JP2002369249A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2002369249A
JP2002369249A JP2001169894A JP2001169894A JP2002369249A JP 2002369249 A JP2002369249 A JP 2002369249A JP 2001169894 A JP2001169894 A JP 2001169894A JP 2001169894 A JP2001169894 A JP 2001169894A JP 2002369249 A JP2002369249 A JP 2002369249A
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JP2001169894A
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English (en)
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Mariko Nakaso
麻理子 中曾
Hironori Hayata
博則 早田
Yoshihiro Kawagoe
義広 川越
Nobuo Sugino
信夫 杉野
Kazutoshi Hase
和俊 長谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の機種変更をユーザが自由に行うこ
とができ、さらに、携帯電話の貸し借りを容易に行うこ
とができる携帯電話システムを提供する。 【解決手段】 端末の機種変更を行う際、端末A11
は、端末A11を使用するユーザのユーザ名およびパス
ワードを、基地局2および交換機3を介して管理サーバ
4に対して送信する。これに対して、情報処理部41
は、端末A11から送信されたユーザ名と、端末1の端
末IDとに基づいて、ユーザ情報データベース42に格
納されるユーザ情報テーブルおよび端末情報データベー
ス43に格納される端末情報テーブルを変更する。交換
機3が電話回線を接続する際、情報処理部41は、ユー
ザ情報データベース42により格納されるユーザ名と端
末IDとの対応に基づいて、電話回線の接続を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、より特定的には、機種の変更をユーザが自由に行う
ことのできる通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、携帯電話やPDAといった携帯端
末の高機能化はめざましく、多種多様な機能を有する携
帯端末が考えられている。例えば、携帯電話では、ネッ
トワーク接続機能を利用した、電子メール、オンライン
・バンキング、情報提供サービス等が行われている。さ
らに、カメラやゲーム、ナビゲーション機能を有する携
帯電話が考えられている。
【0003】以上のように、携帯電話の機能は非常に多
様化しているので、1つの機種のみではなく、機能の異
なる複数の機種を使い分けることができれば、ユーザ
は、より便利に携帯電話を利用できる。そのためには、
ユーザが複数の契約を結び、それぞれの契約ごとに異な
る機種の携帯電話を使用することが考えられる。しか
し、ユーザが複数の契約を結ぶ方法では、料金が非常に
高くなってしまう。
【0004】そこで、一般的には、ユーザは、所望の機
能を有する携帯電話に機種を変更することが多い。具体
的には、ユーザは、所望の機能を有する携帯電話を購入
し、代理店等で機種変更の手続を行う。また、その他の
方法として、所望の機能を有する携帯電話を他のユーザ
に借りることが考えられる。これにより、新たに機種を
購入しなくとも、ユーザは所望の機種を使用することが
できるので、ユーザにとって便利である。ここで、特開
2000−312382号公報にあるように、携帯電話
を使用したユーザのIDを認識することにより、課金対
象となるユーザを識別するものが考えられている。これ
により、携帯電話の貸し借りを行った際の精算は、自動
的に使用したユーザごとに行われるので、携帯電話の貸
し借りを行う際の面倒な精算を行わなくてよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来に
おいては、機能の異なる複数の機種を使い分けるため
に、機種変更を行うことおよび、携帯電話を他のユーザ
から借りることが考えられる。しかし、このような従来
の方法においては、以下の問題点がある。
【0006】従来の方法により機種変更を行う場合、ユ
ーザは、自ら機種変更を行うことはできず、代理店等に
出向いて機種変更をする必要がある。なぜなら、ユーザ
は身分証明のため代理店に出向かなければならないから
である。また、使用する携帯電話の登録や、携帯電話に
記憶されるデータの交換等、機種変更の作業は、通信事
業者により行われるからである。以上のように、従来の
方法においては、ユーザ自身が機種変更を行うことがで
きないので、ユーザは、予め機能の異なる複数の機種を
持っていても、必要に応じて複数の機種を使い分けるこ
とができない。
【0007】一方、他のユーザから携帯電話を借りる場
合、従来の方法では、事業者側において、貸し借りが行
われていることは検知されていない。すなわち、携帯電
話の貸し借りが行われる場合、事業者側で登録されてい
る、ユーザの使用する端末に関する情報は変更されな
い。従って、他のユーザに携帯電話を貸した場合には、
以下の問題が生じる。
【0008】例として、ユーザAが、ユーザAが使用者
である携帯電話A’を、ユーザBに貸した場合を考え
る。ユーザBが携帯電話A’を借りている間であって
も、事業者側で登録されている携帯電話A’の使用者は
ユーザAである。従って、ユーザAに電話がかかってき
た場合、ユーザBが携帯電話A’を使用している間であ
っても、携帯電話A’に回線が接続されてしまう。この
場合、ユーザAにかかってきた電話が、別のユーザBに
接続されることになる。このような問題が生じるので、
従来の方法では、ユーザは、携帯電話の貸し借りを行い
づらい。
【0009】それ故に、本発明の目的は、携帯電話の機
種変更をユーザ自身が自由に行うことができ、また、支
障なく携帯電話の貸し借りを行うことができる通信シス
テムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、通信端末とそれを使用するユーザとの対応関係
を変更可能な通信システムであって、複数の通信端末
と、任意の通信端末間での通信を可能とするために、通
信回線を接続する交換機と、交換機による通信回線の接
続を制御する管理サーバとを備え、各通信端末は、それ
を使用するユーザとの対応関係を示す使用端末情報を管
理サーバに対して送信する送信部を含み、管理サーバ
は、各ユーザについて、使用端末情報を格納するデータ
格納部と、通信端末から送信されてくる使用端末情報に
従い、データ格納部に格納されている使用端末情報を変
更するデータ管理部と、いずれかの通信端末から出され
た接続要求に応答して交換機が通信回線を接続すると
き、データ格納部に格納される使用端末情報を参照し
て、接続要求を行った通信端末と接続されるべき相手先
の通信端末を特定する接続管理部とを含み、交換機は、
接続要求を行った通信端末と接続管理部により特定され
る通信端末との間で通信回線を接続する。
【0011】上記第1の発明によれば、通信端末は、使
用端末情報を送信することにより、管理サーバに格納さ
れる使用端末情報を変更することができる。従って、ユ
ーザは、通信端末を用いて、必要なときに自由に、使用
する通信端末の変更を行うことができる。さらに、使用
する通信端末の変更を行うことにより、ユーザは、通信
端末の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、前記通信端末は、接続要求として発呼要求を
行う携帯電話端末であり、前記通信回線は、電話回線で
あることを特徴とする、請求項1に記載の通信システ
ム。
【0013】上記第2の発明によれば、携帯電話端末
は、使用端末情報を送信することにより、管理サーバに
格納される使用端末情報を変更することができる。従っ
て、ユーザは、携帯電話端末を用いて使用する携帯電話
端末の変更、すなわち、携帯電話端末の機種変更を行う
ことができるので、必要なときに自由に機種変更を行う
ことができる。さらに、使用する携帯電話端末の変更を
行うことにより、管理サーバにおける使用端末情報が変
更されるので、他のユーザとの間で携帯電話端末の貸し
借りを行う場合、携帯電話端末を借りているユーザに対
して、携帯電話を貸しているユーザに対する電話がかか
ってくることを防止できる。従って、ユーザは、携帯電
話の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0014】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、使用端末情報は、ユーザを特定するユーザ識
別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情報とを含
み、データ管理部は、データ格納部に格納されている使
用端末情報の内、携帯電話端末から送信されてくる使用
端末情報と端末識別情報のみが同一である使用端末情報
を無効とし、データ格納部に格納されている使用端末情
報の内、携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
と少なくともユーザ識別情報が同一である使用端末情報
を、携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報に変
更し、接続管理部は、データ格納部に格納されている使
用端末情報の内、データ管理部により無効とされていな
い使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行った携帯
電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末を特定
する。
【0015】上記第3の発明によれば、使用端末情報が
変更された場合に、ユーザとユーザが使用する端末とが
一対一に対応しなくなることを、自動的に回避できる。
以下、これを具体例を用いて説明する。
【0016】具体例として、ユーザAが携帯電話端末
A’を使用し、ユーザBが携帯電話端末B’を使用して
いる場合に、ユーザAがユーザBから携帯電話端末B’
を借りる場合を考える。この場合、第2の発明に係る通
信システムにおいては、ユーザAが携帯電話端末B’を
使用するように使用端末情報を変更すると、データ格納
部は、ユーザAと携帯電話端末B’との対応を示す使用
端末情報と、ユーザBと携帯電話端末B’との対応を示
す使用端末情報とを格納することになる。従って、ユー
ザとユーザが使用する端末とが一対一に対応せず、携帯
電話端末B’の使用者がユーザAとユーザBの二人にな
ってしまう。これを防止するため、第2の発明に係る通
信システムにおいては、ユーザBは、他の携帯電話端末
に機種を変更しなければならない。これに対して、上記
第3の発明によれば、ユーザAが携帯電話端末B’に変
