JP2002505229A - 自動車におけるパワーステアリング装置の回転弁 - Google Patents

自動車におけるパワーステアリング装置の回転弁

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JP2002505229A
JP2002505229A JP2000534444A JP2000534444A JP2002505229A JP 2002505229 A JP2002505229 A JP 2002505229A JP 2000534444 A JP2000534444 A JP 2000534444A JP 2000534444 A JP2000534444 A JP 2000534444A JP 2002505229 A JP2002505229 A JP 2002505229A
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rotary
hanging
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イエンス‐ウーベ、ハーフェルマルツ
ペーター、エルトル
カール‐ハインツ、ウルバーン
ウィンフリート、デ、マイト
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Robert Bosch Automotive Steering GmbH
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ZF Lenksysteme GmbH
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    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
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    • B62D5/083Rotary valves
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 自動車におけるパワーステアリング装置の回転弁(1)は、弁入力素子(4)に固く結合された回転スライダ(2)を有している。制御ブッシュ(3)は弁出力素子(5)に固く結合されている。両弁要素(2、3)は同軸的に相対移動可能に配置され、最大で空動きクラッチのひねり距離だけ相対回転できる。回転スライダ(2)は外側面に位置する制御長手溝(6)を有し、制御ブッシュ(3)は内側面に位置する長手制御溝(7)を有し、これらの両制御長手溝(6、7)は、サーボモータの両作動室への圧力媒体の供給排出を制御するために共働する。回転スライダ(2)はねじり棒(9)を介して弁出力要素(5)に結合されている。走行挙動中に望ましくない作用を生じてしまう製造上生ずる公差は、がたなし吊り掛け継手(10)によって補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特許請求の範囲請求項1の上位概念部分に記載の自動車におけるパ
ワーステアリング装置の回転弁に関する。
【0002】 この回転弁は2つの弁要素を有し、これらの弁要素は、相対移動可能に同軸的
に配置され、制御行程を得るために相対回転可能に配置されている。その第1弁
要素は弁入力素子に結合され、半径方向内側に位置する回転スライダとして形成
されている。第2弁要素は弁出力素子に固く結合され、半径方向外側に位置する
制御ブッシュとして形成されている。回転スライダは補助的に、制御行程を限界
づける空動きクラッチを介して駆動ピニオンに結合されている。この駆動ピニオ
ンにがた(遊び)なしに圧入されたピンが、回転を伝えるために、制御ブッシュ
に係合している。両弁要素はそれぞれ制御長手溝を有し、これらの制御長手溝は
その軸方向距離が少なくとも部分的に限定され、サーボモータの両作動室への圧
力媒体の供給排出を制御するために使用される。両弁要素をその変位された位置
から中立位置に戻すために、ねじり棒が使用されている。
【0003】 そのような回転弁は例えば米国特許第3746045号明細書で知られている
。この回転弁は回転スライダを有している。この回転スライダは制御ブッシュの
軸方向孔内に収納され案内され、弁出力素子にねじり棒および空動きクラッチを
介して結合されている。この空動きクラッチは両弁要素の相対回転を制限し、空
動きクラッチのひねり行程を使い切った後で弁の機械的ストッパを形成する。液
圧的支援が喪失した際、その機械的ストッパを介して、全機械的舵取り力が伝達
される。
