JP2002294840A - 給水装置 - Google Patents

給水装置

Info

Publication number
JP2002294840A
JP2002294840A JP2001102339A JP2001102339A JP2002294840A JP 2002294840 A JP2002294840 A JP 2002294840A JP 2001102339 A JP2001102339 A JP 2001102339A JP 2001102339 A JP2001102339 A JP 2001102339A JP 2002294840 A JP2002294840 A JP 2002294840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
branch
waterway
water
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001102339A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Shirai
康裕 白井
Tomoyuki Mizuno
智之 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2001102339A priority Critical patent/JP2002294840A/ja
Publication of JP2002294840A publication Critical patent/JP2002294840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】主水路から複数の分岐水路の何れかに水流を分
岐させる給水装置において、少なくとも給水開始後にお
ける弁の駆動を無電源で行い得るようにする。 【解決手段】主水路12と、複数の分岐水路12A,1
2Bと、主水路12の水流を制御する開閉弁20及び分
岐水路の水流を制御する三方切替弁14と、水流で発電
して弁20,14に電力供給する発電機18と、弁20,
14の作動を制御するコントローラ22とを含んで給水
装置10を構成する。そして主水路12上に発電機18
を設けるとともに、主水路12上且つ発電機18の上流
部に開閉弁20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は給水装置に関し、
詳しくは主水路と、その主水路から分岐した複数の分岐
水路と、主水路及び分岐水路の水流を制御する制御弁
と、水流で発電する発電機とを備えた給水装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来給
水装置の一種として、主水路と、その主水路から分岐し
た複数の分岐水路と、各分岐水路の水流を制御する制御
弁とを備えたものが知られている。
【0003】例えば便器洗浄のための給水装置として、
便器のリムへの給水用のリム給水路と、便器の排水トラ
ップ部に向けて水(洗浄水)をジェット噴射するジェッ
ト孔への給水用のジェット給水路とを主水路から分岐さ
せ、制御弁としての切替弁の切替動作により主水路から
の水をリム給水路又はジェット給水路へと択一的に切替
供給し、便器のリム洗浄及びジェット洗浄を行うように
なしたものが知られている。
【0004】ここでリム洗浄は、リムの内部のリム通水
路に連通する状態でリムに沿って周方向に所定間隔で形
成した多数の射水孔から便器内面に水(洗浄水)を射水
して便器内面を洗浄するものであり、またジェット洗浄
は、便器の排水トラップ部に向けてジェット孔から水
(洗浄水)をジェット噴射して排水トラップ部を満水化
し、サイホン作用を助勢して排水トラップ部の水を強制
的に排出するものである。
【0005】従来、この種の給水装置にあっては電磁弁
を用いて水路の切替えを行うようになしている。この場
合電磁弁を作動させるための電源が必要である。而して
その電源として商用電源を用いた場合、電源と給水装置
との接続のための電気配線工事が必要となって、給水装
置を設置するための工事が大掛りとなってしまい、ひい
ては給水装置の設置コストが高いものとなってしまう。
更にまた電源として商用電源を用いた場合、停電時には
給水装置が作動不能となってしまう。
【0006】一方電源として乾電池等の電源を用いた場
合、予め蓄えておくことのできる電力量に限りがあり、
電池切れを起し易い問題があり、而して電池切れを起し
てしまうと給水装置が作動不能に陥ってしまう。またこ
れを防止するため、電池交換を定期的に頻繁に行わなけ
ればならず、メンテナンス作業が面倒であるとともに電
池に要するコストが高くなってしまう問題がある。
【0007】以上便器洗浄用の給水装置を例として説明
