JP2002359588A - 適応アンテナ受信装置 - Google Patents

適応アンテナ受信装置

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JP2002359588A JP2001167115A JP2001167115A JP2002359588A JP 2002359588 A JP2002359588 A JP 2002359588A JP 2001167115 A JP2001167115 A JP 2001167115A JP 2001167115 A JP2001167115 A JP 2001167115A JP 2002359588 A JP2002359588 A JP 2002359588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ重みの初期収束を高速化したCDM
A適応アンテナ受信装置を提供する。 【解決手段】 適応アンテナ受信部2−1〜2−Nは、
初期アンテナ重み選択部で初期アンテナ重み候補から初
期値を選択し、アンテナ重み制御部でアンテナ重みを適
応制御し、アンテナ1−1〜1−Kで受信した信号にア
ンテナ重み付け合成部でアンテナ重みをそれぞれ乗じて
合成することで希望信号を検出する。初期アンテナ重み
生成部3は、ビーム・ヌル方向検索部で、適応アンテナ
受信部2−1〜2−Nの適応制御による受信中の希望信
号のアンテナ重みよりビーム方向及びヌル方向を検出
し、ヌル形成方向判定部で新たな希望信号のヌル方向を
推定し、初期アンテナ重み候補生成部で、新たな希望信
号を検出するために、推定されたヌル方向にヌルを形成
する初期アンテナ重み候補を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA適応アン
テナ受信装置に関し、特に、アンテナ重みの初期収束を
高速化したCDMA適応アンテナ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCDMA適応アンテナ受信装置
は、例えば、「中南、井原、田中、佐和橋、“W−CD
MA上りリンクにおけるパス共通受信アンテナウェイト
を生成する適応アンテナアレイダイバーシチ受信の室内
実験特性”、電子情報通信学会無線通信システム研究会
技術報告書RCS2000−46、2000年6月」や
「田中、三木、佐和橋、“DS−CDMAにおける判定
帰還型コヒーレント適応ダイバーシチの特性”、電子情
報通信学会、無線通信システム研究会技術報告書RCS
96−102、1996年11月」に示されている。
【0003】従来のCDMA適応アンテナ受信装置は、
適応制御により複数のアンテナで受信した信号を重み付
け合成することで、希望信号到来方向に高い指向性を有
し、かつ干渉信号到来方向に指向性の低いヌルを有する
ような最適なビームパターンを形成する。ここで、ビー
ムパターンの指向性の高い方向をビーム方向と称し、指
向性の低い方向をヌル方向と称することとする。
【0004】このようなビームパターンを用いること
で、従来のCDMA適応アンテナ受信装置は受信信号か
ら干渉を除去し、最適な受信特性を実現している。
【0005】図5は、従来のCDMA適応アンテナ受信
装置の構成を示すブロック図である。従来のCDMA適
応アンテナ受信装置はアンテナ1−1〜1−K及び適応
アンテナ受信部102−1〜102−Nを有している。
なお、ここでは受信アンテナ数をK(Kは2以上の整
数)とし、ユーザ数をN(Nは1以上の整数)とする。
【0006】アンテナ1−1〜1−Kは、互いに高い相
関を有するように近接して配置されている。あるユーザ
からの信号は、その到来方向とアンテナ配置との関係に
依存する経路差により生じる位相差を持って、それぞれ
のアンテナ1−1〜1−Kに受信される。アンテナ1−
1〜1−Kは、複数のユーザからの信号およびそれらの
マルチパスやその他の干渉信号が合成された信号を受信
し、適応アンテナ受信部102−1〜102−Nへ出力
する。
【0007】適応アンテナ受信部102−1〜102−
Nは全て同じ構成であり、第1のユーザ〜第Nのユーザ
の各ユーザにそれぞれ割り当てられる。即ち、本CDM
A適応アンテナ受信装置は、N人のユーザからの信号を
同時に処理可能である。適応アンテナ受信装置102−
1〜102−Nは、各ユーザからの受信信号をそれぞれ
処理して判定結果を出力する。
【0008】図6は、従来の適応アンテナ受信装置の1
つの適応アンテナ受信部102−n(1≦n≦N、nは
整数)の構成を示すブロック図である。なお、ここでは
マルチパス数をL(Lは1以上の整数)とする。
【0009】適応アンテナ受信部102−nは、逆拡散
部4−1〜4−K、アンテナ重み付け合成部5−1〜5
−L、加算器6,9−1〜9−K,11、判定部7、参
照信号生成部8及びアンテナ重み制御部110を有して
いる。
【0010】アンテナ重み付け合成部5−1は、乗算器
5−1−1−1〜5−1−1−K,5−1−4,5−1
−5−1〜5−1−5−K、加算器5−1−2及び通信
路推定部5−1−3を有している。アンテナ重み付け合
成部5−2〜5−Lは、全てアンテナ重み付け合成部5
−1と同様の構成である。
【0011】逆拡散部4−1〜4−Kは、アンテナ1−
1〜1−Kにそれぞれ接続されている。逆拡散部4−1
〜4−Kは、アンテナ1−1〜1−Kからの信号を第n
のユーザに割り当てられた拡散符号で逆拡散し、第1の
パス信号を分離してアンテナ重み付け合成部5−1〜5
−Lに出力する。逆拡散部4−1〜4−Kでそれぞれ分
離された第1のパス信号は、全てのアンテナ重み付け合
成部5−1〜5−Lに入力される。
【0012】アンテナ重み付け合成部5−1〜5−L
は、全て同じ構成なのでアンテナ重み付け合成部5−1
について説明する。
【0013】乗算器5−1−1−1〜5−1−1−K
は、逆拡散部4−1〜4−Kの各出力に、アンテナ重み
