JP2002512638A - スキンケア組成物 - Google Patents

スキンケア組成物

Info

Publication number
JP2002512638A
JP2002512638A JP52618999A JP52618999A JP2002512638A JP 2002512638 A JP2002512638 A JP 2002512638A JP 52618999 A JP52618999 A JP 52618999A JP 52618999 A JP52618999 A JP 52618999A JP 2002512638 A JP2002512638 A JP 2002512638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
skin care
composition
care composition
glycol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52618999A
Other languages
English (en)
Inventor
清章 森
千佳子 井野邉
秀和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2002512638A publication Critical patent/JP2002512638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/39Derivatives containing from 2 to 10 oxyalkylene groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8141Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8147Homopolymers or copolymers of acids; Metal or ammonium salts thereof, e.g. crotonic acid, (meth)acrylic acid; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/16Emollients or protectives, e.g. against radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 湿潤化剤、約5,000〜約500,000の平均分子量を有する2〜約3の炭素原子のポリオキシアルキレングリコール、水溶性高分子増粘剤、ノニオン性界面活性剤およびキャリヤーを含有するスキンケア組成物であって、組成物中の界面活性剤の全量は組成物の5%未満である、スキンケア組成物が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 スキンケア組成物 分野 本発明はスキンケア組成物に関する。特に、皮膚を湿潤化させるためのスキンケ ア組成物に関する。 背景 目下、消費者に利用されている多くのパーソナルケア製品は、主に皮膚の衛生 的及び/又は身体的外観の改良に向けられている。これらのスキンケア製品のう ち、多くは皮膚が皺になるのを遅くし、皺を少なく又は除くことに向けられてお り、そして他の組織変化は、典型的には皮膚の老化又は人の皮膚への環境上の損 傷に関連していた。 皮膚は外的及び内的要因により損傷をうける。外的要因としては、紫外線輻射( 例えば太陽の暴露から)、環境汚染、風、熱、低湿度、苛酷な界面活性剤、磨き 粉などがある。内的要因としては、生活年齢老化及び皮膚内からの他の生化学的 変化がある。外的又は内的いずれにせよ、これらの要因は皺及び他の荒れの生成 (気孔サイズ、フレーク及びスキンラインの増加を含む)のような皮膚の老化及 び環境上の損傷の眼にみえるサイン、及び皮膚の老化又は損傷に関連する組織変 化を生じさせる。皮膚老化のサインとしては、全ての外部の可視的且つ触覚的に 知覚しうる現れ並びに皮膚老化による他のマクロ又はミクロ現象などがあるが、 これらに限定されない。 皮膚を健康で且つ若々しい状態に維持し又は回復させるために、典型的には皮膚 は湿潤化剤で処理される。公知の湿潤化剤としては、グリコール又はグリセリン がある。皮膚へ塗付される湿潤化剤のレベルの増加は、典型的には皮膚の湿潤性 を改良する。 皮膚湿潤化のために使用されるスキンケア製品の評判の形態としては、透明ロー ション、ミルクローション及びエッセンスがある。このような組成物は典型的に は高い水含量を有する。また、消費者は脂っぽくない感触を有する為に、このよ うな高水含量を期待する。不幸なことに、組成物中の湿潤化剤のパーセンテージ が増加すると、これらの組成物は脂っぽい感触を与える傾向があり、そして皮膚 への湿潤化剤の分布及び/又は拡がり(展開性)が劣る結果となる。 上記に基づいて、組成物中の湿潤化剤の量を最大にすることにより皮膚の状態を 改良し及び/又は皮膚への湿潤化剤の沈着及び/拡がりを改良し、さらに使用者 へ脂っぽくない感触を与え続けるスキンケア組成物についての必要性がある。 要約 本発明は、湿潤化剤、約5,000〜約500,000の平均分子量を有する2〜約3の炭 素原子のポリオキシアルキレングリコール、水溶性高分子増粘剤、ノニオン性界 面活性剤、およびキャリヤーを含有するスキンケア組成物である。組成物中の全 界面活性剤の量は組成物の5%未満である。 本発明のこれらの及び他の特徴、観点及び利点は以下の記述及び請求の範囲の記 載からよく理解されるであろう。 詳細な記載 明細書は、発明を特に指摘し且つ明確にクレームする請求の範囲を決定するが 、本発明は下記の記述からよく理解されるものと信ずる。 全てのパーセンテージは特記しない限り、全組成物の重量当たりである。 全ての割合は特記しない限り、重量割合である。 全ての引用文献はここにその全体が参考として合体される。