JPH10240823A

JPH10240823A - 電子ショッピングシステム及びその電子カタログデータ定義方法

Info

Publication number: JPH10240823A
Application number: JP4527297A
Authority: JP
Inventors: Etsuko Imamura; 悦子今村; Hiroshi Koike; 博小池; Yuri Honda; 由里本田; Yuji Mizote; 裕二溝手
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1997-02-28
Filing date: 1997-02-28
Publication date: 1998-09-11
Also published as: US6128600A

Abstract

(57)【要約】【課題】電子ショッピングシステムにおいて、バリエー
ションの豊富な商品に対応する電子的な商品カタログを
簡単に生成する。【解決手段】商品ＤＢ２１２に格納する商品データ情報
を定義する際、定義しようとする商品に関して、その商
品の本質に関わり商品データ情報の定義に必須とされる
必須項目と、必須項目により定義される代表商品から派
生して定義されるオプション商品の定義に必要となるオ
プション項目とをそれぞれ設定する。商品定義部３２
は、まず、設定された必須項目から代表商品の商品デー
タ情報を生成し、その後、設定されたオプション項目に
基づいて、オプション商品に関する商品データ情報を生
成する。これら商品データ情報は、電子ショップクライ
アント３から電子モールサーバ２に転送され、商品登録
部２６により商品ＤＢ２１２に格納される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
仮想的に実現される商店街の店舗でショッピングを行え
るようにした電子ショッピングシステム、及びそこで用
いられる電子カタログデータの定義方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、例えば、インターネットのような
ネットワーク上で仮想的な商店街を形成し、この仮想的
な商店街に設けられた店舗においてオンラインでショッ
ピングを行えるようにした電子ショッピングシステムが
実用化されつつある。このような電子ショッピングシス
テムにおいて、ネットワークを介して電子的に商品に関
する情報を消費者ユーザに提供するための商品カタログ
（以降、このような商品カタログを電子カタログと呼
ぶ）では、各商品にユニークな商品番号を付与すること
により、商品を一意に定めることを実現している。そし
て、どの商品を消費者ユーザが注文したかは、商品に付
けられたこの商品番号をもとに管理している。

【０００３】また最近、電子カタログを構成する電子カ
タログデータの中でも、電子カタログの大枠の形式など
変更の少ない部分のデータはウェブサーバに蓄積し、ユ
ーザが電子カタログで見たい商品の情報などブラウザが
要求する変更が比較的頻繁に起きるデータはサーバ側の
既存データベースに格納するという方式が主流になりつ
つある。この方式を用いた電子カタログでは、ブラウザ
が要求する可変部分のデータはデータベースから直接取
り込まれ、ウェブサーバに蓄積してある電子カタログデ
ータの変更の少ない部分の情報と連携して動的に作成さ
れ、画面上に表示される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したような従来技
術において、現状では、電子カタログ中の商品情報のデ
ータベースへの登録はすべて手作業で行われている。ま
た、電子ショッピングシステムにおいては、上述したよ
うに、扱う商品のすべてにユニークな商品番号をふると
いう方法がとられる。このため、日々新製品や商品にち
ょっとした変化（例えば、カラーバリエーションを豊富
にするなどの変化）をつけた類似品が誕生する今日、扱
う商品の個数が増加するに連れその管理は難しくなる。

【０００５】また、旅行会社のツアー情報や靴などバリ
エーションが豊富な電子カタログでは、商品の説明や価
格など複数の商品に対して重複する商品データが多い
が、“データの重複”ということを生かした汎用的な商
品データの定義方法、あるいは電子カタログは存在しな
い。その上、このようなバリエーションの豊富な商品の
データや電子カタログのメンテナンスを手作業で行うに
は、かなりの労力を要していた。

【０００６】さらに、従来の通信販売では、手作業が主
流であったため、人為的なミスから、注文した商品と配
送されてくる商品が異なることがあるといった問題もあ
った。

【０００７】したがって、本発明の目的は、ネットワー
ク上で実現される電子ショッピングシステムにおいて、
バリエーションの豊富な商品に対応する電子カタログを
簡単に生成することができるようにすることにある。

【０００８】また、本発明の他の目的は、電子ショッピ
ングにおける注文商品、決済時に参照する商品、そして
配送商品の不一致をなくすことができるようにすること
にある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電子ショッピングシステム並びに電子
カタログデータの定義方法は、電子ショッピングクライ
アントにおいて、電子カタログの作成者から定義しよう
とする商品に関して該商品の本質に関わり、商品データ
情報の定義に必須とされる必須項目情報の入力を受け付
け、さらに、必須項目情報により定義される代表商品か
ら派生するオプション商品の定義に必要となるオプショ
ン項目情報の入力を受け付ける。そして、必須項目情報
から代表商品の商品データ情報を生成し、生成された代
表商品の商品データ情報からオプション項目情報に基づ
いて、オプション商品に関する商品データ情報を生成す
るように構成されることを特徴としている。

【００１０】好ましくは、生成された代表商品の商品デ
ータ情報とオプション商品に関する商品データ情報は、
電子ショップクライアントから電子モールサーバに転送
され、電子モールサーバ内の商品データベースに格納さ
れる。

【００１１】本発明のある一つの態様においては、必須
項目情報として商品を他の商品から識別するための商品
ＩＤ、商品の商品名、商品の販売価格、及び商品の管理
に用いられる商品管理情報を含む。また、オプション項
目情報として、商品の販売形態、若しくは製品形態を指
定する情報を含む。

