JP2002372958A - 表示装置及び表示駆動装置 - Google Patents

表示装置及び表示駆動装置

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JP2002372958A JP2001260589A JP2001260589A JP2002372958A JP 2002372958 A JP2002372958 A JP 2002372958A JP 2001260589 A JP2001260589 A JP 2001260589A JP 2001260589 A JP2001260589 A JP 2001260589A JP 2002372958 A JP2002372958 A JP 2002372958A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来は液晶パネルの駆動する負荷が変化しても
一定の電流を流す必要があり、消費電力が大きかった。 【解決手段】本発明は、表示データを記憶するための表
示メモリ104と、ライン毎の階調電圧の度数を記憶する
ヒスとグラムメモリ106と、基準電圧に基づいて複数の
階調電圧を生成し、かつ、複数の階調電圧の各々を生成
するための回路の電流量が階調電圧の度数に応じて変化
する階調電圧生成回路108と、複数の階調電圧から、前
記複数の画素部の各々へ印加するための階調電圧を選択
する電圧セレクタ部102とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力表示データを
表示するための表示装置及び表示データに応じた階調電
圧を生成し表示パネルの表示素子に印加する表示駆動回
路に係り、特に、液晶ディスプレイ、プラズマディスプ
レイ、EL(Electronic luminescence)ディスプレイ等の
表示装置及びその表示駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平10−240
192号公報には、複数レベルの基準電圧をストリング
抵抗によって抵抗分割することによって複数レベルの階
調電圧群を生成し、入力表示データに応じて、生成され
た階調電圧群の中から1つを選択して出力する従来の液
晶駆動回路が開示されている。そして、特開平10−2
40192号公報の基準電圧は、アンプを用いたバッフ
ァ回路により安定化されている。
【0003】特開平10−301541号公報には、デ
ジタル映像信号をデコーダで16階調レベルに変換し、
各色のデコード出力を各階調レベルごとのORゲートを介
してカウンタに入力し、各階調レベルが1水平走査期間
に書き込まれる同数をカウントし、その度数に応じて選
択スイッチによって電流源の1つを選択し、階調電圧出
力バッファにそのバイアス電流として供給する階調電圧
選択式の液晶駆動回路が開示されている。これにより、
入力表示データに応じた必要最低限の駆動電流だけをそ
の都度流すことができるため、高効率化を図ることがで
き、低消費電力化を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−24
0192号公報においては、どの階調電圧が全選択状態
となっても駆動できるように、バッファ回路及びストリ
ング抵抗にある一定の定常電流を流す。選択されない階
調電圧に対しては、定常電流は不必要であるため、全て
のバッファ回路及びストリング抵抗に常に一定の定常電
流を流したのでは、効率が悪い。
【0005】上記特開平10−301541号公報にお
いては、表示データが連続して入力されるため、各階調
電圧の選択度数を算出する動作を常に行う必要がある。
このため、演算回路部分の消費電力が過大である。
【0006】本発明の目的は、定常電流の効率化を図り
又は動作周波数を低減することによって、消費電力を低
減することが可能な表示装置及びその表示駆動回路を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示データを
記憶するための表示メモリと、ライン毎の階調電圧の度
数を記憶するヒストグラムメモリと、基準電圧に基づい
て複数の階調電圧を生成しかつ前記複数の階調電圧の各
々を生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数
に応じて変化する階調電圧生成回路とを備える。
【0008】又は、本発明は、表示パネルへ印加する階
調電圧の各々の電流量を検出し、ライン毎の階調電圧の
度数を算出する検出回路と、前記階調電圧の度数を記憶
するヒストグラムメモリと、基準電圧に基づいて複数の
階調電圧を生成し、かつ、前記複数の階調電圧の各々を
生成するための回路の電流量が前記階調電圧の度数に応
じて変化する階調電圧生成回路とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における液晶駆動回路は、
基準電圧を抵抗分割することで階調電圧群を生成し、入
力表示データに応じて、生成した階調電圧群の中から1
つを選択して出力する構成である。特徴としては、入力
表示データを格納する表示メモリと、表示メモリから転
送される任意の走査ラインの表示データから、その走査
ライン上における各階調の表示度数(以下、ヒストグラ
ムと呼ぶ)を検出するヒストグラム検出部と、全走査ラ
イン分のヒストグラムデータを記憶するヒストグラムメ
モリと、ヒストグラムメモリから転送されるヒストグラ
ムデータに応じ、バッファ回路とストリング抵抗に流れ
る定常電流を制御する階調電圧生成部を含む。
【0010】上記構成おいて、本発明の液晶駆動回路
は、各階調電圧の選択度数であるヒストグラムを予め求
め、このデータに応じてバッファ回路とストリング抵抗
に流れる定常電流を制御する。これにより、入力表示デ
ータに応じた必要最低限の駆動電流だけをその都度流す
ことができるため、高効率化を図ることができ、低消費
電力化を実現できる。また、全ライン分のヒストグラム
データを記憶する手段を設けたことにより、表示メモリ
のデータを更新しない限りは、ヒストグラム検出の動作
は不用となる。従って、回路の動作周波数を低減するこ
とが可能となり、低消費電力化を図ることができる。 <第1の実施の形態>以下、図1から図10を用いて、
本発明の一実施形態による液晶駆動回路の構成および動
作について説明する。最初に、図1を用いて、本実施形
態による液晶駆動回路の全体の構成を説明する。図1に
おいて、101は液晶駆動回路、102は電圧セレクタ
部、103はラインラッチ、104は表示メモリ、10
5はヒストグラム検出部、106はヒストグラムメモ
リ、107はタイミング制御部、108は階調電圧生成
部、109は階調電圧群、110は出力端子群、111
はラッチデータ、112と113は表示データ、114
と115はヒストグラムデータである。
【0011】液晶表示装置100は、マトリックス状
(例えば、M列N行)に画素(表示素子)が配列された
液晶パネル121と、入力表示データに応じた階調電圧
を液晶パネル121に印加する液晶駆動回路と、階調電
圧を印加する画素のラインを走査する走査回路120
と、CPU119とシステムメモリ118とデータバス
117とを含む外部システム(例えば、コンピュータ、
テレビチューナ等)からの表示データを入力するインタ
フェースとを備える。液晶表示装置100は、1つに液
晶パネル121に対し、複数個の液晶駆動回路(例え
ば、LSI)、複数個の走査回路120(例えば、LS
I)を備える。走査回路120は、タイミング制御部1
07によって生成されたタイミング信号に従って、画素
のラインを選択する。
【0012】本実施形態による液晶駆動回路101は、
表示データを記憶する表示メモリ104と、表示メモリ
104の出力する1ライン分の表示データ112を一時
的に記憶するラインラッチ103と、表示メモリ104
からシリアル出力される表示データ113を受けてヒス
トグラムを検出するヒストグラム検出部105と、ヒス
トグラム検出部105が生成するヒストグラムデータ1
14に応じて回路の定常電流量を制御すると同時に、各
階調電圧を出力する階調電圧生成部108と、階調電圧
生成部108の出力する階調電圧群109の中から1レ
ベルをラインラッチ103の出力するラッチデータ11
1で選択して出力端子群110に出力する電圧セレクタ
部102と、上記した各ブロックの動作タイミングを指
示するためのタイミング信号群を生成するタイミング制
御部107から構成される。
【0013】次に本発明第1の実施の形態に係る、液晶
駆動回路101の動作の概要について説明する。
【0014】表示メモリ104には液晶パネル121の
