JP3881157B2 - 音声処理方法及び音声処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、リアルタイム音声通信システムに好適な音声処理方法及び音声処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで電話などのリアルタイム音声通信は、通信を行う各ユーザ端末間を回線により接続し、この回線を利用して音声信号を伝送することにより行う形態が一般的であった。しかし、インターネットなどのネットワークの整備が進んだ現在では、例えばインターネット電話など、音声信号を符号化し、これをペイロード部に載せた音声パケットを相手方に伝送するリアルタイム音声パケット通信についての検討が盛んに行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
さて、リアルタイム音声パケット通信の方法として次の方法がある。すなわち、送信側装置において、音声信号を所定の法則(A-law、μ-law等)に従って圧縮した後、サンプリングしてPCM(Pulse Code Modulation)音声サンプルデータを生成し、このPCM音声サンプルデータを音声パケットのペイロード部に載せ、ネットワークを介して受信側装置に送る、という方法である。しかしながら、この方法を採った場合、ネットワークの輻輳等によって音声パケットの消失が起こったり、或いは伝送過程において音声パケットに符号誤りが生じると、受信側装置ではこれらの音声パケットに対応した音声を再生することができず、通話品質が劣化するという問題が発生する。
【0004】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、音声情報を載せたパケットがネットワークを介して伝送されてくる過程においてパケット消失や符号誤りが発生するような状況においても、通信品質を高く維持して音声情報の受信または中継を行うことを可能にする音声処理方法及び音声処理装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上述べてきた課題を解決するために、請求項1に記載の音声処理方法は、ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信過程と、前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出過程と、前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データから音声データを復号する復号過程と、前記復号過程において復号された音声データの予測符号化を行い、第2の音声符号化データを生成する過程であって、前記検出過程において前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データについては当該音声データを予測符号化して第2の音声符号化データを生成する一方、前記検出過程において前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出された区間に対応した音声データについては符号化が行われなかったことを意味する非符号化データを第2の音声符号化データとして生成する符号化過程と、前記第2の音声符号化データを復号し、該第2の音声符号化データに前記非符号化データが含まれる場合には、過去の復号結果から予測される当該非符号化データに対応した音声データを出力するコンシールメント機能を有する復号器または該復号器を有するノードに対し、前記符号化過程により得られた第2の音声符号化データを出力する出力過程とを具備することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の音声処理方法は、ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信過程と、前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出過程と、前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データから音声データを復号する復号過程と、前記検出過程において前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データに限り、前記復号過程において復号された音声データの予測符号化を行って第2の音声符号化データを生成する一方、前記第2の音声符号化データに対して所定の区間毎に識別番号を付加する符号化過程と、前記第2の音声符号化データにおいて前記識別番号が付加されている区間に限り復号を行い、当該第2の音声符号化データにおいて前記識別番号が付加されていない区間については、過去の復号結果から予測される当該区間に対応した音声データを出力するコンシールメント機能を有する復号器または該復号器を有するノードに対し、前記符号化過程により得られた第2の音声符号化データを出力する出力過程とを具備することを特徴とする。
【0009】
請求項に記載の音声処理装置は、ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出手段と、前記受信手段が受信した前記第1の音声符号化データから音声データを復号する第1の復号手段と、前記第1の復号手段よって復号された音声データの予測符号化を行い、第2の音声符号化データを生成する手段であって、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データについては当該音声データを予測符号化して第2の音声符号化データを生成する一方、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出された区間に対応した音声データについては符号化が行われなかったことを意味する非符号化データを第2の音声符号化データとして生成する符号化手段と、音声符号化データを復号し、該第2の音声符号化データに前記非符号化データが含まれる場合には、過去の復号結果から予測される当該非符号化データに対応した音声データを出力する第2の復号手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
