JP2002346813A - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

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JP2002346813A JP2001157278A JP2001157278A JP2002346813A JP 2002346813 A JP2002346813 A JP 2002346813A JP 2001157278 A JP2001157278 A JP 2001157278A JP 2001157278 A JP2001157278 A JP 2001157278A JP 2002346813 A JP2002346813 A JP 2002346813A
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 爪部材の一部がチャック本体から軸方向に突
出したチャック装置において、切り粉等が混入したクー
ラントが、爪部材とその周りの部材との間の隙間から爪
部材の案内部等に侵入するのを防止する。 【解決手段】 爪部材25をチャック本体10内にある
保持部26と、チャック本体外にある爪部28と、両者
間にありチャック本体の開口端部を横切る首部30とで
構成した。また、貫通した首部の移動を許容する形状及
び長さを持つ貫通孔43aが形成されたカバー43で開
口端部を覆った。更に、各首部30に取り付けたシール
部材47で首部30と貫通孔43aの周縁部との間の移
動空間43cをシールした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの加工時に
その一部を把持するチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを機械加工(例えば研削)する場
合、ワークはチャック装置により把持される。チャック
装置は一般に、円筒形状を有しその軸線の周りに回転さ
れるチャック本体と、該チャック本体に保持及び案内さ
れワーク把持位置及びワーク開放位置に移動可能な爪部
を有する複数の爪部材と、該爪部材を開閉駆動する駆動
機構とを含む。そして、爪部材により把持され回転して
いるワークに所定の工具(例えば砥石)を接触させるこ
とにより、ワークの外周面が所定形状に加工される。
【0003】工具によるワークの加工時には、ワークか
らは切り粉が発生し、砥石からは砥粒が発生し、これら
はノズルから加工部位に噴射されるクーラントに混入す
る。切り粉や砥粒が混入したクーラントはワークの加工
部位の周辺に飛散し、爪部材とチャック本体の案内面と
の間の隙間に侵入することがある。その結果、案内面が
傷つき、爪部材の円滑な移動が妨げられ、工具によるワ
ークの加工が不十分となる。これを防止すべく、従来か
ら種々の対策が施されている。
【0004】例えば、図5及び図6に示す従来のチャッ
ク装置はチャック本体70と、一対の爪部材74と、駆
動機構78と、ゴムカバー84とを含む。チャック本体
70は円筒部71と矩形板部72とから成り、円筒部7
1の中心にシリンダボアー71aが形成されている。各
爪部材74は矩形板部72に保持及び案内され求心方向
及び遠心方向(即ち半径方向)に移動する保持部75
と、該保持部75から伸び矩形板部72から突出し所定
間隔で対向する爪部76とを含む。
【0005】駆動機構78は、円筒部71のシリンダボ
アー71aに滑合されたピストン部79と、保持部75
のテーパ面75aと係合するテーパ面80aを持つくさ
び部80とを含む。ポート82a、82bを通してシリ
ンダボアー71aに圧油を供排しピストン部79を昇降
させると、くさび部80が一対の爪部材74をワーク把
持位置及びワーク開放位置に移動させる。
【0006】ゴムカバー84は矩形底部85と矩形壁部
86とを含み、矩形壁部86が矩形板部72に係止され
ている。矩形底部85には、各爪部76が貫通する一対
の貫通孔85aと、貫通孔85aの両側に形成された伸
縮可能な蛇腹部85b、85cとが形成されている。
【0007】従来のチャック装置において、求心方向
(図5において中央部に向かう方向)に移動した一対の
爪部材74によりワークWを把持し、チャック本体70
が回転するとワークWがその軸線の周りに回転する。回
転するブラシ等87をワークWの加工部位に当接させ、
ノズル88からクーラントを噴射しつつ、加工部位を所
定形状に加工する。
