してあっても、基地局ネット
ワークはП/4−DQPSKメッセージを送信でき、等化器335はそれを8−
PSKとして復号する。誤りが起こらなければ、等化器335は、各シンボル周
期について他の4個の8−PSKシンボルの1つと交互である可能性のある4個
の8−PSKシンボルの1個のみを出力する。しかしながら、誤りが起こると、
その他の8−PSKシンボルの1個が出力できる。FACCH復号器は、情報ビ
ットを仮定し、次に対応する符号化した転送ビットがどうであるかを求めるため
に復号プロセスのモデルを使用して動作する。復号器340のインタリーバは、
各ビットがどこで見つかるか、例えばどのTDMAバーストのどのシンボルかが
分かっている。このように、予測したビットは、そのシンボルについて等化器3
35により出力されたソフトシンボル決定およびシンボルが予測した極性のビッ
トまたは逆極性のビットを含むか否かについて計算された公算値と比較される。
公算値の計算において、等化器335がソフト8−PSKシンボルを出力すると
、第1タイプの計算が行われ、等化器がソフトП/4−DQPSKシンボルを出
力すると第2タイプの計算が行われる。また、この計算がチャネル復号器340
内に位置するかまたは等化器335内で実行するかは発明には重要ではなく、次
にそれはチャネル復号器340により直接使用可能な形式で、1個のシンボル当
たり3(または2)ビットのそれぞれについてソフト情報を直接出力する。以下
に説明したプロセスを使用して等化器335内の2または3構成ビットについて
、ソフトシンボル情報をソフト情報に翻訳する好ましいソリューションである。
【0059】 発明による制約/非制約等化器335のMLSEプロセッサは、4レベルまた
はQPSK変調の復調のため制約モードでおよび8レベルまたは8−PSK変調
を復調するため非制約モードで動作できる。これは、制約モードで動作するとき
に新しいシンボル仮定可能性の数および経路履歴の数を4に減少させ、非制約モ
ードで動作するときに8つの新しいシンボル仮定可能性と経路履歴を使用するこ
とで達成される。
【0060】 一部の状況では、オペレーションモードを非制約8レベル復調モードから制約
4レベル復調モードへ切り替えることが発明による適応等化器には必要である。
これらの状況は、一般的条件の劣化による8レベル変調から4レベル変調へ切り
替えることで受信器が8−PSK変調により使用されるより小さい移相間の識別
を行うのを防止する送信器または、8レベル変調性能の送信器を有する局から4
レベル変調性能のみを有する送信器のある局への通信をする交換機を備えている
。そのような状況は、一般的条件は8レベル変調の伝送を許可するが、4レベル
変調を使用して送信されるSYNCWORDなどの現在のタイムスロットについ
ての伝送の特定のフィールドに望ましい場合にも発生する。(これは、隣接する
タイムスロットのセルラー端末機器が4レベル復調性能のみを持っているが本タ
イムスロットのSYNCWORDにアクセスする必要がある場合に起こる。)
【0061】 図9は、本発明によるシーケンシャルMLSEプロセッサを示す機能ブロック
図である。図9は、メモリ452、チャネルモデル470、比較器475および
加算器480に接続したコントローラ450を示す。チャネルモデル470は、
さらに加算器480に接続された比較器475に接続されている。図9は図10
に更に詳細に示してあり、図9の動作は図10〜14に対応して説明する。図1
0は、本発明による動作モードを非制約モードから制約モードへ切り替えるML
SEプロセッサを使用する適応等化器を示す機能ブロック図である。図10は、
現在のメモリテーブルを表す専用エリア454有する記憶装置452と、一時メ
トリックエリア456と、新しいメモリテーブルを表すエリア458とを備える
MLSEプロセッサ445を示す。現在のメモリテーブル454は、最後のシン
ボル可能性エリア460と、累積メトリックエリア462と、チャネルモデルエ
リア464と、経路履歴エリア465とを含んでいる。最後のシンボル可能性エ
リア460は、8−PSK信号シンボル用に8行を有する列のフォーマットであ
る。最後のシンボル可能性エリア460の各行は単一の最後のシンボル可能性を
含んでいる。累積メトリックエリア462は、累積メトリックの数が最後のシン
ボル可能性の数に等しい列フォーマットでもあり、各累積メトリックは最後のシ
ンボル可能性エリア460の特定の最後のシンボル可能性に対応する。同様に、
チャネルモデルエリア464は、列フォーマットにあり、最後のシンボル可能性
エリア460の最後のシンボル可能性のそれぞれについてチャネルモデルパラメ
ータを保存する。経路履歴エリア465は、行の数が最後のシンボル可能性エリ
ア460の最後のシンボル可能性の数に等しい列フォーマットにもある。経路履
歴エリア465の各行は、最後のシンボル可能性エリア460の最後のシンボル
可能性に対応する。
【0062】 一時メトリックエリア456は、累積メトリックエリア462のようなレイア
ウトを有し、最後のシンボル可能性エリア460の各最後のシンボル可能性につ
いての算出一時的メトリックで構成する。
【0063】 新しいメモリテーブル458は、現在のメモリテーブル454の対応エリアと
同様のレイアウトを有する最後のシンボル可能性エリア466と、新メトリック
エリア467と、チャネルモデルエリア468と、経路履歴エリア469とを含
んでいる。
【0064】 MLSEプロセッサ450はさらに、最後のシンボル可能性エリア460およ
びチャネルモデルエリア464に接続したチャネルモデル470を有する。この
チャネルモデルは、加算器480に接続された比較器475に接続されている。
加算器480はさらに累積メトリックエリア462と一時メトリックエリア45
6に接続されている。加算器480と一時メトリックエリア456は、新メモリ
テーブル458に接続されたコントローラ450に接続されている。
【0065】 非制約モードから制約モードに動作モードを切り換える直前に、発明による適
応等化器は業界で公知の8−PSK適応等化器として非制約モードで動作する。
発明により制約モードに切り替えるために、チャネルモデル470に入る新シン
ボル仮定可能性は4つに限定される。最後のシンボル可能性エリア460からの
各最後のシンボル可能性は、対応するチャネルモデルエリア464パラメータと
1つの新しいシンボル仮定でチャネルモデル470を介して実行される。例を使
用して、これを説明する。
【0066】 最後のシンボル可能性エリア460の最後のシンボル可能性0は、新シンボル
仮定0でチャネルモデル464を介してチャネルモデルエリア464からの対応
チャネルモデルパラメータa(0)とb(0)で実行される。その結果は比較器
475に出力され実際の受信信号サンプルと比較される。デルタメトリックは加
算器480で計算される。このデルタメトリックは最後のシンボル可能性0に対
応する累積メトリックに加えられる。合計は、最後のシンボル可能性0に対応す
る位置で一時メトリックエリア456に保存される。次に、このプロセスは、新
シンボル仮定0の最後のシンボル可能性エリア460の残りの7つの最後のシン
ボル可能性について繰り返され、対応する一時メトリックが計算され、それぞれ
の最後のシンボル可能性について一時メトリックエリア456に保存される。次
に、コントローラ450は一時メトリックエリア456の各一時メトリックを比
較し、最小値の一時メトリックを選択する。ここで、最後のシンボル可能性4に
対応する一時メトリック8.4が選択される。次に、コントローラ450は、最
後のシンボル可能性4を経路履歴エリア465内のその対応経路履歴の最右端位
置へシフトして、新経路履歴を作成する。最後のシンボル可能性エリア460の
最後のシンボル可能性4に対応するこの新経路履歴および一時メトリックは、次
に最後のシンボル可能性エリア466の最後のシンボル可能性0に対応する新メ
モリテーブル458の経路履歴エリア469および新メトリックエリア467に
保存される。新チャネルモデルパラメータは計算され、最後のシンボル可能性エ
リア466の最後のシンボル可能性0に対応するチャネルモデルエリア468に
保存される。次に、このプロセスは新シンボル仮定1、3および2について繰り
返され、これにより新メモリテーブル458を完成する。次に、MLSEプロセ
ッサ445は、業界で公知なようにQPSK適応等化器として制約モードで適応
型均等化プロセスの処理を継続する。このように、新シンボル仮定の数は4に減
少され、発明の適応等化器が非制約8−PSKモードから制約QPSKモードへ
切り替わるようにする。
【0067】 図11は、本発明により制約モードから非制約モードに切り替えるMLSEプ
ロセッサを示す機能図である。図10に特定した構成部品に対応する図11の構
成部品は同じ識別を持ち、詳細な説明は繰り返さない。制約モードから非制約モ
ードへ切り替える必要性は、一般的条件が改善する状況で生じ、そこで受信器が
8−PSK変調により使用されたより小さい移相間で区別するようにし、または
4レベル変調性能がある送信器を持っている局から8レベル変調性能を持ってい
る局への通信を切り替えるようにする。制約モードから非制約モードへ切り替え
る前に、発明の適応等化器は、業界で現在知られているようにQPSK信号シン
ボルを適応的に均等化するために適した制約モードで動作する。
【0068】 本発明により制約モードから非制約モードに切り替えるために、チャネルモデ
ル470に入る新シンボル仮定可能性は8に増加される。最後のシンボル可能性
