JP2002321141A - ドリル研磨システム及び塵埃除去装置 - Google Patents

ドリル研磨システム及び塵埃除去装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドリルの研磨に必要な一連の工程を連続的に
行うことができ、ドリル研磨処理の効率化を図ることの
できるドリル研磨システムを提供する。 【解決手段】 加工側ユニット21とローディングユニ
ット36とを隣接するように設けている。そして、加工
側ユニット21は、ドリル26を保持するホルダユニッ
ト28を、インデックスプレート22中心に対して72
度間隔に5つ設けている。そして、前記インデックスプ
レート22、前記ローディングユニット36の周囲に
は、それぞれ複数の処理ユニットが固定配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリル研磨システ
ム及び塵埃除去装置に係り、特に研磨工程における複数
の処理ユニットを備えたドリル研磨システム、研磨した
ドリルの付着物の除去などに好適な塵埃除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板などに使用する小径の
ドリルにおいては、摩耗したドリルの寿命を延ばすた
め、ドリルの刃部を研磨する装置が開発されている。従
来においては、ドリルの研磨は以下のように行ってい
た。まず、ドリル刃部の付着物を、塵埃除去装置により
除去する。塵埃除去装置としては、圧縮空気をドリルに
吹き付けて付着物を飛ばして除去する方式のものが一般
的である。次に、ドリルの芯高や位相を所定位置に位置
合わせして、ドリルを位置決め固定する。そして、固定
したドリルの先端を研磨装置により研磨を行う。それか
ら、ドリルのシャンク部に設けたカラーリングの位置を
調整する。そして、ドリルの良否検査を行い、良品と不
良品との選別を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来において
は、以下のような問題があった。すなわち、上記した各
工程の装置は、個々独立して設けられており、各工程が
それぞれ独立に行われていた。このため、各々の装置の
間でドリルの搬送、受け渡しを行う必要があり、非常に
時間がかかるととともに、広い設置スペースを必要とす
るという問題があった。
【0004】また、従来のドリルの塵埃除去装置におい
ては、圧縮空気を吹き付けるため、騒音の問題があるう
え、圧縮空気そのものにある程度の清浄度が要求され
る。加えて、圧縮空気で付着物を吹き飛ばすため、周囲
への付着物の飛散を防止する等の処理負担が大きいとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題を鑑みてなされたも
のであり、ドリルの研磨に必要な一連の工程を自動的に
連続して行うことができることを一の目的とする。ま
た、本発明は、ドリル研磨処理の効率化を図ることを他
の一の目的としている。また、本発明は、被塵埃除去物
の付着物を自動的に効率よく取り除くことができ、自動
化の工程に容易に対応することができることを他の一の
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるドリル研磨システムにおいては、そ
れぞれがドリルの先端を所定位置に位置決め保持する位
置決め機構と、前記ドリルの芯高位置を調整する芯高調
整機構と、前記ドリルの位相を調整する位相調整機構と
を備えた複数のホルダユニットと、このホルダユニット
に保持させた前記ドリルの先端位置と先端面形状とを検
出する検出部と、この検出部の検出信号に基づいて、前
記位置決め機構、前記芯高調整機構、前記位相調整機構
を作動して前記ドリルの先端位置、ドリルの芯高、ドリ
ルの位相を調整する駆動制御部とを有する先端位置設定
処理ユニットと、この先端位置設定処理ユニットにより
位置決めされた前記ドリルの先端面を研磨する研磨処理
ユニットと、この研磨処理ユニットにより研磨されたド
リルの先端付着物を除去する塵埃除去処理ユニットと、
この塵埃除去処理ユニットにより付着物が除去された前
記ドリルの研磨の良否を判定する検査処理ユニットと、
前記複数のホルダユニットを同期して移動させ、ホルダ
ユニットを前記各処理ユニットと対応した位置に順次停
止させる搬送機構と、前記ホルダユニットとの間で前記
ドリルの受け渡しを行うローディングユニットと、この
ローディングユニットが前記ドリルの搬出入部から取り
出し、前記ホルダユニットに渡すドリルの先端の付着物
を除去する先端塵埃除去ユニットと、前記ローディング
ユニットが前記ホルダユニットから受け取った研磨後の
前記ドリルに装着されたカラーリングの位置を調整する
リング調整ユニットと、を有したことを特徴とする構成
とした。
【0007】また、本発明における塵埃除去装置におい
ては、所定形状に形成されて被塵埃除去物に接触し、被
塵埃除去物の付着物を粘着して除去する塑性物と、この
塑性物を前記被塵埃除去物に対して接触、離間させる駆
動部と、前記塑性物を回転させる回転駆動部と、変形し
た前記塑性物を所定の形状に整形する複数の整形ローラ
と、を有することを特徴とする構成とした。
【0008】
【作用】上記構成のドリル研磨システムにおいては、ド
リルを保持する複数のホルダユニットを有しており、前
記ドリルの先端を所定位置に位置決め保持させる。そし
て、前記搬送機構により、前記複数のホルダユニットを
同期して移動させ、前記各処理ユニットと対応した位置
にて順次停止させる。
【0009】前記ドリルの処理は以下のように行われ
る。まず、ローディングユニットに保持されたドリル
は、先端塵埃除去ユニットにおいて、前記ホルダユニッ
トに渡すドリルの先端の付着物を除去する。次に、前記
ローディングユニットにより前記ホルダユニットとの間
で受け渡し処理を行う。ホルダユニットは、前記搬送機
構により各処理ユニットの対応した位置に保持される。
そして、各処理ユニットにてドリルの処理が行われる。
前記検出部によって前記ホルダユニットに保持させた前
記ドリルの先端位置を検出させるとともに、前記アクチ
ュエータにて前記検出部の検出したドリルの先端位置に
応じて、前記ドリル先端の位置決めをする。また、ドリ
ルの芯高調整手段とドリル位相調整手段によりドリルの
芯高調整、位相調整を行う。そして、前記研磨処理ユニ
ットによって、前記先端位置設定処理ユニットに位置決
めされた前記ドリルの先端面を研磨する。それから、塵
埃除去処理ユニットにより、前記研磨処理ユニットに研
磨されたドリルの先端付着物を除去する。さらに、前記
検査処理ユニットにより前記ドリル研磨の良否を判定す
る。
【0010】それから、前記ホルダユニットに保持され
たドリルは、ローディングユニットに移載され、前記リ
ング調整ユニットにより、前記ドリルに装着されたカラ
ーリングの位置を調整する。このようにしたため、ドリ
ルの研磨に必要な一連の工程を自動的に連続して行うこ
とができる。また、ドリル研磨処理の効率化を図ること
