JP2002354391A - 番組信号の記録方法、及び記録番組制御信号の伝送方法 - Google Patents

番組信号の記録方法、及び記録番組制御信号の伝送方法

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JP2002354391A
JP2002354391A JP2001324579A JP2001324579A JP2002354391A JP 2002354391 A JP2002354391 A JP 2002354391A JP 2001324579 A JP2001324579 A JP 2001324579A JP 2001324579 A JP2001324579 A JP 2001324579A JP 2002354391 A JP2002354391 A JP 2002354391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め予約者の嗜好に基づいて得られた番
組嗜好情報に従って番組を記録するとき、ユーザの嗜好
レベルの低い番組も予約記録されてしまうが、嗜好レベ
ルの低い番組は自動的に消去することにある。 【解決手段】 記録を開始した番組の画像テキスチャを
画像テキスチャ認識器22で、音声キーワードを音声キ
ーワード認識器21で認識し、又番組内容に関わる記述
情報を情報タグ検出器23で検出し、それらの認識、検
出したレベルを基に番組の嗜好レベルを保持削除パラメ
ータメモリ25に記憶されたレベルと比較し、嗜好レベ
ルが低いとされるときは削除器27により記録した番組
の消去を行なうようにして実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの番組嗜好
情報に基づいて放送される所定の番組を録画、ないしは
録音するための番組予約に関するもので、特に記録を開
始した番組が所定の条件を満たしていないときはそれを
消去する番組信号の記録方法、及び記録番組制御信号の
伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりアナログ方式によるテレビジョ
ン放送が行われているが、それにBS放送、CS放送も
行われる等放送チャンネル数は増加傾向にある。そして
最近になり、BSデジタル放送も開始され、2003年
には地上波デジタル放送も開始されるべく準備が進めら
れている。
【0003】そのデジタル放送は、映像信号をMPEG
−2方式により圧縮符号化を行い、効率の高いデジタル
変調方式を用いて放送を行うため、1チャンネルのアナ
ログTV放送帯域を用いてデジタル3チャンネルの放送
がなされるなど、放送チャンネルは更に増加される。
【0004】そのような中で、放送サービスを受信する
視聴者は受信されるチャンネルを頻繁に切り替えながら
興味を持つ番組を探し当てて視聴する、いわゆるチャン
ネルホッピングがなされながら受信され、視聴者の希望
する番組が探し当てられ、その探し当てられた番組の視
聴が継続されるのが通例である。
【0005】しかし、その場合は希望する番組が探し当
てられるまでの最初の部分が受信されないこととなり、
番組を録音、録画するためのチャンネル検索としては好
ましくなく、記録を目的とする番組は新聞、あるいは雑
誌の番組表を見ながら番組内容を予め把握し、そのチャ
ンネルの番組を記録すべくVTR等にそのチャンネルの
番組記録の予約を行なうようにされている。
【0006】このようにして、受信チャンネル数は年々
増加傾向にあり、実際に受信可能な放送チャンネルの全
ての番組を調査して、記録すべき番組を選択するのには
かなりの時間を要するため、希望する番組のサーチを簡
便に行える方法の実現が求められている。
【0007】放送局側でも、受信者にそのような番組検
索の便宜を図るためEPG(Electric Program Guide)
情報を放送周波数帯で、あるいは副搬送波を用いる付加
情報チャンネルでコード情報として放送することにより
放送受信者側で番組検索が出来るような工夫を行ってい
る。
【0008】しかし、このように多種多様の番組情報提
供メディアで供給される情報が用いられて、家庭におけ
る番組検索が簡易になされるためには、更に検索情報の
統合化、提供フォーマットの統一、及び番組検索用キー
ワードの大衆化など多くの課題を解決するなどにより、
視聴者に優しい番組検索システムを構築する必要があ
る。
【0009】そのための、視聴者が興味をもつであろう
テレビ番組をチャネル案内リストから自動的に探し出す
ことを目的とし、ユーザの好みに関する基準を満たす特
定のテレビ番組を自動的に探し出す方法、及びそのサー
チが完了したときにそのテレビ番組のリストを生成する
方法が特開平9−200638号公報「テレビジョン受
信装置用の予測エージェントを使用するスケジューラ装
置及びその方法」に開示されている。
【0010】そして、その方法は、将来送信されるテレ
ビ番組の少なくとも番組タイトル情報が前もって送信さ
れてチャネル案内リストの構成されるテレビジョンシス
テムにおいて、視聴者が興味を持つと思われる番組を予
測する方法、及びユーザが過去に視聴したテレビ番組に
関する情報を上記サーチの基準として格納しておき、そ
のサーチ基準をユーザが編集できるようにしたスケジュ
ーラ装置として用いられる番組検索方法について述べて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の番組予測エージェント方式では、視聴者の番組視
聴の好みに関する基準を満足するテレビ番組を自動的に
検索する機能を、あらかじめテレビジョンシステム、映
像録画装置、又は音響信号録音装置が有していなければ
ならない。
【0012】そして、そのような理想的な自動検索機能
を有する番組検索システムは現在なお開発途上であり、
またその機能を付加した受信装置、あるいは記録装置は
時間の経過と共に検索エンジンが陳腐化してしまう、ま
た将来の技術進歩を想定した検索エンジンを開発して搭
載すると、その受信装置の価格が高くなってしまうなど
の課題があった。
【0013】そこで、本発明は受信装置、記録装置、な
いしは記録予約装置における目的番組の検索を、ユーザ
の番組記録実績、及び所定時間以上の番組視聴実績を基
にユーザの番組嗜好情報を抽出し、その抽出された番組
嗜好情報を基に新たな記録すべき予約番組情報を放送番
組情報データベースより検索して得、その得られた予約
番組情報を映像音声情報記録装置に伝送してその番組の
記録を開始するようにすると共に、番組記録開始後の所
定時間にその番組がユーザの嗜好する番組であるか否か
の煩雑であり高価である解析処理を、伝送路を介して接
続されるサービス提供者側で行なうようにし、サービス
提供者側ではユーザの側で記録した番組の解析を行い、
解析して得たユーザ側で記録した番組の嗜好レベルが低
いレベルであるとされるときは、サービス提供者側より
ユーザ側にその記録した番組を消去するための信号を伝
送することによりユーザ側では、経済的な負担を少なく
すると共によりユーザの嗜好レベルに合致する嗜好の高
い番組のみが記録されて保存されるようにした。
【0014】そして、その記録された番組は、記録後所
定の時間を経過したものに対して自動的に消去を行なう
ようにすると共に、その番組に削除キャンセル信号を付
加するようにし、削除キャンセル信号の付加されている
番組信号の削除は行わないようにするなど、映像音声情
報記録装置には常に嗜好レベルの高い番組が記録される
映像音声情報の記録システムを実現するようにしたもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の1)〜12)の手段より成るもので
ある。すなわち、
【0016】1) 供給される番組信号に関し予め予約
者の嗜好に基づいて得られた番組嗜好情報に従って番組
予約を行い、その予約された番組信号を記録する番組信
号の記録方法であって、予め前記番組嗜好情報に基づい
て得られた画像テキスチャ情報が記録される番組信号に
含まれているかを認識する第1のステップ(22)と、
その第1のステップで認識された画像テキスチャの情報
量と、予め設定された所定の画像テキスチャ情報量とを
比較する第2のステップ(25)と、その第2のステッ
プで比較した結果、前記認識された画像テキスチャの情
報量の方が小であるときは前記記録した番組信号を消去
する第3のステップ(27)と、を有してなることを特
徴とする番組信号の記録方法。
【0017】2) 供給される番組信号に関し予め予約
者の嗜好に基づいて得られた番組嗜好情報に従って番組
予約を行い、その予約された番組信号を記録する番組信
号の記録方法であって、予め前記番組嗜好情報に基づい
て得られた音声キーワード情報が記録される番組信号に
含まれているかを認識する第1のステップ(21)と、
その第1のステップで認識された音声キーワードの情報
量と、予め設定された所定の音声キーワード情報量とを
比較する第2のステップ(25)と、その第2のステッ
プで比較した結果、前記認識された音声キーワードの情
報量の方が小であるときは前記記録した番組信号を消去
する第3のステップ(27)と、を有してなることを特
徴とする番組信号の記録方法。
【0018】3) 番組内容を記述した記述情報が付さ
れて供給される番組信号に関し、予め予約者の嗜好に基
づいて得られた番組嗜好情報に従って番組予約を行い、
その予約された番組信号を記録する番組信号の記録方法
であって、予め前記番組嗜好情報に基づいて得られた前
記記述情報が記録される番組信号に含まれているかを認
識する第1のステップ(23)と、その第1のステップ
で認識された記述情報と、予め前記番組嗜好情報に基づ
いて得られた記述情報との記述語数を比較する第2のス
テップ(25)と、その第2のステップで比較して得ら
れる共通の前記記述語数の方が少ないときには前記記録
した番組信号を消去する第3のステップ(27)と、を
有してなることを特徴とする番組信号の記録方法。
【0019】4) 前記第3のステップにおける記録し
た番組信号の消去は、番組信号記録後の、予め設定され
た時間を経過した番組に対して行われることを特徴とす
る1)〜3)項のいずれか一項に記載の番組信号の記録
方法。
【0020】5) 前記第3のステップにおける記録し
た番組信号は、番組信号の記録後の視聴時に、前記番組
信号の消去に係る禁止操作がなされなかったときは、前
記番組信号の視聴終了後に前記番組信号の消去を行うよ
うになしたことを特徴とする1)〜3)項のいずれか一
項に記載の番組信号の記録方法。
【0021】6) 前記第3のステップにおける記録し
た番組信号の記録後の視聴時に、前記番組信号の消去に
係る禁止操作がなされた操作情報、または消去に係る禁