制御部110から出力された各アンテナ重みを乗じる。
【0014】加算器5−1−2は、乗算器5−1−1−
1〜5−1−1−Kの出力を加算する。
【0015】通信路推定部5−1−3は、加算器5−1
−2の出力から通信路歪みを推定し、その複素共役を乗
算器5−1−4および乗算器5−1−5−1〜5−1−
5−Kに出力する。
【0016】乗算器5−1−4は、加算器5−1−2の
出力と、通信路推定部5−1−3の出力を乗算し、第1
のパスの復調信号として出力する。
【0017】乗算器5−1−5−1〜5−1−5−K
は、逆拡散部4−1〜4−Kにそれぞれ接続されてい
る。乗算器5−1−5−1〜5−1−5−Kは、逆拡散
部4−1〜4−Kの各出力に、乗算器5−1−4から出
力された通信路歪みの複素共役を乗算する。
【0018】アンテナ重み付け合成部5−2〜5−L
は、アンテナ重み付け合成部5−1と同様にして、第2
〜第Lのパスの復調信号を出力する。
【0019】加算器6は、アンテナ重み付け合成部5−
1〜5−Lから出力された第1〜第Lのパスの復調信号
を加算し、いわゆるRAKE合成を行う。
【0020】判定部7は、加算器6でRAKE合成され
た信号のデータ判定を行い、判定結果を出力する。
【0021】参照信号生成部8は、判定部7から出力さ
れた判定結果を用いて参照信号を生成する。
【0022】加算器11は、加算器6でRAKE合成さ
れた信号と、参照信号生成部8で生成された参照信号と
の誤差信号を求め、アンテナ重み制御部110に出力す
る。
【0023】加算器9−1〜9−Kは、アンテナ1−1
〜1−Kにそれぞれ対応している。
【0024】加算器9−1は、逆拡散部4−1で分離さ
れ、各アンテナ重み付け合成部5−1〜5−Lで通信路
歪みの複素共役が乗じられた第1〜第Lのパス信号を合
成し、逆拡散及びパス合成信号をアンテナ重み制御部1
10に出力する。
【0025】加算器9−2〜9−Kは、加算器9−1と
同様に、それぞれに対応した逆拡散部4−2〜4−Kで
分離され、各アンテナ重み付け合成部5−1〜5−Lで
通信路歪みの複素共役が乗じられた第1〜第Lのパス信
号を合成し、逆拡散及びパス合成信号をアンテナ重み制
御部110に出力する。
【0026】アンテナ重み制御部110は、加算器11
で求められた誤差信号と、加算器9−1〜9−Kで得ら
れた逆拡散及びパス合成信号とから、その誤差信号を最
小にするように制御したアンテナ重みをアンテナ重み付
け合成部5−1〜5−Lに出力する。
【0027】アンテナ重み制御部110で用いられる制
御アルゴリズム例としてLMS(Least−Mean
−Square)アルゴリズムがある。LMSアルゴリ
ズムによれば、時刻tにおけるアンテナk(2≦k≦
K、kは整数)のアンテナ重みをWk(t)とし、加算
器11の出力である誤差信号をe(t)とし、前記加算
器9−kの出力である第kアンテナのパス合成信号をx
k(t)とすると、アンテナ重みは式(1)に従って更
新される。
【0028】
【数1】
【0029】ただし、ここでμはステップサイズと呼ば
れる定数であり、*は複素共役であることを表す。ここ
で示した従来例では第1〜第Lの全てのパスに対して共
通のアンテナ重みを用いているが、パス毎に異なるアン
テナ重みを生成し用いてもよい。
【0030】従来のCDMA適応アンテナ受信装置の動
作について説明する。
【0031】図5及び6に示された従来のCDMA適応
アンテナ受信装置は、アンテナ1−1〜1−Kで複数の
ユーザからの信号およびそれらのマルチパスやその他の
干渉信号が合成された信号を受信する。次に、本CDM
A適応アンテナ受信装置は、各適応アンテナ受信部10
2−1〜102−N毎に割り当てられた拡散符号を用い
て逆拡散部4−1〜4−Kでアンテナ1−1〜1−Kの
受信した信号を逆拡散する。
【0032】次に、本CDMA適応アンテナ受信装置
は、アンテナ重み付け合成部5−1〜5−Lで、逆拡散
部4−1〜4−Kにより逆拡散された信号にアンテナ毎
に重み付けして合成し、更に通信路歪みを補償する。こ
のとき、本CDMA適応アンテナ受信装置は、アンテナ
重み制御部110によりコントロールされたアンテナ重
みにより重み付けを行う。
【0033】次に、本CDMA適応アンテナ受信装置
は、各アンテナ重み付け合成部5−1〜5−Lで合成さ
れ、補償された信号を加算器6でRAKE合成し、RA
KE合成した信号を判定部7でデータ判定し、判定結果
を出力する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】どの方向から希望信号
が到来しても受信できるように、従来のCDMA適応ア
ンテナ受信装置のアンテナ重みの初期値はビームパター
ンが無指向性となるような値とされるのが一般的であっ
た。そのため、アンテナ重みが、初期値から、希望信号
方向に指向性が向き、干渉信号方向にヌルが向いた最適
解のビームパターンを形成する値まで収束するのに時間
がかかっていた。
【0035】本発明の目的は、アンテナ重みの初期収束
を高速化したCDMA適応アンテナ受信装置を提供する
ことである。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の適応アンテナ受信装置は、到来する信号を
複数のアンテナで受信し、それぞれの前記アンテナで受
信した信号をアンテナ重みで重み付け合成することで希
望信号を検出する適応アンテナ受信装置であって、前記
アンテナ重みを適応制御し、前記アンテナで受信した信
号に該アンテナ重みをそれぞれ乗じて合成することで前
記希望信号を検出する少なくとも1つの適応アンテナ受
信部と、前記適応アンテナ受信部で適応制御された、受
信中の前記希望信号の前記アンテナ重みに基づいて、新
たな希望信号を検出するためのアンテナ重みの適応制御
に用いる初期値の候補である少なくとも1つの初期アン
テナ重み候補を生成する初期アンテナ重み生成部とを有
している。
【0037】したがって、受信中の希望信号のアンテナ
