JP2002148937A - 現像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置

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JP2002148937A
JP2002148937A JP2000345821A JP2000345821A JP2002148937A JP 2002148937 A JP2002148937 A JP 2002148937A JP 2000345821 A JP2000345821 A JP 2000345821A JP 2000345821 A JP2000345821 A JP 2000345821A JP 2002148937 A JP2002148937 A JP 2002148937A
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Shuichi Endo
修一 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像ムラや地汚れのない高品質な画像を形成
することができる現像装置及び該現像装置を用いた画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 現像スリーブ110の駆動時間を計測し
てカウントし、カウント値を累積加算して記憶するとと
もに、あらかじめ設定されたカウント値にカウントアッ
プしたときに、カウントアップ信号を現像駆動制御手段
154に出力する。このカウントアップ信号を受けた現
像駆動制御装置154では、現像動作を一旦停止すべく
電磁クラッチ152をオフし、同時に、電磁クラッチブ
レーキ153をオンして、現像剤規制ローラ130を時
計回り方向CWに所定角度回転させ、現像スリーブ11
0に対する当接面を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に用いられる現像装置
及び該現像装置を用いた画像形成装置に係り、詳しく
は、像担持体に近接もしくは接触して、回転しながら現
像剤を該像担持体に付着させて可視像を形成する現像剤
担持体と、該現像剤担持体に接触して該現像剤担持体上
の現像剤層を規制して一定量の現像剤層とする現像剤規
制部材とを有する現像装置及び該現像装置を用いた画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像装置の現像剤担持体に担持さ
れた現像剤の量を規制する現像剤規制部材として規制ブ
レードを用いたものが知られている。図11は、従来の
現像装置の一例を示す概略構成図である。この現像装置
は、現像剤担持体2と、現像剤供給部材3と、規制ブレ
ード4と、現像剤ホッパ5と、3つの現像剤搬送部材6
a、6b、6cと、排出パドル7とから主に構成されて
いる。上記規制ブレード4は片側支持・片側自由端の片
持ち梁となっていて、自由端の方を現像剤担持体2に押
し当てている。現像剤供給部材3によって現像剤担持体
2の表面に付着した現像剤は、規制ブレード4の先端と
現像剤担持体2とが作る狭い入り口形状と規制ブレード
4の当接圧力とによって、入る量と出ていく量が規制さ
れる。また、現像剤は現像剤担持体2と規制ブレード4
との当接部を通過する際に摩擦帯電を受け、均一で安定
した帯電を持った現像剤層が形成され、現像部に送り出
される。なお、現像ブレード4で掻き落とされた現像剤
は排出パドル7によってホッパ5側に戻される。
【0003】ところが、上記規制ブレード4は現像剤担
持体2と常に同一位置で接触しているため、規制ブレー
ド4に異物の詰まりや、現像剤などの固着が比較的短時
間で発生してしまう。そうなると画像形成装置本体の像
担持体に現像装置から現像剤を転移して形成した画像
に、白スジや地肌部の汚れが発生する。一旦これらの異
常が発生すると回復することは困難である。この様に、
規制ブレードを用いた現像装置は構成が簡略である反
面、装置寿命が短く限られるため、頻繁な現像装置交換
を行って画質維持をしている。
【0004】上述したように規制ブレードを用いた現像
装置は装置寿命が短いため、長時間にわたって画像品質
の安定性が求められる高速機層では、規制ブレードを用
いることはできない。そこで、この規制ブレードのかわ
りに、ローラ状の現像剤規制部材を用いたものが提案さ
れている。例えば、特開平9−80905号公報では、
ローラ状の現像剤規制部材を現像剤担持体に対して回転
駆動して、現像剤の量を規制する方法が開示されてい
る。こうすることによって、上述した異物の詰まりや現
像剤の固着の発生は抑えられる。ところが、現像剤担持
体と現像剤規制部材とを同方向に回転させた場合、両部
材が当接するニップにおいて、常に逆方向に進行し両部
材が強く擦れあうため、両部材を駆動させるのに多大な
トルクが必要となり、トルクの大きなモータと強度が十
分高い現像装置の構造としなくてはならないなど、制約
が増えるといった問題がある。また、上記ニップの摩擦
力の増加によって、振動や騒音が発生しやすく、さらに
現像剤規制がうまくいかなくなってしまう場合があると
いった問題もある。同様に摩擦力の増加に伴ってニップ
で発熱が起こり、現像剤に熱的ストレスを与え、現像剤
担持体もしくは現像剤規制部材への現像剤の固着が発生
しやすくなるといった問題もある。そのために、放熱や
振動の防止と言った付加設計が必要となり、現像装置が
さらに大きくなってしまう。
【0005】上記問題点を解決する技術として、特開平
11−84867号公報で開示された技術がある。この
技術によれば、現像時にはトナー規制ローラ(現像剤規
制部材)を静止させ、非現像時に所定のタイミングでト
ナー規制ローラを回転させるようにしている。これによ
り、現像時に現像ローラ(現像剤担持体)が回転してい
るときには、トナー規制ローラは上記規制ブレードと同
じ作用で現像剤層を形成できるとともに、トナー規制ロ
ーラを現像ローラと同時に回転させる場合に比べ、回転
トルクが小さくてすみ、振動や騒音の発生を低減させる
ことができる。また、現像ローラが停止している非現像
時に、トナー規制ローラを回転させることによって、隙
間に挟まった異物を除去することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−84867号公報で開示された技術では、ト
ナー規制ローラを回転させたときに、トナー規制ローラ
の現像ローラに対する当接面が、回転前と回転後とで同
一面になると、トナー規制ローラの一面を使い続けるこ
とになる。すると、その面が摩耗して安定した規制がで
きず現像剤の均一な層を作れなくなったり、現像剤の摩
擦帯電の効率が落ちたりしてしまう。このために、画像
ムラが発生したり、地汚れが発生したりするといった問
題が発生する。
【0007】また、連続して現像動作を行った場合に、
現像装置内の現像剤担持体付近の温度が上昇し、その熱
が現像剤に伝わって、現像剤の流動性が低下してしま
う。すると、現像剤担持体と現像剤規制部材との当接部
の現像剤担持体回転方向上流側に、現像剤が圧縮を受け
た状態で溜まりやすくなって、新しい現像剤との交換が
なされなくなってしまう。この結果、現像剤規制部材で
均一な現像剤層を現像剤担持体表面に形成できなくな
り、画像ムラを発生させたり、地汚れを発生させたりす
るといった問題が発生する。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第一の目的とするところは、ローラ状の現
像剤規制部材の摩耗に起因する画像ムラや地汚れのない
高品質な画像を形成することができる現像装置及び該現
像装置を用いた画像形成装置を提供することである。ま
た、第二の目的とするところは、連続して現像動作を行
った場合に、現像剤の流動性の低下に起因する画像ムラ
や地汚れのない高品質な画像を形成することができる現
