JP2002354178A - 請求書印刷代行システム、請求書配信サーバ、コピー機、請求書印刷代行方法、文書印刷代行システム、及び文書印刷代行方法 - Google Patents

請求書印刷代行システム、請求書配信サーバ、コピー機、請求書印刷代行方法、文書印刷代行システム、及び文書印刷代行方法

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JP2002354178A
JP2002354178A JP2001155563A JP2001155563A JP2002354178A JP 2002354178 A JP2002354178 A JP 2002354178A JP 2001155563 A JP2001155563 A JP 2001155563A JP 2001155563 A JP2001155563 A JP 2001155563A JP 2002354178 A JP2002354178 A JP 2002354178A
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JP
Japan
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bill
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Application number
JP2001155563A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kawada
豊 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Ricoh Technosystems Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Ricoh Technosystems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に
要される費用や手間等を削減することを可能とする請求
書印刷代行システム、請求書配信サーバ、コピー機、及
び請求書印刷代行方法を提供する。 【解決手段】 特定文書依頼主300から印刷代行依頼
された請求書を保守会社から各コピー機201へ配信
し、コピー機201において印刷する。この際、請求書
は、各請求先毎に統合する。また、請求書の印刷代行を
依頼する際に、特定文書依頼主300では、各請求書に
おいてユニークな発行キーが生成される。コピー機は、
この発行キーを用いて印刷の際に、請求書を印刷するこ
との許可を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求書印刷代行シ
ステム、請求書配信サーバ、コピー機、請求書印刷代行
方法、文書印刷代行システム、及び文書印刷代行方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、本、雑誌、新聞、広告、請求書、
領収書等(以下、特定文書という)は、様々な大きさの
用紙が用いられ、それぞれの発行元において印刷が管理
されている。
【0003】例えば、請求書等は、各々の請求元におい
て各個人あるいは企業毎に印刷され、郵送により、請求
先へ送付されている。
【0004】本や雑誌、新聞や広告等に関しても、これ
は同じであり、それぞれの発行元において、印刷する用
紙の大きさや文字の大きさ、掲載する情報等が決定され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、同一のカテゴリーに属する特定文書、例えば請求
書が、請求元毎に決定されたフォーマットの様式で印刷
された場合、これを受け取るユーザ側にとっては、異な
る用紙サイズがまじり、更に、枚数が多くなり、非常に
管理しにくいという問題が存在する。
【0006】更に、請求書の受け渡しを郵送により行う
ため、ユーザは、発送後、受け取るまでに日数がかか
り、迅速な対応ができないという問題も有している。
【0007】また、請求元にとっても、各個人又は企業
毎に請求書を印刷し、これを郵送により送付しなければ
ならないため、システム構築に要するコスト、用紙や郵
送に係る費用、人件費、郵送料等が膨大なものとなって
いた。
【0008】従って、本発明は、係る問題に鑑みなされ
たものであり、受け取り側が管理しやすく、且つ、発行
側に要される費用や手間等を削減することを可能とする
請求書印刷代行システム、請求書配信サーバ、コピー
機、請求書印刷代行方法、文書印刷代行システム、及び
文書印刷代行方法を提供することを目的とする。
【0009】ここで、本発明では、発行元と受け取り側
との間に、コピー機による印刷の管理を担う印刷代行者
を設け、この保守会社が印刷の管理・代行を行うことに
より、印刷代行者における利益の向上も図れることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、請求書配信システムと請求
書依頼システムとコピー機とを有する請求書印刷代行シ
ステムであって、請求書依頼システムより依頼された請
求書を、コピー機において印刷することを特徴としてい
る。
【0011】これにより、請求項1記載の発明では、受
け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費用
や手間等を削減することが可能となる。即ち、ユーザ側
にとっては、発行されてから直ちに請求書を受け取るこ
とができ、且つ、全て同一の用紙(大きさ等)で受け取
ることができるため、ファイリング等により非常に管理
がしやすい。また、請求書の印刷代行依頼側にとって
は、従来要していた請求書印刷のためのシステム費及び
ランニングコスト(トナーや保守料金)や、人件費、請
求書の用紙・封筒費、更に、郵送のための通信費等を節
約することが可能となり、且つ、印刷の際の手間等を省
くことが可能となる。更に、請求書の印刷代行を請け負
った代行側では、依頼側に代行料等を請求することが可
能となるため、コピー機の管理費以外にも収入源を設け
ることが可能となる。
【0012】更に、請求項2記載の発明は、請求書依頼
システムが、請求書を請求書配信システムへ通知し、請
求書配信システムが、通知された請求書をコピー機へ配
信し、コピー機が、配信された請求書を印刷する際に、
ユニークな識別情報を生成し、生成したユニークな識別
情報を請求書に付して印刷することを特徴としている。
【0013】これにより、請求項2記載の発明では、受
け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費用
や手間等を削減することが可能となるだけでなく、代行
側が印刷された請求書を管理することが可能となり、請
求書の原本性を保つことが可能となる。
【0014】更に、請求項3記載の発明は、請求書配信
システムが、通知された複数の請求書を、配信先毎に統
合し、統合後の請求書をコピー機へ配信することを特徴
としている。
【0015】これにより、請求項3記載の発明では、請
求書の総枚数が削減されるため、ユーザ側にとって、よ
り管理しやすい請求書を提供することが可能となる。
【0016】更に、請求項4記載の発明は、請求書配信
システムが、統合された請求書を作成する際に、統合の
対象とする請求書の内容に基づいて一覧表を作成し、統
合後の請求書と共に、一覧表を印刷することを特徴とし
ている。
【0017】これにより、請求項4記載の発明では、統
合された請求書の一覧により、ユーザが請求書の内容を
容易に確認することを可能にするため、ユーザ側にとっ
て、より管理しやすい請求書を提供することが可能とな
る。
【0018】更に、請求項5記載の発明は、請求書依頼
システムが、請求書と共に、発行した発行キーを請求書
配信システムへ通知し、請求書配信システムが、請求書
と共に発行キーをコピー機へ通知し、コピー機が、請求
書を印刷する際に、通知された発行キーに基づいて、請
求書配信システム又は請求書依頼システムから請求書の
印刷の許可を受けることを特徴としている。
【0019】これにより、請求項5記載の発明では、コ
ピー機において印刷された請求書の原本性を保つことが
可能となる。
【0020】更に、請求項6記載の発明は、コピー機
が、ユーザより入力されたユーザの照合情報に基づい
て、請求書配信システムから請求書の印刷の許可を受け
ることを特徴としている。
【0021】これにより、請求項6記載の発明では、請
求書を受け取るユーザの認証を可能とするため、ユーザ
自身が管理するコピー機以外においても、安全に該ユー
ザに対する請求書を印刷させることが可能となる。
【0022】更に、請求項7記載の発明は、コピー機
が、請求書に記載する情報を、予めコードと対応づけて
記憶し、請求書依頼システムが、コードに基づき、請求
書の印刷を依頼し、請求書配信システムが、請求書依頼
システムより通知されたコードをコピー機へ配信し、コ
ピー機が、配信されたコードに対応する情報に基づい
て、請求書を作成し、印刷することを特徴としている。
【0023】これにより、請求項7記載の発明では、送
受信のデータ量が削減可能となり、短時間で請求書を配
信することが可能となる。
【0024】また、請求項8記載の発明は、依頼された
請求書を、コピー機に印刷させることを特徴としてい
る。
【0025】これにより、請求項8記載の発明では、受
け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費用
や手間等を削減することが可能となる。即ち、ユーザ側
にとっては、発行されてから直ちに請求書を受け取るこ
とができ、且つ、全て同一の用紙(大きさ等)で受け取
ることができるため、ファイリング等により非常に管理
がしやすい。また、請求書の印刷代行依頼側にとって
は、従来要していた請求書印刷のためのシステム費及び
ランニングコスト(トナーや保守料金)や、人件費、請
求書の用紙・封筒費、更に、郵送のための通信費等を節
約することが可能となり、且つ、印刷の際の手間等を省
くことが可能となる。更に、請求書の印刷代行を請け負
った代行側では、依頼側に代行料等を請求することが可
能となるため、コピー機の管理費以外にも収入源を設け
ることが可能となる。
【0026】更に、請求項9記載の発明は、通知された
請求書を前記コピー機へ配信し、コピー機において、配
信された請求書を印刷する際に生成されたユニークな識
別情報を管理することを特徴としている。
【0027】これにより、請求項9記載の発明では、受
け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費用
や手間等を削減することが可能となるだけでなく、代行
側が印刷された請求書を管理することが可能となり、請
求書の原本性を保つことが可能となる。
【0028】更に、請求項10記載の発明は、依頼され
た複数の請求書を、配信先毎に統合し、統合後の請求書
をコピー機へ配信することを特徴としている。
【0029】これにより、請求項10記載の発明では、
請求書の総枚数が削減されるため、ユーザ側にとって、
より管理しやすい請求書を提供することが可能となる。
【0030】更に、請求項11記載の発明は、統合され
た請求書を作成する際に、統合の対象とする請求書の内
容に基づいて一覧表を作成し、統合後の請求書と共に、
一覧表をコピー機へ配信することを特徴としている。
【0031】これにより、請求項11記載の発明では、
統合された請求書の一覧により、ユーザが請求書の内容
を容易に確認することを可能にするため、ユーザ側にと
って、より管理しやすい請求書を提供することが可能と
なる。
【0032】また、請求項12記載の発明は、配信され
た請求書を印刷する際に、ユニークな識別情報を生成
し、生成したユニークな識別情報を請求書に付して印刷
することを特徴としている。
【0033】これにより、請求項12記載の発明では、
代行側が印刷された請求書を管理することが可能とな
り、請求書の原本性を保つことが可能となる。
【0034】更に、請求項13記載の発明は、請求書を
印刷する際に、請求書と対応して通知された発行キーに
基づいて、請求書の印刷の許可を受けることを特徴とし
ている。
【0035】これにより、請求項13記載の発明では、
コピー機において印刷された請求書の原本性を保つこと
が可能となる。
【0036】更に、請求項14記載の発明は、ユーザよ
り入力されたユーザの照合情報に基づいて、請求書の印
刷の許可を受けることを特徴としている。
【0037】これにより、請求項14記載の発明では、
請求書を受け取るユーザの認証を可能とするため、ユー
ザ自身が管理するコピー機以外においても、安全に該ユ
ーザに対する請求書を印刷させることが可能となる。
【0038】また、請求項15記載の発明は、請求書の
印刷代行を受注する請求書印刷受注工程と、依頼された
請求書をコピー機へ配信する請求書配信工程と、コピー
機において、配信された請求書を印刷する際に、ユニー
クな識別情報を生成し、生成したユニークな識別情報を
請求書に付して印刷する請求書印刷工程と、を有するこ
とを特徴としている。
【0039】これにより、請求項15記載の発明では、
受け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費
用や手間等を削減することが可能となる。即ち、ユーザ
側にとっては、発行されてから直ちに請求書を受け取る
ことができ、且つ、全て同一の用紙(大きさ等)で受け
取ることができるため、ファイリング等により非常に管
理がしやすい。また、請求書の印刷代行依頼側にとって
は、従来要していた請求書印刷のためのシステム費及び
ランニングコスト(トナーや保守料金)や、人件費、請
求書の用紙・封筒費、更に、郵送のための通信費等を節
約することが可能となり、且つ、印刷の際の手間等を省
くことが可能となる。更に、請求書の印刷代行を請け負
った代行側では、依頼側に代行料等を請求することが可
能となるだけでなく、コピー機の管理費以外にも収入源
を設けることが可能となるだけでなく、代行側が印刷さ
れた請求書を管理することが可能となり、請求書の原本
性を保つことが可能となる。
【0040】更に、請求項16記載の発明は、依頼され
た複数の請求書を、配信先毎に統合する請求書統合工程
を有し、請求書配信工程は、統合後の請求書を前記コピ
ー機へ配信することを特徴としている。
【0041】これにより、請求項16記載の発明では、
請求書の総枚数が削減されるため、ユーザ側にとって、
より管理しやすい請求書を提供することが可能となる。
【0042】更に、請求項17記載の発明は、請求書統
合工程が、統合された前記請求書を作成する際に、統合
の対象とする請求書の内容に基づいて一覧表を作成し、
請求書印刷工程が、統合後の請求書と共に、一覧表を印
刷することを特徴としている。
【0043】これにより、請求項17記載の発明では、
統合された請求書の一覧により、ユーザが請求書の内容
を容易に確認することを可能にするため、ユーザ側にと
って、より管理しやすい請求書を提供することが可能と
なる。
【0044】更に、請求項18記載の発明は、請求書印
刷依頼工程が、請求書と共に、発行した発行キーを通知
し、請求書配信工程が、請求書と共に発行キーをコピー
機へ通知し、請求書印刷工程が、請求書を印刷する際
に、通知された発行キーに基づいて、請求書の印刷が許
可されることを特徴としている。
【0045】これにより、請求項18記載の発明では、
コピー機において印刷された請求書の原本性を保つこと
が可能となる。
【0046】更に、請求項19記載の発明は、請求書印
刷工程が、ユーザより入力されたユーザの照合情報に基
づいて、請求書の印刷が許可されることを特徴としてい
る。
【0047】これにより、請求項19記載の発明では、
請求書を受け取るユーザの認証を可能とするため、ユー
ザ自身が管理するコピー機以外においても、安全に該ユ
ーザに対する請求書を印刷させることが可能となる。
【0048】更に、請求項20記載の発明は、請求書印
刷依頼工程が、予め請求書に記載する情報と対応づけら
れたコードに基づいて、請求書の印刷代行が依頼され、
請求書配信工程が、請求書印刷依頼工程において通知さ
れたコードを前記コピー機へ配信し、請求書印刷工程
が、配信されたコードに対応する情報に基づいて、請求
書を作成し、印刷することを特徴としている。
【0049】これにより、請求項20記載の発明では、
送受信のデータ量が削減可能となり、短時間で請求書を
配信することが可能となる。
【0050】更に、請求項21記載の発明は、請求書が
印刷されたか否かを管理する請求書印刷状況管理工程
と、請求書の印刷がなされた場合、印刷代行料を決定す
る印刷代行料決定工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0051】これにより、請求項21記載の発明では、
印刷の完了に応じて、代行側が依頼側へ請求書印刷代行
料を請求することが可能となる。
【0052】更に、請求項22記載の発明は、コピー機
における印刷内容を記憶する印刷内容記憶工程と、印刷
内容記憶工程で記憶された印刷内容において、請求書が
印刷されたことを示す印刷内容が含まれる場合、請求書
が印刷されたことを示す印刷内容に基づいて、コピー機
の保守管理料を決定することを特徴としている。
【0053】これにより、請求項22記載の発明では、
コピー機における請求書の印刷に応じて、ユーザの保守
管理料を減額することが可能となる。更に、保守管理料
の減額に伴い、代行側はコピー機の使用量の増加も期待
することが可能となる。
【0054】更に、請求項23記載の発明は、コピー機
において請求書が印刷された場合、請求書を印刷したユ
ーザへ、商品を購入するためのポイントを与えるポイン
ト付与工程を有することを特徴としている。
【0055】これにより、請求項23記載の発明では、
ユーザが有するコピー機以外で請求書が印刷された場合
でも、ユーザに対して相応の利益を与えることが可能と
なる。
【0056】更に、請求項24記載の発明は、ユーザか
ら請求書において請求される金額を集金する集金工程
と、集金された金額を請求書の請求元へ支払う請求金額
支払工程と、を有することを特徴としている。
【0057】これにより、請求項24記載の発明では、
保守会社が請求書の印刷だけでなく、ユーザと請求元と
の間における請求金額の決済の代行も行うことが可能と
なるため、ユーザ及び請求元(依頼主)にとっては、請
求から支払いまでを管理しやすく、サービスが向上さ
れ、更に、保守会社にあっては、請求書の印刷代行だけ
でなく、決済の仲介料も収入源とすることができ、更
に、ユーザ及び請求元に対して提供するサービスを向上
させることから、本発明の利用率の向上、更には、コピ
ー機等の保守管理料の増加を期待することが可能とな
る。
【0058】更に、請求項25記載の発明は、請求書印
刷工程が、請求書において請求される金額を支払うため
のバーコードを、請求書に添付して印刷し、集金工程
が、バーコードに基づいて支払われた金額を集金するこ
とを特徴としている。
【0059】これにより、請求国25記載の発明では、
保守会社が請求書の印刷だけでなく、ユーザと請求元と
の間における請求金額の決済の代行も行うことが可能と
なるため、ユーザ及び請求元(依頼主)にとっては、請
求から支払いまでを管理しやすく、サービスが向上さ
れ、更に、保守会社にあっては、請求書の印刷代行だけ
でなく、決済の仲介料も収入源とすることができ、更
に、ユーザ及び請求元に対して提供するサービスを向上
させることから、本発明の利用率の向上、更には、コピ
ー機等の保守管理料の増加を期待することが可能とな
り、更に、例えば、コンビニエンスストア等で印刷され
た請求書に基づいて、ユーザが一連の流れで、請求金額
を支払うことが可能となるため、ユーザに提供するサー
ビスをより向上させることが可能となる。
【0060】更に、請求項26記載の発明は、集金工程
が、請求書を印刷したユーザが有するコピー機に関する
保守管理料の決済の際に、請求書において請求される金
額を集金し、集金工程において集金された金額が、請求
書の印刷代行を依頼した請求元に対する印刷代行料の決
済の際に支払うことを特徴としている。
【0061】これにより、請求項26記載の発明では、
ユーザ又は請求元と保守会社との決済を一括して行うこ
とが可能となるため、ユーザ、請求元、保守会社におけ
る余分な手間を省くことが可能となる。
【0062】更に、請求項27記載の発明は、請求書印
刷工程が、請求書において請求される金額を、請求元へ
支払うためのバーコードを、請求書に添付して印刷する
ことを特徴としている。
【0063】これにより、請求項27記載の発明では、
例えば、コンビニエンスストア等で印刷された請求書に
基づいて、ユーザが一連の流れで、請求金額を支払うこ
とが可能となるため、ユーザに提供するサービスをより
向上させることが可能となる。
【0064】また、請求項28記載の発明は、文書配信
システムと文書依頼システムとコピー機とユーザ端末と
を有する文書印刷代行システムであって、ユーザ端末よ
り文書依頼システムへ文書を発注し、文書依頼システム
から文書配信システムへ依頼された文書を、コピー機に
おいて印刷することを特徴としている。
【0065】これにより、請求項28記載の発明では、
役所や著作権等を有する文書を発行する会社等が、ユー
ザより注文された文書をユーザの受け取りやすい場所へ
提供することが可能となり、例えば受取場所をコンビニ
エンスストア等とした場合には、一年を通して24時間
いつでもユーザが文書を受け取ることが可能となる。
【0066】また、請求項29記載の発明は、文書を発
注する文書発注工程と、発注された文書の印刷代行を依
頼する文書印刷受注工程と、依頼された文書をコピー機
へ配信する文書配信工程と、コピー機において、配信さ
れた文書を印刷する文書印刷工程と、を有することを特
徴としている。
【0067】これにより、請求項29記載の発明では、
役所や著作権等を有する文書を発行する会社等が、ユー
ザより注文された文書をユーザの受け取りやすい場所へ
提供することが可能となり、例えば受取場所をコンビニ
エンスストア等とした場合には、一年を通して24時間
いつでもユーザが文書を受け取ることが可能となる。
【0068】
【発明の実施の形態】〔本発明の特徴〕本発明は、請求
書、領収書、ティケット、広告、文献、電子化された本
等の文書(以下、特定文書という)を、サービス利用者
(ユーザ)がインターネットを介してコピー機により受
け取ることを可能にするものである。
【0069】さらに、本発明は、上記のような特定文書
を配信側(保守会社やサービス提供業者。以下、保守会
社に含む)、若しくはユーザ側のコピー機において統合
し、ユーザへ提供することも可能とする。
【0070】これを実現する本発明の流れを図1を用い
て説明する。
【0071】図1を参照すると、本発明には、特定文書
を提供し、印刷を依頼する特定文書印刷依頼主300
と、依頼された特定文書を蓄積し、必要であれば統合な
どのフォーム変換を施し、サービス利用者200へ提供
する保守会社100と、統合された、又は、そのままの
特定文書を受信し、必要であれば統合などのフォーム変
換を施し、印刷する特定文書印刷サイト200と、が含
まれる。この特定文書印刷サイト200としては、例え
ばコピー機を使用して特定文書を印刷する場合、このコ
ピー機を設置しているユーザ(サービス利用者)や、コ
ピー機が設置されている場所(例えばコンビニエンスス
トア等)等とすることが可能である。
【0072】この構成において、本発明では、まず、特
定文書印刷依頼主300が保守会社100へ特定文書の
印刷を依頼する(1)。この(1)においては、特定文
書及びこの特定文書を印刷するユーザの指定が保守会社
100へ通知される。これを以下の説明において文書情
報という。
【0073】保守会社100は、この通知された文書情
報を、指定されたユーザ毎に蓄積する(2)。このと
き、保守会社100では、必要に応じて、蓄積された文
書情報をまとめる統合や、所定の規格へ対応させるため
のフォーム変換等の処理が施される。
【0074】次に、保守会社100は、この文書情報
(処理が施されている文書情報を含む)をインターネッ
トや公衆電話回線等を介して、ユーザが実際に印刷を行
う特定文書印刷サイト200へ配信する(3)。これに
対して、特定文書印刷サイト200では、配信された文
書情報が蓄積される(4)。このとき、特定文書印刷サ
イト200では、必要に応じて、蓄積された文書情報を
まとめる統合や、所定の規格へ対応させるためのフォー
ム変換等の処理が施される。
【0075】その後、この蓄積された文書情報(処理が
施されている文書情報を含む)は、特定文書印刷サイト
200においてユーザにより印刷される(5)。この印
刷にあたっては、ディジタルPPC(Plain Paper Copi
er)(ディジタル複写機、FAX、印刷機等を含む)等
のコピー機、即ち、蓄積されている文書の加工(改ざん
等の不正行為)が不可能(非常に困難)な端末を用いる
ことが好ましい。これは、特定文書が例えば請求書や受
領書等の情報の改ざんを防止すべき重要書類である場合
に不正行為を排除することを可能にするためである。
【0076】更に、上記のようなコピー機で印刷した文
書は、長期保存が可能であるため、例えば請求書や受領
書などのような、ある程度の期間、又は、定められた期
間、保管することが要求される文書に対しても、コピー
機を用いることは、有効な印刷手段となる。
【0077】また、一般的に、コピー機がインターネッ
ト等の回線を利用して保守会社100へ印刷の情報を通
知する機能を有するため、いつ、いかなる特定文書が印
刷されたかを管理するうえでも、コピー機を用いること
は最適である。
【0078】その後、特定文書が印刷されると、(5)
における特定文書を印刷した情報(以下、特定文書印刷
情報という)は、インターネット回線等を利用して保守
会社100へ通知される(6)。また、この通知された
特定文書印刷情報は、保守会社100において蓄積・管
理される(7)。
【0079】また、特定文書を通知した特定文書印刷依
頼主300は、保守会社100においてこの特定文書が
蓄積・登録された後、この特定文書が印刷されたか否か
を確認することができる(8)。この確認は、保守会社
100において、特定文書印刷情報を管理しているた
め、この特定文書印刷情報に基づくことにより(特定文
書印刷情報が特定文書印刷サイト200より通知された
か否か、特定文書印刷サイト200において正常に印刷
が行われたか等)、判断することが可能となる。
【0080】また、特定文書が印刷された場合、保守会
社100は、ユーザ(又は特定文書印刷サイト200)
及び特定文書印刷依頼主300への請求金額を算出する
(9.1,9.2)。ここで、ユーザ(又は特定文書印
刷サイト200)への請求金額の算出にあたっては、保
守会社100は、通常、ユーザ(又は特定文書印刷サイ
ト200)へ請求する保守管理料(例として印刷料、管
理・修理料等、トナー代等が含まれる:パフォーマンス
・チャージ)より、特定文書を印刷した代金に見合う、
又は、それ以上、それ以下の金額を減額し、算出する
(9.1)。また、特定文書印刷依頼主300への請求
金額の算出にあたっては、保守会社100は、ユーザ
(又は特定文書印刷サイト200)に減額した値に見合
う、又は、それ以上、それ以下の金額を算出する(9.
