JP2002368134A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002368134A
JP2002368134A JP2001176750A JP2001176750A JP2002368134A JP 2002368134 A JP2002368134 A JP 2002368134A JP 2001176750 A JP2001176750 A JP 2001176750A JP 2001176750 A JP2001176750 A JP 2001176750A JP 2002368134 A JP2002368134 A JP 2002368134A
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bit lines
lines
metal wiring
bit
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JP2001176750A
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Yutaka Ito
伊藤  豊
Hidetoshi Iwai
秀俊 岩井
Kazuo Nakazato
和郎 中里
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置におけるノイズ低減を図るた
めの技術を提供することにある。 【解決手段】 半導体デバイスの基板における凹部とそ
れに設けられたポリシリコン層とを含んで形成されたキ
ャパシタと、上記ポリシリコン層に積層され、真性半導
体によるチャネルを有して縦型構造とされることで4F
のメモリセル(MC)が形成されるとき、隣接ビット
線が互いに異なる層に形成され、この隣接ビット線に着
目したとき、ビット線(BL)がワード線(WL)と交
差する毎に上記メモリセルを交互に配置することによっ
て、ビット線負荷の均一化を図る。そして、ビット線ク
ロスによって隣接ビット線の入れ替えを行うことで、ビ
ット線間のノイズの低減化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
さらにはPLED(Phase state Low
Electron number Drive)トラン
ジスタを使用した半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリデバイスの一例とされるDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)は、昭
和59年11月30日に株式会社オーム社から発行され
た「LSIハンドブック(第486頁〜)」にも記載さ
れているように、アドレスバッファ、デコーダ、センス
増幅器などの周辺回路には内部クロックに同期動作する
ダイナミック型の回路が用いられる。DRAMでは、1
〜3相の外部クロックが必要とされ、これらのクロック
に基づいて内部クロックを発生させて内部回路の動作制
御が行われる。
【0003】特開平10−200001号公報には、制
御電極から多重トンネル障害壁構造を通り抜けて電荷を
書き込むメモリノードを有し、蓄積された電荷がソース
/ドレイン経路の伝導性に影響を与えることから、この
経路の伝導性をモニタすることによってデータの読み出
しを可能とするメモリデバイスが提案されている。
【0004】特表平8−506214号公報には、側壁
ゲートを有する多段トランジスタデバイスが接続された
メモリノードを有するメモリデバイスが記載されてい
る。このメモリノードは、蓄積電荷のレベルがクーロン
妨害により制限される第1及び第2の量子化メモリ状態
を呈し、この差異、少数の電子、例えば10個の電子の
過剰又は不足により量子化メモリ状態を表している。
【0005】「US Patent No.5,10
7,459」には、縦型構造のトランジスタと、トレン
チキャパシタを組み合わせることでメモリセルを実現
し、さらに、ビット線の2層化すると共にビット線をク
ロスさせることでノイズ低減を図ったメモリ構成が提案
されている。
【0006】「A dual layer DRAM
array with Vcc/Vss hybrid
precharge for multi−giga
bit DRAMs(1996 Symposium
on VLSI Circuites Digest
of Technical Papers)」には、ビ
ット線クロス技術の改良により、隣接ビット線間のノイ
ズをキャンセル可能なメモリ構造が提案されている。
【0007】「US Patent No.5,86
4,181」には、メモリデバイスにおいて2層化した
ビット線のクロスの仕方が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体デバイスの最小
加工寸法を「F」で示した場合のメモリセル1ビットの
サイズは、4F、6F、8Fなどと表現される。
つまり、「4F」とは、4Fの矩形領域(縦が2
F、横が2F)に1ビットのメモリセルが形成されるこ
とを意味する。同様に、「6F」とは、6Fの矩形
領域に1ビットのメモリセルが形成されることを意味
し、「8F」とは、8Fの矩形領域に1ビットのメ
モリセルが形成されることを意味する。また、相補レベ
ルの一対のビット線が同一方向に延在形成され、当該相
補レベルの一対のビット線間の信号レベルがセンスアン
プで増幅される場合の構成を「2交点セル配置」とい
い、センスアンプの両側にビット線が形成され、一方の
ビット線の信号を増幅する場合に、他方のビット線の電
位レベルがリファレンスなる場合の構成を「1交点セル
配置」という。
【0009】4F−1交点セルの場合、8F−2交
点セルに比べて、チップ占有面積が小さくて済む。しか
しながら、1交点セルでは相補レベルのビット線対が用
いられないため、ワード線WLからのビット線カップリ
ングノイズやビット線間ノイズをキャンセルすることが
できない。6Fセルにしてビット線配列ピッチを緩和
すれば、ビット線間ノイズを低減することができるが、
その場合のメモリセルサイズは、4Fセルに対して
1.5倍に増加してしまう。
【0010】上記「US Patent No.5,1
07,459」に記載された技術によれば、縦型構造の
トランジスタと、トレンチキャパシタを組み合わせるこ
とで4Fセルを実現し、さらに、ビット線の2層化す
ると共にビット線をクロスさせることでノイズ低減を図
ることができる。しかしながら、センスアンプから見た
ビット線負荷アンバランスを低減できるものの、隣接す
るビット線が常に同一であるため、この隣接ビット線間
において互いにノイズの影響を受けやすいと考えられ
る。さらに上層のビット線が、下層のビット線の真上を
はしる構造となっているため、ビット線クロス部の面積
が比較的大きくなる。
【0011】上記「A dual layer DRA
M array with Vcc/Vss hybr
id precharge for multi−gi
gabit DRAMs(1996 Symposiu
m on VLSI Circuites Diges
t of Technical Papers)」で
は、ビット線クロス技術の改良により、隣接ビット線間
のノイズをキャンセル可能なメモリ構造が提案されてい
るが、全てのメモリセルはビット線の下層に接続される
ためにメモりセルの負荷が不均一になり易い。
【0012】「US Patent No.5,86
4,181」では、メモリデバイスにおいて2層化した
ビット線クロスの仕方が示されているが、6Fセルで
あるため、4Fセルに比べると、メモリセルアレイ部
のチップ占有面積が大きくなる。
【0013】本発明の目的は、半導体記憶装置における
ノイズ低減を図るための技術を提供することにある。
【0014】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0016】すなわち、複数のワード線と、上記複数の
ワード線に交差するように配置された複数のビット線
と、上記ワード線と上記ビット線とに結合された複数の
メモリセルとを含んで半導体記憶装置が構成されると
き、上記メモリセルは、半導体デバイスの最小加工寸法
をFで示すとき、半導体基板における凹部と上記凹部に
設けられたポリシリコン層とを含んで形成されたキャパ
シタと、上記ポリシリコン層に積層され、真性半導体に
よるチャネルを有して縦型構造とされたトランジスタと
を含んで、4Fの領域に一つ形成し、さらに、上記ワ
ード線は、隣接ビット線間に入り込ませることによって
個々のビット線を包囲するように形成する。
【0017】上記手段によれば、上記半導体デバイスの
基板における凹部と上記凹部に設けられたポリシリコン
層とを含んで形成されたキャパシタと、上記ポリシリコ
ン層に積層され、真性半導体によるチャネルを有して縦
