JP2002329779A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002329779A
JP2002329779A JP2001130459A JP2001130459A JP2002329779A JP 2002329779 A JP2002329779 A JP 2002329779A JP 2001130459 A JP2001130459 A JP 2001130459A JP 2001130459 A JP2001130459 A JP 2001130459A JP 2002329779 A JP2002329779 A JP 2002329779A
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Atsushi Ishii
敦司 石井
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビアファースト法のデュアルダマシンプロセ
スにおいて、配線溝用のレジストパターンを形成する際
にハレーションを抑制でき、高精度に配線層を形成する
ことのできる半導体装置およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体基板1上に層間絶縁膜115を形
成し、さらに層間絶縁膜115上に反射防止膜114と
してSiON膜25とSiO膜26との積層膜を形成す
る。その後、反射防止膜114および層間絶縁膜115
をエッチングしてビア116を形成し、ビア116内
に、その表面が後に形成する配線溝120の深さよりも
低くなるようにレジストプラグ118を形成する。その
後、配線溝用のレジストパターンをマスクとして配線溝
120を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置および
その製造方法に関し、特にデュアルダマシンを用いた2
層以上の配線層を有する多層配線構造および製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化および微細
化に伴い、配線工程においても多層化、高集積化が進ん
でいる。従来、配線工程ではレジスト単体もしくはハー
ドマスクをマスクとして、金属膜をエッチング加工する
ことにより配線を形成していた。しかし、上記のような
方法では微細化に限界が見えてきている。
【0003】そこで、回避策として絶縁膜にビアとなる
ホールと配線となる溝(トレンチ)とを予め形成し、そ
の後ホールと溝とに金属膜を埋込むことにより配線を行
うダマシンプロセスが提案され実用化に至っている。
【0004】ダマシンプロセスのうち、現在はデュアル
ダマシンプロセスが主流である。デュアルダマシンプロ
セスにはビアを加工した後、溝を形成するビアファース
ト法と、溝を先に形成してビアを加工するトレンチファ
ースト法とがある。
【0005】一般に、デザインルールが緩い、0.2μ
m以前のデバイスではトレンチファースト法が主流であ
ったが、デザインルールが厳しい、0.13μm以降の
デバイスではビアファースト法が選択されている。これ
は微細化とともにホールの加工が困難になり、ホールと
溝とのパターンが重ねずれを起こした場合、ホール内で
エッチング量が異なる等の問題点が発生するためであ
る。
【0006】図11〜図15は従来の多層配線工程を示
す工程断面図であり、第1の配線層をシングルダマシン
法で、第2の配線層をデュアルダマシン法で形成してい
る。図に従って順次説明を行う。まず、図11(a)に
示すように、トランジスタ、抵抗素子や容量素子(図示
は省略する)を予め形成した半導体基板1上に絶縁膜2
を形成し、平坦化する。(以下、半導体基板1は省略し
て図示する) 次に、図11(b)に示すように、絶縁膜2上に写真製
版工程を用いてレジストパターン3を形成する。
【0007】次に、図11(c)に示すように、レジス
トパターン3をマスクとして、所望の配線高さとなるよ
うに絶縁膜2に異方性エッチングを施し、配線溝5を形
成する。次に、図11(d)に示すように、レジストパ
ターン3を酸素プラズマを用いてアッシングし、ウエッ
ト処理によりポリマーの除去を行って第1の配線溝5を
形成する。
【0008】次に、図12(a)に示すように、全面に
バリアメタル6として、リアクティブイオンスパッタで
形成したTaNを30nm程度形成する。連続して、メ
ッキの際のシード層7となるCuを200nm程度スパ
ッタ法で形成する。次に、図12(b)に示すように、
硫酸銅溶液中でシード層7に電荷を供給する電解メッキ
法で、全面に銅膜を500nm程度成長させた後、40
0℃以下の低温でアニールを施して銅の金属性を整え、
金属膜8を形成する。
【0009】次に、図12(c)に示すように、化学機
械研磨法(以下、CMP法と称す)を用いて、第1の配
線溝5内以外の金属膜8およびバリアメタル6、シード
層7を除去して、第1の配線溝5内にのみ金属膜8を埋
込み、第1の配線層9を形成する。次に、図12(d)
に示すように、全面に第1の絶縁膜10として、第1の
配線層9である銅の酸化防止用の絶縁膜であるシリコン
窒化膜をプラズマCVD法で50nm程度形成する。
【0010】次に、図13(a)に示すように、全面に
第2の絶縁膜13として、シリコン酸化膜にフッ素をド
ープし、比誘電率3.7程度に下げた低誘電率絶縁膜1
1と絶縁性に優れたノンドープのシリコン酸化膜12と