更する場合、データ格納部に格納されているユーザAと
携帯電話端末A’との対応を示す使用端末情報は、ユー
ザAと携帯電話端末B’との対応を示すように変更され
る。また、データ格納部に格納されているユーザBと携
帯電話端末B’との対応を示す使用端末情報は、データ
管理部により自動的に無効とされる。従って、ユーザB
は、他の携帯電話端末に機種を変更する必要がない。以
上より、上記第3の発明によれば、携帯電話端末の貸し
借りを行う際の機種変更におけるユーザの手間を省略す
ることができるので、携帯電話端末の貸し借りを行うこ
とがより容易である通信システムを提供することができ
る。
【0017】第4の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、使用端末情報は、ユーザを特定するユーザ識
別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情報とを含
み、データ管理部は、データ格納部に格納されている使
用端末情報の内、携帯電話端末から送信されてくる使用
端末情報とユーザ識別情報のみが同一である使用端末情
報を無効とし、データ格納部に格納されている使用端末
情報の内、携帯電話端末から送信されてくる使用端末情
報と少なくとも端末識別情報が同一である使用端末情報
を、携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報に変
更し、接続管理部は、データ格納部に格納されている使
用端末情報の内、データ管理部により無効とされていな
い使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行った携帯
電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末を特定
する。
【0018】上記第4の発明によれば、使用端末情報が
変更された場合に、ユーザとユーザが使用する端末とが
一対一に対応しなくなることを、ユーザが操作すること
なく、自動的に回避できる。上記の具体例では、ユーザ
Aが携帯電話端末B’に変更する場合、データ格納部に
格納されているユーザBと携帯電話端末B’との対応を
示す使用端末情報は、ユーザAと携帯電話端末B’との
対応を示すように変更される。また、データ格納部に格
納されているユーザAと携帯電話端末A’との対応を示
す使用端末情報は、データ管理部により自動的に無効と
される。従って、ユーザBは、他の携帯電話端末に機種
を変更する必要がない。以上より、第4の発明によれ
ば、携帯電話端末の貸し借りを行う際の機種変更におけ
るユーザの手間を省略することができるので、携帯電話
端末の貸し借りを行うことがより容易である通信システ
ムを提供することができる。
【0019】第5の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、使用端末情報は、使用端末情報が有効である
か無効であるかを示す使用制限情報をさらに含み、接続
管理部は、データ格納部に格納される使用端末情報の
内、有効を示す使用制限情報を含む使用端末情報のみを
参照する。
【0020】上記第5の発明によれば、携帯電話端末
は、管理サーバに対して使用制限情報を送信することに
より、使用制限情報を変更することができる。従って、
ユーザは、携帯電話端末を用いて、携帯電話端末の使用
を制限することができる。例えば、ユーザは、携帯電話
端末を紛失した場合や、盗難に遭った場合に、紛失した
携帯電話端末や、盗まれた携帯電話端末について、使用
を制限することができる。以上より、上記第4の発明に
よれば、ユーザは、紛失した携帯電話端末や、盗まれた
携帯電話端末の不正使用を防止することができる。
【0021】第6の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、任意の携帯電話端末と電話回線により接続さ
れ、留守番電話のメッセージを記憶する留守番電話セン
タをさらに備え、接続管理部は、使用制限情報が無効を
示す使用端末情報の中に、相手先のユーザを示すユーザ
識別情報を含む使用端末情報が存在する場合、留守番電
話センタを相手先として特定する。
【0022】上記第6の発明によれば、使用制限情報が
使用不可を示す携帯電話端末に対して、発呼要求があっ
た場合、留守番電話センタに接続される。従って、通話
相手のユーザが使用している携帯電話が存在しない場合
でも、発呼要求を行ったユーザは、メッセージを残すこ
とができる。
【0023】第7の発明は、第2から第6のいずれかの
発明に従属する発明であって、各携帯電話端末は、それ
を使用するユーザに関する個人情報を格納する個人情報
格納部をさらに含み、送信部は、さらに、個人情報格納
部に格納されている個人情報を、管理サーバに対して送
信し、データ格納部は、さらに、携帯電話端末から送信
されてくる個人情報を格納し、データ管理部は、データ
格納部に格納されている使用端末情報を変更した後、変
更後の使用端末情報により示される携帯電話端末に対し
て、個人情報を送信し、それによって携帯電話端末に個
人情報を格納させる。
【0024】上記第7の発明によれば、機種変更の際
に、変更元の携帯電話端末に格納されている、知人の電
話番号や、着信音等、ユーザに関する個人情報が、変更
先の携帯電話端末に格納される。従って、携帯電話端末
を用いて機種変更を行った場合、ユーザの個人情報も自
動的に変更されるので、機種変更がより便利になる。
【0025】第8の発明は、第7の発明に従属する発明
であって、データ管理部は、データ格納部に格納されて
いる使用端末情報を変更する前に、使用端末情報を送信
してきた携帯電話端末に対して、個人情報の送信を要求
し、データ管理部からの要求を受信した携帯電話端末の
送信部は、個人情報を管理サーバに対して送信する。
【0026】上記第8の発明によれば、機種変更の際
に、管理サーバは、変更元の携帯電話端末に格納される
最新の個人情報を取得する。従って、変更先の携帯電話
端末は、変更元の携帯電話端末における最新の個人情報
を取得することができる。
【0027】第9の発明は、複数の通信端末と、任意の
通信端末間での通信を可能とするために通信回線を接続
する交換機とを備える通信システムにおいて用いられ、
交換機による通信回線の接続を制御する管理サーバであ
って、各ユーザについて、使用端末情報を格納するデー
タ格納部と、通信端末から使用端末情報が送信されたと
き、送信された使用端末情報に従い、データ格納部に格
納されている使用端末情報を変更するデータ管理部と、
いずれかの通信端末から出された発呼要求に応答して交
換機が通信回線を接続するとき、データ格納部に格納さ
れる使用端末情報を参照して、発呼要求を行った通信端
末と接続されるべき相手先の通信端末を特定し、それに
よって交換機による通信回線の接続を制御する接続管理
部とを備えている。
【0028】上記第9の発明によれば、通信端末は、使
用端末情報を送信することにより、管理サーバに格納さ
れる使用端末情報を変更することができる。従って、ユ
ーザは、通信端末を用いて、必要なときに自由に、使用
する通信端末の変更を行うことができる。さらに、使用
する通信端末の変更を行うことにより、ユーザは、通信
端末の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0029】第10の発明は、第9の発明に従属する発
明であって、通信端末は、接続要求として発呼要求を行
う携帯電話端末であり、通信回線は、電話回線であり、
通信システムは、携帯電話システムである。
【0030】上記第10の発明によれば、ユーザは、携
帯電話端末を用いて、管理サーバに格納される回線接続
情報を変更することができる。従って、ユーザは、携帯
電話端末を用いた携帯電話の機種変更により、自由に機
種変更を行うことができる。さらに、他のユーザとの間
で携帯電話端末の貸し借りを行う場合、機種変更を行う
ことにより、変更後の携帯電話端末に変更前のユーザに
対する電話がかかってくることはない。従って、ユーザ
は、携帯電話の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0031】第11の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、使用端末情報は、ユーザを特定するユー
ザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情報と
を含み、データ管理部は、データ格納部に格納されてい
る使用端末情報の内、携帯電話端末から送信されてくる
使用端末情報と端末識別情報のみが同一である使用端末
情報を無効とし、データ格納部に格納されている使用端
末情報の内、携帯電話端末から送信されてくる使用端末
情報と少なくともユーザ識別情報が同一である使用端末
情報を、携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
に変更し、接続管理部は、データ格納部に格納されてい
る使用端末情報の内、データ管理部により無効とされて
いない使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行った
携帯電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末を
特定する。
【0032】上記第11の発明によれば、使用端末情報
が変更された場合に、ユーザとユーザが使用する端末と
が一対一に対応しなくなることを、ユーザが操作するこ
となく、自動的に回避できる。従って、携帯電話端末の
貸し借りを行う際の機種変更におけるユーザの手間を省
略することができるので、携帯電話端末の貸し借りを行
うことがより容易になる。
【0033】第12の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、使用端末情報は、ユーザを特定するユー
ザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情報と
を含み、データ管理部は、データ格納部に格納されてい
る使用端末情報の内、携帯電話端末から送信されてくる
使用端末情報とユーザ識別情報のみが同一である使用端
末情報を無効とし、データ格納部に格納されている使用
端末情報の内、携帯電話端末から送信されてくる使用端
末情報と少なくとも端末識別情報が同一である使用端末
情報を、携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
に変更し、接続管理部は、データ格納部に格納されてい
る使用端末情報の内、データ管理部により無効とされて
いない使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行った
携帯電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末を
特定する。
【0034】上記第12の発明によれば、使用端末情報
が変更された場合に、ユーザとユーザが使用する端末と
が一対一に対応しなくなることを、ユーザが操作するこ
となく、自動的に回避できる。従って、携帯電話端末の
