JP2002350976A - 光源装置およびこの光源装置を用いた光学機器 - Google Patents

光源装置およびこの光源装置を用いた光学機器

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JP2002350976A
JP2002350976A JP2001157353A JP2001157353A JP2002350976A JP 2002350976 A JP2002350976 A JP 2002350976A JP 2001157353 A JP2001157353 A JP 2001157353A JP 2001157353 A JP2001157353 A JP 2001157353A JP 2002350976 A JP2002350976 A JP 2002350976A
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opening
source device
reflector
discharge
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JP2001157353A
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Takaaki Ozawa
孝明 小澤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】光源ランプが万が一破裂しても、破片を外部に
飛散させることがなく、かつ効率的に冷却して光源ラン
プの長寿命化を図ることのできる、光源装置、および光
学機器を提供することにある。 【解決手段】リフレクタ412の光線出射面は透明板5
01で覆われ、この透明板501およびリフレクタ41
2の当接面には、リフレクタ412の光軸を中心として
対称配置される一対の開口部である排出側開口部503
および供給側開口部504が形成され、筐体500は、
供給側開口部504に冷却空気を供給し、排出側開口部
503から排出された冷却空気をリフレクタ412の背
面側に導く冷却流路と、プロジェクタへの装着時に冷却
流路を開放し、プロジェクタからの取り外し時に、冷却
流路を塞ぐ排出側冷却流路開閉部505および供給側冷
却流路開閉部と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源ランプと、こ
の光源ランプから放射される光線を揃えて出射するリフ
レクタと、前記光源ランプおよび前記リフレクタを収納
する筐体と、を備え、光学機器の光源として用いられる
光源装置、およびこの光源装置を用いた光学機器に関す
る。
【0002】
【背景技術】従来より、光源ランプから出射された光束
を、画像情報に応じて変調して光学像を形成し、該光学
像を拡大投写する光学機器、いわゆるプロジェクタが利
用されている。このような光学機器は、会議、学会、展
示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに広く利
用される。このため、光学機器による投写画像の鮮明化
を可能とするため、光源ランプの高輝度化が促進されて
いる。
【0003】ここで、光源ランプとしては、高圧水銀ラ
ンプやメタルハライドランプが使用され、寿命になる
と、石英ガラスで作られた発光管が破裂し、破片が飛び
散るおそれがある。このため、この光源ランプを含む光
源装置は、リフレクタの光線出射面を透明ガラス板等で
覆い、光源ランプが破裂しても破片が飛び散らないよう
な工夫を施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た光源装置は、光源ランプがリフレクタおよび透明ガラ
ス板で構成される空間内部に密閉されてしまうため、光
源ランプが高温になり易く、却って光源ランプの寿命を
縮めてしまうという問題がある。また、光源ランプの後
方に設けられている電極も高温になりやすく、このこと
も光源ランプの寿命を縮めてしまう原因となっている。
一方、リフレクタおよび透明ガラス板の一部に冷却空気
導入用の開口部を形成し、発光管を冷却する構造が考え
られるが、開口部を形成すれば、光源ランプの破裂時、
破片を完全に飛散させない構造とすることが困難とな
る。
【0005】本発明の目的は、光源ランプが万が一破裂
しても、破片を外部に飛散させることがなく、かつ効率
的に冷却して光源ランプの長寿命化を図ることのでき
る、光源装置、および光学機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明の光源装置は、光源ランプと、この光源ラン
プから放射される光線を揃えて出射するリフレクタと、
前記光源ランプおよび前記リフレクタを収納する筐体
と、を備え、光学機器の光源として用いられる光源装置
であって、前記リフレクタの光線出射面は透明板で覆わ
れ、この透明板および前記リフレクタの当接面には、前
記リフレクタの光軸を中心として対称配置される一対の
開口部が形成され、前記筐体は、前記一対の開口部のう
ちの一方の開口部に冷却空気を供給し、他方の開口部か
ら排出された冷却空気を前記リフレクタの背面側に導く
冷却流路と、前記光学機器への装着時に前記冷却流路を
開放し、前記光学機器からの取り外し時に、前記冷却流
路を塞ぐ冷却流路開閉部と、を備えていることを特徴と
する。
【0007】ここで、前述した一対の開口部は、透明板
の一部を切り欠いて形成することもできるが、リフレク
タの光線出射方向先端縁の一部を切り欠いて形成される
凹部として構成するのが好ましい。リフレクタの光軸に
直行する方向に冷却空気を流すことができ、光源ランプ
を効率的に冷却することができるからである。また、光
源ランプおよびリフレクタを収納する筐体は、出射され
る光束の光軸方向、およびこの光軸に直交する方向に、
