JP2002286781A - 装置の配線異常検出方法及び装置の配線異常検出装置 - Google Patents

装置の配線異常検出方法及び装置の配線異常検出装置

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JP2002286781A
JP2002286781A JP2001084418A JP2001084418A JP2002286781A JP 2002286781 A JP2002286781 A JP 2002286781A JP 2001084418 A JP2001084418 A JP 2001084418A JP 2001084418 A JP2001084418 A JP 2001084418A JP 2002286781 A JP2002286781 A JP 2002286781A
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semiconductor integrated
integrated circuit
substrate
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JP2001084418A
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Mutsumi Takagi
睦 高木
一 ▲高▼地
Hajime Takachi
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Konica Minolta Inc
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不具合箇所の早期発見や継続的検査による履
歴管理・傾向把握が可能な装置の配線異常検出方法を実
現することを目的としている。 【解決手段】 装置本体に複数のオプション機器を設置
することが可能であり、基板インターフェース制御とし
て基板間でデータ転送を行なうためのデータ転送手段を
備えた半導体集積回路と、各基板上の半導体集積回路同
士を接続する配線と、装置の各部を制御する中央演算手
段11とを有する装置であって、基板上の半導体集積回
路と基板上の半導体集積回路とが、或いは前記装置に搭
載している基板上の半導体集積回路同士とがデータ転送
手段を用いて基板間の配線の異常検出を実行し、前記配
線の異常検出の結果を中央演算手段11に送信するとい
う一連の配線異常検出を、装置1に接続した制御装置7
0にて制御し、検査結果を中央演算手段11から制御装
置70に送信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置の配線異常検出
方法及び装置の配線異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、装置の製造・組
立工程や修理時に基板間の配線不良や配線ミスが発生す
る場合がある。基板単体でのチェックは終了していて
も、複数の基板間に多数の配線箇所があり、配線不良個
所を特定するために多大な時間を費やすことが多かっ
た。
【0003】とくに、画像形成装置に対してオプション
機器を設置する場合、画像形成装置単体・オプション機
器単体ではチェックは終了していても、設置後に不良個
所の存在が判明した場合、不良個所の特定に多大な時間
を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置及びオプ
ション機器において、画像形成装置本体内部又は画像形
成装置本体とオプション機器間の配線異常検出検査を行
なう場合、検査結果は表示手段へ表示され、また転写出
力手段により転写紙に転写出力される。検査結果は、前
述の通り表示・出力されるが、検査履歴や結果はメモリ
等の記憶手段に記憶されることはない。
【0005】また、テストモードを開始すると、全ての
配線について異常検出検査を行なうため、ある一部の配
線のみ検査を行なう、といった部分的な検査に対応でき
なかった。画像形成装置本体へオプション機器を接続す
る場合や束線の交換等の作業の後に配線異常を確認する
際、配線に変更のあった箇所を重点的に検査を行なう必
要があるが、部分的な検査が不可能のため、常に配線全
体を検査せざるを得ず、メンテナンスの柔軟性に欠けて
いるという問題があった。
【0006】以上の問題に対し、過去の配線異常検出結
果の履歴がないため、いつ検査を実行したのかが把握で
きず、不具合箇所の早期発見や傾向把握が困難であっ
た。検査結果の比較をしたい場合も過去の検査結果が記
憶されないため、検査時に転写出力した紙面にて目視に