請求項に記載の音声処理装置は、ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出手段と、前記受信手段が受信した前記第1の音声符号化データから音声データを復号する第1の復号手段と、前記第1の復号手段よって復号された音声データの予測符号化を行い、第2の音声符号化データを生成する手段であって、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データについては当該音声データを予測符号化して第2の音声符号化データを生成する一方、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出された場合には当該音声符号化データに対応した音声データをコンシールメント処理を実行することにより補完して前記第2の音声符号化データを生成する符号化手段と、前記符号化手段によって生成された第2の音声符号化データを復号して、出力する復号手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明するが、この発明は、かかる実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において様々な変更が可能である。
【0012】
[1]第1実施形態
[1.1]実施形態の構成
図1は、この発明の第1実施形態にかかる音声通信システム1の構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかる音声通信システム1は、図1に示すように、通信端末2と、インターネット3と、ゲートウェイサーバ4と、移動網5と、無線基地局6と、移動機7から構成されている。
【0013】
通信端末2は、インターネット3に接続されており、ユーザがインターネット電話を行うための装置である。この通信端末2は、スピーカ、マイク、PCM符号器、PCM復号器及びインターネット3とのインターフェイス(いずれも図示略)を有している。この通信端末2のユーザがマイクを通して入力した音声情報は、PCM符号化され、この結果得られるPCM音声データがIPパケットに組み込まれて、インターネット3へと送信される。また、通信端末2によってインターネット3側からIPパケットが受信されると、このIPパケットに含まれたPCM音声データが復号され、スピーカから出力される。なお、以下では、説明を簡単なものとするため、各IPパケットには一定の時間長のPCM音声データが載せられるものとする。
【0014】
移動機7は、移動網5の通信サービスを受ける携帯電話であり、移動網5を介してゲートウェイサーバ4と接続可能である。
この移動機7は、マイク、スピーカ、無線基地局6との無線通信を行う各部、各種情報を表示するための各部、数字入力、文字入力等の情報入力操作を行うための各部等を備えるほか、これら各部を制御するマイクロコンピュータ(いずれも図示略)を内蔵している。また、この移動機7は、AMR(Adaptive Multi-Rate)方式のCODEC(符号器/復号器)を有しており、このCODECにより第3者との間でAMR音声符号化データの通信を行う。ここで、AMRは、マルチレート対応のCELP(Code excited Linear Prediction)系の符号化/復号方式であり、復号の際に符号化データの消失や致命的な符号誤りにより復号を行うことができない場合に過去の復号結果からそのAMR音声符号化データに対応した復号結果を補完して出力するコンシールメント機能を含んでいる。
【0015】
ゲートウェイサーバ4は、インターネット3と、移動網5とを相互接続するためのコンピュータシステムである。このゲートウェイサーバ4は、移動機7からインターネット3側の通信端末2に送るべきAMR音声符号化データのフレームを受信した場合に、そのAMR音声符号化データに対応したPCM音声データをペイロード部に含むIPパケットをインターネット3側に送信する機能を有する。また、ゲートウェイサーバ4は、インターネット3側から移動機7宛てのPCM音声データが載せられたIPパケットを受信した場合に、このPCM音声データをAMR方式のCODECにより復号可能な形式のAMR音声符号化データに変換し、このAMR音声符号化データをフレームに載せ、移動網5を介して移動機7宛に送信する機能を有する。ここで、IPパケットがゲートウェイサーバ4へ伝送される過程において、IPパケットの消失や致命的な符号誤りが発生する場合がある。かかる場合に、ゲートウェイサーバ4は、IPパケットに対応したAMR音声符号化データとして、コンシールメント処理の対象となるNo dataをフレームに載せ、移動機7宛に送信する機能を有している。このNo dataは、当該フレームにおいて誤りが生じた或いは当該フレームが消失したことを表すデータである。
【0016】
ゲートウェイサーバ4は、インターネット3側からIPパケットを受信して、当該IPパケットに載せられているPCM音声データを送信するための手段として、受信部41と、PCM復号器42と、AMR符号器43とを有している。なお、図1においては、インターネット3内に存在する通信端末2から、移動機7宛にPCM音声データを送信するために必要な各部のみが示されているが、本実施形態に係る音声通信システムにおいては、当然に移動機7側から通信端末2宛にPCM音声データを送信することも可能である。しかし、移動機7から通信端末2宛にPCM音声データの送信を行うための各部については本発明の要旨と無関係のため図示を省略している。
【0017】
ここで、受信部41は、インターネット3とのインターフェイスを有しており、インターネット3を介して通信端末2から送信されてきたIPパケットを受信する。そして、受信部41は、受信したIPパケットの伝送過程において発生したジッタを吸収した後、当該IPパケットを一定周期でPCM復号器42宛に出力する。受信部41において伝送遅延を吸収する方法としては、例えば、この受信部41に受信用のバッファを設け、受信したIPパケットをこのバッファに一度貯めて、一定周期で受信部41からPCM復号器42に送る構成としても良い。
【0018】