ができる。
【0011】また、上記構成の塵埃除去装置において
は、所定形状に形成された塑性物が被塵埃除去物に接触
して、塑性物に付着物を粘着させて被塵埃除去物から除
去する。そして、前記駆動部により、前記被塵埃除去物
に対して接触、離間を行わせる。それから、前記回転駆
動部により、前記塑性物を回転させて、複数の整形ロー
ラにより変形した前記塑性物を所定形状に整形する。こ
のようにしたため、塑性物に粘着した付着物は整形時に
塑性物の内部に取り込まれ、塑性物の表面は、再び被塵
埃除去物の付着物を粘着可能な状態に保持される。従っ
て、被塵埃除去物の付着物を自動的に効率よく取り除く
ことができる。また、自動化の工程に容易に対応するこ
とができる。塑性物としては、ポリイソブチレンなどの
プラストマを用いることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態におけるドリル
研磨システム及び塵埃除去装置について図面を用いて詳
細に説明する。本実施形態においては、塵埃除去装置で
ある塵埃除去ユニットは、ドリル研磨システムを構成す
るユニットとして用いているが、これに限らず、塵埃除
去装置単体で用いてもよい。
【0013】図1は、本発明の実施形態におけるドリル
研磨システム20を示す概略平面図である。本実施形態
におけるドリル研磨システム20は、加工側ユニット2
1とローディングユニット36とを隣接するように設け
ている。そして、加工側ユニット21は、図2に示した
ようにドリル26を保持するホルダユニット28を、実
施形態の場合、インデックスプレート22中心に対して
72度間隔に5つ設けている。そして、前記インデック
スプレート22、前記ローディングユニット36の周囲
には、それぞれ複数の処理ユニットが固定配置してあ
る。
【0014】インデックスプレーと22の周囲には、以
下に述べるそれぞれ複数の処理ユニットが固定配置して
ある。前記加工側ユニット21側の処理ユニットには、
先端位置設定処理ユニット38、研磨処理ユニット4
0、塵埃除去処理ユニット42、検査処理ユニット4
4、があり、それぞれ、後述するようにホルダユニット
28の停止位置に対応した位置に設けてある。また、図
1に示したように、ホルダユニット28はインデックス
プレート22の半径方向に対して斜交配置している。こ
のため、インデックスプレート22をコンパクト化する
とともに、ホルダユニット28に保持させたドリル26
の先端の、インデックスプレート22の中心からの距離
を小さくし、ドリル26の位置決め精度誤差を一定範囲
内に収めることができる。しかも、図2に示したように
ホルダユニット28は、ドリル26の先端がインデック
スプレート22に対して斜め上方(本実施形態において
は45度)に向くようにドリル26を保持するため、極
小径ドリルで問題となる自重によるドリル26のたわみ
を抑制することが可能である。よって、ドリル26加工
に必要な精度を保持させることができる。
【0015】以下、インデックスプレート22について
説明する。図2はインデックスプレート22及びホルダ
ユニット28の説明図である。図2に示したように、イ
ンデックスプレート22の中心部には、円筒状の回転軸
60が設けられている。回転軸60は回転電極62にカ
ップリング63を介して連結してある。前記回転軸60
内には、詳細を後述する位相合わせ用モータ84からの
リード線(図示せず)が配置され、当該リード線は回転
電極62に電気的に接続されている。リード線は、回転
軸60とともに回転するため、ねじれ等が防止される。
【0016】また、前記回転軸60下部の側方には、搬
送機構を構成するインデックス用モータ64が支持台6
1に固定配置されている。前記インデックス用モータ6
4からは、モータ軸66が突出している。前記モータ軸
66には駆動歯車68がはめ込まれ、当該駆動歯車68
は、前記インデックスプレート22下面に一体的に設け
られた従動歯車70に噛み合って連係している。このた
め、前記インデックス用モータ64の回転が、前記モー
タ軸66、駆動歯車68、従動歯車70を介してインデ
ックスプレート22に伝達され、インデックスプレート
22が回転されるのである。本実施形態においては、そ
れぞれのホルダユニット28が上記した各処理ユニット
と対向する位置で停止できるようにモータ64の制御を
行っている。また、前記支持台61の周縁上部には、ス
ラストベアリング65が設けてあり、前記インデックス
プレート22を回転可能に支持している。さらに、前記
スラストベアリング65は、前記歯車68に対応した位
置に切り欠きを有している。
【0017】図3は、ホルダユニット28の要部説明図
である。ホルダユニット28は、ドリル26の先端がイ
ンデックスプレート22に対して斜め上方(本実施形態
においては45度)に向くようにして、保持させるため
のものである。前記ホルダユニット28は、インデック
スプレート22の上に設けたベース80を有している。
前記ベース80上面の先端側(インデックスプレート2
2の外周側)には架台82が立設してあり、当該架台8
2の外側に設けた刃受け部128により前記ドリル26
の刃部先端を保持できるようにしている。
【0018】また、ベース80上面の略中心部には、位
相調整機構を構成している位相合わせ用モータ84がベ
ース80の先端側を向くように設けてある。前記位相合
わせ用モータ84は、ホルダユニット28にて保持した
ドリル26の位相を調整するためのものである。前記ド
リル26と位相合わせ用モータ84との間にはブロック
体86が設けてあり、当該ブロック体86内に設けた押
圧部材104の先端がドリル26の後端面に当接してい
る。前記ブロック体86は、架台82にねじ止めしてあ
る。
【0019】ドリル26の保持機構120について説明
する。ドリル26のシャンク部後端は、前記ブロック体
86の上面側(先端側)に配置した一対のドリル保持用
ゴムローラ122にて保持されている(図4参照)。前
記一対のゴムローラ122に保持されるドリル26のシ
ャンク部の上側には、シャンク押さえベアリング124
が当接している。このシャンク押さえベアリング124
は、略L字状に形成したシャンク押さえ126の先端に
回転自在に取り付けてあり、ドリル26のシャンク部を
ゴムローラ122に押圧する。すなわち、シャンク押さ
え126は、図示しないばねによって、シャンク押さえ
ベアリング124をドリル26に接触させる方向に付勢
している。これにより、ドリル26のシャンク部は前記
一対のゴムローラ122とシャンク押さえベアリング1
24とで挟み込まれて保持される。前記シャンク押さえ
126は、後端側が図3に示したように操作部126a
となっていて、図示しない板カムが操作部126aと係
合することにより揺動させられる。そして、シャンク押
さえ126は、操作部126aに図示しない板カムが当
たると、支点127(図2参照)を回転中心として図3
の矢印129のように揺動し、シャンク押さえベアリン
グ124がドリル26を開放することにより、ドリル2