よる比較をするほかに手段がなく、その結果、比較に時
間を費やしていた。
【0007】画像形成装置の記憶手段に検査結果を記憶
させることで履歴管理や結果比較が可能となるが、記憶
手段をはじめ、中央演算手段や処理プログラムの負担が
増大し、且つ部品点数の増加につながるため、画像形成
装置本体だけでは対応することが困難であった。
【0008】また、配線異常検出検査に柔軟性を持たせ
ることについては、検査を細分化することが不可欠であ
るが、中央演算手段、処理プログラム、メモリ等の記憶
手段に負担が増大し、画像形成装置本体やオプション機
器の部品点数増加につながるため、画像形成装置とオプ
ション機器のみでの対応には限界があった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、配線異常検出検査履歴や検査結果を記憶
し、過去の検査結果との比較が容易で、更に中央演算手
段や処理プログラムの負担・部品点数の増加をさせずに
画像形成装置やオプション機器との接続基板間の配線異
常検出検査の細分化・多様化が可能な装置の配線異常検
出方法及び装置の配線異常検出装置を実現することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に関して、装置に
搭載されている各基板について、おのおの基板単体での
チェックは終了していることを前提とする。
【0011】装置として例えば画像形成装置を用いる場
合、画像形成装置を構成する基板、および、画像形成装
置に設置可能なオプション機器の基板に、基板インター
フェース制御を行なう半導体集積回路(ASIC)を設
け、この半導体集積回路にあらかじめデータ転送機能を
備えておく。
【0012】そして、簡単なテスト回路を組み込むこと
で別基板のASIC同士でデータ転送を利用した配線チ
ェックを行ない、配線異常があるかどうか判定する。基
板間配線チェックには中央演算手段(CPU)は関与し
ない。CPUは画像形成装置に接続されたコンピュータ
とASICとの間で、配線チェック命令や判定結果の伝
達等、データの中継を行なう。
【0013】画像形成装置に接続されたコンピュータよ
り配線チェック開始命令を送信して配線異常検出検査を
行ない、検査結果を画像形成装置からコンピュータへ送
信する。検査結果をコンピュータに記憶させることによ
り、コンピュータ上にて検査結果の比較が可能となり、
且つ検査履歴の管理が可能となる。また、コンピュータ
を用いて画像形成装置の外側から配線異常検出検査を制
御・管理することにより、中央演算手段・処理プログラ
ム等の負担増加や部品点数の増加をさせずに、ある特定
箇所の基板間配線チェック等といった多種多様な配線異
常検出検査が実現可能になる。このような効果を得るた
めに、本発明は以下のような構成をとっている。
【0014】(1)請求項1記載の発明は、装置本体に
複数のオプション機器を設置することが可能であり、基
板インターフェース制御として基板間でデータ転送を行
なうためのデータ転送手段を備えた半導体集積回路と、
各基板上の半導体集積回路同士を接続する配線と、装置
の各部を制御する中央演算手段とを有し、前記オプショ
ン機器に搭載している基板上の半導体集積回路と前記装
置に搭載している基板上の半導体集積回路とが、或いは
前記装置に搭載している基板上の半導体集積回路同士と
がデータ転送手段を用いて基板間の配線の異常検出を実
行し、前記配線の異常検出の結果を中央演算手段に送信
するという一連の配線異常検出を、装置に接続した制御
装置にて制御し、検査結果を中央演算手段から制御装置
に送信することを特徴とする。
【0015】このように構成すれば、不具合箇所の早期
発見や継続的検査による履歴管理・傾向把握が可能な装
置の配線異常検出方法を実現することができる。 (2)請求項2記載の発明は、装置本体に複数のオプシ
ョン機器を設置することが可能であり、基板インターフ
ェース制御として基板間でデータ転送を行なうためのデ
ータ転送手段を備えた半導体集積回路と、各基板上の半
導体集積回路同士を接続する配線と、装置の各部を制御
する中央演算手段とを有する装置であって、前記オプシ
ョン機器に搭載している基板上の半導体集積回路と前記
装置に搭載している基板上の半導体集積回路とが、或い
は前記装置に搭載している基板上の半導体集積回路同士
とがデータ転送手段を用いて基板間の配線の異常検出を
実行し、前記配線の異常検出の結果を中央演算手段に送
信するという一連の配線異常検出を、装置に接続した制
御装置にて制御し、検査結果を中央演算手段から制御装
置に送信することを特徴とする。
【0016】このように構成すれば、不具合箇所の早期
発見や継続的検査による履歴管理・傾向把握が可能な装
