JP2002345256A - サーボ制御装置 - Google Patents

サーボ制御装置

Info

Publication number
JP2002345256A
JP2002345256A JP2001143403A JP2001143403A JP2002345256A JP 2002345256 A JP2002345256 A JP 2002345256A JP 2001143403 A JP2001143403 A JP 2001143403A JP 2001143403 A JP2001143403 A JP 2001143403A JP 2002345256 A JP2002345256 A JP 2002345256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit module
phase
module
main circuit
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001143403A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hara
憲二 原
Sumio Yamamoto
純生 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2001143403A priority Critical patent/JP2002345256A/ja
Publication of JP2002345256A publication Critical patent/JP2002345256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネット対応やネットワークドライブ構成時に
不要な回路要素を持つことなく、より装置コストを低減
したサーボ制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 主回路モジュール100およびデバイス
ネットインタフェースモジュール200により、1対1
で上位コントローラと接続されてデジタル指令を受け付
けるデジタル入力サーボ構成とした場合に、サーボ演算
を行いゲートドライブ信号GDを生成する回路部分とし
て、主回路モジュール100内にCPU102およびド
ライブ回路(ASIC)103を搭載し、主回路モジュ
ール100およびデバイスネットインタフェースモジュ
ール200間における位相指令や制御情報等のデータ授
受を、シリアルインタフェース106、シリアル信号線
ケーブル150およびシリアルインタフェース204を
介して、高速シリアル伝送により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各相の上下の半導
体スイッチをブリッジ接続したインバータを備え、該イ
ンバータの各半導体スイッチの開閉により制御対象のモ
ータの速度制御または位置制御を行うサーボ制御装置に
係り、特に、デバイスネット対応やネットワークドライ
ブ構成時に不要な回路要素を持つことなくシステム構築
をすることができ、より装置コストを低減したサーボ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来のデバイスネット対応のサ
ーボ制御装置(第1従来例)の構成図を示す。図4にお
いて、第1従来例のサーボ制御装置は、主回路モジュー
ル500と、オプションのデバイスネットインタフェー
スモジュール600と、制御回路モジュール700とを
備えて構成され、制御対象のモータ511の速度制御や
位置制御を行うものである。なお、各モジュールはそれ
ぞれ基板として構成されるものである。可変速駆動され
るモータ511には、回転速度および位置を検出する手
段としてエンコーダ512が付属的に設置されている。
主回路モジュール500は、コンバータ501、CPU
502、3相インバータ504、インタフェース506
および電流検出用抵抗507を備えて構成されている。
また、デバイスネットインタフェースモジュール600
は、デバイスネットインタフェース部601、CPU6
02および2ポートRAM603を備えて構成されてい
る。さらに、制御回路モジュール700は、ADコンバ
ータ701、CPU702、制御回路(ASIC)70
3、パラメータスイッチおよびLED704並びにイン
タフェース705を備えて構成されている。先ず、主回
路モジュール500および制御回路モジュール700の
みの(構成で、デバイスネットインタフェースモジュー
ル600を接続していない)構成を考えると、この場
合、制御回路モジュール700にアナログ速度指令が与
えられ、ADコンバータ701によりデジタル速度指令
に変換された後、CPU702に読み込まれ、所定の演
算による演算結果が制御回路(ASIC)703に供給
されて、3相インバータ504のU相,V相,W相の各
相の上下のパワートランジスタをオン/オフ制御するた
めのゲートドライブ信号GDが生成される。制御回路
(ASIC)703で生成されたゲートドライブ信号G
Dは、インタフェース705および506のアイソレー
タを介して、主回路モジュール500の3相インバータ
504に供給される。また、主回路モジュール500の