6をホルダユニット28から取出すことができる。
【0020】前記ホルダユニット28のドリル位相調整
機構130について説明する。図4は、ドリル位相調整
機構130の概略平面図である。上記したブロック体8
6には、前記ドリル26の中心軸の両側に、図示しない
一対の貫通軸が回転自在に設けてある。そして、前記一
対の貫通軸の後端側には、それぞれ大歯車132が設け
られている。それぞれの大歯車132の近接部には、上
記した位相合わせ用モータ84の軸に取り付けられた小
歯車134が設けてあり、前記大歯車132と噛み合っ
ている。一方、前記貫通軸の先端側には、前記ドリル2
6をシャンク部後端側にて保持するドリル保持用ゴムロ
ーラ122が設けてあり、前記大歯車132と一体に回
転できるようになっている。このようにしたため、位相
合わせ用モータ84の回転力は、当該モータ84に一体
的に取り付けた前記小歯車134を介して前記大歯車1
32に伝達され、前記大歯車132とともにドリル保持
用ゴムローラ122が一体的に回転する。これにより、
前記ドリル保持用ゴムローラ122にて保持したドリル
26が回転して、ドリル26の位相を調整することがで
きるのである。
【0021】前記ホルダユニット28は、図3に示した
ように、保持したドリル26の軸方向先端位置の微調整
を行うための水平スライダ機構88と、ドリル26の傾
斜角度を調整するための上下スライダ機構90を有して
いる。まず、ドリル26の位置決め機構を構成している
水平スライダ機構88について説明する。ベース80内
には水平方向に摺動溝92が形成してあり、当該摺動溝
92内に水平スライダ部材94が摺動可能にはめ込まれ
ている。
【0022】前記水平スライダ部材94の摺動溝92か
ら突出した一端(先端)下面には、レバー96が下方に
向けて設けてある。そして、前記水平スライダ部材94
の後端部に近い上面には傾斜面95が形成してある。一
方、前記ベース80表面の上部には、前記傾斜面95に
対応した位置に小孔98が設けてあり、係止部材100
を挿入できるようにしてある。
【0023】前記水平スライダ部材94の移動機構につ
いて説明する。前記レバー96の下側には、水平スライ
ダ用モータ110が配置してある。この水平スライダ用
モータ110は、固定側となる先端位置設定処理ユニッ
ト38に設けられている。そして、水平スライダ用モー
タ110の軸にはラックピニオン機構112を構成して
いるピニオン112aが設けてあり、当該ピニオン11
2aにラック112bが噛み合って連係している。前記
ラック112bの上面には、ピン114が設けてあり、
当該ピン114はラック112bと一体的に水平方向に
移動する。このピン114が前記レバー96に当接する
ことによって、水平スライダ部材94を図3の左方向に
水平移動させることにより、後述するようにドリル26
の軸方向における先端位置を位置決めできるようにして
いる。なお、ドリル26の位置決めを行った後、ラック
112bを図3の右方向に移動させて、前記ピン114
と前記レバー96との係合を解除させる。そして、位置
決めされた前記レバー96は、後述する研磨工程、塵埃
除去工程、検査工程の終了後、ローディングユニット3
6とのドリル受渡し位置において、図示しないエアシリ
ンダにより原点位置(図3の最右端)に復帰されるよう
にしてある。
【0024】また、芯高調整機構を構成している上下ス
ライダ機構90においても、図2または図3に示したよ
うに、前記水平スライダ機構88と同様の機構が形成し
てある。すなわち、上下スライダ部材94bに設けたレ
バー96bの先端側に、先端位置設定処理ユニット38
に設けた上下スライダ用モータ110b(図2参照)が
配置してある。前記上下スライダ用モータ110bに
は、水平スライダ機構88と同様に、ラックピニオン機
構113(ピニオン113a、ラック113b)を介し
てピン115(図2参照)が前記レバー96bに向い合
うように設けてある。このため、上下スライダ用モータ
110bを駆動すると、ピン115が上下方向に移動し
て、上下スライダ部材94bのレバー96bに当接し
て、上下スライダ部材94bを移動させる。これにより
ドリル26の傾斜角度が調整され、ドリル26の芯高が
調整される。
【0025】すなわち、係止部材100bの先端は、図
示しないばねによって上下スライダ部材94bの傾斜面
95に当接するように付勢されており、上下スライダ部
材94bが下方に移動することにより、傾斜面95bが
係止部材100bを押し上げ、係止部材100bの架台
82からの突出量を増大させる。このため、係止部材1
00bにアーム128aを介して固定した刃受け128
が図2の時計方向に回動し、ドリル26の傾斜角度を変
化させる。そして、前記レバー96bは、レバー96と
同様にドリル26の研磨工程、塵埃除去工程、検査工程
の終了後に、ローディングユニット36とのドリル受渡
し位置において、図示しない板カムにより作動されて、
原点位置(最上端)に復帰できるようにしてある。
【0026】一方、ホルダユニット28のドリル26側
は前記水平スライダ機構88と以下のように連係してい
る。すなわち、前記ブロック体86には、ドリル26の
軸心方向に略円柱状の貫通孔102が形成してある。貫
通孔102の中には、コイル状に形成した圧縮ばね10
6が挿入してあり、この圧縮ばね106を貫通して押圧
部材104が配置してある。圧縮ばねの先端側はブロッ
ク体86に一体的に設けたばね受け107aに当接し、
後端側が押圧部材104に一体的に設けたばね受け10
7bに当接して、ばね力で押圧部材104を後端側に付
勢している。また、押圧部材104の先端は、ブロック
体86に設けたばね受け107aから突出し、ドリル2
6のシャンク部の後端面に当接している。
【0027】そして、前記ばね受け107b下側には、
図3に示したように略V字状のリンク機構108が設け
てある。リンク機構108は、第1リンク108aと第
2リンク108bとからなっている。第1リンク108
aは、上端側が前記押圧部材104下面に当接し、下端
側が第2リンク108bの一端部にピン111を介して
連結されている。第1リンク108aは、前記ピン11
1にてブラケット87に枢着してあり(図2参照)、揺
動可能となっている。そして、第2リンク108bは水
平方向に延在して、他端部を係止部材100に連結して
ある。このようにしたため、係止部材100には、ばね
受け107b、前記リンク機構108を介して圧縮ばね
106からの付勢力が伝達される。そして、水平スライ
ダ部材94は、圧縮ばね106からのばね力と、水平ス
ライダ部材94とベース80との間の摩擦力とにより一
定位置に保持させ、ドリル26の先端を一定位置に保持
する。また、上下スライダ機構90においても同様にし
て、係止部材100bを介して図示しないばねのばね力
を受けて係止させるのである。
【0028】図5は本実施形態におけるローディングユ
ニット36の要部断面図である。前記ローディングユニ
ット36は、インデックスプレート22のホルダユニッ
ト28との間でドリル26の受け渡しを行うためのもの