【0008】爪部材74が求心方向に移動するとき、そ
れに追従して矩形底部85の中間部の蛇腹部85bが縮
み両側の蛇腹部85cは伸びる。反対に、遠心方向に移
動するときは、それに追従して中間部の蛇腹部85bが
伸び両側の蛇腹部85cが縮む。これにより爪部材74
の移動時に、クーラント内に混入した切り粉や砥粒が、
爪部76と貫通孔85aの縁部との間に隙間からチャッ
ク本体70内のテーパ面75a、80aに侵入すること
を防止せんとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のチャック装置
は、比較的寸法が大きい(例えば20μm以上)切り粉
や砥粒のチャック本体内への侵入はゴムカバー84によ
りある程度防止することができる。しかし、寸法が非常
に小さい(例えば20μm以下)切り粉や砥粒の侵入を
ゴムカバー84により十分に阻止することは困難であ
る。その理由は、爪部76の移動方向と直交する方向の
側面76a、76bにおいてシールしているからであ
る。例えば爪部76が求心方向に移動するとき、その内
側面76aが縮む蛇腹部85bの縁部に押圧されるの
で、両者間には隙間はでき難い。しかし、伸びる両側の
蛇腹部85cの縁部は爪部76の外側面76bに十分に
追従することができず、両者間には隙間ができ易い。
尚、爪部76の遠心方向への移動時は、伸びる蛇腹部8
5bの縁部は内側面76aに十分に追従することができ
ず、両者間に隙間ができ易い。
【0010】クーラントに混入して上記隙間から侵入し
た切り粉や砥粒は保持部75のテーパ面75aとくさび
部80のテーパ面80aとの間に侵入して、こられのテ
ーパ面75a、80aを傷付ける。その結果、くさび部
75の下降時における爪部材74の移動(方向、量)が
不正確となる。こうして、爪部材74により把持された
ワークWのセット位置が変動し、ブラシ等87による加
工部位の加工が不十分、不正確となる。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、クーラント内に混入した非常に小さい寸法(例
えば20μm以下)切り粉や砥粒がチャック本体、特に
爪部材の案内部の内部に侵入することを防止できるチャ
ック装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明者は、チャッ
ク本体の開口端部をカバーで覆い、カバーに形成した貫
通孔に爪部を貫通させ、その上で爪部又は保持部の端面
(爪部材の移動方向と平行な面)カバーとの間をシール
部材でシールすることを思い付いて、本発明を完成し
た。
【0013】即ち、本発明のチャック装置は、円筒形状
を有し、その軸線の周りに回転するチャック本体と;該
チャック本体の内部に保持された保持部と、チャック本
体の外部に位置しワークを把持する爪部と、チャック本
体の端面を横切って保持部と爪部とを連結する首部とを
含む複数の爪部材と;各爪部材を、爪部がワーク把持位
置及びワーク開放位置をとるように開閉駆動する駆動機
構と;開口端面を覆い、各首部が貫通する複数の貫通孔
を有し、各貫通孔は各爪部材の開閉駆動時に各首部の移
動を許容する形状及び大きさを持つカバーと;各首部と
各貫通孔の周縁部との間の移動空間をシールする複数の
シール部材と;とから成ることを特徴とする。
【0014】ワークの把持時及び開放時、複数の爪部材
の爪部はカバーの貫通孔内において求心方向及び遠心方
向に移動する。このとき貫通孔は所定の大きさ、形状を
持つので、その縁部が爪部の移動を妨げる心配はない。
また、首部により保持されたシール部材は貫通孔の縁部
に押圧され、切り粉や砥粒が混入したクーラントが首部
と縁部との間の隙間からチャック本体内に侵入すること
を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態は以下の通りで
ある。 <チャック本体>チャック本体は全体として円筒形状を
持つことが望ましい。その中空部を利用して次述する爪
部材や駆動機構等が配置される。チャック本体は単一又
は複数の部材から成ることができ、ワークの加工時に回
転機構によりその軸線の周りに回転される。 <爪部材>爪部材は2個以上の任意の複数個設けること
ができ、通常各爪部材は同じ構成を持ち、互いに同期し
て求心方向及び遠心方向に移動即ち開閉する。各爪部材
は保持部と、爪部と、首部とを持つ。保持部、爪部及び
首部は単一の部材により形成しても、保持部及び爪部に
それぞれ対応する2個の部材により形成しても良い。保