型構造とされることで4Fのメモリセルが形成され
る。上記ワード線は、隣接ビット線間に入り込み、個々
のビット線を包囲することで、隣接ビット線間のシール
ド機能を発揮し、隣接ビット線間のクロストークノイズ
の低減を達成する。
【0018】上記ワード線に対応して金属配線層が積層
されるとともに、上記ワード線とそれに対応する上記金
属配線層とが電気的に結合されることで、ワード線の低
抵抗化を図ることによって、ワード立ち上がり時間の高
速化を図ることができる。
【0019】また、複数のワード線と、上記複数のワー
ド線に交差するように配置された複数のビット線と、上
記ワード線と上記ビット線とに結合された複数のメモリ
セルとを含んで半導体記憶装置が形成されるとき、上記
メモリセルは、半導体デバイスの最小加工寸法をFで示
すとき、半導体基板における凹部と上記凹部に設けられ
た半導体層とを含んで成るキャパシタと、上記半導体層
に積層され、真性半導体によるチャネルを有して縦型構
造とされたトランジスタとを含んで4Fの領域に一つ
形成する。さらに、隣接ビット線が互いに異なる層に形
成され、この隣接ビット線に着目したとき、上記メモリ
セルは、上記ビット線が上記ワード線と交差する毎に、
交互に配置する。
【0020】上記手段によれば、上記半導体デバイスの
基板における凹部と上記凹部に設けられたポリシリコン
層とを含んで形成されたキャパシタと、上記ポリシリコ
ン層に積層され、真性半導体によるチャネルを有して縦
型構造とされることで4Fのメモリセルが形成され
る。また、隣接ビット線が互いに異なる層に形成され、
この隣接ビット線に着目したとき、上記ビット線が上記
ワード線と交差する毎に上記メモリセルを交互に配置す
ることは、ビット線負荷の均一化を図り、センスアンプ
から見た負荷のアンバランスを解消し易くする。
【0021】このとき、ビット線クロスによって隣接ビ
ット線の入れ替えを行うことで、ビット線間のクロスト
ークノイズの低減化を達成する。
【0022】そして、第1半導体層により上記ワード線
が形成され、上記第1半導体層とは異なる第2半導体層
により上記ビット線が形成されるとき、上記ワード線に
対応して第1金属配線層を積層し、上記ワード線とそれ
に対応する上記第1金属配線層とを電気的に結合するこ
とで、上記ワード線の低抵抗化を図り、上記第1金属配
線層とは異なる第2金属配線層と、上記第2半導体層と
によって上記ビット線を多層化することで、4F−2
交点セルを実現する。
【0023】
【発明の実施の形態】図23には、本発明にかかる半導
体記憶装置の一例であるSDRAM(シンクロナス・ダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ)が示され
る。
【0024】図23に示されるSDRAM32は、特に
制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によっ
て単結晶シリコン基板のような一つの半導体基板に形成
される。このSDRAM32は、メモリバンクAを構成
するメモリセルアレイ200AとメモリバンクBを構成
するメモリセルアレイ200Bを備える。それぞれのメ
モリセルアレイ200A,200Bは、マトリクス配置
されたダイナミック型のメモリセルを備え、同一列に配
置されたメモリセルの選択端子は列毎のワード線(図示
せず)に結合され、同一行に配置されたメモリセルのデ
ータ入出力端子は行毎に相補データ線(図示せず)に結
合される。
【0025】上記メモリセルアレイ200Aの図示しな
いワード線は、ロウデコーダ201Aによるロウアドレ
ス信号のデコード結果に従って1本が選択レベルに駆動
される。メモリセルアレイ200Aの図示しない相補デ
ータ線は、センスアンプ及びカラム選択回路202Aに
結合される。センスアンプ及びカラム選択回路202A
におけるセンスアンプは、メモリセルからのデータ読み
出しによってそれぞれの相補データ線に現れる微小電位
差を検出して増幅する増幅回路である。それにおけるカ
ラム選択回路は、相補データ線を各別に選択して相補共
通データ線204に導通させるためのスイッチ回路であ
る。カラム選択回路はカラムデコーダ203Aによるカ
ラムアドレス信号のデコード結果に従って選択動作され
る。メモリセルアレイ200B側にも同様にロウデコー
ダ201B,センスアンプ及びカラム選択回路202
B,カラムデコーダ203Bが設けられる。上記相補共
通データ線204は入力バッファ210の出力端子及び
出力バッファ211の入力端子に接続される。入力バッ
ファ210の入力端子及び出力バッファ211の出力端
子は16ビットのデータ入出力端子I/O0〜I/O1
5に接続される。
【0026】アドレス入力端子A0〜A11から供給さ
れるロウアドレス信号とカラムアドレスはカラムアドレ
スバッファ205とロウアドレスバッファ206にアド
レスマルチプレクス形式で取り込まれる。カラムアドレ
スバッファ205の出力はカラムアドレスカウンタ20
7のプリセットデータとして供給され、カラムアドレス
カウンタ207は、動作モードに応じて、上記プリセッ
トデータとしてのカラムアドレス、又はそのカラムアド
レスを初期値として順次インクリメントした値を、後段
の冗長救済回路214に向けて出力する。
【0027】冗長救済回路214では、特に制限されな
いが、上記カラムアドレスバッファ205から出力され
たカラム系アドレス(バーストモードの初期アドレス)
及び上記カラムアドレスカウンタ207によってインク
リメントされたアドレスの冗長判定が行われる。このア
ドレス比較において、両アドレスが不一致の場合には、
それは当該アドレスについて冗長救済が行われていない
ことを意味するから、上記カラムアドレスバッファ20
5から出力されたカラムアドレス又は上記カラムアドレ
スカウンタ207によってインクリメントされたアドレ
スがカラムデコーダ203A,203Bに伝達される。
しかし、上記冗長救済回路214でのアドレス比較にお
いて、両アドレスが一致する場合には、それは冗長ビッ
トにより救済されていることを意味するから、上記カラ
ムアドレスバッファ205から出力されたカラムアドレ
ス又は上記カラムアドレスカウンタ207によってイン
クリメントされたアドレスに代えて冗長ビットを選択す
るためのアドレスがカラムデコーダ203A,203B
に伝達される。そのようにアドレスの置換えが行われる
ことで冗長救済が行われる。
【0028】また、メモリセルアレイ200A,200
Bはダイナミック型メモリセルを含んでおり、記憶状態
の維持のために所定時間間隔でリフレッシュ動作を行う
必要がある。リフレッシュ動作はメモリセルアレイ20
0A,200Bのワード線選択により可能とされ、その
ようなリフレッシュ動作のためにリフレッシュ用アドレ
スを生成可能なリフレッシュカウンタ208が設けられ
ている。
【0029】コントローラ212は、特に制限されない
が、クロック信号CLK、クロックイネーブル信号CK
E、チップセレクト信号CS*(記号*はこれが付され
た信号がローイネーブルの信号であることを意味す
る)、カラムアドレスストローブ信号CAS*、ロウア
ドレスストローブ信号RAS*、及びライトイネーブル
信号WE*などの外部制御信号の組合わせによって与え
られるコマンドをデコードすることにより動作モード信
号を生成するためのコマンドデコード回路310や、内
部タイミング信号を形成するタイミング制御回路32
0、及び動作モード情報やテストモード情報の保持のた
めのモードレジスタ300を備える。
【0030】また、上記クロック信号CLK、クロック
イネーブル信号CKEや、チップセレクト信号CS*、
カラムアドレスストローブ信号CAS*、ロウアドレス
ストローブ信号RAS*、及びライトイネーブル信号W
E*などの各種制御信号は、CPU31からシステムバ
スBUSを介して伝達される。クロック信号CLKはS
DRAM32のマスタクロックとされ、その他の外部入
力信号は当該クロック信号CLKの立ち上がりエッジに
同期して有意とされる。チップセレクト信号CS*はそ
のローレベルによってコマンド入力サイクルの開始を指
示する。チップセレクト信号がハイレベルのとき(チッ
プ非選択状態)、その他の信号入力は意味を持たない。
ただし、メモリバンクの選択状態やバースト動作などの
内部動作はチップ非選択状態への変化によって影響され
ない。RAS*,CAS*,WE*の各信号は、コマン
ドサイクルを定義するときに有意の信号とされる。クロ
ックイネーブル信号CKEは次のクロック信号の有効性
を指示する信号であり、当該信号CKEがハイレベルで
あれば次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジが有
効とされ、ローレベルのときは無効とされる。さらに、
図示はしないが読み出しモードにおいて出力バッファ2
11に対するアウトプットイネーブルの制御を行う外部
制御信号もコントローラ212に供給され、その信号が