光源ランプおよびリフレクタを位置決めする位置決め面
を有する筐体をいい、例えば、射出成形等によるプラス
チック製の成形品として構成することができる。
【0008】このような本発明によれば、筐体に一対の
開口部を通して、冷却空気をリフレクタの背面側に導く
冷却流路を備えているから、リフレクタ、さらには、光
源ランプを効率的に冷却して、光源ランプの長寿命化を
図ることができる。また、リフレクタの背面側には、通
常、光源ランプの電極が位置し、この電極が発熱しやす
いから、この部分を冷却空気が流れることにより、効率
的に電極を冷却するので、より一層、光源ランプの長寿
命化を図ることができる。また、光学機器から取り外し
た際に冷却流路を塞ぐ冷却流路開閉部を備えているか
ら、光学機器の使用中に光源ランプの発光管が破裂して
も、光源装置の交換に際して発光管の破片が外部に飛散
することがない。一方、光学機器の装着時には、この冷
却流路開閉部が冷却流路を開放するように構成されてい
るため、光源ランプの冷却効率が損なわれることもな
い。
【0009】本発明の光源装置では、前記冷却流路に
は、前記他方の開口部から排出された冷却空気を前記リ
フレクタの背面側に流す整流板が設けられていることが
好ましい。このようにすれば、冷却流路には、整流板が
設けられているから、整流板は、他方の開口部から排出
された冷却空気をリフレクタの背面側に積極的に流すこ
とができるので、リフレクタの背面側に位置する光源ラ
ンプの電極を効率的に冷却することができる。
【0010】本発明の光源装置では、前記筐体は、前記
一方の開口部に冷却空気を供給するための供給側開口部
と、前記他方の開口部から排出された冷却空気を筐体外
側に排出するための排出側開口部とを備え、前記冷却流
路開閉部は、前記供給側開口部を開閉する供給側蓋部材
と、前記排出側開口部を開閉する排出側蓋部材とを備
え、前記排出側蓋部材が前記整流板を兼用することが好
ましい。
【0011】このようにすれば、筐体が、供給側開口部
と排出側開口部とを備えることにより、供給側開口部
は、一方の開口部に筐体外部から冷却空気を供給し、排
出側開口部は、他方の開口部を介して筐体外部に冷却空
気を排出するので、光源装置の筐体外部の空気を利用し
て効率的に光源ランプを冷却することができる。また、
冷却流路開閉部が、供給側蓋部材と排出側蓋部材とを備
えることにより、蓋部材という簡単な構造で冷却流路開
閉部を構成できるので、防爆構造を備えた光源装置の構
造の簡単化を図ることができる。さらに、排出側蓋部材
が前記整流板を兼用することにより、部品点数を減らす
ことができるので、光源装置の構造の製造時のコストの
低減を図ることができる。
【0012】本発明の光源装置では、前記排出側開口部
は、前記リフレクタの前面から背面にわたる大きさを有
し、前記排出側蓋部材は、前記筐体に回動自在に軸支さ
れるとともに、前記光学機器からの取り外し時には、付
勢部材により付勢されて前記排出側開口部を塞ぐことが
好ましい。
【0013】このようにすれば、排出側開口部が、リフ
レクタの前面から背面にわたる大きさを有していること
により、リフレクタの他方の開口部から排出された冷却
空気を蓋部材で効率よく、リフレクタの背面に流すこと
ができるため、リフレクタおよび光源ランプの冷却を一
層効率よく行うことができる。また、排出側蓋部材が、
筐体に回動自在に軸支され、付勢部材により付勢される
ことにより、簡素な構造で、筐体に冷却流路開閉部を設
けることができる。さらに、排出側蓋部材は、光学機器
から光源装置を取り外す時には、付勢部材により付勢さ
れて排出側開口部を塞ぐことにより、光源装置を密閉す
ることができるので、破裂した光源ランプ等の破片が、
光学機器内に飛散することを確実に防止できる。
【0014】本発明の光源装置では、前記他方の開口部
が形成された前記リフレクタの外周面と、前記排出側開
口部が形成された前記筐体の内周面との間には、各開口
部を囲むように弾性部材が介装されていることが好まし
い。
【0015】このようにすれば、リフレクタの外周面
と、筐体の内周面との間に、各開口部を囲むように弾性
部材が介装されていることにより、筐体の開口から供給
された空気をリフレクタの開口部に確実に導くことがで
き、リフレクタの開口部から空気を排出できる。
【0016】本発明の光源装置では、前記筐体には、前
記排出側蓋部材を覆うダクトフレームが設けられている
ことが好ましい。このようにすれば、筐体には、ダクト
フレームが設けられていることにより、ダクトフレーム
は排出側蓋部材を覆うから、筐体内部に位置するリフレ
クタおよび光源ランプの破損時に破片が飛散しないよう
にすることができる。
【0017】本発明の光源装置では、前記ダクトフレー
ムには、該ダクトフレームの相対向する側面に形成され
る一対の凹状部からなり、前記筐体の光学機器からの着
脱時に指で把持する把手部が形成されていることが好ま
しい。
【0018】このようにすれば、ダクトフレームに、把
手部が形成されていることにより、この把手部を利用し
て光学機器から光源装置を着脱できるので、筐体に別
途、指で把持する部分を設ける必要がない。また、この
把手部が凹状として構成されることにより、ダクト成形
型の一部を変形させるだけで把持部を構成可能であるの
で、製造が容易である。
【0019】本発明の光源装置では、前記供給側蓋部材
は、前記筐体に摺動自在に支持されるとともに、前記光
学機器からの取り外し時には、付勢部材により付勢され
て前記供給側開口部を塞ぐことが好ましい。
【0020】このようにすれば、供給側蓋部材は、筐体
に摺動自在に支持され、付勢部材により付勢されること
により、簡素な構造で、筐体に冷却流路開閉部を設ける
ことができる。また、供給側蓋部材は、光学機器から光
源装置を取り外す時には、付勢部材により付勢されて供
給側開口部を塞ぐことにより、光源装置の冷却流路を密
