JP2002321599A - ワイパアーム及びウォッシャノズル - Google Patents

ワイパアーム及びウォッシャノズル

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JP2002321599A
JP2002321599A JP2001129822A JP2001129822A JP2002321599A JP 2002321599 A JP2002321599 A JP 2002321599A JP 2001129822 A JP2001129822 A JP 2001129822A JP 2001129822 A JP2001129822 A JP 2001129822A JP 2002321599 A JP2002321599 A JP 2002321599A
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wiper arm
cleaning liquid
washer nozzle
injection port
nozzle
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JP2001129822A
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Hideyuki Shibata
英幸 柴田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払拭面積が大きくなっても洗浄液を目的ポイ
ントに確実に着水させることができ、しかも一体に設け
られたウォッシャノズルの固定作業工数及び部品点数が
少なく安価になるワイパアーム及びウォッシャノズルを
得る。 【解決手段】 ワイパアーム10では、ウォッシャノズ
ル36がリテーナ14の一対の側壁22の間に配置固定
されている。ウォッシャノズル36は、先端噴射口42
及び中間噴射口46を一体に備えた構成となっている。
したがって、先端噴射口42及び中間噴射口46からそ
れぞれ洗浄液を噴射することで、突端面及び長手中間部
からそれぞれ洗浄液を噴射することができ、払拭面積が
大きくなっても洗浄液を目的ポイントに確実に着水させ
ることができる。しかも、従来の如き複数の噴射ノズル
やホースあるいはジョイント等の多くの部品を要するこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のウインドシ
ールドガラス等を払拭するワイパ装置におけるワイパア
ームに係り、特に洗浄液を払拭面へ噴出するウォッシャ
ノズルを備えたワイパアーム及びそのウォッシャノズル
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパ装置は、ワイパアームとこのワイパ
アームに保持されたワイパブレードとによって構成され
ている。
【0003】ワイパアームは、アームヘッドの一端部が
ピボット軸に固定されており、アームヘッドの他端部に
はリテーナが所定角度回動可能に支軸を介して連結され
ている。これらアームヘッドとリテーナとの間にはスプ
リングが取り付けられており、常にリテーナをウインド
シールドガラス等の払拭面の方向へ付勢している。リテ
ーナの先端部には、アームピースが固着されている。ア
ームピースの先端部は略U字状に屈曲されたフックとな
っており、連結部材を介してワイパブレードを連結保持
している。一方、ワイパブレードは、払拭面に接触して
払拭するブレードラバーと、このブレードラバーを保持
する複数の保持レバーとによって構成されている。
【0004】この車両用ワイパ装置の作動時には、ワイ
パアーム及びワイパブレードが往復回動することによ
り、ブレードラバーがウインドシールドガラス面に密着
しながら移動して雨滴を払拭する。
【0005】ところで、車両のウインドシールドガラス
の大型化に伴ってワイパブレードによって払拭する面積
も大きくなるが、これに対応するために、ワイパアーム
の先端部と後端部とにそれぞれウォッシャノズル(以後
は、先端ノズルまたは後端ノズルという)を取付固定し
これら先端ノズル及び後端ノズルから洗浄液を噴射する