例えばハイレベルのときは出力バッファ211は高出力
インピーダンス状態にされる。
【0031】また、上記アドレス入力端子A11からの
信号入力は、上記ロウアドレスストローブ・バンクアク
ティブコマンドサイクルにおいてバンク選択信号とみな
される。すなわち、アドレス入力端子A11からの入力
信号がローレベルの時はメモリバンクAが選択され、ハ
イレベルの時はメモリバンクBが選択される。メモリバ
ンクの選択制御は、特に制限されないが、選択メモリバ
ンク側のロウデコーダのみの活性化、非選択メモリバン
ク側のカラムスイッチ回路の全非選択、選択メモリバン
ク側のみの入力バッファ210及び出力バッファ211
への接続などの処理によって行うことができる。
【0032】プリチャージコマンドサイクルにおいて、
アドレス入力端子A11からの入力信号は相補データ線
などに対するプリチャージ動作の態様を指示し、そのハ
イレベルはプリチャージの対象が双方のメモリバンクで
あることを指示し、そのローレベルは、A11で指示さ
れている一方のメモリバンクがプリチャージ対象である
ことを指示する。
【0033】上記カラムアドレスは、クロック信号CL
Kの立ち上がりエッジに同期するリードコマンドサイク
ル又はライトコマンドサイクルにおけるA0〜A7の論
理レベルによって定義される。そして、このようにして
定義されたカラムアドレスはバーストアクセスのスター
トアドレス(カラム系初期アドレス)とされる。
【0034】次に、上記メモリセルアレイ200A,2
00Bの詳細な構成について説明する。
【0035】上記メモリセルアレイ200A,200B
に、4F−1交点セルが適用される場合と、4F
2交点セルが適用される場合とがある。
【0036】先ず、上記メモリセルアレイ200A,2
00Bに、4F−1交点セルが適用される場合につい
て説明する。
【0037】図3には、4F−1交点セルの配置例が
示される。
【0038】メモリセルMCは、電荷蓄積容量と、縦型
トランジスタによって形成される。上記電荷蓄積容量
は、半導体基板に形成された凹部にポリシリコン層を設
けて成るキャパシタとされ、このキャパシタの真上に縦
型トランジスタが形成されることで、4Fメモリセル
が実現される。
【0039】複数のワード線WLと、それに交差するよ
うに複数のビット線BLが形成され、ワード線WLとビ
ット線BLとが交差する箇所にメモリセルMCが設けら
れる。複数のビット線BLは、相補レベルとされる複数
組のビット線対を含み、このビット線対の電位差を増幅
するために複数のセンスアンプが設けられる。例えばセ
ンスアンプSA1には、ビット線対BL1,BL1Bが
結合される。4F−1交点セルの場合、紙面に向かっ
てセンスアンプSA1の左側にビット線BL1が配置さ
れ、それと相補レベルのビット線BL1Bは、当該セン
スアンプSA1の右側に配置される。ビット線BLの微
小電位を増幅するとき、ビット線BL1Bの電位がリフ
ァレンスとされる。他のセンスアンプSA2,SA3,
SA4においても、上記センスアンプSA1の場合と同
様に、紙面に向かって左側にビット線BL2,BL3,
BL4が配置され、それと相補レベルのビット線BL2
B,BL3B,BL4Bは当該センスアンプSA2,S
A3,SA4の右側に配置される。
【0040】図5(B)には、図3に示されるセンスア
ンプSA1の構成例が示される。
【0041】nチャネル型MOSトランジスタ26,2
7と、pチャネル型MOSトランジスタ28,29とが
結合されることで、ビット線の電位差を増幅するための
アンプ部が形成される。nチャネル型MOSトランジス
タ26,27の直列接続箇所、及びpチャネル型MOS
トランジスタ28,29の直列接続箇所からコモン線C
SN,CSPが引き出される。ビット線BL1を介して
メモりセルデータを読み出す場合には、ビット線BL1
Bの電位が基準レベルとされ、ビット線BL1Bを介し
てメモりセルデータを読み出す場合には、ビット線BL
1の電位が基準レベルとされる。かかる構成では、イコ
ライズ制御信号BLEQによってビット線対をイコライ
ズするためのnチャネル型MOSトランジスタ23,2
4,25が設けられる。
【0042】ここで、本発明の比較対象とされる技術に
ついて図8、図16(B)、及び図17(B)を参照し
ながら説明する。
【0043】図8には4F−1交点セルの構成例が示
される。
【0044】複数のワード線WL1〜WL12と、複数
のビット線BLとが交差され、その交差箇所にメモリセ
ルMCが配置される。複数のワード線WL1〜WL12
は、第1ポリシリコン層(Poly−1)によって形成
される。複数のビット線BLは、第1金属配線層(M−
1)によって形成される。複数のワード線WL1〜WL
12や複数のビット線BLの配列ピッチは「2F」とさ
れる。
【0045】図16(B)には、図8におけるA−A線
断面が示され、図17(B)には、図8におけるB−B
線断面が示される。
【0046】半導体基板PL(Sub)に凹部が設けら
れ、この凹部に絶縁膜を介してポリシリコン層SN(p
oly−Si)が形成される。このとき、凹部の内壁面
と、ポリシリコン層SNの対向面とによってキャパシタ
が形成される。このキャパシタが、メモリセルにおける
電荷蓄積容量とされ、その真上にPLEDトランジスタ
が形成される。すなわち、上記キャパシタを形成するポ
リシリコン層SN(poly−Si)の真上には、第1
バリア膜BR1(Si)を介して真性半導体によ
るチャネルCH(i−Poly)が積層され、さらにこ
のチャネルCH(i−Poly)には、第2バリア膜B
R2(Si)を介してポリシリコン層BN(po
ly−Si)が形成される。このポリシリコン層BN
は、スルーホール(M1 to Poly)を介して、
第1金属配線層によって形成されるビット線BL(M
1)に結合される。そして、上記チャネルCH(i−P
oly)と、その上下端の第1バリア膜BR1(Si
)及び第2バリア膜BR2(Si)とを横か
ら包囲するようにポリシリコン層によるワード線WL
(poly−Si)が形成される。ポリシリコン層BN
(poly−Si)がPLEDのドレイン電極とされ、
ポリシリコン層SN(poly−Si)がPLEDトラ
ンジスタのソース電極とされ、ワード線WLを形成する
ポリシリコン層がPLEDトランジスタのゲート電極と
される。
【0047】しかしながら、上記構成においては、隣接
ビット線が同一の配線層によって形成されているため、
隣接ビット線間のクロストークノイズが比較的大きい。
【0048】そこで、上記隣接ビット線間のクロストー
クノイズの低減を図るため、メモリセルアレイ200
A,200Bには、図16(A),図17(A)に示さ
れるように、ワード線WLを、隣接ビット線間に入り込
ませることによって個々のビット線BLを包囲するよう
に形成したものを適用する。ここで、図16(A)は、
図16(B)に対応する断面図、図17(A)は、図1
7(B)に対応する断面図である。
【0049】図16(A),図17(A)に示されるの
が、図16(B),図17(B)に示されるのと異なる
のは、第2バリア膜BR2(Si)に積層される
ポリシリコン層(Poly−Si)がそのままビット線
BLとして使用される点、及びそのようなビット線BL
が並行して複数形成されるとき、この個々のビット線B
Lに覆い被さるようにワード線WLが形成される。この
場合、ワード線WLは、ポリシリコン層(Poly−S
i)によって形成される。かかる構成においては、ワー
ド線WLが、隣接ビット線BL間のシールドとして機能
するため、4F −1交点セルにおいて、隣接ビット線
BL間のクロストークノイズの低減を図ることができ
る。
【0050】上記の構成においてワード線WLは、ポリ
シリコン層(Poly−Si)によって形成され、比較
的高抵抗とされるが、ワード線WLに金属配線層を結合
させることによって、ワード線WLの低抵抗化を図るこ
とができる。図20(A)や図21(A)には、その場
合の構成例が示される。図20(A)に示される断面
は、図16(A)に対応し、図20(A)に示される断
面は図17(A)に対応する。図20(A)や図21
(A)に示されるように、ワード線WLがポリシリコン
層(Poly Si)で形成される場合において、この
ワード線WLに沿って、当該ワード線の上側に第1金属
配線層M1が形成され、スルーホール(M1to Po
ly)を介して、第1金属配線層M1を上記ワード線W
Lに結合する。第1金属配線層M1の抵抗値は、ポリシ
リコン層(Poly−Si)に比べて遙かに小さいた
め、ポリシリコン層(Poly−Si)によるワード線
WLに第1金属配線層M1が結合されることによって、
ワード線WLの低抵抗化を図ることができる。ワード線
WLの低抵抗化により、ワード線WLでの電圧降下を低
く抑えることができる。
【0051】次に、上記メモリセルアレイ200A,2
00Bに、4F−2交点セルが適用される場合につい
