JP2002358189A - 印刷条件設定方法、並びに画像形成装置 - Google Patents

印刷条件設定方法、並びに画像形成装置

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JP2002358189A JP2001190490A JP2001190490A JP2002358189A JP 2002358189 A JP2002358189 A JP 2002358189A JP 2001190490 A JP2001190490 A JP 2001190490A JP 2001190490 A JP2001190490 A JP 2001190490A JP 2002358189 A JP2002358189 A JP 2002358189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数頁分の画像データをそれより少ない出力
枚数内に収めて出力する場合に、ユーザによる印刷条件
設定作業を軽減する。 【解決手段】 複数頁分の原稿(原稿枚数c)を、出力
制限枚数a以内に収めようとする時に、出力制限枚数
a、出力部数bを設定し(S1、S2)、かつ、原稿読
み取り時において原稿枚数cを確認する(S4)。出力
制限枚数a、出力部数b、原稿枚数cが認識されると、
これらの値に基づいて、出力用紙1枚あたりに印刷すべ
き原画像の枚数である印刷原稿頁数dが設定される(S
5)。印刷原稿頁数dが設定されると、該印刷原稿頁数
dでの印刷を可能とする出力モードが設定され(S
6)、印刷が実行される(S7)。さらに、S1では、
給紙手段、排出手段、および後処理手段などの許容量を
出力制限枚数aとして認識することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置において、複数頁分の画像データを出
力用紙(印刷媒体)に印刷(画像形成)する際に、より
少ない印刷枚数で出力するための設定を行なう印刷条件
設定方法、並びに、それを用いた画像形成装置に関する
ものであり、例えば、あらかじめ定められた枚数で印刷
を実施するような場合に好適に用いることが可能なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像形成装
置では、出力用紙の枚数を削減することがユーザによっ
て要求されることがある。出力用紙の枚数を削減して印
刷を行なおうとする場合、一般的には、1枚の出力用紙
の裏表に印刷を行なう両面印刷出力や、印刷される画像
データを縮小して1枚の出力用紙に原画像の複数頁分に
あたる画像データを配置して出力する2in1、4in1出
力等の処理が選択される。
【0003】上記画像形成装置において、これらの処理
機能を用いて出力を行なう場合には、ユーザが操作パネ
ルを介して設定入力操作を行なうことにより、ユーザが
所望する印刷条件が設定される。
【0004】例えば、特開平11−84952号公報
には、ユーザが出力用紙を節減し得る推奨コピーモード
(推奨出力モード)を選択できるようにするコピーモー
ド表示装置が開示されている。具体的には、このの技
術では、原稿を印刷するための必要全コピー枚数(必要
印刷出力枚数)を算出し、その枚数が所定のしきい値を
超えた場合、2in1片面出力や、2in1両面出力などの
推奨出力モードを表示部に表示するようになっている。
【0005】上記の必要印刷出力枚数は、上記の技術
においては、原稿台上の原稿の積載高さの検知手段によ
る原稿概算枚数と、ユーザが印刷したい印刷置数とによ
って算出されるようになっている。印刷置数とは、印刷
の出力部数のことである。
【0006】ところで、複写機では、印刷後の出力用紙
に対して種々の後処理を実施する後処理手段が備えられ
ている場合がある。例えば、排紙トレイ(排出トレイ)
の前段にステープル装置などの後処理装置を装備してお
くような構成が知られている。
【0007】このステープル処理では、数枚の出力用紙
を針で止める処理を行うので、ステープル装置の構成や
針の種類等によっては、一定枚数以上の出力用紙を止め
ることはできない。そこで、例えば特開平6−222
641号公報には、原稿がステープル処理の規格以上の
枚数であっても、ステープル処理可能な枚数となるよう
に出力用紙の枚数を調整する複写システム装置(複写
機)が開示されている。このの技術では、複写機にセ
ットされた原稿を予めカウントしておき、その結果得ら
れた原稿枚数が、ステープル処理の規格枚数以上の場合
には、出力モードを縮小なしの片面印刷から、両面印刷
に自動的に切り換えるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記従来の一
般的な構成の画像形成装置であれば、複数頁分の画像デ
ータをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようと
する場合に、適切な印刷条件を設定するためには、1枚
の出力用紙に対して何頁分の画像データを印刷する必要
があるかといった計算を行なってから使用する機能の設
定を行なわなければならず、ユーザに対して煩雑な作業
が要求されるという問題が生じていた。
【0009】また、何枚有るか分からない多量の原稿を
所定枚数内の出力用紙に印刷しようとする場合などに
は、原稿の枚数を数えることから行なわなければなら
ず、ユーザに対して要求される作業がより面倒なものと
なっていた。
【0010】これに対して、上記やの技術では、上
記問題点をある程度解消することが可能であるものの、
場合によっては以下の問題点が生じることになり、未だ
不十分である。
【0011】例えば、の技術では、多量の原稿を一度
に印刷しようとする際に、複写機の状況によって出力用
紙の枚数に制限がある場合、ユーザはその制限をいちい
ち確認しなけれならず、操作が煩雑化するという問題が
生じる。
【0012】すなわち、原稿の枚数が多量であって、具
体的に何枚有るか分からない場合には、複写機に設定し
た印刷条件が優先される。このとき、ユーザは原稿の枚
数を数える必要はないものの、例えば、複写機が有する
給紙トレイの出力用紙の残量や、排出トレイに排出する
ことができる出力用紙の残量などは、出力用紙の枚数制
限となるので、ユーザはこれを改めて確認する必要があ
る。
【0013】一方、の技術では、出力モードとして片
面と両面との双方のモードしかないために、原稿枚数が
ステープル処理の規格枚数の2倍を超える場合、実質的
にステープル処理を利用できないという問題が生じる。
【0014】例えば、ステープル処理の規格枚数が30
枚として、原稿枚数が80枚とすれば、原稿枚数が規格
枚数の2倍である60枚を超えるため、両面にコピーし
ても30枚の規格内に入らない。その結果、印刷動作は
中断されてしまう。
【0015】さらに、原稿枚数がステープル処理の規格
枚数の2倍以内であると、両面印刷でしか対応できない
ので、片面印刷を行いたいユーザの要望に沿うことがで
きない。そのため、ユーザは、ステープル処理が可能か
否かについて、いちいち確認しなけれならず、操作が煩
雑化するという問題が生じる。
【0016】また、上記の問題点は、複写機だけでな
く、コンピュータからデータを受信して印刷するプリン
タにおいても言えることである。つまり、コンピュータ
から大量のデータを受信して印刷する場合にも、プリン
タにおける印刷条件が優先されるため、上記と同様に出
力用紙の枚数制限をユーザが改めて確認しなければなら
ない。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、複数頁分の画像データを
それより少ない出力枚数内に収めて出力する場合に、ユ
ーザによる印刷条件設定作業を軽減することのできる印
刷条件設定方法、並びに、それを用いた画像形成装置を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷条件設定方
法は、上記の課題を解決するために、原画像における印
刷要求枚数を確認する印刷要求枚数確認行程と、出力用
紙における印刷出力枚数を認識する印刷出力枚数認識行
程と、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力枚数以
内の出力用紙に印刷するにあたって、出力用紙1枚あた
りに印刷すべき原画像の枚数を演算する演算行程と、上
記演算行程での演算結果に基づいて、上記印刷要求枚数
の原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能と
なる印刷条件を設定する印刷条件設定行程とを有するこ
とを特徴としている。
【0019】上記の方法によれば、複数頁分の画像デー
タをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようとす
る時に、上記印刷要求枚数確認行程にて原画像における
印刷要求枚数が確認され、上記印刷出力枚数認識行程に
て出力用紙における印刷出力枚数が認識される。
【0020】尚、上記印刷条件設定方法は、画像形成装
置における複写動作時およびプリンタ動作時の何れにお
いても適用可能なものであるが、原画像における印刷要
求枚数とは、複写動作時においては読み取り原稿の枚数
であり、例えば、原稿読み取り時に自動原稿搬送装置に
て1枚ずつ読み取り位置へ搬送される原稿の枚数をカウ
ントすることで確認可能である。また、プリンタ動作時
における印刷要求枚数は、PC(Personal computer)等
の外部機器から入力される画像データの頁数であり、画
像形成装置側で受信した画像データのヘッダ情報より確
認できる。
【0021】また、上記印刷出力枚数とは、印刷される
出力用紙の出力制限枚数であり、該印刷出力枚数はユー
ザがこれを所望する枚数に設定することも可能であり、
あるいは、ステープル処理時のステープル制限枚数等、
予め設定されている枚数を利用することも可能である。
【0022】上記印刷要求枚数と上記印刷出力枚数とが
決定されると、上記演算行程にて、上記印刷要求枚数お
よび上記印刷出力枚数に基づいて、出力用紙1枚あたり
に印刷すべき原画像の枚数が演算される。そして、この
演算結果に基づいて、上記印刷条件設定行程にて、上記
印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙
に印刷可能となる印刷条件が設定される。
【0023】これにより、ユーザは、複数頁分の画像デ
ータをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようと
する時に、1枚の出力用紙に対して何頁分の画像データ
を印刷する必要があるかといった計算を行なう必要がな
く、印刷条件の選択における作業が大幅に軽減される。
【0024】上記印刷条件設定方法は、上記印刷出力枚
数認識行程にて、ユーザによって設定入力された印刷出
力枚数が認識されることを特徴とする。
【0025】上記の方法によれば、複数頁分の画像デー
タをユーザ設定による所望枚数内の出力用紙にて出力す
ることが可能となる。
【0026】上記印刷条件設定方法は、上記印刷出力枚
数認識行程にて、画像形成装置の給紙手段にセットされ
ている出力用紙の残り枚数を確認し、確認された出力用
紙の残り枚数が印刷出力枚数として認識されることを特
徴とする。
【0027】上記の方法によれば、複数頁分の画像デー
タを印刷するにあたって、画像形成装置の給紙手段にセ
ットされている出力用紙の残り枚数が印刷要求枚数より
も少ない場合に、その出力用紙の残り枚数が印刷出力枚
数とされる。このため、上記画像データは出力用紙の残
り枚数以内に納まるように出力されるため、印刷の最中
に出力用紙切れが生じることを回避できる。
【0028】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能な印刷条件が複数存在する場合に
は、選択可能な印刷条件をユーザに対して案内表示し、
ユーザによる印刷条件の選択入力を可能とすることを特
徴とする。
【0029】上記の方法によれば、上記印刷要求枚数の
原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能とな
るような印刷条件であって、選択可能な印刷条件が複数
存在するときには、ユーザに対しこれらの印刷条件を案
内表示し、ユーザによる印刷条件の選択を可能とするた
め、ユーザが所望する印刷条件での処理が可能となる。
【0030】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能な印刷条件が複数存在する場合に
は、予め設定されている優先条件(両面禁止、縮小率制
限等)に従って使用する印刷条件の設定が行なわれるこ
とを特徴とする。
【0031】上記の方法によれば、上記印刷要求枚数の
原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能とな
るような印刷条件であって、選択可能な印刷条件が複数
存在するときには、予め設定されている優先条件に従っ
て使用する印刷条件の設定がなされるので、ユーザにお
ける印刷条件の選択の手間が軽減される。
【0032】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力
枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が存在しな
かった場合には、印刷出力枚数が最小となる印刷条件を
ユーザに対して案内表示し、ユーザによる印刷続行か印
刷キャンセルかの選択入力を可能とすることを特徴とす
る。
【0033】上記の方法によれば、設定された印刷出力
枚数内での印刷可能条件が存在しなかった場合に、ユー
ザは最も好適な印刷条件を提案された上で、その条件で
の印刷を行なうか否かを決定できる。
【0034】上記印刷条件設定方法では、上記印刷出力
枚数認識行程にて設定される印刷出力枚数は、画像形成
装置にてステープル処理が選択されている時には、ステ
ープル処理における最大綴じ枚数に設定されることを特
徴とする。
【0035】上記の方法によれば、本印刷条件設定方法
を採用する画像形成装置においてステープル処理が選択
されている時には、ステープル処理不可能な枚数での印
刷が行なわれることを防止できる。
【0036】また、本発明の印刷条件設定方法は、上記
の課題を解決するために、原画像における印刷要求枚数
を確認する印刷要求枚数確認行程と、出力用紙における
印刷出力枚数を認識する印刷出力枚数認識行程と、出力
部数を認識する出力部数認識行程と、上記印刷要求枚数
の原画像を、上記出力部数分に、上記印刷出力枚数内の
出力用紙に印刷するにあたって、出力用紙1枚あたりに
印刷すべき原画像の枚数を演算する演算行程と、上記演
算行程での演算結果に基づいて、上記印刷要求枚数の原
画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能となる
印刷条件を設定することを特徴としている。
【0037】上記の方法によれば、複数頁分の画像デー
タを複数部数印刷する場合であって、決まった出力枚数
内に収めようとする時に、上記印刷要求枚数確認行程に
て原画像における印刷要求枚数が確認され、上記印刷出
力枚数認識行程にて出力用紙における印刷出力枚数が認
識され、上記出力部数認識行程にて出力部数が認識され
る。尚、上記出力部数は、例えば、画像形成装置への印
刷処理操作時にユーザが設定入力したものを装置が認識
するものとする。
【0038】上記印刷要求枚数、上記印刷出力枚数、お
よび上記出力部数が決定されると、上記演算行程にて、
上記印刷要求枚数、上記印刷出力枚数、および上記出力
部数に基づいて、出力用紙1枚あたりに印刷すべき原画
像の枚数が演算される。そして、この演算結果に基づい
て、上記印刷条件設定行程にて、上記印刷要求枚数の原
画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能となる
印刷条件が設定される。
【0039】これにより、ユーザは、複数頁分の画像デ
ータをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようと
する時に、1枚の出力用紙に対して何頁分の画像データ
を印刷する必要があるかといった計算を行なう必要がな
く、印刷条件の選択における作業が大幅に軽減され、か
つ、複数部数の印刷を行う場合に適用できる。
【0040】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能な印刷条件が複数存在する場合に
は、選択可能な印刷条件をユーザに対して案内表示し、
ユーザによる印刷条件の選択入力を可能とすることを特
徴とする。
【0041】上記の方法によれば、上記印刷要求枚数の
原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能とな
るような印刷条件であって、選択可能な印刷条件が複数
存在するときには、ユーザに対しこれらの印刷条件を案
内表示し、ユーザによる印刷条件の選択を可能とするた
め、ユーザが所望する印刷条件での処理が可能となる。
【0042】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能な印刷条件が複数存在する場合に
は、予め設定されている優先条件(両面禁止、縮小率制
限等)に従って使用する印刷条件の設定が行なわれるこ
とを特徴とする。
【0043】上記の方法によれば、上記印刷要求枚数の
原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能とな
るような印刷条件であって、選択可能な印刷条件が複数
