JP2002287204A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002287204A
JP2002287204A JP2001090718A JP2001090718A JP2002287204A JP 2002287204 A JP2002287204 A JP 2002287204A JP 2001090718 A JP2001090718 A JP 2001090718A JP 2001090718 A JP2001090718 A JP 2001090718A JP 2002287204 A JP2002287204 A JP 2002287204A
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camera
release
release operation
camera body
photographing
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Application number
JP2001090718A
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English (en)
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Takeyoshi Iguchi
竹喜 井口
Shigeki Yanaka
茂樹 谷中
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手の大きさの違いや利き手の違いといった個
人差や撮影の仕方等々の撮影者の要望に応え、シャッタ
ーレリーズ操作を簡単に行えるようにしたカメラを提供
する。 【解決手段】 カメラ本体上にレリーズ操作部を備えた
カメラにおいて、レリーズ操作部がカメラ本体上の所定
領域内に配置され、且つ、所定領域内の複数位置でレリ
ーズ操作が可能であるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀塩カメラ、デジタ
ルスチルカメラ、レンズ付フィルムやビデオカメラ等の
画像を撮影する装置に関し、特に撮影者の手の大きさ、
利き手等に起因した要望に基づいて、撮影を実行するた
めのシャッターレリーズ操作を簡単に行うことができる
シャッターレリーズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀塩カメラ、デジタルスチルカメ
ラ、レンズ付フィルムやビデオカメラ等において(以
下、これらを総称して単にカメラという)、静止画撮影
時にシャッターを切るためのシャッターレリーズ操作
(以下、単にレリーズ操作と称する場合もある)は、カ
メラ本体の外装上、正面(撮影レンズが取り付けられて
いる面)から見て上面左側近傍に配置されているレリー
ズボタン(或いはレリーズスイッチ)を、直接、指で押
圧操作するか、その他では、カメラ本体に取り付けられ
るレリーズ用のケーブルやリモコン等を使って操作して
いる。
【0003】しかしながら、ケーブルを使ったレリーズ
操作は、カメラが三脚等で固定されているような場合に
使用するのは便利であるが、気軽にスナップ写真等を撮
影しようとする場合に、わざわざケーブルを取り付けて
撮影するのは手間がかかって面倒であるし、またリモコ
ン使用については、記念撮影等において撮影者自らが被
写体となるような場合に遠隔操作で撮影できる点では便
利ではあるが、撮影者が撮影者以外の被写体を撮影する
時に、片手でカメラを保持しファインダーで被写体を確
認しながら、もう一方の手でリモコンを操作して撮影す
るのは非常に煩わしい。
【0004】それ故、撮影者がこれらケーブルやリモコ
ンを用いて撮影を行うのは比較的特殊な場合であり、一
般的な撮影を行おうとする場合には、カメラ本体に配置
されているレリーズボタンを押圧操作して撮影する場合
が圧倒的に多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカメ
ラにおいて配置されているシャッターレリーズボタンは
レンズ正面から見てカメラ本体の上面左側に設けられて
いることが多い。これは、右利きの人が右手でカメラ本
体を保持し、そのままレリーズ操作を行うことが多いこ
とに起因している。すなわち、従来のカメラは、右利き
の撮影者が右手でカメラを保持し、右手でカメラ操作を
し易いように設計されている。
【0006】しかし、このような位置にレリーズボタン
が配置されていると、左利きのユーザーが左手でカメラ
を保持しレリーズ操作を行おうとした場合には非常に不
便であり、特に、右手が不自由なユーザーは、左手でカ
メラ本体を保持すると共にレリーズ操作も左手で行わざ
るを得ない。ケーブルやリモコンを使って左手でレリー
ズ操作することも考えられるが、上述したように操作性
に問題がある。
【0007】そこで、こうしたユーザーが従来のカメラ
を使って左手のみで撮影する場合は、カメラ本体を上下
反転させた状態にし、左手でカメラを保持し、左手でレ
リーズ操作を行うが、この時にレリーズボタンはカメラ
本体の下面に位置することになる。しかし、この時、レ
リーズ操作は左手の親指で押し上げるようにしなければ
ならず、非常に操作しずらいばかりか、レリーズ操作の
ために親指がカメラ本体から離れることになり、手ぶれ
が発生しやすくなるという問題もあった。
【0008】この問題を解決するためには、左手でレリ
ーズ操作しやすいようにレンズ正面から見てカメラ本体
の上面右側にレリーズボタンを配置すれば良いが、メー
カーにとっては右手レリーズ用のカメラの他に、左手レ
リーズ用のカメラを製造するために新たに金型等の費用
が発生し、カメラのコストアップにつながるので、結局
はユーザーにとっても好ましくない。
【0009】また、右手でも左手でもレリーズ操作しや
すいように、レンズ正面から見てカメラ本体の上面左側
と上面右側の両方にレリーズボタンを配置すれば左利き
用のカメラのために新たに金型を作る必要はなくなる
が、レリーズ操作のための部品数が増えることになるの
で、やはりコスト的に好ましくない。また更に、ズーム
撮影(変倍撮影)が可能なカメラの場合には、レンズに
駆動を指示するズームレバーやズームスイッチ・ボタン
等の変倍用操作部を設ける必要があるが、これらの操作
部も左手用に加えなければならず、やはり製造上コスト
アップにつながる。
【0010】しかも、フィルムの自動巻き上げ機構がつ
いていないフィルムカメラの場合、一般にフィルムの巻
き上げノブはカメラ背面から見て右上方に配置されてい
る。そのため、上記のような誤動作等の問題をクリアし
てレリーズボタンをカメラの上面左側と上面右側の両方
に配置しても、カメラ背面右上方に配置されている巻き
上げノブの巻き上げ操作は、左手のみで撮影のための全
ての操作をしようとしているユーザにとって極めて困難
なものであり、その上、フィルムの巻き上げノブは、レ
リーズボタンと違って左右両方に配置することもできな
いために、結局、レリーズ操作を含む撮影操作を全て左
手のみで行うことは困難なものであった。
【0011】また、同じ右利きの撮影者であっても人に
よって手の大きさの違いや、怪我等のためにレリーズ操
作する指が限られている等の個人差がある。そのため、
例えば極端に手の小さい撮影者や人差し指が使えない撮
影者の場合は、右利き用のレリーズシャッターボタンで
あっても操作し難いという問題があった。
【0012】更に、従来のカメラには次のような問題も
あった。カメラを横撮り(ランドスケープ撮影)から縦
撮り(ポートレート撮影)に持ち替えて撮影する場合が
あるが、縦撮りを行うときにカメラを保持(ホールド)
したまま、カメラ本体の上面に設けられているレリーズ
ボタンを操作することは、人間工学上の観点から見て
も、撮影者にとって非常に困難な操作であり、事実、本
発明者がユーザーが撮影に失敗した写真について調査・
分析を行った結果でも、カメラの不安定さを補うために
添えられた撮影者の左手の指が撮影レンズの縁にかかり
写真中に写し込まれるという失敗例は、縦撮り撮影時の
発生率が非常に高いことが分かった。
【0013】特開平5−313225号公報には、レリ
ーズボタンをカメラ本体の上面のほぼ全面に配置したカ
メラ、及び、レリーズボタンをカメラ本体の上面で移動
可能に構成したカメラが記載されている。これらのカメ
ラによれば、撮影者のカメラの持ち方や手の大きさと言
った個人差に関わらず、所望の位置でのレリーズ操作を
行うことができるようにはなる。
【0014】しかしながら、この公報に記載されている
カメラは、前者はレリーズボタンの面積が大きいため
に、意図せずレリーズボタンに触れてしまった場合に誤
撮影が行われるという問題があるが、この問題に対して
何ら対策がとられておらず、また後者は、撮影者による
レリーズボタンの位置変更の設定が、通常は一度設定さ
れれば、その後は頻繁に行われるものではないにも関わ
らず、常にレリーズボタンの移動機構によってカメラ本
体の上面が占められているため、レリーズボタン以外の
他のスイッチ等の配置に関してカメラ本体の上面を使用
することができず、カメラの小型化の阻害要因になるば
かりか、レリーズ移動機構の部品点数も多く故障の原因
やコスト高につながる可能性もある。
【0015】しかも、この公報に記載されているカメラ
のレリーズボタンは、カメラ本体の上面でレリーズボタ
ンを移動するものであるため、上述した縦撮り撮影時の
操作の困難性は解消されていない。
【0016】特開平5−66461号公報にも、レリー
