JP2002328551A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法および画像形成装置

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JP2002328551A
JP2002328551A JP2001132381A JP2001132381A JP2002328551A JP 2002328551 A JP2002328551 A JP 2002328551A JP 2001132381 A JP2001132381 A JP 2001132381A JP 2001132381 A JP2001132381 A JP 2001132381A JP 2002328551 A JP2002328551 A JP 2002328551A
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Yumiko Kishi
由美子 岸
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒状度を向上させて画質の悪化を防止するこ
とが可能な画像形成方法を提供する。 【解決手段】 トナーの未定着画像を転写材上に形成
し、該未定着画像を加熱融解して該転写材に定着する画
像形成方法において、定着後ベタ画像の表面粗さのうち
二乗平均粗さRMSが RMS≦5.0μm, 15.0μm≦RMS の範囲にあることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法およ
び画像形成装置に関し、さらに詳しくは、画像の粒状度
を改善するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリあるいはプリンタ
さらには印刷機などの画像形成装置においては、潜像担
持体である感光体に形成された静電潜像が現像装置によ
って可視像処理されるとその可視像処理された画像がシ
ートなどの記録媒体に転写される。画像を転写された記
録媒体は、定着装置において未定着状態にある画像が定
着されて排出される。
【0003】従来、画像の定着に用いられる方式として
は、フラッシュ定着やオーブン定着などのようにシート
と非接触の状態で定着する方式や、熱ローラ方式を代表
例とする接触定着方式がある。接触定着方式は、非接触
定着方式と違って、シートと直接接触することにより熱
伝達効率が良く省電力化が可能であることや、高速性に
優れると共にジャムなどの搬送異常が起こった際の火災
の危険が少ないことなどを理由として多用さている。
【0004】接触定着方式の代表的な例である熱ローラ
方式を用いた定着装置の構成には、シートの搬送路を挟
んで一対のローラを対向当接させた構成がある。一対の
ローラのうちで、シートの画像面、つまり、現像装置に
よって供給されたトナーを担持している面と対向するロ
ーラが定着ローラとして、また、これと対向するローラ
が加圧ローラとして用いられるようになっている。定着
ローラは、ハロゲン棒状ランプなどの熱源を内蔵した加
熱ローラであり、また、加圧ローラは、表面に弾性体層
を備えており、定着ローラと当接する位置で表面が圧接
変形することにより、シートのニップ領域を形成するこ
とができる。
【0005】熱ローラ方式の定着装置では、ニップ領域
においてシートに対し、熱・圧力をそれぞれ作用される
ことにより画像中に含まれているトナーを半融状態から
シートへの浸透状態に変化させてトナーをシートに定着
させることができる。
【0006】定着ローラには、基材となる芯金の表面を
露出させる構成と芯金の表面に弾性体層を設けた構成と
がある。前者の構成では、シートに対して熱伝導性の良
い芯金が直接接触することによりローラとしての熱容量
が小さくでき、これによる定着温度までの立ち上がり時
間を短くすることができるという利点があり、省エネル
ギー化が実現できる。後者の構成では、シートに対する
密着性が良いという利点があり、トナーへ加熱加圧する
ことにより、熱・圧力の作用を均一にかつ効率よく与え
ることができ、トナーの発色性を高めることができる。
このため、後者の構成はカラー画像を形成する際に多用
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】熱ローラ方式を用いた
定着装置の場合、画質の評価項目の一つである粒状性が
適正に得られない場合がある。一般に、画質の視覚的評
価項目には、鮮鋭さ、階調再現性および色再現性に加え
て粒状性がある。粒状性(以下、粒状度という)は、低
周波の濃度ムラや光沢ムラが原因となるもので、一般に
画像のざらつきを意味している。
【0008】濃度ムラを原因とする粒状度は、値が大き
くなるほど画像劣化、つまり、ざらつき感が顕著とな
る。例えば、粒状度が0.1と0.4の画像を比較する
と、0.4の画像の方がざらつき感が強い。この場合の
粒状度が濃度むらを原因として変化するので、コントラ
ストが低い場合には同じだけノイズが乗じていてもざら
つきは目立たなくなるので、粒状度の値自体は低く、ざ
らつき感の少ない良い値が得られる。このことから、ハ
イライトやベタ部分の粒状度は中濃度部の粒状度と比較
すると良い値(低い値)が得られる。
【0009】一方、画像のベタ部分での粒状度に関して
は、光沢ムラが原因する場合がある。つまり、ベタ部分
での粒状度は、コントラストが低い場合に上述したよう
に良好な値を得られることが多いが、光沢度が高い画像
の場合に光沢ムラ(ギラツキ)があると、ベタ部分の方
が、中濃度部分よりも粒状度の値が悪く(高い値)とな
ることがある。
【0010】発明者は、上述したようにベタ部分の方が
中濃度部分よりも粒状度の値が悪くなる実証を得るため
の実験を行い、図8に示す結果を得た。図8において、
粒状度に関しては、中濃度部と比較してベタ画像での粒
状度が良化若しくは悪化する場合(図8中、符号Aで示
す状態)と、ほぼ変化しない場合(図8中、符号Bで示
す状態)とがあることが判った。Aで示す状態は、割合
に光沢度が高く、細かい光沢ムラ(ギラツキ)が見受け
られ、Bで示す状態では、光沢が低くつや消しされたよ
うなマットな画像かあるいは光沢は高いが均一なベタ状
となり(ほぼ完全にトナーによりカバーされた状態)、
細かい光沢ムラが見受けられない画像の二種類が得られ
る。
【0011】次に、熱伝搬性に関しては、トナーの付着
状態にも影響される。例えば、トナーの供給部である現
像装置における現像方式には、トナー自体のみを用いる
一成分現像剤あるいはトナーとキャリアとを混合した二
成分系現像剤を静電潜像に擦りつけて可視像処理する接