像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、像担持体に近接もしくは
接触して、回転しながら現像剤を該像担持体に付着させ
て可視像を形成する現像剤担持体と、該現像剤担持体に
接触して該現像剤担持体上の現像剤層を規制して一定量
の現像剤層とする現像剤規制部材とを有する現像装置に
おいて、上記現像剤規制部材がローラ状に構成され、所
定のタイミングで、該現像剤規制部材を所定角度だけ回
転駆動させ、回転前と回転後とで該現像剤規制部材の現
像剤担持体に対する当接面を切り替える回転駆動手段を
有することを特徴とするものである。
【0010】この現像装置では、上記現像剤規制部材を
回転させたときに、該現像剤規制部材の現像剤担持体に
対する当接面が、回転前と回転後とで切り替わる。よっ
て、上記現像剤規制部材の同一面が連続して現像剤担持
体に当接し続けることがなく、該現像剤規制部材の当接
面の摩耗を防止することができる。よって、上記現像剤
規制部材で現像剤担持体上の現像剤層を均一に規制する
ことができるとともに、現像剤の摩擦帯電の効率を維持
することができる。これにより、画像ムラや地汚れのな
い高品質な画像を形成し得る現像動作を行うことができ
る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記回転駆動手段が、上記現像剤担持体の駆動
時間を計測してカウントし、カウント値を累積加算して
記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されたカウント
値と、あらかじめ設定されたカウント値とを比較する比
較手段とを有し、該比較手段の比較結果に基づいて、上
記現像剤規制部材を回転駆動し、且つ、該記憶手段のカ
ウント値をゼロクリアするように構成したことを特徴と
するものである。
【0012】この現像装置では、あらかじめ設定された
カウント値に達したとき、すなわち上記現像剤担持体の
累積駆動時間が所定時間に達したときに、上記現像剤規
制部材を回転駆動する。このとき、上記記憶手段のカウ
ント値はゼロクリアされ、次の現像剤担持体の駆動から
再びカウントを累積加算して記憶していく。よって、上
記現像剤担持体の駆動時間の累積が所定時間に達する毎
に、上記現像剤規制部材が回転して該現像剤担持体に対
する当接面が切り替わり、該当接面の摩耗を防止するこ
とができる。また、たとえ当接面が摩耗したとしても、
現像剤層を均一に規制でき、しかも現像剤の摩擦帯電の
効率が落ちない所定の範囲内に摩耗を抑えることが可能
となり、画像ムラや地汚れのない高品質な画像を形成し
得る現像動作を維持することが可能となる。
【0013】上記第二の目的を達成するために、請求項
3の発明は、像担持体に近接もしくは接触して、回転し
ながら現像剤を該像担持体に付着させて可視像を形成す
る現像剤担持体と、該現像剤担持体に接触して該現像剤
担持体上の現像剤層を規制して一定量の現像剤層とする
現像剤規制部材とを有する現像装置において、上記現像
剤規制部材がローラ状に構成され、所定のタイミング
で、該現像剤規制部材を回転駆動する回転駆動手段と、
上記現像剤担持体の駆動時間を計測してカウントし、カ
ウント値を累積加算して記憶し、且つ、該現像剤担持体
の所定時間の非駆動状態により累積加算したカウント値
をゼロクリアする記憶手段と、該記憶手段に記憶された
カウント値と、あらかじめ設定されたカウント値とを比
較する比較手段とを有し、該比較手段の比較結果に基づ
いて、該現像剤規制部材を回転駆動し、且つ、該記憶手
段のカウント値をゼロクリアするように構成したことを
特徴とするものである。
【0014】この現像装置では、連続した現像動作を行
うにあたって、上記現像剤担持体が回転駆動し上記記憶
手段のカウント値が上記比較手段で設定されたカウント
値に達したときに、一旦現像動作を停止して、上記現像
剤規制部材を回転駆動する。これにより、上記現像剤担
持体と現像剤規制部材との当接部の現像剤担持体回転方
向上流側に滞留した現像剤のブロックを崩し、新しい現
像剤を流入しやすくして、現像剤の流動性を確保するこ
とができる。この結果、上記現像剤規制部材で均一な現
像剤層を現像剤担持体表面に形成することができ、画像
ムラや地肌汚れのない高品質な画像形成が可能な現像動
作を維持することができる。なお、上記現像剤担持体の
非駆動状態が所定時間より長ければ、現像装置内部の温
度が低下し現像剤の流動性が回復するので、連続した現
像動作とみなさず、上記記憶手段のカウント値をゼロク
リアし、次の現像剤担持体の駆動から再び新たにカウン
ト値の累積加算を開始する。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の現像装置に
おいて、上記記憶手段を第一の記憶手段とし、上記比較
手段を第一の比較手段としたときに、該第一の記憶手段
と第一の比較手段とに加え、上記現像剤担持体の駆動時
間を計測してカウントし、カウント値を累積加算して記
憶する第二の記憶手段と、該第二の記憶手段に記憶され
たカウント値と、あらかじめ設定されたカウント値とを
比較する第二の比較手段とを有し、該第二の比較手段の
カウント値を、該第一の比較手段で設定されたカウント
値よりも大きく設定し、該第一の比較手段および第二の
比較手段のいずれか早く所定のカウント値に達した方の
比較結果に基づいて、該現像剤規制部材を所定角度だけ
回転駆動させ、回転前と回転後とで該現像剤規制部材の
現像剤担持体に対する当接面を切り替えるように上記回
転駆動手段を構成するとともに、該現像剤規制部材を回
転駆動したときに該第一の記憶手段と第二の記憶手段と
のカウント値をゼロクリアするように構成したことを特
徴とするものである。
【0016】この現像装置では、上記第一の比較手段も
しくは第二の比較手段のうちいずれか速く所定のカウン
ト値に達した方の比較結果に基づいて、一旦現像動作を
停止して、該現像剤規制部材を所定角度だけ回転駆動
し、回転前と回転後とで該現像剤規制部材の現像剤担持
体に対する当接面を切り替える。よって、上記現像剤規
制部材の同一面が連続して現像剤担持体に当接し続ける
ことがなく、該現像剤規制部材の当接面の摩耗を防止す
ることができる。これにより、上記現像剤規制部材で現
像剤担持体上の現像剤層を均一に規制することができる
とともに、現像剤の摩擦帯電の効率を維持することがで
き、画像ムラや地汚れのない高品質な画像を形成し得る
現像動作を維持することができる。ここで、上記第二の
記憶手段は、上記現像剤担持体の非駆動状態にかかわら
ず、該現像剤担持体の駆動により、カウント値を累積加
算していく。よって、少なくとも上記第二の比較手段に
あらかじめ設定されたカウント値に達したとき、すなわ
ち上記現像剤担持体の累積駆動時間が所定時間に達した
ときに、上記現像剤規制部材が回転駆動し、上記当接面
が切り替わる。これにより、上記現像剤規制部材の現像
剤担持体に対する当接面の摩耗を防止することができ
る。また、たとえ当接面が摩耗したとしても、現像剤層
を均一に規制でき、しかも現像剤の摩擦帯電の効率が落
ちない所定の範囲内に摩耗を抑えることが可能となり、
画像ムラや地汚れのない高品質な画像を形成し得る現像
動作を維持することが可能となる。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の現像装置に
おいて、上記第一の比較手段の比較結果に基づいて上記
現像剤規制部材を回転させる回転角度を、上記第二の比
較手段の比較結果に基づいて該現像剤規制部材を回転さ
せる回転角度よりも大きく設定したことを特徴とするも
のである。
【0018】この現像装置では、上記現像剤規制部材を
回転駆動するにあたって、上記第二の比較手段に基づい
て回転駆動する場合に比べ、第一の比較手段に基づいて
回転駆動する場合の回転角度を大きくした。よって、連
続した現像動作中に上記現像剤規制部材が回転駆動した