である。前記ローディングユニット36は中心軸140
を有しており、当該中心軸140の下端が図示しないシ
リンダに連結してあって、シリンダにより上下動するよ
うになっている。前記中心軸140は円筒体142を貫
通している。前記円筒体142の上部には回転台座14
8が固定してあって、当該回転台座148には前記中心
軸140を中心に対して等間隔に(本実施形態において
は72度間隔で)、5つの架台150が立設してある。
また、前記円筒体142の側部には、リング144が設
けてある。前記リング144には図示しない吸引機構に
接続した吸気孔145が形成してあり、前記円筒体14
2に設けたバキューム通路160に接続している。前記
バキューム通路160は、図5に示したように、円筒体
142内に略L字状に形成してあり、下部がリング状と
なっている。そして、前記バキューム通路160の上側
は、詳細を後述する放射状に設けた連結孔141に接続
している。また、前記バキューム通路160の上端に
は、栓143がされており、バキューム通路160上部
からの空気の流入を防止している。前記リング144
は、ブラケット147を介してベースプレート37に固
定されている。前記リング144の内周面には、軸受が
設けてあり、当該軸受を介して前記円筒体142を回転
自在に保持している。
【0029】前記中心軸140上部には、アーム機構1
54を保持するためのアーム保持ブロック152が設け
てあり、当該アーム保持ブロック152は中心軸140
にナット149で固定してある。前記アーム保持ブロッ
ク152は、周溝152aを有して断面H状に形成して
あり、周溝152aにアーム機構154に接続した球体
153が配置してある。すなわち、球体153は、アー
ム機構154を構成している第1アーム154aの基端
部が取り付けてある。この球体153は、第2アーム1
54bと架台150との間に設けた引っ張りばね157
の作用により、常に周溝152aの上側面に当接してい
る。また、第1アーム154aの先端部は、ピン159
を介して架台150の上端部に枢着してあるとともに、
第2アーム154bの後端側に差し込まれ、図示しない
止めねじで相互に固定されている。そして、第2アーム
154bは、先端側にドリル26を保持するエアチャッ
ク155が連結してある。このため、中心軸140を介
してアーム保持ブロック152が昇降することにより、
ピン159を介してエアチャック155が矢印161の
ように上下方向に揺動する。
【0030】前記エアチャック155には、ドリル26
に当接する面にバキューム通路156が形成してあり、
当該バキューム通路156はエア吸引管158の一端に
接続してある。そして、前記エア吸引管158の他端
は、上記した連結孔141に接続してある。このため、
ドリル26は、前記バキューム通路156、前記エア吸
引管158、前記連結孔141、前記バキューム通路1
60、前記吸気孔145を介してエアチャック155に
より吸引、保持させる。
【0031】また、円筒体142の下端外周面には、伝
動歯車146が設けてあり、図示しないモータに設けた
歯車と噛み合って回転駆動される。このため、円筒体1
42の上面に設けた回転台座148が円筒体142とも
一体的に回転する。回転台座148が回転することによ
り、回転台座148の上に設けた架台150に枢着した
アーム機構154が回転台座148と一体的に回転する
とともに、球体153がアーム保持ブロック152の周
溝152aの上側面に当接しながら回転移動する。ま
た、前記中心軸140が前記シリンダ機構により上下動
することにより、アーム保持ブロック152を一体的に
上下動させることができる。これにより、矢印161の
ようにエアチャック155を揺動することができる。そ
して、保持するドリル26の傾斜角度を調整して、例え
ばドリル26を垂直位置に保持したり、水平位置に保持
したりすることができる。本実施形態においては、ドリ
ル26の傾斜角度を45度に保持してホルダユニット2
8との間でドリル26の受渡しを行なっている。
【0032】ドリル26の先端位置設定処理ユニット3
8について説明する。図6は本実施形態における先端位
置設定処理ユニット38の断面図である。図7は本実施
形態における先端位置設定処理ユニット38の平面図で
ある。前記先端位置設定処理ユニット38は、架台17
1を有している。架台171は、箱状に形成してあっ
て、図示しないベースに45度傾斜した状態で固定され
る。そして、架台171には、先端側(図6の左端側)
に、対物レンズ186の下方に延在する保持部材171
aが設けてある。保持部材171aの先端部には、ドリ
ル26の先端位置を検出するための光源部182が設け
てある。この光源部182は、保持部材171aに形成
した光通路を介して、架台171の先端側内部に設けた
プリズム187に向けて光を照射する。
【0033】前記架台171は、内部の後端部に位置決
めセンサ(受光素子)188がプリズム187と対面す
るように設けてあり、当該位置決めセンサ188にて前
記光源部182からの光を、前記プリズム187を介し
て検知できるようにしてある。また、保持部材171a
は、凹部状が形成してあって、この凹部内にホルダユニ
ット28に保持させたドリル26の先端が進入するよう
になっている。そして、凹部内に進入した前記ドリル2
6により光源部182からの光が遮断されると、位置決
めセンサ188にてそれを検知することにより、ドリル
26の先端の位置決めがなされるのである。
【0034】一方、架台171上部には、ドリル26の
先端面形状を検出する機構の大鏡筒173が固定してあ
る。大鏡筒173の先端側には、鏡筒172がドリル2
6の軸線と同軸に設けてある。鏡筒172の対物レンズ
部186には、ブラケットを介して照明184が固定し
てあり、ドリル26の先端面を照明できるようにしてあ
る。また、鏡筒172の上側には、大鏡筒173の先端
に固定した先端面形状検出手段であるCCDカメラ17
8が配置してある。前記大鏡筒173内の先端部には、
断面台形状のプリズム179が大鏡筒173の軸方向に
スライド可能に設けてあり、当該プリズム179を介し
て照明184からの光をCCDカメラ178に入射させ
て、ドリル26の先端面形状を撮像できるようにしてあ
る。CCDカメラ178は、図示しないパソコンに接続
してあり、当該パソコンのディスプレイ上にドリル26
先端の撮像画面が表示されるようにしてある。パソコン
は、駆動制御部となっていて、水平スライダ用モータ1
10、上下スライダ用モータ110bを制御してドリル
26の先端位置と芯高とを調整するとともに、前記位相
合わせ用モータ84を介してドリル26の位相(回転位
置)調整を行うことができるようにしている。また、大
鏡筒173の後端部には、前記プリズム179に接続し
た倍率調整ダイヤル175が設けてあって、当該倍率調
整ダイヤル175の操作によりプリズム179を大鏡筒
173内でスライドさせることによって、CCDカメラ
178に投影される像の拡大、縮小を可能としている。