画素数分(例えば、M×N個)の表示データが記憶され
ている。例えば液晶パネル121の解像度が水平128
ドット×RGB、垂直176ラインで、64階調26
2,144色の表示を行う場合、一画素あたり6ビット
の情報を持ち、表示メモリの容量は405,504ビッ
トである。表示内容を変更する場合にはCPU119等
からデータバス117を介して表示メモリ104の表示
データを更新する。表示メモリ104は、データバス1
17から表示データを直接受け取るため、入力回路の機
能を果たす。通常、液晶駆動回路は、これらCPU11
9のアクセスとは非同期に表示動作を行っている。表示
メモリ104を液晶駆動回路に持つことにより、表示デ
ータが更新されない間は液晶駆動回路が外部とのアクセ
スを行わないため、消費電力が削減される。そして、表
示メモリ104からは、先頭の走査ラインから順番に1
ライン分の表示データ112が読み出され、最終ライン
の後は再び先頭ラインからの読み出しを繰り返す。この
動作は、タイミング制御部107が読み出しアドレスを
指定することで実現可能である。表示データ112はラ
インラッチ103に一時的に記憶される。通常、表示メ
モリ104に対して表示データ読出しアクセスとCPU
119のアクセスは排他的であり、かつ非同期であるた
め、表示データ読出しアクセス時間をなるべく短くする
ためにラインラッチ103がある。そして、ラッチデー
タ111は電圧セレクタ部102に出力される。尚、タ
イミング制御部107は、液晶表示装置100内部で、
液晶駆動回路101の外部に配置されてもよい。
【0015】一方、表示メモリ104は、ヒストグラム
検出部105に対し、タイミング制御部107で指定さ
れた走査ラインの表示データ113を、1画素あるいは
数画素ずつシリアルで転送する。ここで、タイミング制
御部107は、例えば電源投入後の最初の一回は全走査
ライン分の表示データ、その後は、表示メモリ104の
内容が書き換わった走査ライン上の表示データが転送さ
れるように、メモリの読み出しアドレスを指示するもの
とする。
【0016】ヒストグラム検出部105はこの表示デー
タ113から階調を階級とした1ライン分のヒストグラ
ムを検出する。つまり、ヒストグラムを検出すること
で、各階調の表示度数が判り、液晶パネル121のデー
タ線を何本駆動するかが判る。ヒストグラム検出部10
5で得られた1ライン分の各階調の度数は、ヒストグラ
ムデータ114として出力される。ここでヒストグラム
データは、回路規模等を考慮して、例えば図9に示す様
に、階調を幾つかのグループに分け、各グループ別の度
数を検出しても良い。また、各グループのヒストグラム
データは、0から384(=水平128ドット×RG
B)の値を取りえるため、9ビットのデータとなるが、
回路規模等を考慮して、上位数ビットをヒストグラムデ
ータ114として出力しても良い。
【0017】次に、ヒストグラムメモリ106は、走査
ライン別に設けた所定のアドレスに、ヒストグラムデー
タ114を格納する。ここで、所定のアドレスとは、ヒ
ストグラムデータを検出した走査ラインの位置に相当
し、アドレスの指定はタイミング制御部107が行うも
のとする。そして、ヒストグラムデータ115を先頭走
査ラインから順番に読み出す。この動作における読み出
しアドレスは、表示メモリ104から表示データ112
を読み出す際のアドレスと一致しており、タイミング制
御部107が指示するものとする。
【0018】次に、階調電圧生成部108は、階調電圧
群109を生成し、電圧セレクタ部102に出力する。
ここで、階調電圧群109は、バッファ回路で安定化さ
れた基準電圧をストリング抵抗で抵抗分割することで生
成されるが、バッファ回路のバイアス電流とストリング
抵抗に流れる定常電流は、ヒストグラムデータ115に
応じて変化する。例えば、ヒストグラムデータ115の
値が大きければ、液晶パネル121のデータ線の駆動本
数が多いため、バイアス電流量を多くすると共にストリ
ング抵抗値を小さくして駆動能力を高める。逆にヒスト
グラムデータ115の値が小さければ、液晶パネル12
1のデータ線の駆動本数が少ないため、バイアス電流量
を少なくすると共にストリング抵抗値を大きくして駆動
能力を低める。
【0019】電圧セレクタ部102では画素毎に、階調
電圧群109のうち、1つの電圧レベルをラッチデータ
111に従って選択する。選択した電圧レベルは出力端
子群110に出力され、液晶パネル121のデータ線を
駆動する。そして、液晶パネル121では、走査回路1
20が出力する走査信号と出力端子群110が出力する
階調電圧に従い、走査するラインの画素に表示データに
対応した表示がなされる。
【0020】次に図2と図3を用いて、ヒストグラム検
出部105の詳細な構成と動作について説明する。ま
ず、ヒストグラム検出部105が出力するヒストグラム
データ114は、階調0−7、8−15、16−23、
24−31、32−39、40−47、48−55、5
6−63を対象とした8つのグループに分けられ、各々
4ビットの情報を有するものとする。また、表示データ
113は、R(赤)、G(青)、B(緑)の3画素分を
同時に表示メモリ104から読み出し、これを128サ
イクル繰り返して384画素の1ライン分データを読み
出すものとする。ここで、各画素は各々6ビット(64
階調)分の階調情報を表示メモリ104に格納している
が、実際に読み出すデータは上位3ビット分とした。こ
の理由は、先に述べた8グループ振り分けの場合、上位
3ビットで各グループのヒストグラムが検出可能なため
である。
【0021】図2において、201はデコーダ、202
はアダー、203は計数回路、204はラッチ、205
はアダー、206はラッチ、207はデコード信号、2
08は加算データ、209は積分データ、CL2はドッ
トクロック、CL1はラインクロック、CLRはクリア
信号であり、図1と同一要素は同一符号を用いている。
まず、ヒストグラム検出部105は、表示データ113
をデコードするデコード回路201と、デコード信号2
01の“H”の数を数えて加算データ208を生成する
アダー202と、加算データ208を積分する計数回路
203と、1ライン分の積分データ209上位4ビット
をヒストグラムデータ114として保持するラッチ20
6から構成される。また、計数回路203は積分データ
209をラッチするラッチ204と、ラッチしたデータ
と加算データ208を加算して積分データ209を生成
するアダー205から構成される。
【0022】つぎに、ヒストグラム検出部105の動作
を図3を用いて説明する。ここでは、説明を簡略化する
ため表示データには階調0(上位3ビット=0)と階調
63(上位3ビット=7)のみが含まれるものとする。
まず、図3に示すように、ドットクロックCL2に従っ
て表示メモリ104から表示データ113が読み出され
る。表示データ113のR、G、B、はそれぞれの対応
するデコーダ201によって3ビットから8本のデコー
ド信号207に変換される。デコード信号207はアダ
ー202によって、それぞれの階調の加算データ208
となる。図3に示すように、1サイクル目の表示データ
113が“0”、“7”、“7”であるとき、デコーダ
201によって表示データRはY0−7、表示データG
はY56−63、表示データBはY56−63、が
“H”となるため、階調0−7の加算データ208は
“1”、階調56−63の加算データ208は“2”、
その他の階調は全て“0”となる。本例では3画素が同
時に読み出されるため、加算データ208は0から3の
値を取りえる。このようにして加算データ208を生成
して、図3に示すような表示データ113の場合、階調
0−7の加算データ208は“1”、“2”、“3”、
“0”、…、と続き、階調56−63の加算データ20
8は“2”、“1”、“0”、“3”、…、と続く。次
に加算データ208は計数回路204によって積分され
る。計数回路203では、まず、ラッチ204をクリア
信号CLRで“0”にクリアしておく。さらに、アダー
205によってラッチ204のデータと加算データ20
8とを加算する。したがって図3に示すように階調0の
1サイクル目の積分データ209は“1”、階調63の
1サイクル目の積分データ209は“2”となる。次に
2サイクル目では、まず1サイクル目の積分データ20
9をラッチ204でラッチし1サイクル遅らせる。1サ
イクル遅れた1サイクル目の積分データと2サイクル目
の加算データ208とを1サイクル目と同様アダー20
5によって加算し、2サイクル目の積分データ209を
生成する。したがって図3に示すように階調0の2サイ
クル目の積分データ209は“3”、階調63の2サイ
クル目の積分データ209は“3”となる。これを12
