JP2002365908A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002365908A
JP2002365908A JP2001174002A JP2001174002A JP2002365908A JP 2002365908 A JP2002365908 A JP 2002365908A JP 2001174002 A JP2001174002 A JP 2001174002A JP 2001174002 A JP2001174002 A JP 2001174002A JP 2002365908 A JP2002365908 A JP 2002365908A
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roller
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developing
forming apparatus
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Masahito Iio
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体の逆回転時に発生する現像剤担
持体上の帯電不良の厚いトナー層がトナー層規制部材を
通過することを防止し、地汚れのない画像形成を行うこ
とができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ベルト1と、現像ローラ12と、
現像ローラ12にトナーを供給する供給ローラ13と、
現像ローラ12を現像時の回転方向に対して逆方向に回
転させる逆回転駆動手段と、現像時には現像ローラ12
に当接して現像ローラ12に担持されたトナー層の層厚
を規制し、非現像時に逆回転駆動手段によって逆回転し
ている現像ローラ12に連れ回って回転可能な規制ロー
ラ14と、現像容器11と現像ローラ12との隙間から
トナーが漏れ出すのを防止するために設けられたシール
17と有し、供給ローラ13とシール17との間に現像
ローラ12上のトナーを回収するクリーニング部材30
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像時には現像剤担持体に当接して該現像剤担持体に担持
されたトナーの層厚を規制し、非現像時には逆回転駆動
手段によって逆回転する該現像剤担持体に連れ回って回
転可能なローラ状のトナー層規制部材とを有する現像装
置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、潜
像担持体としての感光体と、互いに異なる色のトナーを
収容し、該感光体に対して接離動作を行う複数の現像装
置とを備えたものが知られている。この画像形成装置で
は、各現像領域で順次現像した各色のトナー像を重ね合
わせて形成した感光体上の重ねトナー像を転写材に一括
転写したり、各現像装置で現像した感光体上の各色のト
ナー像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、該中
間転写体上の重ねトナー像を転写材に一括転写したりす
ることにより、カラー画像が形成される。
【0003】また、この種の画像形成装置に用いられる
現像装置としては、トナー粒子又は補助剤などの添加剤
を外添されたトナー粒子からなる一成分現像剤、すなわ
ちキャリア粒子を含まない現像剤を現像剤担持体として
の現像ローラ上に供給し、該現像ローラ上に所定の層厚
のトナー層を形成する一成分現像方式の現像装置が知ら
れている。この方式の現像装置は、トナーとキャリアと
からなる二成分現像剤を用いた二成分現像方式の現像装
置と比較して、トナー濃度を制御する必要がないこと、
またトナーとキャリアとを混合撹拌する混合撹拌手段を
必要としないこと等から、装置の維持管理を簡素化で
き、装置の構造を小型化できる利点が得られる。
【0004】上記一成分現像方式の現像装置では、一成
分現像剤として非磁性トナーを用いたものと磁性トナー
を用いたものが知られている。いずれのトナーを用いる
ものにおいても、上記現像ローラ上に所定の層厚のトナ
ー層を形成するためのトナー層規制部材が設けられてい