ときの回転角度を大きくすることが可能となり、現像剤
の流動性をより向上させることができる。
【0019】請求項6の発明は、表面に画像の潜像を担
持する潜像担持体と、該潜像を現像剤により現像する現
像装置と、現像された該画像が転写される転写材とを有
する画像形成装置において、上記現像装置として請求項
1乃至5記載の現像装置を用いたことを特徴とするもの
である。
【0020】この画像形成装置では、上記現像剤規制部
材の摩耗の防止や、現像剤の流動性の確保を図ることに
より、画像ムラや地汚れのない高品質な画像を形成する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラープリンタ(以下、カラープリンタと
いう)に適用した実施形態の一例について説明する。ま
ず、図1を用いて、本実施形態に係るカラープリンタの
概略構成及び動作について説明する。このカラープリン
タ1は、感光体ユニット10、書き込み光学ユニット2
0、現像ユニット30、中間転写ユニット40、2次転
写ユニット50、定着ユニット60、両面印刷用紙反転
ユニット70等で構成されている。そして、Blac
k:黒(以下、Bkという)、Cyan:シアン(以
下、Cという)、Magenta:マゼンタ(以下、M
という)、Yellow:イエロー(以下、Yという)
のカラー画像を感光体ユニット10の感光体ベルト11
上に順次顕像化し、これらを重ね合わせて最終的な4色
フルカラー画像を形成する。
【0022】上記感光体ベルト11は矢印Aの時計方向
に回転し、その周りには、感光体クリーニング装置1
2、帯電ローラ13、現像ユニット30の選択された現
像器、中間転写ユニット40の中間転写ベルト41など
が配置されている。感光体ベルト11は、駆動ローラ1
4、1次転写対向ローラ15、張架ローラ16間に張架
され矢印A方向に図示しない駆動モーターによって回転
移動を行う。なお、つなぎ目のある感光体ベルト11を
用いる場合には、感光体ベルト11端部の非画像形成領
域につなぎ目マークを設け、図示しないセンサにより検
出を行い、つなぎ目を避けて画像形成を行う。
【0023】また、上記書き込み光学ユニット20は、
カラー画像データを光信号に変換して、各色画像に対応
した光書き込みを行い、感光体ベルト11に静電潜像を
形成する。この書き込み光学ユニット20は、光源とし
ての半導体レーザ、レーザー発光駆動制御部(いずれも
不図示)、ポリゴンミラー22、3つの反射ミラー23
a、b、cなどで構成されている。
【0024】また、上記現像ユニット30は、Bk現像
器31K、C現像器31C、M現像器31M、Y現像器
31Yと、各現像器を図中左右方向に移動させ感光体ベ
ルト11に対し接離動作を行う図示しない接離機構など
で構成されている。各現像器31K、C、M、Yの各現
像剤収容ケース32K、C、M、Yには、現像剤として
各色のトナーからなる一成分現像剤がそれぞれ収容され
ている。図示の例では装置本体下側から順に黒トナーを
収容したBk現像器31K、シアントナーを収容したC
現像器31C、マゼンタトナーを収容したM現像器31
M、イエロートナーを収容したY現像器31Yになって
いる。上記接離機構は、図示しない電磁ソレノイドを作
動させることで、現像剤収容ケース32K、C、M、Y
を感光体ベルト11側(図中左側)に移動させるように
なっている。現像時には各現像器31K、C、M、Yの
うち選択されたいずれか一つが移動し、感光体ベルト1
1に当接する。一方、電磁ソレノイドをオフにすると電
磁ソレノイドに内臓された引き戻しバネにより感光体ベ
ルト11に当接していた現像器が感光体ベルト11から
離間する方向(図中右側)に移動する。なお、各現像器
31K、C、M、Yについては、後で詳述する。
【0025】カラープリンタ本体の待機状態では、現像
ユニット30はいずれの現像器31K、C、M、Yも感
光体ベルト11と離間した位置にセットされており、プ
リント動作が開始されると、カラー画像データに基づき
レーザー光による光書き込み、静電潜像形成が始まる
(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk静電潜像
という。C、M、Yについても同様)。このBk静電潜
像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静電潜
像先端部が到達する前に、現像スリーブ110を回転開
始して、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。そし
て、以後Bk静電潜像領域の現像動作を続けるが、Bk
静電潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、Bk
現像器31Kが感光体ベルト11から離間し、速やかに
次の色の現像器が感光体ベルト11に当接する。これは
少なくとも、次の画像データによる静電潜像先端部が現
像位置に到達する前に完了させる。
【0026】また、上記中間転写ユニット40は、中間
転写ベルト41、ベルトクリーニング装置42、位置検
出用センサ43などで構成されている。中間転写ベルト
41は駆動ローラ44、1次転写ローラ45、2次転写
対向ローラ46、クリーニング対向ローラ47及びテン
ションローラ48に張架されており、図示しない駆動モ
ータにより矢印B方向に駆動制御される。中間転写ベル
ト41端部の非画像形成領域には複数の位置検出用マー
ク(不図示)が設けられており、これらの位置検出用マ
ークのうちのいずれか一つ(画像形成動作開始時に位置
検出用センサ43を最初に通過した位置検出用マーク)
を位置出用センサ43で検出し、この検出タイミングで
画像形成を開始する。また、ベルトクリーニング装置4
2は、クリーニングブラシ42a、接離機構(不図示)
等で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベル
ト41に転写している間、及び、2、3、4色目の画像
を中間転写ベルト41に転写している間は接離機構によ
って中間転写ベルト41面からクリーニングブラシ42
aを離間させておく。なお、中間転写ベルト41面から
クリーニングされたトナーは、中間転写ユニット40内
部に設けられた排トナータンク49に蓄えられる。
【0027】また、カラープリンタ1の転写紙カセット
80内には、転写紙が収納されており、給紙コロ81
a、b、cによってレジストローラ対82方向に給紙、
搬送される。また、カラープリンタ1の右側面には、O
HP用紙や厚紙などの手差し給紙用の手差しトレイ83
が設けられている。
【0028】また、上記2次転写ユニット50は、2次
転写ローラ51、2次転写ローラ51を中間転写ベルト
41に対して接離するためのクラッチ等を備えた揺動機
構(不図示)などで構成されている。転写紙が転写位置
に到達するタイミングに合わせて2次転写ローラ51が
揺動機構の回転軸を中心に揺動する。この2次転写ロー
ラ51と上記2次転写対向ローラ46とにより転写紙と
中間転写ベルト41とを一定の圧力で接触させる。2次
転写ローラ51は中間転写ユニット40に設けられた図
示しない位置決め部材により2次転写対向ローラ46と
の平行度の位置精度が保たれている。また、2次転写ロ
ーラ51に設けた図示しない位置決めコロにより中間転
写ベルト41に対する2次転写ローラ51の接触圧を一
定にしている。2次転写ローラ51を中間転写ベルト4
1に接触させると同時に、2次転写ローラ51はトナー
と逆極性の転写バイアスが印加され、中間転写ベルト4
1上の重ねトナー像を転写紙に一括転写する。
【0029】なお、上記各ユニットは装置から容易に脱
着できるようになっている。例えば、図1において、中
間転写ユニット40をはずす場合には、図示しない前面
カバーを開け、紙面の奥側から手前側にユニットをスラ
イドさせることで、容易にはずすことができる。