持部は、該チャック本体の案内面により軸方向に移動す
ることなく半径方向内向き及び外向きに移動可能に案内
され、これに首部を介して爪部を連結することが望まし
い。首部は保持部及び爪部の端面よりも小さい横断面積
を持ち、その結果保持部の端面と爪部の端面との間に環
状空間が形成される。
【0016】爪部はチャック本体の外部に配置され、首
部を介して連結された保持部の移動に伴いワークの把持
時は求心方向に、解放時は遠心方向に移動する。爪部が
求心方向に移動したとき爪部材はワーク把持位置をと
り、遠心方向に移動したときワーク開放位置をとる。各
爪部の求心方向前面にはワークの形状、長さに応じたワ
ーク把持面を形成することができる。
【0017】爪部材が保持部に対応する第1部材と爪部
に対応する第2部材とから成る場合、首部は保持部又は
爪部に形成した突部から成ることができる。突部の周り
に形成された環状空間を次述するシール部材の配置に利
用することができる。 <駆動機構>駆動機構はチャック本体の内部及び/又は
外部に配置することができる。駆動機構は最終的に爪部
を求心方向及び遠心方向に移動させる駆動力を爪部材に
付与できれば良いが、保持部を求心方向及び遠心方向に
移動させるのが好都合である。その場合、外部に配置さ
れチャック本体の軸方向に移動するロッドと、内部に配
置され該ロッドの軸方向移動を半径方向の移動に変換し
て保持部に伝達する変換兼伝達部材とで駆動機構を構成
することができる。 <カバー>カバーはチャック本体の開口端面を覆うもの
であり、開口端面に対応した形状を持ち、その一部にお
いてチャック本体に取り付けられる。カバーは少なくと
も開口端面を覆う部分を持てば良く、例えば円板形状と
することができる。また、円板形状の底部と、その周縁
から直角方向に伸びる周壁部とから成る有底円筒形状と
することもできる。
【0018】カバーは爪部材の首部の貫通を許容する貫
通孔を持つ。貫通孔の個数は首部の個数に等しく、貫通
孔の形状、位置及び方向は首部の形状、位置及び方向に
対応させることができる。但し、貫通孔は爪部材の駆動
時に首部の移動を妨げないことが必要であり、そのため
に首部の移動方向において所定長さを持つ。本発明で
は、カバーは爪部材の移動時に弾性変形することは不要
なので、弾性変形しない金属製とすることができる。 <シール部材>シール部材は公知のシール材料(例えば
ゴム)から成り、爪部材の首部に取り付けられて首部と
貫通孔の縁部との間の移動空間をシールする。なお、シ
ール部材を直接移動空間に挿入することはできないの
で、首部に取り付けてカバーと爪部又は保持部との間に
介在させる。何れの場合もシール部材は首部に取り付け
られているので、爪部材の開閉駆動時は該爪部材と共に
移動する。
【0019】シール部材の形状は首部及び貫通孔の形状
に対応して決めることができる。例えば、シール部材を
中空円板形状とし、その内径を首部の外径に等しく、そ
の外径を貫通孔の最大径よりも大きくすることができ
る。このシール部材の内周面は首部の外周面に嵌合さ
れ、一端面は爪部又は保持部に押圧され、他端面はカバ
ーの表面又は裏面に押圧される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付した図1,図
2,図3及び図4に基づいて説明する。ここで、図1は
実施例に係るチャック装置の縦断面図、第2図は図1に
対して直交する方向における縦断面図、図3は図1にお
ける3方向視図、図4は図1における要部拡大図ある。
【0021】チャック装置は、チャック本体10、爪部
材25、駆動機構34、カバー42及びシール部材47
から成る。図1及び図2から明らかなように、チャック
本体10は第1ボディ11と、該第1ボディ11の上方
にある第2ボディ17と、該第1ボディ11の下方にあ
る第3ボディ21を含む。
【0022】第1ボディ11は軸方向において一方向に
伸びる第1円筒部12及び他方向に伸びる一対の突出部
13と、これらから半径方向外向きに伸びた第1円板部
14と、これから軸方向に伸びた周壁部15とを持つ。
第2ボディ17は第2円筒部18と、これから半径方向
外向きに伸びた第2円板部19とを持つ。第2円板部1
9が第1円板部14に重なり、第2円筒部18が第1円
筒部12に嵌合されている。第3ボディ21は環状の基
部22と、これから直径方向に伸びる一対の延長部23
とを含む。基部22の上端部が第1ボディ11の突出部
13に嵌合され、各延長部23には半径方向に伸び貫通
した長孔23aが形成されている。