止操作がなされなかった動作に係る操作情報を基にし
て、前記予め予約者の嗜好に基づいて得られた番組嗜好
情報に、前記番組信号から検出された番組嗜好に係る情
報のレベルを高める、または検出された番組嗜好に係る
情報のレベルを低めるようにして、前記番組嗜好情報の
更新処理を行うことを特徴とする1)〜3)項のいずれ
か一項に記載の番組信号の記録方法。
【0022】7) 前記番組信号は、予め設定されたカ
テゴリ毎の信号として供給されることを特徴とする1)
〜3)項のいずれか一項に記載の番組信号の記録方法。
【0023】8) 前記カテゴリは、予め、又は前記番
組信号と共に供給される番組情報であり、前記予約され
た番組信号の記録はユーザが指定したカテゴリ、前記番
組嗜好情報を基にして選定されたカテゴリ、所定時間以
上視聴された番組の番組情報により選定されたカテゴ
リ、又は過去の番組記録実績により選定されたカテゴリ
であることを特徴とする7)項記載の番組信号の記録方
法。
【0024】9) 放送番組のうち、所定の嗜好レベル
の番組を記録番組として記録する記録側と、その記録側
と伝送路により結合され、前記記録番組を操作者の番組
嗜好情報に基づいて前記記録番組の消去用の制御信号を
生成するサービス提供側との間における記録番組制御信
号の伝送方法であって、前記サービス提供側は、前記伝
送路を介して得た前記番組嗜好情報に基づく画像テキス
チャ、音声キーワード、又は前記記述情報の少なくとも
1つが前記記録番組に含まれているかを認識する第1の
ステップ(22、21、23、40a)と、その第1の
ステップにより認識された前記画像テキスチャ、音声キ
ーワード、又は記述情報のレベルが、予め前記番組嗜好
情報を基にして設定された所定のレベル以下であるとき
は、前記記録番組を消去するための番組消去用の制御信
号を生成する第2のステップ(27、40a)と、を有
して前記生成された制御信号を前記記録側に伝送するよ
うにしたことを特徴とする記録番組制御信号の伝送方
法。
【0025】10) 前記第2のステップにおける番組
消去信号は、前記記録側にて番組の記録がなされ、且つ
前記記録側により予め設定された、記録後の所定時間を
経過した前記記録番組に係る消去用信号であることを特
徴とする9)項記載の記録番組制御信号の伝送方法。
【0026】11) 前記番組嗜好情報は、前記記録側
にて前記記録番組が視聴され、その記録番組の消去に係
る消去禁止操作がなされたときは、前記サービス提供側
で、前記記録側より消去禁止操作に係る操作情報を得る
と共に、前記操作者の番組嗜好情報に、前記消去禁止操
作がなされた番組信号より検出される番組嗜好情報を追
加するようにして、前記番組嗜好情報の更新処理を行う
ことを特徴とする9)項記載の記録番組制御信号の伝送
方法。
【0027】12) 前記第3のステップにおける前記
制御信号は、前記番組を放送する放送側が放送のために
用いる伝送路と同一の伝送路を用いて伝送することを特
徴とする9)項記載の記録番組制御信号の伝送方法。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の番組信号の記録方
法、及び記録番組制御信号の伝送方法の実施の形態につ
き、好適な実施例により説明する。図1は、その番組信
号の記録方法、及び記録番組制御信号の伝送方法の実施
例に関り、映像音声情報の記録システムの概略ブロック
図であり、その構成と動作について概説する。
【0029】同図に示す第1の実施例による映像音声情
報の記録システムは、ユーザインタフェース11、表示
器12、記録再生機13、嗜好情報発生器14、及び予
約器15よりなる記録部10と、音声キーワード認識器
21、画像テクスチャ認識器22、保持削除パラメータ
メモリ25、及び削除器27よりなる記録情報消去部2
0と、番組検索器31よりなる番組検索部30と、個人
嗜好情報データベース41、番組情報データベース4
2、放送受信機43、詳細番組情報データベース44、
及びEPG(Electronic Program Guide:電子番組案
内)受信機45よりなるデータベース部40と、ユーザ
の記録した番組の消去サービスを行うサービス業者40
aとより構成される。
【0030】そして、記録部10、記録情報消去部2
0、番組検索部30、データベース部40はデータバス
50に、またそのデータバス50にはサービス業者40
aが直接的に、または図示しないネットワークを介して
接続されている。
【0031】このように接続され、構成される映像音声
情報の記録システムは、記録を希望する番組の嗜好情報
を表示器12に表示されるオンスクリーン画面を、キー
ボード、ポインティングデバイス等を用いて対話的に操
作させることにより生成し、その生成された嗜好情報に
基づいて得られた予約信号を基にコンテンツの記録を行
う。
【0032】そして、その記録されたコンテンツは、そ
の特徴が抽出され、その抽出された結果に応じて、嗜好
度の小さな録画コンテンツはその消去を行い、嗜好度の
大きなコンテンツのみの記録が残されるようになされる
番組信号記録システムであり、以下その動作について述
べる。
【0033】まず、コンテンツの記録再生を行う記録再
生機13はビデオテープ、DVD−RAM、ハードディ
スクなどの記録媒体を用いて映像信号を記録、再生する
装置、ないしはコンパクトカセット、DAT、CD−R
W、MDなどの記録媒体を用いて音楽信号を記録、再生
を行う機能を有する装置である。
【0034】そして、その記録再生機13にはユーザイ
ンタフェース11、表示器12、及び嗜好情報発生器1
4が接続されており、その接続されるユーザインタフェ
ース11が操作されて記録の希望される映像番組の種
類、音楽番組のジャンルなどの情報が表示器12に表示
されるオンスクリーン画面に基づいてキー操作、ポイン
ティングデバイス等により入力され、その入力された情
報は嗜好情報発生器14に供給される。
【0035】その嗜好情報発生器14では、供給された
情報に基づいて番組予約記録を行うための嗜好情報が生
成され、その生成された嗜好情報はデータバス50に供
給される。
【0036】そのデータバス50に供給された嗜好情報
は番組検索部30の番組検索器31に供給され、その番
組検索器31では供給された嗜好情報を基に番組情報デ
ータベース42、又は詳細番組情報データベース44に
蓄積される番組データベースより目的とする番組情報を
検索して得、その得られた番組情報はデータバス50を
介して、あるいは直接的に予約器15に供給される。
【0037】その予約器15では、供給された番組情報
を基にその番組を記録するための番組予約記録設定が記
録再生機13に対してなされ、記録再生機13では設定
された予約時間が到来したときに、設定された放送番組
の記録が行われる。
【0038】そして、記録される信号の一部はモニタ信
号として分割して得られ、その得られた信号のうちの音
声信号は音声キーワード認識器21に供給されると共
に、映像信号は画像テキスチャ認識器22に供給され
る。
【0039】それらの画像テキスチャ認識器22、及び
音声キーワード認識器21では後述の方法によりコンテ
ンツに含まれる画像テキスチャ及び音声キーワードが認
識され、その認識された画像テキスチャ、及び音声キー
ワードの内容は保持削除パラメータメモリ25に供給さ
れる。
【0040】その保持削除パラメータメモリ25では、
認識された画像テキスチャ及び音声キーワードが予め記
憶された嗜好レベルの高い番組の画像テキスチャ情報と
比較され、目的とするコンテンツに関わるものであるか
どうかが判断され、その判断された判断結果は削除器2
7に供給される。
【0041】その削除器27では、記録中のコンテンツ
が目的とするコンテンツに関わると判断されるときはそ
のまま放送番組の記録が継続されるが、認識された画像
テキスチャ、及び音声キーワードの内容が予め記憶され
たコンテンツの認識レベルよりも低いと判断されたと
き、あるいは画像テキスチャ、又は音声キーワードが検
出されないときは記録動作が中止され、その記録された
コンテンツの消去が行われる。
【0042】このようにして記録中のコンテンツの信号
はモニタされ、所定時間経過するまでの画像テクスチャ
及び音声キーワードが認識され、その認識された結果に
応じてコンテンツの保存、又は削除の決定がなされ、削
除が決定されたときは記録再生機13において番組記録
が予約されて記録された番組の最初の部分よりの消去が
行われる。
【0043】次に、この様に構成され個人嗜好情報を基
に、ネットワークに接続される番組情報データベースの
検索を行うことにより目的とする番組予約記録を行う映
像音声情報記録システムの各部の動作について更に述べ
る。図2は個人嗜好情報信号を伝送するための嗜好情報
伝送フォーマットを示したものである。
【0044】即ち、嗜好情報生成装置で生成される嗜好
情報信号は64ビットのシステムID(identificatio
n:識別)信号、64ビットのユーザID信号、これら
の信号全体のデータ量を示す16ビットの全体データサ
イズ信号、伝送される嗜好情報の数を示す16ビットの
嗜好情報数信号、嗜好情報1、嗜好情報2、・・・、及
び嗜好情報N(Nは自然数)の信号よりなっている。
【0045】そして、N個の嗜好情報のそれぞれは16
ビットの嗜好情報データサイズ、8ビットのコンテンツ
種別コード1、8ビットのコンテンツ種別コード2、8
ビットの嗜好データ数、その数に対応する嗜好データ、
8ビットのキーワード数、及びその数に対応するキーワ
ードよりなっている。
【0046】さらに、そのキーワードは8ビットのキー
ワード文字数と、その文字数に対応するキーワードの組
み合わせによるデータとして伝送される。図3に、その
ようにして伝送される嗜好データのフォーマットを示
す。
【0047】その嗜好データは、N種類の嗜好データよ
りなるときはそれぞれの嗜好データと、それらの嗜好デ
ータに対するそれぞれの嗜好度合いのN組のデータが順
に伝送されるようになされている。
【0048】図4に、キーワードデータの伝送フォーマ
ットを示す。番組の説明、及び出演者などのN個のキー
ワードは、それぞれのキーワードに対して2バイトコー
ドで漢字及びひらがなを表示できるキーワードの文字数
と、その文字数によるキーワードのデータとが組とさ
れ、N組のキーワードが順次伝送されるようになされて
いる。
【0049】以上、順次伝送される個人嗜好情報信号の
伝送フォーマットについて述べた。このようにして、数
多くあるコンテンツの中より記録目的の番組は個人嗜好
情報信号を基にして検索されるようになされている。図
5に、それらのコンテンツの種別の例を示す。
【0050】同図において、コンテンツの内容と、それ
を大分類するための種別コード1の関係を示している。
その種別コード1は16進法で「0」から「F」までの