また、受信部41は、この受信されたIPパケットの符号誤り検出を行う。そして、IPパケットにおいてパケットヘッダの符号誤りが発生している等、復号不能なIPパケットである場合には、復号不能信号をAMR符号器43へ送る。また、受信すべきIPパケットがその伝送過程において消失してしまっている場合にも、受信部41は、AMR符号化器43宛に復号不能信号を出力する。しかし、IPパケットが伝送過程において消失していると、当該IPパケットが受信部41によって受信されることがないため、当該IPパケットが消失していることを検出することはできない。そこで、受信部41は、所定の方法によって受信されるべきIPパケットが消失していることを検出する。この受信部41が消失しているIPパケットを検出する方法としては、例えば、受信したIPパケットに含まれるタイムスタンプを監視し、このタイムスタンプの監視結果に従って、各IPパケットの受信タイミングを予測するという方法がある。この場合、この予測された受信タイミングから所定のマージンを加えた時刻になっても次のIPパケットが受信されないときは、当該IPパケットは消失したと判断し、そのIPパケットが復号不能である旨を示す復号不能信号をAMR符号化器43に送る。
【0019】
PCM復号器42は、受信部41から出力されたIPパケットのペイロード部からPCM音声データを取り出し、PCM復号して出力する。
【0020】
AMR符号器43は、移動網5とのインターフェイスを有しており、PCM復号器42から出力されたPCM音声データに対してAMR方式の符号化を行い、AMR音声符号化データを生成する。そして、このAMR音声符号化データをフレームに載せて移動網5側に送信する。本実施形態では、AMR符号器43から出力される各フレームは、受信部41から出力される各IPパケットと1対1に対応している。
【0021】
また、AMR符号器43は、受信部41において復号不能信号が出力されている場合、この復号不能信号が出力されている間にPCM復号器42から出力されたPCM音声データを無視し、その代わりに、コンシールメント処理の対象となるNo dataをフレームに載せる。
【0022】
[1.2]実施形態の動作
以下、通信端末2から移動機7宛てにPCM音声データを送る場合を例に本実施形態の動作について説明する。なお、本実施形態では、移動機7から通信端末2宛てにPCM音声データを送ることも勿論可能であるが、この動作については本発明と関係がないのでその説明を省略する。
【0023】
図2は、ゲートウェイサーバ4において行われる処理のタイミングチャートである。なお、図2において、受信部41から出力されるIPパケットは、そのIPパケットの伝送過程において発生したジッタが吸収された後、受信部41から一定周期でPCM復号器42宛に出力されている。
【0024】
まず、ゲートウェイサーバ4によってIPパケットP1が誤り無く受信されると、このIPパケットP1は、所定のタイミングにおいて受信部41からPCM復号器42に出力される。ここで、IPパケットP1には誤りが無いため、これに対応した復号不能信号は、出力されない。そして、PCM復号器42においては、受信部41からのIPパケットP1の出力が完了すると、IPパケットP1のペイロード部からPCM音声データが取り出され、PCM復号されて、AMR符号器43へと出力される。AMR符号器43においては、PCM復号器42から出力されたIPパケットP1に対応したPCM音声データに対してAMR方式の符号化を行い、AMR音声符号化データが生成される。そして、このAMR音声符号化データは、フレームF1に載せられて移動網5側に送信される。
【0025】
その後、ゲートウェイサーバ4においては、次に受信されるIPパケットP2についても同様の処理が実行されることによってフレームF2が生成され、移動網5を介して、移動機7宛に送信されるのである。
【0026】
次に、IPパケットP3が致命的な符号誤り(例えば、ヘッダの誤り)を含んだ状態で受信部41によって受信されると、受信部41は、図2に示すようにIPパケットP3が復号不能であることを示す復号不能信号をAMR符号器43宛に送る。
【0027】
一方、PCM復号器42においては、受信部41からのIPパケットP3の出力が完了すると、IPパケットP3の復号が開始される。しかし、IPパケットP3においては、パケットヘッダに符号誤りが発生しているため、PCM復号器42においてIPパケットP3を復号することは出来ない。この結果、PCM復号器42は、1個分のIPパケットに載せられているPCM音声データの時間長に相当する期間、“無音”状態に対応したPCM音声データをAMR符号器43に出力する。ここで、図2に示すように、受信部41からAMR符号器43宛に出力される復号不能信号は、PCM復号器42からの出力が“無音”状態となっている間だけ出力される。
【0028】
一方、AMR符号器43においては、図2に示すように、受信部41から復号不能信号が出力されている状態となっているため、PCM復号器42から出力されているPCM音声データを無視して、復号不能信号に従いコンシールメント処理の対象となるNo dataを載せてフレームF3を生成するのである。
このようにして、AMR符号器43によってNo dataが載せられたフレームF3が移動機7宛に送信される。
【0029】
その後、IPパケットP4及びP5が誤りが発生していない状態でゲートウェイサーバ4に受信されると、ゲートウェイサーバ4においては、IPパケットP4及びP5に対してIPパケットP1と同様の処理が行われる。
【0030】
一方、IPパケットP6がその伝送過程において消失した場合、IPパケットP6が受信部41によって受信されることはないため、受信部41はIPパケットP6が消失したことを検出することが出来ない。そこで、受信部41は所定の方法によってIPパケットP6が消失したことを検出して、IPパケットP6が復号不能である旨を示す復号不能信号をAMR符号器43に出力する。この受信部41が伝送過程において消失したIPパケットを検出する方法としては、上述したように、受信したIPパケットに含まれるタイムスタンプを監視し、このタイムスタンプの監視結果に従って、各IPパケットの受信タイミングを予測するという方法がある。この場合、受信部41は、この予測された受信タイミングから所定のマージンを加えた時刻になっても次のIPパケットが受信されないときは、当該IPパケットは消失したと判断し、そのIPパケットに対応した復号不能信号をAMR符号器43に送れば良い。例えば、図2に示す場合において、IPパケットP6は消失しているので、IPパケットP5が受信された後、IPパケットP6の受信タイミングから所定のマージンを加えた時刻になってもIPパケットP6が受信されることはない。このため、受信部41は、IPパケットP6は消失したものと判断して、予測されていたIPパケットP6の受信完了タイミングから復号不能信号の出力を開始する。そして、受信部41は、このIPパケットP6に対応した復号不能信号をIPパケットP7の受信が完了するまで維持する。
