JP2002366799A - タクシー双方向入札システム、装置、およびプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各乗客と各タクシー業者とが、希望に沿うタ
クシー業者や乗客を探して、希望を入札によって伝える
ことを可能にする。 【解決手段】 制御部２は、乗客の希望条件をユーザ端
末１１から受信し、データベース４に登録する。また、
制御部２は、業者端末１２に乗客の希望条件を送信す
る。そして、乗客への入札に関する情報を業者端末１２
から受信し、データベース４に登録する。制御部２は、
乗客への入札に関する情報をユーザ端末１１に送信し、
選択された入札を示す情報をユーザ端末１１から受信す
る。その後、タクシー業者と乗客とが連絡をとるための
情報をユーザ端末１１、業者端末１２に送信する。同様
に、制御部２は、タクシー業者の希望条件をデータベー
ス４に登録し、そのタクシー業者に対する乗客の入札も
管理する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー業者に対
して乗客が入札することができるとともに、乗客に対し
てタクシー業者が入札することができるタクシー双方向
入札システム、装置、およびプログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】タクシーの乗車料金は、走行距離に基づ
いて定められる。走行距離が一定の距離以内であれば、
乗車料金は初乗り料金であり、その距離を超える場合に
は、走行距離や所要時間に応じた料金が加算される。料
金は走行中に加算されるので、乗車料金は目的地に到着
したときに決定される。このような料金の定め方は、タ
クシーを待つ乗客の多寡によらず一定である。したがっ
て、乗車場所および目的地が同じであれば、乗客が行列
をなして待っている場合であっても、タクシーを待つ乗
客が一人しかいない場合であっても、料金はほぼ一定で
ある。

【０００３】また、タクシー乗り場では、乗客は順番に
並んでタクシーを待ち、先に並んだ乗客からタクシーに
乗る。同様に、タクシーも順番に並んで乗客を待ち、先
に並んだタクシーから乗客を乗せる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】タクシーよりも乗客が
少ない場合には、後から並んだタクシーの運転手は、乗
客がタクシー乗り場に現れるまで待つことになる。タク
シーの運転手にとって、このような待ち時間は短縮でき
ることが好ましい。そのため、乗車料金を低額にして
も、前に並んでいるタクシーよりも先に乗客を乗せたい
と考える場合がある。一方、乗客は、このような運転手
のタクシーに乗れば、乗車料金が低額ですむという利益
が得られる。

【０００５】また、タクシーよりも乗客が多い場合に
は、後から並んだ乗客は、タクシー乗り場にタクシーが
到着するまで待つことになる。乗客にとって、このよう
な待ち時間は短縮できることが好ましい。特に、急ぎの
用がある乗客は、待ち時間を少しでも短縮したいと考え
るであろう。そのため、乗客は、乗車料金が割高になっ
たとしても、前に並んでいる乗客よりも先にタクシーに
乗りたいと考える場合がある。一方、タクシーの運転手
は、このような乗客を乗せれば、より多くの利益が得ら
れる。

【０００６】また、乗車料金はタクシーが目的地に到着
したときに決定するが、タクシーが目的地までの最短経
路を通っていないときには、走行距離が延びた分、乗車
料金は高くなる。また、走行時間も長くなる。したがっ
て、乗客にとっては、前もって乗車料金が定められてい
ることが好ましい。

【０００７】そこで、タクシー乗り場に並んでいる、あ
るいは、並ぼうとする各乗客および各タクシーの運転手
にとっては、前もって希望する乗車料金や行き先につい
て確認し、乗車料金等に合意したタクシーと乗客から先
に出発できるようにすることが好ましいであろう。しか
し、各乗客と各運転手とがそれぞれ交渉すれば、タクシ
ー乗り場が混乱してしまう。

【０００８】また、タクシーの運転手にとっては、タク
シーよりも乗客の方が多い場所を知ることができれば、
待ち時間を短縮して、より多くの収益を得られるであろ
う。

【０００９】本発明は、各乗客と各タクシー業者とが、
希望に沿うタクシー業者や乗客を探して、希望を入札に
よって伝えることができるタクシー双方向入札システム
提供することを目的とする。また、タクシー業者に、タ
クシーよりも乗客の方が多い場所を伝えることができる
タクシー双方向入札システムを提供することを目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によるタクシー双
方向入札システムは、通信ネットワークを介する情報の
送受信が可能であり、タクシーの乗客によって使用され
るユーザ端末と、通信ネットワークを介する情報の送受
信が可能であり、タクシー業者によって使用される業者
端末と、タクシーに対する乗客の希望条件をユーザ端末
から通信ネットワークを介して収集し、各乗客への入札
に関する情報を業者端末から通信ネットワークを介して
収集し、前記入札に関する情報のうち乗客に選択された
入札を示す情報をユーザ端末から受信する業者入札管理
手段と、乗客に対するタクシー業者の希望条件を業者端
末から通信ネットワークを介して収集し、各タクシー業
者への入札に関する情報をユーザ端末から通信ネットワ
ークを介して収集し、前記入札に関する情報のうちタク
シー業者に選択された入札を示す情報を業者端末から受
信する乗客入札管理手段とを備えたことを特徴とする。

