JP2002326523A - 自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents

自動変速機のシフトロック装置

Info

Publication number
JP2002326523A
JP2002326523A JP2001134253A JP2001134253A JP2002326523A JP 2002326523 A JP2002326523 A JP 2002326523A JP 2001134253 A JP2001134253 A JP 2001134253A JP 2001134253 A JP2001134253 A JP 2001134253A JP 2002326523 A JP2002326523 A JP 2002326523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
locking
solenoid
lock
instrument panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001134253A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayako Akiyama
綾子 秋山
Kazuhiro Osawa
和弘 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd, Suzuki Motor Corp filed Critical HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Priority to JP2001134253A priority Critical patent/JP2002326523A/ja
Publication of JP2002326523A publication Critical patent/JP2002326523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機のシフトロック装置において、ロ
ック用ソレノイドの手動解除レバーをインストルメント
パネルの下方のレバー操作用開口部から操作可能とし、
レバー操作用開口部を被包部材で覆う必要をなくし、部
品点数を低減するとともに、手動解除レバーの操作時に
は、被包部材を取り外す手間をなくし、手動解除レバー
の操作性を向上することにある。 【構成】 インストルメントパネルの内部にはロック用
カムが上方に指向するようにロック用ソレノイドを鉛直
方向に設け、ロック用ソレノイドにはロック用カムを手
動で引退解除する手動解除レバーをロック用カムとは反
対方向で下方に延出して設け、手動解除レバー下方のイ
ンストルメントパネルには手動解除レバーを操作させる
レバー操作用開口部を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動変速機のシ
フトロック装置に係り、特にロック用カムを手動で引退
解除する手動解除レバーの操作性を向上する自動変速機
のシフトロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、搭載した内燃機関の駆動力を
走行条件に応じて所要に変換して取出すために、自動変
速機や手動変速機が備えられている。
【0003】自動変速機を備えた車両においては、図9
に示す如く、車両のインストルメントパネル(図示せ
ず)に取り付けられた自動変速機のセレクト機構102
のレバー組立体104には、セレクトレバー106がレ
バー回転軸108によって回動可能に軸支して設けられ
ている。レバー組立体104には、セレクトレバー10
6の上端側のグリップのノブボタン(図示せず)の動作
(オン/オフ)によって進退動されるデテントピン11
0が係合離脱される少なくともパーキング段部を有する
段部開口116を形成したデテントプレート114が設
けられている。レバー回転軸108は、このデテントプ
レート114に取り付けられている。つまり、このデテ
ントプレート114の開口段部116には、セレクトレ
バー106の各シフト位置に対応させて、ニュートラル
段部116−Nの一側にドライブ段部116−Dと2速
用段部116−2と1速用段部116−Lとが順次に形
成されるとともに、ニュートラル段部116−Nの他側
にリバース段部116−Rとパーキング段部116−P
とが順次に形成されている。
【0004】セレクトレバー106は、各シフトレンジ
であるパーキングレンジ(P)と、リバースレンジ
(R)と、ニュートラルレンジ(N)と、ドライブ位置
(D)と、2速位置(2)と、1速位置(1)とに、レ
バー回転軸108を中心して車両の前後方向に回動され
るものである。また、セレクトレバー106の下端側に
は、図示しないが、自動変速機に連絡するシフトケーブ
ルが接続している。
【0005】また、デテントプレート114には、シフ
トロック装置118が設けられる。このシフトロック装
置118は、図9に示す如く、非通電時に、ロック用カ
ム120をロック位置に押進動作させてパーキング段部
116−Pからのデテントピン110の離脱を阻止する