の積層膜をプラズマCVD法で700nm程度形成す
る。
【0011】次に、図13(b)に示すように、全面に
反射防止膜14として、Si,O,Nの組成比を制御し
たSiON膜をプラズマCVD法で50〜100nm程
度形成する。このSiON膜はSi,O,Nの組成比を
変化させることで所望の屈折率(n)と吸収係数(k)
が得られ、さらに膜厚を制御することによって、写真製
版時の光の波長に適した反射防止膜として機能する。第
1の絶縁膜10と第2の絶縁膜13と反射防止膜14と
で層間絶縁膜15を形成している。
【0012】次に、図13(c)に示すように、ビアを
形成するためのレジストパターン(図示なし)をマスク
として、CHF3/O2ガスで2〜3mTorrの圧
力、1500W程度のECRプラズマを発生させること
によって、反応性異方エッチングを用いて層間絶縁膜1
5にホールを形成する。このとき、第1の絶縁膜10は
エッチングストッパとして機能する。
【0013】その後、酸素プラズマを用いてレジストパ
ターンをアッシングし、ウエット処理によるポリマー除
去を行ってビア16を形成する。このとき、ビア16近
傍は他の部分に比べてレジストの消失が速い。したがっ
て、ビア16近傍の反射防止膜14は他の部分に比べて
酸素プラズマに長く晒されることになり、反射防止膜1
4表面の酸化は、ビア16近傍において特に進行する。
その結果、ビア16近傍の反射防止膜14の反射率が変
動してしまう。
【0014】次に、図13(d)に示すように、全面に
有機材料であるレジスト17を塗布する。このとき、有
機材料はレジスト17に限ることなく、感光剤を調合し
ない樹脂材料であってもよい。
【0015】次に、図14(a)に示すように、レジス
ト17を酸素RIEで全面エッチバックしてビア16中
にのみレジスト17を残すことによりレジストプラグ1
8を形成する。このレジストプラグ18は、配線のため
の溝を形成する際のエッチング時においてビア16径の
広がりを防ぐとともに、ビア16底を保護する。
【0016】次に、図14(b)に示すように、ネガタ
イプのレジストを用いて写真製版を行い、第2の配線溝
用のレジストパターン19を形成する。このとき、ビア
16近傍の反射防止膜14の表面の反射率が変動するこ
とやレジストプラグ18の表面からの反射光によってハ
レーションが起こる。その結果、レジストパターン19
は底部に変形部19aを生じてしまう。次に、図14
(c)に示すように、レジストパターン19をマスクと
して第2の絶縁膜13を平行平板型の電極を持つ反応性
異方性エッチングにより、所望の配線高さ、例えば30
0nm程度の深さに第2の配線溝20を形成する。
【0017】次に、図14(d)に示すように、レジス
トパターン19およびレジストプラグ18を酸素プラズ
マを用いて同時にアッシングし、ウエット処理によって
ポリマーを除去してビア16と第2の配線溝20を完成
する。このとき、レジストパターン19の変形部19a
のために、第2の配線溝20は所望の寸法よりも大きく
形成されてしまう。次に、図15(a)に示すように、
全面エッチバックして、ビア16底に露出した第1の絶
縁膜10と反射防止膜14とを同時に除去する。
【0018】次に、図15(b)に示すように、全面に
バリアメタル21として、リアクティブイオンスパッタ
で形成したTaNを30nm程度形成する。連続して、
メッキの際のシード層22となるCuを200nm程度
スパッタ法で形成する。その後、硫酸銅溶液中でシード
層22に電荷を供給する電解メッキ法で、全面に銅膜を
500nm程度成長させた後、400℃以下の低温でア
ニールを施して銅の金属性を整え、金属膜23を形成す
る。
【0019】次に、図15(c)に示すように、化学機
械研磨法(以下、CMP法と称す)を用いて、第2の配
線溝20およびビア16内以外の金属膜23およびバリ
アメタル21、シード層22を除去して、第2の配線溝
5およびビア16内にのみ金属膜23を埋込み、第1の
配線層9上に第2の配線層24を形成する。この後、所
定の工程を経て半導体装置が完成される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の多層配線工程は
以上のようであり、第2の配線層をビアファースト法の
デュアルダマシン法で形成している。この場合、第2の
配線溝用のレジストパターンを形成する際にハレーショ
ンが起こり、図16に示すように、レジストパターンが
変形するという問題点があった。
【0021】これは、図13(c)に示すように、酸素
プラズマを用いてビア用のレジストパターンをアッシン
グする際に、ビア16近傍の反射防止膜14の表面が酸
素プラズマによって酸化され、反射率が変動することに
よりハレーションが発生するためである。
【0022】また、図14(b)に示すように、配線溝
用のレジストパターン19を写真製版する際の光の波長
とレジストプラグ18の材料とによってはレジストプラ
グ18の表面からの反射光によってもハレーションが発
生する。この反射光の強弱はレジストプラグ18の高さ
に依存している。
【0023】つまり、ビアファースト法のデュアルダマ
シンプロセスにおいて、反射防止膜表面の酸化による反
射率の変動やビア内のレジストプラグの材料、高さ等の
原因で、配線溝用のレジストパターンを写真製版して形
成する際に、ハレーションが起こり、レジストパターン
が変形して形成され、高精度に配線溝を形成することが
できず、デザインルールが0.1ミクロン以下の場合に