【００１２】また、上記他の目的を達成するために、本
発明により実現される電子モールサーバは、電子ショッ
プクライアントによって定義され、ネットワーク上に実
現される仮想的な店舗に関する情報を保持するショップ
データベースと、この仮想的な店舗で販売される商品に
関する商品データ情報を保持する商品データベースと、
購入者により購入を指示された商品に関する情報を保持
するバスケットデータベースとを含む電子ショップ出店
情報を格納した記憶装置と、該電子モールサーバの動作
を制御する制御手段を備える。この制御手段は、購入者
クライアントから送られてくる表示要求情報を受信し、
該表示要求情報に基づいて前記購入者クライアントから
の要求を解析する。そして、購入者クライアントからの
要求が電子カタログの表示である場合に、ショップデー
タベース及び商品データ情報に基づき購入者クライアン
トに電子カタログを表示するための表示情報を生成して
転送し、購入者クライアントからの要求が購入予定商品
を指定するものである場合に、商品データベースから要
求により指定された商品に関する商品データ情報を抽出
し、抽出された商品データ情報を当該購入者クライアン
トのために用意されたバスケットデータベースに登録す
る。さらに、購入者クライアントからの要求が商品購入
を指示するものである場合、購入予定商品としてバスケ
ットデータベースに保持された商品データ情報を読み出
し、読み出した商品データ情報を用いて決済処理を行
う。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態にお
ける電子ショッピングシステムのシステム構成図であ
る。図１に示すように電子ショッピングシステムは、購
入者クライアント１、電子モールサーバ２、電子ショッ
プクライアント３、決済処理機関４のハードウェアから
構成される。これらはネットワークで物理的に接続され
ている。なお、以下の説明では、購入者クライアント
１、電子モールサーバ２、電子ショップクライアント
３、決済処理機関４を接続するネットワークがインター
ネットであるものとして説明を行う。

【００１４】購入者クライアント１は、購入者により電
子ショッピングが行われる際に利用される端末であり、
例えば、パーソナルコンピュータにより実現される。購
入者クライアント１は、購入者であるユーザとの間のイ
ンタフェースとなる入出力装置１１であり、具体的に
は、キーボード、マウスなどの入力装置、並びに、ＣＲ
Ｔディスプレイなどの出力装置によって実現される。ま
た、購入者クライアント１は、電子モールサーバ２との
間のインタフェースとしてＷＷＷブラウザ１２を有す
る。購入者クライアント１がパーソナルコンピュータで
ある場合には、ＷＷＷブラウザ１２は、そのメモリに格
納されるプログラムとして実現される。

【００１５】電子ショップクライアント３は、入出力装
置３１を介し、商品定義部３２を用いて、電子ショップ
クライアント３で取り扱う商品データの定義を行う。こ
こで定義された商品データは、商品データ情報５として
電子モールサーバ２に転送され、商品ＤＢ２１２に格納
される。本実施例において、商品データ情報５は、商品
を陳列する商品棚の名称、商品番号、商品名、価格、商
品の説明、そして商品管理情報などのテキストデータ
と、商品の画像データを含んでいる。電子ショップクラ
イアント３は、また、電子カタログの作成者、すなわ
ち、電子ショッピングシステムにおける商品提供者であ
るユーザとのインタフェースとして入出力装置３１を備
える。入出力装置３１は、カタログ作成者から商品定義
に必要となる商品棚名、商品目、価格などのテキストデ
ータ、あるいは、商品形状を表すようなイメージデータ
等の商品情報の入力を受け付ける。また、購入者により
購入された商品の受注情報として、商品番号、数量など
の商品情報、商品の送付先情報、決済代行機関名、決済
日、金額などの決済情報を含む情報の出力を行う。電子
ショップクライアント３としては、入出力装置３１とし
てキーボード、マウス、ＣＲＴディスプレイなどを備え
るパーソナルコンピュータのような情報処理機器を用い
ることができる。この場合、商品定義部３２は、このよ
うな情報処理機機のメモリに格納されて実行されるプロ
グラムにより実現することができる。

【００１６】電子モールサーバ２には、ショップＤＢ２
１１、商品ＤＢ２１２、バスケットＤＢ２１３を含む電
子ショップ出店情報２１が設けられる。ショップＤＢ２
１１は、電子ショップを出店するための情報と、商品情
報を表示するためのショップレイアウトを定義する情報
を格納している。商品ＤＢ２１２は、電子ショップクラ
イアント３により定義された商品データ情報を格納す
る。また、バスケットＤＢ２１３は、購入者クライアン
ト1から購入を指示された商品の情報を蓄積するための
ものである。

【００１７】商品登録部２６は、電子ショップクライア
ント３から転送された商品データ情報５を商品ＤＢ２１
２に格納する機能を実現する。ＷＷＷ（World Wide We
b）サーバ／ＣＧＩ（Common Gateway Interface）２２
は、消費者クライアント１との間のインターフェースと
して機能し、消費者クライアント１から表示要求情報を
受け取り、また、消費者クライアント１に表示データを
転送する。

【００１８】表示情報生成部２３は、消費者クライアン
ト１からの要求に応じて、電子カタログなどの表示情報
を生成する。表示情報生成部２３は、パラメータ解析部
２３１、ファイル検索部２３２、及び表示データ生成部
を含んで構成される。パラメータ解析部２３１は、ＷＷ
Ｗサーバ／ＣＧＩ２２を介して受け取った消費者クライ
アント１からの表示要求ページ情報を解析し、表示要求
ページ情報に含まれるパラメータを抽出する。ファイル
検索部２３２は、パラメータ解析部２３１により抽出さ
れたパラメータに基づいて電子ショップ出店情報２１の
各ＤＢを検索する。表示データ生成部２３３は、ファイ
ル検索部２３２により検索されたデータをもとにＷＷＷ
ページとして表示可能な表示データを生成する。すなわ
ち、表示データ生成部２３３は、いわゆるＷＷＷページ
ジェネレータとしての機能を有する。

【００１９】ショッピング処理部２４は、購入者クライ
アント１により購入予定商品が決定されたとき、表示情
報生成部２３から顧客ＩＤと購入予定の商品ＩＤを受け
取り、これらの情報をもとに、商品ＤＢ２１２から購入
する商品の詳細情報を取得して、バスケットＤＢ２１３
内の対象としている顧客用の顧客バスケットＤＢにその
商品の情報を格納する。その後、対象顧客が購入予定の
商品の一覧をバスケットＤＢ２１３から取得し、表示情
報生成部２３に渡す。