ズボタンをカメラ本体の上面で移動可能に構成したカメ
ラが記載されている。このカメラによれば、撮影者のカ
メラの持ち方や手の大きさと言った個人差に関わらず、
所望の位置でのレリーズ操作を行うことができるように
はなる。
【0017】しかしながら、この公報に記載されている
カメラは、カメラ本体上にレリーズボタンを移動させる
ためのガイド溝を形成するため、このガイド溝からカメ
ラ本体内に埃等が入る可能性があり、精密機器及び光学
機器であるカメラとして問題がある。
【0018】しかも、この公報に記載されているカメラ
のレリーズボタンは、カメラ本体の上面でレリーズボタ
ンを移動するものであるため、やはり、上述した縦撮り
撮影時の操作の困難性は解消されていないばかりか、上
面の広い偏平なフォルムのため人間工学上から見て縦撮
り撮影には全く不向きである。
【0019】また特開平5−313247号公報や特開
平6−75282号公報には、レリーズボタンとして、
横撮り撮影用のレリーズボタンと縦撮り撮影用のレリー
ズボタンの2つが設けられたカメラが記載されている。
これらの公報に記載されているカメラによれば、横撮り
・縦撮りといった撮影の仕方に応じた位置でレリーズ操
作をすることは可能となるが、依然として左利きの撮影
者に対応することができず、もし仮に対応する場合に
は、更に左利き用の横撮り撮影用のレリーズボタンと左
利き用の縦撮り撮影用のレリーズボタンを設けることに
なり、その構造上、部品点数が増えてコスト的に好まし
くない。その上、これらのカメラにおいては、カメラ本
体上の比較的離れた2箇所に各レリーズボタンが配置さ
れ、しかも、例えば横撮り撮影を行っている時には縦撮
り撮影用のレリーズボタンは使われることはない。それ
故、撮影者は横撮り撮影時においても、カメラを保持す
る指等によって不用意に誤って縦撮り撮影用のレリーズ
ボタンが押されたりしないよう、常に注意を払わなけれ
ばならず煩わしい。
【0020】そこで本発明の目的は、コストアップなく
上述した問題を解決し、手の大きさの違いや利き手の違
いといった個人差や、横撮りや縦撮りといった撮影の仕
方等々に因らず、シャッターレリーズ操作を簡単に行え
るようにしたカメラを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係るカメラは、カメラ本体上の少なくとも撮影レン
ズが配置されている面上に、撮影者がレリーズ操作を行
うための所定領域を設定し、前記所定領域内の複数の位
置で前記レリーズ操作を行えるようにしたことを特徴と
する。
【0022】また、上記課題を解決する本発明に係るカ
メラは、カメラ本体上に少なくとも1つのレリーズ操作
部を備えるカメラにおいて、前記1つのレリーズ操作部
上の少なくとも2箇所でレリーズ操作が可能であり、前
記1つのレリーズ操作部における前記2箇所のどちらの
箇所がレリーズ操作された時にも撮影を可能としたこと
を特徴とする。
【0023】また、上記課題を解決する本発明に係るカ
メラは、カメラ本体上に少なくとも1つのレリーズ操作
部を備えるカメラにおいて、前記1つのレリーズ操作部
は少なくとも2方向にレリーズ操作可能に構成され、前
記レリーズ操作部は前記2方向のどちらの方向にレリー
ズ操作された時にも撮影を可能としたことを特徴とす
る。
【0024】また、上記課題を解決する本発明に係るカ
メラは、カメラ本体上に、撮影者が撮影を行うために押
圧操作する押圧部を供えたカメラにおいて、前記押圧部
を複数備え、どの押圧部が押圧操作された時にも撮影可
能とし、且つ、前記複数の中の1つである第1の押圧部
の押圧操作方向と、他の1つである第2の押圧部の押圧
操作方向のそれぞれに、互いに反対方向のベクトル成分
が含まれていることを特徴とする。
【0025】なお、本発明においてレリーズ操作部と
は、撮影のためのシャッタレリーズを実行するために撮
影者が操作する部材を称し、押圧するボタンタイプのも
のや、撮影のために所定の方向にスライドするスライド
スイッチタイプのもの、複数の部材が一体的にユニット
化されたタイプのものを含み、例えば、カメラを保持す
るためのグリップ部に取り付けられているようなものも
含まれる。
【0026】また、本発明においてカメラ本体とは、撮
影を行うカメラの構成から、レリーズ操作部を除いた構
成を言う。また、本発明においてカメラ本体上の所定領
域とは、カメラ本体上において撮影者がレリーズ操作を
行い得る領域として予め確保されている1つのまとまっ
た領域を称し、以下に説明するように、円形状、長方形
状、ベルト形状等々、その形状は問わず、例えば、レリ
ーズ操作部がカメラを保持するためのグリップ部に取り
付けられている場合は、このグリップ部が占める領域を
言う。以下の説明においては、この所定領域をレリーズ
エリアと称する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は第1の実施形態を示す図
である。
【0028】図示されているように、この実施形態にお
いてはカメラ本体1上に、撮影レンズ3とファインダ窓
4とストロボ5とが備えられている。これらの構成に関
しては公知のカメラの撮影レンズ、ファインダ窓、スト
ロボ機構を使用することができる。また、カメラがデジ
タルスチルカメラである場合には、更にカメラ本体1の
背面に液晶パネル等で構成されたファインダ表示部を備
えるようにしても良い。
【0029】符号7は一体的に成形されているレリーズ
スイッチであり、カメラ本体1の前面の平面に対して凸
上に突出した形状で構成されているため、カメラ本体1
を保持する際のグリップ部としても利用することがで
き、わざわざグリップ部を設ける必要がないため部品点
数を削減できる。
【0030】なお、本実施形態においては、レリーズス
イッチ7が本発明のレリーズ操作部を構成し、また、レ
リーズスイッチ7の占める長方形状の面(領域)がレリ
ーズエリアに相当する。
【0031】撮影時には、撮影者はレリーズスイッチ7
を図中Yの+−のどちらかの方向にスライドすることに
よって撮影が行われる。図1において、カメラは、右利
きの撮影者がカメラを横に構えて横撮り撮影(ランドス
ケープ撮影)を行うのに適した状態を示している。すな
わち図1において第1押圧部7aの位置は、カメラ本体
1の正面の向かって左上側に位置しているため、右利き
の撮影者は右手でカメラ本体1を保持し、その人差し指
で第1押圧部7aを押下すれば良いため操作性は良好で
ある。
【0032】それ故、撮影者が右利きである場合には、
右手でカメラ本体を保持するとともに右手の人差し指を
レリーズスイッチ7における第1押圧部7aに載せ、押
圧部7aを図中Y−方向に押し下げることによってシャ
ッターレリーズ(撮影)が行われる。
【0033】レリーズスイッチ7は、レリーズ操作によ
って、一旦、Y−方向にスライドするが、図示しないバ
ネ等の弾性力により、自動的にY+方向にスライドして
初期位置に復帰するように構成しておくことが好まし
い。
【0034】本実施形態においてレリーズスイッチ7
は、従来のようなカメラ本体1の上面にではなく、カメ
ラ本体正面の平面上の決められた範囲内に配置されてい
る。それ故、左手で撮影を行おうとする場合、後述する
図12と同様にカメラ本体1の上下を反転させて天地逆
にして左手でカメラ本体を保持し、左手の親指以外の指
(例えば中指)でレリーズスイッチ7を操作することが
可能であるため、この状態でも、前述した利き手に関す
る従来技術の問題点は解決されている。
【0035】しかしながら、本実施形態においては、更
に、レリーズスイッチ7を図中Y+方向にスライドする
ことによっても撮影が可能であるため、より一層、左手
によるレリーズ操作が容易となる。
【0036】すなわち、撮影者が左手で撮影を行う場合
は、カメラ本体1を天地逆に保持し、この状態では、第
2押圧部7bの位置は、カメラ本体1の正面の向かって
右上側に位置していることになるから、左手の人差し指
をレリーズスイッチ7の第2押圧部7bに載せ、押圧部
7bを図中Y+方向に押し下げることによって撮影を行
うことが可能になる。
【0037】従来のカメラにおいては、一つのレリーズ
ボタンについて、カメラ本体に対する押圧操作方向は一
方向のみであったが、この実施形態のカメラにおいて
は、レリーズスイッチ7は前述した長方形状のレリーズ
エリア内で、少なくとも2方向に押圧操作するようにし
ているため、カメラ本体1を天地逆に持った場合(すな
わち左手で持った場合)でも、カメラ本体1に対して押
し下げる方向にレリーズスイッチ7を操作できる。その
ため、撮影者にとっては、利き手に関わらず、より確実
な操作感が生まれ、手ぶれ等のレリーズ操作ミスが少な
くなるとともに、レリーズ操作自体も簡単になる。
【0038】また、縦撮り撮影を行う場合は、撮影者が
右利きの場合は、右手でカメラ本体1を鷲掴みしたよう
な状態(握りこむ状態)で縦向きに保持し、右手の人差
し指で第2押圧部7bを操作して撮影を行うことが可能
である。もし撮影者が左利きの場合は、左手で同様にカ
メラ本体1を縦向きに保持し、左手の人差し指で第1押
圧部7aを操作して撮影を行うことができる。
【0039】つまり、本実施形態によれば、横撮り撮影
の時と縦撮り撮影の時とで、レリーズ操作する位置を変
えることができ、この結果、撮影の仕方に応じて無理の
無い方向にレリーズスイッチ7を操作することができる
ようになったため、撮影時の操作性を撮影の仕方によら
ず向上させることができる。
【0040】そして、撮影者は、撮影の仕方によらず決
められたレリーズエリア内で複数の方向にレリーズ操作
を行うのであるから、前述した特開平5−313247
号公報や特開平6−75282号公報のように、横撮り