8サイクル分繰り返すことで、それぞれの階調について
1ライン分の積分データすなわち各階調の度数がわか
る。本例では最終的な階調0の積分データ209を“2
56”、階調63の積分データ209を“128”、と
する。なお、本例では1ラインあたり384画素が読み
出されるため、積分データ209は0から384の値を
取りえる。したがって積分データ209は9ビットのデ
ータとなる。次に積分データ209は、ラインクロック
CL1によりラッチ206にラッチされ、ヒストグラム
データ114として出力される。なおラインクロックC
L1は1ライン分の表示データ113を読み出し、1ラ
イン分の積分データ209が確定した後にパルスが入力
される。本例では図3に示すように、積分データ209
の上位4ビットをラッチし、ヒストグラムデータ114
とする。もちろん全ビットをラッチしてもかまわない
が、回路規模等を考慮して上位数ビットをラッチするも
のでも低消費電力化は可能である。ここで、図3に示す
ように階調0−7の積分データ209は“256”であ
るため、ヒストグラムデータ114は“8h”(以下、
添え字hは16進数を示す)、階調56−63の積分デ
ータ209は“128”であるため、ヒストグラムデー
タ114は“4h”となる。また、ラインクロックCL
1でヒストグラムデータ114を生成した後、積分デー
タ209は2ライン目の積分データを生成するために、
ラッチ204をクリア信号CLRで“0”にクリアして
おく。なお、CL1、CL2、CLRの各信号は、タイ
ミング制御部107で生成され、転送されてくるものと
する。以上説明したように、ヒストグラム検出部105
は、表示データ113からヒストグラムを検出して各階
調の表示本数に比例したヒストグラムデータ114を生
成することが可能である。
【0023】次にヒストグラムメモリ106の構成と動
作を、図4を用いて説明する。図4において、401は
ライトライン制御部、402はリードライン制御部、4
03はメモリセル、404はラッチである。尚、メモリ
セルの容量は8グループ×4ビット×176ライン分と
する。まず、ライトライン制御部401は、タイミング
制御部から転送されるライトアドレスを受け、アドレス
データに一致したラインに“H”を出力する。例えば、
アドレスデータが3hならば、図4におけるL3ライン
に“H”を出力し、その他のラインには“L”を出力す
る。同様に、リードライン制御部402は、タイミング
制御部から転送されるリードアドレスを受け、アドレス
データに一致したラインに“H”を出力する。例えば、
アドレスデータが1hならば、図4におけるL1ライン
に“H”を出力し、その他のラインには“L”を出力す
る。なお、ライトアドレスとは、ヒストグラムデータを
検出した走査ラインに相当し、リードアドレスとは、表
示メモリ104から表示データ112を読み出す際のア
ドレスに相当する。メモリセル403は、ライトイネー
ブルWE、リードイネーブルRE、データ入力D、デー
タ出力Qの各端子を持ち、ライトイネーブルWEが
“H”の時にデータ入力端子Dからデータを取り込んで
格納し、リードイネーブルREが“H”の時にデータ出
力端子Qから格納されたデータを出力する。そして、ラ
ッチ404はメモリセル403から出力されるヒストグ
ラムデータをCL1に同期してラッチし、ヒストグラム
データ115として出力する。以上の動作により、ヒス
トグラムメモリ106は、検出された各走査ラインのヒ
ストグラムデータ114を格納可能であると共に、表示
メモリ104から読み出される表示データのヒストグラ
ムデータ115を、同じタイミングで出力することがで
きる。ヒストグラムメモリ106は、全ライン分のヒス
トグラムデータ114を記憶してもよいし、全ラインに
満たない複数のライン分のヒストグラムデータ114を
記憶してもよい。
【0024】次に、図5を用いて階調電圧生成部108
の構成を説明する。図5において、501は基準電圧生
成用のストリング抵抗部、502はバッファ回路、50
3は階調電圧生成用のストリング抵抗部、504はアダ
ー、505はヒストグラムデータである。まず、ストリ
ング抵抗501は、高電位電源電圧VDDと低電位電源
電圧VSSとの間を分圧し、複数レベルの基準電圧(例
えば、V0、V8、V16、V24、V32、V40、
V48、V56、V64の9レベル)を生成する。バッ
ファ回路502は、この基準電圧を低インピーダンスに
変換して出力する。ストリング抵抗部503は、隣接レ
ベルの基準電圧から中間レベルの階調電圧を生成する。
例えば、各々の基準電圧間を8分割することで、64レ
ベルの階調電圧V0−V63を生成する。
【0025】次に、バッファ回路502の一つを例にと
り、その動作を説明する。バッファ回路303には、基
準電圧の他に、バイアス電圧Vbと、ヒストグラムデー
タ505が入力される。ヒストグラムデータ505は、
各バッファ回路の影響する電圧範囲に対応しており、例
えばV0のバッファ回路は階調電圧V0からV7に影響
するため、HD0−7のヒストグラムデータが入力され
る。また、V8のバッファ回路は、階調電圧V1からV
15に影響するため、HD0−7とHD8−15のヒス
トグラムデータをアダー504で加算し、その結果の上
位4ビットがヒストグラムデータ505として入力され
る。
【0026】次に図6を用いて、バッファ回路502の
構成について説明する。図6において、MP1〜MP8
はPMOSトランジスタ、MN1〜MN7はNMOSト
ランジスタ、SW1〜SW8はスイッチ、CPは位相補
償用のキャパシタである。まず、PMOSトランジスタ
MP1とMP2のソース同士が接続され、さらに、PM
OSトランジスタMP1のドレインとNMOSトランジ
スタMN1のドレインが接続され、PMOSトランジス
タMP2のドレインとNMOSトランジスタMN2のド
レインが接続される。NMOSトランジスタMN1とM
N2はソースが低電位電源電圧VSSに接続される。ま
た、NMOSトランジスタMN2のドレインとゲート及
びNMOSトランジスタMN1のゲートが接続され、ダ
イナミック負荷として機能する。PMOSトランジスタ
MP3のソースは高電位電源電圧VDDに接続され、ド
レインはPMOSトランジスタMP1とMP2のソース
に接続される。PMOSトランジスタMP3のゲートは
バイアス電圧Vbが接続され、MP3は定電流源として
機能する。すなわち、PMOSドランジスタMP1〜M
P3およびNMOSトランジスタMN1〜MN2で構成
される回路は、PMOSトランジスタMP1のゲートを
非反転入力、PMOSトランジスタMP2のゲートを反
転入力、とする差動増幅段である。この差動増幅段の出
力はPMOSトランジスタMP1のドレインであり、N
MOSトランジスタMN3のゲートに接続する。NMO
SトランジスタMN3のソースは低電位電源電圧VSS
に接続され、ドレインはPMOSトランジスタMP4の
ドレインと接続し、PMOSトランジスタMP4のソー
スは高電位電源電圧VDDに接続され、ゲートはバイア
ス電圧Vbが接続され、MP4は定電流源として機能
し、第1の出力増幅段が構成される。出力増幅段のNM
OSトランジスタMN3のドレインが出力Voutであ
り、差動増幅段の反転入力に接続され、NMOSトラン
ジスタMN3のゲートと出力Voutとの間に位相補償
用のキャパシタCPを接続し、いわゆるボルテージフォ
ロア型の演算増幅器を構成する。したがって出力電圧V
outは、入力電圧Vinと同電位になる。さらに、P
MOSトランジスタMP5〜MP8のソースを高電位電
源電圧VDDに接続し、各々のゲートをバイアス電圧V
bに接続し、スイッチSW1〜SW4を介して各々のド
レインを出力Voutに接続する。また、NMOSトラ
ンジスタMN4〜MN7のソースを低電位電源電圧VS
Sに接続し、各々のゲートを差動増幅段の出力であるP
MOSトランジスタMP1のドレインに接続し、スイッ
チSW5〜SW8を介して各々のドレインを出力Vou
tに接続する。スイッチSW1からSW8はヒストグラ
ムデータ505により制御される。ヒストグラムデータ
505の対応するビットがハイレベルならばスイッチは
オンとなり、電流を流すことが可能となる。すなわち、
PMOSトランジスタMP4およびNMOSトランジス
タMN3で構成される第1の出力増幅段と同じく、PM
OSトランジスタMP5およびNMOSトランジスタM
N4は第2の出力増幅段、PMOSトランジスタMP6
およびNMOSトランジスタMN5は第3の出力増幅
段、PMOSトランジスタMP7およびNMOSトラン
ジスタMN6は第4の出力増幅段、PMOSトランジス
タMP8およびNMOSトランジスタMN7は第5の出
