JPH10336502A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH10336502A
JPH10336502A JP9146364A JP14636497A JPH10336502A JP H10336502 A JPH10336502 A JP H10336502A JP 9146364 A JP9146364 A JP 9146364A JP 14636497 A JP14636497 A JP 14636497A JP H10336502 A JPH10336502 A JP H10336502A
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JP
Japan
Prior art keywords
electronic camera
main body
imaging
display
unit main
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Application number
JP9146364A
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English (en)
Inventor
Daiki Tsukahara
大基 塚原
Tomoaki Kawamura
智明 川村
Shinya Kawabata
伸也 川畑
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ビデオカメラ、デジタルスチルカ
メラ等の電子カメラに関し、形状が簡素化され、かつ操
作性が優れた電子カメラを提供することを目的とする。 【解決手段】 第1の面53とそれに垂直な第1の側面
51とを有しかつ撮像素子を備える撮像部本体11と、
第2の面54とそれに垂直な第2の側面52とを有しか
つ第2の面に画像を表示する外部表示装置を備える表示
部本体12とを、第1および第2の側面において相互に
回動自在に連結してなる電子カメラであって、撮像部本
体には、第1の側面からその対向面55に向かって、第
1の側面および第1の面に沿う方向に撮像光軸を揃えた
レンズユニット、光学ファインダユニットが順に並べて
配置されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、デ
ィジタルスチルカメラ等の電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の電子カメラの外観および
使用形態を示す図である。近時、ビデオカメラ、ディジ
タルスチルカメラ等の電子カメラでは、撮影レンズ及び
撮像素子の配置される撮像部41に対して、液晶表示器
(LCD)を備えた表示部42が回動可能に連結された
ものが開発されている。
【0003】操作者は、この電子カメラによって、前方
のみならず上方や下方にある被写体を表示画面で視認し
つつ撮像することや、撮像したその場で画像の確認を行
うことが可能である。通常、操作者は、右手43で撮像
部41を握って電子カメラ全体を支え、撮影レンズを所
望の方向に向けて撮像を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この画面付
きの電子カメラが広く普及するためには、簡便に収納し
て携行し易い形状とすることが望まれる。具体的には、
全体の形状を可能な範囲で横長薄型とすることが必要で
ある。斯かる観点から図6に示す従来の電子カメラを考
察すると、表示部42は、画面が表示される上面が最も
広い形状であるのに対し、撮像部41は、右の手のひら
が当たる側面が最も広い形状をしている。したがって、
表示部42と撮像部41とを相対的に回転していない状
態であっても、簡単に収納できる形状とはならない。特
に、ズーム機能を有した電子カメラでは、レンズユニッ
トが光軸の方向に長いため、撮像部41にはさらに突出
した部分が加わることがあった。
【0005】そこで、両者を横並びにしたときに扁平な
形状となるよう構成した横長薄型の電子カメラの開発が
望まれるが、如何にしてこれを操作性のよいものとして
構成するかが問題となる。本発明は、斯かる従来の問題
点を解決するためになされたもので、形状が簡素化さ