電流検出用抵抗507等によって検出された電流や電圧
等はCPU502に取り込まれて電流制御等に反映され
ているが、CPU502およびCPU702間はシリア
ルインタフェースで結合されており、電流・電圧等の情
報はインタフェース506および705のアイソレータ
を介して、制御回路モジュール700のCPU702に
入力されて速度制御やベクトル制御等に反映される。ま
た、モータ511に付属のエンコーダ512からの速度
または位置検出情報は、制御回路モジュール700の制
御回路(ASIC)703に入力されて、フィードバッ
ク制御に供される。なお、制御回路モジュール700に
おいて行われるモータ制御のパラメータ設定について
は、パラメータスイッチおよびLED704により入力
および出力(確認)が行われ、また、制御回路(ASI
C)703よりアナログモニタ出力を得ることが可能で
ある。次に、オプションのデバイスネットインタフェー
スモジュール600を付加した構成を考える。デバイス
ネットインタフェースモジュール600では、デジタル
速度指令がデバイスネットインタフェース部601を介
してCPU602に読み込まれると、所定の演算による
演算結果は2ポートRAM603に書き込まれる。一
方、制御回路モジュール700のCPU702は、信号
線(データバス、アドレスバスおよび制御信号群を含
む)650を介して2ポートRAM603にアクセス可
能であり、2つのCPU602および702は、2ポー
トRAM603によって結合された構成である。次に、
図5に従来のネットワークドライブ構成のサーボ制御装
置(第2従来例)の構成図を示す。図5において、第2
従来例のサーボ制御装置は、主回路モジュール500
と、メカトロリンクインタフェースモジュール800
と、制御回路モジュール700とを備えて構成され、主
回路モジュール500、制御回路モジュール700、制
御対象のモータ511およびエンコーダ512について
は、第1従来例(図4参照)と同等である。ネットワー
クドライブ構成では、メカトロリンクインタフェースモ
ジュール800を1つのスレーブ局とし、上位のコント
ローラをマスタ局とする時、マスタ局とN個(Nは正整
数)のスレーブ局とが1対Nにマルチドロップ接続され
る。この場合、スレーブ局たる各下位コントローラは、
マスタ局たる上位コントローラから送られるデータによ
って動作制御されることになり、マスタ局(上位コント
ローラ)は、各スレーブ局(下位コントローラ)に対し
てネットワーク伝送路850を介して制御指令を送り、
必要なデータを要求する。メカトロリンクインタフェー
スモジュール800は、メカトロリンクインタフェース
部801、CPU802および2ポートRAM803を
備えて構成されている。メカトロリンクインタフェース
モジュール800では、ネットワーク850からの速度
指令がメカトロリンクインタフェース部801を介して
CPU802に読み込まれると、所定の演算による演算
結果は2ポートRAM803に書き込まれる。一方、制
御回路モジュール700のCPU702は、信号線(デ
ータバス、アドレスバスおよび制御信号群を含む)75
0を介して2ポートRAM603にアクセス可能であ
り、2つのCPU602および702は、2ポートRA
M603によって結合された構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサーボ制御装置にあっては、そもそも主回路モジュ
ール500および制御回路モジュール700の構成は、
アナログインタフェースを標準として外部からのアナロ
グ指令を受け付ける構成であるため、1対1で上位コン
トローラと接続されてデジタル指令を受け付けるための
構成や、1対Nにマルチドロップ接続されたネットワー
クドライブの構成とするためには、オプションのモジュ
ールを付加して対応しており、該オプションモジュール
装着時には、アナログインタフェース用の回路部分が無
駄な構成となっていた。また、従来のサーボ制御装置に
あっては、主回路モジュール500および制御回路モジ
ュール700間のインタフェース506および705と
して、ゲートドライブ信号GDや検出電流や電圧等があ
るが、これらをパラレルにアイソレータを介して接続す
る構成であったために、信号の本数だけ絶縁のためのア
イソレータが必要であった。本発明は、上記従来の事情
に鑑みてなされたものであって、1対1で上位コントロ
ーラと接続されてデジタル指令を受け付ける構成や、1
対Nにマルチドロップ接続されたネットワークドライブ
の構成とした場合でも、無駄な回路部分を持つことな
く、またシリアルインタフェースとすることにより信号
絶縁のアイソレータを極力低減してコストパフォーマン
スに優れたサーボ制御装置を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るサーボ制御装置は、各相の
上下の半導体スイッチをブリッジ接続したインバータ
と、前記モータに付属の位置検出手段からの位置フィー
ドバックまたは電流検出手段からの電流フィードバック
に基づく内部の位相指令、或いは、外部からの位相指令
に基づき、前記インバータの各相の上下半導体スイッチ
の開閉を制御する駆動信号を生成する駆動信号生成手段
と、前記位相指令または当該主回路モジュール内の制御
情報について、シリアル伝送路を介して他モジュールと