存在するときには、予め設定されている優先条件に従っ
て使用する印刷条件の設定がなされるので、ユーザにお
ける印刷条件の選択の手間が軽減される。
【0044】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力
枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が存在しな
かった場合には、印刷出力枚数が最小となる印刷条件を
ユーザに対して案内表示し、ユーザによる印刷続行か印
刷キャンセルかの選択入力を可能とすることを特徴とす
る。
【0045】上記の方法によれば、設定された印刷出力
枚数内での印刷可能条件が存在しなかった場合に、ユー
ザは最も好適な印刷条件を提案された上で、その条件で
の印刷を行なうか否かを決定できる。
【0046】本発明に係る画像形成装置は、上記各印刷
条件設定方法を用いて、印刷条件の設定を行うことを特
徴としている。
【0047】上記の構成によれば、複数頁分の画像デー
タをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようとす
る時に、上記印刷要求枚数確認行程にて原画像における
印刷要求枚数が確認され、上記印刷出力枚数認識行程に
て出力用紙における印刷出力枚数が認識される。これに
より、1枚の出力用紙に対して何頁分の画像データを印
刷する必要があるかといった計算を行なう必要がなく、
印刷条件の選択における作業が大幅に軽減される。
【0048】また、本発明の印刷条件設定方法は、上記
の課題を解決するために、1枚の出力用紙に印刷すべき
画像データを単位画像として、その単位画像の総数を少
なくとも入力された原画像から算出する画像総数算出行
程と、出力用紙1枚あたりに印刷する単位画像の分配数
を選択し、印刷条件を設定する印刷条件設定行程と、画
像形成装置の1回の印刷動作で実施可能な出力用紙の許
容量に関する条件を検知する許容量検知行程とを有して
おり、上記印刷条件設定行程では、少なくとも、算出さ
れた単位画像の総数と、検知された許容量とに基づい
て、印刷条件を設定することを特徴としている。
【0049】上記の方法によれば、上記印刷条件設定行
程では、上記の原画像における単位画像の総数と、出力
用紙の許容量とに基づいて、印刷条件が設定される。こ
れにより、複数枚の印刷を行う際に、原画像における単
位画像の総数や、画像形成装置の状態を、ユーザ自身で
いちいち確認する必要がなくなる。その結果、操作の簡
便性の向上を達成することができる。
【0050】尚、出力用紙の許容量とは、上記許容量検
知行程にて検知される数量であって、画像形成装置の1
回の印刷動作で実施可能な出力用紙の数量である。
【0051】一方、単位画像とは1枚の出力用紙に印刷
すべき画像データであり、単位画像の総数とは1枚の出
力用紙に印刷すべき画像データの数量である。例えば、
複写機にて複数枚の原稿を1部印刷する場合における原
稿の単位画像の総数は、次の2つの場合が挙げられる。
【0052】すなわち、1枚の出力用紙に印刷すべき画
像データが原稿の出力用紙1枚当たりに1つある場合
は、単位画像の総数は原稿枚数と等しい。一方、1枚の
出力用紙に印刷すべき画像データが原稿の出力用紙1枚
当たりに複数ある場合は、単位画像の総数と原稿枚数と
は一致しない。1枚の出力用紙に印刷すべき画像データ
が原稿の出力用紙1枚当たりに複数ある場合とは、例え
ば原稿が元々2in1、4in1出力などで印刷されている
場合である。つまり、原稿が元々2in1出力で印刷され
ている場合には、単位画像の総数は原稿枚数の2倍とな
る。
【0053】また、コンピュータから原画像データを受
信するプリンタの場合などにおいては、ユーザの意向に
より出力用紙1枚当たりに印刷すべき画像データが設定
されることになり、その画像データが単位画像である。
【0054】上記単位画像の総数を算出するのは画像総
数算出行程であるが、本発明に係る印刷条件設定方法
は、上記の方法において、さらにこの画像総数算出行程
では、原画像を一旦記憶手段に記憶し、そして、原画像
における単位画像の総数を算出することを特徴としてい
る。
【0055】上記の方法によれば、先に原画像の入力を
完了して記憶手段に記憶させた状態で、記憶された原画
像から単位画像の総数を算出することになる。これによ
り、多量の原画像を印刷する際に、いくつの単位画像の
総数になるか分からないような場合でも、ユーザが改め
て確認する必要がなく、迅速かつ正確に単位画像の総数
を算出することができる。
【0056】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに原画像の印刷部数を設定する部数
設定行程を有しており、上記画像総数算出行程では、上
記単位画像の総数を、入力された原画像と、設定された
印刷部数とから少なくとも算出することを特徴としてい
る。
【0057】上記の方法によれば、原画像を複数部印刷
する場合においても、原画像の1回の入力だけで、複数
部の印刷が可能となる。
【0058】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記許容量検知行程では、画像形
成装置の給紙手段にセットされている出力用紙の残量、
印刷後の出力用紙を排出する排出手段における出力用紙
の排出可能量、および印刷後の出力用紙に対して後処理
を実施する後処理手段における出力用紙の後処理可能量
の少なくとも何れかを許容量に関する条件として検知す
ることを特徴としている。
【0059】上記の方法によれば、上記印刷条件設定行
程では、上記の原画像における単位画像の総数と、上記
の各許容量とに基づいて、印刷条件が設定される。これ
により、複数枚の印刷を行う際に、原画像における単位
画像の総数や、画像形成装置に設けられた各機能手段の
状態を、ユーザ自身でいちいち確認する必要がなくな
る。その結果、操作の簡便性の向上をいっそう達成する
ことができる。
【0060】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記後処理手段には、ステープル
処理を実施するステープル手段、パンチング処理を実施
するパンチング手段、およびソート処理を実施するソー
ト手段の少なくとも何れかが含まれていることを特徴と
している。
【0061】上記の方法によれば、複数枚の印刷を行う
際に、後処理手段に設けられた各機能手段の状態も、ユ
ーザ自身でいちいち確認する必要がなくなる。その結
果、操作の簡便性の向上をいっそう達成することができ
る。
【0062】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに印刷される出力用紙が一定の規格
となった規格化出力用紙である場合には、上記後処理可
能量は、上記後処理手段の種類によって固定されている
ことを特徴としている。
【0063】上記の方法によれば、上記ステープル処理
可能量を固定値とすることが可能となり、印刷条件設定
プロセスをより簡素化できる。また、PPC(Plane pa
percopy)など特定の出力用紙しか用いられないように
設定されている場合には、実質的に、許容量検知行程を
省くことも可能となる。これは、最も一般的なPPCを
出力用紙として用いる場合などでは、PPCの種類が多
少異なってもステープル処理可能な枚数は実質的に変化
しないことが多いためである。
【0064】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに原画像を印刷する際の出力用紙の
制限枚数を設定する制限枚数設定行程を有しており、上
記印刷条件設定行程では、少なくとも、算出された単位
画像の総数と、検知された許容量と、設定された制限枚
数とに基づいて、印刷条件を設定することを特徴として
いる。
【0065】尚、出力用紙の制限枚数とは、原画像を印
刷する際に、ユーザの意向によって要求する出力用紙の
枚数である。すなわち、原画像を印刷する出力用紙をユ
ーザが制限したい場合において、ユーザが画像形成装置
に上記制限枚数を入力する。
【0066】上記の方法によれば、印刷条件設定行程で
は、上記の原画像における単位画像の総数と、上記許容
量と、設定された制限枚数とに基づいて、印刷条件が設
定される。これにより、複数枚の印刷を行う際に、原画
像における単位画像の総数や、画像形成装置の状態を、
ユーザ自身でいちいち確認する必要がなくなり、さら
に、出力用紙の枚数を削減した印刷動作が可能になる。
その結果、操作の簡便性の向上と、出力用紙コストの削
減とを同時に達成することができる。
【0067】つまり、本発明の印刷条件設定方法は、原
画像における単位画像の総数を、出力用紙の枚数が限ら
れた許容量内、もしくは制限枚数内に印刷するために、
1枚の出力用紙に対して、原画像の単位画像の個数を幾
つ割り当てればよいかを選択するものである。そして選
択された個数を単位画像の分配数として、それぞれの出
力用紙に割り当て印刷することになる。
【0068】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程には、選択
された上記単位画像の分配数に応じて各単位画像を1枚
の出力用紙に配置構成した複数の形成レイアウトが含ま
れていることを特徴としている。
【0069】上記の方法によれば、印刷条件設定行程に
は、原画像を印刷する際に種々の出力パターン(形成レ
イアウト)が用意されている。これにより、両面印刷禁
止や、できるだけ原画像の縮小率を抑えたいといった種
々の印刷形態に対応した出力パターンで印刷することが
できる。
【0070】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程では、各単
位画像の分配数と各形成レイアウトとの組み合わせが出
力モードとして予め認識されており、複数の上記出力モ
ードから1つを選択することにより、印刷条件を設定す
ることを特徴としている。
【0071】上記の方法によれば、上記印刷条件設定行
程には、予め出力モードとして、1枚の出力用紙に形成
する単位画像の分配数と単位画像の形成レイアウトとの
組み合わせが複数認識されている。これにより、印刷条
件設定行程では、複数の出力モードから1つのモードを
選択することで、印刷条件を設定する制御を行うことが
できる。そのため、印刷条件設定プロセスを簡素化する
ことができる。
【0072】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程では、設定
された印刷条件で印刷動作を実施することが可能か不可
能かを判定し、不可能である場合には、初期条件として
予め設定されている印刷条件で印刷動作を実施すること
を特徴としている。
【0073】上記の方法によれば、画像形成装置の実際
の機能等といった諸条件により、印刷動作の実行が不可
能な印刷条件が設定された場合において、設定された該
印刷条件は実質的に排除することができる。よって、画
像形成装置の実際の機能等といった諸条件に応じた印刷
動作が可能になる。
【0074】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらにユーザの希望する印刷条件を入力
する希望条件入力行程を有しており、上記印刷条件設定
行程では、希望された印刷条件を優先させて設定するこ
とを特徴としている。
【0075】上記の方法によれば、予め希望の印刷条件
も入力可能となっており、これに基づいて印刷条件が設
定される。そのため、例えばユーザが希望しない条件を
予め除去することが可能となり、よりユーザの希望に沿
った印刷が可能になる。また、画像形成装置の状態か
ら、仮にユーザの希望する印刷条件が不可能である場合
でも、よりユーザの希望に近い印刷条件を設定すること
が可能になる。
【0076】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程において設
定された印刷条件を表示手段によって表示するととも
に、印刷条件の変更を入力手段の入力操作によって可能
とする印刷条件確認行程を有することを特徴としてい
る。
【0077】上記の方法によれば、ユーザの意に沿わな
い印刷条件が設定された場合でも、印刷条件の確認行程
を設けることで変更ができるので、よりユーザの意向に
応じた印刷条件で印刷動作を実施することが可能にな
る。
【0078】本発明に係る画像形成装置は、上記各印刷
条件設定方法を用いて、印刷条件の設定を行うことを特
徴としている。
【0079】上記の構成によれば、上記印刷条件設定行
程を有しているので、複数枚の印刷を行う際に、原画像
における単位画像の総数や、画像形成装置の状態を、ユ
ーザ自身でいちいち確認する必要がなくなる。その結
果、操作の簡便性の向上を達成することができる。
【0080】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図10に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
【0081】図2に、本発明の一実施の形態である画像
形成装置の概略構成を示す。図2に示すように、上記画
像形成装置は、画像形成部1、用紙供給部2、原稿読取
部3、後処理部(後処理手段)4とを備えている。尚、
図2に示す画像形成装置は、あくまで、本発明の一構成
例を示すものであり、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0082】画像形成部1には、感光体ドラム11を中
心とした電子写真プロセス部が配置されている。上記感
光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11表面を均
一に帯電させる帯電ユニット12、均一に帯電された感
光体ドラム11上に光像を走査して静電潜像を書き込む
光走査ユニット13、光走査ユニット13により書き込
まれた静電潜像を現像剤により顕像化する現像ユニット
14、感光体ドラム11上に再現された画像を出力用紙
上に転写する転写ユニット15、転写後の感光体ドラム
11上に残留した現像剤を除去して感光体ドラム11上
に新たな画像を記録することを可能にするクリーニング
ユニット16、及び感光体ドラム11表面の電荷を除去
する除電ランプユニット17などが配置されている。電
子写真プロセス部の下流には定着装置18が配置されて
おり、画像が転写された出力用紙を順次受け入れて、出
力用紙上に転写された現像剤を加熱定着する。
【0083】画像形成部1の下部には、出力用紙を収容
可能な用紙供給部2が配置されている。この用紙供給部
2は、出力用紙を収容する用紙収容トレイ21〜23
と、用紙収容トレイ21〜23に収容された出力用紙を
1枚ずつ分離給紙する分離給送部(分離給送手段)24
〜26とで構成されている。この分離給送部24〜26
にて1枚ずつ分離給紙された出力用紙は、電子写真プロ
セス部の感光体ドラム11と転写ユニット15との間に
順次供給され、感光体ドラム11上に記録再現された画
像が転写される。
【0084】あるいは、図示しないが上記画像形成部1
は、例えばインクジェットのプロセス部であってもよ
い。具体的には、上記画像形成部1は、出力用紙の搬送
方向に直交して移動するインクヘッド機構となってい
る。この構成では、用紙収容トレイ21〜23から給紙
される出力用紙を、用紙搬送機構(図示せず)によって
一定距離ずつ移動させ、この移動距離に応じたライン上
の部分画像が出力用紙上に形成される。この動作が繰り
返されることで、1枚の出力用紙の表面に一つの完成画
像が形成され、用紙搬送機構によって後処理部4に搬送
される。なお、後処理部4の前段にインクを乾燥させて
出力用紙上に画像を定着させる定着部(図示せず)が備
えられていてもよい。
【0085】原稿読取部3は、シート物の原稿を自動原
稿搬送装置31により自動的に供給して1枚ずつ順次露
光走査して原稿画像を読み取る自動読み取りモードと、
ブック物の原稿、もしくは自動原稿搬送装置31により
自動供給が不可能なシート物の原稿をマニュアル操作に
よりセットして原稿画像を読み取る手動読み取りモード
とを備えている。そして、透明な原稿載置台32上にセ
ットされた原稿の画像を、相互に所定の速度関係で原稿
載置台32に沿って移動する第1走査ユニット33及び
第2走査ユニット34で露光走査して、ミラーや結像レ
ンズ35等の光学部品で導いて光電変換素子(CCD)
36上に結像させることで、原稿画像を電気的信号に変
換した上で出力するものである。
【0086】自動原稿搬送装置31は、原稿セットトレ
イ37上に載置された原稿を原稿載置台32上に向かっ
て搬送し、走査後の原稿を原稿排出トレイ38上に排出
する原稿搬送部(原稿搬送手段)39を備えている。ま
た、自動供給が不可能なシート物の原稿を原稿載置台3
2上に載置して読み取り走査可能なように、装置奥側を
支点にして上方に回動して、装置の手前側が開放するよ
うに構成されている。
【0087】また、自動原稿搬送装置31は、両面対応
型の自動原稿搬送手段でもよい。その場合、自動原稿搬
送装置31は、ユーザの選択に応じて原稿の片面または
両面を原稿読取部3に読み取らせるように、片面原稿の
ための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路
切り換え部、および各部を通過する原稿の状態を把握し
管理するセンサー群などから構成されている。この自動
原稿搬送装置31については、公知の種々の構成を使用
条件に応じて便宜選択することができ、特に限定される
ものではない。
【0088】原稿読取部3にて読み取られた原稿の画像
データは、所定の画像処理が施された後、画像形成部1
