JP2002289454A - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JP2002289454A
JP2002289454A JP2001092455A JP2001092455A JP2002289454A JP 2002289454 A JP2002289454 A JP 2002289454A JP 2001092455 A JP2001092455 A JP 2001092455A JP 2001092455 A JP2001092455 A JP 2001092455A JP 2002289454 A JP2002289454 A JP 2002289454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁被膜の剥離部分をボビンの端子位置に精
度よく絡げるに好適な巻線装置を提供する。 【解決手段】 回転ヘッド24に回転自在に支持され、
線材Aを繰出す繰出し部27を先端位置に備え、繰出し
部27から繰出す線材AをワークWに巻回する筒状のフ
ライヤ28に、前記フライヤ28に回転可能で且つ繰出
し部27の後端に向かって延在され外部の駆動手段7に
選択的に連結されて回転する中空の回転軸9とこの回転
軸9先端から繰出し部27後端に案内される線材Aを囲
み回転軸9の回転により線材Aに接近作動する絶縁被膜
の剥離手段13とからなり通過する線材Aの絶縁被膜を
剥離する剥離機構1を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線装置に関し、
特に、線材の絶縁皮膜の剥離機構を装備した巻線装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボビンに線材を巻付ける場合に
は、巻始め、または、巻終りに線材をボビンの端子に絡
げ、端子に溶着させる。そして、絡げる線材の絶縁被膜
を予め剥離して、端子と線材との接合に対する信頼性を
高めることができ、絶縁被膜の剥離装置が巻線装置に付
設されている。
【0003】しかし、従来の巻線装置における絶縁被膜
の剥離装置は、巻線機とは別体であり、巻線機に線材を
供給する部位に配置され、フライヤの先端の繰出し部か
らは遠く離れて位置されていた。
【0004】このため、巻終りまでに巻付ける長さが線
材の剥離位置と繰出し部間の距離と等しくなる時点で剥
離装置を通過中の線材の絶縁被膜を剥離し、剥離部位が
線材の巻回に連れて繰出し部に向かって搬送され、繰出
し部が線材を巻終って端子に移動する時に、先に剥離し
た線材の剥離部分が繰出し部から繰出されるようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の巻線装置においては、剥離装置を通過する線材に対
してボビンへの巻終り位置を見込んで剥離を開始するた
め、ボビンへの巻付けが巻終りに向かって進むに連れ、
巻付け周長が変化したり巻付け密度が変化したりするこ
とにより、剥離部分を端子の絡げ位置に正確に一致させ
ることが難しく、しばしば剥離されていない線材部分が
端子に絡げられて半田付けや溶着の際に炭化した絶縁被
膜のカスが周囲に飛散し、また、端子に付着する不具合
があった。
【0006】特に、絶縁被膜の剥離装置と巻付け繰出し
部の位置とが大きく離れている場合には、上記ズレがよ
り一層生じやすい。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、絶縁被膜の剥離部分をボビンの端子位置に
精度よく絡げるに好適な巻線装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、線材を繰
出す繰出し部を軸心から偏心した先端位置に備え、回転
ヘッドに回転自在に支持され、繰出し部から繰出す線材
をワークに巻回するフライヤと、前記フライヤの繰出し
部手前の線材通過経路に配置され、回転軸の回転に伴な
い通過する線材の絶縁被膜を剥離する剥離機構と、剥離
機構に対して選択的に結合して前記回転軸を回転駆動す
る駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
剥離機構は、前記回転軸に配置され線材に接離可能なカ