閉することができるので、破裂した光源ランプ等の破片
が、光学機器内に飛散することを確実に防止できる。
【0021】本発明の光源装置では、前記筐体には、前
記供給側蓋部材を覆うカバー部材が設けられ、このカバ
ー部材には、供給される冷却空気を整流する整流板が形
成されていることが好ましい。
【0022】このようにすれば、筐体に、カバー部材が
設けられることにより、このカバー部材で、供給側蓋部
材を覆うことができるから、冷却流路から冷却空気がも
れることなく、効率よく冷却流路へ供給することができ
る。また、カバー部材には、整流板が形成されているこ
とにより、整流板は、供給される冷却空気を整流するの
で、冷却空気をより効率的に冷却流路へ供給することが
できる。
【0023】本発明の光学機器では、前述した光源装置
のいずれかを備えたことを特徴とし、このような光学機
器によれば、前記と同様の作用および効果を享受するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。〔1.プロジェクタの主な構成〕
図1は、本実施形態に係る光学機器であるプロジェクタ
1を上方から見た全体斜視図、図2は、プロジェクタ1
を下方から見た全体斜視図、図3ないし図5は、プロジ
ェクタ1の内部を示す斜視図である。具体的に、図3
は、図1の状態からプロジェクタ1のアッパーケース2
1を外した図、図4は、図3の状態からシールド板8
0、ドライバーボード90、および上ライトガイド47
2を外して後方側から見た図、図5は、図4の状態から
光学ユニット4を外した図である。
【0025】図1ないし図3において、プロジェクタ1
は、外装ケース2と、外装ケース2内に収容された電源
ユニット3と、同じく外装ケース2内に配置された平面
U字形の光学ユニット4とを備え、全体略直方体形状と
なっている。
【0026】外装ケース2は、それぞれ樹脂製とされた
アッパーケース21、フロントケース22、ロアーケー
ス23、およびインターフェースカバー213で構成さ
れている。アッパーケース21とフロントケース22と
は一体に形成されている。インターフェースカバー21
3は、プロジェクタ1の背面側に配置されている。
【0027】アッパーケース21は、上面部211と、
その周囲に設けられた側面部212とで形成されてい
る。上面部211の前方側には、ランプカバー24が嵌
め込み式で着脱自在に取り付けられている。また、上面
部211において、ランプカバー24の側方には、投写
レンズ46の上面部分が露出した切欠部211Aが設け
られ、投写レンズ46のズーム操作、フォーカス操作を
レバーを介して手動で行えるようになっている。この切
欠部211Aの後方側には、操作パネル25が設けられ
ている。
【0028】フロントケース22は、前記アッパーケー
ス21の切欠部211Aと連続した丸孔開口212Aが
設けられ、この丸孔開口212Aに対応して投写レンズ
46が配置されている。このフロントケース22におい
て、丸孔開口212Aとは反対側には、内部の電源ユニ
ット3の前方側に位置した排気口212Bが設けられ、
この排気口212Bには、冷却空気を画像投写領域から
外れる方向、すなわち図1中左側へ排気するとともに、
遮光を兼ねた排気用ルーバ26が設けられている。
【0029】ロアーケース23は、底面部231と、そ
の周囲に設けられた側面部232および背面部233と
で形成されている。底面部231の前方側には、プロジ
ェクタ1の前後方向での傾きを調整して投写画像の位置
合わせを行う第1姿勢調整機構27が設けられている。
また、底面部231後方側の一方の隅部には、前後方向
と略直交する左右方向でのプロジェクタ1の傾きを調整
する第2姿勢調整機構28が設けられ、他方の隅部に
は、位置を調整することはできないが、第2姿勢調整機
構28に対応したリアフット231Aが設けられてい
る。さらに底面部231には、冷却空気の吸気口231
Bが設けられている。一方の側面部232には、コ字形
のハンドル29を回動自在に取り付けるための取付部2
32Aが設けられている。
【0030】このような外装ケース2の一方の側面側に
おいては、アッパーケース21およびロアーケース23
の各側面部212、232には、ハンドル29を上側に
してプロジェクタ1を立てた場合の足となるサイドフッ
ト2A(図2)が設けられている。また、外装ケース2
の背面側には、インターフェースカバー213およびロ
アーケース23の背面部233に跨った凹部からなるイ
ンターフェース部2Bが設けられ、このインターフェー
ス部2Bの内部側には、種々のコネクタが実装された図
示略のインターフェース基板が配置されるようになって
いる。また、インターフェース部2Bの左右両側には、
インターフェースカバー213およびロアーケース23
の背面部233に跨ってスピーカ孔2Cおよび吸気口2
Dが設けられている。このうちの吸気口2Dは、内部の
電源ユニット3の後方側に位置している。
【0031】電源ユニット3は、図4に示すように、電
源31と、電源31の側方に配置されたランプ駆動回路
(バラスト)32とで構成されている。電源31は、電
源ケーブルを通して供給された電力をランプ駆動回路3
2やドライバーボード90(図3)等に供給するもので
あり、前記電源ケーブルが差し込まれるインレットコネ
クタ33(図2)を備えている。ランプ駆動回路32
は、電力を光学ユニット4の光源ランプ411に供給す
るものである。
【0032】光学ユニット4は、図4、図6、図7に示
すように、光源ランプ411から出射された光束を、光
学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成するユ
ニットであり、インテグレータ照明光学系41、色分離
光学系42、リレー光学系43、電気光学装置44、色