とともに、図10に示す如く、通電時には、ロック用カ
ム120を解除位置に引退動作させてパーキング段部1
16−Pからのデテントピン110の離脱を許容するロ
ック用ソレノイド122を有している。このロック用ソ
レノイド122は、図示しないが、ブレーキスイッチに
連絡している。また、図示しないが、セレクトレバー1
06内にはノブボタンに上端側を当接するシフトロッド
が設けられ、このシフトロッドの下端側にはデテントピ
ン110が取着して設けられている。これにより、自動
変速機を搭載した車両において、ブレーキペダルを踏み
込まない状態では、パーキングレンジ116−Pから解
除することができないようにしている。また、ロック用
ソレノイド122のロック用カム120は、電気信号の
オン・オフによってストローク(進退動)する。
【0006】即ち、シフトロック装置118において、
図9に示す如く、ブレーキペダルを踏み込まない状態で
は、セレクトレバー106のノブボタンに連結している
デテントピン110がロック用ソレノイド122のロッ
ク用カム120によってロックされているので(ロック
時)、ノブボタンを押すことができず、つまり、パーキ
ングレンジ116−Pからデテントピン110を動かす
ことができない。そして、ブレーキペダルを踏み込む
と、図10に示す如く、このブレーキペダルに連動した
ブレーキスイッチからロック用ソレノイド122に信号
が入り、ロック用カム120がストロークしてデテント
ピン110がパーキングレンジ116−Pから他のレン
ジに動ける状態になる(ロック解除時)。
【0007】このような自動変速機のシフトロック装置
としては、例えば、特開平9−2091号公報、特開平
11−105567号公報、特開2000−31847
8号公報、特開平11−115528号公報に開示され
ている。特開平9−2091号公報に記載のものは、イ
グニションキーがオン位置でなければ、セレクトレバー
のロック状態が解除されないようにし、また、セレクト
レバーがパーキングレンジにあるときのみ、イグニショ
ンキーをステアリングロック位置まで回すようにし、キ
ーを引き抜けるように構成したものである。特開平11
−105567号公報に記載のものは、カム部材とシフ
トロックカムとを、車両の上下方向に延在するロッドで
互いに連結し、シフトレバーの所定位置を、パーキング
位置からの移動を拘束するとともに、パーキングレンジ
以外でのエンジンキーの回動を規制するものである。特
開2000−318478号公報に記載のものは、ロッ
ク用カムの上方のガーニッシュによって覆われるインジ
ケータ及びコンソールボックスに、ロック用カムを解除
位置に引退動作させる解除用操作具が挿入される解除用
操作孔を形成したものである。特開平11−11552
8号公報に記載のものは、コラムシフト装置において、
キーロックリンクがキーシリンダのシリンダ側ロックリ
ンクに直接的に連動させ、ケーブル等の部品を不要とす
るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、シフ
トロック装置において、図9に示す如く、ロック用ソレ
ノイドが電気的に動くので、バッテリ上がり等における
車両移動のために、ロック用ソレノイドのロック解除を
手動で行える解除用機構を併せ持たなければならない。
ロック用ソレノイドのロック用カムを手でストロークさ
せる方法もあるが、一般的に、ロック用ソレノイドが、
外観上、乗員の見えにくい箇所に位置して配設されてい
ることから、乗員の手の届く範囲までロック用カムに連
動した解除用機構を延出させなければならない。この場
合に、ロック用カムからロック用ソレノイドの横方向に
つまみ等の操作具を突出させるという技術があるが、ロ
ック用ソレノイド周辺にレイアウト上余裕がない場合に
は、その操作具を配設することができず、また、ロック
用ソレノイドが電気的な作動の妨げにならないように、
軽量に構成しなければならないので、操作具自身に十分
な剛性を確保させることが困難であり、操作部の撓み等
によるロック用カムの作動のひっかかり感等に不具合が
生じた。
【0009】また、その操作具を覆って車室内からの外
観を向上するために、インストルメントパネルの車室側
には、カバー等の被包部材を取り付けたりするので、部
品点数が増加するとともに、その被包部材の取り付けの
手間が必要になるという不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両のインストルメント
パネルに取り付けられた自動変速機のセレクト機構のレ
バー組立体にセレクトレバーを回動可能に軸支して設
け、前記レバー組立体には前記セレクトレバーのノブボ
タンの動作によって進退動されるデテントピンが係合離
脱される少なくともパーキング段部を有する段部開口を
形成したデテントプレートを設け、非通電時にロック用
カムをロック位置に押進動作させて前記パーキング段部
からの前記デテントピンの離脱を阻止するとともに通電
時には前記ロック用カムを解除位置に引退動作させて前
記パーキング段部からの前記デテントピンの離脱を許容
するロック用ソレノイドを設けた自動変速機のシフトロ
ック装置において、前記インストルメントパネルの内部