【００１１】また、業者入札管理手段が、乗客に選択さ
れた入札を示す情報をユーザ端末から受信した場合、お
よび、乗客入札管理手段が、タクシー業者に選択された
入札を示す情報を業者端末から受信した場合に、乗客と
タクシー業者とが互いに連絡をとるための情報をユーザ
端末または業者端末に送信する連絡先通知手段を備え
る。

【００１２】例えば、業者入札管理手段は、乗客の希望
条件を、通信ネットワークを介してユーザ端末から受信
して保持する乗客希望保持手段と、乗客希望保持手段が
保持する乗客の希望条件を業者端末に送信し、各乗客へ
の入札に関する情報を、前記業者端末から通信ネットワ
ークを介して受信して保持する業者入札情報保持手段
と、業者入札情報保持手段が保持する入札に関する情報
をユーザ端末に送信し、乗客に選択された入札を示す情
報を、前記ユーザ端末から通信ネットワークを介して受
信する落札業者決定手段とを備えた構成である。

【００１３】また、例えば、乗客入札管理手段は、タク
シー業者の希望条件を、通信ネットワークを介して業者
端末から受信して保持する業者希望保持手段と、業者希
望保持手段が保持するタクシー業者の希望条件をユーザ
端末に送信し、各タクシー業者への入札に関する情報
を、前記ユーザ端末から通信ネットワークを介して受信
して保持する乗客入札情報保持手段と、乗客入札情報保
持手段が保持する入札に関する情報を業者端末に送信
し、タクシー業者に選択された入札を示す情報を、前記
業者端末から通信ネットワークを介して受信する落札乗
客決定手段とを備えた構成である。

【００１４】乗客への入札に関する情報は、少なくとも
タクシー業者が乗客に提示する乗車料金の情報を含み、
タクシー業者への入札に関する情報は、少なくとも乗客
がタクシー業者に提示する乗車料金の情報を含む。この
ような構成によれば、乗客がタクシーに乗る前に、乗客
とタクシー業者との間で乗車料金を定めることができ
る。この結果、タクシーの運転手に最短経路を通るよう
に促すことができ、余分な走行距離や走行時間を減少さ
せることができる。

【００１５】また、乗客の希望条件の件数およびタクシ
ー業者の希望条件の件数に基づいて、乗客に有利な入札
が行われやすいか、タクシー業者に有利な入札が行われ
やすいかを判定し、通信ネットワークを介して判定結果
をユーザ端末または業者端末に送信する市場判定手段を
備えていることが好ましい。このような構成によれば、
乗客やタクシー業者に、入札を行うか希望条件を登録す
るかの判断材料を与えることができる。特に、タクシー
業者に対して、乗客が多いと判断される場所の情報を与
えることができる。

【００１６】また、本発明によるタクシー双方向入札装
置は、タクシーに対する乗客の希望条件を、乗客が使用
するユーザ端末から通信ネットワークを介して収集し、
各乗客への入札に関する情報を、タクシー業者が使用す
る業者端末から通信ネットワークを介して収集し、前記
入札に関する情報のうち乗客に選択された入札を示す情
報をユーザ端末から受信する業者入札管理手段と、乗客
に対するタクシー業者の希望条件を、業者端末から通信
ネットワークを介して収集し、各タクシー業者への入札
に関する情報を、ユーザ端末から通信ネットワークを介
して収集し、前記入札に関する情報のうちタクシー業者
に選択された入札を示す情報を業者端末から受信する乗
客入札管理手段とを備えたことを特徴とする。

【００１７】また、本発明によるタクシー双方向入札プ
ログラムは、タクシーの乗客が使用するユーザ端末およ
びタクシー業者が使用する業者端末と通信ネットワーク
を介して接続するコンピュータに、タクシーに対する乗
客の希望条件をユーザ端末から通信ネットワークを介し
て収集し、各乗客への入札に関する情報を業者端末から
通信ネットワークを介して収集し、前記入札に関する情
報のうち乗客に選択された入札を示す情報をユーザ端末
から受信する処理、乗客に対するタクシー業者の希望条
件を業者端末から通信ネットワークを介して収集し、各
タクシー業者への入札に関する情報をユーザ端末から通
信ネットワークを介して収集し、前記入札に関する情報
のうちタクシー業者に選択された入札を示す情報を業者
端末から受信する処理、を実行させることを特徴とす
る。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明によるタクシー双
方向入札システムの実施の一形態を示すブロック図であ
る。タクシー双方向入札システムは、競売サーバ１（タ
クシー双方向入札装置）と、通信ネットワークを介して
競売サーバ１に接続されるユーザ端末１１および業者端
末１２を備える。ここでは、ユーザ端末１１および業者
端末１２が、インターネット１０を介して競売サーバ１
に接続される場合を例に説明する。