【0030】上記構成のカラープリンタ1において、画
像形成サイクルが開始されると、まず感光体ベルト11
は矢印Aの時計回りに、中間転写ベルト41は矢印Bの
反時計回りに図示しない駆動モータによって回転され
る。中間転写ベルト41上に設けられた図示しない位置
検出用マークを位置検出用センサ43で検出し、位置検
出用マークの検知タイミングに応じて感光体ベルト11
上にBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形
成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk、C、M、
Yの順に中間転写ベルト41上に重ねてトナー像が形成
される。このとき1次転写ローラ45に印加するバイア
スは順次電圧を高くすることが一般的であるが、中間転
写ベルト41の抵抗特性等に応じて異なる。
【0031】上記Bkトナー像形成は次のように行なわ
れる。図示しない電源の印加電圧により帯電ローラ13
は感光体ベルト11を一様帯電する。そして、書込みの
ためのレーザ光LDはBkカラー画像信号に基づいて露
光を行う。この露光が行われたとき、当初一様荷電され
た感光体ベルト11の露光された部分は、露光光量に比
例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。そし
て、このBk静電潜像に現像スリーブ110上のBkト
ナーが接触することにより、感光体ベルト11の電荷が
残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分
つまり露光された部分にはBkトナーが吸着され、静電
潜像と相似なBkトナー像が形成される。そして、感光
体ベルト11上に形成されたBkトナー像は、1次転写
位置において中間転写ベルト41に接する。この1次転
写位置では、1次転写ローラ45と1次転写対向ローラ
15とにより中間転写ベルト41と感光体ベルト11と
の間にニップが形成されており、1次転写ローラ45に
Bkトナー像と逆極性のバイアスを印加することにより
Bkトナー像を中間転写ベルト41に転写する。
【0032】感光体ベルト11上の若干の未転写残留ト
ナーは、感光体ベルト11の再使用に備えて感光体クリ
ーニング装置12で清掃される。ここで回収されたトナ
ーは回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに
蓄えられる。
【0033】感光体ベルト11側ではBk画像形成工程
の次にC画像形成工程に進み、上記位置検出用センサ4
3の検知タイミングに応じてC画像データによるレーザ
ー光LDによる書き込みが行われ、C静電潜像が形成さ
れる。そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後
で、かつC静電潜像の先端部が到達する前にBk現像器
が現像位置から退避し、C現像器Cが現像位置にセット
されてC静電潜像がCトナーで現像される。以後、C静
電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通
過した時点で、先のBk現像器Bの場合と同様にC現像
器Cが現像位置から退避し、次のM現像器Mを現像位置
に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先端部が
現像位置に到達する前に完了させる。なお、M及びYの
画像形成工程については、それぞれの静電潜像形成、現
像の動作が上述のBk、Cの工程と同様であるので説明
は省略する。
【0034】上記中間転写ベルト41には、感光体ベル
ト11に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、
同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像が形
成され、次の2次転写工程において、この4色のトナー
像が転写紙に一括転写される。
【0035】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙は上記転写紙カセット80又は手差しトレイ83の
いずれかから給送され、レジストローラ82対のニップ
で待機している。そして、2次転写ローラ51に中間転
写ベルト41上の4色重ねのトナー像先端がさしかかる
ときに、ちょうど転写紙の先端がこのトナー像の先端に
一致するようにレジストローラ対82が駆動され、転写
紙とトナー像との位置合わせが行われる。そして、転写
紙が中間転写ベルト41上のトナー像と重ねられて2次
転写位置を通過する。このとき2次転写ローラ51によ
る転写バイアスで転写紙が荷電され、トナー画像のほと
んどが転写紙上に転写される。
【0036】そして、中間転写ベルト41から4色重ね
トナー像を一括転写された転写紙は、定着ユニット60
に搬送され、所定温度に制御された定着ベルト61と加
圧ローラ62のニップでトナー像が溶融定着され、装置
本体外に送り出され(矢印C方向)、排紙トレイ84に
裏向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0037】なお、両面印刷を行う場合には、定着ユニ
ット60を通過した転写紙は排出切替爪85により矢印
D方向に案内され、両面印刷用紙反転ユニット70に送
られる。転写紙後端が紙搬送切替爪71を通過した後、
搬送ローラ対72が停止し、転写紙も停止する。そし
て、搬送ローラ対72が一定のブランク時間ののち逆転
を開始し、転写紙はスイッチバックを始める。このとき
上記紙搬送切替爪71が切り替わり、転写紙は矢印E方
向に案内され、レジストローラ対82に送られる。レジ
ストローラ対82に送られた転写紙は表裏反転した状態
でレジストローラ対82のニップで待機する。そして、
所定のタイミングでレジストローラ対82が駆動され、
転写紙は2次転写位置に送られて中間転写ベルト41か
ら4色重ねトナー像を一括転写された後、定着ユニット
60でトナー像が溶融定着され、装置本体外に送り出さ
れる。
【0038】一方、1次転写後の感光体ベルト11の表
面は、感光体クリーニング装置12でクリーニングさ
れ、除電ランプ(不図示)で均一に除電される。また、
転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト41の
表面は、ベルトクリーニング装置42のクリーニングブ
ラシ42aを接離機構で押圧することによってクリーニ
ングされる。中間転写ベルト41からクリーングされた
トナーは排トナータンク49に蓄えられる。
【0039】なお、本実施形態に係るカラープリンタで
は、潜像担持体として感光体ベルトを用いているが、現
像スリーブの硬度を低く抑えることで、ドラム状の潜像
担持体を用いることも可能である。
【0040】次に、上記現像ユニット30についてより
詳細に説明する。現像ユニット30の各色現像器31
K、C、M、Yは同一の構成となっているので、Bk現
像器31Kについて説明する。図2は、Bk現像器31
Kの概略構成図である。Bk現像器31Kは、感光体ベ
ルト11に現像剤を移して可視像化する現像スリーブ1
10、現像スリーブ110に現像剤を予備帯電させなが
ら供給する現像剤供給ローラ120、現像スリーブ11
0の現像剤付着量を規制しかつ現像剤を摩擦帯電させる
ローラ状の現像剤規制ローラ130、現像剤規制ローラ
130の表面の現像剤を掻き落とす掻き落とし部材13
1、現像剤を現像器外部に漏れ出ないように収納するケ
ースに囲まれた収容空間である現像剤ホッパ101、現
像剤ホッパ101から現像剤供給ローラ120へ現像剤
を搬送する3つの現像剤搬送部材141、142、14
3等から構成されている。
【0041】現像スリーブ110は、感光体ベルト11
の進行方向と同方向、すなわち図中矢印CWの方向(時
計回り方向)に、感光体ベルト11に対して線速比1.