触方式と、トナーを現像バイアス電界によりトナー担持
体上から潜像保持体に向けて飛翔させる非接触方式とが
ある(例えば、特開昭56−144452号公報、特開
昭56−147652号公報)。これらのうちで、二成
分系現像剤を用いる方式はエッジ効果の点で有利である
ことから特にカラー画像形成に多用されている。しか
し、二成分系現像剤を用いた場合にはキャリア粒子によ
る方向性、いわゆる、掃き目ムラが画像端部に発生しや
すい。二成分系現像剤は接触方式および非接触方式いず
れの場合にも用いられ、非接触方式の場合には接触方式
と違って上述した掃き目ムラが発生しにくいが、接触加
熱方式を用いた場合には加熱ムラによる濃度ムラが大き
く、高画質の画像が得にくいことがある。図5は、定着
方式における粒状度を示す線図であり、同図において、
接触定着方式の場合には非接触定着方式の場合に比べて
粒状度の変化度合いが大きいことが判る。
【0012】接触定着方式に用いられる構成には、上述
したように、ハロゲン棒状ランプなどの熱源を内蔵した
加熱ローラで構成される定着ローラと、表面に弾性体層
を備えた加圧ローラとを備えた構成があり、図5に示し
た結果において接触定着方式での粒状度を悪化させない
ようにするには、基材となる芯金の表面にシリコンゴム
層などの弾性体層を設けて圧力作用を良好にすることが
好ましい。しかし、この構成では、弾性体層を設けない
で芯金表面を露出させる場合、例えば、アルミニュウム
素管表面に離型剤を被覆あるいは塗布しただけの場合に
比べて熱容量が大きくなり、定着温度に達するまでの立
ち上がり時間が長くなる。定着ローラの起動時間が長く
なるとそれだけ電力消費も多くなり、省エネルギーの観
点からすると好ましくない。しかも、耐久性の面からし
ても弾性体層の寿命を考慮すると適用することが難し
い。従って、定着ローラに弾性体層を設けない構成が省
エネルギー化、耐久性において好ましいことになるが、
弾性体による圧力作用が得られない分、熱伝搬性も悪く
なることにより粒状度が悪化することは否めない。
【0013】本発明の第1の目的は、中濃度画像での粒
状度劣化を防止して画像品質の低下を防止できる定着方
法を提供することにある。
【0014】本発明の第2の目的は、上記従来の接触方
式を用いた定着方法における問題に鑑み、画像品質、特
に光沢ムラ(ギラツキ)を低減してベタ部での粒状度劣
化を防止できる定着方法を提供することにある。
【0015】本発明の第3の目的は、画像の粒状度劣化
を防止するための定着構造において省エネルギー化が可
能な構成を備えた定着装置および画像形成装置を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナーの未定着画像を転写材上に形成し、該未定着画像
を加熱融解して該転写材に定着する画像形成方法におい
て、定着後ベタ画像の表面粗さのうち二乗平均粗さRM
Sが RMS≦5.0μm, 15.0μm≦RMS の範囲にあることを特徴としている。
【0017】請求項2記載の発明は、上記未定着画像の
定着方式として加熱部を該未定着画像に接触させる接触
方式を用いることを特徴としている。
【0018】請求項3記載の発明は、上記未定着画像の
定着方式として加熱部が該未定着画像に対して非接触と
された非接触方式であることを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明は、上記未定着画像に
は粉砕トナーが使用されることを特徴としている。
【0020】請求項5記載の発明は、上記未定着画像
は、熱源が表面近傍に設けられている発熱体を接触させ
ることにより接触定着されることを特徴としている。
【0021】請求項6記載の発明は、上記未定着画像
が、粉砕トナーを球形処理することにより製造されたト
ナーを用いて形成されていることを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明は、上記未定着画像
が、重合法により製造されたトナーを用いて形成されて
いることを特徴としている。
【0023】請求項8記載の発明は、形成される画像が
ピクセル画像とビジネスグラフィック画像とのモード選
択が可能であり、選択されたモードの画像に対応して定
着後の画像光沢度を異ならせることを特徴としている。
【0024】請求項9記載の発明は、定着後におけるベ
タ画像の光沢度(G)を、TAPPI T−480(7
5°)のときに、 40%≦G≦60% の範囲に設定したことを特徴としている。
【0025】請求項10記載の発明は、定着後における
普通紙上に作像されたビジネスグラフィック画像のベタ
部光沢度(G)を、TAPPI T−480(75°)
のときに、 20%≦G≦50% の範囲に設定したことを特徴としている。
【0026】請求項11記載の発明は、TAPPI T
−480(75°)の条件下で測定したときの定着後ベ
タ部光沢度(G)が、転写材の光沢度をxとしたときに G≧0.165x+38.8 G≦0.426x+51.2 の範囲に設定されることを特徴としている。
【0027】請求項12記載の発明は、トナーの未定着
画像を転写材上に形成し、該未定着画像を加熱融解して
該転写材に定着する画像形成方法において、定着後にお
けるベタ画像の表面粗さのうち二乗平均粗さRMSおよ
びトナーの体積平均径Dが、 RMS≦5.0μm, 15.0μm≦RMS 2.0μm≦D≦6.5μm の範囲に設定されていることを特徴としている。
【0028】請求項13記載の発明は、請求項1乃至1
2のうちの一つに記載の画像形成方法を画像形成装置に
用いることを特徴としている。
【0029】請求項14記載の発明は、該未定着画像の
定着方式として接触方式を用いることを特徴としてい
る。
【0030】請求項15記載の発明は、未定着画像の定
着方式が非接触方式であることを特徴としている。
【0031】請求項16記載の発明は、未定着画像の可
視像処理に、粉砕トナーを用いることを特徴としてい
る。
【0032】請求項17記載の発明は、表面近傍に熱源
を有する発熱体により未定着画像を接触定着する構成を
備えていることを特徴としている。
【0033】請求項18記載の発明は、上記発熱体は、
表面近傍に自己発熱可能な熱源を備えて未定着画像に接
触する構成であることを特徴としている。
【0034】請求項19記載の発明は、未定着画像に接
触する発熱体を有し、該発熱体は、基体と、該基体の外
表面に配置されている自己発熱源とを少なくとも備えて
構成されているローラ部材が用いられることを特徴とし
ている。
【0035】請求項20記載の発明は、未定着画像の可