2)。ここで、例えば、ユーザと特定文書印刷依頼主3
00との間で金銭のやり取りが行われる場合、その決済
の代行を保守会社100が行うよう構成することも可能
である。これは、ユーザ(又は特定文書印刷サイト20
0)に対して請求する金額に、特定文書印刷依頼主30
0がユーザ(又は特定文書印刷サイト200)へ請求す
る金額を含め、特定文書印刷依頼主300へ請求する金
額より、この金額を除算することにより、実現される。
【0081】その後、保守会社100とユーザ(又は特
定文書印刷サイト200)と、及び、保守会社100と
特定文書印刷依頼主300とは、双方において請求され
た代金を清算する(10.1,10.2)。
【0082】また、例えば、特定文書が請求書等であっ
た場合、ユーザと特定文書印刷依頼主300との間で
は、この請求書に基づいて決済が行われる(11)。但
し、これは、上述のように(9.1,9.2)に含ませ
てもよい。
【0083】このように、特定文書印刷サイト200に
おけるコピー機等を用いることにより、ユーザは、特定
文書を郵送によらず即座に受け取ることが可能となり、
また、統合がされた場合などは、管理しやすい形で受け
取ることが可能となる。
【0084】また、特定文書印刷依頼主300にとって
は、従来、特定文書の印刷や郵送に要する費用(設備や
消耗品に要する費用も含む)や人件費や手間等を省くこ
とが可能となり、大幅にコストを削減することが可能と
なる。
【0085】さらに、保守会社100にとっては、ユー
ザ(又は特定文書印刷サイト200)から保守管理料
を、また、特定文書印刷依頼者300から印刷代行料を
受け取ることが可能となるため、利益の向上を図ること
が可能となる。さらにまた、特定文書の印刷や郵送等に
要する費用や人件費や手間等を、特定文書印刷サイト2
00のコピー機を用いて省かせる代償として、ユーザ
(又は特定文書印刷サイト200)に対して保守管理料
等の減額や特定文書の代金等の減額などの利益を与える
ため、コピー機の利用を促進させること可能となる。
【0086】以下、本発明を好適に実施した形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0087】〔第1の実施形態〕まず、本発明の第1の
実施形態について、以下に説明する。
【0088】本実施形態は、特定文書として請求書を適
用した場合のシステム構成や動作等を説明するものであ
る。更に、図1における特定文書印刷サイト200を、
コピー機201が設置された、保守会社100が提供す
るサービスを利用するユーザ(サービス利用者200)
とする場合について説明する。
【0089】但し、特性文書として請求書を適用する場
合、印刷された請求書に原本性を保たせなければならな
い。
【0090】本実施形態では、この原本性を保たせるた
めに、印刷された請求書に固有の(請求書毎にユニーク
な)番号(印刷ナンバー)を付し、これを保守会社10
0において管理する。また、請求書を印刷する動作を許
可、開始させるものを、サービス利用者200における
ユーザでなく、『発行キー』に基づいて保守会社100
の請求書配信サーバ101若しくはコピー機201が行
うとする。従って、ユーザは、この動作を開始する『切
っ掛け』を与えるのみとなる。
【0091】これにより、本実施形態では、サービス利
用者200におけるコピー機201において印刷された
請求書に原本性を保たせることが可能となる。
【0092】また、『発行キー』とは、請求書の印刷依
頼時に、請求書印刷依頼主300における請求書管理サ
ーバ301において発行されたパスワード等の照合情報
である。
【0093】また、この請求書を印刷依頼する請求書印
刷依頼主300としては、一般企業等のほかに、公共料
金、電話、クレジット会社など、種々のものを適用する
ことが可能である。
【0094】また、保守会社100としても、コピー機
201の販売元に限定されるものではなく、本発明によ
る機能を有する管理機構であれば、いかなるものでも適
用することが可能である。
【0095】(第1の実施形態の構成)また、以下に本
実施形態の構成を説明する。
【0096】図2は、本実施形態による保守会社10
0、特定文書印刷サイト200(以下、本実施形態で
は、サービス利用者200として説明する)、特定文書
印刷依頼主300(以下、本実施形態では請求書印刷依
頼主300として説明する)のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【0097】・保守会社100 図2を参照すると、本実施形態によるシステム構成にお
いて、保守会社100は、請求書配信サーバ101とチ
ャージ管理サーバ102と清算システム103とを有し
て構成される。この各サーバ101,102及びシステ
ム103は、各々単一のコンピュータで構成しても、複
数のコンピュータにより分散処理システムとして構成し
てもよい。また、各々をまとめて一つのコンピュータで
構成する等、種々変形することも可能である。
【0098】また、請求書配信サーバ101、チャージ
管理サーバ102、清算システム103は、例えば、L
AN等のネットワーク100で接続され、必要に応じて
データの送受信を行う。但し、これらの接続方法は、必
要に応じていかなる変形も可能である。
【0099】さらに、このネットワーク110には、請
求書情報データベース111、統合請求書情報データベ
ース112、依頼主情報データベース113、請求先情
報データベース114、印刷カウンタ情報データベース
121が接続されている。
【0100】以下に、各データベースのデータ構成を図
面と共に説明する。但し、各データベースは、通常のフ
ァイル形式で作成しても、リレーショナルデータベース
等により作成してもかまわない。以下の説明では、リレ
ーショナルデータベースを用いた場合を例にあげて説明
する。
【0101】・・請求書情報データベース111 図3は、請求書情報データベース111のデータ構成を
示すテーブルである。
【0102】図3を参照すると、本実施形態による請求
書情報データベース111は、属性として、例えば、請
求書IDと請求元IDと請求先IDと請求日と請求書情
報とと請求金額と発行キーとが設けられている。
【0103】ここで、請求書IDとは、ネットワーク2
0を介して請求書印刷依頼主300における請求書管理
サーバ301から通知された文書情報(以下、本実施形
態では請求書情報という)個々を一意に識別するため
に、受信時に請求書配信サーバ101において割り当て
られた識別子である。
【0104】また、請求元IDは、請求書情報を通知し
てきた請求書印刷依頼主300個々を一意に識別するた
めに、割り当てられた識別子である。この請求元ID
は、例えば、請求書印刷依頼主300がインターネット
21を介して請求書配信サーバ101へ自己が依頼主と
なることを登録した際に割り当てられる。また、この依
頼主となることの登録の際には、以下の図6に示すよう
な、依頼主情報データベース113が保守会社100に
おいて作成される。
【0105】さらに、請求先IDは、サービス利用者2
00を一意に識別するための識別子である。この請求先
IDは、例えば、サービス利用者200がコピー機20
1より請求書配信サーバ101へ請求書の配信を希望す
ることを登録した際、若しくは、コピー機201を購入
した際に割り当てられる。また、この請求先となること
の登録の際には、以下の図7に示すような、請求先情報
データベース113が保守会社100において作成され
る。また、本実施形態では、請求書情報データベース1
11において、この請求先IDの代わりに、サービス利
用者200が有するコピー機201を一意に識別するた
めのコピー機IDを用いてもよい。このコピー機ID
は、個々のコピー機を一意に識別するための識別子であ
り、例えば、製造時の製造番号等を用いたものである。
【0106】また、請求日は、請求書印刷依頼を行った
日であり、請求書情報を管理するための情報である。
【0107】また、請求書情報は、上述の説明にもある
ように、請求書印刷依頼主300から通知された請求書
の文書内容であり、保守会社100が指定した特定の書
式で作成されたものでも、画像情報化されたものであっ
てもよい。
【0108】また、請求金額は、各請求ID毎の請求金
額であり、これに基づいて、サービス利用者200へ提
供する請求一覧における請求金額の合計や統合請求書に
おける請求金額の合計が算出される。但し、以下の説明
等では、必要に応じて請求書情報に含むとする。
【0109】また、発行キーは、請求書印刷依頼時に、
請求書印刷依頼主300における請求書管理サーバ30
1において各々の依頼毎に発行された照合情報であり、
印刷時に印刷を許可の判断の基とするものである。
【0110】・・統合請求書情報データベース112 また、図4に統合請求書情報データベース112のデー
タ構成を示す。この統合請求書情報データベース112
は、図3に示す請求書情報データベースに格納(蓄積)
された請求書情報をサービス利用者200毎(請求先I
D毎)に統合した請求書(統合請求書情報)を格納する
ものである。この構成は、図4に示すように、属性とし
て、例えば、請求先IDと統合請求書IDと請求書ID
群と発行キー群と統合請求書情報とが設けられている。
【0111】この属性において、統合請求書IDは、請
求書情報データベース111における各々の請求先ID
に関して、同一請求先IDの請求書情報を統合する処理
を行った際に生成された統合請求書情報を一意に識別す
るために割り当てられた識別子である。
【0112】また、請求書ID群は、統合請求書情報を
作成する際に、統合した請求書情報に対応する請求書I
Dの集合である。
【0113】また、発行キー群は、統合請求書情報を作
成する際に、統合した請求書情報に対応する発行キーの
集合である。
【0114】また、統合請求書情報は、同一請求先ID
に対応する請求書情報を統合して作成したものであり、
各々の請求書の内容が含まれるものである。但し、本実
施形態において、この統合請求書情報に含まれる各請求
書の内容を一覧表にまとめ、更に、この統合請求書情報
に含まれる各請求書の請求金額をまとめた金額を、この
一覧表に含ませ、この一覧表を統合請求書情報に含ませ
て印刷させるよう構成することも可能である。これによ
り、ユーザは、容易に請求書の内容を把握することが可
能となり、更に、合計いくらの請求金額であるかを容易
に知ることができる。
【0115】ここで、この際に作成される一覧表の例を
図5に示す。
【0116】・・統合請求書一覧表 図5を参照すると、本実施形態による統合請求書一覧表
には、統合した請求書の数と、この各請求書において請
求されている金額の合計と、統合した請求書の一覧と、
が掲載されている。また、統合した請求書の一覧には、
各請求書に関する、請求元と請求内容と請求金額と支払
期限とが掲載されている。
【0117】・・依頼主情報データベース113 また、図6に依頼主情報データベース113のデータ構
成を示す。図6を参照すると、本実施形態による依頼主
情報データベース113は、属性として、例えば、請求
元IDと依頼主名と連絡先とが設けられている。
【0118】ここで、請求元IDは上述のものと同一で
ある。また、依頼主名は、請求書印刷依頼主300の氏
名又は名称であり、連絡先は、この請求書印刷依頼主3
00の電話番号や住所や電子メールアドレス等の連絡先
である。但し、依頼主名に、依頼主における担当部署や
担当者名等を含ませてもよい。
【0119】また、本実施形態において、依頼主情報デ
ータベース113に、支払い方法を含めるよう構成して
もよい。この支払い方法は、保守会社100において発
生する請求書の印刷代行料を支払う方法に関する情報で
あり、請求書を用いた方法や口座振り込みによる方法等
の選択と、支払いに纏わる種々の必要な情報等とを含む
ものである。
【0120】・・請求先情報データベース114 また、図7に請求先情報データベース114のデータ構
成を示す。図6を参照すると、本実施形態による請求先
情報データベース114は、属性として、例えば、請求
先IDと請求先名(担当者)と連絡先とコピー機IDと
コピー機アドレスとを設けている。
【0121】ここで、請求先ID、コピー機IDは、上
述において説明したものと同一である。
【0122】また、請求先名(担当者)は、サービス利
用者200の氏名又は名称、さらには、請求先(サービ
ス利用者200)において担当部署や担当者等が存在す
れば、この情報であり、また、連絡先は、このサービス
利用者200(担当部署や担当者)の電話番号や住所や
電子メールアドレス等の連絡先である。
【0123】但し、異なる請求先名であるが、請求先が
同一である場合(例えば企業であれば、企業名は同じで
あるが、部署等が異なる場合)には、共に共通の請求先
IDを割り当てるよう構成してもよい。
【0124】また、コピー機アドレスは、コピー機20
1へ接続するための情報であり、コピー機201に割り
当てられたアドレスや電話番号等の情報である。
【0125】さらに、本実施形態において、請求先情報
データベース114において、支払い方法を含めるよう
構成してもよい。この支払い方法は、保守会社100に
おいて発生するコピー機201の保守管理料を支払う方
法に関する情報であり、請求書を用いた方法や口座振り
込みによる方法等の選択と、支払いに纏わる種々の必要
な情報等とを含むものである。
【0126】但し、この本実施形態において、サービス
利用者200が保守会社100に対して支払う保守管理
料に、請求書印刷依頼主300から依頼された請求金額
を含めるよう構成してもよい。即ち、サービス利用者2
00と保守会社100との間における決済時に、コピー
機201の保守管理料だけでなく、サービス利用者20
0へ請求書印刷依頼主300から請求された金額も含め
て、サービス利用者200が保守会社100へ支払うよ
う構成してもよい。
【0127】また、サービス利用者200から支払われ
た請求書の代金は、保守会社100から請求書印刷依頼
者300へ、請求書の印刷代行料の決済時に、同時に決
済されるものとする。
【0128】従って、サービス利用者200から保守会
社100へ支払われる金額は、保守管理料及び請求金額
の合計であり、請求書印刷依頼主300から保守会社1
00へ支払われる金額は、請求書印刷代行料からサービ
ス利用者200より請求書印刷依頼主300宛へ支払わ
れた金額を差し引いた値(マイナスの値も取り得る)と
なる。
【0129】・・印刷カウンタ情報統合データベース1
21 また、印刷カウンタ情報統合データベース121を図8
を用いて説明する。図8を参照すると、本実施形態によ
る印刷カウンタ情報統合データベース121は、属性と
して、例えば、コピー機IDと請求書ID/統合請求書
IDとカウンタIDとカウント値と印刷ナンバーとを有
して構成されている。これらは、それぞれサービス利用
者200におけるコピー機201より通知されたもので
あり、印刷カウンタ情報統合でータベース121は、通
知されてきた情報(ファイル)を統合して作成されたも
のである。また、印刷カウンタ情報統合データベース1
21は、通常のファイル形式で作成することが好まし
い。
【0130】ここで、各レコードは、いずれのコピー機
201においてどのような印刷が行われたかや、何が印
刷されたか等の情報を含むものである。従って、印刷カ
ウンタ情報統合データベース121におけるコピー機I
Dの項目には、同一レコードに格納された情報に対応す
る印刷を行ったコピー機に関するコピー機IDが格納さ
れ、また、請求書ID/統合請求書IDには印刷された
請求書又は統合された請求書を識別するための識別子が
格納される。
【0131】また、印刷ナンバーには、この印刷処理を
一意に識別するための情報(番号)が格納される。即
ち、印刷ナンバーに格納された情報は、個々のコピー機
及び印刷処理において固有ものであり、同じ値が他に存
在しない。これは、サービス利用者200のコピー機2
01において印刷された特定文書(請求書、統合された
請求書)に原本性をもたせる上で、重要な要素である。
即ち、請求書(統合された請求書)を印刷する際に、こ
の固有に付与された印刷ナンバーも共に印刷すること
で、同一の請求書が複数存在することを防ぎ、且つ、こ
の印刷ナンバーを保守会社100において管理し、ま
た、請求書印刷依頼主300でも管理するように構成す
る。これにより、コピー機201で印刷された特定文書
は、原本性を保つことが可能となる。
【0132】また、カウンタID及びカウント値は、コ
ピー機201における個々のカウンタを一意に識別する
ための識別子と、個々のカウンタにおけるカウントされ
た値と、の情報であり、保守会社100においてコピー
機201を保守・管理する上で必要となる情報である。
【0133】・・請求書配信サーバ101 上記のような各データベースに対する請求書配信サーバ
101の動作を以下に説明する。
【0134】本実施形態において、まず、請求書配信サ
ーバ101へは、インターネット21を介して請求書印
刷依頼主300が有する請求書管理サーバ301から、
自己を特定するための情報(以下、請求元情報という)
と、請求書の情報(文書情報)と、発行キーとが通知さ
れる。
【0135】ここで、請求元情報としては、請求元ID
が含まれる。但し、確認の為に、依頼主名と連絡先とも
含ませるとよい。また、請求元IDは、予め請求書印刷
依頼主300が請求元コードとして持っているものであ
る。但し、依頼主名と連絡先とを用いて、請求書印刷依
頼主300を特定するよう構成してもよい。
【0136】また、請求書情報には、テキスト(ドキュ
メント)形式で作成されたものであるか、画像データ形
式で作成されたものであるかを示す情報を含ませるとよ
い。さらに、この請求書情報の有効保持日数(又は年月
日等)を指定することで、指定日までに印刷されなかっ
た請求書を無効とするよう構成するとよい。さらに、請
求書情報には、この請求書情報を配信するサービス利用
者200(請求先)を指定する情報が含まれる。これ
は、保守会社100で管理している情報(請求先ID)
を請求書印刷依頼主300と共有し、請求書印刷依頼時
に、この請求先IDを用いて指定するよう構成するとよ
い。また、請求先の氏名(名称)や住所等を請求書情報
に含ませ、この情報に基づいて請求書配信サーバ101
において対応するサービス利用者200の請求先IDを
特定するよう構成してもよい。但し、この構成は、本発
明の主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施されるも
のである。また、この請求書情報には、統合される対象
とするか否かを指定する情報も含ませるとよい。従っ
て、請求書配信サーバ101は、この指定において、統
合が許可されたもののみを対象として統合文書情報を作
成する。
【0137】また、発行キーは、この依頼内容(各情
報)を通知する際に、請求書管理サーバ301において
自動発行された照合情報である。
【0138】従って、請求書配信サーバ101は、請求
書管理サーバ301より通知された情報において、通知
された請求元ID、又は、依頼主名及び連絡先から特定
した請求元IDに基づいて、請求書情報データベース1
11における対応するレコードへ、請求先IDと請求書
情報と発行キーとを格納し、さらに、新たに請求書ID
を付与し、且つ依頼を受信した日(請求日)を特定し、
これらを同一レコードに格納する。また、請求書配信サ
ーバ101は、上記において特定した請求書IDをイン
ターネット21を介して請求書管理サーバ301へ通知