る。なお、非磁性トナーを用いる装置では、このトナー
層規制部材により、トナーの摩擦帯電も行っている。
【0005】上記トナー層規制部材としては、ブレード
状の規制ブレードが一般的に用いられている。例えば、
現像ローラとして金属又は樹脂にて構成されたいわゆる
ハードローラを用いる場合には、該規制ブレードとして
ウレタンゴム等の弾性を有するものが用いられ、現像ロ
ーラとして少なくとも表面部がゴムのような弾性を有す
るいわゆるソフトローラを用いる場合には、規制ブレー
ドとして金属ブレード等が用いられる。
【0006】しかしながら、いずれの規制ブレードを用
いるものにおいても、規制ブレードは上記現像ローラに
対して接触押圧させるために、経時で表面が摩耗してし
まい、規制ブレードの長寿命化が困難であった。また、
現像ローラと規制ブレードとの接触部で滞留したトナー
が、該ブレードと回転する現像ローラとの間で発生する
摩擦熱により溶融し、該接触部にトナー塊が発生しやす
く、このトナー塊が生じた場合には、トナーにスジ状の
跡をつけて、ベタ部を現像したときに該ベタ部に白スジ
が発生してしまうという問題があった。また特に、非磁
性トナーを用いる場合には、規制ブレードの摩耗によっ
て、トナーの帯電能力が劣化し、トナーの帯電不足によ
って非画像部の地汚れが発生したり、微小ドットの再現
性が低下したりしてしまうという問題があった。
【0007】このような問題に対し、上記規制ブレード
に代えて、トナー層規制部材としてローラ状の規制ロー
ラを用いる現像装置が提案されている。図6は、このよ
うな規制ローラを用いる現像装置の一例を示す構成図で
ある。図示の現像装置は、ベルト状の感光体100に向
けた開口を備えた現像容器101、現像ローラ102、
該現像ローラ102上にトナーの供給を行う供給ローラ
103、現像ローラ102上のトナー層を規制する規制
ローラ104等を有している。そして、現像中には規制
ローラ104を停止させておき、非現像時には現像ロー
ラ102を現像時の回転方向とは逆方向に回転させ、こ
の現像ローラ102に規制ローラ104を連れ回らせて
回転させている。また、現像容器101内のトナー収容
部105a、105b、105cにはトナーが収容され
ており、各トナー収容部105には、回転することによ
りその内部のトナーを供給ローラ103側へ送り出す搬
送パドル106a、106b、106cや、現像容器1
01と該現像容器101の開口部に配設される現像ロー
ラ102との隙間からトナーが漏れ出すのを防止するた
めに現像ローラ102に当接するよう設けられたシール
107も設けられている。
【0008】図6に示す現像装置においては、現像時に
規制ローラ104が回転しないように構成されているた
め、停止した状態の規制ローラ104がトナー層規制部
材としてブレード状の規制部材を用いる場合と同等の規
制力を発揮する。また、非現像時のみ規制ローラ104
が回転するように構成されているため、ブレード状の規
制部材を用いる場合に発生しやすい規制部材の表面の経
時劣化やトナーの滞留も発生しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した現
像装置においては、非現像時に現像ローラ102が現像
時の回転方向に対して逆方向に回転する際、一般に現像
ローラ102と同じ駆動源によりギアを介して駆動され
る供給ローラ103も同時に回転するため、現像ローラ
102の逆回転時においても供給ローラ103によって
現像ローラ102上にトナーが供給される。その結果、
現像ローラ102には、供給ローラ103よりも現像時
におけるトナー搬送方向上流側に、すなわち感光体10
0との対向領域である現像領域と供給ローラ103との
間に、帯電不良の厚いトナー層が形成されることにな
る。現像ローラ102の逆回転によって形成された厚い
トナー層は、現像ローラ102の逆回転時にフィルム等
で形成されたシール部材107を通過するだけで薄層化
されることがなく、また現像時に供給ローラ103を通
過しても薄層化されることがない。その結果、現像時に
おいて、現像ローラ102上に形成された厚いトナー層
が規制ローラ104によって薄層化されても、トナーが
十分に摩擦帯電されず、トナーの帯電不足によって非画
像部の地汚れが発生してしまう。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像剤担持体の逆回