シリアル伝送を行う第1インタフェース手段とを備えた
主回路モジュールと、上位コントローラからの速度指令
を受信する第2インタフェース手段と、前記速度指令に
基づき前記主回路モジュールに対する位相指令を決定す
る制御手段と、前記位相指令または前記主回路モジュー
ル内の制御情報について、前記シリアル伝送路を介して
前記主回路モジュールとシリアル伝送を行う第3インタ
フェース手段とを備えた制御回路モジュールと、を具備
するものである。また、請求項2に係るサーボ制御装置
は、請求項1に記載のサーボ制御装置において、前記第
2インタフェース手段は、上位コントローラからの速度
指令をデジタル信号に変換するものである。また、請求
項3に係るサーボ制御装置は、請求項1または2に記載
のサーボ制御装置において、前記制御回路モジュール
は、他の制御回路モジュールと共により上位の制御ユニ
ットに設置されるものである。さらに、請求項4に係る
サーボ制御装置は、各相の上下の半導体スイッチをブリ
ッジ接続したインバータと、前記モータに付属の位置検
出手段からの位置フィードバックまたは電流検出手段か
らの電流フィードバックに基づく内部の位相指令、或い
は、外部からの速度指令に基づき、前記インバータの各
相の上下半導体スイッチの開閉を制御する駆動信号を生
成する駆動信号生成手段と、前記速度指令または当該主
回路モジュール内の制御情報について、シリアル伝送路
を介して他モジュールとシリアル伝送を行う第1インタ
フェース手段と、を備えた主回路モジュールをN個(N
は正整数)具備し、前記N個の主回路モジュールは、1
個の主制御モジュールと1対Nにマルチドロップ接続さ
れるものである。
【0005】本発明の請求項1,3に係るサーボ制御装
置では、主回路モジュールに、インバータ、駆動信号生
成手段および第1インタフェース手段を備え、また制御
回路モジュールに、第2インタフェース手段、制御手段
および第3インタフェース手段を備えてそれぞれ構成
し、制御回路モジュール内の第2インタフェース手段を
介して上位コントローラからの速度指令を受信すると、
制御手段により、速度指令に基づき主回路モジュールに
対する位相指令を決定し、主回路モジュール内の駆動信
号生成手段により、モータに付属の位置検出手段からの
位置フィードバックまたは電流検出手段からの電流フィ
ードバックに基づく内部の位相指令、或いは、外部から
の位相指令に基づき、インバータの各相の上下半導体ス
イッチの開閉を制御する駆動信号を生成する。これによ
り、1対1で上位コントローラと接続されてデジタル指
令を受け付ける構成とした場合でも、従来のように無駄
な回路部分を持つことがない。また、第1および第3イ
ンタフェース手段により、外部からの位相指令または主
回路モジュール内の制御情報について、シリアル伝送路
を介して制御回路モジュールとシリアル伝送を行うの
で、信号絶縁のアイソレータを極力低減してコストパフ
ォーマンスに優れたサーボ制御装置を実現できる。ま
た、本発明の請求項2,3に係るサーボ制御装置では、
主回路モジュールに、インバータ、駆動信号生成手段お
よび第1インタフェース手段を備え、また制御回路モジ
ュールに、第2インタフェース手段、制御手段および第
3インタフェース手段を備えてそれぞれ構成し、制御回
路モジュール内の第2インタフェース手段を介して上位
コントローラからの速度指令を受信してデジタル信号に
変換すると、制御手段により、速度指令に基づき主回路
モジュールに対する位相指令を決定し、主回路モジュー
ル内の駆動信号生成手段により、モータに付属の位置検
出手段からの位置フィードバックまたは電流検出手段か
らの電流フィードバックに基づく内部の位相指令、或い
は、外部からの位相指令に基づき、インバータの各相の
上下半導体スイッチの開閉を制御する駆動信号を生成す
る。これにより、1対1で上位コントローラと接続され
てアナログ指令を受け付ける構成とした場合に、第1お
よび第3インタフェース手段により、外部からの位相指
令または主回路モジュール内の制御情報について、シリ
アル伝送路を介して制御回路モジュールとシリアル伝送
を行うので、信号絶縁のアイソレータを極力低減してコ
ストパフォーマンスに優れたサーボ制御装置を実現でき
る。さらに、請求項4に係るサーボ制御装置では、主回
路モジュールに、インバータ、駆動信号生成手段および
第1インタフェース手段を備えて構成し、N個の主回路
モジュールを、1個の主制御モジュールと1対Nにマル
チドロップ接続したネットワークドライブの構成におい
て、主回路モジュール内の駆動信号生成手段により、モ
ータに付属の位置検出手段からの位置フィードバックま
たは電流検出手段からの電流フィードバックに基づく内
部の位相指令、或いは、外部からの速度指令に基づき、
インバータの各相の上下半導体スイッチの開閉を制御す
る駆動信号を生成する。これにより、1対Nにマルチド
ロップ接続されたネットワークドライブの構成とした場
合でも、従来のように無駄な回路部分を持つことがな
い。また、第1インタフェース手段により、外部からの
速度指令または主回路モジュール内の制御情報につい
て、ネットワークを介して主制御モジュールとシリアル
伝送を行うので、信号絶縁のアイソレータを極力低減し
てコストパフォーマンスに優れたサーボ制御装置を実現