力増幅段を構成しており、スイッチによってバイアス電
流が制御される。ここで、出力増幅段の供給するバイア
ス電流量について説明する。まず、ヒストグラムデータ
505が“0h”である場合、第2の出力増幅段から第
5の出力増幅段のスイッチSW1〜SW8は全てオフと
なり、これらの出力増幅段からはバイアス電流は供給さ
れない。また、ヒストグラムデータ505が“1h”で
ある場合、第2の出力増幅段のスイッチSW1、SW5
がオンとなり、これらの出力増幅段からはバイアス電流
を供給する。ここで、それぞれの出力増幅段は対応する
ヒストグラムデータ505のビット重みに比例したバイ
アス電流を流すように動作する。これにより、バッファ
回路502のバイアス電流はヒストグラムデータ505
にほぼ比例し、最小バイアス電流は最大バイアス電流の
約1/16となる。なお、MOSトランジスタの場合、
バイアス電流はトランジスタサイズに比例する。PMO
SトランジスタMP5〜MP8のトランジスタサイズは
1:2:4:8の比となればよい。同じく、NMOSト
ランジスタMN4〜MN7のトランジスタサイズは1:
2:4:8の比となればよく、容易にバイアス電流値を
決めることができる。
【0027】次に、図7を用いてストリング抵抗部50
3の構成を説明する。図7はある2つの基準電圧間から
階調電圧を生成する部分の構成を示したものであり、R
1〜R5は抵抗、SW1〜SW4はスイッチである。ス
イッチSW1〜SW4はそれぞれヒストグラムデータ1
15のbit0〜bit3により制御される。例えば、
ヒストグラムデータ115が“0h”である場合、スイ
ッチSW1〜SW4は全てオフとなり、隣接する階調電
圧間の合成抵抗値は、それぞれR1+R2+R3+R4
+R5となる。同様に、ヒストグラムデータ115が
“1h”である場合、スイッチSW1がオンとなり、隣
接する階調電圧間の合成抵抗値は、それぞれR1+R3
+R4+R5となる。ここで、R2〜R4の抵抗比を
1:2:4:8にすることで、隣接する階調電圧間の抵
抗値は、ヒストグラムデータ115にほぼ反比例した値
となる。しがたって、本発明の目的である、入力表示デ
ータに応じて、必要最低限の駆動電流を流すことができ
るため、高効率化を図ることができる。
【0028】次に、本実施形態による液晶駆動回路10
1の効果について図8を用いて説明する。図8(a)は
液晶パネル121の表示イメージであり、後述の説明を
簡略化するため、水平384画素で、垂直176ライン
とし、1ライン目および3ライン目以降は全て階調63
が表示されるものであり、2ライン目は全て階調0が表
示されるものとする。また、階調0に対応する電圧をV
0、階調63に対応する電圧をV63とする。図8
(b)に、従来型の液晶駆動回路の動作を示す。なお、
Vcsは液晶のデータ線負荷CSの両端電位差を示す。
まず、1ライン目のVcsはV63である。そして、2
ライン目にはVcsはV63からV0に充電される。こ
のとき、各階調電圧を生成するバッファ回路、およびス
トリング抵抗の定常電流は一定(最大値)である。図8
(c)は、本発明の主たる特徴であるヒストグラム検出
部と、定常電流が調節可能な階調電圧生成部とを適用し
た、液晶駆動回路の動作を示す。図8(b)同様、2ラ
イン目にはVcsはV63からV0に充電される。この
とき、V0を生成するバッファ回路とストリング抵抗の
定常電流は最大値をとり、それ以外の部分は最小値をと
る。
【0029】以上説明したように、表示データのヒスト
グラムに従って供給する電流量を調節して表示がなされ
るため、消費電力を大幅に削減することが可能となる。 <第2の実施の形態>以下、本発明の第2の実施形態に
よる液晶駆動回路を、図10を用いて説明する。本実施
形態は、回路規模を縮小したことに特徴を有しており、
第1の実施の形態によるバッファ回路502の内部構成
が異なるものである。図10に示すように、PMOSト
ランジスタMP1〜MP4、NMOSトランジスタMN
1〜MN3および位相補償用キャパシタCPによるボル
テージフォロア型の演算増幅器は、図6に示したものと
同様の構成である。さらに、PMOSトランジスタMP
5〜MP8のソースを高電位電源電圧VDDに接続し、
スイッチSW1〜SW4を介して各々のゲートをバイア
ス電圧Vbあるいは高電位電源電圧VDDに二者択一で
接続し、各々のドレインを出力Voutに接続する。ま
た、NMOSトランジスタMN4〜MN7のソースを低
電位電源電圧VSSに接続し、スイッチSW5〜SW8
を介して各々のゲートを差動増幅段の出力であるPMO
SトランジスタMP1のドレインあるいは低電位電源電
圧VSSに二者択一で接続し、各々のドレインを出力V
outに接続する。スイッチSW1からSW8はヒスト
グラムデータ505により制御される。ヒストグラムデ
ータ505の対応するビットがハイレベルならばスイッ
チはPMOSトランジスタのゲートはバイアス電圧Vb
側に、NMOSトランジスタのゲートはPMOSトラン
ジスタMP1のドレイン側に接続し、電流を流すことが
可能となる。また、ヒストグラムデータ505の対応す
るビットがローレベルならばスイッチはPMOSトラン
ジスタのゲートは高電位電源電圧VDD側に、NMOS
トランジスタのゲートは低電位電源電圧VSS側に接続
し、電流は流れない。すなわち、PMOSトランジスタ
MP4およびNMOSトランジスタMN3で構成される
第1の出力増幅段と同じく、PMOSトランジスタMP
5およびNMOSトランジスタMN4は第2の出力増幅
段、PMOSトランジスタMP6およびNMOSトラン
ジスタMN5は第3の出力増幅段、PMOSトランジス
タMP7およびNMOSトランジスタMN6は第4の出
力増幅段、PMOSトランジスタMP8およびNMOS
トランジスタMN7は第5の出力増幅段、を構成してお
り、スイッチによって電流出力が制御されている。
【0030】第1の実施の形態によるバッファ回路50
2の出力段の構成は、PMOSトランジスタおよびNM
OSトランジスタと、出力Voutとの間にスイッチが
設けられていた。スイッチには通常MOSスイッチが用
いられる。所定の電流を出力するためには、スイッチの
インピーダンスを下げる、すなわちMOSサイズを大き
くする必要があり、回路規模が比較的大きかった。これ
に対し、本実施の形態によるバッファ回路502の出力
段の構成はPMOSトランジスタおよびNMOSトラン
ジスタが、出力Voutと直結であり、スイッチのイン
ピーダンスと出力増幅段のインピーダンスは直接関係な
い。スイッチはPMOSトランジスタおよびNMOSト
ランジスタのゲートに設けてあり、MOSサイズを小さ
くしても問題ない。
【0031】以上説明したように、スイッチのサイズを
小さくすることが可能であるため、回路規模を縮小する
ことが可能となる。 <第3の実施の形態>以下、本発明の第3の実施形態に
よる液晶駆動回路を、図11を用いて説明する。本実施
形態は、回路規模を縮小したことに特徴を有しており、
第1および第2の実施の形態によるバッファ回路502
の内部構成が異なるものである。
【0032】図11に示すように、PMOSトランジス
タMP1〜MP4、NMOSトランジスタMN1〜MN
3および位相補償用キャパシタCPによるボルテージフ
ォロア型の演算増幅器は、図6に示したものと同様の構
成である。図6で示した第1の実施形態によるバッファ
回路502は複数の出力増幅段で構成されていたが、図
11に示す本実施形態によるバッファ回路502は1つ
の出力増幅段でよい。また、第1の実施形態によるバッ
ファ回路502ではバイアス電圧Vbの生成回路につい
て特に詳しく説明しなかったが、PMOSトランジスタ
MP3〜MP8が定電流回路として動作するように、あ
る一定の電圧を生成するものであった。また、複数ある
バッファ回路502に同じバイアス電圧Vbを供給して
いた。さらにまた、バッファ回路502は出力増幅段を
切り替えることで、出力電流を変化させていた。本実施
形態によるバッファ回路502は、バイアス電圧Vbの
電位を切り替えることにより、PMOSトランジスタM
P3〜MP4の出力電流を変化させることを特徴とす
る。また、各々のバッファ回路502は各々Vb生成回
路1101を備え、各々異なるバイアス電圧Vbを供給
する。
【0033】次に具体的なVb生成回路1101の構成
について説明する。図11において、MPbはPMOS
トランジスタ、MNbはNMOSトランジスタ、R0〜
R4は抵抗、SW1〜SW4はスイッチである。PMO
SトランジスタMPbのソースは高電位電源電圧VDD
に接続され、ゲートはドレインと接続される。NMOS
トランジスタMNbのソースは低電位電源電圧VSSに
接続され、ゲートはドレインと接続される。また、PM
