JP4277456B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍サイクルを用いた除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の除湿装置は何れも図示を省略する圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器からなる冷媒回路および送風ファンを備え、筐体と、除湿時に生じるドレン水を貯めておくタンク、ドレン水をタンクまで導く排水管などから構成されている。なお使用冷媒は現在、オゾン破壊係数が0であるR134aが、一般的に用いられている。
【0003】
この除湿装置を運転すると、圧縮機で高温・高圧に圧縮された冷媒は凝縮器で凝縮して放熱し、絞り装置で減圧されたのち、蒸発器で蒸発して吸熱し、再び圧縮機に戻る。
【0004】
一方、空気側の流れとしては、室内空気が吸込口から本体内に吸込まれ、蒸発器で冷却・除湿された後、凝縮器で加熱され、送風機を経た後、吹出口から再び室内へ吹出される。なお蒸発器で吸込空気を除湿した際に生じたドレン水は、排水管を通ってタンクに溜められる。
【0005】
除湿装置を通過する空気は、蒸発器で冷却・除湿されて温度と湿度が低下した後、凝縮器で加熱されるので、結果的に吹出空気温度は、吸込空気温度すなわち室温よりも、若干上昇している。これは圧縮機の電気入力分だけ、蒸発器の冷却・除湿能力より凝縮器の加熱能力が勝っているためであり、結果的にその温度上昇分だけ、常に部屋を暖房していることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
除湿装置を運転すると吹出温度上昇分の暖房をすることになるため、本来湿度低下のみ必要とされる場合でも、常に、室温を上昇させてしまうという問題点があった。
またその温度上昇率も一定していて変更・調整ができないため、逆に衣類乾燥時間短縮に繋がる高温の吹出し空気を得ることも困難であった。
【0007】
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもので、第1の目的は、除湿量が大きく効率も高い従来と同様の風路を構成する第1モードと、蒸発器側風路と凝縮器側風路を独立させ、高い吹出温度や室温と同等の吹出温度を得ることのできる第2モードとを、必要に応じて選択できる除湿装置を得ることにあり、また第2の目的は、室温を変えずに除湿できる除湿装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決のための手段】
この発明に係る除湿装置においては、圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器を冷媒配管で接続した冷媒回路と、上記凝縮機及び蒸発器に対し空気を通流させる送風機とを備え、室内空気を上記蒸発器及び上記凝縮器の順に直列的に通流させることにより除湿を行う除湿装置において、上記通常の除湿を行う第1モードと、室内空気を上記蒸発器に通流させる第1風路及び室内空気を上記凝縮器に通流させる第2風路をそれぞれ形成する第2モードとを切替える切換手段を備え、内部に風路が形成され、一端部側及び他端部側にそれぞれ上記蒸発器及び上記凝縮器を収容したダクトと、このダクトの上記蒸発器と上記凝縮器を結ぶ風路内に設けられ、第1モード時に上記風路を開き、第2モード時に上記風路を閉じ、もしくは開度調整し得るダンパと、上記ダクトの上記ダンパと上記蒸発器との間の風路と上記ダクト外部を連通するように設けられ、第2モード時に第1風路を形成する第1連通部と、上記第1風路を開閉し得るように設けられた第1開閉ダンパと、上記ダクトの上記ダンパと上記凝縮器との間の風路とダクト外部を連通し得るように設けられ、第2モード時に第2風路を形成する第2連通部と、上記第2風路を開閉し得るように設けられた第2開閉ダンパとを備え、風路切換手段を上記ダンパ、第1開閉ダンパ、及び第2開閉ダンパを用いて構成し、第2モード時には、上記ダンパを閉じ、上記第1開閉ダンパ、及 び第2開閉ダンパを開けることにより上記第1風路及び第2風路を独立させ、上記ダンパ、上記第1開閉ダンパ、及び上記第2開閉ダンパの開度を調整することにより一方の風路を通流した空気に対し他方の風路を通流した空気の一部を混合して吹出し温度を変え得るようにしてなるものである。
【0009】
さらに、ダクトの一端部を吸込口、他端部を吹出口兼吸込口にすると共に、上記ダクト内の一端部側に設けられ上記吸込口から吸入した空気を上記蒸発器に通流させる送風機と、上記ダクト内の他端部側に設けられ上記凝縮器に対する風向を可変し得る風向可変型送風機とを備えるようにしたものである。
【0010】
さらにまた、ダクトの一端部を吸込口、他端部を吹出口とすると共に、ダクト内の一端部側に設けられ上記吸込口から吸入した空気を上記蒸発器に通流させる蒸発器側送風機と、上記ダクト内の他端部側に設けられ上記凝縮器を通流した空気を上記吹出口方向に通流させる凝縮器側送風機とを備えるようにしたものである。
【0011】
また、ダクトの一端部を吸込口、他端部を吹出口にすると共に、このダクトの吹出口を2分する仕切り部材と、上記ダクトの吹出口部に設けられ上記ダクト内の空気をダクト外部に排出させる送風機と、上記ダクトの上記送風機と凝縮器との間に設けられた流入部と、第2モード時に第1連通部を通流した空気をこの流入部に導くように設けられたバイパス風路と、上記通流口部に設けられ第2モード時に上記バイパス路を通流した空気を上記2分されたダクトの吹出口の一方に通流させるように第1風路を形成すると共に、上記凝縮器を通流した空気を該2分されたダクトの吹出口の他方に通流させるように第2風路を形成する案内ダンパとを備えるようにしたものである。
【0012】
また、送風機としてクロスフローファンを用いてなるものである。
【0013】