エリア460からの各最後のシンボル可能性は、対応するチャネルモデルエリア
464パラメータおよび単一新シンボル仮定でチャネルモデル470を介して実
行される。これを説明するために例が使用される。
【0069】 最後のシンボル可能性エリア460の最後のシンボル可能性0は、新シンボル
仮定0でチャネルモデル470を介して対応するチャネルモデルパラメータで実
行される。結果は、比較器475へ出力され、実際の受信信号サンプルと比較さ
れる。デルタメトリックは次に加算器480で計算される。このデルタメトリッ
クは、最後のシンボル可能性0に対応する累積メトリックエリア462の累積メ
トリックに加えられる。合計は、最後のシンボル可能性0に対応する一時メトリ
ックエリア456に保存される。このプロセスは次に、最後のシンボル可能性エ
リア460の残り3つの最後のシンボル可能性について繰り返され、対応する一
時メトリックが計算され、それぞれの最後のシンボル可能性について一時メトリ
ックエリア456に保存される。
【0070】 コントローラ450は次に、一時メトリックエリア456の各一時メトリック
を比較し、ここでは最後のシンボル可能性1に対応する一時メトリック6.2で
ある、最小値の一時メトリックを選択する。次にコントローラ450は、最後の
シンボル可能性1をその対応経路履歴の最右端位置へシフトして経路履歴エリア
465に新しい経路履歴を形成する。次にコントローラ450は、この経路履歴
および対応一時メトリックを最後のシンボル可能性エリア466の最後のシンボ
ル可能性0に対応する新メモリテーブル458の経路履歴エリア469および新
メトリックエリア467に保存する。新チャネルモデルパラメータは計算され、
最後のシンボル可能性エリア466の最後のシンボル可能性0に対応するチャネ
ルモデルエリア468に保存される。次に、このプロセスは、経路履歴エリア4
69について新経路履歴を、そしてメモリテーブル458について新メトリック
エリア467のメトリックを作成するために、新シンボル仮定1、5、4、6、
7、3、2について繰り返される。次に、MLSEプロセッサ445は、業界で
知られるように非制約8−PSK適応型均等化モードでの動作を継続する。この
ように、新シンボル仮定の数は8に拡大され、本発明により発明の適応等化器が
制約4レベルモードから非制約8レベルモードに切り替えるようにする。
【0071】 図12は、図10および11に対応して説明した発明のMLSEプロセスを使
用する受信器を示す機能ブロック図である。図12は、A/D変換器330に接
続した受信器ダウンコンバータ325に接続され、受信アンテナ320で構成さ
れた受信器500を示す。A/D変換器330は、コントローラ510を含む発
明の復調器335にさらに接続されている。復調器335は、誤り訂正復号器5
15および誤り訂正復号器520に接続されている。復調器335、誤り訂正復
号器515、誤り訂正復号器520はスイッチ525に接続されている。図12
の動作は図13および14に対応して説明する。
【0072】 図13は、QPSKおよび8−PSK変調の少なくとも1つを含む受信信号を
復調するために、セルラー電話システムのセルラー端末機器により実行されるス
テップを示すフローチャートである。図13は、QPSKまたは8−PSK変調
を含むことができる送信信号505が受信アンテナ320で受信されるステップ
530で開始する。次に、信号はフィルタにかけられ、受信器ダウンコンバータ
325によりダウンコンバートされ、A/D変換器330によりデジタル化され
る。次に、この方法はQPSKまたは8−PSK変調が受信信号内にあるか否か
を求めるステップ535へ続く。
【0073】 ステップ535が実行され、発明の変調器335は、非制約モードまたは制約
モードで動作するか否かを求めるため受信指示信号または所定伝送フォーマット
を使用する。
【0074】 適応等化器は、どのモードで動作すべきかを示す指示信号を受信できる。この
指示信号は、SYNCWORD、符号化デジタルボイスカラーコード(CDVC
C)または高速関連制御チャネルメッセージ(FACCH)内で符号化される。
現在、6つの利用可能なSYNCWORDが使用されている。指示信号をSYN
CWORDに符号化するために、セルラー電話システムは12のSYNCWOR
Dを使用でき、ここでオリジナルの6つのSYNCWORDは、QPSK信号シ
ンボルが何時復調されるかを示すことができ、新しい6つのSYNCWORDは
、復調される8−PSK信号シンボルの存在を示すために使用してもよい。ある
いは、使用した6つのオリジナルSYNCWORDの順序は、変調器が制約モー
ドまたは非制約モードで動作するか否かを示すこともできる。
【0075】 CDVCCは基地局に特有であるので、これは発明の適応等化器が制約または
非制約モードで動作するか否かを示す指示信号としても使用してもよい。例えば
、CDVCCは、適応等化器が制約モードから非制約モードに切り替わるときに
反転してもよい。あるいは、フラグビットは、適応等化器が非制約および制約モ
ード間で切り替えることを示唆するためにCDVCCで使用してもよい。さらに
、FACCHメッセージは、制約または非制約モードのどちらで発明の適応等化
器が動作するかを示すために使用してもよい。
【0076】 さらに、制御信号の形式での指示信号は、発明の適応等化器が制約または非制
約モードで動作するか否かを示す呼設定で送信することもできる。この状況で、
受信信号強度示唆(RSSI)は、制約または非制約モードのどちらが使用され
るかを示すために使用してもよい。例えば、RSSIがしきい値より高いか同じ
である場合、非制約モードによって利用されるより小さい移相間での区別に信号
が十分な強度があるので、非制約モードが使用される。しかしながら、RSSI
がしきい値より低い場合、情報を適切に送信するためにより大きい移相が必要と
されるので制約モードが使用される。さらに、セルラー端末機器の性能は、制約
または非制約モードを使用するか否かを示すために使用してもよい。例えば、そ
の他の局が4レベルの送信性能のみを持つ場合、呼設定での制御信号は変調器を
制約モードに設定する。しかしながら、8レベル送信性能が在る場合、復調器は
非制約モードに設定される。
【0077】 さらに、所定伝送フォーマットは、制約または非制約モードで動作するか否か
を発明の適応等化器に示すために使用してもよい。この所定伝送フォーマットは
、8−PSK変調を使用して送信されるタイムスロットの指定フィールドおよび
QPSK変調を使用するタイムスロットのその他のフィールドを含んでもよい。
例えば、ユーザトラヒックフィールドのみが8−PSK変調を使用して送信され
る場合にフォーマットが設定してもよい。他の全てのフィールドはQPSK変調
を使用する。この場合、発明の適応等化器は、ユーザトラヒックフィールドを復
調している時に非制約モードで、そしてSYNCWORD、CDVCCおよびス
ローアクセス制御チャネル(SACCH)などの、他の全てのフィールドについ
て制約モードで動作することが分かる。さらに、ユーザトラヒックフィールド内
では、FACCHメッセージがQPSK変調を使用して送信でき、音声データが
8−PSKを使用して送信できる場合、所定フォーマットが使用してもよい。
【0078】 ステップ535でQPSK変調があることが特定されると、方法はステップ5
40に進み、受信信号の可能レベルが4レベルのセットに限定され、次にステッ
プ545に進み、4レベルのどのレベルが存在するのかが特定される。ステップ
535の前に復調器335が非制約モードで動作していると、ステップ540お
よび545が図10に対応して説明したように実行される。しかしながら、復調
器が制約モードで作動していると、復調器335は制約モードで機能し続け、ス
テップ540および545は業界で公知なように実行される。次に、この方法は
ステップ550に進み、ソフトQPSKシンボルが復調器335によって生成さ
れる。次に、これらのソフトQPSKシンボルは、ステップ555に示すように
ソフトQPSK信号シンボル決定を復号するのに適した誤り訂正復号器520に
より復号される。次に、この方法はステップ530に戻る。
【0079】 ステップ535で8−PSK変調が信号中にあると特定されると、この方法は
ステップ560へと続いて、受信信号の可能なレベルが8に設定される。方法は
ステップ565へと続き、8つの可能レベルのどのレベルがあるかが特定される
。ステップ535の前に復調器335が制約モードで動作していると、ステップ
560および565が図11に対応して説明するように実行される。しかしなが
ら、復調器が非制約モードで動作していると、復調器335は非制約モードで機
能し続け、ステップ560および565は業界で公知のように実行される。次に
、方法はステップ570へと続いて、ソフト8−PSKシンボルが復調器335
によって生成される。次に、これらのソフト8−PSKシンボルが、ステップ5
75に示すように業界で公知なようにソフト8−PSK信号シンボル決定を復号
するために適した誤り訂正復号器515によって復号される。次に、方法はステ
ップ530に戻る。
【0080】 図12のコントローラ510は、更なる処理のために現在機能している誤り訂
正復号器の出力をセルラー端末機器の残りに接続する交換機525を制御する。
コントローラ510が復調器335内にあるのが示してあるが、復調器335か
ら独立して存在しても良い。さらに、コントローラ510の機能は、代わりとし
