JP2002312811A - タクシーメータ及び料金制データ設定装置 - Google Patents

タクシーメータ及び料金制データ設定装置

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JP2002312811A
JP2002312811A JP2001115481A JP2001115481A JP2002312811A JP 2002312811 A JP2002312811 A JP 2002312811A JP 2001115481 A JP2001115481 A JP 2001115481A JP 2001115481 A JP2001115481 A JP 2001115481A JP 2002312811 A JP2002312811 A JP 2002312811A
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Japan
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taxi meter
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JP2001115481A
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Tadashi Watai
正 渡井
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシー料金改定に柔軟に対応するため、外
部より無線により料金制データの書き込みが可能なタク
シーメータを提供する。 【解決手段】 モード設定手段14Aは設定装置2から
の料金制データを取得するための通信モードに設定す
る。この通信モード中に、料金制データ受信手段14B
が設定装置2から送信されてくる料金制データを無線に
より受信すると、料金制データ書込手段10Cは受信さ
れた料金制データを料金制データ格納手段11Bに書き
込む。このように、無線により設定装置2から送信され
てくる料金制データを受信して、これを料金制データ格
納手段11Bに書き込むようにしているので、従来料金
制データ書き換え時に行っていた煩雑な作業が不要にな
り、料金改訂等に柔軟に対応できるようになる。また、
無線を用いることにより初期データの書込み作業も簡素
化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行距離及び走行
時間に基づいて、不揮発性ROMに格納される料金制デ
ータに基づいて運賃を演算するタクシーメータ、及びこ
の料金制データを書き込むための料金制データ設定装置
に関し、特に、無線により上記料金制データを書き込む
ことのできるタクシーメータ及び料金制データ設定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】このタクシーメータはタクシー等の車両
に搭載され、不揮発性ROMに格納される料金制データ
に基づいて運賃を演算している。ところが、料金制改訂
等の際には、メータ本体を分解した上、新たな料金制デ
ータが格納された不揮発性ROMに交換する必要があ
り、多大な工数を要していた。このような問題を図6を
用いて説明する。
【0003】図6は、従来のタクシーメータの概要を示
すブロック図である。図6に示すように、従来のタクシ
ーメータは演算部910、及びこの演算部910に接続
された不揮発性ROM911、操作部912、距離計測
部916、表示部917及び時間計測部918から基本
的に構成されている。このようなタクシーメータ1は、
タクシー等の営業車両の室内フロント部に搭載されてい
る。
【0004】上記演算部910は、基本的にCPU、R
AM、及びROMを含むマイコンから構成されておりタ
クシーメータの内部に設けられている。そしてこの演算
部910は、不揮発性ROM911(又は不揮発性RO
M911A)に格納される料金制データを参照しながら
運賃計算等の演算処理や各種の制御を指令する。
【0005】不揮発性ROM911は電気的書換可能な
不揮発性メモリであり、ここには、運賃の算出基準とな
る基本料金、その後の料金、深夜早朝割増率、基本走行
距離、その後走行距離、及び迎車料金等運賃に関する料
金制、並びにこの料金制を基に運賃を算出するための算
出式等を規定したプログラムデータが格納されている。
【0006】操作部912は、実車/空車タリフボタ
ン、高速タリフボタン、支払タリフボタンや、運転累計
を表示させるための累計ボタン等である。距離計測部9
16は、運賃計算時に利用する走行距離を計測するため
の走行センサである。表示部917は、料金表示部、累
計指数表示部、時刻表示部、「高速」等のタリフ文字を
発光表示するタリフ表示部等である。時間計測部918
は、運賃計算時に利用される計時情報を出力する。この
計時情報は、運賃計算の際に、通常/深夜早朝割増時間
帯区別、基本距離/その後距離の区別等に利用される。
【0007】このような構成において、タクシーメータ
の基本動作を説明すると、演算部910は、付図示のバ
ッテリから供給される電力により作動開始する。そし
て、距離計測部916から供給される走行距離情報及び
タリフの状態を基に営業走行距離を割り出し、その営業
走行距離が所定の基本距離に達するまでは、運賃を一律
に基本料金の金額とする。次に営業走行距離が基本距離
を超えると、基本料金にその後料金を加算し、以後は、
所定のその距離を走行する毎に、その後料金を加算して
いく。なお、道路渋滞時等、所定速度以下の低速走行時
や停車時には、その時間に所定計数を掛けて距離に換算
して、その距離を営業走行距離に加えて上述の計算を行
う。なお深夜早朝割増の時間帯等は、上記基本距離やそ
の後距離単位を、例えば、通常の3割り増しになるよう
にして運賃が計算される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記不揮発
