JP2002508326A - インテグリン受容体拮抗薬 - Google Patents

インテグリン受容体拮抗薬

Info

Publication number
JP2002508326A
JP2002508326A JP2000538696A JP2000538696A JP2002508326A JP 2002508326 A JP2002508326 A JP 2002508326A JP 2000538696 A JP2000538696 A JP 2000538696A JP 2000538696 A JP2000538696 A JP 2000538696A JP 2002508326 A JP2002508326 A JP 2002508326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
aryl
amino
aminocarbonyl
aminosulfonylamino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000538696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002508326A5 (ja
Inventor
ダガン,マーク・イー
パーキンス,ジエイムス・ジエイ
マイスナー,ロバート・エス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB9807384.4A external-priority patent/GB9807384D0/en
Priority claimed from GBGB9815803.3A external-priority patent/GB9815803D0/en
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JP2002508326A publication Critical patent/JP2002508326A/ja
Publication of JP2002508326A5 publication Critical patent/JP2002508326A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K41/00Medicinal preparations obtained by treating materials with wave energy or particle radiation ; Therapies using these preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/02Drugs for dermatological disorders for treating wounds, ulcers, burns, scars, keloids, or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/08Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/08Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease
    • A61P19/10Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease for osteoporosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system

Abstract

(57)【要約】 本発明は、化合物および該化合物の誘導体、それらの合成、ならびにそれらのインテグリン受容体拮抗薬としての使用に関するものである。詳細には本発明の化合物は、インテグリンαvβ3、αvβ5および/またはαvβ6の拮抗薬であり、骨吸収の阻害、骨粗鬆症の治療および予防、ならびに再狭窄、糖尿病性網膜症、黄斑変性、血管形成、アテローム性動脈硬化、炎症、創傷治癒および転移の阻害に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、化合物およびそれの誘導体、それらの合成ならびにそれらのインテ
グリン受容体拮抗薬としての使用に関するものである。詳細には本発明の化合物
は、インテグリン受容体αvβ3、αvβ5および/またはαvβ6の拮抗薬で
あり、骨吸収の阻害、骨粗鬆症の治療および予防、ならびに血管再狭窄、糖尿病
性網膜症、黄斑変性、血管形成、アテローム性動脈硬化、炎症、創傷治癒、ウィ
ルス疾患、腫瘍成長および転移の阻害に有用である。
【0002】 (背景技術) 非常に多様な疾患状況および状態にインテグリン受容体での作用が介在してお
り、インテグリン受容体拮抗薬が有用な種類の医薬品を代表するものであると考
えられている。インテグリン受容体は、それを介して細胞が細胞外の基質および
他の細胞に付着し、伝達を行うヘテロダイマー膜横断蛋白である(S.B.Rodan an
d G.A.Rodan, "Ingegrin Function In Osteoclasts", Journal of Endocrinolog
y, Vol. 154, S47-S56 (1997)(引用によって全体が本明細書に含まれるものと する)。
【0003】 本発明の1態様において、本発明の化合物は骨吸収の阻害に有用である。骨吸
収には、破骨細胞として知られる細胞の作用が介在する。破骨細胞は、脊椎動物
における石化組織、主として炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウムを吸収する
、直径約400mm以下の大型多核細胞である。破骨細胞は骨の表面を移動する
活発な運動性細胞であり、骨に結合し、必要な酸類およびプロテアーゼ類を分泌
し、それによって骨からの石化組織の実際の吸収を起こすことができる。より具
体的には、破骨細胞は、少なくとも2つの生理的状態、すなわち分泌状態と移動
状態すなわち運動状態とで存在していると考えられる。分泌状態では、破骨細胞
は平坦であり、密着領域(密封領域)を介して骨基質に付着し、非常に極性とな
り、境界を波打たせ、リソソーム酵素類およびプロトン類を分泌して、骨を吸収
する。骨の表面への破骨細胞の付着は、骨吸収における重要な初期段階である。
移動状態すなわち運動状態では、破骨細胞は骨基質を横切って移動し、再度骨に
付着するまで吸収には関与しない。
【0004】 インテグリンは、破骨細胞の付着、活性化および移動に関与する。破骨細胞(
例えば、ラット、ニワトリ、マウスおよびヒトの破骨細胞)で最も豊富なインテ
グリンは、αvβ3と称されるインテグリン受容体であり、RGD配列を有する
基質蛋白と骨の中で相互作用すると考えられる。αvβ3に対する抗体は、in v
itroで骨吸収を遮断し、そのインテグリンが吸収プロセスにおいて重要な役割を
果たしていることを示している。αvβ3リガンドを用いて、哺乳動物において
in vivoで破骨細胞介在骨吸収を効果的に阻害できることを示唆する証拠が多く 得られるようになっている。
【0005】 現在一般的に関心を持たれている主要な骨疾患としては、骨粗鬆症、悪性の高
カルシウム血症、骨代謝によるオステオペニア、歯周病、副甲状腺機能亢進症、
慢性関節リウマチにおける関節周囲びらん、ページェット病、固定化誘発オステ
オペニアおよび糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症である。これらの状態はいずれも
、年平均約14%の速度で一生を通じて続く骨吸収(すなわち骨破壊)と骨形成
の間の不均衡によって生じる骨損失を特徴とするものである。しかしながら、骨
代謝の速度は部位によって異なり、例えば椎骨の柱骨および顎における歯槽骨の
方が、長骨の皮質より高い。骨損失の可能性は代謝に直接関係し、閉経直後の椎
骨で年5%を超える量になると考えられ、その状態によって、骨折のリスクが高
くなる。
【0006】 現在米国では、骨粗鬆症による椎骨骨折が認められる患者は2000万人に及
ぶ。さらに、骨粗鬆症が原因とされる臀部骨折は年間で25万例である。この臨
床状態では、最初の2年間で死亡率が12%であり、患者の30%が骨折後に家
庭での介護を必要とする。
【0007】 上記の全ての状態を患う患者には、骨吸収を阻害する薬剤を投与するのが有効
であると考えられる。
【0008】 さらに、αvβ3リガンドは、再狭窄(すなわち、心臓弁に対する矯正手術後
の狭窄再発)、アテローム性動脈硬化、糖尿病性網膜症、黄斑変性および血管形
成(すなわち、新たな血管の形成)の治療および/または阻害に有用であること
が認められている。さらに、腫瘍の成長が十分な血液供給に依存していて、腫瘍
中への新たな血管の成長に依存していることから、血管形成阻害によって、動物
モデルで腫瘍の退行を起こすことが可能であると予想されている(Harrison’s Principles of Internal Medicine , 12th ed., 1991参照;当該文献は、引用に よってその全内容が本明細書に含まれるものとする)。従って、血管形成を阻害
するαvβ3拮抗薬は、腫瘍成長を阻害することで癌治療において有用となり得
る(例えば、Brooks et al., Cell, 79: 1157-1164 (1994)参照;当該文献は、 引用によってその全内容が本明細書に含まれるものとする)。
【0009】 さらに、本発明の化合物は、インテグリン受容体αvβ5の拮抗薬として作用
することで、新血管新生を阻害することもできる。αvβ5に対するモノクロー
ナル抗体は、ウサギ角膜およびヒヨコ漿尿膜モデルにおいてVEGF誘発血管形
成を阻害することが明らかになっている(M.C.Friedlander et al., Science 27 0 : 1500-1502, 1995参照;当該文献は、引用によってその全内容が本明細書に含
まれるものとする)。従って、αvβ5に拮抗する化合物は、黄斑変性、糖尿病
性網膜症、腫瘍成長および転移を治療および予防する上で有用である。
【0010】 さらに本発明の化合物は、創傷治癒の後期段階時に発現され、創傷が閉じるま
で発現された状態が続くインテグリン受容体αvβ6の拮抗薬として作用するこ
とで、血管形成および炎症を阻害することができる(Christofidou-Solomidou e
t al., "Expression and Function of Endothelial Cell αv Integrin Recepto
rs in Wound-Induced Human Angiogenesis in Human Skin/SCID Mice Chimeras,
American Journal of Pathology, Vol.151, No.4, pp.975-983 (October 1997)
参照;当該文献は、引用によってその全内容が本明細書に含まれるものとする)
。αvβ6は、血管形成の後期段階における血管の再構築においてある役割を果
たすと考えられている。さらにαvβ6は、上皮炎症の調節に関与しており、局
所的な怪我または炎症に反応して誘発される(Xiao-Zhu Huang et al., "Inacti
vation of the Integrin β6 Subunit Gene Reveals a Role of Epithelial Int
egrins in Regulating Inflammation in the Lungs and Skin", Journal of Cel l Biology , Vol. 133, No.4, pp.921-928 (May 1996)参照;当該文献は、引用に
よってその全内容が本明細書に含まれるものとする)。従って、αvβ6に拮抗
する化合物は、腫瘍の成長および転移を阻害することで、癌の治療または予防に
おいて有用である。
【0011】 さらに、本発明のある種の化合物は、αvβ3受容体とαvβ5受容体の両方
に拮抗する。「αvβ3/αvβ5二重拮抗薬」と称されるこれら化合物は、骨
吸収の阻害、骨粗鬆症の治療および予防、ならびに血管再狭窄、糖尿病性網膜症
、黄斑変性、血管形成、アテローム性動脈硬化、炎症、腫瘍成長および転移の阻
害に有用である。
【0012】 さらに本発明のある種の化合物は、αvβ3、αvβ5およびαvβ6受容体
多重拮抗薬として有用である。
【0013】 そこで本発明の目的は、インテグリン受容体拮抗薬として有用な化合物を提供
することにある。
【0014】 本発明の別の目的は、αvβ3受容体拮抗薬として有用な化合物を提供するこ
とにある。
【0015】 本発明のさらに別の目的は、αvβ5受容体拮抗薬として有用な化合物を提供
することにある。
【0016】 本発明のさらに別の目的は、αvβ6受容体拮抗薬として有用な化合物を提供
することにある。
【0017】 本発明のさらに別の目的は、αvβ3/αvβ5受容体二重拮抗薬として有用
な化合物を提供することにある。
【0018】 本発明のさらに別の目的は、αvβ3、αvβ5およびαvβ6受容体多重拮
抗薬として有用な化合物を提供することにある。
【0019】 本発明のさらに別の目的は、インテグリン受容体拮抗薬を含む医薬組成物を提
供することにある。
【0020】 本発明のさらに別の目的は、本発明の医薬組成物の製造方法を提供することに
ある。
【0021】 本発明のさらに別の目的は、本発明の化合物および医薬組成物を投与すること
で、処置を必要とする哺乳動物においてインテグリン受容体拮抗効果を誘発する
方法を提供することにある。
【0022】 本発明のさらに別の目的は、骨吸収、再狭窄、アテローム性動脈硬化、炎症、
ウィルス疾患、糖尿病性網膜症、黄斑変性、血管形成、腫瘍成長および転移の阻
害に有用な化合物および医薬組成物を提供することにある。
【0023】 本発明のさらに別の目的は、骨粗鬆症の治療に有用な化合物および医薬組成物
を提供することにある。
【0024】 本発明のさらに別の目的は、骨吸収、再狭窄、アテローム性動脈硬化、炎症、
ウィルス疾患、糖尿病性網膜症、黄斑変性、血管形成、腫瘍成長および転移の阻
害方法を提供することにある。
【0025】 本発明のさらに別の目的は、骨粗鬆症の治療方法を提供することにある。
【0026】 上記およびその他の目的は、以下の詳細な説明から容易に明らかになるであろ
う。
【0027】 (発明の開示) 本発明は、下記式の化合物および該化合物の医薬的に許容される塩に関するも
のである。
【0028】
【化8】 式中、 Wは
【0029】
【化9】
【0030】 N、OおよびSからなる群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ
原子を有する5員もしくは6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環におい
て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
ている)、および 1以上の環が芳香族であり、N、OおよびSからなる群から選択される0、1
、2、3または4個のヘテロ原子を有する9〜14員の多環系(該多環系におい
て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
ている) から選択され; Xは、−(CH−(メチレン(CH)炭素原子は未置換であるかある
いは1個もしくは2個のR置換基で置換されている);N、OおよびSからな
る群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ原子を有する5員もしく
は6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環において、環窒素原子は未置換
であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、環炭素原子は未置換であ
るかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されている)からなる群から
選択され; Yは、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−、 −(CH−O−(CH−S−(CH−、 −(CH−S−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−O−(CH−、 −(CH−S−(CH−O−(CH−および −(CH−S−(CH−NR−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子は1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良く; Zは、N、OおよびSからなる群から選択される0〜6個のヘテロ原子を有す
る6〜11員の芳香族もしくは非芳香族の単環式もしくは多環式の環系(該環系
は、未置換であるか0、1、2、3もしくは4個のオキソもしくはチオ置換基に
よって置換されており、未置換であるかR10、R11、R12およびR13
らなる群から独立に選択される1個以上の置換基によって置換されている);た
だし、Zはフェニルおよびピリジルではなく; RおよびRはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1−10アルキル、C 3−8 シクロアルキル、C3−8シクロヘテロアルキル、C3−8シクロアルキ
ルC1−6アルキル、C3−8シクロヘテロアルキルC1−6アルキル、アリー
ル、アリールC1−8アルキル、アミノ、アミノC1−8アルキル、C1−3
シルアミノ、C1−3アシルアミノC1−8アルキル、(C1−6アルキル) アミノ、(C1−6アルキル)アミノC1−8アルキル、C1−4アルコキシ
、C1−4アルコキシC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカ
ルボニルC1−6アルキル、C1−3アルコキシカルボニル、C1−3アルコキ
シカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキルオキシ
、水酸基、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル
、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロ
エトキシ、C1−8アルキル−S(O)−、(C1−8アルキル)アミノカ
ルボニル、C1−8アルキルカルボニルアミノ、(C1−8アルキル)アミノ
カルボニルオキシ、(アリールC1−8アルキル)アミノ、(アリール)
ミノ、アリールC1−8アルキルスルホニルアミノおよびC1−8アルキルスル
ホニルアミノからなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場
合に2個のR置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボ
ニル基を形成しており; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 C1−10アルキル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 トリフルオロメチル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場合に2個のR 置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボニル基または
シクロプロピル基を形成しており; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
って置換されており;ただし、各Rの選択は、得られる化合物において、R が結合している1個もしくは複数の炭素原子自体が1個以下のヘテロ原子に結合
するような形で行われ; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニルおよび アリールC1−6アルキルチオカルボニル からなる群から選択され; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
って置換されており; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいはRとRとが、それらが結合している
炭素原子と一体となってカルボニル基を形成しており; RまたはRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
のヘテロ原子に結合するような形で行われ; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキルおよび C7−20ポリシクリルC0−8アルキルスルホニルアミノ からなる群から選択され; RおよびRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
のヘテロ原子に結合するような形で行われ; Rは、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 アリールC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 アリールC1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 C1−8アルキルアミノカルボニルメチレンおよび C1−8ジアルキルアミノカルボニルメチレン からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13はそれぞれ独立に、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13におけるアルキル基は未置換であるかあ
るいは3個までのR置換基によって置換されており; 各mは独立に0〜6の整数であり; 各nは独立に0〜6の整数であり; 各pは独立に0〜2の整数であり; 各rは独立に1〜3の整数であり; 各sは独立に0〜3の整数であり; 各tは0〜3の整数であり; vは独立に0〜6の整数である。
【0031】 本発明はさらに、本発明の化合物と医薬的に許容される担体とを含む医薬組成
物に関するものでもある。
【0032】 本発明はさらに、本発明の医薬組成物の製造方法に関するものでもある。
【0033】 本発明はさらに、本発明の化合物および医薬組成物を投与することで、処置を
必要とする哺乳動物においてインテグリン受容体拮抗効果を誘発する方法に関す
るものでもある。
【0034】 本発明はさらに、本発明の化合物および医薬組成物を投与することで、骨吸収
、再狭窄、アテローム性動脈硬化、炎症、ウィルス疾患、糖尿病性網膜症、黄斑
変性、血管形成、創傷治癒、腫瘍成長および転移の阻害を行う方法に関するもの
でもある。
【0035】 本発明はさらに、本発明の化合物および医薬組成物を投与することで、骨粗鬆
症を治療する方法に関するものでもある。
【0036】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は、インテグリン受容体拮抗薬として有用な化合物に関するものである
。本発明の化合物の代表的なものは、以下の化学式によって表されるものおよび
該化合物の医薬的に許容される塩である。
【0037】
【化10】 式中、 Wは
【0038】
【化11】
【0039】 N、OおよびSからなる群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ
原子を有する5員もしくは6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環におい
て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
ている)、および 1以上の環が芳香族であり、N、OおよびSからなる群から選択される0、1
、2、3または4個のヘテロ原子を有する9〜14員の多環系(該多環系におい
て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
ている) から選択され; Xは、−(CH−(メチレン(CH)炭素原子は未置換であるかある
いは1個もしくは2個のR置換基で置換されている);N、OおよびSからな
る群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ原子を有する5員もしく
は6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環において、環窒素原子は未置換
であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、環炭素原子は未置換であ
るかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されている)からなる群から
選択され; Yは、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−、 −(CH−O−(CH−S−(CH−、 −(CH−S−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−O−(CH−、 −(CH−S−(CH−O−(CH−および −(CH−S−(CH−NR−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子は1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良く; Zは、N、OおよびSからなる群から選択される0〜6個のヘテロ原子を有す