転時に発生する現像剤担持体上の帯電不良の厚いトナー
層がトナー層規制部材を通過することを防止し、地汚れ
のない画像形成を行うことができる画像形成装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体上
の潜像を現像領域にて現像する現像剤担持体と、該現像
剤担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該現像
剤担持体を現像時の回転方向に対して逆方向に回転させ
る逆回転駆動手段と、現像時には該現像剤担持体に当接
して該現像剤担持体に担持されたトナーの層厚を規制
し、非現像時に該逆回転駆動手段によって逆回転してい
る該現像剤担持体に連れ回って回転可能なローラ状のト
ナー層規制部材とを有する画像形成装置において、上記
現像剤担持体上のトナーを回収するトナー回収部材を上
記現像領域と上記トナー供給部材との間に設けたことを
特徴とするものである。
【0012】この画像形成装置においては、トナー回収
部材が現像領域とトナー供給部材との間に設けられてい
る。現像剤担持体が逆回転する際にトナー供給ローラに
よって現像剤担持体に供給されたトナーが帯電不良の厚
いトナー層として、現像領域とトナー供給部材との間の
該現像剤担持体上に形成されるが、上記トナー回収部材
がこの厚いトナー層を掻き取って回収する。そのため、
現像剤担持体の逆回転時に発生する厚いトナー層が現像
時にトナー層規制部材を通過することがない。したがっ
て、現像時には現像剤担持体上のトナー層がトナー層規
制部材によって十分に摩擦帯電されるため、トナーの帯
電不足による地汚れの発生を防止することが可能とな
る。
【0013】特に、請求項2の発明は、請求項1の画像
形成装置において、内部にトナーを収容し、上記潜像担
持体表面に向けて開口部を有する現像容器と、該現像容
器と該現像容器の開口部に配設される上記現像剤担持体
との隙間からトナーが漏れ出すのを防止するために該現
像剤担持体に当接するよう設けられたシール部材と有
し、上記トナー回収部材を該シール部材と上記トナー供
給部材との間に設けたことを特徴とするものである。
【0014】この画像形成装置においては、現像剤担持
体が逆回転する際に現像剤担持体に形成された帯電不良
の厚いトナー層がシール部材から漏れ出す前に、トナー
回収部材がこのトナー層を掻き取る。したがって、シー
ル部材からトナーが漏れ出すことを防止することが可能
となる。
【0015】また、請求項3の発明は、潜像担持体と、
該潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、該現
像剤担持体にトナーを供給するトナー供給部材と、該現
像剤担持体を現像時の回転方向に対して逆方向に回転さ
せる逆回転駆動手段と、現像時には該現像剤担持体に当
接して該現像剤担持体に担持されたトナーの層厚を規制
し、非現像時に該逆回転駆動手段によって逆回転してい
る該現像剤担持体に連れ回って回転可能なローラ状のト
ナー層規制部材とを有する画像形成装置において、上記
トナー供給部材は、上記現像剤担持体の逆回転時に該現
像剤担持体上に形成されたトナー層を、該現像剤担持体
の回転時に所定の厚み以下となるように回収することを
特徴とするものである。
【0016】この画像形成装置においては、現像剤担持
体が逆回転する際にトナー供給ローラによって現像剤担
持体に供給されたトナーが帯電不良の厚いトナー層とし
て該現像剤担持体上に形成されるが、現像時に現像剤担
持体が回転することによりトナー供給部材がこの厚いト
ナー層を掻き取って現像剤を回収する。そのため、現像
剤担持体の逆回転時に発生する厚いトナー層が現像時に
トナー層規制部材を通過することがない。したがって、
現像剤担持体上のトナー層がトナー層規制部材によって
十分に摩擦帯電されるため、トナーの帯電不足による地
汚れの発生を防止することが可能となる。なお、現像剤
担持体上にこの帯電不良の厚いトナー層が形成されてい
ない通常の現像時には、該トナー供給部材が現像剤担持
体上にトナーを供給するように構成されていることはい
うまでもない。また、この画像形成装置においては、請
求項1及び請求項2で説明したように、現像剤担持体上