ッタを回転に伴う遠心力により線材側へ押圧する錘およ
びこのカッタを線材から離反する方向に前記遠心力に対
抗するよう付勢するばねを備えていることを特徴とす
る。
【0010】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記回転ヘッドは、3軸方向に移動可能に3軸移
動手段により支持され、前記フライヤの繰出し部は、回
転を含めて4軸方向に移動可能であることを特徴とす
る。
【0011】第4の発明は、第1ないし第3の発明のい
ずれかにおいて、前記剥離機構の駆動手段は、回転軸に
固定されたローラと、駆動源により回転され且つ前記ロ
ーラに接離可能な駆動ローラとからなることを特徴とす
る。
【0012】第5の発明は、第1ないし第3の発明のい
ずれかにおいて、前記剥離機構の駆動手段は、回転軸に
固定された回転部材と、フライヤと同軸上に回転可能に
配置され前記回転部材に係合するリング部材と、回転ヘ
ッドに設けられ前記リング部材をフライヤに対し相対回
転させる駆動源とからなることを特徴とする。
【0013】第6の発明は、第3の発明において、前記
剥離機構の剥離幅は、フライヤの繰出し部を経由して固
定部材に係止された線材に対して繰出し部の前記4軸方
向の少なくとも一つの軸方向への移動量により調整され
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】したがって、第1の発明では、フライヤ
の繰出し部手前の線材通過経路に、回転軸の回転に伴い
線材の絶縁被膜を剥離する剥離機構を設け、この剥離機
構を駆動手段により回転駆動するようにしたため、剥離
位置と線材を絡げる繰出し部との距離が短縮され、絶縁
被膜の剥離部分を繰出し部から繰出したときワークの端
子位置に精度よく一致させることができ、端子への線材
の半田付け、溶着等が確実に行える。
【0015】従って、従来のように、剥離後に線材が繰
出し部へ移動する途中で弛んだり伸びたりして端子の位
置に正確に位置決めされないことや、整列巻でない場合
には、線材の長さを正確に決められず、正確な位置決め
が難しいという問題を解消できる。
【0016】しかも、剥離手段は回転しながら絶縁被膜
を剥離するため、線材全周の絶縁被膜を剥離でき、端子
への半田付け、溶着をより一層確実にできる。
【0017】第2の発明では、第1の発明の効果に加え
て、剥離機構を線材に接離可能なカッタを回転に伴う遠
心力により線材側へ押圧する錘およびこのカッタを線材
から離反する方向に前記遠心力に対抗するよう付勢する
ばね機構とで構成したため、駆動手段により回転軸を回
転させ、錘に加わる遠心力でカッタを線材側へ押圧する
よう作用し、この押圧力はこれに対抗するようカッタを
付勢するばね機構に受止められ、両者の釣合った位置に
カッタは移動する。駆動手段の回転速度を高めると釣合
い位置がより線材の軸線に近い位置へ変化する。従っ
て、駆動手段の回転数を調整することで上記カッタの回
転中の位置を調整することができる。そして、線材の線
径に対応して駆動手段の回転速度を変更することで、剥
離作動中の線材に無理な押付け力を加えなくすることが
でき、断線や線材の削り取り等を防止できると共に、柔
らかい表面の樹脂層からなる絶縁被膜のみを剥離するこ
とができる。したがって、線材が細い場合にも断線する
ことなく絶縁被膜の剥離を行うことができる。
【0018】第3の発明では、第1または第2の発明の
効果に加えて、繰出し部はフライヤの回転を含めて4軸
方向に移動可能であるため、ワークに一端が係止された
線材を繰出し部から繰出す際、繰出し部を4軸のいずれ
かに移動させるのみでよく、線材の絶縁被膜を所定の長
さで剥離するときにも繰出し部を移動させることで線材
を移動させることができ、線材を送り出すのに別の送り
出し機構を必要としない。
【0019】第4の発明では、剥離機構の駆動手段は別
体で設けられ必要時にのみ剥離機構のローラに接触して
剥離機構を作動させるものであるため、フライヤの回転
部を軽量にでき、その位置決め精度、移動位置精度を向
上でき、また、駆動力を削減できる。
【0020】第5の発明では、剥離機構の駆動手段が常
時剥離機構と連結されているため、フライヤの任意の回
転位置で線材の絶縁被膜を剥離でき、剥離位置を任意に
