JP2017103166A - 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器 - Google Patents

回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017103166A
JP2017103166A JP2015237039A JP2015237039A JP2017103166A JP 2017103166 A JP2017103166 A JP 2017103166A JP 2015237039 A JP2015237039 A JP 2015237039A JP 2015237039 A JP2015237039 A JP 2015237039A JP 2017103166 A JP2017103166 A JP 2017103166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation dial
dial
elastic member
outer peripheral
holding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015237039A
Other languages
English (en)
Inventor
出良 修一
Shuichi Idera
修一 出良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015237039A priority Critical patent/JP2017103166A/ja
Publication of JP2017103166A publication Critical patent/JP2017103166A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

【課題】ダイヤルの小型化、薄型化が実現でき、さらにダイヤルの回転トルクが安定し、感触のよいクリック感と、操作感が得られる回転揺動式操作ダイヤルを提供すること。
【解決手段】正逆回転可能で裏面の軸部外周面に凸凹面が形成され、少なくとも上下左右部を押下することで揺動しボタン操作が可能な操作ダイヤルと、操作ダイヤルと径嵌合する孔部を有する円筒状の保持部と、保持部の外側であって操作ダイヤルを揺動可能に支持するべく弾性変形可能で上下左右に配置されたスイッチに対する押し子部と、操作ダイヤルと摺動する摺動部を有した環状部と、を有するホルダー部材と、前記凸凹面と係合する軸方向に振幅移動可能で配設される弾性部材が、操作ダイヤルの回転に応じてクリック感を付与する操作部材において、保持部の孔中心軸と直交する外周方向で、かつ環状部の摺動部内周側に、弾性部材の固定部を配設させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、正逆回転可能なダイヤルであって、更にダイヤルを少なくとも上下左右方向へ揺動させることで押しボタン操作も行うことができる回転揺動式操作ダイヤルと、それを用いた電子機器に関する。
デジタルカメラ(以下単にカメラと略す)への入力手段としては正逆回転可能で更に上下左右方向へ揺動させることで押しボタン操作を行うことができる回転揺動式操作ダイヤルが搭載される場合が多い。回転揺動式操作ダイヤルには、所定の回転角度姿勢にて係止させるためのクリック機構が配設されている。
また、カメラのマニュアルフォーカスやホワイトバランスの設定など連続的な入力操作が求められる機能に回転操作が割り当てられ、フラッシュ発光のON/OFF/AUTOのようにトグル操作により設定可能な機能に押しボタン操作が割り当てられている。
従来より、このような回転揺動式操作ダイヤルのクリック機構には特許文献1に記載のような回転操作ダイヤルの裏面の軸部外周面と対向する部分にバネ部材を配設している。
そして、回転操作ダイヤルと径嵌合する円筒状のベース部材上にある軸受け部外周面が、回転操作ダイヤルの回転に応じてバネ部材が振幅移動する凸凹面になっていることにより回転クリックを発生させる技術が開示されている(特許文献1)。
特許第5219988号公報
しかし、上記の特許文献1で示されているバネ部材は、断面L字状の取付部の下端部両端に設けられた円弧状に延びる一対の腕部を形成して、その先端部が互いに回転操作ダイヤルの中心軸部と近づく方向に向けて円弧状に折り曲げられている。このバネ部材の取付部は回転操作ダイヤル裏面の軸部と外壁部との間にスナップフィット手段で固定されている。
この構成の場合、両端に設けられた円弧状に延びる一対の腕部と取付面に曲げ加工がされているため、板体先端部の曲げ精度が出しにくい。またバネ部材の適度なクリック荷重を設定するために、先端部と取付部のL長が必要となるので、スナップフィットした場合、先端部の寸法が暴れやすいため、回転操作ダイヤルのクリック力や、クリック感触がバラつきが生じやすい。