合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム45
(図7)、および投写光学系としての投写レンズ46を
備えている。
【0033】これら電源ユニット3および光学ユニット
4は、上下を含む周囲のアルミ製のシールド板80(図
3、図5)で覆われており、これによって、電源ユニッ
ト3等から外部への電磁ノイズの漏れを防止している。
【0034】〔2.光学系の詳細な構成〕図4、図7に
おいて、インテグレータ照明光学系41は、電気光学装
置44を構成する3枚の液晶パネル441(赤、緑、青
の色光毎にそれぞれ液晶パネル441R、441G、4
41Bと示す)の画像形成領域をほぼ均一に照明するた
めの光学系であり、光源装置413と、第1レンズアレ
イ418と、第2レンズアレイ414と、偏光変換素子
415と、第1コンデンサレンズ416と、反射ミラー
424と、第2コンデンサレンズ419とを備えてい
る。
【0035】これらのうち、光源装置413は、放射状
の光線を出射する放射光源としての光源ランプ411
と、この光源ランプ411から出射された放射光を反射
するリフレクタ412とを有する。光源ランプ411と
しては、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、また
は高圧水銀ランプが用いられることが多い。リフレクタ
412としては、放物面鏡を用いている。放物面鏡の
他、平行化レンズ(凹レンズ)と共に楕円面鏡を用いて
もよい。この光源装置413が、本発明の重要な部分で
あり、後に詳述する。
【0036】第1レンズアレイ418は、光軸方向から
見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状
に配列された構成を有している。各小レンズは、光源ラ
ンプ411から出射される光束を、複数の部分光束に分
割している。各小レンズの輪郭形状は、液晶パネル44
1の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定
されている。たとえば、液晶パネル441の画像形成領
域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であ
るならば、各小レンズのアスペクト比も4:3に設定す
る。
【0037】第2レンズアレイ414は、第1レンズア
レイ418と略同様な構成を有しており、小レンズがマ
トリクス状に配列された構成を有している。この第2レ
ンズアレイ414は、第1コンデンサレンズ416およ
び第2コンデンサレンズ419とともに、第1レンズア
レイ418の各小レンズの像を液晶パネル441上に結
像させる機能を有している。
【0038】偏光変換素子415は、第2レンズアレイ
414と第1コンデンサレンズ416との間に配置され
るとともに、第2レンズアレイ414と一体でユニット
化されている。このような偏光変換素子415は、第2
レンズアレイ414からの光を1種類の偏光光に変換す
るものであり、これにより、電気光学装置44での光の
利用効率が高められている。
【0039】具体的に、偏光変換素子415によって1
種類の偏光光に変換された各部分光は、第1コンデンサ
レンズ416および第2コンデンサレンズ419によっ
て最終的に電気光学装置44の液晶パネル441R、4
41G、441B上にほぼ重畳される。偏光光を変調す
るタイプの液晶パネル441を用いた本実施形態のプロ
ジェクタ1(電気光学装置44)では、1種類の偏光光
しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発
する光源ランプ411からの光のほぼ半分が利用されな
い。そこで、偏光変換素子415を用いることにより、
光源ランプ411からの出射光を全て1種類の偏光光に
変換し、電気光学装置44での光の利用効率を高めてい
る。なお、このような偏光変換素子415は、たとえば
特開平8−304739号公報に紹介されている。
【0040】色分離光学系42は、2枚のダイクロイッ
クミラー421、422と、反射ミラー423とを備
え、ダイクロイックミラー421、422によりインテ
グレータ照明光学系41から出射された複数の部分光束
を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有してい
る。
【0041】リレー光学系43は、入射側レンズ43
1、リレーレンズ433、および反射ミラー432、4
34を備え、色分離光学系42で分離された色光、青色
光を液晶パネル441Bまで導く機能を有している。
【0042】この際、色分離光学系42のダイクロイッ
クミラー421では、インテグレータ照明光学系41か
ら出射された光束の青色光成分と緑色光成分とが透過す
るとともに、赤色光成分が反射する。ダイクロイックミ
ラー421によって反射した赤色光は、反射ミラー42
3で反射し、フィールドレンズ417を通って赤色用の
液晶パネル441Rに達する。このフィールドレンズ4
17は、第2レンズアレイ414から出射された各部分
光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換
する。他の液晶パネル441G、441Bの光入射側に
設けられたフィールドレンズ417も同様である。
【0043】ダイクロイックミラー421を透過した青
色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー
422によって反射し、フィールドレンズ417を通っ
て緑色用の液晶パネル441Gに達する。一方、青色光
はダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系
43を通り、さらにフィールドレンズ417を通って青
色光用の液晶パネル441Bに達する。なお、青色光に