には前記ロック用カムが上方に指向するように前記ロッ
ク用ソレノイドを鉛直方向に設け、前記ロック用ソレノ
イドには前記ロック用カムを手動で引退解除する手動解
除レバーを前記ロック用カムとは反対方向で下方に延出
して設け、前記手動解除レバー下方の前記インストルメ
ントパネルには前記手動解除レバーを操作させるレバー
操作用開口部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は、ロック用ソレノイド
の手動解除レバーをインストルメントパネルの下方のレ
バー操作用開口部から操作可能となり、このインストル
メントパネルの下方のレバー操作用開口部を被包部材で
覆う必要がなくなり、よって、部品点数を低減するとと
もに、手動解除レバーの操作時には、被包部材を取り外
す手間がなくなり、手動解除レバーの操作性を向上する
ことができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜8は、この発明の第1実
施例を示すものである。図4〜6において、2は自動変
速機(図示せず)が備えられた車両、4は車室、6はス
テアリングホイール、8はステアリングコラム、10は
インストルメントパネル、12はセンタコンソールであ
る。このセンタコンソール12は、インストルメントパ
ネル10の中央部位に配設されている。インストルメン
トパネル10の車両後方側の表側である車室4側には、
図1に示す如く、ガーニッシュ14が取り付けられてい
る。インストルメントパネル10の内部である裏側の下
方には、空調装置16のヒータユニット18が設置され
ている。
【0013】インストルメントパネル10のセンタコン
ソール12には、空調操作部20が設けられている。イ
ンストルメントパネル10のセンタコンソール12の上
側には、オーディオ取付スペース22が設けられてい
る。また、インストルメントパネル10のセンタコンソ
ール12の下側には、スイッチ群24・灰皿置きスペー
ス26が設けられている。また、インストルメントパネ
ル10の下方には、図5に示す如く、カップホルダ28
が配設されている。
【0014】インストルメントパネル10の裏側には、
図1に示す如く、自動変速機のセレクト機構30のレバ
ー組立体32が設けられる。このレバー組立体32に
は、デテント機構34のデテントプレート36が設けら
れている。このデテントプレート36の軸保持部38−
1には、ステアリングコラム8とスイッチ群24・灰皿
置きスペース26との間で且つ車両後方側の車室4側に
突出するセレクトレバー40が回動可能に軸支して設け
られる。つまり、このセレクトレバー40のレバー軸4
2は、途中が軸保持部38−1に支持したレバー回転軸
44の外周面に固定され、このレバー回転軸44から車
両前方側に直線状に延設する基端部42Aと、インスト
ルメントパネル10の挿通孔部46から車両後方側の車
室4側に延出して湾曲した湾曲部42Bと、車両後方側
で少し斜め上方に指向した先端部42Cとからなる。こ
のレバー軸42の先端部42Cには、ノブボタン48を
備えたグリップ(ノブ)50が取り付けられている。
【0015】また、デテントプレート36には、セレク
トレバー40のノブボタン48の動作によって進退動さ
れるデテントピンP(図3参照)が係合・離脱される少
なくともパーキング段部を有する段部開口(図示せず)
が形成されている。このデテントプレート36の段部開
口にあっては、従来と同様な形状なので、ここでは、そ
の説明を省略する。セレクトレバー40は、各シフトレ
ンジであるパーキングレンジ(P)と、リバースレンジ
(R)と、ニュートラルレンジ(N)と、ドライブレン
ジ(D)と、2速レンジ(2)と、1速レンジ(1)と
に、レバー回転軸44を中心して上下方向に回動される
ものである。また、セレクトレバー40のレバー軸42
の基端部42Aの先端には、シフトケーブル52の一端
側が接続している。このシフトケーブル52は、レバー
組立体32の保持ブラケット部54に取り付けた支持具
56によって保持され、他端側が自動変速機に連絡して
いる。
【0016】デテント機構34においては、セレクトレ
バー40のノブボタン48の押し込み・放し操作により
シフトロッドを介してデテントピンPを進退動作させ、
デテントプレート36の各段部にデテントピンPを係合
・離脱させ、セレクトレバー40を各シフト位置にシフ
ト操作することにより、セレクトレバー40の移動を規
制し、シフトケーブル52を介して自動変速機の係合状
態を切換える。
【0017】また、デテントプレート36のソレノイド
保持部38−2には、シフトロック装置58のロック用
ソレノイド60が設けられる。このロック用ソレノイド
60は、インストルメントパネル10の内部である裏側
(車両前方側)で、デテントプレート36に鉛直方向に
指向して取付具62で取り付けられ、図3に示す如く、
ヨーク64内において、コイル66と、このコイル66
内に設けられた支持用管部材68と、この支持用管部材
68の軸用孔70内で下端側に位置するソレノイド軸7
2と、このソレノイド軸72の上端に固定されたプラン
ジャ74と、このプランジャ74の上部位に連結されて
上方に指向し且つデテントピンPを係合させる係合段部