て、誤り訂正復号器515または誤り訂正復号器520のどちらか、またはセル
ラー端末機器に存在するその他のプロセッサにより実行できる。
【0081】 指示信号、制御信号または所定伝送フォーマットが使用されない場合は、コン
トローラ510は、QPSK変調または8−PSK変調が送信信号505に存在
するか否かを特定するために使用できる。これは図14に対応して示してある。
【0082】 図14は、発明の別の態様によりQPSKおよび8−PSK変調の少なくとも
1つを含む受信信号を復調するためにセルラー端末機器により実行されるステッ
プを示すフローチャートである。図14はステップ600で開始し、送信信号が
受信アンテナ320で受信される。この信号は、受信器ダウンコンバータ325
でダウンコンバートされ、A/D変換器330でデジタル化される。次に、方法
はステップ605へと続いて、受信信号はQPSK変調として復調器335によ
り復調される。次に、方法はステップ610へと続き、誤り訂正復号が誤り訂正
復号器520によりQPSKシンボルについて実施され、第1品質因子の値が求
められる。方法はステップ615も実行し、受信信号は、8−PSK変調として
復調器335により復調され、またステップ620を実行して、誤り訂正復調が
8−PSKシンボルについて誤り訂正復号器515により実行され、第2品質因
子の値が求められる。ステップ605の前に変調器335が非制約モードで動作
している場合、復調器335は図10に対応して説明するように制約モードに切
り替わる。ステップ615の前に復調器335が制約モードで動作している場合
、復調器335は図11に対応して説明するように非制約モードに切り替わる。
ステップ605および610は、ステップ615および620と同時あるいはほ
ぼ同時に実行される。あるいは、ステップ605および610は、ステップ61
5および620に連続するかまたはその前に実行できる。第1および第2品質因
子の値は、誤り訂正復号プロセスで使用されるMLSEプロセスから生成される
メトリックを使用して求められる。復調器335は、上記図10および11で説
明したように発明のMLSEプロセッサ445を使用して適応等化器を使用する
【0083】 次に、方法はステップ625へと続き、第1及び第2品質因子がQPSK変調
が存在するかどうかを示すか否かをコントローラ510により求められる。QP
SK変調が存在することが示されると、復調器335は、ステップ630に示す
ように制約QPSK変調として受信信号を復調する。方法はステップ635へと
続き、誤り訂正復調は誤り訂正復号器520によりQPSKシンボルについて行
われる。次に、方法はステップ640へと続き、QPSK変調として復調された
シンボルの誤り率が求められる。この誤り率は、業界で知られているように、ビ
ット誤り率または巡回冗長検査(CRC)を使用して求められる。ステップ64
5では、誤り率がしきい値よりも大きいか否かが求められる。誤り率がしきい値
よりも大きくない場合は、方法はステップ630へ戻る。しかしながら、誤り率
がしきい値よりも大きい場合は、方法はステップ600へ戻る。
【0084】 ステップ625で、QPSKシンボルが存在しないことが特定されると、方法
はステップ650へと続いて、受信信号が8−PSK変調として復調器335に
より復調される。次に、方法はステップ655へと続いて、誤り訂正復号が8−
PSKシンボルについて誤り訂正復号器515により行われる。ステップ660
では、8−PSK変調として復調されたシンボルの誤り率が求められる。この誤
り率は、この図に関して上記したように計算できる。ステップ665では、誤り
率がしきい値よりも大きいか否かが求められる。誤り率がしきい値よりも大きく
ない場合は、方法はステップ650へ戻る。しかしながら、誤り率がしきい値よ
りも大きい場合は、方法はステップ600へ戻る。
【0085】 発明の別の態様では、誤り訂正復号器が4レベル信号シンボルおよび8レベル
信号シンボル両方の復調のために設けられている。一部の送信器は4レベル変調
性能を持ち、その他は8レベル変調性能を持っている。さらに、一部の送信器は
4レベルおよび8レベル変調両方を使用する送信のための性能を持っている。受
信器が、4レベルおよび8レベル変調両方を復調するのに適した適応等化器を持
たない場合は、8レベル変調を復調するために適した復調器にはここに説明した
発明の誤り訂正復号器を備えることが出来る。こうした組み合わせは、図10に
関して上記した発明の非制約/制約復調器を使用する受信器と同じ利点を受信器
にもたらしている。
【0086】 セルラー端末機器は順方向誤り訂正を加え、送信誤りの防止に役立てるために
変調および送信の前にデータシンボルのシーケンスは誤り符号化およびインタリ
ーブされる。これを達成するために、誤り訂正符号器は、限られた数のシンボル
nを保持するシフトレジスタを備えることが出来る。次に、誤り符号器は特定の
シンボルシーケンスをシフトレジスタnにシフトする。この特定の信号シーケン
スは、パリティビットとして公知のビットのBOOLEAN組み合わせを生成す
るために組合せ論理ネットワークで処理される。レート1/2コードの場合では
、特定のシンボルシーケンスは次に、第2パリティビットを生成するために第2
組合せ論理ネットワークで処理される。次に、これらのパリティビットはインタ
リーブされ、変調シンボルを形成するためにグループ化され、変調され、送信さ
れる。
【0087】 シンボルが受信および復調された後で、受信信号の送信誤りを訂正するために
パリティビットにより与えられた冗長度を使用して、シンボルのそれぞれのビッ
トはデインタリーブ(アンパック)され、誤り訂正復号器により処理される。
【0088】 好ましくは、復調器はシンボルを復調し、MLSEメトリックを使用して、各
8−PSKシンボルの3ビット各々についてビット毎のソフト情報を求める。こ
こで教示したように、2または3ビットグループの4または8シグナリングレベ
ルへの特定の配分により、QPSKシンボルが8−PSK復調器により復調され
ると、復調ビットの3のうちの2が、同じ信号を受信するQPSK復調器により
復調される2ビットに対応し、所定極性を持つ各ビットのログ見込みに関係する
ソフト情報により表される。
【0089】 誤り訂正符号化ビットストリームが2ビット(例えば、4レベル)シンボルに
変調されると、ビットペアの第1グルーピングが第1決定インターリービングパ
ターンに従って使用される。例えば、第1および第65符号化ビットは、TDM
Aバーストなどの、送信シンボルのブロックに送信シンボル番号15を形成する
ために組み合わされる。これは単なる例であり、インターリービングテーブルは
同じインターリービングテーブルが送信器および受信器両方で使用される限り、
各送信シンボルを生成するために組み合わされるビットのどのペアも特定できる
【0090】 一方、誤り訂正符号化ビットストリームが3ビット(例えば、8レベル)シン
ボルに変調されると、各シンボルを規定するためにビットの第2グルーピングを
3重に規定するために第2インターリービングテーブルが使用される。例えば、
ビット1,49および97は、送信8−PSKシンボル番号19を限定するため
に組み合わせることが出来る。
【0091】 4レベル変調および第1インターリービングテーブルまたは8レベル変調およ
び第2インターリービングテーブルのどちらかを使用して誤り訂正符号化および
転送済のデータ用の受信器は、符号化およびインタリービングプロセス両方のコ
ピーを使用する。情報ビットシーケンスを仮定するためにMSLEを使用する第
1誤り訂正復号器は、送信されて変調シンボルのビットが置かれた符号化ビット
値を求めるために、第1符号化およびインタリービングプロセスのコピーを使用
する。次に、これらのシンボルのこれらのビットについてのソフト情報は、4レ
ベル変調が使用されたとの仮定のもとに最もありそうな送信情報シーケンスを求
めるために、復調値から抽出され第1誤り訂正復号器のためメトリックを生成す
るために使用される。
【0092】 また、情報ビットシーケンスを仮定するためにMSLEを使用する第2誤り訂
正復号器は、第2符号化およびインタリービングプロセスのコピーを使用して符
号化ビット値を求め、それらが8レベル変調シンボルの3ビットのどれに置かれ
たのかを求める。次に、これらの復調ビットのソフト情報は、8レベル変調が使
用されたとの想定のもとに最もありそうな送信情報シーケンスを求めるために、
第2誤り訂正復号器についてメトリックを生成するために使用される。
【0093】 必然的に、変調およびインターリービングに関する間違った想定をする復号器
は、受信シンボルおよびビットを正しく予測することはあまりできず復号中によ
り高いメトリック値を必要とする。その結果、より低いメトリック値を達成する
復号器は、正しい変調仮定をしやすい。取り入れた’003号特許に述べられて
いるように、最も確実な決定を得るために、比較の前に2つの復号器のメトリッ
クをスケーリングすることが必要である。QPSKが送信されたときにQPSK
として復号する、8−PSKが送信されたときにQPSKとして復号する、QP
SKが送信されたときに8−PSKとして復号する、および8−PSKが送信さ
れたときに8−PSKとして復号する4つの場合についてメトリックの分配を求
めるために、システムをオフラインでコンピュータシミュレーションすることで
スケーリングを求めることができる。
【0094】 QPSKおよび8−PSK復号のためのメトリック分布は、送信されたQPS