さらに、第2モード時に、ダンパの開度により蒸発器を通流した低温空気と凝縮器を通流した高温空気を混合し得るようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1、図2a、図2bはこの発明の実施の形態1である除湿装置を説明するための図で、図1は冷媒回路図である。図2aは従来の除湿装置と同様のモードである第1モードにおける風路構成、図2bは蒸発器と凝縮器の風路を独立させた第2モードにおける風路構成例をそれぞれ模式的に示す図である。
【0015】
図において11は圧縮機、12は凝縮器、13は絞り装置、14は蒸発器、15は冷媒配管である。また、1は蒸発器14及び凝縮器12を収容する主ダクトである第1のダクトであり、その内部が風路となる。21は第1のダクト1の一端部側に設けられた蒸発器側吸込口、22は第1のダクト1内の蒸発器14側に設けられた蒸発器側送風機、23は第1のダクト1内の凝縮器側に設けられた凝縮器側送風機であり、この凝縮器側送風機23は送風方向可変型を用いている。24は第1のダクト1の他端部側に設けられた凝縮器側の吹出口兼吸込口、1aは第1のダクト1の途中に互いに連通するように設けられた第2のダクト、1bは第1のダクト1と第2のダクト1aとの連通部、1cは第2のダクト1aにおける連通部1bとは反対側の開口部を2つに仕切る仕切り部材である。
【0016】
25は第1のダクト1内における上記第2のダクト1aとの連通部1bに対応する位置に設けられ、蒸発器14側と凝縮器12側を結ぶ風路Aを開閉または開度調整するダンパである。25aは補助ダンパ、26は第1開閉ダンパ、27は第2開閉ダンパであり、これら3つのダンパ25a、26、及び27は、ダンパ25が全開しているときは互いに協働して第1のダクト1の連通部1bを閉塞して第1のダクト1内に風路Aを形成する。また、ダンパ25a、26、及び27は、第1のダンパ25が全閉しているときは連通部1bを開く方向に共に回動し、補助ダンパ25aがダンパ25及び仕切り部材1cと協働して第2のダクト1a内の風路を2分することにより、蒸発器14側の第1風路Bと凝縮器12側の第2風路Cとが独立して形成される。
【0017】
なお、28は連通部1bの一方である第1風路B側に形成された第1連通部、27は連通部1bの他方である第2風路C側に形成された第2連通部である。また、28aは第1風路Bの吹出部、29aは第2風路Cの吹出部である。なお、各図を通じて同じ符号は同一もしくは相当部分を示すものとする。また、冷媒としてR134aを用いている。
【0018】
この実施の形態1においては、上記各ダンパ25、25a、26及び27により切換手段2を構成している。
【0019】
まず冷媒の流れを図1により説明する。図1において圧縮機11を出た冷媒は矢印で示す方向に流れ、凝縮器12で凝縮し、絞り装置13で減圧された後、蒸発器14で蒸発し、再び圧縮機11に戻る。これは従来の除湿装置の冷媒流れと全く同様である。
【0020】
次に空気側の流れについて、まず従来と同じ流れである第1モードについて、図2aを用いて説明する。ダンパ25を全開し、補助ダンパ25a、第1開閉ダンパ26、及び第2開閉ダンパ27を図のように全閉すると共に、凝縮器12側の送風機23の送風方向を矢印で示す風路Aの方向とすることで、蒸発器側吸込口21から吸込まれた空気は蒸発器側送風機22を経て蒸発器14で冷却・除湿されたあと、矢印Aの方向に通流して凝縮器12で加熱され、凝縮器12側の送風機23を経て凝縮器側の吸込吹出兼用口24から外部に吹出される。この空気流れは従来の除湿装置の空気流れと全く同様である。
【0021】
次に蒸発器側の風路と凝縮器側の風路を独立させる第2モードについて、図2bを用いて説明する。ダンパ25を全閉して風路Aを蒸発器14と凝縮器12の間で仕切り、補助ダンパ25a、各開閉ダンパ26、及び27を図に示すように全開し、補助ダンパ25aがダンパ25と仕切り部材1cと協働して第2ダクト1a内を蒸発器側と凝縮器側とに仕切ると共に、凝縮器12側の送風機23の送風方向を逆転することで、矢印Bで示す蒸発器側の第1風路と、矢印Cで示す凝縮器側の第2風路が独立形成される。すなわち蒸発器側送風機22により蒸発器側吸込口21から吸込まれた空気は蒸発器14で冷却・除湿されて矢印Bの方向に進み、第1連通部28を経て蒸発器側吹出口28aから吹出される。一方送風機23により凝縮器側の吸込兼吹出口24から吸込まれた空気は凝縮器12で加熱されて矢印Cの方向に通流され、第2連通部29を経て凝縮器側吹出口29aから吹出される。
【0022】
以上のように切替手段2を構成する各ダンパ25、25a、26、27の開閉と凝縮器側送風機23の送風方向を逆転させることで、従来の除湿装置における空気流れと同じ第1モードと、蒸発器側風路と凝縮器側風路を独立させる第2モードが、選択可能となる。
【0023】
次に上記第1モードと上記第2モードの動作を、図3a、図3b、図3c、図3d、及び図3eを用いてさらに具体的に説明する。なお、各図は除湿装置本体及び凝縮器と蒸発器の位置と、それに対する空気の流れと、各部空気温度の例を示している。空気温度は仮に室温を27℃として運転した場合の一例である。図中の矢印は空気の流れを示している。なお送風機は図示を省略してある。
【0024】
図3aは従来モードである第1モードの空気流れとその温度の一例である。室温27℃の空気は蒸発器で冷却・除湿されて13℃になり、その空気が凝縮器で加熱されて42℃となる。除湿装置全体としては27℃で吸込まれた空気が42℃で吹出されるため、この分だけ部屋を暖房していることになる。
【0025】
次に独立モードである第2モードについて図3bを用いて説明する。27℃で吸込まれた空気は凝縮器を通ると63℃、蒸発器を通ると11℃で吹出される。すなわちこの第2モードにおいては、凝縮器側の吹出温度を第1モードでの吹出温度と比較すると20℃以上高くすることができ、例えば除湿装置を衣類乾燥など、高い吹出温度が必要とされる用途に用いる場合は、第2モードを選択することで、高温の吹出空気を得ることができる。また、一般に50℃の高温環境を20分続けるとダニが死滅すると言われているが、第2モードにすることで、60℃以上の吹出温度が得られるので、ダニ駆除の効果も得ることができる。
