JP2002314827A - 画像処理方法、画像処理装置、及びそれを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、及びそれを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、並びに記録媒体

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JP2002314827A
JP2002314827A JP2001115326A JP2001115326A JP2002314827A JP 2002314827 A JP2002314827 A JP 2002314827A JP 2001115326 A JP2001115326 A JP 2001115326A JP 2001115326 A JP2001115326 A JP 2001115326A JP 2002314827 A JP2002314827 A JP 2002314827A
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image
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hue
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Tatsuya Tanaka
達哉 田中
Toshihiro Kaneda
利宏 金田
Tomoe Matsuoka
朋枝 松岡
Shinji Imagawa
眞司 今川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないデータ量で階調性を劣化させることな
く色再現領域の圧縮を可能として、複数の画像入力装置
にも容易に対応でき、かつ、ユーザが任意に色再現領域
の圧縮度合いを変更し得る画像処理装置を提供する。 【解決手段】 彩度色相圧縮率記憶部24には、入力系
色再現領域に対する出力系色再現領域で表される第1圧
縮率が色相毎に記憶されている。色再現領域を圧縮する
際、色再現領域圧縮部23は、彩度色相圧縮率記憶部2
4を参照し、L** H(L* :明度、C* :彩度、
H:色相)データで表された入力画像データの色相に応
じた第1圧縮率をまず求め、次いで、この第1圧縮率を
用いて彩度の圧縮率である第2圧縮率を求め、この第2
圧縮率を用いて入力画像データの彩度を圧縮し、明度を
保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルカ
ラー複写機やカラープリンタ、カラーファックス等に適
用される、入力画像データを画像出力装置の色再現領域
に適切に変換する画像処理方法、画像処理装置、及びそ
れを備えた画像形成装置、画像処理プログラム、並びに
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、スキャナ等のカラー画像入力装
置からの入力データを、電子写真プロセスやインクジェ
ット方式を用いた画像形成装置等のカラー画像出力装置
にて印字出力する場合、通常、カラー画像入力装置の色
再現領域(以下、入力系色再現領域)とカラー画像出力
装置の色再現領域(以下、出力系色再現領域)とは異な
っており、カラー画像入力装置の方が広い色再現領域を
有する。このため、入力系色再現領域を出力系色再現領
域色にまで圧縮する色域圧縮によって、両者の色再現領
域を適切に対応づけるカラー画像処理方法が数多く提案
されている。
【0003】例えば、特開平5−61952号公報に記
載の色変換装置では、最初に、RGB系の入力画像デー
タをCIE(Commission Internationale de l'Eclaira
ge:国際照明委員会)が推奨する均等色空間であるCI
E1976L* * * 色空間に対応するL* * *
データに変換する。そして、このL* * * データか
ら、入力信号の色相、彩度、明度を求める。
【0004】求められた入力信号の色相、彩度、明度の
データは、色再現範囲テーブルに入力され、色再現範囲
テーブルに格納されている値を補間することにより入力
信号の明度、色相に対応した色再現範囲を算出する。上
記色再現範囲テーブルは、入出力装置それぞれの色再現
範囲を明度、及び色相毎に記憶させたテーブルであり、
この補間時に、画像入力装置の色再現範囲と画像出力装
置の色再現範囲との関係から(前記色再現範囲テーブル
を用いて)色再現範囲の圧縮が行われる。この際の圧縮
方法としては、彩度方向の線形圧縮、非線形圧縮、領域
圧縮、貼り付け圧縮などが例示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかながら、上記公報
に記載されている構成では、入力系色再現領域と出力系
色再現領域とを明度、及び色相毎に記憶させた色再現範
囲テーブルを使用し、これに格納されている値を補間す
ることで、メモリの容量を抑えて階調性を確保しようと
しているが、やはり、色再現範囲テーブルを必要とする
分、データ量が大きくなってしまう。したがって、この
画像処理装置に対して複数の画像入力装置が接続される
場合など、各画像入力装置毎の色再現範囲テーブルが必
要となり、大容量のメモリが必要となる。
【0006】しかも、色再現範囲テーブルを基に色再現
領域の圧縮を行うため、ユーザが任意に圧縮処理時のパ
ラメータを変更して、色再現領域の圧縮の度合いを変更
するといったことが困難であり、ユーザの好みに細かく
対応することができないといった問題も有している。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あって、その目的は、少ないデータ量で階調性を劣化さ
せることなく色再現領域の圧縮を可能とすることで、複
数の画像入力装置にも容易に対応でき、かつ、ユーザが
任意に色再現領域の圧縮度合いを変更し得る、画像処理
方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラ
ム、及び記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、上記課題を解決するために、入力系色再現領域で表
される入力カラー画像データを出力系色再現領域の範囲
に圧縮する色再現領域圧縮処理を含む画像処理方法にお
いて、入力系色再現領域に対する出力系色再現領域で表
される第1圧縮率を色相毎に予め定めておき、色再現領
域圧縮処理に際しては、まず、入力カラー画像データの
色相に応じた第1圧縮率を求め、次いで、この第1圧縮
率を用いて彩度の圧縮率である第2圧縮率を求め、この
第2圧縮率にて入力カラー画像データの彩度を圧縮する
ことを特徴としている。
【0009】この方法では、入力カラー画像データの色
相に合った、入力系色再現領域に対する出力系色再現領