Kの第1の二次元分布に、そして送信された8−PSKの第2の二次元分布に組
み込むことが出来る。次に、2つの分布を最良分離する線が引かれて、二次元の
平面を2つの区域に分け、その1つはQPSKが送信されたことを決定すること
に対応し、別の区域は8−PSKが送信されたことを決定することに対応する。
次に、第1および第2の誤り訂正復号器からのメトリック値のペアが使用可能で
ある場合、それらが存在する区域を求めることができ、最も可能性のある変調に
ついて決定が下される。
【0095】 取り入れた’003号特許にも記載されているように、情報の全ブロックを最
後まで復号する前に確実な決定をすることが可能である。十分に確実な決定を早
く下すことができることをシミュレーションが示す場合は、部分的復号の後にメ
トリックを比較することが可能である。1つの復号器の結果を信じて決定を下し
た後に、他の復号器は処理リソースを節約するために終了できる。それぞれの新
しいビットが復号された後にメトリックを比較することも可能であり、メトリッ
クの違いが1つの復号器に有利なように十分な強さであれば決定が下される。次
に、不利益な復号器は、処理リソースを節約するために早く終了できる。しかし
ながら、処理リソースを節約する必要がない場合は、両復号器は実行して完了す
ることができ、周期冗長検査などの復号検査またはその他の誤り検出コードを使
用してどの復号器を信用するかを求めることができる。両方の誤り検出チェック
が何の誤りも示さないまれな場合においてのみ、メトリック値は最終的なアービ
トレーションのために比較する必要がある。
【0096】 図15は、8−PSKが送信されたという仮定で誤り訂正復号器700を示す
。誤り訂正復号器700は符号器770のコピーおよび加算器780に接続した
メモリ705を備えている。符号器770のコピーはさらに、結合器775に接
続したインタリーバ771のコピーに接続されている。結合器775は復調情報
メモリ715および加算器780に接続されている。メモリ705は、経路履歴
エリア708と、現状エリア710と、メトリックエリア712とを備えている
。復調情報メモリは、ブロック(i−1)720、ブロック(i)725および
ブロック(i+1)730を含む、情報の複数のブロックで構成する。ブロック
(i−1)720、ブロック(i)725およびブロック(i+1)730のラ
ベルの連続的なソフト復調シンボル値のブロックで構成する復調情報メモリ71
5は、3倍値のセットを含み、各3倍値は8−PSKとして復調されたシンボル
であり、次に、示唆された符号極性を持つ各ビットの見込みを代表するビットご
とのソフト値に変換される。例えば、−0.8の値は、ビット極性が負である0
.8の見込みを示し、一方0.5はビット極性が正である0.5の見込みを示す
。これらの見込み値は、符号化ビットが「0」である確率に対する符号化ビット
が「1」である確率の比のアルゴリズムに等しいのが好ましい。負の値は、復調
器上にあるゼロの確率が「1」の確率よりも大きいことを示し、正の値はその逆
を示している。
【0097】 メモリ705は復号器700の現状を維持し、この例の場合、前に仮定された
6つの連続ビットの連続である多くの「現状」710で構成する。これらの6ビ
ットは1つの新しいビット仮定のBo714と共に、「拘束長7」畳み込み符号
器である符号器770のコピーに7ビット入力を形成する。符号器770は、そ
れに提示される7ビットすべてのパターンに2つのパリティビットを生成するの
で、「レート1/2」畳込み符号器である。
【0098】 現状710と新しいビット仮定Bo714の特定の選択のためのパリティビッ
トが、復調データのどのビットとそれらが比較されるべきであるかを求めるため
にインタリーバ771のコピーと共に使用される。図15では、インタリーバ7
71は、第1パリティビットが送信器によってブロック(i−1)720の第5
シンボルの第3ビットに置かれたと判断し、そのソフト値はこのように復調情報
メモリ715から抽出され、結合器775に与えられる。結合器775はパリテ
ィビット極性をソフト情報極性と組み合わせて、極性が一致しない場合は負の値
を得て、一致する場合は正の値を得る。次に、合成値は、選択した現状に関連し
たメモリ705から先のメトリックに加えられる。
【0099】 同様に、第2パリティビットは、インタリーバ771によりブロック(i+1
)730の第8シンボルの第1ビット位置に置いたのが求められるので、第2値
を得るために、ソフト値は復調情報シンボル715から抽出され、従来と同様に
結合器775における第2パリティビットと結合される。これは、後継状態のメ
トリックについての2つの可能な候補の一つである新しいメトリック値を与える
加算器780に加えられる。その他の候補値は、その最左端ビット位置でのみ異
なる現状710を選択することでプロセスを繰り返すことで得られる。例えば、
第1選択状態が000011の場合、第2選択状態は100011であり、二つ
の候補メトリックのどちらが最大であるかが次に求められる。それが選択状態0
00011を使用して得られたメトリックであれば、候補メトリックは、後任状
態番号00011(Bo)の新しいメトリックとなり、「0」は選択状態に関連
した経路履歴708の最右端位置に移行され、新しい1ビット拡張経路履歴とし
て1110001110を生成する。一方、選択状態100011が最大の新候
補メトリック値を生成すると、その新しいメトリック値は後任状態00011(
Bo)のメトリックになり、「1」が選択状態100011に関連した経路履歴
708の最右端位置に移行され、後任状態のための経路履歴708を生成する。
上記プロセスが、最初にBo=0を使用し、次にBo=1を使用して繰り返され
ると、2つの前の状態000011と100011に取って代わる000110
と000111の番号の2つの後任状態が得られる。選択現状のすべてのペアに
ついて繰り返して上記と同じ数の後任状態を生成する。次に、その次の反復が進
行して、その次の2つのパリティビット位置についてインタリーバ771によっ
て示されるように、復調ソフト情報メモリ715からのソフト値の他のペアを処
理する。
【0100】 関連インタリーバが、シンボルの可能なビット位置の3つ全てである第1ブロ
ック720のビット位置1と、第2ブロック725のビット位置2と、第3ブロ
ック730のビット位置3とにビットを置いたので、上記説明は8−PSK仮定
に適用する。QPSK仮定についての対応復号器は、2ビットのQPSKに対応
する3つの8−PSKソフト値の2ビット位置にビットを置いただけのインタリ
ーバを使用する。その場合の第3ビットはインタリーバにより選択されることは
ない。メモリ705および復調情報メモリ715は別々のメモリとして示されて
いるが、この2つは1つのメモリに組み合わせることができる。
【0101】 QPSKよりもさらに50%多くのビットを送信できる、8−PSKの1つの
アプリケーションは、より高いビットレートを使用して音声を符号化するスピー
チコーダを使用できるようにするもので、QPSKを使用するIS54などの従
来のセルラーシステムより高い品質を付与する。IS54は、誤り事象を消散す
るために2つの連続QPSKバーストにわたって1つの符号化スピーチフレーム
をインタリーブする。より大きいインターリービングはより大きな遅延を犠牲に
してより良い誤り消散をもたらす。これは優れたトレードオフであり、8−PS
Kで使用するためにインターリービングパターンにとっての1つの可能性は、符
号化スピーチフレーム番号(i−1)を送信するために、バースト(i−1)に
各PSKシンボルのビット1を、バースト(i)にプラスビット2を、バースト
(i+1)にプラスビット3を配分して、3−バースト対角線インターリービン
グパターンを構成することである。
【0102】 同時に譲渡されるデントの米国特許第5,673,291号では、復調を改良
しインターリービングする上記方法により送信されるデータを復号する方法が開
示され、TDMAバーストの1シンボル当たりの少なくとも1つのビットはスピ
ーチ又はデータの先に復号したフレームに属している。上記特許は参考にここに
取り入れられている。前のフレームを復号し、CRCチェックなどの正しい復号
の表示を得て、TDMAバーストは、既知のビット値で置き換えたられた1シン
ボル当たりの既復号1ビットで再度復調され、2の要素によって復号されるシン
ボルの残りの部分の不確実性を効果的に低減する。例えば、シンボルが8−PS
Kであっても、特定のシンボルの1ビットが先のフレームを復号した結果として
今分かっていると、これらのシンボルはQPSKシンボルとして今復調される。
もう一つのフレームをうまく復号した後、特定のシンボルの2ビットが分かって
いれば、これらのシンボルは2−PSKシンボルとして再復調できる。コンステ
レーションサイズの縮小で最大の利点を得るために、後者の場合の残る2つの可
能性は理想的には正反対のシンボルである。しかしながら、図4bのコンステレ
ーションは、最右端の2ビットが135°離れていることの定義後に、残る2個
のシンボルとしてこの特徴を持っていない。同様に、シンボルの1ビットがすで
に求められている場合、残る4つの可能性はQPSKコンステレーション、すな
わち90°離れているもの、を形成するのが理想的である。しかしながら、最右
端ビットを定義した後の4つの残る可能性が90°の代わりに45°と135°
で交互に分離されるので、図4bのコンステレーションはこの特性を持っていな