いずれの文献の引用 も請求された発明に対して従来技術としてのその利用についての決定に関する自 認はない。 ここで「含有する」とは、最終結果に影響を与えない他の工程及び他の成分を付 加することができることを意味する。この用語は、用語「からなる」及び「から 本質的になる」を包含する。 ここで「局所塗付」とは、皮膚の表面へ組成物を塗付する又は拡げることを意味 する。 ここで「皮膚病学的に許容しうる」とは、過度の毒性、非混和性、不安定性、炎 症アレルギー応答などがなく、妥当な利益/リスク割合で、記載されているよう な組成物又は成分を人の皮膚に接触させて使用するのに適していることを意味す る。 ここで「化粧品的に許容しうるキャリヤー」とは、1種以上の混和しうる皮膚病 学的に許容しうる固形又は液状充填希釈剤、又は封入物質を意味する。 ここで「安全且つ有効量」とは、熟練者の正常な判定の範囲内において、ここに 記載の利益を独立して含む、明確な利益、好ましくは明確な又は感触利益を有意 に包含するのに十分であるが、厳しい副作用を避ける、即ち妥当な利益とリスク の割合を与えるのに十分に低い化合物又は組成物の量を意味する。 本発明の組成物は、湿潤化剤、ポリオキシアルキレングリコール、増粘剤、ノニ オン性界面活性剤、およびキャリヤーを含有する。好ましくは、該組成物は皮膚 病学的に許容しうる局所組成物、より好ましくは化粧品組成物である。A.湿潤化剤 本発明の組成物は安全且つ有効量の湿潤化剤を含有する。湿潤化剤は親水性であ り、高い水保持容量を有することが好ましい。ここで「水保持容量」とは、皮膚 中の水及び/又は湿分保持を促進する成分及び/又は物質を意味する。 ここで有用な湿潤化剤は、湿潤剤及び/又は保湿剤のようなスキンローション中 に典型的に配合しうるいかなる成分をも包含する。好ましくは、ここで有用な湿 潤化剤は、多価アルコール;グリコール酸及びグリコール酸塩;乳酸及び乳酸塩 (例えば乳酸ナトリウム);種々の形態のアロエベラ(例えばアロエベラゲル) ;糖及びデンプン誘導体(例えばアルコキシル化グルコース);アミノ酸及びそ の誘導体;アミド(例えば尿素);アルカノールアミド(ラクタミドモノエタノ ールアミン;アセタミドモノエタノールアミン)及びそれらの混合物;好ましく は多価アルコール、乳酸及び乳酸塩、又はアミドから選ばれる。 ここでの使用に有用な好ましい多価アルコールとしては、ポリアルキレングリコ ール、より好ましくは、アルキレンポリオール及びグリセリンを含むその誘導体 、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール 、 ポリエチレングリコール及びその誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソ ルビトール、エリスリトール、スレイトール、ペンタエリスリトール、キシリト ール、グルシトール、マンニトール、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリ コール、1,2,6-ヘキサントリオール、グリセロール、エトキシル化グリセロール 、プロポキシル化グリセロール、ナトリウム 2-ピロリドン-5-カルボキシレート 、可溶性コラーゲン、ゼラチン、及びそれらの混合物があるが、これらに限定さ れない。好ましい湿潤化剤は、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、グルコー ス、乳酸、トリメチルグリシン、尿素、又はそれらの混合物;より好ましくはグ リセリン、トリメチルグリシン、又は尿素である。 本発明の組成物は好ましくは約4%〜約15%、より好ましくは約5%〜約9% の湿潤化剤を含有する。理論に拘束されないが、湿潤化剤の高い濃度(即ち約1 5%を超える)は望ましくない粘々した及び/又は脂っぽい皮膚感触を生じさせ るものと思われる。また、湿潤化剤の低い濃度(約4%未満)は皮膚の湿潤が不 十分となりうる。B.ポリオキシアルキレングリコール 本発明の組成物は、ポリオキシアルキレングリコール、好ましくは2〜約3の炭 素含有ポリオキシアルキレングリコールを含有する。ここで有用なポリオキシア ルキレングリコールは好ましくは約5,000〜約500,000、より好ましくは約10,000 〜約300,000の平均分子量(以降、「M.W.」と記す)を有する。ポリオキシア ルキレングリコールは、比較的高いレベルの湿潤化剤から典型的に生じる脂っぽ い感触を与えずに、皮膚に湿り気を与えることができるものと思われる。従って 、これらの特定のポリオキシアルキレングリコールを含有する組成物は湿潤化剤 の濃度を減少させることができ、それによって何らの皮膚の油っぽさもなく、改 良された湿り気を有する組成物を提供する。 好ましくは、ここで有用なポリオキシアルキレングリコールとしては、ポリオキ シエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン グリコールとポリオキシプロピレングリコールのブロックコポリマー、及びそれ らの混合物がある。好ましいポリオキシアルキレングリコールは、低い平均M. W.(即ち約20,000)及び高い平均M.W.(即ち約150,000〜約200,000)を有す る2つ又はそれ以上のポリオキシエチレングリコールの組み合せである。 組成物は好ましくは約0.1%〜約3%、より好ましくは約0.5%〜約1%の ポリオキシアルキレングリコールを含有する。ポリオキシアルキレングリコール の高い濃度(即ち3%超過)は望ましくない粘々した及び/又は脂っぽい感触の 組成物を生ずるものと思われる。また、ポリオキシアルキレングリコールの低い 濃度(即ち0.1%未満)は皮膚に不十分な湿り気を生じさせるものと思われる 。C.水溶性高分子増粘剤 本発明の組成物は水溶性高分子増粘剤を含有する。水溶性高分子増粘剤はスキン ケア組成物中に、好ましくは、約0.0001%〜約0.15%、より好ましく は約0.001%〜約0.1%存在する。 