【００１９】ユーザ端末１１および業者端末１２は、イ
ンターネット１０に接続してＷＥＢコンテンツを表示す
ることができる情報処理端末装置である。ユーザ端末１
１および業者端末１２は、電話回線を介して他の端末装
置と通話ができる情報処理端末装置であることが好まし
い。例えば、ユーザ端末１１および業者端末１２は、イ
ンターネットに接続してＷＥＢコンテンツを表示するこ
とができる携帯電話装置である。

【００２０】ユーザ端末１１は、タクシーに乗車しよう
とする乗客によって使用される。また、業者端末１２
は、タクシー業者によって使用される。タクシー業者と
は、タクシーの運転手または、運転手と乗客との連絡を
仲介する者である。ここでは、業者端末１２は、タクシ
ーの運転手が使用する携帯端末であるものとする。競売
サーバ１は、乗客やタクシー業者とは別の第三者によっ
て管理される。

【００２１】競売サーバ１は、タクシーに乗ろうとする
各乗客が希望する乗車料金等の条件をユーザ端末１１か
ら収集し、業者端末１２に配信する。また、乗客への入
札に関する情報を業者端末１２から収集し、入札状況を
ユーザ端末１１に配信する。さらに、乗客が、利用する
タクシーを決定した場合、競売サーバ１は、そのタクシ
ーの運転手が使用する業者端末に、乗客に選ばれた旨の
情報を送信する。同様に、競売サーバ１は、タクシーの
運転手が希望する乗車料金等の条件を、業者端末１２か
ら収集し、ユーザ端末１１に配信する。また、タクシー
への入札に関する情報をユーザ端末から収集し、入札状
況を業者端末１２に配信する。さらに、運転手が乗客を
決定した場合、競売サーバ１は、その乗客のユーザ端末
に、タクシーに選ばれた旨の情報を送信する。

【００２２】すなわち、競売サーバ１は、各乗客および
各運転手から希望条件を集め、運転手が乗客に対して行
う入札と、乗客がタクシーに対して行う入札の両方を管
理する。

【００２３】また、競売サーバ１は、乗客および運転手
それぞれからの希望条件の収集状況に基づいて、乗客主
導市場であるのか、業者主導市場であるのかを判断し、
判断結果をユーザ端末１１や業者端末１２に配信する。
以下、この判断を市場判断と記す。ここで、乗客主導市
場とは、乗客にとって有利な入札が行われやすい状況の
ことである。業者主導市場とは、タクシー業者にとって
有利な入札が行われやすい状況のことである。

【００２４】競売サーバ１において、制御部２は、記憶
装置３が記憶するプログラム（タクシー双方向入札プロ
グラム）に従って入札管理や市場判断処理を行う。ネッ
トワークインタフェース部５は、インターネット１０を
介してユーザ端末１１や業者端末１２との間で情報を送
受信する。

【００２５】データベース４は、各乗客が希望する条件
を保持する。図２（ａ）は、データベース４が保持する
乗客の希望条件の例を示す説明図である。乗客の希望条
件は、例えば、乗車希望場所、行き先、行き先までの希
望料金、タクシーの種類、タクシー会社等の条件であ
る。「乗車希望場所」は、公共のタクシー乗り場、ある
いは予め区分けされた各区域の中から選ばれる。希望料
金は、図２（ａ）に例示するような定額の料金でなく、
「走行距離等によって従量的に決まる料金」という条件
であってもよい。また、図２では、タクシーの種類とし
てセダン、ステーションワゴン等の車種を示す場合を示
したが、他の分け方で示してもよい。例えば、４人乗
り、６人乗り等のように、乗車人数でタクシーの種類を
示してもよい。データベース４は、希望条件とともに、
乗客が使用するユーザ端末の電子メールアドレスおよび
電話番号も保持する。

【００２６】また、データベース４は、登録された各乗
客の希望条件に対応させて、その乗客に対する入札に関
する情報も保持する。図２（ｂ）は、入札に関する情報
の例を示す説明図である。図２（ｂ）は、図２（ａ）に
示す一件目の希望条件に対応する情報の例を示す。入札
に関する情報は、例えば、入札者（運転手）の業者端末
の電子メールアドレス、電話番号、入札金額、タクシー
の種類、タクシー会社等を含む。

【００２７】制御部２は、インターネット１０を介し
て、ユーザ端末１１から乗客の希望条件、電子メールア
ドレス、および電話番号を受信したときに、受信した条
件等をデータベース４に登録する。また、制御部２は、
業者端末１２からの要求に応じて、データベース４が保
持する乗客の希望条件を業者端末１２に送信する。