回転操作ダイヤル側にバネ部材を構成しているため、回転操作ダイヤル外径自体が、大きくなり小型化できない。またスナップフィット方向も回転操作ダイヤルの厚み方向に構成されているため回転操作ダイヤル自体を薄型化できない問題もある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、電子機器の大型化を招くことなく、ダイヤルの小型化、薄型化が実現でき、さらにダイヤルの回転トルクが安定し、感触のよいクリック感と、操作感を得られる回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る回転揺動式操作ダイヤルは、
正逆回転可能で裏面の軸部外周面に凸凹面が形成され、少なくとも上下左右部を押下することで揺動しボタン操作が可能な操作ダイヤルと、前記操作ダイヤルと径嵌合する孔部を有する円筒状の保持部と、前記保持部の外側であって前記操作ダイヤルを揺動可能に支持するべく弾性変形可能で上下左右に配置されたスイッチに対する押し子部と、前記操作ダイヤルと摺動する摺動部を有した環状部と、を有するホルダー部材と、前記操作ダイヤルの裏面の軸部外周面に形成された凸凹面と係合する軸方向に振幅移動可能で配設される弾性部材が、前記操作ダイヤルの回転に応じてクリック感を付与する操作部材において、前記保持部の孔中心軸と直交する外周方向で、かつ前記環状部の摺動部内周側に、前記弾性部材の固定部を配設させたことを特徴とする。
本発明に係る回転揺動式操作ダイヤルによれば、電子機器の大型化を招くことなく、ダイヤルの小型化、薄型化が実現でき、さらにダイヤルの回転トルクが安定し、感触のよいクリック感と、操作感が得られる。
本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤルユニット図及び図4、図6に示す断面面指示図である。 本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤルの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤルの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤル保持構成を示す側面視X−X断面である。 本発明の実施形態に係るホルダー部材とクリックバネの位置関係を示す部分正面図である。 本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤルとクリックバネの位置関係を示す正面視Y−Y断面である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ(以降カメラと略す)の外観斜視図である。図1(a)はカメラの正面側(被写体側)、図1(b)は背面側(撮影者側)の外観斜視図である。
図1(a)、(b)に示すように、101は電子機器装置(本発明ではカメラを示す)の外装であるカメラ本体、102は撮影光学系を構成しているレンズ鏡筒である。レンズ鏡筒102は、撮像光学系、レンズバリア、光電変換素子、レンズ駆動機構絞、シャッターなどを具備している。レンズ鏡筒102は、撮影光学系により撮像素子に被写体像を結像されるよう構成されている。電源ボタン103は、カメラの電源をオンまたはオフする操作部材である。104はレリーズボタンであり、押し操作により、静止画撮影をすることができる。
通常、カメラのレリーズボタン104は、2段スイッチで構成されている。レリーズボタン104の半押しで1段目のスイッチ(SW1)がオンするとAFおよびAEを行い、レリーズボタン104の全押しで2段目のスイッチ(SW2)がオンすると静止画撮影を行うよう構成されている。レリーズボタン104の外周には、回転操作型のズームレバー105が取り付けられている。ズ−ムレバー105は、操作者による操作入力を受け付ける操作手段である。
このズ−ムレバー105をカメラ本体の上面から見て時計周りに回転させると、ズームレンズがTele側(画角が狭くなる方向)にズーム動作を行い、逆に反時計周りに回転させると撮影レンズがWide側(画角が広がる方向)にズーム動作を行う。
106は動画ボタンであり、押し操作により、動画撮影をすることができる。107はストロボ、108はストロボボタンである。撮影時に被写体の明るさが足りない時に、ストロボボタン108をスライドすることで107部がポップアップし、発光窓(不図示)を露出させ、発光し撮影をすることができる。撮影時に使用しない場合は、ストロボ107を手動で押し下げることで収納状態となる。
109は、モードダイヤルであり、カメラ本体101に対して回転可能に支持されている。モードダイヤル109の天面には、各種の撮影モードに応じた複数のマーク(不図示)が印刷されており、このマークに撮像装置の指標を合わせることで、マークに応じて静止画撮影モード、動画撮影モ−ド、撮影画像再生モ−ド等の設定を行うことができる。