貸し借りを行う際の機種変更におけるユーザの手間を省
略することができるので、携帯電話端末の貸し借りを行
うことがより容易になる。
【0035】第13の発明は、第11の発明に従属する
発明であって、使用端末情報は、使用端末情報が有効で
あるか無効であるかを示す使用制限情報をさらに含み、
接続管理部は、データ格納部に格納される使用端末情報
の内、有効を示す使用制限情報を含む使用端末情報のみ
を参照する。
【0036】上記第13の発明によれば、携帯電話端末
は、管理サーバに対して使用制限情報を送信することに
より、使用制限情報を変更することができる。従って、
ユーザは、携帯電話端末を用いて、携帯電話端末の使用
を制限することができる。例えば、ユーザは、携帯電話
端末を紛失した場合や、盗難に遭った場合に、紛失した
携帯電話端末や、盗まれた携帯電話端末について、使用
を制限することができる。以上より、上記第13の発明
によれば、ユーザは、紛失した携帯電話端末や、盗まれ
た携帯電話端末の不正使用を防止することができる。
【0037】第14の発明は、第13の発明に従属する
発明であって、携帯電話システムは、任意の携帯電話端
末と電話回線により接続され、留守番電話のメッセージ
を記憶する留守番電話センタをさらに備え、接続管理部
は、使用制限情報が無効を示す使用端末情報の中に、相
手先のユーザを示すユーザ識別情報を含む使用端末情報
が存在する場合、留守番電話センタを相手先として特定
する。
【0038】上記第14の発明によれば、使用制限情報
が使用不可を示す携帯電話端末に対して、発呼要求があ
った場合、留守番電話センタに接続される。従って、通
話相手のユーザが使用している携帯電話が存在しない場
合でも、発呼要求を行ったユーザは、メッセージを残す
ことができる。
【0039】第15の発明は、第10から第14のいず
れかの発明に従属する発明であって、データ格納部は、
さらに、携帯電話端末から送信されてくる個人情報を格
納し、データ管理部は、データ格納部に格納されている
使用端末情報を変更した後、変更後の使用端末情報によ
り示される携帯電話端末に対して、個人情報を送信し、
それによって携帯電話端末に個人情報を格納させる。
【0040】上記第15の発明によれば、機種変更の際
に、変更元の携帯電話端末に格納されている、知人の電
話番号や、着信音等、ユーザに関する個人情報が、変更
先の携帯電話端末に格納される。従って、携帯電話端末
を用いて機種変更を行った場合、ユーザの個人情報も自
動的に変更されるので、機種変更がより便利になる。
【0041】第16の発明は、ユーザに関する情報を格
納する管理サーバと、管理サーバにより制御され、通信
回線を接続する交換機とを含む通信システムにおいて用
いられ、交換機により通信回線を接続される通信端末で
あって、通信端末とそれを使用するユーザとの対応関係
を示す使用端末情報を入力する入力部と、入力部により
入力された使用端末情報を管理サーバに対して送信し、
それによって管理サーバに格納される使用端末情報を変
更する送信部とを備えている。
【0042】上記第16の発明によれば、通信端末は、
使用端末情報を送信することにより、管理サーバに格納
される使用端末情報を変更することができる。従って、
ユーザは、通信端末を用いて、必要なときに自由に、使
用する通信端末の変更を行うことができる。さらに、使
用する通信端末の変更を行うことにより、ユーザは、通
信端末の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0043】第17の発明は、第16の発明に従属する
発明であって、前記通信回線は、電話回線であり、前記
通信システムは、携帯電話システムである。
【0044】上記第17の発明によれば、携帯電話端末
は、管理サーバに格納される回線接続情報を変更するこ
とができる。従って、ユーザは、携帯電話端末を用いて
携帯電話の機種変更が行えるので、自由に機種変更を行
うことができる。さらに、他のユーザとの間で携帯電話
端末の貸し借りを行う場合、機種変更を行うことによ
り、変更後の携帯電話端末に変更前のユーザに対する電
話がかかってくることはない。従って、ユーザは、携帯
電話の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0045】第18の発明は、第17の発明に従属する
発明であって、自機器を使用するユーザに関する個人情
報を格納する個人情報格納部をさらに備え、送信部は、
さらに、個人情報格納部に格納される個人情報を管理サ
ーバに対して送信し、それによって管理サーバに格納さ
れる個人情報を変更する。
【0046】上記第18の発明によれば、機種変更の際
に、変更元の携帯電話端末に格納されている、知人の電
話番号や、着信音等、ユーザに関する個人情報が、変更
先の携帯電話端末に格納される。従って、携帯電話端末
を用いて機種変更を行った場合、ユーザの個人情報も自
動的に変更されるので、機種変更がより便利になる。
【0047】第19の発明は、第18の発明に従属する
発明であって、送信部は、管理サーバが、使用端末情報
を変更する前に個人情報の送信を要求してきた場合、管
理サーバからの送信要求に応じて、個人情報を管理サー
バに対して送信する。
【0048】上記第19の発明によれば、機種変更の際
に、管理サーバは、変更元の携帯電話端末に格納される
最新の個人情報を取得する。従って、変更先の携帯電話
端末は、変更元の携帯電話端末における最新の個人情報
を取得することができる。
【0049】第20の発明は、複数の通信端末と、任意
の通信端末間での通信を可能とするために通信回線を接
続する交換機と、交換機による通信回線の接続を制御す
る管理サーバとを含む通信システムにおいて、通信回線
の接続を管理するための方法であって、通信端末は、そ
れを使用するユーザとの対応関係を示す使用端末情報を
管理サーバに対して送信し、管理サーバは、各ユーザに
ついて、使用端末情報を予め格納しておき、通信端末か
ら送信されてくる使用端末情報に従い、予め格納されて
いる使用端末情報を変更し、いずれかの通信端末から出
された接続要求に応答して交換機が通信回線を接続する
とき、使用端末情報を参照して、接続要求を行った通信
端末と接続されるべき相手先の通信端末を特定し、交換
機は、管理サーバにおいて特定された相手先の通信端末
に回線を接続する。
【0050】上記第20の発明によれば、通信端末は、
使用端末情報を送信することにより、管理サーバに格納
される使用端末情報を変更することができる。従って、
ユーザは、通信端末を用いて、必要なときに自由に、使
用する通信端末の変更を行うことができる。さらに、使
用する通信端末の変更を行うことにより、ユーザは、通
信端末の貸し借りを支障なく行うことができる。
【0051】第21の発明は、第20の発明に従属する
発明であって、通信端末は、接続要求として発呼要求を
行う携帯電話端末であり、通信システムは、携帯電話シ
ステムであり、通信回線は、電話回線である。
【0052】上記第21の発明によれば、ユーザは、携
帯電話端末を用いて、管理サーバに格納される回線接続
情報を変更することができる。従って、ユーザは、携帯
電話端末を用いて携帯電話の機種変更が行えるので、自
由に機種変更を行うことができる。さらに、他のユーザ
との間で携帯電話端末の貸し借りを行う場合、機種変更
を行うことにより、変更後の携帯電話端末に変更前のユ
ーザに対する電話がかかってくることはない。従って、
ユーザは、携帯電話の貸し借りを支障なく行うことがで
きる。
【0053】第22の発明は、第21の発明に従属する
発明であって、使用端末情報は、ユーザを特定するユー
ザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情報と
を含み、管理サーバは、予め格納する使用端末情報を変
更する際、使用端末情報の内、携帯電話端末から送信さ
れてくる使用端末情報と端末識別情報のみが同一である
使用端末情報を無効とし、予め格納する使用端末情報を
変更する際、使用端末情報の内、携帯電話端末から送信
されてくる使用端末情報と少なくともユーザ識別情報が
同一である使用端末情報を、携帯電話端末から送信され
てくる使用端末情報に更新し、発呼要求を行った携帯電
話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末を特定す
る際、使用端末情報の内、無効とされていない使用端末
情報のみを参照する。
【0054】上記第22の発明によれば、使用端末情報
が変更された場合に、ユーザとユーザが使用する端末と
が一対一に対応しなくなることを、ユーザが操作するこ
となく、自動的に回避できる。従って、携帯電話端末の
貸し借りを行う際の機種変更におけるユーザの手間を省
略することができるので、携帯電話端末の貸し借りを行
うことがより容易になる。
【0055】第23の発明は、第21の発明に従属する
発明であって、使用端末情報は、ユーザを特定するユー
ザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情報と
を含み、管理サーバは、予め格納する使用端末情報を変
更する際、使用端末情報の内、携帯電話端末から送信さ
れてくる使用端末情報とユーザ識別情報のみが同一であ
る使用端末情報を無効とし、予め格納する使用端末情報
を変更する際、使用端末情報の内、携帯電話端末から送
信されてくる使用端末情報と少なくとも端末識別情報が
同一である使用端末情報を、携帯電話端末から送信され
てくる使用端末情報に更新し、発呼要求を行った携帯電
話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末を特定す
る際、使用端末情報の内、無効とされていない使用端末
情報のみを参照する。
【0056】上記第23の発明によれば、使用端末情報
が変更された場合に、ユーザとユーザが使用する端末と
が一対一に対応しなくなることを、ユーザが操作するこ
となく、自動的に回避できる。従って、携帯電話端末の
貸し借りを行う際の機種変更におけるユーザの手間を省
略することができるので、携帯電話端末の貸し借りを行
うことがより容易になる。
【0057】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る携帯電話システムの構成を示すブロック図である。図
1において、携帯電話システムは、端末A11および端
末B12と、基地局2と、交換機3と、管理サーバ4
と、留守番電話センタ5とを備えている。また、図示し
ないが、本実施形態に係る携帯電話システムは、端末A
11、端末B12以外にも複数の端末を含む。さらに、
本実施形態に係る携帯電話システムは、複数の基地局お
よび交換機を含む形態であってもよい。以下、本実施形
態に係る携帯電話システムの各部について説明する。
【0058】代表的に図示された端末A11および端末
B12を含む各端末は、ユーザが使用する携帯電話端末
であり、基地局2と無線により通信することができる。
端末の機種変更を行う際、端末A11および端末B12
は、それぞれ、基地局2および交換機3を介して、管理
サーバ4とデータの送受信を行う。なお、端末と管理サ
ーバとの間の通信は、データ通信を行うために端末と管
理サーバとを接続するものであればよく、その形態を問