置の配線異常検出装置を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施
の形態例を示すブロック図であり、画像形成装置とオプ
ション機器と、コンピュータとの接続を示している。図
1において、1は装置としての画像形成装置であり、基
板インタフェース制御として基板間でデータ転送を行な
うためのデータ転送手段を備えた半導体集積回路(AS
IC)と、各基板上の半導体集積回路同士を接続する配
線と、装置の各部を制御する中央演算手段(CPU)と
を有し、後述する後処理装置などのオプション機器を設
置することが可能に構成されている。
【0018】10は画像形成装置1内の第1基板であ
り、画像形成装置1の制御基板として動作するものであ
り、中央演算手段としてのCPU11、他の基板(第2
基板20)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備え
た半導体集積回路としてのASIC12、また他の基板
(第3基板30)とデータ転送を行えるデータ転送手段
を備えた半導体集積回路としてのASIC13を備えて
構成されている。なお、第1基板10に存在する一般的
な他の回路については省略している。
【0019】20は画像形成装置内の第2基板であり、
画像形成装置の一部として動作するものであり、他の基
板(第1基板10)とデータ転送を行えるデータ転送手
段を備えた半導体集積回路としてのASIC21、他の
基板(オプション機器基板60)とデータ転送を行える
データ転送手段を備えた半導体集積回路としてのASI
C22を備えて構成されている。なお、第2基板20に
存在する一般的な他の回路については省略している。
【0020】30は画像形成装置の入力・出力基板とし
ての第3基板であり、画像形成装置の一部として動作す
るものであり、他の基板(第1基板10)とデータ転送
を行えるデータ転送手段を備えた半導体集積回路として
のASIC31、入力部32と、表示部33と、プリン
タ34を備えて構成されている。なお、第3基板30に
存在する一般的な他の回路については省略している。ま
た、入力部32と表示部33と、プリンタ34は一体化
されたものであっても、別体となったものでもよい。
【0021】50は後処理装置などのオプション機器で
あり、画像形成装置本体に対して少なくとも一つ設置す
ることが可能に構成されており、基板インタフェース制
御として基板間でデータ転送を行なうためのデータ転送
手段を備えた半導体集積回路と、各基板上の半導体集積
回路同士を接続する配線と、を有する。
【0022】60はオプション機器50の回路を搭載し
たオプション機器基板であり、画像形成装置に設置(接
続)されて一体的に動作するものであり、他の基板(第
2基板20)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備
えた半導体集積回路としてのASIC61を備えて構成
されている。なお、オプション機器基板60に存在する
一般的な他の回路については省略している。
【0023】なお、以上の第1基板10〜第3基板3
0、オプション機器50、オプション機器基板60は画
像形成装置の説明のための一例であり、オプション機器
数・基板数や内容はここに示したものに限定されるもの
ではない。
【0024】以上のように、各基板において、基板イン
タフェース制御を行なうASICにシリアルデータ転送
機能を備えておく。通常では別基板に搭載されている同
様のASICとの間で、データ転送手段がデータ転送を
行なう。
【0025】以上のASIC12,13,21,22,
61,31にあらかじめ簡単なテスト回路を組み込んで
おき、通常時にデータ転送で使用する機能を利用してテ
ストモード時に基板間の配線チェック(配線異常検出)
を行なう。テストモードヘの切り替えは、画像形成装置
の電源投入時に自動選択する方法と、入力部にて手動選
択する方法と、後述するコンピュータにより選択する方
法のいずれかが考えられる。
【0026】70は、画像形成装置1とケーブル71を
介して接続され、配線A,B,Cの検査命令を与えると
共に、配線A,B,Cの判定結果を受けるコンピュータ
である。コンピュータ70には、図示しない記憶手段が
具備されており、試験結果や試験の履歴等を記憶するよ
うになっている。このように構成された装置の動作を説
明すれば、以下の通りである。
【0027】画像形成装置1及びオプション機器50に
搭載されている各基板において、基板インターフェース
制御を行なうASICにシリアルデータ転送機能を備え
ておく。通常では、別基板に搭載されている同様のAS
ICとの間でデータ転送手段がデータ転送を行なう。
【0028】以上のASIC12,13,21,22,