れ、かつ操作性が優れた電子カメラを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子カ
メラは、第1の面とそれに垂直な第1の側面とを有しか
つ撮像素子を備える撮像部本体と、第2の面とそれに垂
直な第2の側面とを有しかつ第2の面に画像を表示する
外部表示装置を備える表示部本体とを、第1および第2
の側面において相互に回動自在に連結してなる電子カメ
ラであって、撮像部本体には、第1の側面からその対向
面に向かって、第1の側面および第1の面に沿う方向に
撮像光軸を揃えたレンズユニット、光学ファインダユニ
ットが順に並べて配置されることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の電子カメラは、請求項1
に記載の電子カメラにおいて、撮像部本体における光学
ファインダユニットと対向面との間には、電子閃光ユニ
ットが光学ファインダユニットと並べて配置されること
を特徴とする。請求項3に記載の電子カメラは、請求項
1または請求項2に記載の電子カメラにおいて、第1の
面におけるレンズユニットと対面する位置には、電子カ
メラの状態を表示する表示窓と、電子カメラの制御態様
を設定する設定釦との何れか一方または双方が配置され
ることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の電子カメラは、請求項1
または請求項2に記載の電子カメラにおいて、第1の面
におけるレンズユニットと対面する位置には、電子カメ
ラの状態を表示する表示窓と電子カメラの制御態様を設
定する設定釦とが、撮像光軸の方向に並べて配置される
ことを特徴とする。請求項5に記載の電子カメラは、請
求項3または請求項4に記載の電子カメラにおいて、第
1の面における表示窓または設定釦の配置位置から対向
面に寄った位置には、撮像釦とズーム釦との何れか一方
または双方が配置されることを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の電子カメラは、第1の面
とそれに垂直な第1の側面とを有しかつ撮像素子を備え
る撮像部本体と、第2の面とそれに垂直な第2の側面と
を有しかつ第2の面に画像を表示する外部表示装置を備
える表示部本体とを、第1および第2の側面において相
互に回動自在に連結してなる電子カメラであって、第2
の面において第2の側面の対向面の近傍には、外部表示
装置の表示画面のスクロール方向に回転操作が可能であ
り、かつ画面表示の切り替えをする回転操作部材が配置
されることを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の電子カメラは、請求項6
に記載の電子カメラにおいて、回転操作部材の配置位置
は、第2の面における対向面の近傍、かつ表示画面のス
クロール方向の長さを二等分する直線上であることを特
徴とする。請求項8に記載の電子カメラは、請求項1な
いし請求項7の何れか一項に記載の電子カメラにおい
て、撮像部本体と表示部本体とは、略同形同大の略直方
体状に形成されることを特徴とする。
【0011】(作用)請求項1に記載の電子カメラで
は、撮像部本体と表示部本体とが、それぞれ第1の側面
と第2の側面とにおいて相互に回動自在に連結され、ま
た、撮像部本体は撮像素子を備え、表示部本体は第2の
側面に垂直な第2の面に画像を表示する外部表示装置を
備える。
【0012】この撮像部本体においてレンズユニットと
光学ファインダユニットとは、第1の側面およびそれに
垂直な第1の面に沿う方向に撮像光軸を揃えて順に並べ
て配置されるので、第1の面とその対向面との間隔、即
ち側面の幅を、レンズユニットや光学ファインダユニッ
トの開口部の径に応じた値とすることができる。ここ
に、レンズユニットや光学ファインダユニットは、開口
部の径に比べて撮像光軸の方向に長い柱状であるため、
撮像部本体を、第1の面と比べて側面が小さい薄型の形
状として形成することができる。
【0013】一般に、表示部本体は、画像を表示する第
2の面と比べて側面が小さい薄型の形状として形成され
るので、これにより、撮像部本体の第1の面と表示部本
体の第2の面とが相対的に回転していない状態では、全
体の形状が簡素化される。さらに、一方の手で表示部本
体、他方の手で撮像部本体を支持して装置全体を支える
場合には、最も重量の大きいレンズユニットを回動部分