110は、液晶パネルユニットであり、撮影時の構図を確認するための画像及び再生画像を表示する。表示部には、静電容量式タッチパネルが組み込まれており、画面を指で触れることで、撮影時の設定や記録した画像の再生、画像の拡大・縮小・画像送り・編集、通信設定等様々な操作が可能となっている。なお、表示部には、シャッター速度や絞り値といった撮影条件・撮影枚数及びメニュー等も表示可能である。
111は端子カバーであり、カメラ本体101に対しスライドおよび回動可能に支持されている。端子カバー111を開けると、USB端子やHDMI(登録商標)端子などの外部接続端子が露出する状態となる。
112は、複数の操作ボタン群112が設けられている。これらのボタン群は、例えば再生ボタン、通信ボタン、情報表示ボタン、メニューボタンといった機能を切換えする際に使用する。
再生ボタンは押下されると撮影モードから再生モードに遷移し、液晶パネルユニット110の表示部に記録した静止画や動画を表示させる機能である。通信ボタンはWi−Fiなどの無線通信を開始する機能である。情報表示ボタンは液晶パネルユニット110の表示部に表示されているカメラ機能表示を表示/非表示を切換える機能である。メニューボタンは撮影条件や再生条件の設定を表示/非表示を切換える機能である。
113は、操作ダイヤルとしての回転揺動式操作ダイヤル(以降回転操作ダイヤルと略す)である。
以下、回転操作ダイヤル113の簡略な構成と機能動作を説明する。
図2は本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤルユニット図及び図4、図6に示す断面指示図である。図2(a)は回転操作ダイヤルユニットの正面図、図2(b)は回転操作ダイヤルユニット側面図である。
操作ダイヤル1は回転可能でかつ上下左右部を押下された場合のボタン操作が可能なように支持されている。表示板2は上下左右方向のボタン機能を表すアイコンが、90度の間隔で、表示2A、2B、2C、2Dが印刷されており回転動作は行わないが、操作ダイヤル1が揺動した際に追従出来るよう揺動可能に支持されている。
センターボタン3は表示板2の後述する揺動しない部分に回転不能に支持されている。即ち、回転操作ダイヤル113は、外観上3つの部材で構成されており、回転する部材は操作ダイヤル1のみで、上下左右の各方向へ押下操作した場合は、操作ダイヤル1と追従して表示板2が揺動する。またセンターボタン3は独立した動作となり操作ダイヤル1の回転時も揺動時も連動はせず、押下操作された時のみ可動しボタンの機能を果たす。尚、センターボタン3は、カメラの機能上は各種設定の確定キーとしての機能を果たしている。
本実施形態では回転操作ダイヤル113に、それぞれのカメラの撮影時の機能を割り当てている。例えば2Aは露出補正、2Bはストロボでオート発光、強制発光、発光禁止、2CはAFで通常、遠方、マクロ、2Dはセルフタイマー時間でセルフタイマー10秒、セルフタイマー2秒である。
これらの選択は操作ダイヤル1を回転させて順次切替っていき、センターボタン3を押す事でカメラ撮影時の機能を確定させている。またセンターボタン3が押されると、例えば露出補正、測光分布、ホワイトバランス、記録画素数、圧縮率などが選択でき、個々の階層機能選択方法として操作ダイヤル1を回転させて選択し、センターボタン3を押下操作する事で確定が可能である。
また、カメラ再生時には複数の画像から1つの画像を選択、確定して操作ダイヤル1を回転させる事で画像の拡大縮小などが可能である。
回転操作ダイヤルの詳細な保持構成と動作を、図3A、図3B、図4を絡めて詳細に説明する。
図3Aおよび図3Bは本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤルユニットの分解斜視図である。図3Aは回転操作ダイヤルユニットを正面側から見た斜視図であり、図3Bは回転操作ダイヤルユニットを背面側から見た斜視図、図4は本発明の実施形態に係る回転操作ダイヤル保持構成を示す側面視X−X断面である。
回転検知を行う為の光の投光受光により位置検出を行うフォトセンサとして一対のフォトインタラプター6aが実装されている。またセンターボタン3、その他押しボタン(図1に示す操作ボタン群112、図2に示す2A、2B、2C、2D)に対応したスイッチ6bを有したフレキシブル配線基板6と、ベースとなるプレート8が両面テープ7により固定されている。この状態を以降プレートユニット9と略す。
ホルダー部材4に構成される保持部4Xにある平面部4h上の角ボス4aと、クリックバネ5(弾性部材)の平面部5c上に形成されている角孔5aが位置決め嵌合される。また、ホルダー部材4に構成される保持部4Xにある平面部4h上の軸4bと、クリックバネ5(弾性部材)の平面部5c上に形成されている孔5bが、不図示のカシメ溶着等の手段で固定される。