定義がなされており「0」は未定義コンテンツ、「1」
は映画、ドラマ、「2」はニュース等、「3」はショー
関係、・・・、「B]はスペシャルなコンテンツ、
「C」〜「E」は将来のための予約、「F」は利用者が
個別に定義するコンテンツとされている。
【0051】このような種別コード1により大分類され
たコンテンツはその中で中分類されるが、それを行うの
が種別コード2である。図6に、コンテンツを中分類す
る種別コード2の例について示す。
【0052】同図において、種別コード1の「1」とし
て分類される映画、ドラマのコンテンツを中分類するた
めの種別コード2と共に、その内容を16進方で「0」
から「F」までとして示してある。
【0053】即ち、「0」は一般的な映画、ドラマ、
「1」は探偵もの、スリラー、「2」は冒険、西部劇、
戦争もの、「3」はショー関係のもの、・・・、「8」
は成人向け映画、ドラマ、「9」〜「E」は将来のため
の予約、「F」は利用者が個別に定義するコンテンツと
されている。
【0054】図7に、種別コード1が「5」である子
供、若年者向けコンテンツの種別コード2による内容の
例を、図8に種別コード1が「7」である芸術、教育用
コンテンツの種別コード2による内容の例を示す。
【0055】そして、種別コード1で「0」〜「F]と
して大分類されるコンテンツのそれぞれは種別コード2
により各々が「0」〜「F]として中分類されるように
なされており、さらに小分類、及びそれ以上の細分化は
必要に応じて種別コード3、種別コード4を設けて行な
うことができる。
【0056】このようなコンテンツの分類は、標準放送
方式例えばDVB(Digital VideoBroadcasting)、A
RIB(Association of Radio Industries and Busine
sses)等の団体で規定するデジタル放送方式とほぼ同じ
形式にすることにより、デジタル放送のEPG(Electr
onic Program Guide:電子番組案内)などと整合の取れ
た形式にされるのが好ましい。
【0057】次に、これらの種別コードの次に伝送され
る嗜好データについて述べる。図9に、その嗜好データ
の内容を例示する。同図において、嗜好コードは0〜2
55の256段階に分類されており、「1」をバイオレ
ンス度、「2」を癒し度、・・・のように嗜好の種類が
予め定められており、それらの嗜好の種類に対する度合
いを0〜100の度合いで示すようにし、その度合いの
数が大きいほどその嗜好度合いが高く、その嗜好を希望
していることを示すようにしてある。
【0058】この様になされる嗜好情報が番組検索部3
0に伝送され、番組検索部30ではデータベース部40
に蓄積される詳細番組情報の検索がなされるようにして
目的とする番組情報の検索結果が得られる。
【0059】次に、その詳細番組情報データベースとし
て記憶される番組情報について述べる。図10に、詳細
番組情報データベースに関る情報項目を例示する。
【0060】同図に示す情報項目は、詳細番組情報デー
タベースに記憶される番組に関する情報を例示したもの
であり放送に関する予定、番組に関る人名、及び番組の
特性等の情報項目が記述されている。
【0061】図11に、その情報項目に関して詳細番組
情報データベースに記憶される番組内容を例示する。同
図には、前述の図10に示した情報項目に対応する番組
内容情報が記されている。そして、このような情報項
目、及びそれに対する番組内容情報はデータベース部を
所有するアプリケーションサービスプロバイダにより情
報の収集、及びデータベースの作成がなされる。
【0062】そして、その詳細番組情報データベースは
これらの情報項目、及び番組内容情報などが、例えばH
TML(Hyper Text Markup Language:ハイパーテキス
ト記述言語)等により所定のフォーマットで記述され、
ネットワーク50を介して有料、又は無料にて公開され
ているものを利用する。
【0063】また、ここに例示した情報項目は前述の図
9に示した嗜好コードを用いて表現してもよいが、その
表現方法は番組情報蓄積装置が一般公開目的で用いられ
るような場合は数字を用いずに平易な用語で示し、この
情報を直接アクセスして得るユーザに対して便利なよう
にするが、その表示方法を嗜好コードによるか、平易な
用語を用いるかは自由である。
【0064】番組検索装置では、この様にして提供され
る番組情報蓄積装置のデータベースが用いられて番組予
約装置より伝送された嗜好情報を基に目的とする番組情
報が検索され、検索されて得られる嗜好番組信号は番組
予約装置に伝送されるが、次にその嗜好番組信号の伝送
フォーマットについて述べる。
【0065】図12に、個人予約情報として伝送される
嗜好番組信号のデータフォーマットを示す。同図に示す
嗜好番組信号は、番組予約装置を識別するための64ビ
ットのシステムID信号、ユーザの識別情報である64
ビットのユーザID信号、この嗜好番組信号データ全体
のデータ量を示す16ビットの全体データサイズ信号、
録画(録音)情報1、録画(録音)情報2、・・・、及
び録画(録音)情報N(Nは自然数)の信号よりなって
いる。
【0066】そしてそれぞれの録画(録音)情報は、8
ビットの番組受信曜日、8ビットの放送識別コード、8
ビットの番組チャンネル、それぞれが8ビットづつの番
組開始時間の「時」、「分」、番組終了時間の「時」、
及び「分」の各信号よりなっている。
【0067】また、その伝送される番組放送曜日は例え
ば、0が月曜日、1が火曜日、・・・、6が日曜日のよ
うに設定され、放送コードは、0が地上波アナログ放
送、1がBSアナログ放送、2がBSディジタル放送、
3が地上波ディジタル放送などのようになされている。
【0068】そして、番組チャンネルはそのチャンネル
番号が直接指定されるようになされ、番組放送開始、終
了時間情報は24時間表示するときに用いられるその数
字を直接記述するようにされている。
【0069】このようにして、嗜好番組信号のデータは
番組検索装置より番組予約装置に伝送され、目的とされ
る番組が検索されて番組検索装置に嗜好番組信号として
供給され、映像信号、ないしは音楽信号の記録装置はそ
の嗜好番組信号を基として記録のための予約設定がなさ
れ、その予約時間が到来したときにその目的とされる番
組の記録がなされる。
【0070】しかし、その記録を行うための予約設定信
号、及び個人嗜好情報はデータバスを介して結合されて
いるが、そのデータバスはネットワークも含めて構成さ
れているため、特に個人嗜好情報などの個人情報が第3
者に知られて悪用されることを防ぐ必要がある。
【0071】そこで、嗜好情報発生器14とデータバス
50との結合は図示しない暗号器を介して接続し、その
暗号器では、嗜好情報信号は例えば共通鍵方式、ないし
はよりセキュリティレベルの高い公開鍵方式により暗号
化されてネットワーク50に供給されるようにする。
【0072】そのときに、鍵のもとになる情報の一部に
ユーザIDを用いるようにすると、ユーザ一人一人の鍵
の管理が行いやすく、個人の識別は前述の嗜好情報フォ
ーマットのユーザIDを用いて識別することができる。
【0073】このようにして、ユーザIDの付される個
人嗜好情報は番組情報データベース、ないしは詳細番組
情報データベースに記憶される番組情報データを基にし
て番組検索器31により目的とする番組情報が検索さ
れ、その検索されて得られた番組情報は予約器15に供
給される。
【0074】その番組検索器31と予約器15とがネッ
トワーク50を介して接続されるときは、上述と同様に
して図示しない暗号化器を用い、ユーザIDを鍵とする
暗号化を行ってセキュリティを確保しつつ伝送を行うよ
うにする。
【0075】そして、その予約設定がなされる番組予約
装置は、通常同一の番組予約装置より番組嗜好情報が伝
送され、同一の装置により番組嗜好情報が受信されて記
録機の設定がなされるが、これらの動作が異なる番組予
約装置間で行われる場合もある。
【0076】その異なる場合は、例えば子供部屋に設置
される番組予約装置より居間に設置されるホームサーバ
ーに対する自動番組予約を行う場合であったり、さらに
番組予約者が友達の所有する番組予約装置に対して自動
番組予約を行う場合などである。
【0077】このようにして、番組予約装置を操作する
予約者は、操作結果により得られる番組嗜好情報を自分
以外の利用者が管理する番組予約装置に対して伝送され
るように、その利用者のID識別番号を、又はその番組
予約装置に関わるID識別番号を指定して操作を行うこ
とにより、検索されて得られる番組予約記録情報は複数
の番組予約装置に供給されることも可能である。
【0078】以上、第1の実施例による映像音声情報の
記録システムの構成とその動作について述べた。即ち、
第1の例では、番組記録が予約されて記録された番組の
画像テキスチャ、及び音声キーワードを用いて記録した
番組の嗜好度合いを判定し、嗜好度合いの低い番組は消
去することにより、嗜好度の高い番組のみを記録媒体に
記録する記録システムについて述べた。
【0079】次に、そのような嗜好度の高い番組を記録
するための第2の実施例による映像音声情報の記録シス
テムの構成とその動作について述べる。図13に、情報
タグ検出器を用いた映像音声情報の記録システムの構成
を示す。
【0080】同図における映像音声情報記録システム
は、前述の図1に示す映像音声情報記録システムが記録
する番組の嗜好度合いを画像テキスチャ認識器22、及
び音声キーワード認識器21を用いて番組情報の認識を
行っているが、第2の例による映像音声情報記録システ
ムでは情報タグ検出器23で検出した情報タグを用いて
番組情報の認識を行っている。
【0081】その情報タグとは、番組という情報コンテ
ンツの伝送を、情報コンテンツをパッケージにし、その
パッケージに荷札が付けられて伝送されるが、その荷札
に記されるコンテンツの内容を情報タグと呼んでいる。
【0082】ここで、情報タグに記載される情報の種
類、及び内容などに関する記述は自由であるが、その中
に含まれるキーワードの出現率、そのワードの重み付け
を示す数字情報などにより番組の内容の把握が可能とさ
れるものである。
【0083】このようにして、前述の第1の例における
記録情報消去部20に対する第2の例の記録情報消去部
20aは情報タグ検出器23で検出した情報タグを保持
削除パラメータメモリ25に供給し、その保持削除パラ
メータメモリ25では検出された情報タグにより記録番
組の嗜好度合いを認識し、その認識度合いにより削除器
27に記録した番組の消去を行うための信号を供給する
ようにしている。
【0084】そして、記録される番組の嗜好度合いが低
い場合は記録する番組の削除を行うが、その他の構成、
及び動作は第1の例で述べた映像音声情報の記録システ
ムと同様である。