て説明する。
【0052】図4には、4F−2交点セルの配置例が
示される。
【0053】複数のワード線WLと複数のビット線BL
が交差され、その交差箇所にメモリセルMCが交互に配
置される。BL1とBL1B、BL2とBL2B、BL
3とBL3B、BL4とBL4Bで、それぞれ相補レベ
ルのビット線対が形成される。特に制限されないが、ビ
ット線BL1,BL2,BL3,BL4は、第1金属配
線層M1によって形成され、ビット線BL1B,BL2
B,BL3B,BL4Bは、第2金属配線層によって形
成される。上記ビット線対の電位を増幅するための複数
のセンスアンプが設けられる。例えばセンスアンプSA
1はビット線BL1,BL1Bの電位を増幅し、センス
アンプSA2はビット線BL2,BL2Bの電位を増幅
し、センスアンプSA3はビット線BL3,BL3Bの
電位を増幅し、センスアンプSA4はビット線BL4,
BL4Bの電位を増幅する。このように、相補レベルの
ビット線の電位をセンスアンプで増幅するようにしてい
るため、相補ビット線対に混入されたノイズ成分はセン
スアンプの増幅過程において相殺されることから、ノイ
ズ耐性に優れている。
【0054】図2には、本発明の比較対象とされる8F
−2交点セルの配置例が示される。
【0055】複数のワード線WLと、それに交差するよ
うに複数のビット線BLが形成され、ワード線WLとビ
ット線BLとが交差する箇所にメモリセルMCが設けら
れる。複数のビット線BLは、相補レベルとされる複数
組のビット線対を含む。このビット線対の電位差を増幅
するために複数のセンスアンプが設けられる。例えばセ
ンスアンプSA1には、ビット線対BL1,BL1Bが
結合され、このビット線対BL1,BL1Bの電位差が
センスアンプSA1によって増幅される。また、センス
アンプSA2には、ビット線対BL2,BL2Bが結合
され、このビット線対BL2,BL2Bの電位差がセン
スアンプSA2によって増幅される。このような8F
−2交点セルの配置例は、DRAMにおいて広く用いら
れているが、8Fの領域にひとつのメモリセルMCが
形成されるため、メモリサイズが比較的大きくなってし
まう。
【0056】これに対して、図4に示される4F−2
交点セルでは、4Fの領域にひとつのメモリセルMC
が形成されるため、上記8F−2交点セルの場合に比
べてメモりサイズが小さい点で優れている。
【0057】図5(A)には、上記センスアンプSA1
の構成例が示される。
【0058】nチャネル型MOSトランジスタ16,1
7と、pチャネル型MOSトランジスタ18,19とが
結合されることで、ビット線の電位差を増幅するための
アンプ部が形成される。nチャネル型MOSトランジス
タ16,17の直列接続箇所、及びpチャネル型MOS
トランジスタ18,19の直列接続箇所からコモン線C
SN,CSPが引き出される。センスアンプSA1は、
紙面に向かって左右に位置するビット線対BL1,BL
1Bで共有され、ビット線のデータ破壊を防ぐために、
シェアード制御信号SHR−Lによって、センスアンプ
SA1の左側に位置するビット線対BL1,BL1Bを
アンプ部から分離するためのnチャネル型MOSトラン
ジスタ11,12と、シェアード制御信号SHR−Rに
よって、センスアンプSA1の右側に位置するビット線
対BL1,BL1Bをアンプ部から分離するためのnチ
ャネル型MOSトランジスタ20,21とが設けられ
る。また、イコライズ制御信号BLEQによってビット
線対をイコライズするためのnチャネル型MOSトラン
ジスタ13,14,15が設けられる。
【0059】尚、他のセンスアンプも同一構成とされ
る。
【0060】図10には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルのアレイ
構成例が示される。
【0061】複数のワード線WLに交差するように複数
のビット線BLが形成される。半導体デバイスの最小加
工寸法をFで示すとき、ワード線WLの配列ピッチは2
Fとされる。複数のワード線WLは第2ポリシリコン層
Poly−2を利用して形成されている。ビット線BL
は、4F−2交点セルを実現するために、それぞれ相
補レベルのビット線対BL1,BL1Bと、BL2,B
L2Bが2層化されている。すなわち、ビット線BL
は、下層ビット線と上層ビット線とを有し、下層ビット
線は第1金属配線M−1によって実現され、上層ビット
線は第2金属配線M−2によって実現される。
【0062】例えばビット線BL1,BL2は、ワード
線WL1〜WL4と交差する箇所においては、第1金属
配線M−1による下層ビット線とされ、ワード線WL5
〜WL8と交差する箇所においては、第2金属配線M−
2による上層ビット線とされる。ビット線BL1B,B
L2Bは、それぞれビット線BL1,BL2とは1ピッ
チずれており、ワード線WL1〜WL4と交差する箇所
においては、第2金属配線M−2による上層ビット線と
され、ワード線WL5〜WL8と交差する箇所において
は、第1金属配線M−1による下層ビット線とされる。
下層ビット線と上層ビット線とを結合するためのビット
線結合部が設けられる。ビット線延在方向におけるビッ
ト線結合部の寸法は5Fとされる。ビット線BL1Bや
BL2Bは、ビット線結合部において、第1金属配線M
−1による下層ビット線と第2金属配線M−2による上
層ビット線とがコンタクトホールによって結合される。
これに対して、ビット線BL1やBL2は、ビット線結
合部において、隣接ビット線との接触を避けるために第
1ポリシリコン層Poly−1が介在され、第1金属配
線M−1による下層ビット線から第1ポリシリコン層P
oly−1へのスルーホール、第2金属配線M−2によ
る上層ビット線から第1ポリシリコン層Poly−1へ
のスルーホールによって、それぞれ結合される。
【0063】また、メモリセルMCは、隣接ビット線が
ワード線と交差する毎に、上記メモリセルが、上記隣接
ビット線間で交互に配置されて成る。ビット線の延在方
向に沿ってワード線毎に1ピッチずれて交互に配置され
る。例えば、メモリセルMC1は、ワード線WL1とビ
ット線BL1Bとの交差箇所に設けられ、メモリセルM
C2は、ワード線WL1とビット線BL2Bとの交差箇
所に設けられ、メモリセルMC3は、ワード線WL2と
ビット線BL1との交差箇所に設けられ、メモリセルM
C4は、ワード線WL2とビット線BL2との交差箇所
に設けられる。また、メモリセルMC5は、ワード線W
L3とビット線BL1Bとの交差箇所に設けられ、メモ
リセルMC6は、ワード線WL3とビット線BL2Bと
の交差箇所に設けられ、メモリセルMC7は、ワード線
WL4とビット線BL1との交差箇所に設けられ、メモ
リセルMC8は、ワード線WL4とビット線BL2との
交差箇所に設けられる。
【0064】図9には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの比較対
象とされる4F−2交点セルのアレイ構成例が示さ
れ、図18(A)には、図9におけるC−C線断面が示
される。
【0065】図9では、ビット線BLが2階層化され、
隣接ビット線同士を異なる層に割り当てることで、隣接
ビット線同士の短絡を防いでいる。代表的に示される4
本のビット線BL1,BL1B,BL2,BL2Bは、
ビット線結合部において第1金属配線層M−1から第2
金属配線層M−2、又は第2金属配線層M−2から第1
金属配線層M−1に変更される。5Fとされる。ビット
線延在方向におけるビット線結合部の寸法は5Fとされ
る。ビット線BL1B,BL2Bについては、コンタク
トホール(M2 to M1)を介して、第2金属配線
層M−2から第1金属配線層M−1に変更されるが、ビ
ット線BL1,BL2については、短絡防止のためにポ
リシリコン層が介在される。メモリセルMCは、第1金
属配線層M−1によるビット線BLに結合されるが、第
2金属配線層M−2によるビット線BLには結合されな
い。このため、第1金属配線層M−1によるビット線B
Lと、第2金属配線層M−2によるビット線BLとで
は、センスアンプから見た場合のビット線BLの負荷が
異なり、例えばセンスアンプでローレベルの信号をセン
スする場合とハイレベルの信号をセンスする場合とで、
論理が確定する間での時間が異なってしまうことがあ
る。
【0066】これに対して図10に示される構成は、第
1金属配線層M−1によるビット線、第2金属配線層M
−2によるビット線の双方にメモリセルMCが均等に結
合され、また、隣接ビット線間で、ワード線と交差する
毎に、メモリセルMCが交互に配置されることにより、
ビット線負荷が均一化される。このため、センスアンプ
においては、ローレベルをセンスする場合と、ハイレベ
ルをセンスする場合との条件を揃えることができ、ロー
レベルの論理確定までの時間と、ハイレベルの論理確定
までの時間とを差を小さくできる。
【0067】次に、ビット線をクロスすることによっ