理論に拘束されないが、水溶性高分子増粘剤はポリエチレングリコールとの組み 合せにおいて、皮膚上での組成物の展開性を促進するものと思われる。 また、組成物中の水溶性高分子増粘剤の高いレベル(約0.15%超過)は望ま しくない粘々した感触を生じさせるものと思われる。さらに、水溶性高分子増粘 剤の低い濃度(即ち0.0001%未満)は皮膚に不十分な湿り気を生じさせる ものと思われる。 ここで有用な水溶性高分子増粘剤としては、ポリサッカライド、ガム、ムコポリ サッカライド(例えばヒアルロン酸、コンドロイチンスルフェート)、カルボン 酸ポリマー、架橋ポリアクリレートポリマー、及びそれらの混合物があるが、ポ リサッカライド、ガム、又はそれらの混合物が好ましい。 天然源(例えばマルメロの種(Quince Seed))由来の抽出物質は水溶性高分子増 粘剤として含有することができる。マルメロの種はTaiyo Kagaku(三重県)から 入手可能である。1.ポリサッカライド 広範で種々のボリサッカライドが組成物に使用しうる。ここで「ポリサッカライ ド」とは、繰り返し糖(カルボヒドレート)単位の骨格を有する増粘剤をいう。 有用なポリサッカライドの非限定的例としては、セルロース、カルボキシメチル ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチル エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル セルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、微結晶セルロース、ナトリウ ムセルローススルフェート、及びそれらの混合物からなる群から選ばれるものが あるが、ヒドロキシプロピルセルロースが好ましい。 有用なポリサッカライドの上記の例において、セルロースポリマーのヒドロキシ 基はヒドロキシアルキル化されている(好ましくは、ヒドロキシエチレート又は ヒドロキシプロピレート)ことが好ましく、さらにエーテル結合を通して約10 〜約30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基で変性されたヒドロキシアルキル化セル ロースを形成する。好ましいポリサッカライドは、約10〜約30の炭素の直鎖 又は分岐鎖アルコールとヒドロキシアルキルセルロースとのエーテルである。 有用なポリサッカライドの付加的な例としてはアルキル置換セルロースがある。 ここで有用なアルキル基の非限定的例としては、ステアリル、イソステアリル、 ラウリル、ミリスチル、セチル、イソセチル、ココイル(例えばココナッツ油の アルコール由来のアルキル基)、パルミチル、オレイル、リノレイル、リシノレ イル、ベヘニル、及びそれらの混合物がある。アルキルヒドロキシアルキルセル ロースエーテルのうちでは、CTFA認定の物質セチルヒドロキシエチルセルロ ースが好ましく、それはセチルアルコールとヒドロキシエチルセルロースのエー テルである。この物質は商品名Natrosol CS PlusとしてAqualon Corp.から販売 されている。 ここで有用な他のポリサッカライドとしては、(1から6未満の)結合グルコー ス各3単位を有する(1から3未満の)結合グルコース単位の線状鎖を含有する スクレログルカンがある。このものの商業的に入手可能例はMichel Mercier Pro ducts Inc.からClearogel CS11として入手可能である。2.ガム 本発明の組成物に使用することができる他の水溶性高分子増粘剤としては、主 に天然源由来の物質がある。このような水溶性高分子増粘剤の非限定的例として は、アカシア、アガー、アルギン、アルギン酸、アンモニウムアルギネート、ア ミロペクチン、カルシウムアルギネート、カルシウムカラギーナン、カルニチン 、カラギーナン、デキストリン、ゼラチン、ケル化ガム、グアーガム、グアーヒ ドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ナトリウムヒアルロネート、ヒドロキ シ プロピルチトサン、ヒドロキシプロピルグアー、カラヤガム、ケルプ、ローカス トビーンガム、ナトーガム、カリウムアルギネート、カリウムカラギーナン、プ ロピレングリコールアルギネート、スクレロチウムガム、ナトリウムカルボキシ メチルデキストラン、ナトリウムカラギーナン、タラガカンスガム、キサンタン ガム、及びそれらの混合物からなる群から選ばれるガムがある。 増粘剤水溶性高分子増粘剤としてここで適当な付加的増粘ゲル化剤としては、Kl einらの米国特許第4,387,107号(1983年6月13日発行)及びR.Y.Lochhead及びW.R. Fron編"Encyclopedia of Polymer and Thickeners of Cosmetics",Cosmetics & Toiletries ,第108巻,95−135頁(1993年5月)に記載のものがある。D.ノニオン性界面活性剤 本発明の組成物はノニオン性界面活性剤を含有する。理論に拘束されないが、ノ ニオン性界面活性剤は活性剤(例えば湿潤化剤、付加的成分、例えばビタミンC など)の皮膚への吸収及び/又は浸透を促進するものと思われる。 本発明の組成物は好ましくは約0.1%〜約2%、より好ましくは約0.2%〜 約1%のノニオン性界面活性剤を含有する。 ノニオン性界面活性剤の高いレベル(即ち2%超過)は望ましくない粘稠さを 生じさせるものと思われる。また、ノニオン性界面活性剤の低い濃度(即ち0. 1%未満)は皮膚に不十分な湿り気を生じさせるものと思われる。 ここで有用なノニオン性界面活性剤は、長鎖アルコール(例えば約8〜約30 の炭素のアルコール)と糖又はデンプンポリマー(例えばグルコース)との縮合 生成物と広義に定義されうるものであることが好ましい。これらの化合物は式( S)n-O-R(Sは糖部分、例えばグルコース、フラクトース、マンノース、及 びガラクトース;Rは約8〜約30の炭素のアルキル;nは約1〜約1,000の整 数である)により表わすことができる。 