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のサーボ制御装置の
実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実
施形態〕、〔第3の実施形態〕の順に、図面を参照して
詳細に説明する。 〔第1の実施形態〕図1は本発明の第1の実施形態に係
るサーボ制御装置の構成図である。図1において、本実
施形態のサーボ制御装置は、主回路モジュール100
と、デバイスネットインタフェースモジュール200と
を備えて構成され、制御対象のモータ111の速度制御
や位置制御を行うものである。なお、各モジュールはそ
れぞれ基板として構成されている。また、可変速駆動さ
れるモータ111には、回転速度および位置を検出する
手段(位置検出手段)としてエンコーダ112が付属的
に設置されている。主回路モジュール100は、コンバ
ータ101、CPU102、ドライブ回路(ASIC)
103、3相インバータ104、シリアルインタフェー
ス106および電流検出用抵抗107を備えて構成され
ている。また、デバイスネットインタフェースモジュー
ル200は、デバイスネットインタフェース部201、
CPU202、制御回路(ASIC)203およびシリ
アルインタフェース204を備えて構成されている。こ
こで、CPU102およびドライブ回路(ASIC)1
03は、モータ111に付属のエンコーダ112からの
位置フィードバックまたは電流検出用抵抗107からの
電流フィードバックに基づく内部の位相指令、或いは、
デバイスネットインタフェースモジュール200からの
位相指令に基づき、3相インバータ104のU相,V
相,W相の各相の上下のパワートランジスタをオン/オ
フ制御するゲートドライブ信号GDを生成する駆動信号
生成手段に該当する。また、シリアルインタフェース1
06は、デバイスネットインタフェースモジュール20
0からの位相指令または当該主回路モジュール100内
の制御情報について、シリアル信号線ケーブル150を
介して高速シリアル伝送を行う第1インタフェース手段
に該当する。また、デバイスネットインタフェース部2
01は、上位コントローラからの速度指令を受信する第
2インタフェース手段に該当し、CPU202および制
御回路(ASIC)203は、速度指令に基づき主回路
モジュール100に対する位相指令を決定する制御手段
に該当し、シリアルインタフェース204は、位相指令
または主回路モジュール100内の制御情報について、
シリアル信号線ケーブル150を介して高速シリアル伝
送を行う第3インタフェース手段に該当する。なお、シ
リアルインタフェース106およびシリアルインタフェ
ース204では、パルストランス等でアイソレーション
されている。本実施形態のサーボ制御装置は、商用電源
の出力をコンバータ101によって直流に変換し、該直
流電圧を3相インバータ104によってU相、V相およ
びW相の3相交流に変換してモータ111の駆動電圧を
生成する、いわゆるインバータ制御方式を用いた駆動に
より制御対象であるモータ111の速度制御または位置
制御を行うものである。なお、インバータ制御方式とし
ては、電圧制御形インバータまたはPWM制御形インバ
ータを適用可能な構成である。3相インバータ104
は、U相,V相,W相の各相に上下の半導体スイッチと
してパワートランジスタをそれぞれ備え、これらをブリ
ッジ接続した構成である。なお、3相インバータ104
の出力電圧が矩形波であることから、各パワートランジ
スタには、回生エネルギーや無効電力を処理するための
帰還ダイオードが付加されている。なお、3相インバー
タ104を構成する半導体スイッチとしては、バイポー
ラパワートランジスタや、GTO(Gate Turn Off Thyr
istor)、IGBT(Insuated Gate Bipolar Transisto
r)、パワーMOSFET(PowerMetal Oxide Semicond
uctor Field Effect Transistor)等を適用可能であ
る。本実施形態のサーボ制御装置は、1対1で上位コン
トローラと接続されてデジタル指令を受け付ける構成で
あり、先ず、デバイスネットインタフェースモジュール
200にデジタル速度指令が与えられると、デバイスネ
ットインタフェース部201を介してデジタル速度指令
がCPU202に読み込まれ、CPU202および制御
回路(ASIC)203により、該デジタル速度指令に
基づき主回路モジュール100に対する位相指令を決定
し、シリアルインタフェース204、シリアル信号線ケ
ーブル150およびシリアルインタフェース106を介
して、ドライブ回路(ASIC)103に供給される。
CPU102およびドライブ回路(ASIC)103で
は、エンコーダ112からの位置フィードバックまたは
電流検出用抵抗107からの電流フィードバックに基づ
く内部の位相指令、或いは、デバイスネットインタフェ
ースモジュール200からの位相指令に基づきゲートド
ライブ信号GDを生成し、3相インバータ104に該ゲ
ートドライブ信号GDを供給してU相,V相,W相の各
相の上下のパワートランジスタをオン/オフ制御する。
このように、本実施形態のサーボ制御装置では、主回路
モジュール100およびデバイスネットインタフェース