に形成された厚いトナー層を回収するトナー回収部材を
別途設ける場合に比べ、装置の小型化を図ることができ
る。
【0017】特に、請求項4の発明は、請求項3の画像
形成装置において、上記トナー供給部材は、上記現像剤
担持体の逆回転時に該現像剤担持体上に形成されたトナ
ー層を該現像剤担持体の回転時に90%以上回収するこ
とを特徴とするものである。
【0018】この画像形成装置においては、トナー供給
部材が現像剤担持体の逆回転時に現像剤担持体上に形成
されたトナー層を現像剤担持体の回転時に90%以上回
収することにより、トナーの帯電不足による地汚れの発
生を確実に防止することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るフルカラープリンタに適用した一実施形態について説
明する。まず、本実施形態に係るフルカラープリンタ全
体の構成及び動作について説明する。図1はこのプリン
タ全体の概略構成図である。図1において、このプリン
タは、複数の支持ローラに掛け回された潜像担持体とし
ての感光体ベルト1を備えている。感光体ベルト1は図
中矢印方向で示す時計方向に回転駆動され、その周りに
は、帯電器2、感光体クリーニング装置3、光書き込み
ユニット4、4組の現像装置5Bk、5C、5M、5
Y、中間転写体としての中間転写ベルト6などが配置さ
れている。感光体ベルト1の表面には有機感光層が形成
されている。
【0020】このプリンタで画像形成動作(プリント動
作)を実行するときは、帯電器2に高電圧が印加される
ことにより、感光体ベルト1が一様に帯電される。そし
て、図示しない画像信号処理部では、カラー画像情報例
えば外部のコンピュータから送られてきたカラー画像信
号が光書き込み信号に変換されて光書き込みユニット4
に送られる。光書き込みユニット4では、上記光書き込
み信号に基づいて光源としてのレーザが制御され、ポリ
ンゴンミラー、f/θレンズ及び反射ミラー等を介し
て、Black(Bk)、Cyan(C)、Magen
ta(M)、Yellow(Y)の画像信号に対応した
光書き込みが行われ、感光体ベルト1上に静電潜像が形
成される。
【0021】上記感光体ベルト1上の静電潜像は、該潜
像とは逆極性の電荷にて帯電された現像剤としての各色
トナーをそれぞれ有する各現像装置5Bk、5C、5
M、5Yによって各色ごとに現像される。これにより、
感光体ベルト1上には、各色ごとにトナー像が形成され
る。
【0022】感光体ベルト1と中間転写ベルト6との接
触部においては、中間転写ベルト6にトナーと逆極性の
電荷を印加することにより、感光体ベルト1上のトナー
像が中間転写ベルト6上に転写される。このトナー像の
形成及び転写動作を4回くり返すことにより、中間転写
ベルト6上に4色重ねのカラートナー像が形成される。
この中間転写ベルト6上のカラートナー像は、給紙カセ
ット7又は手差しトレイから搬送ローラ対8によって送
られてきた記録材としての転写紙に、二次転写部材とし
ての紙転写ローラ9によって転写される。カラートナー
像が転写された転写紙は、定着ローラ対10からなる定
着部に搬送され、該トナー像が溶融定着される。
【0023】次に、本実施形態に係る現像装置について
図2を用いて説明する。本実施形態に係る現像装置は、
非磁性一成分トナー(以下、トナーという)を用いた一
成分現像方式の現像装置である。各現像装置5は、それ
ぞれ感光体ベルト1に向けた開口を有する現像容器1
1、現像剤担持体としての現像ローラ12、該現像ロー
ラ12上にトナーの供給を行う供給ローラ13、現像ロ
ーラ12上に当接して現像ローラ12に担持されたトナ
ーの層厚を規制し所定の層厚のトナー層を形成するため
のトナー層規制部材としての規制ローラ14、そして、
現像容器11内のトナー収容部15a、15b、15c
に収容されているトナーを供給ローラ13側へ送り出す
搬送パドル16a、16b、16c等を有している。ま
た、現像容器11と現像ローラ12との隙間からトナー
が漏れ出すのを防止するために、現像容器11内面には
現像ローラ12表面に先端が当接するよう延在したフィ
ルム状のシール部材としてのシール17が設けられてい
る。
【0024】上記現像ローラ12は、現像容器11の開
口から一部が露出して現像時には所定の線速で図中矢印
方向で示す時計方向に回転可能に設置されており、トナ