わない。例えば、端末A11および端末B12は、電話
回線網により管理サーバ4に対してデータ通信を行って
もよいし、インターネットにより管理サーバ4に対して
データ通信を行ってもよい。
【0059】基地局2は、端末A11および端末B12
と無線により通信可能であり、また、交換機3に接続さ
れている。交換機3は、基地局2および管理サーバ4に
接続されている。上述のように、基地局2および交換機
3は、本実施形態に係る携帯電話システムにおいて複数
存在する形態であってもよい。管理サーバ4は、交換機
3および留守番電話センタ5に接続され、ユーザに関す
る情報の管理や、電話回線を接続する際の管理等を行
う。管理サーバ4の詳細については、後に説明する。留
守番電話センタ5は、端末からかけた電話が留守番電話
になった場合、交換機3および管理サーバ4を介して端
末と接続される。また、留守番電話センタ5は、留守番
電話のメッセージを記憶する。なお、他の実施形態にお
いては、留守番電話センタ5に代えて、管理サーバが留
守番電話のメッセージを記憶するようにしてもよい。こ
の場合、留守番電話センタは不要である。
【0060】管理サーバ4は、情報処理部41と、ユー
ザ情報データベース42と、端末情報データベース43
とを備えている。図2は、情報処理部41の詳細な構成
を示すブロック図である。図2のように、情報処理部4
1は、データ管理部411と、接続管理部412とを備
えている。データ管理部411は、端末の機種変更を行
う際、ユーザ情報データベース42および端末情報デー
タベース43に格納される情報の変更、追加等を行う。
また、接続管理部412は、ユーザが電話をかける際、
相手端末への電話回線の接続の制御等を行う。情報処理
部41の各部の動作の詳細については、後に説明する。
ユーザ情報データベース42は、それぞれのユーザに関
する情報を示すユーザ情報テーブルを格納する。また、
端末情報データベース43は、それぞれの端末に関する
情報を示す端末情報テーブルを格納する。以下、ユーザ
情報テーブルおよび端末情報テーブルの詳細について説
明する。
【0061】図3は、ユーザ情報データベース42によ
り格納されるユーザ情報テーブルの一例を示す図であ
る。図3のように、ユーザ情報テーブルは、ユーザ認識
情報、端末情報、メッセージ情報、個人情報および課金
情報を格納する。また、ユーザ情報データベース42
は、本実施形態に係る携帯電話システムにおける通信事
業者との間で契約を交わしているユーザすべてについ
て、各ユーザごとのユーザ情報テーブルを格納してい
る。以下、ユーザ情報テーブルに格納される各情報につ
いて説明する。
【0062】まず、ユーザ認識情報について説明する。
ユーザ情報テーブルには、ユーザ認識情報として、ユー
ザ名、パスワードおよび電話番号が格納される。ユーザ
名は、契約されている各ユーザを識別するための情報で
ある。パスワードは、ユーザにより予め設定される文字
列であり、ユーザの認証を行う際に用いられる。電話番
号は、電話をかける際にユーザを識別する情報であり、
ユーザと1対1に対応するものである。従って、ユーザ
の使用する端末が変更されても、ユーザの電話番号は変
更されない。なお、ユーザ情報テーブルは、ユーザ認識
情報として、ユーザの契約名義や、ユーザIDを格納し
てもよい。
【0063】なお、本実施形態においては、ユーザの認
証方法としてパスワードを用いるが、他に、ユーザを認
識することができる情報を格納するICカードを用いて
もよい。さらに、指紋照合や音声照合等によりユーザの
認証を行ってもよい。
【0064】次に、端末情報について説明する。ユーザ
情報テーブルは、端末情報として、最新端末ID、使用
状況および最終変更時刻を格納する。最新端末IDは、
ユーザが直前に使用していた端末を識別する番号であ
る。ここで、本実施形態においては、電話回線を接続す
る端末を呼び出すために端末IDが用いられる。使用状
況は、最新端末IDにより特定される端末について、ユ
ーザが使用可能か否かを示す。すなわち、使用状況が、
“使用可能”である場合、ユーザは、最新端末IDによ
り特定される端末を使用して電話をかけることができ
る。一方、使用状況が“使用不可”である場合、ユーザ
は、最新端末IDにより特定される端末を使用して電話
をかけることができない。従って、ユーザ情報テーブル
に格納される使用状況は、ユーザ情報テーブルにより示
されるユーザとユーザが使用する端末との対応が、有効
であるか無効であるかを示すものである。最終変更時刻
は、ユーザが最後に機種変更を行った時刻を示す。な
お、ユーザ情報テーブルは、端末情報として、以前にユ
ーザが使用したことのある端末の履歴等を格納してもよ
い。
【0065】次に、メッセージ情報について説明する。
ユーザ情報テーブルは、メッセージ情報として、メッセ
ージ番号とユーザ名とを対応付けて格納する。メッセー
ジ番号は、各メッセージを識別するための番号である。
また、ユーザ名は、メッセージの聴講料に対する課金対
象となるユーザを表す。
【0066】次に、個人情報および課金情報について説
明する。ユーザ情報テーブルは、個人情報および課金情
報を格納する。個人情報は、ユーザが使用している端末
において格納されているユーザ個人の情報である。例え
ば、他人の電話番号や、電子メールの内容、着信音、待
ち受け画面等が挙げられる。課金情報は、ユーザに対し
て課金された料金を示す。なお、ユーザ情報テーブル
は、上記の他にも、利用履歴や、サービス内容等の情報
を格納してもよい。
【0067】図4は、端末情報データベース43により
格納される端末情報テーブルの一例を示す図である。図
4のように、端末情報テーブルは、端末IDと、使用状
況と、最終ユーザ名と、最終変更時刻とを格納する。ま
た、端末情報データベース43は、本実施形態に係る携
帯電話システムにおいて登録されたすべての端末につい
て、各端末ごとの端末情報テーブルを格納している。こ
こで、管理サーバ4は、工場から出荷される時や、店頭
で販売される際等、ユーザが端末を購入する前に、端末
の登録を行う。なお、他の実施形態においては、端末を
用いて端末情報テーブルに登録を行うようにしてもよ
い。以下、端末情報テーブルに格納される各情報につい
て説明する。
【0068】端末情報テーブルに格納される端末ID
は、端末を識別するための情報であり、ユーザ情報テー
ブルの端末情報に格納される端末IDと同じものであ
る。また、使用状況および最終変更時刻は、ユーザ情報
テーブルの端末情報に格納される端末ID、使用状況お
よび最終変更時刻と同じものである。最終ユーザ名は、
その端末の現在または直前のユーザ名である。従って、
図3のように、ユーザ名“taro−m”のユーザ情報
テーブルの端末情報に格納される端末IDが“ABC−
12345”である場合、図4に示すように、端末ID
“ABC−12345”の端末情報テーブルの最終ユー
ザ名は、“taro−m”である。なお、端末情報テー
ブルは、情報処理部41が端末情報からユーザを特定す
る場合等に用いられる。また、上記のように、端末情報
テーブルの内容は、ユーザ情報テーブルの内容の一部と
同じである。
【0069】次に、ユーザの使用する端末を変更する際
の動作を説明する。例として、図1において、ユーザX
が、端末A11から端末B12へ、端末を変更する場合
について説明する。本実施形態においては、ユーザX
は、変更先の端末である端末B12を用いて変更を行
う。まず、端末B12に、ユーザXのユーザ名およびパ
スワードが入力される。入力されたユーザ名およびパス
ワード、端末B12の端末IDは、基地局2および交換
機3を介して管理サーバ4に送信される。これにより、
情報処理部41のデータ管理部411における処理が開
始される。以下、ユーザが使用する端末の変更を行う際
の、データ管理部411における処理を説明する。
【0070】図5は、ユーザの使用する端末を変更する
際の、データ管理部411における処理の流れを示すフ
ローチャートである。まず、データ管理部411は、端
末B12から送信されたユーザXのユーザ名およびパス
ワードを受信する(ステップS101)。次に、データ
管理部411は、端末B12から受信したユーザXのユ
ーザ名およびパスワードを用いて、ユーザXが正規のユ
ーザであるか否かについて認証を行う(ステップS10
2)。ステップS102における認証は、端末B12か
ら受信したユーザXのユーザ名とパスワードとの組が、
ユーザXについてのユーザ情報テーブルのユーザ認識情
報におけるユーザ名とパスワードとの組に適合するか否
かにより行われる。ステップS102における認証が失
敗した場合、データ管理部411は、機種変更が失敗し
た旨のメッセージを端末B12に対して送信し(ステッ
プS103)、処理を終了する。一方、ステップS10
2における認証が成功した場合、データ管理部411
は、ステップS104の処理を行う。
【0071】ステップS102における認証が成功した
場合、データ管理部411は、変更先の端末が登録済の
端末であるか否かを判定する(ステップS104)。ス
テップS104における判定は、端末情報データベース
43が、変更先の端末、すなわち端末B12についての
端末情報テーブルを格納しているか否かより行われる。
変更先の端末が登録済の端末でない場合、変更先の端末
は、本実施形態に係る携帯電話システムにおいて使用で
きない端末である。従って、変更先の端末が登録済の端
末でない場合、データ管理部411は、上記のステップ
S103の処理を行う。一方、変更先の端末が登録済の
端末である場合、データ管理部411は、ステップS1
05の処理を行う。
【0072】ステップS104において、変更先の端末
が登録済の端末である場合、データ管理部411は、旧
端末が存在するか否かを判定する(ステップS10
5)。ここで、旧端末とは、ユーザXが直前に使用して
いた端末をいう。ステップS105における判定は、ユ
ーザXについてのユーザ情報テーブルに、最新端末ID
が格納されているか否かにより行われる。なお、旧端末
が存在しないことは、ユーザXが通信事業者との契約
後、初めて端末を登録する場合であることを意味する。
旧端末が存在しない場合、すなわち、ユーザXについて
のユーザ情報テーブルに、最新端末IDが格納されてい
ない場合、データ管理部411は、ステップS109の
処理を行う。従って、ステップS105の処理は、ユー
ザXが初めて端末を登録する場合、旧端末に対して使用
を制限する必要がないので、ステップS108の処理を
回避するための処理である。
【0073】一方、旧端末が存在する場合、すなわち、
ユーザXについてのユーザ情報テーブルに、最新端末I
Dが格納されている場合、データ管理部411は、旧端
末と、ユーザ名およびパスワードを送信した端末、すな
わち、端末B12とが同一であるか否かを判定する(ス
テップS106)。ステップS106における判定は、
ユーザXについてのユーザ情報テーブルに格納される最
新端末IDと、端末B12の端末IDとを比較すること
により行われる。旧端末と端末B12とが同一である場
合、旧端末の使用制限処理および端末の登録処理を行う
必要がない。従って、比較の結果、ユーザXについての
ユーザ情報テーブルに格納される最新端末IDと、端末
B12の端末IDとが同一である場合、データ管理部4