31,61に予め簡単なテスト回路を組み込んでおき、
通常時にデータ転送で使用する機能を利用してテストモ
ード時に基板間の配線チェック(配線異常検出)を行な
う。テストモードへの切り替えは、画像形成装置1に接
続されたコンピュータ70にて選択し、画像形成装置1
へ命令を送信する。なお、画像形成装置1にコンピュー
タ70が接続されていない場合には、画像形成装置本体
にて電源投入時に自動選択する方法と、入力部にて手動
選択する方法の何れかが考えられる。
【0029】以下に、コンピュータを利用して制御を行
なう場合について説明する。画像形成装置1にケーブル
71でコンピュータ70を接続する。コンピュータ70
からの命令により、画像形成装置1及びオプション機器
50はテストモードとなり、インターフェース制御のた
めのASICは基板間の配線異常検出を行なう。図の配
線A,配線B,配線Cについて、それぞれインターフェ
ース制御を行なっているASIC同士で配線異常検出検
査を行ない、検出結果のみをCPU11に送る。CPU
11は、ASICから送られてきた検出結果をそのまま
コンピュータ70に送る。
【0030】コンピュータ70は、ASICからCPU
11を経由して送られてきた検出結果をディスプレイに
表示し、又はハードディスク等の記憶手段に記憶させ
る。図1では、コンピュータ70から「配線A,配線
B,配線C」と全ての配線を検査するよう命令を送って
いるが、コンピュータ70にて検査命令を変更すること
により、「配線Aのみ」、「配線A,配線B」、「配線
A,配線C」等、ある一部の配線について検査命令を送
ることができる。画像形成装置1のみで様々な検査を行
なうには、従来はROM等の記憶手段に全てのプログラ
ムを記憶させる必要があり、記憶手段への負担増加や部
品点数の増加を引き起こすため対応できなかった。
【0031】画像形成装置1にコンピュータ70が接続
されていない場合には、画像形成装置1及びオプション
機器50のみで配線異常検出検査を行なう。この場合に
は、テストモード時に全ての配線についてチェックを行
ない、検査結果はCPU11からASIC13を経由し
て第3基板30に通知され、表示部33に表示され、或
いはプリンタ34によりプリントされる。なお、画像形
成装置1にコンピュータ70が接続されている場合は、
コンピュータ70にて配線異常検出を制御する検査方法
が優先される。
【0032】配線異常が発生した場合、判定結果がいつ
まで経ってもCPU11に送信されない可能性がある。
このため、CPU11やASIC等にテストモード開始
からの経過時間を計測する手段を設けて時間を計測して
おき、所定時間後に判定結果が送られなければ配線異常
があると判断する手段をASIC等に設けておく。
【0033】そして、何れかのASICで所定時間経過
による異常が検出された場合、その異常結果をCPU1
1に対して送信し、CPU11はそのままコンピュータ
70に送信する。例えば、画像形成装置1にコンピュー
タ70が接続されていない状態で配線異常検出を行な
い、配線Cに異常が発生した場合は、配線検査結果を表
示部33に表示することができないので、結果を作像転
写手段にて転写紙に転写して出力する。このような代替
手段をCPU11が予め定めておく。
【0034】次に、基板間の配線異常自動検出方法の一
例を説明する。自動検出方法は、以下の検出方法に限定
されるものではない。シリアルデータ転送機能を備え、
基板インターフェース制御を行なうASICに予め簡単
なテスト回路を組み込む。これにより、別基板に搭載し
ている同等機能を持つASICとデータ転送を使用した
配線異常検出を行なう。
【0035】図2は、画像形成装置及びオプション機器
の構成や接続状態を示す機能ブロック図である。基板8
0に搭載されているASIC100(ASIC1)と基
板90に搭載されているASIC200(ASIC2)
は、基板インターフェース制御を行なうASICであ
り、シリアルデータ転送機能からの4本の制御線と2本
のデータ線によって接続されている。
【0036】ASIC100は、別機能190と送信手
段110及び受信手段120から構成されている。AS
IC200は、別機能290と送信手段210及び受信
手段220から構成されている。送信手段110は受信
手段220と接続され、受信手段120は送信手段21
0と接続されている。送信手段110から受信手段22
0に向けて送信要求が送られると、受信手段220から
送信手段110に向けて送信許可信号が送られる。この
結果、送信手段110から受信手段220に向けてデー
タが送られる。この関係は、送信手段210と受信手段
120との関係についても同じである。
【0037】通常動作時には、送信側から送信要求信号