【００２０】決済処理部２５は、購入者クライアント１
により商品の購入が決定されたとき、表示情報生成部２
３から顧客ＩＤを受け取り、バスケットＤＢ２１３から
購入者に対応する商品データ情報を取り出す。そして、
取り出した商品データ情報に基づいて決済処理機関４に
決済処理を依頼する。決済処理部２５は、また、決済処
理機関４から決済処理が終了したことの通知を受け、電
子ショップクライアント３に受注処理が完了したことを
知らせるとともに、購入者クライアント１に購入処理を
知らせるため、ベースとなる明細書データを作成し、表
示情報生成部２３にそのデータを渡す。

【００２１】電子モールサーバ２についても、具体的に
は、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなど
の情報処理機器を用いればよい。電子ショップ出店情報
は２１は、これら情報処理機器が有する、磁気ディスク
装置、光ディスク装置などの記憶装置内に格納される。
また、上述した各処理部、すなわち、ＷＷＷサーバ／Ｃ
ＧＩ２２，表示情報生成部２３、ショッピング処理部２
４、決済処理部２５、及び商品登録部２６は、実際に
は、情報処理機器が有するメモリ内にプログラムの形で
格納されて実行される。

【００２２】決済処理機関４では、電子モールサーバ２
の決済処理部２５から送られてくる依頼に基づき、電子
ショップクライアント３に代わって決済処理業務を行
う。

【００２３】以上説明したような電子ショッピングシス
テムにおいて実際にショッピングを行う際の処理の概略
フローチャートを図２に示す。

【００２４】まず、購入者であるユーザが、ショッピン
グを行おうとする際、そのユーザは、購入者クライアン
ト１の入出力装置１１により、要求画面ページとして、
電子ショップ出店情報が存在するインタネット上のホー
ムページのアドレスを指定するＵＲＬ（Uniform Resour
ce Locator）を入力する。購入者クライアント１は、こ
のＵＲＬの入力を受け付けると、目的とするホームペー
ジを表示するために、入力されたＵＲＬを含む表示要求
ページ情報を、ＷＷＷブラウザ１２を経由して電子モー
ルサーバ２に転送する。ユーザが購入しようとする商品
の選択、決定などを行うときには、そのときどきに応じ
て顧客ＩＤ等を含む情報が表示要求ページ情報として転
送される。これらについては、従来の電子ショッピング
システムと特に変わるところがないので、ここではその
詳細な説明は省略する（ステップ３００）。

【００２５】電子モールサーバ２では、ＷＷＷサーバ／
ＣＧＩ２２が送られてきた表示要求ページ情報を受け取
り、表示情報生成部２３を起動する（ステップ３０
２）。

【００２６】表示情報生成部２３は起動されると、ＷＷ
Ｗサーバ／ＣＧＩ２２から表示要求ページ情報を受け取
り、パラメータ解析部２３１により受け取った表示要求
ページ情報の解析を行う（ステップ３０４）。パラメー
タ解析部２３１は、解析結果として、表示対象となる電
子ショップを特定するためのショップＩＤ、電子カタロ
グの背景画面の種類を特定するカタログテンプレート、
表示すべき商品の商品ＩＤ、購入者を特定するための顧
客ＩＤなどの情報を出力する。パラメータ解析部により
出力されたこれらのデータをもとに、ファイル検索部２
３２は、電子ショップ出店情報２１内のショップＤＢ２
１１、商品ＤＢ２１２、バスケットＤＢ２１３を検索
し、購入者クライアント１から表示を要求されたホーム
ページの表示画面を作成するのに必要なデータを取得す
る（ステップ３０６）。

【００２７】ファイル検索部２３２により電子ショップ
出店情報２１からデータが取得されると、次に、表示デ
ータ生成部２３３に処理が移る。表示データ生成部２３
３は、まず、購入者クライアント１からの要求の種類を
判別する（ステップ３０８）。購入者クライアント１か
らの要求が、“購入予定商品の決定”、“商品購入”以
外であれば、ファイル検索部２３２により、検索された
結果を用いて表示生成部２３３で表示用のデータを生成
する（ステップ３１４）。

【００２８】ステップ３０８における判別の結果、購入
者クライアント１からの要求の種類が“購入予定商品の
決定”であった場合、つまり、ステップ３００におい
て、顧客が表示されている商品の購入予定を指示するべ
く「選択した商品を買物かごに入れる」の指示を行った
場合、表示データ生成部２３３は、ステップ３１４で表
示データの生成を行うのに先立ってショッピング処理部
２４を起動する（ステップ３１０）。ここで行われるシ
ョッピング処理部２４の処理のフローを図３に示す。

【００２９】ショッピング処理部２４は、起動される
と、表示データ生成部２３３から顧客ＩＤと顧客から購
入予定を指示された商品の商品ＩＤを受け取る（ステッ
プ４００）。この商品ＩＤをキー情報として商品ＤＢ２
１２から該当する商品についての詳細な商品データ情報
を取得する（ステップ４０２）。そして、ステップ４０
２で取得した商品データ情報をバスケットＤＢ２１３内
にある表示データ生成部２３３から受け取った顧客ＩＤ
で識別される顧客の顧客バスケットＤＢに格納する。こ
のとき、該当する顧客バスケットＤＢが存在しないとき
には、その顧客ＩＤに対応した顧客バスケットＤＢを作
成して商品データ情報を格納する（ステップ４０４）。
さらに、この顧客バスケットＤＢから顧客がこれまでに
選択したすべての商品データ情報を取り出して表示デー
タ生成部２３３に渡す（ステップ４６）。この場合、表
示データ生成部２３３は、ステップ３１４において、シ
ョッピング処理部２４から受け取った商品データ情報か
ら顧客が購入を予定している商品の一覧の表示情報を作
成し、購入者クライアント１に送る。このとき表示され
る情報をもとに、顧客は、購入しようとしている商品の
確認、購入予定商品の一部、あるいは全部の取消しを行
うことが可能である。