【0023】爪部材25は2個(一対)配置されてお
り、チャック本体10の軸線に対して対称な構成を持
つ。爪部材25は、チャック本体10の内部にある保持
部26と、外部にある爪部28と、両者間に位置しチャ
ック本体10の開口端面を通過する首部30とを含む。
保持部26は直方体形状を持ち、基部22の軸線方向と
直交する方向に形成された下面(案内面)22aに案内
されて半径方向内向き及び外向きに移動可能となってい
る。保持部26の下面には横断面円形状の突部(首部)
30が1個形成されている。爪部28は矩形板状の基部
28aと、これからその板厚方向に伸びた半円形状の把
持部28bとから成る。基部28aがボルト29により
突部30に連結され、把持部28bは半分円形状の把持
面28cを持っている。
【0024】駆動機構34は第1ボディ11及び第2ボ
ディ12に挿通されたロッド部材35と、該ロッド35
と爪部材34との間に配置されたL字形状のクランク部
材37とを含む。ロッド部材35の下端部に形成された
フランジ部35aが第1ボディ11の基部13の凹所1
3aの端面に当接可能となっている。ロッド部材35は
上端部に連結された駆動機構(不図示)により駆動され
て、軸方向に昇降する。L字形状のクランク部材37は
その屈曲部においてピン38により第1ボディ11の突
出部13に枢着されており、該ピン38の周りに枢動可
能である。クランク部材37の一方の腕部39aの先端
に枢着されたころ部材40aがロッド部材35に形成さ
れたくぼみ35bに係合し、他方の腕部39bの先端に
枢着されたころ部材40bが保持部26に形成されたく
ぼみ26aに係合している。よって、ロッド部材35が
軸方向に移動すると、クランク部材37の枢動を介し
て、保持部26即ち爪部材25が半径方向に移動する。
【0025】カバー42は薄い金属板から成り、円形状
の底壁部43と、その周縁部から直角に立ち上がった周
壁部44とを含む。底壁部43は第1ボディ11と同じ
直径を持ち、チャック本体10の開口端部を覆ってい
る。底壁部43にその中心部から等しい距離に形成され
厚さ方向に貫通する一対の長孔(貫通孔)43aは、直
径方向に長くこれと直交する方向に短い。長孔43aの
短径は突部30の外径にほぼ等しく選定され、長径は爪
部材25の駆動時における突部30の移動を妨げないよ
うな寸法に選定されている。
【0026】底壁部43と保持部26との間には矩形板
状の案内部材45が介在されている。案内部材45はそ
の外周縁を底壁部43に結合され、その中央部に形成さ
れた案内孔45aに突部30が嵌入している。
【0027】シール部材47は薄い板状のゴムから成
り、中心部に中空孔47aが形成されて中空円板形状を
持つ。図3及び図4から明らかなように、シール部材4
7の内径は突部30の外径即ち長孔43aの短径にほぼ
等しく、その外径は長孔43aの長径よりも少し大き
い。中空孔47aにおいて突部30に嵌合され、中空孔
47aの縁部が突部30の外面に弾性的に接触し、その
下端面47bが基部28aの上面28dに押圧されてい
る。シール部材47の上面47cの外周縁に形成された
環状の小突条47dが底壁部43の端面(下面)43a
に押圧されている。
【0028】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。
【0029】ワークWを把持するとき、ロッド35が上
昇され(矢印F参照)、クランク部材37の一方の腕部
39aが上方に移動される。これにより、右方のクラン
ク部材37が時計方向に、左方のクランク部材37が反
対時計方向にそれぞれ枢動し、他方の腕部39bが求心
方向(半径方向内向き)に移動する。この腕部39bの
移動は延長部23の長孔23aにより許容される。
【0030】その結果、保持部26が軸方向に移動する
ことなく半径方向内向きに移動され、突部30及びボル
ト29を介して保持部26に連結された爪部28が同方
向に移動する。このとき、突部30の移動はカバー42
の長孔43aの長手方向両側の移動空間43cにより許
容される。その結果、爪部材25はワーク把持位置(図
1において右側の爪部材25参照)に前進する。こうし
て、互いに接近した一対の爪部28のワーク把持面28
cがワークWを把持する。
【0031】爪部材25の駆動時、突部30に嵌合され
たシール部材47が該突部30と一体的に移動する。こ
のとき、シール部材47の内周面47aは突部30の外
周面に嵌合され、下面47bは基部28aの上面28d