性ROM911に格納される料金制データは、都道府県
等各地区毎に異なり、また大型、中型、小型等タクシー
車両の大きさによっても異なっている。そして、料金改
定等に伴い上記各項目に対応するデータも書き換える必
要がある場合には、まずタクシーメータを客先から回収
し、タクシーメータ自体を分解した後、更に現在搭載さ
れる不揮発性ROM911を取り外し、図6に示すよう
に、改定後の料金制データが格納される不揮発性ROM
911Aを再装着するという多大な工数を必要としてい
た。
【0009】よって本発明は、上述した現状に鑑み、上
記のようなタクシー料金改定に柔軟に対応するため、外
部より無線により料金制データの書き込みが可能なタク
シーメータ及び料金制データ設定装置を提供することを
課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載のタクシーメータは、図1の基
本構成図に示すように、タクシー3の料金制を設定する
設定装置2から供給されるタクシー3の運賃計算に関わ
る料金制データを料金制データ格納手段11Bに格納
し、この料金制データに基づいて運賃計算を行う機能を
有するタクシーメータ1であって、前記設定装置2から
前記料金制データを取得するための通信モードに設定す
るモード設定手段14Aと、前記通信モード中に、前記
設定装置2から送信されてくる料金制データを無線によ
り受信する料金制データ受信手段14Bと、受信された
前記料金制データを前記料金制データ格納手段11Bに
書き込む料金制データ書込手段10Cとを含むことを特
徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、モード設定
手段14Aは設定装置2からの料金制データを取得する
ための通信モードに設定する。この通信モード中に、料
金制データ受信手段14Bが設定装置2から送信されて
くる料金制データを無線により受信すると、料金制デー
タ書込手段10Cは受信された料金制データを料金制デ
ータ格納手段11Bに書き込む。このように、無線によ
り設定装置2から送信されてくる料金制データを受信し
て、これを料金制データ格納手段11Bに書き込むよう
にしているので、従来料金制データ書き換え時に行って
いた煩雑な作業が不要になり、料金改訂等に柔軟に対応
できるようになる。また、無線を用いることにより初期
データの書込み作業も簡素化される。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載のタクシーメータは、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項1記載のタクシーメータにおいて、前記設
定装置2から前記料金制データの送信に先立ち送信され
てくる、前記料金制データが供給されるべきタクシーメ
ータ1を搭載する車両を特定する車両コードを無線にて
受信する車両コード受信手段15Aと、自車両コードを
格納する自車両コード格納手段11Aと、前記自車両コ
ードと受信された車両コードとを比較し、一致検出する
車両コード一致検出手段10Aと、前記一致検出された
際に、前記設定装置2に対して料金制データの送信を要
求する料金制データ要求手段10Bとを更に含むことを
特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、本タクシー
メータ1は、車両コード受信手段15A、自車両コード
格納手段11A、車両コード一致検出手段10A及び料
金制データ要求手段10Bを更に含む。上記車両コード
受信手段15Aは、設定装置2から料金制データの送信
に先立ち送信されてくる、料金制データが供給されるべ
きタクシーメータ1を搭載する車両を特定する車両コー
ドを無線にて受信する。車両コード一致検出手段10A
は、自車両コード格納手段11Aに格納する自車両コー
ドと受信された車両コードとを比較し一致検出する。そ
して、一致検出された際に、料金制データ要求手段10
Bは、設定装置2に対して料金制データの送信を要求す
る。このように、本タクシーメータ1は、設定装置2か
ら料金制データの送信に先立ち無線送信されてくる車両
コードの自車両コードに対する一致検出に基づいて、設
定装置2に料金制データの送信を要求するようにしてい
るので、料金制データの誤書込みが防止される。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載のタクシーメータは、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項1又は2記載のタクシーメータにおいて、
前記料金制データは、既に前記料金制データ格納手段1
1Bに格納されている前記料金制データを変更するため
の変更データであることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、料金制デー
タ格納手段11Bに対する料金制データの書換え時に特
に有効となる。すなわち、請求項3記載の発明によれ
ば、料金制データの改訂に伴い従来必要とされていたタ
クシーメータ1の分解、及び不揮発性ROMの取り外し
等の作業が全く不要になる。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載のタクシーメータは、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項1又は2記載のタクシーメータにおいて、
前記料金制データは、新たに前記料金制データ格納手段
11Bに書き込まれるべき前記料金制データとしての初
期データであることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、料金制デー
タの書換え時のみならず、新たに料金制データ格納手段
11Bに書き込む場合にも有効となる。すなわち、料金
制データを書き込む際無線を用いているので、書込作業