【0035】次に研磨処理ユニット40について説明す
る。図8は本実施形態における研磨処理ユニット40を
示す説明図である。前記研磨処理ユニット40は、ドリ
ル26の先端2番面を研磨する2番面砥石190と、先
端3番面を研磨する3番面砥石192とを備えている。
これらの砥石190、192は、回転駆動モータ194
に取り付けてあるとともに、2番面と3番面とを研磨す
るのに適するようにドリル26に対して傾斜させてあ
る。また、砥石190、192は、ドリル26の軸線に
対して傾斜させて設けたテーブル196に配設してあ
り、テーブル196に設けたトラバース機構により、矢
印198のようにドリル26と斜交して一体に移動する
ようになっている。
【0036】また、研磨処理ユニット40は、図1に示
したように、軸40aを中心として矢印40bのように
回動可能となっている。そして、研磨処理ユニット40
の近くには、砥石整形装置40cが配設してある。この
砥石整形装置40cは、ドリル26を研磨して摩耗した
2番面砥石190、3番面砥石192の面を整形するも
ので、図示しない2番面砥石整形用砥石と3番面砥石整
形用砥石とを有している。これらの整形用砥石は、ステ
ッピングモータによって自動切込み可能となっている。
そして、2番面砥石190と3番面砥石192の砥石面
を整形する場合、ドリル研磨位置にある研磨処理ユニッ
ト40を矢印40bのように回転させ、2番面砥石19
0と3番面砥石192とをそれぞれの整形用砥石に対面
させる。
【0037】以下、塵埃除去処理ユニット42について
説明する。図9は本実施形態における塵埃除去処理ユニ
ット42を示す説明図である。図10は図9のAA方向
から見た図である。この塵埃除去処理ユニット42は、
ドリル26研磨時に生じた切り屑などの付着物をドリル
26から除去するために用いている。同図に示したよう
に、塵埃除去処理ユニット42は架台210を有し、当
該架台210にシンクロナスモータ212が取り付けて
ある。前記シンクロナスモータ212の軸には、リング
213がはめ込まれており、当該リング213の偏心位
置にリンク機構214の下端側が枢着されている。前記
リンク機構214の上端には、揺動レバー214aの下
端が枢着してある。前記前記揺動レバー214aの上端
には、回転軸215の一端側が回動可能に連結してあ
る。そして、前記回転軸215は糸巻き状のホルダ22
6が固定してあって、当該ホルダ226の周面に、塑性
物からなる塵埃除去部材222が保持されている。前記
回転軸215の他端側はワンウェイクラッチ216に連
結している。また、前記揺動レバー214aは、シャフ
ト217を介して架台210に矢印223のように揺動
可能に取り付けてある。本実施形態においては、揺動レ
バー214aが矢印223に示す上方向に揺動するとき
に、ワンウェイクラッチ216により回転力が回転軸2
15に伝達され、塵埃除去部材222が回転軸215と
一体的に回転される。
【0038】図11は、本実施形態における塵埃除去処
理ユニット42の上部を示す説明図である。図12は図
11のBB方向から見た図である。図13は図12のC
C方向から見た図である。各図に示したように、塵埃除
去処理ユニット42の上部には、糸巻き状のホルダ22
6が設けてあり、当該ホルダ226の周面凹部内に前記
塵埃除去部材222を保持させている。また、前記ホル
ダ226の塵埃除去部材222の側面には、図11に示
したように略円柱形状の側面整形ローラ224(224
a、224b)がそれぞれ一対ずつ設けてある。前記側
面整形ローラ224は塵埃除去部材222の側面に当接
して、塵埃除去部材222側面を整形している。そし
て、前記ホルダ226に保持させた塵埃除去部材222
の上部には、図13に示したように凹みを有した周面整
形ローラ225が設けてあり、この凹みに塵埃除去部材
222を当接させて塵埃除去部材222の周面を所定形
状に整形できるようにしてある。このようにしたため、
塵埃除去部材222にドリル26が接触して穴などの変
形が生じても、塵埃除去部材222を回転させて、整形
ローラ224、225により所定の形状に整形保持する
ことができる。また、塵埃除去部材222に付着した付
着物が、塵埃除去部材222の整形する際に塵埃除去部
材222中に取り込まれるため、連続的に塵埃除去作業
を行わせることができる。本実施形態の前記側面整形ロ
ーラ224、前記周面整形ローラ225は、粘土状の塑
性物で形成した塵埃除去部材222が付着しにくいシリ
コン系部材で形成してある。塵埃除去部材222として
は、例えばポリイソブチレンなどのプラストマを好まし
く用いることができる。
【0039】以下、検査処理ユニット44について説明
する。前記検査処理ユニット44は、研磨したドリル2
6の良否を検査するためのものである。検査処理ユニッ
ト44は、上記した先端位置設定処理ユニット38に設
けた、図6、図7に示したと同様のドリルの先端面を検
出する機構を有している。そして、この先端面検出機構
によって研磨後のドリルの先端面形状を検出し、パソコ
ン画面に表示できるようになっている。このように検査
処理ユニット44を設けたことにより、ドリル26の選
別を行うことができ、研磨不良なドリル26に対する無
駄な処理を省くことができるため、処理効率を高めるこ
とができる。また、上記したようにドリル26は塵埃除
去処理されているため、前記付着物によりドリル26の
良否を誤認するおそれが低減し、検査処理の精度を高め
ることができている。
【0040】次に、ローディングユニット36側の装置
構成について説明する。ローディングユニット36側に
は、先端塵埃除去処理ユニット46、不良品排出部4
8、リング調整ユニット50、搬入搬出部52がある。
ここで、先端塵埃除去処理ユニット46は、前記塵埃除
去処理ユニット42と同様の構成であるため説明を省略
する。また、不良品排出部48、搬入搬出部52は、同
様の構成であり、以下に説明する。不良品排出部48、
搬入搬出部52は、図示しないコンベアに配設した搬入
搬出口であり、このコンベア上にドリルを保持するトレ
ーを搬送できるようにしてある。本実施形態において
は、前記トレー内に複数のドリルが立設した状態で配置
してある。
【0041】以下、リング調整ユニット50について説
明する。図14は、本実施形態におけるリング調整ユニ
ット50の説明図である。図15は図14のDD方向か
ら見た図である。図16は図15のEE方向から見た図
である。リング調整ユニット50は、ドリル26先端の
研磨により基準位置から変化したカラーリング240
を、基準位置に位置調整するためのものである。
【0042】リング調整ユニット50は、図14、図1
5に示したように、ベース254に取付け部256が設
けてあり、当該取付け部256にて図示しない取付け台
に設置可能としている。また、ベース254には、モー
タ242が設けてある。モータ242の軸部とネジ25
2とはカップリング241を介して連結され、当該ネジ
252の先端側には、枠型形状の押圧部材244が螺合
されている。前記押圧部材244内には、保持ブロック