設定でき、剥離位置精度をより一層向上できる。
【0021】第6の発明では、第3の発明の効果に加え
て、前記剥離機構の剥離幅を繰出し部の4軸方向の少な
くとも一つの軸方向への移動量により調整するため、フ
ライヤの位置決め精度に対応した精度で剥離幅を調整で
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明を適用した巻線装置の一例
の斜視図、図2はその正面図、図3は剥離機構の詳細斜
視図を夫々示し、線材Aの絶縁被膜を剥離する剥離機構
1を備えたフライヤ部2と、ボビン等のワークWを保持
するワーク保持部3と、ワークWの端子W1へ絡げられ
た線材Aと端子W1とを溶着する溶着装置4と、線材A
の抜け落ちを防止する捨て絡げ部5とから構成されてい
る。
【0024】前記フライヤ部2は、ベース6に水平移動
機構21、上下移動機構22、前後移動機構23からな
る3軸移動手段20を介して3次元に位置決めおよび移
動される回転ヘッド24と、この回転ヘッド24に回転
可能に支持した回転体25と、回転体25を駆動する駆
動機構26と、回転体25の前方に固定され先端に線材
Aを案内する繰出し部27を備えたフライヤ28と、フ
ライヤ28内に回転可能に保持されたセンターフォーマ
29と、フライヤ28外周に固定配置された線材絶縁被
膜の剥離機構1と、剥離機構1を駆動する駆動手段7と
から構成されている。
【0025】前記回転ヘッド24を3次元に位置決めお
よび移動させる3軸移動手段20の水平移動機構(X
軸)21、上下移動機構(Z軸)22、前後移動機構
(Y軸)23は、具体的に図示していないが、夫々ガイ
ドレールとスライダとからなる案内機構と、モータ等に
より回転駆動される送りねじおよびナット等とからなる
送り機構とを備えたものであり、夫々直交した第1〜3
軸を構成し、XYZ軸のいずれを第1軸〜第3軸として
設けるかは任意である。
【0026】この回転ヘッド24には回転体25を軸受
け24Aにより回転可能に支持しており、回転ヘッド2
4に固定したフライヤモータ26Aのプーリ26Bと回
転体25に固定したプーリ26Cとの間にベルト26D
を掛け渡して駆動機構26が構成され、駆動機構26に
より回転体25は回転駆動される。
【0027】前記回転体25の端面中心部には線材導入
穴25Aが開口して設けられ、この線材導入穴25Aは
フライヤ28への固定部分の手前で半径方向に次第に湾
曲させて外周に開口され、その開口した部分には線材A
を案内するガイドプーリ25Bを配置している。
【0028】前記フライヤ28は、回転体25に基部の
フランジ28Aが固定されて一体に回転可能であり、筒
状部分28Bの先端は二箇所で斜めに切欠かれて前記線
材導入穴25Aの外周のガイドプーリ25Bの円周方向
位置と一致させて一方の突出端28Cが位置する対向し
た突出端28C、28Dに形成され、この一方の突出端
28Cには線材Aをガイドし繰出す繰出し部27が配置
され、繰出し部27の後方にはガイドプーリ28Eが配
置されている。
【0029】そして、前記繰出し部27は、斜め内方に
向かって傾斜設置され、繰出した線材を、前記駆動機構
26によるフライヤ28の回転によりワークWに巻回で
きる一方、前記3軸移動手段20によってもワークWに
巻回したり絡げたりできる。
【0030】なお、繰出し部27は、線材Aが通過する
ノズル形状に構成されるのが一般的であるが、これに限
られることなく、図示しないが、例えば、ガイドプーリ
により線材Aを案内しながら繰出すよう構成したもので
あってもよい。
【0031】また、前記フライヤ28の突出端28C、
28Dを二箇所に設けているが、一箇所でも差し支えが
なく、また、図示しないが、ワークのスロットに二条に
線材を巻回する際には、二箇所の突出端に線材を繰出す
繰出し部を設けるようにする。
【0032】前記センターフォーマ29は、フライヤ2
8内に軸受け29Aを介して回転自在に配置され、先端
29BはワークWに当接して巻付ける線材AがワークW
のスロットSに円滑に進入するようガイドする形状に形
成されている。
【0033】前記剥離機構1は、前記回転体25の線材
導入穴25Aの外周へ開口した部分のガイドプーリ25
Bとフライヤ28の繰出し部27後方のガイドプーリ2
8Eとの間に位置して設けられ、フライヤ28基部のフ
