JP7252400B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態に係る画像処理装置について図1乃至図3を参照して説明する。なお、本実施の形態に係る画像処理装置は、主としてデジタル映像における色空間がYCbCr方式の映像データをRGB色空間に変換した際、色域外に出た値をRGB空間の色域内へ補正するため演算を行うものである。
なお、ここでは、変換前の元の画像データのYCbCr色空間での信号値を(y、cb、cr)(ここで、yは輝度成分、cb及びcrは色差成分である)、式1を用いてRGB色空間へと変換したときの画素値を(r,g,b)(ここでrはRチャネルの輝度値、gはGチャネルの輝度値、bはBチャネルの輝度値)とする。また、YCbCr色空間での信号値yは0.0≦y≦1.0、式差信号cb、crは-0.5≦cb、cr≦0.5の範囲をとる。
y’=y
cb’=α×cb
cr’=α×cr …式2
ここで、y’=yは明度を固定していることを示し、cb’=α×cb及びcr’=α×crは色相(すなわち色差の比率)を固定していることを示している。
r’=y+α×(r-y)
g’=y+α×(g-y)
b’=y+α×(b-y) …式3
最初に、上限1.0に収める場合(すなわち色域の上限との差の絶対値のうち最も大きい値ΔPから補正係数αを求める場合)の補正係数αは上記の式3より以下の式4となる。
1=y+α(r-y)=y+α(1+ΔP―y)
∴α=(1-y)/(ΔP+1―y) …式4
なお、ここでrを用いて説明しているが、色域より一番外れている色成分を用いればよく、r以外のg又はbともなり得る。なお、0≦補正係数α≦1、輝度値yは0~1の定数、ΔPは1を超えた分(上限1.0との差分)である。また、この式4よりΔPが大きいほど補正係数αが小さくなることが分かる。
0=y+α(r-y)=y+α(―ΔN―y)
∴α=y/(ΔN+y) …式5
なお、ここでもrを用いて説明しているが、色域より一番外れている色成分を用いればよく、r以外のg又はbともなり得る。ΔNは0.0未満となる分(下限0.0との差分)である。また、この式4よりΔNが大きいほど補正係数αが小さくなることが分かる。
(1-y)/(ΔP+1―y)=y/(ΔN+y) …式6
ここで分母と分子を反転させると以下の式7が導かれる。
(ΔP+1―y)/(1-y)=(ΔN+y)/y
ΔP/(1-y)+1=ΔN/y+1
ΔP/(1-y)=ΔN/y
ΔP=(1-y)/y×ΔN …式7
そして、この式7から(1-y)/yをΔNに掛けるとΔPと等価になり、ΔPとΔNが比較できるようになることが分かる。すなわち、補正係数演算部10bは、(r、g、b)のうち、ΔP又は(1-y)ΔN/yが最も大きな値をとる画素値を選択することで、色域の範囲から一番大きく外れている画素値を判定できるのである。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置1の変形例に関して説明する。本変形例は、補正係数演算部10bの演算方法が上記実施の形態とは異なり、補正係数演算部10bは、ΔP及び(1-y)ΔN/yを演算しない。すなわち、本変形例に係る補正係数演算部10bは、変換処理後の画素値(r,g,b)のうちの上限値を超えた最も大きい値、又は及び下限値を超えた一番小さい値の補正係数αをそれぞれ計算し、何れか一方の、より小さい値を採用する。すなわち、本変形例では上記の実施の形態のようにΔP又は(1-y)ΔN/yが最も大きな値をとる画素値を算出する必要性がない。
10 制御部
10a 変換部(変換手段)
10b 補正係数演算部(補正係数演算手段)
10c 補正部(補正手段)
11 画像処理部
12 記憶部
13 通信部
14 表示部
15 操作部
16 読取部
Claims (7)
- 第一の色空間で示される画像データを、明度と色差の比率とを固定し、且つ色差を補正して第二の色空間で示される画像データに変換処理をする画像処理装置であって、
前記第一の色空間で示される画像データの信号値を、所定演算に基づいて前記第二の色空間で示される画像データの信号値に変換する変換手段と、
前記変換手段における変換後の信号値が、前記第一の色空間における前記第二の色空間に対応する色域外に存在する場合に、当該信号値を補正するための補正係数を求める補正係数演算手段と、
前記補正係数演算手段において演算された補正係数を用いて前記第二の色空間で示される信号値を補正して補正後の信号値を求める補正手段と、を備え、
前記補正係数演算手段は、前記色域の上限を超えて存在する信号値のうち最も上限から離れた値、及び前記色域の下限未満に存在する信号値のうち最も下限から離れた値を求め、これらの値の1つから前記補正係数を決定する、ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記第一の色空間はYCbCr色空間であり、前記第二の色空間はRGB色空間であり、
前記変換手段は、YCbCr色空間における信号値(y,cb,cr)を、RGB色空間における画素値(r,g,b)に変換し、
ここで、yは輝度成分、cb及びcrは色差成分であり、rはRチャネルの輝度値、gはGチャネルの輝度値、bはBチャネルの輝度値であり、
