JP2002294793A - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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JP2002294793A
JP2002294793A JP2001102338A JP2001102338A JP2002294793A JP 2002294793 A JP2002294793 A JP 2002294793A JP 2001102338 A JP2001102338 A JP 2001102338A JP 2001102338 A JP2001102338 A JP 2001102338A JP 2002294793 A JP2002294793 A JP 2002294793A
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water
valve
water supply
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generator
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Application number
JP2001102338A
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English (en)
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Tomoyuki Mizuno
智之 水野
Yasuaki Koumae
康章 幸前
Yasuhiro Shirai
康裕 白井
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人の操作によって給水開始し、その後は水路に
設けた発電機の発生電力によって分岐水路上の電磁弁を
開閉作動させるようになした給水装置において、分岐水
路上の電磁弁の何れもが閉弁状態となった後、何れかの
電磁弁を開弁させるに際しても電源を必要とすることな
く支障なくこれを行い得るようにする。 【解決手段】給水装置10を、主水路12と、第1分岐
水路12A及び第2分岐水路12Bと、電磁開閉弁16
A,16Bと、水流で発電する発電機18と、弁の作動
を制御するコントローラ24とを具備し、発電機18で
の発生電力を駆動電力として電磁開閉弁16A,16B
に供給し且つ電磁開閉弁16Aを人の力により開弁作動
させて給水開始し、またその後においては、発電機18
からの電力で弁駆動するものとなす。また給水開始後に
おける発電機18からの電力をコンデンサ62に一時的
に蓄えて、これを1回の給水限りの補助電源として利用
可能となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は給水装置に関し、
詳しくは水流により発電機で発電させて制御弁をその電
力で駆動するようになした給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
給水装置の一種として主水路と、その主水路から分岐し
た複数の分岐水路と、各分岐水路の水流を制御する制御
弁とを備えたものが知られている。
【0003】例えば便器洗浄用の給水装置として、便器
のリムへの給水用のリム給水路と、便器の排水トラップ
部に向けて水(洗浄水)をジェット噴射するジェット孔
への給水用のジェット給水路とを主水路から分岐させ、
制御弁としての切替弁の切替動作により主水路からの水
をリム給水路又はジェット給水路へと択一的に切替供給
し、便器のリム洗浄及びジェット洗浄を行うようになし
たものが知られている。
【0004】ここでリム洗浄は、リムの内部のリム通水
路に連通する状態でリムに沿って周方向に所定間隔で形
成した多数の射水孔から便器内面に水(洗浄水)を射水
して便器内面を洗浄するものであり、またジェット洗浄
は、便器の排水トラップ部に向けてジェット孔から水
(洗浄水)をジェット噴射して排水トラップ部を満水化
し、サイホン作用を助勢して排水トラップ部の水を強制
的に排出するものである。
【0005】従来、この種の給水装置にあっては電磁弁
を用いて水路の切替えを行うようになしている。この場