【0031】
一方、受信部41からIPパケットP6が出力されるべき期間であっても、IPパケットP6が消失していると受信部41からIPパケットP6が出力されることはない。このためPCM復号器42は、次のIPパケット(この場合P7)が受信部41から出力されるまで、復号処理を実行することが出来ない。この結果、PCM復号器42から出力されるPCM音声データは、IPパケットP3と同様に1個分のIPパケットに載せられているPCM音声データの時間長に相当する期間“無音”状態となる。
【0032】
一方、AMR符号器43においては、図2に示すようにPCM復号器42からIPパケットP6に対応したPCM音声データが出力されるべき期間、受信部41から復号不能信号が出力された状態となっている。このため、AMR符号器43は、PCM復号器42から出力されているPCM音声データを無視して、コンシールメント処理の対象となるNo dataを載せてフレームF6を生成するのである。
【0033】
このようにして、AMR符号器43によってNo dataとして生成されたフレームF6が移動機7宛に送信される。
【0034】
一方、フレームF1〜F6を移動網5から受信した移動機7においては、フレームF1〜F6の復号が行われることとなる。この際、フレームF3及びF6についてはNo dataとなっているため、移動機7においてコンシールメント処理が実行され、フレームF2以前の復号結果からフレームF3に対応したPCM音声データが補完される。また、フレームF6に対しても同様に、フレームF5以前の復号結果からフレームF6に対応したPCM音声データが補完されることとなる。
【0035】
このようにして、本実施形態にかかるゲートウェイサーバは、インターネット側においてIPパケットに消失等が発生した場合においても、移動網側において採用されている符号化方式のコンシールメント作用を利用することにより、消失したIPパケットPに対応したPCM音声データを補完することが可能となり、音質の劣化を生じることなくリアルタイムの音声通信を行うことが可能となる。
【0036】
なお、本実施形態においては、音声符号化の方式としてAMR方式とPCM方式とを例示している。しかし、通信端末2とゲートウェイサーバ4間において送受信されるデータについては、PCM方式に限らず他のどのような符号化方式を用いても構わない。また、ゲートウェイサーバ4と移動機7との間において送受信されるデータついては、コンシールメント機能を有している符号化方式を用いれば、どのような符号化方式を用いても構わない。
【0037】
また、本実施形態においては、IPパケットとフレームとが一対一の対応関係を有するものとして例示している。しかし、IPパケット長とフレーム長が異なる場合、一対一の対応関係を作ることが出来ない。このような場合に、復号不能なほど致命的な誤りがIPパケットに発生すると、該IPパケットに対応してPCM復号器42から出力される“無音”状態に対応したPCM音声データが複数フレームに跨ってしまうこととなる。そこで、このような場合には、IPパケットに記述されているタイムスタンプから、データの消失している期間を算出し、当該期間内に生成されるフレームについては全てNo dataとして生成する。このように処理を行うことによって、喪失されたIPパケットが複数フレームに跨ることを防止することが出来る。
また、例えば、1つのフレームが複数のIPパケットに対応する場合或いは1つのIPパケットが複数のフレームに対応する場合のように、一方が他方の整数倍となる対応関係にある場合には、各IPパケットとフレームの同期をとる構成とすればよい。例えば、2つのIPパケットが1つのフレームに対応する場合に、各IPパケットとフレームの同期をとっておけば、1つのIPパケットが消失した場合に、複数のフレームに跨ってしまうことを防止することが可能となる。
【0038】
また、本実施形態においてはPCM復号器42において得られるPCM音声データは、デジタルデータであるものとして説明を行っている。しかし、多少の音声劣化であれば発生しても構わない場合には、PCM復号器42においてアナログ信号である音声情報にまで復号してからAMR符号器43に送る構成としても構わない。
【0039】
また、本実施形態において、通信端末2から送信され、ゲートウェイサーバ4によって受信されるPCM音声データは、インターネット3を介してIPパケットに載せられて送信される構成となっている。しかし、通信端末2から送信され、ゲートウェイサーバ4によって受信されるPCM音声データは、他の通信網を介してフレームに載せられて送信される構成としても構わない。この場合において、通信端末2から送信されたフレームがその伝送過程において消失したとしても、上記実施形態と同様にしてNo dataを載せたフレームを生成することが可能である。すなわち、通信端末2から移動機7宛に送信されたフレームがゲートウェイサーバ4まで伝送される過程において復号不能なほど致命的な符号誤りが発生した場合、ゲートウェイサーバ4は、当該フレームに載せられたPCM音声データに換えてNo dataを載せて、その符号誤りが発生したフレームに対応したフレームを生成するのである。また、通信端末2によって送信されたフレームがその伝送過程において消失することがある。かかる場合に、ゲートウェイサーバ4は、例えば、当該フレームの受信タイミングから所定時間経過しても当該フレームが受信されない場合に当該フレームが消失したものとみなして、当該フレームに対応したフレームにNo dataを載せて移動機7宛に送信する。
【0040】
[2]第2実施形態
本実施形態に係る音声通信システムは、図1に示す第1実施形態に係る音声通信システムと同様の構成を有する。本実施形態において、第1実施形態と異なるのは、AMR符号器43においてフレームを生成する過程のみである。従って、AMR符号器43以外の各構成要素については、第1実施形態と同様の動作を行うものであるため説明は省略する。
【0041】
以下、このAMR符号器43において行われるフレームの生成過程について説明する。