する。また、本実施形態では、請求書管理サーバ301
において、依頼内容(発行キー等)と共に、この文書I
Dが管理される。この構成は、後述で説明する。
【0139】次に、請求書配信サーバ101は、請求書
情報データベース111に格納された請求書情報を、各
サービス利用者200毎に統合する。これは、請求書情
報データベース111又は請求先情報データベース11
4に格納された請求先IDを1つずつ選択し、選択した
請求先IDに対応する文書情報を特定し、実行される。
但し、特定される請求書情報は、統合が許可されたもの
のみである。
【0140】ここで、請求書情報データベース111に
格納されている請求書情報がテキスト(ドキュメント)
形式である場合、請求書配信サーバ101は、このテキ
ストデータより所定の形式の請求書を作成することで、
統合された請求書(統合文書情報)を作成する。また、
請求書情報データベース111に格納されている請求書
情報が画像データである場合、請求書配信サーバ101
は、この画像データが占める画像領域を特定し、この請
求書情報を所定の形式で配列させることにより、統合さ
れた請求書(統合請求書情報)を作成する。
【0141】但し、画像データのみである場合、上述の
ような統合された請求書を作成する際、この請求書によ
る請求金額を、統合された請求書の合計金額に加算する
ことが不可能なため、請求書印刷依頼主300に対し
て、請求書の統合を許可する場合、画像データのほか
に、請求金額の情報を別に通知させる(依頼内容に含ま
せる)よう構成するとよい。
【0142】また、この際、新たに作成した統合請求書
情報に対して、これを一意に識別するための統合請求書
IDを付与し、さらに、統合された請求書情報各々に対
応する請求書IDと発行キーとをそれぞれまとめてお
く。
【0143】その後、このように作成した統合請求書情
報を統合請求書情報データベース112に格納し、且
つ、同一レコードに、上記でまとめておいた請求書ID
群及び発行キー群と、対応する請求先IDと、統合請求
書IDとを格納する。
【0144】また、請求書配信サーバ101は、上記に
おいて、印刷ナンバー及び請求書IDを請求書印刷依頼
主300における請求書管理サーバ301へ通知する。
これにより、請求書印刷依頼主300において、印刷ナ
ンバーを管理することが可能となる。
【0145】・印刷依頼主300 次に、印刷依頼主300の構成について説明する。
【0146】図2を参照すると、印刷依頼主300に
は、請求書管理サーバ301が含まれて構成されてい
る。
【0147】この請求書管理サーバ301は、インター
ネット21を介して保守会社100における請求書配信
サーバ101と接続される。
【0148】従って、請求書管理サーバ301はインタ
ーネット・プロバイダ等を介して請求書配信サーバ10
1へ接続し、上述のように請求書情報(請求先ID又は
サービス利用者200を特定するための情報を含む)、
依頼主ID(コード)又は請求書印刷依頼主300を特
定するための情報と、発行キーと、を通知し、さらに、
必要であれば文書情報の有効保持日数又は年月日を通知
する。
【0149】また、請求書管理サーバ301には、図2
に示すように、請求書管理データベース311が接続さ
れてる。ここで請求書管理データベース311のデータ
構成を図9に示す。
【0150】・・請求書管理データベース311 図9を参照すると、本実施形態による請求書管理データ
ベース311は、属性として、例えば、請求書IDと、
発行キーと、印刷ナンバーとを設けている。
【0151】ここで、請求書IDは、インターネット2
1を介して請求書配信サーバ101から通知されたもの
であり、請求書管理サーバ301から登録した請求書情
報を一意に識別するための情報である。
【0152】また、発行キーは、上述のように、文書情
報を請求書配信サーバ101へ登録した時に、請求書管
理サーバ301において、例えば自動的に付与された照
合情報である。
【0153】さらに、印刷ナンバーは、上述にあるよう
に、コピー機201における印刷処理を一意に識別する
ための情報であり、請求書配信サーバ101が収集した
ものをインターネット21を介して受信する。
【0154】但し、これら請求書印刷依頼主300にお
ける請求書管理データベース311の構成は、最低限必
要な構成ではなく、印刷された請求書の管理を確実にす
るために設けられた構成である。即ち、本実施形態にお
いて、サービス利用者200側で請求書の印刷を行う際
に、コピー機201において保管されている発行キーが
保守会社100又は請求書印刷依頼主300において保
管されている対応する発行キーと同一であることを条件
としている。このために、請求書印刷依頼主300にお
ける請求書管理データベース311において、発行キー
を保管し、保守会社100において、何らかの理由によ
り発行キーが損なわれた場合に対応可能なように構成す
る。
【0155】・・請求書印刷依頼申込画面 また、これらの情報を通知する際の請求書管理サーバ3
01における入力画面(請求書印刷依頼申込画面)を図
10に示す。
【0156】図10を参照すると、本実施形態による請
求書印刷依頼申込画面は、依頼主コード(請求元ID)
と請求書情報とを入力する欄が設けられている。また、
依頼主コードを入力する欄のほかに、依頼主名と連絡先
とを入力するようにも構成するとよい。
【0157】また、請求書情報の入力欄には、請求書情
報のデータ形式を指定する欄(ドキュメントか画像か)
が設けられている。ここで、ドキュメント形式が指定さ
れた場合には、請求先を特定するための請求先IDと、
請求金額と、何の利用に対する請求であるかを説明する
請求内容と、請求書情報の保持日数(又は年月日)と、
他の請求書情報と統合してもよい(統合)か否(通常)
かを指定する欄と、に入力を要求する。また、画像形式
が指定された場合には、請求書の画像データのファイル
名を指定し、入力するよう構成される。但し、上述にも
あるように、画像データのほかに、請求金額の情報を別
に記入する欄を設けるとよい。
【0158】・・請求書管理サーバ301 従って、このような画面より入力された依頼主コード
(又は依頼主名及び連絡先)と請求書情報とが、インタ
ーネット21を介して請求書管理サーバ301より請求
書配信サーバ101へ通知される。また、上述でも説明
したように、この依頼主コード(又は依頼主名及び連絡
先)と請求書情報とのほかに、この通知の際に自動発行
された発行キーも、同様に請求書配信サーバ101へ通
知される。
【0159】また、本実施形態による請求書管理サーバ
301は、請求書配信サーバ101から通知された印刷
ナンバーを、同時に通知された請求書IDに基づいて、
請求書管理データベース311における対応する欄に格
納する。これにより、コピー機201において印刷され
た請求書に記載された印刷ナンバーに基づいて、請求書
を管理することが可能となり、請求書の原本性を保つこ
とが可能となる。
【0160】・サービス利用者200 次に、サービス利用者200の構成について説明する。
【0161】・・コピー機201 図2を参照すると、本実施形態によるサービス利用者2
00は、コピー機201を有している。このコピー機2
01は、上述にもあるように、ディジタル(カラー)P
PC(Plain Paper Copier)やFAX等で構成される。
【0162】また、このコピー機201は、インターネ
ットの回線を利用したネットワーク20により、保守会
社100におけるチャージ管理サーバ102と接続され
る。但し、この構成において、コピー機201が、ネッ
トワーク20を介して直接請求書配信サーバ101へ接
続するよう構成してもよい。また、本実施形態の構成で
は、コピー機201がチャージ管理サーバ102を介し
て請求書配信サーバ101へ接続するよう構成するが、
説明の簡略化のため、動作の説明では、チャージ管理サ
ーバ102を介する動作を省略して、請求書配信サーバ
101へ直接接続されていると仮定して説明する。
【0163】まず、請求書配信サーバ101は、請求書
管理サーバ301より受信した請求書情報等を請求書情
報データベース111へ格納し、さらに作成した統合請
求書情報等を統合請求書情報データベース112へ格納
すると、この請求書情報等(請求書ID、請求書情報、
発行キーを含む)又は統合請求書情報等(統合請求書I
D、統合請求書情報、発行キー群を含む)をコピー機2
01へ配信する。この配信は、基本的に夜間に行われる
よう構成するとよい。但し、必要に応じて、任意の時間
帯で配信するよう構成してもよい。
【0164】これに対して、コピー機201は、配信さ
れた請求書情報等又は統合請求書情報等を請求書情報デ
ータベース211へ格納する。
【0165】・・請求書情報データベース211 ここで、本実施形態による請求書情報データベース21
1のデータ構成を図11に示す。
【0166】図11を参照すると、本実施形態による請
求書情報データベース211は、属性として、例えば、
請求書ID又は統合請求書IDと、請求書情報又は統合
請求書情報と、発行キー又は発行キー群と、を設けてい
る。
【0167】従って、上述のように、ネットワーク20
を介して請求書配信サーバ101から通知された各情報
は、この請求書情報データベース211において対応す
る項目に格納される。
【0168】また、このように格納された請求書情報/
統合請求書情報は、コピー機201において印刷され
る。
【0169】この動作では、まず、コピー機201のユ
ーザから、請求書情報/統合請求書情報の印刷の切っ掛
け(印刷対象の請求書/統合請求書を指定した後、印刷
キーの押下)が与えられると、コピー機201が、ネッ
トワークを介して請求書配信サーバ101へ発行キーを
通知する。これは、請求書情報/統合請求書情報に対応
する発行キーが正しいか否かを判定することにより、請
求書情報/統合請求書情報が正しいものであるか否かを
判定するためである。
【0170】また、このように、発行キーをコピー機2
01から請求書配信サーバ101へ送信する工程を有す
るのは、印刷の許可を与える主体をサービス利用者20
0としないためである。もし、印刷を与える主体をサー
ビス利用者200とした場合、印刷された請求書/統合
された請求書の原本性が保てない場合が存在する。これ
を解消するために、上記のような工程を有するのであ
る。
【0171】その後、コピー機201は、請求書配信サ
ーバ101から印刷の許可が与えられると、ユーザによ
り指定された請求書情報/統合請求書情報を印刷する。
このとき、印刷された情報は、カウンタ情報として、印
刷カウンタ情報データベース212に格納される。
【0172】・・印刷カウンタ情報データベース212 ここで、印刷カウンタ情報データベース212のデータ
構成を、図12を用いて説明する。
【0173】図12を参照すると、本実施形態による印
刷カウンタ情報データベース212は、属性として、例
えば、コピー機IDと請求書ID/統合請求書IDとカ
ウンタIDとカウント値と印刷ナンバーとを設けてい
る。
【0174】これらの属性は、上記印刷カウンタ情報統
合データベース121で説明した内容と同様である。但
し、コピー機201における印刷カウンタ情報データベ
ース212に格納されている各レコードの情報は、コピ
ー機201が動作した印刷に関する各情報であり、保守
会社100における印刷カウンタ情報統合データベース
121に格納されている各レコードの情報は、1台以上
のコピー機201から収集したカウンタ情報をまとめた
ものである。
【0175】また、この印刷カウンタ情報データベース
212に格納された各カウンタ情報は、所定の期間毎に
チャージ管理サーバ102において収集され、印刷カウ
ンタ情報統合データベース121へ格納される。
【0176】このように、コピー機201における印刷
動作の内容を示すカウンタ情報を、チャージ管理サーバ
102が収集し、管理することにより、請求書(統合さ
れた請求書)が、いつ、いかなるように印刷されたかを
保守会社100が管理することが可能となる。さらに、
収集したカウンタ情報において、請求書ID/統合請求
書IDと印刷ナンバーとを対応づけて、請求書管理サー
バ301へ通知することにより、特定文書印刷依頼主3
00において、印刷依頼した請求書がいつ、いかなるよ
うに印刷されたかを管理することが可能となる。
【0177】従って、この構成により、印刷された請求
書(統合された請求書における請求書も含む)の原本性
を保つことが可能となる。
【0178】また、本実施形態による請求書の原本性を
保つにあたり、印刷される請求書の一部、又は、全体
に、アミ掛け画像を添付することも有効である。これ
は、アミ掛け画像の印刷物を複写(コピー)すると、ア
ミの部分がつぶれるため、元の印刷物との区別が図れ、
どれがオリジナルであるかを判別することが可能となる
ためである。
【0179】また、アミ掛け画像としては、保守会社1
00において定めた画像(例えば保守会社100のロゴ
マークや本実施形態で提供されるサービスを判別するた
めのマーク等)であっても、各請求元(請求書印刷依頼
主300)において定めた画像(例えば請求元のロゴマ
ーク等)であってもよい。
【0180】更に、印刷する請求書に上記のようなアミ
掛け画像を添付するための構成としては、例えば請求元
毎のアミ掛け画像を添付する場合、予め保守会社100
においてこの画像を管理(例えば依頼主情報データベー
ス121に格納)しておき、請求書印刷依頼主300か
ら印刷代行の依頼を受けた際に、これを読み出して、登
録された請求書情報と共に請求書情報データベース11
1に格納することにより実現することが可能となる。ま
た、統合請求書情報を作成する場合でも、統合対象であ
る請求書情報の中にアミ掛け画像を含めることで容易に
実現することが可能である。
【0181】更に、このようにして作成された請求書情
報/統合請求書情報をコピー機201において印刷する
際は、付加されたアミ掛け画像が所定の領域(例えば各
請求書の画像領域における一部、又は、各請求書の画像
領域全体)に添付される。
【0182】これにより、サービス利用者200側で印
刷された請求書/統合請求書の原本性は、より確かなも
のとして保たれる。
【0183】(第1の実施形態の動作)次に、上記した
構成による本実施形態の動作について、以下に図面を用
いて詳細に説明する。
【0184】・請求書の印刷依頼動作 まず、本実施形態による動作において、請求書印刷依頼
主300から保守会社100へ、請求書の印刷を依頼す
る動作について、図面を用いて説明する。
【0185】図13は、本動作における、請求書管理サ
ーバ301と請求書配信サーバ101との動作を示すフ
ローチャートである。
【0186】図13を参照すると、まず、請求書印刷依
頼主300は、請求書管理サーバ301において、図1
0に示す請求書印刷依頼申込画面に基づき、請求書情報
と依頼主コードとの所定の情報を入力し、保守会社30
0に対して請求書の印刷依頼を行う指示を入力する(ス
テップS301)。
【0187】このように、請求書の印刷依頼の指示が入
力されると、請求書管理サーバ301は、この依頼に対
して固有の発行キーを生成し、この生成した発行キー
を、上記ステップS301において入力された情報と共
に、インターネット21を介して請求書配信サーバ10
1へ通知する(ステップS302:請求書印刷依頼)。
【0188】これに対して、請求書配信サーバ101
は、請求書管理サーバ301から通知された情報におい
て、請求書情報より請求先を識別するための請求先ID
を特定する(ステップS101)。
【0189】次に、請求書配信サーバ101は、この請
求書印刷依頼を一意に識別するための請求書IDを生成
し、この生成した請求書IDと、ステップS101にお
いて特定した請求先IDと、通知された請求元ID(依
頼主コード)及び請求書情報及び発行キーと、この請求
書印刷依頼を受けた日(請求日)と、を請求書情報デー
タベース111における同一レコードへ格納する(ステ
ップS102)。
【0190】その後、請求書配信サーバ101は、請求
書印刷依頼を受理したことをインターネット21を介し
て請求書管理サーバ301へ通知し(ステップS10
3)、請求書管理サーバ301は、このことをユーザへ
表示して確認させる(ステップS303)。また、この
とき、請求書配信サーバ101から請求書管理サーバ3
01へ依頼内容を確認させるための情報も含ませるとよ
い。
【0191】また、上記において、請求書管理サーバ3
01から請求書配信サーバ101へ通知される請求書情
報には、図11において説明したように、請求書情報の
有効保持期限(日時)や統合した請求書に含めてよいか
等の選択の情報等が含まれる。
【0192】更に、この動作において、依頼主コードの
代わりに、依頼主名と連絡先とを請求書管理サーバ30
1から通知させる場合には、請求書配信サーバ101に
おいて、通知された依頼主名と連絡先とを用いて依頼主
情報データベース112より請求元IDを特定する動作
が、新たに追加される。
【0193】このように、図13に示す動作により、請
求書印刷依頼主300から保守会社100へ、請求書の
印刷依頼が行われる。
【0194】・請求書統合動作 次に、図13に示す動作において受信した請求書情報を
請求書配信サーバ101が統合する動作について、図面
を用いて説明する。
【0195】図14は、本動作を示すフローチャートで
ある。但し、この動作は、所定の期間毎に自動的に、又
は、保守会社100におけるオペレータによる実行命令
により、動作するものである。
【0196】図14を参照すると、本動作において、請
求書配信サーバ101は、まず、請求先情報データベー
ス114に登録されている全ての請求先IDに対して統
合請求書情報を作成する処理を実行したか否かを判定す
る(ステップS111)。
【0197】ステップS111の判定において、全ての
請求先IDに対して統合請求書情報を作成する処理が実
行済みである場合(ステップS111のYes)、請求
書配信サーバ101は、処理を終了する。
【0198】また、ステップS111の判定において、
1つでも請求先IDに対して統合請求書情報を作成する
処理を実行していない場合(ステップS111のN
o)、請求書配信サーバ101は、未だ統合請求書情報
を作成していない請求先IDを請求先情報データベース
114より1つ選択し(ステップS112)、この選択
した請求先IDに対応する請求書情報を請求書情報デー
タベース111より全て特定する(ステップS11
3)。
【0199】次に、請求書配信サーバ101は、ステッ
プS113において特定した請求書情報において、統合
が許可されている、即ち、図10に示す請求書印刷依頼
申込画面における請求方法において、『統合』が選択さ
れている請求書情報を全て特定し(ステップS11
4)、この特定した統合が許可されている請求書情報に
対応する請求書IDと発行キーとを全て特定し、これら
をまとめて請求書ID群と発行キー群とを作成する(ス
テップS115)。
【0200】また、請求書配信サーバ101は、ステッ
プS114において特定した統合が許可されている請求
書情報に基づいて、統合請求書情報を作成し(ステップ
S116)、この作成した統合請求書情報を一意に識別
するための統合請求書IDを生成する(ステップS11
7)。
【0201】その後、請求書配信サーバ101は、ステ
ップS115において作成した請求書ID群及び発行キ
ー群と、ステップS116において作成した統合請求書
情報と、ステップS117において生成した統合請求書