視像処理に、重合法により製造されたトナー用いること
を特徴としている 請求項21記載の発明は、画像に対して非接触な状態で
磁気ブラシを用いる現像部においてバイアス電圧印加手
段によるバイアス電圧印加のもとに現像を行ない、現像
により得られた未定着の可視像を転写材上に形成し、少
なくとも一方に非弾性体を有する加熱加圧定着手段によ
り該未定着画像を加熱融解して該転写材に定着する画像
形成方法が適用される画像形成装置において、上記トナ
ーの体積平均粒径Dを、 2.0μm≦6.5μm の範囲に設定したことを特徴としている。
【0036】請求項22記載の発明は、未定着画像がカ
ラートナーで可視像処理されることを特徴としている。
【0037】請求項23記載の発明は、上記カラートナ
ーは、トナー粒子と磁性キャリヤ粒子とを主体とする二
成分現像剤が用いられることを特徴としている。
【0038】請求項24記載の発明は、上記カラートナ
ーとして、一成分系磁性トナーが用いられることを特徴
としている。
【0039】請求項25記載の発明は、トナーの未定着
画像を転写材上に形成し、該未定着画像を少なくとも一
方に非弾性体を有する加熱加圧手段により加熱融解して
転写材に定着する画像形成方法において、上記トナーの
体積平均粒径Dを、 2.0μm≦D≦6.5μm の関係に設定したことを特徴としている。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明の実
施の形態を説明する。 (1)請求項1,2,4記載の発明に係る実施の形態 本発明者らは、ベタ粒状度の挙動の違いが表面形状に起
因すると考え,トナーの種類、定着方法などの異なるサ
ンプルのベタ部の粒状度を評価し,同時に超深度形状測
定顕微鏡による表面形状の測定を行いベタ画像の表面形
状と画質の関係について解析した。
【0041】各サンプルについて粒状度を測定し、同時
にKEYENCE製超深度形状測定顕微鏡VK−850
0で、20倍の対物レンズを用いて画像を測定後、VK
−8500専用画像計測・解析ソフトVK−H1Wを用
いて500mm×500mmの矩形領域の二乗平均粗さ
RMSを計測し、図1に示すような結果を得た。これに
よるとベタの粒状度0.4以下になるのは RMS≦5.0μm, 15.0μm≦RMS の範囲にあることが明らかになった。 (実施例1(1−1〜1−6))図2は、本発明の実施
の形態に係る画像形成方法が実施される画像形成装置の
構成を示す図であり、同図において、符号10は潜像保
持体、同20は帯電装置、同30は書き込み装置、同4
0は現像装置、同50は転写装置である。この装置を用
いて、ベタ未定着画像を作成し、外部定着機を用いて定
着し評価画像を作成する。この画像の粒状度及び表面形
状を測定する。
【0042】現像条件 方式:接触二成分現像 トナー: 実施例1−1,2,3 粉砕トナーA(平均粒径7μ
m) 実施例1−4,5,6 重合トナーB(平均粒径7μ
m) 転写: 紙への直接転写 外部定着装置:ローラ加熱定着 (発熱ローラ、加圧ローラともにアルミコアの表面にシ
リコンゴム層を持ち、その上をさらにPTFEコートし
たものを使用) 実施例1−1 定着温度120℃ 実施例1−2 定着温度170℃ 実施例1−3 定着温度200℃ 実施例1−4 定着温度120℃ 実施例1−5 定着温度170℃ 実施例1−6 定着温度200℃ 上記条件による評価結果は表1に示すとおりである。
【0043】
【表1】
【0044】表1の結果から明らかなように、粉砕トナ
ーでは、実施例1−1,1−3および1−4においてベ
タの粒状度が0.4以下になっている。実施例1−1は
値着が十分でなくマットな画像であり、ギラツキは感じ
られない。実施例1−3では、十分にトナーが溶融して
おり、かつ定着ローラ表面の離形性がよいので光沢は高
いが均一である。実施例1−2の画像は細かな光沢ムラ
が見受けられ、ぎらついている。一方、重合トナーで
は、実施例1−4のマットな画像を以外は粒状度がわる
い。重合トナーは球形で、粒径がそろっているため、ト
ナー同士の接点が少なく、1−6の画像の表面を見てみ
るとトナーの形状がそのまま押しつぶされたような形で
定着されており、隙間が目立つことがわかる。 (2)請求項5,17乃至19記載の発明に係る実施の
形態 複写機やプリンタ等の電子写真方式による画像形成装置
では、一般に、転写材(記録紙)に付着(転写)した現
像剤(トナー)を接触加熱融解することで定着を行って
いる。接触加熱融解方式の中で最も一般的なものは、従
来の技術において挙げたように、熱ローラ定着方式を用
いた定着装置が用いられている。この熱ローラ定着方式
による代表的な定着装置は、内部にハロゲンランプを備
えた発熱ローラに加圧ローラを圧接配置し、この発熱ロ
ーラと加圧ローラのニップ部に転写紙を搬送することに
より、ハロゲンランプの発熱を利用して、発熱ローラと
加圧ローラのニップ部で転写紙上の現像剤を溶融定着さ
せるように構成されている。
【0045】また、この種の定着装置において、操作開
始後の速やかな記録(コピーまたはプリント)開始とい
う操作性の向上を実現するためには、記録動作を行って
いない待機時においても、その定着部(ハロゲンラン
プ)に電力を供給し、発熱ローラを常時一定の温度に保
っておく必要がある。
【0046】しかしながら、上述のように定着部に常時
電力を供給するようにした定着装置は、画像形成装置全
体の消費電力量に対する待機時電力の占める割合が大き
く、画像形成装置の低消費電力化の妨げとなっている。
【0047】そこで、このような課題の解消を目的とし
て、金属やセラミックなどから成る筒状の基体の表面
に、発熱体パターンを印刷あるいは溶射等により付着さ
せた発熱ローラが提案されている。この発熱ローラを定
着装置の発熱ローラとして用いれば、ローラ表面で熱が
発生するので、その加熱効率が高まり、立ち上げ時間の
大幅な短縮が可能となる。
【0048】図3は、発熱体の一つとして用いられる定
着ローラ1の構造を示した断面図である。図3におい
て、定着ローラ1発熱ローラとして機能する部材であり
(以下、発熱ローラと表現する)は、筒もしくはベルト
のような筒状(中空形状)に形成した基体1Aの表面に
セラミック発熱体、ニクロム、TaN、RuO、A
g/Pd等の発熱抵抗を溶射、塗布、印刷などにより、
この基体に面状もしくは線状に形成された発熱抵抗体2
を有し、その発熱抵抗が通電されることによって発熱す
る。さらにその上に、トナーとの離形性を向上させると
ともに、他の部材と発熱体との接触で発熱体が損傷する
のを防ぎ、また発熱抵抗体を電気的に絶縁する目的で、
テフロン(登録商標)などの耐熱樹脂層3が形成されて
いる。