前記補正係数演算手段は、前記画素値(r,g,b)の何れかが、YCbCr色空間におけるRGB色空間に対応する色域外に存在する場合には、前記色域外に存在する画素値(r,g,b)において、前記色域の上限との差の絶対値のうち最も大きい値をΔP、前記色域の下限との差の絶対値のうち最も大きい値をΔNとし、且つΔP又は(1-y)ΔN/yが最も大きな値をとる色成分の前記画素値に基づいて前記補正係数を算出する、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記補正係数演算手段において演算される補正係数αは、
前記色域の上限との差の絶対値のうち最も大きい値ΔPから算出する場合には、
α=(1-y)/(ΔP+1―y)
前記色域の下限との差の絶対値のうち最も大きい値ΔNから算出する場合には、
α=y/(ΔN+y)
で算出される、ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 第一の色空間で示される画像データを、明度と色差の比率とを固定し、且つ色差を補正して第二の色空間で示される画像データに変換処理をする画像処理装置であって、
前記第一の色空間で示される画像データの信号値を、所定演算に基づいて前記第二の色空間で示される画像データの信号値に変換する変換手段と、
前記変換手段における変換後の信号値が、前記第一の色空間における前記第二の色空間に対応する色域外に存在する場合に、当該信号値を補正するための補正係数を求める補正係数演算手段と、
前記補正係数演算手段において演算された補正係数を用いて前記第二の色空間で示される信号値を補正して補正後の信号値を求める補正手段と、を備え、
前記補正係数演算手段は、前記色域の上限を超えて存在する信号値のうち最も上限から離れた値、及び前記色域の下限未満に存在する信号値のうち最も下限から離れた値を求め、これらの値の1つから前記補正係数を決定し、
前記第一の色空間はYCbCr色空間であり、前記第二の色空間はRGB色空間であり、
前記変換手段は、YCbCr色空間における信号値(y,cb,cr)を、RGB色空間における画素値(r,g,b)に変換し、
ここで、yは輝度成分、cb及びcrは色差成分であり、rはRチャネルの輝度値、gはGチャネルの輝度値、bはBチャネルの輝度値であり、
前記補正係数演算手段は、前記変換手段における変換後の画素値(r,g,b)の何れかの画素値が前記色域の上限を超える場合には、補正係数α=(1-y)/((上限を超えた(r,g,b)の何れかの画素値のうちの最大値)-y)とし、
前記画素値(r,g,b)の何れかの画素値が前記色域の下限未満となる場合には、補正係数α=y/(y-(下限を超えた(r,g,b)の何れかの画素値のうちの最小値))とする、ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記補正係数演算手段は、さらに、複数の補正係数が導出される場合において、当該複数の補正係数のうちから最小のものを選択して前記補正係数とする、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 第一の色空間で示される画像データを、明度と色差の比率とを固定し、且つ色差を補正して第二の色空間で示される画像データに変換処理をする画像処理装置において機能するプログラムであって、
前記第一の色空間で示される画像データの信号値を、所定演算に基づいて前記第二の色空間で示される画像データの信号値に変換する変換ステップと、
前記変換ステップにおける変換後の信号値が、前記第一の色空間における前記第二の色空間に対応する色域外に存在する場合に、当該信号値を補正するための補正係数を求める補正係数演算ステップと、
前記補正係数演算ステップにおいて演算された補正係数を用いて前記第二の色空間で示される信号値を補正して補正後の信号値を求める補正ステップと、を含み、
前記補正係数演算ステップにおいては、前記色域の上限を超えて存在する信号値のうち最も上限から離れた値、及び前記色域の下限未満に存在する信号値のうち最も下限から離れた値を求め、これらの値の1つから前記補正係数を決定する、ことを特徴とするプログラム。 - 第一の色空間で示される画像データを、明度と色差の比率とを固定し、且つ色差を補正して第二の色空間で示される画像データに変換処理をする画像処理方法であって、
前記第一の色空間で示される画像データの信号値を、所定演算に基づいて前記第二の色空間で示される画像データの信号値に変換する変換ステップと、
前記変換ステップにおける変換後の信号値が、前記第一の色空間における前記第二の色空間に対応する色域外に存在する場合に、当該信号値を補正するための補正係数を求める補正係数演算ステップと、
前記補正係数演算ステップにおいて演算された補正係数を用いて前記第二の色空間で示される信号値を補正して補正後の信号値を求める補正ステップと、を含み、
前記補正係数演算ステップにおいては、前記色域の上限を超えて存在する信号値のうち最も上限から離れた値、及び前記色域の下限未満に存在する信号値のうち最も下限から離れた値を求め、これらの値の1つから前記補正係数を決定する、ことを特徴とする画像処理方法。
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JP2003153018A (ja) | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像信号処理装置、カラー画像信号処理方法およびカラー画像信号処理プログラム |
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