が簡素化される。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載のタクシーメータは、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項1又は2記載のタクシーメータにおいて、
前記モード設定手段14Aは、第三者による不正書換防
止のために封印されているモード切替スイッチ14であ
ることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明によれば、モード設定
手段14Aは第三者による不正書換防止のために封印さ
れているモード切替スイッチ14であるので、更に料金
制データの安全性が向上する。
【0020】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の料金制データ設定装置は、図1の基本構成図に
示すように、タクシー3の運賃計算に関わる料金制デー
タを料金制データ格納手段11Bに格納し、この料金制
データに基づいて運賃計算を行う機能を有するタクシー
メータ1に前記料金制データを供給する料金制データ設
定装置2であって、前記タクシーメータ1は、前記料金
制データを無線にて受信する料金制データ受信手段14
Bを有しており、前記料金制データを入力する料金制デ
ータ入力手段23Aと、前記タクシーメータ1が前記料
金制データの受信可能状態である時に、前記料金制デー
タ入力手段23Aにて入力された前記料金制データを、
前記料金制データ受信手段14Bに無線にて送信する料
金制データ送信手段22Bとを含むことを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明によれば、本設定装置
2は、料金制データ入力手段23A及び料金制データ送
信手段22Bを含んでいる。上記料金制データ入力手段
23Aは、タクシーメータ1の料金制データ格納手段1
1Bに格納される料金制データを入力する。料金制デー
タ送信手段22Bは、タクシーメータ1が料金制データ
の受信可能状態である時に、料金制データ入力手段23
Aにて入力された料金制データを、料金制データ受信手
段14Bに無線にて送信する。このように、料金制デー
タは設定装置2側で入力されて無線送信されるようにし
ているので、従来料金制データ書き換え時に行っていた
煩雑な作業が不要になり、料金改訂等に柔軟に対応でき
るようになる。また、無線を用いることにより初期デー
タの書込み作業も簡素化される。
【0022】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の料金制データ設定装置は、図1の基本構成図に
示すように、請求項6記載の料金制データ設定装置にお
いて、前記タクシーメータ1は、車両コードを受信し、
受信した前記車両コードと自車両コードとを比較し、一
致検出した時、前記受信可能状態になる機能を有してお
り、前記料金制データの送信に先立ち、前記料金制デー
タを受信すべきタクシーメータ1を搭載する車両を特定
する前記車両コードを無線にて送信する車両コード送信
手段22Aと、前記車両コードを入力する車両コード入
力手段23Bとを更に含むことを特徴とする。
【0023】請求項7記載の発明によれば、本設定装置
2は、車両コード入力手段23B及び車両コード送信手
段22Aを更に含む。上記車両コード入力手段23Bは
車両コードを入力する。車両コード送信手段22Aは、
料金制データの送信に先立ち、料金制データを受信すべ
きタクシーメータ1を搭載する車両を特定する前記車両
コードを無線にて送信する。このように、本設定装置2
は、車両コード入力手段23Bを有し、入力された車両
コードを料金制データの送信に先立ち無線送信するよう
にしているので、タクシーメータ1側では車両コードに
対する一致検出が可能になり、料金制データの誤書込み
が防止される。この結果、料金制データ書込み時の安全
性が向上する。
【0024】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載の料金制データ設定装置は、図1の基本構成図に
示すように、請求項7記載の料金制データ設定装置にお
いて、前記料金制データ入力手段23A及び前記車両コ
ード入力手段23Bは、前記料金制データ及び前記車両
コードをそれぞれ手入力するためのキーボード23を含
むことを特徴とする。
【0025】請求項8記載の発明によれば、料金制デー
タ入力手段23A及び前記車両コード入力手段23B
は、料金制データ及び車両コードをそれぞれ手入力する
ためのキーボード23を含むので、特に、料金制データ
のマイナーチェンジ等に容易に柔軟に対応できるように
なる。
【0026】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載の料金制データ設定装置は、図1の基本構成図に
示すように、請求項7記載の料金制データ設定装置にお
いて、前記料金制データ入力手段23A及び前記車両コ
ード入力手段23Bは、前記車両コード及び前記料金制
データが予め格納された設定カード25と、この設定カ
ード25から前記車両コード及び前記料金制データを読
み出すカードリーダ24と、前記設定カード25の前記
カードリーダ24への挿着に応答して、前記カードリー
ダ24に前記車両コード及び前記料金制データの読み出
しを指令する読出指令手段20Aとを含むことを特徴と
する。
【0027】請求項9記載の発明によれば、料金制デー
タ入力手段23A及び車両コード入力手段23Bは、設
定カード25、カードリーダ24及び読出指令手段20
Aを含み、この読出指令手段20Aは設定カード25の
カードリーダ24への挿着に応答して、カードリーダ2
4に設定カード25に格納される車両コード及び料金制
データの読み出しを指令するようにしているので、自動
的に所望のタクシーメータ1に対して料金制データが送
信されるようになる。すなわち、請求項9記載の発明に
よれば、タクシーメータ1に対する料金制データの書き
込みの際の利便性が非常に向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図2及び図3を用いて、本