ランジ28Aとフランジ28Aに固定したブラケット8
とに軸受け8A、8Bを介して回転可能に配置されフラ
イヤ28と平行な軸心を持つ中空の回転軸9と、フラン
ジ28Aおよびブラケット8間の回転軸9に固定した回
転ローラ10とを備えている。
【0034】前記回転軸9の中空穴内には前記回転体2
5の線材導入穴25Aの外周のガイドプーリ25Bから
導かれた線材Aが通過するよう構成され、回転軸9先端
には線材を振れなく繰出すノズル9Aに構成され、この
ノズル9Aから繰出された線材Aはフライヤ28の突出
端28Cに設けたガイドプーリ28Eを経由して繰出し
部27に送られる。
【0035】また、前記剥離機構1は、ブラケット8を
貫通した回転軸9に固定した後方の大円板11Aおよび
先端の小円板11Bを備え、これら大円板11Aおよび
小円板11Bを夫々斜めに貫通して円周方向等角度に配
置した複数の自転可能な各シャフト12の小円板11B
を貫通した先に剥離手段としてのカッタ13を固定し、
同じく各シャフト12の大円板11Aを貫通した後方に
偏芯した位置に重心を持ち回転軸9が所定速度で回転す
る際に作用する遠心力によりシャフト12を自転させカ
ッタ13同士を接近させる錘14を固定して備えてい
る。
【0036】そして、前記各錘14を貫通して設けた各
ピン14Aに係合する半径方向溝15Aを持ち、図示し
ないばねにより各錘14を遠心力に対向して後退方向に
付勢するばね機構15を備えている。
【0037】従って、剥離機構1は、回転軸9の中空穴
先端のノズル9Aから前記ガイドプーリ28Eおよび繰
出し部27内を通って案内される線材Aに対し、回転軸
9が所定速度で回転される際には、前記各錘14に作用
する遠心力はばね機構15の後退作用に対向してシャフ
ト12を自転させ先端に配置したカッタ13同士を接近
させ、通過する線材Aの絶縁被膜を剥離するよう機能す
る。
【0038】また、通過する線材Aの外径に対応して前
記所定回転数は変更され、径の大きい線材Aに対しては
比較的低い所定回転数が設定されてカッタ13同士の接
近を抑制し、径の小さい線材Aに対しては比較的高い所
定回転数を設定してカッタ13同士の接近を大きくす
る。
【0039】前記剥離機構1の駆動手段7は、前記回転
ヘッド24に設けた昇降ガイド16および昇降シリンダ
16Aによりフライヤ28に接近離脱可能に設けたブラ
ケット16Bに取付けた剥離モータ17と、剥離モータ
17により駆動される駆動ローラ17Aとを備えてい
る。
【0040】そして、フライヤ28の回転を停止して剥
離機構1が所定位置に停止され、昇降シリンダ16Aを
作動させて駆動ローラ17Aを剥離機構1の回転ローラ
10に接触させ、剥離モータ17を回転させることで、
剥離モータ17、駆動ローラ17A、回転ローラ10と
回転が伝達され、剥離機構1を剥離作動させる。
【0041】前記ワーク保持部3に保持されるワークW
は、図示例ではモータのロータを対象として示してお
り、線材Aが巻回されて磁極を形成するスロットSを磁
極数だけ備えたアーマチュアAM、および、磁極の数に
応じてスリットにより分割された円筒型のコミュテータ
CMとを出力軸SHに固定して構成されており、コミュ
テータCMの各分割部にはアーマチュアAMの各磁極に
巻回された線材Aの絶縁被膜が剥離された端部が絡げら
れる半径方向に伸びる端子W1が設けられる。
【0042】前記ワーク保持部3は、ベース6下方に固
定した割出モータ30により回転位置が調整される割り
出しテーブル31を備え、ワーク保持治具としてのチャ
ック32を割り出しテーブル31に装着し、ワークWで
あるロータの出力軸SHをチャック32により固定す
る。
【0043】そして、割り出しテーブル31を割り出し
モータ30により割り出し角度位置に回転保持して、所
定の磁極にフライヤ28により巻線されると、次の磁極
の割り出し位置に回転させるよう作動する。
【0044】なお、前記ワーク保持部3は、図示例では
モータのロータを対象として示しているが、これに限定
されるものではなく、他のボビンにも、また、ボビンレ
スのコイルにも適用するよう変更できる。
【0045】前記溶着装置4は、ワークWの端子W1と
絡げられた線材Aとを溶着させるものであり、この溶着
のための溶着ヘッド35と、ベース6に固定され前記溶