【0085】以上、画像認識、音声認識、及び情報タグ
を用いて番組の嗜好度合いを判定し、嗜好度合いの低い
番組については記録した番組を削除する方法について述
べたが、次にその番組削除の方法について更に述べる。
図14に、嗜好レベルの低い番組を削除する機能を搭載
した映像音声情報の記録システムのブロック図を示す。
【0086】同図に示す第3の実施例による映像音声情
報の記録システムは、前述の図1に示した第1の実施例
による映像音声情報の記録システムと同様に構成される
が、記録情報消去部20bは音声キーワード認識器2
1、画像テクスチャ認識器22、CPU(Central Proc
essing Unit)24、保持削除パラメータメモリ25、
タイマー26、及び削除器27よりなっている点で異な
っている。
【0087】そして、このように構成される映像音声情
報の記録システムは、予約器15により番組の記録予約
がなされ、記録再生機13によりその番組の記録がなさ
れたときに、記録再生機13はタイマー26に対してそ
の記録に係る情報を供給するが、その動作に係り前述の
第1の実施例による映像音声情報の記録システムと異な
る記録番組の消去動作を行う。
【0088】その記録信号の消去に係る時間の管理はタ
イマー26によりなされ、そのタイマー26は、予め設
定された所定の時間経過後にその記録信号を消去するた
めの計測を開始し、例えば数日を経過したときにその番
組を消去するための信号を生成してCPU24に供給す
る。
【0089】そのCPU24では、記録された番組に係
り、記録番組の消去を中止するための操作がなされてい
るか否かに係る情報をユーザインタフェース11より
得、上記記録した番組が通常速度による視聴、ないしは
早送りと通常再生を繰り返して番組の内容を飛ばし見す
るような間欠再生視聴がなされているにも拘らず、番組
の削除を禁止するための操作がなされていないときは、
その削除キャンセル操作のなされていない記録番組に係
る削除のための信号を生成して削除器27に供給する。
【0090】その削除器27では、その削除信号を基
に、保持削除パラメータメモリ25より供給される嗜好
度が所定値に満たない番組信号を削除するための信号を
記録再生器13に供給し、記録再生機13では該当する
番組信号の消去が行われる。
【0091】以上のようにして、画像テキスチャ認識器
22、ないしは音声キーワード認識器21により認識さ
れた認識レベルの低い記録番組に対し、所定の期間内に
視聴されて得られたユーザインタフェースの記録番組の
保存に係る操作がなされなかったときに、その記録した
番組が消去される動作について述べた。
【0092】そのような番組の消去動作は、第2の実施
例で示した映像音声情報の記録システムにおいても同様
に行なうことができる。図15に、情報タグ検出器を用
いて嗜好レベルの低い番組を削除する機能を搭載した映
像音声情報の記録システムのブロック図を示す。
【0093】同図に示す第4の実施例による映像音声情
報の記録システムは、前述の図13に示した第2の実施
例による映像音声情報の記録システムと同様に構成され
るが、記録情報消去部20cは情報タグ検出器23、C
PU24、保持削除パラメータメモリ25、タイマー2
6、及び削除器27より構成されている点で異なってい
る。
【0094】そして、このように構成される映像音声情
報の記録システムは、前述の図14に示した第3の実施
例による映像音声情報の記録システムと同様な動作を行
うが、第3の実施例では画像テキスチャ認識器22、な
いしは音声キーワード認識器21により認識された認識
レベルの低い記録番組に対する記録番組の削除動作が行
われるのに対し、第4の実施例では情報タグ検出器によ
り検出された嗜好レベルの高くない記録番組に対して、
所定の期間内に視聴されて得られたユーザインタフェー
スの記録番組の保存に係る操作がなされなかったとき
に、その記録した番組を消去するように動作する。
【0095】以上の様にして、嗜好レベルが放送番組を
仮に記録して視聴する程度のレベルであるときは、記録
した番組を例えば数日などの所定の期間保存しておき、
その保存されている番組が視聴され、ないしは少なくと
も間欠的に視聴され、ユーザによりその番組の保存に係
る操作がなされなかったときは視聴後直ちに、または視
聴後の所定の期間経過後に自動的に消去されるように
し、新たな番組を記録するための媒体記録領域の確保が
なされる。
【0096】そして、所定の期間を過ぎたにも拘らず、
番組の視聴がなされなかったときには、その時間切れに
係リタイマー26で生成された時間切れ信号はCPU2
4に供給され、CPU24は表示器12に対して記録番
組の消去に係る情報を提示し、ユーザからの保存に係る
操作がユーザインタフェース11に対してなされない場
合はその記録した信号の削除を実行する。
【0097】その、タイマー26が計測する時間は、上
記の様に予め設定される所定の時間により計測する方法
の他に、ユーザが記録された番組毎に所定の保存期間を
設定できる様にし、ユーザにより設定された保存期間内
に特に期間延長などの操作がなされない限りその記録さ
れた番組の消去が行なわれるようにする方法によっても
よい。
【0098】さらに、ユーザにより保存期間が設定され
ない記録番組の場合で、嗜好レベルが高くない番組は、
予め設定されている保存期間を待つことなくその番組を
消去する。
【0099】このようにして、嗜好レベルが所定のレベ
ル以下であり、ユーザにより保存期間の設定操作がなさ
れない番組は削除動作停止のための削除キャンセル信号
の付加されない番組であるとみなし、その記録された番
組、ないしは記録されたコンテンツの消去を行う。
【0100】このようにして、予め個人嗜好情報データ
ベース41に記憶された個人嗜好情報を基に検出され、
記録された番組に対する削除キャンセル信号の付与がな
されないことは、ユーザのその番組に対する嗜好レベル
が想定されたレベルよりも低いからであり、そのような
想定値と異なる嗜好レベルを示す番組により抽出された
個人情報の嗜好レベルを低い値として更新することによ
リ、個人嗜好情報を用いる嗜好番組の検出精度をよりユ
ーザの嗜好レベルと一致させたものとすることができ
る。
【0101】そのような個人情報の嗜好レベルに係る更
新は、CPU24よりユーザインタフェース11に嗜好
情報の更新を行うか否かをユーザに対して問い合わせ、
ユーザにより更新に係る操作がなされたときは、データ
バス50を介し、その番組に係る削除キャンセル信号の
付与がなされなかったことをサービス業者40a側に伝
送し、サービス業者側では供給された情報を基に嗜好番
組を抽出するためのフィルタリング特性の更新を行なう
ことが出来、よりユーザの嗜好するコンテンツを検出し
て記録が行われるようにするものである。
【0102】一方、記録された番組に対し、ユーザによ
り長期の保存期間が設定される番組の場合は、ユーザが
その番組に対して高い嗜好レベルを示すことを示してお
り、削除キャンセル信号の生成された番組により認識さ
れている画像テキスチャ、ないしは音声キーワード、ま
たは検出されている情報タグは嗜好レベルの高いコンテ
ンツに対する個人嗜好情報であるので、そのような個人
嗜好情報は上記と同様にデータバス50を介してサービ
ス業者40a側に伝送されることにより、サービス業者
40a側ではその供給された情報を基に個人嗜好情報デ
ータベースに記憶される個人嗜好情報の更新が行われ、
ユーザ側で記録されたより嗜好レベルの高いコンテンツ
はそのまま蓄積されるようになされるものである。
【0103】以上のようにして、番組予約がなされて記
録された番組は画像テキスチャ、音声キーワード、ない
しは情報タグによりその番組の嗜好度合いが認識され、
記録番組の消去、ないしは記録番組の消去中止操作を行
うことによリ個人嗜好情報データベースの更新、及び検
出レベルの向上を行う方法について述べた。次に、それ
らの画像テキスチャ、音声キーワード、及び情報タグに
よる認識の方法について更に述べる。
【0104】まず、画像テキスチャを認識して番組の嗜
好度合いを判定する方法について述べる。図16に画像
テクスチャ認識器の構成を示し、その動作について述べ
る。
【0105】この画像テクスチャ認識器22はヘッダ検
出器221、VLC(FLC)復号器222、DC値、
AC値、動きベクトル値検出器223、輪郭検出器22
4a、周波数帯検出器224b、色検出器224c、動
き量検出器224d、画像特徴データベース225、特
徴量比較器226、及び画像判別器227より構成され
る。
【0106】このようにして構成される画像テキスチャ
認識器22には、例えばMPEG−2(moving picture
experts groupにより制定された国際標準)方式により
圧縮符号化された画像圧縮データが供給され、供給され
た画像圧縮データはヘッダ検出器221に供給される。
【0107】そのヘッダ検出器221では、符号化され
た画像信号データの最初にあるシーケンスヘッダと呼ば
れる領域に記述される、画像信号の水平方向の画素サイ
ズ、垂直方向の画素サイズ、画面アスペクト比率、フレ
ームレート、及び伝送ビットレートなどのヘッダ情報の
それぞれの値を検出し、検出して得られたそれらの情報
は画像特徴データベース225、及びVLC(FLC)
復号器222に供給される。
【0108】そのVLC(FLC)復号器222では、
供給される情報がVLC(variablelength coding:可
変長符号化)されている場合はVLC復号を行い、固定
長の構造である場合は供給されるFLC(fixed length
coding:固定長符号化)された符号をそのまま得、得
られた信号はDC値、AC値、動きベクトル値検出器2
23に供給される。
【0109】そのDC値、AC値、動きベクトル値検出
器223ではMPEG−2方式に基づいてDCT(disc
rete cosine transform)された画像信号のDC(直
流)成分値、AC(交流)成分値、及び映像信号の動き
補償に関わる動きベクトル値を検出し、それらの検出さ
れた信号値のそれぞれは輪郭検出器224a、周波数帯
域検出器224b、色検出器224c、及び動き量検出
器224dのそれぞれの検出器に供給される。
【0110】これらの検出器の内、輪郭検出器224a
では、映像信号の中で同一輪郭の形状を保ったまま移動
する画像部分の輪郭が検出され、周波数帯域検出器22
4bではその画像部分の模様の細かさにより生じる周波
数帯域幅が検出され、色検出器224cではその画像部
分のDC値に対する輝度信号、赤及び青の色信号の値が
検出されて色成分が検出され、そして動き量検出器22
4dではその輪郭部分が画像の中で動く動きパターンが
動き情報として検出され、このようにして検出されたそ
れぞれの検出結果は特徴量比較器226に供給される。