所謂ノズル付のワイパアームが知られている。
【0006】前記ワイパアームでは、後端部に設けられ
た後端ノズルは、洗浄液を供給するための入液口と、こ
の入液口に連通路を介して連通し先端部に設けられた先
端ノズルへ洗浄液を供給するための出液口と、入液口と
出液口との間の連通路から分岐した噴射口と、が一体に
形成された構成となっている。さらに、この後端ノズル
の入液口には、洗浄液供給用の配管ホースの一端が連結
されている。この配管ホースは、車体内に設けられたウ
ォッシャタンクにウォッシャポンプを介して接続されて
いる。さらに、後端ノズルの出液口と先端ノズルの入液
口とは、補助ホースによって互いに接続されている。
【0007】これにより、先端ノズル及び後端ノズルは
それぞれ洗浄液を噴射することができ、ワイパブレード
で払拭される払拭面積が大きくなっても目的ポイントに
洗浄液を確実に着水させることができる。
【0008】しかしながら、前述の如き先端ノズル及び
後端ノズルを備えた従来のワイパアームでは、このワイ
パアームを製作完成する際に、後端ノズルをワイパアー
ムの所定位置に取付固定する作業、及び、先端ノズルを
ワイパアームの所定位置に取付固定する作業、並びに、
先端ノズル及び後端ノズルを補助ホースで接続する作
業、さらには、この補助ホースをワイパアームに固定す
る固定部材と固定作業が必要であり、全体として部品点
数及び作業工数が多く、高価であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、複数箇所からそれぞれ洗浄液を噴射することによ
りワイパブレードで払拭される払拭面積が大きくなって
も目的ポイントに洗浄液を確実に着水させることができ
るのみならず、一体に設けられるウォッシャノズルの取
付固定作業工数及び部品点数が少なく安価になるワイパ
アーム及びそのウォッシャノズルを得ることが目的であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イパアームは、一対の側壁及び上壁を有して払拭面方向
に開口する断面コ字状を成し、洗浄液を供給する配管ホ
ースが配設されると共に、前記配管ホースが接続され洗
浄液を払拭面へ噴射するウォッシャノズルを備えたワイ
パアームにおいて、前記ウォッシャノズルは、全体とし
て前記ワイパアーム長手方向に沿う長尺形状に構成さ
れ、長手基端部に設けられ前記配管ホースが接続される
ホース接続部と、長手先端側の突端面に設けられ前記ホ
ース接続部に連通路を介して連通し前記洗浄液を噴射す
る先端噴射口と、長手中間部に設けられ前記連通路に連
通し前記連通路からの洗浄液を分岐して噴射する中間噴
射口と、が一体に形成されており、かつ、前記一対の側
壁の間に固定配置されている、ことを特徴としている。
【0011】請求項1記載のワイパアームでは、全体と
して長尺形状に構成された単一のウォッシャノズルを備
えており、この単一のウォッシャノズルには、突端面か
ら洗浄液を噴射する先端噴射口と、長手中間部から洗浄
液を分岐して噴射する中間噴射口と、が一体に形成され
ている。したがって、先端噴射口及び中間噴射口からそ
れぞれ洗浄液を噴射することにより、ワイパブレードで
払拭される払拭面積が大きくなっても目的ポイントに洗
浄液を確実に着水させることができる。
【0012】さらに、このワイパアームを製作完成させ
る際には、単一のウォッシャノズルをワイパアームの所
定位置に取付固定し、しかる後にホース接続部に配管ホ
ースを接続すればよく、従来に比べて取付固定作業工数
及び部品点数が大幅に少なくなり、安価になる。
【0013】請求項2に係る発明のワイパアームは、請
求項1記載のワイパアームにおいて、前記ウォッシャノ
ズルは、前記ホース接続部から先端噴射口へと向かう前
記連通路に対し鋭角で分岐される分岐路を有し、前記ウ
ォッシャノズルの前記中間噴射口は、前記分岐路によっ
て前記連通路に接続される、ことを特徴としている。
【0014】請求項2記載のワイパアームでは、ウォッ
シャノズルの中間噴射口は、ホース接続部から先端噴射
口へと向かう連通路に対し鋭角で分岐される分岐路によ
って連通路に接続されているため、ホース接続部から先
