JP2001230317A - 多層配線構造の形成方法及び半導体装置の多層配線構造 - Google Patents

多層配線構造の形成方法及び半導体装置の多層配線構造

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JP2001230317A JP2000036149A JP2000036149A JP2001230317A JP 2001230317 A JP2001230317 A JP 2001230317A JP 2000036149 A JP2000036149 A JP 2000036149A JP 2000036149 A JP2000036149 A JP 2000036149A JP 2001230317 A JP2001230317 A JP 2001230317A
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etching
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forming
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続抵抗及び寄生容量が小さく、微細化した
多層配線構造を形成する方法を提供する。 【解決手段】 多層配線構造の本形成方法は、下層配線
16上に、SiN膜88、第1の絶縁膜90、エッチン
グ停止層92、及び第2の絶縁膜94を成膜する工程
と、SiN膜を露出させる接続孔98を開口する工程
と、保護膜100を第2の絶縁膜上に成膜しつつ接続孔
を埋め込む工程と、保護膜上にエッチングマスク102
を形成する工程と、保護膜のエッチングレートが第2の
絶縁膜より大きなエッチング条件で、保護膜をエッチン
グして第2の絶縁膜を露出させ、かつ接続孔内の保護膜
の上面をエッチング停止層より上方に維持する工程と、
保護膜のエッチングレートが第2の絶縁膜より小さいエ
ッチング条件で、絶縁膜をエッチングして配線溝を形成
すると共に下層配線を露出させるないように接続孔内に
保護膜を残留させる工程と、エッチングマスク及び保護
膜を除去し、かつ接続孔内の保護膜を除去する工程と、
接続孔及び配線溝を金属で埋め込む工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線構造及び
多層配線構造の形成方法に関し、更に詳細には、接続抵
抗が小さく、しかも微細化に適した多層配線構造及びそ
の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化及び微細化が進む
につれて、半導体装置の配線構造の多層化及び微細化が
要求され、それに応えて、多層配線構造を形成する方法
として、埋め込み型プロセス(ダマシン;Damascene )
を進展させた、デュアルダマシン(Dual-Damascene) プ
ロセスが注目されている。デュアルダマシン法は、下層
配線と、絶縁膜を介して下層配線上に形成された上層配
線と、絶縁膜を貫通して下層配線と上層配線とを接続す
る導体プラグとを備える多層配線構造を形成する方法で
ある。
【0003】以下に、図5から図7を参照して、デュア
ルダマシン法による従来の多層配線構造の形成方法を説
明する。図5(a)から(c)、図6(d)から
(f)、及び図7(g)と(h)は、それぞれ、従来の
デュアルダマシン法に従って多層配線構造を形成する際
の工程毎の断面図である。先ず、図5(a)に示すよう
に、半導体基板12上にSiO2 膜等の絶縁膜14を形
成し、ダマシン法によって絶縁膜14内上部に下層配線
16を形成する。下層配線16は、TiN等からなるバ
リヤメタル層16aとCuからなる配線本体16bとか
ら構成されている。
【0004】下層配線16を形成する際には、図示しな
いが、先ず、絶縁膜14上にフォトレジスト膜を成膜す
る。続いて、そのフォトレジスト膜をフォトリソグラフ
ィ処理して配線溝の溝パターンを有するエッチングマス
クを形成し、次いで異方性ドライエッチング法によって
絶縁膜14をエッチングし、絶縁膜14を穿った配線溝
を形成する。更に、絶縁膜14上にバリヤメタル層16
a、次いでCu層16bをスパッタ法によって堆積する
と共に配線溝をバリヤメタル層16a及びCu層16b
で埋め込む。続いて、CMP(Chemical Mechanical Po
lishing 、化学的機械研磨)法によって絶縁膜14上の
