JP2002506765A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車12の室内で移動することができる格納式自動車用シート組立体10であって、
シートクッション14と、
背もたれ16とを有し、該背もたれ16は、自動車12の室内に回動自在に取り付けられ、且つ、背もたれ16の少なくとも一部が前記シートクッション14に当接する背もたれ作動位置と、前記背もたれ16が前記シートクッション14と間隔を隔てられ、前記シートクッション14の上方に配置されるルーフ内収納位置との間で回動されるようになっており、
前記背もたれ16を前記ルーフ内収納位置に固定することができるように前記自動車12の前記室内に取り付けられるようになった少なくとも1つの上保持ラッチ30と、
前記背もたれ16を前記背もたれ作動位置に固定することができるように前記上保持ラッチ30の下方で前記自動車12の前記室内に取り付けられるようになった少なくとも1つの下保持ラッチとを有する、
組立体。
【請求項2】 前記背もたれ16は、
フォームパッド124を支持し、上水平方向フレーム部材64、下水平方向フレーム部材70によって互いに連結された1対の側フレーム部材56を備える背もたれフレーム48を有する、請求項1記載の組立体。
【請求項3】 前記側フレーム部材56は、前記背もたれ16を前記自動車12のヘッドライナーに回動自在に取り付けるための上方部分を有する、請求項2記載の組立体。
【請求項4】 前記下水平方向フレーム部材70の各端部から延びる、前記上保持ラッチ30、下保持ラッチ24に選択的に係合することができるアンカーピン74を更に有する、請求項3記載の組立体。
【請求項5】 前記上保持ラッチ30、下保持ラッチ24は、それぞれ、ラッチハウジング140と、前記アンカーピン74に選択的に係合することができるように、前記ラッチハウジング140内に回動自在に取り付けられたラッチ部材142とを有する、請求項4記載の組立体。
【請求項6】 前記ラッチハウジング140と前記ラッチ部材142との間に相互連結された、前記ラッチ部材142を前記アンカーピン74の周りに配置された掛止め位置に向けて常時付勢する付勢部材144を更に有する、請求項5記載の組立体。
【請求項7】 前記ラッチ部材142は各々、前記ラッチ部材142を前記掛止め位置から前記解除位置に移動させるための作動アーム164を有する、請求項6記載の組立体。
【請求項8】 前記作動アーム164の各々に選択的に係合して前記作動アーム164を持ち上げ、前記ラッチ部材142を前記掛止め位置から前記付勢部材144の付勢力に抗して前記解除位置まで移動させる解除アクチュエータ168を更に有する、請求項7記載の組立体。
【請求項9】 前記解除アクチュエータ168を作動的に移動させて前記ラッチ部材142を前記解除位置まで回動させるように前記各解除アクチュエータ168まで延びるケーブル178を更に有する、請求項8記載の組立体。
【請求項10】 前記背もたれフレーム48に取り付けられ、前記ケーブル178に連結された、前記ケーブル178を選択的に操作するためのハンドル184を更に有する、請求項9記載の組立体。
【請求項11】 前記下水平方向フレーム部材70に取り付けられた、シートベルトの荷重を受け止めるための少なくとも1つのシートベルト連結部材84、92、98、110を更に有する、請求項4記載の組立体。
【請求項12】 前記下水平方向フレーム部材70は、
中空管と、
該中空管内にこれと平行に設けられ、前記中空管の両端部間に延びて前記シートベルト荷重に応答して前記下水平方向フレーム部材70の曲げを引張作用で制限する引張要素118を有する、請求項11記載の組立体。
【請求項13】 前記引張要素118は、118下水平方向フレーム部材70の前記アンカーピン74間に相互連結されている、請求項12記載の組立体。
【請求項14】 前記シートクッション14は、フォームパッド134を支持し、U字形フレーム部材52に連結された後部水平方向フレーム部材50を有するシートクッションフレーム46を有する、請求項2記載の組立体。
【請求項15】 前記シートクッション14を支持し、且つ、前記背もたれ16が背もたれ作動位置にあるときに前記シートクッション14の少なくとも一部が前記背もたれ16に当接するシートクッション作動位置と、前記シートクッション14が自動車12内の収納位置まで下方に回動したフロア38内収納位置との間で、前記シートクッション14を、前記背もたれ16とは無関係に、回動させるための、前記U字形フレーム部材52に取り付けられた少なくとも1つのシートクッションブラケット20を更に有する、請求項14記載の組立体。