端噴射口へと向かう(連通路を流れる)洗浄液の本流に
対し、連通路から中間噴射口へと向かう(分岐路を流れ
る)洗浄液の流れがスムースになり(スムースに分流さ
れ)、噴射力(水流の強さ)が低下することが防止され
る。
【0015】請求項3に係る発明のワイパアームは、請
求項1または請求項2記載のワイパアームにおいて、前
記一対の側壁のうち一方の側壁の長手中間部には切欠部
が形成され、前記ウォッシャノズルの長手中間部には前
記切欠部から外方へ突出する突出部が形成され、かつ、
前記突出部に前記中間噴射口が設けられている、ことを
特徴としている。
【0016】請求項3記載のワイパアームでは、側壁に
形成された切欠部からウォッシャノズルの突出部が外方
へ突出しており、しかもこの突出部に中間噴射口が設け
られている。このため、ウォッシャノズルから噴射する
洗浄液をワイパアームの側近すなわちワイパブレードに
接近した位置に着水させることができ、この洗浄液の着
水の後に迅速にワイパブレードによる払拭が行なわれる
ことになる。したがって、洗浄液の着水によって運転者
の視界が妨げられる時間を極力短くすることができる。
【0017】請求項4に係る発明のウォッシャノズル
は、一対の側壁及び上壁を有して払拭面方向に開口する
断面コ字状を成すワイパアームの前記一対の側壁の間に
固定配置され、配管ホースが接続されて洗浄液を払拭面
へ噴射するウォッシャノズルにおいて、全体として前記
ワイパアーム長手方向に沿う長尺形状に構成され、長手
基端部に設けられ前記配管ホースが接続されるホース接
続部と、長手先端側の突端面に設けられ前記ホース接続
部に連通路を介して連通し前記洗浄液を噴射する先端噴
射口と、長手中間部に設けられ前記連通路に連通し前記
連通路からの洗浄液を分岐して噴射する中間噴射口と、
が一体に形成されている、ことを特徴としている。
【0018】請求項4記載のウォッシャノズルは、全体
として長尺形状に構成されており、突端面から洗浄液を
噴射する先端噴射口と、長手中間部から洗浄液を分岐し
て噴射する中間噴射口と、が一体に形成されている。
【0019】したがって、この単一のウォッシャノズル
をワイパアームの所定位置に取付固定し、しかる後にホ
ース接続部に配管ホースを接続するだけで、ワイパアー
ムの先端部及び中間部からそれぞれ洗浄液を噴射するこ
とができ、従来に比べて取付固定作業工数及び部品点数
が大幅に少なくなり、安価になる。しかも、ワイパアー
ムに取付固定されたウォッシャノズルの先端噴射口及び
中間噴射口からそれぞれ洗浄液を噴射することにより、
ワイパブレードで払拭される払拭面積が大きくなっても
目的ポイントに洗浄液を確実に着水させることができ
る。
【0020】請求項5に係る発明のウォッシャノズル
は、請求項4記載のウォッシャノズルにおいて、前記ホ
ース接続部から先端噴射口へと向かう前記連通路に対し
鋭角で分岐される分岐路を有し、前記中間噴射口は、前
記分岐路によって前記連通路に接続される、ことを特徴
としている。
【0021】請求項5記載のウォッシャノズルでは、中
間噴射口は、ホース接続部から先端噴射口へと向かう連
通路に対し鋭角で分岐される分岐路によって連通路に接
続されているため、ホース接続部から先端噴射口へと向
かう(連通路を流れる)洗浄液の本流に対し、連通路か
ら中間噴射口へと向かう(分岐路を流れる)洗浄液の流
れがスムースになり(スムースに分流され)、噴射力
(水流の強さ)が低下することが防止される。
【0022】請求項6に係る発明のウォッシャノズル
は、請求項4または請求項5記載のウォッシャノズルに
おいて、前記ウォッシャノズルの長手中間部には前記ワ
イパアームの側壁から外部に突出して露出する突出部が
形成され、かつ、前記突出部に前記中間噴射口が設けら
れている、ことを特徴としている。
【0023】請求項6記載のウォッシャノズルでは、ワ
イパアームの側壁から外部に突出して露出する突出部に
中間噴射口が設けられているため、ウォッシャノズルか
ら噴射する洗浄液をワイパアームの側近すなわちワイパ
ブレードに接近した位置に着水させることができ、この
洗浄液の着水の後に迅速にワイパブレードによる払拭が