不要なCu層16b及びバリヤメタル層16aを除去す
ることにより、絶縁膜14の配線溝を埋め込んだ下層配
線16を形成することができる。
【0005】次いで、Cuが下層配線16から外方に拡
散するのを防止するために、図5(b)に示すように、
基板全面、即ち絶縁膜14上及び下層配線16上にSi
N膜18を成膜する。更に、順次、基板全面に層間絶縁
膜としてSiO2 膜20、エッチングストッパとしてS
iON膜22、及び上層配線埋め込み用の絶縁膜として
SiO2 膜24を成膜する。次に、SiO2 膜24上に
フォトレジスト膜を成膜し、導体プラグを貫通させる接
続孔の孔パターンを有するエッチングマスク26を形成
し、続いてSiO2膜24、SiON膜22及びSiO
2 膜20を異方性ドライエッチング法によってエッチン
グして、図5(c)に示すように、SiN膜18を露出
させる接続孔28を開口する。
【0006】次いで、エッチングマスク26を除去し、
改めてフォトレジスト膜を基板全面に成膜し、図6
(d)に示すように、接続孔28に連通する上層配線の
配線溝の溝パターン30を有するエッチングマスク32
を形成する。次に、エッチングマスク32から露出した
SiO2 膜24を異方性ドライエッチング法によってエ
ッチングして、図6(e)に示すように、配線溝34を
形成する。配線溝34を形成する際、エッチングの進行
は、エッチングストッパとして機能するSiON膜22
で停止する。次いで、図6(f)に示すように、エッチ
ングマスク32を除去し、続いて、露出したSiON膜
22を除去し、またSiN膜18をエッチングにより除
去して下層配線16を露出させる。
【0007】続いて、図7(g)に示すように、TiN
膜のバリヤメタル層36a及びCuからなる配線本体層
36bを基板全面に成膜して、接続孔28及び配線溝3
4を埋め込む。次に、SiO2 膜24上の不要なバリヤ
メタル層36a及び配線本体層36bをCMP法によっ
て除去し、図7(h)に示すように、接続孔28には導
体プラグ38を、配線溝34には上層配線36を、それ
ぞれ、形成する。
【0008】これにより、シングルダマシン法に比べて
少ないプロセス工程数からなるデュアルダマシン法によ
り、下層配線16と、導体プラグ38を介して下層配線
16に接続された上層配線36とからなる多層配線構造
を形成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
デュアルダマシン法による多層配線構造の形成には、次
に説明するような問題があった。第1の問題は、図8
(a)に示すように、配線溝34を開口する際、既に開
口している接続孔28の孔壁も同時にエッチングされ、
接続孔28の開口径が大きくなることである。この結
果、配線構造の微細化及び高集積化の障害になるという
問題が生じる。
【0010】第2の問題は、同じく図8(a)に示すよ
うに、配線溝34を開口する際に、下層配線16を覆っ
ていたSiN膜18が同時にエッチングされ、下層配線
16が露出するという問題である。その結果、配線溝3
4を開口した際のエッチングマスク32をO2 −アッシ
ング法等によって除去する際、下層配線16も併せて酸
化され、導体プラグ38と下層配線16との接続抵抗が
増大するという問題が生じる。第3の問題は、図8
(b)に示すように、接続孔28が隣接して密に形成さ
れている領域では、配線溝34を開口する際、エッチン
グマスク32を形成するために成膜したフォトレジスト
膜の膜厚が、接続孔28の凹部形状の影響によって、薄
くなり、正確な寸法の配線溝を形成できないという問題
である。
【0011】ところで、特開平10−223755号公
報は、上層配線又は下層配線の寄生容量の増加及び接続
孔の開口径の拡大を防止する方法として、有機塗布膜を
利用する方法を提案している。図9を参照して、前掲公
報に提案された方法を簡単に説明する。図9(a)は前
掲公報で引用された別の従来のデュアルダマシン法によ
る多層配線構造の形成方法を説明する断面図、及び図9
(b)は前掲公報に提案された方法を説明する断面図で
ある。前掲公報によれば、従来の別のデュアルダマシン
法による多層配線構造の形成方法は、図9(a)に示す
ように、基板42上に下層配線44を形成する。次に、
下層配線44上に第1のSiO2 膜46を堆積した後に
SiN膜を成膜し、続いてSiN膜をエッチングして接
続孔の孔パターンを有するエッチングマスク48を形成
する。
【0012】次に、図9(a)に示すように、第2のS