IDと、を対象の請求先IDに対応するように、統合請
求書情報データベース112における同一レコードに格
納し(ステップS118)、ステップS111へ帰還す
る。
【0202】このように動作することで、請求書配信サ
ーバ101は、統合が許可された請求書をまとめて1組
の請求書としてサービス利用者200へ提供することが
可能となる。
【0203】・請求書情報/統合請求書情報配信動作 次に、本実施形態による請求書配信サーバ101がコピ
ー機201へ請求書情報及び統合請求書情報を配信する
動作について、図面を用いて説明する。
【0204】但し、この動作において、インターネット
回線を利用したネットワーク20を介して請求書情報/
統合請求書情報等(請求書ID/請求書ID群及び発行
キー/発行キー群を含む。以下、請求書情報/統合請求
書情報等という)を配信するにあたり、請求書配信サー
バ101は、直接ネットワーク20を介してコピー機2
01と接続するよりも、チャージ管理サーバ102を介
してコピー機201へ請求書情報/統合請求書情報等を
送信するよ構成する方が、システム構成としては簡略化
されるものである。本実施形態による構成でも、請求書
配信サーバ101は、チャージ管理サーバ102を介し
てコピー機201へ請求書情報/統合請求書情報等を送
信するよう構成するとするが、動作の説明では、簡略化
のために、チャージ管理サーバ102を介する動作を省
略し、直接請求書配信サーバ101がコピー機201と
回線を確立すると仮定して説明する。
【0205】この仮定を前提においた動作を図15に示
す。但し、この動作は、所定の機関毎に自動的に、又
は、保守会社100におけるオペレータによる実行命令
により、動作するものである。
【0206】図15を参照すると、本動作において、請
求書配信サーバ101は、まず、請求書情報データベー
ス111に登録されている全ての請求先IDに対して請
求書情報/統合請求書情報等を送信する処理を実行した
か否かを判定する(ステップS121)。
【0207】ステップS121の判定において、全ての
請求先IDに対して請求書情報/統合請求書情報等を送
信済みである場合(ステップS121のYes)、請求
書配信サーバ101は、処理を終了する。
【0208】また、ステップS121の判定において、
1つでも請求先IDに対して請求書情報/統合請求書情
報を送信する処理を実行していない場合(ステップS1
21のNo)、請求書配信サーバ101は、未だ請求書
情報/統合請求書情報等を送信していない請求先IDを
請求書情報データベース111より1つ選択し(ステッ
プS122)、この選択した請求先IDに対応するコピ
ー機アドレスを請求先情報データベース114より特定
する(ステップS123)。
【0209】次に、請求書配信サーバ101は、ステッ
プS122において選択した請求先IDに対応する請求
書情報と請求書IDと発行キーとの組み合わせを請求書
情報データベース111より特定し、更に、選択した請
求先IDに対応する統合請求書情報と統合請求書IDと
発行キー群との組み合わせを統合請求書情報データベー
ス112より特定する(ステップS124)。但し、こ
のとき、統合請求書情報の作成に用いられた請求書情報
に関しては、請求書情報データベース111より特定し
ない。この動作は、特定する対象(請求書情報)から、
統合請求書情報データベース112における請求書ID
群に含まれる請求書IDに対応する請求書情報を省く等
の処理を加えることで実現可能である。
【0210】その後、請求書配信サーバ101は、ステ
ップS124において特定した請求書情報/統合請求書
情報等を、ネットワーク20を介してコピー機201へ
送信し(ステップS125)、処理を終了する。このと
きの送信先は、ステップS123で特定したコピー機ア
ドレスである。
【0211】また、コピー機201では、ネットワーク
20より受信した請求書情報/統合請求書情報等から、
請求書ID/統合請求書IDと請求書情報/統合請求書
情報と発行キー/発行キー群とを特定し、これらを請求
書情報データベース211における同一レコードへ格納
し(ステップS221)、処理を終了する。
【0212】但し、上述でも説明したように、この配信
は、ネットワーク20上に介在するトラフィック量が比
較的少ない夜間等に行われることが望ましい。
【0213】また、図14に示す請求書統合動作は、コ
ピー機201が実行するように構成することも可能であ
る。但し、この場合、請求書IDを特定する動作等が省
略されるため、簡略化された動作となる。
【0214】・印刷動作及びカウンタ情報格納動作 次に、上記動作により配信された請求書情報/統合請求
書情報をコピー機201において印刷する動作につい
て、図面を用いて詳細に説明する。
【0215】図16は、本動作を示すフローチャートで
ある。但し、この動作は、サービス利用者200におけ
るユーザがコピー機201に対して請求書(統合請求
書)の印刷の切っ掛けを与えることにより実行されるも
のである。この切っ掛けを与えるために、コピー機20
1において操作パネル等に表示される画面例(印刷表示
画面)を図17に示す。
【0216】図17を参照すると、本実施形態による印
刷表示画面例には、いつ配信された、又は、いつ保守会
社100へ依頼された請求書であるかを示す情報と、現
在、コピー機201において格納している、未だ印刷を
行っていない(且つ、有効保持期限を経過していない)
請求書の合計件数及び合計印刷枚数と、請求書/統合請
求書の一覧表(請求書一覧)と、が表示されている。ま
た、本実施形態では、請求書一覧は、コピー機201に
おいて格納している対象の請求書情報/統合請求書情報
から自動的に作成するものとする。更に、印刷する請求
書/統合請求書の選択は、操作パネルがタッチパネルで
あるとし、印刷表示画面における請求書一覧においてタ
ッチすることで行われるものとする。
【0217】以下、印刷動作及びカウンタ情報格納動作
を説明する。図16を参照すると、本動作では、まず、
コピー機201が、サービス利用者200におけるユー
ザから入力された請求書/統合請求書の印刷命令(図1
7における印刷対象の選択及び印刷ボタンの押下:ステ
ップS231)に対して、選択された請求書/統合請求
書に対応する発行キー/発行キー群と請求書ID/統合
請求書IDとを請求書情報データベース211より特定
し、この特定した発行キー/発行キー群及び請求書ID
/統合請求書IDを、ネットワーク20を介して請求書
配信サーバ101へ送信する(ステップS232)。こ
こで、コピー機201は、請求書/統合請求書を印刷す
るユーザを識別するための情報(例えば請求先ID)を
入力させ、この情報を基に該当する請求書/統合請求書
の一覧を、例えば操作パネル等に表示し、この表示に基
づいてユーザに選択させるよう構成するとよい。
【0218】また、請求書配信サーバ101において
は、コピー機201から請求書ID/統合請求書IDと
発行キー/発行キー群とが通知されると、この請求書I
D/統合請求書IDに基づいて、請求書情報データベー
ス111又は統合請求書情報データベース112から対
応する発行キー/発行キー群を特定し(ステップS13
1)、この特定した発行キー/発行キー群と受信した発
行キー/発行キー群とを比較し、合致しているか否かを
判定する(ステップS132)。但し、本実施形態にお
いて、請求書IDと統合請求書IDとを、各々どちらの
識別子(請求書情報の識別子であるか統合請求書情報の
識別子であるか)が判別可能なように構成するとよい。
この構成としては、例えば請求書ID/統合請求書ID
を8ビットの2値で構成した場合、先頭ビットが“0”
であるものを請求書IDとし、先頭ビットが“1”であ
るものを統合請求書IDとすることが考えられる。
【0219】また、ステップS132の判定の結果、受
信した発行キー/発行キー群と特定した発行キー/発行
キー群とが合致する場合(ステップS132のYe
s)、請求書配信サーバ101は、コピー機201に対
して、対応する請求書情報/統合請求書情報の印刷を許
可し(ステップS133)、コピー機201に印刷を実
行させる。これに対して、ステップS132の判定の結
果、受信した発行キー/発行キー群と特定した発行キー
/発行キー群とが合致しない場合(ステップS132の
No)、請求書配信サーバ101は、コピー機201に
対して、対応する請求書情報/統合請求書情報の印刷を
不許可とし(ステップS134)、処理を終了する。但
し、この動作において、対応する請求書情報/統合請求
書情報の印刷が不許可であった場合、改めて対象の請求
書情報/統合請求書情報等を送信するよう構成するとよ
い。
【0220】また、コピー機201は、請求書配信サー
バ101から通知された内容において、印刷が許可され
た場合(ステップS233のYes)、対象の請求書情
報/統合請求書情報の印刷を実行し(ステップS23
4)、この印刷に関するカウンタ情報を印刷カウンタ情
報データベース212に格納し、且つ、このカウンタ情
報(但し、請求書ID/統合請求書IDと印刷ナンバー
とが含まれていればよい)をチャージ管理サーバ102
へ通知して(ステップS235)、処理を終了する。こ
こで、印刷カウンタ情報データベース212に格納され
る情報としては、図12に示す項目である。また、この
動作において、印刷ナンバーは、コピー機201が自動
的に固有の値を発行する。更に、この発行された固有の
印刷ナンバーは、印刷物(請求書/統合請求書)にも印
刷される。
【0221】これに対して、チャージ管理サーバ102
は、コピー機201から通知されたカウンタ情報におい
て、請求書ID/統合請求書IDと印刷ナンバーとを対
応して管理する(ステップS134)。但し、このと
き、必要であれば、チャージ管理サーバ102が、イン
ターネット21を介して請求書管理サーバ301へ請求
書ID/統合請求書IDと印刷ナンバーとを通知するよ
う構成してもよい。
【0222】また、請求書配信サーバ101から通知さ
れた内容において、印刷が不許可である場合(ステップ
S233のNo)、コピー機201は、印刷が不許可で
あることを、自己の操作パネル等を用いてサービス利用
者200におけるユーザへ通知し(ステップS23
6)、処理を終了する。ここで、請求書配信サーバ10
1から改めて対象の請求書情報/統合請求書情報等が送
信されるよう構成した場合、コピー機201は、この請
求書情報/統合請求書情報等の受信動作を実行する。ま
た、このとき、印刷が不許可されたことを示すカウンタ
情報を印刷カウンタ情報データベース212に格納する
よう構成してもよい。
【0223】このように、印刷動作において、発行キー
/発行キー群を用いて、印刷する主体をサービス利用者
200側でなく、保守会社100側とし、請求書/統合
請求書を発行する主体を依頼元である請求書印刷依頼主
300側とすることにより、印刷物(請求書/統合請求
書)の原本性を維持することが可能となる。
【0224】さらに、固有のものである印刷ナンバーを
印刷物である請求書/統合請求書に印刷し、且つ、この
印刷ナンバーを保守会社100(請求書印刷依頼主30
0であってもよい)が管理するよう構成することで、サ
ービス利用者200において印刷された請求書/統合請
求書を管理することが可能となり、印刷物(請求書/統
合請求書)の原本性を維持することが可能となる。
【0225】但し、本動作において、サービス利用者2
00のユーザが請求書/統合請求書の印刷命令を入力し
た場合、請求書情報データベース211に格納されてい
る全ての(但し、一度印刷しているものが残されている
場合は、これを除く)請求書及び統合請求書を印刷する
よう構成することも容易に可能である。
【0226】また、印刷した請求書/統合請求書の合計
が複数の枚数になる場合、これをステープルや2穴パン
チ等により自動的にまとめるよう構成するとよい。
【0227】更に、印刷される請求書/統合請求書が画
像データにより登録されたものである場合、この画像デ
ータには、バーコード等により請求金額を読み取らせる
手段が含まれているとよい。
【0228】・印刷確認動作 また、本実施形態では、請求書印刷依頼主300がイン
ターネット21を介して保守会社100へ、依頼した請
求書が印刷されたか否かを容易に確認することが可能な
ように構成している。
【0229】この動作としては、請求書印刷依頼主30
0における請求書管理サーバ301又は何らかの端末
(図示せず)からインターネット21を介して保守会社
100における請求書配信サーバ101へアクセスし、
請求書配信サーバ101において依頼した請求書におけ
る請求書IDに対応する印刷ナンバーが管理されている
か否かを判定することにより、実現することが可能であ
る。
【0230】また、この際、請求書印刷依頼主300
は、請求書配信サーバ101へ、自己の請求元ID(依
頼主コード)と、確認対象の請求書に対応する請求書I
Dと、を通知する。これに対して、請求書配信サーバ1
01は、通知された請求書IDに基づいて印刷カウンタ
情報統合データベース121を参照し、対応するカウン
タ情報が格納されているか否かを判定し、この判定結果
を請求書印刷依頼主300へ、インターネット21を介
して通知する。ここで、対応するカウンタ情報が存在し
ていなければ、依頼した請求書は、未だ印刷がなされて
いないということであり、対応するカウンタ情報が存在
する場合には、印刷が完了しているということである。
また、請求書印刷依頼主300から通知される依頼主コ
ードは、確認を要求してきたものが、正規の請求元であ
るか否かを判定するために用いられる。これは、依頼主
コードと請求書IDとが請求書情報データベース111
において同一のレコードに登録されているか否かを判定
することにより行われる。
【0231】更に、本実施形態において、上記のように
依頼した請求書が印刷された場合、請求書印刷依頼主3
00が、サービス利用者200側において受け取った請
求書と同様の請求書を、自己の端末、例えばコピー機や
プリンタ等で印刷できるよう構成するとよい。これは、
コピー機201に配信した請求書情報(統合請求書であ
る場合、この統合請求書における自己が登録した請求書
に該当する部分)と同一の内容に、コピー機201にお
ける構成と同様に、コピー機201で付加された印刷ナ
ンバーを添付して、請求書印刷依頼主300において印
刷されるよう構成することで実現することが可能とな
る。これにより、印刷依頼主300は、サービス利用者
300において印刷された請求書と同一の内容の請求書
を、自己において印刷物として管理することが可能とな
る。
【0232】また、上記のように、コピー機201で印
刷された内容を請求書印刷依頼主300で印刷物として
管理する以外にも、画像ファイルとして管理することも
可能となるよう構成することも可能である。これは、上
記と同様の構成において、請求書印刷依頼主300にお
ける端末をパーソナルコンピュータやワークステーショ
ン等の計算機し、受信した印刷ナンバー付きの請求書情
報をファイルとして保存するよう構成することで実現す
ることが可能である。
【0233】・カウンタ情報収集動作 次に、本実施形態では、チャージ管理サーバ102が、
各コピー機201の印刷カウンタ情報データベース21
2に格納されたカウンタ情報を収集する。この動作は、
請求先情報データベース114に基づいて行われるもの
であり、請求先情報データベース114に登録された全
てのコピー機アドレスに対してカウンタ情報を要求する
よう動作するものである。但し、この動作は、所定の期
間毎に自動的に、又は、保守会社100におけるオペレ
ータの実行命令により、動作する。
【0234】・請求書印刷代行料算出動作 また、本実施形態では、上記の動作において請求書/統
合請求書が印刷されると、この請求書/統合請求書の印
刷を依頼した請求書印刷依頼主300に対して、請求書
印刷代行料が発生する。
【0235】この請求書印刷代行料を算出する動作は、
図16に示す動作において、コピー機201からカウン
タ情報が通知されたことをトリガーとして実行されるよ
う構成してもよいし、カウンタ情報収集動作においてカ
ウンタ情報が収集された後、例えば保守会社100にお
けるオペレータが入力した命令に基づいて実行されるよ
う構成することも可能である。
【0236】また、算出する動作としては、予め保守会
社100と請求書印刷依頼主300との間で交わされた
契約等に基づき、1つの請求書印刷依頼に対して固定額
を加算するよう構成するとよい。また、同一の請求書印
刷依頼主300からの印刷依頼が複数存在する場合、印
刷依頼数に応じて加算されて算出された広告料を、所定
の割合、例えば印刷依頼数に応じて大きくなる割合に基
づいて減額するよう構成することも可能である。また、
請求書の印刷依頼において、統合を許可した場合は、こ
の依頼に関する印刷代行料を、通常の(統合を許可しな
い)印刷依頼と比較して、低くするよう構成するとよ
い。
【0237】・保守管理料算出動作 更に、本実施形態では、保守会社100は、サービス利
用者200に対して保守管理料を算出する。この動作
は、コピー機201の印刷カウンタ情報データベース2
12に格納されたカウンタ情報が収集される度や所定の
期間毎に自動的に、又は、保守会社100におけるオペ
レータが入力した命令に基づいて、実行されるものであ
る。
【0238】この動作において、チャージ管理サーバ1
02は、印刷カウンタ情報統合データベース121に基
づいて、格納されているカウンタ情報におけるコピー機
ID毎に算出し、算出された値を、請求先情報データベ
ース114に格納された情報に基づいて、各請求先毎に
管理するよう構成するとよい。
【0239】但し、本実施形態では、上記の動作におい
て、請求書/統合請求書を印刷したサービス利用者20
0に対しては、通常算出される保守管理料より、所定の
金額、又は、所定の割合に基づく金額を減額するよう構
成するとよい。
【0240】この減額する値の算出方法としては、予め
保守会社100とサービス利用者200との間で交わさ
れた契約等に基づき、1つの請求書印刷に対して固定額
を保守管理料より減額するよう構成するとよい。また、
印刷した請求書が統合請求書である場合は、請求書(統
合請求書でない)を印刷した場合よりも、減額する値を
低くするとよい。これは、請求書を統合するというサー
ビスを与えたことに対する保守会社100及び請求書印
刷依頼主300への見返りの分である。
【0241】・保守管理料算出式 ここで、上記の保守管理料算出にあたる式の例を(式
1)に示す。
【0242】
【数1】 この(式1)は、本実施形態において、保守会社100
がサービス利用者200に対して請求する保守管理料
(コピー機201を印刷に使用した場合に対する使用
料)を算出するための計算式である。
【0243】(式1)において、通常使用カウンタ数N
は、コピー機201を使用した回数(印刷枚数)であ
り、請求書印刷カウンタ数Ndは、本実施形態により提
供した請求書情報/統合請求書情報を印刷した回数(請
求書印刷枚数)であり、割引定数Kは、請求書1枚を印
刷することにより割り引かれる単価と通常の印刷を行う
ことにより課金される単価とに差分を設けるための定数
である。従って、割引定数Kは、1以上の値をとるとよ
い。また、通常使用単価UPは、コピー機201の通常
の印刷使用に対してかけられる1枚あたりの単価であ
る。
【0244】従って、本実施形態では、例えば、サービ
ス利用者200へ請求される保守管理料PLuを、通常
使用カウンタ数Nから、請求書印刷カウンタ数Ndと割
引定数Kとを掛け合わせた値を引算して求められた課金