【００３０】ステップ３０８における判別の結果、購入
者クライアント１からの要求の種類が“商品の購入”で
あった場合、つまり、つまり、ステップ３００におい
て、顧客がこれまで選択した商品の購入決定を指示した
場合、表示データ生成部２３３は、ステップ３１４の表
示データの生成を行うのに先立って決算処理部２５を起
動する（ステップ３１２）。決算処理部２５により行わ
れる処理のフローを図４に示す。

【００３１】決算処理部２５は、起動されると、表示デ
ータ生成部２３３から顧客ＩＤを受け取る（５００）。
受け取った顧客ＩＤをキーとして、決算処理部２５は、
バスケットＤＢ２１３から顧客ＩＤで特定される顧客の
顧客バスケットＤＢに保持された購入商品の商品データ
情報を検索する（ステップ５０２）。検索の結果得られ
た商品データ情報に基づいて、決済処理機関４に決済処
理を依頼する（ステップ５０４）。決済機関４は、この
依頼に応じ、電子ショップクライアント３に代わって決
済処理業務を実行し、決済処理が完了するとそのことを
電子モールサーバ２に通知する。決済機関４で行われる
決済処理については、従来と特に変わるところはないの
で、ここでは詳細な説明は省略する。決済処理機関４か
ら決済処理が終了した旨の通知を受けると、決済処理部
２５は、商品番号、受注数量など受注した商品に関する
情報、商品の送り先を示す送付先情報、及び、決済処理
を代行する決済処理機関４の名称、決済日、金額情報な
どからなる決済情報を含む受注情報を電子ショップクラ
イアント３に転送する。電子ショップクライアント３で
は、入出力装置３１により電子モールサーバ２から受け
取った受注情報の表示が行われる（ステップ５０６）。
最後に決済処理部２５は、決済処理が終了したことを知
らせる明細書データを作成して表示データ生成部２３３
に渡す（ステップ５０８）。表示データ生成部２３３
は、受け取った明細書データを用いて、決済処理完了を
知らせる表示画面を生成し、購入者クライアント１に転
送する。

【００３２】次に、本実施の形態の特徴的な機能である
電子ショップクライアント３の商品定義部３２により行
われる商品データの定義について説明する。図５に、商
品定義部３２によって行われる商品データ定義処理のフ
ローチャートを示す。

【００３３】まず、商品を陳列する商品棚の名称を選択
する。ここでは、商品定義部３２は、まず、自身が例え
ばリスト形式で管理している既存の商品棚情報を入出力
装置３１に表示する。電子ショップクライアント３を操
作する電子カタログの作成者は、表示された商品棚名の
中に所望の商品棚名があれば、その選択を指示する。電
子カタログの作成者が所望する商品棚名が存在しないと
きは、入出力装置３１より新しい商品棚名の入力を受け
付ける。（ステップ６００）。なお、ここでいう商品棚
名は、実際の店舗において商品棚毎に商品を管理するの
と同様の感覚で電子カタログの作成者が商品を管理でき
るように用いられる情報である。生成された商品データ
情報は、商品棚名と対応づけられて商品ＤＢ２１２に格
納、管理される。

【００３４】商品棚名が決まると商品データの定義には
いる。商品データの定義においては、まず、電子カタロ
グで商品を取り扱う際に必ず必要となる商品定義必須項
目の情報入力を入出力装置３１により受け付ける（ステ
ップ６０２）。商品定義必須項目とは、例えば、商品識
別のために割り当てられる商品番号、その商品の商品
名、価格、商品の説明、商品管理情報、その商品の画像
データなど、定義対象となる商品の種類に左右されず、
商品を掲載する電子カタログの作成者により要求される
商品の本質に関する情報である。見方を変えれば、色、
大きさ、販売形態など同一種の商品であっても各種のバ
リエーションがある商品において、これらバリエーショ
ンを有する商品の間で一義的に定義し得る情報に関する
設定項目が商品定義必須項目である。以降、ここで設定
された情報により定義される商品を代表商品と呼ぶ。

【００３５】商品定義必須項目の情報入力に続いて、商
品定義部３２は、電子カタログの作成者により、オプシ
ョン項目を指定する入力がされたか否か判定する（ステ
ップ６０４）。ここでいうオプション項目とは、商品の
本質に関する情報ではなく、ステップ６０２で定義され
た商品についてその商品の特性を示す選択的、または、
付加的な情報である。例えば、洋服や靴におけるサイズ
や色、旅行会社のツアーパックにおける出発日、出発
地、宿泊数といった製品形態、単品で販売されるものか
セット単位で販売されるものかといった販売形態などが
これに該当する。つまり、各種のバリエーションがある
商品において、これらの商品の中で個々の商品を特徴づ
けるために設けられる設定項目がオプション項目であ
る。

【００３６】電子カタログの作成者によりオプション項
目の指定がされている場合には、指定されたオプション
項目の種類に応じて、電子カタログの作成者がオプショ
ン項目を入力するための画面を入出力装置３１に表示
し、その項目の値となる商品情報の入力を受け付ける
（ステップ６０６）。ここで設定される商品情報として
は、例えば以下に挙げるものが考えられる。

