JP2002321578A - グリルおよびグリルの取付構造 - Google Patents

グリルおよびグリルの取付構造

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JP2002321578A JP2001128680A JP2001128680A JP2002321578A JP 2002321578 A JP2002321578 A JP 2002321578A JP 2001128680 A JP2001128680 A JP 2001128680A JP 2001128680 A JP2001128680 A JP 2001128680A JP 2002321578 A JP2002321578 A JP 2002321578A
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辰彦 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガーニッシュの組付作業性の向上およびグリ
ルとバンパーの見切り寸法精度の向上を図りうるグリル
およびグリルの取付構造を提供する。 【解決手段】 グリル本体3の前面にガーニッシュ4を
組み付けるグリルにおいて、上記ガーニッシュ4の裏面
に係合部41,42を設け、かつ該係合部41,42に
対応する係合角穴37をグリル本体3に設け、上記係合
部41,42をグリル本体3の係合角穴37に係合させ
てガーニッシュ4を取り付けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の前面に取
り付けられるグリルおよびグリルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の前面には、図14に示すよう
に、エンジンルーム内に配設されたラジエータあるいは
コンデンサの冷却を行うため、外気を取りれるグリル1
00が設けられている。このグリル100は、通常、樹
脂成形により成形され、取付箇所は、上部側のフロント
フード101と、下部側のバンパー102の間に挟まれ
て、左右のヘッドランプ103の間に設けられている。
【0003】グリル100の取付けは、各種の方法で行
われており、バンパー102に取り付ける場合には、図
15に示すように、グリル100の裏面下部側にボス1
00aを設け、このボス100aをバンパー102の上
部フランジ部102aに当て、フランジ部102aに形
成された取付穴102bからネジ104を上記ボス部1
00aに螺合して固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボス部
100aを設けるための壁部100bをグリル100に
設ける必要があるため、空気を取り入れるための開口面
積が縮小されるとともに、ボス部100aなどがグリル
100の開口部100cから見える虞があるため、外観
を損ねる虞があった。また、バンパー102の一部にグ
リル100を取り付ける場合、図14にY部で示すグリ
ル100の両側上部付近では、グリル100とバンパー
102の仮固定がないため、グリル100とバンパーの
見切り寸法精度が出しにくかった。さらに、グリル10
0を車両前方から組み付けるため、この部分で組付時に
バンパー102の傷つきが発生する虞があった。
【0005】本発明は上記課題を解決し、ガーニッシュ
の組付作業性の向上およびグリルとバンパーの見切り寸
法精度の向上を図りうるグリルおよびグリルの取付構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、グリル本体の前面にガーニッシュを組み付け
るグリルにおいて、上記ガーニッシュの裏面に係合部を
設け、かつ該係合部に対応する係合孔をグリル本体に設
け、上記係合部をグリル本体の係合孔に係合させてガー
ニッシュを取り付けたことにある。また、本発明は、上
記係合部としてガーニッシュの裏面上下、車幅方向に一
定間隔でそれぞれ複数の爪を設けると共に、これら爪の
向きをガーニッシュの上部側に設けられた爪と、ガーニ
ッシュの下部側に設けられた爪を互いに対称に形成し、
これら上部側に設けられた爪と、下部側に設けられた爪
を車幅方向に互いにずらせて設け、これらガーニッシュ
の裏面に設けた爪に対応するように係合孔として複数の
長穴を上記グリル本体に形成したことにある。さらに、
上記ガーニッシュの裏面周縁部に、グリル本体周囲に当
接するリブを設け、かつグリル本体裏面に、バンパーに
当接するリブを設けたことにある。さらにまた、上記ガ
