JP4119400B2 - 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法 - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法 Download PDF

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Description

この発明は、無線通信システムに関する。
高速な無線通信を可能とするIEEE802.11aで規定されている無線フレームは、システム固有の信号パターンを有するプリアンブルフィールド、変調方式や無線フレーム長を通知するシグナルフィールド及びデータフィールドにより構成される。
当該無線フレームを受信する受信装置は、プリアンブルフィールドに含まれるショートプリアンブルにより初期タイミング同期や粗い周波数同期を、ロングプリアンブルにより厳密な周波数同期や伝搬路の推定を行い、推定された伝搬路の情報を基に、以後のシグナルフィールド及びデータフィールドの受信データを正確に復調することができる。
上述したロングプリアンブルは2シンボルにて構成されており正確な伝搬路の推定を行うために十分であるとは言い難い。また、今後はその通信速度の向上を目的としてさらなる多値変調やMIMO(Multi Input Multi Output)技術が導入されていくと考えられているが、これらの技術は誤り耐性には優れておらず、伝搬路の推定精度が低い場合には無線信号を正確に復調することが困難である。よって、さらなる伝搬路の推定精度の向上が必要となっている。
伝搬路の推定精度の向上を目的として、シンボル単位に、データフィールドの復調結果を再度変調した信号を利用することで、伝搬路の推定結果を更新していくものもある(例えば特許文献1参照)。
しかし、この手法では、伝搬路の推定精度を向上するものの、データシンボル毎に所定の信号処理を行うことで推定結果を更新していくので、その処理負荷が大きくなってしまう問題点がある。
また、伝搬路の推定精度を向上させるために、システム固有の信号パターンを無線フレームの途中に含めて再度伝搬路の推定を行うことも可能であるが、この場合にもやはり数シンボル程度のシステム固有信号が必要であるため、結果としてオーバヘッドを増大させてしまう問題がある。
特開2002−271293公報 図1及び図2
このように、従来の無線通信システムでは、オーバヘッドを増大させることなく伝送路の推定精度を向上させることが困難であるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、オーバヘッドを増大させることなく容易に伝搬路の推定精度を向上させることができる無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の無線送信装置は、(a)MAC(Media Access control)フレームを含むデータ系列と該データ系列の前の特定位置に配置された該MACフレームのアドレス情報を有するデータフィールドを生成し、(b)プリアンブル列、シグナルフィールド及び前記データフィールドを順次配置してパケット信号を生成し、(c)前記パケット信号を変調し、(d)変調されたパケット信号を送信する。
前記アドレス情報は、前記無線送信装置のアドレスもしくは、前記無線送信装置が送信するパケット信号の宛先である無線受信装置のアドレスである。
本発明の無線受信装置は、第1のプリアンブル列、第2のプリアンブル列、シグナルフィールド及び、MAC(Media Access control)フレームを含むデータ系列の前に該MACフレームのアドレス情報を配置して生成されたデータフィールドを含む変調されたパケット信号を受信するものであって、(a)前記パケット信号のうち前記第2のプリアンブル列及び前記アドレス情報に対応する信号を用いて伝送路推定を行い、(b)伝送路推定結果を用いて前記データ系列を復調する。
本発明によれば、無線送信装置は、無線受信装置にとって既知である信号(MACフレームに含まれている、無線送信装置のアドレスあるいは無線受信装置自身のアドレス情報)を、伝搬路の推定に用いるプリアンブル信号に時間的にできるだけ近い位置に配置されたフレーム信号を送信し、無線受信装置では、プリアンブル信号を用いた伝送路推定に加えて、当該既知信号を用いて伝搬路推定を行うことにより、結果として、伝搬路の推定に適用するシステム固有の信号パターンを増加させた場合と同様に伝搬路の推定精度を向上させることが可能となる。
本発明によれば、オーバヘッドを増大させることなくしかも容易に伝搬路推定精度を向させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、IEEE 802.11aで規定されているフレーム信号の構成例を図1を参照して説明する。図1に示すように、フレーム信号は、ショートプリアンブル列201、ロングプリアンブル列202、シグナルフィールド(SIGNAL)203及びデータフィールド204を有する。ショートプリアンブル列201及びロングプリアンブル列202は、一定長の信号系列を繰り返して構成されており、当該信号系列の長さはロングプリアンブルの方が相対的に大きい。。
ショートプリアンブル列201とロングプリアンブル列202との間、ロングプリアンブル列202とシグナルフィールド203の間、シグナルフィールド203とデータフィールド204の間、図示しないデータフィールドの構成単位であるデータシンボルの間にはガードインターバル(Guard Interval)GIがそれぞれ配置される。