の光走査ユニット13へ送られ、感光体ドラム11に上
記画像データに基づいた静電潜像が書き込まれる。その
後、静電潜像が現像され出力用紙に画像が転写される。
したがって、本実施の形態における画像形成装置は、1
枚の原稿から読み取った画像を1枚の出力用紙に印刷す
るページプリンタとなっている。
【0089】定着装置18による画像定着が終了した出
力用紙は、その下流にある切替えゲート51によって後
処理部4もしくは両面搬送ユニット52へ選択的に搬送
される。後処理部4では、搬入されてきた出力用紙に対
し、ステープル処理、パンチング処理、ソート処理等の
後処理が施される。印刷された出力用紙は、最終的に
は、排出トレイ55へ排出される。
【0090】また、両面搬送ユニット52に出力用紙を
搬送する場合には、切替えゲート51を通過した出力用
紙は、切替えゲート53によって一旦スイッチバック搬
送路54へ送られ、スイッチバックされた後に両面搬送
ユニット52へ送られる。これによって、両面搬送ユニ
ット52から、再度、電子写真プロセス部へ送られる出
力用紙は、最初の画像形成時とは反対側の面に画像形成
されることとなり、両面印刷が可能となる。
【0091】次に、上記画像形成装置における制御部の
構成を図3を参照して説明する。上記画像形成装置は、
画像データ入力部61、画像処理部62、画像データ出
力部63、RAM(Rondom access memory)等の一般的
な各種メモリやハードディスクから構成されるメモリ6
4、中央処理ユニット65、操作基板ユニット66、ソ
ーターコントロールユニット67、および画像データ通
信I/F68を備えている。
【0092】画像データ入力部61は、光電変換素子
(CCD)36にて光電変換された原稿の画像データを
2値化変換して、2値のデジタル量としてヒストグラム
をとりながら、誤差拡散法により画像データを処理し
て、メモリ64に一旦記憶する。
【0093】画像処理部62は、入力された画像データ
をユーザが希望する画像データに最終的に変換する処理
部であり、メモリ64に最終的に変換された出力画像デ
ータとして記憶されるまでこの処理部にて処理するよう
に構成されている。
【0094】画像データ出力部63は、圧縮状態でメモ
リ64に記憶されている画像データを復元し、もとの2
56階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調
表現となる4値データの誤差拡散を行い、画像形成部1
の光走査ユニット13へデータを転送する。
【0095】尚、画像データ入力部61および画像デー
タ出力部63において扱われるデータは、メモリ64の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
64に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
【0096】中央処理ユニット65は、画像形成部1、
用紙供給部2、画像読取部3、自動原稿搬送装置31等
の画像形成装置を構成する各部において、モータ、クラ
ッチ等の駆動機構(プリンタ関係負荷、デスク関係負
荷、スキャナ関係負荷、ADF関係負荷)をシーケンス
制御により管理すると共に、上記各部を制御するための
制御信号を出力している。
【0097】さらに中央処理ユニット65は、操作パネ
ルからなる操作基板ユニット66と相互通信可能な状態
で接続されており、ユーザが設定入力した各種出力モー
ドに応じて制御信号を中央処理ユニット65に転送し、
画像形成装置を設定された主力モードに応じて動作させ
る。
【0098】また、中央処理ユニット65からは、画像
形成装置の動作状態を示す制御信号が操作基板ユニット
66へ転送される。操作基板ユニット66側は、この制
御信号により装置が現在どのような状態にあるのかユー
ザに示すように表示部などにより動作状態を表示する。
【0099】さらに、中央処理ユニット65は、ユーザ
より操作基板ユニット66の操作パネルを介して出力条
件の設定がなされた場合に、設定された出力条件に応じ
て画像処理部62に所定の処理(縮小処理やレイアウト
処理等)を行なわせたり、画像データ出力部63におけ
る画像データの出力を制御する。
【0100】ソーターコントロールユニット67は、画
像形成装置により出力される複写物を仕分けたりする後
処理部4の動作を管理する制御ユニットである。
【0101】また、画像データ通信I/F68は、画像
情報、および画像制御信号など他のデジタル画像機器と
の情報通信を可能にするために設けられている。
【0102】本実施の形態に係る印刷条件設定方法を図
1のフローチャートを参照して以下に説明する。尚、以
下の説明では、上記画像形成装置の複写機能における複
写動作を例示している。
【0103】先ず、ユーザが、その一部のジョブに対す
る出力制限枚数(印刷出力枚数)aを設定する(S
1)。この出力制限枚数aとは、ユーザが所望する出力
枚数であり、例えば、出力用紙の枚数を削減するため
に、n枚の原稿をa枚以内の出力用紙にて複写しようと
する場合にユーザによって設定される。複数部数の出力
が所望される場合には、ユーザにより出力部数bが設定
され(S2)、操作パネルにおけるスタートキーが押下
される(S3)。また、上記S2において、出力部数b
がユーザによって設定されない場合には、自動的に(出
力部数b)=1に設定されるものとする。
【0104】尚、本実施の形態においては、上記S1、
S2、およびS4のそれぞれが、特許請求の範囲に記載
の印刷出力枚数認識行程、出力部数認識行程、および印
刷要求枚数確認行程に相当する。
【0105】上記スタートキーの押下により、画像読取
部3は、セットされた原稿の読み取り動作を開始し、読
み取り動作の実施と同時に原稿枚数(印刷要求枚数)c
をカウントする(S4)。上記読み取り動作において
は、原稿枚数cをカウントするために、全ての原稿の読
み取りが終了するまで印刷動作は行なわれず、したがっ
て、読み取られた画像データは印刷動作が開始されるま
で一旦メモリ64において記憶される。
【0106】次に、上記S1、S2で設定された出力制
限枚数aおよび出力部数bと、上記S4でカウントされ
た原稿枚数cとにより、1枚の出力用紙に対して印刷さ
れるべき印刷原稿頁数dが中央処理ユニット65にて計
算され、印刷原稿頁数dが設定される(S5)。
【0107】ここで、上記S5における印刷原稿頁数d
の計算方法を、図4のフローチャートを参照して、具体
例を交えながらより詳細に説明する。
【0108】上記印刷原稿頁数dの計算は、(出力部数
b)=1の場合と(出力部数b)≠1の場合とで異なる
計算手順が必要となるため、最初に、(出力部数b)=
1であるか否かが確認される(S11)。
【0109】(出力部数b)=1の場合には、印刷原稿
頁数dは、出力制限枚数a、原稿枚数cを用いて、(原
稿枚数c)/(出力制限枚数a)の式によって設定され
る(S12)。例えば、出力制限枚数a=10、原稿枚
数c=40の場合には、(原稿枚数c)/(出力制限枚
数a)=40/10=4の計算により、1枚の出力用紙
に対して印刷されるべき印刷原稿頁数dは4枚となる。
尚、印刷原稿頁数dは、必ず自然数に設定される必要が
あるが、(原稿枚数c)/(出力制限枚数a)の商が自
然数とならない場合には、その商を越える最小の自然数
が印刷原稿頁数dに設定される。
【0110】一方、(出力部数b)≠1の場合には、印
刷原稿頁数dを求める前に、出力制限枚数a、出力部数
bを用いて、(出力制限枚数a)/(出力部数b)の式
によって、一部数当たりの出力制限枚数eが求められる
(S13)。そして、印刷原稿頁数dは、一部数当たり
の出力制限枚数e、原稿枚数cを用いて、(原稿枚数
c)/(一部数当たりの出力制限枚数e)の式によって
設定される(S14)。
【0111】例えば、出力制限枚数a=70、出力部数
b=8、原稿枚数c=30の場合には、(出力制限枚数
a)/(出力部数b)=70/8=8余り6の計算によ
り、一部数当たりの出力制限枚数eは8枚となる。ま
た、(原稿枚数c)/(一部数当たりの出力制限枚数
e)=30/8=3余り6の計算により、1枚の出力用
紙に対して印刷されるべき印刷原稿頁数dは4枚とな
る。
【0112】すなわち、一部数当たりの出力制限枚数e
および印刷原稿頁数dは、必ず自然数に設定される必要
があるが、一部数当たりの出力制限枚数eについて(出
力制限枚数a)/(出力部数b)の商が自然数とならな
い場合には、その商を越えない最大の自然数が一部数当
たりの出力制限枚数eに設定され、印刷原稿頁数dにつ
いて(原稿枚数c)/(一部数当たりの出力制限枚数
e)の商が自然数とならない場合には、その商を越える
最小の自然数が印刷原稿頁数dに設定される。
【0113】上記S5の処理によって印刷原稿頁数dが
設定されると、上記印刷原稿頁数dでの印刷を可能とす
る出力モード(印刷条件)が選択され、設定される(S
6)。上記S6において選択される出力モードは、例え
ば、両面印刷モードや2in1/4in1等のNin1モード
の組み合わせによって与えられるものであるが、この選
択方法に関する詳細な説明については後述する。
【0114】尚、本実施の形態において、上記S5、S
6は、それぞれ、特許請求の範囲に記載の演算行程、お
よび印刷条件設定行程に相当する。
【0115】上記S6にて出力モードが設定されると、
画像形成装置では、この出力モードに基づく出力処理を
実行する(S7)。
【0116】このように、本実施の形態に係る画像形成
装置では、印刷しようとする原稿枚数に対して出力枚数
を減らして印刷を行なおうとする場合に、ユーザは出力
制限枚数aおよび出力部数bを設定するのみでよく、簡
易な操作にて出力処理を実行することが可能となる。
【0117】次に、図1に関する上記S6のステップに
おける出力モードの選択/設定方法について以下に説明
する。尚、以下の説明では、画像形成装置において選択
可能な機能は、出力用紙の裏表面の両方に印刷を行なう
両面印刷機能、および出力用紙の1面にN枚分の原稿に
相当する画像を縮小配置して印刷するNin1機能があ
り、これらの機能の組み合わせによって出力モードが設
定されるものとする。
【0118】例えば、上記S5のステップにおいて、先
の具体例の説明のように、印刷原稿頁数dが4枚に設定
された場合、出力用紙1枚当たり原稿4頁分以上の印刷
を行なうことができる出力モードが選択される。この場
合に挙げられる出力モードとしては、4in1での片面出
力(図5(a)参照)か、若しくは、両面コピーにおけ
る2in1出力(図5(b)参照)によって出力用紙1枚
当たり原稿4頁分の印刷を行なうことができる。
【0119】尚、ここでの出力モードの設定において
は、実際に出力用紙1枚当たりに印刷される原稿の頁数
は、印刷原稿頁数dに一致する必要はなく、出力用紙1
枚当たりに対して少なくとも印刷原稿頁数d以上の原稿
が印刷されればよい。例えば、印刷原稿頁数dが7枚に
設定された場合等には、出力用紙1枚当たりに印刷され
る原稿頁数を7枚とする出力モードがないため、出力用
紙1枚当たりに印刷される原稿頁数を8枚とする出力モ
ード(8in1、または4in1での両面印刷)が選択され
る。
【0120】また、出力用紙1枚当たりに対して単に印
刷原稿頁数d以上の原稿を印刷可能とするだけであれ
ば、少なくともN≧dとなるNin1機能を用いた全ての
出力モードが選択可能である。しかしながら、通常は、
出力用紙1枚当たりに印刷される原稿頁数が、設定され
た印刷原稿頁数dに最も近くなるような出力モードが設
定される。
【0121】出力モードの選択において、上述のよう
に、選択可能なモードが複数存在する場合には、図6に
示すように、操作パネル上に表示画面101を表示し、
実行しようとする出力モードの一つをユーザに示して確
認を促す。この表示画面101において、ユーザが「は
い」を選択した場合には、表示されている出力モードに
よって印刷出力が開始される。
【0122】また、表示画面101において、ユーザが
「いいえ」を選択した場合には、表示画面102を表示
して、選択可能な他の出力モードをユーザに示して確認
を促す。この表示画面102において、ユーザが「は
い」を選択した場合には、表示されている出力モードに
よって印刷出力が開始される。
【0123】このように、表示画面101、102のよ
うな出力モードの設定確認画面において「いいえ」が選
択された場合には、違うパターンの出力モードがあれば
その出力モードの設定確認画面を表示する。また、選択
可能な全ての出力モードの設定確認画面において「いい
え」が選択された場合には、ジョブがキャンセルされ
る。この時、操作パネル上には表示画面103が表示さ
れ、ユーザに対してジョブのキャンセルが通知される。
【0124】尚、選択可能な全ての出力モードの設定確
認画面において「いいえ」が選択された場合のジョブの
キャンセルについては、ジョブキャンセルを実行するか
否かをユーザに確認し、ユーザによるキャンセル指示の
入力を待ってジョブキャンセルを行なうようにしてもよ
い。この場合、ユーザがジョブのキャンセルを指示しな
ければ、表示画面101に戻るようにすればよい。
【0125】また、出力モードの設定確認画面において
は、選択可能な全ての出力モードを全て同一画面に表示
し、その中から設定する出力モードをユーザに選択させ
る構成としてもよい。この場合、選択肢の中にジョブの
キャンセルを含ませることも可能である。
【0126】また、出力モードの設定確認画面において
は、図7に示すように、その時の出力枚数を併せて表示
するようにしてもよい。さらには、設定された印刷原稿
頁数dでの印刷を可能とする出力モードが一つしか存在
しない場合には、ユーザの設定によっては、出力モード
の設定確認画面の表示を省略し、ジョブの出力処理を直
ちに実行させることも可能である。
【0127】図6に関する上述の説明では、選択可能な
出力モードが複数ある場合に、設定する出力モードをユ
ーザによって選択させるようにしている。しかしなが
ら、使用する機能や条件の優先順位を予め設定してお
き、設定される出力モードが装置側にて自動的に選択さ
れる構成とすることもできる。
【0128】使用する機能や条件の優先順位を予め設定
するためには、例えば、図8に示すように、キーオペレ
ータプログラム内のメニューにおいて優先出力条件設定
画面である表示画面104を表示し、カーソルキーで表
示画面104内のカーソルを上下に動かして設定したい
項目を選択し、OKキーの押下によって各項目における
機能または条件のON/OFFを設定するようにすれば
よい。上記表示画面104では、各項目にてON設定時
には、チェックボックスにチェックマークが付くものと
する。
【0129】尚、上述のような優先度を設定可能な機能
または条件としては、以下のような例を挙げることがで
きる。もちろん、本発明はこれに特に限定されるもので
はない。 ・両面禁止 …両面印刷機能を使用しない。 ・イメージの大きさ優先…できるだけイメージ(出力画
像)が大きくなるような処理を選択する。 ・出力枚数少なく …できるだけ出力用紙枚数が少
なくなるような処理を選択する。 ・縮小率制限 …縮小率の下限を設定し、その
下限を越えるような処理は選択しない。 ・両面優先 …常に両面印刷機能を選択す
る。
【0130】また、上述のような優先すべき機能または
条件の設定においては、互いに相反する設定条件が存在
する場合もあるため、このような条件については、一方
の条件が設定された場合には、他方は設定不可能となる
ようにすることが好ましい。例えば、上記例では、両面
禁止と両面優先とは互いに相反するため、これらの条件
は同時に設定されないようにするとよい。
【0131】また、上記画像形成装置では、ユーザによ
って設定される出力制限枚数aおよび出力部数bと、原
稿読み取り時にカウントされる原稿枚数cとに基づい
て、1枚の出力用紙に対して印刷されるべき印刷原稿頁
数dが設定され、設定された印刷原稿頁数dでの印刷を
可能とする出力モードが選択/設定される構成となって
いる。しかしながら、画像形成装置の機能の制限により
(両面印刷できない、Nin1機能が4in1までしかでき
ない等)、ユーザの設定した出力制限枚数a以内に収ま
らない場合が起こり得る。
【0132】例えば、4in1までの機能しか有していな
い画像形成装置において、280枚の原稿を30枚の出
力用紙に印刷するように設定を行なった場合(すなわ
ち、(出力制限枚数a)=30に設定)、印刷原稿頁数
dは、(原稿枚数c)/(出力制限枚数a)=280/
30=9余り10の計算により、(印刷原稿頁数d)=
10となる。すなわち、出力用紙1枚当たりに10枚分
以上の原稿印刷を行なう必要がある。
【0133】しかしながら、上記画像形成装置の機能で
は、最も出力枚数を少なくできる出力モードである4in
1と両面コピーとの併用時においても、出力用紙1枚当
たりに印刷可能な原稿枚数は8枚分であり、該画像形成
装置において出力用紙1枚当たりに10枚分以上の原稿
印刷を行なう出力処理は不可能である。
【0134】このように、画像形成装置の機能の制限に
より、ユーザの設定した出力制限枚数a以内での出力処
理が行なえない場合には、図9に示すように、該画像形
成装置にて最も出力枚数を少なくできる出力モードと、
この出力モードで印刷を行なった場合の出力枚数(上記
例の出力モードでは280/8=35、すなわち、35
枚の出力枚数で印刷可能である)を操作パネルの表示画
面105にて表示し、この出力モードでの出力を行なう
か、あるいはジョブをキャンセルするかの選択を可能と
することが好ましい。
【0135】以上の説明における画像形成装置において
は、出力制限枚数aはユーザの所望する枚数に設定され
るものとしているが、本発明はこれに限定されるもので