ーニッシュの裏面に、ボス台座を設け、該ボス台座の車
輌後方側にバンパーに固定するボス部を設け、該ボス部
の貫通穴を上記グリル本体に設けたことにある。また、
本発明は、グリル本体の前面にガーニッシュを組み付
け、該グリル本体をバンパーに装着するグリルの取付構
造において、上記ガーニッシュの裏面に、バンパーに固
定するボス部を設け、該ボス部の貫通穴を上記グリル本
体に設けるとともに、上記ガーニッシュのボス部に対向
するバンパー板面に凹部を設けたことにある。さらに、
上記ガーニッシュのボス部とバンパー対向面との間に間
隙を設けたことにある。また、本発明は、グリル本体の
前面にガーニッシュを組み付け、該グリル本体をバンパ
ーに装着するグリルの取付構造において、上記グリル本
体の裏面に係合爪を設け、該係合爪に係合する係合爪を
バンパー縁部に設け、かつ該バンパーの爪部周囲に上記
グリル本体の係合爪をガイドする壁面を設けたことにあ
る。さらに、上記グリル本体の壁面に、係合爪に対向す
る位置に開口穴を形成したことにある。またさらに、本
発明は、グリル本体の前面にガーニッシュを組み付け、
該グリル本体をバンパーに装着するグリルの取付構造に
おいて、上記グリル本体に、下方向に突設した差込部を
受け、該差込部に対応するバンパー壁面に差込穴を形成
するとともに、上記差込部に、上記差込穴からの抜け止
め用突起を設けたことにある。また、上記差込部をグリ
ル本体に複数箇所設けるとともに、車幅方向外側に設け
られた差込部の長さを内側の差込部よりも長く形成した
ことにある。さらに、上記バンパーの差込穴を角穴に形
成するとともに、該角穴に切り欠き部を形成したことに
ある。またさらに、本発明はグリル本体の前面にガーニ
ッシュを組み付け、該グリル本体をバンパーに装着する
グリルの取付構造において、上記グリル本体の下部に、
下方向に向けて取付部を設け、該取付部に対向する取付
ボス部をバンパー裏面に形成し、上記取付部と取付ボス
部を互いに締結してグリル本体をバンパーに装着したこ
とにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0008】図1ないし図13は、本発明のグリルおよ
びグリルの取付構造の一実施の形態を示したものであ
る。
【0009】図1は、自動車の車体前部を示したもの
で、車体1の前面には、樹脂成形によるラジエータグリ
ル部2が設けられている。このラジエータグリル部2
は、図2および図3に示すように、ラジエータアッパー
グリル3、アッパーグリルガーニッシュ4、フロントバ
ンパー5とで構成されている。ラジエータグリル部2
は、左右のヘッドランプ6に挟まれて上部側には、フロ
ントフード7の前端部が配置され、フロントフード7の
両側を挟むように左右のフロントフェンダー8が設けら
れている。
【0010】このラジエータグリル部2の構造を図2な
いし図13により説明する。ラジエータアッパーグリル
3の両側部では、図2のA部を拡大して示す図4のよう
な取付構造により取り付けられている。ラジエータアッ
パーグリル3は、グリル本体3aの上端部に車体後方に
向けて延出した上面部3bが形成されており、この上面
部3bをフロントバンパー5の両側部に立設した立設部
5aの上面部5bに組み付けて取り付けられている。フ
ロントバンパー5の上面部5bには、後端縁部に上方に
向けて立て壁部5cが一体成形により形成されており、
この立て壁部5cの車幅方向内側には、図4および図5
に示すように、平面から見てU字形の係合ガイド部51
が設けられている。この係合ガイド部51は、車体後方
に突出する爪部51aを設けた立て壁部51bと、爪部
51aの両側に立設された側壁部51cとで構成されて
いる。
【0011】一方、上記ラジエータアッパーグリル3の
上面部3bには、図4および図5に示すように上記係合
ガイド部51に対応する位置に、下面側に向けて延出し
た逆L字形の係合突起部31が一体成形されており、こ
の突起部31の下端部には、上記爪部51aに係合する
爪部31aが一体成形されている。係合突起部31は、
上記係合ガイド部51の爪部51aを設けた立て壁部5
1bに当接して車体前方への動きを規制されている。ラ
ジエータアッパーグリル3の爪部31aは係合ガイド部
51の爪部51aに係合して上下方向(フロントバンパ
ー5から離れる方向)の動きを規制されている。この突
起部31に対向するラジエータアッパーグリル3の壁面
には、係合ガイド部51の爪部51aと、ラジエータア
ッパーグリル3の突起部31の爪部31aの係合を目視
確認するための窓としての開口穴32が形成されてい