発明のタクシーメータ及び設定装置のハードウエア構成
について説明する。
【0029】図2は、本発明のタクシーメータの実施形
態を示すブロック図である。図2に示すように、本タク
シーメータ1はマイコン10、EEPROM11、各種
タリフボタン12、累計ボタン13、モード切替スイッ
チ14、通信装置15、走行センサ16、表示部17、
計時回路18、通信装置I/F151、走行センサI/
F161、及び表示部ドライバ171を含んで構成され
る。このようなタクシーメータ1は、タクシー等の営業
車両の室内フロント部に搭載されている。
【0030】上記マイコン10は、CPU(中央処理装
置)101、RAM(ランダムアクセスメモリ)10
2、及びROM(リードオンリメモリ)103とで構成
されており、タクシーメータ1の内部に設けられてい
る。RAM102は各種データ一時記憶用のデータエリ
ア、及び各種処理作業に用いるワークエリアを有してい
る。ROM103には、CPU101に各種処理動作を
行わせるための制御プログラムが格納されている。そし
て、このROM103には、後述の本発明に関わる処理
動作を行う制御プログラムも予め格納されている。例え
ば、この制御プログラムにしたがってCPU101は、
EEPROM11に格納される自車両コードと通信装置
15により受信された車両コードとを比較し、一致検出
したり、通信装置15により受信された料金制データを
EEPROM11に書き込んだりする。これらの処理動
作は、図4及び図5を用いて後述される。
【0031】EEPROM11は、マイコン10に接続
された電気的書換可能な不揮発性メモリであり、運賃の
算出基準となる基本料金、その後の料金、深夜早朝割増
率、基本走行距離、その後走行距離、及び迎車料金等運
賃に関する料金制、並びにこの料金制を基に運賃を算出
するための算出式等を規定したプログラムデータが格納
されている。このEEPROM11は請求項の料金制デ
ータ格納手段に相当し、ここに格納される運賃を算出す
る基となる上記料金制や計算式は、請求項の料金制デー
タに相当する。また、このEEPROM11には、タク
シーメータ1を搭載するタクシー車両を特定するための
自車両コードも格納される。この場合、EEPROM1
1は請求項の自車両コード格納手段にも相当する。な
お、このような自車両コードは、EEPROM11とは
別のNVMをマイコン10に接続し、そこに格納するよ
うにしてもよいし、マイコン10内のROM103に格
納するようにしてもよい。
【0032】各種タリフボタン12は、マイコン10に
接続され、タクシー運転手により操作しやすいようにタ
クシーメータ1の前面に配設される。各種タリフボタン
12は、例えば、実車/空車タリフボタン、高速タリフ
ボタン、支払タリフボタン等である。これら各種タリフ
ボタン12の操作状態と、EEPROM11に格納され
る料金制データにしたがって、運賃の演算が行われれ
る。
【0033】累計ボタン13は、マイコン10に接続さ
れ、累計金額を表示部17に表示させるためのタクシー
メータ1の前面に配設されたボタンである。
【0034】モード切替スイッチ14は、マイコン10
に接続され、上述の料金制データ書き込み時に通信モー
ドに以降するために操作されるスイッチである。このモ
ード切替スイッチ14は、第三者による不正な料金制デ
ータ書き換え等を防止するため、タクシーメータ1の後
面等に配設され、通常は、封印されている。よって、料
金制データの安全性が向上する。なお、このモード切替
スイッチ14は、請求項のモード設定手段に相当する。
【0035】通信装置15は、通信装置I/F151を
介して、マイコン10に接続された無線送受信装置であ
る。通信装置15は、タクシーメータ1と別体に構成し
てもよいし、内蔵するようにしてもよい。上記通信装置
I/F151は、基本的に、マイコン10と通信装置1
5との間に介設され、電圧調整等のこれらの電気的イン
ターフェースをとる。この通信装置15は、マイコン1
0に指令されて、上記通信モード中に、設定装置2から
送信されてくる車両コードや料金制データを無線により
受信したり、車両コードが自車両のそれに一致検出され
た際に、設定装置2に対して料金制データの送信を要求
したりする。この通信装置15は、請求項の料金制デー
タ受信手段、車両コード受信手段及び料金制データ要求
手段に相当する。
【0036】走行センサ16は、通信装置I/F151
を介してマイコン10に接続されており、例えば走行距
離に応じた走行パルスを出力する。走行センサI/F1
61は、基本的に、マイコン10と走行センサ16との
間に介設され、電圧調整等のこれらの電気的インターフ
ェースをとる。
【0037】表示部17は、表示部ドライバ171を介
してマイコン10に接続された、例えば、タクシーメー
タ1の前面に配設されたセグメント方式の料金表示部、
累計指数表示部、時刻表示部等を含む。表示部17は、
また上記各種タリフボタン12の操作により、高速タリ
フ状態になった場合に「高速」の文字を発光表示するタ
リフ表示部も含む。なお、表示部ドライバ171は、マ
イコン10に指令されて、表示部17に上記所定の運賃
等を表示させる。
【0038】計時回路18は、運賃計算のための計時情
報を出力する。この計時情報は、運賃計算の際に、通常
/深夜早朝割増時間帯区別、基本距離/その後距離の区
別等に利用される。
【0039】このような構成において、タクシーメータ
1の基本動作を説明すると、タクシーメータ1のマイコ
ン10は、不図示のバッテリから供給される電力により
作動開始する。そして、走行センサ16から供給される
走行パルス及びタリフの状態を基に営業走行距離を割り
出し、その営業走行距離が所定の基本距離に達するまで
は、運賃を一律に基本料金の金額とする。次に営業走行
距離が基本距離を超えると、基本料金にその後料金を加
算し、以後は、所定のその距離を走行する毎に、その後
料金を加算していく。なお、道路渋滞時等、所定速度以
下の低速走行時や停車時には、その時間に所定計数を掛