1〜2.0倍速で回転している。3つの現像剤搬送部材
141、142、143は、それぞれ矢印CWの方向に
回転して現像剤を現像剤供給ローラ120に搬送する。
現像剤供給ローラ120は現像スリーブ110に所定の
ニップをもって接触させ、相対線速差を持つようにCW
もしくはCCWに回転し(図の例ではCW)、現像剤供
給ローラ120表面の現像剤を、該ニップ内で現像スリ
ーブ110表面に擦りつけることで現像剤を予備摩擦帯
電させながら供給する。現像剤規制ローラ130は、ス
プリング132で軸受部133を現像スリーブ110側
に付勢することで、現像スリーブ110に対して所定の
荷重で当接している。この当接部のニップに現像剤供給
ローラ120より供給されてきた現像剤を通過させるこ
とで、その通過量を一定にそろえ、現像スリーブ110
表面のスラスト方向で均一な現像剤層を形成する。ま
た、通過した現像剤は、現像剤規制ローラ130と現像
スリーブ110との双方の表面とにより摩擦帯電される
ので、感光体ベルト11への現像に供給される現像剤は
安定した帯電量を持つことができる。
【0042】ところで、従来技術で述べたように現像剤
規制ローラ130を回転しながら現像スリーブ110上
に現像剤層を形成する方法も有るが、現像ユニット全体
を駆動する駆動トルクが大きくなったり、振動が発生し
たりするといった問題がある。この問題を回避するため
には、現像スリーブ110が現像動作を行うため回転駆
動しているときには、現像剤規制ローラ130を静止し
ておき、現像剤規制ローラ130を回転させるときに
は、現像動作を一旦停止して、現像スリーブ110の回
転駆動を停止しておくようにすればよい。このような動
作をするための構成例を、以下に記載する。
【0043】現像剤規制ローラ130の静止方法として
は、現像スリーブ110の回転時に現像剤規制ローラ
130が連れ回らない様に、電磁ブレーキなどで回転を
規制して、現像剤規制ローラ130を静止させる。現
像スリーブ110と現像剤規制ローラ130とのそれぞ
れに異なる駆動モータによる駆動系を持ち、現像スリー
ブ110が現像動作で回転しているときには、現像剤規
制ローラ130と連結しているモータを励磁して、現像
剤規制ローラ130を静止させる。現像スリーブ11
0の回転時に現像剤規制ローラ130が連れ回らない様
に、ワンウェイクラッチなどで回転方向を規制して、現
像剤規制ローラ130を静止させる。一方、現像剤規制
ローラ130の回転駆動方法としては、現像剤規制ロ
ーラ130に現像スリーブ110と異なる駆動モータに
よる駆動系を持つ。現像スリーブ110と現像剤規制
ローラ130との共通の駆動モータを持ち、駆動をそれ
ぞれクラッチによって切り替える。現像スリーブ11
0を逆転させて、現像剤規制ローラ130を連れ回らせ
る。現像装置の移動力もしくはその変位を利用して、
現像剤規制ローラ130の駆動回転を行う等がある。上
記現像剤規制ローラ130の静止方法〜と、現像剤
規制ローラ130の回転駆動方法〜とを組合わせる
ことで、現像スリーブ110が回転駆動しているときに
は現像剤規制ローラ130を静止させておき、現像スリ
ーブ110の回転駆動が停止しているときに現像剤規制
ローラ130を回転させるという動作を、何通りか実現
することができる。以下、これらの組合わせのうち4つ
の実施例について説明する。
【0044】〔実施例1〕まず、上記現像剤規制ローラ
130の静止方法と、回転駆動方法とを組合せた構
成の第1の実施例について説明する。図3は、Bk現像
器31Kの現像スリーブ110と現像剤規制ローラ13
0とを駆動させる駆動手段の説明図である。図中点線は
電線もしくは信号線を示し、太線は駆動力伝達経路を示
す。なお、図示の状態では、Bk現像器31Kは現像位
置にあるものとする。
【0045】上記駆動手段は、駆動モータ151、現像
スリーブ110へ駆動力を伝達するための電磁クラッチ
152、現像剤規制ローラ130へ駆動力を伝達するた
めの電磁クラッチブレーキ153、現像駆動制御装置1
54、及び、第一の現像動作回数記憶手段155から主
に構成されている。
【0046】上記電磁クラッチブレーキ153は、現像
スリーブ110上の現像剤層を規制するときには内部の
ブレーキ機構によって現像剤規制ローラ130の位置を
停止させておくことができる。一方、現像剤規制ローラ
130を回転させるためにクラッチをつなぐと、ほぼ同
時にブレーキが解除される構成になっている。なお、B
k現像器31Kは現像位置と非現像位置とを取るため図
中左右に移動するが、例えばユニバーサルジョイント
(不図示)によって電磁クラッチ152と現像スリーブ
110との間の駆動伝達ができるようになっている。同
様に、電磁クラッチブレーキ130と現像剤規制ローラ
130との駆動伝達も例えばユニバーサルジョイントで
行うことができるようになっている。
【0047】上記第一の現像動作回数記憶手段(以下、
「第一のカウンタ」という)155は、電源が切れても
内部のメモリが消失しない不揮発性メモリを備えたカウ
ンタである。現像駆動制御装置154では、電磁クラッ
チ152がオンになっている時間を計測し、内部の演算
処理によって例えば2秒毎にカウント信号を第一のカウ
ンタ155に出力する。この2秒というのは、本カラー
プリンタでA4サイズの用紙に画像形成をするために要
する時間とほぼ等しいものとする。そして、第一のカウ
ンタ155では、現像駆動制御装置154から出力され
るカウント信号に応じて数値を1ずつ加算して累積カウ
ントしていき、所定のカウント、例えば5000カウン
トに達したときに、カウントアップ信号を現像駆動制御
手段154に出力するものである。この、第一のカウン
タ155では、現像動作が停止した場合や、装置の電源
が切られた場合であっても、上記不揮発性メモリによっ
て累積カウントした値が消去されず、記憶しておくこと
ができる。なお、所定のカウント値に達し、現像剤規制
ローラ130が回転駆動することで、ゼロクリアされる
ようになっている。
【0048】図4に示すタイミングチャートに基づいて
現像剤規制ローラ130等の動作を説明する。まず、駆
動モータ151の回転駆動開始と同時に、現像スリーブ
110を回転させるべく電磁クラッチ152がオンす
る。電磁クラッチ152がオンになっている状態、即ち
現像スリーブ110の駆動状態において、現像駆動制御
手段154から2秒毎に、第一のカウンタ155にカウ
ント信号が出力される。図4の例では、A4サイズ換算
で連続200枚の画像を形成したら一旦現像動作を終了
し、駆動モータ151が回転を停止し、同時にクラッチ
152がオフになる。図4においては、A4サイズ換算
で201枚目から4900枚目までの図示を省略してお
り、A4サイズ換算で4901枚目から再び画像形成動
作を行うタイミングチャートを示している。A4サイズ
換算で4901枚目から再び画像形成動作を開始する
と、第一のカウンタ155は4901からカウントを再
開する。第一のカウンタ155のカウント値が5000
カウントに達すると、一旦現像動作を停止するために、
電磁クラッチ152をオフして現像スリーブ110の回
転を止める。これとほぼ同時に、電磁クラッチブレーキ
153をオンして、現像剤規制ローラ130をCW方向
(図3参照)に所定時間T1だけ回転させ、現像剤規制
ローラ130の現像スリーブ110に対する当接面を切
り替える。例えば、現像剤規制ローラ130を、50°
回転させて、当接面を切り替える。なお、このとき、第
一のカウンタ155に累積加算されて記憶されていたカ
ウント値はゼロクリアされる。
【0049】これにより、現像剤規制ローラ130が所
定角度回転し、現像スリーブ110に当接する面を移動
させて切り替え、当接していなかった新たな面を当接さ