アルキルが誘導される長鎖炭素を有するアルコールの例としては、デシルアルコ ール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリス チルアルコール、オレイルアルコールなどがある。ここで好ましいノニオン性界 面活性剤としては、Sがグルコース部分であり;Rが約8〜約20の炭素のアル キルであり;nは約1〜約9の整数であるものがある。これらの界面活性剤の商 業的に入手可能な例としては、HenkelからAPG 325 CSとして入手可能なデシルポ リグルコシド、及びHenkelからAPG 600 CS及び625 CSとして入手可能なラウリル ポリグルコシドがある。 ここで有用な他のノニオン性界面活性剤としては、アルキレンオキシドと脂肪酸 との縮合生成物(例えば脂肪酸のアルキレンオキシドエステル)がある。これら の物質は式R1CO(X1)mOH(R1は約10〜約30の炭素のアルキル;X 1は例えばエチレングリコール又はオキシド由来の-OCH2CH2-又は例えば プロピレングリコール又はオキシド由来の-OCH2CHCH3-;及びmは約6 〜約200の整数である)の一般式を有する。 他の有用なノニオン性界面活性剤はアルキレンオキシドと2モルの脂肪酸の縮合 生成物(例えば脂肪酸のアルキレンオキシドジエステル)である。これらの物質 は式R2CO(X2)pOOCR2(R2は独立して約10〜約30の炭素のアル キル;X2は例えばエチレングリコール又はオキシド由来の-OCH2CH2-又 は例えばプロピレングリコール又はオキシド由来の-OCH2CHCH3-;及び pは約6〜約100の整数である)の一般式を有する。 さらに他のノニオン性界面活性剤はアルキレンオキシドと脂肪アルコールの縮合 生成物(例えば脂肪アルコールのアルキレンオキシドエーテル)である。これら の物質は式R3(X3)qOR4(R3及びR4は独立してH又は約10〜約30 の炭素のアルキル;X3は例えばエチレングリコール又はオキシド由来の-OC H2CH2-又は例えばプロピレングリコール又はオキシド由来の-OCH2CH CH3-;及びqは約6〜約100の整数である)の一般式を有する。 ここで有用な他のノニオン性界面活性剤はアルキレンオキシドと脂肪酸及び脂 肪アルコール両者の縮合生成物(例えば、ポリアルキレンオキシド部分が一末端 で脂肪酸によりエステル化され且つ他の末端で脂肪アルコールによりエーテル化 されている(例えばエーテル結合を介しての接続))である。これらの物質は式 R5CO(X4)zOR6(R5及びR6は独立してH又は約10〜約30の炭素 のアルキル;X4は例えばエチレングリコール又はオキシド由来の-OCH2C H2-又は例えばプロピレングリコール又はオキシド由来の-OCH2CHCH3 -;及びzは約6〜約100の整数である)の一般式を有する。 このようなアルキレンオキシド由来のノニオン性界面活性剤の非限定的例として は、ceteth-6、ceteth-10、ceteth-12、ceteareth-6、ceteareth-10、ceteareth -12、ceteareth-20、steareth-6、steareth-10、steareth-12、steareth-20、PE G-100 steareth、PEG-6ステアレート、PEG-10ステアレート、PEG-12ステアレー ト、PEG-100ステアレート、PEG-10グリセリルステアレート、PEG-20グリセリル ステアレート、PEG-30グリセリルココエート、PEG-80グリセリルココエート、PE G-80グリセリルタロエート、PEG-200グリセリルタロエート、PEG-8ジラウレート 、PEG-10ジステアレート、及びそれらの混合物がある。 ここで適当な他のノニオン性界面活性剤としては、糖エステル及びポリエステル 、アルコキシル化糖エステル及びポリエステル、C1−C30の脂肪アルコール のC1−C30の脂肪酸エステル、C1−C30の脂肪アルコールのC1−C3 0のアルコキシル化誘導体、C1−C30の脂肪アルコールのアルコキシル化エ ーテル、C1−C30の脂肪酸のポリグリセリルエステル、ポリオールのC1− C30エステル、ポリオールのC1−C30エーテル、アルキルホスフェート、 ポリオキシアルキレン脂肪エーテルホスフェート、脂肪酸アミド、アシルラクチ レート、及びそれらの混合物がある。 これらのノニオン性界面活性剤の非限定的例としては、ポリエチレングリコール 20ソルビタンモノラウレート(Polysorbate 20)、、ポリエチレングリコール20 ソルビタンモノステアレート(Polysorbate 60)、ポリエチレングリコール20ソ ルビタンモノオレエート(Polysorbate 80)、ポリエチレングリコール20ソルビ タントリオレエート(Polysorbate 85)、ポリエチレングリコール5ソヤステロ ール、PPG-2メチルグルコースエーテルジステアレート、セチルホスフェート、 カリウムセチルホスフェート、ジエタノールアミンセチルホスフェート、グリセ リルステアレート、ポリオキシエチレン4ラウリルエーテルナトリウムステアレ ート、ポリグリセリル-4イソステアレート、及びそれらの混合物がある。E.キャリヤー 本発明の組成物は好ましい態様において、さらに水系キャリヤーを含有し、該キ ャリヤーは組成物の1種以上の他の成分の溶剤として働く。キャリヤーは皮膚病 学的に許容しうるキャリヤーであることが好ましく、より好ましくは化粧品的に 許容しうるキャリヤーである。キャリヤーは水、アルコール、又はそれらの混合 物が好ましく、より好ましくは水である。 ある種の態様においては、キャリヤーは低級アルキルアルコール、多価アルコー ル、及びそれらの混合物と組み合わせた水を包含する。好ましい低級アルキルア ルコールとしては、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、及びそれらの 混合物がある。ここで有用な低級アルキルアルコールとしては、プロピレングリ コール、ヘキシレングリコール、グリセリン、及びプロパンジオール、及びそれ らの混合物がある。 