リレー光学系43が用いられているのは、青色光の光路
の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の拡散
等による光の利用効率の低下を防止するためである。す
なわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をその
まま、フィールドレンズ417に伝えるためである。
【0044】電気光学装置44は、3枚の光変調装置と
なる液晶パネル441R、441G、441Bを備え、
これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離
された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R、4
41G、441Bによって、画像情報に応じて変調され
て光学像を形成する。
【0045】クロスダイクロイックプリズム45は、3
枚の液晶パネル441R、441G、441Bから出射
された各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画
像を形成するものである。なお、クロスダイクロイック
プリズム45には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青
色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズム
の界面に沿って略X字状に形成され、これらの誘電体多
層膜によって3つの色光が合成される。そして、プリズ
ム45で合成されたカラー画像は、投写レンズ46から
出射され、スクリーン上に拡大投写される。
【0046】以上説明した各光学系41〜45は、図
4、図6に示すように、合成樹脂製の光学部品用筐体と
してのライトガイド47内に収容されている。このライ
トガイド47は、前述の各光学部品414〜419、4
21〜423、431〜434を上方からスライド式に
嵌め込む溝部がそれぞれ設けられた下ライトガイド47
1と、下ライトガイド471の上部の開口側を閉塞する
蓋状の上ライトガイド472とで構成されている。ま
た、ライトガイド47の光出射側にはヘッド部49が形
成されている。ヘッド部49の前方側に投写レンズ46
が固定され、後方側に液晶パネル441R、441G、
441Bが取り付けられたプリズム45が固定されてい
る。
【0047】〔3.冷却構造〕本実施形態のプロジェク
タ1では、液晶パネル441R、441G、441Bを
主に冷却するパネル冷却系Aと、光源ランプ411を主
に冷却するランプ冷却系Bと、電源31を主に冷却する
電源冷却系Cとを備えている。
【0048】図2、図4、図5において、パネル冷却系
Aでは、投写レンズ46の両側に配置された一対のシロ
ッコファン51、52が用いられている。シロッコファ
ン51、52によって下面の吸気口231Bから吸引さ
れた冷却空気は、液晶パネル441R、441G、44
1Bを下方から上方に向けて冷却した後、ドライバーボ
ード90(図3)の下面を冷却しながら前方隅部の軸流
排気ファン53側に寄せられ、前面側の排気口212B
から排気される。
【0049】図4ないし図6において、ランプ冷却系B
では、光学ユニット4の下面に設けられたシロッコファ
ン54が用いられている。シロッコファン54によって
引き寄せられたプロジェクタ1内の冷却空気は、上ライ
トガイド472に設けられた図示しない開口部からライ
トガイド47内に入り込み、ユニット化された第2レン
ズアレイ414および偏光変換素子415間を通ってこ
れらを冷却した後、下ライトガイド471の排気側開口
471Aから出て該シロッコファン54に吸引され、吐
き出される。吐き出された冷却空気は、下ライトガイド
471の吸気側開口471Bから再度ライトガイド47
内に入り、光源装置413内に入り込んで光源ランプ4
11を冷却し、この後、ライトガイド47から出て、前
記軸流排気ファン53によって排気口212Bから排気
される。なお、光源装置413の冷却構造については後
述する。
【0050】図4において、電源冷却系Cでは、電源3
1の後方に設けられた軸流吸気ファン55が用いられ
る。軸流吸気ファン55によって背面側の吸気口2Dか
ら吸引された冷却空気は、電源31およびランプ駆動回
路32を冷却した後、他の冷却系統A、Bと同様に、軸
流排気ファン53によって排気口212Bから排気され
る。
【0051】〔4.光源装置の構造〕前述の光源装置4
13は、図8および図9に示されるように、ランプ本体
410と、このランプ本体410を収納する筐体500
とを備え、プロジェクタ1のライトガイド471、47
2に着脱可能に構成されている。
【0052】ランプ本体410は、図8に示すように、
光源ランプ411と、この光源ランプ411から放射さ
れる光線を揃えて出射するリフレクタ412とを備えて
構成されている。リフレクタ412の光線出射面は、ガ
ラス板等の透明板501で覆われ、この透明板501お
よびリフレクタ412の当接面には、当該リフレクタ4
12の光軸を中心として対称配置される排気側開口部5
07および吸気側開口部508が形成されている。これ
ら排気側開口部507および吸気側開口部508は、リ
フレクタ412の先端部分を凹状に切り欠いて透明板5
01で塞ぐことにより構成され、各開口部507、50
8には、それぞれ防塵用フィルタが設けられている(図
示略)。これにより、ランプ本体410内に吸気側開口
部508から排気側開口部507を空気が通る経路が形
成され、これが、冷却流路Dの一部分となり、光源ラン
プ411を冷却することが可能となる。
【0053】筐体500は、出射される光束の光軸方
向、およびこの光軸に直交する方向に、光源ランプ41
1およびリフレクタ412を位置決めする位置決め面を
有するものであり、筐体本体510と、排出側蓋部材5