は配線ショートを起こす可能性があるという問題点があ
った。
【0024】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ビアファースト法のデュアルダ
マシンプロセスにおいて、配線溝用のレジストパターン
を形成する際にハレーションを抑制でき、高精度に配線
層を形成することのできる半導体装置およびその製造方
法を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置は、反射防止膜が、2層以上の積層膜にて
成るようにしたものである。
【0026】この発明の請求項2に係る半導体装置は、
反射防止膜は、その最上層がSiO膜にて成るようにし
たものである。
【0027】この発明の請求項3に係る半導体装置は、
反射防止膜は、SiON膜と、SiN膜または上記Si
ON膜とは組成比の異なるSiON膜との積層膜にて成
るようにしたものである。
【0028】この発明の請求項4に係る半導体装置の製
造方法は、反射防止膜を、2層以上の積層膜にて形成す
るようにしたものである。
【0029】この発明の請求項5に係る半導体装置の製
造方法は、レジストプラグを形成する工程において、上
記レジストプラグの上面位置が上記配線溝底面位置より
も低くなるように形成されているようにしたものであ
る。
【0030】この発明の請求項6に係る半導体装置の製
造方法は、レジストプラグを形成する工程は、ビア内を
含む全面に形成されたレジストを現像液で溶解して形成
するようにしたものである。
【0031】この発明の請求項7に係る半導体装置の製
造方法は、レジストプラグを形成する工程は、ビア内を
含む全面に形成されたポジ型レジストを全面露光した
後、現像して形成するようにしたものである。
【0032】この発明の請求項8に係る半導体装置の製
造方法は、レジストプラグは、配線溝用のレジストパタ
ーン転写時に用いる光の波長を吸収する材料からなるよ
うにしたものである。この発明の請求項9に係る半導体
装置の製造方法は、第1の配線層と絶縁膜との間にスト
ッパ膜を形成し、絶縁膜にビアを形成する際に、ストッ
パ膜をストッパとして形成し、ビアにて露出したストッ
パ膜の除去は、配線溝を形成した後で、第2の配線層を
形成する前に、全面エッチバックにより反射防止膜の除
去と同時に行うものである。
【0033】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図5はこの
発明の実施の形態1の多層配線工程を示す工程断面図で
あり、第1の配線層をシングルダマシン法で、第2の配
線層をデュアルダマシン法で形成している。図に従って
順次説明を行う。まず、図1(a)に示すように、トラ
ンジスタ、抵抗素子や容量素子(図示は省略する)を予
め形成した半導体基板1上に絶縁膜2を形成し、平坦化
する。(以下、半導体基板1は省略して図示する)次
に、図1(b)に示すように、絶縁膜2上に写真製版工
程を用いてレジストパターン3を形成する。
【0034】次に、図1(c)に示すように、レジスト
パターン3をマスクとして、所望の配線高さとなるよう
に絶縁膜2に異方性エッチングを施し、配線溝5を形成
する。次に、図1(d)に示すように、レジストパター
ン3を酸素プラズマを用いてアッシングし、ウエット処
理によりポリマーの除去を行って第1の配線溝5を形成
する。
【0035】次に、図2(a)に示すように、全面にバ
リアメタル6として、リアクティブイオンスパッタで形
成したTaNを30nm程度形成する。連続して、メッ
キの際のシード層7となるCuを200nm程度スパッ
タ法で形成する。次に、図2(b)に示すように、硫酸
銅溶液中でシード層7に電荷を供給する電解メッキ法
で、全面に銅膜を500nm程度成長させた後、400
℃以下の低温でアニールを施して銅の金属性を整え、金
属膜8を形成する。
【0036】次に、図2(c)に示すように、化学機械
研磨法(以下、CMP法と称す)を用いて、第1の配線
溝5内以外の金属膜8およびバリアメタル6、シード層
7を除去して、第1の配線溝5内にのみ金属膜8を埋込
み、第1の配線層9を形成する。ここでは第1の配線層
9をシングルダマシン法で形成した場合について説明し
たが、これに限ることなくどのような方法で形成しても
よい。次に、図2(d)に示すように、全面にストッパ
膜としての第1の絶縁膜10として、第1の配線層9で
ある銅の酸化防止用の絶縁膜であるシリコン窒化膜をプ
ラズマCVD法で50nm程度形成する。
【0037】次に、図3(a)に示すように、全面に絶
縁膜としての第2の絶縁膜13として、シリコン酸化膜
にフッ素をドープし、比誘電率3.7程度に下げた低誘
電率絶縁膜11と絶縁性に優れたノンドープのシリコン
酸化膜12との積層膜をプラズマCVD法で700nm
程度形成する。
【0038】次に、図3(b)に示すように、全面に、
Si,O,Nの組成比を制御したSiON膜25をプラ
ズマCVD法で40〜50nm程度形成する。さらに、
その上にシリコン酸化膜(SiO膜)を犠牲膜26とし
て10〜50nm程度形成し、SiON膜25と犠牲膜
26との積層膜からなる反射防止膜114を形成する。
第1の絶縁膜10と第2の絶縁膜13と反射防止膜11
4とで層間絶縁膜115を形成している。
【0039】反射防止膜114は2層以上の積層膜にす
ることで、膜内多重反射を利用して単層膜より反射率を
抑制できる。さらに、犠牲膜26がシリコン酸化膜(S