本発明の組成物は約80%〜約95.0%のキャリヤーを含有することが好まし い。F.付加的成分 本発明の組成物はさらに幅広い種々の付加的な皮膚病学的に許容しうる成分を含 有することができる。付加的成分のレベル及び種類は他の成分との混和性及び組 成物の所望の性質及び/又は組成物の形態により選ばれる。 付加的成分は美感剤及び活性剤を包含することができる。ここで有用なこのよう な付加的成分は、ここに記載の必須成分と物理的且つ化学的に混和されうるべき であり、安定性、効力又は本発明のスキンケア組成物に関連する他の使用利益を 過度に害さないものである。付加的成分は分散され、溶解され、又はキャリヤー として使用されたここに記載の液状物質のようでありうる。 pH調整剤を付加的成分として存在させることができる。pH調整剤は成分の分 解を防止し、製品安定性を最大に導く傾向がある。最適のpHはスキンケア組成 物のタイプの選択に従う。適当なpH調整剤としては、アセテート、ホスフェー ト、シトレート、トリエタノールアミン、ラクテート、及びカーボネートがあり 、好ましくはラクテートである。上記の薬剤の組み合せは組成物に特定の最適p Hを与えるために使用することができる。組成物中のpH調整剤の全レベルは約 0.01%〜約5%、より好ましくは約0.5%〜約2%である。 付加的成分としてはさらに、例えば組成物に美的利益(例えば色、臭い、きめな ど)を与える成分及び/又は付加的な皮膚の治療(例えば医療治療効果)を与え る成分がある。例えば、スキンケア組成物は、吸収剤(クレー及び高分子吸収剤 のような油吸収剤を含む)、研磨剤、ケーキング防止剤、消泡剤、抗菌剤(例え ば微生物を破壊し、微生物の生長を防止し、微生物の病原性作用を防止すること ができ、且つ例えばにきびを抑制し及び/又は局所組成物、例えばIrgasan DP 3 00(Ciba Geigy Corp.)を保存する際に有用な化合物)、及びフェノキシエタノ ール、バインダー、生物添加剤、バルク剤、化学添加剤、スキンケア殺菌剤、変 性剤、スキンケア収斂剤、医薬収斂剤、外用鎮痛剤、薄膜形成剤、芳香剤及び/ 又は香料、着色剤、精油、皮膚センサート、皮膚軟化剤、皮膚平滑剤、皮膚治療 剤、可塑剤、防腐剤及び防腐増強剤、例えば水溶性又は水溶解性防腐剤(例えば Germall 115,ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエス テル、ベンジルアルコール、EDTA,Bronopol(2-ブロモ-2-ニトロプロパン- 1,3-ジオール)及びフェノキシプロパノール)、噴射剤、スキンコンディショニ ング剤、浸透増強剤、皮膚保護剤、溶剤、可溶化剤、サンスクリーン、太陽ブロ ック剤、紫外線吸収剤又は散乱剤、抗酸化剤及び/又はラジカルスカベンジャー 、キレート剤、金属イオン封鎖剤、抗にきび剤、抗炎症剤、抗アンドロゲン剤、 脱毛剤、剥離剤、/落せつ剤、有機ヒドロキシ酸、ビタミン及びその誘導体(例 えばビタミンA、ビタミンC、ビタミンE及びビタミンK)コラゲン生成を刺激 する化合物、及び天然抽出物を含有することができる。 このような付加的成分は当業者には公知である。このような物質の例はHarry & Wilkinson(Hill Publishers,1982),Harrr's Cosmeticology第7版;Lieberma n,Rieger & BankerのPharmaceutical Dosage Forms-DisperseSystems,第1巻(1 988年)及び第2巻(1989年);Marcel Decker Inc.のTheChemistry and Manufa cuture of Cosmetice 第2版deNavarre(Van Nostrand1962-1965);及びKnowlto n & Peach(Elsevier 1993),Handbook of Cosmetic Science and Technology第 1版に記載されている。G.組成物の製造方法 本発明の組成物は一般にスキンケア組成物、特にスキンローションを提供するた めに慣用的に使用され、当該技術において公知の方法により製造される。このよ うな方法は典型的には、成分を1つ以上の工程で、加熱、冷却などを行い又は行 わずに、比較的均一な状態に混合することを包含する。典型的な方法は、例えば Harry & Wilkinson(Hill Pubhshers,London 1982),Harry's Cosmeticol ogy 第7版に記載されている。H.皮膚を湿潤化する方法 本発明の組成物は皮膚、特に哺乳類の皮膚(特に人の皮膚、殊に人の顔の皮膚) を湿潤化するのに有用である。皮膚の湿潤化は安全且つ有効量の本発明の組成物 を皮膚に局所的に塗付することにより得られる。 組成物の形態及び/又はタイプ(透明ローション、ミルクローション、ケル、又 はエッセンス)によるが、所望の皮膚外観及び/又は感触利益を与えるために、 広範な量の本発明の組成物を使用することができる。局所的に塗付される本発明 組成物の量は、塗付当たりのmg/cm2で、約0.1〜約10mg/cm2である。特に有 用な塗付量は約2mg/cm2である。 皮膚の湿潤化は一般的にスキンローション、クリーム、スキンケアなどの形態で 組成物を塗付することにより行われる。これらはある種の美感、予防、治療又は 他の利益(例えばリーブオン組成物)のために皮膚に残されることが意図されて いる。組成物を皮膚に塗付した後、少なくとも約15分間、より好ましくは少なく とも30分間、さらにより好ましくは少なくとも約1時間、もっと好ましくは少な くとも数時間、例えば約12時間までの時間、皮膚に残っていることが好ましい。1.皮膚湿潤化剤水和テスト 本発明の組成物は好ましくは約5〜約17、より好ましくは約6.5〜約15の 水和因子(Hydration Factor)を有する。水和因子は皮膚湿潤化剤水和テスト( 以降、「SMHT」と略す)により測定される。 