【0026】
表1に第1モードと第2モードの能力の例を示す。
【表1】
Figure 0004277456
【0027】
表1は、室内空気が温度27℃相対湿度60%で除湿装置を運転した場合の両モードの除湿量、消費電力、除湿効率の違いの一例を示すものである。除湿効率とは除湿量を消費電力で除した値であり、この数値が大きいほど、単位消費電力あたりの除湿量が大きい、すなわち効率が良いことになる。この表1から明らかなように、除湿量は第1モードの方が多く、また除湿効率も第1モードの方が高い。従って大きな除湿量が必要となる場合や通常の除湿運転などでは、第1モードを選択するのが合理的である。一方前述のように第2モードは衣類乾燥やダニ駆除などの点で効果的である。本実施の形態1ではこれら2つのモードを自由に選択することができる。
【0028】
さらに第2モードの別の効果を図2bと図3cを用いて説明する。図2bにおいて蒸発器側の風路と凝縮器側の風路を独立させるダンパ25、補助ダンパ25aの開度を微調整し、例えば凝縮器12を通流し昇温した第2風路内の空気の一部を、蒸発器12を通流した第1風路の空気に混入させ、蒸発器側の吹出口28aから吹出す空気の温度を上昇させるようにする。即ち図2bにおいて、ダンパ25及び25aの一方または両方の開度を例えば時計方向に若干回動させ、矢印Bで示す蒸発器14側の第1風路に、凝縮器12を通流し温度上昇した第2風路の空気の一部を混入調整することで、例えば図3cに示すように蒸発器側吹出温度を室温と等しい27℃にすることが可能である。
【0029】
この場合、凝縮器側の第2風路の吹出空気を、例えば排気ダクトを用いたり、またはドアや窓、通気口を介して隣室や屋外などに排気すれば、除湿装置は運転室に対しては27℃の空気を吸って27℃で吹出すため暖房を行わないことになり、すなわち室温の変動が全くなく除湿することが可能となる。
【0030】
次に、吹出空気の一部を隣室や屋外に排出する手段の例を図4a、図4b、図4cを用いて更に具体的に説明する。図4aは実施の形態1に係る除湿装置の正面図、図4bは図4aの除湿装置を室内に設置する場合の置き方の例を示す平面図、図4cは図4aの除湿装置に排気ダクトを付設した場合の例を示す正面図である。図において、3は除湿機、4は除湿を行おうとする対象室、5はドア、6は廊下、7は排気ダクトである。
【0031】
図4aに示す除湿装置を例えば図4bに示すように対象室4内の半開させたドア5の近くに設置し、第2風路の吹出部29aから排出された吹出空気が半開したドア5から廊下6へ排気されるようにする。このような置き方をすることで、第1風路の吹出口28aからは室温と同等の27℃の空気が室内4に吹出され、63℃の高温空気は第2風路の吹出口29aからドア5を介して廊下6へ排気されるため、対象室4は室温の変動がなく除湿することができる。
【0032】
更に、図4cに示すように第2風路の吹出口29aに排気ダクト7を設置し、このダクト7を用いて図示しない窓から屋外へ排気してもよい。また、室内4の壁面部に図示しない専用の排気口を設け、排気ダクト7を接続して屋外へ排気したり、あるいは空調装置用の予備の室内外貫通孔がある場合はその貫通孔を利用して屋外へ排気することもできる。このようにドア以外から高温空気を排気することも可能となるので、除湿装置の設置の自由度が拡大する。
【0033】
さらに第2モードの別の効果を図2bと図3dを用いて説明する。図2bにおいて蒸発器側の第1風路Bと凝縮器側の第2風路Cを独立させるダンパ25または補助ダンパ25aの開度を微調整して反時計方向に回動し、前述とは逆に蒸発器14を通流した空気の一部が凝縮器側の第2風路Cに混入するようにする。それによって図3dに示すように凝縮器側吹出温度は63℃より低下して例えば50℃とすることができる。このようにダンパ25または補助ダンパ25aの開度で混入風量を調整することで、凝縮器側の第2風路Cの吹出温度を調整可能であるため、傷み易い衣類の乾燥時など、あまり高温でない吹出温度が必要な場合も、63℃より低い吹出温度を得ることが可能となる。
【0034】
なお、図4aに示す除湿装置の例において図3aに示す動作をさせるためには、例えば逆に第1風路の吹出口28aから排出される空気を対象室4外に排気し、第2風路の吹出口29aから排出される吹出空気が対象室内4に排出されるように設置方向を変更すればよい。
【0035】
なお、図2a、図2bに示す第1のダクト1は風路を説明するために模式的に示したもので、図示の形状に限定されるものではない。例えば第1モード時における風路Aは必ずしも直線的でなくてもよく、また、第1のダクト1の全部または一部を除湿装置を構成する筐体の一部を用いて構成することもできる。また、図2a、図2bでは開閉ダンパ26、27の間にさらに補助ダンパ25aを用いているが、例えば連通部28、29よりも図の上方に第1風路Bと第2風路Cを区分する仕切り部材を設けることで、この補助ダンパ25aを省くこともできる。さらに、図2a、図2bは、第1連通部28と第2連通部29を同一方向に隣接して設ける場合の例を示したが、2つの連通部28、27の位置はこれに限定されるものではなく、例えば第1連通部28に対し、第2連通部29を反対方向である図の下方に設け、あるいは図の手前方向に設けるなど、所望の位置に設けることができる。
【0036】
以上のように、この実施の形態1によれば、除湿量が大きく効率も高い従来の風路を構成する第1モードと、蒸発器側風路と凝縮器側風路を独立させ、高い吹出温度を得ることのできる第2モードとを必要に応じて選択できる除湿装置を提供できる効果がある。また、蒸発器側風路と凝縮器側風路を独立させるダンパの開度により室温を変えずに除湿したり吹出し温度を制御することができる効果もある。
【0037】
実施の形態2.