OSトランジスタMPbのドレインと、NMOSトラン
ジスタMNbのドレインはR0〜R4で構成する直列抵
抗を介して接続される。また、R0〜R3はそれぞれス
イッチSW1〜SW4と並列接続される。さらに、スイ
ッチSW1〜SW4はそれぞれヒストグラムデータ50
5によって制御される。なお、Vb生成回路1101は
1つのバッファ回路502に1つずつ用意する。
【0034】次にVb生成回路1101の動作について
説明する。R0〜R4で構成する直列抵抗の合成抵抗は
ヒストグラムデータ505によって制御されている。ヒ
ストグラムデータ505が“0h”のとき、スイッチS
W1〜SW4は全てオフとなり、合成抵抗はR4+R3
+R2+R1+R0となる。また、ヒストグラムデータ
505が“Fh”のとき、スイッチSW1〜SW4は全
てオンとなり、合成抵抗はR4となる。すなわち、ヒス
トグラムデータ505のデータの重みで抵抗値が変わ
り、ヒストグラムデータ505の値が低いとき、バイア
ス電圧Vbが高くなり、バッファ回路502のバイアス
電流値が低くなる。また、ヒストグラムデータ505の
値が高いとき、バイアス電圧Vbが低くなり、バッファ
回路502のバイアス電流値が高くなる。
【0035】以上説明したように、MOSトランジスタ
およびスイッチの数を小さくすることが可能であるた
め、回路規模を縮小することが可能となる。 <第4の実施の形態>以下、本発明の第4の実施形態に
よる液晶駆動回路を、図12および図13を用いて説明
する。本実施形態は、表示メモリからの表示データをシ
リアル読出することなく、ヒストグラム検出を行うこと
を特徴とする。これを実現するため、階調電圧を流れる
電流を検出し、これをデジタルのヒストグラムデータに
変換する期間を1水平走査期間内に設け、1水平走査期
間の残りの期間で階調電圧生成部の定常電流を制御する
ことにした。
【0036】まず本実施形態による液晶駆動回路101
の構成について説明する。図12において、1201は
選択回路、1202は定電流源、1203はA/Dコン
バータ、1204はラッチ、SW10〜SW11はスイ
ッチ、Rは抵抗、CL11はラッチクロックである。な
お、本発明第1の実施の形態と同一要素は同一符号であ
り、同じ動作を行う。SW10は電圧セレクタ部102
出力と定電流源1202のどちらかを出力端子群110
に接続するためのスイッチ、SW11は階調電圧生成部
108出力と抵抗Rを介した高電位電源電圧VDDのど
ちらかを階調電圧群109に接続するためのスイッチで
あり、A/Dコンバータ1203は階調電圧群109の
電圧値をデジタルデータに変換し、ラッチ1204はA
/Dコンバータ1203のデジタル出力をラッチする手
段である。
【0037】次に本実施形態による液晶駆動回路101
の動作について図12および図13を用いて説明する。
第1の実施の形態による液晶駆動回路101と同様、表
示メモリ104から出力された表示データ112は、一
旦ラインラッチ103に記憶され、ラッチデータ111
が出力される。また、ラッチデータ111にしたがって
電圧セレクタ部102において所定の階調電圧が選択さ
れ、出力される。このとき、クロックCL1のハイレベ
ル期間をヒストグラム検出期間とし、スイッチSW10
は定電流源1202を出力端子110に接続する。さら
に、スイッチSW11は抵抗Rを介した高電位電源電圧
VDDを階調電圧群109に接続する。したがって階調
電圧群109にはラッチデータ111が選択する各階調
電圧の本数分の定電流源1202が接続され、階調電圧
群109の各々は選択された本数分に比例した電位に遷
移する。例えば図13に示すように階調電圧V0の度数
が256のとき、階調電圧群109の階調電圧V0の電
位は、並列に接続した256個の定電流源1202と、
抵抗Rによって決定される電位になる。そして、階調電
圧群109の電位をA/Dコンバータでデジタルデータ
へと変換する。階調電圧群109の電位が十分に安定し
たところで、クロックCL11によりラッチ1204に
取り込む。ラッチしたデジタルデータはヒストグラムデ
ータ115として階調電圧生成部108に出力する。ラ
ッチ1204への取り込み終了後速やかにCL1はロー
レベルになり、電圧セレクタ部102の出力を出力端子
群110に接続し、階調電圧生成部108の出力を階調
電圧群109に接続して、適切に電流増幅された階調電
圧を出力端子群110へと出力する。
【0038】本実施形態による液晶駆動回路は表示メモ
リから表示データをシリアル読出しする必要がないた
め、この動作に係る消費電力を削減することが可能であ
る。 <第5の実施の形態>以下、本発明の第5の実施形態に
よる液晶駆動回路を、図14〜図16を用いて説明す
る。本実施形態は、ヒストグラム検出を液晶駆動回路の
代わりに外部のCPU119側で行うことを特徴とす
る。表示メモリ104に表示データを書き込むのはCP
U119であり、当然書き込んだ内容を知ることが可能
である。例えば表示メモリに書き込む表示データをシス
テムメモリ118に記憶しておけば内容を知ることは容
易である。したがってCPU119は表示データからヒ
ストグラムを検出することが可能である。従って、本発
明第5の実施形態を実現させるためには、CPU119
はライン毎のヒストグラムデータを全ライン分ヒストグ
ラムメモリ106に格納する動作を行えば良い。なお、
ヒストグラムメモリ106は、本発明第1の実施形態と
同様の構成で良く、メモリ機能として必要な制御信号
は、全てCPU119から転送すれば良い。なお、図1
5に示すように、ヒストグラムメモリ106を廃止し、
ヒストグラムデータを表示メモリの一部に記憶させる構
成を用いても良い。更には、図16に示すように、ヒス
トグラムメモリ106を廃止し、CPU119がライン
毎のヒストグラムデータを階調電圧生成部108に直接
出力する構成を用いても良い。なお、表示データとヒス
トグラムデータとを同期させるため、CPU119は液
晶駆動回路が生成する水平同期信号および垂直同期信号
に同期してヒストグラムデータを出力する、あるいは、
CPU119が水平同期信号および垂直同期信号を生成
してヒストグラムデータを出力し、液晶駆動回路はこの
水平同期信号および垂直同期信号に同期して動作する必
要がある。
【0039】本実施形態による液晶駆動回路は液晶駆動
回路内でヒストグラム検知を行う必要がなく、また、ヒ
ストグラムデータを記憶する必要がないため、回路規模
を削減することが可能である。 <第6の実施の形態>以下、本発明の第6の実施形態に
よる液晶駆動回路を、図17〜図20を用いて説明す
る。本実施形態は、ヒストグラムデータを液晶パネル1
21の負荷に合わせて変換することに特徴を有してお
り、第1の実施の形態におけるヒストグラム検出部を拡
張したものである。
【0040】まず本実施形態による液晶駆動回路101
のヒストグラム検出部105の構成について説明する。
図17において、1701はアダー、OFSはオフセッ
トデータであり、その他の構成要素は、本発明第1の実
施形態の液晶駆動回路と同一要素であり、図2と同一の
符号としている。本実施形態のヒストグラム検出部10
5は、第1の実施の形態のヒストグラム検出部105の
出力データに、さらにオフセットデータOFSを加えた
ものである。
【0041】次にヒストグラム検出部105の動作につ
いて説明する。前述したように、ヒストグラム検出部1
05ではドットクロックCL2に従って表示メモリ10
4から表示データ113が読み出され、表示データ11
3のR、G、B、はそれぞれの対応するデコーダ201
によって3ビットから8本のデコード信号207に変換
され、デコード信号207はアダー202によって、そ
れぞれの階調の加算データ208となり、計数回路20
3によって積分され、ラインクロックCL1によってラ
ッチ206にラッチされる。本実施形態のヒストグラム
検出部105では、ラッチしたデータにオフセットデー
タOFSを加算してヒストグラムデータ114とする。
本例では図3で示したように、積分データの上位4ビッ
トをラッチし、ヒストグラムデータ114とする。もち
ろん全ビットをラッチするものでもかまわない。このよ
うに表示データ113からヒストグラムを解析して各階
調の表示本数に比例したヒストグラムデータ114を生
成することが可能である。ここで、オフセットデータO
FSについて説明する。図18に示すように、オフセッ
トデータOFSが“0h”である場合、ヒストグラムデ
ータはラッチ309のラッチデータと同じであり、度数
0〜31のときヒストグラムデータは“0h”、度数3
84のときヒストグラムデータは“Ch”となる。この
とき仮に“0h”のとき定常電流量が10μA、“1