カウンタ数Npに、通常使用単価UPを乗算することで
算出されるとする。
【0245】・請求書印刷代行料算出式 また、上記において、請求書の印刷を代行するにあたる
代行料を算出するための式の例を(式2)に示す。
【0246】
【数2】 (式2)において、請求書印刷単価UPdは、請求書の
印刷代行1枚あたりの単価であり、請求書印刷代行手数
料単価CHは、印刷代行にあたる手間に対する手数料の
請求書1枚あたりの単価であり、請求書印刷カウンタ総
数Nuは、1つの請求書印刷依頼主300が印刷依頼し
た1つ以上の請求書の総枚数である。
【0247】従って、本実施形態では、例えば、保守会
社100から請求書印刷依頼主300へ請求される請求
書印刷代行料PLrを、請求書印刷単価UPdと請求書
印刷代行手数料単価CHとを加算した値と、請求書印刷
カウンタ総数Nuと、を乗算したすることで算出される
とする。
【0248】但し、ここで、請求書印刷単価UPdは、
課金カウンタ総数Npと割引定数Kと通常使用単価UP
とを乗算した値を、請求書印刷カウンタ数Ndで除算す
ることで求められた値よりも大きな値とするとよい。
【0249】・清算のまとめ 従って、本実施形態による保守会社100、サービス利
用者200、請求書印刷依頼主300間の金銭の流れを
まとめると、図18に示すようになる。
【0250】即ち、本実施形態において、保守会社10
0は、サービス利用者200に対してコピー機201の
保守管理料を請求する。但し、この際の請求金額は、請
求書/統合請求書を印刷した回数に基づいて、上記の保
守管理料算出式等により減額されたものとなる。
【0251】また、保守会社100は、請求書印刷依頼
主300に対して、上記の請求書印刷代行料算出式に基
づいて請求書の印刷代行料を請求する。
【0252】このように、保守会社100は、サービス
利用者200からの保守管理料と、請求書印刷依頼主3
00からの請求書印刷代行料と、を収入源とすることが
可能となる。また、サービス利用者200に対しては、
請求書/統合請求書の印刷に応じて保守管理料を減額す
るため、コピー機201の使用回数の増加が見込める。
【0253】また、上述において説明したように、請求
書により決済が求められた代金を、保守会社100を介
して、サービス利用者200と請求書印刷依頼主300
との間で決済するよう構成することも可能である。
【0254】これは、図18に示されている通り、保守
会社100がサービス利用者200に対して、保守管理
料のほかに、請求書(複数の請求書印刷依頼主300か
ら依頼された請求書)による請求先(サービス利用者2
00)毎の請求金額の合計を請求し、これに対して、サ
ービス利用者200が、保守管理料のほかに、請求され
た請求金額の合計を支払う。但し、この際、請求元(請
求書印刷依頼主300)への請求代金の支払いにおい
て、保守会社100を仲介して支払うか否かの選択を、
サービス利用者200が指定できるよう構成するとよ
い。また、この指定は、請求元毎に設定されるよう構成
するとよい。この場合、保守会社100は、予めサービ
ス利用者200から指定された請求元(請求書印刷依頼
主300)から依頼された請求書における請求金額を合
計して、サービス利用者200へ、保守管理料と共に請
求する。これに対して、サービス利用者200は、保守
管理料と請求金額の合計との合計金額を、保守会社10
0に対して支払うこととなる。但し、サービス利用者2
00は、予め登録されている保守管理料の支払方法と同
じ方法で、保守管理料及び請求金額の合計の決済を行
う。
【0255】更に、保守会社100は、請求書印刷依頼
主300毎に、サービス利用者200から支払われた代
金を管理し、請求書印刷代行料の決済時に、これを決済
する。これは、保守会社100が、請求書印刷代行料か
ら1つ以上の請求先(サービス利用者200)より支払
われた代金の合計を引算した金額を請求書印刷依頼主3
00へ請求する、又は、1つ以上の請求先(サービス利
用者200)より支払われた代金の合計から請求書印刷
代行料を引算した金額を請求書印刷依頼主300へ支払
うことにより、行われる。
【0256】このように、請求書による請求の決済を仲
介した場合、保守会社100は、サービス利用者200
又は請求書印刷依頼主300に対して、仲介手数料を請
求するよう構成するとよい。これは、保守管理料及び請
求金額の合計の決済時に、及び、請求書印刷代行料及び
支払われた代金の決済時に、同時に請求し、この仲介手
数料を考慮した金額を保守会社100が請求、又は、支
払うよう構成するとよい。
【0257】このように、請求書による決済も、保守会
社100が仲介することにより、サービス利用者200
は、請求書を管理しやすい形で受け取るだけでなく、必
要に応じて一括に支払うことが可能となる。また、サー
ビス利用者200は、請求書の受け取りから支払いまで
を、保守会社100のみに負担すればよいため、自己の
支払いを容易に管理することが可能となり、本実施形態
によるサービスを利用する価値をより高めることが可能
となる。
【0258】また、同様に、請求書印刷依頼主300に
おいては、請求書の印刷の代行だけでなく、集金自体も
同時に依頼することが可能となるため、集金の手間を省
くことが可能となるだけでなく、請求から集金までの管
理を容易に把握することが可能となり、本実施形態によ
るサービスを利用する価値をより高めることが可能とな
る。
【0259】更に、保守会社100では、請求書の印刷
代行だけでなく、請求の決済も代行するため、この代行
による仲介手数料を収入源とすることが可能となる。更
にまた、サービス利用者200及び請求書印刷依頼主3
00へ提供するサービスを高めることが可能となるた
め、本実施形態によるサービスの利用率の向上を図るこ
とが可能となり、結果的に、保守管理料やその他の収入
源を高めることが期待できる。
【0260】(まとめ)以上、説明したように、本実施
形態では、コピー機のユーザ(サービス利用者200)
が自己宛ての請求書ドキュメントを自己が有するコピー
機201から印刷することにより、保守管理料(パフォ
ーマンス・チャージともいう)が減額されるように構成
している。
【0261】また、直接コピー機201から印刷ナンバ
ー付きの請求書ドキュメントを印刷を行うよう構成する
ことで、請求書ドキュメントの原本性が保たれている。
【0262】更に、請求書印刷依頼主300が発行した
請求書を請求先(サービス利用者200)が設置するコ
ピー機201において印刷可能なように構成し、且つ、
請求元(請求書印刷依頼主300)が請求先で印刷がな
されたかを自己の端末等において確認することができる
よう構成している。
【0263】但し、本実施形態では、請求元を保守会社
100とすることも可能であり、また、これを実現する
ための構成は、上記の構成を適用することで容易に実施
することができるものである。
【0264】このような構成を有することにより、本実
施形態では、コピー機ユーザ(サービス利用者200)
が自己宛ての請求書ドキュメントを印刷するほど、保守
管理料が安くなるというメリットを受けることが可能と
なり、且つ、複数の請求元からの請求書ドキュメント
を、まとめて同じ大きさの用紙で受け取ることが可能と
なる。
【0265】更に、本実施形態では、保守会社100
が、サービス利用者200におけるメリットによるコピ
ー機使用の活性化を図ることが可能となり、結果として
保守管理料の増加が見込め、更に、請求書印刷依頼主3
00からの請求書印刷代行料も収入源とすることが可能
となる。
【0266】また、請求元である請求書印刷依頼主30
0は、請求書を郵送するために必要であった封筒や切手
などの紙資源や人件費等が削減されるため、請求書を発
行するにあたり要される費用や手間等を大幅に減少させ
ることが可能となる。更に、請求元が郵送などの行為を
行っていた場合、この手間が省けると共に、車両やバイ
ク等の使用量を減少させることが可能となり、渋滞緩和
や排気ガス抑制等の効果も得ることが可能となる。
【0267】このように、本実施形態では、保守会社1
00、サービス利用者200、請求書印刷依頼主300
のいずれにも、多くのメリットを与えるものである。
【0268】〔第2の実施形態〕次に、本発明の第2の
実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0269】本実施形態は、特定文書として、第1の実
施形態と同様に、請求書を適用した場合のシステム構成
や動作等を説明するものである。更に、図1における特
定文書印刷サイト200を、コピー機201が設置され
た場所、例えばコンビニエンスストア200とする場合
について説明する。
【0270】但し、特性文書として請求書を適用する場
合、印刷された請求書に原本性を保たせる構成は、第1
の実施形態と同様である。
【0271】即ち、本実施形態では、この原本性を保た
せるために、印刷された請求書に固有の番号(印刷ナン
バー)を付し、これを保守会社100において管理す
る。また、請求書を印刷する動作を許可、開始させるも
のを、ユーザでなく、『発行キー』に基づいて保守会社
100の請求書配信サーバ101若しくはコピー機20
1が行うとする。従って、ユーザは、この動作を開始す
る『切っ掛け』を与えるのみとなる。
【0272】これにより、本実施形態でも、コンビニエ
ンスストア200におけるコピー機201において印刷
された請求書に原本性を保たせることが可能となる。
【0273】(第2の実施形態の構成)以下、本実施形
態の構成を説明する。
【0274】図19は、本実施形態による保守会社10
0、特性文書印刷サイト(以下、本実施形態では、コン
ビニエンスストア200として説明する)、特定文書印
刷依頼主300(以下、本実施形態では請求書印刷依頼
主300として説明する)のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【0275】この構成において、コンビニエンスストア
200において印刷される請求書を受け取るユーザは、
予め保守会社100に対して、請求書を印刷するコンビ
ニエンスストア200を指定するよう構成する。また、
この際、保守会社100からユーザへは、暗証番号等の
認証情報が与えられる。従って、コンビニエンスストア
200においては、この暗証情報を用いることで、ユー
ザ自己の請求書情報を特定し、印刷するよう構成され
る。
【0276】また、本実施形態による保守会社100と
コンビニエンスストア200と請求書印刷会社300と
の構成は、略第1の実施形態と同様である。但し、保守
会社100における請求先情報データベース114.1
の構成が、図20に示すものとなり、また、保守会社1
00において、コンビニエンスストア200とコピー機
201との対応を管理するために、コピー機設置先情報
データベース115.1が新たに設けられている。
【0277】但し、本実施形態では、コピー機201で
印刷される請求書(又は統合請求書)に、印刷された請
求書により請求された金額をコンビニエンスストア20
0で支払うためのバーコードを印刷するよう構成すると
よい。この構成は、以下の説明において言及する。
【0278】・請求先情報データベース114.1 ここで、請求先情報データベース114.1のデータ構
成を図20に示す。
【0279】図20を参照すると、本実施形態による請
求書情報データベース114.1は、属性として、例え
ば、請求先IDと請求先名(担当名等を含んでもよい)
と連絡先とコピー機IDとコピー機アドレスとパスワー
ドとを設けている。
【0280】この属性において、請求先IDと請求先名
(担当名)と連絡先とは、第1の実施形態と同様に、請
求書を受け取るユーザに関するものである。
【0281】また、上記属性におけるコピー機IDとコ
ピー機アドレスとは、ユーザが指定したコンビニエンス
ストア200に設置されたコピー機201に関するもの
である。
【0282】また、上記属性において、パスワードは、
ユーザと保守会社100とにおいて、予めサービスを受
ける旨の契約等を交わした際に、ユーザが指定したもの
であり、コンビニエンスストア200におけるコピー機
201を用いて請求書を印刷する際に、自己を認証を行
うためのものである。
【0283】・コピー機設置先情報データベース11
5.1 また、本実施形態によるコピー機設置先情報データベー
ス115.1のデータベース構成は、図21に示すもの
となる。
【0284】図21を参照すると、コピー機設置先情報
データベース115.1は、属性として、例えば、コン
ビニエンスストアIDとコンビニエンスストア名と所在
地とコピー機IDとコピー機アドレスとを設けている。
【0285】この属性において、コンビニエンスストア
名と所在地は、保守会社100が提供するサービスに加
盟したコンビニエンスストア200に関するものであ
り、コンビニエンスストアIDは、このコンビニエンス
ストア200を一意に識別するための識別子である。こ
のコンビニエンスストアIDは、保守会社100が与え
るとする。
【0286】また、コピー機IDとコピー機アドレスと
は、第1の実施形態によるものと同一であり、各コンビ
ニエンスストア200に設けられたコピー機201に対
応するものである。
【0287】従って、ユーザがコンビニエンスストア2
00等において、サービスを受ける栲の契約等を行う場
合、各コンビニエンスストア200では、請求書/統合
請求書を印刷する(受け取る)コンビニエンスストア2
00が指定され、この指定が保守会社100へ通知され
る。また、請求書配信サーバ101において、対応する
コピー機ID及びコピー機アドレスが特定され、請求先
情報データベース114.1に格納される。
【0288】これにより、ユーザが請求書/統合請求書
を印刷するコピー機201が保守会社100において管
理される。
【0289】また、上記契約時に、コンビニエンススト
ア200からユーザへポイントカードを与えるよう構成
するとよい。
【0290】(第2の実施形態の動作)次に、上記構成
による動作を、図面を用いて詳細に説明する。
【0291】・請求書の印刷依頼動作・請求書統合動作
・請求書情報/統合請求書情報配信動作・印刷確認動作
・カウンタ情報収集動作 まず、本実施形態による動作において、請求書印刷依頼
主300から保守会社100へ、請求書の印刷を依頼す
る請求書の印刷依頼動作、及び、保守会社100におい
て、依頼された請求書を統合する請求書統合動作、及
び、保守会社100からコンビニエンスストア200
へ、請求書情報及び統合請求書情報を配信する請求書情
報/統合請求書情報配信動作、及び、請求書印刷依頼主
300が保守会社100に対して請求書の印刷が終了し
たか否かを確認する印刷確認動作、及び、保守会社10
0がコンビニエンスストア200のコピー機201より
カウンタ情報を収集する動作は、第1の実施形態と同様
のものとすることが可能である。但し、請求書情報/統
合請求書情報配信動作において参照される請求先情報デ
ータベースは、図20に示す請求書情報データベース1
14.1である。
【0292】更に、請求書印刷依頼主300から依頼さ
れる請求書には、各々請求書による請求金額をユーザが
コンビニエンスストア200で支払うためのバーコード
が含まれているよう構成するとよい。更にまた、請求書
統合動作において作成される統合請求書には、統合され
た請求書に含まれる請求金額の合計を、コンビニエンス
ストア200で支払うためのバーコードが含まれるよう
構成するとよい。これは、従来の請求書(コンビニエン
スストアで支払いが可能なように構成された請求書)と
同様なバーコードを添付することで実現することが可能
である。但し、このバーコードは、請求書印刷依頼主3
00が画像データ形式で依頼した場合、この画像データ
に含まれるよう構成するとよいが、テキスト(ドキュメ
ント)形式で依頼した場合、特に、請求書の統合が許可
されていないものに対しては、保守会社100における
請求書配信サーバ101が自動的に請求書に添付するよ
う構成するとよい。これは、依頼主情報データベース1
12に予め請求元(請求書印刷依頼主300)毎に、請
求書情報に含まれている請求金額を基としてバーコード
を作成するための情報を格納しておき、請求書情報が通
知され、印刷が依頼された時に、この情報と請求金額と
に基づいてバーコードを生成し、これを請求書情報デー
タベース111の対応する(同一)レコードに格納する
よう構成することで解決される。
【0293】また、統合された請求書に関するバーコー
ドは、第1の実施形態に例示したように、支払い先を保
守会社100とし、保守会社100を仲介して、請求元
に支払うよう構成するために、保守会社100へ支払う
ためのバーコードを、統合した請求書の合計金額に基づ
いて作成するとよい。但し、この場合、統合請求書によ
り統合して請求される金額は、仲介手数料を含むよう構
成するとよい。更に、請求元(請求書印刷依頼主30
0)へは、決済時に仲介手数料を請求するとよい。
【0294】以下、このバーコードも、請求書情報/統
合請求書情報に含ませて説明する。
【0295】・印刷動作及びカウンタ情報格納動作 また、本実施形態において、配信された請求書情報/統
合請求書情報をコピー機201において印刷する動作に
ついて、図面を用いて詳細に説明する。
【0296】図22は、本動作を示すフローチャートで
ある。但し、この動作は、コンビニエンスストア200
においてユーザがコピー機201に対して請求書(統合
請求書)の印刷の切っ掛けを与えることにより実行され
るものである。この切っ掛けを与えるために、コピー機
201において操作パネル等に表示される画面例(印刷
表示画面)を図23に示す。
【0297】図23を参照すると、本実施形態による印
刷表示画面例には、例えば、何月分の請求書であるかを
示す情報と、入力された請求先名及びパスワード、若し
くは、カードリーダーに挿入されたポイントカードより
読み取られた情報から特定されたユーザ(請求先)に対
しての請求書/統合請求書であり、現在、コピー機20
1において格納している、未だ印刷を行っていない(且
つ、有効保持期限を経過していない)請求書の合計件数
及び合計印刷枚数と、請求書/統合請求書の一覧表(請
求書一覧)と、が表示されている。また、本実施形態で
は、請求書一覧は、コピー機201において格納してい
る対象の請求書情報/統合請求書情報から自動的に作成
するものとする。更に、印刷する請求書/統合請求書の
選択は、操作パネルがタッチパネルであるとし、印刷表
示画面における請求書一覧においてタッチすることで行
われるものとする。
【0298】以下、印刷動作及びカウンタ情報格納動作
を説明する。図22を参照すると、本動作では、まず、
ユーザがコンビニエンスストア200に設置されたコピ
ー機201に対して、請求書/統合請求書の印刷要求
(印刷対象の選択及び印刷ボタンの押下)と、自己がも
つパスワードとを図23に示す印刷表示画面例より入力
する(ステップS231.1)。ここで、コピー機20
1は、第1の実施形態と同様に、請求書/統合請求書を
印刷するユーザを識別するための情報(例えば請求先I
D)を入力させ、この情報を基に該当する請求書/統合
請求書の一覧を、例えば操作パネル等に表示し、この表
示に基づいてユーザに選択させるよう構成するとよい。
【0299】次に、コピー機201は、選択された請求
書/統合請求書に対応する発行キー/発行キー群と請求
書ID/統合請求書IDとを請求書情報データベース2
11より特定し、この特定した発行キー/発行キー群及
び請求書ID/統合請求書IDと、ステップS231.