図5a、図5bはこの発明の実施の形態2である除湿装置の風路構成を示す図であり、図5aは第1モード、図5bは第2モードの場合を示す。図において、1dは第1のダクト1における第2のダクト1aの配設位置とは反対側に対向して配設され、第1のダクト1内の風路と互いに連通するように設けられた第3のダクトであり、この例では第1のダクト1と第2のダクト1aとの連通部が第1連通部28を形成し、第1のダクト1と第3のダクト1dとの連通部が第2連通部29を形成している。さらに、第1連通部28と、第2連通部29とは互いに対向する位置に設けられており、ダンパ25を全閉し、風路Aを凝縮器12側と蒸発器14側に仕切るときは、該ダンパ25の一端部が第1連通部28の凝縮器側端部28bに位置し、該ダンパ25の他端部が対角上の第2連通部29の蒸発器側端部29bに位置して風路Aを斜めに塞ぐように動作する。
【0038】
なお、29cは第3のダクト1dの第2連通部29とは反対側の端部開口部に形成された凝縮器12側の第2風路Cの吸込口、31は第1のダクト1の他端部に設けられた凝縮器側送風機、32は凝縮器側吹出口である。またダンパ25、26、及び27により切替手段2が形成されている。
【0039】
まず第1モードを図5aについて説明する。ダンパ25を全開し、第1開閉ダンパ26、第2開閉ダンパ27を全閉することで風路Aが形成され、蒸発器側送風機22により蒸発側吸込口21から吸込まれた空気は蒸発器14で冷却・除湿された後、凝縮器12で加熱され、凝縮器側送風機31を経て凝縮器側吹出口32から外部に吹出され、従来の除湿機と同様の効率的な除湿が行われる。
【0040】
次に第2モードについて図5bを用いて説明する。ダンパ25を全閉し、開閉ダンパ26、及び27をそれぞれ全開することで、蒸発器14側の第1風路Bと凝縮器12側の第2風路Cが独立形成される。すなわち蒸発器側吸込口21から吸込まれた空気は蒸発器側送風機22を経て蒸発器14で冷却・除湿され、第1連通部28を経て吹出口28aから吹出される。一方凝縮器側吸込口29cから吸込まれた空気は、第2連通部29を経て凝縮器12で加熱され、凝縮器側送風機31を経て凝縮器側吹出口32から吹出される。
【0041】
さらに、図5bにおいて、ダンパ25の開度を例えば図5bの位置より反時計方向に回動し、第1風路B内の蒸発器14を通流し除湿・冷却された空気の一部が第2風路C内に混入するようにした場合には、凝縮器側吹出口32から排出される空気の温度を、ダンパ25の回動角度に応じて第2モードの温度から略第1モードの温度まで連続的に変えることができる。例えば上記第2モードにおいて63℃であった凝縮器側吹出口32から排出される空気の温度を、上記ダンパ25の回動角度に応じて所望の温度に低下させることができ、例えば図3eに示すような50℃にして、実施の形態1と同様、傷み易い衣類の乾燥時など、あまり高温でない吹出温度が必要な場合も、63℃より低い吹出温度を得ることができる。
【0042】
なお、第2モードの状態からダンパ25を開き、風路Cに風路Bの空気を混入させるときに、ダンパ25の回動角度に応じて開閉ダンパ26、27を閉じる方向に回動し、各連通部28、29を通流する空気の量を抑制するように制御しても良い。
【0043】
以上のようにこの実施の形態2によれば、風路切換手段2を構成する各ダンパ25、26、27により、第1モードと第2モードが選択可能となり、更に凝縮器側の送風方向を逆転する必要がないため、凝縮器側送風機31や凝縮器側吹出口32は、送風方向の逆転を考慮する必要がなく、その分安価な部品を使用し、制御も簡単にできるため、コスト低減効果がある。また、ダンパ25の回動により、凝縮器を含む第2風路の吹出温度を可変できる効果がある。
【0044】
実施の形態3.
図6a、図6bはこの発明の実施の形態3である除湿装置の風路構成を示す図であり、図6aは第1モード、図6bは第2モードの場合を示す。図において33は第1のダクト1の他端部の吹出口32を略2分する仕切り部材、28aはこの仕切り部材33により2分された一方の吹出し口であり、第1モード時には風路Aの吹出口の一部を構成し、第2モード時には第1風路Bの吹出口として動作する。32aは仕切り部材33により2分された他方の吹出口であり、第1モード時には風路Aの吹出口の残部を構成し、第2モード時には第2風路Cの吹出口として動作する。41は第1のダクト1内の空気を第1のダクト1の外部へ排出するクロスフローファンなどの送風機、42は第1連通部28から分岐して凝縮器12をバイパスし、送風機41と凝縮器12との間の流入部43に至るように設けられたバイパス風路、44は流入部43に設けられた案内ダンパである。この案内ダンパ44は第1モード時には流入部43を塞ぎ、第2モード時にはバイパス風路42を開いて第2風路Bを形成し、バイパス風路42を通流してきた空気が吹出口28aから排出されるように回動する。
【0045】
なお、この実施の形態3では各ダンパ25、26、27、及び44が切替手段2を構成している。また、ダンパ25は上記実施の形態2と同様に形成されている。
【0046】
まず第1モードを図6aについて説明する。ダンパ25を全開し、第1開閉ダンパ26、第2開閉ダンパ27を全閉すると共に,案内ダンパ44を閉じることで、蒸発側吸込口21から吸込まれた空気は蒸発器14で冷却・除湿され、凝縮器12で加熱された後、送風機41を経て吹出口32から吹出される。この第1モードでは吹出口32の一方28aと他方32aを通流する空気流れとしての差は無く、吹出空気温度も従来と同じとなる。
【0047】
次に第2モードを図6bを用いて説明する。ダンパ25を全閉し、第1の開閉ダンパ26、第2の開閉ダンパ27、及び案内ダンパ44をそれぞれ開くことで、蒸発器側の第1風路Bと凝縮器側の第2風路Cが独立する。すなわち蒸発器側吸込口21から吸込まれた空気は蒸発器14で冷却・除湿され、第1連通部28、バイパス風路42を通って流入部43に至り、送風機41を経て蒸発器側吹出口28aから吹出される。一方凝縮器側の吸込口29cから吸込まれた空気は第2連通部29を経て凝縮器12で加熱され、やはり送風機41を経て凝縮器側吹出口32aから吹出される。ここで送風機41として例えばクロスフローファンを用いることで、蒸発器14を経由した第1風路Bの空気と凝縮器12を経由した第2風路Cの空気が混ざり合うことなく、両風路の独立性を保つことができる。
【0048】
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、各ダンパ25、26、27、44の開閉により、第1モードと第2モードが選択可能となる。更に案内ダンパ44の先端部が仕切り部材33の位置よりも吹出口28aの中心部方向へ回動するように開度を微調整し、第2風路Cの凝縮器側吹出空気の一部が第1風路Bの蒸発器側吹出空気に混入するようにすることにより、図3cのように蒸発器側吹出空気を上昇させて例えば室温と同じ温度とすることもでき、凝縮器側吹出空気を隣室や屋外に排気すれば、室温不変の運転が可能となる。
【0049】
また逆に案内ダンパ44の先端部が仕切り部材33の位置よりも吹出口32aの中心部方向へ回動するように微調整することで、第1風路Bの蒸発器側吹出空気の一部が第2風路Cの凝縮器側吹出空気に混入するようにすることで、図3dのように凝縮器側吹出温度が低下し、あまり高温でない吹出温度が必要な場合も、63℃より低い吹出温度を得ることが可能となる。また図6bにおいて蒸発器側の風路と凝縮器側の風路を独立させるダンパ25の開度を全閉状態から若干開くように開度を微調整し、蒸発器14を通流した空気の一部を凝縮器12側の吸込空気に混入するようにすると、図3eと同等の効果を得ることも可能である。
【0050】