【0004】 またドイツ特許出願公開第4108597号明細書において別の回転弁が知ら
れている。この回転弁は、駆動ピニオンに圧入されたピンの摩耗を減少するため
に、回転弁を組み立てる際に、制御ブッシュの内径中心線がピン収容孔の中心線
と交差し、制御ブッシュの内径中心線が弁集合体の中心線から、弁集合体のピン
収容孔と反対側方向にずらされている、ことによって特色づけられる。
【0005】 この公知の回転弁の場合も、制御ブッシュは、組立の際に駆動ピニオンに圧入
されたピンに吊り掛けられる。この組立工程を可能にするために、制御ブッシュ
とピンの吊り掛け継手は遊びを有していなければならない。制御ブッシュとピン
との間に存在するがた(遊び)のために、ハンドルによって導入される感知し得
る舵取りトルクが存在することなしに、回転スライダと制御ブッシュが相対運動
を生じてしまう。この相対運転のために、作動シリンダにおいて望ましくない油
流が生ずる。加えて、ハンドルにおけるがたは、舵取りトルク跳躍によって不具
合に感じられる。この発生した舵取りトルク跳躍は、ハンドルにおける自己舵取
り作用として感知され、運転者は不確実性感を覚える。
【0006】 本発明の課題は、組立上生ずる公差が舵取り挙動に不利に作用することを補償
するようながたなし回転弁を提供することにある。
【0007】 この課題は特許請求の範囲請求項1記載の回転弁によって解決される。
【0008】 本発明に基づく解決は、少なくとも3つの構造的方式によって実現させられる
。その第1の構造的方式は、組立にとって必要な遊びを、半径方向に弾力性を有
するスリット付きピンを使用して補償することにある。第2の構造的方式は、公
差を補償するために割り管を使用することにあり、第3の構造的方式は、制御ブ
ッシュにあるスリット付き収容孔によって、がたなしに結合することにある。
【0009】 本発明の有利で目的に適った実施態様は従属請求項に記載されている。しかし
本発明は、請求項に記載の特徴事項に組合せに限定されず、個々の特徴事項を目
的に適って種々に組み合わせることもできる。
【0010】 以下図を参照して本発明の種々の実施例を詳細に説明する。 本発明に基づく回転弁1は、回転スライダ2の形をした第1弁要素と、制御ブ
ッシュ3として形成されている第2弁要素とを有している。回転スライダ2は弁
入力素子4に固く結合されている。この弁入力要素4は舵取りハンドル軸接続部
として形成されている。この舵取りハンドル軸接続部は例えばハンドルを支持し
ている舵取りハンドル軸(図示せず)に、自在継手(図示せず)を介して結合さ
れている。回転スライダ2は空動き形クラッチ(図示せず)を介して弁出力素子
5に結合されている。この弁出力素子5は、ラックアンドピニオン形ステアリン
グ装置あるいはボールナット形ステアリング装置のいずれが利用されているかに
関係して、駆動ピニオンあるいはボール案内溝付きスピンドルとして形成されて
いる。
【0011】 回転スライダ2の外周面に制御長手溝6が形成されている。この制御長手溝6
は制御ブッシュ3にある制御長手溝7と共働する。回転弁1はその回転方向に応
じて、制御長手溝6、7および制御ブッシュ3にある周溝8を介して、サーボモ
ータ(図示せず)への圧力媒体の接続通路を形成する。弁入力要素4はねじり棒
9を介して弁出力要素5に結合されている。弁出力要素5自体は吊り掛け継手1
0を介して制御ブッシュ3に固く結合されている。この2つの継手(9、10)
によって、回転スライダ2は制御ブッシュ3に対して限られた範囲で相対回転で
きる。両弁要素2、3の相対回転によって、サーボポンプ(図示せず)によって
搬送される圧力媒体は、圧力媒体貯蔵タンク(図示せず)からサーボモータの無
荷重側室から荷重側室に導かれる。
【0012】 制御ブッシュ3と弁出力要素5との間の吊り掛け継手10は、図1において半
径方向に弾力性を有する吊り掛けピン11によって実現されている。この吊り掛
けピン11は制御ブッシュ3にあるピン収容孔に比べて大きな寸法を有し、これ
によって、制御ブッシュ3を吊り掛けるために必要な隙間ばめは、がたなし継手
に変更されている。半径方向に弾力性を有する吊り掛けピン11は、組立の際に
変形され、これによって、制御ブッシュ3を締付け固定する。半径方向に弾力性
を有する吊り掛けピン11の吊り掛け範囲において生ずる弾力は、制御ブッシュ
3に作用する力より大きくされているので、両弁部品3、5間において相対回転
は生じない。この吊り掛け継手10は、公知の回転弁1の吊り掛けピンにスリッ
トを入れることによって実行できる。
【0013】 図2および図3における実施例はほとんど図1の実施例に相当している。ただ
吊り掛け継手10の範囲だけが異なっている。図2の実施例において、両弁要素