【0111】その特徴量比較器226では、供給された
それぞれの検出結果と、予め画像特徴データベースに記
憶されている嗜好対象物に対するこれらの検出値と比較
され、供給された画像圧縮データがどの程度嗜好対象物
と一致しているかの比較が行われ、比較して得れれた比
較結果は画像判別器227に供給される。
【0112】その画像判別器227では音声キーワード
認識器21で認識された認識レベルが付加情報として供
給され、その供給される付加情報の内容も参照されて画
像判別が行われ、そのようにして得られた判別結果が画
像判別結果として保持削除パラメータメモリ25に供給
されるようになされている。
【0113】このようにして供給される判別結果は、嗜
好度の高い番組をこの画像テクスチャ認識器22により
検出し、検出して得られる画像テキスチャに関わる検出
結果を統計処理して得られる画像テキスチャデータは画
像特徴データベースとして蓄積され、用いられるように
なされている。
【0114】その統計処理された画像特徴データベース
のデータ値は、例えば嗜好対象物の画像サイズが変化す
ると相対的に画像の帯域が変化し、また伝送ビットレー
トが低く設定された信号として符号化された画像圧縮デ
ータは、そのビットレートの低くされた設定に応じて圧
縮率の高い符号化がなされ、DCT演算処理により得ら
れるDCT係数の有効係数値(0でない係数値)もそれ
に応じて変化されるが、そのような変化分を除いたデー
タ値により構成される。
【0115】そしてその変化分は、例えば特徴量比較器
226にヘッダ検出器221により検出されたヘッダ信
号が供給されるが、そのヘッダ信号に含まれる伝送ビッ
トレートにより符号化された場合のテキスチャデータに
おいても生じるため、その変化に応じて補正がなされ、
補正処理のなされた検出結果は特徴量比較器226に供
給される必要がある。
【0116】このような補正を行うために、伝送ビット
レートが変化したときの特徴量の値が特徴量比較器22
6に供給されるが、その特徴量の値は伝送ビットレート
が同じである場合においても変化され、その変化は例え
ばフレームレート(毎秒画像枚数)が変化すると1フレ
ームごとに与えられる符号量も変化されるため、フレー
ムレートも画像特徴データベース値として蓄積される値
を供給するときの補正に考慮する必要がある。
【0117】そして、その画像特徴データベースとして
蓄積されるデータ値は、様々なコンテンツに対し、これ
らの全てのパラメータの変化に対応してノーマライズ
(標準化)された検出値が統計的に処理されてデータベ
ース化され、整理された対象物の画像特徴として記憶さ
れる。
【0118】その画像特徴の整理は、例えば情報メディ
ア学会誌Vol.54、No12、1742〜1747
(2000)頁に「画像群の意味的な可視化表現を用い
た画像検索システム」が記述されており、そのような特
徴抽出システムを用いることも有効である。
【0119】それは、例えば画面全体がパンニングして
いる場合などは、たとえ静止している物体であっても動
きを伴う画像として認識されるので、動き量検出器22
4dより画面全体が一定方向に動いているとされる動き
量が検出されるときは、そのグローバルな動き量を得ら
れた検出結果より減じて得られる対象物の動きの差分を
検出するようにする。
【0120】そのようにして検出された対象物の輪郭
は、その輪郭が存在する全画面の中の位置関係が中央で
あるか、端に近い場所であるかなどの情報も有効である
ので、そのような画面位置情報を得られた輪郭の形状情
報と共に検出し、蓄積するようにする。
【0121】そして、その輪郭の形状は、そのエッジ部
分の特徴が滑らかであるかシャープであるかなどを周波
数帯域検出器224bから得られるDCT変換して得た
AC成分値を、MPEGにおけるDCTの8つの係数に
対して与えられる有効係数の絶対値の特性としても検出
するようにする。
【0122】以上、MPEG−2方式で圧縮符号化され
て得られる画像圧縮データに関して画像特徴データベー
ス225に記憶される画像特徴値について述べたが、そ
の符号化方式がMPEG−1、MPEG−4などのMP
EG方式による場合の他、例えばサブバンド符号化、あ
るいはフラクタルを用いた符号化である場合であっても
その符号化方式により符号化途中のデータを得ることが
でき、そのデータが画像の特徴を示す情報であれば圧縮
符号化の方式によらなく、画像特徴データベースの生成
が可能なものである。
【0123】そして、MPEG−2と異なる圧縮符号化
方式により検出されたデータがMPEG−2による画像
特徴データベースと共に蓄積されるとき、その画像特徴
データベースの構成はデータベースのパラメータの最上
位ビットは方式種別情報とすることになる。
【0124】このようにして検出された特徴量データは
特徴量比較器に供給され、画像特徴データベースに蓄積
される様々なコンテンツの特徴データと比較され、嗜好
レベルの高い目的とするコンテンツが存在していたかど
うかの判別に用いられるが、次にその判断の精度を向上
させるために音声キーワードを用いる場合について述べ
る。
【0125】図17に、音声キーワード認識器の構成を
示す。同図に示す音声キーワード認識器21は、ヘッダ
検出器211、VLC(FLC)復号器212、AC
値、DC値検出器213、周波数特性検出器214、音
圧検出器215、音声特徴データベース216、特徴量
比較器217、及び音声判別器218より構成される。
【0126】この様に構成される音声キーワード認識器
21は音声圧縮データが供給され、その供給されたデー
タより音声キーワードを検出し、嗜好レベルの高い音声
特徴データベースと比較することにより嗜好レベルに応
じた認識出力を音声判別結果として供給するものであ
る。
【0127】この認識器21はBGM(back ground mu
sic)的な音の特性、及び話し言葉である音声の両方を
検出する。次に、そのようにして行われる音声キーワー
ド認識器21の動作について述べる。
【0128】まず、記録再生機13で記録される、例え
ばMPEG方式により圧縮符号化のされた音声圧縮デー
タはヘッダ検出器211に供給され、ここでは圧縮符号
化された音声データ部分に前置される符号化信号のサン
プリング周波数、チャンネル数、ビットレート、コーデ
ィングモードなどの符号化パラメータであり、固定長の
データ構造であるヘッダ情報が検出される。
【0129】その検出された符号化パラメータは音声特
徴データベース216に供給され、そこにデータベース
として蓄積される統計的にノーマライズされた多くのコ
ンテンツ情報に、前記供給されたヘッダ情報に基づいて
所定の条件が与えられた音声データとして生成され、そ
の生成された音声データが後述の特徴量比較器217に
供給されると共に、ヘッダ情報及びそれに続く音声デー
タ部分はVLC(FLC)復号器212に供給され、そ
こで可変長符号化されたデータの復号がなされる。
【0130】そのVLC(FLC)復号器212で可変
長符号化されたデータ部分が可変長復号され、固定長構
造のデータとされた音声データはAC値、DC値検出器
213に供給され、ここでは音声データの内の交流成分
と直流成分とが検出され、それらの検出された交流成分
データは周波数特性検出器214に、又直流成分データ
は音圧検出器215に供給される。
【0131】そして、周波数特性検出器214では音声
データの固有の周波数特性が特性データとして得られ、
また音圧検出器215では音声データの音圧レベルが音
圧レベルデータとして得られる。
【0132】このようにして得られた特性データ、及び
音圧レベルデータは音声の圧縮符号化が、サブバンド方
式、ないしはDCT方式が用いられて得られたものであ
るが、符号化して得られるデータの次数は画像を圧縮符
号化するときの次数とは異なり、例えば384サンプ
ル、ないしは1152サンプルと非常に大きな値が用い
られる。
【0133】従って、圧縮符号化のなされた音声信号で
は、その符号化して得られたデータを用いて供給される
音声信号の詳細な周波数特性のデータを解析データとし
て得ることが出来るため、供給される音声信号の認識に
都合がよい。
【0134】このようにして、周波数特性検出器214
より得られた音声の固有の周波数特性、及び音圧検出器
215より得られた音声の音圧レベルデータが特徴量比
較器212に供給され、それらの供給されたデータは前
述の音声特徴データベース216より供給されるヘッダ
信号で補正された音声特徴データベースのデータに対し
て、嗜好度の高い固有の特性を有する音声信号に一致す
るものがあるかどうか比較される。
【0135】その固有の特性を蓄積する音声特徴データ
ベースには、予め嗜好度の高いのコンテンツにおける典
型的な音声特性のパターンが予め多数求められて、蓄積
されており、それらのパターンが音声特徴データベース
として用いられ、特徴量比較器217では供給される音
声データの音圧レベル、及び周波数特性がこれらのデー
タベースと比較され、その比較された結果によりキーワ
ードに対応した音が存在していたか否かが検査される。
【0136】その特徴量比較器217で検査されて、得
られる特徴量比較信号は音声判別器218に供給され、
その音声判別器218では、例えば画像テキスチャ認識
器22より得られる認識信号などの嗜好度合いを決定す
るために参考となる付加情報をも参照して、嗜好音声キ
ーワードデータが含まれるかどうかが認識され、その判
別された認識データは音声判別結果として音声キーワー
ド認識器21より供給される。
【0137】このようにして、音声キーワード認識器2
1より認識された音声判別結果が供給されるが、その音
声判別結果にはBGM的な音、及びそれ以外のアナウン
サ、ナレータ、出演者の音声もあり、その音声に含まれ
るキーワードの検出は、図示しないいわゆる話し言葉の
音声認識技術が用いられて検出され、そのキーワードに
対応した音声が存在していたかどうかの結果が出力信号
として供給される。
【0138】以上、嗜好レベルの高い番組を認識するた
めのキーワードに対する画像テクスチャの認識、及び音
声キーワードの認識について述べたが、現段階ではこれ
らの認識による判断結果に曖昧な部分が含まれ易いた
め、他の手段による判断結果を参考情報として用い、そ
の参考情報をも基としてキーワード認識を行うための付
加情報として供給するようにしている。
【0139】その付加情報は前述のように他方の認識器
の認識情報を使用する方法、ないしはこの映像音声情報
の記録装置以外から供給される他の文字放送情報、ない
しは付加情報であっても良く、又そのような付加情報の
信号を供給しない方法であってもよい。
【0140】以上、画像テキスチャ、及び音声キーワー
ドによる嗜好レベルの認識方法について述べたが、次に
その番組嗜好情報を供給するための手段として用いられ