けて距離に換算して、その距離を営業走行距離に加えて
上述の計算を行う。なお深夜早朝割増の時間帯等は、上
記基本距離やその後距離単位を、例えば、通常の3割り
増しになるようにして運賃が計算される。そして、上記
モード切替スイッチ14が操作されて通信モードに移行
すると、本タクシーメータ1と設定装置2との間で、本
発明に関わる処理動作が開始される。これについては、
図4及び図5を用いて後述する。
【0040】図3は、本発明の料金制データ設定装置の
実施形態を示すブロック図である。図3に示すように、
本設定装置2は、マイコン20、通信装置I/F21、
通信装置22、キーボード23、カードリーダ24及び
設定カード25を含んで構成される。このような設定装
置2は、所定の条件のもと、無線を介して上記タクシー
メータ1と通信可能である。
【0041】上記マイコン20は、CPU(中央処理装
置)201、RAM(ランダムアクセスメモリ)20
2、及びROM(リードオンリメモリ)203とで構成
されており、設定装置2の内部に設けられている。RA
M202は各種データ一時記憶用のデータエリア、及び
各種処理作業に用いるワークエリアを有している。RO
M203には、CPU201に各種処理動作を行わせる
ための制御プログラムが格納されている。そして、この
ROM203には、後述の本発明に関わる処理動作を行
う制御プログラムも予め格納されている。例えば、この
制御プログラムにしたがってCPU201は、通信装置
22を制御して、タクシーメータ1のEEPROM11
に対して、無線により料金制データの書き込みを行った
りする。この処理動作は、図4及び図5を用いて後述さ
れる。
【0042】通信装置22は、通信装置I/F21を介
して、マイコン20に接続された無線送受信装置であ
る。通信装置22は、設定装置2に内蔵されている。上
記通信装置I/F21は、基本的に、マイコン20と通
信装置22との間に介設され、電圧調整等のこれらの電
気的インターフェースをとる。この通信装置22は、マ
イコン20に指令されて、タクシーメータ1に料金制デ
ータを無線にて送信したり、これに先立ちその料金制デ
ータを受信すべきタクシーメータ1を搭載する車両を特
定する車両コードを無線にて送信したりする。この通信
装置22は、請求項の料金制データ送信手段、及び車両
コード送信手段に相当する。なお、この設定装置2の通
信装置22と、タクシーメータ1の通信装置15との間
の無線通信は、例えば、公知のbluetooth等の
狭域通信により具現化される。
【0043】キーボード23は、マイコン20に接続さ
れた公知の入力デバイスである。このキーボード23を
用いて、上記料金制データや車両コードが手入力され
る。なお、これらのデータを手入力するに際し、このキ
ーボード23の他にマウス等の入力デバイスをマイコン
20に接続して、併用するようにしてもよい。このキー
ボード23等により、料金制データのマイナーチェンジ
等に容易に柔軟に対応できるようになる。
【0044】また、他の入力手段として、カードリーダ
24及び設定カード25を利用することができる。上記
カードリーダ24はマイコン20に接続されて、カード
挿入口に挿着された設定カード25に記録されているデ
ータを読み込む。設定カード25には、料金制を書き込
むべきタクシー車両の車両コードやそのタクシー車両に
格納する料金制データが予め記録されている。そして、
この設定カード25が、カードリーダ24に正確に挿着
されたことに応答して、設定カード25から車両コード
や料金制データが読み出されて、マイコン20に制御さ
れて、自動的にタクシーメータ1側に送信される。これ
により、タクシーメータ1に対する料金制データの書き
込みの際の利便性が非常に向上する。
【0045】また、表示部27が、表示部ドライバ26
を介してマイコン20に接続されている。この表示部2
7及び表示部ドライバ26はそれぞれ、例えば、LCD
及びLCDドライバである。上記キーボード23等を用
いて料金制データや車両コードを手入力する際、この表
示部27に表示される料金制データや車両コードを確認
しながら、入力を正確に行うことができる。
【0046】なお、上記設定装置は、上記の全構成要素
を1つの筐体に一体化してもよいし、通信装置22及び
カードリーダ24を別体とし、マイコン20を主体とす
るそれ以外の構成要素を公知のパーソナルコンピュータ
によって具現化するようにしてもよい。
【0047】上述のような構成において、上記キーボー
ド23又は設定カード25により、車両コード及び料金
制データが入力されると、マイコン20は通信装置22
を制御して、これをタクシーメータ1側に送信する。タ
クシーメータ1側では、通信モードであれば受信した車
両コードの一致検出を行い、一致検出すると料金制デー
タの要求をしてくる。これを通信装置22を介して受信
すると、マイコン20は料金制データを通信装置22を
制御して、タクシーメータ1側に送信する。タクシーメ
ータ1側では、受信した料金制データを上記EEPRO
M11に書き込む。
【0048】このような一連の動作を、図4及び図5を
用いて説明する。図4は、本発明の料金制データ設定に
関わるタクシーメータ及び設定装置間で行われる処理動
作の一例を示すフローチャートである。図中、左側の処
理動作はタクシーメータ側のフローチャートを示し、右
側の処理動作は設定装置側のフローチャートを示す。
【0049】まず、タクシーメータ側処理動作を示すス
テップS1において、モード切替スイッチ14の封印が
解かれて所定の切替操作が行われると、EEPROM1
1に既に格納している、又は新たに格納するための料金
制データを取得するための通信モードに移行して車両コ
ードの受信待ち状態に移行する(ステップS1のY)。
ステップS2及びステップS3では設定装置2からの車
両コードの受信が待機されている(ステップS2、ステ
ップS3のN)。
【0050】一方、設定装置側処理動作を示すステップ
T1A及びステップT1Bにおいては、上述したキーボ