に近い位置に配置することで安定度を確保することがで
きる。
【0014】特に撮像時には、撮像部本体を、レンズユ
ニットの開口部が露出する側面や回動部分となる第1の
側面を除いた、他の側面から支持することとなるが、レ
ンズユニットの開口部を、この支持位置から最も離れた
回動部分近傍に配置することができるので、これが手指
に覆われて撮像に失敗する可能性は小さく抑えられる。
請求項2に記載の電子カメラでは、請求項1に記載の電
子カメラにおいて、電子閃光ユニットが、撮像部本体に
おける光学ファインダユニットと第1の側面の対向面と
の間にその光学ファインダユニットと並べて配置され
る。
【0015】すなわち、第1の面とその対向面とに挟ま
れた部分において、レンズユニット、光学ファインダ、
電子閃光ユニットの三者がその第1の面に沿って並べら
れるので、請求項1に記載の電子カメラと同様に撮像部
本体を、第1の面と比べて側面が小さい薄型の形状に保
ちつつ、静止画のフラッシュ撮影が可能となる。また、
この配置によると、電子閃光ユニットの開口部は、レン
ズユニットの開口部に対して少なくとも光学ファインダ
ユニットの開口部の幅だけ離れて配置されるので、人物
や動物をフラッシュ撮影した場合に赤目となる可能性を
少なくできる。
【0016】このとき、この配置によれば、電子閃光ユ
ニットとレンズユニットとが、光学ファインダユニット
を挟んで隔離されるので、画像情報に、閃光の出射に起
因する雑音が混入することを抑制できる。請求項3に記
載の電子カメラでは、請求項1または請求項2に記載の
電子カメラにおいて、電子カメラの状態を表示する表示
窓と電子カメラの制御態様を設定する設定釦との何れか
一方または双方が、第1の面におけるレンズユニットと
対面する位置に配置される。つまり、設定釦または表示
窓を、撮像部本体の第1の面における回動部分の近傍に
配置することができる。
【0017】一般に、電子カメラの制御態様は撮像に先
行して決定されるので、撮像途中における設定釦の操作
は回避すべきである。また、表示窓への手指の接触も、
指紋などで汚れるので回避すべきである。そこで、撮像
時において第1の側面の対向面から撮像部本体を挟持す
れば、支持位置から離れた回動部分近傍の表示窓や設定
釦に手指が接触する可能性は小さく抑えられる。
【0018】請求項4に記載の電子カメラでは、第1の
面において表示窓と設定釦との二者が、レンズユニット
の撮像光軸の方向に並べて配置される点で請求項3に記
載の電子カメラと異なる。この撮像光軸の方向は、各ユ
ニットの長手方向、つまり第1の面と第1の側面が接す
る直線の方向と同じであるので、この配置は、請求項3
に記載の電子カメラと同様に表示窓と設定釦とを回動部
分の近傍に配置する場合において、最も合理的な位置関
係であるといえる。
【0019】請求項5に記載の電子カメラでは、撮像釦
とズーム釦との何れか一方または双方が、第1の面にお
ける表示窓または設定釦の配置位置から第1の側面の対
向面に寄った位置に配置される。ここに、撮像釦とズー
ム釦とは撮像時に利用すべき釦であるので、撮像時に操
作者は、撮像部本体を支持しつつこれらの釦を操作する
必要があるが、第1の面におけるこれらの釦の近傍に指
をおき、第1の側面の対向面やレンズ開口部が形成され
る側面の対向面から撮像部本体を挟持することによっ
て、釦操作と支持とを共に確実に行って撮像を行うこと
ができる。さらに、表示窓や設定釦については、撮像釦
やズーム釦より回動部分に近い位置に配置されるため、
上述した支持の仕方で撮影を行っている限り、手指が接
触する可能性は極めて少ない。
【0020】請求項6に記載の電子カメラでは、撮像部
本体と表示部本体とが、それぞれ第1の側面と第2の側
面とにおいて相互に回動自在に連結され、撮像部本体は
撮像素子を備え、表示部本体は第2の側面に垂直な第2
の面に画像を表示する外部表示装置を備える。一般に、
操作者は、撮像部本体および表示部本体をそれぞれの手
で支持して操作を行う。
【0021】そこで、外部表示装置の画面表示の切り替
えをする回転操作部材を、この表示部本体の第2の面に
おける第2の側面の対向面の近傍に配置すると、操作者
は、表示部本体をその対向面から挟持しつつ、その回転
操作部材を回転操作できるので、装置の支持と画面表示
の切り替えとを共に確実に行うことが可能となる。
【0022】このとき、回転操作部材の回転操作の方向