【請求項16】 前記自動車12の内部に取り付けられた、前記シートクッション14を前記シートクッション作動位置に固定するためのシートクッション保持ラッチ220を更に有する、請求項15記載の組立体。
【請求項17】 前記後部水平方向フレーム部材50の各端部から延びる、前記シートクッション保持ラッチ220に選択的に係合することができる保持ピン54を更に有する、請求項16記載の組立体。
【請求項18】 乗員を支持するための作動位置と、自動車12のヘッドライナーに部分的に当てられ、前記自動車12のフロア38内に部分的に収納される収納位置との間で前記自動車12の室内で移動することができる格納式自動車用シート組立体10であって、
シートクッション14と、
背もたれ16とを有し、該背もたれ16は、前記背もたれ16の少なくとも一部が前記シートクッション14に当接する背もたれ作動位置と、前記背もたれ16が前記シートクッション14の上方で、前記ヘッドライナーに隣接して配置されるルーフ内収納位置との間で移動することができるように、前記自動車12の室内に回動自在に取り付けられるようになっており、
前記シートクッション14を支持し、且つ、前記背もたれ16が背もたれ作動位置にあるときに前記シートクッション14の少なくとも一部が前記背もたれ16に当接するシートクッション作動位置と、前記シートクッション14が下方に回動して自動車12のフロア38内に収納されるフロア内収納位置との間で、前記背もたれ16とは無関係に、前記シートクッション14を回動させるための、前記シートクッション14に取り付けられた少なくとも1つのシートクッションブラケット20を有する、
シート組立体。
【請求項19】 自動車12の前記フロア38に窪んだ状態で設けられた、前記シートクッション14が前記フロア内収納位置にあるときに前記シートクッション14を受け入れてこれを収納するようになったフロア内収納領域36を更に有する、請求項18記載の組立体。
【請求項20】 前記自動車12の前記フロア38に取り付けられた、前記シートクッション14が前記フロア内収納位置にあるときに前記フロア内収納領域36及びシートクッション14を覆うための回動式の蓋186を更に有する、請求項19記載の組立体。
【請求項21】 前記シートクッション14は、フォームパッド134を支持し、U字形フレーム部材52に連結された後部水平方向フレーム部材50を有するシートクッションフレーム46を有する、請求項18記載の組立体。
【請求項22】 前記自動車12の内部に取り付けられた、前記シートクッション14を前記シートクッション作動位置に固定するためのシートクッション保持ラッチ220を更に有する、請求項21記載の組立体。
【請求項23】 前記後部水平方向フレーム部材50の各端部から延びる、前記シートクッション保持ラッチ220と選択的に係合することができる保持ピン54を更に有する、請求項22記載の組立体。
【請求項24】 前記ヘッドライナーに隣接して前記自動車12の室内に取り付けられた、前記背もたれ16を前記シートクッション14の上方に位置した前記ルーフ内収納位置に固定するための少なくとも一つの上保持ラッチ30を更に有する、請求項18記載の組立体。
【請求項25】 前記自動車12の内部に取り付けられた、前記背もたれ16を前記シートクッション14の少なくとも一部に当接する前記背もたれ作動位置に固定するための少なくとも1つの下保持ラッチ24を更に有する、請求項24記載の組立体。
【請求項26】 前記背もたれ16は、フォームパッド124を支持し、上水平方向フレーム部材64、下水平方向フレーム部材70によって互いに連結された1対の側フレーム部材56を備える背もたれフレーム48を有する、請求項25記載の組立体。
【請求項27】 前記下水平方向フレーム部材70の各端部から延びる、前記ルーフ内収納位置と前記背もたれ作動位置との間で、前記背もたれ16の前記運動中、前記上保持ラッチ30、下保持ラッチ24と選択的に係合することができるアンカーピン74を更に有する、請求項26記載の組立体。
【請求項28】 乗員を支持するための作動位置と、自動車12のヘッドライナーに部分的に当てられるともに前記自動車12のフロア38内に部分的に収納される収納位置との間で前記自動車12の室内に自動車用シート組立体10を格納する方法であって、前記シート組立体10が、シートクッション14と、背もたれ16とを有し、
前記背もたれ16の少なくとも一部が前記シートクッション14に当接する背もたれ作動位置と、前記背もたれ16が前記シートクッション14の上方に配置され、前記ヘッドライナーに隣接したルーフ内収納位置との間で前記背もたれ16を回動させ、