したが、主水路とその主水路から分岐した複数の分岐水
路とを備え、制御弁の作動により主水路から分岐水路へ
の水流を制御するようになした給水装置においてこの問
題は一般的に生ずる問題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の給水装置はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、(イ)主水路と、(ロ)該主水路
から分岐した複数の分岐水路と、(ハ)該主水路の水流
を制御する主水路制御弁及び前記分岐水路の水流を制御
する分岐水路制御弁と、(ニ)水流で発電して前記制御
弁に電力供給する、それら複数の制御弁に共通の発電機
と、(ホ)前記制御弁の作動を制御するコントローラと
を備えて成ることを特徴とする。
【0009】請求項2のものは、請求項1において、前
記分岐水路制御弁が前記複数の分岐水路間で水流の切替
作用をなすものであることを特徴とする。
【0010】請求項3のものは、請求項2において、前
記主水路制御弁が前記主水路上に設けられた開閉弁であ
り、前記分岐水路制御弁が前記分岐水路の分岐位置に設
けられた切替弁であることを特徴とする。
【0011】請求項4のものは、請求項3において、前
記主水路上に前記発電機が設けられているとともに、該
主水路上且つ該発電機の上流部に前記主水路制御弁とし
ての開閉弁が設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項5のものは、請求項2において、前
記複数の分岐水路のそれぞれには各分岐水路を開閉する
開閉弁が設けられていて、それら開閉弁が分岐水路の水
流を制御する分岐水路制御弁を成しているとともに、各
分岐水路の開閉弁が全体として前記主水路の水流を制御
する主水路制御弁を成していることを特徴とする。
【0013】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
において、前記給水装置が、前記主水路の開閉を制御す
る前記主水路制御弁を、予め電力を蓄えてある電源によ
らないで人の力により強制的に開弁作動させて該主水路
を開き給水開始するとともに、給水開始後においては前
記発電機からの電力に基づいて各制御弁を駆動し、給水
停止に到るものであることを特徴とする。
【0014】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、主水路
と、複数の分岐水路と、主水路制御弁及び分岐水路制御
弁と、水流で発電して制御弁に電力供給する複数の制御
弁に共通の発電機と、制御弁を作動制御するコントロー
ラとを給水装置に備えたもので、本発明によれば、主水
路からの水流を複数の分岐水路に流入させるこの種給水
装置において、少なくとも水流発生後における制御弁駆
動のための電源を不要化することができる。即ち無電源
化することが可能となる。従って例えば上記のような便
器洗浄用の給水装置における制御弁の少なくとも閉弁の
ための電源を不要化することが可能となる。
【0015】或いはまた電池等の電源を用いて制御弁を
駆動する場合においても電池の電力消費を少なく抑える
ことができ、電池寿命を延ばすことができる。
【0016】ここで上記分岐水路制御弁は、複数の分岐
水路間で水流の切替作用をなす弁となしておくことがで
きる(請求項2)。
【0017】本発明においては、主水路に設けた開閉弁
にて上記主水路制御弁を構成し、また分岐水路の分岐位
置に設けた切替弁にて上記分岐水路制御弁を構成するこ
とができる(請求項3)。この場合において上記発電機
をその主水路上に設け、且つその主水路上であって発電
機の上流部に上記の主水路制御弁としての開閉弁を設け
ておくことができる(請求項4)。
【0018】例えば複数の分岐水路のそれぞれに発電機
を設けておいて、その電力を制御弁の駆動電力として用
いるといったことも可能である。このようにした場合、
分岐水路が水流停止状態であっても何れかの分岐水路の
水流が生じている限り、その水流の生じている分岐水路
の発電機からの電力を各制御弁の駆動電力として供給す
ることが可能となる。
【0019】しかしながらこのようにした場合多数の発
電機を組み込まなければならず、装置構成が複雑化する
とともにコストも高くなってしまう。しかるに請求項4
では主水路上に発電機を設けていることから、複数の分
岐水路の少なくとも何れかが開いているとき、即ち何れ
かの分岐水路に水流が生じている限り主水路にも水流が
生じることから、各分岐水路に発電機を設けた場合と同
様に1つの発電機から各制御弁に対して電力供給するこ
とが可能となる。即ち請求項4によれば単一の発電機を
設けておくだけで良く、装置構成が簡単化するとともに
コストも低減することができる。
【0020】請求項4は、この主水路に設けた発電機の
更に上流部に主水路制御弁としての開閉弁を設けた点を