2、3間の相対運動は、割り管12として実現されている吊り掛け継手10によ
って防止されている。この場合、割り管12の弾力は、割り管12を弁出力要素
5に圧入するためおよび制御ブッシュ3にある収容孔に圧入するために利用され
る。
【0014】 これと同じ効果は、図3の実施例において制御ブッシュ3にある公差補償収容
孔13によって達成される。その結果として、公知の回転弁1における中実吊り
掛けピン14を利用することができる。制御ブッシュ3にある収容孔13に少な
くとも1つのスリットが設けられている。これにより、組立の際にその収容孔1
3を弾力的に広げることができる。
【0015】 上述の実施例において、いずれも回転スライダ2は弁入力要素4に固く結合さ
れ、制御ブッシュ3は弁出力要素5に結合されている。しかし、逆の形で付属さ
れた弁要素で作動する回転弁も存在する。本発明は後者の回転弁にも同様に同じ
利点をもって利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく回転弁の第1の実施例(スリット付き吊り掛けピンを備えた回
転弁)の断面図、図1Aはスリット付き吊り掛けピンを備えた吊り掛け継手の範
囲の拡大断面図、図1Bは図1Aにおける矢印1Bの方向から見た図。
【図2】 本発明に基づく回転弁の第2の実施例(駆動ピニオンと制御ブッシュとの間の
接続素子としての割り管を備えた回転弁)の断面図、図2Aは割り管を備えた吊
り掛け継手の範囲の拡大断面図、図2Bは図2Aにおける矢印2Bの方向から見
た図。
【図3】 本発明に基づく回転弁の第3の実施例(制御ブッシュに公差補償収容孔を備え
た回転弁)の断面図、図3Aは制御ブッシュに公差収容孔を備えた吊り掛け継手
の範囲の拡大断面図、図3Bは図3Aにおける矢印3Bの方向から見た図。
【符号の説明】
1 回転弁 2 回転スライダ 3 制御ブッシュ 4 弁入力素子 5 弁出力素子 6 制御長手溝(回転スライダ) 7 制御長手溝(制御ブッシュ) 8 周溝(制御ブッシュ) 9 ねじり棒 10 吊り掛け継手 11 半径方向に弾力性を有する吊り掛けピン 11A 吊り掛けピンにある公差補償スリット 12 割り管 13 公差補償収容孔 13A 制御ブッシュにある公差補償スリット 14 中実吊り掛けピン
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月3日(1999.12.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 自動車におけるパワーステアリング装置の回転弁
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特許請求の範囲請求項1の上位概念部分に記載の自動車におけるパ
ワーステアリング装置の回転弁に関する。
【0002】 この回転弁は2つの弁要素を有し、これらの弁要素は、相対移動可能に同軸的
に配置され、制御行程を得るために相対回転可能に配置されている。その第1弁
要素は弁入力素子に結合され、半径方向内側に位置する回転スライダとして形成
されている。第2弁要素は弁出力素子に固く結合され、半径方向外側に位置する
制御ブッシュとして形成されている。回転スライダは補助的に、制御行程を限界
づける空動きクラッチを介して駆動ピニオンに結合されている。この駆動ピニオ
ンにがた(遊び)なしに圧入されたピンが、回転を伝えるために、制御ブッシュ
に係合している。両弁要素はそれぞれ制御長手溝を有し、これらの制御長手溝は
その軸方向距離が少なくとも部分的に限定され、サーボモータの両作動室への圧
力媒体の供給排出を制御するために使用される。両弁要素をその変位された位置
から中立位置に戻すために、ねじり棒が使用されている。
【0003】 そのような回転弁は例えば米国特許第3746045号明細書で知られている
。この回転弁は回転スライダを有している。この回転スライダは制御ブッシュの
軸方向孔内に収納され案内され、弁出力素子にねじり棒および空動きクラッチを
介して結合されている。この空動きクラッチは両弁要素の相対回転を制限し、空
動きクラッチのひねり行程を使い切った後で弁の機械的ストッパを形成する。液
圧的支援が喪失した際、その機械的ストッパを介して、全機械的舵取り力が伝達
される。
【0004】 またドイツ特許出願公開第4108597号明細書において別の回転弁が知ら
れている。この回転弁は、駆動ピニオンに圧入されたピンの摩耗を減少するため
に、回転弁を組み立てる際に、制御ブッシュの内径中心線がピン収容孔の中心線
と交差し、制御ブッシュの内径中心線が弁集合体の中心線から、弁集合体のピン