合電磁弁を作動させるための電源が必要である。而して
その電源として商用電源を用いた場合、電源と給水装置
との接続のための電気配線工事が必要となって、給水装
置を設置するための工事が大掛りとなってしまい、ひい
ては給水装置の設置コストが高いものとなってしまう。
更にまた電源として商用電源を用いた場合、停電時には
給水装置が作動不能となってしまう。
【0006】一方電源として乾電池等の電源を用いた場
合、予め蓄えておくことのできる電力量に限りがあり、
電池切れを起し易い問題があり、而して電池切れを起し
てしまうと給水装置が作動不能に陥ってしまう。またこ
れを防止するため、電池交換を定期的に頻繁に行わなけ
ればならず、メンテナンス作業が面倒であるとともに電
池に要するコストが高くなってしまう問題がある。
【0007】この場合、例えば水路上に水流で回転する
水車を備えた発電機を設けておくといったことが考えら
れる。
【0008】このようにしておけば、水流を利用して発
電機で発電させ、これを電磁弁の閉弁作動のための駆動
電力として供給し、電磁弁を無電源で閉弁作動させるこ
とが可能となる。更にはまたその発電機からの電力を、
電磁弁の作動制御を行わせるのためのコントローラの駆
動電力として利用することが可能となる。しかしながら
そのようにした場合でも、電磁弁を開弁作動させる際に
はそのための電源が依然として必要であり、無電源で給
水開始から給水停止までを行うといったことはできな
い。
【0009】そこで本発明者らは、主水路の水流を制御
する主水路制御弁を、予め電力を蓄えてある電源に依ら
ないで開弁作動させるようになした給水装置を案出し
た。この給水装置にあっては、無電源で給水開始するこ
とができ、また給水開始後においては発生した水流によ
る発電機での発生電力を用いて電磁弁を閉弁作動させる
ことができ、給水開始から給水停止までを完全無電源化
することが可能となる。
【0010】しかしながらこの無電源の給水装置にあっ
ては、次のような困難な問題が発生する。即ち、例えば
2つの分岐水路のそれぞれに分岐水路制御弁としての電
磁弁(開閉弁)をそれぞれ設け、各分岐水路の電磁弁を
開閉することによってそれぞれの分岐水路を開放若しく
は遮断するようになした場合、何れか一方の電磁弁を閉
弁作動すると同時に他方の分岐水路の電磁弁を開弁作動
させる限り例えば主水路に設けた発電機は常に水流を受
けて発電作動した状態にあり、従って発電機からの電力
を用いて各分岐水路の電磁弁を開閉作動させることがで
きる。
【0011】しかしながら何れか一方の電磁弁を閉弁作
動させた後(このとき他方の電磁弁も閉弁状態にあ
る)、一定時間をおいて他方の分岐水路の電磁弁を開弁
作動させようとすると、その間発電機は発電停止した状
態にあるため、発電機からの電力によって他方の分岐水
路の電磁弁を開弁作動させることができなくなる。即
ち、各分岐水路の電磁弁を上記のようなパターンで作動
させようとしたとき、給水開始から給水停止に至る1回
の給水動作を無電源化することができなくなってしま
う。
【0012】以上便器洗浄用の給水装置を例として説明
したが、便器洗浄以外の用途を有する同種の給水装置に
おいても同じ問題が発生する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の給水装置はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、(イ)主水路と、(ロ)該主水路
から分岐した複数の分岐水路と、(ハ)該主水路の水流
を制御する主水路制御弁及び前記分岐水路の水流を制御
する分岐水路制御弁と、(ニ)水流で発電する発電機
と、(ホ)前記制御弁の作動を制御するコントローラと
を設けて、該発電機での発生電力を駆動電力として前記
制御弁に供給するようになし且つ前記主水路制御弁を、
予め電力を蓄えてある電源によらないで開弁作動させて
給水開始するとともに、水流の発生後においては前記発
電機からの電力で前記制御弁を駆動するようになした給
水装置であって、前記給水開始後における前記発電機か
らの電力をコンデンサ等蓄電手段に一時的に蓄えて、該
蓄電手段を少なくとも1回の開弁作動の補助電源として
利用可能となしたことを特徴とする。
【0014】請求項2のものは、請求項1において、前
記複数の分岐水路のそれぞれに前記分岐水路制御弁とし