撮影時に不用意に誤って縦撮り撮影用レリーズボタンを
押さないよう注意を払う必要がなくなる。
【0041】なお、図示しない設定スイッチにより、予
め、2方向の内のどちらか(例えばY−方向)にレリー
ズ操作されたときのみに撮影が行われるようにしておい
ても良い。例えば、縦撮り撮影を行うことがなく、しか
もカメラを使用する撮影者の利き手が限定されているよ
うな場合には、意図せず他方向にレリーズ操作された場
合の誤撮影を防止するためにも、予め、レリーズ操作方
向を決めて設定できるよう構成されていることが望まし
い。
【0042】この設定の際の設定スイッチ、設定した内
容を記憶する不揮発メモリ、当該メモリに設定内容を書
き込むためのプログラム、当該メモリに設定された方向
に操作された時のみ撮影を許可するプログラム等によ
り、本発明のレリーズ方向設定手段が構成される。
【0043】また、レリーズスイッチ7を図中X方向に
対してもスライド操作可能に構成し、ズームスイッチと
して兼用することが好ましい。この場合、X−方向に操
作された場合に、撮影レンズ3がズーム撮影を行うため
にテレ側に駆動され、X+方向に操作された場合にワイ
ド側に戻るように駆動するように構成しても良いが、一
度目にX+方向に操作された場合に、撮影レンズ3がズ
ーム撮影を行うためにテレ側に駆動され、二度目にX+
方向に操作された場合にワイド側に戻るように駆動する
ように構成しても良い。レリーズスイッチ7をグリップ
部として利用とする場合、レリーズスイッチ7はX−方
向に引かれる状態になるから、ズーム撮影のための操作
はX+方向の一方向のみとした方が、誤ってレンズをズ
ーム作動させる可能性を少なくすることができる。
【0044】どちらの場合でも、図示しないバネ等の弾
性力により、レリーズスイッチ7をXの一方向にスライ
ド操作すると、自動的に逆方向にスライドして初期位置
に復帰するように構成しておくことが好ましい。
【0045】図2は第2の実施形態を示す図である。第
2の実施形態においては、レリーズ操作本体部8は、第
1レリーズボタン81、第2レリーズボタン82とは別
部材として構成されており、撮影者は、本発明において
押圧部を構成する第1レリーズボタン81、第2レリー
ズボタン82のどちらかを図中Y+−のどちらかの方向
に押圧操作することにより撮影が行われる。
【0046】すなわち、第2の実施形態では、撮影者が
撮影のために第1レリーズボタン81又は第2レリーズ
ボタン82のどちらかを押圧しても、レリーズ操作本体
部8自体はY方向にスライド移動しないため、第1の実
施形態よりも、レリーズ操作部の構成を簡素化すること
ができ、また第1の実施形態と同様、カメラ本体1の前
面の平面に対して凸上に突出してカメラ本体1を保持す
る際のグリップ部として利用することもができる。
【0047】なお、本実施形態においては、レリーズ操
作本体部8、第1レリーズボタン81及び第2レリーズ
ボタン82の3部材で本発明のレリーズ操作部を構成
し、また、この3部材で占める長方形状の面(領域)が
レリーズエリアに相当する。
【0048】そして、撮影者は利き手や縦撮り撮影等の
撮影の仕方に応じて、第1レリーズボタン81又は第2
レリーズボタン82のどちらかを押圧操作することで撮
影が行われる。第1の実施形態と同様に、レリーズ操作
本体部8を第1レリーズボタン81、第2レリーズボタ
ン82と一体的に、図中X方向に移動可能に構成し、ズ
ームスイッチとして兼用させても良い。
【0049】また、図示しない設定スイッチにより、予
め、2方向の内のどちらか(例えばY−方向)にレリー
ズ操作されたときのみにシャッタレリーズが行われるよ
うにしておいても良い。この設定の際の設定スイッチ、
設定した内容を記憶する不揮発メモリ、当該メモリに設
定内容を書き込むためのプログラム、当該メモリに設定
された方向に操作された時のみ撮影を許可するプログラ
ム等により、本発明のレリーズ方向設定手段が構成され
る。
【0050】図3は第3の実施形態を示す図である。第
2の実施形態と同様、レリーズ操作本体部9は第1レリ
ーズボタン91、第2レリーズボタン92と別部材とし
て構成され、撮影者が撮影のために第1レリーズボタン
91、第2レリーズボタン92を図中Y+−のどちらか
の方向に押圧しても、レリーズ操作本体部9自体はY方
向に対してスライドしない。
【0051】なお、本実施形態においては、レリーズ操
作本体部9、第1レリーズボタン91及び第2レリーズ
ボタン92の3部材で本発明のレリーズ操作部を構成
し、また、この3部材の占める円形状の面(領域)がレ
リーズエリアに相当し、また第1レリーズボタン91、
第2レリーズボタン92のそれぞれは本発明の押圧部に
相当する。
【0052】そして、撮影者は利き手や撮影の仕方に応
じて、第1レリーズボタン91又は第2レリーズボタン
92のどちらかを押圧操作することで撮影が行われる。
一方、レリーズ操作本体部9を図中Z+−のどちらかの
方向に回転させたときにズームスイッチとして機能し、
例えばZ+方向に回転させたときは撮影レンズ3がズー
ム撮影のためのテレ側に駆動され、Z−方向に回転させ
たときはワイド側に戻るように駆動される。またレリー
ズ操作本体部9は、前述の実施形態と同様、カメラ本体
1の前面の平面に対して凸上に突出してカメラ本体1を
保持する際のグリップ部として利用することもができ
る。
【0053】また、図示しない設定スイッチにより、予
め、2方向の内のどちらか(例えばY−方向)にレリー
ズ操作されたときのみにシャッタレリーズが行われるよ
うにしておいても良い。この設定の際の設定スイッチ、
設定した内容を記憶する不揮発メモリ、当該メモリに設
定内容を書き込むためのプログラム、当該メモリに設定
された方向に操作された時のみ撮影を許可するプログラ
ム等により、本発明のレリーズ方向設定手段が構成され
る。
【0054】図4〜図6は第4の実施形態を示す図であ
る。この実施形態は、前述した第1の実施形態(図1参
照)において、カメラ本体1の正面にスライドカバー7
0が設けられ、レリーズスイッチ7をこのスライドカバ
ー70上に配置したものである。この場合、レリーズス
イッチ7は撮影時のグリップ部として利用することが可
能であるばかりか、スライドカバー開閉時にスライドカ
バー70に指をかけるための部材としても利用すること
ができる。
【0055】図4及び図5に図示されるように、スライ
ドカバー70は図中X方向にスライドし、不使用時には
カメラ本体1上の少なくとも撮影レンズ3をカバーして
いる。
【0056】スライドカバー70には図示しない電源ス
イッチが接続されており、図中X−方向にスライドする
と、自動的にカメラ本体1の電源が入り、不使用時には
カメラ本体1内に沈胴していた撮影レンズ3が繰り出さ
れ、撮影可能状態となる。
【0057】一方、スライドカバー70を図中X+方向
にスライドすると、自動的にカメラ本体1の電源がOF
Fとなり、撮影レンズ3はスライドカバー70に当たら
ないようカメラ本体1内に沈胴する。
【0058】なお、本実施形態においては、レリーズス
イッチ7が本発明のレリーズ操作部を構成し、また、撮
影可能な状態(図4)においてレリーズスイッチ7の占
める長方形状の面(領域)がレリーズエリアに相当し、
また第1押圧部7a、第2押圧部7bがそれぞれ本発明
の押圧部に相当する。
【0059】図6は、スライドスイッチ7のY方向のス
ライド(すなわちレリーズ操作)を、スライドカバー7
0を介してカメラ本体1に伝達するための機構の一例で
ある。
【0060】スライドカバー70は、スライドカバー7
0から伸びた脚部71が図示しないカメラ本体1上の案
内溝に嵌着されることにより、カメラ本体1に対するX
方向へのスライドが案内されるとともに、カメラ本体1
からの脱落が防止されている。
【0061】一方、スライドスイッチ7は、スライドス
イッチ7から伸びた脚部7gが図示しないスライドカバ
ー上の案内溝に嵌着されることにより、スライドカバー
70に対するY方向へのスライドが案内されるととも
に、スライドカバー70からの脱落が防止されている。
【0062】スライドスイッチ7とスライドカバー70
との間にはスイッチ部材7dが配置され、このスイッチ
部材7dの頭部7iはバネ7eによってスライドスイッ
チ7の内側に形成された斜面に当接するように付勢され
ている。一方、スイッチ部材7dの脚部7hは、スライ
ドカバー70上に開けられている孔部72を貫通して、
カメラ本体1に到達可能に構成されている。
【0063】そして、カメラ使用状態(図4参照)で、
スライドカバー70の孔部72に対向するカメラ本体1
の位置には、内部に伝達部材7fが配置されている孔部
7cが設けられている。
【0064】以上のように構成されているので、カメラ
使用状態(図4)でスライドスイッチ7を図中Y方向の
どちらかにスライドすると、スイッチ部材7dの頭部7
iが当接しているスライドスイッチ7内側の斜面によっ
てスイッチ部材7dがカメラ本体1の方向に移動し、脚
部7hが孔部7cに入って伝達部材7fを押すことによ
って、スライドスイッチ7の操作がカメラ本体1側に伝
達され撮影が行われる。
【0065】つまり、本実施形態において、レリーズス
イッチ7は2つの方向に移動可能であるが、カメラ本体
1側のレリーズスイッチ7に対する接点は1つで済むか
ら、部品点数の削減に寄与することができる。
【0066】図7は第5の実施形態を示す図であり、前
述した第2の実施形態(図2参照)において、カメラ本
体1の正面にスライドカバー70が設けられ、レリーズ
操作本体部8をこのスライドカバー70上に配置したも
のである。この場合も、レリーズ操作本体部8は、撮影