iO膜)であるので、反射防止膜114の表面酸化を防
止できる。
【0040】次に、図3(c)に示すように、ビアを形
成するためのレジストパターン(図示なし)をマスクと
して、CHF3/O2ガスで2〜3mTorrの圧力、
1500W程度のECRプラズマを発生させることによ
って、反応性異方エッチングを用いて層間絶縁膜115
にホールを形成する。このとき、第1の絶縁膜10はエ
ッチングストッパとして機能する。
【0041】その後、酸素プラズマを用いてレジストパ
ターンをアッシングし、ウエット処理によるポリマー除
去を行ってビア116を形成する。このとき、ビア11
6近傍は他の部分に比べてレジストの消失が速い。した
がって、ビア116近傍の反射防止膜114は他の部分
に比べて酸素プラズマに長く晒されることになる。しか
し、犠牲膜26をシリコン酸化膜(SiO膜)で形成し
ているので、反射防止膜114の表面酸化を防止でき
る。
【0042】次に、図3(d)に示すように、全面に有
機材料であるレジスト117を塗布する。このとき、有
機材料は後のレジストパターン転写時に用いる光の波長
を吸収する材料を使用する。また、レジスト117に限
ることなく、感光剤を調合しない樹脂材料であってもよ
い。また、反射率の低いSOG膜やSOD膜等の塗布系
の絶縁膜であってもよい。
【0043】次に、図4(a)に示すように、レジスト
117を酸素RIEで全面エッチバックしてビア116
中にのみレジスト117を残すことによりレジストプラ
グ118を形成する。このレジストプラグ118は、配
線のための溝を形成する際のエッチング時においてビア
116径の広がりを防ぐとともに、ビア116底を保護
する。
【0044】このとき、レジストプラグ118の表面の
反射光をできるだけ抑えるために、レジストプラグ11
8の表面は層間絶縁膜115表面から離して形成する方
が望ましく、レジストプラグ118の表面が後に形成さ
れる第2の配線溝120の深さよりも低くなるように形
成する。しかし、少なくとも第2の配線溝120用のエ
ッチングの際にレジストプラグ118が消失することの
ない程度のレジストプラグ118高は必要である。
【0045】次に、図4(b)に示すように、ネガタイ
プのレジストを用いて写真製版を行い第2の配線溝用の
レジストパターン119を形成する。このとき、反射防
止膜114は2層以上の積層膜として形成することによ
って反射率を安定して抑制することができる。さらに、
レジストプラグ118を層間絶縁膜115表面よりでき
るだけ離し、後に形成される第2の配線溝120の深さ
よりも低くなるように形成している。これらのことか
ら、ハレーションを抑制することができ、レジストパタ
ーン119の変形を抑制することができる。
【0046】次に、図4(c)に示すように、レジスト
パターン119をマスクとして第2の絶縁膜13を平行
平板型の電極を持つ反応性異方性エッチングにより、所
望の配線高さ、例えば300nm程度の深さに第2の配
線溝120を形成する。
【0047】次に、図4(d)に示すように、レジスト
パターン119およびレジストプラグ118を酸素プラ
ズマを用いて同時にアッシングし、ウエット処理によっ
てポリマーを除去してビア116と第2の配線溝120
を完成する。このとき、レジストパターン119の形成
時にハレーションを抑制することができるので、レジス
トパターン119は変形することなく、第2の配線溝1
20はレジストパターン119の寸法どおり高精度に形
成することができる。
【0048】次に、図5(a)に示すように、全面エッ
チバックして、ビア116底に露出した第1の絶縁膜1
0(ストッパ膜)と反射防止膜114とを同時に除去す
る。次に、図5(b)に示すように、全面にバリアメタ
ル21として、リアクティブイオンスパッタで形成した
TaNを30nm程度形成する。連続して、メッキの際
のシード層22となるCuを200nm程度スパッタ法
で形成する。その後、硫酸銅溶液中でシード層22に電
荷を供給する電解メッキ法で、全面に銅膜を500nm
程度成長させた後、400℃以下の低温でアニールを施
して銅の金属性を整え、金属膜23を形成する。
【0049】次に、図5(c)に示すように、化学機械
研磨法(以下、CMP法と称す)を用いて、第2の配線
溝120およびビア116内以外の金属膜23およびバ
リアメタル21、シード層22を除去して、第2の配線
溝5およびビア16内にのみ金属膜23を埋込み、第1
の配線層9上に第2の配線層124を形成する。この
後、所定の工程を経て半導体装置が完成される。
【0050】このようにして、層間絶縁膜表面の反射防
止膜を積層膜とすることにより、層間絶縁膜上にレジス
トパターンを形成する際に、転写時の反射率を安定して
低くすることができる。また、ビア中のレジストプラグ
の材料を転写時の光に対して反射率の低いものを選択す
ることや、レジストプラグの表面位置を層間絶縁膜表面
からなるべく離し、第2の配線溝の深さよりも低くなる
ように形成したので、プラグ表面からの反射を抑制する
ことができる。従って、ビアファースト法のデュアルダ
マシン法において、配線溝を形成する際のハレーション
によるレジストパターンの変形を防止することができ
る。尚、上記実施の形態1においては、第1の絶縁膜1
0(ストッパ膜)を形成する例を示したが、これに限ら
れることはなく、例えばビア形成時のエッチング条件の
変更などによりストッパ膜を必要としない場合など、適