1において入力されたパスワードとを、ネットワーク2
0を介して請求書配信サーバ101へ送信する(ステッ
プS232.1)。
【0300】また、請求書配信サーバ101において
は、コピー機201から請求書ID/統合請求書IDと
発行キー/発行キー群とパスワードとが通知されると、
この請求書ID/統合請求書IDに基づいて、請求先情
報データベース114.1から対応するパスワードを特
定し、且つ、請求書情報データベース111又は統合請
求書情報データベース112から対応する発行キー/発
行キー群を特定し(ステップS131.1)、この特定
したパスワード及び発行キー/発行キー群と受信したパ
スワード及び発行キー/発行キー群とを比較し、双方が
合致しているか否かを判定する(ステップS132.
1)。但し、請求書IDと統合請求書IDとは、第1の
実施形態と同様に、各々どちらの識別子(請求書情報の
識別子であるか統合請求書情報の識別子であるか)であ
るかが判別可能なように構成するとよい。
【0301】また、ステップS132.1の判定の結
果、受信したパスワード及び発行キー/発行キー群と特
定したパスワード及び発行キー/発行キー群とが合致す
る場合、(ステップS132.1のYes)、請求書配
信サーバ101は、コピー機201に対して、対応する
請求書情報/統合請求書情報の印刷を許可し(ステップ
S133.1)、コピー機201に印刷を実行させる。
これに対して、ステップS132.1の判定の結果、受
信したパスワード及び発行キー/発行キー群と特定した
パスワード及び発行キー/発行キー群とが合致しない場
合(ステップS132.1のNo)、請求書配信サーバ
101は、コピー機201に対して、対応する請求書情
報/統合請求書情報の印刷を不許可とし(ステップS1
35.1)、処理を終了する。但し、この動作におい
て、対応する請求書情報/統合請求書情報の印刷が不許
可であった場合、第1の実施形態と同様に、改めて対象
の請求書情報/統合請求書情報等を送信するよう構成す
るとよい。
【0302】また、コピー機201は、請求書配信サー
バ101から通知された内容において、印刷が許可され
た場合(ステップS233.1のYes)、対象の請求
書情報/統合請求書情報の印刷を実行し(ステップS2
34.1)、この印刷に関するカウンタ情報を印刷カウ
ンタ情報データベース212に格納し、且つ、このカウ
ンタ情報(但し、請求書ID/統合請求書IDと印刷ナ
ンバーとが含まれていればよい)をチャージ管理サーバ
102へ通知して(ステップS235.1)、処理を終
了する。ここで、印刷カウンタ情報データベース212
に格納される情報としては、図12に示す項目である。
また、この動作において、印刷ナンバーは、コピー機2
01が自動的に固有の値を発行する。更に、この発行さ
れた固有の印刷ナンバーは、印刷物(請求書/統合請求
書)にも印刷される。更に、印刷された請求書/統合請
求書には、上述のようにバーコードが含まれているもの
とする。
【0303】これに対して、チャージ管理サーバ102
は、コピー機201から通知されたカウンタ情報におい
て、請求書ID/統合請求書IDと印刷ナンバーとを対
応して管理する(ステップS134.1)。但し、この
とき、必要であれば、チャージ管理サーバ102が、イ
ンターネット21を介して請求書管理サーバ301へ請
求書ID/統合請求書IDと印刷ナンバーとを通知する
よう構成してもよい。
【0304】また、請求書配信サーバ101から通知さ
れた内容において、印刷が不許可である場合(ステップ
S233.1のNo)、コピー機201は、印刷が不許
可であることを、自己の操作パネル等を用いてコンビニ
エンスストア200におけるユーザへ通知し(ステップ
S236.1)、処理を終了する。ここで、請求書配信
サーバ101から改めて対象の請求書情報/統合請求書
情報等が送信されるよう構成した場合、コピー機201
は、この請求書情報/統合請求書情報等の受信動作を実
行する。また、このとき、印刷が不許可されたことを示
すカウンタ情報を印刷カウンタ情報データベース212
に格納するよう構成してもよい。
【0305】このように、印刷動作において、パスワー
ド及び発行キー/発行キー群を用いて、印刷する主体を
コンビニエンスストア200におけるユーザとすること
なく、保守会社100側とし、請求書/統合請求書を発
光する主体を依頼元である請求書印刷依頼主300とす
ることにより、印刷物(請求書/統合請求書)の原本性
を維持することが可能となる。
【0306】さらに、固有のものである印刷ナンバーを
印刷物である請求書/統合請求書に印刷し、且つ、この
印刷ナンバーを保守会社100(請求書印刷依頼主30
0であってもよい)が管理するよう構成することで、コ
ンビニエンスストア200において印刷された請求書/
統合請求書を管理することが可能となり、印刷物(請求
書/統合請求書)の原本性を維持することが可能とな
る。
【0307】但し、本動作において、コンビニエンスス
トア200におけるユーザが請求書/統合請求書の印刷
命令を入力した場合、請求書情報データベース211に
格納されている1つ以上の(但し、一度印刷しているも
のが残されている場合は、これを除く)請求書及び統合
請求書を印刷するよう構成することも容易に可能であ
る。
【0308】また、本実施形態において、コンビニエン
スストア200は、ユーザに対してコピー機201使用
料を請求するよう構成するとよい。更に、印刷された請
求書/統合請求書に、この請求書/統合請求書による請
求金額/請求金額の合計を、コンビニエンスストア20
0において支払うためのバーコードが添付されているた
め、ユーザは、請求書の印刷と代金の支払いまでを一連
の流れで行うことが可能となる。
【0309】・請求書印刷代行料算出動作 また、本実施形態では、上記の動作において請求書/統
合請求書が印刷されると、この請求書/統合請求書の印
刷を依頼した請求書印刷依頼主300に対して、請求書
印刷代行料が発生する。
【0310】この動作に関しても、第1の実施形態で例
示した動作及び式を用いることが可能である。
【0311】・ポイント加算動作 また、本実施形態では、コンビニエンスストア200に
設置されたコピー機201を用いて請求書を印刷したユ
ーザに対して、例えば、上記のコンビニエンスストア2
00と同系列会社が管理するコンビニエンスストアで商
品購入等に使用することができるポイントを与えるよう
に構成する。
【0312】この場合、本実施形態におけるユーザに
は、予めポイントを蓄積するためのカード(以下、ポイ
ントカードという)を与えておき、更に、コンビニエン
スストア200におけるコピー機201に、このポイン
トカードを読み取るカードリーダー等を設置しておくよ
う構成するとよい。また、この場合、ポイントカードに
上記のパスワード等を記憶させることで、ユーザがコピ
ー機201の操作パネル等からパスワードを入力する手
間を省くことが可能となる。
【0313】この動作を図24に示す。但し、この動作
を説明するにあたり、コピー機201には、上記のよう
なポイントカードを読み取るカードリーダーが設置さ
れ、これにポイントカードが挿入されていることを前提
にする。また、本動作は、図22におけるステップS1
33.1において請求書配信サーバ101により印刷が
許可されたことをトリガとして実行されるものである。
【0314】図24を参照すると、本動作において、請
求書配信サーバ101は、選択された請求書/統合請求
書の印刷を許可すると(図22におけるステップS13
3.1)、ユーザに対して加算するポイントを算出し、
この算出した値をコピー機201へ通知する(ステップ
S141.1)。この際の算出式としては、例えば、印
刷した請求書/統合請求書の総枚数又は部数に所定の額
を乗算する式等が挙げられる。
【0315】これに対して、コピー機201では、通知
されたポイントを、カードリーダーに挿入されているポ
イントカードに蓄積されているポイントに加算する(ス
テップS241.1)。
【0316】また、請求書配信サーバ101は、ステッ
プS141.1において算出したポイントを、このポイ
ントを管理する機構、例えばコンビニエンスストア20
0の系列会社におけるポイント管理サーバ等(図示せ
ず)へ通知し(ステップS142.1)、処理を終了す
る。但し、この動作において、算出したポイントを保守
会社100において管理するよう構成することも可能で
ある。
【0317】・清算のまとめ 従って、本実施形態による保守会社100、コンビニエ
ンスストア200、請求書印刷依頼主300、及びユー
ザ間の金銭等の流れをまとめると、図25に示すように
なる。
【0318】即ち、本実施形態において、保守会社10
0は、コンビニエンスストア200に対してコピー機2
01の保守管理料を請求する。この請求は通常のもので
ある。
【0319】また、コンビニエンスストア200は、ユ
ーザに対して印刷使用料を請求する。この請求も通常の
ものとする。
【0320】次に、保守会社100は、ユーザに対して
ポイントを与える。従って、ユーザは保守会社100か
ら得たポイントを用いて、保守会社100が指定した店
等で購買を行うことが可能となる。但し、使用されたポ
イントは、保守会社100が清算するものとする。
【0321】更に、保守会社100は、請求書印刷依頼
主300に対して請求書印刷代行料を請求する。これ
は、第1の実施形態と同様のものである。
【0322】また、コンビニエンスストア200におい
て、バーコードが添付された請求書(統合請求書を含ま
ない)によりユーザから支払いが行われた場合は、コン
ビニエンスストア200は、通常の請求書によるものと
同様に、請求元へ入金を行う。これに対し、バーコード
が添付された統合請求書によりユーザから支払いが行わ
れた場合、支払われた代金は、一度、保守会社100へ
渡り、保守会社100と請求元(請求書印刷依頼主30
0)との間で決済が行われる。これは、第1の実施形態
で例示した方法と同様である。
【0323】(まとめ)以上、本実施形態によれば、ユ
ーザが自己が予め指定したコンビニエンスストア200
に設けられたコピー機201において、自己宛ての請求
書ドキュメントを印刷することにより、印刷部数等に応
じたポイントを受け取ることが可能なように構成してい
る。
【0324】また、第1の実施形態と同様に、直接コピ
ー機201から印刷ナンバー付きの請求書ドキュメント
を印刷を行うよう構成することで、請求書ドキュメント
の原本性が保たれている。
【0325】更に、請求書印刷依頼主300が発行した
請求書を請求先が指定した場所(コンビニエンスストア
200)が設置するコピー機201において印刷可能な
ように構成し、且つ、請求元(請求書印刷依頼主30
0)が印刷がなされたか否かを自己の端末等において確
認することができるよう構成している。
【0326】但し、本実施形態では、請求元を保守会社
100とすることも可能であり、また、これを実現する
ための構成は、上記の構成を適用することで容易に実施
することができるものである。
【0327】このような構成を有することにより、本実
施形態では、ユーザが自己宛ての請求書ドキュメントを
印刷するほど、ポイントが蓄積されるというメリットを
受けることが可能となり、且つ、複数の請求元からの請
求書ドキュメントを、まとめて同じ大きさの用紙で受け
取ることが可能となる。
【0328】更に、本実施形態では、保守会社100
が、コンビニエンスストア200等に設置されたコピー
機の使用の活性化を図ることが可能となり、結果として
コンビニエンスストアを対象とした保守管理料の増加が
見込め、更に、請求書印刷依頼主300からの請求書印
刷代行料も収入源とすることが可能となる。
【0329】また、請求元である請求書印刷依頼主30
0は、請求書を郵送するために必要であった封筒や切手
などの紙資源や人件費等が削減されるため、請求書を発
行するにあたり要される費用や手間等を大幅に減少させ
ることが可能となる。更に、請求元が郵送などの行為を
行っていた場合、この手間が省けると共に、車両やバイ
ク等の使用量を減少させることが可能となり、渋滞緩和
や排気ガス抑制等の効果も得ることが可能となる。
【0330】更に、印刷した請求書/統合請求書にバー
コードを添付する場合、ユーザは、コンビニエンススト
ア200において、印刷から支払いまでの動作を一連の
流れで行うことが可能となり、より高いサービスを受け
ることが可能となる。また、統合請求書である場合、請
求書印刷依頼主300は、第1の実施形態と同様に、請
求書の印刷依頼から集金までを保守会社100に任せる
ことが可能となり、より高いサービスを受けられる。更
にまた、保守会社100は、より高いサービスを提供す
ることで、本実施形態の利用率を高められ、これに伴
い、保守管理料や請求書印刷代行料の増加を見込めるだ
けでなく、決済の仲介手数料をも収入源とすることが可
能となる。
【0331】このように、本実施形態では、保守会社1
00、ユーザ、請求書印刷依頼主300のいずれにも、
多くのメリットを与えるものである。
【0332】〔第3の実施形態〕また、上記の各実施形
態では、請求書管理サーバ301から請求書配信サーバ
101へ、又は、請求書配信サーバ101からコピー機
201へ、請求書情報又は統合請求書情報をそのまま、
若しくは暗号化して送信するよう構成していたが、本実
施形態では、これを所定のコードに変換して送信するよ
う構成する。
【0333】即ち、本実施形態では、例えば図2に示す
システムを適用した場合、請求書配信サーバ101及び
コピー機201には、請求書/統合請求書に含ませる情
報と、この情報に対応づけたコードと、の対応表が予め
格納されており、請求書配信サーバ101からコピー機
201へ請求書情報/統合請求書情報の配信をコードに
より行うよう構成する。
【0334】これにより、本実施形態では、請求書配信
サーバ101及びコピー機201間で送受信されるデー
タ量を大幅に削減することが可能となる。
【0335】また、請求書印刷依頼主300が請求書の
印刷を依頼する際には、請求書配信サーバ101から請
求書管理サーバ201へ、情報とコードとの対応を通知
し、この対応に基づいて作成した請求書を依頼させる
か、若しくは、請求書配信サーバ101から提供するペ
ージ(図10に示す請求書印刷依頼申込画面等)におい
て、予めコードに対応する情報を、選択肢として提供す
るよう構成することが好ましい。但し、本実施形態にお
いて、請求金額に関しては、コードと対応させるよう構
成しなくてもよい。
【0336】〔第4の実施形態〕また、以上で例示した
第1の実施形態において、保守会社100からユーザ
(サービス利用者200)へ送信される請求書情報/統
合請求書情報は、コピー機201で印刷される画像ファ
イルの形式(イメージデータ)としていたが、本実施形
態では、これをイメージデータのみでなく、内容(画像
でなく請求内容)を示すデータ(以下、請求内容データ
という)も送信するよう構成する。
【0337】また、この請求内容データは、コピー機2
01でなく、サービス利用者200におけるパーソナル
コンピュータやワークステーション等のインターネット
21に接続できる端末に送信されるよう構成する。但
し、この請求内容データの送信にあたっては、FTP
(ファイル転送プロトコル)や電子メール等を利用する
ことが可能であるため、ここでは詳細な説明を省略す
る。
【0338】これは、サービス利用者200において、
自己の仕入れ内容と通知された請求内容とを比較した
り、仕入れ内容から請求されたものを削除したりするた
めの情報を、保守会社100が提供するの構成である。
【0339】また、この請求内容データは、上記の端末
からの要求に対応して、又は、イメージファイルの配信
と同時に、請求書配信サーバ101からサービス利用者
200へ通知されるよう構成するとよい。
【0340】また、このような構成を実現するにあた
り、請求書印刷依頼主300から登録される請求書情報
には、テキストデータによるものを必ず含むよう構成す
る必要がある。
【0341】〔第5の実施形態〕また、上記各実施形態
では、特定文書の印刷を依頼する元(特定文書印刷依頼
主300)が請求書を発行するものである場合について
例示したが、本実施形態では、これを役所とした場合に
ついて説明する。
【0342】即ち、本実施形態では、サービスを利用す
るもの(ユーザ)が役所から発行される特定文書(例え
ば市役所や区役所等から発行される住民票や戸籍謄本
等、公共の機関において発行され、原本性を持つ文書)
を、ユーザにとって受け取りやすい場所で渡すことを可
能にするものであり、上記実施形態で例示した構成にお
いて、請求書印刷依頼主300を役所に置き換えたもの
である。従って、基本的な構成は、上記各実施形態、例
えば第2の実施形態と同様の構成となる。
【0343】(第5の実施形態の構成)本実施形態によ
るシステム構成を図26に示す。
【0344】図26を参照すると、本実施形態は、特定
文書の印刷依頼主である役所(特定文書印刷依頼主:本
実施形態において役所を例に挙げる)300と、特定文
書の受取先であるユーザ(特定文書受取先:以下、ユー
ザという)220と、特定文書を印刷する場所であるコ
ンビニエンスストア(特定文書印刷サイト:本実施形態
においてコンビニエンスストアを例に挙げる)200
と、役所300から依頼された特定文書をユーザが指定
するコンビニエンスストア200へ配信する保守会社1
00と、を有して構成されている。これは、第2の実施
形態と比較して、各種サーバやデータベースが必要に応
じて変更されているほかに、新たにユーザ220におい
てユーザ端末221から役所300の文書管理サーバ3
01.5へアクセスできる構成が異なる。ただし、新た
に変更された各種サーバやデータベースの構成は、基本
的には上記の各実施形態において対応する構成と同様な
ものとすることが可能である。
【0345】上記構成において、役所300は、各ユー
ザ毎の所定の情報(特定文書に記載する情報)を格納し
た文書管理データベース311.5に接続された文書管
理サーバ301.5を有している。
【0346】この文書管理サーバ301.5は、上記実
施形態と同様に、ユーザに対して提供する特定文書(第
2の実施形態では請求書)の情報を保守会社100にお
ける文書配信サーバ101.5(第2の実施形態では請
求書配信サーバ)に登録する。
【0347】更に、本実施形態による文書管理サーバ3
01.5は、上記の他に、インターネット21を介して
ユーザ220から特定文書の発行の注文を受け付ける。
【0348】即ち、役所300は、所定のサーバ(例え
ば文書管理サーバ301.5とする)を用いて特定文書
の要求を受け付けるためのホームページ(以下、特定文
書注文ホームページという)を提供し、インターネット
21を介してユーザ端末221より特定文書注文ホーム
ページに入力された情報に基づき、要求された特定文書
を文書情報データベース311.5に格納されている情
報を基にして作成し、これを文書配信サーバ101.5
へ登録する。但し、この登録の際の動作は、第1の実施
形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0349】また、上記において、特定文書注文ホーム
ページに入力される情報としては、注文者(ユーザ20
0)を特定する(身元を証明する)ための情報と、注文
する特定文書の種類や掲載する内容を指定する情報等で
ある。また、特定文書を受け取る場所(コンビニエンス
ストア200)を指定する情報も含まれるとよい。
【0350】ここで、注文者(ユーザ200)から通知
された身元を証明するための情報を照合するためにに、
文書管理サーバ301.5に身分照合情報データベース
312.5が接続され、注文者から通知された情報に対
して対応する情報を特定し、身元が証明された場合に、
注文者からの注文を受け付けるよう構成するとよい。