は表示画面のスクロールの方向と一致しているので、操
作者は、所望の方向へのスクロールを直感的に行うこと
ができることとなる。請求項7に記載の電子カメラで
は、請求項6に記載の電子カメラにおいて、回転操作部
材の配置位置が、表示画面についてスクロールの方向の
長さを二等分する直線上となっている。一般に、回転操
作部材が第2の面で突出している部分は回転方向に長い
ため、回転操作部材の長手方向が表示画面の辺に沿う状
態で合理的に配置されることとなる。
【0023】請求項8に記載の電子カメラでは、請求項
1ないし請求項7の何れか一項に記載の電子カメラにお
いて、撮像部本体と表示部本体とが略同形同大の略直方
体状に形成されるので両者の均衡がとれ、撮像部本体の
第1の面と表示部本体の第2の面とが相対的に回転して
いない状態では、全体の形状も略直方体状に簡素化され
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に対
応した実施形態について詳細に説明する。図1は、請求
項1〜請求項8に記載の発明に対応した電子カメラの外
観構成図であり、図2〜図4は、それぞれ図1中−
、−、−で示す切断線で切り欠き、矢印方向
に見た要部を示す断面図である。
【0025】本実施形態の電子カメラは、図6に示す従
来例と異なり、撮像部本体11と表示部本体12とを同
形同大の直方体状に形成し、かつ撮像部本体11の側面
51(第1の側面)と、撮像部本体11と同形同大の表
示部本体12の側面52(第2の側面)とを対面させ、
回転ジョイント部24によって両者をそれらの側面5
1、52に垂直な軸線の回りに回動自在に連結したもの
である。
【0026】つまり、図1において撮像部本体11の上
面53が第1の面に対応し、表示部本体12の上面54
が第2の面に対応する。さて、撮像部本体11内には、
撮像にかかわる光学系やモータ等の機械が搭載される。
主要な要素として、撮像光軸を揃えた柱状のレンズユニ
ット13、光学ファインダユニット14、電子閃光ユニ
ット15が、両端面をそれぞれ側面51に隣接する側面
56、57に対面させて、回転ジョイント部24に近い
位置から順に配置される。
【0027】この配置によって撮像部本体11の形状
は、側面の幅をこれらのユニットの径に応じた値とした
いわゆる薄型に形成することが可能となっている。ここ
に、レンズユニット13は、鏡筒および撮像素子と、後
述するズーム釦19からの指示に応じて鏡筒内の撮影レ
ンズの位置を適宜変更する制御機構等を備える。この撮
影レンズは、側面56に形成されたレンズ開口部13a
から外部に露出される。
【0028】ファインダユニット14は、操作者に撮影
可能な範囲を示すものであり、側面56、57において
それぞれ、ファインダ対物窓14a、ファインダ接眼窓
14b(図5参照)を有する。電子閃光ユニット15
は、側面56に形成された発光窓15aから外部の所定
範囲へ閃光を出射する機構を備える。
【0029】一方、表示部本体12内には、外部表示装
置たるLCD21が、LCD表示窓21aを上面54に
露出した状態で配置される。また、そのLCD21から
側面52に対向する側面58に寄った位置には、回転ダ
イアル22が、回転軸を回転ジョイント部24の回動の
中心軸と平行にして、一部周縁を上面54に突出した状
態で配置される。表示部本体12の上面54において回
転ダイアル22の中心は、側面52に垂直な方向にLC
D表示窓21aを二等分する直線上に位置する。
【0030】また、LCD21の下部には、画像処理に
かかわる回路基板等31が搭載され、着脱可能なメモリ
カード35の装填室(図示されない)が形成される。こ
こに、LCD21は、撮像部本体11から送出される画
像の表示や、撮影された画像の再生の他、電子カメラの
設定メニューの表示や、電子カメラの機能の一覧表示を
することができる。操作者が選択を行い易くするため
に、複数の画像の再生や設定メニューの表示について
は、図2の上下方向のスクロールやコマ送りによって行
われる。
【0031】回転ダイアル22は、LCD21の表示画
面を切り替えるのための回転操作部材であり、回転操作
の方向と、表示画面のスクロールの方向が一致するよう
予め設定されている。すなわち、回転ダイアル22が図
2の上向きに回転すると、表示画面が上方にスクロール
し、下向きに回転すると、表示画面が下方にスクロール