iO2 膜50を成膜し、続いてフォトレジスト膜からな
るエッチングマスク52を形成し、そして、それをマス
クにして、第2のSiO2 膜50をエッチングして上層
配線の配線溝54を形成する。更に、エッチングマスク
48をマスクにして第1のSiO2 膜46をエッチング
して接続孔56を形成する。続いて、図示しないが、エ
ッチングマスク52を除去した後、金属膜を堆積して、
接続孔56及び配線溝54を埋め込み、CMP法によっ
て第2のSiO2 膜50上の金属膜を除去すると共に接
続孔56を埋め込んだ導体プラグ及び配線溝54を埋め
込んだ上層配線を形成している。
【0013】しかし、前掲公報によれば、上述の従来の
多層配線構造の形成方法では、エッチングマスク48と
して使用したSiN膜が第1のSiO2 膜46と第2の
SiO2 膜50との間に介在するので、配線の寄生容量
が増大し、また、第1のSiO2 膜46をエッチングし
て接続孔56を開口する際、エッチングマスク48の開
口縁部もエッチングされるために、接続孔56の開口径
が拡大するという問題がある。
【0014】そこで、前掲公報で提案された改良方法
は、図9(b)に示すように、基板62上に成膜した絶
縁膜64上に下層配線66を形成し、次いでSiO2
68を成膜し、続いて、SiO2 膜68に接続孔70を
形成する。次に、反射防止膜(ARC)と同じ組成の有
機塗布膜72を基板全面に成膜し、続いてフォトレジス
ト膜からなるエッチングマスク74を形成する。尚、有
機塗布膜72のエッチングレートが、SiO2 膜68の
エッチングレートより小さくなるような有機塗布膜72
を選択する。次いで、エッチングマスク74の開口パタ
ーンから露出した有機塗布膜72及びSiO2 膜68を
エッチングして、配線溝76を形成し、かつエッチング
レートの違いによって、接続孔70を埋め込み、しかも
配線溝76の溝底から突出する有機塗布膜72のプラグ
78を形成する。
【0015】そして、アッシング処理によって、エッチ
ングマスク74と、有機塗布膜72からなるプラグ78
を同時に除去することによって、所望寸法の接続孔70
と配線溝76を得ることができ、かつ接続孔70及び配
線溝76を金属で埋め込むことにより寄生容量の小さい
多層配線構造を形成できるとしている。
【0016】しかし、本発明者による実験によれば、上
述の前掲公報に開示された方法では、エッチングして配
線溝76を形成する際、図10(a)に示すように、プ
ラグ78が配線溝76の溝底より突出しているために、
エッチングの際に発生する、エッチングガス中のカーボ
ン系物質とエッチングされる絶縁膜の絶縁膜物質の混合
物が、プラグ78の側壁にサイドウォール状の堆積物8
0として堆積する。その結果、アッシング処理が完了し
ても、図10(b)に示すように、堆積物80が配線溝
76の溝底上に円筒状に残る。そのため、接続孔70及
び配線溝76を金属で埋めて導体プラグ及び上層配線を
形成した際、導体プラグと上層配線との接続抵抗が増大
したり、更には接続孔を良好に埋め込むことができない
という問題があった。
【0017】そこで、本発明の目的は、接続抵抗が小さ
く、微細化した多層配線構造を形成する方法を提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者は、保護膜で接
続孔を埋め込んで接続孔を保護すると共に、エッチング
条件の相互に異なる保護膜エッチング工程と絶縁膜エッ
チング工程の2段階エッチングにより、配線溝をエッチ
ングした際、接続孔を埋め込んだ保護膜のプラグの上面
が、配線溝の溝底より低くなるようにすることを着想
し、実験を重ねて本発明を発明するに到った。
【0019】上記目的を達成するために、本発明に係る
多層配線構造の形成方法は、下層配線と、絶縁膜を介し
て下層配線上に形成された上層配線と、絶縁膜を貫通し
て下層配線と上層配線を接続する導体プラグとを備える
多層配線構造の形成方法であって、下層配線上に、第1
の絶縁膜、第2の絶縁膜のエッチングに対するエッチン
グストッパ、及び第2の絶縁膜を成膜する工程と、第2
の絶縁膜、エッチングストッパ、及び第1の絶縁膜を貫
通して、下層配線を露出させる接続孔を開口する工程
と、保護膜を第2の絶縁膜上に成膜しつつ保護膜で接続
孔を埋め込む工程と、上層配線の配線パターンを有する
エッチングマスクを保護膜上に形成する工程と、保護膜
のエッチングレートが第2の絶縁膜のエッチングレート
より大きくなるエッチング条件で、エッチングマスク下