域で表される第1圧縮率を用いて彩度の圧縮率である第
2圧縮率を求めるので、第2圧縮率は色相に応じて連続
的に変化するものとなり、その結果、色再現領域を圧縮
した後のカラー画像データで再現された画像の階調が、
色相間で不連続になるようなことがない。
【0010】そして、この方法の場合、入力系色再現領
域に対する出力系色再現領域で表される第1圧縮率を色
相毎に持たせておくため、入力系色再現領域と出力系色
再現領域とを明度、及び色相毎に記憶させた色再現範囲
テーブルを用いる構成に比べて、データ量を少なくでき
る上、彩度のみを圧縮するのでより簡易な方法である。
【0011】本発明の画像処理装置は、上記課題を解決
するために、画像入力装置より入力され、入力系色再現
領域で表される入力カラー画像データを、画像出力装置
の出力系色再現領域の範囲に圧縮する色再現領域圧縮手
段を有する画像処理装置において、上記色再現領域圧縮
手段には、入力系色再現領域に対する出力系色再現領域
で表される第1圧縮率を色相毎に記憶する記憶手段と、
該記憶手段を参照し、入力カラー画像データの色相に応
じた第1圧縮率を得る第1圧縮率取得手段と、該第1圧
縮率取得手段で得られた第1圧縮率を用いて入力カラー
画像データの彩度の圧縮率である第2圧縮率を求める第
2圧縮率演算手段と、該第2圧縮率演算手段で求められ
た第2圧縮率を用いて入力カラー画像データの彩度を圧
縮する圧縮処理手段とが備えられていることを特徴とし
ている。
【0012】これは、上記した本発明の画像処理方法を
用いた画像処理装置であって、これによれば、記憶手段
には、入力系色再現領域に対する出力系色再現領域で表
される第1圧縮率が色相毎に記憶されており、入力系色
再現領域で表される入力カラー画像データを出力系色再
現領域の範囲に圧縮する際、第1圧縮率取得手段が入力
カラー画像データの色相に応じた第1圧縮率をこの記憶
手段を参照して求め、第2圧縮率演算手段がこの第1圧
縮率演算手段が求めた第1圧縮率を用いて彩度の圧縮率
である第2圧縮率を求め、圧縮処理手段がこの求められ
た第2圧縮率にて入力カラー画像データの彩度を圧縮す
る。
【0013】したがって、上述した理由により、より簡
易にかつ、少ないデータ量で、階調性を劣化させること
なく色再現領域の圧縮を行う画像処理装置を実現でき
る。
【0014】また、本発明の上記画像処理装置において
は、上記構成に加えて、上記第1圧縮率取得手段は、上
記記憶手段に入力カラー画像データの色相に応じた第1
圧縮率が格納されている場合は、第1圧縮率をそのまま
出力する一方、上記記憶手段に入力カラー画像データの
色相に応じた第1圧縮率が格納されていない場合は、補
間演算を行って第1圧縮率を出力する構成とすることが
より好ましい。
【0015】これによれば、記憶手段に色相に応じた第
1圧縮率が格納されていない場合、第1圧縮率取得手段
は、補間演算を行って第1圧縮率を求めるようになって
いるので、第1圧縮率を色相毎に記憶する上記記憶手段
の容量を小さくしてコストを抑えながらも、入力カラー
画像データの色相に応じた第1圧縮率を得ることが可能
となる。また、補間演算を行って第1圧縮率を求めるの
で、記憶手段に色相に応じた第1圧縮率を変更するとい
ったパラメータ変更にも容易に対応可能となる。
【0016】また、本発明の上記画像処理装置において
は、上記構成に加えて、上記第2圧縮率演算手段は、上
記第1圧縮率取得手段で得られた第1圧縮率と共に、圧
縮を行う彩度の範囲を演算のパラメータとしており、上
記記憶手段には、色相毎の第1圧縮率と共に上記の彩度
の範囲が、画像入力装置毎に対応づけて記憶されている
構成とすることが好ましい。
【0017】これによれば、第2の圧縮率演算手段は、
彩度の圧縮を行う範囲を関数のパラメータとして用い、
これが、第1圧縮率と共に、本画像処理装置に接続され
る画像入力装置毎に対応づけて記憶されているので、対
応する画像入力装置に応じた第1圧縮率と上記の彩度の
範囲とを使用することで、画像入力装置によらず適切な
出力画像を得ることができる。
【0018】しかも、第1圧縮率と上記の彩度の範囲の
データは、非常に少ないデータであり、当該画像処理装
置へ入力カラー画像データを送信する画像入力装置の数
だけ上記パラメータ(第1圧縮率と上記の彩度の範囲)
を持たせたとしても、必要メモリ量は小さく、低コスト
で実現できる。
【0019】また、本発明の上記画像処理装置において
は、上記構成に加えて、上記第2圧縮率演算手段は、上
記第1圧縮率取得手段で得られた第1圧縮率と共に、圧
縮を行う彩度の範囲を演算のパラメータとしており、さ
らに、これら色相毎の第1圧縮率と上記の彩度の範囲と
の任意設定を可能とするパラメータ設定手段が備えられ
ている構成とすることが好ましい。
【0020】これによれば、第2の圧縮率演算手段は、
彩度の圧縮を行う範囲を関数のパラメータとして用い、
これが、第1圧縮率と共に、パラメータ設定手段によっ
て任意に設定されるので、ユーザが第1圧縮率と上記彩
度の範囲を修正して、好みの色再現域圧縮を実現するこ
とが可能となる。
【0021】本発明の画像形成装置は、上記課題を解決
するために、画像を取り込んで入力系色再現領域で表さ
れる入力カラー画像データに変換する画像入力装置と、
上記した本発明の画像処理装置と、上記画像処理装置よ
り出力される出力カラー画像データを用いて画像を出力
する画像出力装置とを備えてなることを特徴としてい
る。
【0022】上述したように、本発明の画像処理装置
は、簡易、かつ少ないデータ量で、階調性を劣化させる
ことなく色再現領域の圧縮を行うことができるので、こ
れにより、低コストで品質のよい画像を出力することの
できる画像形成装置を実現できる。
【0023】本発明の画像処理プログラムは、コンピュ
ータを上記した本発明の画像処理装置の各手段として機
能させるためのものであり、本発明の記録媒体は、この
本発明の画像処理プログラムを記憶したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体である。
【0024】これにより、本発明の画像処理プログラム
を、パーソナルコンピュータやワークステーション等の
汎用のコンピュータに、CD−ROM(Compact Disc−
ReadOnly Memory)等の記録媒体を介して、あるいは、
ネットワークからのダウンロードにより読み込ませて、
上記した本発明の画像処理装置の各手段として機能させ
ることが可能となる。
【0025】また、DSP(Digital Signal Processo
r)などで、ソフト処理を行うプリンタやデジタル複写機
等に対しても同様に、フラッシュメモリや、書き換え可
能な記録媒体に、本発明の画像処理プログラムを読み込
ませると共に、記憶手段に記憶される第1圧縮率及び圧
縮を行う彩度の範囲を読み込ませて、上記した本発明の