る。突起部31の両側面31bは、上記爪部51a両側
の側壁部51cにガイドされて車幅方向の動きを規制さ
れている。上記係合ガイド部51の爪部51aと、ラジ
エータアッパーグリル3の突起部31の爪部31aは、
先端角部を角Rに形成して互いの係合がスムーズに行く
ように形成されている。
【0012】ラジエータアッパーグリル3のグリル本体
3aは、下部側の複数箇所(図示例では4箇所)に設け
られた差込部を介して、図2のB部を拡大して示す図6
および図7のような取付構造により、フロントバンパー
5に取り付けられている。ラジエータアッパーグリル3
のグリル本体3aには、下部側の複数箇所(図示例では
4箇所)に所定間隔を置いて下方向に向けて舌片状の差
込部33が設けられており、この差込部33には、後面
側の上端に、抜け止め用突起部33aが設けられてい
る。一方、フロントバンパー5のラジエータアッパーグ
リル3取付部には、車幅方向に一定間隔で上記差込部3
3に対応する位置に、差込穴52が形成されている。こ
の差込穴52は角穴に形成され、かつ後部側の一側面に
は、上記抜け止め用突起部33aに対応する位置に切り
欠き部52aが形成されている。この切り欠き部52a
は、ラジエータアッパーグリル3のグリル本体3aの差
込部33を差込穴52に差し込むとき、フロントバンパ
ー5を撓ませ、グリル本体3aの差込部33への挿入を
容易にしている。
【0013】上記ラジエータアッパーグリル3のグリル
本体3aに設けられた差込部33は、車幅方向の外側の
2箇所に設けられたものが、内側の2箇所に設けられた
ものよりも長く形成されている。これは、組付性を考慮
し、外側の差込部33を先に差込穴52に差し込めば、
内側の差込部33は自然に差し込めるようになってい
る。こうして、ラジエータアッパーグリル3の車体後方
への移動を規制する。
【0014】ラジエータアッパーグリル3のグリル本体
3aは、下部側の複数箇所(図示例では6箇所)に設け
られた取付部を介して、図2のC部を拡大して示す図8
ないし図10のような取付構造により、フロントバンパ
ー5に取り付けられている。ラジエータアッパーグリル
3のグリル本体3aには、上記差込部33とは別に、下
部側の後端部に、所定間隔を置いて下方向に向けて突設
された取付片34が設けられており、この取付片34に
車体前後方向の取付穴34aが設けられている。一方、
フロントバンパー5のラジエータアッパーグリル3取付
部には、車幅方向に一定間隔で上記取付片34に対応す
る位置に、取付穴53aを形成した取付ボス部53が形
成されている。上記取付片34は、図10に示すように
取付ボス部53に組み合わせて取付穴34aにネジ91
を挿入して取付ボス部53の取付穴53aにネジ止めさ
れている。
【0015】フロントバンパー5のラジエータアッパー
グリル3取付部には、図3に示すように、立設部5a相
互間に、車幅方向にアッパーグリルガーニッシュ4を固
定する取付部5dが設けられており、この取付部5dの
車幅方向中心部からフロントバンパー5下部側に連結す
る補強部5eが設けられている。ラジエータアッパーグ
リル3のグリル本体3aの車幅方向中心部の下部側に
は、図8および図9に示すように、後方に向けて取付穴
35aを形成したボス部35が突設されており、このボ
ス部35に対応する位置に取付穴54aがフロントバン
パー5の補強部5eに設けられている。この補強部5e
の取付穴54aにネジ92を挿入してラジエータアッパ
ーグリル3の取付穴35aに螺合し、ラジエータアッパ
ーグリル3をフロントバンパー5に固定している。
【0016】また、アッパーグリルガーニッシュ4は、
図8および図9、図11ないし図13に示すように、ラ
ジエータアッパーグリル3とともにフロントバンパー5
に取り付けられている。アッパーグリルガーニッシュ4
は、樹脂材料で成形した帯状のプレートに形成されたも
ので、ラジエータアッパーグリル3の上下方向中間位置
に車幅方向に設けられたガーニッシュ取付部36に装着
されるものである。このアッパーグリルガーニッシュ4
の裏面には、上端部および下端部に、それぞれ車幅方向
に一定間隔で後方に向けて複数の係合爪部41,42が
突設されており、これら上部側の係合爪部41と、下部
側の係合爪部42は、互いに線対称に形成されている。
また、上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42
は、車幅方向に互いにずらせた位置に設けられている。
上部側の係合爪部41には、下面側に補強用のリブ41
aが設けられている(図11参照)。下部側の係合爪部