を受信側に送り、受信側は送信要求信号を受けて受信準
備ができていれば、送信許可信号を送信側に送る。送信
側は、受信側からの送信許可信号を受けた後に送信デー
タを受信側へ送る。
【0038】テストモード時には、送信側がテストデー
タをデータ信号線以外のデータ転送用信号線も含め所定
の端子から送信し、受信側はテストデータをレジスタに
格納、或いは信号処理をせずにそのまま送信側へ送り返
す。この動作を順次自動でデータ転送用信号全てに対し
て行なう。
【0039】全ての信号線を経由して送信側に戻ったテ
ストデータと元のテストデータを比較することで配線異
常検出を行なう。テストデータ比較は、インターフェー
ス制御ASICにて実行するため、CPUの負荷を増大
させることなく検出可能である。シリアルデータ転送を
利用した配線異常自動検出方法の詳細については、特願
平11−228274号に記載されている。即ち、テス
トモード送信側となる一方の処理回路から送信されたテ
ストデータは、テストモード受信側となる他方の処理回
路との間で折り返され、全ての信号線を経由して循環し
てからテストモード送信側一方の処理回路に戻るもので
ある。
【0040】テストモードにて異常が検出されなかった
場合は、テストモード送信側と受信側とを入れ替えるこ
とが望ましい。次に、異常検出結果の表示例について説
明する。予め基板設置位置、オプション機器設置位置、
基板間配線箇所の情報等を、コンピュータのハードディ
スク等の記憶手段や画像形成装置に搭載されているメモ
リ等の記憶手段に記憶させておく。CPU11は各AS
ICから送られた異常検出判定結果を受け取り、そのま
まコンピュータ70に送信する。
【0041】コンピュータ70は、配線箇所情報とあわ
せてコンピュータ70に接続されているディスプレイ等
の表示手段に表示させる。判定結果のリストだけでは、
オペレータが短時間で配線異常箇所を特定することは不
可能であるため、視覚的にわかりやすいように、例えば
画像形成装置、オプション機器、基板設定位置、配線箇
所等を図示し、○×等のわかりやすい記号を重ねて、コ
ンピュータ70に接続されているディスプレイ等の表示
手段に表示させる。
【0042】図3は表示或いは出力する画像の様子を模
式的に示す説明図である。基板とある基板間との配線に
異常がある(×)、チェック結果が未達で示されてい
る。
【0043】画像形成装置1にコンピュータを接続せず
に、画像形成装置及びオプション機器のみで配線異常を
検出する場合は、判定結果と配線箇所情報とを併せて表
示部33の表示画面に表示させる。また、同様な図示し
たものの画像をプリンタ34で転写紙に転写して出力す
る。表示される画像は、コンピュータ70を接続して検
査を制御する場合と同様である。以上によりオペレータ
が瞬時に不具合箇所を特定することができる。
【0044】コンピュータを接続して制御する場合の結
果表示方法について更に詳細に説明する。画像形成装置
1にコンピュータ70が接続されている場合は、コンピ
ュータ70にて配線異常検出を制御する検査方法が優先
されるため、画像形成装置1の表示部33の表示画面に
は結果は表示されない。コンピュータ70より判定結果
と表示命令を画像形成装置のCPU11に送信すること
で、CPU11を経由して画像形成装置表示部33の表
示画面へ結果を表示することができる。過去の配線異常
検査結果をコンピュータ70のハードディスク等の記憶
手段に記憶してあれば、画像形成装置1の表示画面へ結
果を表示することができる。
【0045】なお、テストモードから通常モード(画像
形成モード)への移行は、コンピュータ70が接続され
ている場合は、コンピュータ70からの通常移行命令に
従い移行する。画像形成装置1及びオプション機器50
のみでテストを行ない、異常が検出されなかった場合
は、配線異常検出結果の異常なしとの表示或いは転写紙
出力の後、通常モード(画像形成モード)に移行するこ
とが望ましい。
【0046】次に、コンピュータ70に記憶された配線
異常検出結果の応用について説明する。コンピュータ7
0の記憶手段に配線異常検出結果を記憶し、情報として
蓄積することで、配線チェックの履歴管理を行なうこと
ができる。また、コンピュータ70上でプログラムやア
プリケーションソフトウェア等を用いて結果を比較する
ことができるため、短時間で結果の比較が可能となる。
配線チェックをどの程度の間隔で実行しているのか、ど
の箇所で配線異常が発生したのか、過去の配線異常検出
と結果がどのように変化しているのか等の情報が素早く
閲覧できることにより、傾向を把握することができ、メ
ンテナンス性が向上する。ノートパソコン等の携帯性に
優れたコンピュータ70を使用してメンテナンス担当者