【００３７】(A) 商品がセット販売指定商品であるな
らば、販売するセット数の種類。 (B) 商品がサイズ指定商品であるならば、商品として
取りそろえているサイズの範囲、例えば、「大中小」の
ような場合には『段階レベル』を指定し、レベルの種類
は『大・中・小』を選択、また靴のサイズのように「25
cm〜28cmで0.5cmきざみ」という場合には『範囲、ステ
ップ指定』を指定し、上限値、下限値、きざみ幅、単位
の項目にそれぞれ値を入力する。 (C) 色の種類が豊富ということが売り物の色指定商品
であるならば、取りそろえている色は何種類あり、それ
は何色かという情報を入力する。 (D) 旅行会社のツアーパックのような商品であれば、出
発地として選択可能な場所、宿泊する部屋の形式、宿泊
日数などのツアー情報を入力する。

【００３８】定義対象の商品にオプション項目が複数存
在する場合には、ステップ６０４，６０５の処理が繰り
返し実施される。以降、ここで設定されたオプション項
目及び商品定義必須項目により定義される商品をオプシ
ョン商品と呼ぶ。

【００３９】ステップ６０４において、オプション項目
の指定がされなくなった後（または、はじめからされな
い場合）、商品定義部３２は、上述のようにして定義さ
れた商品情報から商品ＤＢ２１２に登録する商品データ
情報を生成して、電子モールサーバ２に転送する（ステ
ップ６０８）。図６に商品データ情報生成処理の詳細な
フローチャートを示す。

【００４０】商品データ情報生成処理では、図６に示す
ように、まず、ステップ６０１，６０２で定義された代
表商品についての情報を取得する（ステップ７００）。
次に、取得した代表商品についての情報を商品ＤＢ２１
２への商品データ情報の格納形式に変換する（ステップ
７０２）。商品データ情報の詳細については後述する。

【００４１】続いて、商品データ定義処理のステップ６
０４，６０６において、定義された代表商品に対しオプ
ション項目の設定がされているか判断する（ステップ７
０３）。ステップ７０３でオプション項目の設定がされ
ていないと判断されたときは、ステップ７０２で生成し
た商品データ情報をモールサーバ２へ転送する商品デー
タ情報として出力する（ステップ７１２）。

【００４２】一方、ステップ７０３において、オプショ
ン項目の設定がされていると判断されたときは、ステッ
プ６０６で指定されたオプション項目の設定内容に応じ
て、ステップ７０２で生成した商品データ情報にオプシ
ョン商品に関する情報を登録するための領域を確保す
る。オプション項目の設定項目が複数個存在する場合に
は、その設定個数の乗算分の領域を確保する。例えば、
靴を例に採ると、代表商品に対し、オプション項目とし
て色が２色、サイズが７種類設定されていたとすると、
それらの乗算分、すなわち、１４のオプション商品につ
いて商品データを設定できるように領域を確保する（ス
テップ７０６）。

【００４３】ステップ７０６で確保した商品データ情報
の領域内のフィールドの内、設定されたオプション項目
に応じて値の設定の方法が予め規則として定められてい
れば、その規則にしたがって、フィールド内に設定する
データを生成し、それを商品データ情報の該当するフィ
ールドに設定する（ステップ７０８）。規則としては、
例えば、「商品棚名には“代表商品の商品番号＋オプシ
ョン項目Ａの項目名”を設定、商品番号には、“代表商
品の商品番号＋その商品内での通番”を設定、商品名に
は、“代表商品の商品名＋オプション項目Ａの設定値”
を設定」といったものを予め定めておく。

【００４４】次に、ステップ７０８において値が設定さ
れなかったフィールド、すなわち、値設定のために予め
規則が定められていないフィールドに対し、代表商品に
対して設定されている対応するフィールドの値をコピー
し（ステップ７１０）、生成された商品データ情報を出
力する（ステップ７１２）。

【００４５】以上の処理により生成される商品データ情
報は、例えば図７に示されるように、上述した処理によ
り値が設定される商店ＩＤ欄７０、商品番号欄７１、商
品棚名欄７２、商品名欄７３、メーカー名欄７４、価格
欄７５、分類欄７６、イメージファイル欄７７、説明欄
７８、などから構成される。図において、レコード７２
０は、上述したステップ７０２において代表商品につい
ての商品データ情報が設定される部分である。また、レ
コード７３０以降のレコードは、ステップ７０６におい
て確保される部分であり、ステップ７０８において値が
設定されるオプション商品についての商品データ情報で
ある。

【００４６】図８は、電子ショップクライアント３にお
いて、既存の商品データ情報、つまり、電子モールサー
バ２内の商品ＤＢ２１２に既に登録されている商品の商
品データ情報に対する変更を行う際の処理手順を示すフ
ローチャートである。以下、この図を参照して商品デー
タ情報の変更処理について説明する。

【００４７】まず、電子カタログ作成者から処理の対象
となる商品が陳列される商品棚の指定を受け付ける。そ
の後、指定された商品棚に登録されている商品の一覧を
入出力装置３１に表示し、表示された商品一覧の中から
商品情報を変更する商品の指定を受け付ける（ステップ
８００）。

【００４８】ステップ８００で指定された商品について
定義されている商品データ情報を入出力装置３１に表示
し、定義情報の変更を受け付ける（ステップ８０２）。

【００４９】続いて、カタログ作成者により行われた変
更が、代表商品の定義情報（商品定義必須項目）、オプ
ション商品の商品データ情報生成に用いられたオプショ
ン設定項目、個々のオプション商品の定義情報のいずれ
に関する変更であるか判断する（ステップ８０４）。

【００５０】行われた変更が代表商品の定義情報に対す
るものである場合は、変更内容にしたがって商品ＤＢ２
１２内の該当する商品データ情報の代表商品のレコード
（図７のレコード７２０）の内容を変更する（ステップ
８０６）。つづいて、代表商品の定義情報に対して行っ
た変更の内容をオプション商品の定義情報にも反映させ
るか否かを問い合わせるための画面を入出力装置３１に
表示し、カタログ作成者からの指定を待つ（ステップ８
０８）。

