JP2002298719A - 電気機器の回動部材支持装置 - Google Patents
電気機器の回動部材支持装置Info
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- JP2002298719A JP2002298719A JP2001103398A JP2001103398A JP2002298719A JP 2002298719 A JP2002298719 A JP 2002298719A JP 2001103398 A JP2001103398 A JP 2001103398A JP 2001103398 A JP2001103398 A JP 2001103398A JP 2002298719 A JP2002298719 A JP 2002298719A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電気機器における回動部材の組み付け作業を容
易にする。 【解決手段】回動部材１と一体の回動軸１ａを円弧面で
受けるＵ字状の受け溝２ａを有する軸受部２と、回動軸
１ａを円弧面で押えるＵ字状の押え溝３ａを有する押え
部３とからなる支持装置において、軸受部２の口先を回
動軸１ａの直径よりも狭めるとともに、この口先の両側
を弾性変形可能な角状に形成し、回動軸１ａを角状部２
ｂを押し広げて受け溝２ａに挿入し、回動軸１を角状部
２ｂで保持するようにする。
易にする。 【解決手段】回動部材１と一体の回動軸１ａを円弧面で
受けるＵ字状の受け溝２ａを有する軸受部２と、回動軸
１ａを円弧面で押えるＵ字状の押え溝３ａを有する押え
部３とからなる支持装置において、軸受部２の口先を回
動軸１ａの直径よりも狭めるとともに、この口先の両側
を弾性変形可能な角状に形成し、回動軸１ａを角状部２
ｂを押し広げて受け溝２ａに挿入し、回動軸１を角状部
２ｂで保持するようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、開閉機器などの
電気機器において、回動部材をモールドケース内に支持
する装置に関する。
電気機器において、回動部材をモールドケース内に支持
する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記した電気機器においては、レバーや
リンクなど種々の回動部材がモールドケース内に設けら
れているが、その支持装置として回動部材と一体の回動
軸を円弧面で受けるＵ字状の受け溝を有する軸受部と、
前記回動軸を円弧面で押えるＵ字状の押え溝を有する押
え部とからなるものがある。図３〜図５は開閉器の動作
状態を検出する付属ユニットにおけるこの種の従来例を
示すもので、図３（Ａ）は回動部材の側面図、図３
（Ｂ）はその正面図、図４は図３の回動部材を支持する
支持装置の分解側面図、図５はその組立側面図である。
まず、図３において、モールド樹脂からなる回動部材１
は、左右に一体に突出する回動軸１ａを有し、裏面に図
示しないスプリングを受ける円形のばね受凹部１ｂが形
成されている。
リンクなど種々の回動部材がモールドケース内に設けら
れているが、その支持装置として回動部材と一体の回動
軸を円弧面で受けるＵ字状の受け溝を有する軸受部と、
前記回動軸を円弧面で押えるＵ字状の押え溝を有する押
え部とからなるものがある。図３〜図５は開閉器の動作
状態を検出する付属ユニットにおけるこの種の従来例を
示すもので、図３（Ａ）は回動部材の側面図、図３
（Ｂ）はその正面図、図４は図３の回動部材を支持する
支持装置の分解側面図、図５はその組立側面図である。
まず、図３において、モールド樹脂からなる回動部材１
は、左右に一体に突出する回動軸１ａを有し、裏面に図
示しないスプリングを受ける円形のばね受凹部１ｂが形
成されている。
【０００３】回動部材１は、図４及び図５に示すよう
に、支持装置によりモールドケースに支持される。ここ
で、支持装置は、回動軸１ａを円弧面で受けるＵ字状の
受け溝２ａを有する軸受部２と、回動軸１ａを円弧面で
押えるＵ字状の押え溝３ａを有する押え部３とからな
り、軸受部２は電気機器のケース４に一体に突出形成さ
れ、押え部３はカバー５に一体に突出形成されている。
しかして、回動軸１ａは軸受部２の受け溝２ａに挿入さ
れた後、押え溝３ａを介して押え部３で押えられて回動
自在に支持され、ケース４とカバー５とは図示しない爪
を介して互いに連結される。この組み付けの際に、ケー
ス４に一体形成されたばね受凸部４ａと回動部材１のば
ね受凹部１ｂとの間に、圧縮スプリング６が挿入され
る。
に、支持装置によりモールドケースに支持される。ここ
で、支持装置は、回動軸１ａを円弧面で受けるＵ字状の
受け溝２ａを有する軸受部２と、回動軸１ａを円弧面で
押えるＵ字状の押え溝３ａを有する押え部３とからな
り、軸受部２は電気機器のケース４に一体に突出形成さ
れ、押え部３はカバー５に一体に突出形成されている。
しかして、回動軸１ａは軸受部２の受け溝２ａに挿入さ
れた後、押え溝３ａを介して押え部３で押えられて回動
自在に支持され、ケース４とカバー５とは図示しない爪
を介して互いに連結される。この組み付けの際に、ケー
ス４に一体形成されたばね受凸部４ａと回動部材１のば
ね受凹部１ｂとの間に、圧縮スプリング６が挿入され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような支持装置に