42にも、同様に補強用リブ(図示せず)が設けられて
補強されている。一方、ラジエータアッパーグリル3の
ガーニッシュ取付部36には、上部側の係合爪部41
と、下部側の係合爪部42に対応する位置に係合角穴3
7が形成されている。アッパーグリルガーニッシュ4
は、上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪部42
を、ラジエータアッパーグリル3の係合角穴37に係合
させてラジエータアッパーグリル3に組みつけられてい
る。
【0017】また、アッパーグリルガーニッシュ4の裏
面には、図9に示すように、車体後方に向けて取付穴4
3aを形成したボス部43が突設されており、このボス
部43に対応するラジエータアッパーグリル3のガーニ
ッシュ取付部36には、挿通穴38aが形成されてい
る。この挿通穴38aの周囲には、車体後方に向けてリ
ブ39aが形成されている。また、ボス部43の取付穴
43aに対応するフロントバンパー5のアッパーグリル
ガーニッシュ4を固定する取付部5dには、取付穴55
が設けられており、この取付穴55にネジ93を通して
上記ボス部43の取付穴43aに螺合してアッパーグリ
ルガーニッシュ4をラジエータアッパーグリル3ととも
にフロントバンパー5に固定している。アッパーグリル
ガーニッシュ4のボス部43は、リブ39aよりも後方
に飛び出さないように、フロントバンパー5との間に間
隙が形成されるように、その長さを設定し、ネジ93の
締付時に、フロントバンパー5とラジエータアッパーグ
リル3とのガタを吸収している。
【0018】図2のE部で示された部分は、図11およ
び図12に示すように構成されている。アッパーグリル
ガーニッシュ4の車幅方向両側に形成された取付穴44
aを形成したボス部44は、アッパーグリルガーニッシ
ュ4の裏面に形成された台座部45に形成されており、
アッパーグリルガーニッシュ4の表面に、成形時のひけ
が生じるのを防いでいる。台座部45は脚部45aを薄
肉に成形してアッパーグリルガーニッシュ4の表面に、
成形時のひけが生じるのを防いでいる。ボス部44を固
定するフロントバンパー5の取付部5dには、取付穴5
5の周囲を車体後方に向けて凹部56に形成して、ボス
部44の長さを長く確保できるように形成している。ボ
ス部44はネジ94を介してフロントバンパー5の取付
部5dに固定されている。ボス部44に対応するラジエ
ータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部36には、
挿通穴38bが形成されている。この挿通穴38bの周
囲には、車体後方に向けてリブ39bが形成されてい
る。アッパーグリルガーニッシュ4のボス部44は、リ
ブ39bよりも飛び出さないように、フロントバンパー
5との間に間隙が形成されるように、その長さを設定
し、ネジ94の締付時に、フロントバンパー5とラジエ
ータアッパーグリル3とのガタを吸収している。
【0019】なお、アッパーグリルガーニッシュ4の周
縁部には、車体後方に向けてリブ46が形成されてお
り、このリブ46をラジエータアッパーグリル3の表面
に当接させている。ラジエータアッパーグリル3のガー
ニッシュ取付部36には、リブ39aおよびリブ39b
の他にリブ39cが設けられてフロントバンパー5に当
接している。また、フロントバンパー5の取付部5dに
は、上面に車幅方向に一定間隔で複数のリブ57を設け
て、取付部5dの補強及びラジエータアッパーグリル3
とのガタ防止を図っている。
【0020】次に、上記構成によるグリルの組付け方法
を説明する。まず、ラジエータアッパーグリル3にアッ
パーグリルガーニッシュ4を組付ける。車両の前方か
ら、ラジエータアッパーグリル3のガーニッシュ取付部
36に設けられた係合角穴37に、アッパーグリルガー
ニッシュ4の上部側の係合爪部41と、下部側の係合爪
部42を差し込んでアッパーグリルガーニッシュ4をラ
ジエータアッパーグリル3に組付ける(図13参照)。
つぎに、フロントバンパー5にラジエータアッパーグリ
ル3を組付ける。組付け手順は、車両の上方からラジエ
ータアッパーグリル3の差込部33をフロントバンパー
5の差込穴52に差込んで配置する(図6参照)。この
とき、差込部33の一側面には、抜け止め用突起部33
aが設けられているので、切り欠き部52aを通して抜
け止め用突起部33aが挿通された後は、差込穴52の
縁部に係合して抜け止めが図られる(図7参照)。これ
によって、ラジエータアッパーグリル3の仮止めを行う
ことができる。また、このときラジエータアッパーグリ