前記シートクッション14を、前記背もたれ16とは無関係に、前記背もたれ16が前記背もたれ作動位置にあるときに前記シートクッション14の少なくとも一部が前記背もたれ16に当接するシートクッション作動位置と、前記シートクッション14が下方に回動して前記自動車12の前記フロア38内に収納されるフロア内収納位置との間で回動させることを含む、
方法。
【請求項29】 前記クッション14を回動させることが、前記シートクッション14を、前記シートクッション作動位置から、前記シートクッション14を実質的に前記自動車12の前記フロア38内で上下逆さまに位置させるフロア内収納位置まで180°回動させることによって構成される、請求項28記載の方法。
【請求項1】 自動車12の室内で移動することができる格納式自動車用シート組立体10であって、
シートクッション14と、
背もたれ16とを有し、該背もたれ16は、自動車12の室内に回動自在に取り付けられ、且つ、背もたれ16の少なくとも一部が前記シートクッション14に当接する背もたれ作動位置と、前記背もたれ16が前記シートクッション14と間隔を隔てられ、前記シートクッション14の上方に配置されるルーフ内収納位置との間で回動されるようになっており、
前記背もたれ16を前記ルーフ内収納位置に固定することができるように前記自動車12の前記室内に取り付けられるようになった少なくとも1つの上保持ラッチ30と、
前記背もたれ16を前記背もたれ作動位置に固定することができるように前記上保持ラッチ30の下方で前記自動車12の前記室内に取り付けられるようになった少なくとも1つの下保持ラッチとを有する、
組立体。
【請求項2】 前記背もたれ16は、
フォームパッド124を支持し、上水平方向フレーム部材64、下水平方向フレーム部材70によって互いに連結された1対の側フレーム部材56を備える背もたれフレーム48を有する、請求項1記載の組立体。
【請求項3】 前記側フレーム部材56は、前記背もたれ16を前記自動車12のヘッドライナーに回動自在に取り付けるための上方部分を有する、請求項2記載の組立体。
【請求項4】 前記下水平方向フレーム部材70の各端部から延びる、前記上保持ラッチ30、下保持ラッチ24に選択的に係合することができるアンカーピン74を更に有する、請求項3記載の組立体。
【請求項5】 前記上保持ラッチ30、下保持ラッチ24は、それぞれ、ラッチハウジング140と、前記アンカーピン74に選択的に係合することができるように、前記ラッチハウジング140内に回動自在に取り付けられたラッチ部材142とを有する、請求項4記載の組立体。
【請求項6】 前記ラッチハウジング140と前記ラッチ部材142との間に相互連結された、前記ラッチ部材142を前記アンカーピン74の周りに配置された掛止め位置に向けて常時付勢する付勢部材144を更に有する、請求項5記載の組立体。
【請求項7】 前記ラッチ部材142は各々、前記ラッチ部材142を前記掛止め位置から前記解除位置に移動させるための作動アーム164を有する、請求項6記載の組立体。
【請求項8】 前記作動アーム164の各々に選択的に係合して前記作動アーム164を持ち上げ、前記ラッチ部材142を前記掛止め位置から前記付勢部材144の付勢力に抗して前記解除位置まで移動させる解除アクチュエータ168を更に有する、請求項7記載の組立体。
【請求項9】 前記解除アクチュエータ168を作動的に移動させて前記ラッチ部材142を前記解除位置まで回動させるように前記各解除アクチュエータ168まで延びるケーブル178を更に有する、請求項8記載の組立体。
【請求項10】 前記背もたれフレーム48に取り付けられ、前記ケーブル178に連結された、前記ケーブル178を選択的に操作するためのハンドル184を更に有する、請求項9記載の組立体。
【請求項11】 前記下水平方向フレーム部材70に取り付けられた、シートベルトの荷重を受け止めるための少なくとも1つのシートベルト連結部材84、92、98、110を更に有する、請求項4記載の組立体。
【請求項12】 前記下水平方向フレーム部材70は、
中空管と、
該中空管内にこれと平行に設けられ、前記中空管の両端部間に延びて前記シートベルト荷重に応答して前記下水平方向フレーム部材70の曲げを引張作用で制限する引張要素118を有する、請求項11記載の組立体。
【請求項13】 前記引張要素118は、118下水平方向フレーム部材70の前記アンカーピン74間に相互連結されている、請求項12記載の組立体。
【請求項14】 前記シートクッション14は、フォームパッド134を支持し、U字形フレーム部材52に連結された後部水平方向フレーム部材50を有するシートクッションフレーム46を有する、請求項2記載の組立体。