画像処理装置の各手段として機能させることが可能とな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図1〜
図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0027】図2のブロック図に、本実施の形態のデジ
タルカラー複写機の構成を示す。このカラーデジタル複
写機は、大きくはカラー画像処理装置(画像処理装置)
1とカラー画像入力装置(画像入力装置)2と、カラー
画像出力装置(画像出力装置)3とから構成される。こ
のうち、本発明の画像処理方法及び画像処理装置の構成
は、このデジタルカラー複写機におけるカラー画像処理
装置1に適応されている。
【0028】上記カラー画像処理装置1は、A/D変換
部10、シェーディング補正部11、入力階調補正部1
2、領域分離処理部13、色補正部14、黒生成下色除
去部15、空間フィルタ処理部16、出力階調補正部1
7、及び階調再現処理部18とから構成されている。
【0029】カラー画像入力装置2は、例えばCCD
(Charge Coupled Device )を備えたスキャナより構成
され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤、G:
緑、B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取っ
て、カラー画像処理装置1に入力するものである。
【0030】カラー画像入力装置2にて読み取られたア
ナログ信号は、カラー画像処理装置1内を、A/D変換
部10、シェーディング補正部11、入力階調補正部1
2、領域分離処理部13、色補正部14、黒生成下色除
去部15、空間フィルタ処理部16、出力階調補正部1
7、及び階調再現処理部18の順で送られ、CMYKの
デジタルカラー信号として、カラー画像出力装置3へ出
力される。
【0031】A/D(アナログ/デジタル)変換部10
は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するも
ので、シェーディング補正部11は、A/D変換部10
より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラ
ー画像入力装置2の照明系、結像系、撮像系で生じる各
種の歪みを取り除く処理を施すものである。
【0032】入力階調補正部12は、シェーディング補
正部11にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(R
GBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整える
と同時に、濃度信号などカラー画像処理装置1に採用さ
れている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処
理を施すものである。
【0033】領域分離処理部13は、RGB信号より、
入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の
何れかに分離するものである。領域分離処理部13は、
分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示
す領域識別信号を、黒生成下色除去部15、空間フィル
タ処理部16、及び階調再現処理部18へと出力すると
共に、入力階調補正部12より出力された入力信号をそ
のまま後段の色補正部14に出力するものである。
【0034】色補正部14は、領域分離処理部13より
入力されたRGBのデータ(RGB信号として入力され
ている)を、カラー画像出力装置3の表色系であるCM
Y(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー)のデー
タに変換すると共に、CMY色材の分光特性に基づいた
色濁りを取り除く処理を行うものであって、詳細につい
ては後述する。
【0035】黒生成下色除去部15は、色補正後のCM
Yの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理
と、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引い
て新たなCMY信号を生成する下色除去処理とを行うも
のであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に
変換される。
【0036】黒生成処理の一例として、スケルトンブラ
ックによる黒生成を挙げることができる。これは、一般
的方法である。この方法では、スケルトンカーブの入出
力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,
Y、出力されるデータをC’,M’,Y’,K’、UC
R(under color Removal)率をγ(0<γ<1)とする
と、黒生成/下色除去処理は以下の式(1)で表わされ
る。
【0037】
【数1】
【0038】空間フィルタ処理部16は、黒生成下色除
去部15より入力されるCMYK信号の画像データに対
して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間
フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することに
よって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理
するものであって、階調再現処理部18も、該空間フィ
ルタ処理部16と同様に、CMYK信号の画像データに
対して、領域識別信号を基に所定の処理を施するもので
ある。
【0039】例えば、領域分離処理部13にて文字に分
離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高
めるために、空間フィルタ処理部16による空間フィル
タ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大き
くされる。同時に、階調再現処理部18においては、高
域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値
化または多値化処理が選択される。
【0040】また、領域分離処理部13にて網点に分離
された領域に関しては、空間フィルタ処理部16におい
て、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ
処理が施される。そして、出力階調補正部17では、濃
度信号などの信号をカラー画像出力装置3の特性値であ
る網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、
階調再現処理部18で、最終的に画像を画素に分離して
それぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処
理(中間調生成)が施される。領域分離処理部13にて
写真に分離された領域に関しては、階調再現処理部18
で、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または
多値化処理が行われる。
【0041】上述した各処理が施されたCMYK信号の
画像データは、一旦記憶手段(不図示)に記憶され、所
定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置3に
入力される。
【0042】このカラー画像出力装置3は、画像データ
を紙などの記録媒体上に出力するもので、例えば、電子
写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像形成
装置等を挙げることができるが、特に限定されるもので
はない。また、このカラー画像出力装置3は、液晶ディ
スプレイ等の画像表示装置であってもかまわない。この
場合、色補正部14では、RGB信号から画像表示装置
の特性に応じたR’G’B信号’への変換処理が行わ
れ、黒生成下色除去部15は不要となる。
【0043】なお、上記したカラー画像処理装置1にお
ける各処理は、カラー画像処理装置1に備えられた不図
示のCPU(Central Processing Unit )により制御さ
れる。
【0044】以下、上記色補正部14について詳細に説
明する。
【0045】色補正部14は、前述したように、RGB
データ(第1の表色系よりなるカラー画像データ)を、
CMYデータ(第2の表色系よりなるカラー画像デー
タ)に変換するものであるが、RGBデータをCMYデ
ータに変換すると共に、色再現領域をカラー画像入力装
置2に対応した領域から、カラー画像出力装置3に対応
した領域へと圧縮するものである。
【0046】ここでは、RGBデータを、一旦L* *
* データに変換し、これを、さらにL* * Hデータ
に変換し、このL* * Hデータの形で、カラー画像出
力装置3より入力画像に忠実な色が再現されるように、
カラー画像出力装置3の色再現領域に合わせて圧縮す
る。そして、その後、L* * * データに戻し、これ
をCMYデータに変換する。
【0047】上記L* * * データとは、CIEが推
奨する均等色空間であるCIE1976L* * *
空間に対応するデータであり、明度L* と色差信号a*
*とからなるデータである。また、L* * Hデータ
とは、上記L* * * データを後述する所定の式で変
換することで得られ、明度L* と彩度C* と色相Hとか
らなるデータである。
【0048】図1のブロック図に、色補正部14の構成
を示す。色補正部14は、第1の色座標変換部21、第
2の色座標変換部22、色再現領域圧縮部(色再現領域
圧縮手段)23、彩度色相圧縮率記憶部(記憶手段)2
4、第3の色座標変換部25、及び第4の色座標変換部
26から構成される。
【0049】第1の色座標変換部21は、領域分離処理
部13より入力されるRGBデータを、L* * *
ータに変換するものである。この第1の色座標変換部2
1においてRGB→L* * * 変換に用いるRGB−
* * * の関係は、ニューラルネットワークの使用
や、マスキング演算係数決定方法等により求めることが
できる。
【0050】第2の色座標変換部22は、上記第1の色
座標変換部21にて変換されたL** * データを、
* * Hデータに変換するものであり、L* * *
→L * * H変換には、以下の式(2)が用いられる。
【0051】
【数2】
【0052】色再現領域圧縮23は、上記第2の色座標
変換部22にて変換されたL* *Hデータに対して、
彩度色相圧縮率記憶部24のデータを用いて、色再現領
域の圧縮を行うもので、この変換については後で詳細に
説明する。
【0053】第3の色座標変換部25は、色再現領域圧
縮部23にて色再現領域の圧縮が行われたL* * Hデ
ータを、L* * * データに変換するものであり、L
* * H→L* * * 変換には、以下の式(3)が用
いられる。
【0054】
【数3】
【0055】第4の色座標変換部26は、第3の色座標
変換部25にて変換されたL* ** データを、CM
Yデータに変換するものである。この第4の色座標変換
部26においてL* * * →CMY変換に用いるL*
* * −CMYの関係は、上記第1の色座標変換部2
1の場合と同様に、ニューラルネットワークの使用やマ
スキング演算係数決定方法により求めることができる。
【0056】また、上記の第1の色座標変換部21、第
2の色座標変換部22、第3の色座標変換部25、及び
第4の色座標変換部26での一連の変換を、LUT(Lo
ok Up Table :ルックアップテーブル)を用いた方法等
で実現することも可能である。例えば、第1の色座標変
換部21と第2の色座標変換部22を一つにし、入力画
像データであるRGB信号を直接L* * Hデータに変
換するようにしても良い。また、第3の色座標変換部2
5と第4の色座標変換部26についても同様に、L*
* Hデータを直接CMY信号に変換するようにしても良
い。
【0057】続いて、彩度色相圧縮率記憶部24を用い
て行う上記色再現領域圧縮部23での処理を詳細に説明
する。
【0058】彩度色相圧縮率記憶部24には、図3に示
すような、色相H毎の第1圧縮率t1の関係を示したテ
ーブルデータ24a、及び彩度C* に関するパラメータ
*max ,C* min データ24bが記憶されている。
【0059】上記テーブルデータ24aにおける色相H
毎の第1圧縮率t1の設定方法については、以下のよう
な方法が考えられる。
【0060】まず、階調性を必要とする色相Hと、圧縮
を行わなくてもよい色相Hとを、夫々少なくとも1点ず
つ選び、階調性を必要とする色相Hについての第1圧縮
率t1と、圧縮を行わなくてもよい色相Hの第1圧縮率
t1とを設定する。ここで、階調性を必要とする色相H
についての第1圧縮率t1は、該階調性を必要とする色
相における入力画像データの彩度C* in(入力画像デー
タの彩度C* を特に彩度C* inとする)が、カラー画像
出力装置3の色再現域内にまで圧縮されるような値にす
る。図6のC* ' がこれに相当する。図6は、カラー画
像入力装置2及びカラー画像出力装置3におけるL*
* * 空間の各色再現領域を、a* *平面に写像した
様子と、当該色補正部14における色再現領域の圧縮の
様子を示す説明図である。また、圧縮を行わなくてもよ
い色相Hの第1圧縮率t1は「1」とする。
【0061】階調性を必要とする色相Hと、圧縮を行わ
なくてもよい色相Hとの各第1圧縮率t1を設定する
と、これを基準にして、カラー画像入力装置2より読み
込まれるその他の主な色相H毎に第1圧縮率t1を設定
する。例えば、階調性を必要とする色相をH1 、圧縮を