る6〜11員の芳香族もしくは非芳香族の単環式もしくは多環式の環系(該環系
は、未置換であるか0、1、2、3もしくは4個のオキソもしくはチオ置換基に
よって置換されており、未置換であるかR10、R11、R12およびR13
らなる群から独立に選択される1個以上の置換基によって置換されている);た
だし、Zはフェニルおよびピリジルではなく; RおよびRはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1−10アルキル、C 3−8 シクロアルキル、C3−8シクロヘテロアルキル、C3−8シクロアルキ
ルC1−6アルキル、C3−8シクロヘテロアルキルC1−6アルキル、アリー
ル、アリールC1−8アルキル、アミノ、アミノC1−8アルキル、C1−3
シルアミノ、C1−3アシルアミノC1−8アルキル、(C1−6アルキル) アミノ、(C1−6アルキル)アミノC1−8アルキル、C1−4アルコキシ
、C1−4アルコキシC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカ
ルボニルC1−6アルキル、C1−3アルコキシカルボニル、C1−3アルコキ
シカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキルオキシ
、水酸基、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル
、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロ
エトキシ、C1−8アルキル−S(O)−、(C1−8アルキル)アミノカ
ルボニル、C1−8アルキルカルボニルアミノ、(C1−8アルキル)アミノ
カルボニルオキシ、(アリールC1−8アルキル)アミノ、(アリール)
ミノ、アリールC1−8アルキルスルホニルアミノおよびC1−8アルキルスル
ホニルアミノからなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場
合に2個のR置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボ
ニル基を形成しており; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 C1−10アルキル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 トリフルオロメチル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 カルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキルアミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場合に2個のR 置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボニル基または
シクロプロピル基を形成しており; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
って置換されており;ただし、各Rの選択は、得られる化合物において、R が結合している1個もしくは複数の炭素原子自体が1個以下のヘテロ原子に結合
するような形で行われ; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニルおよび アリールC1−6アルキルチオカルボニル からなる群から選択され; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
って置換されており; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいはRとRとが、それらが結合している
炭素原子と一体となってカルボニル基を形成しており; RまたはRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
のヘテロ原子に結合するような形で行われ; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキルおよび C7−20ポリシクリルC0−8アルキルスルホニルアミノ からなる群から選択され; RおよびRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
のヘテロ原子に結合するような形で行われ; Rは、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 アリールC1−8アルキル C1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 アリールC1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 C1−8アルキルアミノカルボニルメチレンおよび C1−8ジアルキルアミノカルボニルメチレン からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13はそれぞれ独立に、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13におけるアルキル基は未置換であるかあ
るいは1〜3個のR置換基によって置換されており; 各mは独立に0〜6の整数であり; 各nは独立に0〜6の整数であり; 各pは独立に0〜2の整数であり; 各rは独立に1〜3の整数であり; 各sは独立に0〜3の整数であり; 各tは0〜3の整数であり; vは独立に0〜6の整数である。
【0040】 本発明の化合物において、Wは好ましくは、1個もしくは2個の窒素原子を有
する6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環において各炭素原子は未置換
であるかあるいは1個のR置換基で置換されている)、あるいは1以上の環が
芳香族であり、N、OおよびSからなる群から選択される0、1、2、3または
4個のヘテロ原子を有する9〜14員の多環系(該多環系において、環窒素原子
は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、環炭素原子は未
置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されている)である
【0041】 より好ましくはWは、下記のものからなる群から選択される。
【0042】
【化12】 より好ましくはWは、
【0043】
【化13】 である。
【0044】 本発明の化合物において、Xは好ましくは−(CH−であり、該基にお
いてメチレン(CH)炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個の
置換基で置換されている。
【0045】 より好ましくはXは、直接の結合(すなわち、vが0である)である。
【0046】 本発明の化合物において、Yは好ましくは、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−および −(CH−NR−(CH−O−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子は1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良い。
【0047】 より好ましくはYは、(CH、(CH−S−(CHおよび
(CH−NR−(CHからなる群から選択され、YにおけるR 以外のメチレン(CH)炭素原子は1個もしくは2個のR置換基によって置
換されていても良い。
【0048】 本発明の化合物において、Zは好ましくは下記のものからなる群から選択され
る。
【0049】
【化14】
【0050】 より好ましくはZは、下記のものからなる群から選択される。
【0051】
【化15】 最も好ましくはZは、
【0052】
【化16】 である。
【0053】 本発明の化合物において、RおよびRは好ましくは、水素、ハロゲン、C 1−10 アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8シクロヘテロアルキル、
水酸基、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシから
なる群から選択される。
【0054】 より好ましくはRおよびRは、水素、ハロゲン、C1−10アルキル、C 3−8 シクロアルキル、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシからな
る群から選択される。
【0055】 本発明の化合物において、Rは好ましくは、 水素、 フッ素、 トリフルオロメチル、 アリール、 C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 水酸基、 オキソ、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 および アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択される。
【0056】 より好ましくはRは、 フッ素、 アリール、 C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 水酸基、 オキソおよび アリールアミノカルボニル からなる群から選択される。
【0057】 本発明の化合物において、Rは好ましくは、 水素、 アリール、 C3−8シクロアルキル、 C1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−8アルキルアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルおよび C1−8アルコキシカルボニル からなる群から選択される。
【0058】 より好ましくはRは、 水素、 C1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニルおよび アリールC1−6アルキルスルホニル からなる群から選択される。
【0059】 本発明の1実施態様において、RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 アリール、 C1−8アルキル、 アリール−C≡C−(CH−、 アリールC1−6アルキル、 CH=CH−(CH−および HC≡C−(CH− からなる群から選択される。
【0060】 本発明のこの実施態様の1群において、Rは水素であり、Rは 水素、 アリール、 C1−8アルキル、 アリール−C≡C−(CH−、 アリールC1−6アルキル、 CH=CH−(CH−および HC≡C−(CH− からなる群から選択される。
【0061】 本発明のこの群の1小群において、R、RおよびRは水素であり、R は 水素、 アリール、 C1−8アルキル、 アリール−C≡C−(CH−、 アリールC1−6アルキル、 CH=CH−(CH−および HC≡C−(CH− からなる群から選択される。
【0062】 本発明の別の実施態様においては、RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 アリール、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノおよび アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル からなる群から選択される。
【0063】 本発明のこの実施態様の1群においては、Rは水素であり、Rは、 水素、 アリール、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノおよび (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ からなる群から選択される。
【0064】 本発明のこの群の1小群においては、R、RおよびRはそれぞれ水素で
あり、Rは、 水素、 アリール、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノおよび (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ からなる群から選択される。
【0065】 本発明の化合物において、Rは好ましくは、水素、メチルおよびエチルから
なる群から選択される。
【0066】 より好ましくはRは水素である。
【0067】 本発明の化合物において、R10、R11、R12およびR13は好ましくは
、それぞれ独立に水素およびC1−8アルキルからなる群から選択される。
【0068】 より好ましくはR10、R11、R12およびR13は水素である。
【0069】 本発明の化合物において、mは好ましくは0〜4、より好ましくは0〜3の整
数である。
【0070】 本発明の化合物において、nは好ましくは0〜4、より好ましくは0〜3の整
数である。
【0071】 本発明の化合物において、rは好ましくは1〜2の整数である。
【0072】 本発明の化合物において、sは好ましくは0〜2の整数である。
【0073】 本発明の化合物において、tは好ましくは0〜2、より好ましくは0〜1の整
数である。
【0074】 本発明の化合物において、vは好ましくは0である。
【0075】 本発明のある種の実施態様では、化合物は下記に指定した立体化学の式で表さ
れる。
【0076】
【化17】 式中、置換基W、X、Y、Z、R、R、R、R、R、R、R
、R、R10、R11、R12およびR13、ならびに下付文字m、n、
p、r、s、tおよびvは上記に記載の通りである。
【0077】 インテグリン受容体拮抗薬として有用である本発明の化合物の具体的なものと
しては、 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ
ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−
イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸エ チル; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)
−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸エチル; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS)
−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸エチル; 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ
ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−
イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)
−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS)
−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸; ならびにこれらの医薬的に許容される塩があるが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0078】 本発明のさらなる例としては、 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ
ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−
イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)
−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS)
−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸 からなる群から選択される化合物ならびにこれらの医薬的に許容される塩である
【0079】 医薬品で使用する場合、本発明の化合物の塩は、無毒性の「医薬的に許容され
る塩」を指す。しかしながら、本発明による化合物または該化合物の医薬的に許
容される塩の製造においては、他の塩が有用な場合もある。「医薬的に許容され
る塩」という用語に含まれる塩とは、当該遊離塩基を好適な有機もしくは無機酸
と反応させることで得られる本発明の化合物の無毒性塩を指す。代表的な塩には
、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸
塩、ホウ酸塩、臭化物、カルシウム、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化物、クラブラ
ン酸塩、クエン酸塩、2塩酸塩、エデト酸塩、エジシレート(Edisylate)、エ ストレート、エシレート、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタ
ミン酸塩、グリコリルアルサニレート(glycollylarsanilate)、ヘキシルレゾ ルシン塩、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸、ヨウ
化物、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオチン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸
塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチルブロマイド、メチル硝酸
塩、メチル硫酸塩、粘液酸塩、ナプシレート(napsylate)、硝酸塩、N−メチ ルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(エンボネ
ート(embonate))、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩
、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、塩基性酢酸
塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクレート(teoclate)、トシル
酸塩、トリエチオジド(triethiodide)および吉草酸塩などがある。さらに、本
発明の化合物が酸性部分を有する場合、それの好適な医薬的に許容される塩には
、ナトリウム塩もしくはカリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩もしく
はマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならびに4級アンモニウム塩など
の好適な有機配位子と形成される塩などがあり得る。
【0080】 本発明の化合物は、キラル中心を有する場合があり、ラセミ体、ラセミ混合物
、ジアステレオマー混合物として、さらには個々のジアステレオマーまたはエナ
ンチオマーとして得られる場合があり、それらの異性体は全て本発明に含まれる
。従って、化合物がキラルである場合、実質的に他方のエナンチオマーを含まな
い個別のエナンチオマーまたはジアステレオマーは本発明の範囲に含まれ、さら
には、2個のエナンチオマーの全ての混合物も本発明に含まれる。さらには、本
発明の化合物の多形体および水和物も本発明の範囲に含まれる。
【0081】 本発明の範囲には、本発明の化合物のプロドラッグも含まれる。そのようなプ
ロドラッグは、in vivoで必要な化合物に容易に変換可能な本発明の化合物の官 能基誘導体である。従って、本発明の治療方法においては、「投与」という用語
は、具体的に開示した化合物または具体的に開示されていないが患者に投与した
後にin vivoで指定の化合物に変換する化合物による、記載の各種状態の治療を 含むものとする。好適なプロドラッグ誘導体の選択および製造についての従来の
方法については、例えばバンガードの編著に記載されている("Design of Prodr
ugs", ed. H.Bundgaard, Elsevier, 1985;当該文献は、引用によってその全体 的内容が本明細書に含まれるものとする)。これら化合物の代謝物には、本発明
の化合物を生体環境に導入した時に生成する活性化学種が含まれる。
【0082】 「治療上有効な量」という用語は、研究者または臨床医が求めている組織、系
、動物もしくはヒトの生物学的もしくは医学的応答を誘発する薬剤または医薬品
の量を意味するものとする。
【0083】 本明細書で使用される「インテグリン受容体拮抗薬」という用語は、αvβ3
受容体、αvβ5受容体またはαvβ6受容体のいずれかに結合して、それに拮
抗する化合物、あるいはそれら受容体の組み合わせに結合して、それに拮抗する
化合物(例:αvβ3/αvβ5受容体二重拮抗薬)を指す。
【0084】 本明細書で使用している「骨吸収」という用語は、破骨細胞が骨を劣化させる
プロセスを指す。
【0085】 「アルキル」という用語は、総炭素数1〜10またはその範囲内にいずれかの
数の直鎖もしくは分岐アルカンを意味するものとする(すなわち、メチル、エチ
ル、1−プロピル、2−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチルなど)
【0086】 「アルケニル」という用語は、総炭素数2〜10またはその範囲内のいずれか
の数の直鎖もしくは分岐アルケンを意味するものとする。
【0087】 「アルキニル」という用語は、総炭素数2〜10またはその範囲内のいずれか
の数の直鎖もしくは分岐アルキンを意味するものとする。
【0088】 「シクロアルキル」という用語は、総炭素数3〜8またはその範囲内のいずれ
かの数の環状アルカンを意味するものとする(すなわち、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオク
チル)。
【0089】 本明細書で使用している「シクロヘテロアルキル」という用語は、N、Oまた
はSから選択される1個もしくは2個のヘテロ原子を有する3〜8員の完全に飽
和した複素環を意味するものとする。シクロヘテロアルキル基の例としては、ピ
ペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、モルホリニル、ピペラジニルなどが
あるが、これらに限定されるものではない。
【0090】 本明細書で使用している「アルコキシ」という用語は、指定された炭素数(例
:C1−5アルコキシ)またはその範囲内のいずれかの数の直鎖もしくは分岐の
アルコキシドを指す(すなわち、メトキシ、エトキシなど)。
【0091】 本明細書で使用している「アリール」という用語は、1以上の芳香環を有する
単環式または多環式の系を指し、該単環式または多環式の系はN、OもしくはS
から選択される0、1、2、3もしくは4個のヘテロ原子を有し、該単環式また
は多環式の系は未置換であるかまたは水素、ハロゲン、C1−10アルキル、C 3−8 シクロアルキル、アリール、アリールC1−8アルキル、アミノ、アミノ
1−8アルキル、C1−3アシルアミノ、C1−3アシルアミノC1−8アル
キル、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルアミノC1−8アルキル、C 1−6 ジアルキルアミノ、C1−6ジアルキルアミノC1−8アルキル、C1− アルコキシ、C1−4アルコキシC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、
ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、C1−5アルコキシカルボニル、C −3 アルコキシカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−6
ルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノ、トリフルオロメ
チル、オキソまたはC1−5アルキルカルボニルオキシから独立に選択される1
以上の基で置換されている。アリールの例としては、フェニル、ナフチル、ピリ
ジル、ピラジニル、ピリミジニル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾ
チアゾリル、ベンゾオキサゾリル、インドリル、チエニル、フリル、ピリル、ピ
ラゾリル、ジヒドロベンゾフリル、ベンゾ(1,3)ジオキソラン、オキサゾリ
ル、イソオキサゾリルおよびチアゾリルなどがあるが、これらに限定されるもの
ではなく、それらは未置換であるかまたは水素、ハロゲン、C1−10アルキル
、C3−8シクロアルキル、アリール、アリールC1−8アルキル、アミノ、ア
ミノC1−8アルキル、C1−3アシルアミノ、C1−3アシルアミノC1−8 アルキル、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルアミノC1−8アルキル