h”毎に10μA増加して、“Ch”のとき定常電流量
が130μAで液晶パネル121(負荷)を駆動するも
のとする。この液晶パネル121の負荷よりも小さい液
晶パネル121が接続されたときは、充放電期間が短く
なるだけで十分に駆動できるが、負荷がより大きい液晶
パネル121が接続された場合には、充放電期間が長く
なり、所定の電圧レベルに到達しない場合もありえる。
そこで、例えば1.2倍の負荷を持つ液晶パネル121
が接続された場合には、オフセットデータOFSを例え
ば“3h”に設定することにした。この場合、度数0〜
31のときヒストグラムデータは“3h”、度数384
のときヒストグラムデータは“Fh”となる。定常電流
はヒストグラムデータに比例するため、“3h”のとき
定常電流量は40μA、“Fh”のとき定常電流量が1
60μAとなる。この値は、130μA(元々の最大電
流量)×1.2(液晶の負荷増大率)=156μAより
も大きいため、十分に駆動することができる。このよう
に、負荷が大きい場合オフセットデータOFSの値を大
きくし、出力電流を増やして駆動することで表示がなさ
れる。本例では、ヒストグラムデータを4ビットとして
説明したが、5ビットとすればオフセットデータOFS
は最大“13h”まで設定可能であるため、さらに種々
の液晶パネル121に対応することが可能である。
【0042】同様な効果を実現するその他の構成とし
て、バッファ回路に入力されるバイアス電圧を調整する
方法が考えられる。以下、この方法について、図19お
よび図20を用いて説明する。
【0043】まず図19において、バッファ回路は図6
で示した本発明第1の実施の形態、Vb生成回路110
1は図11に示した第3の実施の形態と基本的に同じ構
成である。ただし、第3の実施の形態では1つのバッフ
ァ回路501につき1つずつVb生成回路1101を備
えていたが、本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様に各バッファ回路に共通で1つだけ備えるものとす
る。また、バイアス電圧Vbを制御するのは、ヒストグ
ラムデータ115であったが、本実施の形態ではゲイン
データGINとする。
【0044】次にVb生成回路1101の動作について
説明する。R0〜R4で構成する直列抵抗の合成抵抗は
ゲインデータGINによって制御されている。ゲインデ
ータGINが“0h”のとき、スイッチSW1〜SW4
は全てオフとなり、合成抵抗はR4+R3+R2+R1
+R0となる。また、ゲインデータGINが“Fh”の
とき、スイッチSW1〜SW4は全てオンとなり、合成
抵抗はR4となる。すなわち、ゲインデータGINのデ
ータの重みで抵抗値が変わり、ゲインデータGINの値
が低いとき、バイアス電圧Vbが高くなり、バッファ回
路501のバイアス電流が低くなる。また、ゲインデー
タGINの値が高いとき、バイアス電圧Vbが低くな
り、バッファ回路502のバイアス電流が高くなる。こ
こで、ゲインデータGINは、その値が1増える毎にバ
ッファ回路501のバイアス電流が0.125倍加算さ
れるように抵抗R0〜R4を設定しているものとする。
例えば“7h”を1倍として基準に考え、“9h”を
1.25倍とすると、それぞれ図20に示す定常電流値
となり、先に述べたオフセットデータOFSを加算する
方法と、類似の効果がある。したがって、負荷が大きい
場合ゲインデータGINの値を大きくし、バイアス電流
を増やして駆動することが可能である。
【0045】なお、オフセットデータOFSとゲインデ
ータGINは、それぞれ液晶駆動回路101の端子設
定、あるいはCPU119から設定情報を転送し、これ
を記憶するレジスタを設けることにより、生成可能であ
る。また、上記したオフセットデータOFSとゲインデ
ータGINを設定する方法は、組み合わせて使用するこ
とも可能である。 <第7の実施の形態>以下、本発明の第7の実施形態に
よる液晶駆動回路を、図21〜24を用いて説明する。
本実施形態は、第6の実施の形態による液晶駆動回路を
さらに低消費電力化することを目的に、充放電期間に比
べて安定期間の定常電流値を低くすることを特徴とす
る。
【0046】本実施形態による液晶駆動回路101の構
成は、図17または図19に示した第6の実施の形態の
液晶駆動回路101と同じ構成である。第6の実施の形
態と異なる点は、オフセットデータOFSまたはゲイン
データGINの与え方だけである。
【0047】まずは、図21を用いてオフセットデータ
OFSの与え方を説明する。第6の実施の形態で例にあ
げたように、バッファ回路502は、ヒストグラムデー
タが“0h”のとき定常電流量が10μA、“1h”毎
に10μA増加して、“Ch”のとき定常電流量が13
0μAになるものとする。そして、ある階調のヒストグ
ラムデータが、“5h”“Ch”“0h”とクロックC
L1に同期して変化すると仮定する。この時、オフセッ
トデータOFSは充放電期間であるラインの最初の期間
だけ“3h”安定期間は“0h”となるように動作させ
る。したがって、ヒストグラムデータが“5h”の時に
は、充放電期間において90μA、安定期間においては
60μAとなる。すなわち第6の実施の形態で説明した
ような、負荷の大きな液晶パネル121では、充放電期
間だけ必要な電流を出力し、安定期間では負荷の小さい
液晶パネル121を駆動する時の電流しか流さない。安
定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費しな
いので、出力電流を抑えても問題ない。さらに、オフセ
ットデータOFSに負数を用いても良い。ただし、図1
7に示したアダー1701は負数の加算に対応しなけれ
ばならない。また、バッファ回路502は0以上の整数
にしか対応しないため、アダー1701の加算結果が負
数になる場合は0に丸める必要がある。この例を図22
に示す。オフセットデータOFSは充放電期間であるラ
インの最初の期間だけ“3h”安定期間は“−Fh”と
なるように動作させる。したがって、ヒストグラムデー
タが“5h”の時には、充放電期間において90μA、
安定期間においてはアダー310による加算結果が負数
になり0に丸められるため、電流は10μAとなる。安
定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費しな
いので、この場合にも出力電流を抑えても問題ない。
【0048】以上に示したように、本実施の形態による
液晶駆動回路101のオフセットデータOFSの動作に
より、消費電力を削減することが可能である。
【0049】次に、図23を用いてゲインデータGIN
の与え方を説明する。まず、ある階調のヒストグラム
が、“5h”“Ch”“0h”とクロックCL1に同期
して変化するものとする。そして、ゲインデータGIN
は充放電期間であるラインの最初の期間だけ“9h”安
定期間は“7h”となるように動作させる。したがっ
て、度数が“5h”の時には、充放電期間において75
μA、安定期間においては60μAとなる。すなわち第
6の実施の形態で説明したような、負荷の大きな液晶パ
ネル121では、充放電期間だけ必要な電流を出力し、
安定期間では負荷の小さい液晶パネル121を駆動する
時の電流しか流さない。安定期間では液晶パネル121
はほとんど電流を消費しないので、出力電流を抑えても
問題ない。
【0050】さらに、ゲインデータGINを最小値にし
て用いても良い。この例を図24に示す。ゲインデータ
GINは充放電期間であるラインの最初の期間だけ“9
h”安定期間は“0h”となるように動作させる。した
がって、ヒストグラムデータが“5h”の時には、充放
電期間において75μA、安定期間においては標準に対
し0.125倍になるため、電流は7.5μAとなる。
安定期間では液晶パネル121はほとんど電流を消費し
ないので、この場合にも出力電流を抑えても問題ない。
【0051】以上に示したように、本実施の形態による
液晶駆動回路101のゲインデータGINの動作によ
り、消費電力を削減することが可能である。
【0052】なお、上記したオフセットデータOFTと
ゲインデータGINの切換方式は、組み合わせて使用す
ることも可能である。
【0053】本発明は以上に示した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能であることはいうまでもない。例えば、図6で説
明したバッファ回路はPMOSトランジスタをソースペ
ア結合したものであったが、NMOSトランジスタをソ
ースペア結合したバッファ回路でも、同様に、表示デー
タをヒストグラム検出して、階調電圧生成部の出力電流
量に反映すれば、低消費電力を実現することが可能であ
る。また、本発明第7の実施形態で示した1水平走査期