て、ビット線間のクロストークノイズの低減を図る場合
について、図6及び図7に基づいて説明する。
【0068】図6及び図7において、特に制限されない
が、実線で示されるビット線は、第1金属配線層によっ
て形成され、破線で示されるビット線は、第2金属配線
層によって形成される。
【0069】図6(A)に示される場合はビット線のク
ロスは行われない。図6(B)に示される構成では、ビ
ット線の形成層の入れ替えは行われるが、ビット線のク
ロスは行われない。図6(C)に示される構成では、ビ
ット線BL1,BL1B,BL2,BL2Bとの間でビ
ット線クロスが行われ、ビット線BL3,BL3B,B
L4,BL4Bとの間でビット線クロスが行われる。し
かしながら、ビット線がクロスされてはいるものの、隣
接ビット線は基本的には同一であるため、ビット線間の
クロストークノイズを十分に低減することができない。
【0070】ビット線クロスについては、図7に示され
るように多くのバリエーションがある。尚、図7におい
て、実線で示されるビット線は第1金属配線層によって
形成され、破線で示されるビット線は第2金属配線層に
よって形成される。第1金属配線層によって形成された
ビット線と、第2金属配線層によって形成されたビット
線との結合はコンタクトホールを介して行われるが、こ
のコンタクトホールの位置はドットによって示される。
【0071】図7(A)に示される構成は、相補ビット
線対BL1,BL1B、BL2,BL2B、BL3,B
L3B、BL4,BL4B毎に、形成層の変更を伴いな
がら、隣接ビット線同士をクロスさせるようにしたもの
である。かかる構成によれば、ビット線がクロスされる
毎に隣接ビット線が変更されるため、隣接ビット線間の
ノイズを低減することができる。
【0072】図7(B)に示される構成は、互いに隣接
するビット線BL1BとBL2については、形成層の変
更が行われるだけであるが、ビット線BL1とBL2B
については、それぞれ3ピッチずれた状態でビット線ク
ロスが行われる。同様に、互いに隣接するビット線BL
3BとBL4については、形成層の変更が行われるだけ
であるが、ビット線BL3とBL4Bについては、それ
ぞれ3ピッチずれた状態でビット線クロスが行われる。
このようなビット線クロスによれば、ビット線BL1と
BL2B、BL3とBL4Bに着目した場合、それぞれ
ビット線がクロスされる毎に隣接ビット線が変更される
ためビット線間のクロストークの影響が少なくて済む。
尚、ビット線BL1,BL2Bが結合され、ビット線B
L3,BL4Bとが結合されているため、センスアンプ
SA1〜SA4内のMOSトランジスタ11,12,2
0,21(図5(A)参照)のオフオフ動作の制御によ
り、一方のセンスアンプにのみ、ビット線の信号が伝達
される。
【0073】図7(C)に示される構成は、ビット線B
L1,BL1B,BL2,BL2B,BL3間でビット
線クロスが行われ、また、ビット線BL3B,BL4,
BL4B間でビット線クロスが行わる。かかる構成で
は、ビット線がクロスされる毎に隣接ビット線が変更さ
れるためビット線間のクロストークの影響が少なくて済
む。尚、ビット線BL1B,BL2Bが結合され、ビッ
ト線BL3B,BL4Bとが結合されているため、セン
スアンプSA1〜SA4内のMOSトランジスタ11,
12,20,21(図5(A)参照)のオンオフ動作が
制御により、一方のセンスアンプにのみ、ビット線の信
号が伝達されるように制御される。
【0074】次に、ビット線クロスを行う場合の具体的
なレイアウト例について説明する。
【0075】図1には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの配置例
が示される。
【0076】複数のワード線WLに交差するように複数
のビット線BLが形成される。半導体デバイスの最小加
工寸法をFで示すとき、ワード線WLの配列ピッチは2
Fとされる。複数のワード線WLは第2ポリシリコン層
Poly−2を利用して形成されている。ビット線BL
は、4F−2交点セルを実現するために、それぞれ相
補レベルのビット線対BL1,BL1Bと、BL2,B
L2Bが2層化されている。すなわち、ビット線BL
は、下層ビット線と上層ビット線とを有し、下層ビット
線は第1金属配線M−1によって実現され、上層ビット
線は第2金属配線M−2によって実現される。ビット線
対BL1,BL1B間の電位差は、図示されない第1セ
ンスアンプによって増幅され、ビット線対BL2,BL
2B間の電位差は、図示されない第2センスアンプによ
って増幅される。
【0077】例えばビット線BL1,BL2は、ワード
線WL1〜WL4と交差する箇所においては、第2金属
配線M−2による上層ビット線とされ、ワード線WL5
〜WL8と交差する箇所においては、第1金属配線M−
1による下層ビット線とされる。ビット線BL1B,B
L2Bは、それぞれビット線BL1,BL2とは1ピッ
チ(ここでは、Fに相当)ずれており、ワード線WL1
〜WL4と交差する箇所においては、第1金属配線M−
1による下層ビット線とされ、ワード線WL5〜WL8
と交差する箇所においては、第2金属配線M−2による
上層ビット線とされる。下層ビット線と上層ビット線と
を結合するためのビット線結合部が設けられる。ビット
線延在方向におけるビット線結合部の寸法は7Fとされ
る。
【0078】ビット線のノイズ低減のため、ビット線B
L1とBL2とがビット線結合部においてクロスされる
ことによて、ビット線の配列位置の入れ替えが行われて
いる。図19(A)には、この場合のビット線結合部の
主要断面が示される。すなわち、ビット線BL1は、ワ
ード線WL1〜WL4と交差する箇所においては第2金
属配線層M−2によって形成されるが、ビット線結合部
においてコンタクトホールを介して第1金属配線層M−
1に結合され、この第1金属配線層M−1の一部がワー
ド線WLに対して並行に延在形成されてから他のビット
線に対して並行になるように屈曲形成されることによっ
て、ワード線WL5〜WL8と交差する箇所でのビット
線BL1の形成位置は、ワード線WL1〜WL4と交差
する箇所箇所でのビット線形成位置から2ピッチ(2
F)だけずれた位置とされる。
【0079】同様に、ビット線BL2は、ワード線WL
1〜WL4と交差する箇所においては第2金属配線層M
−2によって形成されるが、ビット線結合部において、
ワード線WLに対して並行に延在形成されてからコンタ
クトホールを介して第1金属配線層M−1に結合され、
この第1金属配線層M−1によって他のビット線に対し
て並行に延在形成されることにより、ワード線WL5〜
WL8と交差する箇所でのビット線BL2の形成位置
は、ワード線WL1〜WL4と交差する箇所箇所でのビ
ット線形成位置から2ピッチ(2F)だけずれた位置と
される。
【0080】ビット線BL1B及びBL2Bは、ビット
線クロスは行われないが、形成層の入れ替えが行われ
る。すなわち、ビット線BL1B,BL2Bは、ワード
線WL1〜WL4と交差する箇所では、第1金属配線層
M−1によって形成されるが、ワード線WL5〜WL8
と交差する箇所では、第2金属配線層M−2によって形
成される。ビット線BL1B及びBL2Bの形成層の入
れ替えは、ビット線結合部において行われる。このと
き、ビット線BL1B,BL2Bは、図19(B)に示
されるように、ビット線結合部において隣接ビット線と
の電気的な接触を避けるために第1ポリシリコン層Po
ly−1を経由して行われる。第1金属配線層M−1と
第1ポリシリコン層Poly−1との結合、及び第2金
属配線層M−1と第1ポリシリコン層Poly−1との
結合は、スルーホール(M1 topoly,M2 t
o poly)を介して行われる。
【0081】上記ビット線BL1B及びBL2Bとの間
のビット線クロス、及びビット線BL1B及びBL2B
の形成層の入れ替えを可能とするために、ビット線結合
部におけるビット線延在方向の寸法は7Fとされる。
【0082】メモリセルMCは、ビット線の延在方向に
沿ってワード線毎に1ピッチずれて交互に配置される。
例えば、メモリセルMC1は、ワード線WL1とビット
線BL1Bとの交差箇所に設けられ、メモリセルMC2
は、ワード線WL1とビット線BL2Bとの交差箇所に
設けられ、メモリセルMC3は、ワード線WL2とビッ
ト線BL1との交差箇所に設けられ、メモリセルMC4
は、ワード線WL2とビット線BL2との交差箇所に設
けられる。また、メモリセルMC5は、ワード線WL3
とビット線BL1Bとの交差箇所に設けられ、メモリセ
ルMC6は、ワード線WL3とビット線BL2Bとの交
差箇所に設けられ、メモリセルMC7は、ワード線WL
4とビット線BL1との交差箇所に設けられ、メモリセ
ルMC8は、ワード線WL4とビット線BL2との交差
箇所に設けられる。上記ワード線WL及びビット線BL
と上記メモリセルMCとの結合は、スルーホールを介し
て行われる。