SMHTはインビボで局所組成物の水和効力を評価し且つ比較する。SMHTの 方法は、皮膚表面の電気容量を測定するために、Corneometer 820 PC(Courage and Khazakaより供給される)を利用する。理論に拘束されないが、皮膚の電気 容量は水存在の間接測定であり、従って皮膚表面水和であると思われ る。 SMHTは通常の良健康な少なくとも16の被験者(医療状態、皮膚試験結果に 影響のありうる逆応答性又は感受性のない)一般に、テストされるべき製品が被 験者の前腕で、過剰量の毛、皮膚炎又は傷跡のない領域に塗付される。特に、少 なくとも2つの3×4cm2テスト領域が同じ前腕の領域に指定される。(1)テスト法 電気容量値がCorneometerによりベースライン(製品の塗付前に)で、つい で製品の塗付の2時間後に測定される。Corneometerプローブは各テストサイト の読み取りの前に非リント布材、例えばKimwipeを用いて奇麗に拭かれ、そして 系の完全な状態のテストのために乾燥した奇麗な表面がゼロとされるべきである 。 各被験者について、テストされたサイトにおける水和測定はベースラインが差し 引かれるであろう。製品間のデータの比較のために、Fisherの最小有意差異分析 (least significant difference analysis)を使用して不一致の多因子分析が 適用されるべきである。比較的高いCorneometer値が読み取られた場合は、高い 皮膚表面容量を示し、従ってより高い皮膚表面水含量又は水和を示す。 実施例 下記の実施例は本発明の範囲内の好ましい態様をさらに記載し且つ実証するも のである。これらの実施例は単に説明の目的にのみ与えられているものであり、 本発明を限定するものと解すべきではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱するこ となく、その多くの改変が可能である。塗付の際、成分は化学名又はCTFA名 で特定され、さもなくば以下に定義されている。 実施例1−5 本発明の組成物の実施例1−5は以下に記載の配合手法により下記の成分から調 製される。 1 PEG-5M:H(OCH2CH2)nOHを有するポリエチレングリコール、 n(平均)=5000 2 PEG-350:H(OCH2CH2)nOHを有するポリエチレングリコール 、 n(平均)=350 3 Tween 20:CTFAにおいてPolysorbateという名のポリエチレングリコー ル20ソルビタンモノラウレート 4 Tween 60:CTFAにおいてPolysorbateという名のポリエチレングリコ ール60ソルビタンモノステアレート 5 Quince Seed:マルロン種抽出物、Cydonia oblongaの乾燥種の粉 実施例1〜5については、化粧品組成物は次のようにして造られる: (a)(プロペラータイプミキサーを使用して)適当な大きさの容器中でフェー ズA成分を混合し、約70−75℃に加熱する。 (b)フェーズAにフェーズB成分を加え、フェーズB成分が完全に溶融するま で約70−75℃で混合する。 (c)フェーズA-Bのバッチ混合物を約60℃に冷却する。 (d)別に、フェーズC成分を均一になるまで約60℃で混合し、均一になるま でフェーズA-Bのバッチ混合物に加える。 (e)別に、フェーズD成分を均一になるまで約60℃で混合し、ついで混合を 続けながら約60℃でフェーズA-Cのバッチ混合物に加える。 (f)フェーズA-Dのバッチ混合物を50℃に冷却する。 (g)混合を続けながら、フェーズE成分をフェーズA-Dのバッチ混合物に加 える。 (h)別に、フェーズF成分を完全に溶解されるまで混合し、フェーズA-Eの バッチ混合物に加え、約35℃への冷却を続ける。 (i)得られるバッチ混合物が均一になるまで、混合を続ける。 Corneometerによる皮膚水和実施例6−7 本発明の組成物の実施例6−7は以下に記載の配合手法により下記の成分から調 製される。1 PEG-5M:H(OCH2CH2)nOHを有するポリエチレングリコール、 n(平均)=5000 2 PEG-350:H(OCH2CH2)nOHを有するポリエチレングリコール、 n(平均)=350 3 Tween 20:CTFAにおいてPolysorbateという名のポリエチレングリコー ル20ソルビタンラウレート 4 Quince Seed:マルロン種抽出物、Cydonia oblongaの乾燥種の粉 5 Carbomer:ペンタエリスリトール又はスクロースプロピレンのアリルエーテ ルで架橋されたアクリル酸のホモポリマー 実施例6−7については、上記の組成物は次のようにして造られる: (a)(プロペラータイプミキサーを使用して)適当な大きさの容器中でフェー ズA成分を混合し、約70−75℃に加熱する。 (b)フェーズAにフェーズB成分を加え、フェーズB成分が完全に溶融するま で約70−75℃で混合する。 (c)フェーズA-Bのバッチ混合物を約60℃に冷却する。 (d)別に、フェーズC成分を均一になるまで約60℃で混合し、均一になるま でフェーズA-Bのバッチ混合物に加える。 (e)別に、フェーズD成分を均一になるまで約60℃で混合し、ついで混合を 続けながら約60℃でフェーズA-Cのバッチ混合物に加える。 (f)フェーズA-Dのバッチ混合物を50℃に冷却する。 (g)混合を続けながら、フェーズE成分をフェーズA-Dのバッチ混合物に加 える。 (h)別に、フェーズF成分を完全に溶解されるまで混合し、フェーズA-Eの バッチ混合物に加え、約35℃への冷却を続ける。 (i)得られるバッチ混合物が均一になるまで、混合を続ける。 Corneometerによる皮膚水和 先の実施例に開示され且つ表わされた態様は多くの利点を有する。例えば、使 用中に脂っぽい感触を与えることなく改良された湿潤性を皮膚に与え及び/又は 良好な展開性を与える。湿潤化剤の高いレベルが脂っぽい感触に寄与していると 思われる。しかしながら、ポリオキシエチレングリコールも、脂っぽい感触を与 えることなく有意な湿潤性を与えるものと思われる。