行わなくてもよい色相をH4 として、これら色相H1
4 の第1圧縮率t11 ・t14 を決め、その後、色相
0 ・H2 ・H3 ・H5毎に第1圧縮率t0 ・t12
t13 ・t15 を決める(図4参照)。
【0062】この際、第1圧縮率t1は、カラー画像出
力装置3の色再現域内にまで圧縮されるような値にする
必要は必ずしも無いが、図4に示すように、色相Hごと
に連続になるような第1圧縮率t1に設定する必要があ
る。
【0063】また、上記第1圧縮率t1は、図5、図6
に示す後述の第2圧縮率t2を求めるためパラメータで
あり、第2圧縮率t2は、入力画像データの彩度C
* を、カラー画像出力装置3の色再現範囲に応じて圧縮
する際に用いる、最終的な圧縮率である。なお、図6に
示した第2圧縮率t2は、赤色での第2圧縮率t2を示
している。
【0064】一方、彩度C* に関するパラメータC* mi
n は、これ以下の彩度データを圧縮しないためのパラメ
ータであり、パラメータC* max は最大彩度値である。
ここでパラメータC* max は、必ずしもカラー画像入力
装置2の最大彩度値でなくてもよく、特に階調性を重視
したい所望の色相の最大彩度値を設定してもよい。図6
ではシアン色の最大彩度値(Q点)をC* max としてい
る。なお、図6において、一点破線はa* * 平面での
* max の点を、二点破線はC* min の点を表してい
る。
【0065】また、本実施の形態のデジタルカラー複写
機においては、これら第1圧縮率t1、最大彩度値C*
max を、図2の操作パネル(パラメータ設定手段)4を
用いて、ユーザが任意に変更できるようにもなってい
る。
【0066】一方、色再現領域圧縮部23では、前述の
第2の色座標変換部22にて変換された入力画像データ
であるL* * Hデータに対して、上記彩度色相圧縮率
記憶部24を用いて、明度L* を保存し、彩度C* を色
相H毎に、色相Hに合った圧縮率で圧縮する処理を行
う。
【0067】まず、L* * Hデータで表された入力画
像データの色相Hin(入力画像データの色相Hを特に色
相Hinとする)を元に、前述した彩度色相圧縮率記憶部
24(図3参照)における、色相H毎の第1圧縮率t1
の関係を示したテーブルデータ24aを用いて、第1圧
縮率t1in(入力画像データに応じた第1圧縮率t1を
特に第1圧縮率t1inとする)を求める(第1圧縮率取
得手段としての機能)。
【0068】この時、入力画像データの色相Hinが、テ
ーブルデータにあるH0 〜H5 であれば、第1圧縮率t
1としてテーブルデータにあるt10 〜t15 をそのま
ま用いる。一方、入力画像データの色相Hinが、テーブ
ルデータにあるH0 〜H5 以外の色相Hであった場合に
は、図4に示すように、色相Hinの前後の色相H、即ち
色相H1 と色相H2 の各第1圧縮率t11 ・t12 を用
いて線形補間により第1圧縮率tlinを求める。尚、こ
こでの補間方法は線形補間に限定されず、スプライン関
数等を用いて行っても良い。
【0069】入力画像データの色相Hinよりこれに対応
した第1圧縮率t1inが求まると、次に、この第1圧縮
率t1inと、L* * Hデータで表された入力画像デー
タの彩度C* inと、前述した彩度色相圧縮率記憶部24
(図3参照)におけるテーブルデータ24bの彩度C*
に関するパラメータC* max ,C* min とを用いて、入
力画像データの彩度C* を圧縮する最終的な圧縮率であ
る第2圧縮率t2を求める(第2圧縮率演算手段として
の機能)。これは以下の式(4)にて求められる(図5
参照)。
【0070】
【数4】
【0071】前述したように、C* max は、必ずしもカ
ラー画像入力装置2の最大彩度値でなくてもよく、特に
階調性を重視したい色相の最大彩度値を設定してもよ
い。このようにカラー画像入力装置2の最大彩度値をC
* max にしない場合には、図6における、C* max 以上
の入力画像データの彩度C* inである黄色系統の色(斜
線Xの領域)や黄緑色(斜線Zの領域)は、カラー画像
出力装置3の色再現域内まで圧縮されないことになる
が、このような時には、前述した第4の色座標変換部2
6におけるL* * * →CMY変換によって、カラー
画像出力装置3の色再現域内まで入力画像データが変換
される。但し、その際のL* * * →CMY変換の圧
縮はCMY空間での圧縮となる。また、その圧縮方法と
しては、例えば、C,M,Yの定義域が0〜255とす
ると、0以下の場合は0、255以上の場合は255に
するといった圧縮方法(absolute colorimetric 法)等
を挙げることができる。
【0072】このようにして、入力画像データに対応す
る最終的な圧縮率である第2圧縮率t2が求まると、こ
の第2圧縮率t2を用いて、入力画像データを彩度方向
に圧縮する。L* * Hデータで表された入力画像デー
タの彩度C* in(C* min ≦C* in≦C* max )、圧縮
後の出力画像データの彩度C* ' とすると、
【0073】
【数5】
【0074】と圧縮処理を行う(圧縮処理手段としての
機能)(図6参照)。
【0075】以上のように、本実施の形態のデジタルカ
ラー複写機に備えられたカラー画像処理装置1の色補正
部14では、入力画像データの色相に合った入力系色再
現領域に対する出力系色再現領域で表される第1圧縮率
を用いて彩度の圧縮率である第2圧縮率を求めるので、
第2圧縮率は色相に応じて連続的に変化するものとな
り、そのため、カラー画像入力装置2より読み込まれた
カラー画像データ(入力画像データ)を、カラー画像出
力装置3の色再現域内にマッピングする際に、色相間で
階調性が不連続になることがなくなる。
【0076】そして、上記色補正部14では、彩度色相
圧縮率記憶部24に、入力系色再現領域に対する出力系
色再現領域で表される第1圧縮率t1色相H毎に持たせ
ておく構成であるので、入力系色再現領域と出力系色再
現領域とを明度、及び色相毎に記憶させた色再現範囲テ
ーブルに比べて、データ量を少なくでき、かつ、彩度の
みを圧縮するので、より簡易な処理とできる。
【0077】しかも、入力画像データの色相Hに応じた
第1圧縮率t1を求める際、前述した彩度色相圧縮率記
憶部24における、色相H毎の第1圧縮率t1の関係を
示したテーブルデータ24aに該当する第1圧縮率t1
が格納されていない場合は、補間演算にて第1圧縮率t
1を求めるようになっているので、彩度色相圧縮率記憶
部24のメモリ容量を小さくしてコストを抑えながら
も、入力画像データの色相に応じた第1圧縮率を得るこ
とが可能となる上、記憶手段に色相に応じた第1圧縮率
を変更するといったパラメータ変更にも容易に対応可能
となる。
【0078】また、デジタルカラー複写機に適用される
場合は、カラー画像入力装置2とカラー画像出力装置3
とが固定されているので、カラー画像処理装置1におけ