20と、ダクトフレーム530と、供給側蓋部材550
と、を備えて構成されている。
【0054】筐体本体510は、ランプ本体410の側
方を三包囲むように配置される3つの側面部512と、
ランプ本体410の光出射側に配置される正面部513
とを備えた箱状に形成されたものである。正面部513
の一部には、前述の透明板501が露出する開口514
が形成されている。さらに、筐体本体510の上面側に
は、後述する排出側蓋部材520の支持軸523を取り
付けるための支持部515が形成されている。また、筐
体本体510上面の図8左上側および右下側には、ねじ
孔部516が設けられている。
【0055】この筐体本体510にランプ本体410を
収納した際、リフレクタ412の周縁を、開口514が
形成された正面部513に当接させ、筐体本体510に
ランプ本体410を固定する。筐体本体510の上面に
は、排出側開口部503が形成されている。この排出側
開口部503は、光出射側先端部分で、ランプ本体41
0の排気側開口部507と重なりあい、基端がリフレク
タ412の背面側に延出している。また、この排出側開
口部503には、図8では、図示を略すが仕切板が正面
部513に沿った方向に架設されている。この仕切り板
で仕切られた開口部503の先端部分内面と、開口部5
07の外面との間には、開口部507を囲むように弾性
部材が介装されている。ここで、弾性部材は、ゴム等、
任意の部材を採用できる。
【0056】排出側冷却流路開閉部505を構成する排
出側蓋部材520は、筐体本体510の上面部分に形成
された排出側開口部503を直接塞ぐものであり、蓋部
本体521は、排出側開口部503を塞ぐ平板状に構成
され、支持軸523により、筐体本体510に取り付け
られている。また、蓋部本体521両側端には、棒状部
522が延設されている。この棒状部522は、光源装
置413を装着時に、下ライトガイド471(図6参
照)に形成された突起と当接し、排出側蓋部材520が
持ち上がる。このことにより、排出側冷却流路開閉部5
05が開き、冷却流路Dを開放する。また、プロジェク
タ1からの筐体500の取り外し時には、排出側蓋部材
520が閉じることにより、排出側冷却流路開閉部50
5が閉じ、冷却流路Dを塞ぐ。
【0057】ダクトフレーム530は、排出側蓋部材5
20を覆うものであり、排出側蓋部材520の蓋部本体
521を覆う断面略コ字形状の部材である。このダクト
フレーム530には、側壁面に、取り付け凹部532
と、さらに、奥側に、把手部533とが形成されてい
る。また、ダクトフレーム530の図8左上側および右
下側には、ねじ孔部536が設けられている。ダクトフ
レーム530は、その内部が空洞であり、排出側蓋部材
520が回動自在な空間を形成している。また、図8で
は、図示を略したが、この空間内部には、排出側蓋部材
520を付勢部材となるコイルバネが収納され、筐体本
体510側に付勢する。
【0058】取り付け凹部532は、排出側蓋部材52
0の棒状部522が対応した位置に形成されており、ま
た、嵌め合わせることができる形状である。取り付け凹
部532の大きさは、排出側蓋部材520が回動自在で
あるために、棒状部522が移動できるよう余裕を持っ
た大きさとなっている。把手部533は、コ字断面のダ
クトフレーム530の一対の側壁の一部を内側にわん曲
させた一対の凹状部から構成され、光源装置413のプ
ロジェクタ1からの着脱時に指で持ちやすいようになっ
ている。ねじ孔部536は、筐体本体510上面のねじ
孔部516の位置と対応し、ねじ517が挿通され、ね
じ517の先端がねじ孔部516に到達することによっ
て、ダクトフレーム530と筐体本体510が固定され
る。
【0059】前述した筐体本体510の下部には、カバ
ー部材551が設けられ、このカバー部材551には、
供給側開口部504が形成されている。また、供給側冷
却流路開閉部は、図8に示すように、供給側蓋部材55
0から構成されている。供給側蓋部材550は、筐体本
体510に摺動自在に支持され、この供給側蓋部材55
0を摺動方向に付勢する付勢部材であるコイルばね55
6とを備えている。コイルばね556は、一端が供給側
蓋部材550に取り付けられ、他端が筐体本体510の
底面部511に形成された凹部分に挿入固定される。カ
バー部材551は、図9(A)、(B)に示すように、
ランプ本体410と当接する板状部材と、この板状部材
の先端中央を面外方向に膨出させた空気取込部553と
を備え、空気取込部553の先端部分が供給側開口部5
04とされる。さらに、空気取込部553の中央部に
は、2つの空間に仕切る整流板554が設けられてい
る。整流板554は、板状の部材であり、筐体500の
外側から供給される冷却空気を整流する。
【0060】この光源装置413は、図10に示すよう
に、光学ユニット4の一部分を構成している。また、光
源装置413は、図10のA−A断面図である図11に
示すように、各光学部品414,415,416、41
8を備えている部分から、矢印で示すように、シロッコ
ファン54により、冷却空気が供給され、筐体500の
冷却流路Dを通って、リフレクタ412の背面へと冷却
空気が流れる。具体的には、冷却流路Dとは、供給側冷
却流路開閉部と、供給側開口部504と、吸気側開口部
508と、ランプ本体410の前面の空間と、排気側開
口部507と、排出側開口部503と、排出側冷却流路
開閉部505とを通る空間で構成されている。そして、
この冷却流路Dを通った冷却空気がダクトフレーム53
0および整流板としての機能をはたす排出側蓋部材52
0に遮られることによって、リフレクタ412の背面側
へと導かれる。
【0061】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。筐体500に供給側開口部504と排
出側開口部503を通して、冷却空気をリフレクタ41