重みに基づいて生成した初期アンテナ重み候補のアンテ
ナ重みを初期値として、新たな希望信号を検出するため
の適応制御を開始するので、新たな希望信号の適応制御
を最終解に近いアンテナ重みから開始でき、短時間で最
終解に収束する。
【0038】本発明の実施態様によれば、前記初期アン
テナ重み生成部は、前記適応アンテナ受信部で適応制御
された前記アンテナ重みで形成されるビームパターンの
ビーム方向およびヌル方向を算出する、前記適応アンテ
ナ受信部に対応して設けられた少なくとも1つのビーム
・ヌル方向検索部と、前記ビーム・ヌル方向検索部で算
出された前記ビーム方向および前記ヌル方向より、新た
な前記希望信号を検出するための前記アンテナ重みによ
るビームパターンの望ましいヌル方向を判定するヌル形
成方向判定部と、前記ヌル形成方向判定部で得られた望
ましい前記ヌル方向にヌルをなし、互いにビーム方向の
異なるビームパターンをそれぞれ形成する少なくとも1
つの前記初期アンテナ重み候補を生成する初期アンテナ
重み候補生成部とを有し、前記適応アンテナ受信部は、
新たな前記希望信号に割り当てられると、該希望信号の
到来方向にビーム方向を有する前記初期アンテナ重み候
補を初期値として前記アンテナ重みの適応制御を開始す
る。
【0039】したがって、ビーム・ヌル方向検索部は、
受信中の希望信号のアンテナ重みのビーム方向及びヌル
方向を求め、ヌル形成方向判定部は、そのビーム方向及
びヌル方向から新たな希望信号のアンテナ重みの望まし
いヌル方向を判定し、初期アンテナ重み候補生成部は、
その望ましいヌル方向にヌルを形成するように修正され
た複数の初期アンテナ重み候補を生成し、新たな希望信
号に割り当てられた適応アンテナ受信部は、新たな希望
信号の信号到来方向にビーム方向を形成する初期アンテ
ナ重み候補を選択して用いる。
【0040】本発明の実施態様によれば、前記初期アン
テナ候補生成部は、互いにビーム方向の異なるアンテナ
重みのプロトタイプを予め少なくとも1つ記憶してお
り、該プロトタイプのヌル方向を前記ヌル形成方向判定
部で得られた望ましい前記ヌル方向に修正することで前
記初期アンテナ重み候補を生成する。
【0041】本発明の実施態様によれば、前記ヌル形成
方向判定部は、前記ビーム・ヌル方向検索部で算出され
た前記ヌル方向のうち、該ヌル方向の所定範囲内にある
前記ヌル方向の数を、該ヌル方向の所定範囲内にビーム
方向の無いビームパターンを算出した前記ビーム・ヌル
方向検索部の数で割った値が大きい前記ヌル方向から順
に所定数だけ選択し、新たな前記希望信号を検出するた
めの前記アンテナ重みによるビームパターンの望ましい
前記ヌル方向と判定する。
【0042】したがって、希望信号の数がアンテナ数よ
りも多く、全ての干渉信号の到来方向にヌルを形成でき
ない場合に、よりヌルが形成され易い方向をヌル方向と
した初期アンテナ重み候補のアンテナ重みを初期値とし
て、新たな希望信号を検出するための適応制御を開始す
る。
【0043】本発明の他の実施態様によれば、前記ヌル
形成方向判定部は、前記ビーム・ヌル方向検索部で算出
された前記ビーム方向のうち、該ビーム方向の所定範囲
内にある前記ヌル方向の数を、該ビーム方向の所定範囲
内にビーム方向の無いビームパターンを算出した前記ビ
ーム・ヌル方向検索部の数で割った値が大きい前記ビー
ム方向から順に所定数だけ選択し、新たな前記希望信号
を検出するための前記アンテナ重みによるビームパター
ンの望ましい前記ヌル方向と判定する。
【0044】本発明の実施態様によれば、前記適応アン
テナ受信部は、前記アンテナからの受信信号を逆拡散し
てマルチパスのパス毎に分離し、複数のパス信号をそれ
ぞれ出力する、前記アンテナに対応した複数の逆拡散部
と、前記パス信号を前記アンテナ重みで重み付け合成し
た後に通信路推定を行い、重み付けで得られたアンテナ
重み付け合成信号および前記パス信号に対して通信路歪
みを補償する、前記パスに対応した少なくとも1つの第
1のアンテナ重み付け合成部と、通信路歪みが補償され
た、前記パス毎の前記アンテナ重み付け合成信号を加算
することでRAKE合成する第1の加算器と、前記第1
の加算器で得られた信号より受信データを判定する判定
部と、前記判定部の判定結果から参照信号を生成する参
照信号生成部と、前記第1の加算器で得られた信号と前
記参照信号との差である誤差信号を生成する第2の加算
器と、前記パス信号により、前記初期アンテナ重み候補
から最適なものを初期アンテナ重みとして選択する初期
アンテナ重み選択部と、前記第1のアンテナ重み付け合
成部で通信路歪みを補償された前記パス信号を前記アン
テナ毎に加算し、前記アンテナ毎のパス合成信号を生成
する複数の第3の加算器と、前記初期アンテナ重み、前
記誤差信号及び前記パス合成信号を用いて前記第1のア
ンテナ重み付け合成部における前記アンテナ重みを適応
制御し、適応制御した該アンテナ重みを前記初期アンテ
ナ重み生成部にも出力するアンテナ重み制御部とを有し
ている。
【0045】本発明の実施態様によれば、前記第1のア
ンテナ重み付け合成部は、全ての逆拡散部からの所定の
パスのパス信号と、前記アンテナ重み制御部からの該パ
スの前記アンテナ重みとを前記アンテナ毎に乗算する、
前記アンテナに対応した複数の第1の乗算器と、前記第
1の乗算器の出力を加算し、前記アンテナ重み付け合成
信号を生成する第4の加算器と、前記アンテナ重み付け
合成信号から前記通信路歪みを推定し、該通信路歪みの
複素共役を求める第1の通信路推定部と、前記アンテナ
重み付け合成信号と前記通信路歪みの複素共役とを乗算
する第2の乗算器と、前記パス信号と前記通信路歪みの
複素共役とを前記アンテナ毎に乗算する、前記アンテナ
に対応した第3の乗算器とを有する。
【0046】本発明の実施態様によれば、前記初期アン
テナ重み選択部は、全ての前記逆拡散部からの全ての前
記パス信号を入力とし、前記初期アンテナ重み生成部で
生成された前記初期アンテナ重み候補でパス毎に重み付