る彩度色相圧縮率記憶部24には、これらの入力系色再
現領域と出力系色再現領域とに基づいた、色相H毎の第
1圧縮率t1の関係を示したテーブルデータ24aと、
彩度C* に関わるパラメータ24bとが格納されてい
た。
【0079】しかしながら、本発明の画像処理装置が、
プリンタや複合機に適用される場合は、上記した色相H
毎の第1圧縮率t1の関係を示したテーブルデータや彩
度C * に関わるパラメータを、ネットワークを介して接
続されているスキャナ等のカラー画像入力装置や、コン
ピュータに接続されているCRTディスプレイ、液晶デ
ィスプレイ等のカラー画像表示装置(この場合は、この
カラー画像表示装置におけるデータが、入力カラー画像
データとなる)毎にコード等の符号を付けて保持してお
き、画像データが送信されてきた時に、上記コードに基
づいてどのカラー画像入力装置或いはカラー画像表示装
置からのデータであるかを認識し、対応するテーブルデ
ータやパラメータを読み出して処理が行われることとな
る。
【0080】また、カラー画像入力装置(カラー画像表
示装置も含む)のみならず、カラー画像出力装置(カラ
ー画像表示装置も含む)までもがネットワークを介して
接続されており、本発明の画像処理装置が、サーバーと
して機能する場合には、上記した色相H毎の第1圧縮率
t1の関係を示したテーブルデータや彩度C* に関わる
パラメータを、カラー画像入力装置とカラー画像出力装
置の組み合わせ毎にコード等の符号を付けて保持してお
き、画像データが送信されてきた時に、上記コードに基
づいてどのカラー画像入力装置とカラー画像出力装置と
の組み合わせかを認識し、当該組み合わせに対応するテ
ーブルデータやパラメータを読み出して処理が行われる
こととなる。
【0081】また、本発明は、本発明の画像処理装置の
各手段としてコンピュータを機能させる画像処理プログ
ラム、及びこの画像処理プログラムが記録されたコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体をも含むものであり、こ
れにより、本発明の画像処理方法を行う装置を持ち運び
自在に提供することができる。
【0082】なお、上記記録媒体としては、マイクロコ
ンピュータで処理が行われるために図示していないメモ
リ、例えばROM(Read Only Memory)のようなものそ
のものがプログラムメディアであっても良いし、また、
図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取
り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読
み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
【0083】いずれの場合においても、格納されている
プログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行さ
せる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合も
プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マ
イクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶
エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行さ
れる方式であってもよい。このダウンロード用のプログ
ラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0084】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)
ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−R
OM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク
系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等の
カード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasab
le Programmabl Read Only Memory )、EEPROM(e
lectrically Erasable Programmabl Read Only Memory
)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固
定的にプログラムを担持する媒体であっても良い。
【0085】また、本実施例においては、インターネッ
トを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成で
あることから、通信ネットワークからプログラムをダウ
ンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体
であっても良い。なお、このように通信ネットワークか
らプログラムをダウンロードする場合には、そのダウン
ロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておく
か、あるいは別な記録媒体からインストールされるもの
であっても良い。
【0086】上記記録媒体は、デジタルカラー複写機や
コンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り
装置により読み取られることで、上述した本発明の画像
処理装置の各機能を実現させる。特に、後者の場合、本
発明の画像処理装置をユーザの好みに応じて用いること
が可能となる。
【0087】コンピュータシステムは、フラットベッド
スキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどの画
像入力装置、所定のプログラムがロードされることによ
り上記画像処理方法など様々な処理が行われるコンピュ
ータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディス
プレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置およびコ
ンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタより
構成される。さらには、ネットワークを介してサーバー
などに接続するための通信手段としてのモデムなどが備
えられる。
【0088】本発明の画像処理方法、本発明の画像処理
装置を、このコンピュータシステムで実行あるいは実現
する場合、前述したように第1圧縮率t1、最大彩度値
*max 等のパラメータの設定を任意に変更することが