間における定常電流の切換方法も、オフセットデータO
FTやゲインデータGINによる方法以外で実現しても
良く、また、本発明のメインであるヒストグラムを用い
た定常電流制御とは別に、単独で実施しても良い。
【0054】さらに、本実施の形態は液晶パネルを例に
説明したが、これに限られる訳ではなく、例えば有機E
Lパネルや、プラズマディスプレイ等にも適用可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】 本発明によれば、定常電流の効率化を
図り又は動作周波数を低減することによって、消費電力
を低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液晶駆動回路の
概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラム検
出部の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラム検
出部の動作を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラムメ
モリの構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る階調電圧生成部
の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るバッファ回路の
構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るストリング抵抗
部の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る液晶駆動回路の
消費電力低減効果を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るヒストグラムを
示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るバッファ回路
を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るバッファ回路
を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る液晶駆動回路
の概略構成を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態に係るヒストグラム
検出部の動作を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施形態に係る液晶駆動回路
の概略構成を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態に係る液晶駆動回路
の概略構成を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施形態に係る液晶駆動回路
の概略構成を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施形態に係るヒストグラム
検出部を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施形態に係るヒストグラム
検出部と、階調電圧生成部の効果を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施形態に係る階調電圧生成
部を示す図である。
【図20】本発明の第6の実施形態に係る階調電圧生成
部の効果を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施形態に係るヒストグラム
検出部と、階調電圧生成部の動作および効果を示す図で
ある。
【図22】本発明の第7の実施形態に係るヒストグラム
検出部と、階調電圧生成部のその他の動作および効果を
示す図である。
【図23】本発明の第7の実施形態に係る階調電圧生成
部の動作および効果を示す図である。
【図24】本発明の第7の実施形態に係る階調電圧生成
部のその他の動作および効果を示す図である。
【符号の説明】
101…液晶駆動回路、102…電圧セレクタ部、10
3…1ラインラッチ、104…表示メモリ、105…ヒ
ストグラム検出部、106…ヒストグラムメモリ、10
7…タイミング制御部、108…階調電圧生成部、10
9…階調電圧群、110…出力端子群、111…ラッチ
データ、112…表示データ、113…表示データ、1
14…ヒストグラムデータ、115…ヒストグラムデー
タ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 631 G09G 3/20 631U 641 641C H04N 5/66 H04N 5/66 A (72)発明者 横田 善和 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 半 導体グループ内 (72)発明者 栗原 博司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 黒川 一成 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 2H093 NA41 NA51 NC24 NC26 NC32 ND06 ND39 5C006 AA16 AA22 AF13 AF83 BB11 BC12 BF02 BF03 BF04 BF24 BF25 BF26 BF28 BF43 FA47 5C058 AA07 AA08 AA11 AA12 BA01 BA07 BA26 BB04 BB05 BB11 5C080 AA05 AA06 AA10 BB05 CC03 DD03 DD26 EE29 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示パネルの複数の画素部毎に前記表示パ
    ネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するための
    表示駆動装置において、 前記表示データを記憶するための表示メモリ、 前記複数の画素部毎の前記階調電圧の度数を記憶するヒ
    ストグラムメモリと、 基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前
    記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量
    が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回
    路と、 前記複数の階調電圧から、前記複数の画素部の各々へ印
    加するための階調電圧を選択する選択回路とを備えた表
    示駆動装置。
  2. 【請求項2】前記ヒストグラムメモリは、前記表示メモ
    リに記憶された表示データ分の前記階調電圧の度数を記
    憶する請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 【請求項3】前記表示メモリは、前記表示パネルの全画
    素部の前記表示データを記憶する請求項2に記載の表示
    駆動装置。
  4. 【請求項4】前記ヒストグラムメモリは、前記表示パネ
    ルの全画素部の前記階調電圧の度数を記憶する請求項1
    に記載の表示駆動装置。
  5. 【請求項5】前記ヒストグラムメモリは、当該表示駆動
    装置の外部から前記階調電圧の度数に関するヒストグラ
    ムデータの入力を受ける請求項1に記載の表示駆動装
    置。
  6. 【請求項6】前記表示メモリから前記表示データをシリ
    アルに読み出し、前記階調電圧の度数を検出する検出回
    路を備えた請求項1に記載の表示駆動装置。
  7. 【請求項7】前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧の
    度数が多い階調電圧を生成するための回路の電流量が、
    前記階調電圧の度数が少ない階調電圧を生成するための
    回路の電流量よりも大きい請求項1に記載の表示駆動装
    置。
  8. 【請求項8】前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧の
    度数が多くなる従って、前記電流量が増加する請求項1
    に記載の表示駆動装置。
  9. 【請求項9】前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧を