モジュール200により、1対1で上位コントローラと
接続されてデジタル指令を受け付けるデジタル入力サー
ボ構成とした場合に、第1従来例(図4参照)のよう
に、アナログ指令の入力系統などの無駄な回路部分を持
つことがない。また、サーボ演算を行いゲートドライブ
信号GDを生成する回路部分として、主回路モジュール
100内にCPU102およびドライブ回路(ASI
C)103を搭載し、主回路モジュール100およびデ
バイスネットインタフェースモジュール200間におけ
る位相指令や制御情報等のデータ授受を、シリアルイン
タフェース106、シリアル信号線ケーブル150およ
びシリアルインタフェース204を介して、高速シリア
ル伝送により行うので、第1従来例(図4参照)と比較
して、信号絶縁のアイソレーションを通信部分の1箇所
に低減することができ、回路部品点数の削減が可能とな
り、コストパフォーマンスに優れたサーボ制御装置を実
現できる。
【0007】〔第2の実施形態〕図2は本発明の第2の
実施形態に係るサーボ制御装置の構成図である。図2に
おいて、本実施形態のサーボ制御装置は、主回路モジュ
ール100と、アナログインタフェースモジュール30
0とを備えて構成され、主回路モジュール100、制御
対象のモータ111およびエンコーダ112について
は、第1の実施形態(図1参照)と同等である。アナロ
グインタフェースモジュール300は、ADコンバータ
301、CPU302、制御回路(ASIC)303、
パラメータスイッチおよびLED304並びにシリアル
インタフェース305を備えて構成されている。ここ
で、ADコンバータ301は、上位コントローラからの
速度指令を受信してデジタル信号に変換する第2インタ
フェース手段に該当し、CPU302および制御回路
(ASIC)303は、速度指令に基づき主回路モジュ
ール100に対する位相指令を決定する制御手段に該当
し、シリアルインタフェース305は、位相指令または
主回路モジュール100内の制御情報について、シリア
ル信号線ケーブル150を介して高速シリアル伝送を行
う第3インタフェース手段に該当する。本実施形態のサ
ーボ制御装置は、1対1で上位コントローラと接続され
てアナログ指令を受け付ける構成であり、先ず、アナロ
グインタフェースモジュール300にアナログ速度指令
が与えられると、ADコンバータ301によりデジタル
速度指令に変換された後、CPU302に読み込まれ、
CPU302および制御回路(ASIC)303によ
り、該速度指令に基づき主回路モジュール100に対す
る位相指令を決定し、シリアルインタフェース305、
シリアル信号線ケーブル250およびシリアルインタフ
ェース106を介して、ドライブ回路(ASIC)10
3に供給される。CPU102およびドライブ回路(A
SIC)103では、エンコーダ112からの位置フィ
ードバックまたは電流検出用抵抗107からの電流フィ
ードバックに基づく内部の位相指令、或いは、アナログ
インタフェースモジュール300からの位相指令に基づ
きゲートドライブ信号GDを生成し、3相インバータ1
04に該ゲートドライブ信号GDを供給してU相,V
相,W相の各相の上下のパワートランジスタをオン/オ
フ制御する。このように、本実施形態のサーボ制御装置
では、主回路モジュール100およびアナログインタフ
ェースモジュール300により、1対1で上位コントロ
ーラと接続されてアナログ指令を受け付けるアナログ入
力サーボ構成とした場合に、サーボ演算を行いゲートド
ライブ信号GDを生成する回路部分として、主回路モジ
ュール100内にCPU102およびドライブ回路(A
SIC)103を搭載し、主回路モジュール100およ
びアナログインタフェースモジュール300間における
位相指令や制御情報等のデータ授受を、シリアルインタ
フェース106、シリアル信号線ケーブル250および
シリアルインタフェース305を介して、シリアル伝送
により行うので、第1従来例(図4参照)と比較して、
信号絶縁のアイソレータを1箇所に低減することがで
き、回路部品点数の削減が可能となり、コストパフォー
マンスに優れたサーボ制御装置を実現できる。
【0008】〔第3の実施形態〕図3は本発明の第3の
実施形態に係るサーボ制御装置の構成図である。図3に
おいて、本実施形態のサーボ制御装置は、主回路モジュ
ール100を備えて構成され、主回路モジュール10
0、制御対象のモータ111およびエンコーダ112に
ついては、第1の実施形態(図1参照)と同等である。
本実施形態のサーボ制御装置は、N個(Nは正整数)の
主回路モジュール100をスレーブ局とし、1個の主制
御モジュール(図示せず;前述の上位のコントローラに
該当)をマスタ局として1対Nにマルチドロップ接続し
て、ネットワークドライブ構成としたものであり、この
場合、スレーブ局たる各主回路モジュール100は、マ
スタ局たる上位コントローラから送られるデータや指令
によって動作制御されることになり、主制御モジュール
(マスタ局)は、各主回路モジュール100に対してネ
ットワーク伝送路350を介して制御指令等を送り、必
要なデータを要求する。主回路モジュール100内のC
PU102およびドライブ回路(ASIC)103で
は、エンコーダ112からの位置フィードバックまたは
電流検出用抵抗107からの電流フィードバックに基づ