ーをローラ面に担持して感光体ベルト1との当接部であ
る現像領域に搬送し、感光体ベルト1上に形成された潜
像を現像する。上記供給ローラ13は、現像時には所定
の線速で図中矢印方向で示す時計方向に回転可能に設置
されており、現像ローラ12に所定の圧力で当接されて
おり、その表面部は、発泡ポリウレタンで構成されてい
る。また、供給ローラ13には、トナー規制部材18が
当接され、現像ローラ11に供給するトナーの量が規制
されるようになっている。各搬送パドル16は、図中矢
印方向で示す時計方向に回転可能に設置されており、こ
の回転によりトナーを供給ローラ13側へ送り出す。各
搬送パドル16の材質としては、例えばポリプロピレン
等の柔らかく弾性を有するものを用いることができ、そ
の弾性を利用して現像容器11の内壁と密着させた状態
で回転し、確実にトナーを搬送する。
【0025】上記規制ローラ14は、現像ローラ11上
のトナーを所定の層厚に規制するともに、トナーに対し
て摺接することによりトナーを摩擦帯電する。現像ロー
ラ12上で帯電されたトナーは、感光体ベルト1上の静
電潜像を現像する。本実施形態においては、規制ローラ
14の表面部の材質として、樹脂コーティングを施した
ウレタンゴムを用いている。また、規制ローラ14に
は、規制ローラクリーニングブレード19が当接されて
おり、現像ローラ11との当接部を通過した規制ローラ
14の表面がクリーニングされるようになっている。さ
らに、規制ローラ14には、湿度等の環境変動による上
記現像ローラ11及び上記規制ローラ14の外径の変化
を吸収するために、付勢手段としてスプリング20が設
けられ、規制ローラ14を現像ローラ12に対して加圧
している。
【0026】上記各現像装置5の後方には、それぞれ独
立して回転可能な図示しない接離用カムと、図示しない
離間スプリングが設けられている。各現像装置5は、こ
の接離用カムの回転により現像に先立って現像ローラ1
2が感光体ベルト1と所定の位置関係としての接触する
現像位置まで移動するような接離動作を行い、非現像時
にはこの離間スプリングより感光体ベルト1から離間す
るように構成されている。そして、感光体ベルト1上の
静電潜像を現像するときは、例えば、Bkの静電潜像が
感光体ベルト1に形成されたとき、現像装置5Bkの後
部に位置している接離用カムが図示しない駆動制御部で
180度回転駆動され、現像器5Bkが感光体ベルト1
側に押し出され、現像ローラ12Bkが感光体ベルト1
に接触する現像位置まで移動する。他の色の現像装置5
C、5M、5Yについても同様である。
【0027】また、上記各現像装置5は、現像時に現像
ローラ12を図中矢印方向で示す時計方向に回転(以
下、正回転という)させると同時に、非現像時に現像ロ
ーラ12を現像時の回転方向に対する逆方向に回転(以
下、逆回転という)可能なように構成している。現像ロ
ーラ12の逆回転のための現像ローラ逆回転駆動手段と
しては、モータを逆回転させることによって行ってい
る。そして、スプリング20によって現像ローラ12に
押圧されている規制ローラ14を、現像時には、回転す
る現像ローラ12に対して規制ローラ14を停止した状
態で接触させておき、非現像時に逆回転する現像ローラ
12に対しては図中時計方向に連れ回るように回転させ
ている。
【0028】上記規制ローラ14の回転を規制する規制
ローラ回転規制手段としては、図3に示すように、規制
ローラ14端部にワンウェイクラッチ21と該ワンウェ
イクラッチ21が圧入されたハウジング22を設け、ハ
ウジング22の突起部の回転軌跡に現像容器11から突
起したストッパ23を設けている。現像ローラ12が正
回転しているとき、このハウジング22が図中反時計方
向に回転し、ハウジング22の突起部にストッパ23が
当たることでハウジング22の回転を停止させてワンウ
ェイクラッチ21をロックし、規制ローラ14の回転を
停止させる。これによって、規制ローラ14は、非現像
時で現像ローラ12が感光体ベルト1から離間し、現像
ローラ12が逆回転しているときのみ現像ローラ12に
連れ回り、現像時には連れ回らないようになる。
【0029】このように、ワンウェイクラッチ70を用
いることで、現像時には、停止した状態にある規制ロー
ラ14が現像ローラに当接し、現像ローラ12に担持さ
れたトナー層の層厚を所定の層厚に規制することができ