おいて、モールド樹脂成形型の抜き方向の制限から、受
溝２ａと押え溝３ａとは一般に同じ向きに成形され、受
け溝２ａでガイドされた回動軸１ａは、ケース４にカバ
ー５が被せられ、押え部３で押えられることにより、初
めて保持される。そのため、圧縮スプリング６が同時に
挿入される図示例のような場合には、カバー５を被せる
前にスプリング荷重により回動部材１が浮き上がり、回
動軸１ａが受溝２ａから外れたり、圧縮スプリング６が
飛び出したりして組み付け作業が面倒であった。この発
明の課題は、このような問題に対処し、回動部材の組み
付け作業を容易にすることにある。
おいて、モールド樹脂成形型の抜き方向の制限から、受
溝２ａと押え溝３ａとは一般に同じ向きに成形され、受
け溝２ａでガイドされた回動軸１ａは、ケース４にカバ
ー５が被せられ、押え部３で押えられることにより、初
めて保持される。そのため、圧縮スプリング６が同時に
挿入される図示例のような場合には、カバー５を被せる
前にスプリング荷重により回動部材１が浮き上がり、回
動軸１ａが受溝２ａから外れたり、圧縮スプリング６が
飛び出したりして組み付け作業が面倒であった。この発
明の課題は、このような問題に対処し、回動部材の組み
付け作業を容易にすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、電気機器の回動部材と一体の回動軸を
円弧面で受けるＵ字状の受け溝を有する軸受部と、前記
回動軸を円弧面で押えるＵ字状の押え溝を有する押え部
とからなる電気機器の回動部材支持装置において、前記
軸受部の口先を前記回動軸の直径よりも狭めるととも
に、この口先の両側を弾性変形可能な角状に形成し、前
記回動軸を前記角状部を押し広げて前記受け溝に挿入す
るとともに、この回動軸を前記角状部で保持するように
するものである。
に、この発明は、電気機器の回動部材と一体の回動軸を
円弧面で受けるＵ字状の受け溝を有する軸受部と、前記
回動軸を円弧面で押えるＵ字状の押え溝を有する押え部
とからなる電気機器の回動部材支持装置において、前記
軸受部の口先を前記回動軸の直径よりも狭めるととも
に、この口先の両側を弾性変形可能な角状に形成し、前
記回動軸を前記角状部を押し広げて前記受け溝に挿入す
るとともに、この回動軸を前記角状部で保持するように
するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図１及び図２に基づいて、
従来例で示した回動部材に適用した場合におけるこの発
明の実施の形態を説明する。ここで、図１は回動部材支
持装置の分解側面図、図２はその組立図である。図１及
び図２において、従来と相違するのは、軸受部２の口先
が回動軸１ａの直径よりも狭められるとともに、この口
先の両側が弾性変形可能な角状に形成されている点であ
る。回動部材１を組み付けるには、ケース４のばね受凸
部４ａに圧縮スプリング６の一端を合わせ、その他端に
回動部材１のばね受凹部１ｂを合わせながら、回動軸１
ａを角状部２ｂを押し広げてスナップフィット式に受け
溝２ａに挿入する。次いで、カバー５を被せて押え部３
で回動軸１ａを押えて固定する。図２に示すように、軸
受部２の角状部２ｂは、押え部３の内側に一部重なって
いる。
従来例で示した回動部材に適用した場合におけるこの発
明の実施の形態を説明する。ここで、図１は回動部材支
持装置の分解側面図、図２はその組立図である。図１及
び図２において、従来と相違するのは、軸受部２の口先
が回動軸１ａの直径よりも狭められるとともに、この口
先の両側が弾性変形可能な角状に形成されている点であ
る。回動部材１を組み付けるには、ケース４のばね受凸
部４ａに圧縮スプリング６の一端を合わせ、その他端に
回動部材１のばね受凹部１ｂを合わせながら、回動軸１
ａを角状部２ｂを押し広げてスナップフィット式に受け
溝２ａに挿入する。次いで、カバー５を被せて押え部３
で回動軸１ａを押えて固定する。図２に示すように、軸
受部２の角状部２ｂは、押え部３の内側に一部重なって
いる。
【０００７】この実施の形態において、受け溝２ａに挿
入された回動軸１ａは、スナップフィット構造により角
状部２ｂで把持される。そのため、圧縮スプリング６の
ばね力を受けても回動部材１がケース４から外れること
がなく、回動部材１の組み付けやカバー５の装着作業が
容易になる。また、スナップフィット構造により回動軸
１ａが角状部２ｂを乗り越える際に音がするため、組み
込みの正否が確認できるとともに、部品の組み込み忘れ
ミスも防止される。
入された回動軸１ａは、スナップフィット構造により角
状部２ｂで把持される。そのため、圧縮スプリング６の
ばね力を受けても回動部材１がケース４から外れること
がなく、回動部材１の組み付けやカバー５の装着作業が
容易になる。また、スナップフィット構造により回動軸
１ａが角状部２ｂを乗り越える際に音がするため、組み
込みの正否が確認できるとともに、部品の組み込み忘れ
ミスも防止される。
【０００８】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、回動部
材を受け溝側だけで保持できるため、ケースへの回動部
材の組み付けが容易となり、作業時間の短縮が図れると
ともに組立ミスも少なくなる。
材を受け溝側だけで保持できるため、ケースへの回動部