【００２８】制御部２は、乗客の希望条件を送信した業
者端末１２から、入札に関する情報を受信したならば、
入札に関する情報をデータベース４に登録する。また、
制御部２は、乗客のユーザ端末１１からの要求に応じ
て、その乗客への入札に関する情報を送信する。そのユ
ーザ端末１１から、乗客が選択した入札を示す情報を受
信した場合、制御部２は、その運転手の業者端末１２に
乗客を落札した旨の情報を送信する。さらに、ユーザ端
末および業者端末に、乗客と運転手の電話番号を送信
し、乗客が運転手と通話できるようにする。

【００２９】また、データベース４は、各タクシーの運
転手が希望する条件を保持する。図３（ａ）は、データ
ベース４が保持する運転手の希望条件の例を示す説明図
である。運転手の希望条件は、例えば、運転手が乗客を
乗せようとする場所、行き先までの距離、希望する乗車
料金等である。「乗客を乗せようとする場所」は、公共
のタクシー乗り場、あるいは予め区分けされた各区域の
中から選ばれる。希望料金は、図３（ａ）に例示する従
量的料金ではなく、「５ｋｍ以内であれば○○円」等の
ように定額料金であってもよい。データベース４は、希
望条件とともに、タクシーの種類、運転手が使用する業
者端末の電子メールアドレスおよび電話番号も保持す
る。

【００３０】また、データベース４は、登録された各運
転手の希望条件に対応させて、その運転手への入札に関
する情報も保持する。図３（ｂ）は、入札に関する情報
の例を示す説明図である。図３（ｂ）は、図３（ａ）に
示す一件目の希望条件に対応する情報の例を示す。入札
に関する情報は、例えば、入札者（乗客）のユーザ端末
の電子メールアドレス、電話番号、行き先、入札金額等
を含む。

【００３１】制御部２は、インターネット１０を介し
て、業者端末１２から運転手の希望条件、タクシーの種
類、電子メールアドレス、および電話番号を受信したと
きに、受信した条件等をデータベース４に登録する。ま
た、制御部２は、ユーザ端末１１からの要求に応じて、
データベース４が保持する運転手の希望条件をユーザ端
末１１に送信する。

【００３２】制御部２は、運転手の希望条件を送信した
ユーザ端末１１から、入札に関する情報を受信したなら
ば、入札に関する情報をデータベース４に登録する。ま
た、制御部２は、運転手の業者端末１２からの要求に応
じて、その運転手への入札に関する情報を送信する。そ
の業者端末１２から、運転手が選択した入札を示す情報
を受信した場合、制御部２は、その乗客のユーザ端末１
１にタクシーを落札した旨の情報を送信する。さらに、
ユーザ端末および業者端末に、乗客と運転手の電話番号
を送信し、乗客が運転手と通話できるようにする。

【００３３】また、データベース４は、乗客や運転手が
希望条件入力や入札を行うための画面の情報を保持す
る。これらの画面の情報は、例えば、ＣｏｍｐａｃｔＨ
ＴＭＬ、ＷＭＬ(Wireless Markup Language)等のページ
記述言語で記述される。

【００３４】また、制御部２は、ユーザ端末１１や業者
端末１２からの要求に応じて、指定された場所における
市場判定を行う。ユーザ端末１１や業者端末１２は、市
場判定を要求する際、公共のタクシー乗り場、あるいは
予め区分けされた区域を指定する。制御部２は、指定さ
れた場所を「乗車希望場所」とする乗客の希望条件の件
数をカウントする。また、指定された場所を「乗客を乗
せようとする場所」とする運転手の希望条件の件数をカ
ウントする。制御部２は、これらのカウント値に基づい
て市場判定を行い、市場判定結果をユーザ端末１１や業
者端末１２に送信する。

【００３５】例えば、制御部２は、乗客の希望条件の件
数が運転手の希望条件の件数未満であれば、そのタクシ
ー乗り場は乗客主導市場であると判断する。乗客の希望
条件の件数が運転手の希望条件の件数以上であれば、業
者主導市場であると判断する。なお、乗客および運転手
の希望条件の件数が同数である場合を乗客主導市場と判
定してもよい。

【００３６】上記の実施の形態において、業者入札管理
手段、乗客入札管理手段、連絡先通知手段、および市場
判定手段は、競売サーバ１によって実現される。乗客希
望保持手段、業者入札情報保持手段、落札業者決定手
段、業者希望保持手段、乗客入札情報保持手段、および
落札乗客決定手段は、制御部２、データベース４、ネッ
トワークインタフェース部５によって実現される。

【００３７】次に、タクシーの運転手が乗客に対して入
札するときの動作について説明する。図４は、タクシー
双方向入札システムを用いて運転手が入札する際の処理
経過の一例を示す流れ図である。