る付加情報の1つである情報タグを用いる方法について
述べる。
【0141】その情報タグは、例えばコンテンツデータ
のヘッダに予め分類したカテゴリに相当する分類コード
を用い、そのコンテンツがそのカテゴリ情報を含むとき
はそのコードを前述のヘッダに書き込むようにしてその
分類コードを挿入するものである。
【0142】即ち、コンテンツの分類を256個に分け
たとするとき、その分類番号を8ビットのコードを用い
て複数個書き込めるようにして記述するが、次にその分
類コード情報の記述方法について述べる。
【0143】図18に、その情報タグを記述するための
シンタックスを示す。即ち、情報タグのスタートコー
ドは、例えば16進法で0xffff0000bfbf
bfbfとして与えられ、このコードにより情報タグの
先頭位置の特定が行われる。
【0144】次に、情報タグとして伝送される該当カ
テゴリの個数が1バイト(単位はバイト、最大256
個)で与えられ、その個数分のカテゴリを示すカテゴ
リIDが情報タグ情報として伝送される。
【0145】その情報タグは、同図に示す方法で記述さ
れ、伝送される方法があるが、他のシンタックスにより
伝送する方法としてMPEG7国際標準で規定される情
報内容記述子を用いて行うこともできる。
【0146】そして、MPEG−7による場合の情報内
容記述子としては、例えばインデックスとして記述でき
る画像及びその特徴をカラーヒストグラムにより示して
記述するなど、嗜好対象物である被写体の動きを示す動
きベクトルの記述、更には言語シンボルを示す概念的タ
グの記述も可能とされている。
【0147】これらの記述はXML(eXtensible Marku
p Language:拡張マークアップ言語)の記述言語により
なされ、その言語によりコンテンツのデータとそのタグ
情報をリンクした形で記述されるようになされており、
情報内容記述子の検索はこのXMLの記述言語に対して
行なうことができる。
【0148】これらのMPEG7の情報はインターネッ
ト上のhttp://drogo.cselt.it/mpegに詳細に記述されて
おり、また情報処理学会誌41巻2号、2000年2月
号、176〜182頁にも紹介記事が掲載されている。
【0149】以上、映像信号、ないしは音楽信号の記録
機を含む番組信号の記録装置、及び記録した番組信号の
消去を行う記録番組制御装置の構成、及び動作について
述べた。これらの装置により、ユーザの視聴の好みに応
じて記録された多くの番組の内、所定の嗜好レベルの基
準を満たさない番組は自動的に探し出されて消去される
ため、常に記録装置には嗜好レベルの高い番組のみが記
録される機能を有する映像音声情報の記録システムを容
易に実現することが出来る。
【0150】即ち、その記録装置は単にネットワークと
結合され、嗜好番組信号情報に関る伝送機能を設けるこ
とにより、ユーザの視聴の好みが検索抽出され、その抽
出された嗜好情報を基に記録番組の嗜好レベルの低い番
組が自動的に消去されることにより嗜好レベルの高い番
組のみの記録が保存される便利な機能を有する番組信号
記録装置を低価格で構成することが出来る。
【0151】それは、このような機能を実現するための
自動番組認識機能は、記述された嗜好情報、及び番組に
付与された番組情報等に関る、用語、言語解釈が必要で
あり、そのような知的情報を扱う理想的な自動検索機能
はまだ開発途上であり、検索精度も日々進化しているた
めである。
【0152】そのような開発途上にある技術内容を民生
機に搭載すると、その機能が陳腐化しやすく、機器購入
者に不便を与えることとなるため、そのような機能はコ
ンシューマー機器には搭載せず、記録情報削除部20を
外部のアプリケーションサービスプロバイダに設置し、
そのサービスプロバイダよりネットワーク50を介して
ユーザに記録された嗜好レベルの低い番組情報の消去サ
ービスを行うようにすれば、そのサイトの検索アルゴリ
ズムの更新処理はプロバイダの装置に行うだけで良く、
それにより多数ユーザの記録装置に記録される番組の嗜
好レベルを向上させる機能が搭載されることになる。
【0153】そして、その記録番組の嗜好レベルを更に
向上させるためには、アプリケーションプロバイダに設
置される記録情報削除部20の画像テキスチャ認識器2
2、音声キーワード認識器21の検出精度を向上させ
る、及び番組に付される情報タグ情報の細分化、階層構
造化、及び適切なマッピング処理により行えばよい。
【0154】このようなタグ情報の高度化に関しては放
送番組を制作する番組制作者、及び番組放送者により行
われのが好ましい。そして、特に番組放送が通信線を用
いてなされるようなCATV放送である場合は、その通
信線を用いることにより視聴者の有する記録機の記録番
組の削除操作も行いやすく、番組提供者がユーザに対し
て番組提供契約を結んで番組の提供を行うと共に、ユー
ザが自動記録したコンテンツの中でユーザの嗜好レベル
の低い番組は放送者がそのユーザと契約を結ぶことによ
りユーザの嗜好情報を得、放送者がその番組の消去サー
ビスをも番組提供ネットワークを介して行うことは容易
に実現できるものである。
【0155】そして、このようにして記録された番組の
内、嗜好レベルの高くない番組の消去がなされるため、
例えばこのような機能をホームサーバに搭載し、そのホ
ームサーバは設定されて記録されたカテゴリと同一の、
又は類似するカテゴリに区分されて放送される番組の記
録を開始する。
【0156】またその記録を開始する番組のカテゴリ
は、過去にユーザが指定した番組記録実績に基づくカテ
ゴリの他に、所定時間以上視聴された番組の番組情報に
より選定されたカテゴリ、ユーザの番組嗜好情報を基に
して選定されたカテゴリなどのカテゴリが選定されて用
いられる。
【0157】この様に多くのカテゴリが指定されて番組
予約がなされ、多くの番組が記録開始される場合であっ
ても、予め設定されるユーザの番組嗜好情報により、嗜
好レベルの高くない番組は消去されるため、又消去サー
ビスがなされるため、記録メディアの空き領域が確保さ
れ、嗜好レベルの高い番組の記録に失敗するなどの事故
を未然に防ぐことができるものである。
【0158】以上、ユーザ宅にある番組記録機の記録内
容を、ユーザの嗜好レベルに応じて消去するサービスに
ついて述べたが、その消去機能を、放送者側に設置する
記録装置に対して行い、記録した嗜好レベルの高い番組
をVOD(video on demand)によりユーザに伝送する
ような応用がある。
【0159】その、例えば「特定の女優」のファンであ
るようなユーザはVODをサービスするアプリケーショ
ンサービスプロバイダ(ASP)に対し、キーワードの
「特定の女優」に関するサービスを要求する。
【0160】そのASPはユーザから要求されるキーワ
ードに対し、画像テキスチャの認識に「特定の女優」の
顔データを有して画像テキスチャ認識を行うと共に、
「特定の女優」の踊りの動きパターンの動ベクトルも記
憶し、又音声キーワード認識器は「特定の女優」の有す
る音声フォルマント情報を比較データとして有すると共
に音声認識により「特定の女優」の名前をキーワードと
して検出を行う。
【0161】そのようにしてASPでは、登録された
「特定の女優」というキーワードが用いられて24時間
分の総てのチャンネルで放送されたコンテンツのなかよ
り音声で「特定の女優」と発声されるコンテンツを記録
し、その発声が単なる引用であるときは所定時間の中で
生じる発声回数は小さいので嗜好レベルの低いコンテン
ツとして判定を行う。
【0162】反対に、「特定の女優」が出演しているコ
ンテンツであるような場合は単位時間当りに発声される
「特定の女優」の回数が多いため、サーバに内蔵される
そのユーザ用の記録ユニットには嗜好レベルの高いコン
テンツとしての記録が継続される。
【0163】このようにして、嗜好レベルの高いコンテ
ンツの記録が一段落した段階でそれらのコンテンツはV
ODによる専用回線が用いられてユーザに対して伝送さ
れ、ユーザはASPから伝送された嗜好レベルの高いコ
ンテンツを記録機に記録し、視聴することとなる。
【0164】そして、このような機能を搭載したASP
に設置される記録装置には常に最新の番組検索アルゴリ
ズムが搭載されていることにより、ユーザ側で満足な番
組視聴が可能となるなど、新たな放送サービスというこ
とができる。
【0165】また、そのようなASPで検索されて得ら
れてる、ユーザ個人の番組嗜好度合いに係る情報を得て
記録したコンテンツの消去を行う制御はコンピュータプ
ログラムにより行われるが、そのコンピュータプログラ
ムにより実行される動作は次の通りである。
【0166】すなわち、供給される番組信号に関し、予
め予約者の嗜好に基づいて得られた番組嗜好情報に従っ
て番組予約を行い、その予約された番組信号を記録する
番組信号の記録を行うためのコンピュータプログラム
を、予めユーザの番組嗜好情報に基づいて得られた画像
テキスチャ情報が記録される番組信号に含まれているか
を認識し、その認識された画像テキスチャの情報量と、
予め設定された所定の画像テキスチャ情報量とを比較
し、その比較された結果、認識された画像テキスチャの
情報量の方が小であるときは記録した番組信号を消去す
るようにコンピュータを実行させることによりユーザの
嗜好レベルの高いコンテンツのみを記録媒体に記録する
ようにして媒体利用率の高い番組信号の記録方法を実現
する。
【0167】そして、画像テキスチャを用いる番組嗜好
情報の検出の他に、音声キーワードを用いる方法、及び
番組と共に放送、ないしは伝送される記述情報を用いる
ことによリ、同様にして媒体利用率の高い番組信号の記
録方法を実現することができる。
【0168】また、そのような画像テキスチャを認識す
る方法、音声キーワードを検出する方法が十分に確立さ
れていない今日において、その認識ないしは検出をAS
Pに依頼し、そのASPで解析して得られた結果を用い
てユーザの番組信号記録装置の記録番組に係る消去制御
を行うことは有効である。
【0169】そして、このような新たな放送サービスは
ユーザ個人個人に対して異なる嗜好データ、及び検索結
果の予約データはプライバシー保護の観点からも暗号化
され、暗号化された情報はID番号により管理され、こ
れらの情報の漏洩、悪用の防止が行われるものである。
【0170】そのようにして、十分な情報管理のもとで
ASP側でなされる認識ないしは検出はプログラムによ
り実行されるコンピュータによりなされ、そのASP側
におけるコンピュータプログラムは次のようになってい
る。
【0171】即ち、番組の内容に応じて区分けしたカテ
ゴリ情報、及び/又は番組内容に関わる記述情報が付加
されて放送側より放送される番組を受信側で受信し、受
信側では受信された番組の内所定の前記カテゴリ情報を