着ヘッド35をワークWの端子W1位置に移動させる移
動機構36とを備えている。
【0046】前記溶着ヘッド35は、先端同士が隙間を
もって対向する一対の電極35A、35Bを備え、電極
35A、35B間に、図示しないが、比較的抵抗の高い
金属(タングステン等)を配置して、電極35A、35B
間の隙間に絡げられた線材Aと端子W1を挟んだ状態で
大電流を電極35A、35B間に流すことで電極35
A、35B間の金属に発生する熱により線材Aと端子W
1とを溶着するよう機能する。
【0047】また、移動機構36は、ベース6に固定さ
れたブラケット36Aに、詳細には図示しないが、前後
方向レールによる前後移動機構の第1軸(Y軸)36B
と、昇降レールによる上下移動機構の第2軸(Z軸)3
6Cと、水平レールによる水平移動機構の第3軸(X
軸)36Dとを備えた3軸位置決め機構に構成され、ワ
ーク保持部3に保持されたワークWの端子W1へ前記溶
着ヘッド35を移動可能としている。なお、XYZ軸の
いずれを第1軸〜第3軸として設けるかは任意に設定で
きる。
【0048】前記捨て絡げ部5は、フライヤ28の繰出
し部27から繰出される線材Aが繰出し部27後方に抜
け出ないように線材Aの先端部を絡げておくものであ
り、線材Aが絡げられるピン37を備え、このピン37
は前記溶着装置4の移動機構36の前後移動機構(Y
軸)36Bに設けられた支持台36Eに水平移動機構
(X軸)37Aを付加することで、前記ピン37は前後
方向、および、左右方向の任意位置に移動可能に構成さ
れている。
【0049】次に、巻線装置の巻線動作を説明する。
【0050】先ず、線材Aをフライヤ28の回転体25
の線材導入穴25Aからガイドプーリ25Bで案内し、
剥離機構1の回転軸9内、ガイドプーリ28E、繰出し
部27を通過させた状態で、その先端が捨て絡げ部5の
ピン37に絡げられている。この絡げ動作は、先行する
ワークWへの巻線作業が終了した際に行われる。
【0051】次に、割り出しテーブル31のチャック治
具32に、ワークWであるロータの出力側の出力軸SH
をチャックして保持させ、割り出しモータ30を作動さ
せて線材AのスロットS間の磁極をフライヤ28に正対
するよう割り出し位置に位置決めさせる。このワークW
のセットは、図示しないマニピュレータ(ロボット装
置)により自動的に行い、その回転位置を決めて装着す
ることで第1回目の割り出し動作を省くようにしてもよ
い。
【0052】次いで、フライヤ28をその3軸移動手段
20を作動させてワークWに接近させ、フライヤ28先
端の繰出し部27をコミュテ一夕CMの端子W1に向け
移動させる。
【0053】このフライヤ28の移動に伴い、先端が捨
て絡げ部5のピン37に絡げられている線材Aが剥離機
構1を通過して繰出し部27から繰出され、所定のタイ
ミングにより剥離モータ17により駆動される駆動ロー
ラ17Aが上下シリンダ16Aにより下降されて剥離機
構1の回転ローラ10と接触して駆動し、剥離機構1の
回転軸9を回転させる。
【0054】この回転は大小円板11A、11Bで支持
したシャフト12を回転(公転)させ、且つ、シャフト
12後端の錘14に加わる遠心力に応じてシャフト12
を所定角度だけ自転させ、シャフト12先端のカッタ1
3を通過する線材A表面に接触させ、線材Aの表面の絶
縁被膜をカッタ13各々でヘリカル状に剥離する。
【0055】所定範囲の剥離が完了すると剥離モータ1
7および駆動ローラ17Aは昇降シリンダ16Aで上昇
されて剥離機構1の回転ローラ10から離脱され、上記
被膜剥離が終了する。
【0056】前記剥離範囲の位置および範囲は、フライ
ヤ28の繰出し部27が端子W1に最も接近した時に繰
出し部27から剥離された線材Aが繰出されてくるよ
う、捨て絡げピン37と端子W1との相互の距離関係が
予め測定され、剥離位置が設定され、端子W1に絡める
長さの範囲で剥離範囲が設定され、夫々プログラムに入
力され、上記剥離モータ17および駆動ローラ17Aを
昇降するようにしている。
【0057】そして、線材Aが端子W1に掛かるとフラ
イヤ28の繰出し部27を3軸移動手段20により端子
W1回りに旋回移動させ、端子W1へ線材Aの剥離部分
を絡げ、この絡げ後に、3軸移動手段20によりフライ
ヤ28を移動させ、センターフォーマ29の受け部28