クリックバネ5(弾性部材)がホルダー部材4に固定された状態で、ホルダー部材4に構成される保持部4Xにあるピン形状をプレートユニット9に形成されている孔に位置決め嵌合すると共に不図示のカシメ溶着等の手段で固定される。クリックバネ5(弾性部材)は、平面部5cの両端に設けられた円弧状に延びる一対の腕部5dを形成して、その先端部に設けられた2つのR形状部5e(凸形状)を有している。
本実施形態では、クリックバネ5(弾性部材)が複雑な曲げ形状ではないため、加工しやすく部品の寸法も安定しやすい。またクリックバネ5(弾性部材)の位置決め嵌合される取付面を保持部4Xの外周部に配置しているため、クリックバネ5(弾性部材)の先端部に設けられた2つのR形状部5e(凸形状)が回転軸方向への振れを防止する効果がある。さらにクリックバネ5(弾性部材)の取付面を外周部に配置することで、操作ダイヤル1の薄型化にも効果がある。
次に、操作ダイヤル1に形成されている軸1aと、ホルダー部材4に構成される保持部4X上の孔4cと摺動可能な嵌合で挿入される。このとき、操作ダイヤル1はホルダー部材4に構成される保持部4X上の孔4cにより摺動可能に径嵌合保持されて回転可能になっている。ここで径嵌合の回転中心軸方向の嵌合量は操作ダイヤル1の軸1aに対して少ない量に設定されているため、操作ダイヤル1は回転可能であると共に若干量傾くことが出来るようになっている。
また、操作ダイヤル1に形成されている摺動リブ1bと、ホルダー部材4にある環状部4Yに形成されている摺動面4dが当接するように構成している。ホルダー部材4に構成される環状部4Yは薄肉で形成されており弾性変形可能になっており、フレキシブル配線基板6上に上下左右に配置されているスイッチ6b側には、押し子部4eが形成されている。このように摺動面4dと押し子部4eは略同軸上に構成されている。
本実施形態のホルダー部材4は、保持部4Xと環状部4Yとを、上下左右に配置されているスイッチ6bを避けた位置を繋げることで一体として構成させている。この構成にする目的としては、部品点数削減である。
次に、操作ダイヤル1に形成されている段付の開口部1cに表示板2を挿入する。このとき表示板2に形成されているピン形状を、プレートユニット9に形成されている孔に位置決め嵌合すると共に不図示のカシメ溶着等の手段で固定される。その際、操作ダイヤル1に形成されている摺動リブ1dと、表示板2に形成されている受け面2b(4箇所)を摺動可能に当接させている。これは、操作ダイヤル1の抜け方向(図において上方向)を規制する抜け止めとなっている。
表示板2に形成されている受け面2b(4箇所)は、プレートユニット9にカシメ溶着で固定されている固定部2f近傍に設けられており容易に動かない構成となっている。また、表示板2の構成は、外観上側2dと固定部2fに対して、細い腕部形状2eでバネ性を持たせて繋げているので、操作ダイヤル1と表示板2の外観上側2dが一体に上下方向に揺動可能になっている。
これにより、操作ダイヤル1はホルダー部材4に構成される保持部4X上の孔4c中心を回転中心として回転可能であると共に揺動可能で上下左右に配置されたスイッチ6bに対応した位置で押下操作が可能となっている。
センターボタン3に形成された長角軸3aが、表示板2に形成されている長孔2aに位置決めされ摺動可能に嵌合する。更に、表示板2に形成されている受け面2b近傍に設けられている受け面2cと、センターボタン3に形成される爪部3b(2箇所)が、スナップフィット手段で抜け止めされる。これによりセンターボタン3を押下動作ができボタン操作可能となっている。
次に、操作ダイヤル1には金属で形成された遮光羽根1e(本実施形態は12枚)が、インサート成形により形成されており操作ダイヤル1と遮光羽根1eは一体的に回転及び揺動する。
操作ダイヤル1の回転時に遮光羽根1eは、フォトインタラプター6a内の光線を回転角度に応じて受光許可・禁止となるよう均等な角度で遮光部を形成している。遮光部の数は操作ダイヤル1上の凸凹部1fの数(本実施形態は12箇所)と対応しており操作ダイヤル1の停止時の出力が常に決まった状態となるようになっている。
また、フォトインタラプター6aは、図3Aに示しているように2つ搭載され遮光羽根1eにより発生する2つのパルス波形が常に半位相ずれるような角度に設定されている。これにより回転方向を検知することが可能となっている。フォトインタラプター6aと遮光羽根1eは、操作ダイヤル1の押下操作による揺動時でも接触しないようなクリアランス設定となっている。
次に、操作ダイヤル1の回転クリックは、操作ダイヤル1の裏面に形成されている凸凹部1f(本実施形態は12箇所)と、クリックバネ5(弾性部材)に形成されているR形状部5e(凸形状)が操作ダイヤル1の回転中心軸方向から外側へ開こうとする方向に対して反力を発生させている。この2つのR形状部5e(凸形状)間において、操作ダイヤル1に設けられた凸凹部1fが回転することでバネとして機能し、クリック感を生成している。