ショートプリアンブル列201は主に、タイミング検出、自動周波数制御(AFC)の粗調整に利用され、ロングプリアンブル列202は主にAFCの微調整、伝送路推定に利用される。
シグナルフィールド203には、後続して送信されるデータフィールド204内のデータの伝送速度と長さ、及び1ビットのパリティビットが含まれている。また、後続するデータフィールド204とは別に畳み込み符号化が行われている。
データフィールド204には、スクランブル符号を識別するためのデータが格納されるサービスフィールド(Service)205、PSDU(PLCP Service data unit)206、畳み込み符号化を終端するための6ビットのTailビット列207、当該フレーム信号に隙間無く信号を配置するために余ったビットを補填するための可変長のパディング(Padding)ビット列208が含まれている。
PSDU206は、MAC(Media Access Control)フレームが含まれている。MACフレームは、MACヘッダ209とデータ本体(Data Body)210とデータ本体の誤り検出用のFCS(フレーム・チェック・シーケンス)211とを含む。MACヘッダ209には、フレーム制御フィールド(Frame Control)や最大4つのアドレスフィールド(Addr1、Addr2、Addr3、Addr4)などが含まれている。基本的には、Addr1フィールド232には、当該MACフレームを受信すべき無線局(受信装置)のアドレスが格納される。
IEEE 802.11a標準の信号処理では、シグナルフィールド203及びデータフィールド204は畳み込み符号化される。畳み込む符号器は、例えば符号化率が1/2の場合には、現在の入力ビットから過去数ビットまでを畳み込んで2つの出力ビット列に符号化するものである。また、データフィールド204は、シグナルフィールド203とは別に符号化される。すなわち、データフィールド204の先頭から新たに畳み込み符号化される。従って、データフィールド204の先頭に配置されているデータが受信側で既知のデータであるならば、畳み込み符号化されてもやはり受信側では既知データである。
MACヘッダ209に含まれるAddr1フィールドには、受信側のアドレスが格納されるが、受信側から見れば、自分のアドレスは既知データである。従って、MACヘッダ209中の図1に示す位置に配置されているAddr1フィールドをデータフィールド204の前、あるいはデータフィールド204の先頭に配置して、Addr1フィールドから畳み込み符号化を行えば、あるいはAddr1フィールドの次に配置されるサービスフィールド205から畳み込み符号化を行えば、データフィールド204の先頭には、常に受信側で既知のデータが存在することになる。
受信側で既知のデータをデータフィールド204の先頭に配置することで、伝送路推定を行うためのロングプリアンブル列202から時間的に近傍に既知データを配置することになるため、受信側では、ロングプリアンブル列202を用いた伝送路推定結果の他に、さらに当該既知データを用いた伝送路推定を行えるため、これらを合わせて、伝送路推定を行うことにより、精度の高い伝送路推定結果を得ることができるのである。
以下、上記原理を適用した無線通信システムについて説明する。
(第1の実施形態)
図2は第1の実施形態にかかる無線通信システムの送信装置の構成例を示したもので、図3は、受信装置の構成例を示したものである。
図2に示す送信装置は、アンテナ1、無線処理部2、変調処理部3、符号化処理部4、送信バッファ5、固有信号生成部6、制御信号生成部7、伝送レート制御部8、配置変換制御部9、MAC処理部10及び入力制御部11を含む。
MAC処理部10は、例えば、図1に示すような、MACヘッダ209、データ本体(Data Body)210、FCS(フレーム・チェック・シーケンス)211を含む予め定められたフォーマットの送信データ(MACフレーム206)を生成して、送信バッファ5へ出力する。また、当該MACフレームに対して指定する伝送レート情報を伝送レート制御部8へ通知する。
伝送レート制御部8は通知された伝送レートを変調処理部3、符号化処理部4及び制御信号生成部7に通知する。
固有信号生成部6はショートプロアンブル列及びロングプロアンブル列といった、システム固有の信号パターンを生成し、それらを変調処理部3へ出力する。
制御信号生成部7は伝送レート制御部8から通知された伝送レート情報と、MAC処理部10から通知された制御データから、図1の無線フレームに含まれるシグナルフィールド203、サービスフィールド205を生成する。シグナルフィールド203は畳み込み符号化した後、変調処理部3へ出力され、サービスフィールド205は、入力制御部11へ出力される。
送信バッファ5には、図4(a)に示すようなフォーマットのMACフレームが入力する。配置変換制御部9は、送信バッファ5に対して、MACフレーム中のAddr1フィールド232を最初に出力するよう制御する。Addr1フィールド232を出力した後に、フレーム制御フィールド231から順に(Addr1フィールド232が除かれた)MACフレーム中の各データを出力する。