る。一方、非現像時には、現像ローラ11に規制ローラ
14を連れ回らせることにより、規制ブレードを用いる
場合に発生しやすいブレード表面の経時劣化やトナーの
滞留を防止することができる。
【0030】しかし、現像ローラ12が逆回転する際、
現像ローラ12と同じ駆動源によりギアを介して回転し
ている供給ローラ13も現像時とは逆方向に回転するこ
とになる。そのため、現像ローラ12の逆回転時におい
ても供給ローラ13から現像ローラ12にトナーが供給
され、現像ローラ12上には、供給ローラ13と現像領
域との間に帯電不良の厚いトナー層が形成されることに
なる。この帯電不良の厚いトナー層が現像ローラ12の
正回転によって、規制ローラ14により薄層化されて
も、トナーが十分に摩擦帯電されず、トナーの帯電不足
が発生してしまう。
【0031】そこで、本実施形態に係るプリンタにおい
ては、上記トナー供給ローラ13とシール17との間
に、現像ローラ12上に形成された帯電不良の厚いトナ
ー層を回収する回収部材としてのクリーニング部材30
が設けられている。このクリーニング部材30は、発砲
ポリウレタン、ゴム等の弾性体より構成され、回転する
現像ローラ12に当接することにより、現像ローラ12
上に形成されたトナー層を回収する。
【0032】したがって、現像ローラ12の逆回転時に
おいて、現像ローラ12上に形成された帯電不良の厚い
トナー層は、上記クリーニング部材30によって回収さ
れるため、現像ローラ12の回転時において厚いトナー
層が規制ローラ14を通過することを防止することがで
きる。その結果、現像時において、現像ローラ12上に
は、トナー供給ローラ13によって所定の量のトナーが
供給され、該トナー層が規制ローラ14によって十分に
摩擦帯電されるため、トナーの帯電不足による地汚れの
発生を防止することが可能となる。また、このクリーニ
ング部材30はトナー供給部材とシール17との間に設
けられているため、現像ローラ12の逆回転時にシール
17からトナーが漏れ出すのを防止することができる。
【0033】なお、本実施形態においては、上記クリー
ニング部材30を常時現像ローラ30に当接するように
構成したが、非現像時のみクリーニング部材を当接する
ように構成しても、またクリ−ニング部材の形状をロー
ラ形状にしてもよいことは勿論である。
【0034】次に、別の実施形態に係る現像装置につい
て図4を用いて説明する。本例では上述したクリーニン
グ部材と供給ローラとを一体化させたものである。な
お、上述した現像装置との共通箇所については同一符号
を付して説明を省略する。
【0035】本実施形態に係る供給ローラ31は、現像
ローラ12の正回転時において、トナー収容部15内の
トナーを現像ローラ12に供給するとともに、現像ロー
ラ12の逆回転の際に現像ローラ12上に形成された帯
電不良の厚いトナー層を回収するように構成されてい
る。具体的には、現像ローラ12の逆回転後の正回転時
において、供給ローラ31は現像ローラ12の逆回転の
際に現像ローラ12上に形成された帯電不良の厚いトナ
ー層を90%以上回収し、現像ローラ12上に帯電不良
の厚いトナー層が形成されていない通常の現像時にはト
ナー収容部15内のトナーを供給する。
【0036】図5は、現像ローラ12の逆回転時に現像
ローラ12上に形成された帯電不良の厚いトナー層が供
給ローラ31により回収される回収率と、その時の感光
体ベルト1上の地汚れトナー量(テープ転写し、濃度計
により地汚れ部の濃度とテープ自体の濃度との差を測定
した値とする)との関係を示す特性図である。記録紙に
でない地汚れトナー量は0.01以下であるため、図5
に示すように、供給ローラ31によるトナー回収率は9
0%以上であることが好ましい。
【0037】上記供給ローラ31の特性は、供給ローラ
31の材質(硬度、発砲体のセル密度)や、現像ローラ
12に対する供給ローラ31の食込み量、線速差、回転
方向等によって調整することができ、所望のトナー回収
率を得ることができる。例えば、供給ローラ31とし
て、上述した供給ローラ30に対して、摩擦係数の高い
材質のものを用いることにより、現像ローラ12の正回
転時において供給ローラ31にトナー回収性を付加させ
ることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