【００５１】ステップ８０８においてオプション商品の
定義情報への反映が指示された場合、商品ＤＢ２１２内
の商品データ情報で、オプション商品についての商品情
報を定義するレコード（図７のレコード７２０以降のも
の）のフィールドの中で該当するフィールドに代表商品
の商品情報に対する変更と同様の変更を行う（ステップ
８１０）。ステップ８０８においてオプション商品の定
義情報への反映が指示されなかったときは、そのまま処
理を終了する。

【００５２】ステップ８０４において、行われた変更が
オプション商品の商品データ情報生成に用いられたオプ
ション設定項目に対するものであるときは、この代表商
品から派生して定義されたオプション商品についての定
義情報を商品ＤＢ２１２から削除する（ステップ８１
２）。次に、図６のステップ７０６からステップ７１０
で説明したと同様の処理により、オプション設定項目の
変更内容にしたがって新たにオプション商品についての
商品情報を定義する商品データ情報を生成する。そし
て、生成した商品データ情報を電子モールサーバ２に転
送し、商品ＤＢ２１２に登録する（ステップ８１４）。

【００５３】また、ステップ８０４において、行われた
変更が個々のオプション商品の定義情報に対してのもの
であると判断されたときは、その変更の内容にしたがっ
て商品ＤＢ２１２の該当する商品データ情報のレコード
を変更し、処理を終える（ステップ８１６）。

【００５４】以上の処理により、電子モールサーバ２の
商品ＤＢ２１２に登録されている商品データ情報の変更
を行うことができる。なお、ここでは、電子ショップク
ライアント３と電子ショップサーバ２で連携しながら商
品ＤＢ２１２の商品データ情報の変更を行ったが、変更
しようとする商品データ情報を一旦電子ショップクライ
アント３に転送し、電子ショップクライアント３上で上
述と同様の変更を加え、変更後の商品データ情報を電子
モールサーバ２に送って商品ＤＢ２１２の内容を書き変
えるようにしてもよい。

【００５５】以下、これまで説明してきた電子ショッピ
ングシステムにおいて、商品にサイズ、色という販売基
準が存在する「靴」、その中で特に「ローファー」とい
う種類の商品（サイズ：25cm〜28cm、色：黒又は茶）に
ついての商品情報を新たに定義する場合を例に採り、電
子カタログの作成者により行われる操作について、具体
的にその手順を説明する。この商品は「men-shoes」と
いう名前の商品棚に陳列することにする。

【００５６】(1) これから定義する商品を陳列する商品
棚として、入出力装置３１の表示画面に表示された商品
棚名コンボボックスから「men-shoes」を選択する。も
し選択しようとしている商品棚名が商品棚名コンボボッ
クスに存在しないならば、別に用意される商品棚定義画
面を用いて、先に「men-shoes」という名前の商品棚を
定義作成しておく。

【００５７】(2) 商品棚として「men-shoes」が選択さ
れることにより、入出力装置３２に、図９に示すよう
に、その商品棚に登録されており、この商店で取り扱わ
れる商品の一覧９０を有する商品一覧画面が表示され
る。商品棚「men-shoes」に新規に商品「ローファー」
を定義するため、この画面上で「新規作成」ボタン９２
を選択すると、図１０に示す商品定義画面が入出力装置
に表示される。図１０では、各エントリにデータが入力
された状態を示しているが、この段階では各エントリは
ブランクの状態で表示される。なお、既存の商品定義を
編集する場合には、編集対象である商品を一覧表９０か
ら選択し、「編集」ボタン９４を選択する。このときに
は、編集対象商品の商品情報が入力された商品定義画面
が表示され、この画面において商品定義の編集を以下に
説明するのと同様の操作により行うことができる。

【００５８】(3) 商品定義画面で、代表商品となる「ロ
ーファー」について、商品番号、商品名、メーカー名、
価格、分類、商品イメージ、詳細説明などを定義するた
めの情報を商品定義画面のガイダンスにしたがって入力
する。

【００５９】(4) さらに、この場合、定義対象商品には
『サイズ』『色』という販売基準となる特性が存在する
ので、オプション項目を指定するために商品定義画面の
オプション指定欄１０１０により、「サイズ」と「色」
という項目を選択する。オプション項目として「サイ
ズ」が選択されたときは、入出力装置３１により図１１
に示すオプション指定画面が表示され、オプション項目
として「色」が選択されると、図１２に示すオプション
指定画面が表示される。カタログ作成者は、それぞれ表
示される入力画面にしたがって値を設定する。

【００６０】例えば、図１１に示すオプション指定画面
では、定義中の商品が「サイズ指定」の商品であって、
サイズの指定が範囲とステップ値により行われ、単位が
cmであり、その範囲の上限が28cm、下限が25cm、ステッ
プ値が0.5cmであることを設定している。また、図１２
に示すオプション指定画面では、定義中の商品が「色指
定」の商品であって、指定する色が２色であり、まず、
第１の色として「BLACK（黒）」を設定している。こら
れのオプション指定画面において、すべてのオプション
項目の設定を行った後、商品定義画面で「OK」ボタン１
０２０を選択する。

【００６１】(5) 以上の操作が行われた後、商品定義部
３２により１つの代表商品と、１４のオプション商品
（サイズの種類“７”×色の種類“２”＝１４）の計１
５の商品データ情報が作成される。

【００６２】以上のようにして商品の定義が行われた
後、商品一覧画面の一覧９０には、定義した商品のう
ち、代表商品として定義した「ローファー」の情報のみ
が追加されて表示されるようになる。その際、特記事項
表示欄９００に、オプション商品として「サイズ」、及
び「色」指定の商品が存在することが記述される。商品
定義画面において、一覧９０から商品を選択すると、表
示領域９１内の領域９１０にその商品に関して登録され
ている商品番号、商品名が、領域９１２にイメージ情報
が表示される。商品定義がすべて終了した後、商品一覧
画面で「送信」ボタン９６を選択すると、商品定義部３
２から出力された商品データ情報5が、電子モールサー
バ2に送られ、商品登録部２６により商品ＤＢ２１２に
格納される。