い。上記取り入れ’291号特許は、前のフレームが正しく復号せず、その後の
フレームが正しく復号する場合、次に正しく復号されたフレームのビットを含む
TDMAバーストは、既知の値として各シンボルの正しく復号されたビットを使
用して再復調できることを開示した。そのような「マルチパス」復号化から最大
の利点を得るために、前のフレームのビットを含む残りのコンステレーションポ
イントは、ちょうど正しく復号した各シンボルの3ビットの1つの代わりに固定
値を用いた後に、QPSKコンステレーションを形成するのが理想的である。そ
こで、対角線インターリービングと共にマルチパス復号が使用される場合、図4
bのグレー符号化特性の正反対を持っているコンステレーションは最適である、
すなわち隣接コンステレーションポイントは最大数の異なるビットを持っている
【0103】 IS54は、緊急高速関連制御チャネルメッセージ(FACCH)を送信する
ためにスピーチフレームを間引くことが時には必要である。FACCHメッセー
ジは符号化前は65ビットで構成するのみであるので、260ビットを得るため
にIS54でレート1/4コードを使用して符号化され、それは1つのTDMA
スロットのスピーチビットの130およびその次のTDMAフレームの同じスロ
ットのスピーチフレームの別の130ビットに置き換わるものである。8−PS
Kを使用して、1フレーム当たりの情報シンボル数は130として残るのが好ま
しいが、それぞれは今3ビットの情報を搬送し、符号化スピーチを搬送するため
20mSTDMAフレーム当たり390ビットを使用可能にする。高いスピーチ
品質をもたらす1つの第2スピーチ符号器当たり13キロビットが使用でき、レ
ート3分の2コードを使用して符号化して19.5キロビット/秒を付与するこ
とができ、これは利用可能な20mS当たり390ビットを満たすものである。
レート3分の2誤り訂正コードは好ましくは穴あき畳み込み符号であり、平均で
レート3分の2と現れるが、一層重要なスピーチビットにもっと低いレート、す
なわちもっと多くの誤り保護符号化を提供し、重要度の低いスピーチビットにも
っと高いレートコード、すなわちもっと低い誤り保護を提供している。
【0104】 FACCHデータで置き換えるために8−PSKスピーチフレームを間引く1
つの方法は、レート6分の1コードを使用して65FACCHビットを390ビ
ットに符号化もすることである。次に’003号特許の発明は、所定フレームが
レート3分の2符号化スピーチまたはレート6分の1符号化FACCHであるか
を特定するために適用できる。あるいは、3フレーム対角線インターリービング
が利用されるときにスピーチフレームが省略されると、これはそれぞれが省略フ
レームの1シンボル当たり1ビットを含んだ3つのフレームが、1シンボル当た
り2ビット、すなわち、代わりにQPSKを使用できるようにする。今FACC
Hを挿入するために、余分なビットを提供するために8−PSKシンボルに変換
される現在のQPSKシンボルのすべてを必ずしも必要としない。例えば、1フ
レーム当たり130シンボルの半分が8−PSKシンボルに変換されると、3つ
の連続フレームの各々に65ビットを与え、レート1/3符号化を使用して65
FACCHビットを収容できる。本発明はフレームの検出に特に有用であり、一
部のシンボルが、それらのそれぞれの方法で符号化されたスピーチとFACCH
データとの混った物を搬送する8−PSKシンボル、あるいは高品質符号化スピ
ーチを搬送する8−PSKシンボルまたは通常品質の符号化スピーチを搬送する
QPSKシンボルである。
【0105】 図16は、発明の誤り訂正復号器を使用するセルラー受信器を示す機能ブロッ
ク図である。セルラー受信器800は、受信器ダウンコンバータ325に接続さ
れた受信アンテナ320で構成する。さらに、受信器ダウンコンバータ325は
、8−PSK復調器840に更に接続されるA/D変換器330に接続されてい
る。次に、8−PSK復調器840は誤り訂正復号器340に接続されている。
発明の誤り訂正復号器340を有する受信器の動作は、図17、18および19
に対応して説明される。
【0106】 図17は、発明にしたがって4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボ
ルの少なくとも1つを含む受信信号を復号しつつ、発明の誤り訂正復号器340
により実行されるステップを示すフローチャートである。方法は、送信信号80
2が受信アンテナ320により受信されるステップ900で開始する。送信信号
802は、送信信号802がダウンコンバートされる受信器ダウンコンバータ3
25に入る。次に、ダウンコンバートした信号は、A/D変換器330によりデ
ジタル化される。次に、方法は、伝送路で加えられたISIを補償するために8
−PSK変調の復調に適した8−PSK適応等化器でもよい復調器840を使用
する信号を復調してステップ910に続く。8−PSK復調器840はビタービ
アルゴリズムとして一般に知られているMLSEプロセスを一般に適用する。8
−PSK復調器840は、発明の誤り訂正復号器340にソフト決定を出力する
のが好ましい。
【0107】 方法はステップ920へ続いて、誤り訂正復号器340がQPSKシンボルと
して8−PSK復調器840からのソフトシンボル情報を復号し、第1品質因子
を求める。誤り訂正復号器340がステップ920の前に非制約モードで動作し
ていると、図15に対応して上記したように、QPSKの2ビットに対応する3
−PSKソフト値の2ビット位置にビットを置くのみのインタリーバを使用して
誤り訂正復号器が制約モードに切り替わる。方法はステップ930へと続いて、
誤り訂正復号器340が8−PSK信号シンボルとしてソフトシンボル情報を復
号し、第2品質因子を求める。誤り訂正復号器340はステップ930の前に制
約モードで動作しているので、図15に対応して上記したように非制約モードで
動作する必要がある。これらの第1および第2品質因子は、図14に対応して上
記した品質因子に類似する。第1および第2品質因子は、誤り訂正復号器340
により実行したMLSEプロセス中に生成したメトリックから求めることが出来
る。
【0108】 方法はステップ940へと続いて、受信変調が第1および第2品質因子から求
められる。ステップ950で受信変調がQPSKであると、方法はステップ96
0へと続いて、ソフト情報がQPSKシンボルとして復号される。しかしながら
、受信変調が8−PSKであることが求められると、ソフト情報は8−PSKシ
ンボルとして復号される。このように、誤り訂正復号器340はQPSKおよび
8−PSK変調の両方を含む受信信号を復号できる。
【0109】 図18は、誤り訂正復号器340の動作モードの選択を示す機能ブロック図で
ある。図18は、8−PSK変調が受信されたとの想定のもとに復号するための
誤り訂正復号器340aおよびQPSK変調が受信されたとの想定のもとに復号
するための誤り訂正復号器340bにより表される誤り訂正復号器340に接続
した8−PSK復調器840を示す。誤り訂正復号器340aおよび誤り訂正復
号器340bはどちらもセレクタ344およびメトリック比較器342に接続さ
れる。メトリック比較器342はさらにセレクタ344に接続される。
【0110】 動作中に、受信複合サンプルは、復号器340aおよび復号器340bに対し
ビット毎のソフト決定情報を与える8−PSK復調器840により受信される。
復号器340aは、8−PSK変調が受信されたとの想定のもとにデインタリー
バ方式を使用する第1デインタリーバを備えている。復号器340bは、QPS
K変調が受信されたとの想定のもとに第2デインタリーバ方式を使用する第2デ
インタリーバを備えている。メトリックは、誤り訂正復号器348のために生成
され、8−PSK変調が受信されメトリック比較器342に送られたとの想定の
もとに動作する。同様に、QPSKメトリックは、誤り訂正復号器340bによ
って生成され、QPSK変調が受信されメトリック比較器342に送られたとの
想定の基に動作する。メトリック比較器342は、8−PSKメトリックとQP
SKメトリックとを比較し、8−PSKまたはQPSK変調が受信信号に存在す
るか否かを求める。8−PSK変調が存在するとメトリック比較器342が判断
すると、メトリック比較器342は、更なる処理のために誤り訂正復号器340
aから復号データを選択することをセレクタ344に指示する。しかしながら、
QPSK変調が受信信号に存在するとメトリック比較器342が判断すると、メ
トリック比較器342は、更なる処理のために、誤り訂正復号器340bの復号
データを出力することをセレクタ344に指示する。メトリック比較器342は
、上記図15に対応して説明したように、生成したメトリックからこの決定をす
ることができる。
【0111】 誤り訂正復号器340は、図15で説明したようにMLSEプロセッサを使用
する。さらに、上記のように、図17で説明した方法を実行する場合、QPSK
または8−PSK信号シンボルが最初の25%の復号および切り替え動作モード
中に存在するか否かを誤り訂正復号器340が求めることができるので、両復号
方法を使用して信号を完全に復号しないことで時間とバッテリ出力を節約するこ
とができる。図14のステップ640、645、660、665に示すのと同様
の方法で、誤り訂正復号器340は精度の評価もでき、復号方法が正確でないこ
とが分かると、方法はステップ900に戻る。