11は、端末B12に対して、個人情報を送信し(ステ
ップS107)、ステップS110の処理を行う。一
方、ユーザXについてのユーザ情報テーブルに格納され
る最新端末IDと、端末B12の端末IDとが異なる場
合、データ管理部411は、旧端末の使用制限処理を行
う(ステップS108)。このサブルーチンステップS
108の処理の詳細は後に説明する。次に、データ管理
部411は、端末B12について登録処理を行う(ステ
ップS109)。このサブルーチンステップS109の
処理の詳細は後に説明する。さらに、データ管理部41
1は、端末の変更が完了した旨のメッセージを端末B1
2に対して送信し(ステップS110)、処理を終了す
る。
【0074】図6は、図5におけるステップS108の
詳細を示すフローチャートである。まず、データ管理部
411は、旧端末である端末A11に対して応答確認を
行い、応答の有無を判定する(ステップS1081)。
端末A11から応答がない場合、データ管理部411
は、処理を終了する。一方、端末A11から応答があっ
た場合、データ管理部411は、端末A11に対して、
端末A11が格納する個人情報の送信を要求する(ステ
ップS1082)。これに対し、端末A11は、端末A
11において格納される個人情報を管理サーバ4に対し
て送信する。次に、データ管理部411は、端末A11
から受信した個人情報を用いて、ユーザXについてのユ
ーザ情報テーブルの個人情報を更新する(ステップS1
083)。これにより、ユーザXについてのユーザ情報
テーブルには、ユーザXについて最新の個人情報が格納
される。次に、データ管理部411は、端末A11に対
して個人情報の消去を要求する(ステップS108
4)。ステップS1084の処理に対し、端末A11
は、端末A11において格納される個人情報を消去す
る。ステップS1084の処理は、使用端末として管理
サーバ4において登録されていない端末が、個人情報を
格納しないようにすることで、個人情報の漏洩を防止す
るための処理である。さらに、データ管理部411は、
旧端末の使用状況を使用不可に設定し(ステップS10
85)、処理を終了する。ステップS1085の処理
は、端末A11についての端末情報テーブルの使用状況
に、使用不可を書き込むことにより行われる。以上のス
テップS1081〜S1085の処理により、旧端末の
使用制限処理が完了する。
【0075】図7は、図5におけるステップS109の
詳細を示すフローチャートである。まず、データ管理部
411は、変更後の端末である端末B12に対して、ユ
ーザXについてのユーザ情報テーブルに格納される個人
情報を送信する(ステップS1091)。さらに、デー
タ管理部411は、ユーザXについてのユーザ情報テー
ブルの端末情報および、端末B12についての端末情報
テーブルの最終ユーザ名を更新する(ステップS109
2)。ステップS1092において、ユーザXについて
のユーザ情報テーブルの端末情報についての更新は、端
末B12の端末IDを最新端末IDとし、現在時刻を最
終変更時刻としてユーザ情報テーブルに書き込むことに
より行われる。また、ステップS1092において、端
末B12についての端末情報テーブルの最終ユーザ名に
ついての更新は、ステップS101において端末B12
から受信したユーザXのユーザ名を、最終ユーザ名とす
ることにより行われる。次に、データ管理部411は、
直前に端末B12を使用していたユーザについて、端末
の使用状況を使用不可に設定し(ステップS109
3)、処理を終了する。ステップS1093の処理は、
ユーザXについてのユーザ情報テーブルの使用状況に、
使用不可を書き込むことにより行われる。以上のステッ
プS1091〜S1093の処理により、端末登録処理
が完了する。
【0076】なお、本実施形態においては、ユーザは、
新たに使用する端末である端末B12を用いて使用端末
の変更を行った。ここで、他の形態として、ユーザが新
たに使用する端末以外の端末、すなわち、端末B12以
外の端末から使用端末の変更を行ってもよい。この場
合、端末B12以外の端末は、ユーザ名およびパスワー
ドに加え、変更先の端末の端末IDを管理サーバ4に対
して送信する必要がある。
【0077】本実施形態に係る携帯電話システムにおい
て用いられる端末は、上記のように使用端末を変更する
ことの他、所望の端末の使用状況を変更することが可能
である。例として、ユーザXが、端末A11を用いて端
末B12の使用状況を変更する場合について説明する。
この場合、端末A11は、ユーザXのユーザ名と、パス
ワードと、使用状況を変更する端末、すなわち、端末B
12の端末IDとを、基地局2および交換機3を介して
管理サーバ4に対して送信する。さらに、端末A11
は、変更要求、すなわち、使用不可または使用可能に設
定する要求を管理サーバ4に対して送信する。以下、端
末A11を用いて、端末B12を使用状況を変更する際
のデータ管理部411における処理を説明する。
【0078】図8は、端末の使用状況を変更する際の、
データ管理部411における処理の流れを示すフローチ
ャートである。まず、データ管理部411は、端末A1
1から送信されたユーザXのユーザ名と、パスワード
と、使用状況を変更する端末の端末IDと、変更要求と
を受信する(ステップS201)。次に、データ管理部
411は、端末A11から受信したユーザXのユーザ名
およびパスワードを用いて、ユーザが正規のユーザであ
るか否かについて認証を行う(ステップS202)。ス
テップS202における認証は、端末A11から受信し
たユーザXのユーザ名とパスワードとの組が、ユーザX
についてのユーザ情報テーブルのユーザ認識情報におけ
るユーザ名とパスワードとの組に適合するか否かにより
行われる。ステップS202における認証が失敗した場
合、データ管理部411は、認証が失敗した旨のメッセ
ージを端末A11に対して送信し(ステップS20
3)、処理を終了する。一方、ステップS202におけ
る認証が成功した場合、データ管理部411は、ステッ
プS204の処理を行う。
【0079】ステップS202における認証が成功した
場合、データ管理部411は、ユーザと使用状況を変更
する端末が対応しているか否かを判定する(ステップS
204)。ステップS204における判定は、ユーザX
についてのユーザ情報テーブルに格納される最新端末I
Dと、端末A11から受信した端末IDとが同じである
か否かにより行われる。ユーザと使用状況を変更する端
末が対応していない場合、すなわち、ユーザXについて
のユーザ情報テーブルに格納される最新端末IDと、端
末A11から受信した端末IDとが異なる場合、データ
管理部411は、ステップS203の処理を行い、処理
を終了する。これにより、ユーザが、他のユーザの使用
している端末の使用状況を変更してしまうことを防止で
きる。一方、ユーザと使用状況を変更する端末が対応し
ている場合、すなわち、ユーザXについてのユーザ情報
テーブルに格納される最新端末IDと、端末A11から
受信した端末IDとが同じである場合、データ管理部4
11は、端末A11から受信した変更要求が使用可能要
求であるか否かを判定する(ステップS205)。
【0080】ステップS205において、端末A11か
ら受信した変更要求が使用可能要求でない場合、すなわ
ち、使用不可要求である場合、データ管理部411は、
使用状況を使用不可に設定する(ステップS206)。
具体的には、データ管理部411は、ユーザXについて
のユーザ情報テーブルおよび端末B12についての端末
情報テーブルの使用状況を、使用不可に設定する。さら
に、データ管理部411は、使用状況を使用不可に設定
した端末に対して、個人情報の消去を要求し(ステップ
S207)、ステップS210の処理を行う。ステップ
S207の処理は、使用端末として管理サーバ4におい
て登録されていない端末が、個人情報を格納しないよう
にすることで、個人情報の漏洩を防止するための処理で
ある。
【0081】一方、ステップS205において、端末A
11から受信した変更要求が使用可能要求である場合、
データ管理部411は、使用状況を使用可能に設定する
(ステップS208)。具体的には、データ管理部41
1は、ユーザXについてのユーザ情報テーブルおよび端
末B12についての端末情報テーブルの使用状況を、使
用可能に設定する。さらに、データ管理部411は、端
末B12に対して、ユーザXについてのユーザ情報テー
ブルに格納される個人情報を送信する(ステップS20
9)。ステップS209の処理は、以前に使用不可に設
定された端末については、ステップS207の処理によ
り個人情報が消去されていることを考慮したものであ
る。最後に、データ管理部411は、端末の使用状況の
変更が完了した旨のメッセージを端末A11に対して送
信し(ステップS210)、処理を終了する。
【0082】なお、上記のように、管理サーバ4は、ユ
ーザが使用する端末を変更する際、および、端末の使用
状況を変更する際に、端末に記憶される個人情報の消去
を要求する。この他、管理サーバ4は、さらに、使用不
可となっている端末の電源がONになった場合、管理サ
ーバ4は、端末の使用状況を確認し、使用不可であれ
ば、個人情報の消去要求を送信する。これは、個人情報
の消去を要求する時に、端末の電源がOFFである場
合、個人情報を消去することができないので、この場合
にも個人情報の漏洩を防止するための処理である。
【0083】次に、本実施形態に係る携帯電話システム
において用いられる端末A11における、端末A11に
記憶される個人情報を送信する際の動作を説明する。端
末A11は、図6のステップS1082の処理において
管理サーバ4から個人情報の送信を要求された場合、管
理サーバ4に対して、個人情報を送信する。端末A11
は、この場合以外に、電源がOFFになる時、電池がな
くなりそうな時、通話可能地域から圏外に出そうな時等
に、管理サーバ4に対して、個人情報を自動的に送信す
る。以下、端末A11の構成を説明する。
【0084】図9は、本実施形態に係る携帯電話システ
ムにおいて用いられる端末A11の構成を示すブロック
図である。図9において、端末A11は、送受信部11
1と、送信判定部112と、記憶部113と、入力部1
14とを備えている。送受信部111は、基地局2との
間で無線通信を行う。送信判定部112は、記憶部11
3に記憶される個人情報を送信するか否かについて判定
を行う。送信判定部112による、記憶部113に記憶
される個人情報を送信するか否かについての判定は、図
6のステップS1082において管理サーバ4のデータ
管理部411により端末に対して個人情報の送信を要求
されたか否か、入力部114から個人情報の送信命令が
入力されたか否か、端末の電源がOFFにされたか否
か、電源がなくなりそうか否か、または、端末が通話圏
外に出たか否か等により行われる。記憶部113は、端
末の使用者であるユーザについての個人情報、すなわ
ち、他人の電話番号や、電子メールの内容、着信音、待
ち受け画面等を記憶する。入力部114は、個人情報を
送信する命令が入力される。その他、入力部114は、
ユーザが電話をかける際に相手ユーザの電話番号を入力
する場合や、使用端末を変更する際にユーザがユーザ
名、パスワード等を入力する場合等に用いられる。