245が挿入配置してあり、当該保持ブロック245は
前記ネジ252の先端側に枢着してある。前記保持ブロ
ック245は、ドリル26のシャンク部を当接させて保
持するためのものである。また、押圧部材244内の保
持ブロック245先端側には、ドリル26の軸心に沿っ
て窪みを有したドリル受け246が設けてあり、当該窪
みにドリル26をはめ込んでドリル26の支持を行って
いる。そして、ドリル受け246の先端側には、レバー
247が設けてある。そして、ドリル26の先端側に
は、前記押圧部材244と対向するように、センサ24
8を有した検知部材250が設けてあり、前記レバー2
47にて、当該検知部材250を移動できるようにして
ある。
【0043】このようにしたため、モータ242を駆動
すると、ネジ252を介して押圧部材244が、図14
の下方向に移動する。押圧部材244が移動して、カラ
ーリング240の先端面に当接すると、押圧部材244
はカラーリング240と一体的に移動して、カラーリン
グ240の位置調整を行う。そして、カラーリング24
0が移動してレバー247に当接すると、レバー247
はカラーリング240とともに移動して、前記検知部材
250がレバー247と一体的に移動する。検知部材2
50に設けたセンサ248が、ドリル26の先端を検知
すると、押圧部材244の移動が停止される。本実施形
態においては、検知部材250のドリル26先端検知位
置と、押圧部材244のカラーリング240当接面との
距離は、ドリル26先端からカラーリング240設置基
準の距離に設定してある。このため、ドリル26先端検
知時には、カラーリング240が所定位置に設置されて
いる。なお、モータ242が逆回転して押圧部材244
が初期位置に復帰するに従って、検知部材250も図示
しないばね機構によって初期位置に復帰する。
【0044】以上のように構成したドリル研磨システム
20の作用について図17を用いて説明する。図17
は、ドリル研磨システム20の作業フローを示す説明図
である。まず、ローディングユニット36にドリル26
を供給する(S100)。このドリル26の供給は、複
数のドリル26を立設して保持したトレイを、外部のエ
アチャック、エアシリンダにて搬入搬出部52に搬送す
ることで行う。搬送直後のドリル26は鉛直方向に保持
されているが、搬入搬出部52が有するエアシリンダの
作動により鉛直方向に対して45度に傾斜される。一
方、ローディングユニット36は、図示しない制御装置
で中心軸140を上昇させる。前記中心軸140の上昇
により、第2アーム154bに設けたエアチャック15
5が矢印161のように下方に旋回し、前記ドリル26
に当接させてエア吸引により吸着保持する。そして、前
記中心軸140を下降させて第2アーム154bを上方
に旋回させて、ドリル26を水平に保持させる。このよ
うにドリル26を保持したまま、伝動歯車146を介し
て回転台座148を一定角度(本実施形態においては7
2度)回転させて、エアチャック155を先端塵埃除去
処理ユニット46に向ける。本実施形態においては、中
心軸140が下降した位置、即ちドリル26が水平保持
されているときにのみ、ローディングユニット36を回
転させるようにしている。その後、中心軸140を上昇
させてエアチャック155を傾斜させて、エア吸引を止
めることにより、ドリル26を先端塵埃除去処理ユニッ
ト46の図示しないドリル保持部に移載する。そして、
中心軸140を下降させてエアチャック155を先端塵
埃除去処理ユニット46側から移動させる。
【0045】そして、先端塵埃除去処理ユニット46
で、ドリル26の先端を塵埃除去部材222に接触させ
て、付着物を塵埃除去部材222に粘着させて除去する
(S102)。塵埃除去処理終了後に、S102の工程
で上記したのと同様に、ドリル26をエアチャック15
5に保持させて、ローディングユニット36は72度回
転して、ドリル26を保持したエアチャック155を、
加工側ユニット21のホルダユニット28に対向させ
る。そして、前記ローディングユニット36から加工側
インデックスプレート22のホルダユニット28にドリ
ル26を移載する(S104)。ドリル26を保持した
エアチャック155がホルダユニット28に向き合うと
きには、受け渡し位置にあるホルダユニット28は、図
示しない板カムによりシャンク押さえ126が解除させ
てある。そして、エアチャック155に保持したドリル
26を、ドリル26の先端部を刃受け128に置くとと
もに、ドリル26の下端部を押圧部材104の先端に当
接させて、ホルダユニット28に移載する。それからイ
ンデックス用モータ64を駆動して、インデックスプレ
ート22を回転させる。インデックスプレート22が受
渡し位置から先端位置設定処理ユニット38までの72
度を回転する間に、図示しない板カムの作用によりシャ
ンク押さえ126が動作し、シャンク押さえベアリング
124にてドリル26のシャンク部を押さえつける。そ
して、以下の処理ユニットにて処理を行わせる。
【0046】まず、前記先端位置設定処理ユニット38
にて、先端検出、芯高調整、位相合わせを行う(S10
6)。この過程について、図18を用いて説明する。図
18は、本実施形態における軸方向位置(先端位置)、
芯高及び位相合わせのフローを示す説明図である。ま
ず、本実施形態では、ドリル26の芯高位置の仮設定を
行う(S200)。これは、以下に行うドリルの軸方向
位置、芯高調整、位置合わせを高い精度で行うことを可
能とするために行っている。この芯高位置の仮設定の工
程も、上下スライダ機構90を用いて刃受け128の位
置を移動させて、ドリル26の仮の芯高位置を決める。
刃受け128の移動量は機構上の設計値及びCCDカメ
ラ(図6、図7参照)等による画像処理から予め求めて
あり、これをシステムのプログラムに反映させるのであ
る。
【0047】次に、水平スライダ用モータ110を駆動
してドリル26の軸方向先端位置決めを行なう。このド
リル26の先端位置決めは、図6に示した先端検出セン
サ188がドリル26の先端位置を検出するまで移動す
ることにより行なわれる(S202)。ドリル26の移
動は、ホルダユニット28に設けた水平スライダ機構8
8により行う。このとき、水平スライダ機構88のレバ
ー96は図示しないエアシリンダによりスライダ部材9
4が最右端に位置しており、ドリル26の軸方向位置は
最後退点(最下点)にある。なお、先端位置設定処理ユ
ニット38のラック112b(ピン114)は、図3で
最右端(原点)に位置している。それから、スライダ用
モータ110の駆動によりラック112bが左側(図
3)へ移動し、ピン114がレバー96に当接する。ス
ライダ用モータ110の継続駆動によりスライダ部材9
4が左へ移動、すなわちドリル26が上昇する。このよ
うに、水平スライダ部材94を移動させて、係止部材1
00の高さを上げると、ピン111にて第1リンク10
8aが揺動可能になっているため、押圧部材104が斜
め上方に移動する。従って、押圧部材104に当接した