入力制御部11には、送信バッファ5から出力されたデータが入力するとともに、制御信号生成部7で生成された、サービスフィールド205が入力する。そして、配置変換制御部9からの制御の下、符号化処理部4で符号化する順に送信データが符号化処理部4へ出力するようになっている。すなわち、入力制御部11は、図4(b)に示すように、まず、Addr1フィールド232を出力し、次に、サービスフィールド205を出力する。その後、フレーム制御フィールド231から順に(Addr1フィールド232が除かれた)MACフレーム中の各データを出力する。
このようにして、Addr1フィールド232がデータフォールド204内の先頭になるように配置変換されたデータ系列が符号化処理部4へ入力する。
符号化処理部4は、伝送レート制御部8から通知された伝送レートに従い、入力制御部11から出力されたデータ系列に対し、入力された順に畳み込み符号化処理を行うと共に、パンクチャ処理やインタリーブ処理を行い、Tailビット列207、パディングビット列208の付加された、図4(c)に示すような並びの符号化されたデータ系列を変調処理部3へ出力する。
変調処理部3は、伝送レート制御部8から通知された伝送レートに従い、固有信号生成部6から出力されたショートプリアンブル列及びロングプロアンブル列、制御信号生成部7から出力されたシグナルフィールド203に続いて、符号化処理部4から出力された、図4(c)に示すような符号化されたデータ系列を変調し、図5に示すような、プリアンブル列200、シグナルフィールド203,Addr1フィールド232、Addr1フィールド232の削除されたMACフレームを含むデータフィールドをこの順に含むフレーム信号を出力する。
図1に示すデータフィールド204ではサービスフィールド205が先頭に配置されているのに対し、図5では、Addr1フィールド232は、データフィールド204の先頭に配置されている。
図5に示すようなフォーマットのフレーム信号は、無線処理部2へ出力される。無線処理部2は、入力されたフレーム信号に対し、D/A変換、直交変調、アップコンバード、帯域制限、電力増幅等の所定の無線処理を行い、無線信号を生成する。生成された無線信号はアンテナ1から送信される。
次に、図3を参照して受信装置について説明する。
図3に示す受信装置は、アンテナ101、無線処理部102、同期処理部103、伝搬路推定処理部104、復調処理部105、伝送レート制御部106、復号処理部107、受信バッファ108、配置変換制御部109及びMAC処理部110を含む。
アンテナ101で受信された無線信号は、無線処理部102に入力される。無線処理部102は入力された無線信号に対して帯域制限、ダウンコンバート、直交復調、A/D変換等の所定の無線処理を行い、図5に示すフォーマットの受信信号中のショートプリアンブル列に対応するショートプリアンブル信号を同期処理部103へ出力し、受信信号中のロングプリアンブル列に対応するロングプリアンブル信号、及びロングプリアンブル信号に続くシグナルフィールド203及びデータフィールド204に相当する信号は復調処理部105へ出力する。
同期処理部103は、入力されたショートプリアンブル信号を用いてタイミング同期及び周波数同期等の所定の同期処理を行い、その結果を復調処理部105へ通知する。
復調処理部105は、まず、入力されたロングプリアンブル信号を伝搬路推定処理部104へ出力する。伝搬路推定処理部104は、まず、入力されたロングプリアンブル信号を用いて、伝送路で歪んだ振幅・位相を推定する伝搬路推定処理を行い、その結果を復調処理部105へ通知する。
続いて、復調処理部105は、同期処理部103から通知されたタイミング情報や伝送路推定処理部104から通知されたロングプリアンブル信号を用いた伝搬路推定結果を用いて、無線処理部102から出力された信号のうち、まず、シグナルフィールド203に対応する信号を復調し、その結果を伝送レート制御部106へ出力する。伝送レート制御部106では、受け取った信号を復号して、後続のデータフィールド204の伝送レートなどを得る。得られた伝送レートを復調処理部105と復号処理部107へ通知する。
復調処理部105は、伝送レート制御部106から通知された伝送レートに従って、同期処理部103から通知されたタイミング情報や伝送路推定処理部104から通知されたロングプリアンブル信号を用いた伝搬路推定結果を用いて、データフィールド204に対応する信号のうち、まず、上記Addr1フィールド232に対応する信号(以下、この信号を既知信号と呼ぶ)を復調して、伝送路推定処理部104と復号処理部107へ出力する。
伝搬路推定処理部104は、復調処理部105から出力された既知信号を用いて、ロングプリアンブル信号を用いた伝送路推定処理と同様にして、伝送路推定処理を行う。そして、先に行われた、入力されたロングプリアンブル信号を用いた伝搬路推定と合わせた伝送路推定結果を復調処理部105へ通知する。
復調処理部105は、伝送レート制御部106から通知された伝送レートに従って、同期処理部103から通知されたタイミング情報や伝送路推定処理部104から通知されたロングプリアンブル信号と既知信号とを用いた伝搬路推定結果を用いて、データフィールド204に対応する信号のうち、Addr1フィールド232の次のサービスフィールド205に対応する信号以降を復調して、その結果を復号処理部107へ出力する。
復号処理部107では、伝送レート制御部106から通知された伝送レートに従って、復調処理部105から出力された信号、すなわち、図6(a)に示すようなフォーマットの信号に対して、デインタリーブ処理やデパンクチャ処理を行うと共に、ビタビ復号等の所定の復号処理を行い、さらにサービスフィールド205、Tailビット207,パディングビット208などを削除して、図6(b)に示すフォーマットのデータ系列を受信バッファ108へ出力する。