、C1−6ジアルキルアミノ、C1−6ジアルキルアミノC1−8アルキル、C 1−4 アルコキシ、C1−4アルコキシC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニ
ル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、C1−5アルコキシカルボニル、
1−3アルコキシカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニルC1− アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノ、トリフルオ
ロメチル、オキソまたはC1−5アルキルカルボニルオキシから独立に選択され
る1以上の基で置換されている。好ましくはアリール基は、未置換であるか、1
〜4個の上記の置換基によってモノ、ジ、トリもしくはテトラ置換されている。
より好ましくはアリール基は、未置換であるか、1〜3個の上記の置換基によっ
てモノ、ジもしくはトリ置換されている。最も好ましくはアリール基は、未置換
であるか、1〜2個の上記の置換基によってモノもしくはジ置換されている。
【0092】 「アルキル」もしくは「アリール」という用語またはそれらの接頭語のいずれ
かが置換基の名称にある場合は必ず(例:アリールC0−8アルキル)、それは
「アルキル」および「アリール」についての上記の制限を含むものと解釈するも
のとする。指定された炭素数(例:C1−10)は、独立に、アルキル部分もし
くは環状アルキル部分における炭素原子数またはアルキルがその接頭語としてあ
る相対的に大きい方の置換基のアルキル部分を指すものとする。
【0093】 「アリールアルキル」および「アルキルアリール」という用語は、アルキルが
上記で定義した通りであるアルキル部分を有し、アリールが上記で定義した通り
であるアリール部分を有するものである。アリールアルキルの例としては、ベン
ジル、フルオロベンジル、クロロベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル
、フルオロフェニルエチル、クロロフェニルエチル、チエニルメチル、チエニル
エチルおよびチエニルプロピルなどがあるが、これらに限定されるものではない
。アルキルアリールの例としては、トルエン、エチルベンゼン、プロピルベンゼ
ン、メチルピリジン、エチルピリジン、プロピルピリジンおよびブチルピリジン
などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0094】 本発明の化合物において、同一の炭素原子上にある場合に2個のR置換基が
、それらが結合している炭素原子と一体となって、カルボニル基を形成すること
ができる。
【0095】 本発明の化合物において、同一の炭素原子上にある場合に2個のR置換基が
、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボニル基を形成することが
できる。そのような場合、得られる化合物において、Rが結合している1個も
しくは複数の炭素原子自体が1個以下のヘテロ原子に結合するという限定は適用
されない。さらに、本発明の化合物においては、同一の炭素原子上にある場合に
2個のR置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってシクロプロ
ピル基を形成することができる。
【0096】 本発明の化合物において、RとRとが、それらが結合している炭素原子と
一体となってカルボニル基を形成することができる。そのような場合、得られる
化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下のヘテ
ロ原子に結合するという限定は適用されない。
【0097】 「ハロゲン」という用語は、ヨウ素、臭素、塩素およびフッ素を含むものとす
る。
【0098】 「オキシ」という用語は、酸素(O)原子を意味する。「チオ」という用語は
、硫黄(S)原子を意味する。「オキソ」という用語は、「=O」を意味するも
のとする。「カルボニル」という用語は、「C=O」を意味するものとする。
【0099】 「置換(された)」という用語は、指定の置換基による置換程度が複数含まれ
ると考えるものとする。複数の置換基部分が開示または特許請求されている場合
、置換化合物は独立に、1以上の開示もしくは特許請求置換基部分によって、1
箇所もしくは複数箇所で置換されていても良い。独立に置換されているという場
合、(2個以上の)置換基が同一であっても異なっていても良いことを意味する
【0100】 本開示を通じて使用される標準的な命名法では、指定の側鎖の末端部分を最初
に記載し、次に隣接する官能基を記載し、そして結合点に向かう。例えば、C −5 アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル置換基は、下記式のものに等し
い。
【0101】
【化18】
【0102】 本発明の化合物を選択するに当たり、当業者であれば、化学構造の連結性につ
いての公知の原理に従って、各種置換基(すなわち、W、X、Y、Z、R、R 、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12およ
びR13、ならびに下付文字m、n、p、r、s、tおよびvを選択すべきであ
ることは明らかであろう。
【0103】 本発明の代表的な化合物は、インテグリン受容体、特にαvβ3、αvβ5お
よび/またはαvβ6受容体に対してサブミクロ的親和性を示すのが普通である
。従って、本発明の化合物は、骨吸収増加が原因であるかまたはそれが介在する
骨状態を患う哺乳動物であって、そのような治療を必要とする哺乳動物の治療に
有用である。医薬的に許容できる塩を含む薬理的に有効な量の当該化合物を哺乳
動物に投与して、哺乳動物の破骨細胞の活性を阻害する。
【0104】 本発明の化合物は、例えば骨粗鬆症の予防または治療のような処置が必要な場
合に、αvβ3受容体に拮抗する上で有効な用量で投与する。
【0105】 本発明のさらに別の例としては、インテグリン受容体拮抗効果がαvβ3拮抗
効果である方法がある。本発明の1例としては、αvβ3拮抗効果が、骨吸収、
再狭窄、血管形成、糖尿病性網膜症、黄斑変性、炎症、ウィルス疾患、腫瘍成長
または転移の阻害から選択される方法がある。好ましくはαvβ3拮抗効果は、
骨吸収の阻害である。
【0106】 本発明の1例は、インテグリン受容体拮抗効果がαvβ5拮抗効果である方法
である。より具体的には、αvβ5拮抗効果は、再狭窄、血管形成、糖尿病性網
膜症、黄斑変性、炎症、腫瘍成長または転移の阻害から選択される。
【0107】 本発明の例としては、インテグリン受容体拮抗効果がαvβ3/αvβ5二重
拮抗効果である方法がある。詳細にはαvβ3/αvβ5二重拮抗効果は、骨吸
収、再狭窄、血管形成、糖尿病性網膜症、黄斑変性、炎症、ウィルス疾患、腫瘍
成長または転移の阻害から選択される。
【0108】 本発明の例としては、インテグリン受容体拮抗効果がαvβ6拮抗効果である
方法がある。詳細にはαvβ6拮抗効果は、血管形成、炎症応答または創傷治癒
の阻害から選択される。
【0109】 本発明の例としては、αvβ3拮抗効果が、骨吸収阻害;再狭窄阻害;血管形
成阻害;糖尿病性網膜症阻害;黄斑変性阻害;アテローム性動脈硬化、炎症、ウ
ィルス疾患の阻害;あるいは腫瘍成長または転移の阻害から選択される方法があ
る。好ましくはαvβ3拮抗効果は、骨吸収阻害である。
【0110】 本発明のより詳細な例としては、上記のいずれかの化合物および医薬的に許容
される担体を含む医薬組成物がある。本発明の別の例としては、上記のいずれか
の化合物と医薬的に許容される担体とを組み合わせることで製造される医薬組成
物がある。本発明のさらに別の例としては、上記のいずれかの化合物と医薬的に
許容される担体とを組み合わせる段階を有する医薬組成物の製造方法がある。
【0111】 本発明のさらに別の例としては、処置を必要とする哺乳動物におけるインテグ
リン受容体の拮抗が介在する状態の治療および/または予防方法であって、該哺
乳動物に治療上有効量の上記のいずれかの化合物を投与する段階を有してなる方
法である。好ましくは該状態は、骨吸収、骨粗鬆症、再狭窄、糖尿病性網膜症、
黄斑変性、血管形成、アテローム性動脈硬化、炎症、ウィルス疾患、癌、腫瘍成
長および転移から選択される。より好ましくは、該状態は骨粗鬆症および癌から
選択される。最も好ましくは該状態は骨粗鬆症である。
【0112】 本発明のより具体的な例としては、処置を必要とする哺乳動物においてインテ
グリン拮抗効果を誘発する方法であって、該哺乳動物に治療上有効量の上記のい
ずれかの化合物または上記のいずれかの医薬組成物を投与する段階を有してなる
方法がある。好ましくはインテグリン拮抗効果は、αvβ3拮抗効果である。よ
り具体的にはαvβ3拮抗効果は、骨吸収阻害、再狭窄阻害、アテローム性動脈
硬化阻害、血管形成阻害、糖尿病性網膜症阻害、黄斑変性阻害、炎症阻害、ウィ
ルス疾患阻害あるいは腫瘍の成長または転移の阻害から選択される。最も好まし
くはαvβ3拮抗効果は、骨吸収阻害である。別の形態としては、インテグリン
拮抗効果はαvβ5拮抗効果、αvβ6拮抗効果、あるいはαvβ3,αvβ5
およびαvβ6多重拮抗効果である。αvβ5拮抗効果の例としては、再狭窄、
アテローム性動脈硬化、血管形成、糖尿病性網膜症、黄斑変性、炎症、ウィルス
疾患あるいは腫瘍成長の阻害がある。αvβ6二重拮抗効果の例としては、血管
形成、炎症応答および創傷治癒の阻害がある。
【0113】 本発明の別の例としては、処置を必要とする哺乳動物における骨吸収の阻害方
法ならびに骨粗鬆症の治療および/または予防方法であって、該哺乳動物に治療
上有効量の上記のいずれかの化合物または上記のいずれかの医薬組成物を投与す
る段階を有する方法である。
【0114】 本発明の別の例としては、処置を必要とする哺乳動物における悪性の高カルシ
ウム血症、骨代謝によるオステオペニア、歯周病、副甲状腺機能亢進症、慢性関
節リウマチにおける関節周囲びらん、ページェット病、固定化誘発オステオペニ
アおよび糖コルチコイド投与の治療方法であって、該哺乳動物に治療上有効量の
上記のいずれかの化合物または上記のいずれかの医薬組成物を投与する段階を有
する方法である。
【0115】 本発明のより具体的な例としては、処置を必要とする哺乳動物での骨粗鬆症の
治療および/または予防用医薬品の製造における、上記のいずれかの化合物の使
用がある。本発明のさらに別の例としては、骨吸収、腫瘍成長、癌、再狭窄、ア
テローム性動脈硬化、糖尿病性網膜症、黄斑変性、炎症、ウィルス疾患および/
または血管形成の治療および/または予防用の医薬品製造における上記のいずれ
かの化合物の使用がある。
【0116】 本発明のさらに別の例は、 a)有機ビスホスホン酸化合物または該化合物の医薬的に許容される塩もしく
はエステル; b)エストロゲン受容体調節剤; c)細胞毒剤/抗増殖剤; d)マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤; e)表皮由来、線維芽細胞由来または血小板由来の成長因子; f)VEGF阻害剤; g)Flk−1/KDR、Flt−1、Tck/Tie−2またはTie−1
の阻害剤; h)カテプシンK阻害剤;および i)ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬もしくはゲラニルゲラニルト
ランスフェラーゼ阻害薬またはファルネシル/ゲラニルゲラニルトランスフェラ
ーゼ二重阻害薬などのプレニル化阻害薬;ならびにそれらの混合物 からなる群から選択される有効成分をさらに含む組成物である(B.Millauer et
al., "Dominant-Negative Inhibition of Flk-1 Suppresses the Growth of Man
y Tumor Types in Vivo", Cancer Research, 56, 1615-1620 (1996)参照;該文 献は引用によって、その全内容が本明細書に含まれるものとする)。
【0117】 好ましくは上記有効成分は、 a)有機ビスホスホン酸化合物または該化合物の医薬的に許容される塩もしく
はエステル; b)エストロゲン受容体調節剤;および c)カテプシンK阻害剤;ならびにそれらの混合物 からなる群から選択される。
【0118】 そのようなビスホスホン酸化合物の例としては、アレンドロン酸化合物(alen
dronate)、エチドロン酸化合物、パミドロン酸化合物(pamidronate)、リセド
ロン酸化合物(risedronate)、イバンドロン酸化合物(ibandronate)ならびに
それらの医薬的に許容される塩およびエステルなどがあるが、これらに限定され
るものではない。特に好ましいビスホスホン酸化合物は、アレンドロン酸化合物
、特にはアレンドロン酸モノナトリウム・3水和物である。
【0119】 エストロゲン受容体調節剤の例としては、エストロゲン、プロゲステリン(pr
ogesterin)、エストラジオール、ドロロキシフェン(droloxifene)、ラロキシ
フェン(raloxifene)およびタモキシフェンなどがあるが、これらに限定される
ものではない。
【0120】 細胞毒剤/抗増殖剤の例としては、タキソール、ビンクリスチン、ビンブラス
チンおよびドキソルビシンなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0121】 以前はカテプシンO2と呼ばれていたカテプシンKはシステインプロテアーゼ
であり、1996年5月9日公開のPCT国際出願公開番号WO 96/135 23号;1996年3月3日発行の米国特許5501969号;および1998
年4月7日発行の米国特許5736357号(これらはいずれも、引用によって
その全内容が本明細書に含まれるものとする)に記載されている。システインプ
ロテアーゼ類、特にカテプシン類は、腫瘍転移、炎症、関節炎および骨再形成な
どの多くの疾患状態に関連している。酸性pHでカテプシン類は、I型コラーゲ
ンを分解することができる。カテプシンプロテアーゼ阻害薬は、コラーゲン繊維
の分解を阻害することで破骨細胞性骨吸収を阻害できることから、骨粗鬆症など
の骨吸収疾患の治療において有用である。
【0122】 本発明はさらに、本発明の化合物と骨粗鬆症の予防もしくは治療に有用な1以
上の薬剤との組み合わせに関するものでもある。例えば、本発明の化合物を有機
ビスホスホネート化合物、エストロゲン受容体調節剤またはカテプシンK阻害剤
などの有効量の他薬剤との組み合わせで効果的に投与することができる。
【0123】 本発明の別の例としては、処置を必要とする哺乳動物での腫瘍成長の治療方法
であって、治療上有効量の上記の化合物と細胞毒性/抗増殖性であることが知ら
れている1以上の薬剤とを該哺乳動物に投与する段階を有する方法がある。さら
に、本発明の化合物は、腫瘍の成長および転移の治療のために、放射線療法と組
み合わせて投与することもできる。
【0124】 さらに、本発明のインテグリンαvβ3拮抗薬化合物は、カルシウムもしくは
リン酸代謝における障害および関連疾患の治療もしくは予防処置において、成長
ホルモン分泌促進剤と併用して有効である場合がある。その疾患としては、骨吸
収低下が有効となり得る状態などがある。骨吸収低下は、吸収と形成の間の均衡
を改善するか、骨損失を低減するか、あるいは骨増加を生じるはずである。骨吸
収の低下により、溶骨性病変に関連する疼痛を緩和し、そのような病変の発生率
および/または成長を低下させることができる。そのような疾患には、骨粗鬆症
(エストロゲン欠乏性、固定化性、糖コルチコイド誘発および老人性など)、骨
形成異常、ページェット病、骨化性筋炎、ベヒテレフ病、悪性高カルシウム血症
、転移性骨疾患、歯周病、胆石症、腎石症、尿道結石、尿路結石、動脈の硬直化
(硬化症)、関節炎、滑液嚢炎、神経炎およびテタニーなどがある。骨吸収の増
加には、血漿中での病的に高いカルシウム濃度およびリン酸濃度を伴う場合があ
り、それらはこの治療によって軽減されると考えられる。同様に本発明は、成長
ホルモン欠乏の患者における骨量増加に有用であると考えられる。従って好まし
い組み合わせは、本発明のαvβ3受容体拮抗薬と成長ホルモン分泌促進剤の同
時投与または交互投与であり、適宜に有機ビスホスホン酸化合物、好ましくはア
レンドロン酸モノナトリウム・3水和物を含む第3の成分を含有させることがで
きる。
【0125】 本発明の方法によれば、その組み合わせの個々の成分は、治療の途中の異なっ
た時点で別個に投与することができるか、あるいは分割もしくは単一の併用製剤
で同時に投与することができる。従って本発明が、そのような同時投与法もしく
は交互投与法を全て含むものであることは明らかであり、「投与」という用語は
それに従って解釈されるべきものである。インテグリン介在状態の治療に有用な
他薬剤と本発明の化合物との組み合わせの範囲には、原則的に、骨粗鬆症治療に
有用な医薬組成物との組み合わせが含まれることは明らかであろう。
【0126】 本明細書で使用する場合、「組成物」という用語は、指定の成分を指定の量で
含有するもの、ならびに直接もしくは間接に、指定量の指定成分の組み合わせか
ら得られるものを含むものである。
【0127】 本発明の化合物は、錠剤、カプセル(それぞれ、徐放製剤または持続性製剤を
含む)、丸薬、粉剤、粒剤、エリキシル剤、チンキ、懸濁液、シロップおよび乳
濁液などの経口製剤で投与することができる。同様に本発明の化合物は、静脈投
与(ボーラスまたは注入)、腹腔内投与、局所投与(例:点眼剤)、皮下投与、
筋肉投与もしくは経皮投与(例:膏薬)用の製剤で投与することもでき、それら
はいずれも、製薬分野の当業者には公知の製剤を用いるものである。有効である
が無毒性の量の所望の化合物をαvβ3阻害薬として用いることができる。
【0128】 本発明の化合物を使用する投与法は、患者の種類、動物種、年齢、体重、性別
および医学的状態;治療対象状態の重度;投与経路;患者の腎臓および肝臓の機
能;ならびに使用する特定の化合物もしくはその塩などの各種要素に従って選択
される。通常の技術を有する医師、獣医もしくは臨床医であれば、その状態の予
防、処置もしくは進行停止に必要な薬剤の有効量を容易に決定・処方することが
できる。
【0129】 上記で示した効果を得るのに使用される本発明の経口用量は、約0.01mg
/kg/日〜約100mg/kg/日、好ましくは0.01〜10mg/kg/
日、最も好ましくは0.1〜5.0mg/kg/日の範囲である。経口投与の場
合、組成物は好ましくは、治療対象患者への用量の対症的調節のために、有効成
分を0.01、0.05、0.1、0.5、1.0、2.5、5.0、10.0
、15.0、25.0、50.0、100および500mg含む錠剤の形で提供
する。医薬品は代表的には約0.01mg〜約500mgの有効成分、好ましく
は約1mg〜約100mgの有効成分を含む。静脈投与では、最も好ましい用量
は、定速注入時で約0.1〜約10mg/kg/分の範囲である。有利には、本
発明の化合物は、1日1回投与で投与することができるか、あるいは総1日用量
を1日2回、3回もしくは4回の分割用量で投与することができる。さらに、本
発明の好ましい化合物は、好適な経鼻媒体の局所使用を介しての経鼻的形態でま
たは当業者には公知の経皮膏薬の形態のものを用いる経皮経路を介して投与する
ことができる。経皮投与系の形で投与するには、当然のことながら投与は、投与
法を通じて間歇的ではなく、連続的なものとなる。
【0130】 本発明の方法においては、本明細書で詳細に説明した化合物を有効成分とする
ことができ、それは代表的には、所期の投与形態、すなわち経口錠剤、カプセル
、エリキシル剤、シロップなどに関して適切に選択され、従来の医薬実務に適合
する好適な医薬用希釈剤、賦形剤もしくは担体(本明細書ではこれらを総称して
「担体」材料と称する)と混合して投与する。
【0131】 例えば、錠剤もしくはカプセルでの経口投与の場合、活性薬剤成分は、乳糖、
デンプン、ショ糖、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム
、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、マニトール、ソルビトールなどの経口
用の無毒性で医薬的に許容される不活性担体と組み合わせることができる。液体
製剤での経口投与の場合、経口薬剤成分は、エタノール、グリセリン、水などの
経口用の無毒性で医薬的に許容される不活性な担体と組み合わせることができる
。さらに、所望もしくは必要に応じて、好適な結合剤、潤滑剤、崩壊剤および着
色剤も、混合物に組み入れることができる。好適な結合剤には、デンプン、ゼラ
チン、グルコースもしくはβ−乳糖などの天然糖、コーン甘味剤、アカシア、ト
ラガカントもしくはアルギン酸ナトリウムなどの天然および人工のガム、カルボ
キシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ロウなどがある。これらの製
剤で使用される潤滑剤には、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、
ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリ
ウムなどがある。崩壊剤には、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイ
ト、キサンタンガムなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0132】 本発明の化合物は、小単ラメラ小胞、大単ラメラ小胞および多ラメラ小胞など
のリポソーム投与系の形態で投与することもできる。リポソームは、コレステロ
ール、ステアリルアミンもしくはホスファチジルコリン類などの各種リン脂質か
ら形成することができる。
【0133】 本発明の化合物はさらに、化合物分子が結合した個々の担体としてのモノクロ
ーナル抗体を用いて投与することもできる。本発明の化合物は、標的指向性(ta
rgetable)薬剤担体などの可溶性ポリマーと組み合わせることもできる。そのよ
うなポリマーには、ポリビニルピロリドン、ピラン共重合体、ポリヒドロキシプ
ロピルメタクリルアミド−フェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルタミド−
フェノールまたはパルミトイル残基で置換されたポリエチレンオキサイド−ポリ
リジンなどがあり得る。さらに、本発明の化合物は、例えばポリ酢酸、ポリグリ
コール酸、ポリ酢酸とポリグリコール酸の共重合体、ポリε−カプロラクトン、
ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル類、ポリアセタール類、ポリジヒドロ
ピラン類、ポリシアノアクリル酸類およびヒドロゲルの架橋もしくは両親媒性ブ
ロック共重合体などの薬剤の徐放を行う上で有用な生体分解性ポリマー類と組み
合わせることができる。
【0134】 以下の図式および実施例において、各種試薬の記号および略称は以下の意味を
有する。
【0135】 AcOH:酢酸 BH・DMS:ボラン・ジメチルスルフィド BOC(Boc):t−ブチルオキシカルボニル BOP:ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホス
ホニウム・ヘキサフルオロホスフェート CBZ(Cbz):カルボベンジルオキシまたはベンジルオキシカルボニル CDI:カルボニルジイミダゾール CHCl:塩化メチレン CHCN:アセトニトリル CHCl:クロロホルム DEAD:ジエチルアゾジカルボキシレート DIAD:ジイソプロピルアゾジカルボキシレート DIBAHまたはDIBAL−H:水素化ジイソブチルアルミニウム DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン DMAP:4−ジメチルアミノピリジン DME:1,2−ジメトキシエタン DMF:ジメチルホルムアミド DMSO:ジメチルスルホキシド DPFN:硝酸3,5−ジメチル−1−ピラゾリルホルムアミジン EDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・
HCl EtOAc:酢酸エチル EtOH:エタノール HOAc:酢酸 HOAT:1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール HOBT:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール IBCF:クロロギ酸イソブチル LDA:リチウムジイソプロピルアミド MeOH:メタノール MMNG:1,1−メチル−3−ニトロ−1−ニトロソグアニジン NEt:トリエチルアミン NMM:N−メチルモルホリン PCA・HCl:ピラゾールカルボキサミジン塩酸塩 Pd/C:パラジウム−活性炭触媒 Ph:フェニル pTSA:p−トルエンスルホン酸 TEA:トリエチルアミン TFA:トリフルオロ酢酸 THF:テトラヒドロフラン TLC:薄層クロマトグラフィー TMEDA:N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン TMS:トリメチルシリル。
【0136】 本発明の新規化合物は、適切な材料を用いて、以下の図式および実施例の手順