【請求項15】 前記シートクッション14を支持し、且つ、前記背もたれ16が背もたれ作動位置にあるときに前記シートクッション14の少なくとも一部が前記背もたれ16に当接するシートクッション作動位置と、前記シートクッション14が自動車12内の収納位置まで下方に回動したフロア38内収納位置との間で、前記シートクッション14を、前記背もたれ16とは無関係に、回動させるための、前記U字形フレーム部材52に取り付けられた少なくとも1つのシートクッションブラケット20を更に有する、請求項14記載の組立体。
【請求項16】 前記自動車12の内部に取り付けられた、前記シートクッション14を前記シートクッション作動位置に固定するためのシートクッション保持ラッチ220を更に有する、請求項15記載の組立体。
【請求項17】 前記後部水平方向フレーム部材50の各端部から延びる、前記シートクッション保持ラッチ220に選択的に係合することができる保持ピン54を更に有する、請求項16記載の組立体。
【請求項18】 乗員を支持するための作動位置と、自動車12のヘッドライナーに部分的に当てられ、前記自動車12のフロア38内に部分的に収納される収納位置との間で前記自動車12の室内で移動することができる格納式自動車用シート組立体10であって、
シートクッション14と、
背もたれ16とを有し、該背もたれ16は、前記背もたれ16の少なくとも一部が前記シートクッション14に当接する背もたれ作動位置と、前記背もたれ16が前記シートクッション14の上方で、前記ヘッドライナーに隣接して配置されるルーフ内収納位置との間で移動することができるように、前記自動車12の室内に回動自在に取り付けられるようになっており、
前記シートクッション14を支持し、且つ、前記背もたれ16が背もたれ作動位置にあるときに前記シートクッション14の少なくとも一部が前記背もたれ16に当接するシートクッション作動位置と、前記シートクッション14が下方に回動して自動車12のフロア38内に収納されるフロア内収納位置との間で、前記背もたれ16とは無関係に、前記シートクッション14を回動させるための、前記シートクッション14に取り付けられた少なくとも1つのシートクッションブラケット20を有する、
シート組立体。
【請求項19】 自動車12の前記フロア38に窪んだ状態で設けられた、前記シートクッション14が前記フロア内収納位置にあるときに前記シートクッション14を受け入れてこれを収納するようになったフロア内収納領域36を更に有する、請求項18記載の組立体。
【請求項20】 前記自動車12の前記フロア38に取り付けられた、前記シートクッション14が前記フロア内収納位置にあるときに前記フロア内収納領域36及びシートクッション14を覆うための回動式の蓋186を更に有する、請求項19記載の組立体。
【請求項21】 前記シートクッション14は、フォームパッド134を支持し、U字形フレーム部材52に連結された後部水平方向フレーム部材50を有するシートクッションフレーム46を有する、請求項18記載の組立体。
【請求項22】 前記自動車12の内部に取り付けられた、前記シートクッション14を前記シートクッション作動位置に固定するためのシートクッション保持ラッチ220を更に有する、請求項21記載の組立体。
【請求項23】 前記後部水平方向フレーム部材50の各端部から延びる、前記シートクッション保持ラッチ220と選択的に係合することができる保持ピン54を更に有する、請求項22記載の組立体。
【請求項24】 前記ヘッドライナーに隣接して前記自動車12の室内に取り付けられた、前記背もたれ16を前記シートクッション14の上方に位置した前記ルーフ内収納位置に固定するための少なくとも一つの上保持ラッチ30を更に有する、請求項18記載の組立体。
【請求項25】 前記自動車12の内部に取り付けられた、前記背もたれ16を前記シートクッション14の少なくとも一部に当接する前記背もたれ作動位置に固定するための少なくとも1つの下保持ラッチ24を更に有する、請求項24記載の組立体。
【請求項26】 前記背もたれ16は、フォームパッド124を支持し、上水平方向フレーム部材64、下水平方向フレーム部材70によって互いに連結された1対の側フレーム部材56を備える背もたれフレーム48を有する、請求項25記載の組立体。
【請求項27】 前記下水平方向フレーム部材70の各端部から延びる、前記ルーフ内収納位置と前記背もたれ作動位置との間で、前記背もたれ16の前記運動中、前記上保持ラッチ30、下保持ラッチ24と選択的に係合することができるアンカーピン74を更に有する、請求項26記載の組立体。