本実施形態において、AMR符号器43は、各フレームに対して「フレーム番号」を付加して移動網5側に送信する構成となっている。また、IPパケットがゲートウェイサーバ4へ伝送される過程において、IPパケットの消失や致命的な符号誤りが発生する場合がある。かかる場合にAMR符号器43は、当該IPパケットに対応したフレームを送信せずに当該フレームに対応したフレーム番号を飛ばして、次のフレームを生成する。例えば、図2に示す場合において、IPパケットP3が復号不能な誤りを含んだ状態でゲートウェイサーバ4によって受信されると、AMR符号器43は、フレームF3を飛ばしてフレームF4を移動網5側に送信する。また、IPパケットP6がその伝送過程において消失されてしまうと、AMR符号器43は、同様にフレームF6を飛ばしてフレームF7を送信する。すなわち、AMR符号器43から送信されるフレームは「フレーム番号」として「3番」と「6番」が抜けた状態で送信される。
【0042】
一方、フレームF1、F2、F4、F5、F7を移動網5から受信した移動機7においては、フレームF1、F2、F4、F5、F7の復号が行われることとなる。この際、移動機7においては、フレームF1、F2、F4、F5、F7の「フレーム番号」から「3番」と「6番」に対応している「フレーム番号」が抜けているものと判断し、フレームF3及びフレームF6が消失されているものとみなす。そして、移動機7は、コンシールメント処理を実行するのである。すなわち、フレームF2以前の復号結果からフレームF3に対応したPCM音声データが補完される。また、フレームF6に対しても同様に、フレームF5以前の復号結果からフレームF6に対応したPCM音声データが補完されることとなる。
【0043】
このようにして、本実施形態に係るゲートウェイサーバは、インターネット側においてIPパケットに消失等が発生した場合、当該IPパケットに対応したフレームは生成しない。このため、ゲートウェイサーバ内における処理負担を軽くすることが可能となる。
【0044】
[3]第3実施形態
本実施形態に係る音声通信システムは、図1に示す第1実施形態に係る音声通信システムと同様の構成を有する。本実施形態において、第1実施形態と異なるのは、AMR符号器43においてフレームを生成する過程のみである。従って、AMR符号器43以外の各構成要素については、第1実施形態と同様の動作を行うものであるため説明は省略する。
【0045】
以下、このAMR符号器43において行われるフレームの生成過程について説明する。
本実施形態において、AMR符号器43は、一定周期でフレームを移動機7宛に送信する。また、IPパケットがゲートウェイサーバ4へ伝送される過程において、IPパケットの消失や致命的な符号誤りが発生する場合がある。かかる場合にAMR符号器43は、当該IPパケットに対応したフレームを送信すべき期間中に当該フレームを全く送信しない。例えば、図2に示す場合において、IPパケットP3に復号不能な誤りを含んだ状態でゲートウェイサーバ4によって受信されると、AMR符号器43は、フレームF3を送信すべき期間中にフレームを送信することはない。また、IPパケットP6がその伝送過程において消失されてしまうと、AMR符号器43は、同様にフレームF6を送信すべき期間中にフレームを送信することはない。
【0046】
一方、フレームF1、F2、F4、F5、F7を移動網5から受信した移動機7においては、フレームF1、F2、F4、F5、F7の復号が行われることとなる。この際、移動機7においては、フレームF3の受信タイミングにおいてフレームF3が受信されることはない。また、フレームF6についても同様にその受信タイミングにおいてフレームF6が受信されることはない。
【0047】
フレームF3やF6のように本来受信されるべきタイミングから所定のマージンを加えた時刻になっても次のフレームが受信されないとき、移動機7は当該フレームが消失したものとみなしてコンシールメント処理を実行する。すなわち、フレームF2以前の復号結果からフレームF3に対応したPCM音声データが補完される。また、フレームF6に対しても同様に、フレームF5以前の復号結果からフレームF6に対応したPCM音声データが補完される。
【0048】
このようにして、本実施形態に係るゲートウェイサーバは、第2実施形態のように各フレームに対してフレーム番号を付加するという処理を行うこともない。このため、第2実施形態に比べてゲートウェイサーバ内における処理負担を更に軽くすることが可能となる。
【0049】
[4]第4実施形態
[4.1]第4実施形態の構成
図3は、本実施形態にかかる音声通信システム10の構成を示すブロック図である。なお、図3において上述した図1の各部と対応する部分には同一の符号が付されている。
本実施形態において、ゲートウェイサーバ40は、受信部44と、PCM復号器42と、スイッチ回路45と、AMR符号器46と、AMR復号器47とを有する。
【0050】
ここで、受信部44は、第1実施形態と同様にインターネット3とのインターフェイスを有しており、インターネット3を介して通信端末2から送信されてきたIPパケットを受信する。そして、受信部44は、受信したIPパケットの伝送過程において発生したジッタを吸収した後、当該IPパケットを一定周期でPCM復号器42宛に出力する。また、受信部44は、受信されたIPパケットの符号誤り検出を行う。そして、IPパケットが復号不能なIPパケットである場合、或いは、当該IPパケットが消失している場合には、当該IPパケットが復号不能であることを表す復号不能信号をAMR復号器47へ送る。この受信部44が受信したIPパケットの伝送遅延を吸収する方法及びIPパケットの誤りを検出する方法の具体例については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。また、本実施形態において受信部44は、この復号不能信号をスイッチ回路45に対しても出力する。
【0051】
スイッチ回路45は、受信部44から復号不能信号が入力されている間だけ端子b側を選択し、これ以外の時には端子a側を選択する。つまり、受信部44から復号不能信号が入力されている間だけAMR復号器47から入力されたPCM音声データをAMR符号器46へ出力し、これ以外の時にはPCM復号器42から入力されたPCM音声データをAMR符号器46へ出力するのである。
【0052】
AMR符号器46は、第1実施形態と同様に、スイッチ回路45を介して入力されるPCM音声データに対して符号化を行ってフレームを生成する。また、AMR符号器46は、生成したフレームを移動網5を介して移動機7宛に送信する際、当該フレームをAMR復号器47に対しても出力する。
【0053】