て各分岐水路を開閉する開閉弁が設けてあって、各開閉
弁の開閉作動により各分岐水路の水流を制御するように
なしてあり、且つ1回の給水の終了までに何れの開閉弁
も一時的に閉弁状態となした後、所定時間経過後に何れ
かの開閉弁を開弁させ且つ該開弁の際に前記蓄電手段を
補助電源として用いるようになしたことを特徴とする。
【0015】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、給水開
始後における発電機からの電力をコンデンサ等蓄電手段
に一時的に蓄えて、これを少なくとも1回の開弁作動の
補助電源として利用可能となしたものである。この発明
によれば、複数の分岐水路の何れもが一時的に水流停止
状態となることがあっても、その次に何れかの分岐水路
を制御弁の作動によって開放して水流を発生させるよう
になす場合においても、即ち一時的に発電機が発電を停
止することがあっても、給水開始後において蓄電手段に
蓄えた電力を用いてその後の分岐水路制御弁を開弁作動
することができる。従って本発明によれば、給水開始か
ら給水停止に至る1回の給水動作を無電源で行うことが
できるようになる。
【0016】本発明は次のような給水装置、即ち複数の
分岐水路のそれぞれに分岐水路制御弁としての開閉弁を
設け、その開閉弁の開閉作動により各分岐水路の水流を
発生或いは停止させるとともに、給水開始から給水停止
に至る1回の給水動作の終了までに何れの開閉弁も一時
的に閉弁状態となし、その後所定時間経過後に何れかの
開閉弁を開弁作動させるような給水装置に適用し、上記
蓄電手段をその際の補助電源として用いるようになすこ
とができる(請求項2)。
【0017】
【実施例】次に本発明を便器洗浄用の給水装置に適用し
た場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図
1,図2において、10は給水装置で、12は主水路で
あり、この主水路12から第1分岐水路(リム給水路)
12Aと第2分岐水路(ジェット給水路)12Bとが分
岐して延び出しており、それぞれに各分岐水路12A,
12Bを開閉する分岐水路制御弁としての電磁開閉弁1
6Aと16Bとが設けられている。
【0018】18は主水路12上に設けられた発電機
で、主水路12の水流にて回転する水車20を有してお
り、その水車20の回転に基づいて発電作動を行う。本
例において電磁開閉弁16A,16Bは発電機18で発
生した電力に基づいて開閉作動を行う。詳しくは、電磁
開閉弁16Aは発電機18からの電力によって閉弁作動
し、また電磁開閉弁16Bは発電機18からの電力によ
って開閉作動する。但し電磁開閉弁16Aについては、
後に詳述するように人の力によって非電気的に開弁作動
する。
【0019】24は電磁開閉弁16A,16Bを作動制
御するコントローラで、このコントローラ24からの信
号が弁駆動部26を介して電磁開閉弁16A,16Bに
供給される。尚コントローラ24もまた発電機18から
の電力によって作動制御を行う。
【0020】図1において、50は便器で上端周縁に沿
ってリム52を有している。リム52の内部にはリム通
水路54が形成されており、またリム52の下端面には
リム通水路54に連通する多数の射水孔56がリム52
に沿って周方向に所定間隔で形成されており、リム通水
路54に導かれた水(洗浄水)がそれら射水孔56から
便器50内部に勢い良く射水され、これによって便鉢内
面が洗浄される。58は排水トラップ部60に向けて水
(洗浄水)を勢い良くジェット噴射するジェット孔で、
このジェット孔58からの水の噴射によって排水トラッ
プ部60が満水化しサイホン作用が助勢される。
【0021】本例では、図4のタイムチャートに示して
いるように主水路12の水が先ず電磁開閉弁16Aが開
弁作動することで第1分岐水路12Aを通じてリム通水
路54へと導かれ、射水孔56からの水(洗浄水)の射
水によって便器50内面の洗浄が行われる。即ちリム洗
浄が行われる。
【0022】続いて一定時間リム洗浄が行われたところ
で、図4に示しているように電磁開閉弁16Aが閉弁作
動すると同時に、第2分岐水路12B上の電磁開閉弁1
6Bが開弁作動し、主水路12の水が第1分岐水路12
Aから第2分岐水路12Bへと切り替えられる。ここに
おいてジェット孔58から水(洗浄水)が排水トラップ
部60に向けてジェット噴射され、これにより排水トラ