に従って製造することができ、以下の具体的な実施例によってさらに例示してあ
る。しかしながら、実施例に示した化合物は本発明と見なされる唯一の属を形成
するものと解釈すべきではない。さらに以下の実施例は、本発明の化合物の製造
についての詳細を示したものである。当業者であれば、以下の製造手順の条件お
よび工程についての公知の変法を用いてこれら化合物を製造できることは容易に
理解できよう。別段の断りがない限り、温度はいずれも摂氏である。
【0137】 以下の図式および実施例は、本発明の代表的化合物の製造手順を説明するもの
である。さらに、1995年12月7日公開のPCT国際出願公開番号WO 9 5/32710号および1995年6月29日公開のWO 95/17397号 (これらはいずれも、引用によってその全内容が本明細書に含まれるものとする
)に記載の手順を、本明細書に記載の開示内容とともに利用することで、当業者
であれば、本明細書で特許請求される本発明の別の化合物を容易に製造できる。
さらに、本発明の化合物のC末端として利用可能なβ−アラニン類の合成につい
て説明した総説については、コールの報告およびジュアリスティらの報告を参照
する(Cole, D.C., Recent Stereoselective Synthetic Approaches to β-Amin o Acids , Tetrahedron, 1994, 50, 9517-9582; Juaristi, E. et al., Enantios elective Synthesis of β-Amino Acids , Aldrichemica Acta, 1994, 27, 3)。
特に、3−メチル−β−アラニンの合成についてはドゥガンらの報告に(Duggan
,M.F. et al., J.Med.Chem., 1995, 38, 3332-3341)、3−エチニル−β−アラ
ニンについてはザブロッキらの報告に(Zablocki,J.A. et al., J.Med.Chem., 1
995, 38, 2378-2394)、3−(ピリジン−3−イル)−β−アラニンについては
リコらの報告に(Rico,J.G. et al., J.Org.Chem., 1993, 58, 7948-7951)、2
−アミノ−β−アラニンおよび2−トシルアミノ−β−アラニンについてはシュ
エイらの報告に(Xue,C-B et al., Biorg.Med.Chem.Letts., 1996, 6, 339-344 )記載されている。本段落に記載の参考文献はいずれも、引用によってその全内
容が本明細書に含まれるものとする。
【0138】
【化19】
【0139】 3−フルオロケイ皮酸エチル(1−2) 3−フルオロベンズアルデヒド1−1(18.16g、146mmol)の塩
化メチレン(500mL)溶液に、(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸エチ
ル(61.2g、176mmol)を加え、得られた溶液を室温で18時間撹拌
した。溶媒留去後、残留物をエーテル/ヘキサンとともに渦撹拌し、濾過した。
濾液を濃縮し、溶離液をヘキサン/EtOAc 9:1とするシリカゲル層での 精製を行った。溶媒除去後、標題化合物1−2を油状物として得て(約95%ト
ランス)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
【0140】 H NMR(CDCl):δ1.36(3H、t)、4.28(2H、q )、6.43(1H、d)、7.08(1H、m)、7.2〜7.4(3H、m
)、7.64(1H、d)。
【0141】 N−ベンジル−(R)−α−メチルベンジル−3(S)−フルオロフェニル− β−アラニンエチルエステル(1−3) N−ベンジル−(R)−α−メチルベンジルアミン(33.4g、158mm
ol)のTHF(450mL)溶液に0℃で、n−ブチルリチウム(1.6Mヘ
キサン溶液99mL、158mmol)を加えた。暗青紫色溶液を0℃で30分
間撹拌し、冷却して−78℃とし、エステル1−2(29.2g、150mmo
l)のTHF(100mL)溶液を5分間かけて加えた。得られた溶液を−78
℃で1時間撹拌し、昇温させて室温とした。2時間後、混合物を水に投入し、E
tOAcで抽出し、水および次にブラインで洗浄し、脱水し、減圧下に濃縮して
油状物を得た。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン/EtOAc
1:1から純粋なEtOAc)によって標題化合物1−3を得た。
【0142】 H NMR(CDCl):δ1.06(3H、t)、1.28(3H、d )、2.52(1H、dd)、2.62(1H、dd)、3.66(1H、d)
、3.72(1H、d)、3.95(2H、q)、4.44(1H、dd)、6
.95(1H、m)、7.1〜7.5(13H、m)。
【0143】 3(S)−フルオロフェニル−β−アラニンエチルエステル塩酸塩(1−4) N−ベンジル−(R)−α−メチルベンジルアミン誘導体1−3(28.2g
、69.6mmol)のエタノール(300mL)、酢酸(30mL)および水
(3mL)溶液をアルゴンで30分間脱気した。Pd(OH)/炭素(20%
乾燥重;2.6g)を加え、混合物を水素雰囲気(風船)下に2時間撹拌した。
混合物をセライト濾過し、溶媒を減圧下に除去して油状物を得た。その油状物を
エーテル200mLに溶かし、その溶液に1N HClのエーテル溶液60mL を加えて沈殿を得た。濾過および固体のエーテル/ヘキサンによる洗浄で、標題
化合物1−4を白色固体として得た。
【0144】 H NMR(CDOD):δ1.21(3H、t)、3.0〜3.2(2 H、m)、4.16(2H、q)、4.76(1H、t)、7.2〜7.35(
3H、m)、7.5(1H、m)。
【0145】
【化20】
【0146】
【化21】
【0147】
【化22】
【0148】 5−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−ペンタン酸(2− 2) ケトン2−1(18g、105mmol)、エチレングリコール(3.2mL
、110mmol)、p−TSA(50mg、0.2713mmol)およびト
ルエン(300mL)を、水の共沸除去を行いながら24時間加熱還流した。反
応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、脱水し
(MgSO)、濃縮した。残留物をEtOH(200mL)に溶かし、1N NaOH(120mL、120mmol)で処理した。2時間後、反応液を2:
1 EtO/10%KHSO(600mL)に投入した。有機層を分液し、 ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO)、濃縮して、酸2−2を無色油状物と
して得た。
【0149】 H NMR(300MHz、CDCl):δ3.93(m、4H)、2. 36(m、2H)、1.63(m、4H)、1.46(m、2H)、1.31(
s、3H)。
【0150】 3−[5−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−ペンタノイ ル]−オキサゾリジン−2−オン(2−3) 2−2(16.0g、85.5mmol)、NEt(13.1mL、94.
1mmol)およびTHF(400mL)溶液を−78℃で撹拌しながら、それ
にピバロイルクロライド(11.6mL、94.1mmol)を加えた。混合物
を昇温させて0℃とし1.0時間経過させ、再度冷却して−78℃とした。2−
オキサゾリジノン(9.3g、106.9mmol)およびTHF(200mL
)の溶液を−78℃で撹拌しながら、それにnBuLi(43.0mL、106
.9mmol、2.5Mヘキサン溶液)を10分間かけて滴下した。20分後、
得られたリチウム試薬をカニューレを介して混成無水物に移動させた。10分後
、反応液を昇温させて0℃とし、1.0時間経過させた。混合物を酢酸エチルで
希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、MgSOで脱水した。溶媒の
留去後、残留物についてクロマトグラフィー(シリカゲル、40%から50%E
tOAc/ヘキサン)を行って、2−3を無色泡状物として得た。
【0151】 TLC R=0.19(シリカ、40%EtOAc/ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ4.41(t、J=8.1H z、2H)、4.02(t、J=8.1Hz、2H)、3.93(m、4H)、
3.93(t、J=7.3Hz、2H)、1.66(m、4H)、1.48(m
、2H)、1.31(s、3H)。
【0152】 3−(2−[3−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−プロ ピル]−ヘキス−5−エンオイル)−オキサゾリジン−2−オン(2−4) 2−3(3.0g、11.7mmol)およびTHF(125mL)の溶液を
−78℃で撹拌し、それにNaN(TMS)(15.2mL、15.2mmo
l、1.0M THF溶液)を20分間かけて滴下した。ブテニル−4−トリフ レート(5.0mL、29.2mmol)を滴下し、1時間後に反応液を昇温さ
せて0℃とした。1時間後、反応液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
よびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO)、濃縮した。フラッシュクロマト
グラフィー(シリカ、40%EtOAc/ヘキサン)によって、2−4を黄色油
状物として得た。
【0153】 TLC R=0.28(シリカ、50%EtOAc/ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ5.80(m、1H)、5. 00(m、2H)、4.40(m、2H)、4.02(m、2H)、3.92(
m、4H)、2.40〜1.35(m、11H)、1.30(s、3H)。
【0154】 7−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−4−(2−オキソ −オキサゾリジン−3−カルボニル)−ヘプタナール(2−5) 2−4(1.8g、5.8mmol)、スダンIII(10mg)およびCH Cl(150mL)の溶液をアルゴン下に−78℃で撹拌しながら、それに
黄色溶液が黄橙赤色に変化するまでオゾンを吹き込んだ。溶液をアルゴンで30
分間パージした。PPh(2.26g、8.7mmol)を加え、次に冷却浴
を外した。1.5時間後、反応液を濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(
シリカ、20%から50%EtOAc/ヘキサン)により、2−5を黄色固体と
して得た。
【0155】 TLC R=0.17(シリカ、50%EtOAc/ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ9.74(s、1H)、4. 43(m、2H)、4.03(m、2H)、3.91(m、4H)、3.80(
1H)、3.04(m、1H)、2.48(m、2H)、2.10〜1.40(
m、8H)、1.29(s、3H)。
【0156】 3(S)−(3−フルオロ−フェニル)−3−{2−オキソ−[3−(2−メ チル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−プロピル]−ピペリジン−1−イ ル}−プロピオン酸エチルエステル(2−6) 2−5(600mg、1.0mmol)、1−4(240mg、1.0mmo
l)、Na(OAc)BH(313mg、1.5mmol)およびNEt
0.28mL、2.0mmol)のDCE(10mL)中混合物を24時間撹拌
した。混合物を酢酸エチルで希釈し、10%KCO、ブラインで洗浄し、M
gSOで脱水した。溶媒留去後、残留物についてクロマトグラフィーを行って
(シリカゲル、50:35:14:1ヘキサン/クロロホルム/酢酸エチル/M
eOH)、2−6を黄色固体として得た。
【0157】 TLC R=0.53(シリカ、70:25:5クロロホルム/酢酸エチル /MeOH) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.30(m、1H)、7. 07(m、1H)、6.98(m、3H)、6.35(m、0.5H)、6.2
3(m、0.5H)、4.12(q、J=7Hz、2H)、3.92(m、4H
)、3.20(m、1H)、2.95(m、3H)、2.38(m、1H)、2
.00〜1.40(m、8H)、1.30(s、3H)、1.22(t、J=7
Hz、3H)。
【0158】 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−[2−オキソ−3−(4−オキソ −ペンチル)−ピペリジン−1−イル]−プロピオン酸エチルエステル(2−7 2−6(500mg、1.10mmol)、p−TSA(10mg)およびア
セトン(50mL)を4時間加熱還流した。冷却した反応混合物をEtOAcで
希釈し、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、脱水し(MgSO)、濃
縮して、2−7を黄色油状物として得た。
【0159】 H NMR(300MHz、CDCl):δ7.30(m、1H)、7. 06(m、1H)、6.98(m、2H)、6.32(m、0.5H)、6.2
0(m、0.5H)、4.12(q、J=7Hz、2H)、3.20(m、1H
)、2.95(m、3H)、2.45(m、2H)、2.33(m、1H)、2
.14(s、3H)、2.00〜1.40(m、8H)、1.22(t、J=7
Hz、3H)。
【0160】 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−[3−(3−[1,8]ナフチリ ジン−2−イル−プロピル)−2−オキソ−ピペリジン−1−イル]−プロピオ ン酸エチルエステル(2−8) 2−7(450mg、1.2mmol)、2−アミノ−3−ホルミルピリジン
(145mg、1.2mmol;製造に関しては、JOC 1983, 48, 3401参照)お
よびプロリン(137mg、1.2mmol)の純粋エタノール(20mL)中
混合物を12時間加熱還流した。溶媒留去後、残留物についてクロマトグラフィ
ーを行って(シリカゲル、50%酢酸エチル/クロロホルムから70:25:5
クロロホルム/酢酸エチル/MeOH)、2−8を黄色油状物として得た。
【0161】 TLC R=0.34(70:25:5クロロホルム/酢酸エチル/MeO H) H NMR(300MHz、CDCl):δ9.08(m、1H)、8. 16(dd、J=2.0Hz,8.0Hz、1H)、8.11(d、J=8.3
Hz、1H)、7.42(m、2H)、7.06(m、1H)、6.97(m、
2H)、6.35(m、0.5H)、6.20(m、0.5H)、4.11(m
、2H)、3.20〜2.80(m、5H)、2.40(m、1H)、2.10
〜1.40(m、8H)、1.19(m、3H)。
【0162】 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3−[3−(5, 6,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル)−プロピル] −ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸エチルエステル(2−9) 2−8(400mg、0.86mmol)および10%Pd/炭素(1300
mg)のEtOH(10mL)中混合物を水素風船下で6時間撹拌した。濾過お
よび溶媒の留去後、残留物についてクロマトグラフィーを行って(シリカゲル、
70:25:5クロロホルム/酢酸エチル/MeOH)、2−9を黄色油状物と
して得た。
【0163】 TLC R=0.21(70:25:5クロロホルム/酢酸エチル/MeO H) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.29(m、1H)、7. 05(m、2H)、6.98(m、2H)、6.33(m、1H)、6.30(
m、0.5H)、6.20(m、0.5H)、4.76(bs、1H)、4.1
0(m、2H)、3.40(m、2H)、3.20(m、1H)、3.00〜2
.90(m、3H)、2.70(t、J=6.3Hz、2H)、2.55(m、
2H)、2.35(m、1H)、2.00〜1.40(m、8H)、1.23(
t、J=7Hz、3H)。
【0164】 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS) −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル )−プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸および3(S)−(3 −フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)−[3−(5,6 ,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル)−プロピル]− ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸(2−10および2−11) 2−9(300mg、0.6614mmol)のEtOH(3mL)溶液に、
1N NaOH(0.725mL、0.725mmol)を加えた。1時間撹拌 後、溶媒を留去し、残留物についてクロマトグラフィーを行って(シリカゲル、
25:10:1:1から15:10:1:1 酢酸エチル/EtOH/水/NH OH)、2−10および2−11を純粋なジアステレオマー白色固体として得
た。
【0165】 TLC R=0.62(異性体A)(10:10:1:1 酢酸エチル/Et
OH/水/NHOH) TLC R=0.51(異性体B)(10:10:1:1 酢酸エチル/Et
OH/水/NHOH) H NMR(300MHz、CDOD、異性体A):δ7.46(d、J =7Hz、1H)、7.37(m、1H)、7.15(m、1H)、7.10(
m、1H)、7.03(m、1H)、6.50(d、J=7Hz、1H、)、6
.43(m、1H)、3.48(m、2H)、3.36(m、2H)、3.00
(m、1H)、2.90(m、2H)、2.70(m、2H)、2.80〜2.
55(m、3H)、2.12〜1.40(m、10H) H NMR(300MHz、CDOD、異性体B):δ7.40(d、J =7Hz、1H)、7.34(m、1H)、7.15(m、1H)、7.10(
m、1H)、7.00(m、1H)、6.50(d、J=7Hz、1H)、5.
63(m、1H)、3.45(m、2H)、3.36(m、2H)、3.15(
m、2H)、2.82(m、1H)、2.78(m、2H)、2.63(m、2
H)、2.47(m、1H)、2.00〜1.50(m、10H)。
【0166】
【化23】
【0167】 1−ブロモ−3−(2,2−ジエトキシ−エトキシ)−ベンゼン(3−2) NaH(2.77g、115.6mmol)のDMF(100mL)懸濁液に
0℃で、3−ブロモフェノール3−1のDMF(40mL)溶液を40分間かけ
て加えた。添加完了後、溶液をさらに30分間撹拌した。次に溶液を無希釈のブ
ロモアセトアルデヒド・ジエチルアセタール(17.36g、115.6mmo
l)で処理した。溶液を100℃で8時間加熱し、冷却して室温とし、Et
で抽出した(200mLで3回)。合わせた有機抽出液を10%NaOH水溶液
(100mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、
濾過し、濃縮して、3−2を黄色油状物として得た。
【0168】 TLC R=0.4(10%酢酸エチル/ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.19〜7.05(m、3 H)、6.85(d、1H)、4.81(t、1H、J=6.8Hz)、3.9
9(d、2H、J=6.8Hz)、3.71(m、4H)、1.22(t、6H
、J=7.1Hz)ppm。
【0169】 6−ブロモ−ベンゾフラン(3−3) アセタール3−2のトルエン(200mL)溶液に、ポリリン酸(20g)を
加えた。二相混合物を加熱して100℃とし、その温度で4時間撹拌した。混合
物を冷却して室温とし、氷に投入し、EtOで抽出した(200mLで2回)
。合わせた有機抽出液を飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄した。溶
液をMgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物についてフラッシュクロマ
トグラフィー精製(100%ヘキサン)を行って、生成物3−3を黄色油状物と
して得た。
【0170】 TLC R=0.4(100%ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.68(s、1H)、7. 60(d、1H、J=2.1Hz)、7.46(d、1H、J=8.4Hz)、
7.36(dd、1H、J=8.1,1.5Hz)、6.75(dd、1H、J
=7.1,0.9Hz)ppm。
【0171】 3−(ベンゾフラン−6−イル)−アクリル酸エチルエステル(3−4) 6−ブロモ−ベンゾフラン3−3(1.74g、8.79mmol)、アクリ
ル酸エチル(1.09g、10.98mmol)、Pd(OAc)(0.09
9g、0.44mmol)、トリ−o−トリルホスフィン(0.268g、0.
880mmol)および酢酸ナトリウム(3.60g、43.9mmol)のD
MF(10mL)中混合物を封入管中、100℃で4時間加熱した。混合物を冷
却して室温とし、水で希釈し、EtOで抽出した(40mLで2回)。合わせ
た有機抽出液をブライン(30mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、
濃縮した。残留物についてフラッシュクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチ
ル/ヘキサン)を行って、エステル3−4をオフホワイト固体として得た。
【0172】 TLC R=0.3(10%酢酸エチル/ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.78(d、1H、J=1 5.9Hz)、7.68(d、1H、J=2.4Hz)、7.66(s、1H)
、7.59(d、1H、J=8.4Hz)、7.43(dd、1H、J=9.0
,1.5Hz)、6.78(m、1H)、6.47(d、1H、J=15.9H
z)、4.27(q、2H、J=7.2Hz)、1.34(t、3H、J=7.
2Hz)ppm。
【0173】 3(S)−ベンゾフラン−6−イル−3−[ベンジル−(1(R)−フェニル −エチル)−アミノ]−プロピオン酸エチルエステル(3−5) N−ベンジル−α−(R)−メチルベンジルアミン(1.32g、6.30m
mol)のTHF(25mL)溶液に0℃で、n−BuLi(2.5Mヘキサン
溶液2.52mL)を加えた。得られた溶液を0℃で30分間撹拌し、冷却して
−78℃とした。アクリル酸エステル3−4(0.681g、3.15mmol
)のTHF(5mL)溶液を加えた。−78℃で15分間撹拌後、飽和NH
l水溶液(5mL)を加え、冷却浴を外した。混合物を昇温させて室温とし、E
Oで抽出した(40mLで2回)。合わせた有機抽出液をブライン(30m
L)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物についてフラッ
シュクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/ヘキサン)を行って、β−ア
ミノエステル3−5を黄色油状物として得た。
【0174】 TLC R=0.8(10%エタノール/塩化メチレン) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.58(m、3H)、7. 41(m、2H)、7.22(m、9H)、7.59(s、1H)、4.58(
m、1H)、4.05(m、1H)、3.91(q、2H、J=7.1Hz)、
3.72(m、2H)、2.62(m、2H)、1.21(d、3H、J=7.
2Hz)、1.03(t、3H、J=7.1Hz)ppm。
【0175】 3(S)−アミノ−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−プロピ オン酸エチルエステル(3−6) ジベンジルアミン3−5(1.19g、2.78mmol)のEtOH/H O/AcOH(26mL/3mL/1.0mL)中混合物をアルゴンで30分間
脱気し、Pd(OH)(1.19g)を加えた。混合物を1気圧のH下に置
いた。18時間撹拌後、混合物をEtOAcで希釈し、セライト濾過した。濾液
を濃縮し、残留物についてフラッシュクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/
塩化メチレン)を行って、エステル3−6を白色固体として得た。
【0176】 TLC R=0.25(10%エタノール/塩化メチレン) H NMR(300MHz、CDOD)(トリフルオロ酢酸塩として): δ7.25(d、1H、J=8.1Hz)、6.88(m、1H)、7.66(