受信バッファ108は、配置変換制御部109からの制御に従って、MAC処理部110に入力するデータ系列のフォーマットが図6(c)に示すような並びになるように、受信データを出力する。
MAC処理部110には、図6(c)に示したフォーマットのデータ系列すなわち、MACフレーム206が入力される。
このように、受信装置では、図5に示すフォーマットのフレーム信号を受信すると、まず、伝送路推定処理部104では、ロングプリアンブル信号を用いて伝送路推定を行い、その結果を用いて、復調処理部105で図5のシグナルフィールド203に対応する信号を復調する。シグナルフィールド203からは伝送レートが得られるので、その後、この伝送レートに従って、復調処理部105でフレーム信号に対する復調処理が行われる。その際、まず、図5のAddr1フィールド232に対応する信号(既知信号)が復調されて伝送路推定処理部104へ出力される。
伝搬路推定処理部104は、当該既知信号を用いて再度伝搬路の推定処理を行い、先の伝搬路推定結果と合わせたもので伝送路推定結果を更新し、結果を復調処理部105へ出力する。復調処理部105は以後の受信データの復調処理に、更新された伝搬路推定結果を適用する。
また、配置変換制御部109は受信バッファ108に対して、Addr1フィールド232の配置位置を元の配置位置に戻すので、MAC処理部110には、図6(c)に示すように、予め規定されたフォーマットのMACフレームが入力される。
このように、送信装置は、受信装置にとって既知である信号(受信装置のアドレス)を、伝搬路の推定に用いるプリアンブル信号に時間的にできるだけ近い位置(ここでは、データフィールド204の先頭)に配置されたフレーム信号を送信し、受信装置では、プリアンブル信号を用いた伝送路推定に加えて、当該既知信号を用いて伝搬路推定を行うことにより、結果として、伝搬路の推定に適用するシステム固有の信号パターンを増加させた場合と同様に伝搬路の推定精度を向上させることが可能となる。
なお、上記実施形態では、送信装置では、MACフレーム中のAddr1フィールドをデータフィールド204の先頭に配置したフレーム信号を送信し、受信装置では当該Addr1フィールドに対応する信号を用いて伝送路推定を行う場合を述べたが、MACフレーム中のAddr1フィールドに格納されている受信装置のアドレスのみならず、例えば、MACフレーム中のAddr2フィールドに格納される送信装置(例えばアクセスポイント)のアドレスが受信装置側で既知であるなら、当該Addr2フィールドを用いて伝送路推定を行うこともできる。すなわち、送信バッファ5,入力制御部11で、受信装置側で既知のデータが格納されるMACフレーム内のフィールドを(サービスフィールド205の前)データフィールド204の先頭に並ぶように、データの配置変換を行えばよい。この場合も上記同様に、伝送路推定に用いることのできる受信装置で既知の信号パターンを増加することができ、伝搬路の推定精度を向上させることが可能となる。
ここで、図7を参照して、図3の伝送路推定処理104における、Addr1フィールドを用いた伝送路推定処理について説明する。ここでは、Addr1フィールド232のデータ(受信装置のアドレス)がBPSK(Binary Phase Shift Keying)にて変調されている場合を例にとり説明する。この場合、当該データは複素平面上において「+1」あるいは「−1」の値を有して送信されていることを意味する。
図7(a)の受信信号点rは、受信装置で受信されたフレーム信号中のAddr1フィールドの「+1」のシンボルをI(In-phase同相成分)−Q(Quadrature-phase直交成分)平面上に示したものである。ベクトルhは、当該信号の伝送路推定値を示す。伝搬路推定処理部104は、Addr1フィールドのうちの「+1」の信号は、当該信号の伝搬路推定値をhとする。
図7(b)の受信信号点rは、受信装置で受信されたフレーム信号中のAddr1フィールドの「−1」のシンボルをI−Q平面上に示したものである。伝搬路推定処理部104は、Addr1フィールドのうちの「−1」の信号は、当該信号に対して180度の位相回転を行い、その結果得られる信号点r´の伝搬路推定値を当該信号の伝送路推定値とする。
上述したように、伝送路推定処理部104では、上記ロングプリアンブル信号の他に、Addr1フィールドの信号(既知信号)を用いて伝送路推定を行う。
この場合に、図8に示すように、ロングプリアンブル列を構成する単位プリアンブルLP1、LP2のそれぞれに対応する信号r(LP1)、r(LP2)から推定される伝送路推定値h(LP1)、h(LP2)と、既知信号Addr1に対応する信号r(Addr1)から推定される伝送路推定値h(Addr1)を、I−Q平面上にて加算(ベクトル演算)する。その結果得られるベクトルRを、データフィールド204を復調する際に用いる伝送路推定値とする。これは、ロングプリアンブル列と既知信号は時間的に近接して送信されているため、ベクトル的に加算することで信号対雑音電力比を向上させることとなり、結果として伝搬路推定精度を向上させることが可能になるためである。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、MACフレーム中のAddr1フィールドをデータフィールド204の先頭になるように配置換えを行った上で、データフィールド204を畳み込む符号化する場合を説明した。そして、変調処理部3では、データフィールド204全体を同じ復調方式(例えば、BPSK、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16-Position Quadrature Amplitude Moduration)、64QAM(64-Position Quadrature Amplitude Moduration)等のうちのいずれか)を用いて復調する。