ード23等を用いて、料金制データ及び車両コードの入
力がそれぞれ行われる。そして、これら入力された料金
制データ及び車両コードは、一時的にRAM202に保
存される。そして、まずステップT2において、通信装
置22を介して車両コードがタクシーメータ1側に無線
送信されて、設定装置2側はステップT3及びステップ
T4における料金制データ要求信号待状態に入る(ステ
ップT3、ステップT4のN)。
【0051】通信モードにあり、車両コード受信待ち状
態にあるタクシーメータ1は、車両コードを受信する
と、その一致検出を行うべくステップS4に移行する
(ステップS2、ステップS3のY)。ステップS4に
おいては、EEPROM11に格納される自車両コード
と、通信装置15を介して受信された車両コードとが比
較され、それらコードが一致検出されると処理はステッ
プS5に移行し(ステップS4のY)、さもなければ、
ステップS1に戻ってスイッチ14の状態が検知され
る。ステップS1でスイッチ14の状態から、設定モー
ドでないと判定されると一連の処理はそこで終了する
(ステップS1のN)。このステップS4は、請求項の
車両コード一致検出手段に相当する。ステップS5にお
いては、設定装置2から料金制データを取得するため
に、通信装置15を介して料金制データ要求信号が送信
されて、タクシーメータ1側はステップS6及びステッ
プS7における料金制データ受信待機状態に入る(ステ
ップS6、ステップS7のN)。なお上記ステップS5
は、請求項の料金制データ要求手段に相当する。
【0052】料金制データ要求信号待状態にある設定装
置2は、料金制データ要求信号を受信すると、料金制デ
ータを送信すべく処理をステップT5に移行する(ステ
ップT3、ステップT4のY)。ステップT5において
は、上記RAM202に格納している料金制データが読
み出され、これが通信装置22を介してタクシーメータ
1側に送信される。なお、この料金制データが送信され
た後は、設定装置2側はステップT6及びステップT7
における設定終了信号待状態に入っている(ステップT
6、ステップT7のN)。
【0053】料金制データ受信待状態にあるタクシーメ
ータ1は、通信装置15を介して料金制データを受信す
ると、受信した料金制データを書き込むべく処理をステ
ップS8に移行する(ステップS6、ステップS7の
Y)。そしてステップS8においては、受信された料金
制データがEEPROM11に書き込まれ、ステップS
9において、モード切替スイッチ14により設定モード
解除を示す所定の切替操作が行われるまで、このステッ
プS8における書き込み動作が行われる(ステップS
6、ステップS7のY、ステップS8及びステップS9
のN)。なお上記ステップS8は、請求項の料金制デー
タ書込手段に相当する。そして、モード切替スイッチ1
4により設定モード解除を示す所定の切替操作が行われ
ると(ステップS9のY)、上記通信モードを解除する
と共に、ステップS10において、設定終了信号が通信
装置15を介して設定装置2側に送信される。
【0054】設定終了信号待状態にある設定装置2は、
この設定終了信号を受信すると一連の料金制データの送
信処理を終了する(ステップT6、ステップT7の
Y)。
【0055】上記図4を用いて説明したように、無線に
より設定装置2から送信されてくる料金制データを受信
して、これをEEPROM11に書き込むようにしてい
るので、従来料金制データ書き換え時に行っていた煩雑
な作業が不要になり、料金改訂等に柔軟に対応できるよ
うになる。したがって、データ書換納期及び工数が削減
されるので、料金制改訂費の大幅な削減が可能になる。
また、無線を用いることにより初期データの書込み作業
も簡素化されるので、新規のタクシーメータ製造の際の
工数も削減される。なお、上記無線による料金制データ
の書き込みは、通常は封印されているモード切替スイッ
チ14により通信モードに設定することが必要なので、
安全性も確保されている。また、ステップS4における
設定装置2から料金制データの送信に先立ち無線送信さ
れてくる車両コードの自車両コードに対する一致検出に
基づいて、設定装置2に料金制データの送信を要求する
ようにしているので、料金制データの誤書込みが防止さ
れる。この結果、上記モード切替スイッチ14との相乗
効果により、料金制データ書込み時の安全性がより向上
する。
【0056】また図5は、本発明の料金制データ設定に
関わるタクシーメータ及び設定装置間で行われる処理動
作の他例を示すフローチャートである。この図5に示す
フローチャートは、車両コード及び料金制データが予め
記録された設定カード25のカードリーダ24への挿着
に応答して、自動的にこの車両コード及び料金制データ
に基づく、設定装置2及びタクシーメータ1間の通信が
行われる例を示す。但し、上記カード装着時には、タク
シーメータ1側は通信モードであることが必要である。
【0057】この図5に示すフローチャートは、上記図
4に示すフローチャートと同様、左側の処理動作はタク
シーメータ側のフローチャートを示し、右側の処理動作
はタクシーメータ側のフローチャートを示す。そして、
図5のフローチャートでは、図4のフローチャートのス
テップT1A及びステップT1Bの替わりに、ステップ
T1C、ステップT1D及びステップT1Eが設けられ
ている。したがって、図5の説明において、これらステ
ップT1C、ステップT1D及びステップT1E以外の
説明は割愛する。
【0058】この図5において設定装置側処理動作を示
すステップT1Cにおいては、カードリーダ24のカー
ド挿入口に上記設定カード25が正確に挿着されたかど
うかが検知される(ステップT1CのN)。この検知
は、カードリーダ24のメカニズムを利用した機械的方
法に基づいても、マイコン20がカードリーダ24を介
して設定カード25に電気的にアクセス可能になったこ
とに基づいてもよし、これら電気的及び機械的方法の両
方に基づいてもよい。そして、設定カード25の挿着が
検知されると、マイコン20は、カードリーダ24に料
金制データ及び車両コードの読み出し指令をする(ステ