s、1H)、6.82(s、1H)、4.58(m、3H)、4.12(m、2
H)、3.30(m、1H)、3.19(m、2H)、2.98(m、2H)、
1.11(t、3H、J=7.2Hz)ppm。
【0177】
【化24】
【0178】
【化25】
【0179】
【化26】
【0180】 4−オキソ−ペンタン酸メトキシ−メチル−アミド(4−1) レブリン酸(30g、0.258mol)のCHCl(850mL)溶液を
0℃で撹拌しながら、それにトリエチルアミン(43.2mL、0.310mo
l)を加え、次にクロロギ酸イソブチル(37mL、0.284mol)を15
分かけて加えた。30分後、トリエチルアミン(57.6mL、0.413mo
l)を加え、次にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(37.8g、0
.387mol)を5分間かけて5回に分けて加えた。激しい発泡が停止し、混
合物を昇温させて室温とし、1時間撹拌した。混合物について減圧下にロータリ
ーエバポレータでの溶媒留去を行って減量して含水固体を得て、それをEtOA
c(500mL)中でスラリーとし、10%KCO、ブラインで洗浄し、N
SOで脱水した。溶媒を留去して、4−1を黄色油状物として得た。
【0181】 TLC R=0.42(シリカ、1:1クロロホルム/酢酸エチル) H NMR(300MHz、CDCl):δ3.74(s、3H)、3. 18(s、3H)、2.65〜2.95(m、4H)、2.21(s、3H)。
【0182】 N−メトキシ−N−メチル−3−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2 −イル)−プロピオンアミド(4−2) 4−1(38g、0.239mol)のベンゼン(500mL)溶液に、エチ
レングリコール(17.3mL、0.310mol)およびp−トルエンスルホ
ン酸(1g)を加えた。混合物を、水の共沸除去を行いながら2時間加熱還流し
た。冷却後、溶液を飽和NaHCO(200mL)、ブラインで洗浄し、Na SOで脱水した。溶媒留去により、4−2を黄色油状物として得た。
【0183】 TLC R=0.62(シリカ、酢酸エチル) H NMR(300MHz、CDCl):δ3.95(m、4H)、3. 68(s、3H)、3.17(s、3H)、2.51(t、2H、J=8Hz)
、2.00(t、3H、J=6Hz)、1.33(s、3H)。
【0184】 3−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−プロピオンアルデ ヒド(4−3) 5−2(44.74g、0.22mol)のTHF(400mL)溶液に−7
8℃で、DIBAL(1Mヘキサン溶液264mL、0.264mol)を10
分間かけて加えた。1時間撹拌後、1.0Mロシェル塩(350mL)およびエ
ーテル(300mL)を加え、次に冷却浴を外した。1時間撹拌後、有機部分を
分液し、NaSOで脱水した。溶媒留去により、4−3を無色油状物として
得た。
【0185】 TLC R=0.80(シリカ、酢酸エチル) H NMR(300MHz、CDCl):δ9.73(s、1H)、3. 50(d、1H、J=16Hz)、2.61(d、1H、J=21Hz)、2.
48(m、1H)、2.07(t、1H、J=7H)、1.33(s、3H)。
【0186】 [3−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−プロピルアミノ )−プロピオン酸エチルエステル(4−4) 4−3(10g、0.69mmol)の1,2−ジクロロエタン(200mL
)溶液に0℃で、β−アラニンエチルエステル塩酸塩(21g、0.138mo
l)、トリエチルアミン(34mL)およびNaB(OAc)H(20.5g
、0.097mol)を加えた。混合物を昇温させて室温とし、15時間撹拌し
た。混合物の溶媒留去を行って容量を最初の量の1/3とし、EtOAcで希釈
し、10%KCO、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。溶媒留去
後、残留物についてクロマトグラフィー(シリカゲル、70:25:5クロロホ
ルム/酢酸エチル/メタノール)を行って、4−4を黄色油状物として得た。 TLC R=0.19(シリカ、70:25:5クロロホルム/酢酸エチル /メタノール)。
【0187】 {tert−ブトキシカルボニル−[3−(2−メチル−[1,3]ジオキソ ラン−2−イル)−プロピル]−アミノ}−プロピオン酸エチルエステル(4− 5) 4−4(10g、0.041mol)のTHF(200mL)溶液に、ごく少
量のDMAP、トリエチルアミン20滴およびBOCO(9.5g、0.04
5mol)を加えた。1時間後、溶媒留去によって4−5を無色油状物として得
た。
【0188】 TLC R=0.91(シリカ、70:25:10クロロホルム/酢酸エチ ル/メタノール) H NMR(300MHz、CDCl):δ4.15(q、2H、J=4 Hz)、3.93(m、4H)、3.46(m、2H)、3.22(m、2H)
、2.58(m、2H)、1.61(m、4H)、1.48(m、9H)、1.
28(m、6H)。
【0189】 [tert−ブトキシカルボニル−(4−オキソ−ペンチル)−アミノ]−プ ロピオン酸エチルエステル(4−6) 4−5(13.9g、0.040mol)のアセトン(100mL)溶液に、
p−トルエンスルホン酸(.05g)を加えた。混合物を2時間加熱還流した。
冷却後、混合物の溶媒留去を行って最初の容量の1/5量とし、EtOAcで希
釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。溶媒留
去により、4−6を黄色油状物として得た。 TLC R=0.36(シリカ、30%酢酸エチル/ヘキサン)。
【0190】 [tert−ブトキシカルボニル−(3−[1,8]ナフチリジン−2−イル −プロピル)−アミノ]−プロピオン酸エチルエステル(4−7) 4−6(12g、40mmol)、2−アミノ−3−ホルミルピリジン(6.
3g、52mmol)、プロリン(4.6g、40mmol)およびエタノール
(300mL)の溶液を15時間加熱還流した。冷却および溶媒留去後、残留物
についてクロマトグラフィー(シリカゲル、1:1クロロホルム/酢酸エチル)
を行って、4−7を黄色油状物として得た。
【0191】 TLC R=0.47(シリカ、70:25:5クロロホルム/酢酸エチル /メタノール) H NMR(300MHz、CDCl):δ9.09(m、1H)、8. 13(m、2H)、7.43(m、2H)、4.12(q、2H、7Hz)、3
.42(m、4H)、3.03(m、2H)、2.48(m、2H)、2.16
(m、2H)、1.42(m、9H)、1.22(m、3H)。
【0192】 {tert−ブトキシカルボニル−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ− [1,8]ナフチリジン−2−イル)−プロピル]−アミノ}−プロピオン酸エ チルエステル(4−8) 5−7(7.0g、18.1mmol)、10%Pd/C(5g)およびエタ
ノール(100mL)の溶液を水素ガス風船下で15時間撹拌した。濾過および
溶媒留去後、残留物についてクロマトグラフィー(シリカゲル、70:28:2
クロロホルム/酢酸エチル/メタノール)を行って、4−8を黄色油状物とし て得た。 TLC R=0.32(シリカ、70:28:2クロロホルム/酢酸エチル /メタノール)。
【0193】 [(メトキシ−メチル−カルバモイル)−エチル]−[3−(5,6,7,8 −テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル)−プロピル]−カルバミ ン酸tert−ブチルエステル(4−9) 4−8(5.6g、12.8mmol)のエタノール(50mL)溶液に、N
aOH(1M水溶液15mL、15mmol)を加えた。1時間撹拌後、HCl
(1M水溶液15mL、15mmol)を加え、混合物の溶媒留去を行って、油
状残留物を得た。残留物についてエタノールから3回留去を行い、次にアセトニ
トリルから3回留去を行って、黄色の表面が硬い固体を得た。それを<2mmH
gの減圧下に2時間乾燥した。残留物をクロロホルム(5mL)およびアセトニ
トリル(50mL)中でスラリーとし、NMM(8.5mL)、N,O−ジメチ
ルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.5g、26mmol)、HOBT(1.7g
、13mmol)およびEDC(2.4g、13mmol)を加えた。15時間
撹拌後、混合物の溶媒留去を行って乾固させ、残留物をEtOAc中でスラリー
とし、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで脱水した。溶媒留
去により、4−9を黄色油状物として得た。
【0194】 TLC R=0.20(シリカ、70:20:10クロロホルム/酢酸エチ ル/メタノール) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.05(d、1H、J=8 Hz)、6.28(d、1H、J=8Hz)、4.83(m、1H)、3.69
(m、3H)、3.51(m、2H)、3.39(m、2H)、3.14(m、
2H)、3.18(s、3H)、2.63(m、4H)、2.48(m、2H)
、1.83(m、9H)。
【0195】 {tert−ブトキシカルボニル−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ− [1,8]ナフチリジン−2−イル)−プロピル]−アミノ}−プロピオンアル デヒド(4−9A) 4−9(12.8mmol)およびTHF(50mL)の溶液を−78℃で撹
拌しながら、それにDIBAL(1.0Mヘキサン溶液15mL、15mmol
)を20分間かけて滴下した。1.0時間後、1.0Mロシェル塩(20mL)
を加え、冷却浴を外した。30分間撹拌後、有機部分を分液し、MgSOで脱
水した。溶媒留去により、粗アルデヒド4−9Aを無色油状物として得た。 TLC R=0.13(シリカ、75:20:10クロロホルム/EtOA c/MeOH)。
【0196】 3(S)−(2−{tert−ブトキシカルボニル−[3−(5,6,7,8 −テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル)−プロピル]−アミノ} −プロピルアミノ)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−プ ロピオン酸エチルエステル(4−10) 粗アルデヒド4−9A(0.4g、1.15mmol)、3−6(0.5g、
1.5mmol)、粉末モレキュラーシーブス(1g)、酢酸ナトリウム(1g
)および2−プロパノール(20mL)の混合物を0℃で30分間撹拌した。N
aCNBH(0.215g、3.5mmol)を加えた。15時間後、反応液
に10%KHSOを加えてpH=約2とし、5分間撹拌し、EtOAcで希釈
し、KCOでpH=約12とした。混合物をEtOAcで抽出し、MgSO で脱水した。溶媒留去後、残留物についてクロマトグラフィー(シリカゲル、
1%[10:1:1 EtOH/NHOH/HO]/99% 75:25:5
クロロホルム/EtOAc/MeOH)を行って、4−10を黄色油状物として
得た。
【0197】 TLC R=0.19(シリカ、1%[10:1:1 EtOH/NHOH
/HO]/99% 75:25:5クロロホルム/EtOAc/MeOH) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.10(m、2H)、6. 78(m、2H)、6.37(d、1H、J=7Hz)、4.69(brs、1
H)、4.47(t、2H、J=7Hz)、4.11(m、2H)、3.95(
t、1H、J=7Hz)、3.38(m、2H)、3.17(m、6H)、2.
7〜2.4(m、8H)、1.82(m、5H)、1.61(m、2H)、1.
40(m、9H)、1.21(t、3H、J=Hz)。
【0198】 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2 −イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸 エチルエステル(4−12) 4−10(0.3g、0.53mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液に
0℃で、HClガスを10分間急速に吹き込んだ。30分後、溶液をアルゴンで
30分間パージした。溶液を濃縮してアミン4−11を黄色固体として得た。 −11 (0.53mmol)のCHCl(10mL)およびiPrNEt(
0.56mL、3.3mmol)中混合物を撹拌しながら、それにクロロギ酸p
−ニトロフェニル(0.112g、0.55mmol)を加えた。30分後、ジ
オキサン(10mL)を加え、混合物を加熱して100℃とし、塩化メチレンを
留去した。12時間後、混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、1N NaOH 、ブラインで洗浄し、MgSOで脱水した。溶媒留去により、4−12を黄色
油状物として得た。 TLC R=0.37(シリカ、70:20:10クロロホルム/酢酸エチ ル/メタノール)。
【0199】 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2 −イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸 (4−13) 4−12(0.20g、0.41mmol)のEtOH(5mL)溶液に、1
N NaOH(0.5mL、0.5mmol)を加えた。2時間撹拌後、溶媒を 留去し、残留物についてクロマトグラフィー(シリカゲル、25:10:1:1
と次に15:10:1:1酢酸エチル/EtOH/水/NHOH)を行って、 4−13 を白色固体として得た。
【0200】 TLC R=0.13(シリカ、10:10:1:1酢酸エチル/EtOH /水/NHOH) H NMR(300MHz、CDOD):δ7.44(d、1H、J=7 Hz)、7.16(d、1H、J=7Hz)、6.76(d、1H、J=7Hz
)、6.65(s、1H)、5.97(d、1H、J=7Hz)、6.06(m
、1H)、4.52(t、2H、J=9Hz)、3.95(m、1H)、3.4
6(m、2H)、3.38(m、1H)、3.18(m、3H)、2.75(m
、8H)、1.91(m、6H)、1.76(m、2H)。
【0201】
【化27】
【0202】
【化28】
【0203】
【化29】
【0204】
【化30】
【0205】 N−(4−ヨード−フェニルスルホニルアミノ)−L−アスパラギン(A−2 A−1(4.39g、33.2mmol)、NaOH(1.49g、37.
2mmol)、ジオキサン(30mL)およびHO(30mL)の0℃溶液を
攪拌しながら、それに塩化ピプシル(10.34g、34.2mmol)を加え
た。約5分後、NaOH(1.49、37.2mmol)をHO 15mLに 溶かしたものを加えてから、冷却浴を外した。2.0時間後、反応混合物を濃縮
した。残留物をHO(300mL)に溶かし、EtOAcで洗浄した。水層を
冷却して0℃とし、濃HClで酸性とした。固体を回収し、EtOで洗浄して
A−2を白色固体として得た。
【0206】 H NMR(300MHz、DO):δ7.86(d、2H、J=8Hz )、7.48(d、2H、J=8Hz)、3.70(m、1H)、2.39(m
、2H)。
【0207】 2(S)−(4−ヨード−フェニルスルホニルアミノ)−β−アラニン(A− 3) NaOH(7.14g、181.8mmol)およびHO(40mL)の攪
拌溶液を0℃とし、それにBr(1.30mL、24.9mmol)を10分
間かけて滴下した。約5分後、酸A−2(9.9g、24.9mmol)、Na
OH(2.00g、49.8mmol)およびHO(35mL)を合わせ、冷
却して0℃とし、それを上記反応液に一気に加えた。0℃で20分間攪拌後、反
応液を加熱して90℃とし、30分間経過させ、再度冷却して0℃とした。濃H
Clを滴下することでpHを約7に調節した。固体を回収し、EtOAcで洗浄
し、減圧乾燥して、酸A−3を白色固体として得た。
【0208】 H NMR(300MHz、DO):δ8.02(d、2H、J=8Hz )、7.63(d、2H、J=8Hz)、4.36(m、1H)、3.51(d
d、1H、J=5Hz、13Hz)3.21(m、1H)。
【0209】 2(S)−(4−ヨード−フェニルスルホニルアミノ)−β−アラニンエチル 塩酸塩(A−4) A−3(4.0g、10.81mmol)のEtOH(50mL)懸濁液に
、0℃で10分間HClガスを急速に吹き込んだ。冷却浴を外し、反応液を加熱
して60℃とした。18時間後、反応液を濃縮して、エステルA−4を白色固体
として得た。
【0210】 H NMR(300MHz、CDOD):δ7.98(d、2H、J=8 Hz)、7.63(d、2H、J=8Hz)、4.25(q、1H、J=5Hz
)、3.92(m、2H)、3.33(m、1H)、3.06(m、1H)、1
.01(t、3H、J=7Hz)。
【0211】 4−[2−(2−アミノピリジン−6−イル)エチル]安息香酸エチル(A− 5a) エステルA−5(700mg、2.63mmol)(製造については、199
5年12月7日公開のPCT国際出願公開番号WO 95/32710号の図式 29参照)、10%Pd/C(350mg)およびEtOHの混合物を1気圧H 下に攪拌した。20時間後、反応液をセライト層濾過し、濃縮して、エステル A−5a を褐色油状物として得た。
【0212】 TLC R=0.23(シリカ、40%EtOAc/ヘキサン) H NMR(300MHz、CDCl):δ7.95(d、2H、J=8 Hz)、7.26(m、3H)、6.43(d、1H、J=7Hz)、6.35
(d、1H、J=8Hz)、4.37(m、4H)、3.05(m、2H)、2
.91(m、2H)、1.39(t、3H、J=7Hz)。
【0213】 4−[2−(2−アミノピリジン−6−イル)エチル]安息香酸塩酸塩(A− 6) エステルA−5a(625mg、2.31mmol)の6N HCl(12m L)懸濁液を加熱して60℃とした。約20時間後、反応液を濃縮して、酸A− を黄褐色固体として得た。
【0214】 H NMR(300MHz、CDOD):δ7.96(d、2H、J=8 Hz)、7.80(m、1H)、7.33(d、2H、J=8Hz)、6.84
(d、1H、J=9Hz)、6.69(d、1H、J=7Hz)、3.09(m
、4H)。
【0215】 4−[2−(2−アミノピリジン−6−イル)エチル]ベンゾイル−2(S) −(4−ヨードフェニルスルホニルアミノ)−β−アラニンエチル(A−7) 15−6(400mg、1.43mmol)、アミンA−4(686mg、
1.57mmol)、EDC(358mg、1.86mmol)、HOBT(2
52mg、1.86mmol)、NMM(632μL、5.72mmol)およ
びDMP(10mL)の溶液を、約20時間攪拌した。反応液をEtOAcで希
釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO)、濃縮した
。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、EtOAcから5%イソプロパノー
ル/EtOAc)によって、アミドA−7を白色固体として得た。
【0216】 TLC R=0.4(シリカ、10%イソプロパノール/EtOAc) H NMR(300MHz、CDOD):δ7.79(d、2H、J=9 Hz)7.61(d、2H、J=8Hz)、7.52(d、2H、J=9Hz)
、7.29(m、1H)、7.27(d、2H、J=8Hz)、4.20(m、
1H)、3.95(q、2H、J=7Hz)、3.66(dd、1H、J=6H
z,14Hz)、3.49(dd、1H、J=8Hz,13Hz)、3.01(
m、2H)、2.86(m、2H)、1.08(t、3H、J=7Hz)。
【0217】 4−[2−(2−アミノピリジン−6−イル)エチル]ベンゾイル−2(S) −(4−ヨードフェニルスルホニルアミノ)−β−アラニン(A−8) エステルA−7(200mg、0.3213mmol)および6N HCl( 30mL)の溶液を加熱して60℃とした。約20時間後、反応混合物を濃縮し
た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、20:20:1:1 EtOAc /EtOH/NHOH/HO)によって、酸A−8を白色固体として得た。
【0218】 TLC R=0.45(シリカ、20:20:1:1 EtOAc/EtOH
/NHOH/HO) H NMR(400MHz、DMSO):δ8.40(m、1H)、8.1 4(Bs、1H)、7.81(d、2H、J=8Hz)、7.62(d、2H、
J=8Hz)、7.48(d、2H、J=8Hz)、7.27(m、3H)、6
.34(d、1H、J=7Hz)、6.25(d、1H、J=8Hz)、5.8
5(bs、2H)、3.89(bs、1H)、3.35(m、2H)、2.97
(m、2H)、2.79(m、2H)。
【0219】 4−[2−(2−アミノピリジン−6−イル)エチル]ベンゾイル−2(S) −(4−トリメチルスタニル−フェニルスルホニルアミノ−β−アラニン(A− 9) ヨウ化物A−8(70mg、0.1178mmol)、[(CHSn] (49μL、0.2356mmol)、Pd(PPh(5mg)および
ジオキサン(7mL)の溶液を加熱して90℃とした。2時間後、反応液を濃縮
し、分取HPLC(Delta-Pak C18 15μM 100Å、40×100mm;
95:5から次に5:95HO/CHCN)精製を行って、トリフルオロ酢
酸塩を得た。その塩をHO(10mL)に懸濁させ、NHOH(5滴)で処
理し、凍結乾燥して、アミドA−9を白色固体として得た。
【0220】 H NMR(400MHz、DMSO):δ8.40(m、1H)、8.1 8(d、1H、J=8Hz)、7.67(m、5H)、7.56(d、2H、J
=8Hz)、7.29(d、2H、J=8Hz)、6.95〜7.52(m、2
H)、6.45(bs、2H)、4.00(m、1H)、3.50(m、1H)
、3.33(m、1H)、2.97(m、2H)、2.86(m、2H)。
【0221】 4−[2−(2−アミノピリジン−6−イル)エチル]ベンゾイル−2(S) −4−125ヨード−フェニルスルホニルアミノ−β−アラニン(A−10) 5mCiのNa125I(Amersham, IMS30)の輸送用瓶にヨウ素玉(Pierce )を入れ、室温で5分間攪拌した。A−9 0.1mgの10%HSO/M eOH(0.05mL)溶液を調製し、直ちにNa125I/ヨウ素玉瓶に加え
た。室温で3分間攪拌後、NHOH約0.04〜0.05mLを加えて、反応
混合物をpH6〜7とした。全反応混合物をHPLCに注入して精製した[Vy
dacペプチド−蛋白C−18カラム、4.6×250mm、30分間かけての
10%アセトニトリル(0.1%TFA):HO(0.1%TFA)から90
%アセトニトリル(0.1%TFA):HO(0.1%TFA)への直線勾配
、1mL/分]。この条件下でのA−10の保持時間は17分である。放射能の
大半を含む分画を集め、凍結乾燥し、エタノールで希釈して、約1mCiのA− 10 を得た。それをA−8の標品とともにHPLC分析で同時に溶離させた。
【0222】 装置:分析および分取HPLCは、レオダイン(Rheodyne)7125インジェ
クタを搭載した0.1mLヘッドを有するウォーターズ(Waters)の装置(600E
Powerline Multi Solvent Delivery System)およびギルソン(Gilson)のFC
203微量フラクションコレクタを搭載したウォーターズの990フォトダイオ
ードアレイ検出器を用いて行った。分析および分取HPLCには、バイダック(
Vydac)ペプチド−蛋白C−18カラム(4.6×250mm)を、C−18ブ ラウンリー(Brownlee)モジュール保護カラムとともに使用した。HPLC分析
に使用したアセトニトリルは、フィッシャーオプティマ(Fisher Optima)用で あった。使用したHPLC放射能検出器は、ベックマン(Beckman)170放射 性同位元素検出器であった。分析および分取HPLCには、バイダックC−18
蛋白−ペプチドカラム(3.9×250mm)を使用した。放射能溶液は、スピ
ードバック(Speedvac)真空遠心機を用いて濃縮した。ヒューレットパッカード
(Hewlett Packard)8452A型UV/Visダイオードアレイ分光光度計を 用いて、較正曲線および化学濃度を測定した。サンプルの放射能は、パッカード
(Packard)A5530ガンマカウンタで測定した。
【0223】 本発明の化合物のαvβ3およびαvβ5結合ならびに骨吸収阻害活性の測定
に用いた試験方法について以下に記載する。
【0224】 骨吸収−孔(PIT)アッセイ 破骨細胞が骨吸収を行っている時は、その細胞が作用している骨の表面に孔を
形成する。従って、化合物が破骨細胞を阻害する能力を調べる場合、阻害化合物
が存在している場合での破骨細胞の上記吸収孔形成能力を測定するのが有用であ