第2の実施形態では、データフィールド204の先頭に配置されているAddr1フィールド232と、それ以外の部分とで変調方式を変える場合について説明する。
図9は、第2の実施形態にかかる送信装置の構成例を示したものである。なお、図9において、図2と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図9では、配置変換制御部9から変調処理部3へ、データフィールド204の先頭に配置されているAddr1フィールド232と、それ以外の部分とで変調方式を変えるための制御信号が出力するようになっている。
第1の実施形態で説明したように、符号化処理部4から変調処理部3へは、図4(c)に示すようなフォーマットの信号が入力し、変調処理部3では、この信号にさらに、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列、シグナルフィールドを付加して、変調を行う。第2の実施形態では、配置変換制御部9は変調処理部3に対し、データフィールド204の先頭に配置されているAddress1フィールドに対応する信号についてのみBPSKやQPSKの誤り耐性の大きい変調方式にて変調するよう指示し、それ以外の信号に対しては所定の変調方式で変調するよう指示する。
その結果、図10に示すように、データフィールド204において、Address1フィールドに対応する信号についてのみBPSKあるいはQPSKといった変調方式にて変調され、それ以外の信号に対しては16QAMといった変調方式で変調された信号が変調処理部3から出力される。
受信装置の構成例は、図3とほぼ同様であり、配置変換制御部109は、復調処理部105へ、データフィールド204の先頭に配置されているAddr1フィールド232と、それ以外の部分とを復調する際に用いる方式を変えるための制御信号が出力するようになっている。
受信装置側で伝送路推定に用いる既知信号(Address1フィールドに対応する信号)が誤り耐性の大きい変調方式(例えばBPSKやQPSKなど)にて変調されていることにより、当該既知信号の信頼性が向上し、第1の実施形態の場合よりも伝送路推定精度をさらに向上することができる。
(第3の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態では、MACフレーム中のAddr1フィールドをデータフィールド204の先頭になるように配置換えを行った上で、データフィールド204全体を畳み込む符号化する場合を説明した。
第3の実施形態では、符号化処理部4では、データフィールド204の先頭に配置されたAddr1フィールド232には畳み込み符号化を行わず、その後のサービスフィールド205から畳み込み符号化を開始し、変調処理部3では、上記第2の実施形態と同様に、データフィールド204の先頭に配置されているAddr1フィールド232と、それ以外の部分とで変調方式を変える場合について説明する。
図11は、第2の実施形態にかかる送信装置の構成例を示したものである。なお、図9において、図9と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図11では、配置変換制御部9から符号化処理部4へ、データフィールド204の先頭に配置されているAddr1フィールド232に対しては符号化を行わず、その後のサービスフィールド205から符号化を行うための制御信号が出力するようになっている。
第1の実施形態で説明したように、入力制御部11から符号化処理部4へは、図4(b)に示すようなフォーマットの信号が入力する。
第3の実施形態では、符号化処理部4は、Address1フィールド232には符号化を行わず、その次のサービスフィールド205から畳み込み符号化を行い、Tailビット列とパディングビット列の付加された、図13(a)に示すようなフォーマットのデータ系列を出力する。
変調処理部3は、図13(a)に示したフォーマットの信号にさらに、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列、シグナルフィールドを付加して、変調を行う。この場合、上記第2の実施形態と同様、配置変換制御部9は変調処理部3に対し、データフィールド204の先頭に配置されているAddress1フィールドに対応する信号についてのみBPSKやQPSKの誤り耐性の大きい変調方式にて変調するよう指示し、それ以外の信号に対しては所定の変調方式で変調するよう指示する。その結果、図13(b)に示すように、データフィールド204において、Address1フィールドに対応する信号についてのみBPSKあるいはQPSKといった変調方式にて変調され、それ以外の信号に対しては16QAMといった変調方式で変調された信号が変調処理部3から出力される。