収容孔と反対側方向にずらされている、ことによって特色づけられる。
【0005】 この公知の回転弁の場合も、制御ブッシュは、組立の際に駆動ピニオンに圧入
されたピンに結合される。この組立工程を可能にするために、制御ブッシュとピ
ンの結合は遊びを有していなければならない。制御ブッシュとピンとの間に存在
するがた(遊び)のために、ハンドルによって導入される感知し得る舵取りトル
クが存在することなしに、回転スライダと制御ブッシュが相対運動を生じてしま
う。この相対運転のために、作動シリンダにおいて望ましくない油流が生ずる。
加えて、ハンドルにおけるがたは、舵取りトルク跳躍によって不具合に感じられ
る。この発生した舵取りトルク跳躍は、ハンドルにおける自己舵取り作用として
感知され、運転者は不確実性感を覚える。
【0006】 本発明の課題は、組立上生ずる公差が舵取り挙動に不利に作用することを補償
するようながたなし回転弁を提供することにある。
【0007】 この課題は特許請求の範囲請求項1記載の回転弁によって解決される。
【0008】 本発明に基づく解決は、少なくとも3つの構造的方式によって実現させられる
。その第1の構造的方式は、組立にとって必要な遊びを、半径方向に弾力性を有
するスリット付きピンを使用して補償することにある。第2の構造的方式は、公
差を補償するために割り管を使用することにあり、第3の構造的方式は、制御ブ
ッシュにあるスリット付き収容孔によって、がたなしに結合することにある。
【0009】 本発明の有利で目的に適った実施態様は従属請求項に記載されている。しかし
本発明は、請求項に記載の特徴事項に組合せに限定されず、個々の特徴事項を目
的に適って種々に組み合わせることもできる。
【0010】 以下図を参照して本発明の種々の実施例を詳細に説明する。 本発明に基づく回転弁1は、回転スライダ2の形をした第1弁要素と、制御ブ
ッシュ3として形成されている第2弁要素とを有している。回転スライダ2は弁
入力素子4に固く結合されている。この弁入力要素4は舵取りハンドル軸接続部
として形成されている。この舵取りハンドル軸接続部は例えばハンドルを支持し
ている舵取りハンドル軸(図示せず)に、自在継手(図示せず)を介して結合さ
れている。回転スライダ2は空動き形クラッチ(図示せず)を介して弁出力素子
5に結合されている。この弁出力素子5は、ラックアンドピニオン形ステアリン
グ装置あるいはボールナット形ステアリング装置のいずれが利用されているかに
関係して、駆動ピニオンあるいはボール案内溝付きスピンドルとして形成されて
いる。
【0011】 回転スライダ2の外周面に制御長手溝6が形成されている。この制御長手溝6
は制御ブッシュ3にある制御長手溝7と共働する。回転弁1はその回転方向に応
じて、制御長手溝6、7および制御ブッシュ3にある周溝8を介して、サーボモ
ータ(図示せず)への圧力媒体の接続通路を形成する。弁入力要素4はねじり棒
9を介して弁出力要素5に結合されている。弁出力要素5自体は連動継手10を
介して制御ブッシュ3に固く結合されている。この2つの継手(9、10)によ
って、回転スライダ2は制御ブッシュ3に対して限られた範囲で相対回転できる
。両弁要素2、3の相対回転によって、サーボポンプ(図示せず)によって搬送
される圧力媒体は、圧力媒体貯蔵タンク(図示せず)からサーボモータの無荷重
側室から荷重側室に導かれる。
【0012】 制御ブッシュ3と弁出力要素5との間の連動継手10は、図1において半径方
向に弾力性を有する連動ピン11によって実現されている。この吊り掛けピン1
1は制御ブッシュ3にあるピン収容孔に比べて大きな寸法を有し、これによって
、制御ブッシュ3を組み立てるために必要な隙間ばめは、がたなし継手に変更さ
れている。半径方向に弾力性を有する連動ピン11は、組立の際に変形され、こ
れによって、制御ブッシュ3を締付け固定する。半径方向に弾力性を有する連動
ピン11の連動範囲において生ずる弾力は、制御ブッシュ3に作用する力より大
きくされているので、両弁部品3、5間において相対回転は生じない。この連動
継手10は、公知の回転弁1の連動ピンにスリットを入れることによって実行で
きる。
【0013】 図2および図3における実施例はほとんど図1の実施例に相当している。ただ
連動継手10の範囲だけが異なっている。図2の実施例において、両弁要素2、
3間の相対運動は、割り管12として実現されている連動継手10によって防止
されている。この場合、割り管12の弾力は、割り管12を弁出力要素5に圧入
するためおよび制御ブッシュ3にある収容孔に圧入するために利用される。
【0014】 これと同じ効果は、図3の実施例において制御ブッシュ3にある公差補償収容