ップ部60が満水化してサイホン作用が助勢される。こ
れにより便器50内部の水が排水トラップ部60を通じ
て外部に排出される。即ちジェット洗浄が行われる。
【0023】図3は電磁開閉弁16Aの構成を具体的に
表している。この例の電磁開閉弁16Aは、予め電力を
蓄えてある電源によらないで人の力により強制的に開弁
作動するとともに、電力供給を受けて閉弁作動する弁と
なしてある。具体的には、開弁作動のための手動操作部
42を備えたものとして構成してある。
【0024】またこの例の電磁開閉弁16Aは開弁後に
おいて開弁状態を、閉弁後において閉弁状態を、電力供
給の無い状態でそれぞれ保持するラッチ式の弁である。
同図において27はダイヤフラム式の主弁体であって、
この主弁体27が弁座28に着座することで第1分岐水
路12Aが遮断される。即ち上流側水路12Aaと下流
側水路12Abとが非連通状態となる。
【0025】主弁体27の背面側(図中上面側)には背
圧室30が形成されており、通常は主弁体27はこの背
圧室30内部の圧力によって弁座28に着座した状態に
ある。この背圧室30と下流側水路12Abとは、主弁
体27の中心部に形成された中心孔32を通じて連通す
るようになっており、そしてその中心孔32がプランジ
ャ33によって閉鎖されるようになっている。
【0026】主弁体27は、プランジャ33が図中上向
きに移動すると背圧室30内部の水が下流側水路12A
bへと流れ出ることによって、即ち背圧室30内部の圧
力が低下することによって、上流側水路12Aaの給水
圧により開弁作動する。また一方プランジャ33が図3
中下降運動して中心孔32が閉鎖されると、上流側水路
12Aa内の水が主弁体27に形成した小孔を通じて背
圧室30内に流入し、これにより背圧室30内部の圧力
が高まって、最終的にその圧力により主弁体27が閉弁
作動する。
【0027】34は電磁開閉弁16Aにおけるソレノイ
ドコイルであって、このソレノイドコイル34による電
磁的な反発力によってプランジャ33が図中下向きに押
し出される。
【0028】このプランジャ33はスプリング38によ
り図中下向き、即ち閉弁方向に付勢されているととも
に、開弁位置まで移動したとき、ケーシング36内部に
設けられたラッチマグネット40の磁力により、スプリ
ング38の付勢力に抗してその開弁状態に保持される。
尚プランジャ33は、閉弁位置まで移動した後において
は、スプリング38の付勢力によってその閉弁状態に保
持される。
【0029】この例の電磁開閉弁16Aは手動操作部
(操作棒)42を有しており、その先端にマグネット4
4が設けられているとともに、それらがスプリング46
によって図中上向き、即ちプランジャ33から離れる方
向に付勢されている。ここで手動操作部42はケーシン
グ36より上向きに突き出した状態となっている。
【0030】この例の電磁開閉弁16Aは、手動操作に
よって機械的に開弁可能なものである。即ち、図3
(I)に示す状態から手動操作部42をスプリング46
の付勢力に抗して手,足等によって下向きに押し込む
と、(II)に示しているようにマグネット44によって
プランジャ33がスプリング38の付勢力に抗して磁気
的な吸引力により図中上向きに引き上げられる。すると
主弁体27の中心孔32が背圧室30に連通状態となっ
て、背圧室30の圧力が低下し、主弁体27が開弁作動
する。
【0031】また(III)に示しているように図中上方
に引き上げられたプランジャ33は、ラッチマグネット
40の磁力によって開弁位置に保持される。即ち手動操
作部42を図中下向きに押し込むと、その後手動操作部
42がスプリング46の付勢力で元の位置に戻ったとし
てもプランジャ33が開弁位置に保持され、第1分岐水
路12Aが通水状態に保持される。
【0032】一方図3(III)の状態においてソレノイ
ドコイル34への通電が行われると、プランジャ33が
電磁的な反発力により図中下向きに押し出され、これに
より主弁体27の中心孔32が閉鎖される。その後背圧
室30内の圧力が徐々に高まって、最終的に主弁体27
が弁座28に着座させられる。ここにおいて第1分岐水
路12Aが遮断された状態となって通水が停止する。即
ちリム通水路54への給水が停止する。
【0033】一方電磁開閉弁16Bは、上記電磁開閉弁
16Aにおいて手動操作部42を有していない形態のも