受信装置の構成例を、図12に示す。なお、図12において、図3と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、配置変換制御部109は、復調処理部105へ、データフィールド204の先頭に配置されているAddr1フィールド232と、それ以外の部分とを復調する際に用いる方式を変えるための制御信号を出力するとともに、符号化処理部107へ、Address1フィールド232をとばして(復号を行わず)、その次のサービスフィールド205から復号を開始させるための制御信号を出力する。伝送路推定処理部104は、復調処理部105で復調された、符号化されていない既知信号を用いて伝送路推定を行う。
受信装置側で伝送路推定に用いる既知信号(Address1フィールドに対応する信号)に対しては符号化を行わないため、当該既知信号に対し誤り耐性の大きい変調方式を適用した場合においても、過大なオーバヘッドを発生させることなく通信を行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
ここでは、受信装置において、上記既知信号(Addr1フィールドに対応する信号)を用いて伝送路推定を行う際に、当該既知信号の信頼性の有無を判定し、信頼性があると判定されたときに、伝送路推定処理部104で当該既知信号を用いた伝送路推定を行う場合について説明する。
図14は、第4の実施形態に係る受信装置の構成例を示したもので、ここでは、図12の受信装置の構成例に、さらに、上記信頼度を判定するための信頼度判定部111が追加されている場合を示している。なお、図3の受信装置の構成例に上記信頼度判定部111が追加されている場合も同様であり、以下、図14に示す受信装置の構成例を参照して説明する。なお、図14において、図12と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図14では、上記信頼度判定部111が新たに追加されている。
図15は、信頼度判定部111の処理動作を説明するためのフローチャートである。以下、図15を参照して、信頼度判定部111について説明する。
復調処理部105では、伝送路推定処理部104から通知された、ロングプリアンブル信号を用いた伝送路推定結果を用いて、Addr1フィールドに対応する信号を復調し、その結果得られるビット列が信頼度判定部111に入力される(ステップS1)。信頼度判定部111は、当該入力されたビット列と、信頼度判定部111で予め保持されているAddr1フィールドに対応するビット列(この場合、当該ビット列は符号化されていない、当該受信装置自身のアドレス)とを比較して、当該入力されたビット列の誤りビット数を判定する(ステップS2)。
Addr1フィールドは48ビットであるが、このうち、当該入力されたビット列の誤りビット数が予め定められた閾値よりも小さい場合(すなわち、信頼度が高い、あるいは信頼性がある場合)には(ステップS3)、当該入力されたビット列を用いて伝送路推定を行うべく、伝送路推定部104へ当該ビット列を出力する。一方、誤りビット数が上記閾値以上の場合(すなわち、信頼度が低い、あるいは信頼性がない場合)には(ステップS3)、当該入力されたビット列は伝送路推定処理部104へは出力せず、当該入力されたビット列を用いた伝送路推定は行わないようにする。
ステップS3で、Addr1フィールドに対応する信号を復調した結果得られるビット列の信頼性がないと判定されたときには、復調処理部105では、ロングプリアンブル信号を用いた伝送路推定結果のみを用いて、データフィールド204に対応する信号を復調する。
なお、図3の受信装置の構成例に上記信頼度判定部111が追加されている場合には、Addr1フィールドに対応する信号を復調した結果得られるビット列は符号化されている。従って、この場合には、信頼度判定部111は、受信装置自身のアドレスを畳み込み符号化を行った結果得られるビット列を予め保持し、ステップS2では、この受信装置自身のアドレスを畳み込み符号化を行った結果と、復調した結果得られたビット列とを比較して、当該復調した結果得られたビット列の誤りビット数を判定すればよい。
上記第4の実施形態によれば、受信装置では、伝送路推定に用いることできる既知信号(Address1フィールドに対応する信号)を実際に伝送路推定に用いるか否かを当該既知信号の誤りビット数に基づく信頼度の有無に応じて決定し、当該既知信号の信頼性があるときのみ、当該既知信号を用いて伝送路推定を行うことにより、誤って伝搬路の推定精度を劣化させてしまうことなく、伝搬路の推定に適用するシステム固有の信号パターンを増加させた場合と同様に伝搬路の推定精度を向上させることが可能となる。
(第5の実施形態)
第1乃至第4の実施形態では、MACフレーム中のAddr1フィールド232を、MACフレーム中の当該Addr1フィールドの本来の配置位置(図1参照)からデータフィールド204の先頭に移動させる場合を説明した。すなわち、この場合、符号化処理部4で符号化されるデータフィールド204の中のMACフレームには、Addr1フィールドは含まれていない。
しかし、この場合に限らず、MACフレーム中のAddr1フィールド232はそのままにして、データフィールド204の前にAddr1フィールド232に格納されているアドレス情報のコピーを追加するようにしてもよい。
この場合、図2、図9、図11の送信装置の送信バッファ5は、図4(a)、図16(a)に示すようなフォーマットのMACフレームが入力すると、Addr1フィールド232のコピーをまず最初に出力し、その後に、当該MACフレームを入力された順に出力する。入力制御部11は、まず、Addr1フィールド232のコピーを出力し、次に、サービスフィールド205を出力する。その後、フレーム制御フィールド231から順にMACフレームを出力する(図16(b)参照)。