せることができる。よって、現像剤規制ローラ130の
同一面で現像動作を多数回繰り返したときに生ずる問
題、すなわち当接面が摩耗して安定した規制ができず現
像剤の均一な層を作れなくなったり、現像剤の摩擦帯電
の効率が落ちて、画像にムラが発生したり、地汚れが発
生したりするといった問題を解決することができる。ま
た、現像スリーブ110と現像剤規制ローラ130との
間に凝集した現像剤や異物などが詰まっていたとして
も、これらを除去することができるので、異物等が原因
で発生する白スジの問題を解決することができる。さら
に、現像剤規制ローラ130に現像剤が固着していたと
しても、固着した現像剤を除去することができる。これ
らのことによって、現像剤規制ローラ130による現像
剤層の規制能力が維持され、もしくは、回復し、画像ム
ラや地肌汚れ、及び白スジのない高品質な画像を形成す
ることができる。
【0050】以上説明したように、本実施例によれば、
現像動作時に所定のタイミングで、一旦現像動作を停止
して、現像剤規制ローラ130を所定角度回転させて当
接面を切り替えることで、画像ムラや地汚れ、及び白ス
ジの発生を防いで、高品質な画像を形成することができ
る。
【0051】なお、上記第一のカウンタ155でカウン
トするカウント値は、電磁クラッチ152がオンの時
間、即ち現像スリーブ110の駆動時間から演算処理し
て導出する方法に限らず、現像動作回数に関連する他の
作像動作、例えば給紙動作、帯電動作、書き込み動作、
転写動作、除電動作、定着動作など、からカウントする
ことも可能である。
【0052】また、上記第一のカウンタ155にあらか
じめ設定されたカウント値は、上記「5000」に限ら
れるものではなく、画像形成装置の出力速度や、現像装
置の大きさ、現像剤規制ローラの構成、モノクロ現像剤
を用いるか、カラー現像剤を用いるかの違い等の条件に
より、任意のカウント値を設定することができる。例え
ば、現像剤規制ローラ130が、金属軸+弾性(ゴム)
中間層+樹脂コート層の構成であり、現像スリーブ11
0が、金属スリーブ又は金属スリーブ+表面処理又は金
属スリーブ+樹脂コートの構成の組合せでは、あらかじ
め設定するカウント値は、現像剤規制ローラ表面の樹脂
コート層が摩耗し易いため、カウント値をあまり大きな
設定値にすることはできない。これに対して、現像剤規
制ローラが、金属軸又は金属軸+表面処理の構成で、現
像スリーブが、金属軸+弾性(ゴム)中間層+樹脂コー
ト層の構成の組合せでは、現像剤規制ローラの表面摩耗
はさほど問題にならないため、上記異物等による白スジ
の発生頻度を考慮しつつ、比較的大きめな設定値を選択
することができる。
【0053】〔実施例2〕次に本発明に係る第2の実施
例について説明する。本カラープリンタに用いられるよ
うな構成の非磁性一成分現像剤を使用した現像装置は、
その構成が簡素であり、しかも低コストで、カラー化に
も対応できることから比較的に中・低速層画像形成装置
の現像装置として採用されているが、技術的には以下の
ような困難さを持っている。すなわち、現像剤の搬送や
摩擦帯電量立ち上げのために、現像スリーブ110とと
もに摺擦する部材が二成分現像装置より多く、また現像
剤漏れ防止用シール部材の現像スリーブ110に対する
シール圧力も高いので、現像スリーブ110の摺動摩擦
による発熱が多く、現像スリーブ110周辺の温度上昇
が高くなる。この現像スリーブ110周辺の温度は、現
像装置が現像動作を連続的に行っているときには、ほぼ
直線的に上昇し、現像スリーブ110近傍、特に現像剤
規制ローラ130入り口付近の現像剤の流動特性を劣化
させる要因となっている。そうすると、いつまでも同じ
現像剤が上記現像剤規制ローラ130入り口部に滞留
し、その滞留現像剤粒子どうしが熱と圧力で凝集塊を形
成して現像剤規制ローラ130からまとまってすり抜
け、現像剤層にムラを生じたり、その滞留現像剤が供給
部材より送られてきた新しい現像剤の進入を阻害した
り、現像剤の帯電量を低下させたりといった悪影響を及
ぼし、やはり現像剤層のムラや地肌汚れを発生させる。
このような問題を防止するために、現像装置が連続使用
されている条件では、上述した現像剤規制ローラ130
の回転動作をさらに短いサイクルで行う必要がある。
【0054】以下に本実施例2について図5に基づいて
説明する。本実施例2では、図5に示すように、上記実
施例1で説明した構成に加えて、第二の現像動作回数記
憶手段156を備えた構成となっている。この第二の現
像動作回数記憶手段(以下「第二のカウンタ」という)
156は、上記第一のカウンタ155と同様に、現像駆
動制御装置154から出力されるカウント信号を取り込
んで、累積加算して記憶するカウンタである。そして、
電磁クラッチ152がオンになっている状態において、
2秒毎にカウント信号が現像駆動制御装置154から第
二のカウンタ156に出力される。すると、第二のカウ
ンタ156では、現像駆動制御装置154から出力され
るカウント信号に応じて数値を1ずつ加算して累積カウ
ントしていき、所定のカウント、例えば250カウント
に達したときに、カウントアップ信号を現像駆動制御手
段154に出力する。ただし、現像駆動制御手段154
からのカウント信号が所定時間、例えば10分間継続し
て出力されないと、カウントした数値をリセットしゼロ
クリアするようになっている。
【0055】次に、例えばA4換算で300枚の画像を
連続して画像形成する場合について、図6のタイミング
チャートに基づいて説明する。まず、駆動モータ151
の回転駆動開始と同時に、現像スリーブ110を回転さ
せるべく電磁クラッチ152がオンする。電磁クラッチ
152がオンになっている状態において、現像駆動制御
手段154から2秒毎に、第一及び第二のカウンタ15
5,156にカウント信号が出力される。図6の例で
は、A4サイズ換算で連続250枚の画像を形成する
と、第二のカウンタ156がカウント値250に達し、
カウントアップ信号を現像駆動制御装置154に出力す
る。すると、電磁クラッチ152をオフして現像スリー
ブ110の回転を止め、電磁クラッチブレーキ153を
オンして、現像剤規制ローラ130をCW方向に所定時
間T2だけ回転させる。これにより、現像スリーブ11
0と現像剤規制ローラ130との当接部の現像スリーブ
回転方向上流側に滞留している現像剤を崩して、現像剤
供給ローラ120から送られてくる現像剤と混ぜ合わせ
ることで、現像剤の流動性を確保することができる。よ
って、現像剤規制ローラ130で均一な現像剤層を現像
スリーブ110表面に形成し、画像ムラや地肌汚れのな
い高品質な画像を形成することができる。
【0056】なお、このとき現像剤規制ローラ130を
回転させる時間T2は、現像剤の流動性を確保するた
め、第一のカウンタ155がカウントアップしたときの
回転時間T1よりも長いことが望ましい。現像剤規制ロ
ーラ130の回転角度をより大きくした方が、現像剤の
流動性をより確保できるからである。そして、現像剤規
制ローラ130が所定時間T2だけ回転すると、電磁ク
ラッチブレーキ153がオフし電磁クラッチ152がオ
ンして、再び画像形成動作を開始する。このとき、第一
のカウンタ155と第二のカウンタ156とゼロクリア
させて再び1からカウントを開始する。そして、残りの
A4換算50毎の画像形成を行ったら、画像形成動作は
終了する。
【0057】また、第二のカウンタ156であらかじめ
設定するカウント値は「250」に限られるものではな
く、上記実施例1で説明したのと同様に、画像形成装置
の構成や現像装置の構成等によって、最適な数値を選択
することができる。
【0058】〔実施例3〕次に、ワンウェイクラッチな