のが用いられている。即ちソレノイドコイル34への通
電による電磁的な吸引力,反発力のみで開閉する形態の
ものが用いられている。但し、手動操作部42を備えた
電磁開閉弁16Aと同様の構造のものを用いても良い。
【0034】本例の給水装置10にあっては、給水開始
動作が電源によらないで手動操作によって行われる。
【0035】具体的には、電磁開閉弁16Aにおける手
動操作部42を図中下向きに押込操作することで電磁開
閉弁16Aが開弁作動し、ここにおいて第1分岐水路1
2Aが開放されて主水路12からの水が第1分岐水路1
2A内に流れ込み、更に引き続いてリム通水路54へと
送られ便器50内面の洗浄が開始される。即ちこの例で
は、第1分岐水路12Aを開閉する電磁開閉弁(分岐水
路制御弁)16Aが他方の第2分岐水路12Bを開閉す
る電磁開閉弁(分岐水路制御弁)16Bとともに、主水
路12を開閉する主水路制御弁をも兼ねている。
【0036】具体的には電磁開閉弁16A,16Bの何
れかが開弁作動することで主水路12が同時に開放状態
となって、主水路12内に水流が発生する。また電磁開
閉弁16A,16Bの何れもが閉弁状態となることで、
第1分岐水路12A,第2分岐水路12Bのそれぞれが
遮断状態となると同時に、これによって主水路12もま
た遮断状態となって主水路12内の水流が停止する。
【0037】但しこの例と異なって、主水路12上にそ
の主水路12を開閉する電磁開閉弁を主水路制御弁とし
て設けておくこともできるし、或いはまた主水路12上
にそのような電磁開閉弁を設ける一方、第1分岐水路1
2A及び第2分岐水路12Bの分岐部位に流路を切り替
える切替弁を分岐水路制御弁として設けるといったこと
も可能である。
【0038】その後の電磁開閉弁16Aの閉弁作動及び
電磁開閉弁16Bの開閉作動は、発電機18で発生した
電力によってコントローラ24の制御の下に行われる。
即ち、電磁開閉弁16Aが開いて主水路12内に水流が
発生することで発電機18が発電作動を開始し、そして
その水流が発生した後の発電機18からの電力で電磁開
閉弁16A,16Bが駆動され且つコントローラ24に
よる作動制御が行われる。
【0039】以上では、図4のタイムチャートに示して
いるように電磁開閉弁16Aを閉弁作動させると同時に
電磁開閉弁16Bを開弁作動させており、即ち第1分岐
水路12A内の水流が停止すると同時に、第2分岐水路
12B内に水流を発生させるようにしており、この場合
主水路12内を連続して水流が発生しているため、発電
機18は連続して発電作動を行い、その電力を用いて電
磁開閉弁16A,16Bを閉弁作動或いは開弁作動させ
ることができる。
【0040】これに対して図5のタイムチャートに示し
ているように、例えば電磁開閉弁16Bを閉弁作動させ
た後、一定の休止時間をおいて電磁開閉弁16Aを再び
開弁作動させることを考えた場合、この一定の休止時間
内では主水路12内に水流が発生しておらず、その間発
電機18は発電停止状態となる。即ち発電機18はその
間発電作動を行わない。従って発電機18で発生した電
力を用いて一定の休止時間後に再び電磁開閉弁16Aを
開弁作動させるといったことができない。
【0041】そこで本例では、図2に示しているように
発電機18で発生した電力を蓄電手段としてのコンデン
サ62に蓄えておき、これを補助電源として利用する。
但しこのコンデンサ62から成る補助電源は1回の給水
限りのものであって、給水開始から給水停止に至る1回
の給水動作を終えた後においてはコントローラ24によ
って放電され無電荷の状態とされる。
【0042】以上のような本例の給水装置10は、給水
開始後における発電機18からの電力をコンデンサ24
に一時的に蓄えて、これを1回の給水限りの補助電源と
して利用するようになしていることから、第1分岐水路
12A,第2分岐水路12Bの何れもが一時的に水流を
停止した状態となって発電機18が電力発生を停止し、
その後に何れかの分岐水路12A,12Bを開放して水
流を発生させる場合においても、補助電源を用いてこれ
をなすことができ、給水開始から給水停止に至る1回の
給水動作を完全に無電源で行うことができる。
【0043】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば、上記実施例では各分岐水
路12A,12Bに電磁開閉弁(開閉弁)16A,16