符号化処理部4では、入力された順に畳み込み符号化を行い(図11の送信装置の場合には、先頭のAddr1フィールドに対しては畳み込み符号化は行わない)、図16(c)に示すようなフォーマットのデータ系列を変調処理部3へ出力する。
変調処理部3は、伝送レート制御部8から通知された伝送レートに従い、固有信号生成部6から出力されたショートプリアンブル列及びロングプロアンブル列、制御信号生成部7から出力されたシグナルフィールド203に続いて、符号化処理部4から出力された、図16(c)に示した送信データを変調し、図17に示すように、プリアンブル列200、シグナルフィールド203、Addr1フィールド232、データフィールド204をこの順に含むフレーム信号を出力する。ここでは、便宜上、Addr1フィールド232、データフィールド204を分けているが、Addr1フィールド232とデータフィールド204をデータフィールドと呼ぶ。
図3、図12、図14に示した受信装置の復調処理部105は、伝送レート制御部8から通知された伝送レートに従って、同期処理部103から通知されたタイミング情報や伝送路推定処理部104から通知されたロングプリアンブル信号を用いた伝搬路推定結果を用いて、まず、図17のデータフィールド204の前に配置されたAddr1フィールド232に対応する信号(既知信号と呼ぶ)を復調して、伝送路推定処理部104へ出力する。
伝搬路推定処理部104は、復調処理部105から出力された既知信号を用いて伝送路推定処理を行う。そして、先に行われた、ロングプリアンブル信号を用いた伝搬路推定と合わせた伝送路推定結果を復調処理部105へ通知する。
復調処理部105は、伝送レート制御部8から通知された伝送レートに従って、同期処理部103から通知されたタイミング情報や伝送路推定処理部104から通知されたロングプリアンブル信号と既知信号とを用いた伝搬路推定結果を用いて、図17のデータフィールド204に対応する信号を復調して、その結果を復号処理部107へ出力する。
復号処理部107では、伝送レート制御部8から通知された伝送レートに従って、復調処理部105から出力された信号、すなわち、図18(a)に示すようなフォーマットの信号に対して、デインタリーブ処理やデパンクチャ処理を行うと共に、ビタビ復号等の所定の復号処理を行い、さらにサービスフィールド205、Tailビット207,パディングビット208などを削除して、図18(b)に示すフォーマットの受信データを受信バッファ108へ出力する。復号処理部107から出力される受信データは、MACフレームそのものである。
受信バッファ108は、入力された順にMACフレームをMAC処理部110へ出力する。
上記第5の実施形態の場合も、前述した第1乃至第4の実施形態の場合と全く同じ効果が得られる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
IEEE802.11aで規定されているフレーム信号のフォーマットを示した図。 第1の実施形態にかかる送信装置の構成例を示した図。 第1の実施形態にかかる受信装置の構成例を示した図。 送信装置の処理動作を説明するための図。 変調処理部から出力されるフレーム信号のフォーマットを示した図。 受信装置の処理動作を説明するための図。 ロングプロアンブル列を用いた一般的な伝送路推定処理について説明するための図。 ロングプリアンブル信号とAddr1フィールドの信号(既知信号)を用いて伝送路推定を行う場合の伝送路推定処理について説明するための図。 第2の実施形態にかかる送信装置の構成例を示した図。 変調処理部から出力されるフレーム信号について説明するための図。 第3の実施形態にかかる送信装置の構成例を示した図。 第3の実施形態にかかる受信装置の構成例を示した図。 (a)図は符号化処理部から出力される送信データについて説明するための図で、(b)図は変調処理部から出力される信号について説明するための図。 第4の実施形態にかかる受信装置の構成例を示した図。 信頼度判定部の処理動作を説明するためのフローチャート。 第5の実施形態にかかる送信装置の動作を説明するための図。 変調処理部から出力されるフレーム信号について説明するための図。 第5の実施形態にかかる受信装置の動作を説明するための図。
符号の説明
1…アンテナ、2…無線処理部、3…変調処理部、4…符号化処理部、5…送信バッファ、6…固有信号生成部、7…制御信号生成部、8…伝送レート制御部、9…配置変換制御部、10…MAC処理部、11…入力制御部、101…アンテナ、102…無線処理部、103…同期処理部、104…伝送路推定処理部、105…復調処理部、106…伝送レート制御部、107…復号処理部、108…受信バッファ、109…配置変換制御部、110…MAC処理部、111…信頼度判定部。

Claims (17)

  1. MAC(Media Access control)フレームを含むデータ系列と該データ系列の前の特定位置に配置された該MACフレームのアドレス情報を有するデータフィールドを生成する手段と、
    プリアンブル列、シグナルフィールド及び前記データフィールドを順次配置してパケット信号を生成する手段と、
    前記パケット信号を変調する手段と、
    変調されたパケット信号を送信する手段とを具備したことを特徴とする無線送信装置。
  2. 前記アドレス情報は、前記無線送信装置のアドレスもしくは、前記無線送信装置が送信するパケット信号の宛先である無線受信装置のアドレスであることを特徴とする請求項1記載の無線送信装置。