AMR復号器47は、AMR符号器46から入力されるフレームを復号してPCM音声データを取得し、スイッチ回路45の端子bに出力する装置である。このAMR復号器47は、受信部44から復号不能信号が送られてくると、その復号不能信号が出力されている間コンシールメント処理を実行して、当該復号不能信号に対応したフレーム以前のフレームの復号結果から当該フレームに対応したPCM音声データを補完する。
【0054】
[4.2]第4実施形態の動作
以下、通信端末2から移動機7宛てに音声情報を送る場合を例に本実施形態の動作について説明する。なお、本実施形態においても、移動機7から通信端末2宛に音声情報を送ることも勿論可能であるが、この動作については本発明と関係がないのでその説明を省略する。
【0055】
図4は、ゲートウェイサーバ40において行われる処理のタイミングチャートである。なお、図4において、受信部44から出力されるIPパケットは、受信部44において、その伝送過程において発生したジッタが吸収された後、一定周期でPCM復号器42宛に出力されている。
【0056】
まず、ゲートウェイサーバ40によってIPパケットP1が誤り無く受信されると、このIPパケットP1は、受信部44からPCM復号器42宛に出力される。ここで、IPパケットP1には誤りが発生していないため、これに対応した復号不能信号は受信部44から出力されない。そして、PCM復号器42においては、受信部44からIPパケットP1の出力が完了すると、IPパケットP1のペイロード部からPCM音声データが取り出され、PCM復号されて、スイッチ回路45の端子aを介してAMR符号器46へ出力される。AMR符号器46においては、PCM復号器42から出力されたIPパケットP1に対応したPCM音声データに対してAMR方式の符号化を行い、AMR音声符号化データが生成される。そして、このAMR音声符号化データは、フレームF1に載せられて移動網5側に送信される。また、フレームF1は、AMR復号器47へと出力され、AMR復号器47においてフレームF1に載せられたAMR符号化データが復号される。
【0057】
その後、ゲートウェイサーバ40においては、次に受信されるIPパケットP2についても同様の処理が実行されることによってフレームF2が生成され、移動網5を介して、移動機7宛に送信されるのである。
【0058】
次に、IPパケットP3が致命的な符号誤り(例えば、ヘッダの誤り)を含んだ状態で受信部44によって受信されると、受信部44は、図4に示すようにIPパケットP3が復号不能であることを示す復号不能信号をAMR復号器47及びスイッチ回路45宛に送る。
【0059】
一方、PCM復号器42においては、受信部44からのIPパケットP3の出力が完了すると、IPパケットP3に復号が開始される。しかし、IPパケットP3においては、パケットヘッダに符号誤りが発生しているため、PCM復号器42がIPパケットP3を復号することはできない。この結果、PCM復号器42は、1個分のIPパケットに載せられているPCM音声データの時間長に相当する期間、“無音”状態に対応した音声データをスイッチ回路45の端子aへ出力する。
【0060】
一方、AMR復号器47においては、受信部44から復号不能信号が供給されている間、AMR符号器46から出力されるフレームは無視して、コンシールメント処理が実行される。これにより、フレームF2以前の復号結果に基づいてフレームF3に対応したPCM音声データが補完される。すなわち、AMR復号器47は、コンシールメント処理を実行することによって得られるフレームF3に対応したPCM音声データを、PCM復号器42からIPパケットP3に対応したPCM音声データが端子aに出力されるタイミングに同期して、端子bに出力することが可能なのである。
【0061】
また、スイッチ回路45に対しては、PCM復号器45からIPパケットP3に対応したPCM音声データが端子aへ、AMR復号器47からフレームF3に対応したPCM音声データが端子bへと出力されている間、受信部44から復号不能信号が入力される。このため、スイッチ回路45は、端子bを選択してAMR復号器47においてコンシールメント処理を行うことによって得られたフレームF3に対応したPCM音声データがAMR符号器46へと出力される。従って、AMR符号器46に対して、PCM復号器42から出力された“無音”状態に対応したPCM音声データが入力されることはない。
【0062】
このようにして、AMR復号器47におけるコンシールメント処理によって補完されたPCM音声データがAMR符号器46において符号化されて、AMR音声符号化データへと変換された後、フレームF3に載せられて、移動機7宛に送信される。
【0063】
その後、IPパケットP4及びP5が誤りが発生していない状態でゲートウェイサーバ40に受信されると、ゲートウェイサーバ40においては、IPパケットP4及びP5に対してIPパケットP1と同様の処理が行われる。
【0064】
一方、IPパケットP6がその伝送課程において消失した場合、IPパケットP6が受信部44によって受信されることはないため、受信部44はIPパケットP6が消失したことを検出することが出来ない。そこで、受信部44は、所定の方法によって、IPパケットP6は消失したものと判断してIPパケットP6に対応した復号不能信号をAMR復号器47及びスイッチ回路45宛に出力する。なお、受信部44が、IPパケットP6の消失を検出する方法の具体例は、第1実施形態において受信部41が行う方法と同様であるため説明を省略する。
【0065】
一方、受信部44からは、IPパケットP6が出力されるべき期間であっても、IPパケットP6が出力されることはない。このためPCM復号器42は、次のIPパケット(この場合P7)が受信部44から出力されるまで、復号処理を実行することが出来ない。この結果、PCM復号器42から端子aに対して、1個分のIPパケットに載せられているPCM音声データの時間長に相当する期間“無音”状態のPCM音声データが出力される。また、AMR復号器47においては、受信部44から復号不能信号が供給されている間、AMR符号器46から出力されるフレームは無視して、コンシールメント処理が実行される。これにより、フレームF5以前の復号結果に基づいてフレームF6に対応したPCM音声データが補完されて、端子bに出力される。
【0066】