BをアーマチュアAM側面のスロートS間の外周に接触
させる。
【0058】この状態では、センターフォーマ29の外
周はワークWのスロットSに連なる形状となっており、
磁極の中心とフライヤ28の中心とが正対している。
【0059】次いで、ワークWの磁極の当該スロットS
に線材Aを巻き付けるため、フライヤモータ26Aを回
転させ、プーリ26B、26C、ベルト26Dを介して
回転体25を回転させ、フライヤ28の繰出し部27を
磁極の周囲に回転移動させて、磁極のスロットSに線材
Aを巻き付ける。
【0060】この巻付け作業において、センターフォー
マ29は軸受け29Aによりフライヤ28に支持されて
いるため、ワークWへの接触状態を維持し、繰出し部2
7から繰出された線材AをワークWのスロットSにガイ
ドする。
【0061】所定の巻数を巻付けたら、剥離機構1を上
方に位置させてフライヤ28の回転を止め、剥離モータ
17および駆動ローラ17Aを上下シリンダ16Aで下
降させ、駆動ローラ17Aを剥離機構1の回転ローラ1
0に押圧接触させ、剥離モータ17を回転させること
で、剥離機構1のカッタ13を線材Aの周囲で回転さ
せ、錘14の遠心力により線材Aにカッタ13を接触さ
せて、線材Aの絶縁被膜を剥離する。
【0062】上記剥離機構1の作動と連動して、フライ
ヤ28を3軸移動手段20の前後移動機構23(左右移
動機構21でも上下移動機構22でもよい)を作動して
所定量だけ後退(移動すればよい)させることで、線材
Aの所定幅の絶縁被膜を剥離させることができ、所定幅
の絶縁被膜の剥離後、剥離モータ17を上昇させ、剥離
機構1を停止させる。
【0063】次に、ワークWであるロータを割り出しモ
ータ30により割り出しテーブル31を所定角度回転さ
せて、新たに巻線する磁極への巻線位置に位置決めす
る。
【0064】そして、繰出し部27を新たな磁極に対応
するコミュテ一夕CMの端子W1に接近させ、その端子
W1に線材Aを掛け、フライヤ28の繰出し部27を3
軸移動手段20により端子W1回りに移動させ、端子W
1に線材Aを絡げる。
【0065】この時、線材Aの剥離部分が繰出し部27
先端から繰出されるように線材Aの巻終りの位置と今回
絡げようとする端子W1との間隔に相当する位置から絶
縁被膜が剥離されるよう、繰出し部27と剥離機構1の
カッタ13との間隔を考慮して前記前後移動機構23の
所定ストローク中の剥離初めの位置と剥離終り位置とを
設定しており(他の方向の移動機構であってもよい)、
線材Aの剥離部分において端子W1に絡げることができ
る。
【0066】そして、フライヤ28を磁極に正対させて
フライヤ28を回転させ、センターフォーマ29による
ガイドによって磁極のスロットSに所定の巻き数だけ巻
回し、同様に絶縁被膜を剥離し、割り出しテーブル31
を割り出しモータ30により所定角度回転させて新たな
磁極を巻線位置に移動させ、繰出し部27を新たな磁極
に対応するコミュテ一夕CMの端子W1に絡げ、このと
きにも、同様に、線材Aの剥離部分を端子W1に絡げ
る。
【0067】以上の動作を繰り返すことで、順次ワーク
WのスロットSに線材Aを巻き付け、端子W1に線材A
を絡げ、アーマチュアAMの巻線が完了すると、フライ
ヤ28は3軸移動手段20により繰出し部27を捨て絡
げピン37回りを周回移動させて捨て絡げピン37に線
材Aを絡げ、フライヤ28の移動を停止させる。
【0068】そして、溶着ヘッド35を3軸移動機構3
6により移動させて、各絡げられたコミュテータCMの
各端子W1と線材Aとの溶着を行ない、一連の作業を終
了し、ワークWはチャック32から取り外され、次工程
に搬送される。
【0069】以上の実施の態様においては、以下の効果
を奏する。
【0070】剥離機構1は、フライヤ28に回転可能で
且つ繰出し部27の後端に向かって延在され外部の駆動
手段7に選択的に連結されて回転する中空の回転軸9と
この回転軸9先端から繰出し部27後端に案内される線
材Aを囲み回転軸9の回転により線材Aに接近作動する
絶縁被膜の剥離手段13とからなり通過する線材Aの絶
縁被膜を剥離するため、剥離位置と剥離した線材Aを繰
出す繰出し部27との距離が短縮でき、線材の剥離部分
を繰出し部27から繰出したときワークWの端子W1位