する。
【0032】なお、本実施形態では、回転ダイアル22
の回転の速度と、表示画面のスクロールの速度を対応さ
せてある。また、回転ダイアル22を、回転操作に加え
て上面に垂直な方向にプッシュ操作が可能なものに形成
し、プッシュ操作によって表示画面の確定を行うよう設
定してある。回転ジョイント部24は、例えば、撮像部
本体11および表示部本体12の側面51、52それぞ
れの中央に、それら側面51、52と垂直な方向に中心
線が一致する筒状の部材を固定し、それらの筒状の部材
を回動可能に嵌合してなる。回転ジョイント部24の筒
状の部材の中空部には、撮像部本体11内の構成要素と
表示部本体12内の構成要素とを接続する接続線が挿通
される。嵌合部分には、回動角を所望の角度に安定させ
るために、例えば、摩擦や鋼球による回転間欠機構を備
える。この嵌合部には、通常、一方向への回動範囲を制
限するストッパーを設けてある。
【0033】さらに、撮像部本体11の上面53には、
上述したレンズユニット13の上部において、表示窓1
6と設定釦17とがユニットの長手方向に並置され、そ
こから側面51に対向する側面55に寄った位置におい
て、レリーズ釦18、ズーム釦19が、側面57近傍か
ら上面53中央近傍に向かってこの順序で並置されてい
る。
【0034】ここで、表示窓16には、例えばLCD等
によって電子カメラの撮影モードの設定状態や撮影コマ
数等の撮影情報が表示される。また、設定釦17は、電
子カメラの撮影モードを設定あるいは解除するための釦
群である。ズーム釦19については、図1では、電子カ
メラの長手方向にスライド可能なスライド式のスイッチ
として形成したものを示す。例えば、ズーム釦19は、
操作端が中心位置にある時にはニュートラル、一方にス
ライドさせるとワイド、他方にスライドさせると望遠、
というように、レンズユニット13内における撮影レン
ズの配置位置の変更を行う。なお、このズーム釦19
を、ズーミングの速度の切り替え釦として使用すること
もできる。
【0035】なお、図1中の符号23は、LCD21
(図2〜図4参照)のON/OFF操作をするための釦
である。また、図3、図4において、符号33、34
は、それぞれ電源端子、電池を示す。以下、実際の撮影
手順に即して上記説明した電子カメラの使用形態を説明
する。図5は、上記説明した電子カメラの操作方法を示
す図である。図5は、操作者が前方を撮影している様子
を示す。
【0036】撮影に先行して操作者は、表示窓16から
電子カメラの状態を確認しつつ設定釦17で撮影の諸設
定を行う。次いで、撮影者は、電子カメラが横に広い形
状をしているので、右手43で撮像部本体11を側面5
8から挟持し、左手44で表示部本体12を支えつつ、
レンズ開口部13aを前方の被写体に向ける。このと
き、操作者は、表示部本体12の上面53に表示された
表示画面、あるいは撮像部本体11の紙表側の側面57
に形成されたファインダ接眼窓14bから被写体の確認
を行う。
【0037】ここに、撮像部本体11内で最も重いレン
ズユニット13は、表示部本体12との連結位置近傍に
配置されているため、全体の重心が中央に位置してい
る。したがって、操作者は、電子カメラを安定して構え
ることが可能となる。このとき、操作者は、右手人差し
指を緩く曲げた状態でレリーズ釦18に接触させ、レリ
ーズ釦18を確実に操作できる状態でシャッターチャン
スを窺う。
【0038】この状態で、右手中指は、ズーム釦19の
上部近傍に位置するので、そのズーム釦19に軽く接触
しているのが最も自然な状態である。右手の他の指は、
撮像部本体11の上面において何ら釦が配置されない位
置におかれており、釦操作を行わないので自由に動かせ
る状態にある。ここで、撮影時に使用することのない設
定釦17はレンズユニット13の上部の連結部近傍に配
置されており、この位置は自由に動く指が最も届きにく
く、人差し指や中指も不自然に伸ばさない限り届かない
位置である。よって、撮影途中に手指が不用意に触れ
て、電子カメラの撮影モードが変更されてしまうという
ミスを防ぐことができる。
【0039】また、表示窓16についても、指紋などの
汚れを防ぐため指の接触は避けるべきであるが、設定釦
17と同様に手指が届きにくい位置に配置されるので、
接触の可能性が抑えられている。その他、操作者が回避
すべきこととして、レンズ開口部13aに対して、右手