76Aを有するロック用カム76と、ヨーク64の上部
位64Aでロック用カム76が接するゴムクッション7
8と、ヨーク64の下部位64Bに接してプランジャ7
4を上方に押圧付勢するソレノイドスプリング80と、
コイル66に連絡する電気コード82とを備えている。
【0018】ロック用ソレノイド60は、非通電時に、
ロック用カム76をロック位置に押進動作させてパーキ
ング段部からのデテントピンPの離脱を阻止するととも
に、通電時には、ロック用カム76を解除位置に引退動
作させてパーキング段部からのデテントピンPの離脱を
許容するものである。つまり、シフトロック装置58に
おいては、イグニションキー(図示せず)がオンのとき
にブレーキペダル(図示せず)を踏み込まなければセレ
クトレバー40をパーキングレンジからシフトチェンジ
させないようにするものであり、デテントプレート36
のパーキング段部近傍に配置したロック用ソレノイド6
0が備えられている。ロック用ソレノイド60は、ブレ
ーキペダルのブレーキスイッチ(図示せず)に連絡して
いる。
【0019】ロック用ソレノイド60には、図1、3に
示す如く、ロック用カム76を手動で引退解除する手動
解除レバー84が、ロック用カム76とは反対方向の下
方に延出して取り付けられている。つまり、この手動解
除レバー84は、上方に指向するロック用カム76に対
して、反対側の下方に指向して設けられ、上端部位のレ
バー側取着部84Aが、ソレノイド軸72の下端側の軸
側取着部72Aに着脱可能に取り付けられている。
【0020】手動解除レバー84の下方のインストルメ
ントパネル10には、図1に示す如く、手動解除レバー
84を下方から操作可能とするレバー操作用開口部86
が設けられる。
【0021】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0022】デテント機構34においては、セレクトレ
バー40のノブボタン48の押し込み・放し操作により
シフトロッドを介してデテントピンPを進退・動作さ
せ、デテントプレート36の各段部にデテントピンPを
係合・離脱させ、セレクトレバー40を各シフト位置に
シフト操作することにより、セレクトレバー40の移動
を規制し、シフトケーブル52を介して自動変速機の係
合状態を切換える。
【0023】また、シフトロック機構58においては、
イグニションキーがオンのときにブレーキペダルを踏み
込まなければ、ロック用ソレノイド60のロック用カム
76を押進動させてセレクトレバー40の動きを規制
し、このセレクトレバー40をパーキングレンジからシ
フトチェンジさせないようにする一方、イグニションキ
ーがオンのときにブレーキペダルが踏み込まれると、ロ
ック用ソレノイド60のロック用カム76が引退動して
セレクトレバー40の動きを許容し、このセレクトレバ
ー40をパーキングレンジからシフトチェンジさせる。
【0024】そして、この実施例においては、インスト
ルメントパネル10の内部にはロック用カム76が上方
に指向するようにロック用ソレノイド60を鉛直方向に
設け、ロック用ソレノイド60にはロック用カム76を
手動で引退解除する手動解除レバー84をロック用カム
76とは反対方向で下方に延出して設け、手動解除レバ
ー84の下方のインストルメントパネル10には手動解
除レバー84を操作させるレバー操作用開口部86を設
けていることから、手動でロック用ソレノイド60のロ
ック状態を解除するときに、手動解除レバー84をイン
ストルメントパネル10の下方のレバー操作用開口部8
6から操作可能となり、つまり、手動解除レバー84で
ソレノイド軸72を引退動させることができ、インスト
ルメントパネル10の下方のレバー操作用開口部86
を、従来のように被包部材で覆う必要がなくなり、よっ
て、部品点数を低減するとともに、手動解除レバー84
の操作時には、被包部材を取り外す手間がなくなり、手
動解除レバー84の操作性を向上することができる。
【0025】また、ロック用ソレノイド60を、鉛直方
向に配設して、横方向に位置させることがないので、横
方向でロック用ソレノイド60の作動範囲を考慮する必
要がなくなり、レイアウトの自由度を大きくすることが
でき、また、ソレノイド軸72が下方に延出して且つ引
退動されることから、手動でロック用ソレノイド60の
ロック状態を解除するときに、このソレノイド軸72に
はモーメントがかかることがなく、軽量化も図ることが
でき、ソレノイド軸72の軸線上での作動による作動抵
抗も減少することができる。
【0026】図7は、この発明の特別構成であり、第2
実施例を示すものである。
【0027】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0028】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、デテントプレート36のロック用
ソレノイド60付近には、下方に延長するローラ支持部
材92を垂下して設け、このローラ支持部材92の下端
には回転自在なローラ94を取り付け、ロック用ソレノ
イド60のソレノイド軸72の下部位には例えば紐等か
らなるレバー解除用索96の一端側を取着して設け、こ