がメンテナンスを行なうことにより、製品出荷後(ユー
ザ購入後)の画像形成装置及びオプション機器であって
も、製品出荷前と同様に、より詳細な配線チェックを行
なうことができる。
【0047】前述の実施の形態例では、装置として画像
形成装置を用いた場合を例にとったが、本発明はこれに
限るものではなく、内部に基板と、基板間を接続する配
線とASICとCPUを有する全ての装置に対して本発
明を適用することができる。
【0048】また、前述の実施の形態例では、制御装置
としてコンピュータを用いた場合を例にとったが、本発
明はこれに限るものではなく、制御機能を有している装
置であれば、どのようなものを用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、画像形成装置にコンピュータを接続することに
より、CPUや画像形成装置の記憶手段に負担をかけず
に配線異常検出結果の記憶・比較や部分的な検査の実行
を可能とし、また製品出荷後にメンテナンス担当者が画
像形成装置にコンピュータを接続して配線異常検出を行
なうことにより、不具合箇所の早期発見や継続的検査に
よる履歴管理・傾向把握が可能な装置の配線異常検出方
法及び装置の異常検出装置を実現することができる。
【0050】また、コンピュータにて配線異常検出結果
の比較を行なうことにより、今までは転写出力した紙面
にて目視による比較をしていたため時間を費やしていた
が、瞬時に比較できるため、大幅な工数短縮が可能であ
り、その結果、比較の精度も向上する。また、部分的な
検査の実行が可能となることで様々な検査に対応できる
ため、メンテナンスの柔軟性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図2】画像形成装置及びオプション機器の構成や接続
状態を示す機能ブロック図である。
【図3】表示或いは出力画像の様子を模式的に示す説明
図である。
【符号の説明】
10 第1基板 11 CPU 12 ASIC 13 ASIC 20 第2基板 21 ASIC 22 ASIC 30 第3基板 31 ASIC 32 入力部 33 表示部 34 プリンタ 50 オプション機器 60 オプション機器基板 61 ASIC 70 コンピュータ 71 ケーブル A,B,C 配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA01 AB59 AB62 AC15 AC19 2G132 AA13 AA20 AD15 AE00 AE16 AK07 AL09 AL12 AL31 5B048 AA05 AA20 CC17 EE07 FF01 FF04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に複数のオプション機器を設置
    することが可能であり、基板インターフェース制御とし
    て基板間でデータ転送を行なうためのデータ転送手段を
    備えた半導体集積回路と、 各基板上の半導体集積回路同士を接続する配線と、 装置の各部を制御する中央演算手段とを有し、 前記オプション機器に搭載している基板上の半導体集積
    回路と前記装置に搭載している基板上の半導体集積回路
    とが、或いは前記装置に搭載されている基板上の半導体
    集積回路同士とがデータ転送手段を用いて基板間の配線
    の異常検出を実行し、 前記配線の異常検出の結果を中央演算手段に送信すると
    いう一連の配線異常検出を、装置に接続した制御装置に
    て制御し、検査結果を中央演算手段から制御装置に送信
    することを特徴とする装置の配線異常検出方法。
  2. 【請求項2】 装置本体に複数のオプション機器を設置
    することが可能であり、基板インターフェース制御とし
    て基板間でデータ転送を行なうためのデータ転送手段を
    備えた半導体集積回路と、 各基板上の半導体集積回路同士を接続する配線と、 装置の各部を制御する中央演算手段とを有する装置であ
    って、 前記オプション機器に搭載している基板上の半導体集積
    回路と前記装置に搭載している基板上の半導体集積回路
    とが、或いは前記装置に搭載している基板上の半導体集
    積回路同士とがデータ転送手段を用いて基板間の配線の
    異常検出を実行し、 前記配線の異常検出の結果を中央演算手段に送信すると
    いう一連の配線異常検出を、装置に接続した制御装置に
    て制御し、検査結果を中央演算手段から制御装置に送信
    することを特徴とする装置の配線異常検出装置。
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