  3. 前記MACフレームはアドレスフィールドを含み、前記アドレス情報は該アドレスフィールドに格納された特定のアドレス情報をコピーして生成されることを特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
  4. 前記データフィールドを生成する手段は、特定のアドレス情報を有するアドレスフィールドを含むMACフレームを受け、該特定のアドレス情報を前記特定位置に移動してデータフィールドを生成することを特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
  5. 前記変調手段は、前記パケット信号のうち前記アドレス情報を相対的に誤り耐性の大きい変調方式で変調することを特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
  6. 第1のプリアンブル列、第2のプリアンブル列、シグナルフィールド及び、MAC(Media Access control)フレームを含むデータ系列の前に該MACフレームのアドレス情報を配置して生成されたデータフィールドを含む変調されたパケット信号を受信する受信装置であって、
    前記パケット信号のうち前記第2のプリアンブル列及び前記アドレス情報に対応する信号を用いて伝送路推定を行う伝送路推定手段と、
    前記伝送路推定手段での推定結果を用いて前記データ系列を復調する復調手段と、
    を具備したことを特徴とする無線受信装置。
  7. 前記アドレス情報は、前記無線受信装置のアドレスであることを特徴とする請求項記載の無線受信装置。
  8. 前記伝送路推定手段は、前記アドレス情報に対応する信号を復調した結果得られるビット列中の誤りビット数が予め定められた閾値未満のとき、前記第2のプリアンブル列及び前記アドレス情報に対応する信号を用いて伝送路推定を行い、前記誤りビット数が前記閾値以上のとき前記第2のプリアンブル列及び前記アドレス情報に対応する信号のうち前記第2のプリアンブル列に対応する信号のみを用いて伝送路推定を行うことを特徴とする請求項記載の無線受信装置。
  9. 前記伝送路推定手段は、
    前記第2のプリアンブル列に対応する信号を用いた第1の伝送路推定結果と、前記アドレス情報に対応する信号を用いた第2の伝送路推定結果との和を前記推定結果として求めることを特徴とする請求項記載の無線受信装置。
  10. MAC(Media Access control)フレームを含むデータ系列と該データ系列の前の特定位置に配置された該MACフレームのアドレス情報を有するデータフィールドを生成する第1のステップと、
    プリアンブル列、シグナルフィールド及び前記データフィールドを順次配置してパケット信号を生成する第2のステップと、
    前記パケット信号を変調する第3のステップと、
    変調されたパケット信号を送信する第4のステップとを有することを特徴とする無線送信方法。
  11. 前記アドレス情報は、該無線送信方法でパケット信号を送信する無線送信装置のアドレスもしくは、前記無線送信装置が送信するパケット信号の宛先である無線受信装置のアドレスであることを特徴とする請求項10記載の無線送信方法。
  12. 前記MACフレームはアドレスフィールドを含み、前記アドレス情報は該アドレスフィールドに格納された特定のアドレス情報をコピーして生成されることを特徴とする請求項11記載の無線送信方法。
  13. 前記第1のステップは、特定のアドレス情報を有するアドレスフィールドを含むMACフレームを受け、該特定のアドレス情報を前記特定位置に移動してデータフィールドを生成することを特徴とする請求項11記載の無線送信方法。
  14. 前記第3のステップは、前記パケット信号のうち前記アドレス情報を相対的に誤り耐性の大きい変調方式で変調することを特徴とする請求項11記載の無線送信方法。
  15. 第1のプリアンブル列、第2のプリアンブル列、シグナルフィールド及び、MAC(Media Access control)フレームを含むデータ系列の前に該MACフレームのアドレス情報を配置して生成されたデータフィールドを含む変調されたパケット信号を受信する第1のステップと、
    前記アドレス情報に対応する信号を復調した結果得られるビット列中の誤りビット数が予め定められた閾値未満のとき、前記第2のプリアンブル列及び前記アドレス情報に対応する信号を用いて伝送路推定を行い、前記誤りビット数が前記閾値以上のとき前記第2のプリアンブル列及び前記アドレス情報に対応する信号のうち前記第2のプリアンブル列に対応する信号のみを用いて伝送路推定を行う第2のステップと、
    前記第2のステップでの推定結果を用いて前記データ系列を復調する第3のステップと、
    を有することを特徴とする無線受信方法。
  16. 前記アドレス情報は、前記無線受信装置のアドレスであることを特徴とする請求項15記載の無線受信方法。
  17. 第1のプリアンブル列と、
    第2のプリアンブル列と、
    シグナルフィールドと、
    MAC(Media Access control)フレームを含み、その先頭が、該MACフレームに含まれ、通信相手の装置が予め把握している特定アドレス情報であるデータフィールドと、
    より成るパケット信号を送信する無線送信装置。
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