更に、この実施の形態3では送風機41としてクロスフローファンを用いたので、1つの送風機で両風路の独立性を保つことができる。なお、第1、第2の両風路にそれぞれクロスフローファンを1つずつ独立して用いる構成とする場合でも、例えば吹出部32の仕切り部材33の近くに1つのモータを配設し、該モータの両側に同軸上で2つのファンを駆動することにより、モータを1つとすることができる。なおここではクロスフローファンとしたが、風路の独立性が保たれる送風機であればクロスフローファンに限定されるものではない。
【0051】
なお空気の流れに対する送風機と熱交換器の位置関係は以上説明した実施の形態1、実施の形態2、及び実施の形態3に示す配置に限定されるものでない。例えば図2aや図2bでは空気の流れに対して蒸発器側送風機22の後に蒸発器14を配置したが、蒸発器14を蒸発器側送風機22の上流側に配置しても同等の効果が得られる。同様に凝縮器12と凝縮器側の送風方向可変型送風機についても順番が逆でもよく、また図5aと図5bにおいて、更に図6aと図6bにおいても、蒸発器と送風機、凝縮器と送風機の関係について同様のことが言える。
【0052】
また、第2のダクト1a、あるいは第3のダクト1dは補助的に設けたものであり、長さを短くすることにより省いても良い。さらに、実施の形態2及び3では、ダンパ25、26、27を何れも3つの回動体を用いて1つのダンパを構成するように図示しているが、これに限定されるものではなく、例えば1つの回動体で1つのダンパを構成しても同様の効果が得られる。
【0053】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4である除湿装置内部の、熱交換器と風向の関係を示す図である。図において51は第1の凝縮器として用いられている第1の熱交換器、52は第2の凝縮器として用いられている第2の熱交換器、53は第1の蒸発器として用いられている第3の熱交換器、54は第2の蒸発器として用いられている第4の熱交換器である。なお送風機は省略してあるが、送風方向に対し熱交換器の上流側もしくは下流側に設けられる。4つの熱交換器51、52、53、54を図7のように配置することで、第1モードと第2モードの変更が容易となる。
【0054】
除湿装置本体に吸込まれた空気を図中の風向Iの方向で流すと、第1の蒸発器53で冷却・除湿された空気が第1の凝縮器51で加熱され、同様に第2の蒸発器54で冷却・除湿された空気が第2の凝縮器52で加熱されるので、すなわち従来の除湿装置と同じ第1モードの空気流れとなる。
【0055】
次に熱交換器に対する風向を、風向Iに対して交叉する方向に変更し、例えば図中の風向IIの方向で流すと第2モードが可能となる。すなわち風向IIとすることによって、図中左側を流れる空気は、第2の凝縮器52、第1の凝縮器51と、凝縮器のみを通過して第2風路Cを形成し、図中右側を流れる空気は第2の蒸発器54、第1の蒸発器53と、蒸発器のみを通過して第1風路Bを形成することになり、すなわち第2モードの空気流れが実現できる。
【0056】
なお、風向Iと風向IIの変更手段は、図示を省略するが例えば各風向の吸込口及び吹出口にそれぞれ開閉ダンパ、シャッターなどの開閉手段を設け、風向に応じて、通風方向の開閉手段を開き、通風方向に交叉する方向の開閉手段を閉じるように制御する方法などを挙げることができるが、特にそれに限定されるものではない。また熱交換器の数を4としたがそれに限定されるものではなく、同等の効果が得られるような個数と配置ならばよい。
【0057】
以上のように、本実施の形態4によれば、4つの熱交換器に対する風向の変更で、第1モードと第2モードを選択可能とすることができる効果がある。
【0058】
実施の形態5.
図8a、図8b、図9は実施の形態5に係る除湿装置を示すもので、図8aは第1モード時の冷媒回路図、図8bは第2モード時の冷媒回路図、図9は風路構成図である。図において51は第2の蒸発器として用いられている第1の熱交換器である。52は第2の熱交換器であり、図8aでは第2の凝縮器、図8bでは第1の蒸発器を構成する可変熱交換器として用いられている。53は第3の熱交換器であり、図8aでは第1の蒸発器、図8bでは第2の凝縮器を構成する可変熱交換器として用いられている。54は第1の凝縮器として用いられている第4の熱交換器、61は四方弁である。なお、この実施の形態5では四方弁61が切替手段2を構成している。また、1eはダクト1内を風路Iと風路IIに2分する仕切り部材、62は風路Iの吸込口、63は風路IIの吸込口、64はクロスフローファンなどの送風機、65は風路Iの吹出口、66は風路IIの吹出口である。なお、第1モード時においては、風路I及び風路IIは互いに同じ動作をして何れも風路Aを構成し、第2モード時においては、風路Iは第1風路B、風路IIは第2風路Cを構成する。また図8a及び図8bの矢印は冷媒の流れ方向を示す。
【0059】
第1モードを実現する冷媒回路について図8aを用いて説明する。四方弁61を図で示す第1の方向にすることで、圧縮機11を出た冷媒は、第1の凝縮器54、四方弁61を経て第2の凝縮器52を通り、絞り装置13に至る。さらに第1の蒸発器53を通り、四方弁61を経て第2の蒸発器51を通って圧縮機11に戻る。このモードでは可変熱交換器である第2の熱交換器52は凝縮器として機能し、可変熱交換器である第3の熱交換器53は蒸発器として機能する。
【0060】
上記第1モードにおける空気の流れを図9を用いて説明する。風路I側の空気は、吸込口62から入り第2蒸発器51で冷却・除湿され、第2凝縮器52で加熱された後、送風機64を経て吹出口65から吹出される。一方、風路II側の空気は、まず吸込口63から吸込まれて第1蒸発器53で冷却・除湿され、第1凝縮器54で加熱された後、送風機64を経て吹出口66から吹出される。すなわち、どちらの風路も従来の除湿装置と同じ第1モードと同等の空気流れとなり、よって除湿装置全体としても第1モードとなる。なお、上記のように第1モードにおいては風路I及び風路IIは例えば図5a、図6bに示す風路Aと同様の動作となっている。
【0061】
次に第2モードについて図8bを用いて説明する。四方弁61を図で示す第2の方向に回動することで、圧縮機11を出た冷媒は、第1の凝縮器54、四方弁61を経て第3の可変の熱交換器53を通り、絞り装置13に至る。さらに第2の可変型の熱交換器52を通り、四方弁61を経て第2の蒸発器51を通って圧縮機11に戻る。このモードでは可変式の第2の熱交換器52は蒸発器として機能し、可変式の第3の熱交換器53は凝縮器として機能する。
【0062】
この場合の空気の流れを図9を用いて説明する。風路Iでは、吸込口62から吸込まれた空気は第2の蒸発器51及び第1の蒸発器52を通って冷却・除湿され、送風機64を経て吹出口65から吹出される。また風路IIでは、吸込口63から吸込まれた空気は第2の凝縮器53及び第1の凝縮器54を通って加熱され、送風機64を経て吹出口66から吹出される。すなわちこの場合、風路Iが第1風路B、風路IIが第2風路Cをそれぞれ形成していることになり、凝縮器側風路と蒸発器側風路が独立したモードとすることができる。
【0063】
なお、本実施の形態5でも、図3a、図3b、図3c、図3dに示す効果と同様の効果が得られる。すなわち第1モードと第2モードの選択と、さらにダンパを付加するなどして各風路の吹出空気の一部を混合することで、図3cの室温不変の効果や、図3dの吹出温度を下げる効果などを得ることが可能である。
【0064】
以上のように、実施の形態5によれば、4つの熱交換器と四方弁を用いると共に、4つの熱交換器の内、2つを可変熱交換器とし、四方弁を切替手段として構成したことにより、除湿量が大きく効率も高い従来の風路を構成する第1モードと、蒸発器側風路と凝縮器側風路を独立させ、高い吹出温度や室温と同等の吹出温度を得ることのできる第2モードとを必要に応じて選択できる除湿装置を提供できる効果がある。また、ダクト1の通風路の途中に連通部や第2のダクトなどを設ける必要がなくなるので、装置の構造も簡単であり、制御も簡単にできるので、安価に提供できる効果もある。
【0065】
実施の形態6.