有する番組を選定して記録を行うと共に、その記録され
た番組はサービス提供側から供給される前記記録した番
組を消去するための番組消去信号を基に前記記録した番
組の消去がなされるようになし、前記サービス提供側で
は、予め受信側より得られた予約者の嗜好に基づく番組
嗜好情報を基に、前記受信側で受信されて記録された番
組に係る嗜好度を抽出し、その抽出された嗜好度のレベ
ルが所定のレベル以下であるときは受信側で記録された
番組を消去するための制御信号を生成し、その生成され
た制御信号は受信側に供給されて記録された前記番組を
消去するようになしている記録番組の制御をコンピュー
タを実行することにより行うコンピュータプログラム
は、伝送路を介して受信側より提供された番組嗜好情報
に基づいて記録される番組の、番組嗜好情報に基づく画
像テキスチャ、音声キーワード、又は前記記述情報の少
なくとも1つが記録される前記番組に含まれているかを
認識し、その認識された前記画像テキスチャ、音声キー
ワード、又は記述情報のレベルが、予め前記番組嗜好情
報を基にして設定された所定のレベル以下であるときに
は、前記記録された番組を消去するための番組消去信号
を伝送路を介して受信側に伝送するようにコンピュータ
を実行して動作させるようになすコンピュータプログラ
ムである。
【0172】以上の様にして、ユーザの嗜好レベルの高
いコンテンツのみを記録するための動作を、コンピュー
タを実行されるためのプログラムを用いて実現すること
ができるが、画像テキスチャ情報の認識、及び音声キー
ワード情報の認識を行うためには前述の様に、所定の複
雑な装置と、嗜好情報を演算して抽出するための所定の
実行時間を必要とする。
【0173】そして、画像テキスチャ情報の認識、及び
音声キーワード情報の認識を行う第1の目的はユーザの
嗜好するアーティストの特定を行うことであるので、出
演アーチストの情報を直接所有している放送者が、その
出演者情報などを文字コードにより記述して補助チャン
ネルなどを用いて送出することができれば、ユーザ側で
はその文字コード列より直接嗜好いキーワードを検索処
理により抽出できるなど、経済的な負担を大きくするこ
となしにコンテンツに係る嗜好レベルの抽出を行なうこ
とができる。
【0174】そのようなキーワードを伝送するような放
送方式は、番組内容を記述した記述情報が付されて供給
される番組信号に関し、予め多数の番組予約者が嗜好す
る番組嗜好情報を代表するキーワードにより分類し、そ
の分類されたキーワードを番組出演者に対応させて番組
信号と共に補助情報として伝送するようになすものであ
り、その伝送される番組出演者毎のキーワードは視聴者
により出現回数などが認識されるようになすとともに、
番組視聴者側ではその認識された回数が所定の回数以下
である場合には視聴者により記録されたコンテンツは視
聴後に、ないしは視聴後の所定時間後に自動的に消去を
行うためのコンテンツ消去信号を生成するためのものと
して用いるためのものであり、そのようなコンテンツの
識別に係るキーワード情報が視聴者側に供給され視聴者
側ではコンテンツ記録装置に記録されたコンテンツのう
ち、嗜好レベルの高い番組を除いて記録したコンテンツ
を自動的に消去するための識別用キーワードとして用い
られるものである。
【0175】このようにして、放送者より供給されるキ
ーワード情報を用い、ないしはユーザの嗜好番組に係る
画像的す者情報、及び音声キーワード情報を用いること
によリ、ユーザ側では従来なされていたよりも多くのコ
ンテンツの記録を行うと共に、記録したコンテンツは視
聴後、ないしは視聴した後の所定時間後に、消去を禁止
するための操作がなされない限り自動的に消去されるよ
うになし、保存されるコンテンツはユーザの嗜好レベル
の高いものだけとされると共に、その消去禁止のための
操作を基にしてユーザの嗜好情報は、よりユーザの嗜好
と一致度の高い情報に更新されるようになされるもので
ある。
【0176】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ユーザの
嗜好により予め設定された番組嗜好に関わる情報を基に
放送される番組が自動予約されて記録されると共に、所
定時間の時間間隔に記録される映像信号の画像テキスチ
ャ情報を得、その得られた画像テキスチャ情報が嗜好す
る対象であるとするレベルが低いとき、あるいはそのテ
キスチャ情報が得られないときはその記録中の番組を消
去するようにするため、ユーザの嗜好レベルの高い番組
のみを記録するための番組信号の記録方法を提供できる
効果がある。
【0177】また、請求項2記載の発明によれば、ユー
ザの嗜好により予め設定された番組嗜好に関わる情報を
基に放送される番組が自動予約されて記録されると共
に、所定時間の間隔記録される音声信号の音声キーワー
ド情報を得、その得られた音声キーワード情報が嗜好す
る対象であるとするレベルが低いとき、あるいはその音
声キーワード情報が得られないときはその記録中の番組
を消去するようにするため、ユーザの嗜好レベルの高い
番組のみを記録するための番組信号の記録方法を提供で
きる効果がある。
【0178】また、請求項3記載の発明によれば、ユー
ザの嗜好により予め設定された番組嗜好に関わる情報を
基に放送される番組が自動予約されて記録されると共
に、所定時間間隔に記録される番組信号の内容に関わる
コンテンツタグ情報を得、その得られたコンテンツタグ
情報が嗜好する対象であるとするレベルが低いとき、あ
るいは嗜好するコンテンツタグ情報が得られないときは
その記録中の番組を消去するようにするため、ユーザの
嗜好レベルの高い番組のみを記録するための番組信号の
記録方法を提供できる効果がある。
【0179】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1〜3に記述する効果に加え、特にユーザにより設定
された時間を経過した番組の消去を行なうようにしてい
るため、ユーザの嗜好レベルの低い番組の消去が容易に
なされ、記録装置にはユーザの嗜好レベルの高い番組の
みを蓄積するための番組信号の記録方法を提供できる効
果がある。
【0180】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1〜3に記述する効果に加え、特にユーザにより記録
した番組の消去禁止に係る操作がなされていないとき
は、その番組の視聴終了後に消去を行なうようにしてい
るため、ユーザの嗜好レベルの低い番組の消去が容易に
なされ、記録装置にはユーザの嗜好レベルの高い番組の
みを蓄積するための番組信号の記録方法を提供できる効
果がある。
【0181】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1〜3に記述する効果に加え、特にユーザにより記録
した番組の消去禁止に係る操作情報を基にして予め設定
してある個人嗜好情報の更新を行なうようにしているた
め、記録装置にはよりユーザの嗜好レベルの高い番組を
記録して蓄積するための番組信号の記録方法を提供でき
る効果がある。
【0182】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1〜3に記述する効果に加え、特にユーザによる番組
の予約設定はカテゴリのみを指定して行なうことがで
き、そのカテゴリの設定により複数の番組が予約されて
記録が開始されるような場合であっても、その放送番組
の画像テキスチャ、音声キーワード、又は番組内容に関
わる記述情報を基にユーザの嗜好レベルの低い番組の消
去がなされるため、記録装置にユーザの嗜好レベルの高
い番組のみを記録するための番組信号の記録方法を提供
できる効果がある。
【0183】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載の発明による効果に加え、特にユーザによる番
組予約のためのカテゴリ設定がなされない場合であって
も過去に設定されたカテゴリ情報を基に類似するカテゴ
リの番組が自動的に予約設定されると共に、そのカテゴ
リ設定により複数の番組が予約されて記録が開始される
ような場合であっても、その放送番組の画像テキスチ
ャ、音声キーワード、又は番組内容に関わる記述情報を
基にユーザの嗜好レベルの低い番組の消去がなされるた
め、記録装置にユーザの嗜好レベルの高い番組のみを記
録するための番組信号の記録方法を提供できる効果があ
る。
【0184】また、請求項9記載の発明によれば、放送
される番組をユーザが受信して、記録するとき、例えば
そのユーザと契約関係にあるサービスプロバイダはその
記録される番組のユーザ嗜好レベルを画像テキスチャ、
音声キーワード、又は番組内容に関わり付加される記述
情報に基づいて認識し、その認識された結果、番組の嗜
好度レベルが低い、あるいは番組の嗜好度がないと判断
されるとき、サービスプロバイダはユーザは記録した番
組の消去を行うための制御信号を伝送する記録番組制御
信号の伝送方法を提供できる効果がある。
【0185】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項9の効果に加え、特に記録側でなされる、記録され
た番組信号の消去時間に係る操作を基にして番組消去用
の制御信号の生成を行なうようにしているため、嗜好レ
ベルの低い、あるいは嗜好のレベルがないとされる番組
の消去を適切に行うための記録番組制御信号の伝送方法
を提供できる効果がある。
【0186】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項9の効果に加え、特に番組信号が視聴されて前記番
組信号の消去に係る消去禁止操作がなされたときは、前
記記録側より前記消去禁止操作に係る操作情報を得ると
共に、その消去禁止操作がなされた番組信号に係り検出
された番組嗜好情報を、過去にユーザ側より提供された
番組嗜好情報に追加するようにしているため、ユーザ側
で嗜好レベルの高い番組のみの蓄積を好適に行うための
記録番組制御信号の伝送方法を提供できる効果がある。
【0187】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項9の効果に加え、サービスプロバイダと放送事業者
は共通の伝送路を用いて番組の供給、及び記録された嗜
好レベルの低い、あるいは嗜好のレベルがないとされる
番組の消去を行うことができるため、ユーザが使用する
通信路は1本で良く、簡易な受信装置により通信コスト
を削減した録画番組の消去を行うための記録番組制御信
号の伝送方法を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な第1の実施例による映像音声情
報の記録システムの概略の構成を示す図である。
【図2】嗜好情報伝送フォーマット例を示す説明図であ