孔13によって達成される。その結果として、公知の回転弁1における中実連動
ピン14を利用することができる。制御ブッシュ3にある収容孔13に少なくと
も1つのスリットが設けられている。これにより、組立の際にその収容孔13を
弾力的に広げることができる。
【0015】 上述の実施例において、いずれも回転スライダ2は弁入力要素4に固く結合さ
れ、制御ブッシュ3は弁出力要素5に結合されている。しかし、逆の形で付属さ
れた弁要素で作動する回転弁も存在する。本発明は後者の回転弁にも同様に同じ
利点をもって利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく回転弁の第1の実施例(スリット付き連動ピンを備えた回転弁
)の断面図、図1Aはスリット付き連動ピンを備えた連動継手の範囲の拡大断面
図、図1Bは図1Aにおける矢印1Bの方向から見た図。
【図2】 本発明に基づく回転弁の第2の実施例(駆動ピニオンと制御ブッシュとの間の
接続素子としての割り管を備えた回転弁)の断面図、図2Aは割り管を備えた連
動継手の範囲の拡大断面図、図2Bは図2Aにおける矢印2Bの方向から見た図
【図3】 本発明に基づく回転弁の第3の実施例(制御ブッシュに公差補償収容孔を備え
た回転弁)の断面図、図3Aは制御ブッシュに公差収容孔を備えた連動継手の範
囲の拡大断面図、図3Bは図3Aにおける矢印3Bの方向から見た図。
【符号の説明】 1 回転弁 2 回転スライダ 3 制御ブッシュ 4 弁入力素子 5 弁出力素子 6 制御長手溝(回転スライダ) 7 制御長手溝(制御ブッシュ) 8 周溝(制御ブッシュ) 9 ねじり棒 10 連動継手 11 半径方向に弾力性を有する連動ピン 11A 連動ピンにある公差補償スリット 12 割り管 13 公差補償収容孔 13A 制御ブッシュにある公差補償スリット 14 中実連動ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール‐ハインツ、ウルバーン ドイツ連邦共和国シュプライトバッハ、ス ーデテンシュトラーセ、21 (72)発明者 ウィンフリート、デ、マイト ドイツ連邦共和国ムトランゲン、ビルケン シュタイゲ、16 Fターム(参考) 3D033 FD08 FD09 FD19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁入力素子(4)に固く結合された第1弁要素と、弁出力素子(5)に固く結
    合された第2弁要素とを備え、第1弁要素が弁出力素子(5)にねじり棒(9)
    および空動きクラッチを介して結合され、両弁要素が弁ハウジング内に同軸的に
    相対移動可能に配置され、最大で空動きクラッチのひねり距離だけ相対回転でき
    、半径方向外側に位置する弁要素が内側面に、半径方向内側に位置する弁要素が
    外側面にそれぞれ、その軸方向距離が少なくとも部分的に限定された制御長手溝
    (6、7)を有し、これらの制御長手溝(6、7)がサーボモータの両作動室へ
    の圧力媒体の供給排出を制御するために共働するような自動車のパワーステアリ
    ング装置の回転弁において、吊り掛け継手(10)が弾力的な構成要素によって
    がた(遊び)なしに形成されていることを特徴とする自動車におけるパワーステ
    アリング装置の回転弁。
  2. 【請求項2】 がたなし吊り掛け継手(10)が半径方向に弾力性を有する吊りピン(11)
    によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転弁。
  3. 【請求項3】 半径方向に弾力性を有する吊り掛けピン(11)が少なくとも1つのスリット
    を有し、吊り掛け範囲に直径拡大部を有していることを特徴とする請求項2記載
    の回転弁。
  4. 【請求項4】 吊り掛け継手(10)のがたなし性が、割り管(12)によって保証されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の回転弁。
  5. 【請求項5】 吊り掛け継手(10)のがた補償が、制御ブッシュ(3)にある公差補償形ピ
    ン収容孔(13)によって行われることを特徴とする請求項1記載の回転弁。
  6. 【請求項6】 公差補償形ピン収容孔(13)が少なくとも1つのスリットを有していること
    を特徴とする請求項5記載の回転弁。
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DE (2) DE19808796A1 (ja)
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