なく、出力制限枚数aについて、以下のような設定例も
挙げられる。
【0136】例えば、図2に示すように、上記画像形成
装置が後処理部4を備えており、該後処理部4がステー
プル処理機能を備えているような場合、特にステープル
処理の実施が選択されている場合には、ステープル処理
の最大綴じ枚数を出力制限枚数aとして上記説明と同様
の手順にて出力モードの設定を行うようにすることも可
能である。
【0137】また、原稿読取部3にてセットされた原稿
枚数が多く、さらに用紙供給部2にてセットされている
出力用紙が少ない場合には、印刷途中の出力用紙切れに
よって出力処理が中断することがある。このような不具
合を防止するためには、用紙供給部2の各用紙収容トレ
イ21〜23における用紙残量(出力用紙の残量)を画
像形成装置側にて常に管理/認識しており、この用紙残
量を出力制限枚数aとして上記説明と同様の手順にて出
力モードの設定を行うようにすることもできる。
【0138】なお、用紙供給部2の各用紙収容トレイ2
1〜23における用紙残量を画像形成装置側にて管理/
認識するには、例えば、以下の方法とすることができ
る。用紙収容トレイ21〜23では、収容される出力用
紙は回転板上に載置されるものであり、該回転板をモー
タの回転によって押し上げることにより、載置されてい
る最上部の出力用紙が給紙位置に配置されるようになっ
ている。
【0139】そして、上記用紙収容トレイ21〜23
は、画像形成装置から引きだされて出力用紙がセットさ
れた後、画像形成装置に戻された時には、上記回転板が
移動し、出力用紙を上に押し上げる。この時の移動量
は、出力用紙の容量に応じて異なるため、回転板の移動
量を検出することで用紙残量を検知することができる。
回転板の移動量の検出は、モータのパルス数に基づいて
検出することが好適である。
【0140】また、コピーやプリントの動作中には、出
力用紙が使用されることで用紙収容トレイ21〜23内
の用紙残量が減少するが、この時、出力用紙の減りに応
じて回転板が上に移動するため、印刷中においても変化
する用紙残量を把握することは可能である。
【0141】これにより、本発明の画像形成装置では、
用紙供給部2における用紙残量以内の出力枚数となるよ
うに出力モードが設定されるため、印刷途中の出力用紙
切れによって出力処理が中断するといった不具合を回避
できる。
【0142】また、上記説明では、画像形成装置の複写
機能における複写動作の場合の出力モード設定を例示し
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、画
像形成装置に接続されたPC(Personal computer )か
ら画像データを受信して印刷するプリンタ機能の動作時
においても実行可能である。
【0143】プリンタ機能の動作時に上記処理での出力
モードの設定を行う場合、複写動作時の原稿枚数cに相
当するのは、PCから送信されてくる画像データの頁数
であり、これは該画像データのヘッダ情報を参照するこ
とにより、画像形成装置側において容易に認識可能であ
る。
【0144】また、出力制限枚数aや出力部数bの設定
は、図10に示すように、PCのドライバ画面上で設定
することが好ましく、さらに、図6〜9に示すようなユ
ーザへ向けた表示画面もPC画面上で表示することが好
適である。
【0145】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図2、図3、図5、図8および図11ないし図
15に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本
発明はこれに限定されるものではない。また、説明の便
宜上、上記実施の形態1で使用した部材と同じ機能を有
する部材には同一の番号を付記し、その説明を省略す
る。
【0146】本実施の形態における画像形成装置は、原
画像における単位画像の総数と、出力用紙の制限枚数
と、および許容量の各条件に基づいて、印刷条件を設定
する制御を行い、印刷を行うものである。また、本発明
にかかる印刷条件設定方法は、上記各条件に基づいて印
刷条件を設定する方法である。
【0147】単位画像とは1枚の出力用紙に印刷すべき
画像データであり、単位画像の総数とは1枚の出力用紙
に印刷すべき画像データの数量である。よって、原画像
における単位画像の総数とは、原画像における1枚の出
力用紙に印刷すべき画像データの数量である。
【0148】例えば、複写機にて複数枚の原稿(原画
像)を1部印刷する場合における原稿の単位画像の総数
は、次の2つの場合が挙げられる。
【0149】すなわち、1枚の出力用紙に印刷すべき画
像データが原稿の出力用紙1枚当たりに1つある場合
は、単位画像の総数は原稿枚数と等しい。一方、1枚の
出力用紙に印刷すべき画像データが原稿の出力用紙1枚
当たりに複数ある場合は、単位画像の総数と原稿枚数と
は一致しない。1枚の出力用紙に印刷すべき画像データ
が原稿の出力用紙1枚当たりに複数ある場合とは、例え
ば原稿が元々2in1、4in1出力などで印刷されている
場合である。つまり、原稿が元々2in1出力で印刷され
ている場合には、単位画像の総数は原稿枚数の2倍とな
る。
【0150】また、コンピュータから原画像データを受
信するプリンタの場合などにおいては、ユーザの意向に
より出力用紙1枚当たりに印刷すべき画像データが設定
されることになり、その画像データが単位画像である。
【0151】出力用紙の制限枚数とは、原画像を印刷す
る際に、ユーザの意向によって要求する出力用紙の枚数
である。すなわち、原画像を印刷する出力用紙をユーザ
が制限したい場合において、ユーザが画像形成装置に上
記制限枚数を入力する。
【0152】許容量とは、画像形成装置における一回の
印刷動作で実施可能な印刷枚数であり、詳細は後述す
る。
【0153】本実施の形態における画像形成装置につい
ては、基本的には実施の形態1と同じであるので説明を
省略する。ただし、実施の形態1においても述べたよう
に、本発明に係る画像形成装置は、図2の画像形成装置
に限定されるものではない。
【0154】本実施の形態では、上記原画像における単
位画像の総数より1枚の出力用紙に対して単位画像を幾
つ割り当てればよいかを選択するものである。そして選
択された単位画像の数を単位画像の分配数として、それ
ぞれの出力用紙に割り当て印刷することになる。
【0155】従来から、ユーザが出力用紙を節減しよう
とする場合には、1枚の出力用紙に対して上記単位画像
の分配数Pを2以上に設定することがなされている。具
体的には、図11(b)に示すように、1枚の出力用紙
の両面にそれぞれ1つの単位画像を印刷する場合(両面
印刷とする)や、図11(a)に示すように、1枚の出
力用紙の片面に2つの単位画像を出力する場合(2in1
出力とする)、さらには、図5(a)に示すように、1
枚の出力用紙の片面に4つの単位画像を出力する場合
(4in1出力とする)などがある。
【0156】また、2in1出力や4in1出力の場合に
は、裏面にも同様の出力をしても構わない。したがっ
て、2in1出力の場合、図5(b)に示すように、両面
印刷と組み合わせることで、1枚の出力用紙には最大4
つの単位画像を出力する(P≦4)ことが可能である。
一方、4in1出力の場合、両面印刷と組み合わせること
で、1枚の出力用紙には最大8つの単位画像を出力する
(P≦8)ことが可能である。もちろん、1枚の出力用
紙に複数の単位画像を形成する手法としては、上記3つ
の出力パターンに限定されるものではない。
【0157】言い換えれば、分配数Pに応じて各単位画
像を1枚の出力用紙に配置構成した複数の形成レイアウ
トが含まれていると言える。これにより、同じ分配数P
であっても両面印刷禁止や、できるだけ原画像の縮小率
を抑えたいといった種々の印刷形態に対応した出力パタ
ーンで印刷することができる。
【0158】例えば、両面印刷禁止という印刷形態であ
れば、出力用紙の片面に各単位画像を配置するという出
力パターンで印刷を行い、できるだけ原画像の縮小率を
抑えたいという印刷形態であれば、出力用紙の片面に各
単位画像を配置するという出力パターンで印刷を行えば
よい。
【0159】上記のこれら出力パターンにおいて、1枚
の出力用紙に実際に印刷する分配数Pは、両面印刷では
P=2、2in1出力ではP=2または4、4in1出力で
はP=4または8となる。この分配数Pは、印刷条件と
して中央処理ユニット65(図3参照)で設定されるこ
とになる。
【0160】本発明では、上記出力パターンが出力モー
ド(印刷条件)として設定されていることが好ましい。
【0161】この出力パターンは、分配数Pの値だけで
なく分配数Pの形成レイアウトを含んでいることにな
る。したがって、分配数P=2の場合は、図11(a)
に示すような2in1出力単独の出力モードと、図11
(b)に示すような両面印刷単独の出力モードとがあ
る。一方、分配数P=4では、図5(a)に示すような
4in1出力単独の出力モードと、図5(b)に示すよう
な両面印刷・2in1出力の組み合わせの出力モードとが
ある。
【0162】言い換えれば、上記出力パターンは、印刷
条件ごとに設定されていることになるが、この印刷条件
には、1枚当たりの分配数Pという最重要のサブ条件
と、単位画像の形成レイアウトという他のサブ条件とを
含んでいることになる。それゆえ、サブ条件の組み合わ
せで印刷条件が多数に及ぶ場合には、それぞれ出力モー
ド(印刷条件)として予め設定登録しておくとよい。こ
れにより、中央処理ユニット65における制御では、複
数の出力モードから一つを選択することにより、印刷条
件を容易に設定することができる。すなわち、印刷条件
設定プロセスを簡素化することができる。
【0163】したがって、2in1出力単独の場合は2in
1片面モード(図11(a))、両面印刷・2in1出力
の組み合わせ(図5(b))は2in1両面モード、4in
1出力単独(図5(a))の場合は4in1片面モード、
両面印刷・4in1出力の組み合わせは4in1両面モード
として予め設定されていることが好ましい。
【0164】尚、本実施の形態では、通常の出力モー
ド、すなわち1枚の出力用紙に単位画像を1つのみコピ
ーする一般的な出力モードを、1in1片面モードとす
る。
【0165】本実施の形態では、原画像における単位画
像の総数を算出する画像総数算出行程と、上記印刷条件
を設定する印刷条件設定行程と、上記制限枚数を設定す
る制限枚数設定行程と、許容量に関する条件を検知する
許容量検知行程との4つの行程を有している。そして、
上記印刷条件設定行程では、算出された単位画像の総
数、設定された制限枚数、および検知された許容量の3
つの条件に基づいて、上記印刷条件を設定するようにな
っている。
【0166】具体的には、上記印刷条件設定行程では、
単位画像の総数に対して、制限枚数および許容量が大き
いか小さいかを比較する。その上で、この比較結果に基
づいて、上記印刷条件設定行程では、印刷可能な印刷条
件(出力モード)を選択するようになっている。
【0167】原画像における単位画像の総数の算出は、
画像形成装置に入力された原画像データから算出され
る。ここで、本発明にかかる画像形成装置には、原画像
データはメモリ64に一旦記憶されることが好ましい。
【0168】これによって、先に原画像データの入力を
完了してメモリ64に記憶させた状態で、その原画像デ
ータから単位画像の総数を算出することになる。そのた
め、全ての原画像データを用いて印刷した際に何枚の単
位画像の総数となるか分からないような場合でも、ユー
ザが改めて確認する必要がなく、迅速かつ正確に単位画
像の総数を算出することができる。
【0169】例えば、多量の原稿からなる画像データで
あって、その画像データの中に、数枚の原稿に2以上の
単位画像がある場合、上記の構成によれば、ユーザが改
めて確認する必要がなく、迅速かつ正確に単位画像の総
数を算出することができる。
【0170】さらに、原画像における単位画像の総数の
算出を容易にするために、本実施の形態では、原画像の
印刷部数を設定する部数設定行程を有し、画像総数算出
行程では、単位画像の総数を、設定された印刷部数と、
入力された原画像とから算出する。これにより、原画像
を複数部印刷する場合においても、原画像の1回の入力
だけで、複数部の印刷が可能となる。
【0171】ここで、制限枚数および印刷部数は、画像
形成装置に備えられた操作基板ユニット(入力手段)6
6(図3参照)により入力される。画像形成装置が複写
機である場合、テンキーなどを含む操作パネルから入力
すればよい。画像形成装置がプリンタである場合は、プ
リンタに備えられている操作部から入力してもよいし、
画像データとともに、PCから制限枚数がデータとして
入力されるようになっていてもよい。この場合、プリン
タの入力ポートが操作基板ユニット66に対応する。
【0172】例えば、図12に示すように、PC上の表
示画面で、プリンタドライバ画面が表示され、各条件が
入力可能になっているとする。図12では、出力用紙の
条件設定の画面が表示されており、出力用紙の設定(レ
イアウトの表示がなされる)や、出力用紙サイズ(例え
ばA4が選択)に加えて、出力枚数の設定の項が表示さ
れている。そして、ここに出力枚数(制限枚数)を例え
ば10枚と入力設定する。
【0173】操作基板ユニット66の具体的な構成とし
ては、特に限定されるものではないが、テンキーなどの
入力手段だけでなく表示手段も設けられていることが好
ましい。上記表示手段としては、例えば、複写機の操作
部に設けられる液晶パネルなどの各種表示手段を挙げる
ことができる。この表示手段はタッチパネルとなって入
力手段を兼ねていてもよい。
【0174】また、画像形成装置がプリンタであって、
PCなどの情報端末と接続されて印刷システムを構築し
ている場合には、PCの表示画面に上記印刷条件を表示
してPC側で変更可能としてもよい。したがって、本発
明では、印刷(画像形成)システムにも応用可能となっ
ている。
【0175】上記許容量に関する条件とは、1回の印刷
動作で実施可能な印刷枚数の許容量に関する条件であ
り、これを検知する手段が許容量検知手段である。具体
的には、例えば用紙収容トレイ(給紙手段)21〜23
における出力用紙の残量を検知する用紙残量検知部(図
示せず)、および排出トレイ(排出手段)55における
印刷後の出力用紙の排出可能量を検知する排出可能量検
知部(図示せず)の少なくとも一方、好ましくは双方を
挙げることができる。
【0176】画像形成装置において、少なくとも1枚当
たりの分配数を左右するのに最も重要なファクターとし
ては、出力用紙の枚数がある。この出力用紙の枚数とし
ては、画像形成装置で給紙可能な枚数および排出可能な
枚数がまず挙げられる。そこで、これらを許容量に関す
る条件として検知し、設定条件として利用することで、
より適切な印刷条件の設定が可能になる上に、ユーザが
改めて用紙収容トレイ21〜23や排出トレイ55の状
況を確認する必要がなくなる。その結果、操作の簡便性
の向上を達成することができる。
【0177】次に、図13のフローチャートに基づい
て、以上の各行程を説明する。尚、本実施の形態では、
この許容量を用紙供給部2(図2参照)の各用紙収容ト
レイ21〜23における用紙残量として、画像形成装置
側にて管理/認識し、出力モードの設定を行うものであ
る。
【0178】まず、S21では、画像形成装置は用紙残
量fを用紙残量検知部(図示せず)で検知する(許容量
検知行程)。S22では、ユーザが複写機に印刷部数g
を設定入力し、印刷開始を指示する(部数設定行程)。
【0179】S23では、原稿セットトレイ37上に予
め載置された原稿は、自動原稿搬送装置31で原稿載置
台32に一枚ずつ搬送され、原稿読取部3で原稿画像が
読み取られる。読み取られた原稿画像は、メモリ64
(図3参照)に記憶される。同時に、原画像を1部だけ
印刷する際における単位画像の総数(以下、画像総数と
略称する。)h0 をカウントする。S24では、S22
において設定された印刷部数gと、S23においてカウ
ントされた画像総数h0 とから、実際に印刷される画像
総数hを算出する。すなわち、h=h0 ×gである。な
お、S23、S24が画像総数算出行程である。
【0180】S25以降では、画像総数hと用紙残量f
とを比較して、出力モードの自動選択を行う。すなわ
ち、S25以降が印刷条件設定行程である。
【0181】まず、h≦fであれば、S30へ移行し、
印刷される画像総数hは用紙残量fの許容量範囲内であ
るので、通常モードによる印刷、例えば1in1片面モー
ドによる印刷を実行する。すなわち、1in1片面モード
の場合は、画像総数hが実際に印刷される出力用紙の枚
数j(以下、印刷枚数jとする。)となり、j≦fとな
る。
【0182】逆に、h>fであれば、S26へ移行す
る。この場合は、印刷される画像総数hは用紙残量fの
許容量を超えているので、用紙残量f内に画像総数hが
印刷できるような出力モードを選択する。すなわち、印
刷枚数j≦用紙残量fとなる単位画像の分配数Pを選択
する。そして、選択された分配数Pを満たす出力モード
が設定され、印刷される。ここで、選択された分配数P
を満たす出力モードが複数ある場合は、画像形成装置に
予め定められた出力モードの優先順位にしたがって印刷
を実行すればよい。
【0183】本発明では、さらに、ユーザが希望する印
刷条件も入力可能となっており、これに基づいて出力モ
ードが設定されるようになっていてもよい。したがっ
て、少なくとも印刷条件(出力モード)設定行程(S2
5)の前段では、希望の印刷条件を入力する希望条件入
力行程が実施されるようになっていてもよい。
【0184】そして、S27で希望の印刷条件が選択さ
れているかを判断し、選択されていなければ、S28に