容易になり、また、コンピュータシステムに備えられた
カラー画像表示装置に示される結果に応じて改めて設定
し直すなどユーザの好みに応じた処理が可能となる。パ
ラメータの変更は、キーボードやマウスを用いて直接数
値を入力したり、しきい値を表すシンボルをドラッグす
ることにより行う。
【0089】
【発明の効果】本発明の画像処理方法は、以上のよう
に、入力系色再現領域で表される入力カラー画像データ
を出力系色再現領域の範囲に圧縮する色再現領域圧縮処
理を含む画像処理方法において、入力系色再現領域に対
する出力系色再現領域で表される第1圧縮率を色相毎に
予め定めておき、色再現領域圧縮処理に際しては、ま
ず、入力カラー画像データの色相に応じた第1圧縮率を
求め、次いで、この第1圧縮率を用いて彩度の圧縮率で
ある第2圧縮率を求め、この第2圧縮率にて入力カラー
画像データの彩度を圧縮する構成である。
【0090】この方法では、入力カラー画像データの色
相に合った第1圧縮率を用いて彩度の圧縮率である第2
圧縮率を求めるので、第2圧縮率は色相に応じて連続的
に変化するものとなり、色再現領域を圧縮した後のカラ
ー画像データで再現された画像の階調が、色相間で不連
続になるようなことはない。
【0091】そして、この方法の場合、入力系色再現領
域と出力系色再現領域とを明度、及び色相毎に記憶させ
た色再現範囲テーブルに比べて、入力系色再現領域に対
する出力系色再現領域で表される第1圧縮率を色相毎に
持たせておくので、データ量を格段に少なくでき、か
つ、彩度のみを圧縮するので、より簡易な方法である。
【0092】したがって、この画像処理方法を用いて画
像処理装置を構成することで、より簡易にかつ、少ない
データ量で、階調性を劣化させることなく色再現領域の
圧縮を行うことのできる画像処理装置を提供できるとい
う効果を奏する。
【0093】本発明の画像処理装置は、以上のように、
画像入力装置より入力され、入力系色再現領域で表され
る入力カラー画像データを、画像出力装置の出力系色再
現領域の範囲に圧縮する色再現領域圧縮手段を有する画
像処理装置において、上記色再現領域圧縮手段には、入
力系色再現領域に対する出力系色再現領域で表される第
1圧縮率を色相毎に記憶する記憶手段と、該記憶手段を
参照し、入力カラー画像データの色相に応じた第1圧縮
率を得る第1圧縮率取得手段と、該第1圧縮率取得手段
で得られた第1圧縮率を用いて入力カラー画像データの
彩度の圧縮率である第2圧縮率を求める第2圧縮率演算
手段と、該第2圧縮率演算手段で求められた第2圧縮率
を用いて入力カラー画像データの彩度を圧縮する圧縮処
理手段とが備えられている構成である。
【0094】これにより、より簡易にかつ、少ないデー
タ量で、階調性を劣化させることなく色再現領域の圧縮
を行うことのできる画像処理装置を提供できるという効
果を奏する。
【0095】また、本発明の上記画像処理装置において
は、上記構成に加えて、上記第1圧縮率取得手段は、上
記記憶手段に入力カラー画像データの色相に応じた第1
圧縮率が格納されている場合は、第1圧縮率をそのまま
出力する一方、上記記憶手段に入力カラー画像データの
色相に応じた第1圧縮率が格納されていない場合は、補
間演算を行って第1圧縮率を出力する構成とすることが
より好ましい。
【0096】これにより、第1圧縮率を色相毎に記憶す
る上記記憶手段の容量を小さくしてコストを抑えながら
も、入力カラー画像データの色相に応じた第1圧縮率を
得ることが可能となり、かつ、補間演算を行って第1圧
縮率を求めるので、記憶手段に色相に応じた第1圧縮率
を変更するといったパラメータ変更にも容易に対応可能
となるという効果を併せて奏する。
【0097】また、本発明の上記画像処理装置において
は、上記構成に加えて、上記第2圧縮率演算手段は、上
記第1圧縮率取得手段で得られた第1圧縮率と共に、圧
縮を行う彩度の範囲を演算のパラメータとしており、上
記記憶手段には、色相毎の第1圧縮率と共に上記の彩度
の範囲が、画像入力装置毎に対応づけて記憶されている
構成とすることが好ましい。
【0098】これにより、対応する画像入力装置に応じ
た第1圧縮率と上記範囲を使用することで、画像入力装
置によらず適切な出力画像を得ることができるという効
果を併せて奏する。しかも、第1圧縮率と上記の彩度の
範囲のデータは、非常に少ないデータであり、当該画像
処理装置へ入力カラー画像データを送信する画像入力装
置の数だけ上記パラメータ(第1圧縮率と上記の彩度の
範囲)を持たせたとしても、必要メモリ量は小さく、低
コストで実現できる。
【0099】また、本発明の上記画像処理装置において
は、上記構成に加えて、上記第2圧縮率演算手段は、上
記第1圧縮率取得手段で得られた第1圧縮率と共に、圧
縮を行う彩度の範囲を演算のパラメータとしており、さ
らに、これら色相毎の第1圧縮率と上記の彩度の範囲と
の任意設定を可能とするパラメータ設定手段が備えられ
ている構成とすることが好ましい。
【0100】これにより、第1圧縮率と上記の彩度の範
囲とがパラメータ設定手段によって任意に設定されるの
で、ユーザが第1圧縮率と上記彩度の範囲を修正して、
好みの色再現域圧縮を実現することが可能になるという
効果を併せて奏する。
【0101】本発明の画像形成装置は、以上のように、
画像を取り込んで入力系色再現領域で表される入力カラ
ー画像データに変換する画像入力装置と、上記した本発
明の画像処理装置と、上記画像処理装置より出力される
出力カラー画像データを用いて画像を出力する画像出力
装置とからなる構成である。
【0102】これにより、簡易にかつ、少ないメモリ量
で、階調性を劣化させることなく色再現領域の圧縮を行
うことが可能となり、低コストで品質のよい画像を出力
することのできる画像形成装置を提供できるという効果
を奏する。
【0103】本発明の画像処理プログラムは、コンピュ
ータを上記した本発明の画像処理装置の各手段として機
能させるためのものであり、本発明の記録媒体は、この
本発明の画像処理プログラムを記憶したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体である。
【0104】これにより、本発明の画像処理プログラム
を、パーソナルコンピュータやワークステーション等の
汎用のコンピュータに、CD−ROM(Compact Disc−
ReadOnly Memory)等の記録媒体を介して、あるいは、
ネットワークからのダウンロードにより読み込ませて、
上記した本発明の画像処理装置の各手段として機能させ
ることが可能となるという効果を奏する。
【0105】また、DSP(Digital Signal Processo
r)などで、ソフト処理を行うプリンタやデジタル複写機
等に対しても同様に、フラッシュメモリや、書き換え可
能な記録媒体に、本発明の画像処理プログラムを読み込
ませると共に、記憶手段に記憶される第1圧縮率及び圧