現像剤担持体の逆回転時に発生する厚いトナー層が現像
時にトナー層規制部材を通過することがなく、トナーの
帯電不足による地汚れの発生を防止することが可能とな
るという優れた効果がある。
【0039】特に、請求項2の発明によれば、現像剤担
持体が逆回転する際に現像剤担持体に形成された帯電不
良の厚いトナー層がシール部材から漏れ出すことを防止
できるという優れた効果がある。
【0040】また、請求項3及び請求項4の発明によれ
ば、現像剤担持体の逆回転時に発生する厚いトナー層が
現像時にトナー層規制部材を通過することがなく、トナ
ーの帯電不足による地汚れの発生を防止することが可能
となるという優れた効果がある。さらに、請求項1及び
請求項2の発明に比べ、装置の小型化を図ることができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るフルカラープリンタの概略構成
を示す概略構成図。
【図2】同プリンタの現像装置の概略構成を示す概略構
成図。
【図3】同現像装置の規制ローラの回転方向を規制する
構造を説明する説明図。
【図4】別の実施形態に係る現像装置の概略構成を示す
概略構成図。
【図5】同現像装置におけるトナー供給ローラによるト
ナー回収率と地汚れトナー量との関係を示す特性図。
【図6】従来の現像装置の概略構成を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 11 現像容器 12 現像ローラ 13 供給ローラ 14 規制ローラ 15 トナー収容部 16 搬送パドル 17 シール 30 クリーニング部材 31 供給ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現
    像領域にて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に
    トナーを供給するトナー供給部材と、該現像剤担持体を
    現像時の回転方向に対して逆方向に回転させる逆回転駆
    動手段と、現像時には該現像剤担持体に当接して該現像
    剤担持体に担持されたトナーの層厚を規制し、非現像時
    に該逆回転駆動手段によって逆回転している該現像剤担
    持体に連れ回って回転可能なローラ状のトナー層規制部
    材とを有する画像形成装置において、 上記現像剤担持体上のトナーを回収するトナー回収部材
    を上記現像領域と上記トナー供給部材との間に設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 内部にトナーを収容し、上記潜像担持体表面に向けて開
    口部を有する現像容器と、該現像容器と該現像容器の開
    口部に配設される上記現像剤担持体との隙間からトナー
    が漏れ出すのを防止するために該現像剤担持体に当接す
    るよう設けられたシール部材と有し、上記トナー回収部
    材を該シール部材と上記トナー供給部材との間に設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現
    像する現像剤担持体と、該現像剤担持体にトナーを供給
    するトナー供給部材と、該現像剤担持体を現像時の回転
    方向に対して逆方向に回転させる逆回転駆動手段と、現
    像時には該現像剤担持体に当接して該現像剤担持体に担
    持されたトナーの層厚を規制し、非現像時に該逆回転駆
    動手段によって逆回転している該現像剤担持体に連れ回
    って回転可能なローラ状のトナー層規制部材とを有する
    画像形成装置において、 上記トナー供給部材は、上記現像剤担持体の逆回転時に
    該現像剤担持体上に形成されたトナー層を該現像剤担持
    体の回転時に所定の厚み以下となるように回収すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、 上記トナー供給部材は、上記現像剤担持体の逆回転時に
    該現像剤担持体上に形成されたトナー層を該現像剤担持
    体の回転時に90%以上回収することを特徴とする画像
    形成装置。
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