る。
【0225】 ウシ大腿骨幹の6mm円柱からの厚さ200μmの連続断面片を、低速ダイヤ
モンドノコ(Isomet, Beuler, Ltd., Lake Bluff, II)によって切り取った。骨
切片を蓄積し、10%エタノール溶液に入れ、用時まで冷蔵した。
【0226】 実験に先だって、各骨切片をHO中で20分間2回超音波処理した。清浄と
なった切片を96ウェルプレートに入れて、2列の対照と各薬剤用量について1
列とを使えるようにした。各列が3連または4連の培養を示す。96ウェルプレ
ートに入れた骨切片をUV照射によって滅菌した。破骨細胞とのインキュベーシ
ョンに先だって、5%ウシ胎仔血清および1%ペニシリン/ストレプトマイシン
を含むpH6.9のαMEM(0.1mL)を加えることで、骨切片を水和させ
た。
【0227】 7〜14日齢ウサギ(New Zealand White Hare)からの長骨を切り取り、軟組
織を清浄化し、20mMを含むαMEMに入れる。細片が<1mmとなるまで鋏
を用いて骨を刻み、容量25mLで50mL管に移し入れる。管を手で60回ゆ
っくり振盪し、1分間組織を沈降させ、上清を除去する。追加の培地25mLを
組織に加え、再度振盪する。第2の上清を第1の上清と合わせる。赤血球以外の
細胞数をカウントする(代表的には細胞2×10個/mL)。5%ウシ胎仔血
清、10nM 1,25(OH)およびペニシリン−ストレプトマイシン を含むαMEM中、5×10/mLからなる細胞懸濁液を調製する。ウシ骨切
片(200mm×6mm)に200mLずつを加え、加湿5%CO雰囲気下、
37℃で2時間インキュベートする。培地を微量ピペッタで丁寧に除去し、被験
化合物を含む新鮮な培地を加える。培養液を48時間インキュベートし、培地に
ついてのクロスラップス(Crosslaps;Herlev, Denmark)によってc−テロペプ
チド(I型コラーゲンのa1鎖の断片)のアッセイを行う。
【0228】 ウシ骨切片を20〜24時間破骨細胞に曝露する。各骨切片から組織培地を除
去する。各ウェルをHO 200mLで洗浄し、骨切片を2.5%グルタルア ルデヒド、0.1Mカコジル酸(pH7.4)中で20分間固定する。固定後、
0.25M NHOH存在下での2分間の超音波処理と次にHO中での15 分間の超音波処理2回によって細胞残滓を除去する。骨切片を直ちに、濾過した
1%トルイジンブルーおよび1%ホウ砂によって6〜8分間染色する。
【0229】 骨切片を乾燥した後、吸収孔を試験切片および対照切片でカウントする。偏光
ニコンIGSフィルターキューブを用いるマイクロフォト(Microphot)Fx( ニコン)蛍光顕微鏡で見る。試験用量結果を対照と比較し、各被験化合物につい
て得られるIC50値を求める。
【0230】 このアッセイからのデータを哺乳動物(ヒトを含む)疾患状態に外挿すること
が適切であることは、サトウらの報告に記載の内容によって裏付けられている(
Sato, M. et al., Journal of Bone and Mineral Research, Vol.5, No.1, 1990
);該報告の内容は全て、引用によって本明細書に含まれるものとする)。その
論文では、ある種のビスホスホネートを臨床的に用いて、それがページェット病
、悪性高カルシウム血症、骨代謝によって生じる溶骨性病変、固定化もしくは性
ホルモン欠乏による骨損失に有効であるように思われることが記載されている。
次に、上記の吸収孔アッセイでそれらと同じビスホスホネートについて試験を行
って、それらの公知の有用性とアッセイにおける陽性の成績との間の相関を確認
する。
【0231】 EIBアッセイ デュオンらの報告(Duong et al., J.Bone Miner.Res., 8:S 378 (1993))に は、ヒトインテグリンαvβ3を発現する系について記載されている。エキスタ
チン(echistatin;欧州特許公開382451号)などのインテグリンすなわち
含RGD分子に対する抗体は骨吸収を効果的に遮断し得ることから、インテグリ
ンが骨基質への破骨細胞の付着を刺激することが提言されている。
【0232】 反応混合物: 1.TBS緩衝液175μL(50mMトリス・HCl pH7.2、150 mM NaCl、1%BSA、1mM CaCl、1mM MgCl) 2.細胞抽出物25μL(100mMオクチルグルコシド緩衝液で希釈して、
2000cpm/25μLとする) 3.125I−エキスタチン(25μL/50000cpm)(EP 382 451号参照) 4.緩衝液(全結合)または未標識エキスタチン(非特異的結合)25μL。
【0233】 次に、反応混合物を室温で1時間インキュベーションした。未結合および結合
αvβ3を、濾過(Skatron Cell Harvester使用)によって分離した。次に、フ
ィルター(予め1.5%ポリエチレンイミンで10分間濡らしたもの)を洗浄緩
衝液(50mMトリスHCl、1mM CaCl/MgCl、pH7.2) で洗浄した。そして、γ−カウンタでフィルターのカウンティングを行った。
【0234】 SPAアッセイ 材料: 1.小麦胚凝集素シンチレーション近接ビーズ(Scintillation Proximity Be
ads(SPA);Amersham) 2.オクチルグルコピラノシド(Calbiochem) 3.HEPES(Calbiochem) 4.NaCl(Fisher) 5.CaCl(Fisher) 6.MgCl(SIGMA) 7.フェニルメチルスルホニルフルオライド(PMSF)(SIGMA) 8.オプティプレート(Optiplate;PACKARD) 9.化合物A−10(比放射能500〜1000Ci/mmole) 10.被験化合物 11.精製インテグリン受容体:αvβ3は、ピテラの方法(Pytela, Method s in Enzymology , 144:475, 1987)に従ってαvβ3(Duong et al., J.Bone M in. Res ., 8:S378, 1993)を過剰発現する293細胞から精製した。 12.結合緩衝液:50mM HEPES、pH7.8、100mM NaCl
、1mM Ca2+/Mg2+、0.5mM PMSF 13.オクチルグルコシドの50mM結合緩衝液溶液:50−OG緩衝液。
【0235】 手順: 1.SPAビーズの前処理 凍結乾燥SPAビーズ500mgを最初に50−OG緩衝液200mLで4回
、結合緩衝液100mLで1回洗浄し、結合緩衝液12.5mLに再度懸濁させ
た。
【0236】 2.SPAビーズと受容体との混合物の調製 各アッセイ管中で、前処理したビーズ2.5μL(40mg/mL)を、結合
緩衝液97.5μLおよび50−OG緩衝液20μLに懸濁させた。精製受容体
5μL(約30ng/μL)をビーズの懸濁液に加え、室温で30分間攪拌した
。混合物を4℃でベックマンの遠心管(Beckman GPR Benchtop遠心管)中250
0rpmにて10分間遠心した。得られたペレットを結合緩衝液50μLおよび
50−OG緩衝液25μLに再懸濁させた。
【0237】 3.反応 以下のものを、相当するウェル中のオプティプレートにこの順序で加えた。
【0238】 (i)受容体/ビーズ混合物(75mL) (ii)以下のそれぞれを25μL:被験化合物、全結合用の結合緩衝液、ま
たは非特異的結合用のA−8(最終濃度1μM) (iii)結合緩衝液中のA−10(25μL、最終濃度40pM) (iv)結合緩衝液(125μL) (v)各プレートをプレートシーラー(PACKARD)で密封し、4℃で振盪しな がら終夜インキュベートした。
【0239】 4.プレートのカウンティングを行った(PACKARD TOPCOUNT)。
【0240】 5.阻害%を以下のように計算した。 A=総カウント B=非特異的カウント C=サンプルカウント 阻害%=[{(A−B)−(C−B)}/(A−B)]/(A−B)×100
【0241】 OC型アッセイ マウス頭蓋冠由来の骨芽細胞様細胞(1.8細胞)を、CORNING24ウ
ェル組織培養プレートに入ったリボヌクレオシドおよびデオキシリボヌクレオシ
ド、10%ウシ胎仔血清およびペニシリン−ストレプトマイシンを含むαMEM
培地に入れた。細胞は、午前中に40000個/ウェルで接種した。午後に、以
下の方法に従って6週齢オスBalb/Cマウスから骨髄細胞を得た。
【0242】 マウスを屠殺し、脛骨を摘出し、上記の培地に入れた。末端を切り落とし、骨
髄を骨小腔から試験管中に、27.5ゲージ針を有する1mL注射器を用いて流
し出した。ピペットで吸引・吐き出しを行って、骨髄を懸濁させた。懸濁液を>
100μmナイロン細胞濾過器に通した。得られた懸濁液を350×gで7分間
遠心した。ペレットを再懸濁させ、サンプルを2%酢酸で希釈して、赤血球を溶
解させた。残った細胞を血球計数器でカウントした。細胞をペレット状とし、1
×10個/mLで再懸濁させた。1.8細胞の各ウェルに50μLを加えて5
0000個/ウェルとし、各ウェルに1,25−ジヒドロキシ−ビタミンD
)を加えて、最終濃度を10nMとした。培養液を、加湿5%CO雰囲気
中、37℃でインキュベートした。48時間後、培地を交換した。骨髄を加えて
から72時間後に、4連ウェルに、Dを含む新鮮な培地とともに被験化合物を
加えた。48時間後に再度、Dを含む新鮮な培地とともに化合物を加えた。さ
らに48時間後、培地を除去し、細胞を室温で10分間、10%ホルムアルデヒ
ドのリン酸緩衝生理食塩水溶液で固定し、次にエタノール:アセトン(1:1)
で1〜2分間処理し、風乾した。以下のようにして、細胞を酒石酸耐性酸ホスフ
ァターゼについて染色した。
【0243】 30mM酒石酸ナトリウム、0.3mg/mLFast Red Violet
LB塩および0.1mg/mLナフトールAS−MXホスフェートを含む50 mM酢酸緩衝液(pH5.0)で、室温にて10〜15分間細胞を染色した。染
色後、プレートを脱イオン水で十分に洗浄し、風乾した。各ウェルについて多核
の染色陽性細胞の数をカウントした。
【0244】 αvβ5付着アッセイ デュオンらの報告(Duong et al., J.Bone Miner.Res., 11:S 290 (1996))に
は、ヒトαvβ5インテグリンを発現する系について記載されている。
【0245】 材料: 1.本アッセイで使用される培地および溶液は、BSAを除いてBRL/Gi
bcoから購入し、化学薬品はシグマ(Sigma)から購入する。 2.付着培地:1mg/mLの熱失活脂肪酸を含まないBSAおよび2mM C aClを含むHBSS 3.グルコサミニダーゼ基質溶液:3.75mM p−ニトロフェニル−− アセチル−β−D−グルコサミニド、0.1Mクエン酸ナトリウム、0.25%
トリトン(pH5.0) 4.グリシン−EDTA現像液:50mMグリシン、5mMEDTA(pH1
0.5)。
【0246】 方法: 1.ウェル当たり100μLを用いて、ヒトビトロネクチン(3μg/mL)
の50mM炭酸緩衝液(pH9.6)溶液により、プレート(96ウェル、Nunc
Maxi Sorp)を4℃で終夜コーティングした。次に、プレートをDPBSで2回
洗浄し、2%BSAのDPBS溶液で室温にて2時間ブロックした。DPBSに
よってさらに洗浄した後(2回)、プレートを細胞付着アッセイに用いた。
【0247】 2.10%ウシ胎仔血清存在下に、(αvβ5)細胞293個をMEM培地で
、集密度90%まで成長させた。次に、細胞をトリプシン/EDTAによって1
回、シャーレから浮遊させ、血清を含まないMEMで3回洗浄した。細胞を再度
付着培地に懸濁させた(細胞3×10個/mL)。
【0248】 3.2倍濃度の連続希釈液として被験化合物を調製し、50μL/ウェルで加
えた。次に、細胞懸濁液を50μL/ウェルで加えた。プレートを、55CO で37℃にて1時間インキュベートして、付着を行った。
【0249】 4.プレートをDPBSで丁寧に洗浄して(3回)非付着細胞を除去し、暗所
・室温にて、グルコサミニダーゼ基質溶液(100μL/ウェル)とともに終夜
インキュベートした。細胞数を定量するため、酵素基質溶液の入ったウェルに直
接細胞懸濁液サンプルを加えることで、各実験についてグルコサミニダーゼ活性
の標準曲線を求めた。
【0250】 5.翌日、グリシン/EDTA溶液を185μL/ウェルで加えることで、反
応液の現像を行い、平板読取装置(Molecular DevicesのV-Max平板読取装置)を
用いて、405nmでの吸光度を読み取った。平均試験吸光度値(被験サンプル
当たり4ウェル)を計算した。次に、ソフトマックス(Softmax)プログラムを 用いて、各薬剤濃度での付着細胞数を細胞の標準曲線に照らして定量した。
【0251】 医薬製剤例 経口用組成物の具体的な実施態様として、本発明の化合物100mgを、十分
に粉砕した乳糖とともに製剤して、総量580〜590mgとし、それをサイズ
Oの硬ゲルカプセルに充填する。
【0252】 本発明の代表的化合物について調べたところ、ヒトαvβ3インテグリンに結
合することが認められた。それらの化合物は、SPAアッセイで約100nM未
満のIC50値を有することが認められる。
【0253】 本発明の代表的化合物について調べたところ、濃度約1μMのビトロネクチン
でコーティングを行ったプレートへのαvβ5発現細胞の付着を50%以上阻害
することが認められた。
【0254】 以上、本発明のある種の好ましい実施態様を参照しながら、本発明について説
明・解説したが、当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱しない限り
において、各種変更、修正および切り替えを行うことができることは明らかであ
る。例えば、吸収によって生じる骨障害の重度あるいは上記の本発明の化合物に
おける他の適応症についての治療対象哺乳動物の応答性における変動の結果とし
て、本明細書に記載のような好ましい用量以外の有効な用量を用いることが可能
である。同様に、認められる具体的な薬理的応答は、選択される特定の活性化合
物または医薬担体の有無、ならびに用いられる製剤および投与形態の種類によっ
て変動し、それらによって決まり得るものであり、結果においてそのように予想
される変動もしくは相違は、本発明の対象および実務に応じて想到されるもので
ある。従って、本発明は、特許請求の範囲のみによって限定されるものであって
、そのような特許請求の範囲は妥当な限り広く解釈すべきものである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月1日(1999.12.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中、 Wは
【化2】 N、OおよびSからなる群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ
原子を有する5員もしくは6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環におい
て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
ている)、および 1以上の環が芳香族であり、N、OおよびSからなる群から選択される0、1
、2、3または4個のヘテロ原子を有する9〜14員の多環系(該多環系におい
て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
ている) から選択され; Xは、−(CH−(メチレン(CH)炭素原子は未置換であるかある
いは1個もしくは2個のR置換基で置換されている);N、OおよびSからな
る群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ原子を有する5員もしく
は6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環において、環窒素原子は未置換
であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、環炭素原子は未置換であ
るかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されている)からなる群から
選択され; Yは、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−、 −(CH−O−(CH−S−(CH−、 −(CH−S−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−O−(CH−、 −(CH−S−(CH−O−(CH−および −(CH−S−(CH−NR−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子は1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良く; Zは、N、OおよびSからなる群から選択される0〜6個のヘテロ原子を有す
る6〜11員の芳香族もしくは非芳香族の単環式もしくは多環式の環系(該環系
は、未置換であるか、1、2、3もしくは4個のオキソ置換基によって置換され
ており、未置換であるかR10、R11、R12およびR13からなる群から独
立に選択される1個以上の置換基によって置換されている);ただし、Zはフェ
ニルおよびピリジルではなく; RおよびRはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1−10アルキル、C 3−8 シクロアルキル、C3−8シクロヘテロアルキル、C3−8シクロアルキ
ルC1−6アルキル、C3−8シクロヘテロアルキルC1−6アルキル、アリー
ル、アリールC1−8アルキル、アミノ、アミノC1−8アルキル、C1−3
シルアミノ、C1−3アシルアミノC1−8アルキル、(C1−6アルキル) アミノ、(C1−6アルキル)アミノC1−8アルキル、C1−4アルコキシ
、C1−4アルコキシC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカ
ルボニルC1−6アルキル、C1−3アルコキシカルボニル、C1−3アルコキ
シカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキルオキシ
、水酸基、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル
、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロ
エトキシ、C1−8アルキル−S(O)−、(C1−8アルキル)アミノカ
ルボニル、C1−8アルキルカルボニルアミノ、(C1−8アルキル)アミノ
カルボニルオキシ、(アリールC1−8アルキル)アミノ、(アリール)
ミノ、アリールC1−8アルキルスルホニルアミノおよびC1−8アルキルスル
ホニルアミノからなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場
合に2個のR置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボ
ニル基を形成しており; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 C1−10アルキル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 トリフルオロメチル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場合に2個のR 置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボニル基または
シクロプロピル基を形成しており; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
って置換されており;ただし、各Rの選択は、得られる化合物において、R が結合している1個もしくは複数の炭素原子自体が1個以下のヘテロ原子に結合
するような形で行われ; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニルおよび アリールC1−6アルキルチオカルボニル からなる群から選択され; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
って置換されており; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいはRとRとが、それらが結合している
炭素原子と一体となってカルボニル基を形成しており; RまたはRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
のヘテロ原子に結合するような形で行われ; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキルおよび C7−20ポリシクリルC0−8アルキルスルホニルアミノ からなる群から選択され; RおよびRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
のヘテロ原子に結合するような形で行われ; Rは、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 アリールC1−8アルキル C1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 アリールC1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 C1−8アルキルアミノカルボニルメチレンおよび C1−8ジアルキルアミノカルボニルメチレン からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13はそれぞれ独立に、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13におけるアルキル基は未置換であるかあ
るいは1〜3個のR置換基によって置換されており; 各mは独立に0〜6の整数であり; 各nは独立に0〜6の整数であり; 各pは独立に0〜2の整数であり; 各rは独立に1〜3の整数であり; 各sは独立に0〜3の整数であり; 各tは0〜3の整数であり; vは独立に0〜6の整数である。]
【化3】 からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【化4】 からなる群から選択され; Zが
【化5】 からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【化6】 であり; Xが−(CH−であり、該基においてメチレン(CH)炭素原子は未
置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されており; Yが、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−および −(CH−NR−(CH−O−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子が1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良く; Zが
【化7】 である請求項3に記載の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/00 A61P 9/00 17/02 17/02 19/08 19/08 19/10 19/10 27/02 27/02 29/00 29/00 31/12 31/12 35/00 35/00 43/00 111 43/00 111 C07D 471/04 114 C07D 471/04 114A 471/08 471/08 487/04 137 487/04 137 (31)優先権主張番号 60/083,250 (32)優先日 平成10年4月27日(1998.4.27) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/092,630 (32)優先日 平成10年7月13日(1998.7.13) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 9815803.3 (32)優先日 平成10年7月21日(1998.7.21) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,H R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KG,KR ,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA ,US,UZ,VN,YU (72)発明者 パーキンス,ジエイムス・ジエイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 マイスナー,ロバート・エス アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB04 CC04 EE02 HH01 4C065 AA04 BB09 CC06 DD02 EE02 HH02 HH05 KK01 PP07 PP13 PP14 4C086 AA01 AA02 AA03 BC21 BC42 BC69 CB09 GA02 GA07 GA09 MA01 MA04 NA14 ZA33 ZA45 ZA97 ZB11 ZC42