け合成し、重み付け合成されたパス毎の各信号をRAK
E合成し、前記新たな希望信号の信号対干渉電力比を判
定情報として測定する、初期アンテナ重み候補に対応し
た初期アンテナ重み判定情報生成部と、前記判定情報に
より、前記初期アンテナ重み候補から最適なものを選択
する初期アンテナ重み判定部とを有している。
【0047】本発明の実施態様によれば、前記初期アン
テナ重み判定情報生成部は、前記パス信号を、前記初期
アンテナ重み候補で重み付け合成する、前記パスに対応
した少なくとも1つの第2のアンテナ重み付け合成部
と、前記第2のアンテナ重み付け合成部の重み付け合成
で得られた信号を加算することでRAKE合成する第5
の加算器と、前記第5の加算器で得られた信号の信号対
干渉電力比を測定するSIR測定部とを有する。
【0048】本発明の実施態様によれば、前記第2のア
ンテナ重み付け合成部は、全ての逆拡散部からの所定の
パスのパス信号と、該パスの前記初期アンテナ重み候補
とを前記アンテナ毎に乗算する、前記アンテナに対応し
た複数の第4の乗算器と、前記第4の乗算器の出力を加
算する第6の加算器と、前記第6の加算器で得られた信
号から通信路歪みを推定し、該通信路歪みの複素共役を
求める第2の通信路推定部と、前記第6の加算器で得ら
れた信号と前記通信路歪みの複素共役とを乗算する第5
の乗算器とを有している。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0050】図1は、本実施形態のCDMA適応アンテ
ナ受信装置の構成を示すブロック図である。
【0051】本実施形態のCDMA適応アンテナ受信装
置は、アンテナ1−1〜1−K、適応アンテナ受信部2
−1〜2−N及び初期アンテナ重み生成部3を有してい
る。なお、ここでは受信アンテナ数をK(Kは2以上の
整数)とし、ユーザ数をN(Nは1以上の整数)とす
る。
【0052】アンテナ1−1〜1−Kは、互いに高い相
関を有するように近接して配置されている。あるユーザ
からの信号は、その到来方向とアンテナ配置との関係に
依存する経路差により生じる位相差を持って、それぞれ
のアンテナ1−1〜1−Kに受信される。アンテナ1−
1〜1−Kは、複数のユーザからの信号およびそれらの
マルチパスやその他の干渉信号が合成された信号を受信
し、適応アンテナ受信部2−1〜2−Nへ出力する。
【0053】図2は、図1の適応アンテナ受信装置の1
つの適応アンテナ受信部2−n(1≦n≦N、nは整
数)の構成を示すブロック図である。なお、ここではマ
ルチパス数をL(Lは1以上の整数)とする。
【0054】適応アンテナ受信部2−nは、逆拡散部4
−1〜4−K、アンテナ重み付け合成部5−1〜5−
L、加算器6,9−1〜9−K,11、判定部7、参照
信号生成部8、アンテナ重み制御部10及び初期アンテ
ナ重み選択部12を有している。
【0055】アンテナ重み付け合成部5−1は、乗算器
5−1−1−1〜5−1−1−K,5−1−4,5−1
−5−1〜5−1−5−K、加算器5−1−2及び通信
路推定部5−1−3を有している。アンテナ重み付け合
成部5−2〜5−Lは、全てアンテナ重み付け合成部5
−1と同様の構成である。
【0056】逆拡散部4−1〜4−Kは、アンテナ1−
1〜1−Kにそれぞれ接続されている。逆拡散部4−1
〜4−Kは、アンテナ1−1〜1−Kからの信号を第n
のユーザに割り当てられた拡散符号で逆拡散し、第1の
パス信号を分離してアンテナ重み付け合成部5−1〜5
−Lに出力する。逆拡散部4−1〜4−Kでそれぞれ分
離された第1のパス信号は、全てのアンテナ重み付け合
成部5−1〜5−Lに入力される。
【0057】アンテナ重み付け合成部5−1〜5−L
は、全て同じ構成なのでアンテナ重み付け合成部5−1
について説明する。
【0058】乗算器5−1−1−1〜5−1−1−K
は、逆拡散部4−1〜4−Kの各出力に、アンテナ重み
制御部10から出力された各アンテナ重みを乗じる。
【0059】加算器5−1−2は、乗算器5−1−1−
1〜5−1−1−Kの出力を加算する。
【0060】通信路推定部5−1−3は、加算器5−1
−2の出力から通信路歪みを推定し、その複素共役を乗
算器5−1−4および乗算器5−1−5−1〜5−1−
5−Kに出力する。
【0061】乗算器5−1−4は、加算器5−1−2の
出力と、通信路推定部5−1−3の出力を乗算し、第1
のパスの復調信号として出力する。
【0062】乗算器5−1−5−1〜5−1−5−K
は、逆拡散部4−1〜4−Kにそれぞれ接続されてい
る。乗算器5−1−5−1〜5−1−5−Kは、逆拡散
部4−1〜4−Kの各出力に、乗算器5−1−4から出
力された通信路歪みの複素共役を乗算する。
【0063】アンテナ重み付け合成部5−2〜5−L
は、アンテナ重み付け合成部5−1と同様にして、それ
ぞれ第2〜第Lのパスの復調信号を出力する。
【0064】加算器6は、アンテナ重み付け合成部5−
1〜5−Lから出力された第1〜第Lのパスの復調信号
を加算することで、いわゆるRAKE合成を行う。
【0065】判定部7は、加算器6でRAKE合成され
た信号のデータ判定を行い、判定結果を出力する。
【0066】参照信号生成部8は、判定部7から出力さ
れた判定結果を用いて参照信号を生成する。
【0067】加算器11は、加算器6でRAKE合成さ
れた信号と、参照信号生成部8で生成された参照信号と
の誤差信号を求め、アンテナ重み制御部10に出力す
る。
【0068】加算器9−1〜9−Kは、アンテナ1−1
〜1−Kにそれぞれ対応している。加算器9−1は、逆
拡散部4−1で分離され各アンテナ重み付け合成部5−
1〜5−Lで通信路歪みの複素共役が乗じられた第1〜
第Lのパス信号を合成し、逆拡散及びパス合成信号をア
ンテナ重み制御部10に出力する。加算器9−1〜9−
Kは全て同じ構成であり、それぞれに対応した逆拡散部
4−1〜4−Kで分離され、各アンテナ重み付け合成部
5−1〜5−Lで通信路歪みの複素共役が乗じられた第