る。
【図3】嗜好データの伝送フォーマット例を示す図であ
る。
【図4】キーワードデータの伝送フォーマット例を示す
図である。
【図5】コンテンツを種別コード1により分類して例示
したものである。
【図6】種別コード1である映画、ドラマを種別コード
2により更に分類して例示したものである。
【図7】種別コード5である子供、青少年向けコンテン
ツを種別コード2により更に分類して例示したものであ
る。
【図8】種別コード7である芸術、教養コンテンツを種
別コード2により更に分類して例示したものである。
【図9】嗜好コードに対する嗜好データの内容を例示し
たものである。
【図10】詳細番組情報データベースに関る情報項目を
例示したものである。
【図11】詳細番組情報データベースに記憶される番組
内容を例示したものである。
【図12】個人予約情報として伝送される嗜好番組信号
のデータフォーマットを例示した図である。
【図13】情報タグ検出器を用いた第2の実施例による
映像音声情報の記録システムの構成例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例による映像音声情報の
記録システムの概略の構成を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施例による映像音声情報の
記録システムの概略の構成を示す図である。
【図16】画像テクスチャ認識器の構成例を示す説明図
である。
【図17】音声キーワード認識器の構成例を示す図であ
る。
【図18】情報タグを記述するためのシンタックスを例
示した図である。
【符号の説明】
10 記録部 11 ユーザインタフェース 12 表示器 13 記録再生機 14 嗜好情報発生器 15 予約器 20、20a 記録情報消去部 21 音声キーワード認識器 22 画像テクスチャ認識器 23 情報タグ検出器 24 CPU 25 保持削除パラメータメモリ 26 タイマー 27 削除器 30 番組検索部 31 番組検索器 40 データベース部 40a サービス業者 41 個人嗜好情報データベース 42 番組情報データベース 43 放送受信機 44 詳細番組情報データベース 45 EPG受信機 50 データバス 211 ヘッダ検出器 212 VLC(FLC)復号器 213 AC値、DC値検出器 214 周波数特性検出器 215 音圧検出器 216 音声特徴データベース 217 特徴量比較器 218 音声判別器 221 ヘッダ検出器 222 VLC(FLC)復号器 223 DC値、AC値、動きベクトル値検出器 224a 輪郭検出器 224b 周波数帯検出器 224c 色検出器 224d 動き量検出器 225 画像特徴データベース 226 特徴量比較器 227 画像判別器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 7/173 640A 5D044 5/91 17/00 Z 5D110 7/173 640 5/91 C 17/00 L Fターム(参考) 5B082 CA14 5C052 AA01 AB02 CC06 CC11 DD04 DD06 5C053 FA20 FA21 FA23 GA11 GB06 GB11 GB38 JA01 JA16 JA21 KA05 LA06 LA07 LA15 5C061 BB07 5C064 BA01 BB07 BC18 BC23 BC25 BD02 BD03 BD08 BD09 BD13 5D044 AB05 AB07 DE49 GK08 GK12 HL11 5D110 AA27 AA29 BB27 DA04 DA16 DB08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される番組信号に関し予め予約者の嗜
    好に基づいて得られた番組嗜好情報に従って番組予約を
    行い、その予約された番組信号を記録する番組信号の記
    録方法であって、 予め前記番組嗜好情報に基づいて得られた画像テキスチ
    ャ情報が記録される番組信号に含まれているかを認識す
    る第1のステップと、 その第1のステップで認識された画像テキスチャの情報
    量と、予め設定された所定の画像テキスチャ情報量とを
    比較する第2のステップと、 その第2のステップで比較した結果、前記認識された画
    像テキスチャの情報量の方が小であるときは前記記録し
    た番組信号を消去する第3のステップと、 を有してなることを特徴とする番組信号の記録方法。
  2. 【請求項2】供給される番組信号に関し予め予約者の嗜
    好に基づいて得られた番組嗜好情報に従って番組予約を
    行い、その予約された番組信号を記録する番組信号の記
    録方法であって、 予め前記番組嗜好情報に基づいて得られた音声キーワー
    ド情報が記録される番組信号に含まれているかを認識す
    る第1のステップと、 その第1のステップで認識された音声キーワードの情報
    量と、予め設定された所定の音声キーワード情報量とを
    比較する第2のステップと、 その第2のステップで比較した結果、前記認識された音
    声キーワードの情報量の方が小であるときは前記記録し
    た番組信号を消去する第3のステップと、 を有してなることを特徴とする番組信号の記録方法。
  3. 【請求項3】番組内容を記述した記述情報が付されて供
    給される番組信号に関し、予め予約者の嗜好に基づいて
    得られた番組嗜好情報に従って番組予約を行い、その予
    約された番組信号を記録する番組信号の記録方法であっ
    て、 予め前記番組嗜好情報に基づいて得られた前記記述情報
    が記録される番組信号に含まれているかを認識する第1
    のステップと、 その第1のステップで認識された記述情報と、予め前記
    番組嗜好情報に基づいて得られた記述情報との記述語数
    を比較する第2のステップと、 その第2のステップで比較して得られる共通の前記記述
    語数の方が少ないときには前記記録した番組信号を消去
    する第3のステップと、 を有してなることを特徴とする番組信号の記録方法。
  4. 【請求項4】前記第3のステップにおける記録した番組
    信号の消去は、番組信号記録後の、予め設定された時間
    を経過した番組に対して行われることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の番組信号の記録方法。
  5. 【請求項5】前記第3のステップにおける記録した番組
    信号は、番組信号の記録後の視聴時に、前記番組信号の
    消去に係る禁止操作がなされなかったときは、前記番組
    信号の視聴終了後に前記番組信号の消去を行うようにな
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記
    載の番組信号の記録方法。
  6. 【請求項6】前記第3のステップにおける記録した番組
    信号の記録後の視聴時に、前記番組信号の消去に係る禁
    止操作がなされた操作情報、または消去に係る禁止操作
    がなされなかった動作に係る操作情報を基にして、前記
    予め予約者の嗜好に基づいて得られた番組嗜好情報に、
    前記番組信号から検出された番組嗜好に係る情報のレベ
    ルを高める、または検出された番組嗜好に係る情報のレ
    ベルを低めるようにして、前記番組嗜好情報の更新処理
    を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の番組信号の記録方法。
  7. 【請求項7】前記番組信号は、予め設定されたカテゴリ
    毎の信号として供給されることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の番組信号の記録方法。
  8. 【請求項8】前記カテゴリは、予め、又は前記番組信号
    と共に供給される番組情報であり、前記予約された番組
    信号の記録はユーザが指定したカテゴリ、前記番組嗜好
    情報を基にして選定されたカテゴリ、所定時間以上視聴
    された番組の番組情報により選定されたカテゴリ、又は
    過去の番組記録実績により選定されたカテゴリであるこ
    とを特徴とする請求項7記載の番組信号の記録方法。
  9. 【請求項9】放送番組のうち、所定の嗜好レベルの番組
    を記録番組として記録する記録側と、その記録側と伝送
    路により結合され、前記記録番組を操作者の番組嗜好情
    報に基づいて前記記録番組の消去用の制御信号を生成す
    るサービス提供側との間における記録番組制御信号の伝
    送方法であって、 前記サービス提供側は、前記伝送路を介して得た前記番
    組嗜好情報に基づく画像テキスチャ、音声キーワード、
    又は前記記述情報の少なくとも1つが前記記録番組に含
    まれているかを認識する第1のステップと、 その第1のステップにより認識された前記画像テキスチ
    ャ、音声キーワード、又は記述情報のレベルが、予め前
    記番組嗜好情報を基にして設定された所定のレベル以下
    であるときは、前記記録番組を消去するための番組消去
    用の制御信号を生成する第2のステップと、 を有して前記生成された制御信号を前記記録側に伝送す
    るようにしたことを特徴とする記録番組制御信号の伝送
    方法。
  10. 【請求項10】前記第2のステップにおける番組消去信
    号は、前記記録側にて番組の記録がなされ、且つ前記記
    録側により予め設定された、記録後の所定時間を経過し
    た前記記録番組に係る消去用信号であることを特徴とす
    る請求項9記載の記録番組制御信号の伝送方法。
  11. 【請求項11】前記番組嗜好情報は、前記記録側にて前
    記記録番組が視聴され、その記録番組の消去に係る消去
    禁止操作がなされたときは、前記サービス提供側で、前
    記記録側より消去禁止操作に係る操作情報を得ると共
    に、前記操作者の番組嗜好情報に、前記消去禁止操作が
    なされた番組信号より検出される番組嗜好情報を追加す
    るようにして、前記番組嗜好情報の更新処理を行うこと
    を特徴とする請求項9記載の記録番組制御信号の伝送方
    法。
  12. 【請求項12】前記第3のステップにおける前記制御信
    号は、前記番組を放送する放送側が放送のために用いる
    伝送路と同一の伝送路を用いて伝送することを特徴とす
    る請求項9記載の記録番組制御信号の伝送方法。
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