行なわれることになる。したがって、洗浄液の着水によ
って運転者の視界が妨げられる時間を極力短くすること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
るワイパアーム10の構成が斜視図にて示されており、
図2にはワイパアーム10の構成が断面図にて示されて
いる。また、図3にはこのワイパアーム10の構成が図
2の3−3線に沿った断面図にて示されている。
【0025】ワイパアーム10は、アームヘッド12及
びリテーナ14を備えている。アームヘッド12は、そ
の一端部が、車体に設けられた回動軸としてのピボット
シャフト(図示省略)に固定ボルト18を介して固定さ
れており、常にピボットシャフトと共に回動する。アー
ムヘッド12の裏面側一端部には、前記ピボットシャフ
トの周囲を囲繞するスカート部16が形成されている。
また、このアームヘッド12はカバー20によって被覆
されている。
【0026】アームヘッド12の他端部には、リテーナ
14がウインドシールドガラスに接近及び離間する方向
に所定角度回動可能に支軸19を介して連結されてい
る。このリテーナ14は、一対の側壁22及び上壁24
を有してその裏面側が下方(払拭面方向)へ向けて開口
する断面コ字状に形成されており、さらに、引張りコイ
ルスプリング28によって常にウインドシールドガラス
の払拭面の方向へ付勢されている。また、図4に詳細に
示す如く、リテーナ14の一対の側壁22のうち一方の
(払拭面側の)側壁22の長手中間部には、切欠部26
が形成されている。
【0027】リテーナ14の先端部には、リテーナ14
と共にワイパアーム10を構成するアームピース32が
固着されている。アームピース32は、リテーナ14の
一対の側壁22の長手方向先端部分を折り曲げてカシメ
られることにより(カシメ部15によって)または周知
の固定手段であるリベットによりリテーナ14に一体に
固着されている。また、アームピース32の先端部は略
U字状に屈曲されてフック33となっており、ワイパブ
レードをクリップ部材(共に図示省略)を介して連結保
持している。
【0028】またさらに、上記構成のワイパアーム10
には、ウォッシャノズル36が設けられている。
【0029】ウォッシャノズル36は、全体としてワイ
パアーム10(リテーナ14)の長手方向に沿う長尺形
状に構成されており、その長手基端部には、図4及び図
5にも示す如く洗浄液供給用の配管ホース48が接続さ
れるホース接続部38が設けられている。また、長手中
間部(本実施の形態においては、ホース接続部38の近
傍位置)には、外方(側方)へ向けて突出する突出部4
0が形成されている。一方、ウォッシャノズル36の長
手先端側の突端面には、洗浄液を噴射する先端噴射口4
2が設けられている。この先端噴射口42は、ホース接
続部38に連通路44を介して連通しており、連通路4
4から供給された洗浄液を噴射することができる。さら
に、ウォッシャノズル36の長手中間部に設けられた突
出部40には、洗浄液を分岐して噴射する中間噴射口4
6が設けられている。図5に示す如く、この中間噴射口
46は、連通路44に分岐路50を介して連通してお
り、これにより、連通路44からの供給された洗浄液を
分岐して噴射することができる。
【0030】またここで、図5に示す如く、中間噴射口
46を連通路44に接続(連通)する分岐路50は、ホ
ース接続部38から先端噴射口42へと向かう連通路4
4に対して、鋭角θで分岐されている。
【0031】このウォッシャノズル36は、リテーナ1
4の長手方向先端部の一対の側壁22の間に配置されて
おり、しかも、切欠部26から突出部40が外方へ突出
する状態で保持固定されている。また、ウォッシャノズ
ル36の長手先端側の突端面に形成された先端噴射口4
2から噴射される洗浄液は、図3に示すように、断面コ
字状の一対の側壁22の長手方向先端部分がアームピー
ス32をカシメ固定するために折り曲げられて側壁高さ
寸法が徐々に低くなる除変部Jによって、その噴射経路
が開かれている。そのため、ウォッシャノズル36が側
壁22間に配置されても先端噴射口42から噴射された
洗浄液は側壁22によって妨げられない。