特徴としている。この種開閉弁を発電機の下流部におい
て主水路上に設けることも可能である。
【0021】しかしながらこの場合、発電機の水車に対
し常時給水圧がかかった状態となり、発電機具体的には
水車部分及びそのケーシング部分を耐圧構造とする必要
が生ずる。しかるに発電機の上流部に主水路制御弁とし
ての開閉弁を設けておくと、装置停止状態においては、
即ち開閉弁を閉弁させた状態においては発電機に対し給
水圧は作用しておらず、従って給水圧に基づいて発電機
の水車部分から漏水を起す恐れもないし、更にはまた発
電機を耐圧構造とする必要もなくなり、発電機自体を安
価に構成することが可能となる。
【0022】本発明においてはまた、複数の分岐水路の
それぞれに開閉弁を設けて分岐水路制御弁となすことが
できる(請求項5)。この場合、各分岐水路上の開閉弁
を開閉することで各分岐水路ごとに水流発生・停止を制
御することができる。
【0023】また何れかの開閉弁を開くことによって主
水路を開くことができ、また全ての分岐水路上の開閉弁
を閉じることによって主水路も同時に遮断状態即ち水流
停止状態とすることができる。即ちこの場合には、各分
岐水路の開閉弁が全体として主水路の水流を制御する主
水路制御弁を構成する。
【0024】請求項6は給水装置を、予め電力を蓄えて
ある電源によらないで人の力により強制的に主水路開閉
弁を開弁作動させて給水開始するとともに、給水開始後
においては発電機からの電力に基づいて各制御弁を駆動
し、給水停止に到るものとなしたものである。
【0025】この給水装置にあっては、人の操作により
無電源で給水開始することができ、また給水開始後にお
いては発生した水流による発電機の発生電力を用いて弁
駆動することができ、給水開始から給水停止までを完全
無電源化することが可能となる。
【0026】
【実施例】次に本発明を便器洗浄用の給水装置に適用し
た場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1
において10は給水装置で、12は主水路であり、この
主水路12から第1分岐水路(リム給水路)12Aと、
第2分岐水路(ジェット給水路)12Bとが分岐して延
び出している。
【0027】これら第1分岐水路12Aと第2分岐水路
12Bとの分岐位置には、電気的に駆動される三方切替
弁14が設けられている。更にこの分岐位置より上流
部、即ち主水路12上には水流で水車16を回転させて
発電を行う発電機18が設けられており、更にこの発電
機18の上流部に、主水路制御弁としての開閉弁(電磁
弁)20が設けられている。
【0028】本例において、これら三方切替弁14及び
開閉弁20は発電機18で発生した電力に基づいて開閉
作動を行う。詳しくは、開閉弁20は発電機18からの
電力によって閉弁作動し、また三方切替弁14は発電機
18からの電力によって切替作動を行う。但し開閉弁2
0については、後に詳述するように人の操作によって非
電気的に開弁作動する。
【0029】ここで第1分岐水路12Aは後述するリム
通水路54に接続されており、また第2分岐水路12B
はジェット孔58に接続されていて、各分岐水路12
A,12Bに分岐された水流がそれぞれリム通水路5
4,ジェット孔58へと送られるようになっている。
【0030】22は三方切替弁14,開閉弁20を作動
制御するコントローラで、このコントローラ22からの
信号が三方切替弁14,開閉弁20へと供給される。尚
コントローラ22もまた発電機18からの電力によって
制御作動を行う。
【0031】図1において、50は便器で上端周縁に沿
ってリム52を有している。リム52の内部にはリム通
水路54が形成されており、またリム52の下端面には
リム通水路54に連通する多数の射水孔56がリム52
に沿って周方向に所定間隔で形成されており、リム通水
路54に導かれた水(洗浄水)が、それら射水孔56か
ら便器50内部に勢い良く射水され、これによって便鉢
内面が洗浄される。58は排水トラップ部60に向けて
水(洗浄水)を勢い良くジェット噴射するジェット孔
で、このジェット孔58からの洗浄水の噴射によって、
排水トラップ部60が満水化しサイホン作用が助勢され
る。
【0032】本例では、手動操作によって主水路12上
の開閉弁20が開かれると、主水路12に水流が生じて
その水流が三方切替弁14を経て先ず第1分岐水路12
Aへと流入する。三方切替弁14が予めそのような切替
位置とされている。このとき発電機18は、主水路12
に生じた水流によって水車16を回転させ発電を行う。
【0033】さて第1分岐水路12A内に流入した水は
リム通水路54へと流れ込み、続いて多数の射水孔56
から便器内部に射水されて便鉢内面の洗浄を行う。即ち
リム洗浄を行う。
【0034】このリム洗浄が一定時間継続されたところ
で、次に三方切替弁14が図2に示しているように水流