どで回転方向を規制して、現像剤規制ローラ130を静
止させる静止方法と、現像装置の移動力もしくはその
変位を利用して、現像剤規制ローラ130の駆動回転を
行う駆動方法とを組合せた構成の第3の実施例につい
て、図7〜図9に基づいて説明する図7は、本実施例に
係るBk現像器31Kの現像スリーブ110と現像剤規
制ローラ130とを駆動させる駆動手段の説明図であ
る。現像剤規制ローラ130は、Bk現像器31Kの移
動を利用して回転駆動するため、駆動モータ151とは
連結されていない。
【0059】図8は、現像剤規制ローラ130近傍を図
7中上側から見た図である。現像剤規制ローラ130
は、その回転軸135が一対の軸受部133、134に
よって回転可能に保持されている。回転軸135の図中
下側の端部にはワンウエイクラッチ136と、ワンウエ
イクラッチ136を介してブラケット137が配設され
ている。ブラケット137にはガイドピン138が固設
されている。また、このガイドピン138の先端部分が
装置本体側板200に設けられたガイド部201によっ
てガイドされる。また、現像剤収容ケース32Kには、
現像剤収容ケース32K全体を図中左右に移動させるた
めの電磁ソレノイド102が接続されている。
【0060】図9(a)、(b)、(c)は、図8中下
側(図7と同じ方向)から見たワンウエイクラッチ13
6近傍の図であって、電磁ソレノイド102を作動させ
たときの状態の説明図である。なお、動作の理解のため
に、各部材に回転位置を示す4つのマークM〜M
付している。図9(a)において、ワンウエイクラッチ
136は、内輪136aと外輪136bとから構成され
ている。そして、内輪136aには現像剤規制ローラ軸
135が固設されており、外輪136bにはブラケット
137が固設されている。ブラケット137が矢印CC
W(反時計回り)方向に回転した場合には、ワンウエイ
クラッチ136は空回りして駆動力を伝達しないが、ブ
ラケット137が矢印CW(時計回り)方向に回転する
と駆動力を伝達し現像剤規制ローラ130を矢印CW方
向に回転させる。
【0061】図9(a)の状態で現像剤収容ケース32
K(不図示)が矢印L方向に移動すると、現像剤規制ロ
ーラ130等も同時に矢印L方向に移動し、これに伴っ
てガイドピン138がガイド部201のガイド溝201
aに沿って図中左斜め上方に移動する。すると、ガイド
ピン138はブラケット137を矢印CCW方向に回転
させる。矢印CCW方向の回転では、ワンウエイクラッ
チ136は空回りし、図9(b)に示すように、現像剤
規制ローラ軸135のマークMとブラケット137の
マークMとが一致する。図9(b)の状態は、現像ス
リーブ110が感光体ベルト11(不図示)に当接し現
像動作を行う現像動作位置でもある。現像動作時に現像
スリーブ110は矢印CW方向に回転するので、現像剤
規制ローラ130を矢印CCW方向に連れ回りさせよう
とするが、ガイドピン138がガイド溝201aでガイ
ドされて動かないため、現像剤規制ローラ130は回転
せず現像剤を規制することができる。
【0062】そして、例えば図4に示すタイミングチャ
ートにおいて、第一のカウンタ155がカウントアップ
したら、一旦現像動を停止して、図9(b)の状態から
現像剤収容ケース32K(不図示)を矢印R方向に移動
する。すると、現像剤規制ローラ130等も同時に矢印
R方向に移動し、これに伴ってガイドピン138がガイ
ド溝201aに沿って図中右斜め下方に移動する。する
と、ガイドピン138はブラケット137を矢印CW方
向に回転させる。矢印CW方向の回転では、ワンウエイ
クラッチ136は駆動力を伝達し、現像剤規制ローラ1
30を矢印CW方向に所定角度、例えば50°だけ回転
させる。これにより、上記実施例1で述べたのと同様
に、現像剤規制ローラ130による現像剤層の規制能力
が維持され、もしくは、回復し、画像ムラや地肌汚れ及
び白スジのない高品質な画像を形成することができる。
なお、図9(c)においては、現像スリーブ110が現
像剤規制ローラ130に連れ回りしていない状態を示し
ているが、現像スリーブ110が現像剤規制ローラ13
0に連れ回ってもよい。また、左右に移動するBk現像
器31K内の現像スリーブ110への回転駆動力の伝達
は前記ユニバーサルジョイントを用いた構成に限らず、
現像位置において噛み合うギヤの組合わせでもよい。
【0063】また、例えば図6のタイミングチャートの
連続した現像動作においては、第二のカウンタ156が
カウントアップしたら、一旦現像動作を停止して、図9
(b)の状態から現像剤収容ケース32K(不図示)を
矢印R方向に移動する。すると、現像剤規制ローラ13
0を矢印CW方向に所定角度だけ回転させる。このと
き、Bk現像器31Kを中間転写ベルト11から離す動
作を複数回行うことで、現像剤規制ローラ130をより
大きな回転角で回転させることができ、現像スリーブ1
10と現像剤規制ローラ130の入り口部に滞留した現
像剤を崩して、現像剤供給ローラ120より送られてく
る現像剤と混合させて現像剤の流動性を確保することが
でき、画像ムラや地肌汚れのない高品質な画像を形成す
ることができる。
【0064】〔実施例4〕次に、ワンウェイクラッチな
どで回転方向を規制して、現像剤規制ローラ130を静
止させる静止方法と、現像スリーブ110を逆転させ
て、現像剤規制ローラ130を連れ回らせる回転駆動方
法との組合せの実施例について説明する。図10は、
Bk現像器31Kの現像剤規制ローラ130近傍を上側
から見た図である。図10において、現像剤規制ローラ
130は、一対のワンウエイクラッチ161,162に
よって現像ケース32Kに軸支されており、時計回り方
向である矢印CWにのみ回転可能となっている。これに
対し、現像剤規制ローラ130は、反時計回り方向には
回転せず、現像スリーブ110上の現像剤層を規制する
ことができる。なお、Bk現像器31Kの現像スリーブ
110を駆動させる駆動手段等の構成は、図7と同じ構
成とする。この構成において、例えば現像動作中に、第
一のカウンタ155がカウントアップしたら、一旦現像
動作を停止して、駆動モータ151を逆方向に回転させ
現像スリーブ110を逆回転させる。すると、現像スリ
ーブ110の逆回転によって、現像剤規制ローラ130
が連れ回る。これにより、現像剤規制ローラ130によ
る現像剤層の規制能力が維持され、もしくは、回復し、
画像ムラや地肌汚れ及び白スジのない高品質な画像を形
成することができる。また、現像スリーブ110を逆回
転させる時間を長くすれば、現像剤規制ローラ130の
回転角度を大きくすることができ、現像剤の流動性をよ
り確保することができる。さらに、現像装置を簡易に構
成できるので、装置の製造コストを低減することもでき
る。
【0065】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、画像ム
ラや地汚れのない高品質な画像を形成することができる
という優れた効果がある。
【0066】特に、請求項1、2及び4の発明によれ
ば、所定のタイミングで、一旦現像動作を停止して、上
記現像剤規制部材を所定角度だけ回転駆動させて当接面
を切り替えることで、該現像剤規制部材の摩耗を防ぐこ
とができる。よって、上記現像剤規制部材で現像剤担持
体上の現像剤層を均一に規制することができるととも
に、現像剤の摩擦帯電の効率を維持することができる。
これにより、画像ムラや地汚れのない高品質な画像を形
成し得る現像動作を行うことができる。
【0067】特に、請求項3乃至5の発明によれば、連
続して現像動作を行った場合であっても、上記現像剤担
持体と現像剤規制部材との当接部の現像剤担持体回転方
向上流側に滞留した現像剤のブロックを崩し、新しい現