の保護膜をエッチングして第2の絶縁膜を露出させると
共に、接続孔内の保護膜の上面を第2の絶縁膜の上面よ
り下方に位置させる保護膜エッチング工程と、保護膜の
エッチングレートが第2の絶縁膜のエッチングレートと
同じか、又は小さくなるエッチング条件で、下層配線が
露出しないように保護膜を接続孔内に残留させながら、
エッチングマスクの配線パターン開口から露出した第2
の絶縁膜及び保護膜をエッチングして、上層配線の配線
溝を形成する第2の絶縁膜エッチング工程と、第2の絶
縁膜上のエッチングマスク及び保護膜を除去し、かつ接
続孔内の保護膜を除去する工程と、接続孔及び配線溝を
金属で埋め込む工程とを備えることを特徴としている。
【0020】本発明方法では、下層配線、導体プラグ、
及び上層配線を構成する金属の種類には制約なく、例え
ばCu、Al、W、及びそれらの合金を使用する。更に
は、下層配線は、ポリシリコン配線でも良い。TiN
膜、Ta膜、TaN膜/Ta膜の積層膜等のバリヤメタ
ル層と、Cu、Al、W、及びそれらの合金等の配線本
体層とで配線を構成するようにしても良い。なお、接続
孔及び配線溝を金属で埋め込む工程では、先ず、配線溝
に露出したエッチングストッパを除去するようにしても
良い。また、本発明方法では、第1の絶縁膜、第2の絶
縁膜、及びエッチングストッパの組成、成膜方法には制
約はない。保護膜として、例えば反射防止膜を好適に使
用することができ、例えばベース樹脂がポリイミド樹脂
又はノボラック樹脂であって、添加剤としてポリビニル
フェノール、ポリメチルメタクリレート等を含む樹脂か
ら反射防止膜を使用する。第2の絶縁膜エッチング工程
では、好適には、保護膜のエッチングレートが、第2の
絶縁膜のエッチングレートより10%から20%小さく
なるようなエッチング条件とする。
【0021】更には、本発明方法は、下層配線を不純物
拡散層に言い換え、不純物拡散層と、絶縁膜を介して不
純物拡散層上に形成された配線と、絶縁膜を貫通して不
純物拡散層と配線を接続する導体プラグとを備える配線
構造を形成する際にも適用できる。
【0022】本発明方法では、第2の絶縁膜をエッチン
グして、上層配線の配線溝を形成する際、接続孔の大部
分が保護膜で埋め込まれているので、従来のように、接
続孔の側壁がエッチングされ、開口径が大きくなるよう
なことはない。また、接続孔が密な配置で形成されてい
る接続孔密集領域でも、接続孔が保護膜で埋め込まれて
いるので、従来のように第2の絶縁膜上に成膜したフォ
トレジスト膜の膜厚が、接続孔密集領域上で薄くなるよ
うなことは生じない。更には、第2の絶縁膜上のエッチ
ングマスク及び保護膜を除去する際、下層配線が接続孔
内の保護膜によって保護膜除去の最終段階まで保護され
ているので、従来のように下層配線が酸化されるという
問題が生じない。
【0023】本発明の好適な実施態様の保護膜エッチン
グ工程では、接続孔内の保護膜の上面が、第2の絶縁膜
の上面より下方の位置で、かつエッチングストッパより
上方の位置に位置するように接続孔内の保護膜をエッチ
ングする。好適には、保護膜エッチング工程では、接続
孔内の保護膜の上面が、上層配線の配線溝の溝深さの1
/3以上1/2以下の範囲の寸法だけ第2の絶縁膜の上
面より下方の位置に位置するように、接続孔内の保護膜
をエッチングする。保護膜を異方性ドライエッチングに
より除去する際には、エッチング後に保護膜が配線溝内
に残らないように保護膜のエッチングレートを大きくす
る必要があるが、接続孔内の保護膜の上面が、上層配線
の配線溝の溝深さの1/3以下の寸法で第2の絶縁膜の
上面より下方に位置するときには、フォトレジスト膜の
膜厚を厚くすることが必要になって、好ましくないから
である。また、接続孔内の保護膜の上面が、上層配線の
配線溝の溝深さの1/2以上の寸法で第2の絶縁膜の上
面より下方に位置するときには、保護膜のエッチング中
に接続孔内の保護膜が除去され、接続孔の開口径が拡大
し、更には下層配線が損傷を受ける恐れがあるからであ
る。
【0024】第2の絶縁膜として、SiO2 膜、BPS
G膜、TEOS膜等の無機絶縁膜を成膜する際には、保
護膜として有機性の膜を成膜する。例えば、保護膜とし
て、露光の際の反射防止膜(ARC)の成膜材料と同じ
材料、例えばSiLK(商品名)等で有機性の膜を成膜
する。かつ 保護膜エッチング工程では、フルオロカー
ボン系ガスと酸素ガスと不活性ガスとがエッチングガス
中に含まれており、第2の絶縁膜エッチング工程では、
フルオロカーボン系ガスと不活性ガスとがエッチングガ