次に、クリック構成の位置関係を図5〜図6を用いて詳細に説明する。
上述のようにホルダー部材4に構成される保持部4Xにある平面部4h上の角ボス4aと、クリックバネ5(弾性部材)の平面部5c上に形成されている角孔5aが位置決め嵌合されている。
また、ホルダー部材4に構成される保持部4Xにある平面部4e上の軸4bと、クリックバネ5(弾性部材)の平面部5c上に形成されている孔5bが、不図示のカシメ溶着等の手段で固定されている。このとき図5に示すようにクリックバネ5(弾性部材)に設けられた円弧状に延びる一対の腕部5dがホルダー部材4に構成される保持部4X上の突起部4gと当接している。
これは、クリックバネ5(弾性部材)の単部品状態(自然状態)では、円弧状に延びる一対の腕部5dと先端部に設けられた2つのR形状部5e(凸形状)は、保持部4Xの中心軸方向の内側に位置している。この状態から保持部4Xへ組込むとクリックバネ5(弾性部材)の円弧状に延びる一対の腕部5dが保持部4X上の突起部4gで規制され保持部4Xの中心軸方向から外側へ広げられる。
これにより、クリックバネ5(弾性部材)の先端部に設けられた2つのR形状部5e(凸形状)に適度なプリチャージが掛かるため、Z方向の幅寸法を管理することで、クリックバネ5(弾性部材)のプリチャージ力が安定する。
また、クリックバネ5(弾性部材)の先端部に設けられた2つのR形状部5e(凸形状)のZ方向の幅寸法と保持部4X上の孔4cの内径を、ほぼ一致させている。これにより、保持部4X上の孔4cに操作ダイヤル1の軸1aを組込む際に、まっすぐ組込みが出来るため、組立作業性を向上させる効果がある。
また、クリックバネ5(弾性部材)の円弧状に延びる一対の腕部5dが保持部4X上の突起部4gで規制され、先端部に設けられた2つのR形状部5e(凸形状)に適度なプリチャージが掛けられている。この状態から操作ダイヤル1の凸凹部1fが組込まれるとクリックバネ5(弾性部材)上のR形状部5e(凸形状)が操作ダイヤル1の回転中心軸方向から外側へ開こうとする方向に対して、さらに反力が発生するため、操作ダイヤル1の凸凹部1fに所望の安定したクリック力が得られる。またクリック力が安定することで、操作ダイヤル1のクリック停止位置でのラジアルガタも低減される。
また、クリックバネ5(弾性部材)がホルダー部材4に固定された取付面(角ボス4aと軸4b)を保持部4Xの外径C内に収めることで、操作ダイヤル1の外径の小型化が可能となる。
以上述べたような構成とすることで、低コストで信頼性及びクリック操作感を満足できる回転揺動式操作ダイヤルを小型で実現可能となる。
なお、本実施形態では、ホルダー部材4を保持部4Xと環状部4Yとを一体で構成させているが、保持部4Xと環状部4Yを別体の構成をにおいても本発明と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、操作ダイヤル1と遮光羽根1eをインサート成形で一体化として構成しているが、操作ダイヤル1と遮光羽根1eを別体として接着等で固定する構成でもよいし、操作ダイヤル1自体から遮光羽根1eが形成された構成においても本発明と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、センターボタン3がある構成を示したが、本発明の主旨においてはセンターボタン3の存在は必須ではなくセンターボタン3の無い構成においても本発明と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、回転検出手段としてフォトインタラプターを用いた例を示したが、反射型タイプのフォトリフレクターを用いても本発明と同様の効果が得られる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 回転ダイヤル、1a 軸部、4 ホルダー部材、4X 保持部、4Y 環状部、
4b 軸(固定部)、4d 摺動部、4e 押し子部、5 クリックバネ(弾性部材)

Claims (4)

  1. 正逆回転可能で裏面の軸部外周面に凸凹面が形成され、少なくとも上下左右部を押下することで揺動しボタン操作が可能な操作ダイヤルと、
    該操作ダイヤルと径嵌合する孔部を有する円筒状の保持部と、該保持部の外側であって前記操作ダイヤルを揺動可能に支持するべく弾性変形可能で上下左右に配置されたスイッチに対する押し子部と、前記操作ダイヤルと摺動する摺動部を有した環状部と、を有するホルダー部材と、
    前記操作ダイヤルの裏面の軸部外周面に形成された凸凹面と係合する軸方向に振幅移動可能で配設される弾性部材が、前記操作ダイヤルの回転に応じてクリック感を付与する操作部材において、