【００３８】ユーザ端末１１は、タクシーを利用しよう
とする乗客の操作により、競売サーバ１に市場判定を要
求する（ステップＳ５１）。ユーザ端末１１は、競売サ
ーバ１から、指定場所入力画面を取得し、その画面にユ
ーザが指定するタクシー乗り場または区域が入力され
る。ユーザ端末１１は、入力された指定場所（タクシー
乗り場や区域）を送信することによって、市場判定を要
求する。競売サーバ１の制御部２は、指定場所における
乗客や運転手の希望条件の件数をカウントして市場判定
を行い、判定結果をユーザ端末１１に送信する（ステッ
プＳ５２）。ユーザ端末１１は、市場判定結果を乗客に
表示する。

【００３９】同様に、業者端末１２も、競売サーバ１に
市場判定を要求し、競売サーバ１は市場判定を行い、判
定結果を業者端末１２に送信する（ステップＳ５３，Ｓ
５４）。業者端末１１は、市場判定結果を運転手に表示
する。なお、本例では、乗客主導市場であるとする。

【００４０】ユーザ端末１１は、希望条件を入力する画
面を競売サーバ１から取得し、乗客によって、乗車希望
場所、行き先、希望料金、タクシーの種類、タクシー会
社等の希望条件、電子メールアドレス、電話番号が入力
される。ユーザ端末１１は、入力された情報を競売サー
バ１１に送信する（ステップＳ５５）。競売サーバ１
は、ステップＳ５５において乗客の希望条件等を受信し
たならば、その希望条件等をデータベース４に登録す
る。

【００４１】一方、業者端末１２は、登録されている乗
客の希望条件を競売サーバ１に要求する。競売サーバ１
の制御部２は、要求に応じて乗客の希望条件を送信し、
業者端末１２は受信した情報を表示する（ステップＳ５
６）。業者端末１２が「乗車希望場所」としてタクシー
乗り場や区域を指定した場合には、制御部２は、指定さ
れた場所をキーとして乗客の希望条件を抽出して送信す
る。また、制御部２は、乗客の電話番号や電子メールア
ドレスの情報は送信せず、電話番号等は業者端末１２に
表示されない。

【００４２】業者端末１２は、表示した希望条件の一つ
が指定されると、その乗客に入札を行う画面を競売サー
バ１から取得して表示する。運転手は、業者端末１２に
運転手の電話番号、電子メールアドレス、入札額（自身
がこの金額なら乗客を乗車させてよいと考える額）、タ
クシーの種類、タクシー会社等を入力する。入力された
情報は、業者端末１２から競売サーバ１に送信される
（ステップＳ５７）。競売サーバ１は、ステップＳ５７
において受信した情報（入札に関する情報）をデータベ
ース４に登録する。

【００４３】ステップＳ５５において希望条件を登録し
た乗客は、運転手による入札状況を確認する。ユーザ端
末１１は、乗客に対して行われた入札に関する情報を競
売サーバ１から取得して表示する（ステップＳ５８）。
このとき、競売サーバ１は、運転手の電話番号や電子メ
ールアドレスの情報はユーザ端末１１に送信せず、電話
番号はユーザ端末１１に表示されない。

【００４４】続いて、ユーザ端末１１は、乗客によって
一件の入札を選択され、選択された入札の情報を競売サ
ーバ１に送信する（ステップＳ５９）。競売サーバ１の
制御部２は、選択された入札を行った運転手の業者端末
１２に、乗客に選択された旨の情報を送信する（ステッ
プＳ６０）。制御部２は、例えば、電子メールによって
この情報を送信する。運転手は、ステップＳ６０におい
て通知される情報により、落札できたことを確認する。
業者端末１２は、運転手の操作により、落札を確認した
旨の情報を競売サーバ１に送信する（ステップＳ６
１）。例えば、落札確認入力画面を競売サーバ１から取
得し、その画面の操作によって、落札を確認した旨の情
報を送信する。

【００４５】制御部２は、ユーザ端末１１および業者端
末１２に、落札が決定した旨の情報、乗客および運転手
の電話番号を送信する（ステップＳ６２）。ステップＳ
６２では、例えば、電子メールによって情報を送信す
る。制御部２は、運転手と乗客が互いに相手を確認する
ための暗証情報（例えば、暗証番号）を作成し、この暗
証情報も送信する。乗客と運転手は、送信された電話番
号を用いて電話で連絡を取り合い、お互いを認識するた
めの特徴や乗車場所等を確認する（ステップＳ６３）。
乗客と運転手は、乗車時にお互いの暗証情報を確認す
る。ステップＳ６２において、制御部２は、ユーザ端末
１１と業者端末１２のいずれか一方に情報を送信し、こ
の情報を受信した乗客または運転手が、相手に対して連
絡をとってもよい。

【００４６】なお、制御部２は、ステップＳ６２の後
に、運転手を決定した乗客の希望条件およびその乗客へ
の入札に関する情報をデータベース４から削除する。

【００４７】上記の例では、業者端末１２が、入札に関
する情報を競売サーバ１に送信する場合を示したが、業
者端末１２は、入札に関する情報をユーザ端末１１に直
接送信してもよい。この場合、競売サーバ１は、ステッ
プＳ５６において、乗客の電話番号または電子メールア
ドレスも送信する。業者端末１２は、この電話番号また
は電子メールアドレスを用いてユーザ端末１１に直接入
札を行う。