ス中に含まれており、かつ酸素ガスが含まれていない。
ここで、フルオロカーボン系ガスとはCF4 、C4 8
等を言う。また、第2の絶縁膜として、例えばダウケミ
カル製のSiLK等の有機絶縁膜を成膜する際には、保
護膜として無機性の膜を成膜する。
【0025】Cuを主成分とする金属で下層配線を形成
するときには、下層配線上にSiN膜を成膜し、次いで
第1の絶縁膜を成膜する。本発明方法では、第2の絶縁
膜をエッチングして、上層配線の配線溝を形成する際、
接続孔が保護膜で埋め込まれ、SiN膜が保護膜で覆わ
れているので、従来のように、SiN膜がエッチングさ
れ、その結果、エッチングマスクをアッシング処理して
除去する際、下層配線が酸化されるようなことは生じな
い。第2の絶縁膜としてSiO2 膜を成膜する際には、
エッチングストッパとしてSiON膜を成膜する。
【0026】本発明に係る多層配線構造は、上述の多層
配線構造の形成方法によって、形成されていることを特
徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係る多層配線構造の形成方法
の実施形態の一例であって、図1(a)から(c)、図
2(d)から(f)、図3(g)から(i)及び図4
(j)及び(k)は、それぞれ、本実施形態例の方法に
従って、多層配線構造を形成する際の工程毎の基板断面
図である。本実施形態例で示した絶縁膜の組成、エッチ
ングストッパの組成、膜厚、エッチングレート、圧力、
温度等の数値は、本発明の理解を容易にするための例示
であって、本発明方法がこれらの数値に限定されるもの
ではない。
【0028】本実施形態例では、先ず、従来の方法と同
様にして、図1(a)に示すように、半導体基板82上
にSiO2 膜等の絶縁膜84を形成し、ダマシン法によ
って絶縁膜84の上層に線厚4000Åの下層配線86
を形成する。下層配線86は、膜厚400ÅのTiNか
らなるバリヤメタル層86aとCuからなる配線本体8
6bとから構成されている。
【0029】下層配線86を形成する際には、図示しな
いが、先ず、絶縁膜14上にフォトレジスト膜を成膜
し、フォトレジスト膜をフォトリソグラフィ処理して配
線溝の溝パターンを有するエッチングマスクを形成し、
次いでエッチングにより絶縁膜14を穿って溝深さ40
0nmの配線溝を形成する。次いで、基板上にバリヤメ
タル層86a、次いでCu層86bをスパッタ法によっ
て堆積すると共に配線溝をバリヤメタル層86a及びC
u層86bで埋め込む。続いて、CMP法によって絶縁
膜14上のCu層86b及びバリヤメタル層86aを除
去する。
【0030】次いで、Cuが下層配線86から拡散する
のを防止するために、図1(b)に示すように、基板全
面、即ち絶縁膜84上及び下層配線86上に膜厚500
ÅのSiN膜88を成膜する。更に、順次、基板全面に
層間絶縁膜として膜厚7000ÅのSiO2 膜90、エ
ッチングストッパとして膜厚500ÅのSiON膜9
2、及び上層配線埋め込み用の絶縁膜として膜厚400
0ÅのSiO2 膜94を成膜する。
【0031】次に、SiO2 膜94上にフォトレジスト
膜を成膜し、導体プラグを貫通させる接続孔の孔パター
ンを有するエッチングマスク96を形成し、次いで次の
エッチング条件でSiO2 膜94、SiON膜92及び
SiO2 膜90を異方性ドライエッチング法によってエ
ッチングして、図1(c)に示すように、底部にSiN
膜88を露出させる孔径0.2μmから0.5μmの接
続孔98を開口する。尚、下層配線86はSiN膜88
によって覆われている。 エッチング条件 圧力:2Pa(15mTorr) 温度:20℃ エッチングガス:C4 3 /CO/Ar=1:4:12 SiO2 膜に対するエッチングレート:4800Å/m
in
【0032】エッチングマスク96を除去し、次いで、
図2(d)に示すように、露光の際に使用する反射防止
膜と同じ組成を有する有機膜からなる保護膜100を、
SiO2 膜94上の膜厚が2000Åになるように、基
板全面に塗布し、かつ接続孔98を保護膜100で埋め
込む。本実施形態例では、保護膜100として、ベース
樹脂がポリイミド樹脂又はノボラック樹脂であって、添
加剤としてポリビニルフェノール又はポリメチルメタク
リレート、更に染料を含む樹脂からなる反射防止膜を使
用している。続いて、図2(e)に示すように、保護膜
100上に、膜厚1μmのフォトレジスト膜を成膜し、
次いで、フォトリソグラフィ処理によって、溝幅が0.