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の化合物および該化合物の医薬的に許容される塩。 【化1】 [式中、 Wは 【化2】 N、OおよびSからなる群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ
    原子を有する5員もしくは6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環におい
    て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
    環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
    ている)、および 1以上の環が芳香族であり、N、OおよびSからなる群から選択される0、1
    、2、3または4個のヘテロ原子を有する9〜14員の多環系(該多環系におい
    て、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、
    環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換され
    ている) から選択され; Xは、−(CH−(メチレン(CH)炭素原子は未置換であるかある
    いは1個もしくは2個のR置換基で置換されている);N、OおよびSからな
    る群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ原子を有する5員もしく
    は6員の単環式芳香環もしくは非芳香環系(該環において、環窒素原子は未置換
    であるかあるいは1個のR置換基で置換されており、環炭素原子は未置換であ
    るかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されている)からなる群から
    選択され; Yは、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−、 −(CH−O−(CH−S−(CH−、 −(CH−S−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−S−(CH−、 −(CH−NR−(CH−O−(CH−、 −(CH−S−(CH−O−(CH−および −(CH−S−(CH−NR−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子は1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良く; Zは、N、OおよびSからなる群から選択される0〜6個のヘテロ原子を有す
    る6〜11員の芳香族もしくは非芳香族の単環式もしくは多環式の環系(該環系
    は、未置換であるか0、1、2、3もしくは4個のオキソもしくはチオ置換基に
    よって置換されており、未置換であるかR10、R11、R12およびR13
    らなる群から独立に選択される1個以上の置換基によって置換されている);た
    だし、Zはフェニルおよびピリジルではなく; RおよびRはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1−10アルキル、C 3−8 シクロアルキル、C3−8シクロヘテロアルキル、C3−8シクロアルキ
    ルC1−6アルキル、C3−8シクロヘテロアルキルC1−6アルキル、アリー
    ル、アリールC1−8アルキル、アミノ、アミノC1−8アルキル、C1−3
    シルアミノ、C1−3アシルアミノC1−8アルキル、(C1−6アルキル) アミノ、(C1−6アルキル)アミノC1−8アルキル、C1−4アルコキシ
    、C1−4アルコキシC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカ
    ルボニルC1−6アルキル、C1−3アルコキシカルボニル、C1−3アルコキ
    シカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシカルボニルC1−6アルキルオキシ
    、水酸基、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル
    、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロ
    エトキシ、C1−8アルキル−S(O)−、(C1−8アルキル)アミノカ
    ルボニル、C1−8アルキルカルボニルアミノ、(C1−8アルキル)アミノ
    カルボニルオキシ、(アリールC1−8アルキル)アミノ、(アリール)
    ミノ、アリールC1−8アルキルスルホニルアミノおよびC1−8アルキルスル
    ホニルアミノからなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場
    合に2個のR置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボ
    ニル基を形成しており; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 C1−10アルキル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 トリフルオロメチル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいは同一の炭素原子上にある場合に2個のR 置換基が、それらが結合している炭素原子と一体となってカルボニル基または
    シクロプロピル基を形成しており; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
    って置換されており;ただし、各Rの選択は、得られる化合物において、R が結合している1個もしくは複数の炭素原子自体が1個以下のヘテロ原子に結合
    するような形で行われ; 各Rは独立に、 水素、 アリール、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニルおよび アリールC1−6アルキルチオカルボニル からなる群から選択され; Rにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR置換基によ
    って置換されており; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択されるか;あるいはRとRとが、それらが結合している
    炭素原子と一体となってカルボニル基を形成しており; RまたはRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
    られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
    のヘテロ原子に結合するような形で行われ; RおよびRはそれぞれ独立に、 水素、 C1−10アルキル、 アリール、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 ハロゲン、 水酸基、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 C3−8シクロアルキル、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 ヒドロキシカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキルおよび C7−20ポリシクリルC0−8アルキルスルホニルアミノ からなる群から選択され; RおよびRにおけるアルキル基は未置換であるかあるいは1〜3個のR 置換基によって置換されており;ただし、RおよびRそれぞれの選択は、得
    られる化合物において、RおよびRが結合している炭素原子自体が1個以下
    のヘテロ原子に結合するような形で行われ; Rは、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 アリールC1−8アルキル C1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 アリールC1−8アルキルカルボニルオキシC1−4アルキル、 C1−8アルキルアミノカルボニルメチレンおよび C1−8ジアルキルアミノカルボニルメチレン からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13はそれぞれ独立に、 水素、 C1−8アルキル、 アリール、 ハロゲン、 水酸基、 オキソ、 アミノカルボニル、 C3−8シクロアルキル、 アミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニル、 (アリールC1−5アルキル)アミノカルボニル、 ヒドロキシカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキル、 (C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノC2−6アルキル、 C1−8アルキルスルホニル、 C1−8アルコキシカルボニル、 アリールオキシカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 アミノスルホニル、 C1−8アルキルアミノスルホニル、 (アリール)アミノスルホニル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルチオカルボニル、 アリールチオカルボニル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニル、 アリール−(CH−O−(CH−、 アリール−(CH−S(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−C(O)−N(R)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−C(O)−(CH−、 アリール−(CH−N(R)−(CH−、 HC≡C(CH−、 C1−6アルキル−C≡C(CH−、 C3−7シクロアルキル−C≡C−(CH−、 アリール−C≡C(CH−、 C1−6アルキルアリール−C≡C−(CH−、 CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−CH=CH−(CH−、 C3−7シクロアルキル−CH=CH−(CH−、 アリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキルアリール−CH=CH−(CH−、 C1−6アルキル−SO−(CH−、 C1−6アルキルアリール−SO−(CH−、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−5アルコキシ、 C1−5アルコキシカルボニル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノ、 アミノカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルコキシ、 アリールC1−6アルコキシ、 (アリール)アミノ、 (アリール)アミノC1−6アルキル、 (アリールC1−6アルキル)アミノ、 (アリールC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルオキシ、 アリールC1−6アルキルカルボニルオキシ、 (C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールオキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルスルホニル、 C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 アリールスルホニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルカルボニル、 C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 アリールカルボニルC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 アリールC1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルおよび (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択され; R10、R11、R12およびR13におけるアルキル基は未置換であるかあ
    るいは1〜3個のR置換基によって置換されており; 各mは独立に0〜6の整数であり; 各nは独立に0〜6の整数であり; 各pは独立に0〜2の整数であり; 各rは独立に1〜3の整数であり; 各sは独立に0〜3の整数であり; 各tは0〜3の整数であり; vは独立に0〜6の整数である。]
  2. 【請求項2】 Wが、1個もしくは2個の窒素原子を有する6員の単環式芳
    香環(該環において各炭素原子は未置換であるかあるいは1個のR置換基で置
    換されている)、あるいは1以上の環が芳香族であり、N、OおよびSからなる
    群から選択される0、1、2、3または4個のヘテロ原子を有する9〜14員の
    多環系(該多環系において、環窒素原子は未置換であるかあるいは1個のR
    換基で置換されており、環炭素原子は未置換であるかあるいは1個もしくは2個
    のR置換基で置換されている)であり; Xが−(CH−であり、該基においてメチレン(CH)炭素原子は未
    置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されており; Zが 【化3】 からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Wが 【化4】 からなる群から選択され; Zが 【化5】 からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Wが 【化6】 であり; Xが−(CH−であり、該基においてメチレン(CH)炭素原子は未
    置換であるかあるいは1個もしくは2個のR置換基で置換されており; Yが、 −(CH−、 −(CH−O−(CH−、 −(CH−NR−(CH−、 −(CH−S−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−SO−(CH−、 −(CH−O−(CH−O−(CH−、 −(CH−O−(CH−NR−(CH−、 −(CH−NR−(CH−NR−(CH−および −(CH−NR−(CH−O−(CH− からなる群から選択され; YにおけるR以外のメチレン(CH)炭素原子が1個もしくは2個のR 置換基によって置換されていても良く; Zが 【化7】 である請求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Yが、(CH、(CH−S−(CHおよ
    び(CH−NR−(CHからなる群から選択され;YにおけるR 以外のメチレン(CH)炭素原子が1個もしくは2個のR置換基によって
    置換されていても良く; mおよびnが0〜3の整数であり; vが0である請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 各Rが独立に、 水素、 フッ素、 トリフルオロメチル、 アリール、 C1−8アルキル、 アリールC1−6アルキル、 水酸基、 オキソ、 アリールアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アミノカルボニル および アミノカルボニルC1−6アルキル からなる群から選択され; 各Rが独立に、 水素、 アリール、 C3−8シクロアルキル、 C1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニル、 アリールカルボニル、 C1−6アルキルスルホニル、 アリールスルホニル、 アリールC1−6アルキルスルホニル、 アリールC1−6アルキルカルボニル、 C1−8アルキルアミノカルボニル、 アリールC1−5アルキルアミノカルボニル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルおよび C1−8アルコキシカルボニル からなる群から選択される請求項5に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R、RおよびRがそれぞれ水素であり、Rが 水素、 アリール、 C1−8アルキル、 アリール−C≡C−(CH−、 アリールC1−6アルキル、 CH=CH−(CH−および HC≡C−(CH− からなる群から選択される請求項6に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Rが水素、メチルおよびエチルからなる群から選択される
    請求項7に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 Rが水素である請求項8に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R、RおよびRがそれぞれ水素であり、Rが、 水素、 アリール、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールスルホニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−8アルキル、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノC1−8アルキル、 C1−8アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノC1−6アルキル、 アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリール)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノC1−6アルキル、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、 C1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールチオカルボニルアミノC1−6アルキル、 アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノおよび アリールC1−6アルキルチオカルボニルアミノC1−6アルキル からなる群から選択される請求項6に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Rが、 水素、 アリール、 C1−8アルキルカルボニルアミノ、 アリールC1−6アルキルカルボニルアミノ、 アリールカルボニルアミノ、 C1−8アルキルスルホニルアミノ、 アリールC1−6アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、 C1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールC1−8アルコキシカルボニルアミノ、 アリールアミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (アリールC1−8アルキル)アミノカルボニルアミノ、 (C1−8アルキル)アミノスルホニルアミノおよび (アリールC1−8アルキル)アミノスルホニルアミノ からなる群から選択される請求項10に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 Rが水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され
    る請求項11に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 Rが水素である請求項12に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ
    ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−
    イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸エ チル; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)
    −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
    −プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸エチル; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS)
    −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
    −プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸エチル; 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ
    ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−
    イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル)−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)
    −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
    −プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS)
    −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
    −プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸 からなる群から選択される請求項6に記載の化合物ならびに該化合物の医薬的
    に許容される塩。
  15. 【請求項15】 3(S)−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イル)−3−{2−オキ
    ソ−3−[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−
    イル)−プロピル]−テトラヒドロ−ピリミジン−1−イル}−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(SまたはR)
    −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
    −プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸; 3(S)−(3−フルオロフェニル)−3−(2−オキソ−3(RまたはS)
    −[3−(5,6,7,8−テトラヒドロ[1,8]ナフチリジン−2−イル)
    −プロピル]−ピペリジン−1−イル)−プロピオン酸 からなる群から選択される請求項14に記載の化合物ならびに該化合物の医薬
    的に許容される塩。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを含
    む医薬組成物。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを組
    み合わせることで製造される医薬組成物。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを組
    み合わせる段階を有する医薬組成物の製造方法。
  19. 【請求項19】 a)有機ビスホスホン酸化合物または該化合物の医薬的に許容される塩もしく
    はエステル; b)エストロゲン受容体調節剤; c)細胞毒剤/抗増殖剤; d)マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤; e)表皮由来、線維芽細胞由来または血小板由来の成長因子; f)VEGF阻害剤; g)Flk−1/KDR、Flt−1、Tck/Tie−2またはTie−1
    の阻害剤; h)カテプシンK阻害剤;および i)ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬もしくはゲラニルゲラニルト
    ランスフェラーゼ阻害薬またはファルネシル/ゲラニルゲラニルトランスフェラ
    ーゼ二重阻害薬などのプレニル化阻害薬;ならびにそれらの混合物 からなる群から選択される有効成分をさらに含む請求項16に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記有効成分が、 a)有機ビスホスホン酸化合物または該化合物の医薬的に許容される塩もしく
    はエステル; b)エストロゲン受容体調節剤;および c)カテプシンK阻害剤;ならびに それらの混合物 からなる群から選択される請求項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記有機ビスホスホン酸化合物または該化合物の医薬的に
    許容される塩もしくはエステルが、アレンドロン酸モノナトリウム・3水和物で
    ある請求項20に記載の化合物。
  22. 【請求項22】 前記有効成分が、 a)細胞毒剤/抗増殖剤; b)マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤; c)表皮由来、線維芽細胞由来または血小板由来の成長因子; d)VEGF阻害剤; e)Flk−1/KDR、Flt−1、Tck/Tie−2またはTie−1
    の阻害剤;ならびに それらの混合物 からなる群から選択される請求項19に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 処置を必要とする哺乳動物でインテグリン受容体拮抗効果
    を誘発する方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を該哺乳動物
    に投与する段階を有してなる方法。
  24. 【請求項24】 前記インテグリン受容体拮抗効果がαvβ3拮抗効果であ
    る請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 αvβ3拮抗効果が、骨吸収、再狭窄、血管形成、糖尿病
    性網膜症、黄斑変性、炎症、ウィルス疾患および腫瘍成長の阻害からなる群から
    選択される請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 αvβ3拮抗効果が骨吸収阻害である請求項25に記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 前記インテグリン受容体拮抗効果がαvβ5拮抗効果であ
    る請求項23に記載の方法。
  28. 【請求項28】 αvβ5拮抗効果が、再狭窄、血管形成、糖尿病性網膜症
    、黄斑変性、炎症および腫瘍成長の阻害からなる群から選択される請求項27に
    記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記インテグリン受容体拮抗効果がαvβ3/αvβ5二
    重拮抗効果である請求項23に記載の方法。
  30. 【請求項30】 αvβ3/αvβ5二重拮抗効果が、骨吸収、再狭窄、血
    管形成、糖尿病性網膜症、黄斑変性、炎症、ウィルス疾患および腫瘍成長の阻害
    からなる群から選択される請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記インテグリン受容体拮抗効果がαvβ6拮抗効果であ
    る請求項23に記載の方法。
  32. 【請求項32】 αvβ6拮抗効果が、血管形成、炎症応答および創傷治癒
    の阻害からなる群から選択される請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 処置を必要とする哺乳動物においてインテグリン受容体拮
    抗効果を誘発する方法であって、該哺乳動物に治療上有効量の請求項16に記載
    の組成物を投与する段階を有してなる方法。
  34. 【請求項34】 処置を必要とする哺乳動物におけるインテグリン受容体の
    拮抗が介在する状態の治療または予防方法であって、該哺乳動物に治療上有効量
    の請求項16に記載の組成物を投与する段階を有してなる方法。
  35. 【請求項35】 処置を必要とする哺乳動物における骨吸収阻害方法であっ
    て、該哺乳動物に治療上有効量の請求項16に記載の組成物を投与する段階を有
    してなる方法。
  36. 【請求項36】 処置を必要とする哺乳動物における骨吸収阻害方法であっ
    て、該哺乳動物に治療上有効量の請求項20に記載の組成物を投与する段階を有
    してなる方法。
  37. 【請求項37】 処置を必要とする哺乳動物における腫瘍成長の治療方法で
    あって、該哺乳動物に治療上有効量の請求項22に記載の組成物を投与する段階
    を有してなる方法。
  38. 【請求項38】 処置を必要とする哺乳動物における腫瘍成長の治療方法で
    あって、該哺乳動物に対して、放射線療法との併用で、治療上有効量の請求項1
    に記載の化合物を投与する段階を有してなる方法。
JP2000538696A 1997-12-17 1998-12-14 インテグリン受容体拮抗薬 Withdrawn JP2002508326A (ja)