2の背面側に導く冷却流路Dを備えているから、リフレ
クタ412、さらには、光源ランプ411を効率的に冷
却して、光源ランプ411の長寿命化を図ることができ
る。また、リフレクタ412の背面側には、通常、光源
ランプ411の電極が位置し、この電極が発熱しやすい
から、この部分を冷却空気が流れることにより、効率的
に電極を冷却するので、より一層、光源ランプ411の
長寿命化を図ることができる。また、プロジェクタ1か
ら取り外した際に冷却流路Dを塞ぐ排出側冷却流路開閉
部505および供給側冷却流路開閉部を備えているか
ら、プロジェクタ1の使用中に光源ランプ411の発光
管が破裂しても、プロジェクタ1の交換に際して発光管
の破片が外部に飛散することがなく、プロジェクタ1へ
の装着時には、これら排出側冷却流路開閉部505およ
び供給側冷却流路開閉部が冷却流路Dを開放するように
構成されているため、光源ランプ411の冷却効率が損
なわれることもない。
【0062】筐体500が、供給側開口部504と排出
側開口部503とを備えることにより、供給側開口部5
04は、筐体500外部から冷却空気を供給し、排出側
開口部503は、筐体500外部に冷却空気を排出する
ので、プロジェクタ1の外部の空気を利用して効率的に
光源ランプ411を冷却することができる。また、排出
側冷却流路開閉部505および供給側冷却流路開閉部
が、それぞれ排出側蓋部材520と供給側蓋部材550
とを備えることにより、蓋部材という簡単な構造で排出
側冷却流路開閉部505および供給側冷却流路開閉部を
構成できるので、防爆構造を備えたプロジェクタ1の構
造の簡単化を図ることができる。さらに、排出側蓋部材
520が整流板としての機能も果たすことにより、部品
点数を減らすことができるので、プロジェクタ1の構造
の製造時のコストの低減を図ることができる。
【0063】排出側開口部503が、リフレクタ412
の前面から背面にわたる大きさを有していることによ
り、リフレクタ412の排出側開口部503から排出さ
れた冷却空気を排出側蓋部材520で効率よく、リフレ
クタ412の背面に流すことができるため、リフレクタ
412および光源ランプ411の冷却を一層効率よく行
うことができる。また、排出側蓋部材520は、筐体5
00に回動自在に軸支されることにより、簡素な構造
で、筐体500に排出側冷却流路開閉部505を設ける
ことができる。
【0064】筐体500には、ダクトフレーム530が
設けられていることにより、ダクトフレーム530は排
出側蓋部材520を覆うから、筐体500内部に位置す
るリフレクタ412および光源ランプ411の破損時に
破片が飛散しないようにすることができる。ダクトフレ
ーム530に、把手部533が形成されていることによ
り、この把手部533を利用してプロジェクタ1から光
源装置413を着脱できるので、筐体500に別途、指
で把持する部分を設ける必要がない。また、この把手部
533が凹状として構成されることにより、ダクト成形
型の一部を変形させるだけで把手部533を構成可能で
あるので、製造が容易である。
【0065】供給側蓋部材550は、筐体500に摺動
自在に支持され、コイルばね556により付勢されるこ
とにより、簡素な構造で、筐体500に供給側冷却流路
開閉部を設けることができる。また、供給側蓋部材55
0は、プロジェクタ1から光源装置413を取り外す時
には、付勢部材により付勢されて供給側開口部504を
塞ぐことにより、光源装置413を密閉することができ
るので、破裂した光源ランプ411等の破片が、プロジ
ェクタ1内に飛散することをより一層防止できる。
【0066】筐体500には、カバー部材551が設け
られることにより、このカバー部材551は、 供給側
蓋部材550を覆うことができるから、冷却流路Dから
の冷却空気のもれがないので、冷却空気を効率よく冷却
流路Dへ供給することができる。また、カバー部材55
1には、整流板554が形成されていることにより、整
流板554は、供給される冷却空気を整流するので、冷
却空気をより効率的に冷却流路Dへ供給することができ
る。
【0067】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
付勢手段としては、コイルばね556に限らず、圧縮ば
ね、板ばね、弾性ゴム体等の種々の付勢手段を採用して
もよい。
【0068】プロジェクタとしては、3つの光変調装置
を用いたものに限らず、1つの光変調装置のみを用いた
プロジェクタ、2つの光変調装置を用いたプロジェク
タ、あるいは、4つ以上の光変調装置を用いたプロジェ
クタにも適用可能である。また、前記実施形態では、光
変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミ
ラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用
いても良い。さらに、前記実施形態では、光入射面と光
出射面とが異なる透過型の光変調装置を用いていたが、
光入射面と光出射面とが同一となる反射型の光変調装置
を用いても良い。さらにまた、前記実施形態では、スク
リーンを観察する方向から投写を行なうフロントタイプ
のプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリ
ーンを観察する方向とは反対側から投写を行なうリアタ
イプのプロジェクタにも適用可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、光源ランプが万が一破
裂しても、破片を外部に飛散させることがなく、かつ効
率的に冷却して光源ランプの長寿命化を図ることのでき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプロジェクタを上方
から見た全体斜視図である。