【0049】発熱ローラ1の基体1Aの材料としては、
ガラスやセラミックス、樹脂、あるいはAl、SUSな
どの金属が用いられる。金属を用いる場合には、発熱抵
抗体2との電気的絶縁のためにSiO、ポリイミドな
どの樹脂材料等による絶縁層を設ける必要がある。図4
には、符号1A’により絶縁層が示されている。また、
発熱ローラ1としては、そのほかに、基体1Aそのもの
が発熱体となっているものでもよい。そのようなものと
しては、例えば、セラミックス中に導電性材料を分散し
たもの、導電性繊維を筒状に形成したものなどがあげら
れる。
【0050】加圧ローラ4は、シリコンゴム等の離型性
の良いゴム層4Aを、金属ローラから成る芯金4Bに設
けて構成されており、付勢手段5は、コイルバネもしく
は板バネ等の加圧機構から成り、発熱ローラ1と加圧ロ
ーラ3を圧接させる。これにより発熱ローラ1と加圧ロ
ーラ3の間に、転写紙を搬送・加熱するためのニップ部
(相互圧接部)nが形成される。この構成によれば、オ
ンデマンド定着が可能となる。 (実施例2(2−1〜2−6))図2の画像形成装置を
用いてベタ未定着画像を作成し、外部定着機を用いて定
着し評価画像を作成する。この画像の粒状度及び表面形
状と定着機の立ち上がり時間を測定する。
【0051】現像条件・転写条件 実施例1と同じ。
【0052】実施例2−1〜6:粉砕トナーA(平均粒
径7μm) 外部定着装置:ローラ加熱定着 発熱ローラ熱源供給電力:700W 発熱ローラの直径:30mm 加圧ローラの直径:30mm (加圧ローラはアルミコアの表面にシリコンゴム層を持
ち、その上をさらにPTFEコートしたものを使用) 実施例2−1:加熱ローラは表面がPTFEコートのア
ルミ素管使用 実施例2−1 定着温度120℃ 実施例2−2 定着温度170℃ 実施例2−3 定着温度200℃ 実施例2−2:加熱ローラを表面発熱ローラとする。
【0053】発熱ローラ構成 図3 発熱ローラ1の直径 30mm 基体1A アルミ素管 絶縁層1A’ ガラス層 発熱抵抗体層2 セラミック発熱体 耐熱樹脂層3 PTFE 発熱ローラ熱源供給電力:700W 発熱ローラ設定温度 :180℃ 実施例2−4 定着温度120℃ 実施例2−5 定着温度170℃ 実施例2−6 定着温度200℃ 上記条件における画像の粒状度及び表面形状と定着機の
立ち上がり時間に関する結果は表2に示すとおりであ
る。
【0054】
【表2】
【0055】主観評価値 ○:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに評価者の8割以上がランク3以上と
する。 ×:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに評価者の2割以上がランク3未満と
する。
【0056】表2より、実施例2−1,2−3はサンプ
ルの主観評価値が良好であるが、立ち上がり時間が2−
4,2−6の2倍以上となっている。このことから、基
体表面に発熱層を設ける構成とすることが熱伝搬性を高
めるとともにこのための立ち上がり特性を向上させるこ
とができる。
【0057】ちなみに、トナー粒径のみを表2の場合と
異ならせて平均粒径を7.0μmから6.5μmとした
場合の立ち上がり時間と粒状度および表面形状に関する
評価は表3に示す結果が得られた。なお、表3において
実施例の番号に関しては表2で示した番号にダッシュを
付けて示してある。
【0058】
【表3】
【0059】(3)請求項3,6,7,14,16記載
の発明に係る実施の形態 近年、複写画像の高画質要求が高まっており、複写機お
よび現像剤共に様々な改善が図られているが、高画質を
実現する上で、最も問題となっているのが接触定着時の
画質劣化である。図5に示すように、非接触加熱定着し
た場合と比較すると、定着より上流のプロセスが全く同
じであっても、接触加熱すると画質が著しく劣化するこ
とが知られている。非接触方式による定着にはいくつか
の方法があるが、実用化されているものの中ではフラッ
シュ定着が最も一般的である。本発明の効果を確かめる
ため、図2の画像形成装置を用いて未定着画像を作成
し、ホットプレートを用いて裏面から加熱し、画像を定
着する。この画像のベタ及び中濃度部(明度60近辺)
粒状度及び表面形状を測定する。 (実施例3(3−1〜3−3)) 現像条件 方式:接触二成分現像 トナー: 実施例3−1 粉砕トナーA(平均粒径7μm) 実施例3−2 重合トナーB(平均粒径7μm) 実施例3−3 球形処理トナーC(平均粒径7μm) 転写:紙への直接転写 外部定着装置: 非接触定着装置としてのホットプレー
ト定着(定着温度170℃) 上記条件での評価結果は表4に示すとおりである。
【0060】
【表4】
【0061】表4の結果において、非接触定着では、中
濃度部の粒状度は粉砕トナーと重合トナーで似たような
値となり中濃度部の粒状度劣化はこの3つのトナー種に
はによらず少なくなっていることがわかる。しかし、ベ
タ粒状度は粉砕トナーではあまり低くならないことがわ
かる。裏面からの非接触定着ではトナー表面は圧力がか
からないので、転写時の状態をほぼ保っている。粉砕ト
ナーは粒径分布がブロードなため、トナーがうまくパッ
キングされており、熱の伝わりが良いところでは固まっ
て溶融する。熱の伝わりの良いところと悪いところが低
周波で分布しているため、ベタの粒状度が下がらない。 (4)請求項8乃至11記載の発明に係る実施の形態 Gloss Preferences for Col
or Xerographic Prints (Jo
urnal of Imaging Science
end Technology, Volume40,
Number2, March/April 199
6 )によれば、カラー電子写真による種々の紙へのプ
リントに対する人々の好みの程度を調査した。これによ
ると、平均的な好まれる光沢は広範囲であるが、極端に
高い光沢や低い光沢は好まれない。用紙の光沢が低くて
も、中間的な光沢が各種観察者に好まれるという結果が
示されている。
【0062】好まれる光沢はすべてのケースでTAPP
I T−480(75°)で測定したときの定着後ベタ
光沢度が40〜60の範囲である。普通紙におけるビジ
ネスグラフィック画像では20〜50の低い光沢が好ま
れる。また、好まれる画像光沢の用紙の光沢への依存性
も示されている。ピクトリアル画像の好まれる光沢は用
紙の光沢に対し、1:10程度のわずかな勾配を持つ。
ビジネスグラフィック画像の場合は、1:2程度の高い
勾配を持ち量画像の好まれる光沢は用紙が高光沢になる
と収束する。用紙の光沢に対して、ピクトリアル画像と