【0032】なお、ウォッシャノズル36の固定手段
(固定方法)は適宜の構造を適用することができる。例
えば、側壁22の間に圧入して固定してもよく、また、
係止爪等によって係止固定してもよく、あるいは、側壁
22の一部をカシメることで固定するように構成しても
よい。
【0033】以上の構成のウォッシャノズル36のホー
ス接続部38には、リテーナ14内に配設された洗浄液
供給用の配管ホース48(図2に図示)の一端が連結さ
れている。この配管ホース48は、車体内に設けられた
図示を省略したウォッシャタンクにウォッシャポンプを
介して接続されている。これにより、ウォッシャノズル
36は、先端噴射口42及び中間噴射口46から洗浄液
を噴射することができる構成である。
【0034】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0035】上記構成のワイパアーム10が用いられた
ワイパ装置では、ピボットシャフトの回動に伴ってワイ
パアーム10が往復回動することにより、ワイパブレー
ドが上反転位置と下反転位置との間を往復回動してウイ
ンドシールドガラス面の雨滴等を払拭する。
【0036】ここで、このワイパアーム10では、全体
として長尺形状に構成された単一のウォッシャノズル3
6を備えており、この単一のウォッシャノズル36に
は、突端面から洗浄液を噴射する先端噴射口42と、長
手中間部から洗浄液を分岐して噴射する中間噴射口46
と、が一体に形成されている。したがって、先端噴射口
42及び中間噴射口46からそれぞれ洗浄液を噴射する
ことにより、ワイパブレードで払拭される払拭面積が大
きくなっても目的ポイントに洗浄液を確実に着水させる
ことができる。
【0037】しかもこの場合、ウォッシャノズル36の
中間噴射口46は、ホース接続部38から先端噴射口4
2へと向かう連通路44に対し鋭角θで分岐される分岐
路50によって連通路44に接続されているため、ホー
ス接続部38から先端噴射口42へと向かう(連通路4
4を流れる)洗浄液の本流に対し、連通路44から中間
噴射口46へと向かう(分岐路50を流れる)洗浄液の
流れがスムースになり(スムースに分流され)、噴射力
(水流の強さ)が低下することが防止される。
【0038】またさらに、このワイパアーム10では、
側壁22に形成された切欠部26からウォッシャノズル
36の突出部40が外方へ突出しており、しかもこの突
出部40に中間噴射口46が設けられているため、ウォ
ッシャノズル36から噴射する洗浄液をワイパアーム1
0の側近すなわちワイパブレードに接近した位置に着水
させることができ、この洗浄液の着水の後に迅速にワイ
パブレードによる払拭が行なわれることになる。したが
って、洗浄液の着水によって運転者の視界が妨げられる
時間を極力短くすることができる。
【0039】また、このワイパアーム10では、これを
製作完成させる際においては、単一のウォッシャノズル
36をワイパアーム10(リテーナ14)の所定位置に
取付固定し、しかる後にホース接続部38に配管ホース
48を接続すればよい。したがって、従来に比べて取付
固定作業工数及び部品点数が大幅に少なくなり、安価に
なる。換言すれば、先端噴射口42及び中間噴射口46
が一体に設けられたウォッシャノズル36を装着するこ
とで、従来の如く複数の噴射ノズルやホース、あるいは
ホースジョイント等の多くの部品を要することなく、従
来に比べて大幅に少ない取付固定作業工数及び部品点数
によって、ワイパアーム10の先端部と中間部からそれ
ぞれ洗浄液を噴射することができる。
【0040】さらに、ワイパアーム10に取り付けられ
たウォッシャノズル36は、断面コ字状またはロ字状の
リテーナ14の内部に配置されるため、ワイパ往復払拭
動作中にウォッシャノズル36が氷雪などの障害物と直
接に衝突することが回避され、ウォッシャノズル36の
外力からの損傷を防止できる。しかも、外部からの見栄
えも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るワイパアームの構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るワイパアームの構成