の小指または薬指が接触することによる汚れや、指で覆
うことによる撮影のミスがある。この点に関しても、レ
ンズ開口部13aは最も連結部分に近い位置に形成され
ることから、発光窓15aやファインダ対物窓14aと
比べてレンズ開口部13aが覆われる可能性は少ないの
で回避できる。
【0040】したがって、撮影中に数々のミスが生じる
虞は解消され、操作者は撮影に集中することができる。
なお、望遠撮影やワイド撮影を行う場合には、レリーズ
釦18に人差し指をかけた状態で電子カメラを支持しな
がら、中指でズーム釦19のスライド操作を行うことが
できる。
【0041】さらに、この電子カメラは電子閃光ユニッ
ト15を備えるため、フラッシュ撮影も可能である。フ
ラッシュ撮影においては、発光窓15aがレンズ開口部
13aから少なくともファインダ対物窓14aの幅だけ
離れているので、人物や動物を撮影した場合にそれが赤
目となる確率を抑えることができる。
【0042】また、フラッシュ撮影の際には、電子閃光
ユニット15から発生する電磁波の一部が、画像信号の
伝送路に雑音として混入し、画像に悪影響を与える可能
性がある。しかし、この雑音の混入に関しても、電子閃
光ユニット15が光学ファインダユニットを挟んで隔離
されるので抑えることができる。次いで、操作者は、撮
影した複数の画像を表示部本体12に表示し、確認する
ことができる。
【0043】表示画面の切り替えを行う回転ダイアル2
2は、LCD表示窓21aより左側に配置されているの
で、LCD表示窓21aに接触することなく、左手の親
指によって回転操作することができる。しかも、この方
向の回転操作は、表示部本体12を支持した状態の左手
にとって最も自然な動きである。特に、画面のスクロー
ルを行う場合には、親指の動きと表示画面の動きとが一
致するため、操作者がスクロールの方向を直感的に決定
することができ、画面表示の選択が容易になる。さら
に、回転操作の速度が自在であり、かつその速度がスク
ロールの速度に対応しているので、操作者の所望の速度
で選択を行うことができる。
【0044】すなわち、上記説明した実施形態では、各
要素や操作釦の配置を適正化するので、装置の携帯や収
納が容易になると共に、操作性が良く安定した撮影を実
施できることとなる。なお、上述した実施形態では、デ
ィジタルスチルカメラを想定した説明を行ったが、本発
明はビデオカメラにも適用でき、その場合には、レリー
ズ釦18に代えて、撮影の開始や終了の操作を行う撮像
釦を配置し、ズーム釦については、ズームアップ、ズー
ムバック、ニュートラル等の切り替え釦として利用する
とよい。
【0045】上述した実施形態では、ズーム釦をスライ
ド式のスイッチとして形成したが、例えば、シーソー式
のスイッチなど他の形式のスイッチとして形成してもよ
い。上述した実施形態では、ズーム釦を、ズーム方法の
切り替えを行う釦としているが、ズームの量やズームの
速度を連続的に可変するものとしてもよい。上述した実
施形態では、撮影した画像をスクロール表示している
が、設定メニューをスクロール表示し、回転ダイアルに
よってこのスクロール操作や設定メニューからの選択を
行ってもよい。
【0046】上述した実施形態では、図1において回転
ダイアル22が上面54に比較的大きく突出した状態で
配置されたものを示したが、手指で操作可能であればこ
の突出の程度は問わない。上述した実施形態では、撮像
部本体11と表示部本体12とを同形同大の直方体状に
形成したが、撮像部本体11については上面と下面との
間隔をレンズユニット等の径に応じた値とした薄型、表
示部本体12については画面を表示する面を広くとった
薄型であれば如何なる形状としてもよい。
【0047】上述した実施形態では、回転ダイアル22
が、LCD表示窓21aを上下に二等分する直線上に配
置されるが、上面54における側面58の近傍であれば
如何なる位置に配置してもよい。
【0048】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、レンズユニットと光学ファインダユニットとが第1
の側面およびそれに垂直な第1の面に沿う方向に並べて
配置されるので、撮像部本体を、第1の面と比べて側面
が小さい薄型の形状として形成でき、全体の形状が簡素
化される。また、最も重量の大きいレンズユニットを回
動部分に近い位置に配置するので安定度を確保すること