の向きを第1分岐水路12Aから第2分岐水路12Bへ
と切替作動する。尚このときの三方切替弁14の駆動
は、発電機18で生じた電力の供給により行われる。
【0035】ここにおいて主水路12内の水流が第2分
岐水路12Bへと流れ込み、続いてジェット孔58から
排水トラップ部60に向けて勢い良く噴射される。これ
により排水トラップ部60が満水化してサイホン作用が
助勢される。
【0036】この後再び三方切替弁14が水流の向きを
第2分岐水路12Bから第1分岐水路12Aへと切り替
え、再びリム通水路54,射水孔56を通じて便器内部
に水が供給される。そしてこのリム給水が終わったとこ
ろで主水路12上の開閉弁20が閉弁作動する。このと
きの開閉弁20の閉弁作動もまた発電機18からの電力
に基づいて行われる。
【0037】図3に上記開閉弁20の構成が具体的に示
してある。この例の開閉弁20は、予め電力を蓄えてあ
る電源によらないで人の力により強制的に開弁作動する
とともに、電力供給を受けて閉弁作動する弁となしてあ
る。具体的には、開弁作動のための手動操作部42を備
えたものとして構成してある。
【0038】またこの例の開閉弁20は、開弁後におい
て開弁状態を、また閉弁後において閉弁状態を電力供給
の無い状態でそれぞれ保持するラッチ式の弁である。同
図において27はダイヤフラム式の主弁体であって、こ
の主弁体27が弁座28に着座することで主水路12が
遮断される。即ち上流側水路12aと下流側水路12b
とが非連通状態となる。
【0039】主弁体27の背面側(図中上面側)には背
圧室30が形成されており、通常は主弁体27はこの背
圧室30内部の圧力によって弁座28に着座した状態に
ある。この背圧室30と下流側水路12bとは、主弁体
27の中心部に形成された中心孔32を通じて連通する
ようになっており、そしてその中心孔32がプランジャ
33によって閉鎖されるようになっている。
【0040】主弁体27は、プランジャ33が図中上向
きに移動すると背圧室30内部の水が下流側水路12b
へと流れ出ることによって、即ち背圧室30内部の圧力
が低下することによって、上流側水路12aの給水圧に
より開弁作動する。また一方プランジャ33が図3中下
降運動して中心孔32が閉鎖されると、上流側水路12
a内の水が主弁体27に形成した小孔を通じて背圧室3
0内に流入し、これにより背圧室30内部の圧力が高ま
って、最終的にその圧力により主弁体27が閉弁作動す
る。
【0041】34は開閉弁20におけるソレノイドコイ
ルであって、このソレノイドコイル34による電磁的な
反発力によってプランジャ33が図中下向きに押し出さ
れる。
【0042】このプランジャ33はスプリング38によ
り図中下向き、即ち閉弁方向に付勢されているととも
に、開弁位置まで移動したとき、ケーシング36内部に
設けられたラッチマグネット40の磁力により、スプリ
ング38の付勢力に抗してその開弁状態に保持される。
尚プランジャ33は、閉弁位置まで移動した後において
は、スプリング38の付勢力によってその閉弁状態に保
持される。
【0043】この例の開閉弁20は手動操作部(操作
棒)42を有しており、その先端にマグネット44が設
けられているとともに、それらがスプリング46によっ
て図中上向き、即ちプランジャ33から離れる方向に付
勢されている。ここで手動操作部42はケーシング36
より上向きに突き出した状態となっている。
【0044】この例の開閉弁20は、手動操作部42の
操作によって機械的に開弁可能なものである。即ち、図
3(I)に示す状態から手動操作部42をスプリング4
6の付勢力に抗して手,足等によって下向きに押し込む
と、(II)に示しているようにマグネット44によって
プランジャ33がスプリング38の付勢力に抗して磁気
的な吸引力により図中上向きに引き上げられる。すると
主弁体27の中心孔32が背圧室30に連通状態となっ
て、背圧室30の圧力が低下し、主弁体27が開弁作動
する。
【0045】また(III)に示しているように図中上方
に引き上げられたプランジャ33は、ラッチマグネット
40の磁力によって開弁位置に保持される。即ち手動操
作部42を図中下向きに押し込むと、その後手動操作部
42がスプリング46の付勢力で元の位置に戻ったとし
てもプランジャ33が開弁位置に保持され、主水路12
が通水状態に保持される。
【0046】一方図3(III)の状態においてソレノイ
ドコイル34への通電が行われると、プランジャ33が
電磁的な反発力により図中下向きに押し出され、これに
より主弁体27の中心孔32が閉鎖される。その後背圧
室30内の圧力が徐々に高まって、最終的に主弁体27
が弁座28に着座させられる。ここにおいて主水路12
が遮断された状態となって通水が停止する。即ちリム通
水路54への給水が停止する。