宜ストッパ膜(第1の絶縁膜10)を形成することなく
行われる場合も考えられることは言うまでもない。
【0051】実施の形態2.上記実施の形態1ではビア
形成時に第1の絶縁膜をエッチングストッパとして使用
した例を示したが、ここでは第1の絶縁膜を他の層間絶
縁膜と同時にエッチングしてビアを形成する方法につい
て説明する。
【0052】図6〜8は実施の形態2の多層配線工程を
示す工程断面図であり、第1の配線層をシングルダマシ
ン法で、第2の配線層をデュアルダマシン法で形成して
いる。ここで、図6に至る工程は実施の形態1の図1お
よび図2と同様であるので、詳しい説明は省略する。
【0053】次に、図6(a)に示すように、全面に第
2の絶縁膜13として、シリコン酸化膜にフッ素をドー
プし、比誘電率3.7程度に下げた低誘電率絶縁膜11
と絶縁性に優れたノンドープのシリコン酸化膜12との
積層膜をプラズマCVD法で700nm程度形成する。
【0054】次に、図6(b)に示すように、全面に、
Si,O,Nの組成比を制御したSiON膜25をプラ
ズマCVD法で40〜50nm程度形成する。さらに、
その上にシリコン酸化膜(SiO膜)を犠牲膜26とし
て10〜50nm程度形成し、SiON膜25と犠牲膜
26との積層膜からなる反射防止膜114を形成する。
第1の絶縁膜10と第2の絶縁膜13と反射防止膜11
4とで層間絶縁膜115を形成している。
【0055】次に、図6(c)に示すように、ビアを形
成するためのレジストパターン(図示なし)をマスクと
して、CHF3/O2ガスで2〜3mTorrの圧力、
1500W程度のECRプラズマを発生させることによ
って、反応性異方エッチングを用いて層間絶縁膜115
にホールを形成する。
【0056】このとき、エッチングステップを切り替え
ることで反射防止膜114、第2の絶縁膜13、第1の
絶縁膜10の順にエッチングして第1の配線層9を露出
させる。その後、半導体基板1の温度を100℃以下に
制御し、露出した第1の配線層9であるCuが酸化しな
いように、酸素プラズマを用いてレジストパターンをア
ッシングし、ウエット処理によるポリマー除去を行って
ビア116を形成する。
【0057】このとき、ビア116近傍は他の部分に比
べてレジストの消失が速い。したがって、ビア116近
傍の反射防止膜114は他の部分に比べて酸素プラズマ
に長く晒されることになる。しかし、犠牲膜26をシリ
コン酸化膜(SiO膜)で形成しているので、反射防止
膜114の表面酸化を防止できる。
【0058】次に、図6(d)に示すように、全面に有
機材料であるレジスト117を塗布する。このとき、有
機材料は後のレジストパターン19転写時に用いる光の
波長を吸収する材料を使用する。また、レジスト117
に限ることなく、感光剤を調合しない樹脂材料であって
もよい。また、反射率の低いSOG膜やSOD膜等の塗
布系の絶縁膜であってもよい。
【0059】次に、図7(a)に示すように、レジスト
117を酸素RIEで全面エッチバックしてビア116
中にのみレジスト117を残すことによりレジストプラ
グ118を形成する。このレジストプラグ118は、配
線のための溝を形成する際のエッチング時においてビア
116径の広がりを防ぐとともに、ビア116底を保護
する。
【0060】このとき、レジストプラグ118の表面は
反射光をできるだけ抑えるためにレジストプラグ118
の表面は層間絶縁膜115表面から離して形成する方が
望ましく、レジストプラグ118の表面が後に形成され
る第2の配線溝120の深さよりも低くなるように形成
する。しかし、少なくとも第2の配線溝120用のエッ
チングの際にレジストプラグ118が消失することのな
い程度のレジストプラグ118高は必要である。
【0061】次に、図7(b)に示すように、ネガタイ
プのレジストを用いて写真製版を行い第2の配線溝用の
レジストパターン119を形成する。このとき、反射防
止膜114は2層以上の積層膜として形成することによ
って反射率を安定して抑制することができる。さらに、
レジストプラグ118を層間絶縁膜115表面よりでき
るだけ離し、後に形成される第2の配線溝120の深さ
よりも低くなるように形成している。これらのことか
ら、ハレーションを抑制することができ、レジストパタ
ーン119の変形を抑制することができる。
【0062】次に、図7(c)に示すように、レジスト
パターン119をマスクとして第2の絶縁膜13を平行
平板型の電極を持つ反応性異方性エッチングにより、所
望の配線高さ、例えば300nm程度の深さに第2の配
線溝120を形成する。
【0063】次に、図8(a)に示すように、半導体基
板1の温度を100℃以下に制御し、露出した第1の配
線層9の金属膜23であるCuが酸化しないように、レ
ジストパターン119およびレジストプラグ118を酸
素プラズマを用いて同時にアッシングし、ウエット処理
によってポリマーを除去してビア116と第2の配線溝
120を完成する。
【0064】このとき、レジストパターン119の形成
時にハレーションを抑制することができるので、レジス
トパターン119は変形することなく、第2の配線溝1
20はレジストパターン119の寸法どおり高精度に形
成することができる。
【0065】次に、図8(b)に示すように、全面にバ
リアメタル21として、リアクティブイオンスパッタで
形成したTaNを30nm程度形成する。連続して、メ
ッキの際のシード層22となるCuを200nm程度ス