従って、組成物中にポリオ キシエチレングリコールの導入により、公知の組成物に対して湿潤化剤のレベル を減少させることができ、さらに脂っぽさのない感触を与えながら類似の又は改 良された湿潤性を得ることができる。 組成物中にポリオキシエチレングリコールを含有することにより、組成物はその 展開性を望まなく減少させる傾向がある。水溶性高分子増粘剤は一般にそれ自身 展開性を有するものと思われる。水溶性高分子増粘剤とポリオキシエチレングリ コールの組み合せは皮膚への組成物の全体的な展開性を改良する。従って、改良 された展開性は水溶性高分子増粘剤とポリオキシエチレングリコールの組み合せ により達成することができる。 本発明の実施例及び態様についての上記の詳細な記述は単に説明としてのもので あること、及び当業者には発明の精神及び範囲を離れることなく、数々の変更及 び改変が明らかになること;およびこのような明らかな変更及び改変は請求の範 囲に包含されるものと理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)湿潤化剤; (b)約5,000〜約500,000の平均分子量を有する2〜約3の炭素原子のポリオキ シアルキレングリコール; (c)水溶性高分子増粘剤; (d)ノニオン性界面活性剤;および (e)キャリヤー; を含有するスキンケア組成物であって、組成物中の界面活性剤の全量は組成物の 5%未満である、スキンケア組成物。 2. 前記組成物が、 (a)約4%〜約15%の前記湿潤化剤; (b)約0.1%〜約3%の前記ポリオキシアルキレングリコール; (c)約0.0001%〜約0.15%の前記水溶性高分子増粘剤; (d)約0.1%〜約2%の前記ノニオン性界面活性剤;および (e)約80%〜約95%の前記キャリヤー、その際該キャリヤーは水を包含す る;を含有する請求項1記載のスキンケア組成物。 3. 前記湿潤化剤が、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、乳酸、グルコー ス、アミノ酸、尿素、又はそれらの混合物である請求項2記載のスキンケア組成 物。 4. 前記水溶性高分子増粘剤が、ヒドロキシプロピルセルロース、キサンタン ガム、マルメロの種(Quince Seed)、ヒアルロン酸、又はそれらの混合物であ る請求項2記載のスキンケア組成物。 5.前記ノニオン性界面活性剤が、Polysorbate 20、Polysorbate 60、Polyso rbate 80、PEG-100 steareth、又はそれらの混合物である請求項2記載のス キンケア組成物。 6.前記ポリオキシアルキレングリコールが約10,000〜約300,000の分子量を 有する請求項2記載のスキンケア組成物。 7.前記ポリオキシアルキレングリコールがポリエチレングリコールである請 求項6記載のスキンケア組成物。 8.請求項1〜7に記載のスキンケア組成物を皮膚に局所的に塗付することを包 含する哺乳類の皮膚を湿潤化する方法。
JP52618999A 1998-03-30 1998-03-30 スキンケア組成物 Pending JP2002512638A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1998/006243 WO1999049841A1 (en) 1998-03-30 1998-03-30 Skin care compositions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002512638A true JP2002512638A (ja) 2002-04-23

Family

ID=22266713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52618999A Pending JP2002512638A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 スキンケア組成物

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2002512638A (ja)
AU (1) AU6787998A (ja)
WO (1) WO1999049841A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070620A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 Kawakita Hiromi 化粧料
JP2014101294A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Pola Chem Ind Inc O/w/o型乳化剤型の皮膚外用剤

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL142812A (en) 2001-04-25 2012-12-31 Israel State Highly effective anti-vasodilators and chemicals with high permeability
TWI220386B (en) 2002-01-21 2004-08-21 Matsushita Electric Works Ltd Ultrasonic transdermal permeation device
FR2859105B1 (fr) * 2003-09-02 2006-01-20 Vegeflore Composition pour le traitement ou la prevention du ronflement