一方、スイッチ回路45に対しては、PCM復号器42から“無音”状態のPCM音声データが端子aへ、AMR復号器47からコンシールメント処理によって得られたフレームF6に対応したPCM音声データが端子bへと出力されている間、受信部45から復号不能信号が入力される。このため、スイッチ回路45は、端子bを選択してAMR復号器47から出力されたPCM音声データをAMR符号器46に出力するのである。そして、AMR符号器46においては、スイッチ回路45を介してAMR復号器47から出力されたPCM音声データが符号化され、AMR音声符号化データへと変換された後、フレームF6に載せられて移動機7宛に送信されることとなる。
【0067】
このようにして、本実施形態に記載の音声通信システムにおいては、インターネット上においてIPパケットの符号誤り等が発生した場合であっても、ゲートウェイサーバ内においてコンシールメント処理を実行することによって当該パケットに載せられていたデータを補完して、フレームを生成することが可能となる。このため、移動機に搭載されたAMR方式のCODECのコンシールメント機能を使用する必要が無くなるため、移動機に搭載されたCODECの性能の違いによって発生する通話品質のばらつきを防止することが可能となる。
【0068】
[5]第5実施形態
本実施形態には、コンシールメント作用を有していない符号化方式を採用するネットワークを介してリアルタイム音声通信を行うのに好適な音声通信端末が示されている。
【0069】
図5は、この発明の第5実施形態にかかる音声通信システム100の構成を示すブロック図である。なお、図5において上述した図1の各部と対応する部分については同一の符号が付されている。
【0070】
図5に示すように本実施形態にかかる音声通信システム1は、通信端末2と、ネットワーク30と、音声通信端末50から構成されている。
本実施形態に係る音声通信端末50は、ネットワーク30側からPCM音声データが載せられたIPパケットを受信した場合に、その伝送課程において当該IPパケットに致命的な符号誤りが発生してしまった場合に、コンシールメント処理を行う機能を有している。
【0071】
ここで、AMR復号器48は、AMR符号器46から入力されるフレームを復号してPCM音声データを取得する装置である。このAMR復号器48は、AMR符号器43から出力されたフレームにNo dataが載っている場合、当該フレームの前のフレームの復号結果を用いてコンシールメント処理を実行する。
【0072】
以下、図6に示すタイミングチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。
受信部41は、ネットワーク30からIPパケットを受信すると、受信したIPパケットの伝送過程において発生したジッタを吸収した後、当該IPパケットを一定周期でPCM復号器42へと出力する。また、受信部41は、受信したIPパケットにおいて符号誤りがないかどうかを判定する。図6に示す場合において、IPパケットP3が復号不能なほどの誤りが発生している状態で音声通信端末50によって受信された場合、受信部41は、AMR符号器43に対して復号不能信号を出力する。なお、受信部41からAMR符号器43宛に出力される復号不能信号については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0073】
一方、IPパケットP6がその伝送課程において消失した場合、IPパケットP6が受信部41によって受信されることはないため、受信部41はIPパケットP6が消失したことを検出することが出来ない。そこで、受信部41は所定の方法によってIPパケットP6が消失したことを検出して、IPパケットP6が復号不能である旨を示す復号不能信号をAMR符号器43に出力する。なお、この受信部41においてIPパケットP6が消失したことを検出する方法の具体例は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0074】
次に、PCM復号器42においては、第1実施形態と同様に受信部41から一定周期で出力されるIPパケットPのペイロード部から取り出されたPCM音声データが復号されて、AMR符号器43へ出力されることとなる。図6に示す場合において、IPパケットP3が復号不能なほど致命的な誤り発生している状態で音声通信端末50によって受信された場合、PCM復号器42は、1個分のIPパケットに載せられているPCM音声データの時間長に相当する期間、“無音”状態に対応したPCM音声データを出力する。また、IPパケットP6がその伝送課程において消失している場合、PCM復号器42は、IPパケットP3の場合と同様に“無音”状態に対応したPCM音声データを出力する。
【0075】
AMR符号器43においては、第1実施形態と同様にPCM復号器42から出力されたPCM音声データに対してAMR方式の符号化が施され、AMR音声符号化データが生成される。図6に示す場合において、伝送課程において復号不能なほど致命的な符号誤りやIPパケットの消失が発生した場合(この場合P3及びP6)受信部41は、復号不能信号をAMR符号器43宛に出力する。このため、AMR符号器43は、PCM復号器42からの出力を無視し、当該部分に対応したAMR音声符号化データに換えてNo dataを載せたフレームF3及びF6を生成する。
【0076】
一方、AMR復号器48においては、AMR符号器43において生成されたフレームが復号されて出力される。この際、AMR符号器43から出力されるフレームにおいて、フレームF3及びF6についてはNo dataが載っている。このため、AMR復号器48は、コンシールメント処理を実行して、フレームF2以前の復号結果からフレームF3に対応したPCM音声データを補完して、出力する。また、フレームF6に対しても同様に、フレームF5以前の復号結果からフレームF6に対応したPCM音声データを補完して、出力するのである。
【0077】
このようにして、本実施形態にかかる音声通信装置によれば、コンシールメント作用を有していない符号化方式を採用したネットワークを介して音声通信を行った場合であっても、音声通信端末内においてコンシールメント処理を行うことが可能となる。このため、ネットワーク上においてIPパケットの消失等が発生した場合であっても、当該IPパケットに含まれているPCM音声データを補完することが可能となり、音質の劣化を生じることなくリアルタイムの音声通信を行うことが可能となる。
【0078】
【発明の効果】
以上述べてきたように、この発明に記載の音声処理方法及び音声処理装置によれば、音声情報を載せたパケットがネットワークを介して伝送されてくる過程においてパケット消失や符号誤りが発生するような状況においても、通信品質を高く維持して音声情報の受信または中継を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態にかかる音声通信システム1の構成を示したブロック図である。