く内部の位相指令、或いは、シリアルインタフェース部
106を介して受信した主制御モジュールからの速度指
令に基づきゲートドライブ信号GDを生成し、3相イン
バータ104に該ゲートドライブ信号GDを供給してU
相,V相,W相の各相の上下のパワートランジスタをオ
ン/オフ制御する。このように、本実施形態のサーボ制
御装置では、1対Nにマルチドロップ接続されたネット
ワークドライブの構成とした場合でも、第2従来例(図
5参照)のようにメカトロリンクインタフェースモジュ
ール800や制御回路モジュール700といったオプシ
ョンモジュールを持つことがない。また、第1インタフ
ェース手段により、主制御モジュールからの速度指令ま
たは主回路モジュール100内の制御情報について、ネ
ットワーク伝送路350を介して主制御モジュールとシ
リアル伝送を行うので、第2従来例(図5参照)と比較
して、信号絶縁のアイソレータを1箇所に低減すること
ができ、回路部品点数の削減が可能となり、コストパフ
ォーマンスに優れたサーボ制御装置を実現できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーボ制
御装置によれば、主回路モジュールに、インバータ、駆
動信号生成手段および第1インタフェース手段を備え、
また制御回路モジュールに、第2インタフェース手段、
制御手段および第3インタフェース手段を備えてそれぞ
れ構成し、主回路モジュール内の駆動信号生成手段によ
り、モータに付属の位置検出手段からの位置フィードバ
ックまたは電流検出手段からの電流フィードバックに基
づく内部の位相指令、或いは、外部からの位相指令に基
づき、インバータの各相の上下半導体スイッチの開閉を
制御する駆動信号を生成することとしたので、1対1で
上位コントローラと接続されてデジタル指令やアナログ
指令を受け付ける構成とした場合でも、従来のように無
駄な回路部分を持つことがなく、また、第1および第3
インタフェース手段により、外部からの位相指令または
主回路モジュール内の制御情報について、シリアル伝送
路を介して制御回路モジュールとシリアル伝送を行うの
で、信号絶縁のアイソレータを極力低減してコストパフ
ォーマンスに優れたサーボ制御装置を提供することがで
きる。また、本発明のサーボ制御装置によれば、主回路
モジュールに、インバータ、駆動信号生成手段および第
1インタフェース手段を備えて構成し、N個の主回路モ
ジュールを、1個の主制御モジュールと1対Nにマルチ
ドロップ接続したネットワークドライブの構成におい
て、主回路モジュール内の駆動信号生成手段により、モ
ータに付属の位置検出手段からの位置フィードバックま
たは電流検出手段からの電流フィードバックに基づく内
部の位相指令、或いは、外部からの速度指令に基づき、
インバータの各相の上下半導体スイッチの開閉を制御す
る駆動信号を生成することとしたので、1対Nにマルチ
ドロップ接続されたネットワークドライブの構成とした
場合でも、従来のように無駄な回路部分を持つことがな
く、また、第1インタフェース手段により、外部からの
速度指令または主回路モジュール内の制御情報につい
て、ネットワークを介して主制御モジュールとシリアル
伝送を行うので、信号絶縁のアイソレータを極力低減し
てコストパフォーマンスに優れたサーボ制御装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るサーボ制御装置
の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るサーボ制御装置
の構成図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るサーボ制御装置
の構成図である。
【図4】従来のデバイスネット対応のサーボ制御装置
(第1従来例)の構成図である。
【図5】従来のネットワークドライブ構成のサーボ制御
装置(第2従来例)の構成図である。
【符号の説明】
100,500 主回路モジュール 101,501 コンバータ 102,502 CPU 103 ドライブ回路(ASIC) 104,504 3相インバータ 106,204,305 シリアルインタフェース 506,705 インタフェース 107,507 電流検出用抵抗 GD ゲートドライブ信号 111,511 モータ 112,512 エンコーダ 150,250,350 シリアル信号線ケーブル 200,600 デバイスネットインタフェースモジ
ュール 201,601 デバイスネットインタフェース部 202,602,802 CPU 203 制御回路(ASIC) 603,803 2ポートRAM 650,750 信号線 300 アナログインタフェースモジュール 700 制御回路モジュール 301,701 ADコンバータ 302,702 CPU 303,703 制御回路(ASIC) 304,704 パラメータスイッチおよびLED 800 メカトロリンクインタフェースモジュール 801 メカトロリンクインタフェース部 350,850 ネットワーク伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA05 BB06 CA01 CB05 CC23 DA03 DB01 DB07 DC04 DC07 EA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各相の上下の半導体スイッチをブリッジ