Bを設けて、それら電磁開閉弁16A,16Bの開閉作
動により主水路12からの水の各分岐水路12A,12
Bへの切替えを行うようにしているが、場合によって主
水路12上に開閉弁を設けるとともに、分岐部位に切替
弁を設けてその切替弁の切替作動によって各分岐水路1
2A,12Bへの水の流れを切り替えるようになし、更
に切替弁を中立位置に位置させることによって分岐水路
12A,12Bの何れにも水を流さないようにするとい
ったことも可能であって、この場合においてもその切替
弁が中立位置にあることによって発電機18は発電作動
を停止する。そしてこの場合においてもコンデンサ62
を補助電源として用いることで、その後の各弁の開閉作
動を行わせることができる。
【0044】また上例では分岐水路が2つの場合の例で
あるが、場合によっては3つないしそれ以上の分岐水路
を有する給水装置に本発明を適用することも可能であ
る。また上例では休止時間の後の第1分岐水路12A上
の電磁開閉弁16Aを開弁作動させるために、コンデン
サ62に蓄えた電力を用いるようにしているが、場合に
よって何らかの原因によって給水動作中に発電機18が
発電作動しなくなったような場合においても、それまで
にコンデンサ62に蓄えた電力を用いて各電磁開閉弁1
6A,16Bを閉弁作動させ、給水装置10を緊急停止
させるようになすといったことも可能である。
【0045】また上例では便器洗浄用の給水装置に本発
明を適用しているが、本発明はその他の用途,目的の給
水装置に適用することも勿論可能であるなど、その主旨
を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である給水装置を示す図であ
る。
【図2】図1の給水装置を拡大して示す図である。
【図3】同じ実施例の給水装置における電磁弁の具体的
構成を示す図である。
【図4】同じ実施例の給水装置の作動をタイムチャート
で示す図である。
【図5】同じ実施例の給水装置の図4とは異なる作動を
タイムチャートで示す図である。
【符号の説明】 10 給水装置 12 主水路 12A 第1分岐水路 12B 第2分岐水路 16A,16B 電磁開閉弁(主水路制御弁,分岐水路
制御弁) 18 発電機 24 コントローラ 62 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 康裕 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AC04 CB01 FC00 2D060 BA10 BC12 BC30 CA02 CA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)主水路と、(ロ)該主水路から分岐
    した複数の分岐水路と、(ハ)該主水路の水流を制御す
    る主水路制御弁及び前記分岐水路の水流を制御する分岐
    水路制御弁と、(ニ)水流で発電する発電機と、(ホ)前
    記制御弁の作動を制御するコントローラとを設けて、該
    発電機での発生電力を駆動電力として前記制御弁に供給
    するようになし且つ前記主水路制御弁を、予め電力を蓄
    えてある電源によらないで開弁作動させて給水開始する
    とともに、水流の発生後においては前記発電機からの電
    力で前記制御弁を駆動するようになした給水装置であっ
    て前記給水開始後における前記発電機からの電力をコン
    デンサ等蓄電手段に一時的に蓄えて、該蓄電手段を少な
    くとも1回の開弁作動の補助電源として利用可能となし
    たことを特徴とする給水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記複数の分岐水路
    のそれぞれに前記分岐水路制御弁として各分岐水路を開
    閉する開閉弁が設けてあって、各開閉弁の開閉作動によ
    り各分岐水路の水流を制御するようになしてあり、且つ
    1回の給水の終了までに何れの開閉弁も一時的に閉弁状
    態となした後、所定時間経過後に何れかの開閉弁を開弁
    させ且つ該開弁の際に前記蓄電手段を補助電源として用
    いるようになしたことを特徴とする給水装置。
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