【図2】 ゲートウェイサーバ4における処理のタイミングチャートである。
【図3】 第4実施形態にかかる音声通信システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 ゲートウェイサーバ40における処理のタイミングチャートである。
【図5】 第5実施形態にかかる音声通信システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 音声通信端末50における処理のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1……音声通信システム 2……通信端末 3……インターネット
4、40……ゲートウェイサーバ 5……移動網 6……無線基地局
7……移動機 41、44……受信部 42……PCM復号器
43、46……AMR符号器 45……スイッチ回路
47、48……AMR復号器
50……音声通信端末

Claims (4)

  1. ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信過程と、
    前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出過程と、
    前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データから音声データを復号する復号過程と、
    前記復号過程において復号された音声データの予測符号化を行い、第2の音声符号化データを生成する過程であって、前記検出過程において前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データについては当該音声データを予測符号化して第2の音声符号化データを生成する一方、前記検出過程において前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出された区間に対応した音声データについては符号化が行われなかったことを意味する非符号化データを第2の音声符号化データとして生成する符号化過程と、
    前記第2の音声符号化データを復号し、該第2の音声符号化データに前記非符号化データが含まれる場合には、過去の復号結果から予測される当該非符号化データに対応した音声データを出力するコンシールメント機能を有する復号器または該復号器を有するノードに対し、前記符号化過程により得られた第2の音声符号化データを出力する出力過程と
    を具備することを特徴とする音声処理方法。
  2. ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信過程と、
    前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出過程と、
    前記受信過程において受信された前記第1の音声符号化データから音声データを復号する復号過程と、
    前記検出過程において前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データに限り、前記復号過程において復号された音声データの予測符号化を行って第2の音声符号化データを生成する一方、前記第2の音声符号化データに対して所定の区間毎に識別番号を付加する符号化過程と、
    前記第2の音声符号化データにおいて前記識別番号が付加されている区間に限り復号を行い、当該第2の音声符号化データにおいて前記識別番号が付加されていない区間については、過去の復号結果から予測される当該区間に対応した音声データを出力するコンシールメント機能を有する復号器または該復号器を有するノードに対し、前記符号化過程により得られた第2の音声符号化データを出力する出力過程と
    を具備することを特徴とする音声処理方法。
  3. ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1の音声符号化データから音声データを復号する第1の復号手段と、
    前記第1の復号手段よって復号された音声データの予測符号化を行い、第2の音声符号化データを生成する手段であって、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データについては当該音声データを予測符号化して第2の音声符号化データを生成する一方、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出された区間に対応した音声データについては符号化が行われなかったことを意味する非符号化データを第2の音声符号化データとして生成する符号化手段と、
    音声符号化データを復号し、該第2の音声符号化データに前記非符号化データが含まれる場合には、過去の復号結果から予測される当該非符号化データに対応した音声データを出力する第2の復号手段と
    を具備することを特徴とする音声処理装置。
  4. ネットワークを介して第1の音声符号化データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りを検出する検出手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1の音声符号化データから音声データを復号する第1の復号手段と、
    前記第1の復号手段よって復号された音声データの予測符号化を行い、第2の音声符号化データを生成する手段であって、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出されていない区間に対応した音声データについては当該音声データを予測符号化して第2の音声符号化データを生成する一方、前記検出手段によって前記第1の音声符号化データの消失または符号誤りが検出された場合には当該音声符号化データに対応した音声データをコンシールメント処理を実行することにより補完して前記第2の音声符号化データを生成する符号化手段と、
    前記符号化手段によって生成された第2の音声符号化データを復号して、出力する復号手段と
    を具備することを特徴とする音声処理装置。
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