もできる。さらに、支持位置から最も離れた回動部分近
傍にレンズ開口部が配置されることになるので、これが
手指に覆われて撮像に失敗する可能性は小さく抑えられ
る。
【0049】請求項2に記載の発明では、レンズユニッ
ト、光学ファインダ、電子閃光ユニットの三者が第1の
面に沿って並べられるので、請求項1に記載の電子カメ
ラと同様に撮像部本体を、第1の面と比べて側面が小さ
い薄型の形状に保ちつつ、静止画のフラッシュ撮影が可
能となる。また、電子閃光ユニットの開口部は、レンズ
ユニットの開口部から離れて配置されるので、人物や動
物をフラッシュ撮影した場合に赤目となる可能性を少な
くできる。さらに、電子閃光ユニットとレンズユニット
とが隔離されるので、画像情報に閃光の出射に起因する
雑音が混入することを抑制できる。
【0050】請求項3に記載の発明では、支持位置から
離れた回動部分近傍に表示窓や設定釦を配置できるの
で、それらに手指が接触する可能性は小さく抑えられ
る。請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の電子
カメラと同様に表示窓と設定釦とを第1の面と第1の側
面とが接する方向に配置するので、それらを回動部分の
近傍に配置する場合において、最も合理的な位置関係と
することができる。
【0051】請求項5に記載の発明では、第1の面にお
けるこれらの釦の近傍に指をおき、第1の側面の対向面
やレンズ開口部が形成される側面の対向面から撮像部本
体を挟持することによって釦操作と支持とを共に確実に
行って撮像を行うことができる。さらに、表示窓や設定
釦が撮像釦やズーム釦より回動部分に近い位置に配置さ
れるため、上述した支持の仕方で撮影を行っている限
り、手指が接触する可能性は極めて少ない。
【0052】請求項6に記載の発明では、操作者は、表
示部本体をその対向面から挟持しつつ、回転操作部材を
回転操作できるので、装置の支持と画面表示の切り替え
とを共に確実に行うことが可能となる。さらに、回転操
作部材の回転操作の方向は表示画面のスクロールの方向
と一致しているので、操作者は、所望の方向へのスクロ
ールを直感的に行うことができることとなる。
【0053】請求項7に記載の発明では、回転操作部材
の配置位置が、表示画面のスクロール方向の長さを二等
分する直線上とされるので、回転操作部材の長手方向が
表示画面の辺に沿う状態で合理的に配置されることとな
る。請求項8に記載の発明では、撮像部本体と表示部本
体とが略同形同大の略直方体状に形成されるので両者の
均衡がとれ、撮像部本体の第1の面と表示部本体の第2
の面とが相対的に回転していない状態では、全体の形状
も略直方体状に簡素化される。
【0054】すなわち、本発明では、従来の電子カメラ
における各要素や釦の配置を適正化するだけで、収納や
携帯に便利であり、かつ操作性が優れた電子カメラの提
供が可能となる。したがって、操作者は常に安定した撮
像を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カメラの外観構成図である。
【図2】図1の−で切り欠いた要部を示す縦断面図
である。
【図3】図1の−で切り欠いた要部を示す縦断面図
である。
【図4】図1の−で切り欠いた要部を示す横断面図
である。
【図5】本発明に係る電子カメラの操作方法を示す図で
ある。
【図6】従来の電子カメラの外観および使用形態を示す
図である。
【符号の説明】
11、41 撮像部 12、42 表示部 13 レンズユニット 14 光学ファインダユニット 15 電子閃光ユニット 16 表示窓 17 設定釦 18 レリーズ釦 19 ズーム釦 21 LCD 22 回転ダイアル 23 表示釦 24 回転ジョイント部 31 基板 33 電源端子 34 電池 35 メモリカード 43 右手 44 左手 51、52、55、56、57、58 側面 53、54 上面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面とそれに垂直な第1の側面とを
    有しかつ撮像素子を備える撮像部本体と、第2の面とそ
    れに垂直な第2の側面とを有しかつ前記第2の面に画像
    を表示する外部表示装置を備える表示部本体とを、前記
    第1および第2の側面において相互に回動自在に連結し