Applications Claiming Priority (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6990997P 1997-12-17 1997-12-17
GB9807384.4 1998-04-06
GBGB9807384.4A GB9807384D0 (en) 1998-04-06 1998-04-06 Vitronectin receptor antagonists
US8325098P 1998-04-27 1998-04-27
US9263098P 1998-07-13 1998-07-13
GB60/083,250 1998-07-21
GB60/092,630 1998-07-21
GB9815803.3 1998-07-21
GB60/069,909 1998-07-21
GBGB9815803.3A GB9815803D0 (en) 1998-07-21 1998-07-21 Vitronectin receptor antagonists
PCT/US1998/026485 WO1999030713A1 (en) 1997-12-17 1998-12-14 Integrin receptor antagonists

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002508326A true JP2002508326A (ja) 2002-03-19
JP2002508326A5 JP2002508326A5 (ja) 2006-02-02

Family

ID=27517454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000538696A Withdrawn JP2002508326A (ja) 1997-12-17 1998-12-14 インテグリン受容体拮抗薬

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1044001B1 (ja)
JP (1) JP2002508326A (ja)
AT (1) ATE299023T1 (ja)
AU (1) AU738452B2 (ja)
CA (1) CA2315232A1 (ja)
DE (1) DE69830806T2 (ja)
ES (1) ES2243015T3 (ja)
WO (1) WO1999030713A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005539049A (ja) * 2002-08-16 2005-12-22 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ インテグリンと選択的に結合するピペリジニル化合物

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521450A (ja) * 1998-07-29 2002-07-16 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド インテグリン受容体アンタゴニスト
AU748621B2 (en) * 1998-08-13 2002-06-06 Merck & Co., Inc. Integrin receptor antagonists
EP1156803A4 (en) 1999-02-09 2004-03-17 Bristol Myers Squibb Co FXA LACTAM INHIBITORS AND METHOD
CA2368049A1 (en) 1999-04-13 2000-10-19 Basf Aktiengesellschaft Integrin receptor ligands
WO2000072801A2 (en) 1999-06-02 2000-12-07 Merck & Co., Inc. Alpha v integrin receptor antagonists
US6514964B1 (en) 1999-09-27 2003-02-04 Amgen Inc. Fused cycloheptane and fused azacycloheptane compounds and their methods of use
EP1229910A4 (en) 1999-10-04 2003-10-01 Merck & Co Inc integrin
US6849639B2 (en) 1999-12-14 2005-02-01 Amgen Inc. Integrin inhibitors and their methods of use
CA2397194C (en) 2000-01-20 2011-05-17 Mark E. Duggan Alpha v integrin receptor antagonists
JP2004511434A (ja) 2000-06-15 2004-04-15 ファルマシア・コーポレーション インテグリン受容体アンタゴニストとしてのヘテロアリールアルカン酸
US6511973B2 (en) 2000-08-02 2003-01-28 Bristol-Myers Squibb Co. Lactam inhibitors of FXa and method
AU2001292598B2 (en) 2000-09-14 2006-06-29 Merck & Co., Inc. Alpha V integrin receptor antagonists
KR100854424B1 (ko) 2001-01-29 2008-08-27 3-디멘져널 파마슈티칼즈 인코오포레이티드 치환된 인돌 및 인테그린 길항제로서의 이들의 용도
CN1247258C (zh) 2001-04-24 2006-03-29 默克专利有限公司 使用抗血管生成剂和TNFα的联合疗法
US6872730B2 (en) 2001-04-27 2005-03-29 3-Dimensional Pharmaceuticals, Inc. Substituted benzofurans and benzothiophenes, methods of making and methods of use as integrin antagonists
EP1572690A1 (en) 2002-12-20 2005-09-14 Pharmacia Corporation Thiazole compounds as integrin receptor antagonists derivatives
UA87854C2 (en) 2004-06-07 2009-08-25 Мерк Энд Ко., Инк. N-(2-benzyl)-2-phenylbutanamides as androgen receptor modulators
EP1973569B1 (en) 2006-01-18 2013-05-22 Merck Patent GmbH Specific therapy using integrin ligands for treating cancer
US20100069302A1 (en) 2007-07-18 2010-03-18 Stefan Krueger Specific therapy and medicament using integrin ligands for treating cancer
JP2012528079A (ja) 2009-05-25 2012-11-12 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 癌を治療するためのインテグリンリガンドの連続投与
HUE063437T2 (hu) 2013-09-24 2024-01-28 Fujifilm Corp Nitrogént tartalmazó vegyületet vagy sóját vagy fémkomplexét tartalmazó gyógyászati készítmény
KR20160147007A (ko) 2014-05-30 2016-12-21 화이자 인코포레이티드 선택적인 안드로겐 수용체 조절제로서의 카보니트릴 유도체
US11046685B2 (en) 2017-02-28 2021-06-29 Morphic Therapeutic, Inc. Inhibitors of (α-v)(β-6) integrin
US20180244648A1 (en) 2017-02-28 2018-08-30 Lazuli, Inc. Inhibitors of (alpha-v)(beta-6) integrin
CR20210109A (es) 2018-08-29 2021-06-24 Morphic Therapeutic Inc INHIBICIÓN DE LA INTEGRINA av ß6
CR20210213A (es) 2018-10-30 2021-06-24 Gilead Sciences Inc Derivados de quinolina como inhibidores de la integrina alfa4beta7
US11179383B2 (en) 2018-10-30 2021-11-23 Gilead Sciences, Inc. Compounds for inhibition of α4β7 integrin
AU2019373242B2 (en) 2018-10-30 2023-07-13 Gilead Sciences, Inc. Compounds for inhibition of alpha 4 beta 7 integrin
US11174256B2 (en) 2018-10-30 2021-11-16 Gilead Sciences, Inc. Imidazopyridine derivatives
AU2020329207B2 (en) 2019-08-14 2024-02-29 Gilead Sciences, Inc. Compounds for inhibition of alpha 4 beta 7 integrin
WO2023275715A1 (en) 2021-06-30 2023-01-05 Pfizer Inc. Metabolites of selective androgen receptor modulators

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4929618A (en) * 1988-03-25 1990-05-29 Ube Industries, Ltd. Piperdine and piperazine derivatives, and antihistaminic pharmaceutical compositions containing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005539049A (ja) * 2002-08-16 2005-12-22 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ インテグリンと選択的に結合するピペリジニル化合物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2315232A1 (en) 1999-06-24
AU1912899A (en) 1999-07-05
AU738452B2 (en) 2001-09-20
DE69830806T2 (de) 2006-04-27
EP1044001A4 (en) 2003-01-29
ATE299023T1 (de) 2005-07-15
DE69830806D1 (de) 2005-08-11
ES2243015T3 (es) 2005-11-16
EP1044001A1 (en) 2000-10-18
EP1044001B1 (en) 2005-07-06
WO1999030713A1 (en) 1999-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002508326A (ja) インテグリン受容体拮抗薬
JP3585839B2 (ja) インテグリン受容体拮抗薬
JP2002522540A (ja) インテグリン受容体拮抗薬
JP3589633B2 (ja) インテグリン受容体拮抗薬
US6040311A (en) Integrin receptor antagonists
US6066648A (en) Integrin receptor antagonists
JP3808707B2 (ja) αvインテグリン受容体拮抗薬
US6413955B1 (en) Integrin receptor antagonists
JP2002508323A (ja) インテグリン受容体拮抗薬
JP2001504456A (ja) インテグリン拮抗薬
JP4787447B2 (ja) αvインテグリン受容体拮抗薬
JP2001509176A (ja) インテグリンアンタゴニスト
JP2002536370A (ja) α−Vインテグリン受容体拮抗薬としてのベンゾアゼピン誘導体
JP2001503060A (ja) インテグリン拮抗薬
US6358970B1 (en) Integrin receptor antagonists
US5952341A (en) Integrin antagonists
JP2004504349A (ja) αvインテグリン受容体拮抗薬
JP2004509123A (ja) アルファνインテグリン受容体アンタゴニスト
US6211184B1 (en) Integrin antagonists
US6211191B1 (en) Integrin receptor antagonists
JP2002537260A (ja) αVインテグリン受容体拮抗薬としてのジベンゾ−アゼピン誘導体
US6916810B2 (en) αν integrin receptor antagonists

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051207

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060119