図10a、図10bは実施の形態6に係る除湿装置の風路構成を示す図であり、図10aは図3cの状態を実現させる場合の例、図10bは図3dの状態を実現させる場合の例をそれぞれ示している。図において、67は混合ダンパであり、ダクト1内の吹出口65、66と送風機64との間における風路Iと風路IIの境界部に設けられ、第1モード時、及び第2モード時に風路Iと風路IIとを独立させるときには、風路I、風路IIの方向と平行に保持され、第2モード時に2つの風路I、IIを通流する空気の何れか一方を他方に混合するときには、回動軸67aのまわりに任意の角度に傾動し得るようになっている。なお、図示を省略しているが冷媒回路の構成、切替手段、及び4つの熱交換器の構成は上記図8a、図8bに示すものと全く同様である。
【0066】
第2モード時に、第3の熱交換器53及び第4の熱交換器54が、それぞれ第2の凝縮器及び及び第1の凝縮器として用いられ、第1の熱交換器51及び第2の熱交換器52が、それぞれ第2の蒸発器及び第1の蒸発器として用いられている状態において、混合ダンパ67を回動軸67aのまわりに図10aに示すように反時計方向に風路IIの側に回動させるように制御する。これによって第2風路の吹出口66からは凝縮器53、54を通流した空気のみが吹出され、第1風路の吹出口65からは凝縮器53、54を通流した空気と、蒸発器51、52を通流した空気とが混合されて吹出される。すなわち図3cの状態が実現される。
【0067】
一方第2モード時に、混合ダンパ67を図10bに示すように時計方向に風路Iの側に回動させることで、吹出口66からは凝縮器53、54を通流した空気と、蒸発器51、52を通流した空気とが混合されて吹出され、吹出口65からは蒸発器51、52を通流した空気のみが吹出される。すなわち図3dの状態が実現できる。
【0068】
なお、ダンパ67は第1モード時には中立の位置に制御される。また、第2モード時にダンパ67の傾角度を制御することで、第1風路または第2風路の吹出し温度を所望の温度に選ぶことができる。
【0069】
以上のように実施の形態6によれば、除湿量が大きく効率も高い従来の風路を構成する第1モードと、蒸発器側風路と凝縮器側風路を独立させ、高い吹出温度や室温と同等の吹出温度を得ることのできる第2モードとを必要に応じて選択できる除湿装置を提供できる効果がある。また、第2モード時には、混合ダンパにより第1風路と第2風路の吹出温度を任意に変えられるので、例えば室温を変えずに除湿することができる効果もある。さらに、第1のダクト1の途中に連通部を設ける必要がなく、また、その連通部の開閉ダンパも不要で、1つの混合ダンパで構成できるので、制御が簡単で、装置の構造も簡単にできるので、安価に提供できる効果もある。
【0070】
実施の形態7.
図11a、図11bは実施の形態7に係る除湿装置の要部である冷媒回路図を示すもので、図11aは第1モード時、図11bは第2モード時の冷媒回路図である。図において、13aは第1の絞り装置、13bは第2の絞り装置である。
【0071】
第1モードを実現する冷媒回路について図11aを用いて説明する。圧縮機11を出た冷媒は2回路に分岐し、一方は凝縮器54を通って第1の絞り装置13aを経て蒸発器51を通って合流部に至る。分岐した他方は、四方弁61を経て可変熱交換器として用いる第2の熱交換器52を通り、第2の絞り装置13bを経てさらに可変熱交換器として用いる第3の熱交換器53を通り、再び四方弁61を経て合流部に至る。合流した冷媒は再び圧縮機11に戻る。この第1モードでは第2の熱交換器52は凝縮器として機能させ、第3の熱交換器53は蒸発器として機能させている。
【0072】
なお空気の流れは、特に限定されるものではないが、例えば上記図9に示す構成、及び図10a、図10bに示す構成などを好ましく用いることができる。
【0073】
次に第2モードの冷媒回路を図11bを用いて説明する。四方弁61を図11bに示す方向にすることで、圧縮機11を出た冷媒の一方は上記図11aと同様に流れ、他方は四方弁61を経て第3の熱交換器53を通り、第2の絞り装置13bを経てさらに第2の熱交換器52を通り、再び四方弁61を経て合流する流れとなる。従ってこのモードでは第2の熱交換器52は蒸発器として機能し、第3の熱交換器53は凝縮器として機能する。
【0074】
このように、実施の形態7によれば、四方弁61の方向の変更で、可変型として用いた2つの熱交換器52、53の機能を入れ替えることができ、従って図8a、図8bで示す回路と同様に、第1モードと第2モードが選択可能となる。更に図3cや図3dで説明した、室温不変の効果や吹出温度低下の効果も同様に得ることができる。更に4つの熱交換器51、52、53、54を2経路並列に接続するように構成したことで、冷媒回路全体の圧損が低減し、その分能力向上や消費電力低下の効果も得ることができる。
【0075】
実施の形態8.