ップT1CのY)。このステップT1Cは、請求項9の
読出指令手段に相当する。
【0059】読み出し指令されると、処理はステップT
1D及びステップT1Eに移行して、カードリーダ24
を介して料金制データ及び車両コードの読出及び一時保
存がそれぞれ行われる。そして、これら読み出された料
金制データ及び車両コードは、後の処理で送信される
迄、一時的にRAM202に保存される。そして、ステ
ップT2以降に移行して、自動的にこれら料金制データ
及び車両コードの送信並びに、タクシーメータ1側では
書き込み処理が行なわれる。なお、これらの自動的な送
信及び書き込み処理を行うためには、設定装置2側で設
定カード25が挿着される前に、タクシーメータ1側で
はモード切替スイッチ14の封印が解かれて所定の切替
操作が行われ、上記通信モードにあることが必要であ
る。
【0060】上記図5を用いて説明したように、カード
リーダ24に所望の設定カード25を挿着するだけで、
自動的に所望のタクシーメータ1に対して料金制データ
が送信されるようになるので、図4を用いて説明した効
果に加えて、タクシーメータ1に対する料金制データの
書き込みの際の利便性が更に向上する。
【0061】このように本実施形態によれば、料金制デ
ータの改訂に伴い従来必要とされていたタクシーメータ
1の分解、及び不揮発性ROMの取り外し等の作業が全
く不要になり、料金制データの改訂に柔軟に対応できる
ようになる。また、料金制データの書換え時のみなら
ず、新たに料金制データを書き込む場合にも有効とな
る。すなわち、料金制データを書き込む際無線を用いて
いるので、書込作業が簡素化され、タクシーメータ1の
製造納期も短縮される。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、無線により設定装置2から送信されてくる
料金制データを受信して、これを料金制データ格納手段
11Bに書き込むようにしているので、従来料金制デー
タ書き換え時に行っていた煩雑な作業が不要になり、料
金改訂等に柔軟に対応できるようになる。したがって、
データ書換納期及び工数が削減されるので、料金制改訂
費の大幅な削減が可能になる。また、無線を用いること
により初期データの書込み作業も簡素化されるので、新
規のタクシーメータ製造の際の工数も削減される。な
お、上記無線による料金制データの書き込みは、モード
設定手段14Aにより通信モードに設定することが必要
なので、安全性も確保される。
【0063】請求項2記載の発明によれば、本タクシー
メータ1は、設定装置2から料金制データの送信に先立
ち無線送信されてくる車両コードの自車両コードに対す
る一致検出に基づいて、設定装置2に料金制データの送
信を要求するようにしているので、料金制データの誤書
込みが防止される。この結果、上記請求項1のモード設
定手段14Aとの相乗効果により、料金制データ書込み
時の安全性がより向上する。
【0064】請求項3記載の発明によれば、料金制デー
タ格納手段11Bに対する料金制データの書換え時に特
に有効となる。すなわち、請求項3記載の発明によれ
ば、料金制データの改訂に伴い従来必要とされていたタ
クシーメータ1の分解、及び不揮発性ROMの取り外し
等の作業が全く不要になり、料金制データの改訂に柔軟
に対応できるようになる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、料金制デー
タの書換え時のみならず、新たに料金制データ格納手段
11Bに書き込む場合にも有効となる。すなわち、料金
制データを書き込む際無線を用いているので、書込作業
が簡素化され、タクシーメータ1の製造納期が短縮され
る。
【0066】請求項5記載の発明によれば、モード設定
手段14Aは第三者による不正書換防止のために封印さ
れているモード切替スイッチ14であるので、更に料金
制データの安全性が向上する。
【0067】請求項6記載の発明によれば、料金制デー
タは設定装置2側で入力されて無線送信されるようにし
ているので、従来料金制データ書き換え時に行っていた
煩雑な作業が不要になり、料金改訂等に柔軟に対応でき
るようになる。したがって、データ書換納期及び工数が
削減されるので、料金制改訂費の大幅な削減が可能にな
る。また、無線を用いることにより初期データの書込み
作業も簡素化されるので、新規のタクシーメータ製造の
際の工数も削減される。
【0068】請求項7記載の発明によれば、本設定装置
2は、車両コード入力手段23Bを有し、入力された車
両コードを料金制データの送信に先立ち無線送信するよ
うにしているので、タクシーメータ1側では車両コード
に対する一致検出が可能になり、料金制データの誤書込
みが防止される。この結果、料金制データ書込み時の安
全性が向上する。
【0069】請求項8記載の発明によれば、料金制デー
タ入力手段23A及び前記車両コード入力手段23B
は、料金制データ及び車両コードをそれぞれ手入力する
ためのキーボード23を含むので、特に、料金制データ
のマイナーチェンジ等に容易に柔軟に対応できるように
なる。
【0070】請求項9記載の発明によれば、料金制デー
タ入力手段23A及び車両コード入力手段23Bは、設
定カード25、カードリーダ24及び読出指令手段20
Aを含み、この読出指令手段20Aは設定カード25の
カードリーダ24への挿着に応答して、カードリーダ2
4に設定カード25に格納される車両コード及び料金制
データの読み出しを指令するようにしているので、自動
的に所望のタクシーメータ1に対して料金制データが送
信されるようになる。すなわち、請求項9記載の発明に
よれば、タクシーメータ1に対する料金制データの書き
込みの際の利便性が非常に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のタクシーメータの実施形態を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の料金制データ設定装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図4】本発明の料金制データ設定に関わるタクシーメ