時にはグリップ部として利用することができ、スライド
カバーを開閉時にはスライドカバー70に指をかけるた
めの部材として利用することができる。
【0067】スライドカバー70は図中X方向にスライ
ドすることにより、不使用時にはカメラ本体1上の少な
くとも撮影レンズ3をカバーしている。スライドカバー
70には図示しない電源スイッチが接続されており、図
中X−方向にスライドすると、自動的にカメラ本体1の
電源が入り、不使用時にはカメラ本体1内に沈胴してい
た撮影レンズ3が繰り出され、撮影可能状態となる。一
方、スライドカバー70を図中X+方向にスライドする
と、自動的にカメラ本体1の電源がOFFとなり、撮影
レンズ3はスライドカバー70に当たらないようカメラ
本体1内に沈胴する。
【0068】なお、本実施形態においては、レリーズ操
作本体部8、第1レリーズボタン81及び第2レリーズ
ボタン82の3部材で本発明のレリーズ操作部を構成
し、また、撮影可能な状態(すなわちスライドカバー7
0が開いている状態)において、この3部材の占める長
方形状の面(領域)がレリーズエリアに相当し、第1レ
リーズボタン81、第2レリーズボタン82のそれぞれ
が本発明の押圧部に相当する。
【0069】本実施形態において、レリーズ操作本体部
8における第1レリーズボタン81、第2レリーズボタ
ン82の操作のカメラ本体1への伝達を、図6のような
機械的な機構によって達成することも可能であるが、本
実施形態においては、赤外光を用いてレリーズ操作の伝
達を行っている。
【0070】すなわち、カメラ本体1上に赤外光を受信
する受信部25を配置するとともに、カメラ使用状態
(スライドカバー70を開けた状態)で受信部25と対
向するスライドカバー70の位置に、赤外光を発信する
発光部(図示せず)を配置し、第1レリーズボタン81
若しくは第2レリーズボタン82の操作により、当該発
光部で発光を行い、この発光を受信部25で受光するこ
とによって撮影が行われるようにしている。
【0071】この赤外光を用いたレリーズ情報の伝達
は、遠隔撮影時に用いられるリモコンスイッチで公知の
構成を用いることができ、広く知られているものである
ため詳細は割愛する。
【0072】以上の実施形態では、いずれも、カメラ本
体1上に長方形状若しくは円形状のレリーズエリアを定
め、このレリーズエリア内でレリーズ操作を行う位置
(押圧部(7aと7b,81と82,91と92))を
それぞれ2箇所配置し、且つ、これらのレリーズ操作を
行う位置で、各々が異なる方向に押圧することによって
撮影を行わせるようにした。その結果、撮影者の利き手
や個人差、撮影の仕方によらず、レリーズ操作性を向上
させることができるようになった。
【0073】しかしながら、本発明は上記実施形態に限
定されるものではなく、例えばレリーズエリアは他の形
状であってもよく、レリーズエリア内でレリーズ操作を
する位置を3箇所以上にしても良い。
【0074】なお、上述した第1〜第5の実施形態にお
いて押圧部(7aと7b,81と82,91と92)の
面は、図示されているようにそれぞれY方向に対して傾
斜しており、そのため、撮影者がそれぞれの押圧部(7
aと7b,81と82,91と92)を押圧操作する方
向は、カメラ本体1側方向に向いたベクトル成分が含ま
れることになり、厳密な意味での反対方向(すなわちY
の+−方向のように180度逆に向いた方向)ではな
い。しかしながら、本明細書においては、2つの押圧操
作方向が互いに向き合う方向(或いは反対に向く方向)
のベクトル成分を含んでいる関係にある場合は、その2
つの押圧操作方向は反対方向として説明する。
【0075】図8〜図12は第6の実施形態を示す図で
ある。図8の正面図に示されるように、第6の実施形態
に係るカメラ本体1の撮影レンズ3の近傍にはカメラ本
体1に対して回転自在に取り付けられる回転部材2が、
カメラ本体1の外装に外接して配置されており、なおか
つ、回転部材2は、この実施形態においては、撮影レン
ズ3の光軸方向と平行な軸20を回転中心として図中矢
印方向に回転自在となっている。
【0076】本実施形態においては、回転部材2の占め
る円形状の面(領域)がレリーズエリアに相当する。そ
して、撮影時に撮影者が押圧操作するレリーズボタン2
1aは、この回転部材2上の中心軸20から外れた位置
に配置されている。それ故、カメラ本体1に対して回転
部材2を図中矢印方向に回転させると、レリーズボタン
21aの位置は回転部材2の回転に伴い、軸20を回転
中心としてレリーズエリア内を移動する。それ故、本実
施形態においてレリーズボタン21aは一つであるが、
レリーズエリア内の複数の箇所でレリーズ操作が可能と
なる。
【0077】なお、本実施形態においては回転部材2と
レリーズボタン21aの2部材で、本発明のレリーズ操
作部を構成する。図8のカメラの状態は、主として、右
利きの撮影者がカメラを横に構えて横撮り撮影(ランド
スケープ撮影)するのに適した状態を示している。すな
わち、図8においてレリーズボタン21aの位置は、カ
メラ本体1の正面に向かって左上側に位置しているた
め、右利きの撮影者は右手でカメラ本体1を保持し、そ
の人差し指でレリーズボタン21aを操作すれば良いた
め操作は良好である。
【0078】右利きの撮影者がカメラを横に構えて横撮
り撮影する場合であっても、手の大きさが合わないとか
中指でレリーズ操作したいといった理由・事情により、
図のレリーズボタン21aの位置ではレリーズ操作しに
くい場合は、撮影者は回転部材2を回転させて、レリー
ズボタン21aを操作しやすい位置に移動させることが
できる。すなわち、回転部材2は撮影者が所望する角度
まで回転させた位置で停止することができる。
【0079】そのための構成としては様々な構成を採用
することが可能であるが、本実施形態においてはカメラ
本体1若しくは回転部材2若しくは両方共に、適当な磁
力の磁石(図示せず)を取り付けて、この磁石によって
回転部材2をカメラ本体1に対して着脱自在にしている
が、その他、バネとカムとを組み合わせて組み合わせク
リック式のものとしても良い。そして、回転部材2は、
撮影者が回転部材2に対して磁力による抵抗を上回る回
転力を加えることによって回転できるようになってお
り、撮影者は、回転部材2を所望する量だけ回転させた
後、回転部材2に力を加えることを止めると、その状態
で回転部材2は回転を停止する。
【0080】本実施形態においてレリーズボタン21a
は、従来のようなカメラ本体1の上面にではなく、カメ
ラ本体正面の平面上に配置されている。それ故、カメラ
が図8の状態、すなわち、右利きの撮影者がカメラ本体
1を横に構えて横撮り撮影するのに適するようになって
いる状態であっても、左手で撮影操作したい場合、カメ
ラ本体を上下反転させ、左手でカメラを保持し、左手で
レリーズ操作をする際にレリーズボタンを左手の親指以
外の指(例えば中指)で操作することが可能となってい
るため、この状態でも、前述した利き手に関する問題点
は解決されている。
【0081】しかしながら本実施形態においては、更に
回転部材2を回転可能に構成しているので、図12のよ
うに回転部材2を180度回転させ、左手でカメラ本体
1を天地逆に保持して撮影を行うことにより、左手での
レリーズ操作がより一層良好となる。すなわち、図12
において、レリーズボタン21aの位置は、カメラ本体
1正面の向かって左上側に位置しているため、左利きの
撮影者は左手でカメラ本体1を保持し、その人差し指で
レリーズボタン21aを操作することが可能となる。
【0082】また図11は、撮影者がカメラを縦に構
え、回転部材2を図8の状態から右90度回転させたと
きの状態を示す。この状態においては、カメラは主に縦
撮り撮影(ポートレート撮影)に用いられることが多い
が、本実施形態のカメラにおいては、この時にレリーズ
ボタン21aの位置が、縦に構えられた状態のカメラの
左右の中心近傍に位置することとなる。それ故、撮影者
は右利き・左利きのどちらであっても利き手の人差し指
でレリーズボタン21aの押圧操作を行うことができ、
操作は良好となる。
【0083】また、前述したように、本実施形態におい
ては回転部材2はカメラ本体1に対して着脱自在であ
り、図3は、回転部材2をカメラ本体1から分離した状
態を示している。
【0084】本実施形態においては、この際に赤外光等
の周知の手段を用いることにより、遠隔操作でのシャッ
ターレリーズ(撮影)を可能とするリモコンスイッチと
して使用することが可能となる。
【0085】なお、ここで図示されているように、カメ
ラ本体1には回転部材2が嵌合する凹状の取付部が形成
されている。回転部材はこの凹部内でカメラ本体1に摺
接しながら回転するため、回転部材2を回転させた時に
回転部材2がカメラ本体1に対して上下左右の方向にず
れるといった問題も発生しない。
【0086】図9は回転部材2の詳細を示す図であり、
図9(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ斜視
図、正面図、背面図、上面図である。正面図、背面図で
図示されているように、本実施形態において回転部材2
は外周が円の円盤形状である。更に図9(d)に図示さ
れるようにレリーズボタン21aが配置される面は球面
形状となっており、回転部材2をカメラ本体1に取り付
けた状態(例えば図8の状態)でカメラ本体正面の面に
対して回転部材2の球面部が突出する構成となってい
る。そのため、回転部材2がカメラ本体1に取り付けら
れている状態では、この球面状の突出部を持った回転部
材2をカメラのグリップ部として利用することも可能と