図12a、図12bは実施の形態8になる除湿装置の要部を示すもので、図12aは第1モード時、図12bは第2モード時の風路構成を示す図である。図において71は回動軸であり、ダクト1内に田の字形に配置された4つの熱交換器51、52、53、54は、ダクト1、仕切り部材1e、吸込口62、63や送風機64、吹出口65、66からなる風路系と独立させて一体的に設けられており、かつ矢印72方向に回動軸71の回りに一体的に90°回動することにより、図12bの第2モードの状態に変更し、また図12bの状態から反対方向の矢印73の向きに90°回動することにより図12aの状態に戻すことができるように構成されている。また、この実施例では第1の熱交換器51は第1の凝縮器、第2の熱交換器52は第2の凝縮器、第3の熱交換器53は第1の蒸発器、第4の熱交換器54は第2の蒸発器としてそれぞれ機能させている。
【0076】
第1モードについて図12aを用いて説明する。風路Iを流れる空気は吸込口62から吸込まれ、第2の蒸発器54を通り、第2の凝縮器52を通って送風機64を経て吹出口65から吹出される。また風路IIを流れる空気は吸込口63から吸込まれ、第1の蒸発器53を通り、第1の凝縮器51を通って送風機64を経て吹出口66から吹出される。すなわち何れの風路も蒸発器と凝縮器を通るので、第1モードの空気流れと同等の流れを実現する。
【0077】
次に第2モードについて図12bを用いて説明する。風路系に対して4つの熱交換器を図12aの矢印72の向きに回動軸71のまわりに90度回動させる。すると図12bに示すような熱交換器の配置となる。即ち、風路Iでは2つの蒸発器53、54を通る第1風路Bが形成され、風路IIでは2つの凝縮機51、52を通る第2風路Cが形成される。送風機64としてクロスフローファンを用いることで、両風路の空気が混合されず独立性が保たれ、また、ダクト1の吹出口65、66は仕切り部材1eで仕切られているので、所望の吹出口の空気を利用することができる。
【0078】
なお、ここで4つの熱交換器51、52、53、54を風路系に対して回動させる場合、図示しない冷媒配管や圧縮機を含む冷媒回路全体を回動させ、あるいは逆に冷媒回路は固定しておき、風路系を90度回動させるようにしても同様の効果を得ることができる。また、例えば回動軸71のまわりに回動自在の冷媒配管継手を用い、図示しない圧縮機や風路系を固定し、田の字型に設けられた4つの熱交換器を回動させるように構成しても良い。
【0079】
以上のように、実施の形態8によれば、冷媒回路に四方弁を用いずに第1モードと第2モードが選択可能な除湿装置を提供できる効果がある。
【0080】
なお、上記各実施の形態では、要部のみ説明したが、例えば室温や吹出口の温度を検知し得る温度センサ、湿度センサ、ダンパ類の開度を検知するセンサ、タイマーなどを所望により付加し、例えばマイクロプロセッサーで温度、湿度、風量、あるいは運転時間などを制御するように構成することも自由である。
【0081】
また、上記実施の形態1から実施の形態8において、冷媒としてR134aを用いた例を示したが、例えば燃焼性のある冷媒であるR600aやR290や、また二酸化炭素やアンモニウムなどの自然系冷媒を用いることで、地球温暖化への影響が少ない除湿装置を得ることができる。
【0082】
また上記各実施の形態の例において、冷媒回路上で凝縮器出口の冷媒と蒸発器出口の冷媒を熱交換させる、高低圧熱交換をさせれば、ペースアップやコストアップを最低限に抑えたまま、能力の大きい除湿装置を得ることができる。
【0083】
また、冷媒回路上で凝縮器の後流側に冷媒の過冷却用熱交換器を備えれば、ペースアップやコストアップを最低限に抑えたまま、凝縮器を出た部分の冷媒の過冷却度を十分に得て、能力の大きい除湿装置を得ることができる。
【0084】
また、冷媒回路上で絞り装置の後流側に気液分離器を備え、液冷媒のみを蒸発器に流し、ガス冷媒は圧縮機の吸入配管に流すような配管を備えれば、冷媒の圧力損失の小さい、消費エネルギーを抑えた除湿装置を得ることができる。
【0085】
また、蒸発器の冷媒配管を2経路以上並列に配置したり、凝縮器の冷媒配管を2経路以上並列に配置すれば、冷媒の圧力損失の小さい、消費エネルギーを抑えた除湿装置を得ることができる。
【0086】
また、凝縮器の冷媒配管の経路数を途中で変更し、凝縮器入口の経路数よりも凝縮器出口の経路数を少なくすれば、冷媒の圧力損失が小さく、かつ使用冷媒量も少ない除湿装置を得ることができる。
【0087】
また、圧縮機にインバータ圧縮機を用いれば、幅広い除湿負荷に対応できる除湿装置を得ることができる。
【0088】
また、冷媒回路上で凝縮器の後流部の冷媒配管を図示しないドレン水を貯めるタンク内に挿入して冷媒をタンク内の水と熱交換させたり、凝縮器の後流部の冷媒配管をドレン水の配水管と接触させて冷媒を排水と熱交換させれば、凝縮器を出た部分の冷媒の過冷却度を十分に得て、能力の大きい除湿装置を得ることができる。
【0089】
また、電話回線または電灯線または無線などの通信手段によって、除湿装置外のサービスセンタや携帯電話へ通報するようにすれば、冷媒漏れなどの異常時の素早い対応が安価な設備で可能にすることができる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、蒸発器と凝縮器を直列的に通流させる第1モードと、蒸発器を通流した空気を外部に排出させる第1風路と凝縮器を通流した空気を外部に排出させる第2風路の各風路にそれぞれ空気を通流させる第2モードを、切換手段により自由に選択することができる除湿装置を提供できる効果がある。
【0091】
また、蒸発器と凝縮器を収容するダクトと、風路を切り替えるダンパを用いて構成した場合には、効率的な除湿ができる第1モードと、凝縮器により昇温された高温風または蒸発器により除湿・冷却された低温風を選択的に利用できる第2モードとを簡単に切りかえることができ、さらに、第2モード時にダンパにより吹出温度の制御が可能な除湿装置を提供できる効果がある。
【0092】
さらに、ダクト内に平行する2つの風路を形成して、各風路を通流する空気が何れも2つの熱交換器を通流するように4つの熱交換器を配置すると共に、4つの熱交換器の内、1つを凝縮器から蒸発器へ、他の1つを蒸発器から凝縮器へそれぞれ切り替えられる可変熱交換器とし、四方弁を用いて上記可変熱交換器を切り替えることにより第1モードと第2モードの切換が行われるように構成した場合には、第1モードと第2モードの切換が簡単で、ダンパの数を少なく構成し得る除湿装置を提供できる効果がある。
【0093】
さらに、送風機としてクロスフローファンを用いることにより、風路の独立性を保持してモータを1つにすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による除湿装置の冷媒回路図である。
【図2】 aは実施の形態1による除湿装置の第1モードにおける風路構成を示す図である。