ータ及び設定装置間で行われる処理動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の料金制データ設定に関わるタクシーメ
ータ及び設定装置間で行われる処理動作の他例を示すフ
ローチャートである。
【図6】従来のタクシーメータの概要を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 タクシーメータ 2 設定装置 3 タクシー 10、20 マイコン 11 EEPROM 12 各種タリフボタン 13 累計ボタン 14 モード切替スイッチ 15、22 通信装置 16 走行センサ 17、27 表示部 18 計時回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タクシーの料金制を設定する設定装置か
    ら供給されるタクシーの運賃計算に関わる料金制データ
    を料金制データ格納手段に格納し、この料金制データに
    基づいて運賃計算を行う機能を有するタクシーメータで
    あって、 前記設定装置から前記料金制データを取得するための通
    信モードに設定するモード設定手段と、 前記通信モード中に、前記設定装置から送信されてくる
    料金制データを無線により受信する料金制データ受信手
    段と、 受信された前記料金制データを前記料金制データ格納手
    段に書き込む料金制データ書込手段と、 を含むことを特徴とするタクシーメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタクシーメータにおい
    て、 前記設定装置から前記料金制データの送信に先立ち送信
    されてくる、前記料金制データが供給されるべきタクシ
    ーメータを搭載する車両を特定する車両コードを無線に
    て受信する車両コード受信手段と、 自車両コードを格納する自車両コード格納手段と、 前記自車両コードと受信された車両コードとを比較し、
    一致検出する車両コード一致検出手段と、 前記一致検出された際に、前記設定装置に対して料金制
    データの送信を要求する料金制データ要求手段と、 を更に含むことを特徴とするタクシーメータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のタクシーメータに
    おいて、 前記料金制データは、 既に前記料金制データ格納手段に格納されている前記料
    金制データを変更するための変更データであることを特
    徴とするタクシーメータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のタクシーメータに
    おいて、 前記料金制データは、 新たに前記料金制データ格納手段に書き込まれるべき前
    記料金制データとしての初期データであることを特徴と
    するタクシーメータ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のタクシーメータに
    おいて、 前記モード設定手段は、 第三者による不正書換防止のために封印されているモー
    ド切替スイッチであることを特徴とするタクシーメー
    タ。
  6. 【請求項6】 タクシーの運賃計算に関わる料金制デー
    タを料金制データ格納手段に格納し、この料金制データ
    に基づいて運賃計算を行う機能を有するタクシーメータ
    に前記料金制データを供給する料金制データ設定装置で
    あって、前記タクシーメータは、前記料金制データを無
    線にて受信する料金制データ受信手段を有しており、 前記料金制データを入力する料金制データ入力手段と、 前記タクシーメータが前記料金制データの受信可能状態
    である時に、前記料金制データ入力手段にて入力された
    前記料金制データを、前記料金制データ受信手段に無線
    にて送信する料金制データ送信手段と、 を含むことを特徴とする料金制データ設定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の料金制データ設定装置に
    おいて、 前記タクシーメータは、車両コードを受信し、受信した
    前記車両コードと自車両コードとを比較し、一致検出し
    た時、前記受信可能状態になる機能を有しており、 前記料金制データの送信に先立ち、前記料金制データを
    受信すべきタクシーメータ1を搭載する車両を特定する
    前記車両コードを無線にて送信する車両コード送信手段
    と、 前記車両コードを入力する車両コード入力手段と、 を更に含むことを特徴とする料金制データ設定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の料金制データ設定装置に
    おいて、 前記料金制データ入力手段及び前記車両コード入力手段
    は、 前記料金制データ及び前記車両コードをそれぞれ手入力
    するためのキーボードを含むことを特徴とする料金制デ
    ータ設定装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の料金制データ設定装置に
    おいて、 前記料金制データ入力手段及び前記車両コード入力手段
    は、 前記車両コード及び前記料金制データが予め格納された
    設定カードと、 この設定カードから前記車両コード及び前記料金制デー
    タを読み出すカードリーダと、 前記設定カードの前記カードリーダへの挿着に応答し
    て、前記カードリーダに前記車両コード及び前記料金制
    データの読み出しを指令する読出指令手段とを含むこと
    を特徴とする料金制データ設定装置。
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