    前記保持部の孔中心軸と直交する外周方向で、かつ前記環状部の摺動部内周側に、前記弾性部材の固定部を配設させたことを特徴とする回転揺動式操作ダイヤル。
  2. 前記弾性部材は、固定部の両端に設けられた円弧状に延びる一対の腕部を形成して、その先端部が互いに近づく方向に向けて凸形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の回転揺動式操作ダイヤル。
  3. 前記保持部の円周線上に形成された突起に、前記弾性部材の腕部を当接させたことを特徴とする請求項2に記載の回転揺動式操作ダイヤル。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の回転揺動式操作ダイヤルを入力手段として搭載した電子機器。
JP2015237039A 2015-12-04 2015-12-04 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器 Pending JP2017103166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015237039A JP2017103166A (ja) 2015-12-04 2015-12-04 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015237039A JP2017103166A (ja) 2015-12-04 2015-12-04 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017103166A true JP2017103166A (ja) 2017-06-08

Family

ID=59016804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015237039A Pending JP2017103166A (ja) 2015-12-04 2015-12-04 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017103166A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7146456B2 (ja) 2018-05-31 2022-10-04 キヤノン株式会社 回転揺動式入力装置、及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7146456B2 (ja) 2018-05-31 2022-10-04 キヤノン株式会社 回転揺動式入力装置、及び電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7755697B2 (en) Webcam with moveable zoom lens
US20130100344A1 (en) Accessory and imaging device
US9264593B2 (en) Image-pickup apparatus
US11003047B2 (en) Lens barrel, lens driving device, and image pickup apparatus
KR20050002579A (ko) 촬상 장치
JP2008205973A (ja) 撮像装置
JP7191702B2 (ja) 回転操作入力装置および電子機器
JP2017103166A (ja) 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器
JP2008203683A (ja) レンズフード及び撮像装置
JP6265762B2 (ja) 電子機器
JP2008129252A (ja) 撮像ユニットと撮像装置、および通常撮影とマクロ撮影との切り替え方法
JP2006276242A (ja) ズームレンズ装置
JP5987565B2 (ja) 電子機器
JP5979888B2 (ja) 電子機器
JP2020101728A (ja) 電子機器
KR20050028621A (ko) 근접촬영 절환 기능이 구비된 이동통신 단말기용 카메라
JP2011058603A (ja) ヒンジ装置と、ヒンジ装置を備えた電子機器
JP4948313B2 (ja) 電子機器
JP2006276243A (ja) レンズ装置
JP2002287204A (ja) カメラ
JP2019045703A (ja) 電子機器
JP2020101727A (ja) 電子機器
JP2013251160A (ja) 情報入力装置、電子機器およびカメラ
JP2006324110A (ja) スイッチ装置
JP2009146668A (ja) 電子機器