1〜第Lのパス信号を合成し、逆拡散及びパス合成信号
をアンテナ重み制御部10に出力する。
【0069】初期アンテナ重み選択部12は、初期アン
テナ重み生成部3からの初期アンテナ重み候補と逆拡散
部4−1〜4−Kの出力とにより、初期アンテナ重みを
決定する。
【0070】図3は、図2に示された初期アンテナ重み
選択部12の構成を示すブロック図である。初期アンテ
ナ重み選択部12は、初期アンテナ重み判定情報生成部
16−1〜16−M及び初期アンテナ重み判定部20を
有している。
【0071】初期アンテナ重み判定情報生成部16−1
は、逆拡散部4−1〜4−Kの出力を、初期アンテナ重
み生成部3で生成された第1の初期アンテナ重み候補を
用いて重み付け合成した場合のSIR(信号対干渉電力
比)を判定情報として出力する。初期アンテナ重み判定
情報生成部16−1〜16−Mは全て同じ構成であり、
それぞれ初期アンテナ重み生成部3で生成された第1〜
第Mの初期アンテナ重み候補を用いて重み付け合成した
場合のSIR(信号対干渉電力比)を判定情報として出
力する。
【0072】初期アンテナ重み判定情報生成部16−1
は、アンテナ重み付け合成部17−1〜17−L、加算
器18及びSIR測定部19を有している。
【0073】アンテナ重み付け合成部17−1は、乗算
器17−1−1−1〜17−1−1−K,17−1−
4、加算器17−1−2及び通信路推定部17−1−3
を有している。アンテナ重み付け合成部17−1〜17
−Lは全て同じ構成である。
【0074】乗算器17−1−1−1〜17−1−1−
Kは、それぞれ第1〜第Kのアンテナ第1のパス信号
に、第1の初期アンテナ重み候補を乗算する。
【0075】加算器17−1−2は、乗算器17−1−
1−1〜17−1−1−Kの出力を加算してアンテナ重
み付け合成信号を出力する。
【0076】通信路推定部17−1−3は、アンテナ重
み付け合成信号から通信路歪みを推定し、その複素共役
を出力する。
【0077】乗算器17−1−4は、アンテナ重み付け
合成信号と通信路歪みの複素共役とを乗算する。
【0078】加算器18は、アンテナ重み付け合成部1
7−1〜17−Lの出力を合成する。
【0079】SIR測定部19は、加算器18の出力信
号のSIRを測定する。
【0080】初期アンテナ重み判定部20は、初期アン
テナ重み判定情報生成部16−1〜16−Mからの判定
情報により、最適な初期アンテナ重みを決定する。
【0081】アンテナ重み制御部10は、初期アンテナ
重み選択部12で選択された初期アンテナ重みを初期値
とし、加算器11で求められた誤差信号と加算器9−1
〜9−Kで得られた逆拡散及びパス合成信号とにより、
その誤差信号を最小にするように制御したアンテナ重み
をアンテナ重み付け合成部5−1〜5−Lに出力する。
アンテナ重み制御部10で用いられる制御アルゴリズム
の一例としてLMS(Least−Mean−Squa
re)アルゴリズムがある。
【0082】図4は、図1に示された初期アンテナ重み
生成部3の構成を示すブロック図である。
【0083】初期アンテナ重み生成部3は、ビーム・ヌ
ル方向検索部13−1〜13−N、ヌル形成方向判定部
14及び初期アンテナ重み候補生成部15を有してい
る。
【0084】ビーム・ヌル方向検索部13−1〜13−
Nは、適応アンテナ受信部2−1〜2−Nから入力され
るアンテナ重みよりビームパターンを形成し、その指向
性ビーム方向およびヌル方向を検索し、ビーム・ヌル方
向情報を求める。
【0085】ヌル形成方向判定部14は、ビーム・ヌル
方向検索部13−1〜13−Nで求められたビーム・ヌ
ル方向情報を用い、後述する方法により新規ユーザに対
するアンテナ重みができるだけ早く収束するような、初
期アンテナ重みのヌル方向を判定する。
【0086】初期アンテナ重み候補生成部15は、互い
にビーム方向の異なるM(Mは1以上の整数)個のアン
テナ重みのプロトタイプを予め記憶している。そして、
初期アンテナ重み候補生成部15は、ヌル形成方向判定
部14で得られたヌル形成方向に基づいて、プロトタイ
プのヌル方向を後述する方法により置き換えることで初
期アンテナ重み候補を生成する。このようにして生成さ
れた初期アンテナ重み候補は、新たなユーザに割り当て
られてアンテナ重みの初期値として用いられた場合に、
適応制御によるヌルの形成が短時間で収束するものとな
っている。
【0087】上述したように構成された本実施形態のC
DMA適応アンテナ受信装置の動作について説明する。
【0088】第iのユーザ(1≦i≦N)が通信を行っ
ているとき、適応アンテナ受信部2−iはユーザi信号
の到来方向に指向性を持つビームパターンを形成するよ
うにアンテナ重みを制御する。したがって、通信中のユ
ーザのアンテナ重みから、その信号の到来方向、即ち新
たなユーザにとって干渉となり得る信号の到来方向を推
定することができる。
【0089】初期アンテナ重み生成部3は、新たなユー
ザj(1≦j≦N、i≠j)用の初期アンテナ重み候補
を生成する際に、通信中のユーザのアンテナ重みから推
定される方向から到来する信号の干渉を予め除去するよ
うに保証された初期アンテナ重み候補を生成する。
【0090】初期アンテナ重み生成部3は、新たなユー
ザの初期アンテナ重みを生成する際に、ビーム・ヌル方
向検索部13−iで第iユーザのアンテナ重みからその
ビーム形成方向とヌル形成方向を求める。ビーム・ヌル
方向検索部13−iは、アンテナ1−1〜1−Kの幾何
学的配置と信号到来方向によって決まる応答ベクトルR
と、入力されたアンテナ重みで構成したアンテナ重みベ
クトルWとの積Gを計算する。ここで応答ベクトルと
は、アンテナ1−1〜1−Kの幾何学的配置と信号到来
方向との関係によるアンテナ間の受信位相差を示すベク
トルである。
【0091】そして、ビーム・ヌル方向検索部13−i
は、信号到来方向を変化させることにより応答ベクトル
Rを変化させつつ逐次Gを計算し、Gが最大となる方向