US20160199276A1 (en) 2013-04-25 2016-07-14 L'oreal Composition for straightening keratin fibres, comprising a urea and/or a urea derivative and a nonionic, cationic, amphoteric or anionic associative polymeric thickener, process and use thereof
WO2015180083A1 (en) * 2014-05-29 2015-12-03 The Procter & Gamble Company Non-greasy moisturizing skin toner
EP3506873B1 (en) 2016-09-22 2021-11-03 Colgate-Palmolive Company Personal care gel and method
JP2024524621A (ja) * 2021-07-12 2024-07-05 オキュソフト インコーポレイテッド 皮膚保湿用組成物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3859436A (en) * 1968-10-02 1975-01-07 Kolmar Laboratories Sugar composition for topical application
US5030374A (en) * 1989-07-17 1991-07-09 International Research And Development Corporation Clear neutral non-foaming rapidly-rinsable gel facial cleanser formulation
GB9109774D0 (en) * 1991-05-04 1991-06-26 Procter & Gamble Cosmetic compositions
DE4206236A1 (de) * 1992-02-28 1993-09-02 Wella Ag Verwendung einer zubereitung zur verhinderung von hautanfaerbungen beim faerben der haare, neue hautschutzmittel sowie verfahren zum faerben der haare
ZA954599B (en) * 1994-06-07 1996-01-26 Allergan Inc Stable gel formulation for topical treatment of skin conditions
CA2151774C (en) * 1994-06-27 1999-04-06 Minh Quang Hoang Skin disinfecting formulations
US5750122A (en) * 1996-01-16 1998-05-12 The Procter & Gamble Company Compositions for treating hair or skin

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011070620A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 Kawakita Hiromi 化粧料
JP5680549B2 (ja) * 2009-12-10 2015-03-04 裕美 川北 化粧料
JP2014101294A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Pola Chem Ind Inc O/w/o型乳化剤型の皮膚外用剤

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999049841A1 (en) 1999-10-07
AU6787998A (en) 1999-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5747022A (en) Cosmetic mask
US5879684A (en) Skin tightening formulation and method for treating skin
JP2532817B2 (ja) 化粧品組成物
JPS60248608A (ja) 化粧料組成物
JP2001520180A (ja) 少なくとも1種のポリヒドロキシル化有機化合物と組み合わされた本質的に非晶質のセルロースナノフィブリルの、化粧品調合物中における使用
JP2002541173A (ja) 透明な微小エマルション
CN114246812A (zh) 一种洁肤组合物及其制备方法和应用
JP2002512638A (ja) スキンケア組成物
JP2007262012A (ja) ヒアルロン酸産生促進剤、並びにそのヒアルロン酸産生促進剤を含む皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品、肌荒れ改善剤、及びしわ改善剤
JP7039178B2 (ja) 架橋グリコサミノグリカンを含有する局所用組成物
JP3426436B2 (ja) 皮膚化粧料
JP3172753B2 (ja) 生体ヒアルロン酸合成促進剤
JPS6253911A (ja) 化粧料
JPS60116618A (ja) 化粧料
JP3587701B2 (ja) 保湿用の組成物及びそれを含有する皮膚外用の組成物
CN116940325A (zh) 用于调理角蛋白材料的组合物
JP2002145753A (ja) 保湿用組成物及び該組成物を含有する化粧料
JP4189712B2 (ja) 整髪料
JP3742672B2 (ja) 皮膚外用組成物
JP2001278768A (ja) 皮膚外用剤
JPH03161416A (ja) 皮膚化粧料
JP3615001B2 (ja) 皮膚化粧料
JPH07277943A (ja) 皮膚化粧料
JP2791145B2 (ja) 皮膚化粧料
JPS63230614A (ja) 化粧料