て画像形成装置に予め定められた出力モードの優先順位
にしたがって印刷を実行すればよい。一方、希望の印刷
条件が選択されていれば、S29にてユーザの希望する
印刷条件に従って、出力モードを設定し印刷を実行す
る。
【0185】これにより、ユーザが希望しない印刷条件
を予め除去することが可能となる。言い換えれば、より
ユーザの希望に沿った印刷が可能になる。また、画像形
成装置の特性から、仮にユーザの希望する印刷条件が不
可能である場合でも、よりユーザの希望に近い印刷条件
を設定することが可能になる。
【0186】希望の印刷条件を選択する方法の具体例を
図8に示す。つまり、表示手段に、「両面禁止」、「イ
メージの大きさ優先」、「出力枚数少なく」、「縮小率
制限」、および図示していない「両面優先」などの出力
条件を表示することで希望する印刷条件を限定する。そ
して、カーソルキーなどで項目を選択して設定していく
ようになっている。設定された場合には、該当する出力
条件の前に表示されているチェックボックスにチェック
マークが表示されることで、設定済みであることが表示
される。尚、図8の詳細および出力条件の内容について
は、上記実施の形態1において説明しているので、ここ
では省略する。
【0187】また、中央処理ユニット65(図3参照)
の制御によって印刷条件(出力モード)が設定された場
合に、画像形成装置の状況、機能によっては、設定通り
の条件で印刷動作を実施することができない場合があ
る。
【0188】そこで、このような場合に対処するため
に、画像形成装置には印刷条件として何らかの初期条件
を設定して、設定された印刷動作が不可能である場合に
は、上記初期条件での印刷動作を実施することが好まし
い。この場合、印刷条件設定行程で設定された印刷条件
で印刷動作を実施することが可能か否かを判定して、不
可能である場合には、上記初期条件で印刷動作を実施す
ることになる。
【0189】これによって、印刷動作の実行が不可能な
印刷条件を排除することができるので、画像形成装置に
おける実際の機能の諸条件に応じて、印刷動作が可能と
なる。
【0190】本発明では、さらに、印刷条件設定行程の
直後に、自動的に設定された印刷条件を表示手段で表示
して、印刷条件の変更を可能とする印刷条件確認行程が
含まれることが好ましい。
【0191】印刷条件設定行程で自動的に設定された印
刷条件がユーザの意に沿わない場合もあるが、上記の印
刷条件確認行程を設けることで、よりユーザの意向に応
じた印刷条件で印刷動作を実施することが可能になる。
【0192】なお、上記表示手段としては特に限定され
るものではなく、例えば、画像形成装置の操作部に設け
られる液晶パネルなどの各種表示手段や、PCなどの情
報端末と接続されて印刷システムを構築している場合に
は、PCの表示画面などが挙げられる。
【0193】上記の構成について、図13、図14のフ
ローチャートおよび図15の操作パネルの表示例に基づ
いて説明する。
【0194】S31にて、ユーザの希望する印刷条件を
選択する(希望条件入力行程)。そして、図13のフロ
ーチャートにおいて、S27へ移行したとすれば、S3
1にてユーザの希望する印刷条件が設定されているの
で、S29へ移行し、ユーザの希望に沿った出力モード
を設定する。ここで、印刷を実行する前にS32へ移行
する。
【0195】S32では、S29にて設定された出力モ
ードでの印刷が画像形成装置において機能的に可能であ
るかを確認する。不可能であればS34へ移行し、予め
初期条件にて定められた出力モードで印刷を実行する。
すなわち、S32、S34、は印刷条件設定行程であ
る。
【0196】逆に印刷が画像形成装置において機能的に
可能であればS33へ移行する。S33へ移行した場
合、S33では設定された出力モードで印刷してよい確
認する(印刷条件確認行程)。例えば、操作パネル(入
力手段)において図15に示すような表示画面(表示手
段)201を表示する。
【0197】つまり、図15の表示画面201に示すよ
うに、「4in1で片面コピー(4in1片面モード)しま
す。よろしいですか?」と表示する。ユーザが「はい」
を選択した場合、S36へ移行し、その出力モードで印
刷動作を実行する。「いいえ」の場合、S35へ移行
し、違うパターンの出力モードに変更する。すなわち、
S35も印刷条件設定行程である。そして、図15の表
示画面202に示すように、「2in1で両面コピー(2
in1両面モード)します。よろしいですか?」と表示す
る(S33)。ユーザが「はい」を選択した場合、その
出力モードで印刷動作を実行する(S36)。
【0198】ここで、設定された出力モードに対して、
ユーザが全て「いいえ」を選択し、他の出力モードがな
い場合には、S34へ移行し、図15の表示画面203
に示すように、「通常でコピー(1in1片面モード)し
ます。」と表示する。そして、初期設定されている出力
モードで印刷を実行する(S36)。
【0199】あるいは、ユーザが全て「いいえ」を選択
し、他の出力モードがない場合には、S31によって選
択されたユーザの希望条件に基づいて出力モードが設定
されるのが好ましい。例えば、ユーザが出力条件として
「出力枚数(印刷枚数j)少なく」を選択していれば、
画像形成装置が有している出力モードのうち、最も印刷
枚数jが少なくなる出力モードを設定し、印刷するよう
にすればよい。
【0200】あるいは、ユーザが全て「いいえ」を選択
し、他の出力モードがない場合には、例えば印刷条件確
認行程にて、ユーザに確認をとり、出力用紙の補給や、
他の出力モードに変更などといった選択が可能になって
いることが好ましい。すなわち、印刷条件設定行程で自
動的に設定された印刷条件がユーザの意に沿わない場
合、出力用紙の補給や、他の出力モードに変更などとい
った選択が可能になることで、よりユーザの意向に応じ
た印刷条件で印刷動作を実施することが可能になる。
【0201】さらに、図13において、S25からS3
0へ移行する間にS27、S28、およびS29のステ
ップが追加されれば、さらによい。これにより、用紙残
量fが画像総数hよりも少ない場合においてもユーザの
希望する出力モードが設定できる。例えば、ユーザが希
望条件として「両面優先」を選択していれば、S30に
おいては1in1両面モードでの印刷が実行される。
【0202】以上については、許容量に関する条件とし
て用紙収容トレイ21〜23における用紙残量について
説明したが、他の許容量においても印刷条件を設定する
までの流れは、同じである。すなわち、用紙残量fを、
例えば排出トレイ55における排出可能量fと置き換え
ればよい。
【0203】また、ユーザが入力する制限枚数(制限枚
数設定行程)においても印刷条件を設定するまでの流れ
は、同じである。すなわち、用紙残量fを制限枚数fと
置き換えればよい。
【0204】さらに、これらの許容量、制限枚数を複合
させた場合においても基本的な印刷条件を設定するまで
の流れは、同じである。すなわちこれらの許容量、制限
枚数のうち最も少ない量を示す条件と、画像総数hとを
比較することによって、出力モードを設定するようにす
ればよい。
【0205】これにより、原画像における単位画像の総
数や、画像形成装置の状態を、ユーザ自身でいちいち確
認する必要がなくなり、さらに、出力用紙の枚数を削減
した印刷動作が可能になる。その結果、操作の簡便性の
向上と、出力用紙に掛かるコストの削減とを同時に達成
することができる。
【0206】以下に、具体的な実施例を挙げて本実施の
形態をより詳細に説明する。
【0207】〔実施例1〕上記許容量に関する条件とし
て用紙残量のみが用いられる場合について説明する。ま
ず、画像形成装置(図2参照)は用紙残量fを用紙残量
検知部で検知する。ここで、f=500枚の検知結果が
得られる(S21)。次に、ユーザが画像形成装置に印
刷部数gを入力し(部数設定行程)、印刷開始を指示す
る(S22)。ここで、g=10部と入力される。
【0208】次に、原稿セットトレイ37上に予め載置
された原稿は、自動原稿搬送装置31で原稿載置台32
に一枚ずつ搬送され、原稿読取部3で原稿画像が読み取
られる。読み取られた原稿画像は、メモリ64(図3参
照)に記憶され、同時に原画像の画像数をカウントする
(S23)。
【0209】ここで、原稿は40枚の出力用紙からなり
各出力用紙から1つの画像を読み取るとすると、原画像
を1部だけ印刷する際における画像総数h0 は原稿画像
の枚数と合致し、h0 =40枚と算出される。さらに、
印刷部数g=10より、画像総数hは、h=h0 ×g=
40×10=400枚となる。
【0210】次に、画像総数hと用紙残量fとを比較し
て、出力モードの自動選択を行う。上記の場合、h=4
00で、f=500なので、h<fとなる。したがっ
て、許容量範囲内となるので、通常モードの印刷を(1
in1片面モード)を実行する(S30)。
【0211】〔実施例2〕上記許容量に関する条件とし
て用紙残量のみが用いられる場合について説明する。用
紙残量f=150枚と検出し、画像総数h=400枚と
算出された以外は、上記実施例1と同様にしてS21か
らS24の各ステップを進める。
【0212】この場合、画像総数hと用紙残量fとを比
較すると、h=400で、f=250なので、h>fと
なる(S25)。用紙残量fの方が少ないので、画像総
数hが許容量を超える。そこで、出力モードの選択を行
う(S26)。h÷f=400÷250=1.6<2。
つまり、用紙残量f=250枚内に画像総数hを印刷し
たい場合、出力用紙1枚当たり2頁分(分配数P=2)
の印刷を行う出力モードを選択する必要がある。すなわ
ち、例えば、1in1両面モードまたは2in1片面モード
を選択し(印刷条件設定行程)、印刷を実行する(S2
8もしくはS29)。そして、画像形成装置に予め定め
られた出力モードの優先順位にしたがって1in1両面モ
ードまたは2in1片面モードを選択し、印刷を実行すれ
ばよい。
【0213】〔実施例3〕上記許容量に関する条件とし
て用紙残量のみが用いられる場合について説明する。用
紙残量f=200枚と検出し、画像総数h=400枚と
算出された以外は、上記実施例1と同様にしてS21か
らS24の各ステップを進める。
【0214】また、画像形成装置の出力モードとして、
Nin1片面モード、Nin1両面モード(N=1から10
の整数)の機能を有する画像形成装置とする。さらに、
図8に示すように、ユーザによる希望条件の入力で、
「両面禁止」および「イメージの大きさ優先」が選択さ
れる。
【0215】まず、画像総数hと用紙残量fとを比較す
ると、h=400で、f=200なので、h>fとなる
(S25)。用紙残量fの方が少ないので、画像総数h
が許容量を超える。そこで、出力モードの選択を行う
(S26)。h÷f=400÷200=2。つまり、出
力用紙1枚当たり2頁分(分配数P=2)の印刷を行う
出力モードを選択する。すなわち、S26においては、
1in1両面モードおよびN=2〜10のNin1片面モー
ド、Nin1両面モードが選択される。
【0216】ここで、ユーザが希望条件として「両面禁
止」および「イメージの大きさ優先」を選択しているの
で、出力モードとしては両面モードではなく、かつ出力
画像が大きい出力モードが設定される。すなわち、2in
1片面モードが設定される。そして、印刷が実行される
(S29)。
【0217】なお、S25からS30へ移行する間にS
27、S28、およびS29のステップが追加されれ
ば、さらによい。これにより、用紙残量fが画像総数h
よりも少ない場合においてもユーザの希望する出力モー
ドが設定できる。例えば、ユーザが希望条件として「両
面禁止」および「イメージの大きさ優先」を選択してい
れば、S30においては2in1片面モードでの印刷が実
行される。
【0218】〔実施例4〕上記許容量に関する条件とし
て用紙残量のみが用いられる場合について説明する。用
紙残量f=100枚と検出し、画像総数h=400枚と
算出された以外は、上記実施例1と同様にしてS21か
らS24の各ステップを進める。
【0219】また、画像形成装置の出力モードとして、
1in1片面モード、1in1両面モード、2in1片面モー
ド、2in1両面モード、4in1片面モードの機能を有し
ている画像形成装置とする。さらに、この画像形成装置
には、初期条件において出力モードとして1in1片面モ
ードが設定される。
【0220】印刷条件設定行程で、画像総数hと用紙残
量fとを比較して、出力モードの自動選択を行う。h=
400でf=100なので、h>fとなる(S25)。
用紙残量fの方が少ないので、画像総数hが許容量を超
える。そこで、出力モードの選択を行う(S26)。h
÷f=400÷100=4。つまり、出力用紙1枚当た
り4頁分(分配数P=4)以上の印刷を行う出力モード
を選択する。すなわち、S26においては、本実施例の
画像形成装置の場合、4in1片面モードおよび2in1両
面モードが選択される。
【0221】ここで、画像形成装置の操作部に設けられ
る操作パネル上に、可能な出力モードモードを表示する
(S32)。例えば、図15の表示画面201に示すよ
うに、「4in1で片面コピー(4in1片面モード)しま
す。よろしいですか?」と表示する(S33、印刷条件
確認行程)。ユーザが「はい」を選択した場合、その出
力モードで印刷動作を実行する(S36)。「いいえ」
の場合、違うパターンの出力モードに変更する(S3
5)。
【0222】次に、本実施例の画像形成装置の場合、出
力用紙1枚当たり4頁分(分配数P=4)以上の印刷を
行う出力モードとして、2in1両面モードの機能を有し
ているのでS33へ移行する(S32)。例えば、図1
5の表示画面202に示すように、「2in1で両面コピ
ー(2in1両面モード)します。よろしいですか?」と
表示する(S33)。ユーザが「はい」を選択した場
合、その出力モードで印刷動作を実行する(S36)。
【0223】ここで、「いいえ」の場合、本実施例の画
像形成装置においては、出力用紙1枚当たり4頁分(分
配数P=4)以上の印刷を行う出力モードをこれ以上は
有していない。そこで、他の出力モードがない場合に
は、図15の表示画面203に示すように、「通常でコ
ピー(1in1片面モード)します。」と表示する(S3
4)。そして、初期設定されている出力モード、すなわ
ち、1in1片面モードで印刷を実行する(S36)。
【0224】さらに、S31(希望条件入力行程)に示
すように出力モードの設定を行う前に、ユーザによる希
望条件が予め選択されているのが好ましい。例えば、ユ
ーザが希望条件として「両面優先」を選択していれば、
本実施例であれば、4in1片面モードが設定されること
はない。つまり、図15の表示画面201で行った操作
が不要となり、画像形成装置の操作性が、いっそう向上
する。
【0225】〔実施例5〕実施例4の構成において、印
刷条件設定行程で自動的に設定された印刷条件が画像形
成装置の機能として無い場合の実施例について説明す
る。
【0226】図13のS21からS24において、用紙
残量f=50枚と検出し、画像総数h=400枚と算出
されたとする。また、画像形成装置の出力モードとし
て、1in1片面モード、1in1両面モード、2in1片面
モード、2in1両面モードの機能を有している画像形成
装置とする。さらに、この画像形成装置には、初期条件
において出力モードとして1in1片面モードが設定され
ているとする。
【0227】印刷条件設定行程で、画像総数hと用紙残
量fとを比較して、出力モードの自動選択を行う。h=
400でf=50なので、h>fとなる(S25)。
【0228】そこで、自動的に出力モードを選択する
と、400÷50=8枚なので、出力用紙1枚当たり8
頁分(分配数P=8)の印刷を行う出力モードでなけれ
ばならないため、4in1両面出力モードまたは8in1片
面モードが選択されることになる。
【0229】しかし、本実施例での画像形成装置は、出
力用紙1枚当たり4頁分(分配数P=4)の印刷を行う
2in1両面モードまでしかできない(S32)。この場
合、初期設定されている出力モード、すなわち、1in1
片面モードが設定され(S34)、印刷を実施する(S
36)。
【0230】さらに、この時点で、例えば印刷条件確認
行程にて、ユーザに確認をとり、出力用紙の補給や、他
の出力モードに変更などといった選択が可能になってい
ることが好ましい。すなわち、印刷条件設定行程で自動
的に設定された印刷条件がユーザの意に沿わない場合、
出力用紙の補給や、他の出力モードに変更などといった
選択が可能になっていることで、よりユーザの意向に応
じた印刷条件で印刷動作を実施することが可能になる。
【0231】さらに、S31に示すように出力モードの
設定を行う前に、ユーザによる希望条件が予め選択さ
れ、S34では、その出力条件に基づいて出力モードが
設定されるのが好ましい。例えば、ユーザが出力条件と
して「出力枚数(印刷枚数j)少なく」を選択していれ
ば、本実施例であれば、画像総数hが一番少なくなる2
in1両面モードが設定される。つまり、ユーザの意向に
応じた印刷条件で印刷動作を実施することが可能にな
る。
【0232】〔実施の形態3〕本発明の他の実施の形態
について図5、図8および図11ないし図16に基づい
て説明すれば、以下の通りである。尚、本発明はこれに
限定されるものではない。また、説明の便宜上、上記実
施の形態1で使用した部材と同じ機能を有する部材には
同一の番号を付記し、その説明を省略する。
【0233】本実施の形態における画像形成装置は、原
画像における単位画像の総数と、出力用紙の制限枚数
と、および許容量の各条件に基づいて、印刷条件を設定
する制御を行い、印刷を行うものである。また、本発明
にかかる印刷条件設定方法は、上記各条件に基づいて印
刷条件を設定する方法である。