【0351】また、上記のように注文が受け付けられる
と、文書管理サーバ301.5は、要求された特定文書
を文書管理データベース311.5に格納されている情
報に基づいて作成し、これを文書配信サーバ101.5
に登録する。
【0352】上記までの動作において、各々の情報の関
係を持たせるために、役所300における文書管理サー
バ301.5は、ユーザから通知された情報に基づい
て、ユーザ毎に予め割り当てているユーザID(各ユー
ザを一意に識別するための情報)を特定するよう構成す
るとよい。従って、文書管理サーバ301.5は、例え
ば各データベースがリレーショナルデータベースで構成
されているとした場合、特定したユーザIDを主キーと
して、ユーザを照合するための情報や要求された特定文
書を作成するための情報を特定する。また、このユーザ
IDは、予め各ユーザへ提供しておき、注文時に特定文
書注文ホームページに入力するよう構成することも可能
である。
【0353】また、上記の動作により登録された特定文
書は、文書情報データベース111.5に一時格納さ
れ、必要に応じて統合されたのち、特定文書注文ホーム
ページにおいてユーザ200が指定した、又は、予め登
録されている(第2の実施形態と同様)コピー機201
(又はコンビニエンスストア200)へ配信される。
【0354】その後、注文者は、予め登録しておいた、
又は、特定文書注文ホームページにおいて指定したコン
ビニエンスストア200へ出向き、注文した特定文書を
コピー機201を用いて印刷する。
【0355】この際、注文者は、コンビニエンスストア
200において自己を証明する必要がある。この構成と
しては、第2の実施形態で例示した構成を利用すること
が可能であるため、ここでは説明を省略する。
【0356】また、上記のような特定文書に対しては、
役所300から注文者(ユーザ200)に対して発行料
が発生するが、これは、コンビニエンスストア200に
おいてユーザが支払うことにより解決される。
【0357】このように、コンビニエンスストア200
においてユーザ200が印刷代金及び発行料を支払う場
合、コンビニエンスストア200が仲介手数料を減じて
保守会社100又は役所300へ、それぞれの代金(保
守管理料や発行料等)を支払う。
【0358】また、コンビニエンスストア200から保
守会社100へ発行料が引き渡された場合は、保守会社
100において印刷代行料や手数料を減じて役所300
へ支払われるよう構成するとよい。
【0359】また、上記のような支払方法の他に、コピ
ー機201に代金を投入するためのコインラック等を設
け、これに所定の代金が支払われた場合に、特定文書の
印刷を行うよう構成することも可能である。この場合、
コインラックに収集された発行料は、コンビニエンスス
トア200が管理しても、保守会社100が管理しても
よい。
【0360】更に、第2の実施形態と同様に、注文者
(ユーザ)が自己の情報が格納されているカードを有
し、これに基づいて印刷・代金支払等を行うよう構成す
ることも可能である。この際、ポイントがユーザ200
へ加算される構成も適用することが可能である。
【0361】また、本実施形態におけるユーザ200
が、個人でなく会社や団体等である場合は、保守会社1
00がユーザ200に対して発行料を含めて対応する額
を請求するよう構成するとよい。
【0362】以上のように構成することで、本実施形態
では、役所等の公共の機関から発行される特定文書を、
ユーザが一年中、24時間、必要に応じて自己の受け取
りやすい場所で容易に受け取ることが可能となる。
【0363】また、上記第5の実施形態では、特定文書
印刷依頼主300を役所としたが、これを、例えば著作
権等を有する文書を販売する会社(以下、文書発行会社
300とする)とすることも可能である。
【0364】この場合においても、文書発行会社300
は、インターネット21を介してユーザ220より文書
の注文を受ける。また、注文された文書の情報は、同様
に保守会社100へ登録され、ユーザ220が指定した
コンビニエンスストア20等のコピー機で印刷・出力さ
れる。
【0365】また、このように文書発行会社300とし
た場合でも、上記役所300とした場合と動作及び代金
等の流れは、同様のもので実施することが可能である。
【0366】また、このように文書発行会社300とし
た場合、ユーザ220に対して文書全体における特定の
部分のみを発注できるサービスを提供するとよい。
【0367】これは、文書情報データベース311.5
において、各文書をページ毎や段落毎に管理しておき、
ユーザ220がユーザ端末221を介してページ毎又は
段落毎に文書を注文できるよう構成することで実現され
る。
【0368】また、文書発行会社300からの発行料と
しては、注文された部分のみに対応する料金とするとよ
い。
【0369】また、本実施形態によるところの、保守会
社100、特定文書印刷依頼主(役所や文書発行会社
等)300、特定文書印刷サイト(コンビニエンススト
ア)200、特定文書受取先(ユーザ)220間のやり
取りを図27に示す。
【0370】図27を参照すると、本実施形態では、ま
ず特定文書受取先(ユーザ)220が特定文書印刷依頼
主(役所や文書発行会社等)300へ文書の注文を行う
(1001)。これに応じて特定文書印刷依頼主300
は、特定文書受取先220の身元の照合などを行った
後、注文された文書の情報(画像データ等、特定文書印
刷サイトの指定も含まれる場合がある)を保守会社10
0へ登録する(1002)。
【0371】文書の情報が登録された保守会社100で
は、これを予め登録されている、又は、通知された特定
文書印刷サイト(コンビニエンスストア)200におけ
るコピー機へ配信する(1003)。従って、特定文書
受取先220であるユーザは、特定文書印刷サイト20
0へ注文した文書が配信された後、この特定文書印刷サ
イト200へ出向き、配信された文書を印刷し(100
4)、この文書を取得する(1005)。このようにし
て特定文書受取先220に文書(1006)が届けられ
る。更に、ユーザは、この文書を印刷/受け取るにあた
り、特定文書印刷サイト200へ文書の代金を支払う
(1007)。
【0372】このようにして文書代金を受け取ると、特
定文書印刷サイト200は、この文書代金の中から自己
への仲介手数料(1008)を取得する。更に、特定文
書印刷サイト200へは、印刷代行料及びコピー機の保
守管理料を支払う(1009)。また、ここで、特定文
書印刷依頼主300へ支払われるべき発行料も含まれる
よう構成することも可能である。このように発行料を含
めてコンビニエンスストア200から保守会社100へ
支払われた場合、保守会社100は特定文書印刷依頼主
300へこの発行料を支払う(1010−2)。このと
き、仲介の手数料を請求してもよい。これにより、保守
会社100は、印刷代行料と保守管理料と(1011)
が得られる。(仲介の手数料も含まれる場合がある)ま
た、コンビニエンスストア200から特定文書印刷依頼
主300へ直接発行料が支払われるよう構成することも
可能である(1010−1)。このように、特定文書印
刷依頼主300には、発行料(1012)が入金され
る。
【0373】〔他の実施形態〕また、上記各実施形態で
は、特定文書として請求書を適用した場合や役所等の公
共機関から発行される文書や著作権等を有する文書とし
た場合について説明したが、本発明では、これに限定さ
れず、いかなる文書、例えば領収書や映画,スポーツ観
戦用のティケット等の原本性が要求されるものから本や
広告等の文書等でも適用することが可能である。
【0374】更に、上記において例示した各実施形態
は、本発明を好適に実施した一形態似すぎず、本発明
は、主旨を逸脱しない限り種々変形して実施することが
可能なものである。
【0375】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、請求書配信システムと請求書依頼システ
ムとコピー機とを有する請求書印刷代行システムであっ
て、請求書依頼システムより依頼された請求書を、コピ
ー機において印刷することを特徴とし、これにより、受
け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費用
や手間等を削減することを可能としている。即ち、ユー
ザ側にとっては、発行されてから直ちに請求書を受け取
ることができ、且つ、全て同一の用紙(大きさ等)で受
け取ることができるため、ファイリング等により非常に
管理がしやすい。また、請求書の印刷代行依頼側にとっ
ては、従来要していた請求書印刷のためのシステム費及
びランニングコスト(トナーや保守料金)や、人件費、
請求書の用紙・封筒費、更に、郵送のための通信費等を
節約することが可能となり、且つ、印刷の際の手間等を
省くことが可能となる。更に、請求書の印刷代行を請け
負った代行側では、依頼側に代行料等を請求することが
可能となるため、コピー機の管理費以外にも収入源を設
けることが可能となる。
【0376】更に、請求項2記載の発明によれば、請求
書依頼システムが、請求書を請求書配信システムへ通知
し、請求書配信システムが、通知された請求書をコピー
機へ配信し、コピー機が、配信された請求書を印刷する
際に、ユニークな識別情報を生成し、生成したユニーク
な識別情報を請求書に付して印刷することを特徴とし、
これにより、受け取り側が管理しやすく、且つ、発行側
に要される費用や手間等を削減することを可能とするだ
けでなく、代行側が印刷された請求書を管理することが
可能となり、請求書の原本性を保つことを可能としてい
る。
【0377】更に、請求項3記載の発明によれば、請求
書配信システムが、通知された複数の請求書を、配信先
毎に統合し、統合後の請求書をコピー機へ配信すること
を特徴とし、これにより、請求書の総枚数が削減される
ため、ユーザ側にとって、より管理しやすい請求書を提
供することを可能としている。
【0378】更に、請求項4記載の発明によれば、請求
書配信システムが、統合された請求書を作成する際に、
統合の対象とする請求書の内容に基づいて一覧表を作成
し、統合後の請求書と共に、一覧表を印刷することを特
徴とし、これにより、統合された請求書の一覧により、
ユーザが請求書の内容を容易に確認することを可能にす
るため、ユーザ側にとって、より管理しやすい請求書を
提供することを可能としている。
【0379】更に、請求項5記載の発明によれば、請求
書依頼システムが、請求書と共に、発行した発行キーを
請求書配信システムへ通知し、請求書配信システムが、
請求書と共に発行キーをコピー機へ通知し、コピー機
が、請求書を印刷する際に、通知された発行キーに基づ
いて、請求書配信システム又は請求書依頼システムから
請求書の印刷の許可を受けることを特徴とし、これによ
り、コピー機において印刷された請求書の原本性を保つ
ことを可能としている。
【0380】更に、請求項6記載の発明によれば、コピ
ー機が、ユーザより入力されたユーザの照合情報に基づ
いて、請求書配信システムから請求書の印刷の許可を受
けることを特徴とし、これにより、請求書を受け取るユ
ーザの認証を可能とするため、ユーザ自身が管理するコ
ピー機以外においても、安全に該ユーザに対する請求書
を印刷させることを可能としている。
【0381】更に、請求項7記載の発明によれば、コピ
ー機が、請求書に記載する情報を、予めコードと対応づ
けて記憶し、請求書依頼システムが、コードに基づき、
請求書の印刷を依頼し、請求書配信システムが、請求書
依頼システムより通知されたコードをコピー機へ配信
し、コピー機が、配信されたコードに対応する情報に基
づいて、請求書を作成し、印刷することを特徴とし、こ
れにより、送受信のデータ量が削減可能となり、短時間
で請求書を配信することを可能としている。
【0382】また、請求項8記載の発明によれば、依頼
された請求書を、コピー機に印刷させることを特徴と
し、これにより、受け取り側が管理しやすく、且つ、発
行側に要される費用や手間等を削減することを可能とし
ている。即ち、ユーザ側にとっては、発行されてから直
ちに請求書を受け取ることができ、且つ、全て同一の用
紙(大きさ等)で受け取ることができるため、ファイリ
ング等により非常に管理がしやすい。また、請求書の印
刷代行依頼側にとっては、従来要していた請求書印刷の
ためのシステム費及びランニングコスト(トナーや保守
料金)や、人件費、請求書の用紙・封筒費、更に、郵送
のための通信費等を節約することが可能となり、且つ、
印刷の際の手間等を省くことが可能となる。更に、請求
書の印刷代行を請け負った代行側では、依頼側に代行料
等を請求することが可能となるため、コピー機の管理費
以外にも収入源を設けることが可能となる。
【0383】更に、請求項9記載の発明によれば、通知
された請求書を前記コピー機へ配信し、コピー機におい
て、配信された請求書を印刷する際に生成されたユニー
クな識別情報を管理することを特徴とし、これにより、
受け取り側が管理しやすく、且つ、発行側に要される費
用や手間等を削減することが可能となるだけでなく、代
行側が印刷された請求書を管理することが可能となり、
請求書の原本性を保つことを可能としている。
【0384】更に、請求項10記載の発明によれば、依
頼された複数の請求書を、配信先毎に統合し、統合後の
請求書をコピー機へ配信することを特徴とし、これによ
り、請求書の総枚数が削減されるため、ユーザ側にとっ
て、より管理しやすい請求書を提供することを可能とし
ている。
【0385】更に、請求項11記載の発明によれば、統
合された請求書を作成する際に、統合の対象とする請求
書の内容に基づいて一覧表を作成し、統合後の請求書と
共に、一覧表をコピー機へ配信することを特徴とし、こ
れにより、統合された請求書の一覧により、ユーザが請
求書の内容を容易に確認することを可能にするため、ユ
ーザ側にとって、より管理しやすい請求書を提供するこ
とを可能としている。
【0386】また、請求項12記載の発明によれば、配
信された請求書を印刷する際に、ユニークな識別情報を
生成し、生成したユニークな識別情報を請求書に付して
印刷することを特徴とし、これにより、代行側が印刷さ
れた請求書を管理することが可能となり、請求書の原本
性を保つことを可能としている。
【0387】更に、請求項13記載の発明によれば、請
求書を印刷する際に、請求書と対応して通知された発行
キーに基づいて、請求書の印刷の許可を受けることを特
徴とし、これにより、コピー機において印刷された請求
書の原本性を保つことを可能としている。
【0388】更に、請求項14記載の発明によれば、ユ
ーザより入力されたユーザの照合情報に基づいて、請求
書の印刷の許可を受けることを特徴とし、これにより、
請求書を受け取るユーザの認証を可能とするため、ユー
ザ自身が管理するコピー機以外においても、安全に該ユ
ーザに対する請求書を印刷させることを可能としてい
る。
【0389】また、請求項15記載の発明によれば、請
求書の印刷代行を受注する請求書印刷受注工程と、依頼
された請求書をコピー機へ配信する請求書配信工程と、
コピー機において、配信された請求書を印刷する際に、
ユニークな識別情報を生成し、生成したユニークな識別
情報を請求書に付して印刷する請求書印刷工程と、を有
することを特徴とし、これにより、受け取り側が管理し
やすく、且つ、発行側に要される費用や手間等を削減す
ることを可能としている。即ち、ユーザ側にとっては、
発行されてから直ちに請求書を受け取ることができ、且
つ、全て同一の用紙(大きさ等)で受け取ることができ
るため、ファイリング等により非常に管理がしやすい。
また、請求書の印刷代行依頼側にとっては、従来要して
いた請求書印刷のためのシステム費及びランニングコス
ト(トナーや保守料金)や、人件費、請求書の用紙・封
筒費、更に、郵送のための通信費等を節約することが可
能となり、且つ、印刷の際の手間等を省くことが可能と
なる。更に、請求書の印刷代行を請け負った代行側で
は、依頼側に代行料等を請求することが可能となるた
め、コピー機の管理費以外にも収入源を設けることが可
能となるだけでなく、代行側が印刷された請求書を管理
することが可能となり、請求書の原本性を保つことが可
能となる。
【0390】更に、請求項16記載の発明によれば、依
頼された複数の請求書を、配信先毎に統合する請求書統
合工程を有し、請求書配信工程は、統合後の請求書を前
記コピー機へ配信することを特徴とし、これにより、請
求書の総枚数が削減されるため、ユーザ側にとって、よ
り管理しやすい請求書を提供することが可能となる。
【0391】更に、請求項17記載の発明によれば、請
求書統合工程が、統合された前記請求書を作成する際
に、統合の対象とする請求書の内容に基づいて一覧表を
作成し、請求書印刷工程が、統合後の請求書と共に、一
覧表を印刷することを特徴とし、これにより、統合され
た請求書の一覧により、ユーザが請求書の内容を容易に
確認することを可能にするため、ユーザ側にとって、よ
り管理しやすい請求書を提供することを可能としてい
る。
【0392】更に、請求項18記載の発明によれば、請
求書印刷依頼工程が、請求書と共に、発行した発行キー
を通知し、請求書配信工程が、請求書と共に発行キーを
コピー機へ通知し、請求書印刷工程が、請求書を印刷す
る際に、通知された発行キーに基づいて、請求書の印刷
が許可されることを特徴とし、これにより、コピー機に
おいて印刷された請求書の原本性を保つことを可能とし
ている。
【0393】更に、請求項19記載の発明によれば、請
求書印刷工程が、ユーザより入力されたユーザの照合情
報に基づいて、請求書の印刷が許可されることを特徴と
し、これにより、請求書を受け取るユーザの認証を可能
とするため、ユーザ自身が管理するコピー機以外におい
ても、安全に該ユーザに対する請求書を印刷させること
を可能としている。
【0394】更に、請求項20記載の発明によれば、請
求書印刷依頼工程が、予め請求書に記載する情報と対応
づけられたコードに基づいて、請求書の印刷代行が依頼
され、請求書配信工程が、請求書印刷依頼工程において
通知されたコードを前記コピー機へ配信し、請求書印刷
工程が、配信されたコードに対応する情報に基づいて、
請求書を作成し、印刷することを特徴とし、これによ
り、送受信のデータ量が削減可能となり、短時間で請求
書を配信することを可能としている。
【0395】更に、請求項21記載の発明によれば、請
求書が印刷されたか否かを管理する請求書印刷状況管理
工程と、請求書の印刷がなされた場合、印刷代行料を決
定する印刷代行料決定工程と、を有することを特徴と
し、これにより、印刷の完了に応じて、代行側が依頼側
へ請求書印刷代行料を請求することを可能としている。
【0396】更に、請求項22記載の発明によれば、コ
ピー機における印刷内容を記憶する印刷内容記憶工程
と、印刷内容記憶工程で記憶された印刷内容において、
請求書が印刷されたことを示す印刷内容が含まれる場
合、請求書が印刷されたことを示す印刷内容に基づい
て、コピー機の保守管理料を決定することを特徴とし、
これにより、コピー機における請求書の印刷に応じて、
ユーザの保守管理料を減額することが可能となる。更
に、保守管理料の減額に伴い、代行側はコピー機の使用
量の増加も期待することを可能としている。
【0397】更に、請求項23記載の発明によれば、コ
ピー機において請求書が印刷された場合、請求書を印刷
したユーザへ、商品を購入するためのポイントを与える
ポイント付与工程を有することを特徴とし、これによ
り、ユーザが有するコピー機以外で請求書が印刷された
場合でも、ユーザに対して相応の利益を与えることを可
能としている。
【0398】更に、請求項24記載の発明によれば、ユ
ーザから請求書において請求される金額を集金する集金
工程と、集金された金額を請求書の請求元へ支払う請求