3μmの配線溝パターンを有するエッチングマスク10
2を形成する。
【0033】次いで、保護膜100のエッチングレート
が、SiO2 膜94のエッチングレートより大きくなる
エッチング条件、例えば次のエッチング条件で、エッチ
ングマスク102から露出した保護膜100を異方性ド
ライエッチング法によってエッチングする保護膜エッチ
ング工程を実施する。これにより、図2(f)に示すよ
うに、保護膜100の下のSiO2 膜94が露出すると
共に接続孔98内の保護膜100がエッチングされ、そ
の上面がSiO2 膜94の上面より低く、かつSiON
膜92より高い位置に位置する。 圧力:2.7Pa(20mTorr) 温度:20℃ エッチングガス:CF4 /O2 /Ar=1:1:10 SiO2 膜に対するエッチングレート:110Å/mi
n 保護膜に対するエッチングレート :2200Å/m
in
【0034】次いで、保護膜100のエッチングレート
が、SiO2 膜94のエッチングレートより10%から
20%小さくなるようなエッチング条件、例えば、次の
エッチング条件で、エッチングマスク102から露出し
たSiO2 膜94を異方性ドライエッチング法によって
エッチングするSiO2 膜エッチング工程を実施する。
これにより、図3(g)に示すように、配線溝104が
形成される。エッチングでは、SiON膜92がエッチ
ングストッパとして機能し、またエッチングレートの差
によって、接続孔98内の保護膜100の上面はSiO
N膜92より低い位置にあるものの、SiN膜88を覆
っている。 圧力:53.3Pa(400mTorr) 温度:20℃ エッチングガス:CF4 /Ar=1:5 SiO2 膜に対するエッチングレート:6000Å/m
in 保護膜に対するエッチングレート :5000Å/m
in
【0035】次いで、エッチングマスク102、SiO
2 膜94上の保護膜100、及び接続孔98内の保護膜
100をO2 アッシング処理により除去して、図3
(h)に示すように、接続孔98及び接続孔98に連通
する配線溝104を形成し、接続孔98の底部にSiN
膜88を露出させる。続いて、従来と同様にエッチング
して、図3(i)に示すように、露出したSiON膜9
2を除去し、またSiN膜88を除去して下層配線86
を露出させる。
【0036】続いて、従来と同様に、図4(j)に示す
ように、膜厚400ÅのTiN膜のバリヤメタル層10
6a及びCuからなる配線本体層106bを基板全面に
成膜して、接続孔98及び配線溝104を埋め込む。次
に、図4(k)に示すように、SiO2 膜94上のバリ
ヤメタル層106a及び配線本体層106bをCMP法
によって除去し、接続孔98には導体プラグ108を、
配線溝104には上層配線106を、それぞれ、形成す
る。これにより、シングルダマシン法に比べて少ないプ
ロセス工程数からなるデュアルダマシン法により、下層
配線86と、導体プラグ108を介して下層配線86に
接続された上層配線106とからなる多層配線構造を形
成することができる。
【0037】本実施形態例の方法に従って形成した多層
配線構造は、接続孔98が保護膜100で保護されてい
るので、開口径が大きくなることがなく、また、エッチ
ングマスク102及び保護膜100をアッシング処理す
る際、エッチングの最終段階まで、SiN膜88が保護
膜100で覆われているので、従来のように、SiN膜
88がエッチングされ、その結果、下層配線86が露出
し、酸化されるようなことが生じない。また、接続孔9
8は隣接して密に形成されている領域でも、接続孔98
が保護膜100で埋め込まれているので、エッチングマ
スク102を形成するためのフォトレジスト膜を成膜す
る際にも、接続孔密集領域で膜厚が薄くなるようなこと
がない。
【0038】実施形態例の変形例 実施形態例では、保護膜エッチング工程で、エッチング
ガスとして、CF4 /O2 /Arの混合ガスを使用して
いるが、これに限らず、例えばC4 8 /O2/Arの
混合ガスを使用することもできる。また、実施形態例で
は、SiO2 膜エッチング工程で、エッチングガスとし
て、CF4 /Arの混合ガス使用しているが、これに限
らず、例えばC4 8 /O 2 /Arの混合ガスを使用す
ることもできる。また、バリヤメタル層として、膜厚4
00ÅのTiN膜に代えて、膜厚400ÅのTa膜、更
には膜厚200ÅのTaN膜と膜厚200ÅのTa膜の
積層膜を使用することもできる。
【0039】また、本実施形態例では、配線本体層とし
てCuを堆積させているが、これに限らず、Al(アル
ミニウム)、Al合金、W(タングステン)等の金属を
使用することができる。配線本体層がCu以外の金属の
場合には、必ずしも、金属の拡散を防止するSiN膜8
8を成膜する必要はない。
【0040】
【発明の効果】本発明方法によれば、保護膜で接続孔を
埋め込む工程を備え、保護膜のエッチングレートが第2
の絶縁膜のエッチングレートより大きくなるエッチング
条件で先ず保護膜をエッチングし、次いで保護膜のエッ
チングレートが第2の絶縁膜のエッチングレートと同じ
か、又は小さくなるエッチング条件で第2の絶縁膜をエ
ッチングすることにより、上層配線の配線溝を形成す