像剤を流入しやすくして、現像剤の流動性を確保するこ
とができる。この結果、上記現像剤規制部材で均一な現
像剤層を現像剤担持体表面に形成することができ、画像
ムラや地肌汚れのない高品質な画像形成が可能な現像動
作を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るカラープリンタの要部概略構
成図。
【図2】Bk現像器の概略構成図。
【図3】実施例1に係るBk現像器31Kの現像スリー
ブ110と現像剤規制ローラ130とを駆動させる駆動
手段の説明図。
【図4】実施例1の動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図5】実施例2に係るBk現像器31Kの現像スリー
ブ110と現像剤規制ローラ130とを駆動させる駆動
手段の説明図。
【図6】実施例2の動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図7】実施例3に係るBk現像器31Kの現像スリー
ブ110と現像剤規制ローラ130とを駆動させる駆動
手段の説明図。
【図8】実施例3に係る現像剤規制ローラ130近傍を
上側から見た図。
【図9】(a)、(b)、(c)は、ワンウエイクラッ
チ136近傍の図であって、電磁ソレノイド102を作
動させたときの状態の説明図。
【図10】実施例4に係る現像剤規制ローラ130近傍
を上側から見た図。
【図11】従来の現像装置の一例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 カラープリンタ 10 感光体ユニット 11 感光体ベルト 30 現像ユニット 31K Bk現像器 32K 現像剤収容ケース 102 電磁ソレノイド 110 現像スリーブ 111 現像スリーブギヤ 112 駆動ギヤ 120 現像剤供給ローラ 130 現像剤規制ローラ 136、161、162 ワンウエイクラッチ 138 ガイドピン 141、142、143 現像剤搬送部材 151 駆動モータ 152 電磁クラッチ 153 電磁クラッチブレーキ 154 現像駆動制御装置 155 第一の現像動作回数記憶手段 156 第二の現像動作回数記憶手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に近接もしくは接触して、回転し
    ながら現像剤を該像担持体に付着させて可視像を形成す
    る現像剤担持体と、該現像剤担持体に接触して該現像剤
    担持体上の現像剤層を規制して一定量の現像剤層とする
    現像剤規制部材とを有する現像装置において、上記現像
    剤規制部材がローラ状に構成され、所定のタイミング
    で、該現像剤規制部材を所定角度だけ回転駆動させ、回
    転前と回転後とで該現像剤規制部材の現像剤担持体に対
    する当接面を切り替える回転駆動手段を有することを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の現像装置において、上記回転駆
    動手段が、上記現像剤担持体の駆動時間を計測してカウ
    ントし、カウント値を累積加算して記憶する記憶手段
    と、該記憶手段に記憶されたカウント値と、あらかじめ
    設定されたカウント値とを比較する比較手段とを有し、
    該比較手段の比較結果に基づいて、上記現像剤規制部材
    を回転駆動し、且つ、該記憶手段のカウント値をゼロク
    リアするように構成したことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】像担持体に近接もしくは接触して、回転し
    ながら現像剤を該像担持体に付着させて可視像を形成す
    る現像剤担持体と、該現像剤担持体に接触して該現像剤
    担持体上の現像剤層を規制して一定量の現像剤層とする
    現像剤規制部材とを有する現像装置において、上記現像
    剤規制部材がローラ状に構成され、所定のタイミング
    で、該現像剤規制部材を回転駆動する回転駆動手段と、
    上記現像剤担持体の駆動時間を計測してカウントし、カ
    ウント値を累積加算して記憶し、且つ、該現像剤担持体
    の所定時間の非駆動状態により累積加算したカウント値
    をゼロクリアする記憶手段と、該記憶手段に記憶された
    カウント値と、あらかじめ設定されたカウント値とを比
    較する比較手段とを有し、該比較手段の比較結果に基づ
    いて、該現像剤規制部材を回転駆動し、且つ、該記憶手
    段のカウント値をゼロクリアするように構成したことを
    特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項3の現像装置において、上記記憶手
    段を第一の記憶手段とし、上記比較手段を第一の比較手
    段としたときに、該第一の記憶手段と第一の比較手段と
    に加え、上記現像剤担持体の駆動時間を計測してカウン
    トし、カウント値を累積加算して記憶する第二の記憶手
    段と、該第二の記憶手段に記憶されたカウント値と、あ
    らかじめ設定されたカウント値とを比較する第二の比較
    手段とを有し、該第二の比較手段のカウント値を、該第
    一の比較手段で設定されたカウント値よりも大きく設定
    し、該第一の比較手段および第二の比較手段のいずれか
    早く所定のカウント値に達した方の比較結果に基づい
    て、該現像剤規制部材を所定角度だけ回転駆動させ、回
    転前と回転後とで該現像剤規制部材の現像剤担持体に対
    する当接面を切り替えるように上記回転駆動手段を構成
    するとともに、該現像剤規制部材を回転駆動したときに
    該第一の記憶手段と第二の記憶手段とのカウント値をゼ
    ロクリアするように構成したことを特徴とする現像装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4の現像装置において、上記第一の
    比較手段の比較結果に基づいて上記現像剤規制部材を回
    転させる回転角度を、上記第二の比較手段の比較結果に
    基づいて該現像剤規制部材を回転させる回転角度よりも
    大きく設定したことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】表面に画像の潜像を担持する潜像担持体
    と、該潜像を現像剤により現像する現像装置と、現像さ
    れた該画像が転写される転写材とを有する画像形成装置
    において、上記現像装置として請求項1乃至5記載の現
    像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076108A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 現像装置、および画像形成装置
US7359661B2 (en) 2004-02-04 2008-04-15 Ricoh Company, Ltd. Developing method, developing device, and image forming apparatus including the developing device that minimizes deterioration of developer
JP2013195476A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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