【0234】尚、原画像における単位画像の総数、制限
枚数、および許容量の各条件については、実施の形態2
と同じ条件を示すものである。ただし、本実施の形態で
は、許容量を後処理部(後処理手段)4(図16参照)
のステープル処理において処理が可能な出力用紙の枚数
を後処理可能量として、画像形成装置側にて認識し、出
力モードの設定を行うものである。
【0235】図16に本発明の一実施の形態である画像
形成装置80の概略構成を示す。尚、画像形成装置80
は、あくまで、本発明の一構成例を示すものであり、本
発明はこれに限定されるものではない。また、基本的な
構成は、図2の画像形成装置と同じであるので、図2と
同一の機能を有する部材には同じ部材番号を付記し、詳
細図およびその説明を省略する。
【0236】画像形成装置80は、画像形成部1、用紙
供給部2、原稿読取部3、および後処理部4を備えてい
る。画像形成装置80は、排出トレイ(排出手段)とし
て、排出トレイ81、82、およびステープル処理用の
排出トレイ83を備えている。排出トレイ81は画像形
成装置80本体に設けられており、排出トレイ82およ
びステープル処理用の排出トレイ83は後処理部4に設
けられている。出力用紙の搬送路には、上記のそれぞれ
の排出トレイに出力用紙を搬送するための切替えゲート
84、85、および86が設けられている。
【0237】画像形成装置80は、後処理部4として、
ステープル装置87(ステープル手段)を用いる。ステ
ープル装置87は、ステープラー88と、印刷後の出力
用紙を1セットまとめて収容可能とするステープルトレ
イ89とを含んでいる。具体的には、印刷後の出力用紙
を一定量ステープルトレイ89に排出した後に、出力用
紙の端部の一部をステープラー88でステープル処理し
て針で止めるようになっている。その後、針で止められ
た1部の「出力用紙束」は、排出トレイ83(排出部
材)に排出するようになっている。排出トレイ83は、
排出される出力用紙を多量に載置するために上下に移動
可能な構成となっている。
【0238】尚、ステープル装置87の構成は図16に
示す構成に限定されるものではなく、ステープル処理が
可能となっていればよい。また、後処理部4としてもス
テープル装置87に限定されるものではなく、パンチン
グ装置(図示せず)(パンチング手段)や、ソート装置
(図示せず)(ソート手段)なども挙げることができ
る。
【0239】本発明では、上記許容量検知手段の検知結
果としては、少なくとも後処理手段(本実施の形態で
は、ステープル装置)の許容量が検知される。以下、印
刷条件の設定をするための制御について説明する。
【0240】本実施の形態では、原画像における単位画
像の総数を算出する画像総数算出行程と、上記印刷条件
を設定する印刷条件設定行程と、上記制限枚数を設定す
る制限枚数設定行程と、許容量に関する条件を検知する
許容量検知行程との4つの行程を有している。そして、
上記印刷条件設定行程では、算出された単位画像の総
数、設定された制限枚数、および検知された許容量の3
つの条件に基づいて、上記印刷条件を設定するようにな
っている。
【0241】各行程の具体的な構成は実施の形態2と同
じであるので、説明を省略するが、特に本発明では、上
記許容量に関する条件は後処理部4における後処理の許
容量である。そして、これを検知する手段が許容量検知
手段である。具体的には、本実施の形態では、後処理装
置4がステープル装置87であるので、上記許容量検知
手段が、ステープル装置87そのものとなっており、検
知される許容量に関する条件が、ステープル処理の可能
枚数(後処理可能量)である。
【0242】一般の画像形成装置では、出力用紙として
はPPC(Plane paper copy)などのある一定の規格と
なるように製造されている規格化出力用紙が使用される
ことが多い。そのため、上記規格化出力用紙で印刷処理
する場合には、上記ステープル処理の可能枚数は、ステ
ープル装置87の種類によってステープル処理可能量と
して固定されることが可能となる。
【0243】つまり、最も一般的なPPCなどの規格化
出力用紙の場合などでは、メーカーによってPPCの種
類が多少異なってもステープル処理可能量は実質的に変
化しないことが多い。それゆえ、例えばステープル装置
87が出力用紙を最大30枚を針で止めることができる
ようになっていれば、これをステープル処理可能量の固
定値とすることができ、いちいち検知手段で検知する必
要はない。同様に、出力用紙以外の印刷媒体、すなわち
OHP(Overhead projector)シートを用いる場合や、
薄紙・厚紙を用いる場合には、それぞれのステープル処
理可能量を固定値として設定しておけばよい。
【0244】この場合、制御プロセスをより簡素化する
ことができるだけでなく、画像形成装置が規格化出力用
紙のみを使用するように設定されている場合には、実質
的に、許容量検知手段を省くことも可能となる。
【0245】さらに、本実施の形態では、原画像の印刷
部数を設定する部数設定行程を有し、画像総数算出行程
では、単位画像の総数を、設定された印刷部数と、入力
された原画像とから算出する。この形態ついては、実施
の形態2においても説明したが、原画像における単位画
像の総数の算出を容易にするためである。これにより、
原画像を複数部印刷する場合においても、原画像の1回
の入力だけで、複数部の印刷が可能となる。
【0246】特に、本実施の形態の場合においては、後
処理部4としてステープル装置87を利用するので、印
刷部数を入力するようになっていることが好ましい。つ
まり、ステープル処理は、複数枚の出力用紙を1部にま
とめて針止めをすることである。よって、印刷部数を入
力するようになっていれば、針止めされた出力用紙が何
部ほしいかをユーザが画像形成装置に入力するだけでよ
く、画像形成装置の操作性において便利である。
【0247】さらに、上記許容量に関する条件として
は、例えば用紙供給部2における出力用紙の残量を検知
する用紙残量検知部、および、排出トレイ81〜83に
おける画像形成後の出力用紙の排出可能量を検知する排
出可能量検知部の少なくとも一方、好ましくは双方を用
いることもできる。
【0248】すなわち、画像形成装置において、実施の
形態2および本実施の形態3を兼ね備えた構成とするこ
とにより、より画像形成装置の状況および機能に応じた
印刷条件の設定が可能になる。
【0249】尚、本実施の形態における具体的な実施例
については、実施の形態2における用紙残量fをステー
プル処理可能量(後処理可能量)fと置き換えればよ
い。なお、何れの出力モードを使用してもステープル処
理可能量fのほうが単位画像の総数hよりも少ない場
合、つまりステープル処理ができない場合は、画像形成
装置の初期条件に応じた、例えば単なる1in1片面モー
ドで印刷を実行すればよい。もしくは、ユーザの意向に
応じた印刷条件で印刷を実行すればよい。これは、ステ
ープル処理自体は、印刷実行後、別のステープラーを用
いてユーザ側で実施できるようにするためである。
【0250】また、後処理手段としてパンチング手段
や、ソート手段がある場合も上記の流れは、同じであ
る。すなわち、用紙残量fをパンチング処理可能量(後
処理可能量)fや、ソート処理可能量(後処理可能量)
fと置き換えればよい。
【0251】さらに、実施の形態2および実施の形態3
を兼ねた構成の画像形成装置においても基本的な印刷条
件を設定するまでの流れは、同じである。すなわちこれ
らの許容量、制限枚数のうち最も少ない量を示す条件
と、単位画像の総数とを比較することによって、出力モ
ードを設定するようにすればよい。
【0252】これにより、操作の簡便性がより向上し、
同時に、出力用紙コストの削減を達成することができ
る。
【0253】〔実施の形態4〕本発明の他の実施の形態
について図17、図18に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、本発明はこれに限定されるものではな
い。また、説明の便宜上、上記実施の形態1で使用した
部材と同じ機能を有する部材には同一の番号を付記し、
その説明を省略する。
【0254】本発明の他の実施の形態として、図17に
デジタル複写機(画像形成装置)90の概略構成を示
す。デジタル複写機90は、画像形成部1、用紙供給部
2、原稿読取部3、および後処理部(後処理手段)4を
備えている。デジタル複写機90の用紙収容トレイ(給
紙手段)21〜23は、図2の画像形成装置と異なり上
下に配置されている。さらに、両面搬送ユニット52
も、用紙収容トレイ21と用紙収容トレイ22との間に
上下に配置されている。尚、デジタル複写機90は、コ
ピー動作、プリンタ動作、ファクシミリ動作の3つの印
刷動作が可能なデジタル複合型の画像形成装置である。
【0255】図18は、デジタル複写機90における制
御部の構成を示している。デジタル複写機90は、画像
データ入力部61、画像処理部62、画像データ出力部
63、メモリ64、中央処理ユニット65、操作基板ユ
ニット66、ソーターコントロールユニット67、およ
び画像データ通信I/F68を備えている。
【0256】なお、各部の詳細な説明は、図2の画像形
成装置における制御部(図3参照)の構成と同じである
ので省略する。ただし、デジタル複写機90は、図2の
画像形成装置と比較して、ファクシミリ動作による印刷
動作が可能である。そのため、中央処理ユニット65に
は、図3と比較してファクシミリ動作を行うためのファ
クシミリ関係負荷69が追加されている。すなわち、フ
ァクシミリ関係負荷69では、モータ、クラッチ等の駆
動機構をシーケンス制御により管理すると共に、制御す
るための制御信号を出力している。
【0257】次に、デジタル複写機90におけるコピー
動作、プリンタ動作、ファクシミリ動作について説明す
る。
【0258】はじめに、コピー動作について説明する。
デジタル複写機90の自動原稿搬送装置31の所定位置
にセットされた原稿は、1枚ずつ原稿読取部3の原稿載
置台32上へと順次供給される。そして、原稿の画像は
先に説明した原稿読取部3の構成により順次読み取ら
れ、8ビットの電子データとして画像処理部62へと転
送される。
【0259】画像処理部62に転送された8ビットの電
子データは、8ビットの電子画像データとして画像デー
タ出力部63上で所定の処理が施される。そして、8ビ
ットの電子画像データにガンマ補正などの処理を行い、
光走査ユニット13へと送られる。これにより、デジタ
ル複写機90の原稿読取部3にて読み取られた原稿画像
は、画像形成部1から階調性のあるコピー画像として出
力される。
【0260】次に、コピー動作における電子RDH機能
について以下に説明する。同じくデジタル複写機90の
自動原稿搬送装置31の所定位置にセットされた原稿
は、1枚ずつ原稿読取部3の原稿載置台32上へと順次
供給される。そして、原稿の画像は先に説明した原稿読
取部3の構成により順次読み取られ、8ビットの電子デ
ータとして画像処理部62へと転送される。画像処理部
62に転送された8ビットの電子データは、8ビットの
電子画像データとして画像データ出力部63上で所定の
処理が施される。
【0261】そして、この8ビットの電子画像データ
は、誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像デー
タから2ビットの電子画像データに変換される。なお、
8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含め
て2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ
多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるの
で、画質の劣化が少なくなるように配慮している。ま
た、8ビットの電子画像データを2ビットの電子画像デ
ータに変換するのは、画像の記憶容量などを考慮したた
めである。
【0262】このようにして変換された2ビットの電子
画像データは、原稿1枚毎にハードディスクなどのメモ
リ64へと転送されて一時的に記憶管理される。
【0263】デジタル複写機90の自動原稿搬送装置3
1にセットされた原稿群の全てが読み取り処理される
と、先程一時的にメモリ64に記憶された2ビットの電
子画像データをゲートアレイの制御により指定された部
数の数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビット
の電子画像データは、ガンマ補正などの処理を行い、光
走査ユニット13へと送られる。
【0264】なお、全ての原画像が読み取られてから画
像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すようにし
て説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備
出来た段階で順次出力するように構成することも可能で
ある。
【0265】これにより、デジタル複写機90の原稿読
取部3にて読み取られた原稿画像は、画像形成部1から
階調性のあるコピー画像として出力される。
【0266】次に、プリンタ動作について説明すると、
PC(Personal computer )などのネットワーク接続さ
れた外部機器から送られてきた画像は、画像処理部62
のプリンタボード(図示せず)上でぺージ単位の画像と
して展開される。その後、一旦メモリ64ヘと記憶され
る。
【0267】なお、上記プリンターボード上でページ画
像として展開された画像は、2値画像処理は行わず、メ
モリ64に一時記憶されるだけである。また、一旦記憶
されたぺージ画像がメモリ64から読み出される時も、
ぺージ画像に対する2値画像処理は行わない。
【0268】そしてメモリ64へ一時記憶された画像情
報は、所定のページ順となるようにメモリ64から読み
出されながら画像処理部62へと送られてガンマ補正を
行い、画像データ出力部63にて画像を再現するよう画
像の書き込みが制御される。
【0269】次に、ファクシミリ動作について説明する
と、このファクシミリ動作には、相手先に対する原稿の
送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。
【0270】先に相手先に対する原稿の送信について説
明すると、デジタル複写機90の自動原稿搬送装置31
の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつ原稿読
取部3の原稿載置台32の上へと順次供給され、送信原
稿の画像は先に説明した原稿読取部3の構成により順次
読み取られ、8ビットの電子データとして画像処理部6
2へと転送される。
【0271】画像処理部62に転送された8ビットの電
子データは、8ビットの電子画像データとして画像デー
タ出力部63上で所定の処理が施される。そして、この
8ビットの電子画像データは、誤差拡散などの処理と共
に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像デ
ータに変換される。
【0272】なお、8ビットの電子画像データを誤差拡
散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換
しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質
的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配
慮している。このようにして2値画像化された送信原稿
は、所定の形式で圧縮されメモリ64に記憶される。
【0273】そして相手先との送信手続きを行い、送信
可能な状態が確保されると、メモリ64から読み出され
た所定の形式で圧縮された送信原稿画像は画像処理部6
2のファクシミリボード(図示せず)側へと転送され、
このファクシミリボード上で圧縮形式の変更など必要な
処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送
信されることとなる。
【0274】次に相手先から送信されてきた原稿画像の
処理について説明する。
【0275】相手先から通信回線を介して原稿が送信さ
れてくると、上記ファクシミリボードでの通信手続きを
行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信す
ると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、
画像処理部62へと送られ、圧縮伸張処理部(図示せ
ず)などによりぺージ画像として送信されてきた原稿画
像を再現する。
【0276】そして、ぺージ単位の画像として再現され
た原稿画像は、画像処理部62側へと転送されガンマ補
正を行い、画像データ出力部63にて画像を再現するよ
う画像の書き込みが制御される。
【0277】以上のような、デジタル複写機90におい
ても本発明の適用は可能である。すなわち、本発明の印
刷条件設定方法は、画像形成装置の構造に左右されるも
のではない。つまり、設定された印刷条件で印刷動作を
実施することが可能か否かを判定して、不可能である場
合には、上記初期条件で印刷動作を実施することになっ
ているため、それぞれの画像形成装置に応じた印刷条件
を設定することができる。
【0278】〔実施の形態5〕本発明の他の実施の形態
について説明すれば、以下の通りである。尚、本発明は
これに限定されるものではない。
【0279】上述した各実施の形態における印刷条件設
定方法は、印刷条件設定処理を機能させるためのプログ
ラムで実現される。このプログラムはコンピュータで読