ビジネスグラフィック画像の両方が好まれる領域は、上
記文献のp161に示されており、TAPPI T−4
80(75°)で測定したときの定着後ベタ光沢度G
が、転写材の光沢度をxとしたときに、 G≧0.165x+38.8 G≦0.426x+51.2 の範囲にあるとされる。 (実施例4(4−1〜4−4))図2の画像形成装置を
用いてピクトリアル画像とグラフィック画像の未定着画
像を作成し、外部定着装置を用いて定着温度を変化させ
て定着し、主観評価を行う。さらに、画像のうち単色ベ
タ部の粒状度及び表面形状を測定する。この結果は表5
に示すとおりである。
【0063】作像条件:実施例1と同じ
【0064】
【表5】
【0065】画像種:ピクトリアル(P)ビジネスグラ
フィック(BG) (評価ランク) 粒状度 ○:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに評価者の8割以上がランク3以上と
する。 ×:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに評価者の2割以上がランク3未満と
する。 (実施例5(5−1〜5−6))図2の画像形成装置を
用いて表5に示した結果が得られる1種類の用紙ではな
く複数、この場合には普通紙と光沢紙との2種類の用紙
を対象としてピクトリアル画像とグラフィック画像の混
在した未定着画像を作成し、外部定着装置を用いて定着
温度を変化させて定着し、主観評価を行う。さらに、画
像のうち単色ベタ部の粒状度及び表面形状を測定する。
この結果は表6に示すとおりである。
【0066】作像条件:実施例1と同じ
【0067】
【表6】
【0068】画像種:ピクトリアル(P)ビジネスグラ
フィック(BG) (評価ランク) 粒状度 ○:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに 評価者の8割以上がランク3以上
とする。 ×:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに 評価者の2割以上がランク3未満
とする。
【0069】表5,6において、定着後のベタ部光沢度
(G)を上記関係に設定した場合に主観評価値が高くな
っている。 (5)請求項12記載の発明に係る実施の形態 本発明者らは、請求項1乃至3記載の発明に係る実施の
形態において説明したベタ粒状度が0.4以下となる二
乗表面粗さ(RMS)の関係に加えて、図5に示したよ
うに、接触方式を用いた定着後の画像の粒状度が悪化す
る点に着目し、この原因が定着時での加熱ムラにあると
推察した。
【0070】図6は、定着方式である接触方式とこれ以
外の方式とにおいて粒状度の変化を観察する意味で、非
接触定着、弾性層を有する定着ローラを用いた定着(図
6では、ソフトローラ定着と表示してある)、弾性層を
有しない定着ローラを用いた定着(図6では、ハードロ
ーラ定着と表示してある)の3種類の定着形式において
粒状度がどのように変化するかを示したグラフである。
図6のグラフが示すように、弾性層を有しない定着ロー
ラ(以下、ハードローラという)では、特に中濃度部で
の粒状度劣化が顕著であり、このため中間調画像が汚く
なる。しかし、弾性層を有する定着ローラ(以下、ソフ
トローラという)は耐久性の面で問題があり、普及機に
は使用されないことが多い。特にメンテナンスフリーが
重要とされるプリンターでは、弾性層を有する定着ロー
ラはほとんど使用されない。また、近年省エネルギーが
唱えられ、定着ローラのヒートアップタイムの短縮が重
要課題とされているが、弾性層を有するローラでは前述
したように立ち上がり時間が遅く、エネルギー消費量が
多く、ファーストコピー時間も長くなる。また、待機時
消費電力量も多い。
【0071】発明者はハードローラの良い点(高耐久、
省エネルギー向け)を生かし、中濃度部の劣化を最も少
なくするためにはどうしたらよいかにつき検討した。
【0072】そこで、体積平均粒径の異なるトナーを用
いてハードローラを使用した定着による劣化を測定し
た。図7にその結果を示す。図7に示す結果からも明ら
かなように、トナーの体積平均粒径が6.5μmより小
さいと接触加熱定着による劣化が0.2以下となること
が見い出せる。粒状度は0.2程度の小さい値であって
も違った場合には、画像を見慣れていない人でも違いが
わかるようになる範囲である。また、トナークラウドが
発生しないトナー半径の下限は2μmということがわか
っており、さらに粒径が小さすぎるトナーは粉塵公害の
原因となるため、環境上も好ましくない。粒状度の劣化
の少なさおよび生産性の高さを鑑みるとさらに望ましく
はトナーの体積平均粒径が5.0μm程度であることが
わかる。 (実施例6(6−1〜6−6))本実施例では、図2に
示した構成の画像形成装置が用いられ、この装置を用い
て、ベタ未定着画像を作成し、外部定着機を用いて定着
し評価画像を作成する。この画像の粒状度及び表面形状
を測定する。次に明度60程度のディザハーフトーン未
定着画像を2枚作り、一方をホットプレート定着、残り
をローラ加熱定着し、二つの粒状度の差を測定する。さ
らに、ピクトリアル画像とビジネスグラフィック画像が
混ざった画像を作成し、主観評価を行う。この結果は表
7に示すとおりである。
【0073】現像条件 方式:接触二成分現像 トナー: 実施例6−1,2,3 平均粒径7.5μm 実施例6−4,5,6 平均粒径6.5μm 転写:紙への直接転写 外部定着装置:ローラ加熱定着 加圧ローラ:アルミコアの表面にシリコンゴム層を持
ち、その上をPTFEコート 加熱ローラ:表面がPTFEコートのアルミ素管 実施例6−1 定着温度120℃ 実施例6−2 定着温度170℃ 実施例6−3 定着温度200℃ 実施例6−4 定着温度120℃ 実施例6−5 定着温度170℃ 実施例6−6 定着温度200℃
【0074】
【表7】
【0075】主観評価値 ○:ランク5を最も好みの光沢として1〜5までランク
をつけさせたときに評価者の8割以上がランク3以上と
する。
【0076】×:ランク5を最も好みの光沢として1〜
5までランクをつけさせたときに評価者の2割以上がラ
ンク3未満とする。
【0077】表7において、ベタ粒状度は実施例6−
2,6−5以外では0.4以下になっている。実施例6
−1,6−4は定着が十分でなくマットな画像であり、
ギラツキは感じられない。実施例6−3,6−6では、
十分にトナーが溶融しており、かつ定着ローラ表面の離
形性がよいので光沢は高いが均一である。実施例6−2
の画像は細かな光沢ムラが見受けられ、ぎらついてい
る。L*=60近傍での粒状度劣化は、トナー径が7.