パッタ法で形成する。その後、硫酸銅溶液中でシード層
22に電荷を供給する電解メッキ法で、全面に銅膜を5
00nm程度成長させた後、400℃以下の低温でアニ
ールを施して銅の金属性を整え、金属膜23を形成す
る。
【0066】次に、図8(c)に示すように、化学機械
研磨法(以下、CMP法と称す)を用いて、第2の配線
溝120およびビア116内以外の金属膜23およびバ
リアメタル21、シード層22を除去して、第2の配線
溝120およびビア116内にのみ金属膜23を埋込
み、第1の配線層9上に第2の配線層124を形成す
る。このとき、層間絶縁膜115の表面には反射防止膜
114が残っている。従って、金属膜23がCu膜で、
反射防止膜114にSiON膜を使用している場合には
SiON膜はCu膜に対してエッチングレートが低いこ
とから、CMPの際に反射防止膜114をストッパーと
して機能させることもできる。この後、所定の工程を経
て半導体装置が完成される。
【0067】このようにすれば、実施の形態1と同様
に、ハレーションを防止できるとともに、ビア116底
に露出した第1の絶縁膜10と反射防止膜114とを同
時に除去するための全面エッチバック工程を省くことが
でき、工程の簡略化が図れる。
【0068】また、上記実施の形態1および2では犠牲
膜26としてシリコン酸化膜(SiO膜)を形成した場
合について説明を行ったが、シリコン窒化膜(SiN
膜)またはSiON膜25とは組成比が異なるSiON
膜を犠牲膜26として10〜50nm程度形成し、Si
ON膜25と犠牲膜26との積層膜からなる反射防止膜
114を形成してもよい。
【0069】この場合、表面酸化量をパラメータとして
反射率が単層膜より低くなるように膜厚を設定すること
で、犠牲膜26が酸化されても単層の場合より反射率を
抑制できる。
【0070】実施の形態3.上記実施の形態1および2
ではレジストプラグの形成方法として酸素RIE法で全
面エッチバックする方法を示したが、ここではレジスト
を現像液で溶解させる方法について説明する。図9は実
施の形態3のデュアルダマシン法による工程断面図であ
る。
【0071】ここで、図9に至る工程は図1および図
2、さらに図3(a)〜(c)の工程は実施の形態1と
同様であるので、詳しい説明は省略する。次に、図9
(a)に示すように、全面に有機材料であるレジスト1
17を塗布する。このとき、有機材料は後のレジストパ
ターン転写時に用いる光の波長を吸収する材料を使用す
る。また、レジスト117に限ることなく、感光剤を調
合しない樹脂材料であってもよい。
【0072】次に、図9(b)に示すように、レジスト
117を現像液、あるいはシンナー等で溶解させること
によりビア116中にのみレジスト117を残しレジス
トプラグ118を形成する。
【0073】このとき、レジストプラグ118の表面は
反射光をできるだけ抑えるためにレジストプラグ118
の表面は層間絶縁膜115表面から離して形成する方が
望ましく、レジストプラグ118の表面が後に形成され
る第2の配線溝の深さよりも低くなるように形成する。
しかし、少なくとも第2の配線溝用のエッチングの際に
レジストプラグ118が消失することのない程度のレジ
ストプラグ118高は必要である。
【0074】この場合、レジスト117を現像液に溶解
させる時間を制御することによりレジストプラグ118
高を制御している。従って、酸素RIEを用いたレジス
トプラグ118の形成ではビア116径によってレジス
トに対するエッチングレートが異なり、レジストプラグ
118の高さはビア116径に依存していたが、現像液
で溶解させる場合にはレジストプラグ118高さがビア
116径に依存することなく、どのビア116内のレジ
ストプラグ118高も均一に形成することができる。
【0075】その後、実施の形態1の図4(b)以後の
工程と同様の工程を経て、デュアルダマシン法を用いた
多層配線構造を有する半導体装置が完成する。このよう
にすれば、種々のビア116径が混在する場合にレジス
トプラグ118の高さの制御性を向上でき、ビアファー
スト法のデュアルダマシン法において、より高精度に配
線溝を形成する際のハレーションによるレジストパター
ンの変形を防止することができる。
【0076】実施の形態4.上記実施の形態3ではレジ
ストプラグの形成方法としてレジストを現像液で溶解さ
せる方法について説明したが、ここではレジストを全面
露光した後、現像する方法について説明する。図10は
実施の形態4のデュアルダマシン法による工程断面図で
ある。
【0077】ここで、図9に至る工程は図1および図
2、さらに図3(a)〜(c)の工程は実施の形態1と
同様であるので、詳しい説明は省略する。次に、図10
(a)と同様にして、全面に有機材料であるポジ型レジ
スト217を塗布する。このとき、有機材料は後のレジ
ストパターン転写時に用いる光の波長を吸収する材料を
使用する。
【0078】次に、図10(b)に示すように、ポジ型
レジスト217にマスク無しで全面露光した後、現像し
てレジストプラグ218を形成する。このとき、レジス
トプラグ218の表面は反射光をできるだけ抑えるため
にレジストプラグ218の表面は層間絶縁膜115表面
から離して形成する方が望ましく、レジストプラグ21
8の表面が後に形成される第2の配線溝120の深さよ
りも低くなるように形成する。しかし、少なくとも第2
の配線溝120用のエッチングの際にレジストプラグ1
18が消失することのない程度のレジストプラグ118
高は必要である。