    接続したインバータと、前記モータに付属の位置検出手
    段からの位置フィードバックまたは電流検出手段からの
    電流フィードバックに基づく内部の位相指令、或いは、
    外部からの位相指令に基づき、前記インバータの各相の
    上下半導体スイッチの開閉を制御する駆動信号を生成す
    る駆動信号生成手段と、前記位相指令または当該主回路
    モジュール内の制御情報について、シリアル伝送路を介
    して他モジュールとシリアル伝送を行う第1インタフェ
    ース手段と、を備えた主回路モジュールと、 上位コントローラからの速度指令を受信する第2インタ
    フェース手段と、前記速度指令に基づき前記主回路モジ
    ュールに対する位相指令を決定する制御手段と、前記位
    相指令または前記主回路モジュール内の制御情報につい
    て、前記シリアル伝送路を介して前記主回路モジュール
    とシリアル伝送を行う第3インタフェース手段と、を備
    えた制御回路モジュールと、を有することを特徴とする
    サーボ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2インタフェース手段は、上位コ
    ントローラからの速度指令をデジタル信号に変換するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のサーボ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路モジュールは、他の制御回
    路モジュールと共により上位の制御ユニットに設置され
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のサーボ制
    御装置。
  4. 【請求項4】 各相の上下の半導体スイッチをブリッジ
    接続したインバータと、前記モータに付属の位置検出手
    段からの位置フィードバックまたは電流検出手段からの
    電流フィードバックに基づく内部の位相指令、或いは、
    外部からの速度指令に基づき、前記インバータの各相の
    上下半導体スイッチの開閉を制御する駆動信号を生成す
    る駆動信号生成手段と、前記速度指令または当該主回路
    モジュール内の制御情報について、シリアル伝送路を介
    して他モジュールとシリアル伝送を行う第1インタフェ
    ース手段と、を備えた主回路モジュールをN個(Nは正
    整数)有し、 前記N個の主回路モジュールは、1個の主制御モジュー
    ルと1対Nにマルチドロップ接続されることを特徴とす
    るサーボ制御装置。
JP2001143403A 2001-05-14 2001-05-14 サーボ制御装置 Pending JP2002345256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143403A JP2002345256A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 サーボ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143403A JP2002345256A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 サーボ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002345256A true JP2002345256A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18989556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143403A Pending JP2002345256A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 サーボ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002345256A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245129A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Toyo Electric Mfg Co Ltd 同期制御用通信装置
JP2007068344A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sanyo Electric Co Ltd モータ速度制御集積回路
US9493076B2 (en) 2014-05-14 2016-11-15 Denso Corporation Rotating electric machine control system
JP2019057985A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 三菱電機株式会社 パワーモジュール