【0085】上述のように、端末A11は、記憶部11
3に記憶される個人情報を送信するか否かについて判定
を行い、判定の結果により個人情報を送信する。ここ
で、他の実施形態において、端末は、一定期間ごとに、
管理サーバに対して個人情報を自動的に送信するように
してもよい。さらに、端末は、管理サーバから個人情報
の送信要求があった場合のみ、個人情報を送信するよう
にしてもよい。
【0086】次に、電話回線を接続する際の、本実施形
態に係る携帯電話システムの動作について説明する。以
下、ユーザXがユーザYに対して電話をかける場合につ
いて説明する。また、ユーザXの使用している端末を端
末A11、ユーザYの使用している端末を端末B12と
する。ユーザXがユーザYに対して電話をかける場合、
ユーザYの電話番号および端末A11の端末IDが、端
末A11から基地局2を介して交換機3に送信される。
端末A11からユーザYの電話番号および端末A11の
端末IDを受信した交換機3は、ユーザYの使用する端
末を特定するため、管理サーバ4に対してユーザYの電
話番号および端末A11の端末IDを送信する。交換機
3からユーザYの電話番号および端末A11の端末ID
を受信することにより、管理サーバ4の接続管理部41
2の処理が開始される。以下、電話回線を接続する際
の、接続管理部412における処理を説明する。
【0087】図10は、電話回線を接続する際の、接続
管理部412における処理の流れを示すフローチャート
である。まず、接続管理部412は、端末A11が使用
可能な端末であるか否かを判定する(ステップS30
1)。ステップS301における判定は、端末A11に
ついての端末情報テーブルの使用状況が、“使用可能”
であるか“使用不可”であるかを参照することにより行
われる。端末A11が使用可能な端末でない場合、すな
わち、端末A11についての端末情報テーブルの使用状
況が“使用不可”である場合、接続管理部412は、端
末が使用できない旨を端末A11に対して通知し(ステ
ップS302)、処理を終了する。一方、ステップS3
01において、端末A11が使用可能な端末である場
合、すなわち、端末A11についての端末情報テーブル
の使用状況が“使用可能”である場合、接続管理部41
2は、ステップS303の処理を行う。
【0088】ステップS301において、端末A11が
使用可能な端末である場合、通話相手、すなわち、ユー
ザYが存在するか否かを判定する(ステップS30
3)。ステップS303における判定は、ユーザ情報デ
ータベース42が、ユーザYの電話番号を格納するユー
ザ情報テーブルを保持しているか否かにより行われる。
ここで、ユーザ情報データベース42が、ユーザYの電
話番号を格納するユーザ情報テーブルを保持していない
ことは、ユーザYの電話番号が使用されていない、すな
わち、間違い電話であることを意味する。従って、ユー
ザYが存在しない場合、すなわち、ユーザ情報データベ
ース42が、ユーザYの電話番号を格納するユーザ情報
テーブルを保持していない場合、接続管理部412は、
端末A11に対して、間違い電話である旨を通知し(ス
テップS304)、処理を終了する。一方、ユーザYが
存在する場合、すなわち、ユーザ情報データベース42
が、ユーザYの電話番号を格納するユーザ情報テーブル
を保持している場合、接続管理部412は、ステップS
305の処理を行う。
【0089】ステップS303において、ユーザYが存
在する場合、接続管理部412は、ユーザYの使用する
端末が存在するか否かを判定する(ステップS30
5)。ステップS305の判定は、ユーザYについての
ユーザ情報テーブルが、最新端末IDを格納しているか
否かにより行われる。ユーザYについてのユーザ情報テ
ーブルが、最新端末IDを格納していないことは、ユー
ザYが新規に加入し、まだ端末を使用したことがない状
態であることを意味する。従って、ユーザYの使用する
端末が存在しない場合、すなわち、ユーザYについての
ユーザ情報テーブルが最新端末IDを格納していない場
合、接続管理部412は、端末A11に対して、ユーザ
Yが端末をまだ使用していない旨を通知し(ステップS
306)、処理を終了する。一方、ユーザYの使用する
端末が存在する場合、すなわち、ユーザYについてのユ
ーザ情報テーブルが最新端末IDを格納している場合、
接続管理部412は、ステップS307の処理を行う。
【0090】ステップS305において、ユーザYの使
用する端末が存在する場合、接続管理部412は、ユー
ザYの使用する端末が使用可能であるか否かを判定する
(ステップS307)。ステップS307における判定
は、ユーザYについてのユーザ情報テーブルに格納され
る使用状況が、“使用可能”であるか“使用不可”であ
るかを参照することにより行われる。
【0091】ステップS307において、ユーザYの使
用する端末が使用不可である場合、すなわち、ユーザY
についてのユーザ情報テーブルに格納される使用状況
が、“使用不可”である場合、接続管理部412は、交
換機3に、留守番電話センタ5へ回線を接続させる(ス
テップS308)。また、ステップS308の際、接続
管理部412は、交換機3に留守番電話センタ5へ回線
を接続させるとともに、留守番電話センタ5に対して、
メッセージ番号を送信する。これに対し、留守番電話セ
ンタ5は、受信したメッセージ番号と、ユーザXの残し
たメッセージとを対応付けて記憶しておく。次に、接続
管理部412は、留守番電話センタ5に送信したメッセ
ージ番号と、課金対象となるユーザのユーザ名とをユー
ザYについてのユーザ情報テーブルに格納し(ステップ
S309)、処理を終了する。以下、ステップS309
の詳細について説明する。
【0092】接続管理部412は、ユーザYについての
ユーザ情報テーブルを参照することにより、ユーザYが
直前に使用していた端末の端末ID、すなわち、最新端
末IDを検出する。次に、接続管理部412は、検出し
た端末についての端末情報テーブルを参照することによ
り、検出した端末を現在使用しているユーザのユーザ
名、すなわち、最終ユーザ名を特定する。ステップS3
09における処理は、以上のように特定されたユーザ名
と、ステップS308において留守番電話センタ5に送
信されたメッセージ番号を対応付けて、ユーザYについ
てのユーザ情報テーブルに格納することにより行われ
る。
【0093】以上のように、ステップS309において
は、課金対象のユーザを、ユーザYが直前に使用してい
た端末を現在使用しているユーザとしている。ステップ
S307の処理において、ユーザYの使用する端末が使
用不可であると判定される場合、ユーザYが他のユーザ
に端末を貸している最中であること、または、ユーザY
が端末の使用を制限していることが考えられる。従っ
て、ステップS309の処理は、ユーザYが他のユーザ
に端末を貸している間に、ユーザYにかかってきた電話
の留守番電話メッセージの聴講料を、端末を借りている
他のユーザに対して課金するための処理である。なお、
ユーザYが端末の使用を制限している場合、ステップS
309の処理により課金の対象とされるユーザは、ユー
ザYである。
【0094】一方、ステップS307において、ユーザ
Yの使用する端末が使用可能である場合、すなわち、ユ
ーザYについてのユーザ情報テーブルに格納される使用
状況が、“使用可能”である場合、接続管理部412
は、交換機3に、ユーザYの使用する端末の端末IDを
送信する(ステップS310)。具体的には、接続管理
部412は、ユーザYについてのユーザ情報テーブルに
格納される最新端末IDを、交換機3に送信する。これ
に対し、交換機3は、管理サーバ4の接続管理部412
から受信した端末IDに回線を接続する。また、交換機
3は、回線を接続した端末から、一定時間応答がなけれ
ば、応答がない旨を管理サーバ4に通知する。ここで、
接続管理部412は、ユーザYの使用する端末から応答
があるかどうかを判定する(ステップS311)。ステ
ップS311における判定は、交換機3から応答がない
旨が通知されたか否かにより行われる。ユーザYの使用
する端末から応答がある場合、接続管理部412は、処
理を終了する。一方、ユーザYの使用する端末から応答
がない場合、接続管理部412は、交換機3に、留守番
電話センタ5へ回線を接続させる(ステップS31
2)。
【0095】ステップS312の後、接続管理部412
は、交換機3に留守番電話センタ5へ回線を接続させる
とともに、留守番電話センタ5に対して、メッセージ番
号を送信する。さらに、接続管理部412は、留守番電
話センタ5に送信したメッセージ番号と、ユーザYのユ
ーザ名とをユーザ情報テーブルに格納し(ステップS3
13)、処理を終了する。ステップS313において
は、課金対象のユーザを、メッセージを聞くユーザ、す
なわち、ユーザYとしている。これは、ステップS31
3の処理においては、ステップS309の処理のように
ユーザYが他のユーザに端末を貸していることがないの
で、メッセージを聞くユーザであるユーザYに対してメ
ッセージの聴講料を課金するものである。
【0096】次に、ユーザが留守番電話のメッセージを
聞く場合の課金処理について、本実施形態に係る携帯電
話システムの動作を説明する。例として、ユーザXが端
末A11を使用して留守番電話のメッセージを聞く場合
について説明する。ユーザXがメッセージを聞くために
留守番電話センタ5に電話をする場合、端末A11は、
交換機3から管理サーバ4を通じて留守番電話センタ5
に接続される。接続後、留守番電話センタ5は、端末A
11の端末IDおよび、ユーザXが聞いたメッセージの
メッセージ番号を管理サーバ4へ送信する。これによ
り、管理サーバ4のデータ管理部411におけるメッセ
ージ聴講料についての課金処理が開始される。以下、留
守番電話メッセージの聴講料を課金する際の、データ管
理部411における課金処理を説明する。
【0097】図11は、留守番電話の聴講料金を課金す
る際の、データ管理部411における課金処理の流れを
示すフローチャートである。まず、データ管理部411
は、留守番電話センタ5から電話をかけた端末、すなわ
ち、端末A11の端末IDおよび、ユーザXが聞いたメ
ッセージのメッセージ番号を受信する(ステップS40
1)。次に、データ管理部411は、ユーザ情報データ
ベース42の端末情報テーブルを用いて、電話をかけて
きたユーザ、すなわち、端末A11の使用者であるユー
ザXを特定する(ステップS402)。具体的には、デ
ータ管理部411は、端末A11についての端末情報テ
ーブルに格納される最終ユーザ名から、端末の使用者で
あるユーザXを特定する。
【0098】ステップS402の後、データ管理部41
1は、メッセージの聴講料を課金する(ステップS40
3)。具体的には、データ管理部411は、ユーザXに
ついてのユーザ情報テーブルを参照することにより、ス
テップS401の処理において受信したメッセージ番号
と対応して格納されるユーザ名を特定する。これにより
特定されたユーザ名のユーザが、課金対象のユーザであ
る。ここで、課金対象となるユーザを、ユーザZとす
る。そして、データ管理部411は、特定したユーザZ
についてのユーザ情報テーブルに格納される課金情報
に、メッセージ聴講料を書き込む。
【0099】ステップS403の後、データ管理部41