【0079】この場合、レジスト217を露光する時間
を制御することによりレジストプラグ218高を制御し
ている。このようにすれば、レジストプラグ218形成
時において、酸素RIE等のエッチング装置に起因する
半導体基板1面内におけるエッチングレートの不均一性
を解消でき、半導体基板1面内の均一性を向上でき、ビ
アファースト法のデュアルダマシン法において、より高
精度に配線溝を形成する際のハレーションによるレジス
トパターンの変形を防止することができる。
【0080】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、反射防
止膜が、2層以上の積層膜にて成るようにしたので、膜
内多重反射を利用して単層膜より反射率を抑制でき、転
写時の反射率を安定して低くすることができ、ビアファ
ースト法のデュアルダマシン法において、配線溝用のレ
ジストパターンを形成する際にハレーションを抑制で
き、高精度に微細な配線を形成することができ、電気的
に良好な半導体装置が得られる。
【0081】また、反射防止膜は、その最上層がSiO
膜にて成るようにしたので、反射防止膜の表面酸化を防
止でき、反射防止膜表面の酸化による反射率の変動を抑
制できる。
【0082】また、反射防止膜は、SiON膜と、Si
N膜または上記SiON膜とは組成比の異なるSiON
膜との積層膜にて成るようにしたので、表面酸化量をパ
ラメータとして反射率が単層膜より低くなるように膜厚
を設定することができ、反射防止膜表面が酸化されても
単層の場合より反射率を抑制できる。
【0083】また、反射防止膜を、2層以上の積層膜に
て形成するようにしたので、ビアファースト法のデュア
ルダマシンプロセスにおいて、反射防止膜表面の酸化に
よる反射率の変動を抑制することができ、配線溝用のレ
ジストパターンを形成する際にハレーションを抑制で
き、高精度に配線を形成することができる。
【0084】また、レジストプラグを形成する工程にお
いて、上記レジストプラグの上面位置が上記配線溝底面
位置よりも低くなるように形成されているようにしたの
で、ビアファースト法のデュアルダマシンプロセスにお
いて、配線溝用のレジストパターンの形成時にレジスト
プラグ表面からの反射光を抑制することができ、ハレー
ションによるレジストパターンの変形を防止でき、高精
度に配線を形成することができる。
【0085】また、レジストプラグを形成する工程は、
ビア内を含む全面に形成されたレジストを現像液で溶解
して形成するようにしたので、ビア内のレジストプラグ
の高さをビア径に依存することなく均一に形成すること
ができ、種々のビア径が混在する場合にレジストプラグ
の高さの制御性を向上できる。
【0086】また、レジストプラグを形成する工程は、
ビア内を含む全面に形成されたポジ型レジストを全面露
光した後、現像して形成するようにしたので、ビア内の
レジストプラグの高さの半導体基板面内の均一性を向上
できる。
【0087】また、レジストプラグは、配線溝用のレジ
ストパターン転写時に用いる光の波長を吸収する材料か
らなるようにしたので、ビアファースト法のデュアルダ
マシンプロセスにおいて、配線溝用のレジストパターン
の形成時にレジストプラグ表面からの反射光を抑制する
ことができる。また、第1の配線層と絶縁膜との間にス
トッパ膜を形成し、絶縁膜にビアを形成する際に、スト
ッパ膜をストッパとして形成し、ビアにて露出したスト
ッパ膜の除去は、配線溝を形成した後で、第2の配線層
を形成する前に、全面エッチバックにより反射防止膜の
除去と同時に行うので、ストッパ膜によるビアの形成が
容易となり、また、このストッパ膜の除去を反射防止膜
の除去と同時に行うことができ工程数を増加することな
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の多層配線工程を示
す工程断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3を示す工程断面図で
ある。
【図10】 この発明の実施の形態4を示す工程断面図
である。
【図11】 従来の多層配線工程を示す工程断面図であ
る。
【図12】 従来の多層配線工程を示す工程断面図であ
る。
【図13】 従来の多層配線工程を示す工程断面図であ
る。
【図14】 従来の多層配線工程を示す工程断面図であ
る。
【図15】 従来の多層配線工程を示す工程断面図であ
る。
【図16】 この発明の問題点を示すレジストパターン
の断面写真を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、9 第1の配線層、10 第1の絶縁
膜、13 第2の絶縁膜、23 金属膜、25 SiO
N膜、26 犠牲膜、114 反射防止膜、115 層
間絶縁膜、116 ビア、117 レジスト、118,
218 レジストプラグ、119 レジストパターン、
120 第2の配線溝、124 第2の配線層、217