縮を行う彩度の範囲を読み込ませて、上記した本発明の
画像処理装置の各手段として機能させることが可能とな
るという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので、カラー画
像処理装置に備えられる色補正部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記カラー画像処理装置を備えるデジタルカラ
ー複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】上記色補正部の彩度色相圧縮率記憶部に格納さ
れた、色相毎の第1圧縮率の関係を示したテーブルデー
タと彩度に関するパラメータとを示す説明図である。
【図4】上記色補正部の色再現領域圧縮部による、色相
毎に設定されている第1圧縮率を元に、入力画像データ
に応じた第1圧縮率を求める方法を示す説明図である。
【図5】上記色補正部の色再現領域圧縮部による、彩度
のパラメータと、入力画像データに応じた第1圧縮率と
を元に、入力画像データに応じた第2圧縮率を求める方
法を示す説明図である。
【図6】カラー画像入力装置2及びカラー画像出力装置
3におけるL* * * 空間の各色再現領域を、a*
* 平面に写像した様子と、当該色補正部14における色
再現領域圧縮の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カラー画像処理装置(画像処理装置) 2 カラー画像入力装置(画像入力装置) 3 カラー画像出力装置(画像出力装置) 4 操作パネル(パラメータ設定手段) 14 色補正部 23 色再現領域圧縮部(色再現領域圧縮手段、圧縮
処理手段、第1圧縮率取得手段、第2圧縮率演算手段) 24 彩度色相圧縮率記憶部(色再現領域圧縮手段、
記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 朋枝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 今川 眞司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AB13 AB20 AC04 BA02 BA18 BA19 BC15 BC19 EA04 EA12 GA14 GA23 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH09 5C077 LL19 MM03 MP01 MP08 PP06 PP25 PP27 PP32 PP35 PP36 PP37 PP38 PQ23 TT02 TT06 5C079 HB01 HB06 HB08 HB11 JA23 LA06 LA19 LA21 LB02 MA04 NA03 PA01 PA02 PA03 PA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力系色再現領域で表される入力カラー画
    像データを出力系色再現領域の範囲に圧縮する色再現領
    域圧縮処理を含む画像処理方法において、 入力系色再現領域に対する出力系色再現領域で表される
    第1圧縮率を色相毎に予め定めておき、色再現領域圧縮
    処理に際しては、まず、入力カラー画像データの色相に
    応じた第1圧縮率を求め、次いで、この第1圧縮率を用
    いて彩度の圧縮率である第2圧縮率を求め、この第2圧
    縮率にて入力カラー画像データの彩度を圧縮することを
    特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】画像入力装置より入力され、入力系色再現
    領域で表される入力カラー画像データを、画像出力装置
    の出力系色再現領域の範囲に圧縮する色再現領域圧縮手
    段を有する画像処理装置において、 上記色再現領域圧縮手段には、 入力系色再現領域に対する出力系色再現領域で表される
    第1圧縮率を色相毎に記憶する記憶手段と、 該記憶手段を参照し、入力カラー画像データの色相に応
    じた第1圧縮率を得る第1圧縮率取得手段と、 該第1圧縮率取得手段で得られた第1圧縮率を用いて入
    力カラー画像データの彩度の圧縮率である第2圧縮率を
    求める第2圧縮率演算手段と、 該第2圧縮率演算手段で求められた第2圧縮率を用いて
    入力カラー画像データの彩度を圧縮する圧縮処理手段と
    が備えられていることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記第1圧縮率取得手段は、上記記憶手段
    に入力カラー画像データの色相に応じた第1圧縮率が格
    納されている場合は、第1圧縮率をそのまま出力する一
    方、上記記憶手段に入力カラー画像データの色相に応じ
    た第1圧縮率が格納されていない場合は、補間演算を行
    って第1圧縮率を出力することを特徴とする請求項2に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】上記第2圧縮率演算手段は、上記第1圧縮
    率取得手段で得られた第1圧縮率と共に、圧縮を行う彩
    度の範囲を演算のパラメータとしており、 上記記憶手段には、色相毎の第1圧縮率と共に上記の彩
    度の範囲が、画像入力装置毎に対応づけて記憶されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】上記第2圧縮率演算手段は、上記第1圧縮
    率取得手段で得られた第1圧縮率と共に、圧縮を行う彩
    度の範囲を演算のパラメータとしており、 さらに、これら色相毎の第1圧縮率と上記の彩度の範囲
    との任意設定を可能とするパラメータ設定手段が備えら
    れていることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】画像を取り込んで入力系色再現領域で表さ
    れる入力カラー画像データに変換する画像入力装置と、 請求項2〜5の何れか1項に記載の画像処理装置と、 上記画像処理装置より出力される出力カラー画像データ
    を用いて画像を出力する画像出力装置とを備えてなるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】コンピュータを請求項2〜5の何れか1項
    に記載の画像処理装置の各手段として機能させるための
    画像処理プログラム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の画像処理プログラムを記
    憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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