置に精度よく一致させることができ、端子W1への線材
Aの半田付け、溶着等が確実に行える。
【0071】従って、従来のように、被膜剥離後の線材
が、繰出し部へ移動する途中で弛んだり、伸びたりし
て、その剥離部分が端子の位置に正確に位置決めされな
いことや、整列巻でない場合には、線材の長さを正確に
決められず、正確な位置決めが難しいという問題を解消
できる。
【0072】そして、剥離手段13は、線材A回りを回
転しながら絶縁被膜を剥離するため、線材A全周の絶縁
被膜を剥離することができ、端子W1への半田付け、溶
着をより一層確実にできる。
【0073】また、剥離機構1を線材Aに接離可能なカ
ッタ13を回転に伴う遠心力により線材A側へ押圧する
錘14およびこのカッタ13を線材Aから離反する方向
に前記遠心力に対抗するよう付勢するばね機構15とで
構成したため、駆動手段7により回転軸9を回転させ、
錘14に加わる遠心力でカッタ13を線材A側へ押圧す
るよう作用し、この押圧力はこれに対抗するようカッタ
13を付勢するばね機構15に受止められ、両者の釣合
った位置にカッタ13は移動する。駆動手段7の回転速
度を高めると釣合い位置がより線材Aの軸線に近い位置
へ変化する。従って、駆動手段7の回転数を調整するこ
とで上記カッタ13の回転中の位置を調整することがで
きる。そして、線材Aの線径に対応して駆動手段7の回
転速度を変更することで、剥離作動中の線材Aに無理な
押付け力を加えなくすることができ、断線や線材の削り
取り等を防止できると共に、柔らかい表面の樹脂層から
なる絶縁被膜のみを剥離することができる。したがっ
て、線材Aが細い場合にも断線することなく絶縁被膜の
剥離を行うことができる。
【0074】また、繰出し部27は3軸移動手段20に
よりフライヤ28の回転を含めて4軸方向に移動可能に
設けられるため、ワークWに一端が係止された線材Aを
繰出し部27から繰出す際、繰出し部27を4軸のいず
れかに移動させるのみでよく、線材Aの絶縁被膜を所定
の長さで剥離するときにも繰出し部27を移動させるこ
とで線材Aを移動させることができ、線材Aを送り出す
のに別の送り出し機構を必要としない。
【0075】また、線材Aの剥離幅は、繰出し部27の
4軸方向の少なくとも一つの軸方向への移動量により調
整できるため、フライヤ28の位置決め精度に対応した
精度で剥離幅を調整できる。
【0076】また、剥離機構1は、駆動手段7としての
剥離モータ17、駆動ローラ17Aを別体に備えている
ため、フライヤ28の回転部を軽量にでき、その位置決
め精度、移動位置精度を向上でき、また、駆動力を削減
できる。
【0077】図4は、本発明の他の実施の態様の巻線装
置の斜視図、図5は正面図を夫々示し、図1〜3に示す
巻線装置においては、フライヤ28の所定回転位置にお
いてのみ剥離機構1が駆動可能となる制約がある駆動手
段7であるのに対し、本態様では、その制約を取り除
き、フライヤ28の回転位置に関わりなく何時でも剥離
機構1を作動できる駆動手段39としたもので、図1〜
3に示す巻線装置と同一部品には同一符号を付して説明
する。
【0078】即ち、剥離機構1の回転ローラ10はかさ
歯車40(直歯のみならず、曲がり歯でも可)に変更さ
れ、このかさ歯車40に噛み合う歯をもつリングギヤ4
1を回転体25外周に軸受け43を介して回転可能に支
持し、このリングギヤ41に一体にプーリ44を設け、
回転ヘッド24に固定した図示しないクラッチ内蔵の剥
離モータ45の駆動プーリ46と前記リングギヤ41の
プーリ44とをベルト47で巻き掛けしている。
【0079】そして、剥離モータ45に内蔵されたクラ
ッチを開放しておくことで、リングギヤ41とかさ歯車
40との噛み合い位置が変化せずにリングギヤ41が回
転体25と一体となって回転し、ベルト47およびプー
リ44、46は空転する状態とでき、剥離機構1を作動
させないようにできる。
【0080】また、剥離機構1を作動させる場合には、
上記剥離モータ45に内蔵のクラッチを締結して剥離モ
ータ45を駆動することで、ベルト47を介してリング
ギヤ41を回転体25に対して相対回転させ、噛み合っ
ているかさ歯車40を回転させ、フライヤ28の回転位
置に拘束されることなく回転軸9を回転させることがで
きる。
【0081】なお、上記例では、かさ歯車40とリング