【請求項28】 乗員を支持するための作動位置と、自動車12のヘッドライナーに部分的に当てられるともに前記自動車12のフロア38内に部分的に収納される収納位置との間で前記自動車12の室内に自動車用シート組立体10を格納する方法であって、前記シート組立体10が、シートクッション14と、背もたれ16とを有し、
前記背もたれ16の少なくとも一部が前記シートクッション14に当接する背もたれ作動位置と、前記背もたれ16が前記シートクッション14の上方に配置され、前記ヘッドライナーに隣接したルーフ内収納位置との間で前記背もたれ16を回動させ、
前記シートクッション14を、前記背もたれ16とは無関係に、前記背もたれ16が前記背もたれ作動位置にあるときに前記シートクッション14の少なくとも一部が前記背もたれ16に当接するシートクッション作動位置と、前記シートクッション14が下方に回動して前記自動車12の前記フロア38内に収納されるフロア内収納位置との間で回動させることを含む、
方法。
【請求項29】 前記クッション14を回動させることが、前記シートクッション14を、前記シートクッション作動位置から、前記シートクッション14を実質的に前記自動車12の前記フロア38内で上下逆さまに位置させるフロア内収納位置まで180°回動させることによって構成される、請求項28記載の方法。
〔発明の概要〕
乗用車の室内で動くことができる格納式自動車用シート組立体10が提供される。
シート組立体10は、シートクッションと、背もたれとを有し、背もたれは、その少なくとも一部がシートクッションに当接する状態の背もたれ作動位置と、シートクッションの上方に配置されるルーフ内収納位置との間で回動できる。背もたれをシートクッションの上方に位置するルーフ内収納位置に固定するための少なくとも1つの上保持ラッチ30が、乗用車の内部に取り付けられるようになっている。背もたれを背もたれ作動位置においてシートクッションの少なくとも一部に当たった状態で固定するための少なくとも1つの下保持ラッチが、上保持ラッチ30の下で乗用車の内部に取り付けられている。
乗用車の室内で動くことができる格納式自動車用シート組立体10が提供される。
シート組立体10は、シートクッションと、背もたれとを有し、背もたれは、その少なくとも一部がシートクッションに当接する状態の背もたれ作動位置と、シートクッションの上方に配置されるルーフ内収納位置との間で回動できる。背もたれをシートクッションの上方に位置するルーフ内収納位置に固定するための少なくとも1つの上保持ラッチ30が、乗用車の内部に取り付けられるようになっている。背もたれを背もたれ作動位置においてシートクッションの少なくとも一部に当たった状態で固定するための少なくとも1つの下保持ラッチが、上保持ラッチ30の下で乗用車の内部に取り付けられている。
より詳細には、格納式自動車用シート組立体10は、乗員を支持するための作動位置と乗用車のヘッドライナーに部分的に当てられるともに乗用車のフロア38内に部分的に収納される収納位置との間で乗用車の内部で動くことができる。背もたれは、その少なくとも一部がシートクッションに当接する状態の背もたれ作動位置と、シートクッションの上方に配置されるルーフ内収納位置との間で運動自在に乗用車のヘッドライナーに回動自在に取り付けられるようになつている。シートクッションを支持し、これを背もたれとは無関係に、背もたれが背もたれ作動位置にあるときにシートクッションの少なくとも一部が背もたれに当接するシートクッション作動位置と、シートクッションが下方に回動して乗用車のフロア38内に収納されるフロア38内収納位置との間で回動させるための少なくとも1つのシートクッションブラケット20が、シートクッションに取り付けられている。
〔好ましい実施形態の詳細な説明〕
図面を参照すると(なお、図中、同一の符号は同一又は対応の部分を示している)、格納式自動車用シート組立体が、図1〜図3において全体を符号10で示されている。シート組立体10は、乗用車12の中で動くことができる。具体的に説明すると、シート組立体10は、乗員を支持した作動位置と乗用車12のヘッドライナー28に部分的に収納すると共に乗用車12のフロア38内に部分的に収納した収納位置との間で乗用車12内で動く。乗用車12は、任意適当な形式の車、例えばミニバン、コンパーチブルバン又はスポーツカーであるのがよい。図示の乗用車12は、内部側壁18、フロア38及びヘッドライナー又はルーフ28を有している。シート組立体10が、全体を符号14で示すシートクッション組立体及び全体を符号16で示す背もたれ組立体を有している。