ル3の両側部は、突起部31の爪部31aが、フロント
バンパー5の係合ガイド部51の爪部51aに係合して
組み付けられて仮止めが行われる。こうして、ラジエー
タアッパーグリル3は、上下方向(フロントバンパー5
から離れる方向)および前後方向の動きを規制される。
また、突起部31の両側面31bは、上記爪部51a両
側の側壁部51cにガイドされて車幅方向の動きを規制
される(図4参照)。
【0021】そして、車両後方側からネジ91,92を
締め付けてラジエータアッパーグリル3をフロントバン
パー5に固定し、ネジ93,94を締め付けてアッパー
グリルガーニッシュ4とともにラジエータアッパーグリ
ル3をフロントバンパー5に共締めする。
【0022】上記実施の形態によれば、ラジエータアッ
パーグリル3の差込部33をフロントバンパー5の差込
穴52に差込んで仮止めを行うことができる。このと
き、差込部33の一側面には、抜け止め用突起部33a
が設けられているので、切り欠き部52aを通して抜け
止め用突起部33aが挿通された後は、差込穴52の縁
部に係合して抜け止めが図られる。また、ラジエータア
ッパーグリル3の両側部は、突起部31の爪部31a
が、フロントバンパー5の係合ガイド部51の爪部51
aに係合して組み付けられて仮止めが行われるので、確
実に組付けることができる。このように、フロントバン
パー5にラジエータアッパーグリル3を仮固定してから
ラジエータアッパーグリル3をネジ止めすることができ
るので、組み付けが容易で、見切り寸法が出しやすい。
さらに、アッパーグリルガーニッシュ4とともにラジエ
ータアッパーグリル3をフロントバンパー5に共締めす
ることができるので、組付け作業性の向上を図ることが
できる。
【0023】なお、本発明は、上記の実施の形態のみに
限定されるものではなく、たとえば、ラジエータアッパ
ーグリル3の構造としては、上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々の構造のものに適用すること
ができる。アッパーグリルガーニッシュ4をラジエータ
アッパーグリル3に組付ける構造も適宜、変更して実施
し得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるグリル
およびグリルの取付構造によれば次のような効果を奏す
ることができる。請求項1において、グリル本体の前面
にガーニッシュを組み付けるグリルにおいて、上記ガー
ニッシュの裏面に係合部を設け、かつ該係合部に対応す
る係合孔をグリル本体に設け、上記係合部をグリル本体
の係合孔に係合させてガーニッシュを取り付けたので、
ガーニッシュをグリル本体に仮固定することができ、組
付け作業性の向上を図ることができる。ガーニッシュに
対する車両前後方向の位置決め規制を行うことができ
る。請求項2において、上記係合部としてガーニッシュ
の裏面上下、車幅方向に一定間隔でそれぞれ複数の爪を
設けると共に、これら爪の向きをガーニッシュの上部側
に設けられた爪と、ガーニッシュの下部側に設けられた
爪を互いに対称に形成し、これら上部側に設けられた爪
と、下部側に設けられた爪を車幅方向に互いにずらせて
設け、これらガーニッシュの裏面に設けた爪に対応する
ように係合孔として複数の長穴を上記グリル本体に形成
したので、ガーニッシュの上下方向および左右方向の位
置決めを行うことができる。ガーニッシュを固定するた
めのネジなどの締結部品の削減を図ることができる。請
求項3において、上記ガーニッシュの裏面周縁部に、グ
リル本体周囲に当接するリブを設け、かつグリル本体裏
面に、バンパーに当接するリブを設けたので、グリル本
体とガーニッシュの固定時のがたつきを防止することが
できる。請求項4において、上記ガーニッシュの裏面
に、ボス台座を設け、該ボス台座の車輌後方側にバンパ
ーに固定するボス部を設け、該ボス部の貫通穴を上記グ
リル本体に設けたので、ガーニッシュ表面に対する成形
時のひけを防止することができる。ガーニッシュをバン
パーに固定することで、グリル本体を共締めにより固定
することができることから、取付作業性の向上を図るこ
とができる。ネジなどの締結部品の削減を図ることがで
きる。請求項5において、グリル本体の前面にガーニッ
シュを組み付け、該グリル本体をバンパーに装着するグ
リルの取付構造において、上記ガーニッシュの裏面に、
バンパーに固定するボス部を設け、該ボス部の貫通穴を
上記グリル本体に設けるとともに、上記ガーニッシュの
ボス部に対向するバンパー板面に凹部を設けたので、ボ
ス部の長さを長く確保することができ、ネジ代を十分確