をビーム方向とし、Gが極小となる方向をヌル方向とす
る。
【0092】なお、通信中の各ユーザのビーム方向が新
たなユーザにとっての干渉方向と推定されるが、適応ア
ンテナはアンテナ素子数−1(=K−1)までしかヌル
を生成することができない。一般的にユーザ数はアンテ
ナ素子数よりも多いため、多くの場合、通信中の全ての
ユーザ方向にヌルを生成することはできない。したがっ
て、あるユーザのアンテナ重みがある方向にヌルを形成
しても、別のユーザのアンテナ重みが同一方向にヌルを
形成するとは限らない。しかし、大きな干渉となるよう
な高電力信号方向や、複数の信号が密集している方向に
は優先的にヌルが生成されやすい。
【0093】即ち、これらの方向には多くのユーザのア
ンテナ重みがヌルを形成する可能性が高く、また新たな
ユーザのアンテナ重みもこれらの方向にヌルを形成する
ように適応制御される可能性が高いと言える。
【0094】ヌル形成方向判定部14は、ユーザのヌル
方向についての優先度として重複度を求め、重複度の高
い順に選択する。例えば、あるユーザのヌル方向を基準
方向とし、基準方向±Δθの範囲内に他ユーザがヌルを
形成していれば1づつ加算し、その加算の結果を、基準
方向±Δψの範囲にビームが形成されているユーザを除
いたユーザ数で割った値を重複度として用いることがで
きる。また、例えば、通信中のユーザのビーム方向を基
準方向としてもよい。
【0095】ヌル形成方向判定部14は、以上のように
して求めた基準方向を、新たなユーザにとってのヌル形
成方向として初期アンテナ重み候補生成部15に出力す
る。このとき、ヌル形成方向判定部14は、重複度があ
るしきい値を超えた方向のみをヌル形成方向として出力
する。また、ヌル形成方向判定部14は、重複度がしき
い値を超えたものがK−1個以上ある場合、重複度が高
いものから順にK−1個の方向をヌル形成方向として出
力する。
【0096】初期アンテナ重み候補生成部15には、ビ
ーム方向がそれぞれ異なるM(Mは1以上の整数)通り
のアンテナ重みのプロトタイプが予め設定されている。
これらは、例えば、ビームを向ける方向に対する応答ベ
クトルの各要素の複素共役をアンテナ重みとしたもので
ある。また、このアンテナ重みベクトルとの積が0とな
る応答ベクトルを求めることにより、これらのアンテナ
重みのプロトタイプのヌル方向は予め分かっている。
【0097】初期アンテナ重み候補生成部15は、ヌル
形成方向判定部14からのヌル形成方向情報に従って、
それぞれのアンテナ重みのプロトタイプのヌル方向を置
き換える。ただし、このとき初期アンテナ重み候補生成
部15は、ヌル形成方向判定部14からのヌル形成方向
がプロトタイプのビーム方向の近傍である場合にはプロ
トタイプのヌル方向を置き換えない。また、初期アンテ
ナ重み候補生成部15は、プロトタイプの元来のヌル方
向のうちヌル形成方向判定部14からのヌル形成方向に
最も近いものを選択して置き換える。
【0098】このようにしてアンテナ重みのプロトタイ
プのヌル方向が置き換えられて再構成されたアンテナ重
みが初期アンテナ重み候補となる。初期アンテナ重み候
補は、初期アンテナ重み判定情報生成部16−1〜16
−Mと初期アンテナ重み判定部20に入力される。
【0099】初期アンテナ重み判定情報生成部16−1
〜16−Mは、それぞれ第1〜第Mの初期アンテナ重み
候補を用いて、逆拡散部4−1〜4−Kからの逆拡散信
号を重み付け合成してそのSIRを測定し、SIRを判
定情報として初期アンテナ重み判定部20に出力する。
初期アンテナ重み判定部20は、初期アンテナ重み判定
情報生成部16−1〜16−Mから入力した判定情報に
より、SIRが最良の初期アンテナ重み候補を選択す
る。そして、初期アンテナ重み判定部20は、選択した
初期アンテナ重み候補を初期アンテナ重みとしてアンテ
ナ重み制御部10に出力する。
【0100】アンテナ重み制御部10は、初期アンテナ
重み判定部20からの初期アンテナ重みを初期値として
アンテナ重みの適応制御を開始する。
【0101】本実施形態のCDMA適応アンテナ受信装
置は、ビーム・ヌル方向検索部13−1〜13−Nで、
通信中のユーザのアンテナ重みのビーム方向及びヌル方
向を求め、ヌル形成方向判定部14で、そのビーム方向
及びヌル方向から新規ユーザのアンテナ重みのヌル方向
を判定し、初期アンテナ重み候補生成部15で、そのヌ
ル方向にヌルを形成するように修正された複数の初期ア
ンテナ重み候補を生成し、新規ユーザに割り当てられた
適応アンテナ受信部2−jで、新規ユーザの信号到来方
向にビーム方向を形成する初期アンテナ重み候補を選択
して用いるので、ビーム方向が信号到来方向と概ね一致
しており、しかも最終的にヌルが形成されるであろう方
向に予めヌルを有するビームパターンが初期の時点で形
成され、適応制御によって短い時間でアンテナ重みが最
適解に収束する。
【0102】なお、本実施形態では同一ユーザの全ての
パスに対して共通のアンテナ重みを用いる構成を例示し
たが、本発明はパス毎に異なるアンテナ重みを使用する
CDMA適応アンテナ受信装置に適用することも可能で
ある。
【0103】また、本実施形態では本発明をCDMA受
信装置に適用した場合を典型的な例として示したが、本
発明は複数の到来信号を複数のアンテナで受信し、重み
付け合成する如何なる無線通信方式の受信装置にも適用
可能である。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、受信中の希望信号のア
ンテナ重みに基づいて生成した初期アンテナ重み候補の
アンテナ重みを初期値として、新たな希望信号を検出す
るための適応制御を開始するので、新たな希望信号の適
応制御を最終解に近いアンテナ重みから開始でき、短時
間で最終解に収束する。
【0105】また、ビーム・ヌル方向検索部は、受信中
の希望信号のアンテナ重みのビーム方向及びヌル方向を
求め、ヌル形成方向判定部は、そのビーム方向及びヌル