なり、撮影者のカメラ本体1に対するホールド感を向上
させている。
【0087】レリーズボタン21aはこの球面上の凹部
21bの中に配置されており、撮影者はこの凹部21b
に指を入れてレリーズ操作を行う。それ故、もし回転部
材2の球面が不用意に何かに接触しても、レリーズボタ
ン21aが押圧される可能性が低くなり、意図せずに撮
影が行われるといったことを防止している。
【0088】レリーズボタン21aの撮影者の指が触れ
る面は回転部材2の球面に沿った面となっており、しか
もその押圧方向は球面の中心(あるいは円盤の中心)に
向かう方向に傾いている。そのため、回転部材2がカメ
ラ本体1に取り付けられている状態、例えば図8、図1
1、図12の各状態において、レリーズボタン21aの
カメラ本体1に対する押圧方向は、回転部材2の回転位
置に応じて異なることとなる。言い換えれば、レリーズ
操作のためにレリーズボタン21aを押圧する方向に
は、図8、図11、図12のいずれの状態であっても、
カメラ本体1を押し下げる方向のベクトル成分(図8、
図11、図12のそれぞれにおいて下向き方向)を有し
ている。
【0089】すなわち、この実施形態のカメラにおいて
は、回転部材2の回転に伴って様々な方向に押圧操作で
きるようになっており、それ故、撮影者のカメラ本体1
の持ち方・構え方に関わらず、カメラ本体1を押し下げ
る方向にレリーズボタン21aを押圧操作できるように
なる。そのため、撮影者にとっては、利き手に関わら
ず、より確実なレリーズ操作感が生まれ手ぶれ等のレリ
ーズ操作ミスが少なくなるとともに、レリーズ操作のた
めの人間の動作も、常にボタンを押し下げるという行為
によって達成されることになるから人間工学的に見て最
適になる。
【0090】図中符号22は、遠隔撮影を可能とする赤
外光の第1発光部であり、回転部材2の側面上であって
レリーズボタン21aの近傍に配置されており、本発明
の発信部として機能している。第1発光部22からの赤
外光は、カメラ本体1において受信部として機能する第
1受光部6により受光され、撮影(シャッターレリー
ズ)が行われる。なお、これらのリモコン機能のための
発光部、受光部等の構成に関しては、公知のものを使用
することができる。
【0091】第1発光部22及び第1受光部6は、回転
部材2をカメラ本体から取り外してリモコンとして使用
している状態において、本発明のレリーズ伝達手段とし
て機能する。
【0092】第1発光部22はレリーズボタン21aの
近傍に配置されているため、遠隔撮影を行う場合、撮影
者はレリーズボタン21aをカメラ本体1に向けて押圧
操作するようにすれば、この状態で第1発光部22がカ
メラ本体1の方向を向くことになるため、確実に第1発
光部22からの赤外光を第1受光部6に向けて出射する
ことができる。
【0093】しかしながら、本発明において遠隔撮影機
能は必須のものではなく、カメラに遠隔撮影機能を持た
せない場合は、第1発光部22及び第1受光部6は必要
ない。
【0094】符号23は、回転部材2がカメラ本体1に
取り付けられている時にレリーズボタン21aが押圧操
作されたという情報を、赤外光でカメラ本体1に伝達す
るための第2発光部であり、本発明の発信部として機能
する。
【0095】一方、回転部材2をカメラ本体1に取り付
けた状態で、第2発光部23に対向するカメラ本体1上
の位置には受信部として機能する第2受光部25が備え
られ、第2発光部23と第2受光部25は、本発明のレ
リーズ伝達手段として機能する。
【0096】これらの第2発光部23及び第2受光部2
5の構成についても、上述した公知のリモコン機能の発
光部、受光部を使用することができる。そして回転部材
2がカメラ本体1に取り付けられている状態(例えば図
8の状態)でレリーズボタン21aが操作されると、そ
の操作情報である電気信号は第2発光部23から赤外光
として出力され、第2受光部25によって受光されて撮
影が行われる。
【0097】なお、第2発光部23は、回転部材2上で
レリーズボタン21aが配置されている面と反対側の面
に配置されているから、回転部材2がカメラ本体1に取
り付けられている状態(例えば図8の状態)でカメラ外
観から視認することはできないが、この状態でカメラ本
体1の第2受光部25と対向することになるので、レリ
ーズボタン21aが操作された信号は、確実に第2受光
部25、ひいてはカメラ本体1に伝えることができる。
【0098】符号24及び符号26a〜26hは公知の
フォトセンサー等によって構成される第3発光部及び第
3受光部であり、図示しないカメラ本体1内のCPUと
ともにレリーズボタン21aの回転位置判断手段を構成
している。
【0099】すなわち、第3発光部24に対向するカメ
ラ本体1上の位置に配置された第3受光部26a〜26
hのいずれが第3発光部24からの光を受光しているか
を、図示しないカメラ本体1内のCPUで検出すること
によってレリーズボタン21aの回転位置を判断するよ
うになっている。例えば第3発光部24からの発光を第
3受光部26eでの受光を検出した場合は回転部材2が
180度回転していること、すなわちレリーズボタン2
1aは図12の位置にきていると判断し、また、第3受
光部26gでの受光を検出した場合には、回転部材2が
カメラ正面から見て時計回りに90度回転しているこ
と、すなわちレリーズボタン21aは図11の位置にあ
ると判断することができる。
【0100】この回転位置判断手段が検出し判断するレ
リーズボタン21aの回転位置より、レリーズ誤操作防
止の設定を行うようにすると良い。すなわち、撮影者が
予め撮影のためのレリーズ操作を行うレリーズボタン2
1aの位置を設定しておき、これ以外の位置でレリーズ
ボタン21aが押圧操作させれてもレリーズされないよ
うにすることが好ましい。例えば、撮影者が、予め、レ
リーズボタン21aの位置が図8と図11の状態となっ
た時のみ撮影が行われるよう設定した場合には、第3発
光部24からの光が第3受光部の26aか26gで受光
された時のみ撮影を許可し、それ以外の第3受光部で受
光した時には撮影を禁止するように構成することが好ま
しい。この設定を行うことにより、意図しない誤撮影を
防止することが可能となる。
【0101】なお、レリーズボタン21aの回転位置の
判断を行うための第3発光部24からの発光は、常時行
えば常に正確にレリーズボタン21aの位置を判断する
ことができるようになるが、電力消費量が大きくなると
いう観点からは好ましくない。また所定時間間隔(例え
ば500ms)毎に発光させるようにすると、常時発光
に較べて電力消費量は抑えられるが、レリーズボタン2
1aが押圧された時点(撮影時点)で正しい回転位置を
検出しているとは限らなくなる。そこで、本実施形態で
は、所定時間間隔毎に発光させて所定時間間隔毎にレリ
ーズボタン21aの位置を判断するとともに、レリーズ
ボタン21aが押圧操作された時にも発光させてレリー
ズボタン21aの位置を判断している。
【0102】また、カメラがデジタルスチルカメラであ
る場合、言い換えれば、被写体光学像を撮像素子によっ
て変換した電気画像信号をA/D変換器によってA/D
変換することにより得られるデジタル画像信号をメモリ
に記憶する構成を備えている場合には、被写体光学像を
電気画像信号に変換するためのCCD等の撮像素子を、
回転位置判断手段が検出する回転部材2の回転位置と同
じ回転方向及び回転量の回転を行うようにしても良い。
【0103】すなわち、第3発光部24からの光を第3
受光部の26gでの受光を検出した場合には、回転部材
2がカメラ正面から見て時計回りに90度回転してお
り、これに伴い撮像素子もカメラ正面から見て時計回り
に90度回転させるようにする。
【0104】この場合、撮影者はカメラを図8から図1
1のように横から縦へと持ち替えることなく、回転部材
2を90度回転させるだけで横撮り(ランドスケープ撮
影)から縦撮り(ポートレート撮影)に変更することが
できるので、撮影時の操作性が一層向上する。
【0105】CCD等の撮像素子をカメラ本体1に対し
て回転させる具体的機構に関しては、例えば特開200
0−209469号公報に記載されている構成を利用す
ることができる。
【0106】なお、実際に撮像素子を回転させることな
く、撮像素子で受光した画像情報を回転部材2の回転位
置に基づいてトリミング方向を変えることにより、横撮
り(ランドスケープ撮影)から縦撮り(ポートレート撮
影)を切り替えるようにしても良い。トリミング方向の
変更についての具体的機構としては例えば特開平10−
155111号公報や特開2000−278590号公
報に記載されている構成を利用することができる。
【0107】また、カメラ本体1の背面に液晶パネル等
のファインダ部を備えている場合には、更に、回転部材
2の回転に伴って横表示(ランドスケープ表示)から縦
表示(ポートレート表示)に切り替えられるようにする
と、より一層、撮影時の操作性が向上する。
【0108】本実施形態においては、回転位置判断手段
を構成する第3受光部としては8箇所設けているが、本
発明はこれに限定されない。すなわち、第3受光部をよ
り多く配設し、回転部材2の回転位置をより細かく判断
するようにしても良い。
【0109】また本実施形態においては、回転位置判断
手段を第3発光部、第3受光部といったフォトセンサー
で構成したが、本発明はこれに限定されない。例えばカ
メラ本体1に回転部材2の回転に応じて回転する部材を
設け、その回転する部材の回転量に基づいて回転部材2
の回転量を判断するといった機械的手段で構成しても構
わない。
【0110】また本実施形態においては、回転部材2の
レリーズボタン21aが配置される面は球面形状として