【００６３】なお、オプション項目の設定により商品情
報が自動生成されるオプション商品に関して、例えば、
あらかじめ商品棚名を付けるための規則として、『代表
商品の商品番号』“［”『オプション1の指定項目の
値』“］［”『オプション2の指定項目名』“］”（オ
プション１の指定項目を“色”、オプション２の指定項
目を“サイズ（SIZE）”とする）という規則が定められ
ているとすると、BLACKのローファーシューズの商品
は、“001[BL][SIZE]”という名の商品棚に、BROWNのロ
ーファーシューズの商品は、“001[BR][SIZE]”という
名の商品棚にそれぞれ格納される。したがってオプショ
ン商品の一覧表示、または個々のオプション商品の商品
定義を編集するには、商品一覧画面において、そのオプ
ション商品が格納されている商品棚名を選択すればよ
い。

【００６４】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、電子カタログに表示する商品を定義するにあたっ
て、その商品に、サイズや色といった製品形態や、セッ
ト単位販売といった商品の販売形態から生じるバリエー
ションが存在する場合、価格や商品の説明など共通の商
品情報は代表商品で定義し、販売形態、製品形態をオプ
ション指定することにより、本来ならば電子ショップ出
店者が作成しなければならない商品情報の量を削減する
ことができる。また、カタログの表示形式を指定するテ
ンプレートでは、商品購入者が商品を特定し、申し込み
を行う際に参照する部分は商品固有の要素を表形式で記
述する方式を採用しているため、商品のスケーラビリテ
ィを確保することが可能である。

【００６５】ここで、上述した電子カタログデータの定
義方法により定義された商品を掲載する電子カタログに
おいて、掲載する商品の商品データ情報に重複が存在す
る場合を考える。この場合、商品定義方法の出力結果に
は代表商品という商品定義が存在するので、重複する商
品データ情報に関してはこの代表商品の商品情報を利用
して一つ表示し、各商品に固有の異なる商品情報項目に
関しては表形式でまとめて出力することが可能となる。

【００６６】最後に、購入者クライアントによる商品購
入から、電子モールサーバにおける決済処理までの一連
の処理の流れに注目してみる。本実施の形態で説明した
電子ショッピングシステムでは、上述したように、購入
者クライアントにおいて電子カタログから選択され、購
入希望が指定された商品の情報は、商品ＤＢからバスケ
ットＤＢへコピーされる。また、電子モールサーバにお
いて決済時に参照される商品の情報は、バスケットＤＢ
２１３から出力されたものであり、これは、元々商品Ｄ
Ｂに登録された情報である。このことから、購入者クラ
イアントが電子カタログから選択する購入商品の情報
と、電子モールサーバにおいて決済時に参照する商品の
情報は同じ物である。したがって、注文した商品、決済
時に参照する商品、そして配送した商品とが不一致とな
って人為的なミスが発生することをなくすことが可能と
なる。

【００６７】以上、本発明について、その実施の形態の
一つとして、色、サイズ、販売形態といったバリエーシ
ョンのある商品を例に具体的に説明してきたが、本発明
は上述した実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、特典などのサービスを付加した商品を扱う際にも、
「サイズ指定商品」、「色指定商品」、「セット販売指
定商品」と同レベルで「サービス提供商品」という設定
項目を作成し、設定入力画面とデータ入力処理を追加す
るだけで対応することが可能である。また、適用される
商品についても、靴のように実体のある商品ばかりでは
なく、「旅行商品」のようなサービスを商品化したもの
に対しても同様にして適用することができる。

【００６８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多種多様な商品をユニークに定める要素をGUIを用いた
画面で指定するだけで、本来ならば膨大な量になる商品
定義を簡単に行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明の一実施形態における電子ショッピング
システムの全体構成図である。

【図2】電子ショッピングシステムにおけるショッピン
グ時の処理の流れを示すフローチャートである。

【図3】ショッピング処理部における処理の流れを示す
フローチャートである。

【図4】決済処理部における処理の流れを示すフローチ
ャートである。

【図5】商品定義部における商品データ情報生成処理の
流れを示すフローチャートである。

【図6】商品データ情報生成処理の詳細なフローチャー
トである。

【図7】商品ＤＢに格納される商品データ情報の論理的
な構成図である。

【図8】商品ＤＢに登録済みの商品定義情報を変更する
際の処理の流れを示すフローチャートである。

【図9】商品一覧画面の画面構成図である。

【図10】商品定義画面の画面構成図である。

【図11】オプション指定画面の画面構成図である。

【図12】オプション指定画面の画面構成図である。

【符号の説明】

１…購入者クライアント１１…入出力装置１２…ＷＷＷブラウザ２…電子モールサーバ２１…電子ショップ出店情報２１１…ショップＤＢ２１２…商品ＤＢ２１３…バスケットＤＢ２２…ＷＷＷサーバ／ＣＧＩ２３…表示情報生成部２４…ショッピング処理部２５…決済処理部２６…商品登録部３…電子ショップクライアント３１…入出力装置３２…商品定義部４…決済処理機関