【0047】尚この例において、第1分岐水路12Aを
通じてのリム給水及び第2分岐水路12Bを通じてのジ
ェット給水は、それぞれの分岐水路を予め定めた一定量
の水が流れたところで、即ち各水路の積算流量が予め定
めた設定流量となったところで停止するが、その積算流
量の計量は、例えば発電機18の水車16の回転によっ
てパルスを発生させ、そのパルスをカウントすることに
よって行うことができる。
【0048】或いはコントローラ22に備えたタイマに
よる給水時間の計測によって行うことができる。更には
はまた別の計量方法として、発電機18で発生した電力
をコンデンサに充電し、その充電電圧が設定電圧に到達
したところで給水停止することで給水量の計量を行うこ
とができる。
【0049】本例の給水装置10では、水流発生後にお
いて開閉弁20,三方切替弁14を駆動するための電源
を不要化することができる。また本例では主水路12上
に発電機18を設けていることから、分岐水路12A,
12Bの何れかに水流が生じている限り主水路12に生
じた水流により発電機18を発電作動させることがで
き、各分岐水路12A,12Bに発電機18を設けた場
合と同様に、一の発電機18から各弁20,14に対し
て電力供給することができる。即ち本例によれば、単一
の発電機18を設けておくだけで良く、装置構成が簡単
化するとともにコストも低減することができる。
【0050】更に本例では主水路12に設けた発電機1
8の更に上流部に、主水路制御弁としての開閉弁20を
設けているため、装置停止状態において、即ち開閉弁2
0を閉弁させた状態において発電機18に対し給水圧は
作用せず、従って給水圧に基づいて発電機18の水車1
6部分から漏水を起す恐れもないし、更にはまた発電機
18を耐圧構造とする必要もなく、発電機18自体を安
価に構成することが可能となる。
【0051】更に本例の給水装置10は、人の操作によ
り無電源で給水開始することができ、また給水開始後に
おいては発生した水流による発電機18の発生電力を用
いて弁駆動することができ、給水開始から給水停止まで
を完全無電源化することができる。
【0052】図4は本発明の他の実施例を示している。
この例は分岐水路12A,12Bのそれぞれに開閉弁
(電磁弁)20A,20Bを分岐水路制御弁として設け
たものである。ここで一方の開閉弁20Aは、図1の開
閉弁20と同じ構造のものである。また他方の開閉弁2
0Bは手動操作によらないで開弁,閉弁の何れも電力供
給によって行う形態のものである。但し開閉弁20Bと
して20Aと同様の構造のものを用いることも可能であ
る。
【0053】この例では、開閉弁20A,20Bを択一
的に開弁又は閉弁作動させることによって、第1分岐水
路12Aから第2分岐水路12Bに若しくはその逆に水
路を切り替えることができる。また開閉弁20A,20
Bの何れをも閉弁させることで、主水路12を水流停止
させることができる。即ちこの例では、開閉弁20A,
20Bが分岐水路制御弁を成していると同時に全体とし
て主水路12の水流の発生・停止を制御する主水路制御
弁を成している。
【0054】この例の場合、開閉弁20Aを手動操作に
よって開弁作動させることで給水が開始される。具体的
にはリム給水が開始される。そしてこれと同時に主水路
12内に水流が生じて、その水流により発電機18が発
電を行う。その後においては、各弁の駆動が発電機18
からの供給電力によって行われる。この点は上記実施例
と同様である。
【0055】本例の場合、第1及び第2分岐水路12
A,12B上の開閉弁20A,20Bを開閉すること
で、各分岐水路12A,12Bの水流発生・停止を制御
することができる。また開閉弁20A,20Bの何れか
を開くことで主水路12を開き、両方を閉じることで主
水路12を同時に水流停止状態とすることができる。即
ちこの場合には各分岐水路12A,12Bの開閉弁20
A,20Bが全体として主水路12の水流を制御する主
水路制御弁を構成している。
【0056】次に図5,図6は本発明の更に他の実施例
を示している。図示のようにこの例では第1分岐水路1
2A,第2分岐水路12Bのそれぞれに、上記と同様に
して開閉弁20A,20Bを設け、それらによって分岐
水路制御弁を構成させると同時に、主水路12を開閉す
る主水路制御弁を構成している。但しこの例では第1分
岐水路12A上に発電機18を設けている。即ちこの例
では第2分岐水路12B上には発電機18は設けられて
いない。尚且つ発電機18で発生した電力にて、各開閉
弁20A,20Bを駆動するようになしている。
【0057】この例では、第1分岐水路12Aに水流が
生じているときにのみ発電機18は発電を行い、第1分
岐水路12Aに水流が生じておらず、第2分岐水路12
Bにのみ水流が生じているときには発電機18は発電を
行わない。
【0058】そこでこの例では、発電機18で発生した