材の組み付けが容易となり、作業時間の短縮が図れると
ともに組立ミスも少なくなる。
【図１】この発明の実施の形態を示す回動部材支持装置
の分解側面図である。
の分解側面図である。
【図２】図１の回動部材支持装置の組立図である。
【図３】回動部材を示し、（Ａ）は回動部材の側面図、
（Ｂ）はその正面図である。
（Ｂ）はその正面図である。
【図４】図３の回動部材を支持する支持装置の従来例を
示す分解側面図である。
示す分解側面図である。
【図５】図４の回動部材支持装置の組立側面図である。
１ 回動部材 １ａ 回動軸 ２ 軸受部 ２ａ 受け溝 ２ｂ 角状部 ３ 押え部 ３ａ 押え溝 ４ ケース ５ カバー ６ 圧縮スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保山 勝典 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 (72)発明者 野村 浩二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 (72)発明者 山縣 秀人 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5G025 AA07 AA15 BA03 DA08 5G030 FE25 XX05 YY02
Claims (1)
- 【請求項１】電気機器の回動部材と一体の回動軸を円弧
面で受けるＵ字状の受け溝を有する軸受部と、前記回動
軸を円弧面で押えるＵ字状の押え溝を有する押え部とか
らなる電気機器の回動部材支持装置において、 前記軸受部の口先を前記回動軸の直径よりも狭めるとと
もに、この口先の両側を弾性変形可能な角状に形成し、
前記回動軸を前記角状部を押し広げて前記受け溝に挿入
するとともに、この回動軸を前記角状部で保持するよう
にしたことを特徴とする電気機器の回動部材支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103398A JP2002298719A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 電気機器の回動部材支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103398A JP2002298719A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 電気機器の回動部材支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002298719A true JP2002298719A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18956466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001103398A Pending JP2002298719A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 電気機器の回動部材支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002298719A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9598742B2 (en) | 2009-09-25 | 2017-03-21 | Arvos Inc. | Exhaust processing and heat recovery system |
-
2001
- 2001-04-02 JP JP2001103398A patent/JP2002298719A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9598742B2 (en) | 2009-09-25 | 2017-03-21 | Arvos Inc. | Exhaust processing and heat recovery system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060914 |
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| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20081117 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081118 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20081118 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081215 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081218 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090407 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090804 |