ドリル26が斜め上方に移動して、ドリル26の軸方向
位置(先端位置)を調整することができるのである。
【0048】このドリル26の移動は、図6に示した位
置決めセンサ188がドリル26の先端を検出するまで
行なわれる(S204)。そして、位置決めセンサ18
8がドリル26の先端を検出した点でモータ110を停
止して、軸方向の位置決めを完了する(S206)。そ
れから、インデックスプレート22の回転に備えるため
に、スライダ用モータ110を駆動してピン114を最
右端(原点)に復帰させる。
【0049】次に、CCDカメラ178で撮像したドリ
ル26の先端面の画像を用いてドリル26の位相合わせ
を行う(S208)。すなわち、位相合わせ用モータ8
4を駆動すると、当該モータ84に連結した小歯車13
4により、大歯車132が回転し、大歯車132に一体
的に連結したドリル保持用ゴムローラ122が回転す
る。これにより、ドリル26の位相合わせを行うことが
できるのである。それから、CCDカメラ178の撮影
した画像に基づいて、ドリル26の芯高位置、位相角度
を画像処理により数値化して、認識させる(S21
0)。そして、その後、研磨加工時の最適位置までの芯
高及び位相合わせを行い(S212)、位置調整処理を
終了する。
【0050】それから、前記研磨処理ユニット40にて
ドリル26の研磨を行う(S108)。すなわち、図8
に示したように、砥石190、192をトラバース機構
により、ドリル26と斜交させて移動して、ドリル26
の研磨を行うのである。また、ドリル26片側の面を研
磨したときに、上記した位相合わせ用モータ84によ
り、位相を180度回転させて、反対側の面の研磨を行
う。
【0051】そして、ドリル26の先端を塵埃除去処理
ユニット42により塵埃除去処理を行う(S110)。
これは、上記した先端塵埃除去処理ユニット46の場合
と同様に行う。すなわち、シンクロナスモータ212を
駆動させて、リング213を回動させ、当該リング21
3の偏心位置に取り付けたリンク機構214が揺動す
る。これにより、リンク機構214に連結した揺動レバ
ー214aが矢印223に示したように起伏して、揺動
レバー214a上側に位置する塵埃除去部材222にド
リル26の先端が刺し込まれる。従って、ドリル26の
付着物を塵埃除去部材222にて除去させることができ
る。また、上記したように、塵埃除去部材222はワン
ウェイクラッチを介して取り付けてあるため、揺動レバ
ー214aが矢印223の下方向に移動する場合には、
塵埃除去部材222は回転せず固定保持される。そし
て、上記したように塵埃除去部材222にドリル26を
刺し込んだ後に、揺動レバー214aが矢印223の上
方向に移動する場合には、塵埃除去部材222は回転
し、このとき、前記整形ローラ224、225にて塵埃
除去部材222は整形される。このようにしたため、ド
リル26の付着物を自動的に効率よく取り除くことがで
きる。
【0052】その後、検査処理ユニット44にてドリル
26研磨の良否を判定して、個々のドリル26の良否を
選別可能としておく(S112)。これは、上記した先
端検出工程とほぼ同様にして行うが、検査処理ユニット
44に搬送されたドリル26は、既に軸方向位置(先端
位置)、芯高、位相が揃った状態にあるため、予めピン
ト調整されたCCDカメラにより撮像して、2値化処理
を行った後に、検査を行う。
【0053】そして、ホルダユニット28からローディ
ングユニット36へのドリル26の受け渡し処理を行う
(S114)。すなわち、上記したように、シャンク押
さえベアリング124を上げてホルダユニット28での
ドリル26の保持を解除させて、エアチャック155に
てドリル26を吸着保持させる。
【0054】また、上記したドリル26の良否判定の結
果は、図示しないメモリにて記憶されており、前記不良
と判定したドリル26は不良品排出部48に排出する
(S116)。この排出工程は、上記したS100の動
作の手順を逆に行うことで、行われる。
【0055】さらに、前記リング調整ユニット50にお
いて、良品のドリル26のリング位置を調整する(S1
18)。このカラーリング240の位置調整は、リング
調整ユニット50を用いて上記したように行う。このよ
うに、本実施形態においては、不良品排出工程を行った
後に、リング調整工程を行っているため、不良品に対し
てリング調整を行わなくてすみ、無駄な処理を省くこと
ができる。なお、上記したように、ドリル26の良否は
メモリで記憶してあるため、リング調整工程と不良品排
出工程の順番を逆にしてもよい。このときには、不良と
判定したドリル26にはリング調整を行わないようにす
ればよい。
【0056】それから、搬入搬出部52により、良品の
ドリル26を排出するのである(S120)。この排出
工程は、不良品のドリル26を排出する場合と同様にし
て行う。このように、本実施形態のドリル研磨システム
20においては、ドリル26の研磨に必要な一連の工程
を自動的に連続して行うことができる。また、ドリル研
磨処理の効率化を図ることができる。また、検出工程直
前に塵埃除去工程を付加する事により、検出の誤認識及
び誤判定を回避することができる。なお、ドリル研磨シ
ステムの構成としては、実施形態で説明したものに限ら
ず、新たに処理ユニットを追加してもよいし、必要に応
じて調整を行うことができる。
【0057】また、本実施形態における塵埃除去処理ユ
ニット42においては、連続的にドリル26から付着物
を自動的に効率よく行うことができる。また、自動化の
工程に容易に対応することができる。なお、塵埃除去処
理ユニット42は、単体で塵埃除去装置として用いるこ
とができ、塵埃除去対象もドリル26に限られないこと
はもちろんである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドリル研
磨システムにおいては、ドリルの研磨に必要な一連の工
程を自動的に連続して行うことができる。また、ドリル
研磨処理の効率化を図ることができる。また、本発明の
塵埃除去装置においては、被塵埃除去物の付着物を自動
的に効率よく取り除くことができる。また、自動化の工
程に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるドリル研磨システム
を示す概略平面図である。
【図2】本発明の実施形態における搬送機構及びホルダ
ユニットを示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるホルダユニットの要
部断面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるドリル位相調整機構
の概略平面図である。
【図5】本発明の実施形態におけるローディングユニッ
トの要部断面図である。
【図6】本発明の実施形態における先端位置設定処理ユ
ニットの断面図である。
【図7】本発明の実施形態における先端位置設定処理ユ
ニットの平面図である。
【図8】本発明の実施形態における研磨処理ユニットの
説明図である。