【0083】図18(B)には図1におけるD−D線断
面が示される。メモリセルMC1,MC3,MC6,M
C8の構成が代表的に示されるように、上記複数のメモ
リセルMCは、全て同一構成とされる。例えばメモリセ
ルMC8は、次のように構成される。
【0084】半導体基板PL(Sub)に凹部が設けら
れ、この凹部に絶縁膜を介してポリシリコン層SN(p
oly−Si)が形成される。このとき、凹部の内壁面
と、ポリシリコン層SNの対向面とによってキャパシタ
が形成される。このキャパシタが、メモリセルにおける
電荷蓄積容量とされ、その真上にPLEDトランジスタ
が形成される。すなわち、上記キャパシタを形成するポ
リシリコン層SN(poly−Si)の真上には、第1
バリア膜BR1(Si)を介して真性半導体によ
るチャネルCH(i−Poly)が積層され、さらにこ
のチャネルCH(i−Poly)には、第2バリア膜B
R2(Si)を介してポリシリコン層BN(po
ly−Si)が形成される。このポリシリコン層BN
は、スルーホール(M1 to Poly)を介して、
第1金属配線層によって形成されるビット線BL(M
1)に結合される。そして、上記チャネルCH(i−P
oly)と、その上下端の第1バリア膜BR1(Si
)及び第2バリア膜BR2(Si)とを横か
ら包囲するようにポリシリコン層によるワード線WL1
(poly−Si)が形成される。ポリシリコン層BN
(poly−Si)がPLEDのドレイン電極とされ、
ポリシリコン層SN(poly−Si)がPLEDトラ
ンジスタのソース電極とされ、ワード線WLを形成する
ポリシリコン層がPLEDトランジスタのゲート電極と
される。
【0085】このように半導体基板PL(Sub)に凹
部が設けられ、この凹部の内壁面と、ポリシリコン層S
Nの対向面とによってキャパシタが形成され、このキャ
パシタの真上にPLEDトランジスタが配置されること
でメモリセルMCが形成されることにより、4Fの面
積に1個の割合で形成することができる。
【0086】このように図1に示されるメモリセルアレ
イは、4F−2交点セルであり、ビット線クロスによ
り、隣接ビット線が入れ替わるため、ビット線間のクロ
ストークノイズ低減を図ることができる。
【0087】図11には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの別のア
レイ構成例が示される。
【0088】図11に示される構成が、図1に示される
のと大きく相違するのは、ビット線のクロスの仕方にあ
る。
【0089】図11に示される構成では、ビット線BL
2,BL2Bについては、形成層の入れ替えが行われ、
ビット線BL1とBL1Bとの間でビット線クロスが行
われている。
【0090】ビット線BL2Bは、ワード線WL1〜W
L4と交差する箇所では、第2金属配線層M−2によっ
て形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差す
る箇所では、第1金属配線層M−1により形成されてい
る。ビット線BL2Bにおいては、ビット線結合部にお
いて、第2金属配線層M−2によるビット線と、第1金
属配線層M−1によるビット線とのコンタクトホールに
よる結合が行われる。
【0091】ビット線BL2は、ワード線WL1〜WL
4と交差する箇所では、第1金属配線層M−1によって
形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差する
箇所では、第2金属配線層M−2により形成されてい
る。ビット線BL2は、ビット線結合部において、第1
金属配線層M−1によるビット線と、第2金属配線層M
−2によるビット線とが結合されるが、隣接ビット線と
の電気的な接触を避けるため、第1ポリシリコン層Po
ly−1が経由される。第1金属配線層M−1及び第2
金属配線層M−2と、第1ポリシリコン層Poly−1
とは、スルーホールを介して結合される。
【0092】また、ビット線BL1は、第1金属配線層
M−1によって形成され、ビット線BL2は、第2金属
配線層M−2によって形成されるており、それらは、ビ
ット線結合部においてクロスされる。ビット線延在方向
におけるビット線結合部の寸法は9Fとされる。
【0093】このような構成においても、隣接ビット線
間においてワード線WLと交差する毎に、メモリセルM
Cが、1ピッチずれて交互に配置されるため、図1に示
されるのと同様に、ビット線の負荷の均一化を図ること
ができる。また、ビット線BL1,BL1Bのクロスに
より、ビット線BL2に隣接するビット線が、ビット線
接合部において入れ換えられるため、ビット線間ノイズ
の低減を図ることができる。
【0094】図12には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの別のア
レイ構成例が示される。
【0095】図12に示される構成が、図1に示される
のと大きく相違するのは、ビット線BLのクロスの仕方
にある。
【0096】図12に示される構成では、ビット線BL
2,BL2Bについては、形成層の入れ替えが行われ、
ビット線BL1とBL1Bとの間でビット線クロスが行
われている。
【0097】ビット線BL2Bは、ワード線WL1〜W
L4と交差する箇所では、第1金属配線層M−1により
形成され、ワード線WL5〜WL8と交差する箇所で
は、第2金属配線層M−2により形成される。ビット線
BL2Bは、ビット線結合部において第1ポリシリコン
層Poly−1及び第1金属配線層M−1を経由して形
成層の入換えが行われる。第1ポリシリコン層Poly
−1と第1金属配線層M−1との結合はスルーホールを
介して行われる。
【0098】ビット線BL2は、ワード線WL1〜WL
4と交差する箇所では、第2金属配線層M−2により形
成され、ワード線WL5〜WL8と交差する箇所では、
第1金属配線層M−1により形成される。ビット線BL
2は、ビット線接合部において形成層の入れ換えが行わ
れるが、上記ビット線BL2Bとの接触を避けるため、
ビット線結合部においてビット線BL1B側に1ピッチ
だけずれるように屈曲形成されている。この屈曲形成
は、第1金属配線層M−1により行われる。
【0099】ビット線BL1は、第2金属配線層M−2
によって形成されている。ビット線BL1Bは、ワード
線WL1〜WL4と交差する箇所では、第1金属配線層
M−1により形成され、ワード線WL5〜WL8と交差
する箇所では、第2金属配線層M−2により形成され
る。ビット線BL1とBL1Bとはビット線結合部でク
ロスされるが、このとき、ビット線BL1とBL2との
接触を避けるため、ビット線BL1Bは、第1ポリシリ
コン層Poly−1が経由される。ビット線延在方向に
おけるビット線結合部の寸法は13Fとされる。
【0100】このような構成においても、隣接ビット線
間においてワード線WLと交差する毎に、メモリセルM
Cが、1ピッチずれて交互に配置されるため、図1に示
されるのと同様に、ビット線の負荷の均一化を図ること
ができる。また、ビット線BL1,BL1Bのクロスに
より、ビット線BL2に隣接するビット線が、ビット線
接合部において入れ換えられるため、ビット線間ノイズ
の低減を図ることができる。
【0101】図13には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの別のア
レイ構成例が示される。
【0102】図13に示される構成が、図1に示される
のと大きく相違するのは、ビット線BLのクロスの仕方
にある。
【0103】図13に示される構成では、ビット線BL
1B,BL2については、形成層の入れ替えが行われ、
ビット線BL1とBL2Bとの間でビット線クロスが行
われている。
【0104】ビット線BL1Bは、ワード線WL1〜W
L4と交差する箇所では、第2金属配線層M−2によっ
て形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差す
る箇所では、第1金属配線層M−1により形成されてい
る。ビット線BL1Bは、ビット線結合部において、第
2金属配線層M−2によるビット線と、第1金属配線層
M−1によるビット線とがコンタクトホールによって結
合される。
【0105】ビット線BL2は、ワード線WL1〜WL
4と交差する箇所では、第1金属配線層M−1によって
形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差する
箇所では、第2金属配線層M−2により形成されてい
る。ビット線BL2は、ビット線結合部において、第1
金属配線層M−1によるビット線と、第2金属配線層M
−2によるビット線とが結合されるが、隣接ビット線と
の電気的な接触を避けるため、第1ポリシリコン層Po
ly−1が経由される。第1金属配線層M−1及び第2
金属配線層M−2と、第1ポリシリコン層Poly−1
とは、スルーホールを介して結合される。