ポジ型レジスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/318 H01L 21/30 574 Fターム(参考) 2H025 AB16 DA34 FA41 FA47 4M104 BB04 BB32 CC01 DD08 DD16 DD17 DD18 DD22 DD37 DD52 DD72 DD75 DD78 EE05 EE12 EE14 EE17 EE20 FF18 FF22 HH12 HH14 5F033 HH11 HH32 JJ01 JJ11 JJ32 KK11 KK32 MM01 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP16 PP27 PP33 QQ04 QQ09 QQ10 QQ12 QQ13 QQ16 QQ25 QQ31 QQ37 QQ48 QQ49 QQ73 QQ96 RR04 RR06 RR08 RR09 RR11 RR20 SS15 SS21 TT02 WW00 XX01 XX03 XX20 XX24 XX33 5F046 PA03 PA04 5F058 BD02 BD04 BD10 BD15 BF07 BH10 BJ02 BJ05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された第1の配線層
    と、上記第1の配線層上に形成された絶縁膜と、上記絶
    縁膜上に形成された反射防止膜と、上記絶縁膜に形成さ
    れ、上記第1の配線層に至るように形成されたビアと、
    上記絶縁膜および上記反射防止膜に上記ビアに連なるよ
    うに形成された配線溝と、上記ビアおよび上記配線溝内
    に金属膜が埋込まれてなるデュアルダマシン構造の第2
    の配線層とを備えた半導体装置において、 上記反射防止膜は、2層以上の積層膜にて成ることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 反射防止膜は、その最上層がSiO膜に
    て成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 反射防止膜は、SiON膜と、SiN膜
    または上記SiON膜とは組成比の異なるSiON膜と
    の積層膜にて成ることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に第1の配線層を形成する
    工程と、上記第1の配線層上に絶縁膜を形成する工程
    と、上記絶縁膜上に反射防止膜を形成する工程と、ビア
    用レジストパターンをマスクとして上記絶縁膜および上
    記反射防止膜をエッチングして上記第1の配線層に至る
    ビアを形成する工程と、上記ビア用レジストパターンを
    酸素プラズマによりアッシングして除去する工程と、配
    線溝用レジストパターンをマスクとして上記絶縁膜およ
    び上記反射防止膜をエッチングして上記ビアに連なる配
    線溝を形成する工程と、上記配線溝用レジストパターン
    を除去する工程と、上記ビアおよび上記配線溝内に金属
    膜を埋込んで第2の配線層を形成する工程とを備えた半
    導体装置の製造方法において、 上記反射防止膜を、2層以上の積層膜にて形成すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に第1の配線層を形成する
    工程と、上記第1の配線層上に絶縁膜を形成する工程
    と、上記絶縁膜上に反射防止膜を形成する工程と、上記
    絶縁膜および上記反射防止膜をエッチングして上記第1
    の配線層に至るビアを形成する工程と、上記ビア内にレ
    ジストを埋込んでレジストプラグを形成する工程と、配
    線溝用レジストパターンをマスクとして上記絶縁膜およ
    び上記反射防止膜をエッチングして上記レジストプラグ
    上に配線溝を形成する工程と、上記配線溝用レジストパ
    ターンおよび上記レジストプラグを同時に除去する工程
    と、上記ビアおよび上記配線溝内に金属膜を埋込んで第
    2の配線層を形成する工程とを備えた半導体装置の製造
    方法において、 上記レジストプラグを形成する工程において、上記レジ
    ストプラグの上面位置が上記配線溝底面位置よりも低く
    なるように形成されていることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 レジストプラグを形成する工程は、ビア
    内を含む全面に形成されたレジストを現像液で溶解して
    形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 レジストプラグを形成する工程は、ビア
    内を含む全面に形成されたポジ型レジストを全面露光し
    た後、現像して形成することを特徴とする請求項5に記
    載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 レジストプラグは、配線溝用のレジスト
    パターン転写時に用いる光の波長を吸収する材料からな
    ることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の配線層と絶縁膜との間にストッパ
    膜を形成する工程を備え、上記絶縁膜にビアを形成する
    工程において、上記ストッパ膜をストッパとして形成
    し、上記ビアにて露出したストッパ膜の除去は、配線溝
    を形成した後で、第2の配線層を形成する前に、全面エ
    ッチバックにより反射防止膜の除去と同時に行うことを
    特徴とする請求項4ないし請求項8のいずれかに記載の
    半導体装置の製造方法。
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