み取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、
この記録媒体として、マイクロコンピュータ(図示せ
ず)で処理が行われるために必要なメモリ、例えばRO
M(Read only memory)のようなものそのものがプログ
ラムメディアであってもよいし、また図示していないが
外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けら
れ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプ
ログラムメディアであってもよい。
【0280】いずれの場合においても、格納されている
プログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行さ
せる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプ
ログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイ
クロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロー
ドされて、そのプログラムが実行される方式であっても
よい。このダウンロード用のプログラムは予め画像形成
装置本体に格納されているものとする。
【0281】ここで上記プログラムメディアは、本体と
分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカ
セットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)デ
ィスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−RO
M/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、
ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカー
ド系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPRO
M、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固
定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0282】また、本発明においてはインターネットを
含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成である
ことから、通信ネットワークからプログラムをダウンロ
ードするように流動的にプログラムを担持する媒体であ
ってもよい。尚、このように通信ネットワークからプロ
グラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード
用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるい
は別な記録媒体からインストールされるものであっても
よい。
【0283】尚、記録媒体に格納されている内容として
はプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0284】
【発明の効果】本発明の印刷条件設定方法は、以上のよ
うに、原画像における印刷要求枚数を確認する印刷要求
枚数確認行程と、出力用紙における印刷出力枚数を認識
する印刷出力枚数認識行程と、上記印刷要求枚数の原画
像を上記印刷出力枚数以内の出力用紙に印刷するにあた
って、出力用紙1枚あたりに印刷すべき原画像の枚数を
演算する演算行程と、上記演算行程での演算結果に基づ
いて、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力枚数内
の出力用紙に印刷可能となる印刷条件を設定する印刷条
件設定行程とを有するという方法である。
【0285】それゆえ、複数頁分の画像データをそれよ
り少ない決まった出力枚数内に収めようとする時に、上
記印刷要求枚数確認行程および印刷出力枚数認識行程に
て印刷要求枚数と印刷出力枚数とが決定されると、上記
演算行程にて上記印刷要求枚数および上記印刷出力枚数
に基づいて、出力用紙1枚あたりに印刷すべき原画像の
枚数が演算され、この演算結果に基づいて、上記印刷条
件設定行程にて上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出
力枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が設定さ
れる。
【0286】これにより、ユーザは、複数頁分の画像デ
ータをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようと
する時に、1枚の出力用紙に対して何頁分の画像データ
を印刷する必要があるかといった計算を行なう必要がな
く、印刷条件の選択における作業が大幅に軽減されると
いう効果を奏する。
【0287】上記印刷条件設定方法は、上記印刷出力枚
数認識行程にて、ユーザによって設定入力された印刷出
力枚数が認識されるという方法である。
【0288】それゆえ、複数頁分の画像データをユーザ
設定による所望枚数内の出力用紙にて出力することが可
能となるという効果を奏する。
【0289】上記印刷条件設定方法は、上記印刷出力枚
数認識行程にて、画像形成装置の給紙手段にセットされ
ている出力用紙の残り枚数を確認し、確認された出力用
紙の残り枚数が印刷出力枚数として認識されるという方
法である。
【0290】それゆえ、複数頁分の画像データを印刷す
るにあたって、画像形成装置の給紙手段にセットされて
いる出力用紙の残り枚数が印刷要求枚数よりも少ない場
合に、その出力用紙の残り枚数が印刷出力枚数とされ、
上記画像データは出力用紙の残り枚数以内に納まるよう
に出力されるため、印刷の最中に出力用紙切れが生じる
ことを回避できるという効果を奏する。
【0291】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能な印刷条件が複数存在する場合に
は、選択可能な印刷条件をユーザに対して案内表示し、
ユーザによる印刷条件の選択入力を可能とするという方
法である。
【0292】それゆえ、選択可能な印刷条件が複数存在
するときには、ユーザに対しこれらの印刷条件を案内表
示し、ユーザによる印刷条件の選択を可能とするため、
ユーザが所望する印刷条件での処理が可能となるという
効果を奏する。
【0293】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能なが複数存在する場合には、予め
設定されている優先条件(両面禁止、縮小率制限等)に
従って使用する印刷条件の設定が行なわれるという方法
である。
【0294】それゆえ、選択可能な印刷条件が複数存在
するときには、予め設定されている優先条件に従って使
用する印刷条件の設定がなされるので、ユーザにおける
印刷条件の選択の手間が軽減されるという効果を奏す
る。
【0295】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力
枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が存在しな
かった場合には、印刷出力枚数が最小となる印刷条件を
ユーザに対して案内表示し、ユーザによる印刷続行か印
刷キャンセルかの選択入力を可能とするという方法であ
る。
【0296】それゆえ、設定された印刷出力枚数内での
印刷可能条件が存在しなかった場合に、ユーザは最も好
適な印刷条件を提案された上で、その条件での印刷を行
なうか否かを決定できるという効果を奏する。
【0297】上記印刷条件設定方法では、上記印刷出力
枚数認識行程にて設定される印刷出力枚数は、画像形成
装置にてステープル処理が選択されている時には、ステ
ープル処理における最大綴じ枚数に設定されるという方
法である。
【0298】それゆえ、本印刷条件設定方法を採用する
画像形成装置においてステープル処理が選択されている
時には、ステープル処理不可能な枚数での印刷が行なわ
れることを防止できるという効果を奏する。
【0299】また、本発明の印刷条件設定方法は、以上
のように、原画像における印刷要求枚数を確認する印刷
要求枚数確認行程と、出力用紙における印刷出力枚数を
認識する印刷出力枚数認識行程と、出力部数を認識する
出力部数認識行程と、上記印刷要求枚数の原画像を、上
記出力部数分に、上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷
するにあたって、出力用紙1枚あたりに印刷すべき原画
像の枚数を演算する演算行程と、上記演算行程での演算
結果に基づいて、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷
出力枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件を設定
するという方法である。
【0300】それゆえ、複数頁分の画像データを複数部
数印刷する場合であって、決まった出力枚数内に収めよ
うとする時に、上記印刷要求枚数確認行程にて原画像に
おける印刷要求枚数が確認され、上記印刷出力枚数認識
行程にて出力用紙における印刷出力枚数が認識され、上
記出力部数認識行程にて出力部数が認識される。
【0301】上記印刷要求枚数、上記印刷出力枚数、お
よび上記出力部数が決定されると、上記演算行程にて上
記印刷要求枚数、上記印刷出力枚数、および上記出力部
数に基づいて、出力用紙1枚あたりに印刷すべき原画像
の枚数が演算され、この演算結果に基づいて、上記印刷
条件設定行程にて上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷
出力枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が設定
される。
【0302】これにより、ユーザは、複数頁分の画像デ
ータをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようと
する時に、1枚の出力用紙に対して何頁分の画像データ
を印刷する必要があるかといった計算を行なう必要がな
く、印刷条件の選択における作業が大幅に軽減され、か
つ、複数部数の印刷を行う場合に適用できるという効果
を奏する。
【0303】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能な印刷条件が複数存在する場合に
は、選択可能な印刷条件をユーザに対して案内表示し、
ユーザによる印刷条件の選択入力を可能とするという方
法である。
【0304】それゆえ、選択可能な印刷条件が複数存在
するときには、ユーザに対しこれらの印刷条件を案内表
示し、ユーザによる印刷条件の選択を可能とするため、
ユーザが所望する印刷条件での処理が可能となるという
効果を奏する。
【0305】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、選択可能なが複数存在する場合には、予め
設定されている優先条件(両面禁止、縮小率制限等)に
従って使用する印刷条件の設定が行なわれるという方法
である。
【0306】それゆえ、選択可能な印刷条件が複数存在
するときには、予め設定されている優先条件に従って使
用する印刷条件の設定がなされるので、ユーザにおける
印刷条件の選択の手間が軽減されるという効果を奏す
る。
【0307】上記印刷条件設定方法は、上記印刷条件設
定行程にて、上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力
枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が存在しな
かった場合には、印刷出力枚数が最小となる印刷条件を
ユーザに対して案内表示し、ユーザによる印刷続行か印
刷キャンセルかの選択入力を可能とするという方法であ
る。
【0308】それゆえ、設定された印刷出力枚数内での
印刷可能条件が存在しなかった場合に、ユーザは最も好
適な印刷条件を提案された上で、その条件での印刷を行
なうか否かを決定できるという効果を奏する。
【0309】本発明に係る画像形成装置は、以上のよう
に、上記各印刷条件設定方法を用いて印刷条件の設定を
行うという構成である。
【0310】それゆえ、複数頁分の画像データをそれよ
り少ない決まった出力枚数内に収めようとする時に、上
記印刷要求枚数確認行程および印刷出力枚数認識行程に
て印刷要求枚数と印刷出力枚数とが決定されると、上記
演算行程にて上記印刷要求枚数および上記印刷出力枚数
に基づいて、出力用紙1枚あたりに印刷すべき原画像の
枚数が演算され、この演算結果に基づいて、上記印刷条
件設定行程にて上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出
力枚数内の出力用紙に印刷可能となる印刷条件が設定さ
れる。
【0311】これにより、ユーザは、複数頁分の画像デ
ータをそれより少ない決まった出力枚数内に収めようと
する時に、1枚の出力用紙に対して何頁分の画像データ
を印刷する必要があるかといった計算を行なう必要がな
く、印刷条件の選択における作業が大幅に軽減されると
いう効果を奏する。
【0312】また、本発明の印刷条件設定方法は、以上
のように、1枚の出力用紙に印刷すべき画像データを単
位画像として、その単位画像の総数を少なくとも入力さ
れた原画像から算出する画像総数算出行程と、出力用紙
1枚あたりに印刷する単位画像の分配数を選択し、印刷
条件を設定する印刷条件設定行程と、画像形成装置の1
回の印刷動作で実施可能な出力用紙の許容量に関する条
件を検知する許容量検知行程とを有しており、上記印刷
条件設定行程では、少なくとも、算出された単位画像の
総数と、検知された許容量とに基づいて、印刷条件を設
定するという方法である。
【0313】それゆえ、上記印刷条件設定行程では、上
記の原画像における単位画像の総数と、出力用紙の許容
量とに基づいて、印刷条件が設定される。これにより、
複数枚の印刷を行う際に、原画像における単位画像の総
数や、画像形成装置の状態を、ユーザ自身でいちいち確
認する必要がなくなる。その結果、操作の簡便性の向上
を達成することができるという効果を奏する。
【0314】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに、この画像総数算出行程では、原
画像を一旦記憶手段に記憶し、そして、原画像における
単位画像の総数を算出するという方法である。
【0315】それゆえ、先に原画像の入力を完了して記
憶手段に記憶させた状態で、記憶された原画像から単位
画像の総数を算出することになる。これにより、多量の
原画像を印刷する際に、いくつの単位画像の総数になる
か分からないような場合でも、ユーザが改めて確認する
必要がなく、迅速かつ正確に単位画像の総数を算出する
ことができるという効果を奏する。
【0316】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに原画像の印刷部数を設定する部数
設定行程を有しており、上記画像総数算出行程では、上
記単位画像の総数を、入力された原画像と、設定された
印刷部数とから少なくとも算出するという方法である。
【0317】それゆえ、原画像を複数部印刷する場合に
おいても、原画像の1回の入力だけで、複数部の印刷が
可能となるという効果を奏する。
【0318】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記許容量検知行程では、画像形
成装置の給紙手段にセットされている出力用紙の残量、
印刷後の出力用紙を排出する排出手段における出力用紙
の排出可能量、および印刷後の出力用紙に対して後処理
を実施する後処理手段における出力用紙の後処理可能量
の少なくとも何れかを許容量に関する条件として検知す
るという方法である。
【0319】それゆえ、上記印刷条件設定行程では、上
記の原画像における単位画像の総数と、上記の各許容量
とに基づいて、印刷条件が設定される。これにより、複
数枚の印刷を行う際に、原画像における単位画像の総数
や、画像形成装置に設けられた各機能手段の状態を、ユ
ーザ自身でいちいち確認する必要がなくなる。その結
果、操作の簡便性の向上をいっそう達成できるという効
果を奏する。
【0320】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記後処理手段には、ステープル
処理を実施するステープル手段、パンチング処理を実施
するパンチング手段、およびソート処理を実施するソー
ト手段の少なくとも何れかが含まれているという方法で
ある。
【0321】それゆえ、複数枚の印刷を行う際に、後処
理手段に設けられた各機能手段の状態も、ユーザ自身で
いちいち確認する必要がなくなる。その結果、操作の簡
便性の向上をいっそう達成できるという効果を奏する。
【0322】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに印刷される出力用紙が一定の規格
となった規格化出力用紙である場合には、上記後処理可
能量は、上記後処理手段の種類によって固定されている
という方法である。
【0323】それゆえ、上記ステープル処理可能量を固
定値とすることが可能となるので、印刷条件設定プロセ
スをより簡素化できるという効果を奏する。また、PP