に押圧されている。また、その上面47cに形成された
小突条47dは所定圧力で底壁部43の端面43aに押
圧された状態で該下面42a上を摺動する。
【0032】このように、作動空間43cを含む突部3
0と長孔43aの縁部との間の隙間はシール部材47に
より十分にシールされている。よって、ワークWの加工
時に爪部材25の周辺に飛散する切り粉や砥粒が混入し
たクーラントが爪部材25とカバー42との間の軸方向
隙間及び半径方向隙間、特に突部30と貫通孔43aの
縁部との間の隙間からチャック本体10の内部、特に爪
部材25の保持部26を案内する第3ボディ23の下面
22aに侵入することが防止される。
【0033】その後のチャック装置が回転され、爪部材
25により把持されたワークWが回転する。回転するワ
ークWの所定の加工部位にブラシ87(図5参照)を接
触させて、加工部位を所定形状に加工する。
【0034】ワークWの加工が終了した後、ロッド35
を下降させると、クランク部材37が上述したのとは反
対方向に枢動する。その結果、爪部材25の保持部26
が半径方向外向きに移動し、突部30及びボルト29を
介してこれに連結された爪部28が同じ方向に移動す
る。これにより、爪部材25はワーク開放位置(図1に
おいて左側の爪部材25参照)に後退し、ワークWを開
放する。
【0035】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明のチャッ
ク装置では、チャック本体内にある爪部材の保持部とチ
ャック本体外にある爪部との間に他の部分よりも面積が
小さい首部を形成した。そして、首部の移動を許容する
形状及び長さを持つ貫通孔が形成されたカバーで開口端
部を覆い、各首部に取り付けたシール部材で首部と貫通
孔の周縁部との間の移動空間等をシールした。
【0036】従って、本発明によれば、切り粉等が混入
したクーラントが首部と貫通孔との間の隙間からチャッ
ク本体の内部の爪部材の案内部等に侵入することが確実
に防止できる。その結果、爪部材によりワークを所定状
態に確実に把持することができ、工具によりワークに所
定の加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 図1に対して直交する方向における縦断面図
である。
【図3】 図1における3方向視図(一部省略)であ
る。
【図4】 図1における要部拡大図である。
【図5】 従来例の一つを示す縦断面図である。
【図6】 図5の6方向視図(一部省略)である。
【符号の説明】
10:チャック本体 11,17,21:
ボディ 22a:案内面 25:爪部材 26:保持部 28:爪部 30:首部 37:駆動機構 42:カバー 43a:貫通孔 47:シール部材 W:ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状を有し、その軸線の周りに回転
    するチャック本体と、 該チャック本体の内部に保持された保持部と、該チャッ
    ク本体の外部に位置しワークを把持する爪部と、該保持
    部と該爪部との間に位置し該チャック本体の端面を横切
    る首部とを含む複数の爪部材と、 各前記爪部材を、前記爪部がワーク把持位置及びワーク
    開放位置をとるように開閉駆動する駆動機構と、 前記開口端面を覆い、各前記首部が貫通する複数の貫通
    孔を有し、各該貫通孔は各前記爪部材の開閉駆動時に各
    該首部の移動を許容する形状及び大きさを持つカバー
    と、 各前記首部に取り付けられ該首部と各前記貫通孔の周縁
    部との間の移動空間をシールする複数のシール部材と、
    を含むことを特徴とするチャック装置。
  2. 【請求項2】 各前記保持部は前記チャック本体にその
    求心方向及び遠心方向に移動可能に保持されている請求
    項1記載のチャック装置。
  3. 【請求項3】 各前記首部は、前記保持部又は前記爪部
    に形成された突部から成る請求項2記載のチャック装
    置。
  4. 【請求項4】 各前記貫通孔は前記カバーの半径方向に
    長い長孔から成る請求項3記載のチャック装置。
  5. 【請求項5】 各前記シール部材は環状を有し、各前記
    首部に嵌合されその一端面を前記爪部に押圧され、その
    他端面を前記カバーに押圧されている請求項3記載のチ
    ャック装置。
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