5μmだとすべて0.2以上劣化している。実施例1−
5では粒状度劣化は0.2以下だが、ベタの粒状度が悪
いため、サンプルの主観評価値は悪い。
【0078】本実施例においても、実施例1において説
明したピクトリアル画像とビジネスグラフィック画像と
が混じった画像を対象として、トナー粒径を6.5μm
とした場合での主観評価を行った結果は表8に示すとお
りであり、さらに、表8の場合と違って異なる種類の用
紙(普通紙、光沢紙)を対象としてトナー粒径を6.5
μmとした場合の表6を得た条件と同じ条件で主観評価
を行った結果は表9および10に示すとおりである。な
お、表8においては表7の結果を示す実施例の番号にダ
ッシュを付けて、また表9および表10においては表7
の結果を示す実施例の番号にAを付けて示してある。
【0079】作像条件:実施例6と同じ
【0080】
【表8】
【0081】現像条件 方式:接触に成分現像 トナー:平均粒径6.5μm
【0082】
【表9】
【0083】
【表10】
【0084】(6)請求項21乃至23記載の発明に係
る実施の形態 本発明の実施形態に係る実施例では、図2に示した画像
形成装置を用いて定着前の画像をCCDにより読み取
り、その画像を画像評価装置にかけることにより、後端
掃き目ムラおよび粒状度を評価した。また、定着ローラ
の立ち上がり時間(通電してから定着ローラ表面が定着
温度に昇温するまでにかかる時間)を測定した。この結
果は表11に示すとおりである。
【0085】現像条件 方式:非接触二成分現像 トナー:帯電量は−20μC/g 体積平均粒径はそれ
ぞれ5、7.5mm 感光体:有機感光体 明部電位 −50V 暗部電位 −600V 現像条件:DCバイアス −450V 転写:紙への直接転写 定着:ローラ加熱定着 発熱ローラ熱源供給電力:700W 発熱ローラ設定温度:170℃ 発熱ローラの直径:30mm 加圧ローラの直径:30mm (加圧ローラはアルミコアの表面にシリコンゴム層を持
ち、その上をさらにPTFEコートしたものを使用) 実施例1:加熱ローラは表面がPTFEコートのアルミ
素管使用 比較例1:加熱ローラはアルミ素管に1mmのシリコン
ゴム層を持ちその上をさらにPTFEコートしたもの。
【0086】比較例2:現像を接触二成分現像とするし
たもの。
【0087】
【表11】
【0088】評価ランク 粒状度 ○:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2未満 ×:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2以上 後端掃き目ムラ ○:掃き目ムラ部分が1mm以下 ×:掃き目ムラ部分が1mm以上 比較例1では、トナー径が7.5mmの場合、5.0m
mの場合ともに粒状度ランクは○であるが、立ち上がり
時間は100secかかる。実施例1では、トナー径が
5.0mmであれば、立ち上がり時間も短く粒状度ラン
クは○である。比較例2では、トナー径が5.0mmで
あれば、立ち上がり時間も短く粒状度ランクは○である
が、掃き目ムラのランクは×となっている。
【0089】比較例3 実施例と同様の条件で、定着ローラを表面発熱ローラと
する。粒状度および定着ローラの立ち上がり時間を評価
した。この結果は表12に示すとおりである。
【0090】発熱ローラ構成:図4 発熱ローラ1の直径 30mm 基体1A アルミ素管 絶縁層1A’ ガラス層 発熱抵抗体層2 セラミック発熱体 耐熱樹脂層3 PTFE 発熱ローラ熱源供給電力:700W 発熱ローラ設定温度 :170℃
【0091】
【表12】
【0092】評価ランク 粒状度 ○:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2未満 ×:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2以上 後端掃き目ムラ ○:掃き目ムラ部分が1mm以下 ×:掃き目ムラ部分が1mm以上 トナー径が5.0mmの場合は実施例1,比較例2とも
に粒状度ランクは○であるが、立ち上がり時間は実施例
1が30secかかるのに対し、比較例3では7sec
であり、オンデマンド定着が可能となる。どちらの場合
も非接触現像なので後端掃き目ムラ評価は良好である。 (7)請求項25記載の発明に係る実施の形態 本発明の実施形態に係る実施例では、図2に示した画像
形成装置を用いて定着前の画像をCCDにより読み取
り、その画像を画像評価装置にかけることにより粒状度
を評価した。また、定着ローラの立ち上がり時間(通電
してから定着ローラ表面が定着温度に昇温するまでにか
かる時間)を測定した。この結果は表13に示すとおり
である。
【0093】現像条件 方式:非接触二成分現像 トナー:帯電量は−20μC/g 体積平均粒径はそれ
ぞれ5、7.5mm 感光体:有機感光体 明部電位 −50V 暗部電位 −600V 現像条件:DCバイアス −450V 転写:紙への直接転写 定着:ローラ加熱定着 発熱ローラ熱源供給電力:700W 発熱ローラ設定温度:170℃ 発熱ローラの直径:30mm 加圧ローラの直径:30mm (加圧ローラはアルミコアの表面にシリコンゴム層を持
ち、その上をさらにPTFEコートしたものを使用) 実施例1:加熱ローラは表面がPTFEコートのアルミ
素管使用 比較例1:加熱ローラはアルミ素管に1mmのシリコン
ゴム層を持ちその上をさらにPTFEコートしたもの。
【0094】
【表13】
【0095】評価ランク 粒状度 ○:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2未満 ×:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2以上 比較例1では、トナー径が7.5mmの場合、5.0m
mの場合ともに粒状度ランクは○であるが、立ち上がり
時間は100secかかる。実施例1では、トナー径が
5.0mmであれば、立ち上がり時間も短く粒状度ラン
クは○である。
【0096】比較例2 実施例1と同様の条件で、定着ローラを表面発熱ローラ
とする。粒状度および定着ローラの立ち上がり時間を評
価した。この結果は表14に示すとおりである。
【0097】発熱ローラ構成:図4 発熱ローラ1の直径 30mm 基体1A アルミ素管 絶縁層1A’ ガラス層 発熱抵抗体層2 セラミック発熱体 耐熱樹脂層3 PTFE 発熱ローラ熱源供給電力:700W 発熱ローラ設定温度 :170℃
【0098】
【表14】
【0099】評価ランク 粒状度 ○:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2未満 ×:定着前と比較して定着後の粒状度劣化が0.2以上 後端掃き目ムラ ○:掃き目ムラ部分が1mm以下 ×:掃き目ムラ部分が1mm以上 トナー径が5.0mmの場合は実施例1,比較例2とも
に粒状度ランクは○であるが、立ち上がり時間は実施例
1が30secかかるのに対し、比較例2では7sec
であり、オンデマンド定着が可能となる。
【0100】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画像品質、特に光沢ムラのない良好な画像を