【００４８】次に、乗客がタクシーに対して入札すると
きの動作について説明する。図５は、タクシー双方向入
札システムを用いて乗客が入札する際の処理経過の一例
を示す流れ図である。

【００４９】業者端末１２は、競売サーバ１に市場判定
を要求し、競売サーバ１は市場判定を行い、判定結果を
業者端末１２に送信する（ステップＳ７１，Ｓ７２）。
同様に、ユーザ端末１１も、競売サーバ１に市場判定を
要求し、競売サーバ１は市場判定結果をユーザ端末１１
に送信する（ステップＳ７３，Ｓ７４）。ステップＳ７
１，Ｓ７２およびステップＳ７３，Ｓ７４の動作は、そ
れぞれ、ステップＳ５３，Ｓ５４およびステップＳ５
１，Ｓ５２の動作と同様である。なお、本例では、業者
主導市場であるとする。

【００５０】業者端末１２は、希望条件を入力する画面
を競売サーバ１から取得し、運転手によって、乗客を乗
せようとする場所、行き先までの距離、希望する乗車料
金等の希望条件、タクシーの種類、電子メールアドレ
ス、電話番号が入力される。業者端末１２は、入力され
た情報を競売サーバ１に送信する（ステップＳ７５）。
競売サーバ１は、受信した運転手の希望条件等をデータ
ベース４に登録する。

【００５１】一方、ユーザ端末１１は、登録されている
運転手の希望条件を競売サーバ１に要求する。制御部２
は、この要求に応じて運転手の希望条件を送信し、ユー
ザ端末１１は受信した情報を表示する（ステップＳ７
６）。ユーザ端末１１が「乗客を乗せようとする場所」
としてタクシー乗り場や区域を指定した場合には、制御
部２は、指定された場所をキーとして運転手の希望条件
を抽出して送信する。また、制御部２は、運転手の電話
番号や電子メールアドレスの情報は送信せず、電話番号
等はユーザ端末１１に表示されない。

【００５２】ユーザ端末１１は、表示した希望条件の一
つが指定されると、その運転手に入札を行う画面を競売
サーバ１から取得して表示する。乗客は、ユーザ端末１
１に乗客の電話番号、電子メールアドレス、希望する行
き先、入札額（自身がこの金額ならタクシーに乗車して
よいと考える額）等を入力する。入力された情報は、ユ
ーザ端末１１から競売サーバ１に送信される（ステップ
Ｓ７７）。競売サーバ１は、ステップＳ７７において受
信した情報（入札に関する情報）をデータベース４に登
録する。

【００５３】ステップＳ７５において希望条件を登録し
た運転手は、乗客による入札状況を確認する。業者端末
１２は、運転手に対して行われた入札に関する情報を競
売サーバ１から取得して表示する（ステップＳ７８）。
このとき、競売サーバ１は、乗客の電話番号や電子メー
ルアドレスの情報は業者端末１２に送信せず、電話番号
は業者端末１２に表示されない。

【００５４】続いて、業者端末１１は、運転手によって
一件の入札を選択され、選択された入札を示す情報を競
売サーバ１に送信する（ステップＳ７９）。競売サーバ
１の制御部２は、選択された入札を行った乗客のユーザ
端末１１に、運転手に選択された旨の情報を送信する
（ステップＳ８０）。乗客は、この情報により、落札で
きたことを確認する。ユーザ端末１１は、乗客の操作に
より、落札を確認した旨の情報を競売サーバ１に送信す
る（ステップＳ８１）。

【００５５】制御部２は、ユーザ端末および業者端末１
２に、落札が決定した旨の情報、乗客および運転手の電
話番号を送信する（ステップＳ８２）。この電話番号を
使って、乗客と運転手は連絡を取り合う(ステップＳ８
３）。ステップＳ８０〜Ｓ８３の動作は、ステップＳ６
０〜Ｓ６３の動作と同様である。また、制御部２は、ス
テップＳ８２の後に、乗客を決定した運転手の希望条件
およびその運転手への入札に関する情報をデータベース
４から削除する。

【００５６】このようなタクシー双方向入札システムに
よれば、各乗客と各タクシー業者とが、希望に沿うタク
シー業者や乗客を探して、希望を入札によって伝えるこ
とができる。その結果、乗客が少ない場合には、乗客は
業者の入札を待つことでより低額でタクシーに乗ること
ができる。また、業者は入札によって顧客（乗客）を獲
得しやすくなる。一方、乗客が多い場合には、業者は、
乗客の入札を待つことでより高い乗車料金を得ることが
できる。乗客は、入札によってより早くタクシーに乗る
ことができるようになる。