いたが、本発明はこれに限定されない。回転部材2を円
錐台(円錐を底面に平行な平面で切って小円錐を取り除
いた立体)形状にし、レリーズボタン21aを円錐台の
斜面に配置するようにしても良い。この場合も、レリー
ズボタン21aの押圧方向は回転中心に向かう方向に傾
くことになるので、球面形状の場合と同様の作用効果が
得られる。
【0111】更に本実施形態においては、グリップセン
サ27a〜27cを設け、カメラ本体1が撮影者に保持
されていることが検出されていない状態のときには、回
転部材2或いはレリーズボタン21aに対して行われた
操作、例えば回転部材2の回転や、レリーズボタン21
aの不用意なレリーズ操作を無視するようにしても良
い。グリップセンサの具体的構成としては公知の構成
(例えば特開平10−221769号公報に記載されて
いる構成)を利用することができる。
【0112】図13は、第2の実施形態であり、第1の
実施形態で説明した部位と同じ機能の部位には同じ符号
を付してあるため詳細説明は割愛する。図13において
は回転部材2は長円形状を呈しており、レリーズボタン
21aの周りには凸部21cが形成され、不用意な接触
による意図しない撮影を防止するよう配慮されている。
【0113】本実施形態においては、回転部材2の面が
回転した軌跡である円形状の領域がレリーズエリアに相
当し、また回転部材2とレリーズボタン21aで本発明
のレリーズ操作部を構成する。
【0114】回転部材2には、円盤状凸部28aが形成
され、一方、カメラ本体1側には凸部28aと嵌合する
凹部28bが形成され、凹部28bに凸部28aが嵌合
して回転部材2が回転することで、レリーズボタン21
aはレリーズエリア内で移動し、その位置を変更する。
【0115】また図示していないが、凸部28a、凹部
28bにはそれぞれ第1の実施形態と同様の第2発光・
受光部が備えられており、レリーズボタン21aが操作
されたことをカメラ本体に伝達するレリーズ伝達手段を
備えている。
【0116】上述した第1及び第2の実施形態において
は、部品点数削減のため、遠隔撮影のためのリモコンを
別途設けることなく、レリーズボタン21aをリモコン
として兼用した。そのため、レリーズボタン21aが撮
影者によって操作された情報・信号を赤外光等の無線に
よってカメラ本体1に伝達するよう構成していたが、本
発明はこれに限定されない。
【0117】すなわち、回転部材2をリモコンとして使
用しない場合には、回転部材2をカメラ本体1から着脱
不可能に構成しても良い。この場合、回転部材2の背面
(図9(c)参照)の中心部においてカメラ本体1と電
気的に接続し、レリーズ操作されたことをカメラ本体1
に伝達するように構成する。
【0118】回転部材2をリモコンとして使用する場合
は回転部材2に電池を内蔵させる必要があったが、回転
部材2をカメラ本体1から着脱不可能に構成した場合
は、電池を内蔵させる必要がなくなるため、回転部材2
の形状や大きさに関する設計自由度を向上することがで
きる。
【0119】また、特に図示しないが、回転部材2に撮
影レンズのズーミングを行うためのズームボタンを付け
るようにすると更に好ましい。ズームボタンもレリーズ
ボタンと同様に利き手や手の大きさの個人差によって操
作のしやすさに個人差があるが、回転部材2にズームボ
タンを付設することによって、ズームボタンも回転部材
2の回転に伴い位置を変更可能にすることで、操作性を
向上させることができるようになる。
【0120】以上の実施形態において回転部材2はカメ
ラ本体1の正面に配置したが、本発明はこれに限定され
ず、例えばカメラ本体1の背面に配置しても良い。上述
した第6、第7の実施形態では、いずれも、回転部材が
回転することによりレリーズ操作をする位置が移動し
て、円形状のレリーズエリア内の複数の位置でレリーズ
操作を行うことができるようになり、しかもレリーズボ
タン21aを押圧する方向は回転部材の回転軸に対して
傾いているので、レリーズ操作する方向は、レリーズエ
リア内の複数の位置で各々異なることになる。
【0121】図14は第8の実施形態を示す図である。
図中符号10はカメラ本体1の前面で撮影レンズ3の近
傍に配置されているタッチパネルであり、本実施形態に
おいてはこのタッチパネル10が占める円形状の面(領
域)がレリーズエリアに相当する。
【0122】このタッチパネル自体の構成としては公知
のものを用いることができる。例えば、特開平5−22
4611号公報や特開平5−250130号公報等に記
載されているような構成のものを用いても良い。
【0123】タッチパネル10は、図示しないカメラ本
体1内のCPU等とともに、撮影者によって操作された
ことを検知する操作検知手段を構成し、また本発明のレ
リーズ操作部を構成する。
【0124】図示されるように、本実施形態においてタ
ッチパネル10は、撮影者の指が触れる領域として10
a〜10iの9つの領域に分かれており、操作検知手段
は、撮影者が触れた領域が10a〜10iの何れである
かを検知する。
【0125】また撮影者は撮影に先立って、予め図示し
ない設定スイッチを操作することにより、領域10a〜
10iの内のどの領域(或いは位置)をレリーズ操作を
行うための領域(以下、レリーズ操作領域と称する)と
して使用するかを決めて設定・登録を行う。なお、この
時の設定スイッチ、設定された領域を記憶する不揮発メ
モリ、当該メモリに設定内容を書き込む制御を行うプロ
グラム、当該メモリで設定されている領域がタッチパネ
ル10上で操作されたことを検知した場合に撮影を許可
するプログラム等により、本発明のレリーズ位置設定手
段が構成される。
【0126】なお、一度、メモリに設定した内容は、再
び設定スイッチが操作され、設定内容が変更されるまで
保持されることが好ましい。この際に設定・登録される
タッチパネル10上の領域は、撮影者の要望に応じて1
つのみであっても、或いは複数であっても良いが、一般
的に、縦撮り撮影時と横撮り撮影時とでは、カメラ本体
1上で撮影者がレリーズ操作を行い易い領域(位置)は
異なるため、本発明においては、複数の領域をレリーズ
操作領域として設定できるよう構成しておくことが特に
望ましい。
【0127】そして、タッチパネル10内の複数の領域
10a〜10iの内、レリーズ位置設定手段で設定した
レリーズ操作領域が操作された時には撮影が行われ、設
定された領域以外の領域が操作された時には撮影できな
いように制御される。例えば、予め、領域10b、10
f、10hがレリーズ操作領域として設定された場合
は、以後、タッチパネル10上で領域10b、10f、
10hが押圧操作された場合のみ撮影は許可され、他の
領域(10a、10c、10d、10e、10g、10
i)が押圧されても撮影は行われない。このように構成
することにより、意図しない誤撮影を低減することが可
能となる。
【0128】本実施形態においてレリーズ操作が行われ
るタッチパネル10は、従来のようなカメラ本体1の上
面にではなく、カメラ本体正面の平面上に配置されてい
る。それ故、レリーズ操作領域として例えば領域10b
が設定されている場合、すなわち、右利きの撮影者がカ
メラ本体1を横に構えて横撮り撮影するのに適するよう
になっている状態であっても、左手で撮影操作したい場
合、カメラ本体を上下反転させ、左手でカメラを保持
し、左手でレリーズ操作をする際にレリーズボタンを左
手の親指以外の指(例えば中指)で操作することが可能
となっているため、この状態でも、前述した利き手に関
する問題点は解決されている。
【0129】しかしながら本実施形態においては、更に
どの位置(領域)でレリーズ操作を行うかを設定可能に
構成しているから、左手でのレリーズ操作がより一層良
好となる。すなわち、例えば領域10hをレリーズ操作
領域として設定しておけば、カメラ本体1を天地逆にし
て左手で保持した時に、領域10hはカメラ本体1正面
の向かって左上側に位置することになるため、左利きの
撮影者は左手でカメラ本体1を保持し、その人差し指で
レリーズ操作領域10hを操作することが可能となる。
【0130】また、縦撮り撮影(ポートレート撮影)を
行う場合は、例えば領域10fをレリーズ操作領域とし
て登録しておくことにより、領域10hの位置は縦に構
えられた状態のカメラの左右の中心近傍に位置すること
となる。それ故、撮影者は右利き・左利きのどちらであ
っても利き手の人差し指で領域10hの押圧操作を行え
ば良く、操作は良好となる。
【0131】図15は更なる第9の実施形態を示す図で
ある。図中符号12はカメラ本体1上の上面及び前面、
及び更に図示されていない下面に渡って配置されたタッ
チパネルであり、本実施形態においてはこのタッチパネ
ル12が占める帯状の面(領域)がレリーズエリアに相
当する。
【0132】タッチパネル12は、上述した他の実施形
態と同様に、タッチパネル自体の構成としては公知のも
のを用いることができ、また、本発明において、図示し
ないカメラ本体1内のCPU等とともに、撮影者によっ
て操作されたことを検知する操作検知手段を構成し、ま
た、レリーズ操作部を構成する。
【0133】本実施形態において、タッチパネル12
は、撮影者の指が触れる領域として図示されている12
a〜12hの8つの領域の他、カメラ本体1下面に領域
12i、12jが帯状(ベルト状)につながって配置さ
れており、操作検知手段は、撮影者が触れた領域が12
a〜12jの何れであるかを検知する。
【0134】撮影者は撮影に先立って、予め図示しない
設定スイッチを操作することにより、領域12a〜12
jの内のどの領域(或いは位置)をレリーズ操作領域と