のレバー解除用索96の他端側をインストルメントパネ
ル10の孔部10Aから車室4内に延長して設けた。
【0029】この第2実施例の構成によれば、ロック用
ソレノイド60のロック状態を解除するときには、車室
4内からレバー解除用索96を引くと、ローラ94を介
してソレノイド軸72を下方に引退動させて、ロック用
ソレノイド60のロック状態を解除することができ、よ
って、車室4内からロック用解除の操作をすることがで
き、簡便であるとともに、操作性を向上することができ
る。
【0030】図8は、この発明の特別構成であり、第3
実施例を示すものである。
【0031】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、ロック用ソレノイド60のロック
状態を解除するときに、ロック用ソレノイド60の上方
からロック用カム76を押圧して下方に移動させるよう
に、ロック用ソレノイド60の上方には、押圧部98A
を有する解除用レバー98を設け、この解除用レバー9
8を車室4内から梃子の原理を利用して操作できるよう
に、解除用レバー100の中間部位には支持部100を
デテントプレート36に設置した。
【0032】この第3実施例の構成によれば、ロック用
ソレノイド60のロック状態を解除するときには、車室
4内から解除用レバー98を、支持部100を中心にし
て回動させると、梃子の原理によってロック用カム76
を押圧して下方に移動させて、ロック用ソレノイド60
のロック状態を上方から解除することができ、簡便であ
るとともに、操作性を向上することができる。
【0033】なお、上記第2実施例においても、第3実
施例のように、梃子の原理によって、ソレノイド軸72
を下方に引退動させてロック用ソレノイド60のロック
状態を解除するも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、インストルメントパネルの内部にはロッ
ク用カムが上方に指向するようにロック用ソレノイドを
鉛直方向に設け、ロック用ソレノイドにはロック用カム
を手動で引退解除する手動解除レバーをロック用カムと
は反対方向で下方に延出して設け、手動解除レバー下方
のインストルメントパネルには手動解除レバーを操作さ
せるレバー操作用開口部を設けたことにより、ロック用
ソレノイドの手動解除レバーをインストルメントパネル
の下方のレバー操作用開口部から操作可能となり、この
インストルメントパネルの下方のレバー操作用開口部を
被包部材で覆う必要がなくなり、よって、部品点数を低
減するとともに、手動解除レバーの操作時には、被包部
材を取り外す手間がなくなり、手動解除レバーの操作性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セレクト装置の側面図である。
【図2】セレクト装置の平面図である。
【図3】ロック用カムを手動で解除するときのロック用
ソレノイドの断面図である。
【図4】車両の車室内でインストルメントパネル側を斜
め下方に見た斜視図である。
【図5】インストルメントパネルの裏側でロック用ソレ
ノイドを斜め下方から見た底面図である。
【図6】車両の車室内でインストルメントパネル側を見
た正面図である。
【図7】第2実施例においてレバー解除用索の配置状態
を示す側面図である。
【図8】第3実施例において解除用レバーの配置状態を
示す側面図である。
【図9】従来においてシフトロック機構のロック時の断
面図である。
【図10】従来においてシフトロック機構のロック解除
時の断面図である。
【符号の説明】
2 車両 4 車室 30 セレクト機構 32 レバー組立体 34 デテント機構 36 デテントプレート 40 セレクトレバー 58 シフトロック装置 60 ロック用ソレノイド 76 ロック用カム 84 手動解除レバー 86 レバー操作用開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 和弘 静岡県湖西市鷲津933−1 浜名部品工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D040 AA01 AA14 AA22 AA33 AB01 AC55 AC60 AD05 AE19 AF08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネルに取り付
    けられた自動変速機のセレクト機構のレバー組立体にセ
    レクトレバーを回動可能に軸支して設け、前記レバー組
    立体には前記セレクトレバーのノブボタンの動作によっ
    て進退動されるデテントピンが係合離脱される少なくと
    もパーキング段部を有する段部開口を形成したデテント
    プレートを設け、非通電時にロック用カムをロック位置
    に押進動作させて前記パーキング段部からの前記デテン
    トピンの離脱を阻止するとともに通電時には前記ロック
    用カムを解除位置に引退動作させて前記パーキング段部
    からの前記デテントピンの離脱を許容するロック用ソレ
    ノイドを設けた自動変速機のシフトロック装置におい
    て、前記インストルメントパネルの内部には前記ロック
    用カムが上方に指向するように前記ロック用ソレノイド