【００５７】また、入札の際に乗車料金を定額に定める
ことによって、運転手に最短経路を通るように促すこと
ができる。この結果、余分な走行距離や走行時間を減少
させることができる。

【００５８】なお、ステップＳ６０，Ｓ６２，Ｓ８０，
Ｓ８２において、制御部２が電子メールで情報を送信す
る場合を示したが、情報送信方法は電子メールによる方
法に限定されない。例えば、競売サーバ１が、電話回線
を介してユーザ端末１１や業者端末１２に音声情報を送
信する構成であってもよい。あるいは、ユーザ端末１１
や業者端末１２が、定期的にインターネット１０を介し
て競売サーバ１から情報を取得する構成であり、落札の
可否に関する情報や、落札した相手の確認の有無に関す
る情報を定期的に取得してもよい。

【００５９】また、図４に示す例では、乗客主導市場に
おいて運転手が入札する場合を示したが、乗客主導市場
で入札を行うのは運転手に限られず、乗客が入札を行っ
てもよい。同様に、図５に示す例では、業者主導市場に
おいて乗客が入札する場合を示したが、運転手が入札を
行ってもよい。

【００６０】また、ユーザ端末１１および業者端末１２
は、使用者の所在している区域を特定してもよい。例え
ば、ユーザ端末１１等は、ＧＰＳ衛星の電波を利用して
使用者の現在位置を算出し、予め区分けされている区域
の中から現在位置が属する区域を特定する構成であって
もよい。さらに、ユーザ端末１１や業者端末１２は、特
定した区域を「乗車希望場所」または「乗客を乗せよう
とする場所」として競売サーバ１に送信してもよい。こ
のような構成によれば、乗客や運転手の情報入力負担を
軽減することができる。

【００６１】上記の各例では、運転手が業者端末１２を
使用する場合を示したが、乗客と運転手との連絡を仲介
する仲介者が業者端末１２を使用してもよい。この場
合、仲介者は、ステップＳ６２，Ｓ８２で確認した事項
等を運転手に連絡すればよい。

【００６２】また、タクシーの運転手は、入札や希望条
件の登録等を行わず、市場判定の結果だけを確認しても
よい。この場合、業者端末１２および競売サーバ１は、
ステップＳ５３、Ｓ５４の動作を行う。この動作のみに
よっても、運転手は、指定した場所での市場判定結果を
知ることができる。そして、業者主導市場となっている
タクシー乗り場や区域に行くことによって、顧客（乗
客）を獲得しやすくなる。

【００６３】

【発明の効果】本発明によれば、通信ネットワークを介
する情報の送受信が可能であり、タクシーの乗客によっ
て使用されるユーザ端末と、通信ネットワークを介する
情報の送受信が可能であり、タクシー業者によって使用
される業者端末と、タクシーに対する乗客の希望条件を
ユーザ端末から通信ネットワークを介して収集し、各乗
客への入札に関する情報を業者端末から通信ネットワー
クを介して収集し、前記入札に関する情報のうち乗客に
選択された入札を示す情報をユーザ端末から受信する業
者入札管理手段と、乗客に対するタクシー業者の希望条
件を業者端末から通信ネットワークを介して収集し、各
タクシー業者への入札に関する情報をユーザ端末から通
信ネットワークを介して収集し、前記入札に関する情報
のうちタクシー業者に選択された入札を示す情報を業者
端末から受信する乗客入札管理手段とを備えているの
で、各乗客と各タクシー業者とが、希望に沿うタクシー
業者や乗客を探して、希望を入札によって伝えることが
できる。

【００６４】この結果、乗客が少ない場合には、乗客は
タクシー業者の入札を待つことでより低額でタクシーに
乗ることができる。また、タクシー業者は入札によって
顧客を獲得しやすくなる。一方、乗客が多い場合には、
業者は、乗客の入札を待つことでより高い乗車料金を得
ることができる。乗客は、入札によってより早くタクシ
ーに乗ることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるタクシー双方向入札システムの
実施の一形態を示すブロック図である。