CN115442178A (zh) * 2022-08-31 2022-12-06 广东美的智能科技有限公司 多轴伺服总线控制电路及多轴伺服***

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245129A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Toyo Electric Mfg Co Ltd 同期制御用通信装置
JP4573540B2 (ja) * 2004-02-26 2010-11-04 東洋電機製造株式会社 同期制御用通信装置
JP2007068344A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sanyo Electric Co Ltd モータ速度制御集積回路
JP4746942B2 (ja) * 2005-08-31 2011-08-10 三洋電機株式会社 モータ速度制御集積回路
US9493076B2 (en) 2014-05-14 2016-11-15 Denso Corporation Rotating electric machine control system
JP2019057985A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 三菱電機株式会社 パワーモジュール
CN115442178A (zh) * 2022-08-31 2022-12-06 广东美的智能科技有限公司 多轴伺服总线控制电路及多轴伺服***
CN115442178B (zh) * 2022-08-31 2023-12-15 广东美的智能科技有限公司 多轴伺服总线控制电路及多轴伺服***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1307783C (zh) 电机控制***
JP3421277B2 (ja) モータ駆動制御装置およびモータ駆動制御方法
EP2421140A1 (en) Inverter device, electric motor drive device, refrigeration/air-conditioning device, and electric power generation system
JP2008017553A (ja) 三台一体型acサーボ駆動装置
US8248009B2 (en) Motor controller having integrated communications configurations
US11489474B2 (en) Driving device for rotating electric machine
CA2831436A1 (en) Converter assembly, method for producing a converter assembly and method for operating a converter assembly
US9361260B2 (en) Master device that changes data communication speed when preparation to drive motor is completed
JP2002345256A (ja) サーボ制御装置
JP2007267480A (ja) サーボ制御装置とそれを利用するサーボシステム
EP1495533B1 (en) Power converter
CN108233783B (zh) 一种双电机三桥臂逆变器及其控制方法
US20120299523A1 (en) Motor driving device, integrated circuit device, motor apparatus and motor driving system
CN108173472B (zh) 一种双三相电机五相逆变器及控制方法
US8952636B2 (en) Data communication device that carries out serial communication in order to control motor
JP2002315389A (ja) 電動機制御装置
KR20100070826A (ko) 다중 모터 제어 시스템 및 방법
WO2021195945A1 (zh) 一种多电机驱动电路及其控制方法
US20200328715A1 (en) PWM Streaming Serial Interface to Simultaneously Control Multiple BLDC Motors
US11159116B2 (en) Motor control device and motor control system
JPH1177573A (ja) ロボット制御装置
CN220210167U (zh) 一种多电机传动装置及***
JP6572814B2 (ja) 電力変換装置
JP4397244B2 (ja) インバータ装置
JP5429536B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050727

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081224