る。これにより、配線溝の形成の際、接続孔の大部分が
保護膜で埋め込まれているので、従来のように、接続孔
の側壁がエッチングされ、開口径が大きくなるようなこ
とはない。また、接続孔が密な配置で形成されている接
続孔密集領域でも、接続孔が保護膜で埋め込まれている
ので、従来のように第2の絶縁膜上に成膜したフォトレ
ジスト膜の膜厚が、接続孔密集領域上で薄くなるような
ことは生じない。更には、接続孔内の保護膜除去の最終
段階まで、下層配線が露出しないので、下層配線の酸化
等の問題が生じない。更には、下層配線をCuを主成分
とする金属で下層配線を形成するときには、下層配線上
にSiN膜を成膜し、次いで第1の絶縁膜を成膜する。
本発明方法では、第2の絶縁膜をエッチングして、上層
配線の配線溝を形成する際、接続孔が保護膜で埋め込ま
れ、SiN膜が保護膜で覆われているので、従来のよう
に、SiN膜がエッチングされ、その結果、エッチング
マスクをアッシング処理して除去する際、下層配線が酸
化されるようなことは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)から(c)は、それぞれ、実施形態
例の方法に従って、多層配線構造を形成する際の工程毎
の基板断面図である。
【図2】図2(d)から(f)は、それぞれ、図1
(c)に続いて、実施形態例の方法に従って、多層配線
構造を形成する際の工程毎の基板断面図である。
【図3】図3(g)から(i)は、それぞれ、図2
(f)に続いて、実施形態例の方法に従って、多層配線
構造を形成する際の工程毎の基板断面図である。
【図4】図4(j)及び(k)は、それぞれ、図3
(i)に続いて、実施形態例の方法に従って、多層配線
構造を形成する際の工程毎の基板断面図である。
【図5】図5(a)から(c)は、それぞれ、従来のデ
ュアルダマシン法に従って多層配線構造を形成する際の
工程毎の断面図である。
【図6】図6(d)から(f)は、それぞれ、図5
(c)に続いて、従来のデュアルダマシン法に従って多
層配線構造を形成する際の工程毎の断面図である。
【図7】図7(g)と(h)は、それぞれ、図6(f)
に続いて、従来のデュアルダマシン法に従って多層配線
構造を形成する際の工程毎の断面図である。
【図8】図8(a)及び(b)は、それぞれ、従来のデ
ュアルダマシン法に従って多層配線構造を形成する際の
問題を説明する断面図である。
【図9】図9(a)は前掲公報で引用された別の従来の
デュアルダマシン法による多層配線構造の形成方法を説
明する断面図、及び図9(b)は前掲公報に提案された
方法を説明する断面図である。
【図10】図10(a)及び(b)は、それぞれ、前掲
公報の方法に従って多層配線構造を形成する際の問題を
説明する断面図である。
【符号の説明】 12 基板 14 絶縁膜 16 下層配線 18 SiN膜 20 SiO2 膜 22 SiON膜 24 SiO2 膜 26 エッチングマスク 28 接続孔 30 溝パターン 32 エッチングマスク 34 SiO2 膜 36 上層配線 38 導体プラグ 42 基板 44 下層配線 46 第1のSiO2 膜 48 エッチングマスク 50 第2のSiO2 膜 52 エッチングマスク 54 配線溝 56 接続孔 62 基板 64 絶縁膜 66 下層配線 68 SiO2 膜 70 接続孔 72 有機塗布膜 74 エッチングマスク 76 配線溝 78 プラグ 80 ポリマー 82 基板 84 絶縁膜 86 下層配線 88 SiN膜 90 SiO2 膜 92 SiON膜 94 SiO2 膜 96 エッチングマスク 98 接続孔 100 保護膜 102 エッチングマスク 104 配線溝 106 上層配線 108 導体プラグ
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH08 HH09 HH11 HH19 HH21 HH32 HH33 JJ08 JJ09 JJ11 JJ19 JJ21 JJ32 JJ33 KK08 KK09 KK11 KK19 KK21 KK32 KK33 MM01 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 QQ04 QQ09 QQ15 QQ16 QQ25 QQ28 QQ30 QQ35 QQ48 QQ92 RR04 RR06 RR08 SS11 SS22 TT02 XX01 XX15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層配線と、絶縁膜を介して下層配線上
    に形成された上層配線と、絶縁膜を貫通して下層配線と
    上層配線を接続する導体プラグとを備える多層配線構造
    の形成方法であって、 下層配線上に、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜のエッチン
    グに対するエッチングストッパ、及び第2の絶縁膜を成
    膜する工程と、 第2の絶縁膜、エッチングストッパ、及び第1の絶縁膜
    を貫通して、下層配線を露出させる接続孔を開口する工
    程と、 保護膜を第2の絶縁膜上に成膜しつつ保護膜で接続孔を