【図２】 データベースが保持する情報の例を示す説明
図である。

【図３】 データベースが保持する情報の例を示す説明
図である。

【図４】 タクシー業者が入札する際の処理経過の一例
を示す流れ図である。

【図５】 乗客が入札する際の処理経過の一例を示す流
れ図である。

【符号の説明】

１ 競売サーバ ２ 制御部 ３ 記憶装置 ４ データベース ５ ネットワークインタフェース部 １０ インターネット １１ ユーザ端末 １２ 業者端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークを介する情報の送受信
   が可能であり、タクシーの乗客によって使用されるユー
   ザ端末と、 通信ネットワークを介する情報の送受信が可能であり、
   タクシー業者によって使用される業者端末と、 タクシーに対する乗客の希望条件をユーザ端末から通信
   ネットワークを介して収集し、各乗客への入札に関する
   情報を業者端末から通信ネットワークを介して収集し、
   前記入札に関する情報のうち乗客に選択された入札を示
   す情報をユーザ端末から受信する業者入札管理手段と、 乗客に対するタクシー業者の希望条件を業者端末から通
   信ネットワークを介して収集し、各タクシー業者への入
   札に関する情報をユーザ端末から通信ネットワークを介
   して収集し、前記入札に関する情報のうちタクシー業者
   に選択された入札を示す情報を業者端末から受信する乗
   客入札管理手段とを備えたことを特徴とするタクシー双
   方向入札システム。
2. 【請求項２】 業者入札管理手段が、乗客に選択された
   入札を示す情報をユーザ端末から受信した場合、およ
   び、乗客入札管理手段が、タクシー業者に選択された入
   札を示す情報を業者端末から受信した場合に、乗客とタ
   クシー業者とが互いに連絡をとるための情報をユーザ端
   末または業者端末に送信する連絡先通知手段を備えた請
   求項１記載のタクシー双方向入札システム。
3. 【請求項３】 業者入札管理手段は、乗客の希望条件
   を、通信ネットワークを介してユーザ端末から受信して
   保持する乗客希望保持手段と、 乗客希望保持手段が保持する乗客の希望条件を業者端末
   に送信し、各乗客への入札に関する情報を、前記業者端
   末から通信ネットワークを介して受信して保持する業者
   入札情報保持手段と、 業者入札情報保持手段が保持する入札に関する情報をユ
   ーザ端末に送信し、乗客に選択された入札を示す情報
   を、前記ユーザ端末から通信ネットワークを介して受信
   する落札業者決定手段とを備えた請求項１または請求項
   ２記載のタクシー双方向入札システム。
4. 【請求項４】 乗客入札管理手段は、タクシー業者の希
   望条件を、通信ネットワークを介して業者端末から受信
   して保持する業者希望保持手段と、 業者希望保持手段が保持するタクシー業者の希望条件を
   ユーザ端末に送信し、各タクシー業者への入札に関する
   情報を、前記ユーザ端末から通信ネットワークを介して
   受信して保持する乗客入札情報保持手段と、 乗客入札情報保持手段が保持する入札に関する情報を業
   者端末に送信し、タクシー業者に選択された入札を示す
   情報を、前記業者端末から通信ネットワークを介して受
   信する落札乗客決定手段とを備えた請求項１から請求項
   ３のうちのいずれか１項記載のタクシー双方向入札シス
   テム。
5. 【請求項５】 乗客への入札に関する情報は、少なくと
   もタクシー業者が乗客に提示する乗車料金の情報を含
   み、タクシー業者への入札に関する情報は、少なくとも
   乗客がタクシー業者に提示する乗車料金の情報を含む請
   求項１から請求項４のうちのいずれか１項記載のタクシ
   ー双方向入札システム。
6. 【請求項６】 乗客の希望条件の件数およびタクシー業
   者の希望条件の件数に基づいて、乗客に有利な入札が行
   われやすいか、タクシー業者に有利な入札が行われやす
   いかを判定し、通信ネットワークを介して判定結果をユ
   ーザ端末または業者端末に送信する市場判定手段を備え
   た請求項１から請求項５のうちのいずれか１項記載のタ
   クシー双方向入札システム。
7. 【請求項７】 タクシーに対する乗客の希望条件を、乗
   客が使用するユーザ端末から通信ネットワークを介して
   収集し、各乗客への入札に関する情報を、タクシー業者
   が使用する業者端末から通信ネットワークを介して収集
   し、前記入札に関する情報のうち乗客に選択された入札
   を示す情報をユーザ端末から受信する業者入札管理手段
   と、 乗客に対するタクシー業者の希望条件を、業者端末から
   通信ネットワークを介して収集し、各タクシー業者への
   入札に関する情報を、ユーザ端末から通信ネットワーク
   を介して収集し、前記入札に関する情報のうちタクシー
   業者に選択された入札を示す情報を業者端末から受信す
   る乗客入札管理手段とを備えたことを特徴とするタクシ
   ー双方向入札装置。
8. 【請求項８】 タクシーの乗客が使用するユーザ端末お
   よびタクシー業者が使用する業者端末と通信ネットワー
   クを介して接続するコンピュータに、 タクシーに対する乗客の希望条件をユーザ端末から通信
   ネットワークを介して収集し、各乗客への入札に関する
   情報を業者端末から通信ネットワークを介して収集し、
   前記入札に関する情報のうち乗客に選択された入札を示
   す情報をユーザ端末から受信する処理、 乗客に対するタクシー業者の希望条件を業者端末から通
   信ネットワークを介して収集し、各タクシー業者への入
   札に関する情報をユーザ端末から通信ネットワークを介
   して収集し、前記入札に関する情報のうちタクシー業者
   に選択された入札を示す情報を業者端末から受信する処
   理、 を実行させるためのタクシー双方向入札プログラム。