    てなる電子カメラであって、 前記撮像部本体には、 前記第1の側面からその対向面に向かって、前記第1の
    側面および前記第1の面に沿う方向に撮像光軸を揃えた
    レンズユニット、光学ファインダユニットが順に並べて
    配置されることを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、 前記撮像部本体における前記光学ファインダユニットと
    前記対向面との間には、 電子閃光ユニットが前記光学ファインダユニットと並べ
    て配置されることを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子カ
    メラにおいて、 前記第1の面における前記レンズユニットと対面する位
    置には、 電子カメラの状態を表示する表示窓と、電子カメラの制
    御態様を設定する設定釦との何れか一方または双方が配
    置されることを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の電子カ
    メラにおいて、 前記第1の面における前記レンズユニットと対面する位
    置には、 電子カメラの状態を表示する表示窓と電子カメラの制御
    態様を設定する設定釦とが、前記撮像光軸の方向に並べ
    て配置されることを特徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の電子カ
    メラにおいて、 前記第1の面における前記表示窓または前記設定釦の配
    置位置から前記対向面に寄った位置には、 撮像釦とズーム釦との何れか一方または双方が配置され
    ることを特徴とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 第1の面とそれに垂直な第1の側面とを
    有しかつ撮像素子を備える撮像部本体と、第2の面とそ
    れに垂直な第2の側面とを有しかつ前記第2の面に画像
    を表示する外部表示装置を備える表示部本体とを、前記
    第1および第2の側面において相互に回動自在に連結し
    てなる電子カメラであって、 前記第2の面において前記第2の側面の対向面の近傍に
    は、 前記外部表示装置の表示画面のスクロール方向に回転操
    作が可能であり、かつ画面表示の切り替えをする回転操
    作部材が配置されることを特徴とする電子カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子カメラにおいて、 前記回転操作部材の配置位置は、 前記第2の面における前記対向面の近傍、かつ前記表示
    画面の前記スクロール方向の長さを二等分する直線上で
    あることを特徴とする電子カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7の何れか一項に
    記載の電子カメラにおいて、 前記撮像部本体と前記表示部本体とは、 略同形同大の略直方体状に形成されることを特徴とする
    電子カメラ。
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US09/843,695 US7206024B2 (en) 1997-02-17 2001-04-30 Electronic camera having rotatably coupled first and second body sections
US11/270,748 US7573527B2 (en) 1997-02-17 2005-11-10 Portable device

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459857B2 (en) 1998-03-11 2002-10-01 Nikon Corporation Electronic camera
CN100390656C (zh) * 2002-06-10 2008-05-28 卡西欧计算机株式会社 电子照相机
WO2017025025A1 (zh) * 2015-08-11 2017-02-16 深圳遨乐科技有限公司 一种带转轴迷你运动相机

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