金額支払工程と、を有することを特徴とし、これによ
り、保守会社が請求書の印刷だけでなく、ユーザと請求
元との間における請求金額の決済の代行も行うことが可
能となるため、ユーザ及び請求元(依頼主)にとって
は、請求から支払いまでを管理しやすく、サービスが向
上され、更に、保守会社にあっては、請求書の印刷代行
だけでなく、決済の仲介料も収入源とすることができ、
更に、ユーザ及び請求元に対して提供するサービスを向
上させることから、本発明の利用率の向上、更には、コ
ピー機等の保守管理料の増加を期待することが可能とな
る。
【0399】更に、請求項25記載の発明によれば、請
求書印刷工程が、請求書において請求される金額を支払
うためのバーコードを、請求書に添付して印刷し、集金
工程が、バーコードに基づいて支払われた金額を集金す
ることを特徴とし、これにより、保守会社が請求書の印
刷だけでなく、ユーザと請求元との間における請求金額
の決済の代行も行うことが可能となるため、ユーザ及び
請求元(依頼主)にとっては、請求から支払いまでを管
理しやすく、サービスが向上され、更に、保守会社にあ
っては、請求書の印刷代行だけでなく、決済の仲介料も
収入源とすることができ、更に、ユーザ及び請求元に対
して提供するサービスを向上させることから、本発明の
利用率の向上、更には、コピー機等の保守管理料の増加
を期待することが可能となり、更に、例えば、コンビニ
エンスストア等で印刷された請求書に基づいて、ユーザ
が一連の流れで、請求金額を支払うことが可能となるた
め、ユーザに提供するサービスをより向上させることが
可能となる。
【0400】更に、請求項26記載の発明によれば、集
金工程が、請求書を印刷したユーザが有するコピー機に
関する保守管理料の決済の際に、請求書において請求さ
れる金額を集金し、集金工程において集金された金額
が、請求書の印刷代行を依頼した請求元に対する印刷代
行料の決済の際に支払うことを特徴とし、これにより、
ユーザ又は請求元と保守会社との決済を一括して行うこ
とが可能となるため、ユーザ、請求元、保守会社におけ
る余分な手間を省くことが可能となる。
【0401】更に、請求項27記載の発明によれば、請
求書印刷工程が、請求書において請求される金額を、請
求元へ支払うためのバーコードを、請求書に添付して印
刷することを特徴とし、これにより、例えば、コンビニ
エンスストア等で印刷された請求書に基づいて、ユーザ
が一連の流れで、請求金額を支払うことが可能となるた
め、ユーザに提供するサービスをより向上させることが
可能となるまた、請求項28記載の発明によれば、文書
配信システムと文書依頼システムとコピー機とユーザ端
末とを有する文書印刷代行システムであって、ユーザ端
末より文書依頼システムへ文書を発注し、文書依頼シス
テムから文書配信システムへ依頼された文書を、コピー
機において印刷することを特徴とし、これにより、役所
や著作権等を有する文書を発行する会社等が、ユーザよ
り注文された文書をユーザの受け取りやすい場所へ提供
することが可能となり、例えば受取場所をコンビニエン
スストア等とした場合には、一年を通して24時間いつ
でもユーザが文書を受け取ることが可能となる。
【0402】また、請求項29記載の発明によれば、文
書を発注する文書発注工程と、発注された文書の印刷代
行を依頼する文書印刷受注工程と、依頼された文書をコ
ピー機へ配信する文書配信工程と、コピー機において、
配信された文書を印刷する文書印刷工程と、を有するこ
とを特徴とし、これにより、役所や著作権等を有する文
書を発行する会社等が、ユーザより注文された文書をユ
ーザの受け取りやすい場所へ提供することが可能とな
り、例えば受取場所をコンビニエンスストア等とした場
合には、一年を通して24時間いつでもユーザが文書を
受け取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による特定文書印刷代行の流れの概要を
示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるシステム構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による請求書情報デー
タベース111のデータ構成を示すテーブルである。
【図4】本発明の第1の実施形態による統合請求書情報
データベース112のデータ構成を示すテーブルであ
る。
【図5】本発明の第1の実施形態による統合請求書一覧
表を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による依頼主データベ
ース113のデータ構成を示すテーブルである。
【図7】本発明の第1の実施形態による請求先情報デー
タベース114のデータ構成を示すテーブルである。
【図8】本発明の第1の実施形態による印刷カウンタ情
報データベース121のデータ構成を示すテーブルであ
る。
【図9】本発明の第1の実施形態による請求書管理デー
タベース311のデータ構成を示すテーブルである。
【図10】本発明の第1の実施形態による請求書印刷依
頼申込画面の例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施形態による請求書情報デ
ータベース211のデータ構成を示すテーブルである。
【図12】本発明の第1の実施形態による印刷カウンタ
情報データベース212のデータベース構成を示すテー
ブルである。
【図13】本発明の第1の実施形態による請求書の印刷
依頼動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施形態による請求書統合動
作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1の実施形態による請求書情報/
統合請求書情報配信動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施形態による印刷動作及び
カウンタ情報格納動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第1の実施形態による印刷表示画面
の例を示す図である。
【図18】本発明の第1の実施形態における保守会社1
00の収支の概略を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施形態によるシステム構成
を示すブロック図である。
【図20】本発明の第2の実施形態による請求先情報デ
ータベース114.1のデータ構成を示すテーブルであ
る。
【図21】本発明の第2の実施形態によるコピー機設置
先情報データベース115.1のデータ構成を示すテー
ブルである。
【図22】本発明の第2の実施形態による印刷動作及び
カウンタ情報格納動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第2の実施形態による印刷表示画面
の例を示す図である。
【図24】本発明の第2の実施形態によるポイント加算
動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第2の実施形態における保守会社の
収支の概略を示す図である。
【図26】本発明の第5の実施形態によるシステム構成
を示すブロック図である。
【図27】本発明の第5の実施形態による各構成間の動
作及び金銭の流れを示す図である。
【符号の説明】
20 ネットワーク 21 インターネット 100 保守会社 101 請求書配信サーバ 101.5 文書配信サーバ 102 チャージ管理サーバ 103 決済システム 110 LAN 111、211 請求書情報データベース 111.5 文書情報データベース 112 統合請求書情報データベース 112.5 統合文書情報データベース 113 依頼主情報データベース 114、114.1 請求先情報データベース 114.5 印刷先情報データベース 115.1 コピー機設置先情報データベース 121 印刷カウンタ情報統合データベース 200 特定文書印刷サイト(サービス利用者、コンビ
ニエンスストア) 201 コピー機 211.5 文書情報データベース 212 印刷カウンタ情報データベース 220 ユーザ(特定文書受取先) 221 ユーザ端末 300 特定文書印刷依頼主(請求書印刷依頼主、役
所) 301 請求書管理データベース 301.5 文書管理サーバ 311.5 文書管理データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 324 G06F 17/60 324 332 332 406 406 410 410A 430 430 19/00 300 19/00 300J 300N G07F 17/26 G07F 17/26 G07G 1/06 G07G 1/06 B Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 HJ08 HN05 3E042 CA10 CC04 CE04 EA01 5B021 AA01 AA19 BB02 LL01 5C062 AA05 AA14 AB22 AB38 AC41 AF00 BA00

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 請求書配信システムと請求書依頼システ
    ムとコピー機とを有する請求書印刷代行システムであっ
    て、 前記請求書依頼システムより前記請求書配信システムへ
    依頼された請求書を、前記コピー機において印刷するこ
    とを特徴とする請求書印刷代行システム。
  2. 【請求項2】 前記請求書依頼システムは、請求書を前
    記請求書配信システムへ通知し、 前記請求書配信システムは、通知された前記請求書を前
    記コピー機へ配信し、 前記コピー機は、配信された前記請求書を印刷する際
    に、ユニークな識別情報を生成し、生成した該ユニーク
    な識別情報を前記請求書に付して印刷することを特徴と
    する請求項1記載の請求書印刷代行システム。
  3. 【請求項3】 前記請求書配信システムは、通知された
    複数の請求書を、配信先毎に統合し、統合後の請求書を
    前記コピー機へ配信することを特徴とする請求項1又は
    2記載の請求書印刷代行システム。
  4. 【請求項4】 前記請求書配信システムは、統合された
    前記請求書を作成する際に、統合の対象とする請求書の
    内容に基づいて一覧表を作成し、統合後の前記請求書と
    共に、該一覧表を印刷することを特徴とする請求項3記
    載の請求書印刷代行システム。
  5. 【請求項5】 前記請求書依頼システムは、前記請求書
    と共に、発行した発行キーを前記請求書配信システムへ
    通知し、 前記請求書配信システムは、前記請求書と共に前記発行
    キーを前記コピー機へ通知し、 前記コピー機は、前記請求書を印刷する際に、通知され
    た前記発行キーに基づいて、前記請求書配信システム又
    は前記請求書依頼システムから当該請求書の印刷の許可
    を受けることを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    項に記載の請求書印刷代行システム。
  6. 【請求項6】 前記コピー機は、ユーザより入力された
    該ユーザの照合情報に基づいて、前記請求書配信システ
    ムから前記請求書の印刷の許可を受けることを特徴とす
    る請求項1から5のいずれか1項に記載の請求書印刷代
    行システム。
  7. 【請求項7】 前記コピー機は、請求書に記載する情報
    を、予めコードと対応づけて記憶し、 前記請求書依頼システムは、前記コードに基づき、前記
    請求書の印刷を依頼し、 前記請求書配信システムは、前記請求書依頼システムよ
    り通知されたコードを前記コピー機へ配信し、 前記コピー機は、配信された前記コードに対応する情報
    に基づいて、前記請求書を作成し、印刷することを特徴
    とする請求項1から6のいずれか1項に記載の請求書印
    刷代行システム。
  8. 【請求項8】 依頼された請求書を、前記コピー機に印
    刷させることを特徴とする請求書印配信サーバ。
  9. 【請求項9】 通知された前記請求書を前記コピー機へ
    配信し、該コピー機において、配信された前記請求書を
    印刷する際に生成されたユニークな識別情報を管理する
    ことを特徴とする請求項8記載の請求書配信サーバ。
  10. 【請求項10】 依頼された複数の請求書を、配信先毎
    に統合し、統合後の請求書を前記コピー機へ配信するこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載の請求書配信サー
    バ。
  11. 【請求項11】 統合された前記請求書を作成する際
    に、統合の対象とする請求書の内容に基づいて一覧表を
    作成し、統合後の前記請求書と共に、該一覧表を前記コ
    ピー機へ配信することを特徴とする請求項10記載の請
    求書配信サーバ。
  12. 【請求項12】 配信された請求書を印刷する際に、ユ
    ニークな識別情報を生成し、生成した該ユニークな識別
    情報を前記請求書に付して印刷することを特徴とするコ
    ピー機。
  13. 【請求項13】 前記請求書を印刷する際に、前記請求
    書と対応して通知された発行キーに基づいて、当該請求
    書の印刷の許可を受けることを特徴とする請求項12記
    載のコピー機。
  14. 【請求項14】 ユーザより入力された該ユーザの照合
    情報に基づいて、前記請求書の印刷の許可を受けること
    を特徴とする請求項12又は13記載のコピー機。
  15. 【請求項15】 請求書の印刷代行を受注する請求書印
    刷受注工程と、 依頼された前記請求書を前記コピー機へ配信する請求書
    配信工程と、 前記コピー機において、配信された前記請求書を印刷す
    る際に、ユニークな識別情報を生成し、生成した該ユニ
    ークな識別情報を前記請求書に付して印刷する請求書印
    刷工程と、 を有することを特徴とする請求書印刷代行方法。
  16. 【請求項16】 依頼された複数の請求書を、配信先毎
    に統合する請求書統合工程を有し、 前記請求書配信工程は、統合後の請求書を前記コピー機
    へ配信することを特徴とする請求項15記載の請求書印
    刷代行方法。
  17. 【請求項17】 前記請求書統合工程は、統合された前
    記請求書を作成する際に、統合の対象とする請求書の内
    容に基づいて一覧表を作成し、 前記請求書印刷工程は、統合後の前記請求書と共に、前
    記一覧表を印刷することを特徴とする請求項16記載の
    請求書印刷代行方法。
  18. 【請求項18】 前記請求書印刷依頼工程は、前記請求
    書と共に、発行した発行キーを通知し、 前記請求書配信工程は、前記請求書と共に前記発行キー
    を前記コピー機へ通知し、 前記請求書印刷工程は、前記請求書を印刷する際に、通
    知された前記発行キーに基づいて、当該請求書の印刷が
    許可されることを特徴とする請求項15から17のいず
    れか1項に記載の請求書印刷代行方法。
  19. 【請求項19】 前記請求書印刷工程は、ユーザより入
    力された該ユーザの照合情報に基づいて、当該請求書の
    印刷が許可されることを特徴とする請求項15から18
    のいずれか1項に記載の請求書印刷代行方法。
  20. 【請求項20】 前記請求書印刷依頼工程は、予め請求
    書に記載する情報と対応づけられたコードに基づいて、
    前記請求書の印刷代行が依頼され、 前記請求書配信工程は、前記請求書印刷依頼工程におい
    て通知されたコードを前記コピー機へ配信し、 前記請求書印刷工程は、配信された前記コードに対応す
    る情報に基づいて、前記請求書を作成し、印刷すること
    を特徴とする請求項15から19のいずれか1項に記載
    の請求書印刷代行方法。
  21. 【請求項21】 前記請求書が印刷されたか否かを管理
    する請求書印刷状況管理工程と、 前記請求書の印刷がなされた場合、印刷代行料を決定す
    る印刷代行料決定工程と、 を有することを特徴とする請求項15から20のいずれ
    か1項に記載の請求書印刷代行方法。
  22. 【請求項22】 前記コピー機における印刷内容を記憶
    する印刷内容記憶工程と、 該印刷内容記憶工程で記憶された前記印刷内容におい
    て、前記請求書が印刷されたことを示す印刷内容が含ま
    れる場合、該請求書が印刷されたことを示す印刷内容に
    基づいて、前記コピー機の保守管理料を決定することを
    特徴とする請求項15から21のいずれか1項に記載の
    請求書印刷代行方法。
  23. 【請求項23】 前記コピー機において前記請求書が印
    刷された場合、該請求書を印刷したユーザへ、商品を購
    入するためのポイントを与えるポイント付与工程を有す
    ることを特徴とする請求項15から22のいずれか1項
    に記載の請求書印刷代行方法。
  24. 【請求項24】 ユーザから前記請求書において請求さ
    れる金額を集金する集金工程と、 集金された前記金額を前記請求書の請求元へ支払う請求
    金額支払工程と、 を有することを特徴とする請求項15から23のいずれ
    か1項に記載の請求書印刷代行方法。
  25. 【請求項25】 前記請求書印刷工程は、前記請求書に
    おいて請求される金額を支払うためのバーコードを、前
    記請求書に添付して印刷し、 前記集金工程は、前記バーコードに基づいて支払われた
    金額を集金することを特徴とする請求項24記載の請求
    書印刷代行方法。
  26. 【請求項26】 前記集金工程は、前記請求書を印刷し
    たユーザが有するコピー機に関する保守管理料の決済の
    際に、前記請求書において請求される金額を集金し、 前記集金工程において集金された金額は、前記請求書の
    印刷代行を依頼した請求元に対する印刷代行料の決済の
    際に支払うことを特徴とする請求項24又は25記載の
    請求書印刷代行方法。
  27. 【請求項27】 前記請求書印刷工程は、前記請求書に
    おいて請求される金額を、請求元へ支払うためのバーコ
    ードを、前記請求書に添付して印刷することを特徴とす
    る請求項15から23のいずれか1項に記載の請求書印
    刷代行方法。
  28. 【請求項28】 文書配信システムと文書依頼システム
    とコピー機とユーザ端末とを有する文書印刷代行システ
    ムであって、 前記ユーザ端末より前記文書依頼システムへ文書を発注
    し、該文書依頼システムから前記文書配信システムへ依
    頼された文書を、前記コピー機において印刷することを
    特徴とする請求書印刷代行システム。
  29. 【請求項29】 文書を発注する文書発注工程と、 発注された文書の印刷代行を依頼する文書印刷受注工程
    と、 依頼された前記文書を前記コピー機へ配信する文書配信
    工程と、 前記コピー機において、配信された前記文書を印刷する
    文書印刷工程と、 を有することを特徴とする文書印刷代行方法。
JP2001155563A 2001-05-24 2001-05-24 請求書印刷代行システム、請求書配信サーバ、コピー機、請求書印刷代行方法、文書印刷代行システム、及び文書印刷代行方法 Pending JP2002354178A (ja)

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