C(Plane paper copy)など特定の出力用紙しか用いら
れないように設定されている場合には、実質的に許容量
検知行程を省くことも可能となるという効果を奏する。
【0324】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに原画像を印刷する際の出力用紙の
制限枚数を設定する制限枚数設定行程を有しており、上
記印刷条件設定行程では、少なくとも、算出された単位
画像の総数と、検知された許容量と、設定された制限枚
数とに基づいて、印刷条件を設定するという方法であ
る。
【0325】それゆえ、印刷条件設定行程では、上記の
原画像における単位画像の総数と、上記許容量と、設定
された制限枚数とに基づいて、印刷条件が設定される。
これにより、複数枚の印刷を行う際に、原画像における
単位画像の総数や、画像形成装置の状態を、ユーザ自身
でいちいち確認する必要がなくなり、さらに、出力用紙
の枚数を削減した印刷動作が可能になる。その結果、操
作の簡便性の向上と、出力用紙コストの削減とを同時に
達成できるという効果を奏する。
【0326】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程には、選択
された上記単位画像の分配数に応じて各単位画像を1枚
の出力用紙に配置構成した複数の形成レイアウトが含ま
れるという方法である。
【0327】それゆえ、印刷条件設定行程には、原画像
を印刷する際に種々の出力パターン(形成レイアウト)
が用意されている。これにより、両面印刷禁止や、でき
るだけ原画像の縮小率を抑えたいといった種々の印刷形
態に対応した出力パターンで印刷できるという効果を奏
する。
【0328】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程では、各単
位画像の分配数と各形成レイアウトとの組み合わせが出
力モードとして予め認識されており、複数の上記出力モ
ードから1つを選択することにより、印刷条件を設定す
るという方法である。
【0329】それゆえ、上記印刷条件設定行程には、予
め出力モードとして、1枚の出力用紙に形成する単位画
像の分配数と単位画像の形成レイアウトとの組み合わせ
が複数認識されている。これにより、印刷条件設定行程
では、複数の出力モードから1つのモードを選択するこ
とで、印刷条件を設定する制御を行うことができる。そ
のため、印刷条件設定プロセスを簡素化できるという効
果を奏する。
【0330】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程では、設定
された印刷条件で印刷動作を実施することが可能か不可
能かを判定し、不可能である場合には、初期条件として
予め設定されている印刷条件で印刷動作を実施するとい
う方法である。
【0331】それゆえ、画像形成装置の実際の機能等と
いった諸条件により、印刷動作の実行が不可能な印刷条
件が設定された場合において、設定された該印刷条件は
実質的に排除することができる。よって、画像形成装置
の実際の機能等といった諸条件に応じた印刷動作が可能
になるという効果を奏する。
【0332】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらにユーザの希望する印刷条件を入力
する希望条件入力行程を有しており、上記印刷条件設定
行程では、希望された印刷条件を優先させて設定すると
いう方法である。
【0333】それゆえ、予め希望の印刷条件も入力可能
となっており、これに基づいて印刷条件が設定される。
そのため、例えばユーザが希望しない条件を予め除去す
ることが可能となり、よりユーザの希望に沿った印刷が
可能になる。また、画像形成装置の状態から、仮にユー
ザの希望する印刷条件が不可能である場合でも、よりユ
ーザの希望に近い印刷条件を設定できるという効果を奏
する。
【0334】本発明に係る印刷条件設定方法は、上記の
方法において、さらに上記印刷条件設定行程において設
定された印刷条件を表示手段によって表示するととも
に、印刷条件の変更を入力手段の入力操作によって可能
とする印刷条件確認行程を有するという方法である。
【0335】それゆえ、ユーザの意に沿わない印刷条件
が設定された場合でも、印刷条件の確認行程を設けるこ
とで変更ができるので、よりユーザの意向に応じた印刷
条件で印刷動作を実施できるという効果を奏する。
【0336】本発明に係る画像形成装置は、以上のよう
に、上記各印刷条件設定方法を用いて印刷条件の設定を
行うという構成である。
【0337】それゆえ、上記印刷条件設定行程を有して
いるので、複数枚の印刷を行う際に、原画像における単
位画像の総数や、画像形成装置の状態を、ユーザ自身で
いちいち確認する必要がなくなる。その結果、操作の簡
便性の向上を達成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、印刷条
件設定方法の手順を示すフローチャートである。
【図2】上記印刷条件設定方法が適用される画像形成装
置の概略構成を示す断面図である。
【図3】上記画像形成装置の制御部構成を示すブロック
図である。
【図4】上記印刷条件設定方法における印刷原稿頁数の
算出方法を示すフローチャートである。
【図5】図5(a)、(b)は、(印刷原稿頁数)=4
の場合に選択可能な出力モードを示す説明図である。
【図6】上記印刷条件設定方法にて、選択可能な出力モ
ードが複数存在する場合の、ユーザによる出力モード選
択手順を示す説明図である。
【図7】図6の出力モード選択時において、出力モード
の設定確認画面における変形例を示す説明図である。
【図8】上記印刷条件設定方法にて、選択可能な出力モ
ードが複数存在する場合の、使用する機能や条件の優先
順位を予め設定するための優先出力条件設定画面を示す
説明図である。
【図9】上記印刷条件設定方法にて、選択可能な出力モ
ードが存在しなかった場合の、案内表示画面を示す説明
図である。
【図10】上記印刷条件設定方法にて、出力制限枚数や
出力部数の設定を、PCのドライバ画面上で設定する場
合の設定画面を示す説明図である。
【図11】図11(a)、(b)は、(単位画像の分配
数)=2の場合に選択可能な出力モードを示す説明図で
ある。
【図12】本発明の他の実施形態である印刷条件設定方
法にて、制限枚数や印刷部数の設定を、PCのドライバ
画面上で設定する場合の設定画面を示す説明図である。
【図13】本発明の他の実施形態を示すものであり、印
刷条件設定方法の手順を示すフローチャートである。
【図14】上記印刷条件設定方法の手順を示すフローチ
ャートであり、特に、出力モードの設定を変更する際の
フローチャートである。
【図15】上記印刷条件設定方法にて、選択可能な出力
モードが複数存在する場合の、ユーザによる出力モード
選択手順を示す説明図である。
【図16】本発明の他の実施形態を示すものであり、印
刷条件設定方法が適用される画像形成装置の概略構成を
示す断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態を示すものであり、印
刷条件設定方法が適用される画像形成装置の概略構成を
示す断面図である。
【図18】上記印刷条件設定方法が適用される画像形成
装置の制御部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 画像形成部 2 用紙供給部(給紙手段) 3 原稿読取部 4 後処理部(後処理手段) 55 排出トレイ(排出手段) 62 画像処理部 65 中央処理ユニット 66 操作基板ユニット
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ05 AQ06 HJ06 HK11 HK23 HN15 2C087 AA09 AA18 AB01 AB05 AC01 AC07 AC08 BA03 BB10 BD06 CA02 CA05 CB12 CB18 DA02 5B021 AA01 AA19 FF03 KK02 KK04 LE09 5C062 AA05 AB22 AB40 AB42 AC03

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像における印刷要求枚数を確認する印
    刷要求枚数確認行程と、 出力用紙における印刷出力枚数を認識する印刷出力枚数
    認識行程と、 上記印刷要求枚数の原画像を上記印刷出力枚数以内の出
    力用紙に印刷するにあたって、出力用紙1枚あたりに印
    刷すべき原画像の枚数を演算する演算行程と、 上記演算行程での演算結果に基づいて、上記印刷要求枚
    数の原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能
    となる印刷条件を設定する印刷条件設定行程とを有する
    印刷条件設定方法。
  2. 【請求項2】上記印刷出力枚数認識行程では、ユーザに
    よって設定入力された印刷出力枚数が認識されることを
    特徴とする請求項1に記載の印刷条件設定方法。
  3. 【請求項3】上記印刷出力枚数認識行程では、画像形成
    装置の給紙手段にセットされている出力用紙の残り枚数
    を確認し、確認された出力用紙の残り枚数が印刷出力枚
    数として認識されることを特徴とする請求項1に記載の
    印刷条件設定方法。
  4. 【請求項4】上記印刷条件設定行程では、選択可能な印
    刷条件が複数存在する場合には、選択可能な印刷条件を
    ユーザに対して案内表示し、ユーザによる印刷条件の選
    択入力を可能とすることを特徴とする請求項1ないし3
    の何れかに記載の印刷条件設定方法。
  5. 【請求項5】上記印刷条件設定行程では、選択可能な印
    刷条件が複数存在する場合には、予め設定されている優
    先条件に従って使用する印刷条件の設定が行なわれるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の印刷
    条件設定方法。
  6. 【請求項6】上記印刷条件設定行程では、上記印刷要求
    枚数の原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可
    能となる印刷条件が存在しなかった場合には、印刷出力
    枚数が最小となる印刷条件をユーザに対して案内表示
    し、ユーザによる印刷続行か印刷キャンセルかの選択入
    力を可能とすることを特徴とする請求項1ないし5の何
    れかに記載の印刷条件設定方法。
  7. 【請求項7】上記印刷出力枚数認識行程にて設定される
    印刷出力枚数は、画像形成装置にてステープル処理が選
    択されている時には、ステープル処理における最大綴じ
    枚数に設定されることを特徴とする請求項1ないし6の
    何れかに記載の印刷条件設定方法。
  8. 【請求項8】原画像における印刷要求枚数を確認する印
    刷要求枚数確認行程と、 出力用紙における印刷出力枚数を認識する印刷出力枚数
    認識行程と、 出力部数を認識する出力部数認識行程と、 上記印刷要求枚数の原画像を、上記出力部数分に、上記
    印刷出力枚数内の出力用紙に印刷するにあたって、出力
    用紙1枚あたりに印刷すべき原画像の枚数を演算する演
    算行程と、 上記演算行程での演算結果に基づいて、上記印刷要求枚
    数の原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷可能
    となる印刷条件を設定する印刷条件設定行程とを有する
    印刷条件設定方法。
  9. 【請求項9】上記印刷条件設定行程では、選択可能な印
    刷条件が複数存在する場合には、選択可能な印刷条件を
    ユーザに対して案内表示し、ユーザによる印刷条件の選
    択入力を可能とすることを特徴とする請求項8に記載の
    印刷条件設定方法。
  10. 【請求項10】上記印刷条件設定行程では、選択可能な
    印刷条件が複数存在する場合には、予め設定されている
    優先条件に従って使用する印刷条件の設定が行なわれる
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷条件設定方法。
  11. 【請求項11】上記印刷条件設定行程では、上記印刷要
    求枚数の原画像を上記印刷出力枚数内の出力用紙に印刷
    可能となる印刷条件が存在しなかった場合には、印刷出
    力枚数が最小となる印刷条件をユーザに対して案内表示
    し、ユーザによる印刷続行か印刷キャンセルかの選択入
    力を可能とすることを特徴とする請求項8ないし10の
    何れかに記載の印刷条件設定方法。
  12. 【請求項12】上記請求項1ないし11の何れかに記載
    の印刷条件設定方法を用いて、印刷条件の設定を行なう
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】1枚の出力用紙に印刷すべき画像データ
    を単位画像として、その単位画像の総数を少なくとも入
    力された原画像から算出する画像総数算出行程と、 出力用紙1枚あたりに印刷する単位画像の分配数を選択
    し、印刷条件を設定する印刷条件設定行程と、 画像形成装置の1回の印刷動作で実施可能な出力用紙の
    許容量に関する条件を検知する許容量検知行程とを有し
    ており、 上記印刷条件設定行程では、少なくとも、算出された単
    位画像の総数と、検知された許容量とに基づいて、印刷
    条件を設定することを特徴とする印刷条件設定方法。
  14. 【請求項14】上記画像総数算出行程では、原画像を一
    旦記憶手段に記憶することを特徴とする請求項13に記
    載の印刷条件設定方法。
  15. 【請求項15】原画像の印刷部数を設定する部数設定行
    程を有しており、 上記画像総数算出行程では、上記単位画像の総数を、入
    力された原画像と、設定された印刷部数とから少なくと
    も算出することを特徴とする請求項13または14に記
    載の印刷条件設定方法。
  16. 【請求項16】上記許容量検知行程では、画像形成装置
    の給紙手段にセットされている出力用紙の残量、 印刷後の出力用紙を排出する排出手段における出力用紙
    の排出可能量、 および印刷後の出力用紙に対して後処理を実施する後処
    理手段における出力用紙の後処理可能量の少なくとも何
    れかを許容量に関する条件として検知することを特徴と
    する請求項13ないし15の何れかに記載の印刷条件設
    定方法。
  17. 【請求項17】上記後処理手段には、ステープル処理を
    実施するステープル手段、パンチング処理を実施するパ
    ンチング手段、およびソート処理を実施するソート手段
    の少なくとも何れかが含まれていることを特徴とする請
    求項16に記載の印刷条件設定方法。
  18. 【請求項18】印刷される出力用紙が一定の規格となっ
    た規格化出力用紙である場合には、 上記後処理可能量は、上記後処理手段の種類によって固
    定されていることを特徴とする請求項16または17に
    記載の印刷条件設定方法。
  19. 【請求項19】原画像を印刷する際の出力用紙の制限枚
    数を設定する制限枚数設定行程を有しており、 上記印刷条件設定行程では、少なくとも、算出された単
    位画像の総数と、検知された許容量と、設定された制限
    枚数とに基づいて、印刷条件を設定することを特徴とす
    る請求項13ないし18の何れかに記載の印刷条件設定
    方法。
  20. 【請求項20】上記印刷条件設定行程には、選択された
    上記単位画像の分配数に応じて各単位画像を1枚の出力
    用紙に配置構成した複数の形成レイアウトが含まれてい
    ることを特徴とする請求項13ないし19の何れかに記
    載の印刷条件設定方法。
  21. 【請求項21】上記印刷条件設定行程では、各単位画像
    の分配数と各形成レイアウトとの組み合わせが出力モー
    ドとして予め認識されており、複数の上記出力モードか
    ら1つを選択することにより、印刷条件を設定すること
    を特徴とする請求項20に記載の印刷条件設定方法。
  22. 【請求項22】上記印刷条件設定行程では、設定された
    印刷条件で印刷動作を実施することが可能か不可能かを
    判定し、不可能である場合には初期条件として予め設定
    されている印刷条件で印刷動作を実施することを特徴と
    する請求項13ないし21の何れかに記載の印刷条件設
    定方法。
  23. 【請求項23】ユーザの希望する印刷条件を入力する希
    望条件入力行程を有しており、 上記印刷条件設定行程では、希望された印刷条件を優先
    させて設定することを特徴とする請求項13ないし22
    の何れかに記載の印刷条件設定方法。
  24. 【請求項24】上記印刷条件設定行程において設定され
    た印刷条件を表示手段によって表示するとともに、印刷
    条件の変更を入力手段の入力操作によって可能とする印
    刷条件確認行程を有することを特徴とする請求項13な
    いし23の何れかに記載の印刷条件設定方法。
  25. 【請求項25】請求項13ないし24の何れかに記載の
    印刷条件設定方法を用いて、印刷条件の設定を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
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