【0112】 図19は、4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少なくとも1
つを含む受信信号を復号するために発明の誤り訂正復号器により実行したステッ
プを示すフローチャートである。方法はステップ1000で開始し、送信信号8
02が受信アンテナ320により受信される。信号はダウンコンバートされ、受
信器ダウンコンバータ325およびA/D変換器330それぞれによりデジタル
信号に変換される。方法はステップ1010へと続いて、業界で公知であるよう
に復調器840により受信信号は8レベル変調として復調され、次に方法はステ
ップ1020へと継続して、誤り訂正復号器340はQPSKシンボルが存在す
るか否かを求める。誤り訂正復号器340は、図13に対応した上記説明と同様
の方法で非制約または制約動作モードで動作するか否かを求めるために、送信信
号内の指示信号、呼設定での制御信号または所定伝送フォーマットを使用できる
【0113】 QPSKシンボルが存在すると判断されると、方法はステップ1030へと続
いて、復調受信信号についての信号シンボル可能性は4に設定される。次に、方
法はステップ1040へと続いて、4つの可能性のセットのうちのどの信号シン
ボルが存在するかが求められる。誤り訂正復号器340が、ステップ1030お
よび1040を実行するの前に非制約モードで動作している場合、誤り訂正復号
器340は、上記図15に対応して説明したようにQPSKの2ビットに対応す
る3−PSKソフト値の2ビット位置にビットを置くだけのインタリーバを使用
する。ステップ1050では、方法は、ステップ1040での決定からハード信
号シンボル決定することで継続する。次に、方法はステップ1000へ戻る。ハ
ード信号シンボル決定は、システムおよびそのユーザについて例えば、スピーチ
、データおよびシグナリング情報を提供するためにシステムによりさらに処理さ
れる。
【0114】 しかしながら、QPSK信号シンボルがステップ1020に存在しないと判断
されると、方法はステップ1060へと続いて、誤り訂正復号器340は、復調
受信信号の可能な信号シンボルを8個のセットに設定する。次に、方法はステッ
プ1070へ続いて、8個の可能性のセットのどの信号シンボルが存在するかを
求める。誤り訂正復号器340が、ステップ1060および1070を実行する
前に制約モードで動作している場合、上記図15に対応して説明したように、誤
り訂正復号器340は、8−PSKを復号するために非制約モードで動作する必
要がある。次に、方法は、ステップ1070の決定に基づいて、ハード信号シン
ボル決定することでステップ1080へ続く。次に、方法はステップ1000へ
戻る。
【0115】 8レベル変調を生成するために、4レベル信号シンボルが8レベル復調器によ
り展開され送信される状況では、発明の誤り訂正復号器340は8レベル信号シ
ンボルとして受信情報を復号し、ハードシンボル決定を作成するときに第3ビッ
トを除去/無視できる。このように、発明の誤り訂正復号器は、元々、展開され
送信される4レベルシンボルシーケンスを表す4レベルハード信号シンボル決定
を作成できる。
【0116】 上記のように、4レベル信号シンボルは、QPSK信号シンボルでもよいが、
それに限定する必要はない。4レベル信号シンボルはDQPSKおよびП/4−
DQPSK信号シンボルまたはそのいずれの組合せも含むことが出来る。さらに
、8レベル信号シンボルは、8−PSK信号シンボルに限定される必要はない。
8レベル信号シンボルは、8−DPSKおよびП/8−DPSK信号シンボルま
たはそのいずれの組合せも含むことが出来る。更に、発明の変調器、制約/非制
約復調器、および制約/非制約誤り訂正復号器は、時分割多元接続セルラ電話シ
ステムに関連して説明したが、コード分割多元接続セルラ電話システムにも同様
に適用可能である。
【0117】 さらに、発明の制約/非制約復調器が4レベルおよび8レベル信号シンボル両
方を処理できるようにする経路履歴の数および新しいシンボル仮定の数を切り替
える概念、およびQPSKの2ビットに対応する3−PSKソフト値の2ビット
位置にビットを置くだけのインタリーバを使用する概念は、デコジュレータ(d
ecodulator)にも同様に適用でき、変調器のMLSEプロセッサで使
用された経路履歴および新しいシンボル仮定の数およびインタリーバは、ここに
説明したのと同じ方法で変更される。
【0118】 そこで、4レベルおよび8レベル信号シンボルの送信、受信および処理のため
の方法およびシステムが提供されている。発明の変調器は8レベル変調器を使用
して4レベル信号シンボルを変調するために提供される。さらに、この発明の変
調器は8レベル変調器を使用して4レベル変調を生成でき、4レベル変調は変調
した展開4レベルシンボルシーケンスを表す。この発明の変調器は、セルラーシ
ステムにより対応できるユーザの数を削減することなく、改良通話品質をもたら
す低いスピーチ圧縮かまたはデータ通信システムの品質を向上する高いビットレ
ートを可能にする。さらに、4レベルおよび8レベル信号シンボルの両方を変調
するために1つだけの変調器が必要であるので、セルラー端末機器の寸法並びに
セルラーシステムの生産コストが低減される。
【0119】 さらに、4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボル両方を復調できる
制約/非制約変調器が提供される。さらに、4レベルおよび8レベル信号シンボ
ルを両方を含む復調信号を復号することもできる誤り訂正復号器が提供される。
これらの発明の復調器および誤り訂正復号器は、一部のセルラー端末機器がQP
SK変調性能のみを持ち、他の局が8−PSK性能を持っている状況で有用であ
る。発明の変調器および誤り訂正復号器は、両方と通信できる優れた利点を持っ
ている。さらに、多重復調器および誤り訂正復号器は、4レベルおよび8レベル
信号シンボル両方を処理することを必要とされないので、セルラー端末機器は低
減部品サイズおよびコストで製造できる。
【0120】 現在の特定の態様が説明および例証されているが、当業者により変更が行える
ので発明はそれに限定されるものではない。本願は、ここに開示および請求した
基本的な発明の精神および範囲に入るあらゆる変更も考察したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術の双方向無線機を示す機能ブロック図。
【図2】 デジタル信号処理機能を示す機能ブロック図。
【図3】 本発明に係る受信器と通信する送信器の一般的ブロック図。
【図4a】 QPSKコンステレーション上のシンボルの配分を示し、П/4DQPSK変
調が利用されるQPSKコンステレーションの漸進的回転を示す図。
【図4b】 8−PSKコンステレーション上のシンボルの配分を示し、П/48−PSK
変調が本発明により利用される時の8−PSKコンステレーションの漸進的回転
を実証する図。
【図5】 П/4−DQPSKおよび8−PSKコンステレーションの許容シンボル変遷
を示す図。
【図6】 本発明の一態様による8レベル変調器を使用する4レベル信号シンボルの送信
を示すフローチャート。
【図7a】 先行技術のIS54ダウンリンクバーストフォーマットを示す図。
【図7b】 本発明の一態様による増加伝送速度の変更バーストフォーマットを示す図。
【図8】 本発明による信号処理を示す機能ブロック図。
【図9】 本発明による逐次MLSEプロセッサを示す機能ブロック図。
【図10】 本発明による非制約モードから制約モードへ切り替えるMLSEプロセッサを
示す図。
【図11】 本発明による制約モードから非制約モードへ切り替えるMLSEプロセッサを
示す図。
【図12】 本発明の一態様による非制約/制約復調器を備えたセルラー端末機器を示す機
能ブロック図。
【図13】 本発明の一態様による4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含
む受信信号の復調を示すフローチャート。
【図14】 本発明の一態様による4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含
む受信信号の復調を示すフローチャート。
【図15】 本発明による4レベルおよび8レベル信号シンボルを復号するための誤り訂正
復号器を示す図。
【図16】 本発明の一態様による自由/制約誤り訂正復号器を備えたセルラー端末機器を
示す機能ブロック図。
【図17】 本発明の一態様による4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少
なくとも1つを含む受信信号の復号を示すフローチャート。
【図18】 本発明の一態様による4レベル/8レベル誤り訂正復号器を示す機能ブロック
図。
【図19】 本発明の一態様による4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少
なくとも1つを含む受信信号の復号を示すフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5J065 AC02 AD04 AG05 AG06 AH23 5K004 AA01 AA05 BA02 BB05 FA05 FA06 FD05 【要約の続き】 ルを復号するためにシンボルの可能なビット位置の3つ すべてにビットを置くインタリーバを使用してこれを達 成する。