【0106】また、ビット線BL1は、第1金属配線層
M−1によって形成され、ビット線BL2Bは、第2金
属配線層M−2によって形成されるており、それらは、
ビット線結合部においてクロスされる。ビット線延在方
向におけるビット線結合部の寸法は11Fとされる。
【0107】このような構成においても、隣接ビット線
間においてワード線WLと交差する毎に、メモリセルM
Cが、1ピッチずれて交互に配置されるため、図1に示
されるのと同様に、ビット線の負荷の均一化を図ること
ができる。また、ビット線BL1,BL2Bのクロスに
より、ビット線BL1,BL2Bに隣接するビット線
が、ビット線接合部において変更されるため、ビット線
間ノイズの低減を図ることができる。
【0108】図14には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの別のア
レイ構成例が示される。
【0109】図14に示される構成が、図1に示される
のと大きく相違するのは、ビット線のクロスの仕方にあ
る。
【0110】図14に示される構成では、ビット線BL
2Bについては形成層の入れ替えが行われ、ビット線B
L1,BL1B,BL2との間でビット線クロスが行わ
れている。
【0111】ビット線BL2Bは、ワード線WL1〜W
L4と交差する箇所では、第2金属配線層M−2によっ
て形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差す
る箇所では、第1金属配線層M−1により形成されてい
る。ビット線BL2Bは、ビット線結合部において、第
2金属配線層M−2によるビット線と、第1金属配線層
M−1によるビット線とがコンタクトホールによって結
合される。
【0112】ビット線BL1は、ワード線WL1〜WL
4と交差する箇所では、第1金属配線層M−1によって
形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差する
箇所では、第2金属配線層M−2により形成されてい
る。このとき、ビット線BL1は、ビット線結合部にお
いて、第1ポリシリコン層Poly−1に結合され、こ
の第1ポリシリコン層Poly−1で屈曲形成されるこ
とによってその形成位置が2ピッチずらされる。第1金
属配線層M−1及び第2金属配線層M−2と、第1ポリ
シリコン層Poly−1との結合はスルーホールを介し
て行われる。
【0113】ビット線BL1Bは、第2金属配線層M−
2によって形成され、ビット線クロスのため、ビット線
結合部において、その形成位置が1ピッチずらされる。
【0114】ビット線BL2は、第1金属配線層M−1
によって形成され、ビット線クロスのため、ビット線結
合部において、その形成位置が1ピッチずらされる。ビ
ット線延在方向におけるビット線結合部の寸法は9Fと
される。
【0115】このような構成においても、隣接ビット線
間においてワード線WLと交差する毎に、メモリセルM
Cが、1ピッチずれて交互に配置されるため、図1に示
されるのと同様に、ビット線の負荷の均一化を図ること
ができる。また、ビット線BL1,BL1B,BL2と
の間でビット線クロスが行われ、隣接ビット線が変更さ
れることによってビット線間ノイズの低減を図ることが
できる。
【0116】図15には、上記メモリセルアレイ200
A,200Bに適用される4F−2交点セルの別のア
レイ構成例が示される。
【0117】図15に示される構成が、図1に示される
のと大きく相違するのは、ビット線のクロスの仕方にあ
る。
【0118】図15に示される構成では、ビット線BL
1については形成層の入れ替えが行われ、ビット線BL
1B,BL2,BL2Bとの間でビット線クロスが行わ
れている。
【0119】ビット線BL1は、ワード線WL1〜WL
4と交差する箇所では、第1金属配線層M−1によって
形成されているが、ワード線WL5〜WL8と交差する
箇所では、第2金属配線層M−2により形成されてい
る。ビット線BL1は、ビット線結合部において、第1
金属配線層M−1によるビット線と、第2金属配線層M
−2によるビット線とがコンタクトホールによって結合
される。ビット線BL1Bは、第2金属配線層M−2に
より形成され、ビット線クロスのため、ビット線結合部
においてその形成位置が1ピッチずらされる。ビット線
BL2は、第1金属配線層M−1により形成され、ビッ
ト線クロスのため、ビット線結合部においてその形成位
置が1ピッチずらされる。ビット線BL2Bは、第2金
属配線層M−2により形成され、ビット線クロスのた
め、ビット線結合部において、その形成位置が2ピッチ
ずらされる。また、このとき、隣接ビット線との接触を
避けるため、ビット線結合部においては第1ポリシリコ
ン層Poly−1が使用される。第2金属配線層M−2
と第1ポリシリコン層Poly−1との結合はスルーホ
ールを介して行われる。
【0120】このような構成においても、隣接ビット線
間においてワード線WLと交差する毎に、メモリセルM
Cが、1ピッチずれて交互に配置されるため、図1に示
されるのと同様に、ビット線の負荷の均一化を図ること
ができる。また、ビット線BL1B,BL2,BL2B
との間でビット線クロスが行われ、隣接ビット線が変更
されることによってビット線間ノイズの低減を図ること
ができる。
【0121】4F−2交点セルの場合においても、上
記4F−1交点セルの場合と同様に、上記ワード線
を、隣接ビット線間に入り込ませることで個々のビット
線を包囲するように形成することができる。この場合の
断面構成が図20(B)、図21(B)に示される。図
20(B)、図21(B)に示される断面は、それぞれ
図20(A)、図21(B)に対応する。図20
(B)、図21(B)において、ビット線の2層化は、
第1ポリシリコン層と第2金属配線とによって実現され
る。特に制限されないが、図20(B)、図21(B)
に示される構成では、PLEDトランジスタを形成する
バリア層BR2に積層された第1ポリシリコン層によっ
て下層ビット線BL1が形成され、第1金属配線層M1
の上層に形成された第2金属配線層M2によって上層ビ
ット線BL1Bが形成されるとき、隣接ビット線間に、
ポリシリコン層(poly−Si)によって形成された
ワード線WLが入り込むように形成される。このような
構造によって、ワード線WLは、隣接ビット線BL間の
シールド機能を発揮するため、当該隣接ビット線間のク
ロストークノイズの低減を図ることができる。
【0122】図20(B)、図21(B)に示される構
成を採用する場合においてもビット線クロスは可能であ
る。特に制限されないが、図22(A)に示されるよう
に、ポリシリコン層(poly−Si)によって形成さ
れた下層ビット線BL1と、第2金属配線層(M2)に
よって形成された上層ビット線BL1Bとは、ビット線
結合部においてスルーホール(M2 to poly)
を介して直接結合される場合と、図22(B)に示され
るように、第1金属配線層(M1)を経由して結合され
る場合とが考えられ、それらの結合構造を適宜組み合わ
せることによってビット線クロスが可能とされる。
【0123】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0124】(1)ワード線WLが、隣接ビット線BL
間のシールドとして機能するため、4F−1交点セル
において、隣接ビット線BL間のクロストークノイズの
低減を図ることができる。
【0125】(2)ワード線WLは、ポリシリコン層
(Poly−Si)によって形成され、比較的高抵抗と
されるが、ワード線WLに金属配線層を結合させること
によって、ワード線WLの低抵抗化を図ることができ
る。ワード線WLの低抵抗化により、ワード線WLでの
電圧降下を低く抑えることができる。
【0126】(3)第1金属配線層M−1によるビット
線、第2金属配線層M−2によるビット線の双方にメモ
リセルMCが均等に結合され、また、隣接ビット線間
で、ワード線と交差する毎に、メモリセルMCが交互に
配置されることにより、ビット線負荷が均一化されるた
め、センスアンプにおいては、ローレベルをセンスする
場合と、ハイレベルをセンスする場合との条件を揃える
ことができ、ローレベルの論理確定までの時間と、ハイ
レベルの論理確定までの時間とを差を小さくできる。
【0127】(4)ビット線クロスによれば、ビット線
がクロスされる毎に隣接ビット線が変更することがで
き、それにより、ビット線間のクロストークノイズを低
減することができる。
【0128】(5)図1、図11、図13、図14、図
15に示されるように、ビット線結合部において、スル
ーホール(M2 to Poly)を介して第2金属配
線層とポリシリコン層との結合を行うことにより(図1
9(B),図22(A)参照)、そのような結合を行わ
ない構成(図12)に比べて、ビット線延在方向におけ
るビット線結合部の寸法を短くすることができ、その