図面を参照すると(なお、図中、同一の符号は同一又は対応の部分を示している)、格納式自動車用シート組立体が、図1〜図3において全体を符号10で示されている。シート組立体10は、乗用車12の中で動くことができる。具体的に説明すると、シート組立体10は、乗員を支持した作動位置と乗用車12のヘッドライナー28に部分的に収納すると共に乗用車12のフロア38内に部分的に収納した収納位置との間で乗用車12内で動く。乗用車12は、任意適当な形式の車、例えばミニバン、コンパーチブルバン又はスポーツカーであるのがよい。図示の乗用車12は、内部側壁18、フロア38及びヘッドライナー又はルーフ28を有している。シート組立体10が、全体を符号14で示すシートクッション組立体及び全体を符号16で示す背もたれ組立体を有している。
背もたれ組立体16及びシートクッション組立体14は、互いに別個に作られ配置されている。背もたれ組立体16は、乗用車12の側壁18の上部に回動自在に取り付けられている。シートクッション組立体14は、回動連結式シートクッションブラケット20によって乗用車12のフロア22に回動自在に取り付けられている。
背もたれ組立体16は、背もたれ組立体16の少なくとも一部がシートクッション組立体14に当接する背もたれ作動位置と、背もたれ組立体16がシートクッション組立体14の上方に位置するルーフ内収納位置との間で回動できる。具体的に説明すると、背もたれ組立体16は、乗用車12の側壁18に固定された下保持ラッチ24によって背もたれ作動位置に保持されている。図1及び図3に示すように、背もたれ組立体16は、乗用車12のルーフ28上のルーフ内収納位置まで矢印Aによって指示される方向に上方に揺動できる。
背もたれ組立体16は、乗用車12のヘッドライナー又はルーフ28に回動自在に取り付けられていて、ルーフ内収納位置にあるときはヘッドライナー28に隣接して位置するようになっている。背もたれ組立体16は、乗用車12の側壁18の上部に固定された上保持ラッチ30によってルーフ内収納位置に保持されている。説明の目的上、上保持ラッチ30及び下保持ラッチ24は、図1、図2、図3及び図5では概略的に又は隠れた状態で示されている。保持ラッチ24,30につき図7〜図9を参照して以下に詳細に説明する。
背もたれ組立体16は、乗用車12のヘッドライナー又はルーフ28に回動自在に取り付けられていて、ルーフ内収納位置にあるときはヘッドライナー28に隣接して位置するようになっている。背もたれ組立体16は、乗用車12の側壁18の上部に固定された上保持ラッチ30によってルーフ内収納位置に保持されている。説明の目的上、上保持ラッチ30及び下保持ラッチ24は、図1、図2、図3及び図5では概略的に又は隠れた状態で示されている。保持ラッチ24,30につき図7〜図9を参照して以下に詳細に説明する。
シートクッション組立体14は、背もたれ組立体16の底部によってシートクッション作動位置に保持されている。背もたれ組立体16を背もたれ作動位置からルーフ内収納位置まで上方に揺動させると、シートクッション組立体14を回動連結式シートブラケット20を中心として矢印Bによって指示される方向に乗用車のフロア38内のフロア内収納領域36内のフロア内収納位置まで回動させることができる。これもまた理解されるように、シートクッション組立体14の全厚は、フロア内収納領域36の大きさ及び深さに等しいものでなければならない。例示の目的で、背もたれ組立体16及びシートクッション組立体14は、作動位置にあるときには実線で、収納位置にあるときは想像線で示されている。
したがって、自動車用シート組立体10を乗用車12の中で、乗員を支持している作動位置から乗用車12のヘッドライナー28に当てた状態で部分的に収納されると共に乗用車12のフロア38内に部分的に収納された収納位置に格納又は引き込む方法は、背もたれ組立体16を、背もたれ組立体16の少なくとも一部がシートクッション組立体14に当接する背もたれ作動位置と、背もたれ組立体16がシートクッション組立体14の上方に且つヘッドライナー28に隣接して位置したルーフ内収納位置との間で回動させる段階と、シートクッション組立体14を背もたれ組立体16とは無関係に、背もたれ組立体16が背もたれ作動位置にあるときに、シートクッション組立体14の少なくとも一部が背もたれ組立体16に当接するシートクッション作動位置と、シートクッション組立体が下方に回動して乗用車12のフロア22内に収納されるフロア内収納位置との間で回動させる段階を含む。
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