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8レベル変調器を使用して4レベル信号シンボルを変調する
    方法であって、 それぞれが2ビットの情報を含んでいる変調される4レベル信号シンボルを受
    信し、 前記4レベル信号シンボルを、それぞれが3ビットの情報を含んでいる8レベ
    ル信号シンボルに展開し、 前記8レベル信号シンボルを変調する、 構成である前記方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、前記4レベル信号シンボルを
    8レベル信号シンボルに展開する前記ステップが、各4レベル信号シンボルにつ
    いて第3ビットを生成し、前記第3ビットを前記2ビットの情報に追加すること
    を有する前記方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法であって、前記第3ビットが前記2ビッ
    トの排他的論理和である前記方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、連続シンボルの変調間で漸進
    的45°移相を実行することを更に有する前記方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、8レベル変調器で展開4レベ
    ル信号シンボルを変調することが、8レベル変調器に4レベル変調を生成させる
    前記方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、前記4レベル信号シンボルが
    前記8レベル信号シンボルの部分集合である前記方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法であって、4レベル信号シンボルおよび
    8レベル信号シンボルのどちらが送信されているかを示す指示信号を送信するス
    テップで更に構成する前記方法。
  8. 【請求項8】 4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含む受
    信信号を復調する方法であって、 前記受信信号が4レベル変調を含んでいるとの第1想定のもとで前記受信信号
    を復調し、前記第1想定のもとで復調したシンボルについて誤り訂正復号を実行
    することで第1品質因子の値を求め、 前記受信信号が8レベル変調を含んでいるとの第2想定のもとで前記受信信号
    を復調し、前記第2想定のもとで復調されたシンボルについて誤り訂正復号を実
    行することで第2品質因子の値を求め、 前記第1および前記第2品質因子を使用して前記受信信号に存在する受信変調
    を求め、 前記受信復調として前記受信信号を復調する、 構成である前記方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法であって、前記第1および前記第2品質
    因子から求めるステップは、前記第1および前記第2想定のもとでの前記復調が
    完了する前に実行できる前記方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の方法であって、前記第1および前記第2品
    質因子は、誤り訂正復号器により生成されたメトリックを使用して求められる前
    記方法。
  11. 【請求項11】 4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含む
    受信信号を復調する方法であって、 4レベル変調または8レベル変調が前記受信信号に存在するか否かを求め、 4レベル変調が前記受信信号に存在することが求められると、前記受信信号の
    可能なレベルを4つのレベルに限定することで制約4レベル復調モードで復調器
    を動作させ、前記4レベルのうちのどのレベルが受信されているのかを求め、そ
    れぞれ2ビットを有する4レベル信号シンボル決定し、 8レベル変調が前記受信信号に存在することが求められると、8つの可能なレ
    ベルのうちのどのレベルが受信されているのかを求めることで非制約8レベル復
    調モードで前記復調器を動作させ、それぞれ3ビットを有する8レベル信号シン
    ボル決定する、 構成である前記方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法であって、4レベル変調または8レ
    ベル変調が存在するか否かを求める前記ステップは、4レベル変調または8レベ
    ル変調が前記受信信号に存在するか否かを示す指示信号を受信するステップでさ
    らに構成する前記方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法であって、前記指示信号が、SYN
    CWORD、CDVCCおよびFACCHメッセージの少なくとも1つを使用し
    て送信される前記方法。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の方法であって、4レベル変調または8レ
    ベル変調が存在するか否かを求める前記ステップは、4レベル信号シンボルまた
    は8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在するか否かを求めるために所定伝
    送フォーマットを使用するステップでさらに構成する前記方法。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の方法であって、前記4レベルおよび前記
    8レベル信号シンボル決定が、ソフト4レベルまたは8レベル信号シンボル決定
    である前記方法。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の方法であって、前記制約4レベル復調モ
    ードおよび前記非制約8レベル復調モードで前記復調器を動作させる前記ステッ
    プは、シーケンシャル最大尤度数シーケンス推定プロセスを実行するステップで
    更に構成する前記方法。
  17. 【請求項17】 4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少な
    くとも1つを含む受信信号を復号する方法であって、 信号を受信し、 8レベル変調として前記受信信号を復調し、 4レベル信号シンボルまたは8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在する
    か否かを求め、 4レベル信号シンボルが前記受信信号に存在することが求められると、前記4
    レベルシンボルから2つのビット毎のソフト情報値を選択およびデインタリーブ
    し、それらを誤り訂正復号器で処理し、 8レベルシグナルが前記受信信号に存在することが求められると、前記8レベ
    ルシンボルからの3つのビット毎のソフト情報値を選択およびデインタリーブし
    、それらを誤り訂正復号器で処理する、 構成である前記方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法であって、4レベル信号シンボルま
    たは8レベル信号シンボルが存在するか否かを求める前記ステップは、4レベル
    信号シンボルまたは8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在するか否かを示
    す指示信号を受信するステップで更に構成する前記方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の方法であって、前記指示信号がSYNC
    WORD、CDVCCおよびFACCHメッセージの少なくとも1つを使用して
    送信される前記方法。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の方法であって、4レベル信号シンボルま
    たは8レベル信号シンボルが存在するか否かを求める前記ステップは、4レベル
    信号シンボルまたは8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在するか否かを求
    めるために所定伝送フォーマットを使用するステップで更に構成する前記方法。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の方法であって、誤り訂正復号器を使用し
    て処理するステップは、シーケンシャル最大尤度数シーケンス推定プロセスを実
    行するステップで更に構成する前記方法。
  22. 【請求項22】 請求項17記載の方法であって、4レベルシンボルから前
    記ソフト情報を処理するステップが8レベルシンボルから第3ビットを除去する
    ことを含む前記方法。
  23. 【請求項23】 4レベル信号シンボルおよび8レベル信号シンボルの少な
    くとも1つを含む受信信号を復号する方法であって、 信号を受信し、 8レベル変調として前記受信信号を復調し、 4レベル信号シンボルが前記受信信号に存在するとの第1想定のもとに誤り訂
    正復号を実行し、第1品質因子を求め、 8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在するとの第2想定のもとに誤り訂