省エネルギー化が可能な構成により得ることができる定
着方法および画像形成装置を得ることが可能となる。特
に請求項1記載の発明によれば、トナーの未定着画像を
転写材上に形成し、該未定着画像を加熱融解して該転写
材に定着する画像形成方法において、画像部のギラツキ
を低減し、高画質の画像形成方法を実現することが可能
となる。
【0101】請求項2に記載の発明によれば、比較的簡
単な構成で画像部のギラツキを低減し、高画質の画像形
成方法を実現することが可能となる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、画像部のギ
ラツキを低減し、中濃度部粒状度の劣化の少ない画像形
成方法を実現することが可能となる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、比較的簡単
な構成で、画像部のギラツキを低減し、ランニングコス
トの低い画像形成方法を実現することが可能となる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、画像部のギ
ラツキを低減し、定着のエネルギー消費の少ない画像形
成方法を実現することが可能となる。
【0105】請求項6および7記載の発明によれば、画
像部のギラツキをより低減し、中濃度部粒状度の劣化の
少ない画像形成方法を実現することが可能となる。
【0106】請求項8記載の発明によれば、画像部のギ
ラツキを低減し、画像種類により好ましい光沢を与える
画像形成方法を実現することが可能となる。
【0107】請求項9記載の発明によれば、画像部のギ
ラツキを低減し、ピクトリアル画像により好ましい光沢
を与える画像形成方法を実現することが可能となる。
【0108】請求項10記載の発明によれば、画像部の
ギラツキを低減し、ビジネスグラフィックス画像により
好ましい光沢を与える画像形成方法を実現することが可
能となる。
【0109】請求項11記載の発明によれば、画像部の
ギラツキを低減し、画像種によらず好ましい光沢を与え
る画像形成方法を実現することが可能となる。
【0110】請求項12記載の発明によれば、高濃度部
のギラツキを低減し、中濃度部の粒状度を向上させるこ
とで高画質の画像形成方法を実現することが可能とな
る。
【0111】請求項13記載の発明によれば、光沢度を
安定させてギラツキのない画像を得ることが可能とな
る。
【0112】請求項14記載の発明によれば、比較的簡
単な構成で画像部のギラツキを低減し、高画質の画像形
成装置を実現することが可能となる。
【0113】請求項15記載の発明によれば、比較的簡
単な構成で、画像部のギラツキを低減し、ランニングコ
ストの低い画像形成装置を実現することが可能となる。
【0114】請求項16記載の発明によれば、画像部の
ギラツキを低減し、中濃度部粒状度の劣化の少ない画像
形成装置を実現することが可能となる。
【0115】請求項17記載の発明によれば、画像部の
ギラツキを低減し、定着のエネルギー消費の少ない画像
形成装置を実現することが可能となる。
【0116】請求項18および19記載の発明によれ
ば、発熱体の表面近傍に自己発熱可能な構成を備えたロ
ーラを用いるので、画像との接触位置近傍にて熱伝搬が
可能であるので定着効率を向上させて省エネルギー化に
よる画像のギラツキをなくすことが可能となる。
【0117】請求項20記載の発明によれば、画像部の
ギラツキをより低減し、中濃度部粒状度の劣化を少なく
することが可能となる。請求項21記載の発明によれ
ば、非接触な状態で画像を可視像処理することにより掃
き目をなくすことができると共に、トナークラウドおよ
び光沢度に悪影響を及ぼす粒状度の悪化をトナーの平均
粒径の設定により防止することが可能となる。
【0118】請求項22記載の発明によれば、トナーの
堆積により粒状度が悪化しやすいカラートナーの場合で
も粒状度の悪化を防止してカラー画像の品質を低下させ
ないようにすることが可能となる。
【0119】請求項23および24記載の発明によれ
ば、掃き目ムラを引き起こしやすい二成分現像剤を用い
た場合でも非接触により掃き目ムラの発生を防止できる
と共にトナー粒径を規定することでトナークラウドや粒
状度の悪化を防止してカラー画像の場合の画像品質の低
下を防止することが可能となる。
【0120】請求項25記載の発明によれば、トナーの
体積平均粒径を規定することにより、高耐久性がありし
かも省エネルギー化が可能なハードローラ(弾性体を有
しないローラ)を用いた場合の中濃度での粒状度劣化を
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成方法に用い
られるトナーの二乗平均粗さ(RMS)と粒状度との関
係を説明するための線図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成方法を実行
するための装置が適用される画像形成装置の構成を示す
模式図である。
【図3】図2に示した画像形成装置に用いられる定着装
置の構成を説明するための模式図である。
【図4】図3に示した定着装置に用いられる発熱体の一
例を示す模式図である。
【図5】図2に示した画像形成装置に用いられる定着装
置での定着方式の違いによる粒状度と光沢度との変化を
説明するための線図である。
【図6】図3に示した定着装置における発熱体の表面状
態の違いによる粒状度と光沢度との影響を説明するため
の線図である。
【図7】トナーの平均粒径の違いによる粒状度と光沢度
との関係を説明するための線図である。
【図8】画像濃度(光沢度)に影響するトナーの粒状度
の挙動を説明するための線図である。
【符号の説明】
1 発熱体である発熱ローラ 1A 基体 1A’ 絶縁層 2 抵抗発熱層 3 耐熱樹脂層 4 加圧ローラ 4A 弾性体 4B 心材 10 潜像保持体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 9/08 381 15/09 384 361 Fターム(参考) 2H005 AB04 AB06 EA05 FB02 2H031 AD01 AD03 AD09 BA03 BA05 BB01 CA07 DA01 FA01 2H033 AA10 AA49 BA58 BA59 BB03 BB04 BB06 BB19 BB22 BB29 BB34 BE01 2H077 AD35 EA03 EA13 EA15 EA16 GA01 GA12 GA17

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーの未定着画像を転写材上に形成し、
    該未定着画像を加熱融解して該転写材に定着する画像形
    成方法において、定着後ベタ画像の表面粗さのうち二乗
    平均粗さRMSがRMS≦5.0μm, 15.0μm
    ≦RMSの範囲にあることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成方法において、 上記未定着画像の定着方式として加熱部を該未定着画像
    に接触させる接触方式を用いることを特徴とする画像形