方向から新たな希望信号のアンテナ重みの望ましいヌル
方向を判定し、初期アンテナ重み候補生成部は、その望
ましいヌル方向にヌルを形成するように修正された複数
の初期アンテナ重み候補を生成し、新たな希望信号に割
り当てられた適応アンテナ受信部は、新たな希望信号の
信号到来方向にビーム方向を形成する初期アンテナ重み
候補を選択して用いるので、ビーム方向及びヌル方向が
最終解に近いアンテナ重みから新たな希望信号の適応制
御を開始でき、短時間で最終解に収束する。
【0106】また、希望信号の数がアンテナ数よりも多
く、全ての干渉信号の到来方向にヌルを形成できない場
合に、よりヌルが形成され易い方向をヌル方向とした初
期アンテナ重み候補のアンテナ重みを初期値として、新
たな希望信号を検出するための適応制御を開始するの
で、新たな希望信号の適応制御を最終解に近いアンテナ
重みから開始でき、短時間で最終解に収束する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のCDMA適応アンテナ受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の適応アンテナ受信装置の1つの適応アン
テナ受信部2−n(1≦n≦N、nは整数)の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示された初期アンテナ重み選択部12の
構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示された初期アンテナ重み生成部3の構
成を示すブロック図である。
【図5】従来のCDMA適応アンテナ受信装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】従来の適応アンテナ受信装置の1つの適応アン
テナ受信部102−nの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1〜1−K アンテナ 2−1〜2−N 適応アンテナ受信部 3 初期アンテナ重み生成部 4−1〜4−K 逆拡散部 5−1〜5−L アンテナ重み付け合成部 5−1−1−1〜5−1−1−K,5−1−4,5−1
−5−1〜5−1−5−K 乗算器 5−1−2 加算器 5−1−3 通信路推定部 6 加算器 7 判定部 8 参照信号生成部 9−1〜9−K 加算器 10 アンテナ重み制御部 11 加算器 12 初期アンテナ重み選択部 13−1〜13−N ビーム・ヌル方向検索部 14 ヌル形成方向判定部 15 初期アンテナ重み候補生成部 16−1〜16−M 初期アンテナ重み判定情報生成
部 17−1〜17−L アンテナ重み付け合成部 17−1−1−1〜17−1−1−K,17−1−4
乗算器 17−1−2 加算器 17−1−3 通信路推定部 18 加算器 19 SIR測定部 20 初期アンテナ重み判定部 102−1〜102−N 適応アンテナ受信部 110 アンテナ重み制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来する信号を複数のアンテナで受信
    し、それぞれの前記アンテナで受信した信号をアンテナ
    重みで重み付け合成することで希望信号を検出する適応
    アンテナ受信装置であって、 前記アンテナ重みを適応制御し、前記アンテナで受信し
    た信号に該アンテナ重みをそれぞれ乗じて合成すること
    で前記希望信号を検出する少なくとも1つの適応アンテ
    ナ受信部と、 前記適応アンテナ受信部で適応制御された、受信中の前
    記希望信号の前記アンテナ重みに基づいて、新たな希望
    信号を検出するためのアンテナ重みの適応制御に用いる
    初期値の候補である少なくとも1つの初期アンテナ重み
    候補を生成する初期アンテナ重み生成部とを有する適応
    アンテナ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記初期アンテナ重み生成部は、前記適
    応アンテナ受信部で適応制御された前記アンテナ重みで
    形成されるビームパターンのビーム方向およびヌル方向
    を算出する、前記適応アンテナ受信部に対応して設けら
    れた少なくとも1つのビーム・ヌル方向検索部と、前記
    ビーム・ヌル方向検索部で算出された前記ビーム方向お
    よび前記ヌル方向より、新たな前記希望信号を検出する
    ための前記アンテナ重みによるビームパターンの望まし
    いヌル方向を判定するヌル形成方向判定部と、前記ヌル
    形成方向判定部で得られた望ましい前記ヌル方向にヌル
    をなし、互いにビーム方向の異なるビームパターンをそ
    れぞれ形成する少なくとも1つの前記初期アンテナ重み
    候補を生成する初期アンテナ重み候補生成部とを有し、 前記適応アンテナ受信部は、新たな前記希望信号に割り
    当てられると、該希望信号の到来方向にビーム方向を有
    する前記初期アンテナ重み候補を初期値として前記アン
    テナ重みの適応制御を開始する、請求項1記載の適応ア
    ンテナ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記初期アンテナ候補生成部は、互いに
    ビーム方向の異なるアンテナ重みのプロトタイプを予め
    少なくとも1つ記憶しており、該プロトタイプのヌル方
    向を前記ヌル形成方向判定部で得られた望ましい前記ヌ
    ル方向に修正することで前記初期アンテナ重み候補を生
    成する、請求項2記載の適応アンテナ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記ヌル形成方向判定部は、前記ビーム
    ・ヌル方向検索部で算出された前記ヌル方向のうち、該
    ヌル方向の所定範囲内にある前記ヌル方向の数を、該ヌ