電力をコンデンサ62に一時的(給水1サイクル限り)
に蓄え、これを補助電源として用いることで給水開始後
における各開閉弁20A,20B及びコントローラ22
を駆動するようになしている。
【0059】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例では分岐水路が2つあ
る場合について説明したが、分岐水路が3つ若しくはそ
れ以上ある場合においても本発明の適用は可能である。
また上例では人の操作によって無電源で給水開始するよ
うになしているが、本発明は場合によって電源により給
水開始する給水装置への適用も可能であるし、また上記
便器洗浄用の給水装置のみならず便器洗浄用以外の各種
目的の給水装置への適用も可能である。
【0060】また上例では一定量の水を流した後給水停
止するようになしているが、場合によってセンサによる
人体感知に基づいて給水開始したり、或いは弁の切替作
動を行ったり、給水停止したりするといったことも可能
であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である給水装置を示す図であ
る。
【図2】同じ実施例の給水装置を拡大して示す図であ
る。
【図3】同じ実施例の給水装置における開閉弁の具体的
構成を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の給水装置を拡大して示す
図である。
【図5】本発明の更に他の実施例の給水装置を示す図で
ある。
【図6】図5の給水装置を拡大して示す図である。
【符号の説明】
10 給水装置 12 主水路 12A 第1分岐水路 12B 第2分岐水路 14 三方切替弁 18 発電機 20,20A,20B 開閉弁 22 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D039 AA02 AC04 DB00 EA00 FC00 3H056 AA02 AA03 BB50 CA08 CB02 CC02 CC12 CD06 DD04 GG05 3H106 DA07 DA13 DA27 DA35 DB02 DB12 DB23 DB32 DC06 DC17 DD03 EE22 EE25 EE34 GA15 KK06 KK09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)主水路と、(ロ)該主水路から分岐
    した複数の分岐水路と、(ハ)該主水路の水流を制御す
    る主水路制御弁及び前記分岐水路の水流を制御する分岐
    水路制御弁と、(ニ)水流で発電して前記制御弁に電力
    供給する、それら複数の制御弁に共通の発電機と、
    (ホ)前記制御弁の作動を制御するコントローラとを備
    えて成ることを特徴とする給水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記分岐水路制御弁
    が前記複数の分岐水路間で水流の切替作用をなすもので
    あることを特徴とする給水装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記主水路制御弁が
    前記主水路上に設けられた開閉弁であり、前記分岐水路
    制御弁が前記分岐水路の分岐位置に設けられた切替弁で
    あることを特徴とする給水装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記主水路上に前記
    発電機が設けられているとともに、該主水路上且つ該発
    電機の上流部に前記主水路制御弁としての開閉弁が設け
    られていることを特徴とする給水装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記複数の分岐水路
    のそれぞれには各分岐水路を開閉する開閉弁が設けられ
    ていて、それら開閉弁が分岐水路の水流を制御する分岐
    水路制御弁を成しているとともに、各分岐水路の開閉弁
    が全体として前記主水路の水流を制御する主水路制御弁
    を成していることを特徴とする給水装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記給
    水装置が、前記主水路の開閉を制御する前記主水路制御
    弁を、予め電力を蓄えてある電源によらないで人の力に
    より強制的に開弁作動させて該主水路を開き給水開始す
    るとともに、給水開始後においては前記発電機からの電
    力に基づいて各制御弁を駆動し、給水停止に到るもので
    あることを特徴とする給水装置。