    成方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成方法において、 上記未定着画像の定着方式として加熱部が該未定着画像
    に対して非接触とされた非接触方式であることを特徴と
    する画像形成方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の画像形成方法において、 上記未定着画像には粉砕トナーが使用されることを特徴
    とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の画像形成方法において、 上記未定着画像は、熱源が表面近傍に設けられている発
    熱体を接触させることにより接触定着されることを特徴
    とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載の画像形成方法において、 上記未定着画像が、粉砕トナーを球形処理することによ
    り製造されたトナーを用いて形成されていることを特徴
    とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】請求項3記載の画像形成方法において、 上記未定着画像が、重合法により製造されたトナーを用
    いて形成されていることを特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のうちの一つに記載の画像
    形成方法において、 形成される画像がピクセル画像とビジネスグラフィック
    画像とのモード選択が可能であり、選択されたモードの
    画像に対応して定着後の画像光沢度を異ならせることを
    特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成方法において、 定着後におけるベタ画像の光沢度(G)を、TAPPI
    T−480(75°)のときに、 40%≦G≦60% の範囲に設定したことを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載の画像形成方法において、 定着後における普通紙上に作像されたビジネスグラフィ
    ック画像のベタ部光沢度(G)を、TAPPI T−4
    80(75°)のときに、 20%≦G≦50% の範囲に設定したことを特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】請求項8記載の画像形成方法において、 TAPPI T−480(75°)の条件下で測定した
    ときの定着後ベタ部光沢度(G)が、転写材の光沢度を
    xとしたときに G≧0.165x+38.8 G≦0.426x+51.2 の範囲に設定されることを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】トナーの未定着画像を転写材上に形成
    し、該未定着画像を加熱融解して該転写材に定着する画
    像形成方法において、 定着後におけるベタ画像の表面粗さのうち二乗平均粗さ
    RMSおよびトナーの体積平均径Dが、 RMS≦5.0μm, 15.0μm≦RMS 2.0μm≦D≦6.5μm の範囲に設定されていることを特徴とする画像形成方
    法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のうちの一つに記載の
    画像形成方法を用いることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 該未定着画像の定着方式として接触方式を用いることを
    特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 未定着画像の定着方式が非接触方式であることを特徴と
    する画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項14記載の画像形成装置におい
    て、 未定着画像の可視像処理に、粉砕トナーを用いることを
    特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項14記載の画像形成装置におい
    て、 表面近傍に熱源を有する発熱体により未定着画像を接触
    定着する構成を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】請求項14記載の画像形成装置におい
    て、 上記発熱体は、表面近傍に自己発熱可能な熱源を備えて
    未定着画像に接触する構成であることを特徴とする画像
    形成装置。
  19. 【請求項19】請求項14記載の画像形成装置におい
    て、 未定着画像に接触する発熱体を有し、該発熱体は、基体
    と、該基体の外表面に配置されている自己発熱源とを少
    なくとも備えて構成されているローラ部材が用いられる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項15記載の画像形成装置におい
    て、 未定着画像の可視像処理に、重合法により製造されたト
    ナー用いることを特徴とする画像形成装置
  21. 【請求項21】画像に対して非接触な状態で磁気ブラシ
    を用いる現像部においてバイアス電圧印加手段によるバ
    イアス電圧印加のもとに現像を行ない、現像により得ら
    れた未定着の可視像を転写材上に形成し、少なくとも一
    方に非弾性体を有する加熱加圧定着手段により該未定着
    画像を加熱融解して該転写材に定着する画像形成方法が
    適用される画像形成装置において、 上記トナーの体積平均粒径Dを、 2.0μm≦6.5μm の範囲に設定したことを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の画像形成装置におい
    て、 未定着画像がカラートナーで可視像処理されることを特
    徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項22記載の画像形成装置におい
    て、 上記カラートナーは、トナー粒子と磁性キャリヤ粒子と
    を主体とする二成分現像剤が用いられることを特徴とす
    る画像形成装置。
  24. 【請求項24】請求項22記載の画像形成装置におい
    て、 上記カラートナーとして、一成分系磁性トナーが用いら
    れることを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】トナーの未定着画像を転写材上に形成
    し、該未定着画像を少なくとも一方に非弾性体を有する
    加熱加圧手段により加熱融解して転写材に定着する画像
    形成方法において、 上記トナーの体積平均粒径Dを、 2.0μm≦D≦6.5μm の関係に設定したことを特徴とする画像形成方法。
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