1は、課金対象であるユーザが、メッセージを聞いたユ
ーザ、すなわち、ユーザX本人であるか否かについて判
定する(ステップS404)。ステップS404におけ
る判定は、ステップS403の処理において特定された
ユーザZと、ユーザXとが同じであるか否かにより行わ
れる。すなわち、データ管理部411は、ステップS4
03の処理において特定されたユーザZと、ユーザXと
が同じである場合、課金対象のユーザが、ユーザX本人
であると判定する。一方、ステップS403の処理にお
いて特定されたユーザZと、ユーザXのユーザ名とが異
なる場合、データ管理部411は、課金対象のユーザ
が、ユーザXでないと判定する。
【0100】ステップS404の処理において、課金対
象のユーザが、ユーザX本人であると判定された場合、
データ管理部411は、処理を終了する。一方、課金対
象のユーザが、ユーザXでないと判定された場合、デー
タ管理部411は、課金対象を本人、すなわちユーザX
に変更し(ステップS405)、処理を終了する。ステ
ップS405の処理は、ユーザXについてのユーザ情報
テーブルに格納されるメッセージ情報のユーザ名を、ユ
ーザXのユーザ名に変更することにより行われる。な
お、ステップS405の処理は、2回目からメッセージ
を聞く場合は、メッセージを聞く本人に課金されるよう
にするための処理である。
【0101】なお、本実施例においては、ユーザが他の
ユーザに端末を貸している間にメッセージが残された場
合、メッセージの聴講料を端末を借りたユーザに対して
課金することとした。その他の実施形態として、端末を
変更する際に、メッセージの聴講料に対する課金対象
を、ユーザが選択できるようにしてもよい。
【0102】また、本実施形態においては、1つの管理
サーバがユーザ情報データベースおよび端末情報データ
ベースを有しているが、他に、複数の管理サーバが1つ
のユーザ情報データベースおよび端末情報データベース
を共有する形態であってもよい。この場合、別々の通信
事業者と契約するユーザの情報が、複数の通信事業者に
より共有されることになる。
【0103】また、上記においては、携帯電話システム
を例として説明したが、本発明は、携帯電話システムの
他、他の通信システムにおいても適用することが可能で
ある。例えば、音楽データ配信用の端末を含む音楽デー
タ配信システムにおいて、音楽データ配信サーバが、ユ
ーザのIDと端末のIDとを対応付けて保持している場
合が考えられる。また、ネットワーク接続機能を有する
カーナビゲーション装置を用いて、料金の決済や、他の
端末との通信等が可能なシステムも考えられる。この場
合、サーバは、端末であるカーナビゲーション装置と、
その使用者であるユーザと対応付けて登録しておく必要
がある。このようなシステムにおいても、カーナビゲー
ション装置を用いて、それに対応するユーザの登録を変
更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】情報処理部41の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図3】ユーザ情報データベース42により格納される
ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】端末情報データベース43により格納される端
末情報テーブルの一例を示す図である。
【図5】ユーザの使用する端末を変更する際の、データ
管理部411における処理の流れを示すフローチャート
である。
【図6】図4におけるステップS108の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図7】図4におけるステップS109の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図8】端末の使用状況を変更する際の、データ管理部
411における処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図9】本実施形態に係る携帯電話システムにおいて用
いられる端末A11の構成を示すブロック図である。
【図10】電話回線を接続する際の、接続管理部412
における処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】留守番電話の聴講料金を課金する際の、デー
タ管理部411における課金処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2…基地局 3…交換機 4…管理サーバ 5…留守番電話センタ 11…端末A 12…端末B 41…情報処理部 42…ユーザ情報データベース 43…端末情報データベース 111…送受信部 112…送信判定部 113…記憶部 114…入力部 411…データ管理部 412…接続管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川越 義広 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 杉野 信夫 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 長谷 和俊 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA00 BB04 CC11 DD01 GG01 GG05 5K051 AA09 CC07 FF01 HH17 KK06 5K067 AA21 AA34 BB04 DD17 DD23 EE02 EE10 HH22 HH23

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末とそれを使用するユーザとの対
    応関係を変更可能な通信システムであって、 複数の通信端末と、 任意の通信端末間での通信を可能とするために、通信回
    線を接続する交換機と、 前記交換機による通信回線の接続を制御する管理サーバ
    とを備え、 各前記通信端末は、それを使用するユーザとの対応関係
    を示す使用端末情報を前記管理サーバに対して送信する
    送信部を含み、 前記管理サーバは、 各ユーザについて、前記使用端末情報を格納するデータ
    格納部と、 前記通信端末から送信されてくる使用端末情報に従い、
    前記データ格納部に格納されている使用端末情報を変更
    するデータ管理部と、 いずれかの通信端末から出された接続要求に応答して前
    記交換機が通信回線を接続するとき、前記データ格納部
    に格納される使用端末情報を参照して、当該接続要求を
    行った通信端末と接続されるべき相手先の通信端末を特
    定する接続管理部とを含み、 前記交換機は、前記接続要求を行った通信端末と前記接
    続管理部により特定される通信端末との間で通信回線を
    接続することを特徴とする、通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信端末は、前記接続要求として発
    呼要求を行う携帯電話端末であり、 前記通信回線は、電話回線であることを特徴とする、請
    求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記使用端末情報は、ユーザを特定する
    ユーザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情
    報とを含み、 前記データ管理部は、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報と前
    記端末識別情報のみが同一である使用端末情報を無効と
    し、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報と少
    なくとも前記ユーザ識別情報が同一である使用端末情報
    を、当該携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
    に変更し、 前記接続管理部は、前記データ格納部に格納されている
    使用端末情報の内、前記データ管理部により無効とされ
    ていない使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行っ
    た携帯電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末
    を特定することを特徴とする、請求項2に記載の通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記使用端末情報は、ユーザを特定する
    ユーザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別情
    報とを含み、 前記データ管理部は、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報とユ
    ーザ識別情報のみが同一である使用端末情報を無効と
    し、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報と少
    なくとも前記端末識別情報が同一である使用端末情報
    を、当該携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
    に変更し、 前記接続管理部は、前記データ格納部に格納されている
    使用端末情報の内、前記データ管理部により無効とされ
    ていない使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行っ
    た携帯電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末
    を特定することを特徴とする、請求項2に記載の通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記使用端末情報は、当該使用端末情報
    が有効であるか無効であるかを示す使用制限情報をさら
    に含み、 前記接続管理部は、前記データ格納部に格納される使用
    端末情報の内、有効を示す前記使用制限情報を含む使用
    端末情報のみを参照することを特徴とする、請求項3に
    記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 任意の携帯電話端末と電話回線により接
    続され、留守番電話のメッセージを記憶する留守番電話
    センタをさらに備え、 前記接続管理部は、前記使用制限情報が無効を示す使用
    端末情報の中に、前記相手先のユーザを示すユーザ識別
    情報を含む使用端末情報が存在する場合、前記留守番電
    話センタを相手先として特定することを特徴とする、請
    求項5に記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 各前記携帯電話端末は、それを使用する
    ユーザに関する個人情報を格納する個人情報格納部をさ