保することができる。請求項6において、上記ガーニッ
シュのボス部とバンパー対向面との間に間隙を設けたの
で、グリル本体とバンパーのがたつきを防止することが
できる。請求項7において、グリル本体の前面にガーニ
ッシュを組み付け、該グリル本体をバンパーに装着する
グリルの取付構造において、上記グリル本体の裏面に係
合爪を設け、該係合爪に係合する係合爪をバンパー縁部
に設け、かつ該バンパーの爪部周囲に上記グリル本体の
係合爪をガイドする壁面を設けたので、グリル本体の上
部の上下、左右、前後方向の位置決め規制を行うことが
できる。グリル本体とバンパーの見切り寸法の精度を向
上することができる。請求項8において、上記グリル本
体の壁面に、係合爪に対向する位置に開口穴を形成した
ので、係合爪の成形時にスライド型を必要としないこと
から係合爪の成形型の構造を簡単にすることができる。
グリル本体がバンパーに確実に固定されているかを目視
確認することができる。請求項9において、本発明は、
グリル本体の前面にガーニッシュを組み付け、該グリル
本体をバンパーに装着するグリルの取付構造において、
上記グリル本体に、下方向に突設した差込部を受け、該
差込部に対応するバンパー壁面に差込穴を形成するとと
もに、上記差込部に、上記差込穴からの抜け止め用突起
を設けたので、グリル本体の上下、前後方向の位置決め
を容易に行うことができる。グリル本体とバンパーの見
切り寸法の精度を向上することができる。請求項10に
おいて、上記差込部をグリル本体に複数箇所設けるとと
もに、車幅方向外側に設けられた差込部の長さを内側の
差込部よりも長く形成したので、外側の差込部を差し込
めば内側の差込部は自然に差し込むことができることか
ら、組付け作業性の向上を図ることができる。請求項1
1において、上記バンパーの差込穴を角穴に形成すると
ともに、該角穴に切り欠き部を形成したので、グリル本
体の組付け時、バンパーを撓ませて差込部を差込穴に挿
入することができ、組付け作業性の向上を図ることがで
きる。請求項12において、本発明はグリル本体の前面
にガーニッシュを組み付け、該グリル本体をバンパーに
装着するグリルの取付構造において、上記グリル本体の
下部に、下方向に向けて取付部を設け、該取付部に対向
する取付ボス部をバンパー裏面に形成し、上記取付部と
取付ボス部を互いに締結してグリル本体をバンパーに装
着したので、グリル本体に対する車両前方側への規制を
行うことができる。グリル本体とバンパーの取付ボス部
を当接させることにより、下方向への規制を行うことが
できる。グリル本体の開口部を縮小することなく、ま
た、開口部より取付部が見えないので、外観の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるグリルおよびグリルの取付構造の
実施の形態における自動車の車両前部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のラジエータグリル部を拡大して示す斜視
図である。
【図3】図2のラジエータグリル部を分解して示す分解
斜視図である。
【図4】図2の(A)部を拡大して示す分解斜視図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図2の(B)部を拡大して示す分解斜視図であ
る。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】図2の(C)部を拡大して示す分解斜視図であ
る。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】図8のD−D線断面図である。
【図11】図2の(E)部を拡大して示す分解斜視図で
ある。
【図12】図11のE−E線断面図である。
【図13】図11のF−F線断面図である。
【図14】従来の自動車の車両前部を示す斜視図であ
る。
【図15】図14のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ラジエータグリル部 3 ラジエータアッパーグリル 3a グリル本体 3b 上面部 31 係合突起部 31a 爪部 32 開口穴 33 差込部 33a 抜け止め用突起部 34 取付片 36 ガーニッシュ取付部 37 係合角穴(係合穴) 38a 挿通穴 39a,39b,39c リブ 4 アッパーグリルガーニッシュ 41,42 係合爪部 43,44 ボス部 45 台座部 5 フロントバンパー 5a 立設部 5b 上面部 5c 立て壁部 5d 取付部 51 係合ガイド部 51a 爪部 51b 立て壁部 51c 側壁部 52 差込穴 52a 切り欠き部 53 取付ボス部 6 ヘッドランプ 7 フロントフード 8 フロントフェンダー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリル本体の前面にガーニッシュを組み