分、メモリセルアレイの面積低減を図ることができる。
【0129】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0130】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSDR
AMに適用した場合について説明したが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、各種半導体記憶装置に広く
適用することができる。
【0131】本発明は、少なくとも複数のワード線と、
上記複数のワード線に交差するように配置された複数の
ビット線と、上記ワード線と上記ビット線とに結合され
た複数のメモリセルとを含むことを条件に適用すること
ができる。
【0132】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0133】すなわち、半導体デバイスの基板における
凹部と上記凹部に設けられたポリシリコン層とを含んで
形成されたキャパシタと、上記ポリシリコン層に積層さ
れ、真性半導体によるチャネルを有して縦型構造とされ
ることで4Fのメモリセルを形成することができ、そ
の場合において、上記ワード線は、隣接ビット線間に入
り込み、個々のビット線を包囲することで、隣接ビット
線間のシールド機能を発揮することができるので、隣接
ビット線間のクロストークノイズの低減を図ることがで
きる。そして、上記ワード線に対応して金属配線層が積
層されるとともに、上記ワード線とそれに対応する上記
金属配線層とが電気的に結合されることで、ワード線の
低抵抗化を図ることによって、ワード立ち上がり時間の
高速化を図ることができる。
【0134】また、隣接ビット線が互いに異なる層に形
成され、この隣接ビット線に着目したとき、上記ビット
線が上記ワード線と交差する毎に上記メモリセルを交互
に配置することにより、ビット線負荷の均一化を図り、
センスアンプから見た負荷のアンバランスを解消し易く
することができる。このとき、ビット線クロスによって
隣接ビット線の入れ替えを行うことで、ビット線間のク
ロストークノイズの低減化を図ることができる。
【0135】さらに、第1半導体層により上記ワード線
が形成され、上記第1半導体層とは異なる第2半導体層
により上記ビット線が形成されるとき、上記ワード線に
対応して第1金属配線層を積層し、上記ワード線とそれ
に対応する上記第1金属配線層とを電気的に結合するこ
とで、上記ワード線の低抵抗化を図ることができ、それ
によってワード立ち上がり時間の高速化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体記憶装置の一例であるS
DRAMにおけるメモリセルアレイの主要部平面図であ
る。
【図2】8F−2交点セルの配置例説明図である。
【図3】4F−1交点セルの配置例説明図である。
【図4】4F−2交点セルの配置例説明図である。
【図5】上記メモリセルに対応するセンスアンプの構成
例回路図である。
【図6】ビット線クロスとノイズ低減との関係説明図で
ある。
【図7】ビット線クロスとノイズ低減との関係説明図で
ある。
【図8】4F−1交点セルを含むメモリセルアレイの
主要部平面図である。
【図9】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイの
主要部平面図である。
【図10】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイ
の主要部平面図である。
【図11】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイ
の主要部平面図である。
【図12】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイ
の主要部平面図である。
【図13】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイ
の主要部平面図である。
【図14】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイ
の主要部平面図である。
【図15】4F−2交点セルを含むメモリセルアレイ
の主要部平面図である。
【図16】上記メモリセルアレイにおける主要部断面図
である。
【図17】上記メモリセルアレイにおける主要部断面図
である。
【図18】上記メモリセルアレイにおける主要部断面図
である。
【図19】上記メモリセルアレイにおけるビット線結合
部の主要部断面図である。
【図20】上記メモリセルアレイにおける主要部の別の
構成例を示す断面図である。
【図21】上記メモリセルアレイにおける主要部の別の
構成例を示す断面図である。
【図22】上記メモリセルアレイにおけるビット線結合
部の別の主要部断面図である。
【図23】上記SDRAMの全体的な構成例ブロック図
である。
【符号の説明】
32 SDRAM 200A,200B メモリセルアレイ MC メモリセル BL ビット線 WL ワード線 PL 半導体基板 BR1 第1バリア膜 BR2 第2バリア膜 CH 真性半導体によるチャネル M1 第1金属配線層 M2 第2金属配線層 Poly−1 第1ポリシリコン層 Poly−2 第2ポリシリコン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中里 和郎 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5F083 AD17 LA13 LA15 5M024 AA22 AA41 AA70 BB02 BB12 BB13 BB35 BB36 CC20 CC50 CC52 EE05 EE29 JJ02 LL01 LL05 LL11 LL13 LL14 MM13 PP01 PP03 PP04 PP05 PP10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、上記複数のワード線
    に交差するように配置された複数のビット線と、上記ワ
    ード線と上記ビット線とに結合された複数のメモリセル
    とを含む半導体記憶装置であって、 上記メモリセルは、半導体デバイスの最小加工寸法をF
    で示すとき、半導体基板に設けられた凹部と上記凹部に
    形成された半導体層とを含んで成るキャパシタと、上記
    半導体層に積層され、真性半導体によるチャネルを有し
    て縦型構造とされたトランジスタとを含んで、4F
    領域に一つ形成され、 上記ワード線は、隣接ビット線間に入り込むことによっ
    て個々のビット線を包囲するように形成されたことを特
    徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記ワード線に対応して金属配線層が積
    層されるとともに、上記ワード線とそれに対応する上記
    金属配線層とが電気的に結合されて成る請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 複数のワード線と、上記複数のワード線
    に交差するように配置された複数のビット線と、上記ワ
    ード線と上記ビット線とに結合された複数のメモリセル
    とを含む半導体記憶装置であって、 上記メモリセルは、半導体デバイスの最小加工寸法をF
    で示すとき、半導体基板に設けられた凹部と上記凹部に
    設けられた半導体層とを含んで形成されたキャパシタ
    と、上記半導体層に積層され、真性半導体によるチャネ
    ルを有して縦型構造とされたトランジスタとを含んで、
    4Fの領域に一つ形成され、 隣接ビット線が互いに異なる層に形成され、この隣接ビ
    ット線が上記ワード線と交差する毎に、上記メモリセル
    が上記隣接ビット線間で交互に配置されて成ることを特
    徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 ビット線クロスによって隣接ビット線の
    入れ替えが行われた請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第1半導体層により上記ワード線が形成
    され、上記第1半導体層とは異なる第2半導体層により
    上記ビット線が形成されるとき、 上記ワード線に対応して第1金属配線層が積層されると
    ともに、上記ワード線とそれに対応する上記第1金属配
    線層とが電気的に結合され、 上記第1金属配線層とは異なる第2金属配線層と、上記
    第2半導体層とによって上記ビット線が多層化されて成
    る請求項3又は4記載の半導体記憶装置。
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