    らに含み、 前記送信部は、さらに、前記個人情報格納部に格納され
    ている個人情報を、前記管理サーバに対して送信し、 前記データ格納部は、さらに、前記携帯電話端末から送
    信されてくる個人情報を格納し、 前記データ管理部は、前記データ格納部に格納されてい
    る使用端末情報を変更した後、変更後の使用端末情報に
    より示される携帯電話端末に対して、前記個人情報を送
    信し、それによって当該携帯電話端末に前記個人情報を
    格納させることを特徴とする、請求項2から6のいずれ
    かに記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記データ管理部は、前記データ格納部
    に格納されている使用端末情報を変更する前に、使用端
    末情報を送信してきた携帯電話端末に対して、前記個人
    情報の送信を要求し、 前記データ管理部からの要求を受信した携帯電話端末の
    前記送信部は、前記個人情報を前記管理サーバに対して
    送信することを特徴とする、請求項7に記載の通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 複数の通信端末と、任意の通信端末間で
    の通信を可能とするために通信回線を接続する交換機と
    を備える通信システムにおいて用いられ、当該交換機に
    よる通信回線の接続を制御する管理サーバであって、 各ユーザについて、前記使用端末情報を格納するデータ
    格納部と、 前記通信端末から前記使用端末情報が送信されたとき、
    当該送信された使用端末情報に従い、前記データ格納部
    に格納されている使用端末情報を変更するデータ管理部
    と、 いずれかの通信端末から出された接続要求に応答して前
    記交換機が通信回線を接続するとき、前記データ格納部
    に格納される使用端末情報を参照して、当該接続要求を
    行った通信端末と接続されるべき相手先の通信端末を特
    定し、それによって前記交換機による通信回線の接続を
    制御する接続管理部とを備える、管理サーバ。
  10. 【請求項10】 前記通信端末は、前記接続要求として
    発呼要求を行う携帯電話端末であり、 前記通信回線は、電話回線であり、 前記通信システムは、携帯電話システムであることを特
    徴とする、請求項9に記載の管理サーバ。
  11. 【請求項11】 前記使用端末情報は、ユーザを特定す
    るユーザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別
    情報とを含み、 前記データ管理部は、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報と前
    記端末識別情報のみが同一である使用端末情報を無効と
    し、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報と少
    なくとも前記ユーザ識別情報が同一である使用端末情報
    を、当該携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
    に変更し、前記接続管理部は、前記データ格納部に格納
    されている使用端末情報の内、前記データ管理部により
    無効とされていない使用端末情報のみを参照して、発呼
    要求を行った携帯電話端末と接続されるべき相手先の携
    帯電話端末を特定することを特徴とする、請求項10に
    記載の管理サーバ。
  12. 【請求項12】 前記使用端末情報は、ユーザを特定す
    るユーザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別
    情報とを含み、 前記データ管理部は、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報とユ
    ーザ識別情報のみが同一である使用端末情報を無効と
    し、 前記データ格納部に格納されている使用端末情報の内、
    前記携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報と少
    なくとも前記端末識別情報が同一である使用端末情報
    を、当該携帯電話端末から送信されてくる使用端末情報
    に変更し、 前記接続管理部は、前記データ格納部に格納されている
    使用端末情報の内、前記データ管理部により無効とされ
    ていない使用端末情報のみを参照して、発呼要求を行っ
    た携帯電話端末と接続されるべき相手先の携帯電話端末
    を特定することを特徴とする、請求項10に記載の管理
    サーバ。
  13. 【請求項13】 前記使用端末情報は、当該使用端末情
    報が有効であるか無効であるかを示す使用制限情報をさ
    らに含み、 前記接続管理部は、前記データ格納部に格納される使用
    端末情報の内、有効を示す前記使用制限情報を含む使用
    端末情報のみを参照することを特徴とする、請求項11
    に記載の管理サーバ。
  14. 【請求項14】 前記携帯電話システムは、任意の携帯
    電話端末と電話回線により接続され、留守番電話のメッ
    セージを記憶する留守番電話センタをさらに備え、 前記接続管理部は、前記使用制限情報が無効を示す使用
    端末情報の中に、前記相手先のユーザを示すユーザ識別
    情報を含む使用端末情報が存在する場合、前記留守番電
    話センタを相手先として特定することを特徴とする、請
    求項13に記載の管理サーバ。
  15. 【請求項15】 前記データ格納部は、さらに、前記携
    帯電話端末から送信されてくる個人情報を格納し、 前記データ管理部は、前記データ格納部に格納されてい
    る使用端末情報を変更した後、変更後の使用端末情報に
    より示される携帯電話端末に対して、前記個人情報を送
    信し、それによって当該携帯電話端末に前記個人情報を
    格納させることを特徴とする、請求項10から14のい
    ずれかに記載の管理サーバ。
  16. 【請求項16】 ユーザに関する情報を格納する管理サ
    ーバと、当該管理サーバにより制御され、通信回線を接
    続する交換機とを含む通信システムにおいて用いられ、
    当該交換機により通信回線を接続される通信端末であっ
    て、 通信端末とそれを使用するユーザとの対応関係を示す使
    用端末情報を入力する入力部と、 前記入力部により入力された使用端末情報を前記管理サ
    ーバに対して送信し、それによって当該管理サーバに格
    納される使用端末情報を変更する送信部とを備える、通
    信端末。
  17. 【請求項17】 前記通信回線は、電話回線であり、 前記通信システムは、携帯電話システムであることを特
    徴とする、請求項16に記載の通信端末。
  18. 【請求項18】 自機器を使用するユーザに関する個人
    情報を格納する個人情報格納部をさらに備え、 前記送信部は、さらに、前記個人情報格納部に格納され
    る個人情報を前記管理サーバに対して送信し、それによ
    って前記管理サーバに格納される個人情報を変更するこ
    とを特徴とする、請求項17に記載の通信端末。
  19. 【請求項19】 前記送信部は、前記管理サーバが、前
    記使用端末情報を変更する前に前記個人情報の送信を要
    求してきた場合、当該管理サーバからの送信要求に応じ
    て、当該個人情報を当該管理サーバに対して送信するこ
    とを特徴とする、請求項18に記載の通信端末。
  20. 【請求項20】 複数の通信端末と、任意の通信端末間
    での通信を可能とするために通信回線を接続する交換機
    と、当該交換機による通信回線の接続を制御する管理サ
    ーバとを含む通信システムにおいて、通信回線の接続を
    管理するための方法であって、 前記通信端末は、それを使用するユーザとの対応関係を
    示す使用端末情報を前記管理サーバに対して送信し、 前記管理サーバは、 各ユーザについて、前記使用端末情報を予め格納してお
    き、 前記通信端末から送信されてくる使用端末情報に従い、
    前記予め格納されている使用端末情報を変更し、 いずれかの通信端末から出された接続要求に応答して前
    記交換機が通信回線を接続するとき、前記使用端末情報
    を参照して、当該接続要求を行った通信端末と接続され
    るべき相手先の通信端末を特定し、 前記交換機は、前記管理サーバにおいて特定された前記
    相手先の通信端末に回線を接続することを特徴とする、
    通信回線接続管理方法。
  21. 【請求項21】 前記通信端末は、前記接続要求として
    発呼要求を行う携帯電話端末であり、 前記通信システムは、携帯電話システムであり、 前記通信回線は、電話回線であることを特徴とする、請
    求項20に記載の通信回線接続管理方法。
  22. 【請求項22】 前記使用端末情報は、ユーザを特定す
    るユーザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別
    情報とを含み、 前記管理サーバは、 前記予め格納する使用端末情報を変更する際、当該使用
    端末情報の内、前記携帯電話端末から送信されてくる使
    用端末情報と前記端末識別情報のみが同一である使用端
    末情報を無効とし、 前記予め格納する使用端末情報を変更する際、当該使用
    端末情報の内、前記携帯電話端末から送信されてくる使
    用端末情報と少なくとも前記ユーザ識別情報が同一であ
    る使用端末情報を、当該携帯電話端末から送信されてく
    る使用端末情報に更新し、 前記発呼要求を行った携帯電話端末と接続されるべき相
    手先の携帯電話端末を特定する際、前記使用端末情報の
    内、無効とされていない使用端末情報のみを参照するこ
    とを特徴とする、請求項21に記載の電話回線接続管理
    方法。
  23. 【請求項23】 前記使用端末情報は、ユーザを特定す
    るユーザ識別情報と、携帯電話端末を特定する端末識別
    情報とを含み、 前記管理サーバは、 前記予め格納する使用端末情報を変更する際、当該使用
    端末情報の内、前記携帯電話端末から送信されてくる使
    用端末情報と前記ユーザ識別情報のみが同一である使用
    端末情報を無効とし、 前記予め格納する使用端末情報を変更する際、当該使用
    端末情報の内、前記携帯電話端末から送信されてくる使
    用端末情報と少なくとも前記端末識別情報が同一である
    使用端末情報を、当該携帯電話端末から送信されてくる
    使用端末情報に更新し、 前記発呼要求を行った携帯電話端末と接続されるべき相
    手先の携帯電話端末を特定する際、前記使用端末情報の
    内、無効とされていない使用端末情報のみを参照するこ
    とを特徴とする、請求項21に記載の電話回線接続管理
    方法。
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