を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るワイパアームのウォ
ッシャノズル装着部分の詳細を示す図2の3−3線に沿
った断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るワイパアームのウォ
ッシャノズル装着部分の詳細を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るワイパアームのウォ
ッシャノズル装着部分の詳細を示す図4に対応した横断
面図である。
【符号の説明】
10 ワイパアーム 12 アームヘッド 14 リテーナ 22 側壁 24 上壁 26 切欠部 32 アームピース 36 ウォッシャノズル 38 ホース接続部 40 突出部 42 先端噴射口 44 連通路 46 中間噴射口 50 分岐路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の側壁及び上壁を有して払拭面方向
    に開口する断面コ字状を成し、洗浄液を供給する配管ホ
    ースが配設されると共に、前記配管ホースが接続され洗
    浄液を払拭面へ噴射するウォッシャノズルを備えたワイ
    パアームにおいて、 前記ウォッシャノズルは、全体として前記ワイパアーム
    長手方向に沿う長尺形状に構成され、長手基端部に設け
    られ前記配管ホースが接続されるホース接続部と、長手
    先端側の突端面に設けられ前記ホース接続部に連通路を
    介して連通し前記洗浄液を噴射する先端噴射口と、長手
    中間部に設けられ前記連通路に連通し前記連通路からの
    洗浄液を分岐して噴射する中間噴射口と、が一体に形成
    されており、かつ、前記一対の側壁の間に固定配置され
    ている、 ことを特徴とするワイパアーム。
  2. 【請求項2】 前記ウォッシャノズルは、前記ホース接
    続部から先端噴射口へと向かう前記連通路に対し鋭角で
    分岐される分岐路を有し、前記ウォッシャノズルの前記
    中間噴射口は、前記分岐路によって前記連通路に接続さ
    れる、 ことを特徴とする請求項1記載のワイパアーム。
  3. 【請求項3】 前記一対の側壁のうち一方の側壁の長手
    中間部には切欠部が形成され、前記ウォッシャノズルの
    長手中間部には前記切欠部から外方へ突出する突出部が
    形成され、かつ、前記突出部に前記中間噴射口が設けら
    れている、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のワイパ
    アーム。
  4. 【請求項4】 一対の側壁及び上壁を有して払拭面方向
    に開口する断面コ字状を成すワイパアームの前記一対の
    側壁の間に固定配置され、配管ホースが接続されて洗浄
    液を払拭面へ噴射するウォッシャノズルにおいて、 全体として前記ワイパアーム長手方向に沿う長尺形状に
    構成され、長手基端部に設けられ前記配管ホースが接続
    されるホース接続部と、長手先端側の突端面に設けられ
    前記ホース接続部に連通路を介して連通し前記洗浄液を
    噴射する先端噴射口と、長手中間部に設けられ前記連通
    路に連通し前記連通路からの洗浄液を分岐して噴射する
    中間噴射口と、が一体に形成されている、 ことを特徴とするウォッシャノズル。
  5. 【請求項5】 前記ホース接続部から先端噴射口へと向
    かう前記連通路に対し鋭角で分岐される分岐路を有し、
    前記中間噴射口は、前記分岐路によって前記連通路に接
    続される、 ことを特徴とする請求項4記載のウォッシャノズル。
  6. 【請求項6】 前記ウォッシャノズルの長手中間部には
    前記ワイパアームの側壁から外部に突出して露出する突
    出部が形成され、かつ、前記突出部に前記中間噴射口が
    設けられている、 ことを特徴とする請求項4または請求項5記載のウォッ
    シャノズル。
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