    埋め込む工程と、 上層配線の配線パターンを有するエッチングマスクを保
    護膜上に形成する工程と、 保護膜のエッチングレートが第2の絶縁膜のエッチング
    レートより大きくなるエッチング条件で、エッチングマ
    スク下の保護膜をエッチングして第2の絶縁膜を露出さ
    せると共に、接続孔内の保護膜の上面を第2の絶縁膜の
    上面より下方に位置させる保護膜エッチング工程と、 保護膜のエッチングレートが第2の絶縁膜のエッチング
    レートと同じか、又は小さくなるエッチング条件で、下
    層配線が露出しないように保護膜を接続孔内に残留させ
    ながら、エッチングマスクの配線パターン開口から露出
    した第2の絶縁膜及び保護膜をエッチングして、上層配
    線の配線溝を形成する第2の絶縁膜エッチング工程と、 第2の絶縁膜上のエッチングマスク及び保護膜を除去
    し、かつ接続孔内の保護膜を除去する工程と、 接続孔及び配線溝を金属で埋め込む工程とを備えること
    を特徴とする多層配線構造の形成方法。
  2. 【請求項2】 保護膜エッチング工程では、接続孔内の
    保護膜の上面が、第2の絶縁膜の上面より下方の位置
    で、かつエッチングストッパより上方の位置に位置する
    ように接続孔内の保護膜をエッチングすることを特徴と
    する請求項1に記載の多層配線構造の形成方法。
  3. 【請求項3】 保護膜エッチング工程では、接続孔内の
    保護膜の上面が、上層配線の配線溝の溝深さの1/3以
    上1/2以下の範囲の寸法だけ第2の絶縁膜の上面より
    下方の位置に位置するように、接続孔内の保護膜をエッ
    チングすることを特徴とする請求項1に記載の多層配線
    構造の形成方法。
  4. 【請求項4】 第2の絶縁膜として無機絶縁膜を成膜す
    る際には、保護膜として有機性の膜を成膜し、かつ 保
    護膜エッチング工程では、フルオロカーボン系ガス、酸
    素ガス、及び不活性ガスを含むエッチングガスを使った
    異方性ドライエッチング法によってエッチングし、第2
    の絶縁膜エッチング工程では、フルオロカーボン系ガス
    及び不活性ガスを含み、酸素ガスを含まないエッチング
    ガスを使って異方性ドライエッチング法によってエッチ
    ングすることを特徴とする請求項1から3のうちのいず
    れか1項に記載の多層配線構造の形成方法。
  5. 【請求項5】 第2の絶縁膜として有機絶縁膜を成膜す
    る際には、保護膜として無機性の膜を成膜し、かつ 保
    護膜エッチング工程では、フルオロカーボン系ガス及び
    不活性ガスを含み、酸素ガスを含まないエッチングガス
    を使った異方性ドライエッチング法によってエッチング
    し、第2の絶縁膜エッチング工程では、フルオロカーボ
    ン系ガス、酸素ガス、及び不活性ガスを含むエッチング
    ガスを使った異方性ドライエッチング法によってエッチ
    ングすることを特徴とする請求項1から3のうちのいず
    れか1項に記載の多層配線構造の形成方法。
  6. 【請求項6】 露光の際の反射防止膜の成膜材料と同じ
    材料で、有機性の膜を成膜することを特徴とする請求項
    4又は5に記載の多層配線構造の形成方法。
  7. 【請求項7】 Cuを主成分とする金属で下層配線を形
    成するときには、下層配線上に金属拡散防止膜としてS
    iN膜を成膜し、次いで第1の絶縁膜を成膜することを
    特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載
    の多層配線構造の形成方法。
  8. 【請求項8】 第2の絶縁膜としてSiO2 膜を成膜す
    る際には、エッチングストッパとしてSiON膜を成膜
    することを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか
    1項に記載の多層配線構造の形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から6及び8のいずれかに記載
    の多層配線構造の形成方法において、 下層配線を不純物拡散層に言い換え、不純物拡散層と、
    絶縁膜を介して不純物拡散層上に形成された配線と、絶
    縁膜を貫通して不純物拡散層と配線を接続する導体プラ
    グとを備える配線構造を形成することを特徴とする配線
    構造の形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から8に記載の多層配線構造
    の形成方法によって形成されたことを特徴とする半導体
    装置の多層配線構造。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の配線構造の形成方法
    によって形成されたことを特徴とする半導体装置の多層
    配線構造。
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