    分圧し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従って
    抵抗値が小さくなる抵抗を含む請求項1に記載の表示駆
    動装置。
  10. 【請求項10】前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧
    のインピーダンスを変換し、かつ、前記階調電圧の度数
    が多くなるに従って出力電流量が大きくなるバッファ回
    路を含む請求項1に記載の表示駆動装置。
  11. 【請求項11】前記バッファ回路は、複数の電流源と、
    前記階調電圧の度数に応じて前記電流源へ供給する電流
    量を切り替える切替回路とを含む請求項10に記載の表
    示駆動装置。
  12. 【請求項12】前記バッファ回路は、電圧によって電流
    量が変化する複数の電流源と、前記階調電圧の度数に応
    じて前記電流源に印加する電圧を切り替える切替回路と
    を含む請求項10に記載の表示駆動装置。
  13. 【請求項13】前記階調電圧生成回路は、前記複数の画
    素部毎の前記階調電圧を前記表示パネルへ印加するため
    の1走査期間内の第1の期間に、前記複数の階調電圧の
    各々を生成するための回路の電流量を大きくし、前記1
    走査期間内の第2の期間に、前記複数の階調電圧の各々
    を生成するための回路の電流量を小さくする請求項1に
    記載の表示駆動装置。
  14. 【請求項14】前記階調電圧の度数は、前記表示データ
    の上位mビットによって生成される請求項1に表示駆動
    装置。
  15. 【請求項15】表示パネルの複数の画素部毎に前記表示
    パネルへ、表示データに応じた階調電圧を印加するため
    の表示駆動装置において、 前記表示データの入力を受ける入力回路と、 前記表示パネルへ印加する階調電圧の各々の電流量を検
    出し、前記複数の画素部毎の階調電圧の度数を算出する
    検出回路と、 前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、 基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前
    記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量
    が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回
    路と、 前記複数の階調電圧から、前記複数の階調電圧の各々へ
    印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備えた
    表示駆動装置。
  16. 【請求項16】前記掲出回路は、前記複数の画素部毎の
    前記階調電圧を前記表示パネルへ印加するための1走査
    期間内の第1の期間に、前記階調電圧の各々の電流量を
    検出し、 前記階調電圧生成回路は、前記1走査期間内の第2の期
    間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路
    の電流量を制御する請求項15に記載の表示駆動装置。
  17. 【請求項17】表示データを表示するための表示装置に
    おいて、 マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネル
    と、 前記画素部のラインを選択する走査回路と、 前記表示データを記憶するための表示メモリ、 前記ライン毎の階調電圧の度数を記憶するヒストグラム
    メモリと、 基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成しかつ前記複
    数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量が前
    記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回路
    と、 前記複数の階調電圧から前記複数の画素部の各々へ印加
    するための階調電圧を選択する選択回路とを備えた表示
    装置。
  18. 【請求項18】前記ヒストグラムメモリは、前記表示メ
    モリに記憶された表示データ分の前記階調電圧の度数を
    記憶する請求項17に記載の表示装置。
  19. 【請求項19】前記表示メモリは、前記表示パネルの全
    ラインの前記表示データを記憶する請求項18に記載の
    表示装置。
  20. 【請求項20】前記ヒストグラムメモリは、前記表示パ
    ネルの全ラインの前記階調電圧の度数を記憶する請求項
    17に記載の表示装置。
  21. 【請求項21】前記ヒストグラムメモリは、当該表示駆
    動装置の外部から前記階調電圧の度数に関するヒストグ
    ラムデータの入力を受ける請求項17に記載の表示装
    置。
  22. 【請求項22】前記表示メモリから前記表示データをシ
    リアルに読み出し、前記階調電圧の度数を検出する検出
    回路を備えた請求項17に記載の表示装置。
  23. 【請求項23】前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧
    の度数が多い階調電圧を生成するための回路の電流量
    が、前記階調電圧の度数が少ない階調電圧を生成するた
    めの回路の電流量よりも大きい請求項17に記載の表示
    装置。
  24. 【請求項24】前記階調電圧生成回路は、前記階調電圧
    の度数が多くなる従って、前記電流量が増加する請求項
    17に記載の表示装置。
  25. 【請求項25】前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧
    を分圧し、かつ、前記階調電圧の度数が多くなるに従っ
    て抵抗値が小さくなる抵抗を含む請求項17に記載の表
    示装置。
  26. 【請求項26】前記階調電圧生成回路は、前記基準電圧
    のインピーダンスを変換し、かつ、前記階調電圧の度数
    が多くなるに従って出力電流量が大きくなるバッファ回
    路を含む請求項17に記載の表示装置。
  27. 【請求項27】前記バッファ回路は、複数の電流源と、
    前記階調電圧の度数に応じて前記電流源へ供給する電流
    量を切り替える切替回路とを含む請求項26に記載の表
    示装置。
  28. 【請求項28】前記バッファ回路は、電圧によって電流
    量が変化する複数の電流源と、前記階調電圧の度数に応
    じて前記電流源に印加する電圧を切り替える切替回路と
    を含む請求項26に記載の表示装置。
  29. 【請求項29】前記階調電圧生成回路は、前記走査回路
    の1走査期間内の第1の期間に、前記複数の階調電圧の
    各々を生成するための回路の電流量を大きくし、前記1
    走査期間内の第2の期間に、前記複数の階調電圧の各々
    を生成するための回路の電流量を小さくする請求項17
    に記載の表示装置。
  30. 【請求項30】前記階調電圧の度数は、前記表示データ
    の上位mビットによって生成される請求項17に表示装
    置。
  31. 【請求項31】表示データを表示するための表示装置に
    おいて、 マトリックス状に配列された画素部を有する表示パネル
    と、 前記画素部のラインを選択する走査回路と、 前記表示パネルへ印加する階調電圧の各々の電流量を検
    出し、前記ライン毎の階調電圧の度数を算出する検出回
    路と、 前記階調電圧の度数を記憶するヒストグラムメモリと、 基準電圧に基づいて複数の階調電圧を生成し、かつ、前
    記複数の階調電圧の各々を生成するための回路の電流量
    が前記階調電圧の度数に応じて変化する階調電圧生成回
    路と、 前記複数の階調電圧から、前記複数の階調電圧の各々へ
    印加するための階調電圧を選択する選択回路とを備えた
    表示装置。
  32. 【請求項32】前記掲出回路は、前記走査回路の1走査
    期間内の第1の期間に、前記階調電圧の各々の電流量を
    検出し、 前記階調電圧生成回路は、前記1走査期間内の第2の期
    間に、前記複数の階調電圧の各々を生成するための回路
    の電流量を制御する請求項31に記載の表示装置。
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