    ル方向の所定範囲内にビーム方向の無いビームパターン
    を算出した前記ビーム・ヌル方向検索部の数で割った値
    が大きい前記ヌル方向から順に所定数だけ選択し、新た
    な前記希望信号を検出するための前記アンテナ重みによ
    るビームパターンの望ましい前記ヌル方向と判定する、
    請求項2記載の適応アンテナ受信装置。
  5. 【請求項5】 前記ヌル形成方向判定部は、前記ビーム
    ・ヌル方向検索部で算出された前記ビーム方向のうち、
    該ビーム方向の所定範囲内にある前記ヌル方向の数を、
    該ビーム方向の所定範囲内にビーム方向の無いビームパ
    ターンを算出した前記ビーム・ヌル方向検索部の数で割
    った値が大きい前記ビーム方向から順に所定数だけ選択
    し、新たな前記希望信号を検出するための前記アンテナ
    重みによるビームパターンの望ましい前記ヌル方向と判
    定する、請求項2記載の適応アンテナ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記適応アンテナ受信部は、 前記アンテナからの受信信号を逆拡散してマルチパスの
    パス毎に分離し、複数のパス信号をそれぞれ出力する、
    前記アンテナに対応した複数の逆拡散部と、 前記パス信号を前記アンテナ重みで重み付け合成した後
    に通信路推定を行い、重み付けで得られたアンテナ重み
    付け合成信号および前記パス信号に対して通信路歪みを
    補償する、前記パスに対応した少なくとも1つの第1の
    アンテナ重み付け合成部と、 通信路歪みが補償された、前記パス毎の前記アンテナ重
    み付け合成信号を加算することでRAKE合成する第1
    の加算器と、 前記第1の加算器で得られた信号より受信データを判定
    する判定部と、 前記判定部の判定結果から参照信号を生成する参照信号
    生成部と、 前記第1の加算器で得られた信号と前記参照信号との差
    である誤差信号を生成する第2の加算器と、 前記パス信号により、前記初期アンテナ重み候補から最
    適なものを初期アンテナ重みとして選択する初期アンテ
    ナ重み選択部と、 前記第1のアンテナ重み付け合成部で通信路歪みを補償
    された前記パス信号を前記アンテナ毎に加算し、前記ア
    ンテナ毎のパス合成信号を生成する複数の第3の加算器
    と、 前記初期アンテナ重み、前記誤差信号及び前記パス合成
    信号を用いて前記第1のアンテナ重み付け合成部におけ
    る前記アンテナ重みを適応制御し、適応制御した該アン
    テナ重みを前記初期アンテナ重み生成部にも出力するア
    ンテナ重み制御部とを有する、請求項1記載の適応アン
    テナ受信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のアンテナ重み付け合成部は、 全ての逆拡散部からの所定のパスのパス信号と、前記ア
    ンテナ重み制御部からの該パスの前記アンテナ重みとを
    前記アンテナ毎に乗算する、前記アンテナに対応した複
    数の第1の乗算器と、 前記第1の乗算器の出力を加算し、前記アンテナ重み付
    け合成信号を生成する第4の加算器と、 前記アンテナ重み付け合成信号から前記通信路歪みを推
    定し、該通信路歪みの複素共役を求める第1の通信路推
    定部と、 前記アンテナ重み付け合成信号と前記通信路歪みの複素
    共役とを乗算する第2の乗算器と、 前記パス信号と前記通信路歪みの複素共役とを前記アン
    テナ毎に乗算する、前記アンテナに対応した第3の乗算
    器とを有する、請求項6記載の適応アンテナ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記初期アンテナ重み選択部は、 全ての前記逆拡散部からの全ての前記パス信号を入力と
    し、前記初期アンテナ重み生成部で生成された前記初期
    アンテナ重み候補でパス毎に重み付け合成し、重み付け
    合成されたパス毎の各信号をRAKE合成し、前記新た
    な希望信号の信号対干渉電力比を判定情報として測定す
    る、初期アンテナ重み候補に対応した初期アンテナ重み
    判定情報生成部と、 前記判定情報により、前記初期アンテナ重み候補から最
    適なものを選択する初期アンテナ重み判定部とを有す
    る、請求項6または7記載の適応アンテナ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記初期アンテナ重み判定情報生成部
    は、 前記パス信号を、前記初期アンテナ重み候補で重み付け
    合成する、前記パスに対応した少なくとも1つの第2の
    アンテナ重み付け合成部と、 前記第2のアンテナ重み付け合成部の重み付け合成で得
    られた信号を加算することでRAKE合成する第5の加
    算器と、 前記第5の加算器で得られた信号の信号対干渉電力比を
    測定するSIR測定部とを有する、請求項8記載の適応
    アンテナ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のアンテナ重み付け合成部
    は、 全ての逆拡散部からの所定のパスのパス信号と、該パス
    の前記初期アンテナ重み候補とを前記アンテナ毎に乗算
    する、前記アンテナに対応した複数の第4の乗算器と、 前記第4の乗算器の出力を加算する第6の加算器と、 前記第6の加算器で得られた信号から通信路歪みを推定
    し、該通信路歪みの複素共役を求める第2の通信路推定
    部と、 前記第6の加算器で得られた信号と前記通信路歪みの複
    素共役とを乗算する第5の乗算器とを有する、請求項9
    記載の適応アンテナ受信装置。
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