【図9】本発明の実施形態における塵埃除去処理ユニッ
トの説明図である。
【図10】図9のAA方向から見た図である。
【図11】本発明の実施形態における塵埃除去処理ユニ
ットの上部を示す説明図である。
【図12】図11のBB方向から見た図である。
【図13】図12のCC方向から見た図である。
【図14】本発明の実施形態におけるリング調整ユニッ
トの説明図である。
【図15】図14のDD方向から見た図である。
【図16】図15のEE方向から見た図である。
【図17】ドリル研磨システムの作業フローを示す説明
図である。
【図18】本発明の実施形態における軸方向位置(先端
位置)、芯高及び位相合わせのフローを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
20………ドリル研磨システム、21………加工側ユニ
ット、22………インデックスプレート、26………ド
リル、28………ホルダユニット、37………ベースプ
レート、36………ローディングユニット、38………
先端位置設定処理ユニット、40………研磨処理ユニッ
ト、40a………軸、40b………矢印、40c………
砥石整形装置、42………塵埃除去処理ユニット、44
………検査処理ユニット、46………先端塵埃除去処理
ユニット、48………不良品排出部、50………リング
調整ユニット、52………搬入搬出部、60………回転
軸、61………支持台、62………回転電極、63……
…カップリング、64………インデックス用モータ、6
5………スラストベアリング、66………モータ軸、6
8………駆動歯車、70………従動歯車、80………ベ
ース、82………架台、84………位相合わせ用モー
タ、86………ブロック体、87………ブラケット、8
8………水平スライダ機構、90………上下スライダ機
構、92………摺動溝、94………水平スライダ部材、
94b………上下スライダ部材、95………傾斜面、9
6………レバー、96b………レバー、98………小
孔、100………係止部材、100b………係止部材、
102………貫通孔、104………押圧部材、106…
……圧縮ばね、107a………ばね受け、107b……
…ばね受け、108………リンク機構、108a………
第1リンク、108b………第2リンク110………水
平スライダ用モータ、110b………上下スライダ用モ
ータ、111………ピン、112………ラックピニオン
機構、112a………ピニオン、112b………ラッ
ク、113………ラックピニオン機構、113a………
ピニオン、113b………ラック、114………ピン、
115………ピン、120………ドリル保持機構、12
2………ドリル保持用ゴムローラ、124………シャン
ク押さえベアリング、126………シャンク押さえ、1
26a………操作部、127………支点128………刃
受け、128a………アーム、129………矢印、13
0………ドリル位相調整機構、132………大歯車、1
34……小歯車、140………中心軸、141………連
結孔、142………円筒体、143………栓、144…
……リング、145………吸気孔、146………伝動歯
車、147………ブラケット、148………回転台座、
149………ナット、150………架台、152………
アーム保持ブロック、152a………周溝、153……
…球体、154………アーム機構、154a………第1
アーム、154b………第2アーム、155………エア
チャック、156………バキューム通路、157………
引っ張りばね、158………エア吸引管、159………
ピン、160………バキューム通路、161………矢
印、171………架台、171a………保持部材、17
2………鏡筒、173………大鏡筒、175………倍率
調整ダイヤル、178………CCDカメラ、179……
…プリズム、182………光源部、184………照明、
186………対物レンズ部、187………プリズム、1
88………位置決めセンサ、190………2番面砥石、
192………3番面砥石、194………回転駆動モー
タ、196………テーブル、198………矢印、210
………架台、212………シンクロナスモータ、213
………リング、214………リンク機構、214a……
…揺動レバー、215………回転軸、216………ワン
ウェイクラッチ、217………シャフト、222………
塵埃除去部材、223………矢印、224………側面整
形ローラ、225………周面整形ローラ、226………
ホルダ、240………カラーリング、241………カッ
プリング、242………モータ、244………押圧部
材、245………保持ブロック、246………ドリル受
け、247………レバー、248………センサ、250
………検知部材、252………ネジ、254………ベー
ス、256………取付け部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれがドリルの先端を所定位置に位
    置決め保持する位置決め機構と、前記ドリルの芯高位置
    を調整する芯高調整機構と、前記ドリルの位相を調整す
    る位相調整機構とを備えた複数のホルダユニットと、 このホルダユニットに保持させた前記ドリルの先端位置
    と先端面形状とを検出する検出部と、この検出部の検出
    信号に基づいて、前記位置決め機構、前記芯高調整機
    構、前記位相調整機構を作動して前記ドリルの先端位
    置、ドリルの芯高、ドリルの位相を調整する駆動制御部
    とを有する先端位置設定処理ユニットと、 この先端位置設定処理ユニットにより位置決めされた前
    記ドリルの先端面を研磨する研磨処理ユニットと、 この研磨処理ユニットにより研磨されたドリルの先端付
    着物を除去する塵埃除去処理ユニットと、 この塵埃除去処理ユニットにより付着物が除去された前
    記ドリルの研磨の良否を判定する検査処理ユニットと、 前記複数のホルダユニットを同期して移動させ、ホルダ
    ユニットを前記各処理ユニットと対応した位置に順次停
    止させる搬送機構と、 前記ホルダユニットとの間で前記ドリルの受け渡しを行
    うローディングユニットと、 このローディングユニットが前記ドリルの搬出入部から
    取り出し、前記ホルダユニットに渡すドリルの先端の付
    着物を除去する先端塵埃除去ユニットと、 前記ローディングユニットが前記ホルダユニットから受
    け取った研磨後の前記ドリルに装着されたカラーリング
    の位置を調整するリング調整ユニットと、 を有したことを特徴とするドリル研磨システム。
  2. 【請求項2】 所定形状に形成されて被塵埃除去物に接
    触し、被塵埃除去物の付着物を粘着して除去する塑性物
    と、 この塑性物を前記被塵埃除去物に対して接触、離間させ
    る駆動部と、 前記塑性物を回転させる回転駆動部と、 変形した前記塑性物を所定の形状に整形する複数の整形
    ローラと、を有することを特徴とする塵埃除去装置。
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