JP2001102339A 2001-03-30 2001-03-30 給水装置 Pending JP2002294840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102339A JP2002294840A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 給水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102339A JP2002294840A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 給水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002294840A true JP2002294840A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18955554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001102339A Pending JP2002294840A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 給水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002294840A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101212003B1 (ko) * 2011-01-18 2012-12-13 계림요업주식회사 삼방밸브의 급수경로 전환에 의한 변기의 세척수 분배장치
JP2013087503A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Lixil Corp 水洗式大便器
JP2021055418A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 Toto株式会社 水洗大便器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101212003B1 (ko) * 2011-01-18 2012-12-13 계림요업주식회사 삼방밸브의 급수경로 전환에 의한 변기의 세척수 분배장치
JP2013087503A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Lixil Corp 水洗式大便器
JP2021055418A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 Toto株式会社 水洗大便器
JP7362035B2 (ja) 2019-09-30 2023-10-17 Toto株式会社 水洗大便器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5109550A (en) Flush water supply system for toilet stool
US8321968B2 (en) Self-generating bidet
JP3693238B2 (ja) 半自動定量止水装置
JP5618071B2 (ja) 自家発電ビデ
WO2013058149A1 (ja) 水洗式大便器
JP2002294840A (ja) 給水装置
JP2002201691A (ja) 定量止水装置
JP5582312B2 (ja) 自家発電ビデの制御方法
CN207260271U (zh) 一种马桶冲洗控制装置
JP2953002B2 (ja) 便器の洗浄給水装置
JP2005083085A (ja) 水洗便器洗浄装置
JP2833127B2 (ja) 便器の洗浄給水装置
JP2004257095A (ja) 便器洗浄用のタンク装置とそのタンク装置における給水及び排出方法
EP2378015B1 (en) Method for controlling self-generating bidet
JP2002294793A (ja) 給水装置
JP2002294839A (ja) 給水装置
JP2814644B2 (ja) 洗浄給水装置
JP4002593B2 (ja) 給水装置
JP2002294778A (ja) 定量止水装置
CN108978817B (zh) 一种双增流冲洗马桶及其控制方法
JP2637776B2 (ja) 便器の洗浄給水方法
JP4338891B2 (ja) 給水装置
JP2004225494A (ja) 給水装置における発電機能付給電装置
JP2763608B2 (ja) 洗浄給水装置
JP2004257142A (ja) 発電機能付きの弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080212