    を鉛直方向に設け、前記ロック用ソレノイドには前記ロ
    ック用カムを手動で引退解除する手動解除レバーを前記
    ロック用カムとは反対方向で下方に延出して設け、前記
    手動解除レバー下方の前記インストルメントパネルには
    前記手動解除レバーを操作させるレバー操作用開口部を
    設けたことを特徴とする自動変速機のシフトロック装
    置。
JP2001134253A 2001-05-01 2001-05-01 自動変速機のシフトロック装置 Pending JP2002326523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001134253A JP2002326523A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 自動変速機のシフトロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001134253A JP2002326523A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 自動変速機のシフトロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002326523A true JP2002326523A (ja) 2002-11-12

Family

ID=18981974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001134253A Pending JP2002326523A (ja) 2001-05-01 2001-05-01 自動変速機のシフトロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002326523A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8763764B2 (en) 2011-07-21 2014-07-01 Hyundai Motor Company Locking apparatus for parking brake
US8844703B2 (en) 2011-07-21 2014-09-30 Hyundai Motor Company Locking apparatus for parking brake

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8763764B2 (en) 2011-07-21 2014-07-01 Hyundai Motor Company Locking apparatus for parking brake
US8844703B2 (en) 2011-07-21 2014-09-30 Hyundai Motor Company Locking apparatus for parking brake

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3688923B2 (ja) シフトレバー装置
JP2002326523A (ja) 自動変速機のシフトロック装置
JPH1086690A (ja) ギア選択装置を一体化したハンドブレーキレバー
JP3951884B2 (ja) 自動車用ドアおよびドアトリム
US6880426B2 (en) Parking brake for a motor vehicle
EP1205368B1 (en) Parking brake control lever
JPH11105571A (ja) 変速操作装置の組立て方法
JPH05288266A (ja) 車両のパーキングロック解除装置
JP4313642B2 (ja) シフトレバー装置及びシフトレバー装置の取り付け構造
JP2003094976A (ja) 自動変速機のシフトロック装置
JP3428061B2 (ja) 自動変速機の変速操作装置
JP3208098B2 (ja) 自動変速機のシフトレバー操作装置
JPH04283133A (ja) 自動変速機のシフトロック解除装置
JP3359549B2 (ja) 自動変速機のシフトレバーのロック装置
JP4269555B2 (ja) コラム式自動変速機のシフトロック装置
JPH0511705Y2 (ja)
JP3870552B2 (ja) ブレーキ装置
JP3595919B2 (ja) キーインタロックケーブルの配索構造
JP2024002446A (ja) シフトレバー装置及び車両
JP2002205568A (ja) セレクトレバー装置
JP4280969B2 (ja) 自動変速機のキーインタロック装置
JP2833151B2 (ja) 自動変速機付き車両のキーロック装置
JP2000211393A (ja) 車両用変速操作装置のシフトロック解除機構
JPH11115528A (ja) コラムシフト装置
JPH0585216A (ja) 自動車のシフトレバー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204