フロントページの続き (72)発明者溝手裕二神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地株式会社日立製作所情報・通信開発本部内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】購入者クライアント、電子モールサーバ、
電子ショップクライアント、及び決済処理機関を有して
構成される電子ショッピングモールシステムにおいて、
該電子ショッピングモールシステムで販売される商品に
関する情報を前記購入者クライアントに提供するための
商品データ情報を定義する電子カタログデータの定義方
法であって、前記ショッピングクライアントにおいて、前記電子カタ
ログの作成者から定義しようとする商品に関して、該商
品の本質に関わり、前記商品データ情報の定義に必須と
される必須項目情報の入力を受け付ける必須項目設定ス
テップと、前記必須項目設定処理により入力された必須項目情報に
より定義される代表商品から派生するオプション商品の
定義に必要となるオプション項目情報の入力を受け付け
るオプション項目設定ステップと、前記必須項目設定ステップで設定された必須項目情報か
ら前記代表商品の商品データ情報を生成するステップ
と、前記代表商品の商品データ情報から前記オプション項目
情報に基づいて、前記オプション商品に関する商品デー
タ情報を生成するステップとを有することを特徴とする
電子カタログデータ定義方法。
【請求項２】前記電子モールサーバが、前記商品データ
情報を格納する商品データベースを備えており、前記電
子ショップクライアントは、生成された前記代表商品に
ついての商品データ情報及び前記オプション商品につい
ての商品データ情報を前記電子モールサーバに転送する
ステップと、前記電子モールサーバにより前記代表商品
についての商品データ情報及び前記オプション商品につ
いての商品データ情報を前記商品データベースに格納す
るステップを有することを特徴とする電子カタログデー
タ定義方法。
【請求項３】前記必須項目情報として、前記商品を他の
商品から識別するための商品ＩＤ、前記商品の商品名、
前記商品の販売価格、及び前記商品の管理に用いられる
商品管理情報を含むことを特徴とする請求項１記載の電
子カタログデータ定義方法。
【請求項４】前記オプション項目情報は、前記商品の販
売形態、又は、製品形態を指定する情報を含むことを特
徴とする請求項１又は３記載の電子カタログデータ定義
方法。
【請求項５】購入者クライアント、電子モールサーバ、
電子ショップクライアント、決済処理機関、及びこれら
の間を接続するネットワークを有して構成される電子シ
ョッピングシステムにおいて、前記ショッピングクライ
アントは、電子カタログの作成者から、定義しようとす
る商品に関して、該商品の本質に関わり、前記商品デー
タ情報の定義に必須とされる必須項目情報と該必須項目
情報により定義される代表商品から派生するオプション
商品の定義に必要となるオプション項目情報の入力を受
け付け、前記必須項目情報から前記代表商品の商品デー
タ情報を生成し、生成した前記代表商品の商品データ情
報から前記オプション項目情報に基づいて、前記オプシ
ョン商品に関する商品データ情報を生成する商品定義部
を有することを特徴とする電子ショッピングルシステ
ム。
【請求項６】前記商品定義部は、生成された前記代表商
品の商品データ情報及び前記オプション商品の商品デー
タ情報を前記電子モールサーバに転送する手段を有し、
前記電子モールサーバは、転送されてきた商品データ情
報を該電子モールサーバが備える商品データベースに格
納する商品登録部を有することを特徴とする請求項５記
載の電子ショッピングシステム。
【請求項７】前記電子モールサーバは、前記電子ショッ
プクライアントによって定義され、ネットワーク上に実
現される仮想的な店舗に関する情報を保持するショップ
データベースと、前記前記ショップクライアントによっ
て生成された商品データ情報を保持する商品データベー
スと、前記購入者により購入を指示された商品に関する
情報を保持するバスケットデータベースとを含む電子シ
ョップ出店情報を有し、前記購入者クライアントから送
られてくる表示要求情報を受信して、該表示要求情報に
基づいて前記購入者クライアントからの要求を解析し、
該解析結果に基づいて前記電子ショップ出店情報を利用
して前記購入者クライアントからの要求に応じた表示情
報を生成する表示情報生成部と、前記購入者クライアン
トからの購入予定商品の指定に応答して、前記商品デー
タベースから前記要求により指定された商品に関する商
品データ情報を抽出し、抽出された商品データ情報を当
該購入者クライアントのために用意された前記バスケッ
トデータベースに登録するショッピング処理部と、前記
購入者クライアントからの商品購入の指示に応答して、
前記購入予定商品として前記バスケットデータベースに
保持された商品データ情報を読み出し、読み出した商品
データ情報を用いて決済処理を行う決済処理部とを備え
ることを特徴とする請求項５記載の電子ショッピングシ
ステム。
【請求項８】商品の購入者により操作される購入者クラ
イアント、及び商品の提供者側に配置される電子ショッ
プクライアントとネットワークを介して接続され、前記
購入者と前記商品の提供者との間の商品の取引を仲介す
る電子モールサーバにおいて、前記電子ショップクライ
アントによって定義され、前記ネットワーク上に実現さ
れる仮想的な店舗に関する情報を保持するショップデー
タベース、前記仮想的な店舗で販売される商品に関する
商品データ情報を保持する商品データベース、及び前記
購入者により購入を指示された商品に関する情報を保持
するバスケットデータベースを含む電子ショップ出店情
報を格納した記憶装置と、該電子モールサーバの動作を
制御する制御手段であって、前記購入者クライアントか
ら送られてくる表示要求情報を受信して、該表示要求情
報に基づいて前記購入者クライアントからの要求を解析
し、前記購入者クライアントからの要求が電子カタログ
の表示である場合に、前記ショップデータベース及び前
記商品データ情報に基づき前記購入者クライアントに電
子カタログを表示するための表示情報を生成して転送
し、前記購入者クライアントからの要求が購入予定商品
を指定するものである場合に、前記商品データベースか
ら前記要求により指定された商品に関する商品データ情
報を抽出し、抽出された商品データ情報を当該購入者ク
ライアントのために用意された前記バスケットデータベ
ースに登録し、前記購入者クライアントからの要求が商
品購入を指示するものである場合に、前記購入予定商品
として前記バスケットデータベースに保持された商品デ
ータ情報を読み出し、読み出した商品データ情報を用い
て決済処理を行う制御手段を有することを特徴とする電
子モールサーバ。
【請求項９】前記制御手段は、前記決済処理において、
前記バスケットデータベースから読み出した前記商品デ
ータ情報に基づいて前記ネットワークに接続した決済機
関に決済処理を依頼し、前記決済機関からの決済完了の
報告を受けて前記電子ショップクライアントに受注情報
を転送することを特徴とする請求項８記載の電子モール
サーバ。