    正復号を実行し、第2品質因子を求め、 前記第1および第2品質因子を使用して前記受信信号内の受信変調を求め、 前記受信変調として前記受信信号を復号する、 構成である前記方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の方法であって、前記第1および前記第2
    品質因子から求める前記ステップは、第1および第2想定のもとに前記復号が完
    了する前に実行できる前記方法。
  25. 【請求項25】 請求項23記載の方法であって、前記第1および第2品質
    因子は、前記第1および第2想定のもとで前記誤り訂正復号から生成されたメト
    リックを使用して求められる前記方法。
  26. 【請求項26】 8レベル信号シンボル変調器を使用して4レベル信号シン
    ボルを変調するシステムであって、 情報を処理して変調される複数の4レベル信号シンボルにするプロセッサと、 それぞれが2ビットの情報を含む前記複数の4レベル信号シンボルを、それぞ
    れが3ビットの情報を含む展開8レベル信号シンボルに展開するために前記プロ
    セッサに接続されたエキスパンダと、 前記展開8レベル信号シンボルを変調するための前記エキスパンダに接続され
    た8レベル変調器と、 で構成する前記システム。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のシステムであって、前記エキスパンダは
    、第3ビットを生成するために前記2ビットの情報を排他論理和演算することで
    前記複数の4レベル信号シンボルを展開し、前記第3ビットを前記第2ビットの
    情報に付加する前記システム。
  28. 【請求項28】 請求項26記載のシステムであって、前記8レベル変調器
    は、連続シンボルの変調間で漸進的45°移相を適用する前記システム。
  29. 【請求項29】 請求項26記載のシステムであって、前記4レベル信号シ
    ンボルは、前記展開8レベル信号シンボルの部分集合である前記システム。
  30. 【請求項30】 請求項26記載のシステムであって、前記8レベル変調は
    、前記展開8レベル信号シンボルを変調するときに4レベル変調を生成する前記
    システム。
  31. 【請求項31】 請求項26記載のシステムであって、前記プロセッサによ
    り処理される前記情報が前記展開8レベル信号シンボルの存在を示す前記システ
    ム。
  32. 【請求項32】 請求項26記載のシステムであって、前記プロセッサは、
    情報を複数の8レベル信号シンボルに処理する前記システム。
  33. 【請求項33】 4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含む
    受信信号を復調するシステムであって、 前記受信信号を受信する受信器と、 前記受信信号が4レベル変調を含み、前記復調器が前記受信信号の可能なレベ
    ルを4つのレベルのセットに限定し、前記4つのレベルのどのレベルが受信され
    るかを求めることで制約復調器として動作し、それぞれが2ビットを有する4レ
    ベル信号シンボル決定をする第1想定と、 前記受信信号が8レベル変調を含み、前記復調器が前記受信信号の可能なレベ
    ルを8つのレベルのセットに限定し、前記8つのレベルのどのレベルが受信され
    るかを求めることで非制約復調器として動作し、それぞれが3ビットを有する8
    レベル信号シンボル決定をする第2想定との、 少なくとも1つのもとで動作する前記受信器に接続した復調器と、 で構成する前記システム。
  34. 【請求項34】 請求項33記載のシステムであって、前記復調器は前記受
    信信号を復調するために最大尤度数シーケンス推定プロッサを使用する前記シス
    テム。
  35. 【請求項35】 請求項33記載のシステムであって、前記復調器に接続し
    た第1誤り訂正復号器および前記復調器に接続した第2誤り訂正復号器で更に構
    成し、 前記復調器が前記第1想定のもとで動作しているとき、前記第1誤り訂正復号
    器は前記4レベル信号シンボル決定を復号し、 前記復調器が前記第2想定のもとで動作しているとき、前記第2誤り訂正復号
    器は前記8レベル信号シンボル決定を復号する前記システム。
  36. 【請求項36】 請求項35記載のシステムであって、前記第1および前記
    第2誤り訂正復号器および前記変調器に接続したコントローラで更に構成し、前
    記第1誤り訂正復号器は第1品質因子を求め、前記第2誤り訂正復号器は第2品
    質因子を求め、 前記コントローラは前記第1および前記第2品質因子を使用して4レベル変調
    または8レベル変調が前記受信信号に存在するか否かを求め、 4レベル信号シンボルが前記受信信号に存在することが求められると、前記制
    約復調器として動作するように前記復調器に指示し、 8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在することが求められると、前記非
    制約復調器として動作するように前記復調器に指示する前記システム。
  37. 【請求項37】 請求項33記載のシステムであって、前記復調器に接続さ
    れたコントローラで更に構成し、前記コントローラは4レベル変調または8レベ
    ル変調が前記受信信号に存在するか否かを求め、 4レベル信号シンボルが前記受信信号に存在することが求められると、前記制
    約復調器として動作するように前記復調器に指示し、 8レベル信号シンボルが前記受信信号に存在することが求められると、前記非
    制約復調器として動作するように前記復調器に指示する前記システム。
  38. 【請求項38】 請求項37記載のシステムであって、前記コントローラは
    、4レベルまたは8レベル変調が存在するか否かを求めるために、前記受信信号
    内の指示信号および所定伝送フォーマットの少なくとも1つを使用する前記シス
    テム。
  39. 【請求項39】 請求項38記載のシステムであって、前記指示信号がSY
    NCWORD、CDVCCおよびFACCHメッセージの少なくとも1つ内で符
    号化される前記システム。
  40. 【請求項40】 4レベル変調および8レベル変調の少なくとも1つを含む
    信号を復号するシステムであって、 信号を受信する受信器と、 前記信号を8レベル変調として復調するために前記受信器に接続された復調器
    と、 4レベル信号シンボルが前記信号に存在するか、または 8レベル信号シンボルが前記信号に存在するか、の想定の少なくとも1つのも
    とで誤り訂正復号を行うために前記復調器に接続された誤り訂正復号器と、 で構成した前記システム。
  41. 【請求項41】 請求項40記載のシステムであって、前記誤り訂正復号器
    に接続されたコントローラで更に構成し、前記誤り訂正復号器は前記第1想定の
    もとで動作している時に第1品質因子を求め、前記誤り訂正復号器は、前記第2
    想定のもとで動作しているときに第2品質因子を求め、 前記コントローラは、前記第1および前記第2品質因子から受信変調を求め、
    制御信号を前記誤り訂正復号器に送り前記信号を前記受信変調として復号する前
    記システム。
  42. 【請求項42】 請求項41記載のシステムであって、前記コントローラは
    前記受信変調を求め、前記第1および前記第2想定のもとで前記復調が完了する
    前に前記制御信号を前記誤り訂正復号器へ送る前記システム。
  43. 【請求項43】 請求項41記載のシステムであって、前記誤り訂正復号器
    は、最大尤度数シーケンス推定プロセッサで更に構成し、前記誤り訂正復号器は
    前記最大尤度数シーケンス推定プロセッサにより生成されたメトリックを使用し
    て前記第1および前記第2品質因子を求める前記システム。
  44. 【請求項44】 請求項40記載のシステムであって、前記復調器は3ビッ
    トを表すシンボルを生成し、前記誤り訂正復号器は前記第2想定のもとで誤り訂
    正復号を行うときに前記3ビットから第3ビットを除去する前記システム。
  45. 【請求項45】 請求項40記載のシステムであって、前記復号器に接続さ
    れたコントローラを更に有し、前記コントローラは4レベル又は8レベル信号シ
    ンボルが復調信号に存在するか否かを求め、 4レベル信号シンボルが存在することが求められると、第1想定のもとで動作
    するように前記誤り訂正復号器に指示し、 8レベル信号シンボルが存在することが求められると、第2想定のもとで動作
    するように前記誤り訂正復号器に指示する前記システム。
  46. 【請求項46】 請求項45記載のシステムであって、前記コントローラは
    、4レベルまたは8レベル信号シンボルが存在するか否かを求めるために前記受
    信信号内の指示信号および所定伝送フォーマットの少なくとも1つを使用する前
    記システム。
  47. 【請求項47】 請求項46記載のシステムであって、前記指示信号はSY
    NCWORD、CDVCCおよびFACCHメッセージの少なくとも1つ内で符
    号化される前記システム。
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