して使用するかを決めて設定を行う。この時の設定スイ
ッチ、設定した内容を記憶する不揮発メモリ、当該メモ
リに設定内容を書き込むための制御を行うプログラム、
当該メモリで設定されている領域がタッチパネル12上
で操作されたことを検知した場合に撮影を許可するプロ
グラム等により、本発明のレリーズ位置設定手段が構成
される。
【0135】この際に設定登録される領域は1つのみで
あっても良く、或いは複数あっても良いが、本発明にお
いては、少なくとも2箇所以上の領域をレリーズ操作を
行う位置として設定可能に構成しておくことが好まし
い。
【0136】なお、一度、メモリに設定した内容は、再
び設定スイッチが操作され、設定内容が変更されるまで
保持されることが好ましい。この際に設定・登録される
タッチパネル12上の領域は、撮影者の要望に応じて1
つのみであっても、或いは複数であっても良いが、一般
的に、縦撮り撮影時と横撮り撮影時とでは、カメラ本体
1上で撮影者がレリーズ操作を行い易い領域(位置)は
異なるため、本発明においては、複数の領域をレリーズ
操作領域として設定できるよう構成しておくことが特に
望ましい。
【0137】設定内容の一例としては、撮影者が右利き
の場合は、横撮り時のレリーズ操作領域としてカメラ本
体1の上面の領域12bを、縦撮り時のレリーズ操作領
域としてカメラ本体1の正面の領域12dを設定し、こ
の2つの領域が操作された場合のみ撮影を可能とすれ
ば、撮影の仕方によらず、レリーズ操作は良好となる。
【0138】また撮影者が左利きの場合の一例として
は、横撮り時のレリーズ操作領域としてカメラ本体1の
下面(天地逆に保持した場合には上面)の領域12i
を、縦撮り時のレリーズ操作領域としてカメラ本体1の
正面の領域12dを設定し、この2つの領域が操作され
た場合のみ撮影を可能とすれば、撮影の仕方のみならず
利き手にもよらず、レリーズ操作は良好となる。
【0139】上述した第8〜第9の実施形態において、
レリーズ位置設定手段で設定登録した位置のレリーズ操
作領域以外は、レリーズ操作以外の操作を行うための実
行スイッチ(またはボタン)として利用可能に構成して
おくことが特に好ましい。例えば、前述したレリーズ位
置設定手段でレリーズ操作領域の設定の他、レリーズ操
作以外の操作又は機能と、タッチパネル上の各領域との
対応付けを行えるようにし、これらの対応付けを変更可
能に構成することによって、レリーズ操作以外の操作・
機能についてもタッチパネル上の各領域への登録が可能
になる。
【0140】設定内容の一例としては、例えば第9の実
施形態(第15図)において、領域12b、12gの2
箇所をレリーズ操作領域として設定した場合に、他の領
域の内、例えば12a、12fをズーム撮影のために撮
影レンズ3をテレ側に駆動するための操作領域とし、残
った領域の中から、例えば12c、12hを撮影レンズ
3をワイド側に駆動するための操作領域として設定す
る。
【0141】また他の一例としては、例えば第9の実施
形態(第15図)において、領域12a、12dの2箇
所をレリーズ操作領域として設定した場合には、他の領
域の中から、例えば12b、12eをズーム撮影のため
に撮影レンズ3をテレ側に駆動するための操作領域と
し、残った領域の中から、例えば12c、12fを撮影
レンズ3をワイド側に駆動するための操作領域として設
定する。
【0142】このように、レリーズ操作のみならず、ズ
ーム機能や、フラッシュ撮影機能、連写撮影機能、等々
の、カメラに関する機能等を実行するための操作ボタン
(スイッチ)として、タッチパネル上の各領域に対応付
けできるようにすることにより、レリーズ操作領域とし
て登録された領域以外の領域を有効利用し、撮影者の要
望に応じて、他の機能の操作ボタン(スイッチ)の位置
をも、設定・変更することができるようになり、係る操
作性も向上させることができるばかりか、カメラ本体上
の面積を無駄にすることなく有効活用することができる
ようになるため、カメラの小型化にも寄与することとな
る。
【0143】更に、この時に、各領域に対して設定され
ている操作・機能の内容が撮影者に簡単に分かるよう
に、タッチパネルの下に配置される液晶等の表示画面
で、各領域に対応した機能名や操作名、或いは機能や操
作に関するアイコンが表示されるように構成することが
特に望ましい。
【0144】その設定内容の一例としては、例えば第9
の実施形態(図15)において、領域12b、12gの
2箇所がレリーズ操作領域、12a、12fがテレ側に
駆動するための操作領域、12c、12hがワイド側に
駆動するための操作領域として設定されている場合、タ
ッチパネル12の下の、12b、12gの領域に対応す
る表示画面中の領域ではレリーズ操作を示すアイコンが
表示され、12a、12fの領域に対応する表示画面中
の領域ではテレ側駆動を示すアイコン、12c、12h
の領域に対応する表示画面中の領域ではワイド側駆動の
アイコンが表示されるように構成する。
【0145】なお、各領域に対応した表示画面の領域で
表示される内容はアイコンに限らず、「レリーズ」「テ
レ側駆動」「ワイド側駆動」といった文字が表示される
ようにしても良い。
【0146】これら第8〜第9の実施形態では、撮影者
は予め、レリーズエリアの中からレリーズボタンとして
使用しやすい領域を設定登録できるようになるから、撮
影者の手の大きさ等の個人差や利き手、撮影の仕方等に
関わらず、レリーズ操作を行いやすいカメラを提供でき
るようになる。
【0147】しかも、設定登録されていない領域が不用
意に誤って押圧操作されてもシャッターレリーズは行わ
れないから、意図しない誤撮影を防止できる。また第8
〜第9の実施形態において、タッチパネル上の領域の数
は上記のものに限定されない。より多数の領域を用意す
れば、レリーズ操作を行う位置を、より細かく設定する
ことが可能となり、また、レリーズ操作以外の機能・操
作を設定できる数も増やすことができる。
【0148】設定可能なレリーズ操作以外の機能として
は、ズーム機能、フラッシュ機能、連写機能、被写体
(人、風景、マクロ、夜景、等々)に応じて適した撮影
条件設定を行う機能等々の機能があり、その他、デジタ
ルスチルカメラの場合の液晶ファインダへの表示設定ボ
タン、銀塩スチルカメラの場合のフィルム巻き戻しボタ
ン等々の操作ボタン・設定ボタンを登録することができ
る。
【0149】また第8〜第9の実施形態において、タッ
チパネルが配置される面は、図示されるものに限定され
ない。例えば第9の実施形態(図15)においては、ベ
ルト状のタッチパネル12をカメラ本体1の背面にまで
延ばして配置することも可能である。
【0150】
【発明の効果】請求項1に記載のカメラにより、撮影者
は予め決められた所定領域内の複数の位置でレリーズ操
作が行えるようになったので、自らが操作しやすい位置
でレリーズ操作できるようになり、利き手、手の大きさ
等の個人差に基づくレリーズ操作のしにくさのみなら
ず、縦撮り、横撮りといった撮影の仕方に起因したレリ
ーズ操作のしにくさをも解消することができ、カメラの
レリーズ操作性を向上させることができるようになっ
た。しかも1つの所定領域内で複数のレリーズ操作が可
能であるので、カメラ本体上でレリーズ操作を行う箇所
をむやみに増やさなくて済むから、撮影者にとってレリ
ーズ操作の分かり易いカメラを提供することができるよ
うになった。
【0151】請求項2に記載のカメラにより、所定領域
を占めるレリーズ操作部上の複数の位置でレリーズ操作
を行うことによって撮影が可能となったので、操作性の
良好なレリーズ操作部を備えたカメラを提供することが
できるようになった。
【0152】請求項3に記載のカメラにより、1つのレ
リーズ操作部に対して2箇所以上の位置でレリーズ操作
を行うことによって撮影が可能となったので、自らが操
作しやすい位置でレリーズ操作できるようになり、利き
手、手の大きさ等の個人差に基づくレリーズ操作のしに
くさのみならず、縦撮り、横撮りといった撮影の仕方に
起因したレリーズ操作のしにくさをも解消して、カメラ
のレリーズ操作性を向上させることができるようになっ
た。しかも、1つのレリーズ操作部で2箇所以上のレリ
ーズ操作が可能であるので、レリーズ操作部の構造上の
数は最小限で済み、カメラ本体上にレリーズ操作部を無
闇に増やさなくて済むようになるから、撮影者にとって
分かり易いレリーズ操作部を備えたカメラを提供するこ
とができるようになった。
【0153】請求項4に記載のカメラにより、カメラ本
体の持ち方・構え方や利き手に関わらず、操作しやすい
方向に向けてレリーズ操作できるようになったため、確
実な操作感が生まれ操作ミスを少なくすることが可能と
なった。
【0154】請求項5に記載のカメラにより、1つのレ
リーズ操作部に対して2方向以上の方向に向けてレリー
ズ操作を行うことによって撮影が可能となったので、自
らが操作しやすい方向へ向けてレリーズ操作できるよう
になり、利き手、手の大きさ等の個人差に基づくレリー
ズ操作のしにくさのみならず、縦撮り、横撮りといった
撮影の仕方に起因したレリーズ操作のしにくさをも解消
して、カメラのレリーズ操作性を向上させることができ
るようになった。しかも、1つのレリーズ操作部で2方
向以上のレリーズ操作が可能であるので、レリーズ操作
部の数は最小限で済み、、カメラ本体上にレリーズ操作
部を無闇に増やさなくて済むようになるから、撮影者に
とって分かり易いレリーズ操作部を備えたカメラを提供
することができるようになった。
【0155】請求項6に記載のカメラにより、更に利き
手や撮影の仕方に関わらない良好なレリーズ操作性を得
ることができる。請求項7に記載のカメラにより、更に