bは実施の形態1による除湿装置の第2モードにおける風路構成を示す図である。
【図3】 aは実施の形態1による除湿装置の第1モードにおける動作を示す図である。
bは実施の形態1による除湿装置の第2モードにおける基本動作を示す図である。
cは実施の形態1による除湿装置により室温を変えずに動作させる場合の説明図である。
dは実施の形態1による除湿装置により凝縮器側の吹出し温度を下げる動作を説明する図である。
eは実施の形態1による除湿装置において、第1連通部と第2連通部に空気を通流させたときの動作例を示す図である。
【図4】 aは実施の形態1による除湿装置を示す正面図である。
bは実施の形態1による除湿装置の使用例を示す平面図である。
cは実施の形態1による除湿装置に排気ダクトを付設した場合の例を示す正面図である。
【図5】 aは実施の形態2による除湿装置の第1モードにおける風路構成を示す図である。
bは実施の形態2による除湿装置の第2モードにおける風路構成を示す図である。
【図6】 aは実施の形態3による除湿装置の第1モードにおける風路構成を示す図である。
bは実施の形態3による除湿装置の第2モードにおける風路構成を示す図である。
【図7】 実施の形態4による除湿装置の熱交換器と風向の関係を示す図である。
【図8】 aは実施の形態5による除湿装置の第1モードにおける冷媒回路図である。
bは実施の形態5による除湿装置の第2モードにおける冷媒回路図である。
【図9】 実施の形態5による除湿装置の風路構成図である。
【図10】 aは実施の形態6による除湿装置を第2モードで運転し、第1風路に第2風路の空気を混入する場合の風路構成図である。
bは実施の形態6による除湿装置を第2モードで運転し、第2風路に第1風路の空気を混入する場合の風路構成図である。
【図11】 aは実施の形態7による除湿装置の第1モードにおける冷媒回路図である。
bは実施の形態7による除湿装置の第2モードにおける冷媒回路図である。
【図12】 aは実施の形態8による除湿装置の第1モードにおける風路構成を示す図である。
bは実施の形態8による除湿装置の第2モードにおける風路構成を示す図である。
【符号の説明】
1 (第1の)ダクト
2 切替手段
3 除湿装置
11 圧縮機
12 凝縮器
13 絞り装置
14 蒸発器
21 蒸発器側吸込口
22 蒸発器側送風機
23、31 凝縮器側の送風機
24 凝縮器側の吸込吹出兼用口
25 ダンパ
26 第1開閉ダンパ
27 第2開閉ダンパ
28 第1連通部
28a 第1風路の吹出口
29 第2連通部
29a 第2風路の吹出口
29c 第2風路の吸込口
32 凝縮器側吹出口
33 仕切り部材
41、64 送風機
42 バイパス風路
43 流入部
44 案内ダンパ
51 第1の熱交換器
52 第2の熱交換器
53 第3の熱交換器
54 第4の熱交換器
61 四方弁
62、63 吸込口
65、66 吹出口
67 混合ダンパ
71 回動軸

Claims (6)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器を冷媒配管で接続した冷媒回路と、上記凝縮機及び蒸発器に対し空気を通流させる送風機とを備え、室内空気を上記蒸発器及び上記凝縮器の順に直列的に通流させることにより除湿を行う除湿装置において、上記通常の除湿を行う第1モードと、室内空気を上記蒸発器に通流させる第1風路及び室内空気を上記凝縮器に通流させる第2風路をそれぞれ形成する第2モードとを切替える切換手段を備え
    部に風路が形成され、一端部側及び他端部側にそれぞれ上記蒸発器及び上記凝縮器を収容したダクトと、
    このダクトの上記蒸発器と上記凝縮器を結ぶ風路内に設けられ、第1モード時に上記風路を開き、第2モード時に上記風路を閉じ、もしくは開度調整し得るダンパと、
    上記ダクトの上記ダンパと上記蒸発器との間の風路と上記ダクト外部を連通するように設けられ、第2モード時に第1風路を形成する第1連通部と、上記第1風路を開閉し得るように設けられた第1開閉ダンパと、
    上記ダクトの上記ダンパと上記凝縮器との間の風路とダクト外部を連通し得るように設けられ、第2モード時に第2風路を形成する第2連通部と、上記第2風路を開閉し得るように設けられた第2開閉ダンパとを備え、風路切換手段を上記ダンパ、第1開閉ダンパ、及び第2開閉ダンパを用いて構成し、
    第2モード時には、上記ダンパを閉じ、上記第1開閉ダンパ、及び第2開閉ダンパを開けることにより上記第1風路及び第2風路を独立させ、
    上記ダンパ、上記第1開閉ダンパ、及び上記第2開閉ダンパの開度を調整することにより一方の風路を通流した空気に対し他方の風路を通流した空気の一部を混合して吹出し温度を変え得るようにしてなることを特徴とする除湿装置。
  2. ダクトの一端部を吸込口、他端部を吹出口兼吸込口にすると共に、上記ダクト内の一端部側に設けられ上記吸込口から吸入した空気を上記蒸発器に通流させる送風機と、上記ダクト内の他端部側に設けられ上記凝縮器に対する風向を可変して通風し得る風向可変型送風機とを備えたことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  3. ダクトの一端部を吸込口、他端部を吹出口とすると共に、ダクト内の一端部側に設けられ上記吸込口から吸入した空気を上記蒸発器に通流させる蒸発器側送風機と、上記ダクト内の他端部側に設けられ上記凝縮器を通流した空気を上記吹出口方向に通流させる凝縮器側送風機とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  4. ダクトの一端部を吸込口、他端部を吹出口にすると共に、このダクトの吹出口を2分する仕切り部材と、上記ダクトの吹出口部に設けられ上記ダクト内の空気をダクト外部に排出させる送風機と、上記ダクトの上記送風機と凝縮器との間に設けられた流入部と、第2モード時に第1連通部を通流した空気をこの流入部に導くように設けられたバイパス風路と、上記流入部に設けられ第2モード時に上記バイパス風路を通流した空気を上記2分されたダクトの吹出口の一方に通流させるように第1風路を形成すると共に、上記凝縮器を通流した空気を該2分されたダクトの吹出口の他方に通流させるように第2風路を形成する案内ダンパとを備えてなることを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  5. 送風機としてクロスフローファンを用いてなることを特徴とする請求項4記載の除湿装置。
  6. 第2モード時に、ダンパの開度により蒸発器を通流した低温空気と凝縮器を通流した高温空気を混合し得るようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の除湿装置。
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