    付けるグリルにおいて、上記ガーニッシュの裏面に係合
    部を設け、かつ該係合部に対応する係合孔をグリル本体
    に設け、上記係合部をグリル本体の係合孔に係合させて
    ガーニッシュを取り付けたことを特徴とするグリル。
  2. 【請求項2】 上記係合部としてガーニッシュの裏面上
    下、車幅方向に一定間隔でそれぞれ複数の爪を設けると
    共に、これら爪の向きをガーニッシュの上部側に設けら
    れた爪と、ガーニッシュの下部側に設けられた爪を互い
    に対称に形成し、これら上部側に設けられた爪と、下部
    側に設けられた爪を車幅方向に互いにずらせて設け、こ
    れらガーニッシュの裏面に設けた爪に対応するように係
    合孔として複数の長穴を上記グリル本体に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のグリル。
  3. 【請求項3】 上記ガーニッシュの裏面周縁部に、グリ
    ル本体周囲に当接するリブを設け、かつグリル本体裏面
    に、バンパーに当接するリブを設けたことを特徴とする
    請求項1または2に記載のグリル。
  4. 【請求項4】 上記ガーニッシュの裏面に、ボス台座を
    設け、該ボス台座の車輌後方側にバンパーに固定するボ
    ス部を設け、該ボス部の貫通穴を上記グリル本体に設け
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載のグリル。
  5. 【請求項5】 グリル本体の前面にガーニッシュを組み
    付け、該グリル本体をバンパーに装着するグリルの取付
    構造において、上記ガーニッシュの裏面に、バンパーに
    固定するボス部を設け、該ボス部の貫通穴を上記グリル
    本体に設けるとともに、上記ガーニッシュのボス部に対
    向するバンパー板面に凹部を設けたことを特徴とするグ
    リルの取付構造。
  6. 【請求項6】 上記ガーニッシュのボス部とバンパー対
    向面との間に間隙を設けたことを特徴とする請求項5に
    記載のグリルの取付構造。
  7. 【請求項7】 グリル本体の前面にガーニッシュを組み
    付け、該グリル本体をバンパーに装着するグリルの取付
    構造において、上記グリル本体の裏面に係合爪を設け、
    該係合爪に係合する係合爪をバンパー縁部に設け、かつ
    該バンパーの爪部周囲に上記グリル本体の係合爪をガイ
    ドする壁面を設けたことを特徴とするグリルの取付構
    造。
  8. 【請求項8】 上記グリル本体の壁面に、係合爪に対向
    する位置に開口穴を形成したことを特徴とする請求項7
    に記載のグリルの取付構造。
  9. 【請求項9】 グリル本体の前面にガーニッシュを組み
    付け、該グリル本体をバンパーに装着するグリルの取付
    構造において、上記グリル本体に、下方向に突設した差
    込部を受け、該差込部に対応するバンパー壁面に差込穴
    を形成するとともに、上記差込部に、上記差込穴からの
    抜け止め用突起を設けたことを特徴とするグリルの取付
    構造。
  10. 【請求項10】 上記差込部をグリル本体に複数箇所設
    けるとともに、車幅方向外側に設けられた差込部の長さ
    を内側の差込部よりも長く形成したことを特徴とする請
    求項9に記載のグリルの取付構造。
  11. 【請求項11】 上記バンパーの差込穴を角穴に形成す
    るとともに、該角穴に切り欠き部を形成したことを特徴
    とする請求項9または10に記載のグリルの取付構造。
  12. 【請求項12】 グリル本体の前面にガーニッシュを組
    み付け、該グリル本体をバンパーに装着するグリルの取
    付構造において、上記グリル本体の下部に、下方向に向
    けて取付部を設け、該取付部に対向する取付ボス部をバ
    ンパー裏面に形成し、上記取付部と取付ボス部を互いに
    締結してグリル本体をバンパーに装着したことを特徴と
    するグリルの取付構造。
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