ギヤ41とを組合わせているが、これに限られず、図示
しないが、ピニオンギヤとリングギヤとの組合わせ、摩
擦ローラとリングローラの組合わせであってもよい。
【0082】この実施の態様においては、図1に示す実
施の態様により得られる効果に加えて、剥離機構1が常
時リング部材としてのリングギヤ41、および、プーリ
44、46を介して剥離モータ45に連結しているた
め、剥離機構1はフライヤ28の任意の回転位置で線材
Aの絶縁被膜を剥離でき、剥離位置を任意に設定でき、
剥離位置精度をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す巻線装置の斜視図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく剥離機構の拡大斜視図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す巻線装置の斜視
図。
【図5】同じく正面図。
【符号の説明】
A 線材 W ワーク W1 端子 1 剥離機構 2 フライヤ部 3 ワーク保持部 4 溶着装置 5 捨て絡げ部 6 ベース 7、39 駆動手段 9 回転軸 10 回転ローラ 11 円板 12 シャフト 13 カッタ(剥離手段) 14 錘 15 ばね機構 17、45 剥離モータ 17A 駆動ローラ 20 3軸移動手段 21 水平移動機構 22 上下移動機構 23 前後移動機構 24 回転ヘッド 25 回転体 26 駆動機構 27 繰出し部 28 フライヤ 29 センターフォーマ 30 割り出しモータ 31 割り出しテーブル 32 チャック 35 溶着ヘッド 36 3軸移動機構 37 捨て絡げピン 40 かさ歯車 41 リングギヤ(リング部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を繰出す繰出し部を軸心から偏心し
    た先端位置に備え、回転ヘッドに回転自在に支持され、
    繰出し部から繰出す線材をワークに巻回するフライヤ
    と、 前記フライヤの繰出し部手前の線材通過経路に配置さ
    れ、回転軸の回転に伴い通過する線材の絶縁被膜を剥離
    する剥離機構と、剥離機構に対して選択的に結合して前
    記回転軸を回転駆動する駆動手段とを備えたことを特徴
    とする巻線装置。
  2. 【請求項2】 前記剥離機構は、前記回転軸に配置され
    線材に接離可能なカッタを回転に伴う遠心力により線材
    側へ押圧する錘およびこのカッタを線材から離反する方
    向に前記遠心力に対抗するよう付勢するばね機構を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ヘッドは、3軸方向に移動可能
    に3軸移動手段により支持され、 前記フライヤの繰出し部は、回転を含めて4軸方向に移
    動可能であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離機構の駆動手段は、回転軸に固
    定されたローラと、駆動源により回転され且つ前記ロー
    ラに接離可能な駆動ローラとからなることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の巻線装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離機構の駆動手段は、回転軸に固
    定された回転部材と、フライヤと同軸上に回転可能に配
    置され前記回転部材に係合するリング部材と、回転ヘッ
    ドに設けられ前記リング部材をフライヤに対し相対回転
    させる駆動源とからなることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載の巻線装置。
  6. 【請求項6】 前記剥離機構の剥離幅は、フライヤの繰
    出し部を経由して固定部材に係止された線材に対して繰
    出し部の前記4軸方向の少なくとも一つの軸方向への移
    動量により調整されることを特徴とする請求項3に記載
    の巻線装置。
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