【図2】前記実施形態におけるプロジェクタを下方から
見た全体斜視図である。
【図3】図1の状態からアッパーケースを外した状態を
示す斜視図である。
【図4】図3の状態からシールド板、ドライバーボー
ド、および上ライトガイドを外して後方側から見た斜視
図である。
【図5】図4の状態から光学ユニットを外した状態を示
す斜視図である。
【図6】前記実施形態における光学ユニットを下方から
見た斜視図である。
【図7】前記実施形態における光学ユニットを模式的に
示す平面図である。
【図8】前記実施形態における光源装置の分解斜視図で
ある。
【図9】前記実施形態における光源装置の分解斜視図で
ある。
【図10】前記実施形態における光学ユニットの上面か
らみた平面図である。
【図11】前記実施形態における図10の光学ユニット
の上面からみたA−A断面図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ 410 ランプ本体 411 光源ランプ 412 リフレクタ 413 光源装置 500 筐体 503 排出側開口部 504 供給側開口部 505 排出側冷却流路開閉部 507 排気側開口部 508 吸気側開口部 520 排出側蓋部材 530 ダクトフレーム 550 供給側蓋部材 551 カバー部材 554 整流板 556 コイルばね D 冷却流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/16 F21M 1/00 A // F21Y 101:00 7/00 L

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプと、この光源ランプから放射さ
    れる光線を揃えて出射するリフレクタと、前記光源ラン
    プおよび前記リフレクタを収納する筐体と、を備え、光
    学機器の光源として用いられる光源装置であって、 前記リフレクタの光線出射面は透明板で覆われ、この透
    明板および前記リフレクタの当接面には、前記リフレク
    タの光軸を中心として対称配置される一対の開口部が形
    成され、 前記筐体は、前記一対の開口部のうちの一方の開口部に
    冷却空気を供給し、他方の開口部から排出された冷却空
    気を前記リフレクタの背面側に導く冷却流路と、 前記光学機器への装着時に前記冷却流路を開放し、前記
    光学機器からの取り外し時に、前記冷却流路を塞ぐ冷却
    流路開閉部とを備えていることを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光源装置において、 前記冷却流路には、前記他方の開口部から排出された冷
    却空気を前記リフレクタの背面側に流す整流板が設けら
    れていることを特徴とする光源装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の光源装置において、 前記筐体は、前記一方の開口部に冷却空気を供給するた
    めの供給側開口部と、前記他方の開口部から排出された
    冷却空気を筐体外側に排出するための排出側開口部とを
    備え、 前記冷却流路開閉部は、前記供給側開口部を開閉する供
    給側蓋部材と、前記排出側開口部を開閉する排出側蓋部
    材とを備え、 前記排出側蓋部材が前記整流板を兼用することを特徴と
    する光源装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の光源装置において、 前記排出側開口部は、前記リフレクタの前面から背面に
    わたる大きさを有し、 前記排出側蓋部材は、前記筐体に回動自在に軸支される
    とともに、前記光学機器からの取り外し時には、付勢部
    材により付勢されて前記排出側開口部を塞ぐことを特徴
    とする光源装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の光源装置において、 前記他方の開口部が形成された前記リフレクタの外周面
    と、前記排出側開口部が形成された前記筐体の内周面と
    の間には、各開口部を囲むように弾性部材が介装されて
    いることを特徴とする光源装置。
  6. 【請求項6】請求項3から請求項5のいずれかに記載の
    光源装置において、 前記筐体には、前記排出側蓋部材を覆うダクトフレーム
    が設けられていることを特徴とする光源装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の光源装置において、 前記ダクトフレームには、該ダクトフレームの相対向す
    る側面に形成される一対の凹状部からなり、前記筐体の
    光学機器からの着脱時に指で把持する把手部が形成され
    ていることを特徴とする光源装置。
  8. 【請求項8】請求項3または請求項4に記載の光源装置
    において、 前記供給側蓋部材は、前記筐体に摺動自在に支持される
    とともに、前記光学機器からの取り外し時には、付勢部
    材により付勢されて前記供給側開口部を塞ぐことを特徴
    とする光源装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の光源装置において、 前記筐体には、前記供給側蓋部材を覆うカバー部材が設
    けられ、このカバー部材には、供給される冷却空気を整
    流する整流板が形成されていることを特徴とする光源装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1から請求項9のいずれかに記載
    の光源装置を備えていることを特徴とする光学機器。
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