利き手や撮影の仕方に関わらない良好なレリーズ操作性
を得ることができる。
【0156】請求項8に記載のカメラにより、レリーズ
操作は、利き手に関わらず、カメラ本体に対して一定の
方向になるから、撮影者にとって操作の仕方の分かり易
いレリーズ操作部を備えたカメラを提供することができ
るようになった。
【0157】請求項9に記載のカメラにより、意図せず
レリーズ操作部が操作され誤った撮影が行われることを
防止するこも可能となった。請求項10に記載のカメラ
により、一つの部材上にレリーズ操作とズーム操作の操
作部がまとまるので、撮影のための操作がより一層簡単
になった。
【0158】請求項11に記載のカメラにより、レリー
ズ操作部をグリップ部として兼用して利用することが可
能となったので、グリップ部を別途取り付ける必要がな
くなり、部品点数を削減できるようになったとともに、
カメラ本体上の面を有効活用できるようになるため、カ
メラの小型化にも寄与できるようになった。
【0159】請求項12に記載のカメラにより、レリー
ズ操作部をスライドカバー開閉を行うための指をかける
部材として兼用して利用することが可能となったので、
そのための部品を別途取り付ける必要がなくなり、部品
点数を削減できるようになったとともに、カメラ本体上
の面を有効活用できるようになるため、カメラの小型化
にも寄与できるようになった。
【0160】請求項13に記載のカメラにより、カメラ
本体に対して2方向以上の方向に向けてレリーズ操作を
行うことによって撮影が可能となったので、自らが操作
しやすい方向へ向けてレリーズ操作できるようになり、
利き手、手の大きさ等の個人差に基づくレリーズ操作の
しにくさのみならず、縦撮り、横撮りといった撮影の仕
方に起因したレリーズ操作のしにくさをも解消して、カ
メラのレリーズ操作性を向上させることができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るカメラを示す斜
視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るカメラを示す斜
視図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るカメラを示す斜
視図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るカメラでスライ
ドカバーが開いている状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るカメラでスライ
ドカバーが閉じている状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るカメラで、レリ
ーズをカメラ本体に機械的に伝達する構成例を示す図で
ある。
【図7】本発明の第5の実施形態に係るカメラを示す斜
視図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係るカメラを示す正
面図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る回転部材を示す
図である。
【図10】本発明の第6の実施形態に係るカメラで回転
部材を取り外した状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の第6の実施形態に係るカメラを縦に
構えた状態を示す正面図である。
【図12】本発明の第6の実施形態に係るカメラで左利
きの撮影者が撮影を行うときに適した状態を示す正面図
である。
【図13】本発明の第7の実施形態に係るカメラを示す
斜視図である。
【図14】本発明の第8の実施形態に係るカメラを示す
斜視図である。
【図15】本発明の第9の実施形態に係るカメラを示す
斜視図である。
【符号の説明】 1 カメラ本体 2 回転部材 21a レリーズボタン 22 第1発光部 23 第2発光部 24 第3発光部 25 第2受光部 26 第3受光部 6 第1受光部 7〜12 レリーズスイッチ(ボタン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/38 G03B 17/38 Z 2H101 H04N 5/225 H04N 5/225 D 5C022 // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H020 FB00 FB03 FC02 FC15 2H044 DA02 DB02 DE03 2H081 CC02 2H083 CC23 CC32 CC61 CC62 2H100 AA11 AA14 AA32 AA33 AA61 BB05 BB06 2H101 BB01 BB04 5C022 AA13 AB15 AC01 AC22 AC32 AC42

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体上の少なくとも撮影レンズが
    配置されている面上に、撮影者がレリーズ操作を行うた
    めの所定領域を設定し、 前記所定領域内の複数の位置で前記レリーズ操作を行え
    るようにしたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記所定領域が、レリーズ操作部の形状
    によって規定されていることを特徴とする請求項1に記
    載のカメラ。
  3. 【請求項3】 カメラ本体上に1つのレリーズ操作部を
    備えるカメラにおいて、 前記1つのレリーズ操作部上の少なくとも2箇所でレリ
    ーズ操作が可能であり、 前記1つのレリーズ操作部における前記2箇所のどちら
    の箇所がレリーズ操作された時にも撮影を可能としたこ
    とを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記2箇所でのレリーズ操作が異なる2
    方向に向けて行われることを特徴とする請求項3に記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 カメラ本体上に1つのレリーズ操作部を
    備えるカメラにおいて、 前記1つのレリーズ操作部は少なくとも2方向にレリー
    ズ操作可能に構成され、 前記レリーズ操作部は前記2方向のどちらの方向にレリ
    ーズ操作された時にも撮影を可能としたことを特徴とす
    るカメラ。
  6. 【請求項6】 前記レリーズ操作部が前記カメラ本体の
    撮影レンズが配置されている面上に配置されていること
    を特徴とする請求項3から5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記レリーズ操作部が前記カメラ本体の
    撮影レンズが配置されている面上に取り付けられたスラ
    イドカバー上に配置されていることを特徴とする請求項
    3から5に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記2方向が反対方向であることを特徴
    とする請求項4から7に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記レリーズ操作部が、撮影者によって
    予め設定された方向に操作された時のみに撮影を可能と
    するレリーズ方向設定手段を設けたことを特徴とする請
    求項4から8に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記レリーズ操作部が更に前記2方向
    とは異なる第3の方向に操作可能に構成され、前記第3
    の方向に操作された時にズーム撮影用の駆動を行うよう
    にしたことを特徴とする請求項4から7に記載のカメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 前記レリーズ操作部を前記カメラ本体
    の撮影レンズが配置されている面に対して突出させたこ
    とを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記レリーズ操作部を前記スライドカ
    バーの表面に対して突出させたことを特徴とする請求項
    7に記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 カメラ本体上に、撮影者が撮影を行う
    ために押圧操作する押圧部を供えたカメラにおいて、 前記押圧部を複数備え、どの押圧部が押圧操作された時
    にも撮影可能とし、且つ、 前記複数の中の1つである第1の押圧部の押圧操作方向
    と、他の1つである第2の押圧部の押圧操作方向とが、
    反対方向であることを特徴とするカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036492A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Pentax Corp El表示装置及びそれを用いたデジタルカメラ
JP2020005211A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 キヤノン株式会社 電子機器
WO2021192053A1 (ja) 2020-03-24 2021-09-30 日本電気株式会社 撮像制御システム、撮像装置、撮像制御方法、及びコンピュータプログラム

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